JP6728029B2 - 提供装置、提供方法および提供プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、提供装置、提供方法および提供プログラムに関する。
従来、各種のナビゲーションシステムや経路検索等、利用者に対して所定の出発地から所定の目的地まで案内する案内処理を実現する技術が知られている。このような技術の一例として、利用者によって設定された訪問地への訪問が困難な場合に、訪問地の代替となる代替地を提案する技術が知られている。また、近傍を移動する他の利用者の計画に応じて、移動経路や訪問地の提案を行う技術が知られている。
特開2003−148986号公報 特開2005−265551号公報 特開2014−048085号公報
しかしながら、上記の従来技術では、利用者に対して適切な訪問地を提案できるとは言えない場合がある。
例えば、上述の従来技術では、近傍に位置する訪問地を提案したり、他の利用者が訪れた地点を訪問地として提案しているに過ぎない。このため、例えば、利用者が気に入る訪問地を提案できるとは言えない場合がある。
本願は、上記に鑑みてなされたものであって、利用者に提案する訪問地の精度を向上させることを目的とする。
本願に係る提供装置は、訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択部と、前記選択部により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供部とを有することを特徴とする。
実施形態の一態様によれば、利用者に提案する訪問地の精度を向上させることができる。
図1は、実施形態に係る情報配信装置が実行する提供処理の一例を示す図である。 図2は、実施形態に係る情報配信装置の構成例を示す図である。 図3は、実施形態に係る利用者データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る訪問地データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る経路情報データベースに登録される情報の一例を示す図である。 図6は、実施形態に係る情報配信装置が実行する処理の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る情報配信装置が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。 図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本願に係る提供装置、提供方法および提供プログラムを実施するための形態(以下、「実施形態」と記載する。)について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態により本願に係る提供装置、提供方法および提供プログラムが限定されるものではない。また、以下の各実施形態において同一の部位には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。
[実施形態]
〔1.情報配信装置の一例〕
まず、図1を用いて、提供装置の一例となる情報配信装置が実行する提供処理の一例について説明する。図1は、実施形態に係る情報配信装置が実行する提供処理の一例を示す図である。
情報配信装置10は、インターネット等の所定のネットワークN(例えば、図2参照)を介して、端末装置100と通信可能な情報処理装置であり、例えば、サーバ装置やクラウドシステム等により実現される。なお、情報配信装置10は、ネットワークNを介して、任意の利用者が利用する任意の数の端末装置100と通信可能であってよい。また、情報配信装置10は、任意の外部サーバと通信可能であってもよい。
端末装置100は、利用者U01が利用するスマートフォンやタブレット等のスマートデバイスであり、3G(3rd Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の無線通信網を介して任意のサーバ装置と通信を行うことができる携帯端末装置である。なお、端末装置100は、スマートデバイスのみならず、デスクトップPC(Personal Computer)やノートPC等の情報処理装置であってもよい。
〔2.提供処理について〕
ここで、情報配信装置10は、寺院、美術館、レストラン、カフェ等といった各種の施設や、景色のよい公園や庭園等といった各種の観光地等、利用者U01が訪問する各種の訪問地に関する情報を提供する提供処理を実行する。より具体的には、情報配信装置10は、訪問地を周遊する経路の情報を提供する提供処理を実行する。例えば、情報配信装置10は、利用者U01が訪問を所望する訪問地の指定を受付ける。このような場合、情報配信装置10は、指定された各訪問地を周遊する経路、移動時間、移動方法等を示す案内情報を生成し、生成した案内情報を端末装置100へと提供することで、利用者U01の周遊を補助する。
しかしながら、従来技術では、利用者U01が指定した訪問地を全て周遊するように経路等が設定されるため、時間的に無理がある案内情報を生成する恐れがあった。例えば、利用者U01を含む複数人のグループが旅行や観光を行う際、利用者U01が幹事となり、各利用者が訪問を所望する訪問地をまとめるといった態様が考えられる。しかしながら、このような場合、各利用者が訪問を所望する訪問地が多くなってしまい、時間的に無理がある案内情報を生成する恐れがある。
また、名前を知っているがどのような場所かはわからない訪問地を利用者U01が指定した場合、利用者U01の趣味趣向とは異なる訪問地への経路を提供してしまい、時間を無駄にしてしまう恐れがある。
また、利用者U01の周遊を補助するため、利用者U01が知らない訪問地を提案するといった処理が考えられる。しかしながら、従来技術では、利用者によって設定された訪問地の近傍に位置する訪問地を提案したり、提案した経路上に存在する訪問地を提案しているに過ぎない。このため、例えば、利用者が気に入る訪問地を提案できるとは言えない場合がある。
〔2−1.提供処理の概要について〕
上述した各種の課題に鑑みて、情報配信装置10は、以下の提供処理を実行する。まず、情報配信装置10は、訪問地の候補の中から、訪問地を訪問する利用者U01に応じた条件を満たす訪問地を選択する。そして、情報配信装置10は、選択された訪問地を示す情報を、利用者U01に対して提供する。また、情報配信装置10は、利用者U01が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する。そして、情報配信装置10は、選択された訪問地の組み合わせを、利用者U01に対して提供する。
例えば、情報配信装置10は、利用者U01から訪問地の候補(以下、「候補地」と記載する。)を示す候補地情報を受付ける。例えば、情報配信装置10は、候補地の名称や場所を示す候補地情報を受付ける。このような場合、情報配信装置10は、受付けた候補地情報が示す候補地の中から、利用者U01に関する属性的若しくは時間的な条件を満たす候補地を訪問地として選択し、選択した訪問地を周遊する経路や訪問時間を示す案内情報を生成する。そして、情報配信装置10は、生成した案内情報を端末装置100へと配信する。
なお、例えば、利用者U01が周遊する領域を示す地名(例えば、「京都」等)を候補地情報として受付けてもよい。このような場合、情報配信装置10は、候補地情報が示す領域内に存在する各種の候補地の中から、利用者U01に応じた条件とマッチする候補地を訪問地として選択する。例えば、情報配信装置10は、利用者U01の性別や年齢といったデモグラフィック属性や、趣味趣向といったバイオグラフィック属性を示す属性情報を所定の外部サーバから取得し、取得した属性情報が示す属性とマッチする候補地を訪問地として選択する。より具体的な例を挙げると、情報配信装置10は、利用者U01が歴史好きである場合、歴史上の有名な出来事と関連する候補地を選択する。そして、情報配信装置10は、選択した候補地の中から、利用者U01が設定した期間内に訪問することができる候補地を可能な限り多く訪問地として選択し、選択した訪問地を示す案内情報を配信する。
〔2−2.基本的な提供処理の一例について〕
以下、図1を用いて、情報配信装置10が実行する提供処理の一例について説明する。例えば、情報配信装置10は、端末装置100に対し、出発地や目的地等を入力するための入力コンテンツC10を配信する。このような場合、端末装置100は、入力コンテンツC10を表示し、利用者U01から出発地、出発地を出発する日付や日時、目的地、目的地に到着する日付や日時、候補地、各候補地に滞在する時間等の入力を受付ける。そして、端末装置10は、利用者U01が各種の情報を設定した場合、設定された各種の情報を示す候補地情報を情報配信装置10へと送信する(ステップS1)。
このような場合、情報配信装置10は、利用者U01が設定した期間内に訪問可能な候補地であって、利用者U01が設定した出発地から目的地へと至るまでの間に訪問する候補地を訪問地として選択する。より具体的には、情報配信装置10は、出発地から所定の条件を満たす候補地を経由して目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が利用者U01の設定に基づく設定時間を超えない場合は、所定の条件を満たす候補地をさらに追加して所要時間を算出する。そして、情報配信装置10は、算出した所要時間が設定時間を超えた場合は、前回追加した候補地以外の候補地を訪問地として選択する。
以下、上述した処理をステップS2〜ステップS4として説明する。なお、以下の説明では、利用者U01が出発地ST、目的地GL、および候補地A〜Dを設定したものとする。また、以下の説明では、利用者U01が候補地Aの滞在時間を「30分」に設定し、候補地Bの滞在時間を「15分」に設定し、候補地Cの滞在時間を「1時間」に設定し、候補地Dの滞在時間を「30分」に設定したものとする。また、以下の説明では、利用者U01が設定した出発日時から到着日時までの期間(以下、「設定時間」と記載する。)が3時間であったものとする。
まず、情報配信装置10は、出発地STから目的地GLを結ぶ経路を選択する。このような経路の選択については、例えば、従来のナビゲーションサービスや経路検索サービスに関する各種の経路検索技術が適用可能である。次に、情報配信装置10は、所定の条件を満たす候補地を1つ選択し、所要時間を算出する(ステップS2)。
例えば、情報配信装置10は、出発地STから目的地GLを結ぶ経路から最も近い候補地を選択する。ここで、「最も近い候補地」とは、経路上の位置から移動時間が最も短くなる候補地を示す概念である。図1に示す例では、情報配信装置10は、出発地STから目的地GLを結ぶ経路から最も近い候補地として、候補地Aを選択する。そして、情報配信装置10は、出発地STから候補地Aを経由し、目的地GLへと至るまでの所要時間を算出する。
例えば、情報配信装置10は、経路検索の技術等を用いて、出発地STから候補地Aまで移動する際の移動時間「15分」と、候補地Aから目的GLまで移動する際の移動時間「35分」を特定する。そして、情報配信装置10は、特定した移動時間「15分」および「35分」と、候補地Aにおける滞在時間「30分」とを合計することで、出発地STから候補地Aを経由し目的地GLへと至る際の所要時間「1時間20分」を算出する。ここで、算出した所要時間「1時間20分」は、設定時間「3時間」よりも短い。このように、情報配信装置10は、所要時間が設定時間よりも短い場合は、経路ごとに新たな候補地を追加した場合の所要時間を算出する(ステップS3)。
例えば、情報配信装置10は、出発地STから候補地Aへと至る経路から最も近い候補地Dを選択する。そして、情報配信装置10は、出発地STから候補地Dを訪問し、候補地Dの後に候補地Aを訪問し、候補地Aから目的地GLへと至るまでの所要時間を算出すする。例えば、情報配信装置10は、出発地STから候補地Dまで移動する際の移動時間「25分」と、候補地Dでの滞在時間「30分」と、候補地Dから候補地Aまで移動する際の移動時間「15分」と、候補地Aでの滞在時間「30分」と、候補地Aから目的地GLまで移動する際の移動時間「35分」との合計である所要時間「2時間15分」を算出する。
ここで、所要時間「2時間15分」は、設定時間「3時間」よりも短い。そこで、情報配信装置10は、候補地Aから目的地GLへと至る経路についても、同様の処理を実行売る。まず、情報配信装置10は、候補地Aから目的地GLへと至る経路から最も近い候補地Bを選択する。そして、情報配信装置10は、出発地STから候補地D、候補地A、候補地Bを順に辿り、目的地GLへと至った場合の所要時間を算出する。例えば、図1に示す例では、候補地Aから候補地Bまで移動する際の移動時間が「20分」であり、候補地Bでの滞在時間が「15分」であり、候補地Bから目的地GLまで移動する際の移動時間が「25分」である。このため、情報配信装置10は、出発地STから候補地D、候補地Aおよび候補地Bを訪問し、目的地GLへと至るまでの所要時間「2時間25分」を算出する。
ここで、所要時間「2時間25分」は、設定時間「3時間」よりも短い。そこで、情報配信装置10は、候補地Bから目的地GLへと至る経路から最も近い候補地Cを選択する。ここで、候補地Cの滞在時間が「1時間」に設定されているため、候補地Cを訪問した場合は、所要時間が設定時間を超えてしまう。そこで、情報配信装置10は、候補地C以外に選択した候補地D、候補地A、および候補地Bを訪問地として設定し、出発地STから目的地GLへと至る経路を生成する。
すなわち、情報配信装置10は、ステップS2、S3の処理を繰り返すことで、利用者U01が設定した条件である設定時間を超えない最も多くの候補地を選択する(ステップS4)。そして、情報配信装置10は、出発地STから候補地D、候補地A、および候補地Bを順番に訪問し、最後に目的地GLへと至る経路を示す案内情報を生成し、生成した案内情報を端末装置100へと提供する(ステップS5)。
例えば、情報配信装置10は、出発地STから候補地D、候補地A、および候補地Bを順番に訪問し、最後に目的地GLへと至るまでの移動時間や滞在時間を示すスケジュールとともに、出発地ST、候補地D、候補地A、候補地Bおよび目的地GLへと至る経路を配置した地図コンテンツを含む案内コンテンツC20を案内情報として提供する。この結果、利用者U01は、指定した候補地A〜Dのうち、設定時間内で無理なく回れる候補地の情報やスケジュール、移動経路等を容易に確認することができる。
なお、情報配信装置10は、経路の組み替えを行ってもよい。例えば、情報配信装置10は、出発地ST、候補地D、候補地A、候補地B、および目的地GLの順に移動するよりも、出発地ST、候補地A、候補地D、候補地B、および目的地GLの順に移動した方が効率的である場合は、経路の組み替えを行ってもよい。より具体的には、情報配信装置10は、所要時間をより短くすることができる場合や、交通費をより短くすることができる場合、移動距離をより短くすることができる場合等、より効率的な経路を選択することができるのであれば、経路の組み替えを行ってもよい。
より具体的には、情報配信装置10は、出発地STから候補地Aへと至る経路について候補地Dを選択した際に、出発地STから候補地D、候補地Aおよび候補地Bへと至る経路と、出発地STから候補地A、候補地Dおよび候補地Bへと至る経路とについて、いずれか効率的であるかを判定し、判定結果に基づいて経路の組み替えを行ってもよい。
〔2−3.提供処理のバリエーションについて〕
ここで、上述した説明では、情報配信装置10は、利用者U01に応じた条件を満たす候補地として、利用者U01が指定した時間的な条件、すなわち、出発日時から到着日時までの設定時間に訪問可能な候補地を可能な限り多く選択する処理の一例について記載した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報配信装置10は、利用者U01に応じた条件として、利用者U01の各種属性等、各種の条件に応じて訪問地の選択を行ってもよい。
そこで、以下の説明では、情報配信装置10が実行する提供処理のバリエーションについて説明する。なお、以下に説明する各種の処理は、任意の組み合わせで実行されてよい。
〔2−3−1.滞在時間について〕
例えば、利用者U01が訪問地を気に入った場合は、滞在時間が予定よりも長くなると予測される。また、利用者U01が訪問地を気に入らなかった場合は、滞在時間が予定よりも短くなるとも考えられる。そこで、情報配信装置10は、利用者U01に関する情報に基づいて、候補地に滞在する時間を算出し、利用者U01が移動に要する時間と、利用者U01が候補地に滞在する時間との累計が、所定の条件を満たすように、候補地の中から訪問地を選択してもよい。すなわち、情報配信装置10は、利用者U01の属性に基づいて、訪問地を気に入るか否かを推定し、推定結果に応じて利用者U01が設定した滞在時間の修正を行ってもよい。
例えば、情報配信装置10は、各訪問地と、訪問地を気に入る利用者のデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性等を示す属性情報とを対応付けて記憶する。このような対応関係は、例えば、美術館であるか、寺院であるか等といった訪問地の種別や、訪問地の歴史等、訪問地自体の情報から推定されたものであってもよく、各訪問地を実際に訪れた利用者の属性に基づくものであってもよい。例えば、情報配信装置10は、属性情報が「歴史好き」である利用者がある訪問地に多く訪問していた場合は、その訪問地と属性情報「歴史好き」とを対応付けて記憶する。なお、情報配信装置10は、訪問地の評価を行うウェブサイト等において、属性情報が「歴史好き」である利用者がある訪問地の評価を平均よりも高く評価していた場合や、SNS(Social Networking Service)等に好意的な投稿を行っていた場合は、その訪問地と属性情報「歴史好き」とを対応付けて記憶してもよい。
また、情報配信装置10は、利用者U01から候補地と滞在時間との指定を受付けた場合は、かかる候補地と対応付けられた属性情報が、利用者U01の属性情報と一致するか否かを判定する。そして、情報配信装置10は、利用者U01の属性情報と、指定された候補地の属性情報とが一致した場合は、利用者U01が指定した滞在時間に所定の値を加算した滞在時間を用いて、設定時間を超えないように訪問地となる候補地を選択する。
なお、情報配信装置10は、訪問地を気に入らないと推定される利用者の属性情報を記憶しておき、利用者U01の属性情報と、記憶した属性情報とが一致した場合は、利用者U01が指定した滞在時間から所定の値を減算した滞在時間を用いて、設定時間を超えないように訪問地となる候補地を選択してもよい。また、例えば、情報配信装置10は、利用者が訪問地を気に入らないと推定される場合は、その訪問地を選択範囲から除外してもよい。より具体的には、情報配信装置10は、複数の利用者が訪問する訪問地を選択する場合、各利用者の属性に基づいて、各利用者が各訪問地を気に入るか否かを判定し、判定結果に基づいて、各訪問地の滞在時間を算出する。そして、例えば、情報配信装置10は、ある訪問地についての滞在時間が所定の閾値を下回った場合(例えば、値が負となった場合)には、その訪問地を選択対象から除外してもよい。
〔2−3−2.利用者の設定について〕
また、情報配信装置10は、各候補地に滞在する滞在時間の指定を受付けずともよい。このような場合、情報配信装置10は、各訪問地に訪問した利用者の平均的な滞在時間を採用してもよい。また、情報配信装置10は、各訪問地に訪問した利用者の平均的な滞在時間を、各利用者の属性情報ごとに算出し、利用者U01の属性情報と対応する滞在時間を用いて、訪問地となる候補地を選択してもよい。
また、情報配信措置10は、利用者U01が訪問する候補地の指定を受付けずともよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01から出発地と目的地の指定のみを受付けてもよい。このような場合、情報配信装置10は、出発地から目的地までの経路を含む地域に存在する訪問地を候補地とし、候補地の中から、経路に近い候補地等、所定の条件を満たす候補地を順次選択することで、利用者U01に対して訪問地として提供する候補地を選択してもよい。また、例えば、情報配信装置10は、利用者U01が出発地や目的地の入力を行わずとも、利用者U01の現在位置を特定し、特定した位置の近傍に位置する候補地の中から訪問地の選択を行ってもよい。
また、情報配信装置10は、利用者U01が訪問する地域の指定を受付けた場合は、かかる地域内に存在する訪問地を候補地としてもよい。例えば、情報配信装置10は、出発地「東京」および目的地「大阪」とともに訪問地「京都」の指定を受付ける。このような場合、情報配信装置10は、訪問地「京都」が示す地域内に存在する訪問地を候補地として、利用者U01に対して訪問地として提供する候補地を選択してもよい。
また、情報配信装置10は、利用者U01が入力した候補地の中から、必須の訪問地として指定された候補地を必ず選択するようにしてもよい。例えば、情報配信装置10は、候補地A〜候補地Dのうち、候補地Cが必須の訪問地として指定されている場合、出発地STから候補地Cを辿って目的地GLへと至る経路を算出する。そして、情報配信装置10は、算出した経路に最も近い他の候補地を、所要時間が設定時間を超えない範囲で順次選択することで、必須の訪問地として指定された候補地を必ず含む経路を算出してもよい。
また、情報配信装置10は、利用者U01が入力した候補地以外の候補地を訪問可能である場合は、かかる候補地を訪問地として選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01が入力した候補地A〜Dを全て経由する経路を選択した際に、所要時間が設定時間よりも短い場合は、選択した経路から最も近い候補地であって、利用者U01が入力していない候補地Eを新たに選択してもよい。
〔2−3−3.属性に応じた候補地について〕
上述した例では、情報配信装置10は、出発地から目的地へと至る経路に近い候補地を所定の条件を満たす訪問地として選択した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。例えば、情報配信装置10は、訪問地に訪れる利用者U01に関する各種の情報に基づいて、訪問地とする候補地の選択を行ってもよい。
例えば、候補地の中には、利用者U01が興味を有すると推定される候補地や、興味を有さないと推定される候補地等が混在すると考えられる。そこで、情報配信装置10は、訪問地を訪問する利用者U01の属性に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、候補地とその候補地に興味があると推定される利用者の属性情報とを対応付けて記憶しておき、利用者U01が指定した候補地の中から、対応付けられた属性情報が利用者U01の属性情報と一致する候補地を優先的に選択してもよい。
また、情報配信装置10は、利用者U01の属性情報と、利用者U01が入力した候補地の属性情報との一致度に応じて、各候補地を訪問地として選択する優先度を算出し、算出した優先度に応じて、訪問地の選択を行ってもよい。また、例えば、情報配信装置10は、利用者U01が指定した地域や、出発地から目的地までの経路を含む地域の候補地のうち、対応付けられた属性情報が利用者U01の属性情報と一致する候補地を優先的に選択してもよい。
また、情報配信装置10は、予め各候補地に設定されていた優先度であって、利用者U01の属性に応じた優先度に応じて、訪問地を候補地から選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、所要時間が設定時間を超えない場合は、各候補地に対して設定される優先度のうち、利用者の属性に対応する優先度を特定し、特定した優先度に応じて、候補地の選択を行ってもよい。
なお、利用者の属性情報は、例えば、利用者のデモグラフィック属性やサイコグラフィック属性等といった各種の属性情報であってもよく、検索クエリの履歴等から推定されたものであってもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01の各種属性や検索クエリの履歴である検索履歴から、利用者U01が興味を有するカテゴリを推定し、推定したカテゴリを属性情報としてもよい。
〔2−3−4.複数の利用者の属性に応じた選択について〕
ここで、訪問地の周遊は、利用者U01のみならず、利用者U01を含む複数の利用者のグループにより行われる場合がある。そこで、情報配信装置10は、訪問地を訪問する複数の利用者の属性に応じた条件を満たす訪問地を選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、訪問地を訪問する利用者の属性のうち、共通する属性を特定し、特定した属性に基づいて、候補地の中から訪問地を選択してもよい。また、情報配信装置10は、各利用者ごとに、利用者の属性情報と各候補地の属性情報との一致度に応じた優先度をそれぞれ算出し、各候補地ごとに算出した優先度の和を算出する。そして、情報配信装置10は、算出した優先度の和が高い候補地を優先的に選択してもよい。
〔2−3−5.訪問時間帯に応じた選択について〕
ここで、利用者U01が提供された候補地を訪問した際に、候補地を利用できない時間帯であった場合や、夜間で景色が見れなかった場合等には、利用者U01の印象を著しく悪化させる恐れがある。そこで、情報配信装置10は、利用者U01が訪問地を訪問する際の日時に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択してもよい。
例えば、情報配信装置10は、選択済みの経路に近い候補地の中から、利用者U01の属性とマッチする候補地を選択する。また、情報配信装置10は、利用者U01が出発地STを出発する日時や、選択した候補地に利用者U01が到着するまでの所要時間等に基づいて、選択した候補地に利用者U01が到着する日時を推定する。そして、情報配信装置10は、推定した日時が、選択した候補地を利用できる日時であるか否かを判定し、利用できる日時であると判定した場合は、選択した候補地を経由する経路を選択してもよい。一方、情報配信装置10は、推定した日時が、選択した候補地を利用できる日時ではないと判定した場合は、新たに他の候補地を選択し直してもよい。
また、情報配信装置10は、候補地が庭園等の景観に関連する施設である場合は、候補地に利用者U01が到着する日時が日没前であるか否かを判定し、日没前であると判定した場合には、その候補地を経由する経路を選択してもよい。一方、情報配信装置10は、推定した日時が、日没後であると判定した場合は、新たに他の候補地を選択し直してもよい。
なお、情報配信装置10は、上述した条件以外にも、各種の条件を採用してよい。例えば、情報配信装置10は、訪問地である各種の施設の営業時間や公開期間、庭園であるか寺院であるかといった訪問地の種別等に応じた日時に関する条件を採用してよい。また、例えば、情報配信装置10は、訪問地に関連する季節に応じた条件を採用してもよい。例えば、候補地が紅葉で有名な施設である場合は、利用者U01がその候補地を訪問する際の日時が紅葉の時期に重なるか否かを判定し、重ならないと判定した場合は、他の候補地を選択してもよい。
〔2−3−6.予算に応じた選択について〕
また、情報配信装置10は、利用者U01により設定された予算の額に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、候補地の中から訪問地を選択する際に、選択した候補地を利用する際の利用料金の合計額を算出し、算出した合計額が利用者U01により設定された予算の額を超えないように、訪問地の選択を行ってもよい。なお、このような利用料金は、推定された料金や平均的な利用料金として設定されたものであってもよく、利用者U01の属性に応じて変動するものであってもよい。例えば、訪問地がイタリアンレストランであり、利用者U01がイタリアンが好きである場合は、平均的な利用料金に所定の額を加算した額を利用料金として採用してよい。
また、情報配信装置10は、候補地間を移動する際に係る移動料金を算出し、算出した移動料金と利用料金との総額が予算の額を超えないように、訪問地を選択してもよい。また、情報配信装置10は、移動料金と利用料金との総額が予算の額を超えないように、候補地間の移動に用いる移動手段を変更してもよい。例えば、情報配信装置10は、出発地STから候補地Dまでタクシーで移動した場合に、移動料金の利用料金との総額が予算を超えてしまうが、候補地Dまでバス等の公共交通機関で移動した場合に、移動料金の利用料金との総額が予算を下回り、かつ、所要時間が設定時間を超えない場合は、出発地STから候補地Dまでの移動手段としてバス等の公共交通機関を採用してもよい。
〔2−3−7.利用者と紐づくコンテンツに応じた選択について〕
ここで、情報配信装置10は、訪問地を訪問する利用者U01自体の属性のみならず、利用者U01と紐付けられるコンテンツに応じた条件を満たす訪問地を優先的に選択してもよい。例えば、利用者U01が特定の映画を気に入っている場合、その映画のロケ地になった訪問地に興味を有するとも推定される。そこで、情報配信装置10は、利用者U01が頻繁に閲覧するコンテンツ等、利用者U01と紐付られたコンテンツを特定し、特定したコンテンツのロケ地等、コンテンツに応じた条件を満たす候補地を訪問地として選択してもよい。
〔2−3−8.移動手段に応じた選択について〕
ここで、利用者U01が車両等を自分で操作する場合、移動によって燃料切れ等が生じると、利用者U01の印象を悪化させるとも推定される。また、利用者U01が操作する車両の車体が大きい場合、細い道等を経路として提供すると、利用者U01の印象を悪化させるとも推定される。
そこで、情報配信装置10は、訪問地に訪問する際に利用者U01が使用する車両に応じた条件を満たす候補地を訪問地として選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、移動において車両が消費するであろう燃料の量や電力の値を推定し、推定した燃料の量や電力の値が所定の閾値以下となるように、訪問地の選択を行ってもよい。また、情報配信装置10は、車両のサイズと候補地へ至る経路の広さとの比較結果に応じて、訪問地の選択を行ってもよい。
また、情報配信装置10は、例えば、電気自動車のみが通行可能な領域に候補地が存在する場合、利用者U01が操作する車両が電気自動車ではない場合は、その候補地を選択対象から除外してもよい。
〔2−4.所要時間について〕
例えば、利用者U01の年齢が高い場合や、杖を突いている場合等には、訪問地間の移動時間や各候補地における滞在時間が長くなると考えられる。また、訪問地を周遊する利用者の数が多い場合、訪問地間の移動や滞在時間により多くの時間がかかるとも考えられる。そこで、情報配信装置10は、訪問地を訪問する利用者に応じて、移動時間や滞在時間を推定し、推定した移動時間や滞在時間の総和が設定時間を超えないように、訪問地の選択を行ってもよい。例えば、情報配信装置10は、訪問地を周遊する利用者の数が多い場合や、訪問地を周遊する利用者の中に年齢が所定の閾値を超える利用者が含まれる場合は、移動時間や滞在時間を所定の時間だけ延長し、延長した移動時間や滞在時間に基づいて、訪問地の選択を行ってもよい。
〔2−5.その他〕
なお、情報配信装置10は、上述した各種の条件を任意に組み合わせて採用してもよく、上述した各種の処理を任意に組み合わせて採用してもよい。また、情報配信装置10は、上述した処理のうち一部の処理のみを採用してもよい。
〔3.情報配信装置の構成〕
以下、上記した情報配信装置10が有する機能構成の一例について説明する。図2は、実施形態に係る情報配信装置の構成例を示す図である。図2に示すように、情報配信装置10は、通信部20、記憶部30、および制御部40を有する。
通信部20は、例えば、NIC(Network Interface Card)等によって実現される。そして、通信部20は、ネットワークNと有線または無線で接続され、端末装置100との間で情報の送受信を行う。
記憶部30は、例えば、RAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)等の半導体メモリ素子、または、ハードディスク、光ディスク等の記憶装置によって実現される。また、記憶部30は、利用者データベース31、訪問地データベース32、および経路情報データベース33を記憶する。
利用者データベース31には、利用者に関する情報が登録されている。例えば、図3は、実施形態に係る利用者データベースに登録される情報の一例を示す図である。図3に示す例では、利用者データベース31には、「利用者ID(Identifier)」、「属性情報」、「検索履歴」、および「カテゴリ」といった情報が登録されている。なお、利用者データベース31には、図3に示す情報以外にも、利用者に関する任意の情報が登録されていてもよい。
ここで、「利用者ID」とは、利用者を識別する識別子である。また、「属性情報」とは、対応付けられた「利用者ID」が示す利用者の性別や年齢、住所等といった各種の属性を示す属性情報である。また、「検索履歴」とは、対応付けられた「利用者ID」が示す利用者が入力した検索クエリの履歴である。また、「カテゴリ」とは、対応付けられた「利用者ID」が示す利用者が興味を有すると推定される分野を示す情報である。
例えば、図3に示す例では、利用者データベース31には、利用者ID「利用者#1」、属性情報「属性情報#1」、検索履歴「検索履歴#1」、およびカテゴリ「歴史」等が登録されている。このような情報は、利用者ID「利用者#1」が示す利用者の属性が「属性情報#1」であり、検索クエリの履歴が「検索履歴#1」であり、興味を有すると推定される分野が「歴史」である旨を示す。
なお、図3に示す例では、「利用者#1」、「属性情報#1」、および「検索履歴#1」等という概念的な値を記載したが、実際には、利用者データベース31には、利用者を識別する数値や文字列、属性や検索クエリを示す各種の文字列やデータが登録されることとなる。
図2に戻り、説明を続ける。訪問地データベース32には、訪問地に関する各種の情報が登録される。例えば、図4は、実施形態に係る訪問地データベースに登録される情報の一例を示す図である。図4に示す例では、訪問地データベース32には、「訪問地ID」、「訪問地情報」、および「カテゴリ」といった項目が登録されている。なお、訪問地データベース32には、図4に示す情報以外にも、訪問地に関する各種の情報が登録されていてもよい。
ここで「訪問地ID」とは、訪問地を示す識別子である。また、「訪問地情報」とは、対応付けられた「訪問地ID」が示す訪問地に関連する各種の情報であり、例えば、訪問地の名称、利用可能な時間帯、利用料金、所在地等を示す情報である。また、「カテゴリ」とは、対応付けられた「訪問地ID」が示す訪問地の分類を示す情報である。
例えば、図4に示す例では、訪問地ID「訪問地#1」、訪問地情報「訪問地情報#1」、およびカテゴリ「歴史」といった情報が登録されている。このような情報は、訪問地ID「訪問地#1」が示す訪問地の情報が「訪問地情報#1」であり、「歴史」に関連する訪問地である旨を示す。なお、図4に示す例では、「訪問地#1」、および「訪問地情報#1」等という概念的な値を記載したが、実際には、訪問地データベース32には、訪問地を識別する数値や文字列、訪問地に関する各種のデータ等が登録されることとなる。
図2に戻り、説明を続ける。経路情報データベース33には、訪問地間の経路を示す経路情報が登録される。例えば、図5は、実施形態に係る経路情報データベースに登録される情報の一例を示す図である。図5に示す例では、経路情報データベース33には、「経路ID」、「経路情報」、「交通手段」、および「移動時間」といった項目が登録されている。なお、経路情報データベース33には、図5に示す情報以外にも、訪問地間の経路に関する各種の情報が登録されていてもよい。
ここで「経路ID」とは、経路を示す識別子である。また、「経路情報」とは、経路が結ぶ訪問地を示す情報である。また、「交通手段」とは、対応付けられた「経路情報」が示す経路を移動する際の交通手段を示す情報である。また、「移動時間」とは、対応付けられた「経路情報」が示す経路を、対応付けられた「交通手段」が示す交通手段で移動した場合の移動時間を示す情報である。
例えば、図5に示す例では、経路ID「経路#1」、経路情報「訪問地#1〜訪問地#2」、交通手段「徒歩」、および移動時間「移動時間#1」が対応付けて登録されている。このような情報は、経路ID「経路#1」が示す経路が「訪問地#1」と「訪問地#2」とを結ぶ経路であり、「徒歩」で移動した場合の移動時間が「移動時間#1」である旨を示す。なお、図5に示す例では、「経路#1」、および「移動時間#1」等という概念的な値を記載したが、実際には、経路情報データベース33には、経路を識別する数値や文字列、所要時間を示す数値等が登録されることとなる。
図2に戻り、説明を続ける。制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、CPU(Central Processing Unit)、MPU(Micro Processing Unit)等のプロセッサによって、情報配信装置10内部の記憶装置に記憶されている各種プログラムがRAM等を作業領域として実行されることにより実現される。また、制御部40は、コントローラ(controller)であり、例えば、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やFPGA(Field Programmable Gate Array)等の集積回路により実現されてもよい。
図2に示すように、制御部40は、受付部41、算出部42、選択部43、および提供部44を有する。受付部41は、端末装置100から候補地情報を受付ける。例えば、受付部41は、利用者U01に対して出発地や目的地、出発日時や到着日時、候補地、滞在時間等の入力を受付けるための入力コンテンツC10を端末装置100に配信する。そして、受付部41は、利用者U01が入力した出発地や目的地、出発日時や到着日時、候補地、滞在時間等を受付ける。
算出部42は、利用者U01に関する情報に基づいて、候補地に滞在する時間を算出する。例えば、算出部42は、利用者データベース31から利用者U01のカテゴリを特定する。そして、算出部42は、訪問地データベース32を参照し、特定した利用者U01のカテゴリと利用者U01が指定した候補地のカテゴリとが一致するか否かを判定する。そして、算出部42は、利用者U01のカテゴリと利用者U01が指定した候補地のカテゴリとが一致する場合は、利用者U01から受付けた滞在時間に、所定の値(例えば、「1.2」)を積算した値をその候補地の滞在時間とする。
なお、算出部42は、利用者U01が滞在時間の入力を行っていなかった場合、平均的な各候補地の滞在時間と、利用者U01のカテゴリとに基づいて、各候補地の滞在時間を算出してもよい。また、算出部42は、利用者U01が候補地の入力を行っていない場合は、後述する選択部43が候補地の選択を行う度に、かかる候補地に利用者U01が滞在する滞在時間の算出を行ってもよい。
選択部43は、候補地の中から、訪問地を訪問する利用者U01に応じた条件を満たす訪問地を選択する。より具体的には、選択部43は、利用者U01が設定した候補地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの候補地を含む組み合わせを選択する。例えば、選択部43は、利用者U01が設定した期間内に訪問可能な訪問地であって、利用者U01が設定した出発地STから目的地GLへと至るまでの間に訪問する訪問地を選択する。
例えば、選択部43は、利用者U01が設定した候補地、出発地から目的地までの経路を含む地域の候補地、若しくは、利用者U01が設定した地域の候補地のうち、所定の条件を満たす候補地を選択する。例えば、選択部43は、出発地から目的地までの経路から最も近い候補地を選択する。そして、選択部43は、利用者U01が設定した出発地から選択した候補地を経由して目的地へと至るまでの所要時間を算出する。例えば、選択部43は、出発地から選択した候補地を介して目的地へと至るまでの移動時間と、候補地での滞在時間との合計を所要時間として算出する。
そして、選択部43は、算出した所要時間が利用者U01の設定に基づく設定時間を超えない場合は、所定の条件を満たす候補地をさらに追加して所要時間を新たに算出する。例えば、選択部43は、利用者U01が設定した出発日時から到着日時までの時間を設定時間とし、算出した所要時間が設定時間以下となるか否かを判定する。そして、選択部43は、算出した所要時間が設定時間以下となる場合は、新たな候補地をさらに追加して所要時間を新たに算出し、設定時間以下となるか否かを判定する。
また、選択部43は、所要時間が設定時間を超えるまで上述した処理を繰り返し実行する。そして、選択部43は、算出した所要時間が設定時間を超えた場合は、直前に追加した候補地以外に選択した候補地を、訪問地に設定する。
例えば、選択部43は、出発地から目的地までの最短経路を特定し、特定した最短経路に含まれていない全ての候補地について、その候補地を経路に追加した場合の所要時間等といった移動コストを算出する。そして、選択部43は、算出した移動コストが最も小さい候補地を経路に追加した際の所要時間が所定時間を超えるか否かを判定する。なお、このような移動コストについては、所要時間のみならず、歩道の有無、勾配の有無、経路そのものが観光地であるか否か、多くの利用者が候補地に訪れているか否か等といった各種の要件により設定される値であってもよい。
なお、選択部43は、所定の条件を満たす候補地として、利用者が入力した候補地のうち、必須の訪問地として指定された候補地を含む複数の訪問地を選択してもよい。例えば、選択部43は、必須の訪問地として指定された候補地が存在する場合は、出発地から必須の訪問地として指定された各候補地を辿り、目的地へと至る経路を最初に設定する。そして、選択部43は、設定した経路に他の候補地を順次追加することで、訪問地の設定を行う。
また、選択部43は、所定の条件を満たす候補地として、訪問地を訪問する利用者U01の属性に応じた条件を満たす候補地を選択してもよい。例えば、選択部43は、訪問地データベース32を参照し、候補地のうち、対応付けられたカテゴリが利用者U01のカテゴリと共通する候補地を優先的に訪問地として選択してもよい。また、選択部43は、訪問地を訪問する複数の利用者の属性に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択してもよい。例えば、選択部43は、候補地のうち、同一のカテゴリが対応付けられている利用者の数が最も多い候補地を優先的に選択してもよい。
また、選択部43は、利用者U01が訪問地を訪問する際の日時に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択してもよい。例えば、選択部43は、出発日時、移動時間および訪問時間から、各候補地に到着する日時を推定し、推定した日時に各候補地が利用可能であるか否かを判定する。そして、選択部43は、利用可能であると判定された候補地を優先的に選択してもよい。
また、選択部43は、利用者U01により設定された予算の額に応じた条件を満たす候補地を、訪問地として選択してもよい。例えば、選択部43は、訪問地として選択された候補地の利用料金や、移動に要する料金等の合計額を算出し、算出した合計額が予算の額を超えないように、候補地の選択を行ってもよい。
また、選択部43は、利用者U01と紐付られたコンテンツに応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択してもよい。また、選択部43は、訪問地に訪問する際に利用者U01が使用する車両に応じた条件を満たす訪問地を選択してもよい。また、選択部43は、各候補地に対して設定される優先度であって、利用者U01の属性に応じて設定される優先度に応じて、追加する候補地を選択してもよい。
例えば、図6は、実施形態に係る情報配信装置が実行する処理の一例を示す図である。なお、図6に示す例では、出発地STから目的地GLまでの経路の近傍に、候補地A〜Cが存在する際に、利用者U01〜U03の訪問地となる候補地を選択する処理の一例について記載した。
例えば、図6に示す例では、候補地Aにはカテゴリ「庭園」が対応付けられており、候補地Bにはカテゴリ「歴史」が対応付けられており、候補地Cにはカテゴリ「映画」が対応付けられているものとする。例えば、選択部43は、利用者U01の訪問地を選択する場合、利用者データベース31から利用者U01のカテゴリ「庭園」を特定する。ここで、カテゴリ「庭園」は候補地Aのカテゴリと一致する。そこで、選択部43は、利用者U01の訪問地として、候補地Aを選択する。
また、選択部43は、利用者U02の訪問地を選択する場合、利用者データベース31から利用者U02のカテゴリ「歴史」を特定する。ここで、カテゴリ「歴史」は候補地Bのカテゴリと一致する。そこで、選択部43は、利用者U02の訪問地として、候補地Bを選択する。また、選択部43は、利用者U03の訪問地を選択する場合、利用者データベース31から利用者U03のカテゴリ「映画」を特定する。ここで、カテゴリ「映画」は候補地Cのカテゴリと一致する。そこで、選択部43は、利用者U03の訪問地として、候補地Cを選択する。このように、選択部43は、訪問地に訪問する利用者の属性と、各候補地の属性とに基づいて、訪問地とする候補地を選択するので、利用者が興味を抱く訪問地を選択することができる。
図2に戻り、説明を続ける。提供部44は、選択された訪問地を示す情報を、利用者U01に対して提供する。より具体的には、選択された訪問地の組み合わせを、利用者U01に対して提供する。例えば、提供部44は、利用者U01が設定した出発地から、選択部43により選択された各訪問地を辿り、目的地へと至る経路やスケジュールを示す案内コンテンツC20を生成する。そして、提供部44は、生成した案内コンテンツC20を端末装置100へと配信する。なお、生成された案内コンテンツC20は、利用者U01のみならず、利用者U01とともに訪問地を訪問する他の利用者に対しても提供されてもよい。また、案内コンテンツC20には、利用者U01が入力した候補地の位置を示す情報とともに、訪問地として選択された候補地の位置や数等が配置されていてもよい。また、案内コンテンツC20には、各候補地に関する説明や写真等の情報が配置されていてもよく、これたの候補地に関連するウェブコンテンツへのリンクが設定されていてもよい。
〔4.情報配信装置が実行する処理の流れの一例〕
続いて、図7を用いて、情報配信装置10が実行する提供処理の流れについて説明する。図7は、実施形態に係る情報配信装置が実行する提供処理の流れの一例を示すフローチャートである。
例えば、情報配信装置10は、利用者U01から候補地情報を受け付ける(ステップS101)。このような場合、情報配信装置10は、出発地から目的地までの経路から最も近い候補地や、利用者U01の属性とマッチする候補地等、所定の条件を満たす候補地を1つ選択し(ステップS102)、出発地から候補地を訪問して目的地まで移動する際の移動時間と候補地の滞在時間との総和を所要時間として算出する(ステップS103)。
そして、情報配信装置10は、所要時間が設定時間を超えるか否かを判定し(ステップS104)、超えない場合は(ステップS104:No)、候補地を訪問地として選択するとともに、訪問地を結ぶ経路を設定する(ステップS105)。そして、情報配信装置10は、ステップS102を実行することで、訪問地を1つづつ追加する。
また、情報配信装置10は、所要時間が設定時間を超えた場合は(ステップS104:Yes)、出発地から、選択された訪問地を辿り、目的地へと至る経路を示す案内情報を生成する(ステップS106)。そして、情報配信装置10は、案内情報を利用者U01に提供し(ステップS107)、処理を終了する。
〔5.変形例〕
上記では、情報配信装置10による提供処理の一例について説明した。しかしながら、実施形態は、これに限定されるものではない。以下、情報配信装置10が実行する提供処理のバリエーションについて説明する。
〔5−1.日をまたぐ予定について〕
上述した説明では、情報配信装置10は、設定時間内で訪問可能な訪問地の選択を行った。ここで、情報配信装置10は、設定時間が複数日に跨る場合、訪問地を訪問する時間帯を所定の時間帯に限定するとともに、利用者U01が宿泊するための宿泊施設を、所定の時間帯が経過した後で訪問する訪問地として選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、訪問地を訪問する期間として連続する複数日が設定された場合は、所定の時刻までの間に訪問可能な訪問地を日ごとに選択するとともに、所定の時刻の後で訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択してもよい。
例えば、情報配信装置10は、ホテルやユースホステル等といった各種の宿泊施設を訪問地として訪問地データベース32に登録する。また、情報配信装置10は、利用者U01から受信した候補地情報から、出発地を出発する出発日時と目的地に到着する到着日時とを特定する。そして、情報配信装置10は、出発日時から到着日時までの期間、すなわち、設定時間が複数日に跨るか否かを判定し、複数日に跨る場合は、以下の処理を実行する。
まず、情報配信装置10は、上述した選択処理を実行することで、設定時間内に訪問可能な候補地を選択する。続いて、情報配信装置10は、各候補地に到着する時刻を推定し、推定した時刻が所定の範囲内となる候補地を訪問地から除外する。例えば、情報配信装置10は、午後7時から午前9時の間等、夜間から朝にかけての時間帯に到着すると推定した候補地を訪問地から除外する。
続いて、情報配信装置10は、所定の時間内に訪問する訪問地として、宿泊施設の選択を行う。例えば、情報配信装置10は、宿泊日の最後に訪問する訪問地から、翌日の最初に訪問する訪問地とを結ぶ経路を設定し、設定した経路から最も近い候補地であって、カテゴリが「ホテル」等である候補地、すなわち、宿泊施設を訪問地として選択する。この結果、情報配信装置10は、宿泊施設を含む訪問地の選択を行うことができる。
なお、情報配信装置10は、このような宿泊施設の選択においても、利用者U01の属性(例えば、性別や収入等)に応じた選択を行ってもよく、利用者U01が設定した予算に応じた選択を行ってもよい。また、情報配信装置10は、利用者U01が設定した予算内で宿泊可能な宿泊施設が移動経路の近傍に存在しない場合は、宿泊日に訪問する訪問地の数を減らすことで、より安価な宿泊施設まで移動する時間を確保してもよい。
なお、宿泊施設に訪問する時刻や時間の長さは、利用者U01による指定に基づいて設定されてもよい。また、情報配信装置10は、利用者U01が宿泊地として指定した地域に含まれる宿泊施設の中から、宿泊する宿泊施設を選択してもよい。
〔5−2.食事について〕
また、情報配信装置10は、上述した処理をレストラン等の食事を行う訪問地の選択に適用してもよい。例えば、情報配信装置10は、訪問地を訪問する期間として昼食時や夕食時等の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、所定の時間帯の間に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する。例えば、情報配信装置10は、上述した選択処理を実行することで、訪問地を一つずつ選択するとともに、各訪問地の到着時刻および出発時刻を推定する。そして、情報配信装置10は、ある訪問地の出発時刻が正午を超えた場合には、その出発地の近傍に位置するレストラン等の飲食施設を昼食時に訪問する訪問地として選択してもよい。
〔5−3.サジェストについて〕
また、情報配信装置10は、選択した訪問地に関する各種の情報を、利用者U01に対して提供してもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01の属性と訪問地の属性とに基づいて、利用者U01がその訪問地に滞在する滞在時間を推定する。そして、情報配信装置10は、推定した滞在時間が利用者U01により設定された滞在時間よりも長い場合には、「ゆっくりするのがおすすめですよ。」等といったメッセージとともに、推定した滞在時間を利用者U01に提案してもよい。また、情報配信装置10は、推定した滞在時間に基づく案内情報の提供を行ってもよい。
また、情報配信装置10は、推定した滞在時間が利用者U01により設定された滞在時間よりも短い場合には、「そこまで時間を取らずとも大丈夫。」等といったメッセージとともに、推定した滞在時間を利用者U01に提案してもよい。また、情報配信装置10は、推定した滞在時間に基づいて、新たな候補地を選択し、選択した候補地を示す情報とともに「ここもまわれますよ。」等といったメッセージを提供してもよい。
また、情報配信装置10は、移動方法についての各種提案を行ってもよい。例えば、情報配信装置10は、出発地から訪問地を訪問し目的地へと至るまでの移動手段として、同一の鉄道会社の路線が含まれる場合は、利用可能な周遊券が存在するか否かを判定し、存在する場合は、周遊券の購入を提案してもよい。また、情報配信装置10は、移動手段としてタクシーの利用が含まれる場合は、タクシーで移動した場合の総額を算出し、算出し総額がタクシーを貸し切った際の金額よりも高い場合は、タクシーの貸切を提案してもよい。
また、情報配信装置10は、利用者U01が入力した候補地以外の候補地を訪問地として選択する場合は、かかる訪問地への訪問を提案するメッセージを出力してもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01が入力した候補地以外の候補地として、利用者U01の属性に応じて選択された候補地を選択する場合は、その候補地を示す情報とともに、「あなたにおすすめ!」等といったメッセージを利用者U01に提供し、利用者U01の許諾を得たあとで、その候補地を訪問地として選択してもよい。
また、情報配信装置10は、案内情報とともに、選択した訪問地に対応するチェックボックス等を端末装置100に表示させ、利用者U01が実際に行きたい訪問地の選択を受付ける。そして、情報配信装置10は、チェックボックスを介して利用者U01が訪問地の選択を行った場合は、選択された訪問地を周遊するための案内情報を提供してもよい。
〔5−4.リプランについて〕
また、情報配信装置10は、利用者U01の移動態様に応じて、案内情報のリプランを行ってもよい。例えば、情報配信装置10は、訪問地A〜Dを順に訪問する案内情報を利用者U01に提供するとともに、利用者U01による実際の移動状況を取得する。また、情報配信装置10は、実際の移動状況に基づいて、所定の到着時刻までに目的地へと到着することができるか否かを判定する。そして、情報配信装置10は、例えば、利用者U01が訪問地Bに滞在している間に、所定の到着時刻までに目的地へと到着することができないと判定される場合は、訪問地Cを経由しない経路を新たに設定するとともに、設定し直した経路を利用者U01に対して提供してもよい。
また、情報配信装置10は、各種交通機関の運行状況や天気等に応じて、上述した案内情報のリプランを実行してもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01が訪問地Cを滞在している間に、訪問地Cから訪問地Dへの移動に用いる交通機関に遅延が生じた場合は、訪問地Cの滞在を短くするように利用者U01に提案してもよく、訪問地Dの訪問を取りやめて目的地Dへ向かうように提案してもよい。また、情報配信装置10は、訪問地Dの他に、所定の到着時刻までに目的地へと到着することができる他の候補地が存在する場合は、かかる候補地を新たな訪問地として利用者U01に提供してもよい。
〔5−5.条件について〕
また、情報配信装置10は、上述した各種の条件以外にも、任意の条件を満たす候補地を訪問地として選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、訪問地として選択済みの候補地と関連する他の候補地を訪問地として優先的に選択してもよい。具体的には、情報配信装置10は、訪問地として選択済みの候補地と歴史的に関連する他の候補地等を優先的に選択してもよい。
また、情報配信装置10は、利用者U01が各訪問地を訪問する季節に応じて、訪問地を選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01が各訪問地を訪問する季節が秋である場合は、秋の間の景色が有名な施設等を優先的に訪問地として選択してもよい。また、情報配信装置10は、利用者U01の検索履歴に応じた訪問地を選択してもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01が頻繁に入力する検索クエリが示す候補地や検索クエリと関連する候補地を優先的に訪問地として選択してもよい。
また、例えば、情報配信装置10は、ともに訪問地を訪問する利用者が複数存在する場合は、訪問地を選択する際に、各利用者の属性を順番に用いて、訪問地の選択を行ってもよい。より具体的には、情報配信装置10は、利用者U01〜U03がともに訪問地を訪問する場合、利用者U01の属性に応じて選択された訪問地と、利用者U02の属性に応じて選択された訪問地と、利用者U03の属性に応じて選択された訪問地とを含む複数の訪問地を選択してもよい。
〔5−6.優先度の算出について〕
また、情報配信装置10は、上述した各種条件に応じたスコアを候補地ごとに算出し、算出したスコアの値が大きい方から順に候補地を選択してもよい。なお、このような候補地の選択に関するスコアの計算手法については、任意の手法が適用可能である。例えば、情報配信装置10は、訪問する訪問地の組み合わせごとに、移動スコアの値を随時加算した値を算出し、算出した値が最も大きい訪問地の組み合わせを選択してもよい。
〔5−7.移動手段の設定について〕
また、情報配信装置10は、利用者U01の属性に応じて、移動手段を設定してもよい。例えば、情報配信装置10は、利用者U01が運転を好む場合は、レンタカー等の車両を用いた移動手段を優先的に選択し、利用者U01が列車を好む場合は、列車による移動を優先的に選択してもよい。
〔5−8.出発地と目的地との関係について〕
また、情報配信装置10は、同一の出発地から同一の目的地へと至るまでに、各利用者U01が訪問する訪問地の選択を行ってもよい。例えば、情報配信装置10は、出発地(および目的地)から最も近い候補地を選択し、出発地から候補地を訪問して目的地へと戻る経路を設定する。そして、情報配信装置10は、各経路から近い他の候補地等を順次選択していくことで、同一の出発地から同一の目的地へと至るまでに、各利用者U01が訪問する訪問地の選択を行ってもよい。
〔5−9.装置構成〕
情報配信装置10は、任意の数の端末装置100と通信可能に接続されていてもよい。また、情報配信装置10は、端末装置100と情報のやり取りを行うフロントエンドサーバと、訪問地を選択する処理を実行するバックエンドサーバとで実現されてもよい。このような場合、フロントエンドサーバには、図2に示す受付部41および提供部44が配置され、バックエンドサーバには、算出部42および選択部43が配置されることとなる。また、記憶部30に登録された各データベース31〜33は、外部のストレージサーバに保持されていてもよい。
〔5−10.その他〕
なお、情報配信装置10は、上述した処理以外にも、例えば、周辺の人気がある訪問地のリコメンドを行ってもよく、乗換回数が少なくなるように訪問地の選択を行ってもよい。また、情報配信装置10は、任意のUI(User Interface)を有する入力コンテンツC10や案内コンテンツC20を生成して良い。
また、上記実施形態において説明した各処理のうち、自動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を手動的に行うこともでき、逆に、手動的に行われるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的に行うこともできる。この他、上記文書中や図面中で示した処理手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。例えば、各図に示した各種情報は、図示した情報に限られない。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
また、上記してきた各実施形態は、処理内容を矛盾させない範囲で適宜組み合わせることが可能である。
〔5−11.プログラム〕
また、上述した実施形態に係る情報配信装置10は、例えば図8に示すような構成のコンピュータ1000によって実現される。図8は、ハードウェア構成の一例を示す図である。コンピュータ1000は、出力装置1010、入力装置1020と接続され、演算装置1030、一次記憶装置1040、二次記憶装置1050、出力IF(Interface)1060、入力IF1070、ネットワークIF1080がバス1090により接続された形態を有する。
演算装置1030は、一次記憶装置1040や二次記憶装置1050に格納されたプログラムや入力装置1020から読み出したプログラム等に基づいて動作し、各種の処理を実行する。一次記憶装置1040は、RAM等、演算装置1030が各種の演算に用いるデータを一次的に記憶するメモリ装置である。また、二次記憶装置1050は、演算装置1030が各種の演算に用いるデータや、各種のデータベースが登録される記憶装置であり、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ等により実現される。
出力IF1060は、モニタやプリンタといった各種の情報を出力する出力装置1010に対し、出力対象となる情報を送信するためのインタフェースであり、例えば、USB(Universal Serial Bus)やDVI(Digital Visual Interface)、HDMI(登録商標)(High Definition Multimedia Interface)といった規格のコネクタにより実現される。また、入力IF1070は、マウス、キーボード、およびスキャナ等といった各種の入力装置1020から情報を受信するためのインタフェースであり、例えば、USB等により実現される。
なお、入力装置1020は、例えば、CD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等から情報を読み出す装置であってもよい。また、入力装置1020は、USBメモリ等の外付け記憶媒体であってもよい。
ネットワークIF1080は、ネットワークNを介して他の機器からデータを受信して演算装置1030へ送り、また、ネットワークNを介して演算装置1030が生成したデータを他の機器へ送信する。
演算装置1030は、出力IF1060や入力IF1070を介して、出力装置1010や入力装置1020の制御を行う。例えば、演算装置1030は、入力装置1020や二次記憶装置1050からプログラムを一次記憶装置1040上にロードし、ロードしたプログラムを実行する。
例えば、コンピュータ1000が情報配信装置10として機能する場合、コンピュータ1000の演算装置1030は、一次記憶装置1040上にロードされたプログラムを実行することにより、制御部40の機能を実現する。
〔6.効果〕
上述したように、情報配信装置10は、候補地の中から、訪問地を訪問する利用者U01に応じた条件を満たす訪問地を選択する。そして、情報配信装置10は、選択された訪問地を示す情報を、利用者U01に対して提供する。このため、情報配信装置10は、例えば、利用者U01が気に入るであろう訪問地を優先的に選択することができるので、訪問地の選択精度を向上させることができる。
また、情報配信装置10は、利用者U01により設定された候補地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する。このため、情報配信装置10は、利用者U01に対して効率的に各訪問地を周遊させるための案内情報を提供できる。
また、情報配信装置10は、利用者U01により選択された地域に存在する候補地の中から、利用者U01に応じた条件を満たす訪問地を選択する。このため、情報配信装置10は、訪問する地域を利用者U01があまり知らない場合であっても、利用者U01に応じた訪問地の提案を実現することができる。
また、情報配信装置10は、利用者U01が設定した期間内に訪問可能な訪問地であって、利用者U01が設定した出発地から目的地へと至るまでの間に訪問する訪問地を選択する。このため、情報配信装置10は、利用者U01が出発地から目的地までの間に周遊する訪問地を適切に選択できる。
また、情報配信装置10は、候補地の中から、利用者U01が必須の訪問地として指定した訪問地を含む複数の訪問地を選択する。このため、情報配信装置10は、利用者U01が行きたいと所望する訪問地を訪問する経路を提供することができる。
また、情報配信装置10は、訪問地を訪問する利用者U01の属性に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択する。また、情報配信装置10は、訪問地を訪問する複数の利用者の属性に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択する。また、情報配信装置10は、利用者U01が訪問地を訪問する際の日時に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択する。また、情報配信装置10は、利用者U01により設定された予算の額に応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択する。また、情報配信装置10は、利用者U01と紐付られたコンテンツに応じた条件を満たす訪問地を、候補地の中から選択する。また、情報配信装置10は、訪問地に訪問する際に利用者U01が使用する車両に応じた条件を満たす訪問地を選択する。
これら各種の条件を採用する結果、情報配信装置10は、利用者U01が訪問する訪問地を適切に選択することができる。例えば、情報配信装置10は、訪問地を訪問する期間に昼食の時間帯や夕食の時間帯等、所定の時間帯が含まれている場合は、かかる時間帯に訪問する訪問地として、レストラン等の食事を行う施設を選択することができる。また、情報配信装置10は、各訪問地が利用可能な時間や季節等を考慮して、訪問地の選択を行うことができる。
また、情報配信装置10は、利用者U01に関する情報に基づいて、候補地に滞在する時間を算出する。そして、情報配信装置10は、利用者U01が移動に要する時間と、その利用者U01が候補地に滞在する時間との累計が、所定の条件を満たす訪問地を選択する。このため、情報配信装置10は、例えば、どれくらいの滞在時間を設定すればよいか利用者U01が解らない場合にも、適切な滞在時間を反映させるとともに、その滞在時間に基づいて訪問地を選択するので、適切な訪問地の提供を実現できる。
また、情報配信装置10は、利用者U01が設定した出発地から所定の条件を満たす候補地を経由して利用者U01が設定した目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が利用者U01の設定に基づく所要時間を超えない場合は、所定の条件を満たす候補地をさらに追加して所要時間を算出し、算出した所要時間が利用者U01の設定に基づく所要時間を超えた場合は、前回追加した候補地以外の候補地を選択する。このため、情報配信装置10は、設定時間内で訪問可能な訪問地を可能な限り多く選択することができる。
また、情報配信装置10は、所要時間が利用者U01の設定に基づく所要時間を超えない場合は、各候補地に対して設定される優先度であって、利用者U01の属性に応じて設定される優先度に応じて、追加する候補地を選択する。このため、情報配信装置10は、設定時間内で訪問可能な訪問地であって、利用者U01が気に入ると推定される訪問地を可能な限り多く選択することができる。
また、情報配信装置10は、訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、所定の時間帯に訪問する訪問地として、飲食施設又は宿泊施設をさらに選択する。例えば、情報配信装置10は、訪問地を訪問する期間として連続する複数日が設定された場合は、所定の時刻までの間に訪問可能な訪問地を日ごとに選択するとともに、その所定の時刻の後で訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択する。また、例えば、情報配信装置10は、訪問地を訪問する期間として昼食時や夕食時等の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、所定の時間帯の間に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する。このため、情報配信装置10は、利用者の飲食や宿泊地を考慮した案内情報を利用者U01に対して提供することができる。
以上、本願の実施形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、発明の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本発明を実施することが可能である。
また、上記してきた「部(section、module、unit)」は、「手段」や「回路」などに読み替えることができる。例えば、選択部は、選択手段や選択回路に読み替えることができる。
10 情報配信装置
20 通信部
30 記憶部
31 利用者データベース
32 訪問地データベース
33 経路情報データベース
40 制御部
41 受付部
42 算出部
43 選択部
44 提供部
100 端末装置

Claims (30)

  1. 訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供部と
    有し、
    前記選択部は、前記利用者が設定した出発地から所定の条件を満たす訪問地の候補を経由して前記利用者が設定した目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えない場合は、所定の条件を満たす訪問地の候補をさらに追加して前記所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えた場合は、前回追加した訪問地の候補以外の候補を選択する
    ことを特徴とする提供装置。
  2. 前記選択部は、前記所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えない場合は、各訪問地の候補に対して設定される優先度であって、前記利用者の属性に応じて設定される優先度に応じて、追加する訪問地の候補を選択する
    ことを特徴とする請求項に記載の提供装置。
  3. 訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供部と
    を有し、
    前記選択部は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供装置。
  4. 訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択部と、
    前記選択部により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供部と
    を有し、
    前記選択部は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯の後に訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供装置。
  5. 前記選択部は、前記利用者により設定された訪問地の候補の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する
    ことを特徴とする請求項1〜4のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  6. 前記選択部は、利用者により選択された地域に存在する訪問地の候補の中から、前記利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜5のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  7. 利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択部と
    前記選択部により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供部と
    有し、
    前記選択部は、前記利用者が設定した出発地から所定の条件を満たす訪問地の候補を経由して前記利用者が設定した目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えない場合は、所定の条件を満たす訪問地の候補をさらに追加して前記所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えた場合は、前回追加した訪問地の候補以外の候補を選択する
    とを特徴とする提供装置。
  8. 利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択部と
    前記選択部により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供部と
    を有し、
    前記選択部は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供装置。
  9. 利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択部と
    前記選択部により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供部と
    を有し、
    前記選択部は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯の後に訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供装置。
  10. 前記選択部は、前記利用者が設定した期間内に訪問可能な訪問地であって、前記利用者が設定した出発地から目的地へと至るまでの間に訪問する訪問地を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  11. 前記選択部は、前記訪問地の候補の中から、前記利用者が必須の訪問地として指定した訪問地を含む複数の訪問地を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜10のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  12. 前記選択部は、前記訪問地を訪問する利用者の属性に応じた条件を満たす訪問地を、前記訪問地の候補の中から選択する
    ことを特徴とする請求項1〜11のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  13. 前記選択部は、前記訪問地を訪問する複数の利用者の属性に応じた条件を満たす訪問地を、前記訪問地の候補の中から選択する
    ことを特徴とする請求項12に記載の提供装置。
  14. 前記選択部は、前記利用者が訪問地を訪問する際の日時に応じた条件を満たす訪問地を、前記訪問地の候補の中から選択する
    ことを特徴とする請求項1〜13のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  15. 前記選択部は、前記利用者により設定された予算の額に応じた条件を満たす訪問地を、前記訪問地の候補の中から選択する
    ことを特徴とする請求項1〜14のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  16. 前記選択部は、前記利用者と紐付られたコンテンツに応じた条件を満たす訪問地を、前記訪問地の候補の中から選択する
    ことを特徴とする請求項1〜15のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  17. 前記選択部は、前記訪問地に訪問する際に前記利用者が使用する車両に応じた条件を満たす訪問地を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜16のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  18. 前記利用者に関する情報に基づいて、前記訪問地の候補に滞在する時間を算出する算出部
    を有し、
    前記選択部は、前記利用者が移動に要する時間と、当該利用者が訪問地の候補に滞在する時間との累計が、所定の条件を満たす訪問地を選択する
    ことを特徴とする請求項1〜17のうちいずれか1つに記載の提供装置。
  19. 提供装置が実行する提供方法であって、
    訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供工程と
    を含み、
    前記選択工程は、前記利用者が設定した出発地から所定の条件を満たす訪問地の候補を経由して前記利用者が設定した目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えない場合は、所定の条件を満たす訪問地の候補をさらに追加して前記所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えた場合は、前回追加した訪問地の候補以外の候補を選択する
    ことを特徴とする提供方法。
  20. コンピュータに、
    訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択手順と、
    前記選択手順により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供手順とを実行させるための提供プログラムであって、
    前記選択手順は、前記利用者が設定した出発地から所定の条件を満たす訪問地の候補を経由して前記利用者が設定した目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えない場合は、所定の条件を満たす訪問地の候補をさらに追加して前記所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えた場合は、前回追加した訪問地の候補以外の候補を選択する
    ことを特徴とする提供プログラム
  21. 提供装置が実行する提供方法であって、
    利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択工程と
    前記選択工程により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供工程と
    を含み、
    前記選択工程は、前記利用者が設定した出発地から所定の条件を満たす訪問地の候補を経由して前記利用者が設定した目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えない場合は、所定の条件を満たす訪問地の候補をさらに追加して前記所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えた場合は、前回追加した訪問地の候補以外の候補を選択する
    ことを特徴とする提供方法。
  22. コンピュータに、
    利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択手順と
    前記選択手順により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供手順とを実行させるための提供プログラムであって、
    前記選択手順は、前記利用者が設定した出発地から所定の条件を満たす訪問地の候補を経由して前記利用者が設定した目的地へと至るまでの所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えない場合は、所定の条件を満たす訪問地の候補をさらに追加して前記所要時間を算出し、算出した所要時間が前記利用者の設定に基づく所要時間を超えた場合は、前回追加した訪問地の候補以外の候補を選択する
    ことを特徴とする提供プログラム
  23. 提供装置が実行する提供方法であって、
    訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供工程と
    を含み、
    前記選択工程は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供方法。
  24. コンピュータに、
    訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択手順と、
    前記選択手順により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供手順とを実行させるための提供プログラムであって、
    前記選択手順は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供プログラム。
  25. 提供装置が実行する提供方法であって、
    利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択工程と
    前記選択工程により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供工程と
    を含み、
    前記選択工程は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供方法。
  26. コンピュータに、
    利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択手順と
    前記選択手順により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供手順とを実行させるための提供プログラムであって、
    前記選択手順は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯に訪問する訪問地として、飲食施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供プログラム。
  27. 提供装置が実行する提供方法であって、
    訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択工程と、
    前記選択工程により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供工程と
    を含み、
    前記選択工程は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯の後に訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供方法。
  28. コンピュータに、
    訪問地の候補の中から、当該訪問地を訪問する利用者に応じた条件を満たす訪問地を選択する選択手順と、
    前記選択手順により選択された訪問地を示す情報を、前記利用者に対して提供する提供手順とを実行させるための提供プログラムであって、
    前記選択手順は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯の後に訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供プログラム。
  29. 提供装置が実行する提供方法であって、
    利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択工程と
    前記選択工程により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供工程と
    を含み、
    前記選択工程は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯の後に訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供方法。
  30. コンピュータに、
    利用者が設定した訪問地の中から、所定の期間内で訪問可能な訪問地の組み合わせであって、最も多くの訪問地を含む組み合わせを選択する選択手順と
    前記選択手順により選択された訪問地の組み合わせを、前記利用者に対して提供する提供手順とを実行させるための提供プログラムであって、
    前記選択手順は、前記訪問地を訪問する期間として所定の時間帯を含む期間が設定された場合は、所定の時間帯までの間に訪問可能な訪問地を選択するとともに、当該所定の時間帯の後に訪問する訪問地として、宿泊施設をさらに選択する
    ことを特徴とする提供プログラム。
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