JP6734922B2 - 部品装着機 - Google Patents

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Description

本発明は、部品装着機に関する。
特許文献1には、部品を保持する複数のノズルホルダと、複数のノズルホルダの中から選択された1つのノズルホルダを上下方向へ昇降させるZ軸駆動機構とを備えた部品装着機が開示されている。この部品装着機において、ノズルホルダは、レバー係合片を備え、Z軸駆動機構は、レバー係合片が係合される係合溝を備える。そして、係合溝にレバー係合片が係合された状態でZ軸駆動機構を昇降させることで、ノズルホルダが昇降する。
国際公開第2015/11823号
上記した特許文献1に記載の技術において、ノズルホルダは、Z軸駆動機構の昇降可能範囲を超えて昇降することができない。
本発明は、昇降可能範囲の拡大を図ることができる部品装着機を提供することを目的とする。
本発明の部品装着機は、ヘッド本体と、複数の部品保持部と、前記ヘッド本体に昇降可能に設けられる第一昇降部と、前記ヘッド本体に昇降可能に設けられ、前記複数の部品保持部から選択された一つの部品保持部を操作可能な第二昇降部と、前記複数の部品保持部のそれぞれに設けられ、前記第一昇降部が第一高さに位置するときに前記第二昇降部に対して上下方向へ係合可能である第一係合部と、前記複数の部品保持部のそれぞれに前記第一係合部と上下方向へ間隔を空けて設けられ、前記第一昇降部が前記第一高さとは異なる第二高さに位置するときに前記第二昇降部に対して上下方向に係合可能である第二係合部と、前記第二昇降部が前記第一係合部に係合している状態における前記第二昇降部の昇降、及び、前記第二昇降部が前記第二係合部に係合している状態における前記第二昇降部の昇降を選択的に実行する制御装置と、を備える。
本発明の部品装着機によれば、第二昇降部が第一係合部に係合している状態における部品保持部の昇降可能範囲と、第二昇降部が第二係合部に係合している状態における部品の昇降可能範囲とを合わせた昇降可能範囲が、部品保持部の全体としての昇降可能範囲となる。よって、部品装着機は、部品保持部の昇降可能範囲の拡大を図ることができる。
本発明の一実施形態における部品装着機の概略図である。 部品移載装置の部分拡大正面図である。 部品保持部の昇降可能範囲を示す図である。 背の高さの異なる部品を吸着するときの部品移載装置の動作態様を示す図である。 部品の供給位置と部品の装着位置とに高低差があるときの部品移載装置の動作態様を示す図である。 制御装置により実行される部品装着処理を示すフローチャートである。
(1.部品装着機1の概略構成)
以下、本発明に係る部品装着機を適用した実施形態について、図面を参照しながら説明する。まず、図1を参照して、部品装着機1の概略構成を説明する。なお、以下の説明において、水平長手方向(図1左右方向)をX軸方向、水平方向においてX軸方向に直交する水平幅方向(図1上下方向)をY軸方向、X軸方向及びY軸方向に直交する鉛直方向(図1紙面垂直方向)をZ軸方向とする。図1に示すように、部品装着機1は、基板搬送装置10と、部品供給装置20と、部品移載装置30とを主に備える。
基板搬送装置10は、一対のガイドレール11と、一対のコンベアベルト12と、クランプ装置13とを備える。ガイドレール11は、X軸方向へ延びる部材であり、一対のガイドレール11は、互いに平行に配置される。コンベアベルト12は、基板PBを載置可能な無端状の部材であり、一対のコンベアベルト12は、ガイドレール11の互いに向かい合う内側に輪転可能に設けられる。クランプ装置13は、一対のガイドレール11の間であって、X軸方向における中央部分に設定された部品装着位置の下方に配置される。基板PBは、一対のガイドレール11によって案内されつつ、一対のコンベアベルト12により部品装着位置まで搬送された後、クランプ装置13により部品装着位置に位置決め固定される。
部品供給装置20は、フィーダ21と、パレット22とを主に備える。フィーダ21は、その後部(図1下側)にリールRを交換可能に保持し、リールRには、複数の部品を収容したキャリアテープが巻回される。パレット22は、略矩形状に形成される。パレット22の上面には、Y軸方向に延びる複数のスロット23が形成され、それら複数のスロット23が形成される位置にフィーダ21が装備される。部品供給装置20は、リールRからキャリアテープを所定のピッチで引き出し、部品をフィーダ21の前方(図1上側)に設定された部品供給位置へ順次、送り込む。
部品移載装置30は、一対の固定レール31と、ヘッド移動レール32と、ヘッド本体33とを主に備える。固定レール31は、Y軸方向に延びる部材であり、一対の固定レール31は、基板搬送装置10の上方において互いに平行に配置される。ヘッド移動レール32は、X軸方向に延びる部材であり、ヘッド移動レール32のX軸方向両端が固定レール31に移動可能に支持される。ヘッド本体33は、ヘッド移動レール32によりX軸方向へ移動可能に支持される一方、図示しないボールねじ送り機構によりY軸方向へ駆動される。なお、部品移載装置30の構成については、後述する。
基板カメラ40は、光軸を下方へ向けた状態でヘッド本体33に固定され、基板搬送装置10により位置決めされた基板PBを撮像する。基板カメラ40により撮像された画像は、基板PBの正確な座標位置を把握する際に用いられる。制御装置50は、予め入力された情報に基づいて、基板搬送装置10、部品供給装置20、部品移載装置30等に関する制御を行い、基板PBに対する部品の装着作業を実行する。
(2.部品移載装置30)
次に、図2を参照して、部品移載装置30の詳細な構成について説明する。図2に示すように、部品移載装置30は、第一昇降部60と、第二昇降部70と、複数の部品保持部80と、第一係合部91及び第二係合部92とを更に備える。
第一昇降部60は、ヘッド本体33に対して昇降可能に、且つ、回転可能に設けられた円柱状の部位である。そして、部品移載装置30は、第一昇降部60の中心軸線まわりに第一昇降部60を回転させる第一回転駆動部61を更に備える。第一回転駆動部61は、第一昇降部60に固定される第一ギヤ(図示せず)と、その第一ギヤを回転させる駆動源となる第一回転モータ(図示せず)とを主に備え、第一昇降部60は、第一回転モータの駆動により第一昇降部60の中心軸線まわりに回転する。
第二昇降部70は、第一昇降部60の径方向外側において、ヘッド本体33に昇降可能に設けられる。第二昇降部70は、昇降レバー71と、ローラ72とを備える。昇降レバー71は、ヘッド本体33に対して上下方向へ相対移動可能に支持される。昇降レバー71の下端部分71aは、L字状に屈曲形成され、昇降レバー71の下端部分71aの先端は、第一昇降部60へ向けられている。ローラ72は、昇降レバー71の下端部分71aよりも上方において昇降レバー71に固定されたローラ軸73に対し、回転可能に支持される。そして、ローラ72と昇降レバー71の下端部分71aとの間には、隙間S1が形成される。
複数の部品保持部80は、第一昇降部60の外周面を囲むように周方向に並べて配置される。各々の部品保持部80は、ノズルホルダ81と、吸着ノズル82とを備える。ノズルホルダ81は、第一昇降部60に対して昇降可能に設けられた柱状の部材である。吸着ノズル82は、ノズルホルダ81の下端部に着脱可能に装着される部材であり、吸着により部品を保持する。
また、部品移載装置30は、部品保持部80の中心軸線まわりに部品保持部80を回転させる第二回転駆動部83を備える。第二回転駆動部83は、部品保持部80に固定される第二ギヤ(図示せず)と、その第二ギヤを回転させる駆動源となる第二回転モータ(図示せず)と、第二回転モータから第二ギヤへ駆動力を伝達する動力伝達部(図示せず)とを主に備える。部品保持部80は、第二回転モータの駆動により部品保持部80の中心軸線まわりに回転する。部品装着機1は、部品保持部80を回転させることにより、部品保持部80に保持された部品の向きを変えることができる。
第一係合部91及び第二係合部92は、各々の部品保持部80の上部において、ノズルホルダ81から第一昇降部60における径方向外側へ張り出すように設けられた板状の部位である。第二係合部92は、第一係合部91の下方であって、第一係合部91との間に隙間S2を空けた状態で設けられる。そして、第一係合部91及び第二係合部92は、第二昇降部70のローラ72と昇降レバー71の下端部分71aとの間に形成された隙間S1に挿入可能に形成される。
第一係合部91又は第二係合部92が隙間S1に挿入された状態において、隙間S2に挿入された第一係合部91又は第二係合部92は、ローラ72及び昇降レバー71の下端部分71aに対し、上下方向において係合可能な状態となる。第二昇降部70が下降すると、隙間S1に挿入された第一係合部91又は第二係合部92は、ローラ72に係合された状態を維持しながら、ローラ72により下方へ押圧される。なお、隙間S2は、昇降レバー71の下端部分71aを挿入可能な寸法であって、ローラ72が第一係合部91に係合したときに昇降レバー71の下端部分71aと第二係合部92とが非接触となる寸法に設定される。
また、第一係合部91及び第二係合部92は、ノズルホルダ81に対し、上下方向へ一体的に移動可能に設けられる。よって、部品保持部80は、第二昇降部70の昇降に伴い、第一係合部91及び第二係合部92と一体的に上下方向へ昇降する。
さらに、部品移載装置30には、第一昇降部60を上下方向へ昇降させる第一昇降駆動部62と、第二昇降部70を上下方向へ昇降させる第二昇降駆動部84とを備える。第一昇降駆動部62及び第二昇降駆動部84は、直動機構としてのねじ送り機構(図示せず)と、そのねじ送り機構の駆動源となる第一昇降モータ及び第二昇降モータ(図示せず)とをそれぞれ備える。第一昇降部60は、第一昇降モータの駆動によりヘッド本体33に対して上下方向へ相対移動し、第二昇降部70は、第二昇降モータの駆動により第一昇降部60に対して上下方向へ相対移動する。
(2.部品保持部80の昇降可能範囲)
次に、図3を参照して、部品保持部80の昇降可能範囲について説明する。図3には、複数の部品保持部80から選択された一つの部品保持部80について、その選択された一つの部品保持部80が互いに異なる高さ位置にある4パターンの部品移載装置30が図示されている。
図3に示す4パターンの部品移載装置30のうち、最も左側の(a)に図示された部品移載装置30では、ローラ72が第二係合部92に係止されており、第二昇降部70が最も上昇した位置にある。このときの部品保持部80の下端の高さ位置h1は、ローラ72が第二係合部92に係止された状態における部品保持部80の下端の上限位置であって、部品保持部80の昇降可能範囲の上限位置である。
図3に示す4パターンの部品移載装置30のうち、左から2番目の(b)に図示された部品移載装置30では、ローラ72が第二係合部92に係止されており、第二昇降部70が最も下降した位置にある。このときの部品保持部80の下端の高さ位置h2は、ローラ72が第二係合部92に係止された状態における部品保持部80の下端の下限位置となる。
図3に示す4パターンの部品移載装置30のうち、左から3番目の(c)に図示された部品移載装置30では、ローラ72が第一係合部91に係止されており、第二昇降部70が最も上昇した位置にある。この部品移載装置30は、最も左側の(a)に図示された部品移載装置30と比べて、第一係合部91の上面と第二係合部92の上面との高さ寸法の差分だけ、第一昇降部60がヘッド本体33から下降した位置にある。そして、このときの部品保持部80の下端の高さ位置h3は、高さ位置h1よりも第一昇降部60が下降した寸法分(第一係合部91の上面と第二係合部92の上面との高さ寸法の差分)だけ下方であって、高さ位置h2よりも上方に位置する。そして、高さ位置h3は、ローラ72が第一係合部91に係止された状態における部品保持部80の下端の上限位置となる。
図3に示す4パターンの部品移載装置30のうち、左から4番目の(d)に図示された部品移載装置30では、ローラ72が第一係合部91に係止されており、第二昇降部70が最も下降した位置にある。このときの部品保持部80の下端の高さ位置h4は、ローラ72が第一係合部91に係止された状態における部品保持部80の下端の下限位置であって、高さ位置h2よりも第一昇降部60が下降した寸法分だけ下方に位置する。そして、高さ位置h4は、部品保持部80の昇降可能範囲の下限位置である。
つまり、ローラ72が第二係合部92に係止されている場合に、部品保持部80の下端は、高さ位置h1からh2の範囲D1が昇降可能範囲となる。一方、ローラ72が第一係合部91に係止されている場合には、部品保持部80の下端は、高さ位置h3からh4の範囲D2が昇降可能範囲となる。そして、範囲D1と範囲D2は、一部において重複している。従って、部品保持部の下端80は、高さ位置h1からh4までの範囲Dが、全体としての昇降可能範囲となる。
このように、部品装着機1は、ヘッド本体33に対する第一昇降部60の高さ位置を変えることで、第一係合部91又は第二係合部92の何れかに対して第二昇降部70を係合させることができる。これにより、部品装着機1は、部品保持部80に第一係合部91又は第二係合部92の何れか一方のみが設けられる場合と比べて、第一係合部91の上面と第二係合部92の上面との高さ寸法の差分だけ、部品保持部80の昇降可能範囲を広げることができる。
また、本実施形態において、部品装着機1は、第二昇降部70が第一係合部91に係合する場合と第二係合部92に係合する場合とで、ヘッド本体33に対する第二昇降部70の昇降可能範囲が一定である。この場合、第二昇降部70が第一係合部91に係合する場合と第二係合部92に係合する場合とで、制御装置50が行う第二昇降駆動部84の制御を共通化することができるので、制御装置50が行う制御を簡素化できる。
(3.部品装着機1の使用例)
ここで、図4及び図5を参照して、部品装着機1の使用例について説明する。図4に示す(a)及び(b)の例では、部品保持部80により保持しようとする2つの部品A及び部品Bは、高さ寸法が異なる。そして、部品Aの上面の高さ位置は、高さ位置h3よりも上方であって高さ位置h1よりも下方に位置する。
第一係合部91が第二昇降部70に係合されている場合、部品移載装置30は、部品保持部80の下端を高さ位置h3よりも上方へ上昇させることができず、吸着ノズル82に部品Aを吸着させることができない。これに対し、第二係合部92を第二昇降部70に係合させることにより、部品移載装置30は、部品保持部80の下端を高さ位置h3よりも上方へ上昇させることができるので、吸着ノズル82を部品Aの上面に吸着させることができる。
一方、部品Bの上面の高さ位置は、高さ位置h4よりも上方であって高さ位置h2よりも下方に位置する。よって、第二係合部92が第二昇降部70に係合されている場合、部品移載装置30は、部品保持部80を高さ位置h2よりも下方へ下降させることができず、吸着ノズル82に部品Bを吸着させることができない。これに対し、第一係合部91を第二昇降部70に係合させることにより、部品移載装置30は、部品保持部80の下端を高さ位置h2よりも下方へ下降させることができるので、吸着ノズル82を部品Bの上面に吸着させることができる。
このように、部品装着機1は、部品保持部80による吸着を行う部品の高さに応じて、第一係合部91及び第二係合部92の何れに第二昇降部70を係合させるかの選択を行う。これにより、部品装着機1は、部品保持部80による吸着及び装着を実施可能な部品の多様化を図ることができる。また、吸着を行う部品Aの供給位置と部品Bの供給位置とに高低差があることにより、部品Aの上面の高さ位置と部品Bの上面高さ位置とに高低差が生じる場合においても、部品装着機1は、部品の供給高さに応じて、第一係合部91及び第二係合部92の何れに第二昇降部70を係合させるかの選択を行うことができる。従って、部品装着機1は、部品装着機1の汎用性を高めることができる。
また、図5に示す(a)及び(b)の例では、吸着する部品Cを供給するパレット22の供給高さ位置と、部品Cを装着する基板PBの高さ位置とに高低差がある。パレット22に供給された部品Cの上面の高さ位置は、高さ位置h3よりも上方であって高さ位置h1よりも下方に位置する。よって、第一係合部91が第二昇降部70に係合されている場合、部品移載装置30は、部品保持部80を高さ位置h3よりも上方へ下降させることができず、吸着ノズル82に部品Cを吸着させることができない。これに対し、第二係合部92を第二昇降部70に係合させることにより、部品移載装置30は、部品保持部80の下端を高さ位置h3よりも上方へ上昇させることができるので、吸着ノズル82を部品Cの上面に吸着させることができる。
一方、基板PBの上面に装着した後の部品Cの高さ位置は、高さ位置h4よりも上方であって高さ位置h2よりも下方に位置する。よって、第二係合部92が第二昇降部70に係合されている場合、部品移載装置30は、部品保持部80を高さ位置h2よりも下方へ下降させることができず、基板PBに部品Cを装着することができない。これに対し、第一係合部91を第二昇降部70に係合させることにより、部品移載装置30は、部品保持部80の下端を高さ位置h2よりも下方へ下降させることができるので、部品Cを基板PBに装着することができる。
このように、供給される部品の高さ位置と装着後の部品の高さ位置とに高低差がある場合に、部品装着機1は、部品の吸着を行う際に第一係合部91及び第二係合部92の何れか一方に第二昇降部70を係合させつつ、部品の装着を行う際に第一係合部91及び第二係合部92の何れか他方に第二昇降部70を係合させる。このようにして、部品装着機1は、吸着する部品が供給される位置と部品を装着する位置とに高低差がある場合にも使用することができるので、部品装着機1の汎用性を高めることができる。
このように、部品装着機1は、第二昇降部70が第一係合部91に係合している状態における部品保持部80の昇降可能範囲と、第二昇降部70が第二係合部92に係合している状態における部品保持部80の昇降可能範囲とを合わせた昇降可能範囲を、部品保持部80の全体としての昇降可能範囲とすることができる。よって、部品装着機1は、部品保持部80の昇降可能範囲の拡大を図ることができる。
(4.部品装着処理)
次に、図6を参照し、制御装置50により実行される部品装着処理について説明する。なお、部品装着処理とは、フィーダ21から部品供給位置に配置された部品を移送し、基板PB上の部品装着位置に部品を装着するまでの処理のことである。
図6に示すように、部品装置処理において、制御装置50は、ヘッド本体33を部品供給位置へ移動させる(S1)。次に、制御装置50は、吸着する部品の上面の高さ位置等に応じて、第一昇降部60の高さ位置を調整する(S2)。このS2の処理は、第一係合部91を隙間S1に挿入可能な第一高さ又は第二係合部92を隙間S1に挿入可能な第二高さの何れかの高さ位置に配置するための処理である。なお、複数の部品保持部80は、各々に設けられた第一係合部91及び第二係合部92が周方向に隣接して配置される。そして、隣接する第一係合部91の間、及び、隣接する第二係合部92の間には、第二昇降部70を部品保持部80に対して上下方向へ相対移動させるための隙間が少なくとも1か所形成される。S2の処理において、制御装置50は、隣接する第一係合部91の間、及び、隣接する第二係合部92の間に形成された隙間に、第二昇降部70の位相を合わせた状態で、第一昇降部60の高さ位置を調整する。これにより、第二昇降部70が第一係合部91及び第二係合部92に干渉することを回避できる。
S2の処理後、制御装置50は、ヘッド本体33に対して第一昇降部60を相対回転させることにより、昇降させる部品保持部80に設けられた第一係合部91又は第二係合部92を、第二昇降部70に対して係合可能な係合位置に配置する(S3)。このS3の処理により、昇降させる部品保持部80として選択された1つの部品保持部80について、その部品保持部80に設けられた第一係合部91又は第二係合部92が、第二昇降部70に対して上下方向に係合可能な係合位置に位置決めされる。具体的には、選択された1つの部品保持部80に設けられた第一係合部91又は第二係合部92が、昇降レバー71の下端部分71aとローラ72との隙間S1に挿入された状態となる。S3の処理後、制御装置50は、第二昇降部70を下降させ、吸着ノズル82に部品を吸着させる(S4)。
このように、部品の吸着を行うにあたり、制御装置50は、複数の部品保持部80の中から昇降させる一つの部品保持部80を選択した後、第一昇降部60をヘッド本体33に対して相対回転させる。これにより、第二昇降部70は、選択した一つの部品保持部80に設けられた第一係合部91又は第二係合部92との係合位置に位置決めされる。その後、制御装置50は、第二昇降部70の昇降動作を行うことにより、選択された一つの部品保持部80をヘッド本体33に対して昇降させる。従って、部品装着機1では、部品保持部80の昇降動作を確実に行うことができる。
S4の処理後、制御装置50は、ヘッド本体33を部品装着位置へ移動させる(S5)。このとき、必要に応じて、第一昇降部60又は第二昇降部70を上昇させてもよい。S5の処理後、制御装置50は、装着後の部品の上面の高さ位置等に応じて、第一昇降部60の高さ位置を調整する(S6)。その後、制御装置50は、第二昇降部70を下降させ、部品を基板PBに装着する(S7)。
(5.その他)
以上、上記実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の変形改良が可能であることは容易に推察できるものである。例えば、本実施形態では、部品保持部80が、吸着ノズル82による吸着により部品を保持する場合を例に挙げて説明したが、部品保持部80が吸着以外の方法で部品を保持する構成であってもよい。
また、上記実施形態では、一つの部品保持部80に対して2つの係合部(第一係合部91及び第二係合部92)が設けられる場合について説明したが、必ずしもこれに限られるものではなく、係合部が一つの部品保持部80に対して3個以上設けられていてもよい。
上記実施形態では、昇降レバー71の下端部分71aがL字状に屈曲形成され、その昇降レバー71の下端部分71aとローラ72との間に隙間S1が形成される場合について説明した。しかしながら、これに限られたものではなく、昇降レバー71には、少なくとも第一係合部91及び第二係合部92を上方から押圧するための部材が設けられていればよい。即ち、昇降レバー71は、ローラ72の代わりに設けられた他の部材(昇降レバー71に固定された棒状又は板状の部材など)によって第一係合部91及び第二係合部92を上方から押圧してもよく、昇降レバー71の下端部分71a(L字状に屈曲形成され、ローラ72との間に隙間を形成する部位)を省略してもよい。
上記実施形態において、部品装着機1は、隣接する第一係合部91の間、及び、隣接する第二係合部92の間に形成された隙間に、第二昇降部70の位相を合わせた状態で、第一昇降部60の高さ位置を調整することにより、上下方向へ移動する第二昇降部70と第一係合部91及び第二係合部92との干渉を回避する場合について説明した。しかしながら、これに限られるものではなく、部品装着機1は、他の態様により第二昇降部70と第一係合部91及び第二係合部92との干渉を回避する構成としてもよい。
例えば、部品装着機1において、第二昇降部70が第一昇降部60に対して径方向へ相対移動可能に設けられていてもよい。この場合、部品装着機1は、第二昇降部70を第一昇降部60に対して径方向外側へ相対移動させることにより、昇降レバー71の下端部分71a及びローラ72を、上下方向において第一係合部91及び第二係合部92と重ならない位置(係合しない位置)へ移動させることができる。この状態で、第一昇降部60の高さ位置を調整することにより、上下方向へ移動する第二昇降部70が第一係合部91及び第二係合部92に干渉することを回避できる。
(6.効果)
以上説明したように、本発明における部品装着機1は、ヘッド本体33と、複数の部品保持部80と、ヘッド本体33に昇降可能に設けられる第一昇降部60と、ヘッド本体33に昇降可能に設けられ、複数の部品保持部80から選択された一つの部品保持部80を操作可能な第二昇降部70と、複数の部品保持部80のそれぞれに設けられ、第一昇降部60が第一高さに位置するときに第二昇降部70に対して上下方向へ係合可能である第一係合部91と、複数の部品保持部80のそれぞれに第一係合部91と上下方向へ間隔を空けて設けられ、第一昇降部60が第一高さとは異なる第二高さに位置するときに第二昇降部70に対して上下方向に係合可能である第二係合部92と、第二昇降部70が第一係合部91に係合している状態における第二昇降部70の昇降、及び、第二昇降部70が第二係合部92に係合している状態における第二昇降部70の昇降を選択的に実行する制御装置50と、を備える。
この部品装着機1によれば、第二昇降部70が第一係合部91に係合している状態における部品保持部80の昇降可能範囲と、第二昇降部70が第二係合部92に係合している状態における部品保持部80の昇降可能範囲とを合わせた昇降可能範囲が、部品保持部80の全体としての昇降可能範囲となる。よって、部品装着機1は、部品保持部80の昇降可能範囲の拡大を図ることができる。
上記した部品装着機1において、第二昇降部70は、ヘッド本体33に対する移動可能範囲が一定である。この部品装着機1によれば、第二昇降部70が第一係合部91に係合する場合と第二係合部92に係合する場合とで、制御装置50が行う第二昇降駆動部84の制御を共通化することができるので、制御装置50が行う制御を簡素化できる。
上記した部品装着機1において、第一昇降部60は、ヘッド本体33に対して回転可能に設けられる。複数の部品保持部80の各々は、第一昇降部60がヘッド本体33に対して回転することにより、第二昇降部70に対する選択された一つの部品保持部80との係合位置が位置決めされ、係合位置に位置した状態で第二昇降部70の昇降動作を行うことにより、ヘッド本体33に対して昇降する。この部品装着機1は、部品保持部80の昇降動作を確実に行うことができる。
上記した部品装着機1において、制御装置50は、部品保持部80による部品の保持を行う際に、第一係合部91及び第二係合部92の何れか一方に第二昇降部70を係合させ、部品の装着を行う際に、第一係合部91及び第二係合部92の何れか他方に第二昇降部70を係合させる。この部品装着機1は、部品装着機1の汎用性を高めることができる。
上記した部品装着機1において、制御装置50は、部品保持部80による保持及び装着を行う部品の高さに応じて、第一係合部91及び第二係合部92の何れに第二昇降部70を係合させるかの選択を行う。この部品装着機1は、部品装着機1の汎用性を高めることができる。
上記した部品装着機1において、制御装置50は、部品保持部80により保持しようとうする部品が供給される高さ位置に応じて、第一係合部91及び第二係合部92の何れに第二昇降部70を係合させるかの選択を行う。この部品装着機1は、部品装着機1の汎用性を高めることができる。
1:部品装着機、 50:制御装置、 60:第一昇降部、 70:第二昇降部、 80:部品保持部、 91:第一係合部、 92:第二係合部

Claims (6)

  1. ヘッド本体と、
    複数の部品保持部と、
    前記ヘッド本体に昇降可能に設けられる第一昇降部と、
    前記ヘッド本体に昇降可能に設けられ、前記複数の部品保持部から選択された一つの部品保持部を操作可能な第二昇降部と、
    前記複数の部品保持部のそれぞれに設けられ、前記第一昇降部が第一高さに位置するときに前記第二昇降部に対して上下方向へ係合可能である第一係合部と、
    前記複数の部品保持部のそれぞれに前記第一係合部と上下方向へ間隔を空けて設けられ、前記第一昇降部が前記第一高さとは異なる第二高さに位置するときに前記第二昇降部に対して上下方向に係合可能である第二係合部と、
    前記第二昇降部が前記第一係合部に係合している状態における前記第二昇降部の昇降、及び、前記第二昇降部が前記第二係合部に係合している状態における前記第二昇降部の昇降を選択的に実行する制御装置と、
    を備える、部品装着機。
  2. 前記第二昇降部は、前記ヘッド本体に対する移動可能範囲が一定である、請求項1に記載の部品装着機。
  3. 前記第一昇降部は、前記ヘッド本体に対して回転可能に設けられ、
    前記複数の部品保持部の各々は、
    前記第一昇降部が前記ヘッド本体に対して回転することにより、前記第二昇降部に対する前記選択された一つの部品保持部との係合位置が位置決めされ、
    前記係合位置に位置した状態で前記第二昇降部の昇降動作を行うことにより、前記ヘッド本体に対して昇降する、請求項1又は2に記載の部品装着機。
  4. 前記制御装置は、前記部品保持部による部品の保持を行う際に、前記第一係合部及び前記第二係合部の何れか一方に前記第二昇降部を係合させ、前記部品の装着を行う際に、前記第一係合部及び前記第二係合部の何れか他方に前記第二昇降部を係合させる、請求項1−3の何れか一項に記載の部品装着機。
  5. 前記制御装置は、前記部品保持部による保持及び装着を行う部品の高さに応じて、前記第一係合部及び前記第二係合部の何れに前記第二昇降部を係合させるかの選択を行う、請求項1−3の何れか一項に記載の部品装着機。
  6. 前記制御装置は、前記部品保持部により保持しようとする部品が供給される高さ位置に応じて、前記第一係合部及び前記第二係合部の何れに前記第二昇降部を係合させるかの選択を行う、請求項1−3の何れか一項に記載の部品装着機。
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