JP6734836B2 - コネクタの防水構造 - Google Patents

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Description

本発明は、コネクタの防水構造に関する。
従来、コネクタにパッキンを設ける技術がある。特許文献1には、環状に形成された本体部と、この本体部から外側に延出している少なくとも一対の耳部と、これらの耳部に設けられた被係止部とを具備したパッキンと、開口部を備えた本体部の開口部周辺に設けられパッキンの本体部が設置されている環状のパッキン設置部と、本体部のパッキン設置部を囲むようにして本体部に一体的に設けられたフランジ部と、パッキン設置部とフランジ部の背面とをお互いにつなぐようにして本体部に設けられ、耳部のそれぞれが通り抜けている少なくとも一対の貫通孔と、フランジ部の背面に設けられ、耳部の被係止部のそれぞれが係止されている少なくとも一対の係止部とを具備したケースと、を有するコネクタの技術が開示されている。
特開2011−54394号公報
意図せずにパッキンが係止部から外れてしまうと、コネクタの防水性能が低下してしまう。パッキンが意図せずに外れてしまうことを抑制できることが望まれている。例えば、特許文献1において、係止部は突起であり、被係止部は耳部の貫通孔である。耳部に対して突起の先端方向へ向う力が作用した場合、貫通孔から突起が抜け、意図せずにパッキンが外れてしまう可能性がある。
本発明の目的は、パッキンが意図せずに外れてしまうことを抑制できるコネクタの防水構造を提供することである。
本発明のコネクタの防水構造は、端子を保持し、かつ開口部を有する筐体と、前記開口部を閉塞するカバーと、前記カバーに装着され、前記開口部において前記筐体と前記カバーとの間をシールするパッキンと、を備え、前記カバーは、貫通孔と、前記カバーの外側面から突出した突出部と、を有し、前記パッキンは、前記筐体と前記カバーとの間に挟まれる本体と、前記本体につながった被係止部と、を有し、前記被係止部は、前記貫通孔から前記突出部の突出方向に向けて前記カバーの外部空間に突出しており、少なくとも前記突出部の突出方向と直交する方向において前記突出部によって係止されていることを特徴とする。
本発明に係るコネクタの防水構造は、端子を保持し、かつ開口部を有する筐体と、開口部を閉塞するカバーと、カバーに装着され、開口部において筐体とカバーとの間をシールするパッキンと、を備える。カバーは、貫通孔と、カバーの外側面から突出した突出部と、を有し、パッキンは、筐体とカバーとの間に挟まれる本体と、本体につながった被係止部と、を有する。被係止部は、貫通孔から突出部の突出方向に向けてカバーの外部空間に突出しており、少なくとも突出部の突出方向と直交する方向において突出部によって係止されている。本発明に係るコネクタの防水構造によれば、被係止部は、貫通孔から突出部の突出方向に向けてカバーの外部空間に突出しており、かつ突出部の突出方向と直交する方向において被係止部が係止される。従って、突出部の先端に向かう被係止部の移動が抑制され、突出部からの被係止部の抜けが発生しにくい。よって、パッキンが意図せずに外れてしまうことを抑制できるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態に係るコネクタの斜視図である。 図2は、第1実施形態に係るコネクタの平面図である。 図3は、第1実施形態に係る筐体の斜視図である。 図4は、第1実施形態に係るシールドシェルの斜視図である。 図5は、第1実施形態に係るカバーの斜視図である。 図6は、第1実施形態に係るカバーの平面図である。 図7は、第1実施形態に係るカバーの一部を拡大した平面図である。 図8は、第1実施形態に係るパッキンの斜視図である。 図9は、第1実施形態に係るパッキンの側面図である。 図10は、第1実施形態に係るパッキンの断面図である。 図11は、第1実施形態のパッキンの装着手順を示す断面図である。 図12は、第1実施形態のパッキンの装着手順を示す他の断面図である。 図13は、パッキンが装着されたカバーの要部断面図である。 図14は、パッキンが装着されたカバーの他の断面図である。 図15は、第1実施形態に係るコネクタの防水構造の断面図である。 図16は、第2実施形態に係るコネクタの平面図である。 図17は、第2実施形態に係るカバーの斜視図である。 図18は、第2実施形態に係るパッキンの斜視図である。 図19は、第3実施形態に係るコネクタの平面図である。 図20は、第3実施形態に係るカバーの斜視図である。 図21は、第3実施形態に係る係止部の拡大斜視図である。 図22は、第3実施形態に係るパッキンの斜視図である。
以下に、本発明の実施形態に係るコネクタの防水構造につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。また、下記の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想定できるものあるいは実質的に同一のものが含まれる。
[第1実施形態]
図1から図15を参照して、第1実施形態について説明する。本実施形態は、コネクタの防水構造に関する。図1は、第1実施形態に係るコネクタの斜視図、図2は、第1実施形態に係るコネクタの平面図、図3は、第1実施形態に係る筐体の斜視図、図4は、第1実施形態に係るシールドシェルの斜視図、図5は、第1実施形態に係るカバーの斜視図、図8は、第1実施形態に係るパッキンの斜視図、図9は、第1実施形態に係るパッキンの側面図、図10は、第1実施形態に係るパッキンの断面図、図11は、第1実施形態のパッキンの装着手順を示す断面図、図12は、第1実施形態のパッキンの装着手順を示す他の断面図、図13は、パッキンが装着されたカバーの要部断面図、図14は、パッキンが装着されたカバーの他の断面図、図15は、第1実施形態に係るコネクタの防水構造の断面図である。
図10には、図8のX−X断面が示されている。図15には、図2のXV−XV断面が示されている。なお、図11乃至図13の断面位置は、図15の断面位置と同じである。
図1および図2に示すように、本実施形態に係るコネクタ1は、筐体2と、カバー3と、パッキン4と、端子5と、シールドシェル6と、を有する。本実施形態のコネクタ1は、シールドコネクタであり、シールドシェル6およびカバー3によって筐体2を覆い、ノイズを遮蔽する。
筐体2は、端子5を保持する部材である。筐体2は、例えば、絶縁性の合成樹脂によって形成される。図3に示すように、筐体2は、本体22と、嵌合部23と、接続部24と、を有する。本体22、嵌合部23、および接続部24は、一体に形成されている。本体22は、筒状の構成部である。本実施形態の本体22の断面形状は、略矩形である。以下の説明において、本体22の中心軸線に沿った方向を「軸方向AX」と称する。
嵌合部23は、本体22における軸方向AXの一端に配置されている。嵌合部23は、筒状の構成部である。本実施形態の嵌合部23の断面形状は、略矩形である。嵌合部23は、接続対象の機器に設けられた被嵌合部に嵌合する。接続対象の機器は、例えば、車両に搭載されるインバータである。
端子5の一部は、嵌合部23の先端から突出している。端子5は、接続対象の機器に設けられた端子部と物理的かつ電気的に接続される。端子5の突出部には、孔5aが形成されている。孔5aには、例えば、接続対象の機器の端子部に締結されるネジが挿通される。
接続部24は、本体22の側面から軸方向AXと直交する方向に向けて突出している。接続部24は、例えば、接続対象のコネクタと接続される。接続部24は、筒状に形成されており、内部に電線やバスバなどの導電部材が配置される。導電部材の一端は、筐体2の内部において端子5と接続される。導電部材の他端は、接続部24の先端部に配置された端子部を介して接続対象のコネクタに接続される。
本体22は、開口部21を有する。より詳しくは、本体22は、嵌合部23とは反対側に向けて突出する筒状部25を有する。筒状部25の断面形状は、略矩形である。開口部21は、筒状部25の開口端である。開口部21は、所謂サービスホールである。筐体2の内部空間は、開口部21を介して外部空間と連通している。作業者は、開口部21を介して端子5にアクセスすることができる。作業者は、例えば、開口部21から工具等を挿入し、端子5と接続対象の機器との接続作業等を行う。
図4に示すように、シールドシェル6は、保持部61と、板状部62とを有する。シールドシェル6は、導電性の材料、例えば銅やアルミニウム等の導電性の金属によって形成される。保持部61は、筐体2の接続部24を保持し、接続部24を覆う。板状部62は、保持部61の一端につながっている。板状部62は、平板状の構成部であり、筐体2の本体22の形状に応じた孔62aを有する。本体22は、孔62aに挿通される。板状部62は、複数の被固定部62bを有する。被固定部62bは、板状部62の幅方向外側に向けて突出している。それぞれの被固定部62bは、ねじ穴62cを有する。
図1に示すように、カバー3は、嵌合部23とは反対側から筐体2を覆う。カバー3は、導電性の材料、例えば銅やアルミニウム等の導電性の金属によって形成される。カバー3は、図5に示すように、カバー本体33および被固定部34を有する。カバー本体33は、主壁部35、側壁部36、および嵌合部37を有する。主壁部35は、軸方向AXにおいて筐体2と対向する壁部である。より詳しくは、主壁部35は、嵌合部23とは反対側から筐体2と対向する。主壁部35は、筐体2の本体22を軸方向AXの一方側から覆う。平面視における主壁部35の形状は、矩形である。
側壁部36は、主壁部35と交差する壁部である。側壁部36は、主壁部35の三辺から立設されている。側壁部36は、筐体2の本体22および接続部24を側方から覆う。嵌合部37は、主壁部35から側壁部36の突出方向と同じ方向に向けて突出している。嵌合部37は、筐体2の筒状部25に嵌合する。嵌合部37は、底壁部37aおよび周壁部37bを有する。周壁部37bは、主壁部35に対して軸方向AXに向けて立設されている。本実施形態の周壁部37bは、主壁部35と直交している。本実施形態の周壁部37bの断面形状は、略矩形である。より詳しくは、周壁部37bの断面形状は、四隅が湾曲している矩形である。周壁部37bは、側壁部36との間に隙間を設けて形成されている。底壁部37aは、周壁部37bの突出方向先端を閉塞している。底壁部37aは、例えば、軸方向AXと直交している。
被固定部34は、側壁部36から軸方向AXと直交する方向に向けて突出している。カバー3は、複数の被固定部34を有する。被固定部34は、シールドシェル6の被固定部62bと対応する位置に設けられている。被固定部34は、ねじ穴34aを有する。被固定部34は、被固定部62bと重ね合わせられて、接続対象の機器に対してねじによって固定される。
カバー3は、複数の貫通孔31および複数の突出部32を有する。貫通孔31および突出部32は、主壁部35に形成されている。貫通孔31および突出部32は、嵌合部37の四隅に対応して四組設けられている。嵌合部37の一つの隅部に対して、一組の貫通孔31および突出部32が配置されている。
貫通孔31は、主壁部35を貫通している。突出部32は、主壁部35の外側面から突出している突起である。なお、カバー3の説明において、「外側面」とは外部空間に露出している面であり、「内側面」とは筐体2およびシールドシェル6側を向く面を示す。カバー3と筐体2とが組み付けられた状態において、突出部32は筐体2側と反対側に向けて突出している。突出部32は、貫通孔31に対して嵌合部37寄りの位置に形成されている。貫通孔31の形状は、パッキン4の被係止部46(図8参照)の形状に対応している。より具体的には、貫通孔31の形状および大きさは、被係止部46を挿通可能な形状および大きさである。
図6および図7に示すように、本実施形態の貫通孔31の形状は、二つの円をつなげた形状である。より詳しくは、貫通孔31の形状は、アラビア数字の「8」の形状となるように、一つの円と、この円よりも一回り小さな円とを組み合わせた形状である。図7に示すように、貫通孔31は、相対的に大きな円弧で囲まれた大径部31aと、相対的に小さな円弧で囲まれた小径部31bと、を有する。大径部31aの直径Daは、小径部31bの直径Dbよりも大きい。大径部31aと小径部31bとは連通しており、一つの貫通孔として形成されている。大径部31aの中心Caから小径部31bの中心Cbまでの直線距離Lcは、大径部31aの半径よりも長い。つまり、貫通孔31は、下記式(1)の関係が成立するように形成されている。言い換えると、小径部31bの中心Cbは、大径部31aの中心Caを中心位置とする直径Daの仮想円の外側に位置している。
Lc>Da/2 …(1)
小径部31bは、大径部31aよりも嵌合部37の近くに位置している。本実施形態の貫通孔31では、大径部31aと嵌合部37の縁部との間に小径部31bが挟まれている。小径部31bは、後述する突出部32によって囲まれる。
大径部31aの直径Daは、後述する被係止部46(図10参照)の外径よりも大きい。一方、小径部31bの直径Dbは、被係止部46の外径よりも小さく、かつ後述する軸部45の外径よりも大きい。従って、大径部31aは、被係止部46が大径部31aを通過することを許容する。小径部31bは、被係止部46が小径部31bを通過することを許容しない。小径部31bは、軸部45が大径部31a側から小径部31bに進入することを許容する一方で、被係止部46が大径部31a側から小径部31bに進入することを規制する。
本実施形態の突出部32の形状は、半筒形状である。言い換えると、突出部32の断面形状は、開いた形状である。より具体的に説明すると、本実施形態の突出部32の形状は、半円筒形状である。従って、突出部32の断面形状は、円弧形状である。突出部32の形状は、円筒にスリット状の切り欠きを設けた形状であるともいえる。この切り欠きは、貫通孔31につながっている。突出部32は、貫通孔31側に向けて開口している。つまり、突出部32の断面形状は、貫通孔31側に向けて開口する円弧状の形状である。突出部32は、貫通孔31の縁部に配置されており、貫通孔31の一部を囲んでいる。
より詳しくは、突出部32は、貫通孔31における小径部31bの縁部に沿って設けられている。突出部32は、小径部31bにおける周方向の一端から他端まで設けられている。すなわち、突出部32における周方向の両端の位置は、小径部31bの縁部と大径部31aの縁部とが交差する位置である。
図6に示すように、嵌合部37の短辺方向における小径部31bの中心Cb同士の距離は、距離Lc1(以下、単に「中心間距離Lc1」と称する。)である。嵌合部37の長辺方向における小径部31bの中心Cb同士の距離は、距離Lc2(以下、単に「中心間距離Lc2」と称する。)である。また、嵌合部37の短辺方向における大径部31aの中心Ca同士の距離は、距離Lc3(以下、単に「中心間距離Lc3」と称する。)である。嵌合部37の長辺方向における大径部31aの中心Ca同士の距離は、距離Lc4(以下、単に「中心間距離Lc4」と称する。)である。
図8に示すように、パッキン4は、本体41および保持部42を有する。本体41および保持部42は、ゴムやシリコン等の弾性を有する材料によって一体に形成されている。パッキン4は、カバー3に装着され、筐体2の開口部21において筐体2とカバー3との間をシールする。平面視における本体41の形状は、嵌合部37の形状に対応している。本実施形態の本体41の形状は、四隅が湾曲している矩形である。本体41は、嵌合部37の周壁部37bに装着されて周壁部37bに密着する。
本体41は、無端の板状の構成部であり、内側シール面41aおよび外側シール面41bを有する。内側シール面41aは、本体41における内側面である。外側シール面41bは、本体41における外側面、すなわち内側シール面41aとは反対側の面である。内側シール面41aには、複数のリップ43が形成されている。リップ43は、内側シール面41aに対して全周にわたって形成された突部である。リップ43は、カバー3の周壁部37bに密着して止水線を形成する。外側シール面41bには、複数のリップ44が形成されている。リップ44は、外側シール面41bに対して全周にわたって形成された突部である。リップ44は、開口部21に密着して止水線を形成する。
保持部42は、本体41の四隅に一つずつ配置されている。保持部42は、本体41の側面から突出している。より詳しくは、本体41の側面は、外側に向けて張り出した片部41cを有する。つまり、片部41cは、カバー3とのシール面(内側シール面41a)側とは反対側に向けて本体41から突出している。片部41cは、本体41の四隅に一つずつ形成されている。保持部42は、片部41cから突出している。
保持部42は、図9および図10に示すように、軸部45および被係止部46を有する。軸部45は、片部41cから軸方向AXに向けて突出している。被係止部46は、カバー3の突出部32が挿入される部分、言い換えると、被挿入部である。本実施形態の被係止部46は、突出部32を先端側から覆う覆い部である。被係止部46は、筒部46aと、閉塞部46bとを有する。筒部46aは、筒形状の構成部であり、本実施形態では円筒形状に形成されている。閉塞部46bは、筒部46aの一端を閉塞している。また、閉塞部46bは、軸部45の先端につながっている。筒部46aと軸部45とは、例えば、同軸上に配置されている。筒部46aの内周面と軸部45の外周面との間には、突出部32を挿入可能な隙間が設けられている。つまり、被係止部46および軸部45は、全体として傘形状をなしている。軸部45、筒部46a、および閉塞部46bにより、突出部32と嵌合する環形状の凹部47が形成されている。
図8に示すように、本体41の短辺方向における被係止部46の中心軸線間の距離は、距離Lc5(以下、単に「軸間距離Lc5」と称する。)である。また、本体41の長辺方向における被係止部46の中心軸線間の距離は、距離Lc6(以下、単に「軸間距離Lc6」と称する。)である。
図11から図13を参照して、カバー3に対するパッキン4の装着手順について説明する。パッキン4は、カバー3の周壁部37bのシール面37cに装着される。シール面37cは、周壁部37bにおけるカバー3の内部空間側の面、言い換えると側壁部36と対向する面である。カバー3に対するパッキン4の装着作業は、例えば、作業者によってなされる。作業者は、図11に矢印Y1で示すように、被係止部46をカバー3の貫通孔31に挿入する。このときの挿入の向きは、カバー3の内部空間から外部空間へ向う向きである。以下の説明において、貫通孔31に対して被係止部46を挿入する向きを「挿入方向AX1」と称する。また、挿入方向AX1と逆の向きを「抜け方向AX2」と称する。挿入方向AX1は、突出部32の突出方向である。
本実施形態のパッキン4は、被係止部46が貫通孔31の大径部31aに挿入される際に、パッキン4が引き延ばされるように構成されている。具体的には、本体41の短辺方向における被係止部46の軸間距離Lc5(図8)は、図6に示す中心Ca同士の中心間距離Lc3よりも十分に短い。従って、短辺方向に並ぶ一対の被係止部46を大径部31aにそれぞれ挿入するためには、本体41の短辺方向に沿って本体41を引き延ばす必要がある。また、本体41の長辺方向における被係止部46の軸間距離Lc6(図8)は、図6に示す中心Ca同士の距離Lc4よりも十分に短い。従って、長辺方向に並ぶ一対の被係止部46を大径部31aにそれぞれ挿入するためには、本体41の長辺方向に沿って本体41を引き延ばす必要がある。このように、四つの被係止部46が大径部31aに挿入される際には、パッキン4の本体41が短辺方向および長辺方向のそれぞれに向けて引き延ばされる。
作業者は、被係止部46を保持して、パッキン4の本体41を引き伸ばしながら挿入方向AX1に向けて被係止部46を貫通孔31に挿入する。なお、本実施形態では、被係止部46が片部41cにつながっている。従って、被係止部46が引っ張られたときに、本体41に過度の負荷がかかりにくくなっている。よって、パッキン4がカバー3に装着されたときの防水性能に影響が生じにくい。
作業者は、図12に示すように、挿入方向AX1に向けて被係止部46をカバー3の外部空間に突出させる。言い換えると、作業者は、突出部32の突出方向に向けて被係止部46を貫通孔31から外部空間に突出させる。その後、作業者は、図12に矢印Y2乃至Y4で示すように被係止部46を突出部32の先端に被せる。より詳しくは、作業者は、矢印Y2で示すように、被係止部46を突出部32よりも上方まで引き上げる。これにより、パッキン4の内側シール面41aが嵌合部37のシール面37cと対向する位置まで移動する。次に、作業者は、矢印Y3で示すように被係止部46を突出部32側に向けて移動させる。これにより、引き延ばされていた本体41が収縮し、パッキン4の内側シール面41aがカバー3のシール面37cに接触する。次に、作業者は、矢印Y4で示すように保持部42の被係止部46を突出部32に対して先端側から被せる。
以上の作業により、図13に示すように突出部32が被係止部46に挿入される。保持部42の軸部45は、貫通孔31の小径部31bおよび突出部32の軸心部分の空間に入り込み、突出部32と接触する。突出部32の内径は、小径部31bの直径Dbと同等の大きさである。つまり、突出部32の内径は、被係止部46が進入不能な大きさである。また、突出部32の外径は、筒部46aの内径よりもわずかに小さい。突出部32は、被係止部46の凹部47に嵌合する。突出部32は軸部45を囲み、軸部45を支持する。また、軸部45および被係止部46は、突出部32を挟み込む。
被係止部46に挿入された突出部32は、保持部42を係止して保持部42の移動を規制する。本実施形態の突出部32は、抜け方向AX2への保持部42の移動を規制する。保持部42が抜け方向AX2へ移動しようとすると、突出部32の先端が閉塞部46bを係止して保持部42の移動を規制する。また、突出部32は、軸方向AXと直交する方向への保持部42の移動を規制する。言い換えると、突出部32は、突出部32の突出方向と直交する方向において被係止部46を係止する。保持部42が軸方向AXと直交する方向へ移動しようとすると、突出部32が筒部46aや軸部45を係止して保持部42の移動を規制する。従って、本実施形態のコネクタの防水構造10は、カバー3に対するパッキン4の位置ずれやパッキン4の意図せぬ脱落を適切に抑制することができる。
また、本実施形態の被係止部46は、突出部32の突出方向に向けて貫通孔31から突出している。言い換えるならば、パッキン4は、突出部32の突出方向において、本体41が貫通孔31よりもカバー3の内部空間側に位置し、被係止部46が貫通孔31よりもカバー3の外部空間側に位置している。この状態で、被係止部46が突出部32の突出方向と直交する方向において突出部32によって係止されている。従って、被係止部46に対して挿入方向AX1に向う力が加わったとしても、挿入方向AX1に向う被係止部46の移動が規制される。つまり、突出部32からの被係止部46の抜けが容易に発生しない。
更に、仮に被係止部46が挿入方向AX1に向けて移動し、突出部32から抜けたとしても、それだけでは被係止部46が突出部32から離脱しない。被係止部46を突出部32から離脱させるためには、被係止部46を大径部31a側に向けて引っ張る必要がある。より具体的に説明すると、本体41の短辺方向における被係止部46の軸間距離Lc5(図8)は、図6に示す中心Cb同士の中心間距離Lc1と同等、または中心間距離Lc1よりもわずかに短い。また、本体41の長辺方向における被係止部46の軸間距離Lc6(図8)は、図6に示す中心Cb同士の距離Lc2と同等、または距離Lc2よりもわずかに短い。
従って、パッキン4は、軸部45が突出部32の内周面に接するように、または軸部45が突出部32の内周面に向けて押圧されるように構成されている。つまり、パッキン4は、本体41を引き延ばす向きに被係止部46を引っ張らなければ、軸部45および被係止部46を突出部32から引き離すことができないように構成されている。よって、本実施形態のコネクタの防水構造10によれば、意図せずにパッキン4が外れてしまうことが好適に抑制される。
図14には、パッキン4が装着されたカバー3が示されている。なお、図14では、カバー3の内部空間の様子を示すために、側壁部36が切断された図が示されている。パッキン4の本体41は、カバー3の嵌合部37に密着する。本実施形態の本体41は、弾性復元力によって嵌合部37のシール面37cに密着するように設計されている。
パッキン4が装着されたカバー3は、図15に示すように、筐体2に取り付けられる。嵌合部37は、筐体2の筒状部25に対して内側に嵌合する。パッキン4の本体41は、嵌合部37の周壁部37bと筒状部25との間に挟み込まれて、嵌合部37と筒状部25との間をシールする。パッキン4の外側シール面41bは、開口部21に密着して止水線を形成する。このように、嵌合部37およびパッキン4は、筐体2の開口部21を水密に閉塞する。
以上説明したように、本実施形態に係るコネクタの防水構造10は、筐体2と、カバー3と、パッキン4と、を有する。筐体2は、端子5を保持し、かつ開口部21を有する。カバー3は、開口部21を閉塞する部材である。パッキン4は、カバー3に装着され、開口部21において筐体2とカバー3との間をシールする。
カバー3は、貫通孔31と、カバー3の外側面から突出した突出部32と、を有する。パッキン4は、筐体2とカバー3との間に挟まれる本体41と、本体41につながった被係止部46と、を有する。被係止部46は、貫通孔31から突出部32の突出方向に向けてカバー3の外部空間に突出しており、少なくとも突出部32の突出方向と直交する方向において突出部32によって係止されている。本実施形態のコネクタの防水構造10では、被係止部46が貫通孔31からカバー3の外部空間に突出しており、更に、突出部32によって係止されている。突出部32は、突出部32の突出方向と直交する方向において被係止部46を係止している。従って、本実施形態のコネクタの防水構造10は、パッキン4が意図せずに外れてしまうことを抑制することができる。
本実施形態のコネクタの防水構造10によれば、部品点数の削減が可能である。比較例として、筐体2に対して防水用のカバー部材を装着し、更に防水用のカバー部材をシールドカバーによって覆う構成が考えられる。この比較例では、例えば、防水用のカバー部材とシールドカバーとの間にパッキンが配置される。本実施形態のコネクタの防水構造10では、防水用のカバー部材が不要であり、部品点数の増加が抑制される。
本実施形態の突出部32は、カバー3の外側面から筐体2側と反対側に向けて突出している。被係止部46は、突出部32を挿入可能である。例えば、被係止部46は、突出部32を挿入可能な凹部47を有していてもよく、突出部32を挿入可能なリング部、フック部等を有していてもよい。突出部32は、被係止部46に挿入されて被係止部46を係止する。突出部32が被係止部46に挿入されて被係止部46を係止することで、パッキン4が意図せずに外れてしまうことが好適に抑制される。
本実施形態の被係止部46は、更に、突出部32の突出方向において突出部32の先端によって係止されている。例示した被係止部46では、閉塞部46bが突出部32の先端によって係止される。突出部32の突出方向においても被係止部46が係止されることで、パッキン4が意図せずに外れてしまうことが好適に抑制される。
本実施形態の突出部32は、貫通孔31の縁部から突出しており、かつ貫通孔31側に向けて開口する円弧状の断面形状を有する。パッキン4は、本体41と被係止部46とをつなぐ軸部45を有する。被係止部46は、突出部32の先端部が挿入される凹部47を有し、凹部47に挿入された突出部32によって係止される。このような係止構造により、カバー3に対するパッキン4の位置決めがなされ、かつパッキン4が意図せずに外れてしまうことが好適に抑制される。
[第2実施形態]
図16から図18を参照して、第2実施形態について説明する。第2実施形態については、上記第1実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図16は、第2実施形態に係るコネクタの平面図、図17は、第2実施形態に係るカバーの斜視図、図18は、第2実施形態に係るパッキンの斜視図である。第2実施形態に係るコネクタの防水構造10において、上記第1実施形態に係るコネクタの防水構造10と異なる点は、係止構造70を有する点である。
係止構造70は、カバー3に形成された係止部71と、パッキン4に形成された被係止部72と、を有する。係止部71は、カバー3の主壁部35に形成されている。より詳しくは、係止部71は、嵌合部37の四辺に対して一つずつ配置されている。係止部71は、例えば、嵌合部37の各辺の中央部に隣接して配置される。係止部71は、例えば、主壁部35に対するU字形状の切り込み加工等によって形成される。係止部71は、嵌合部37から離間する方向に向けて突出した片部である。
図18に示すように、パッキン4は、被係止部72を有する。被係止部72は、本体41の側面から突出している。被係止部72は、本体41の四辺に対して一つずつ配置されている。被係止部72は、例えば、本体41の各辺の中央部に配置される。被係止部72は、軸方向AXに向けて突出する板状の突部である。被係止部72は、被係止孔72aを有する。被係止孔72aは、被係止部72を板厚方向に貫通している。
パッキン4がカバー3に装着される際には、カバー3の係止部71がパッキン4の被係止部72に挿入される。係止部71は、少なくとも軸方向AXにおいてパッキン4を係止する。これにより、カバー3に対するパッキン4のずれやパッキン4の意図せぬ脱落がより確実に抑制される。なお、係止部71は、カバー3に対する本体41の浮き上がりを抑制できるように構成されてもよい。例えば、係止部71は、T字形状をなすように、先端部が広がっていてもよい。広がった先端部は、被係止部72を係止して、本体41の浮き上がりを抑制することができる。
[第3実施形態]
図19から図22を参照して、第3実施形態について説明する。第3実施形態については、上記第1実施形態および第2実施形態で説明したものと同様の機能を有する構成要素には同一の符号を付して重複する説明は省略する。図19は、第3実施形態に係るコネクタの平面図、図20は、第3実施形態に係るカバーの斜視図、図21は、第3実施形態に係る係止部の拡大斜視図、図22は、第3実施形態に係るパッキンの斜視図である。図21には、図20のXXI−XXI断面が示されている。第3実施形態に係るコネクタの防水構造10において、上記第1実施形態に係るコネクタの防水構造10と異なる点は、係止構造80を有する点である。
係止構造80は、カバー3に形成された係止部81と、パッキン4に形成された被係止部82と、を有する。係止部81は、カバー3の主壁部35に形成されている。より詳しくは、係止部81は、嵌合部37の四辺に対して一つずつ配置されている。係止部81は、主壁部35に対する切り込み加工および折り曲げ加工等によって形成される。係止部81は、主壁部35に形成された片部をカバー3の内部空間側に折り曲げて形成される。
図20および図21に示すように、カバー3の主壁部35には、切り込み加工等によって係止部81が形成されている。係止部81は、例えば、T字形状をなすように周囲を切り込んで形成される。係止部81は、板状の片部であり、基端部において軸方向AXに向けて折れ曲がっている。係止部81の先端には、側方に向けて突出する一対の係止爪81a,81aが形成されている。
図22に示すように、パッキン4は、被係止部82を有する。被係止部82は、パッキン4の本体41に形成された孔部である。被係止部82は、本体41の一方の側面から他方の側面まで貫通している。被係止部82の形状は、細長い矩形である。被係止部82の長さL2は、係止部81の最大幅L1(図21参照)よりも短い。
パッキン4がカバー3に装着される際には、カバー3の係止部81がパッキン4の被係止部82に挿入される。係止部81の係止爪81aは、被係止部82を押し広げながら被係止部82に挿入される。係止部81は、少なくとも係止爪81aが被係止部82を通り抜ける深さまで被係止部82に挿入される。被係止部82は、パッキン4がカバー3の周壁部37bと密着するように配置されている。言い換えると、被係止部82の位置は、係止部81が被係止部82に挿入される際に、本体41が圧縮されながら係止部81と周壁部37bとの間に入り込むように定められている。
被係止部82に挿入された係止部81は、少なくとも軸方向AXにおいてパッキン4を係止する。これにより、カバー3に対するパッキン4のずれやパッキン4の意図せぬ脱落がより確実に抑制される。また、係止部81は、カバー3の周壁部37bに対する本体41の浮き上がりも抑制する。
[変形例]
上記第1実施形態乃至第3実施形態の変形例について説明する。筒状部25および嵌合部37の断面形状は、矩形には限定されない。筒状部25および嵌合部37の断面形状は、例えば、矩形とは異なる多角形状や、楕円形を含む円形であってもよい。パッキン4の本体41の形状は、筒状部25および嵌合部37の断面形状に応じて定められる。
上記の各実施形態では、突出部32および被係止部46による係止構造が嵌合部37の四隅に配置されていたが、更に他の箇所にこの係止構造が配置されてもよい。例えば、貫通孔31、突出部32、および被係止部46は、嵌合部37の長辺に沿って配置されてもよい。一例として、貫通孔31、突出部32、および被係止部46が嵌合部37の長辺における中央部に配置されてもよい。
パッキン4は、嵌合部37に装着されることに代えて、側壁部36に装着されてもよい。この場合、突出部32は、貫通孔31に対して側壁部36寄りの位置に形成されてもよい。
被係止部46の筒部46aは、開口部が広い誘い込み形状となるように、入口側へ向うに従って肉薄となるテーパ状に形成されてもよい。
上記の各実施形態に係るコネクタの防水構造10は、シールドコネクタ以外のコネクタに適用可能である。すなわち、コネクタの防水構造10は、様々な種類のコネクタに適用できる。
上記の各実施形態および変形例に開示された内容は、適宜組み合わせて実行することができる。
1 コネクタ
2 筐体
3 カバー
4 パッキン
5 端子
6 シールドシェル
10 コネクタの防水構造
21 開口部
22 本体
23 嵌合部
24 接続部
25 筒状部
31 貫通孔
31a 大径部
31b 小径部
32 突出部
33 カバー本体
34 被固定部
34a ねじ穴
35 主壁部
36 側壁部
37 嵌合部
37a 底壁部
37b 周壁部
37c シール面
41 本体
41a 内側シール面
41b 外側シール面
41c 片部
42 保持部
43,44 リップ
45 軸部
46 被係止部
46a 筒部
46b 閉塞部
47 凹部
61 保持部
62 板状部
62a 孔
62b 被固定部
62c ねじ穴
70 係止構造
71 係止部
72 被係止部
72a 被係止孔
80 係止構造
81 係止部
82 被係止部
Ca,Cb 中心
Da,Db 直径

Claims (4)

  1. 端子を保持し、かつ開口部を有する筐体と、
    前記開口部を閉塞するカバーと、
    前記カバーに装着され、前記開口部において前記筐体と前記カバーとの間をシールするパッキンと、
    を備え、
    前記カバーは、貫通孔と、前記カバーの外側面から突出した突出部と、を有し、
    前記パッキンは、前記筐体と前記カバーとの間に挟まれて前記筐体と前記カバーとの間をシールする本体と、前記本体につながった被係止部と、を有し、
    前記被係止部は、前記貫通孔から前記突出部の突出方向に向けて前記カバーの外部空間に突出し、かつ前記突出部の突出方向と直交する第一方向において前記突出部と対向し、前記第一方向において前記突出部によって係止されており、
    前記突出部は、前記カバーの外側面から前記筐体側と反対側に向けて突出しており、
    前記被係止部は、前記突出部を挿入可能であり、
    前記突出部は、前記被係止部に挿入されて前記被係止部を係止する
    ことを特徴とするコネクタの防水構造。
  2. 前記被係止部は、更に、前記突出部の突出方向において前記突出部の先端によって係止されている
    請求項1に記載のコネクタの防水構造。
  3. 端子を保持し、かつ開口部を有する筐体と、
    前記開口部を閉塞するカバーと、
    前記カバーに装着され、前記開口部において前記筐体と前記カバーとの間をシールするパッキンと、
    を備え、
    前記カバーは、貫通孔と、前記カバーの外側面から突出した突出部と、を有し、
    前記パッキンは、前記筐体と前記カバーとの間に挟まれて前記筐体と前記カバーとの間をシールする本体と、前記本体につながった被係止部と、を有し、
    前記被係止部は、前記貫通孔から前記突出部の突出方向に向けて前記カバーの外部空間に突出し、かつ前記突出部の突出方向と直交する第一方向において前記突出部と対向し、前記第一方向において前記突出部によって係止されており、
    前記被係止部は、更に、前記突出部の突出方向において前記突出部の先端によって係止されている
    ことを特徴とするコネクタの防水構造。
  4. 前記突出部は、前記貫通孔の縁部から突出しており、かつ前記貫通孔側に向けて開口する円弧状の断面形状を有し、
    前記パッキンは、前記本体と前記被係止部とをつなぐ軸部を有し、
    前記被係止部は、前記突出部の先端部が挿入される凹部を有し、前記凹部に挿入された前記突出部によって係止される
    請求項2または3に記載のコネクタの防水構造。
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