JP6727875B2 - 射出成形機 - Google Patents

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Description

本発明は、射出成形機に関する。
特許文献1に記載の射出成形機の固定プラテンは、金型取付部と、タイバー支持部と、荷重伝達部とを備える。金型取付部は、金型取付面を有する。タイバー支持部は四隅にタイバー挿通部を有し、それぞれのタイバー挿通部にはタイバー挿通穴が空けられている。荷重伝達部は、空間を隔てて設置される金型取付部とタイバー支持部とを接続する。
特開2015−150693号公報
タイバーが取り付けられる部材に、型締力による変形を逃がすための空間を形成することが検討されている。
しかしながら、変形による力のロスが大きく、型締力の金型装置への伝達効率が低かった。
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであって、型締力による変形の伝達を抑制でき、且つ型締力の金型装置への伝達効率の低下を抑制できる、射出成形機の提供を主な目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様によれば、
固定プラテンを有する射出成形機において、
前記固定プラテンは、
金型が取り付けられる金型取付部と、
前記金型取付部と型開閉方向に間隔をおいて配設される離間部と、
前記金型取付部と前記離間部とを連結する連結部と
前記離間部の型締による変形を抑制する変形抑制部と、を有し、
前記離間部は、型締時にタイバーから荷重を受ける荷重受け部を隅部に含み、
前記連結部は、前記隅部の周辺において前記金型取付部と前記離間部との間にくぼみ部を形成し、
前記くぼみ部は、前記離間部の型締による変形を逃がすための空間を形成し、
前記変形抑制部は、前記離間部から前記金型取付部とは反対側に突出するように設けられ、前記離間部の前記隅部同士をつなぐように直線状に設けられる、射出成形機が提供される。
本発明の一態様によれば、型締力による変形の伝達を抑制でき、且つ型締力の金型装置への伝達効率の低下を抑制できる、射出成形機が提供される。
一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。 一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。 一実施形態による固定プラテンを上方から見た図である。 一実施形態による固定プラテンを後方から見た図である。 一実施形態による固定プラテンを前方から見た図である。 第1変形例による固定プラテンを上方から見た図である。 第2変形例による固定プラテンを上方から見た図である。 一実施形態によるトグルサポートを上方から見た図である。 一実施形態によるトグルサポートを前方から見た図である。 一実施形態によるトグルサポートを後方から見た図である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照して説明するが、各図面において、同一の又は対応する構成については同一の又は対応する符号を付して説明を省略する。各図面において、X方向、Y方向、Z方向は互いに垂直な方向である。Z方向は上下方向を、X方向およびY方向は水平方向を表し、X方向は型開閉方向を表す。
図1は、一実施形態による射出成形機の型開完了時の状態を示す図である。図2は、一実施形態による射出成形機の型締時の状態を示す図である。図1および図2に示すように、射出成形機は、フレームFrと、型締装置10と、射出装置40と、エジェクタ装置50と、制御装置90とを有する。以下の説明では、型閉時の可動プラテン13の移動方向(図1および図2中右方向)を前方とし、型開時の可動プラテン13の移動方向(図1および図2中左方向)を後方として説明する。
型締装置10は、金型装置30の型閉、型締、型開を行う。型締装置10は、型開閉方向が水平方向の横型である。型締装置10は、固定プラテン12、可動プラテン13、トグルサポート15、タイバー16、トグル機構20、型締モータ21および運動変換機構25を有する。
固定プラテン12は、フレームFrに対し固定される。固定プラテン12における可動プラテン13との対向面に固定金型32が取り付けられる。
可動プラテン13は、フレームFr上に敷設されるガイド(例えばガイドレール)17に沿って移動自在とされ、固定プラテン12に対し進退自在とされる。可動プラテン13における固定プラテン12との対向面に可動金型33が取り付けられる。
固定プラテン12に対し可動プラテン13を進退させることにより、型閉、型締、型開が行われる。固定金型32と可動金型33とで金型装置30が構成される。
トグルサポート15は、固定プラテン12と間隔をおいて連結され、フレームFr上に型開閉方向に移動自在に載置される。尚、トグルサポート15は、フレームFr上に敷設されるガイドに沿って移動自在とされてもよい。トグルサポート15のガイドは、可動プラテン13のガイド17と共通のものでもよい。
尚、本実施形態では、固定プラテン12がフレームFrに対し固定され、トグルサポート15がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされるが、トグルサポート15がフレームFrに対し固定され、固定プラテン12がフレームFrに対し型開閉方向に移動自在とされてもよい。
タイバー16は、固定プラテン12とトグルサポート15とを間隔をおいて連結する。タイバー16は、複数本(例えば4本)用いられてよい。各タイバー16は、型開閉方向に平行とされ、型締力に応じて伸びる。少なくとも1本のタイバー16には型締力検出器18が設けられる。型締力検出器18は、タイバー16の歪みを検出することによって型締力を検出し、検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
尚、型締力検出器18は、歪みゲージ式に限定されず、圧電式、容量式、油圧式、電磁式などでもよく、その取り付け位置もタイバー16に限定されない。
トグル機構20は、固定プラテン12に対し可動プラテン13を移動させる。トグル機構20は、可動プラテン13とトグルサポート15との間に配設される。トグル機構20は、クロスヘッド20a、一対のリンク群などで構成される。各リンク群は、ピンなどで屈伸自在に連結される複数のリンク20b、20cを有する。一方のリンク20bは可動プラテン13に揺動自在に取付けられ、他方のリンク20cはトグルサポート15に揺動自在に取付けられる。クロスヘッド20aを進退させると、複数のリンク20b、20cが屈伸し、トグルサポート15に対し可動プラテン13が進退する。
型締モータ21は、トグルサポート15に取付けられており、トグル機構20を作動させる。型締モータ21は、クロスヘッド20aを進退させることにより、リンク20b、20cを屈伸させ、可動プラテン13を進退させる。
運動変換機構25は、型締モータ21の回転運動を直線運動に変換してクロスヘッド20aに伝達する。運動変換機構25は、例えばボールねじ機構などで構成される。
型締装置10の動作は、制御装置90によって制御される。制御装置90は、図1や図2に示すようにCPU(Central Processing Unit)91と、メモリなどの記憶媒体92と、入力インターフェイス93と、出力インターフェイス94とを有する。制御装置90は、記憶媒体92に記憶されたプログラムをCPU91に実行させることにより、各種の制御を行う。また、制御装置90は、入力インターフェイス93で外部からの信号を受信し、出力インターフェイス94で外部に信号を送信する。制御装置90は、型閉工程、型締工程、型開工程などを制御する。
型閉工程では、型締モータ21を駆動してクロスヘッド20aを設定速度で型閉完了位置まで前進させることにより、可動プラテン13を前進させ、可動金型33を固定金型32に接触させる。クロスヘッド20aの位置や速度は、例えば型締モータ21のエンコーダ21aなどを用いて検出する。エンコーダ21aは、型締モータ21の回転を検出し、その検出結果を示す信号を制御装置90に送る。
型締工程では、型締モータ21をさらに駆動してクロスヘッド20aを型閉完了位置から型締位置までさらに前進させることで型締力を生じさせる。型締時に可動金型33と固定金型32との間にキャビティ空間34が形成され、射出装置40がキャビティ空間34に液状の成形材料を充填する。充填された成形材料が固化されることで、成形品が得られる。キャビティ空間34の数は複数でもよく、その場合、複数の成形品が同時に得られる。
型開工程では、型締モータ21を駆動してクロスヘッド20aを設定速度で型開完了位置まで後退させることにより、可動プラテン13を後退させ、可動金型33を固定金型32から離間させる。その後、エジェクタ装置50が可動金型33から成形品を突出す。
図3は、一実施形態による固定プラテンを上方から見た図である。図3において、矢印方向は、型締時に固定プラテン12に作用する力の向きを表す。また、図3において、二点鎖線は、型締時の離間部123の変形を誇張して示す。図4は、一実施形態による固定プラテンを後方から見た図である。図5は、一実施形態による固定プラテンを前方から見た図である。
固定プラテン12は、固定金型32が取り付けられる金型取付部121と、金型取付部121と型開閉方向に間隔をおいて配設される離間部123と、金型取付部121と離間部123とを連結する連結部125とを有する。固定プラテン12の中央部には、射出装置40のノズルが挿入されるノズル挿入穴12aが貫通形成されている。また、固定プラテン12の隅部には、タイバー16が挿通されるタイバー挿通穴12bが貫通形成されている。金型取付部121、離間部123、および連結部125は、鋳造などで一体に成形されてよい。
金型取付部121は、可動プラテン13と対向する対向面に金型取付面を有する。この金型取付面に固定金型32が取付けられる。金型取付部121の形状は、特に限定されないが、例えば略矩形の板状である。金型取付部121の隅部には、タイバー16を避けるための切欠き部122が形成されている。切欠き部122は、複数本のタイバー16に対応して複数設けられる。尚、切欠き部122の代わりに、穴が形成されていてもよい。
離間部123は、金型取付部121を基準として可動プラテン13とは反対側(例えば金型取付部121の前方)に配設される。離間部123の形状は、特に限定されないが、例えば略矩形の板状である。離間部123の隅部には、型締時にタイバー16からの荷重を受ける荷重受け部124が形成されている。荷重受け部124は、離間部123の4つの隅部に形成されている。各荷重受け部124には、タイバー挿通穴12bが形成されている。
タイバー16の前端部には図3に示すようにねじ軸161が形成されており、このねじ軸161にはねじナット162が螺合されている。ねじナット162を締めることで、後述のリブ部127にタイバー16が固定される。
連結部125は、金型取付部121と離間部123とを型開閉方向に間隔をおいて連結する。連結部125は、例えば円柱状であって、金型取付部121の中央部と離間部123の中央部とを型開閉方向に間隔をおいて連結する。
尚、連結部125は、図4では円柱状であるが、角柱状や十字柱状などでもよい。また、連結部125は、図4では固定プラテン12の中央部に設けられるが、中央部と外周部の両方に間隔をおいて設けられてもよく、中央部から外周部にかけて設けられてもよい。また、連結部125の数は、図4では1つであるが、複数でもよい。
連結部125は、離間部123の隅部の周辺において金型取付部121と離間部123との間にくぼみ部126(図3参照)を形成する。くぼみ部126は、離間部123の4つの隅部の周辺に形成されているが、離間部123の少なくとも1つの隅部の周辺に形成されていればよい。
くぼみ部126は、離間部123の型締による変形を逃がすための空間を形成する。これにより、離間部123の型締による変形が金型取付部121に伝達するのを抑制でき、固定金型32の曲げ変形を抑制できる。
ところで、くぼみ部126が形成されている箇所には、連結部125が存在しないため、連結部125によって離間部123の変形を抑えることができない。
そこで、固定プラテン12は、離間部123の型締による変形を抑制する変形抑制部をさらに備える。変形抑制部は、例えば離間部123から金型取付部121とは反対側(例えば前側)に突出するリブ部127を含む。リブ部127は、鋳造などによって離間部123と一体に形成されてよい。
リブ部127は、離間部123の型締による変形を抑制する。これにより、離間部123の変形による力のロスが小さくなり、型締力の金型装置30への伝達効率が向上できる。また、リブ部127は、離間部123の前面の一部のみに設けられるので、固定プラテン12の重量化を抑制できる。
リブ部127は、例えば図5に示すように、離間部123の中央部に設けられる環状部127aと、離間部123の中央部から隅部にかけて設けられる放射状部127bと、離間部123の隅部同士をつなぐように直線状に形成される直線状部127cとを含む。環状部127a、放射状部127b、および直線状部127cは、つながっていてよい。
放射状部127bは、離間部123の中央部から離間部123の4つの隅部にかけて設けられる。尚、放射状部127bの、離間部123の中央部から離間部123の隅部に伸びる腕の本数は、4本に限定されない。
直線状部127cは、離間部123の外周に沿って、離間部123の隅部同士をつなぐように直線状に形成される。直線状部127cの本数は、例えば4本である。尚、直線状部127cの本数は、4本に限定されない。
尚、リブ部127は、放射状部127bと直線状部127cの両方を有しているが、いずれか一方のみを有していてもよい。また、リブ部127は、環状部127aを有していなくてもよい。
図6は、第1変形例による固定プラテンを上方から見た図である。図6において、矢印方向は、型締時に固定プラテン12Aに作用する力の向きを表す。また、図6において、二点鎖線は、型締時の離間部123の変形を誇張して示す。固定プラテン12Aは、金型取付部121と、離間部123と、連結部125と、変形抑制部としての抵抗力発生部128とを有する。
抵抗力発生部128は、両端部128a、128bが離間部123に固定され、両端部128a、128bの間の中間部が離間部123に固定されておらず離間部123の型締による変形に対する抵抗力を発生する。
中間部は、例えばロッド128cで構成される。ロッド128cは、ロッド128cに螺合されるナット128d、128eを介して、抵抗力発生部128の両端部128a、128bに固定されている。ロッド128cは、弾性復元力によって、離間部123の型締による変形に対する抵抗力を発生し、離間部123の型締による変形を抑制する。
尚、抵抗力発生部128の両端部128a、128bは、図6では離間部123における金型取付部121とは反対側の面(例えば離間部123の前面)に設けられるが、離間部123の側面(例えばY方向端面やZ方向端面)に設けられ金型取付部121とは反対側に張り出してもよい。
抵抗力発生部128は、離間部123の型締による変形を抑制する。これにより、離間部123の変形による力のロスが小さくなり、型締力の金型装置30への伝達効率が向上できる。また、抵抗力発生部128は、離間部123の前面の一部のみに設けられるので、固定プラテン12Aの重量化を抑制できる。
ところで、離間部123の型締による変形によって、ロッド128cは軸方向に引き伸ばされる。このとき、ロッド128cに過大な引張応力がかからないように、型締前に予め圧縮応力をロッド128cにかけてよい。これにより、引張応力によるロッド128cの破断を防止できる。ロッド128cに予めかける圧縮応力は、ナット128d、128eの締め付け力で調整できる。
抵抗力発生部128は、図6に示すように、離間部123の外周に沿って、離間部123の隅部同士をつなぐように直線状に設けられてよい。ロッド128cの本数は、例えば4本である。尚、ロッド128cの本数は、4本に限定されない。
尚、本変形例では、ロッド128cは、離間部123の隅部同士をつなぐように直線状に設けられるが、離間部123の中央部から離間部123の隅部にかけて放射状に設けられてもよく、両方の形状に設けられてもよい。
ロッド128cが放射状に設けられる場合、離間部123の中央部には図5に示す環状部127aが設けられてよく、この環状部127aにロッド128cの一端が固定されてよい。このように、抵抗力発生部128と、図3〜図5に示すリブ部127とが両方用いられてもよい。
ロッド128cの代わりに、またはロッド128cに加えて、ばねが用いられてもよく、抵抗力発生部128の中間部の構成は特に限定されない。
図7は、第2変形例による固定プラテンを上方から見た図である。図7において、矢印方向は、型締時に固定プラテン12Bに作用する力の向きを表す。また、図7において、二点鎖線は、型締時の離間部123の変形を誇張して示す。固定プラテン12Bは、金型取付部121と、離間部123と、連結部125と、変形抑制部としての補強部129とを有する。
補強部129は、離間部123よりも高いヤング率の材料で形成される。補強部129は、離間部123とは異なる材料で形成されるため、離間部123にボルトや溶接などで固定される。
補強部129は、離間部123の型締による変形を抑制する。これにより、離間部123の変形による力のロスが小さくなり、型締力の金型装置30への伝達効率が向上できる。また、補強部129は、離間部123よりも高いヤング率の材料で形成されるので、離間部123と同じ材料で形成される場合よりも厚さを薄くでき、固定プラテン12Bの重量化を抑制できる。
補強部129は、例えば板状に形成されているが、リブ部127と同様に、離間部123の中央部から離間部123の隅部にかけて放射状に設けられてもよいし、離間部123の隅部同士をつなぐように直線状に設けられてもよい。
また、補強部129は、リブ部127と共に用いられてもよく、リブ部127にボルトや溶接などで固定されてもよい。リブ部127、抵抗力発生部128、補強部129のうち、複数の組合せで変形抑制部が構成されてもよい。
図8は、一実施形態によるトグルサポートを上方から見た図である。図8において、矢印方向は、型締時にトグルサポート15に作用する力の向きを表す。また、図8において、二点鎖線は、型締時の離間部153の変形を誇張して示す。図9は、一実施形態によるトグルサポートを前方から見た図である。図10は、一実施形態によるトグルサポートを後方から見た図である。
トグルサポート15は、トグル機構20が取り付けられるトグル取付部151と、トグル取付部151と型開閉方向に間隔をおいて配設される離間部153と、トグル取付部151と離間部153とを連結する連結部155とを有する。トグルサポート15の中央部には、運動変換機構25のボールねじ軸が挿通されるボールねじ軸挿通穴15aが形成されている。また、トグルサポート15の隅部には、タイバー16が挿通されるタイバー挿通穴15bが形成されている。トグル取付部151、離間部153、および連結部155は、鋳造などで一体に成形されてよい。
トグル取付部151は、トグル機構20が取付けられるものである。トグル取付部151は、例えば略矩形の板状部151aと、板状部151aにおける可動プラテン13との対向面から前方に突出するリンクピン取付部151bとを有する。リンクピン取付部151bに、トグル機構20のリンクピン20dが取付けられる。板状部151aの隅部には、タイバー16を避けるための切欠き部152が形成されている。切欠き部152は、複数本のタイバー16に対応して複数設けられる。尚、切欠き部152の代わりに、穴が形成されていてもよい。トグル取付部151とタイバー16とは連結されていない。
離間部153は、トグル取付部151を基準として可動プラテン13とは反対側(例えばトグル取付部151の後方)に配設される。離間部153の隅部には、型締時にタイバー16からの荷重を受ける荷重受け部154が形成されている。荷重受け部154は、離間部153の4つの隅部に形成されている。各荷重受け部154には、タイバー挿通穴15bが形成されている。
タイバー16の後端部には図8に示すようにねじ軸163が形成されており、このねじ軸163にはねじナット164が螺合されている。ねじナット164を介して、後述のリブ部157にタイバー16が固定される。
連結部155は、トグル取付部151と離間部153とを型開閉方向に間隔をおいて連結する。連結部155は、例えば円柱状であって、トグル取付部151の中央部と離間部153の中央部とを型開閉方向に間隔をおいて連結する。
尚、連結部155は、図9では円柱状であるが、角柱状や十字柱状などでもよい。また、連結部155は、図9ではトグルサポート15の中央部に設けられるが、中央部と外周部の両方に間隔をおいて設けられてもよく、中央部から外周部にかけて設けられてもよい。また、連結部155の数は、図9では1つであるが、複数でもよい。
連結部155は、離間部153の隅部の周辺においてトグル取付部151と離間部153との間にくぼみ部156(図8参照)を形成する。くぼみ部156は、離間部153の4つの隅部の周辺に形成されているが、離間部153の少なくとも1つの隅部の周辺に形成されていればよい。
くぼみ部156は、離間部153の型締による変形を逃がすための空間を形成する。これにより、離間部153の型締による変形がトグル取付部151やトグル機構20に伝達するのを抑制できる。
ところで、くぼみ部156が形成されている箇所には、連結部155が存在しないため、連結部155によって離間部153の変形を抑えることができない。
そこで、トグルサポート15は、離間部153の型締による変形を抑制する変形抑制部をさらに備える。変形抑制部は、例えば離間部153からトグル取付部151とは反対側(例えば後側)に突出するリブ部157を含む。リブ部157は、鋳造などによって離間部153と一体に形成されてよい。
リブ部157は、離間部153の型締による変形を抑制する。これにより、離間部153の変形による力のロスが小さくなり、型締力の金型装置30への伝達効率が向上できる。また、リブ部157は、離間部153の後面の一部のみに設けられるので、トグルサポート15の重量化を抑制できる。
リブ部157は、例えば図10に示すように、離間部153の中央部に設けられる環状部157aと、離間部153の中央部から隅部にかけて設けられる放射状部157bと、離間部153の隅部同士をつなぐように直線状に形成される直線状部157cとを含む。環状部157a、放射状部157b、および直線状部157cは、つながっていてよい。
放射状部157bは、離間部153の中央部から離間部153の4つの隅部にかけて設けられる。尚、放射状部157bの、離間部153の中央部から離間部153の隅部に伸びる腕の本数は、4本に限定されない。
直線状部157cは、離間部153の外周に沿って、離間部153の隅部同士をつなぐように直線状に形成される。直線状部157cの本数は、例えば4本である。尚、直線状部157cの本数は、4本に限定されない。
尚、リブ部157は、放射状部157bと直線状部157cの両方を有しているが、いずれか一方のみを有していてもよい。また、リブ部157は、環状部157aを有していなくてもよい。
尚、図8〜図10に示すトグルサポート15は、図3〜図5に示す固定プラテン12と同様にリブ部157を有するが、図6に示す固定プラテン12Aと同様に抵抗力発生部を有してもよいし、図7に示す固定プラテン12Bと同様に補強部を有してもよい。リブ部157、抵抗力発生部、補強部のうち、複数の組合せで変形抑制部が構成されてもよい。
以上、射出成形機の実施形態等について説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形、改良が可能である。
上記実施形態では、型締装置10として、型開閉方向が水平方向である横型締装置が用いられるが、型開閉方向が上下方向である竪型締装置が用いられてもよい。竪型締装置は、下プラテン、上プラテン、トグルサポート、トグル機構、およびタイバーなどを有する。下プラテンと上プラテンのうち、いずれか一方が固定プラテン、残りの一方が可動プラテンとして用いられる。下プラテンには下金型が取り付けられ、上プラテンには上金型が取り付けられる。下金型と上金型とで金型装置が構成される。下金型は、ロータリーテーブルを介して下プラテンに取り付けられてもよい。トグルサポートは、下プラテンの下方に配設される。トグル機構は、トグルサポートと下プラテンとの間に配設される。タイバーは、鉛直方向に平行とされ、下プラテンを貫通し、上プラテンとトグルサポートとを連結する。上プラテンや下プラテン、トグルサポートなどは上下方向視で略三角形状であってよく、その三角形の各隅部にタイバーが配されてよい。
10 型締装置
12 固定プラテン
121 金型取付部
122 切欠き部
123 離間部
124 荷重受け部
125 連結部
126 くぼみ部
127 リブ部
128 抵抗力発生部
129 補強部
13 可動プラテン
15 トグルサポート
151 トグル取付部
152 切欠き部
153 離間部
154 荷重受け部
155 連結部
156 くぼみ部
157 リブ部
30 金型装置
40 射出装置
50 エジェクタ装置

Claims (8)

  1. 固定プラテンを有する射出成形機において、
    前記固定プラテンは、
    金型が取り付けられる金型取付部と、
    前記金型取付部と型開閉方向に間隔をおいて配設される離間部と、
    前記金型取付部と前記離間部とを連結する連結部と
    前記離間部の型締による変形を抑制する変形抑制部と、を有し、
    前記離間部は、型締時にタイバーから荷重を受ける荷重受け部を隅部に含み、
    前記連結部は、前記隅部の周辺において前記金型取付部と前記離間部との間にくぼみ部を形成し、
    前記くぼみ部は、前記離間部の型締による変形を逃がすための空間を形成し、
    前記変形抑制部は、前記離間部から前記金型取付部とは反対側に突出するように設けられ、前記離間部の前記隅部同士をつなぐように直線状に設けられる、射出成形機。
  2. 固定プラテンを有する射出成形機において、
    前記固定プラテンは、
    金型が取り付けられる金型取付部と、
    前記金型取付部と型開閉方向に間隔をおいて配設される離間部と、
    前記金型取付部と前記離間部とを連結する連結部と
    前記離間部の型締による変形を抑制する変形抑制部と、を有し、
    前記離間部は、型締時にタイバーから荷重を受ける荷重受け部を隅部に含み、
    前記連結部は、前記隅部の周辺において前記金型取付部と前記離間部との間にくぼみ部を形成し、
    前記くぼみ部は、前記離間部の型締による変形を逃がすための空間を形成し、
    前記変形抑制部は、両端部が前記離間部に固定され、前記両端部の間の中間部が前記離間部に固定されておらず前記変形に対する抵抗力を発生する抵抗力発生部を含む、射出成形機。
  3. 前記変形抑制部は、前記離間部の前記隅部同士をつなぐように直線状に設けられる、請求項に記載の射出成形機。
  4. 前記変形抑制部は、前記離間部の中央部から前記離間部の前記隅部にかけて放射状に設けられる、請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の射出成形機。
  5. 前記変形抑制部は、前記離間部から前記金型取付部とは反対側に突出するリブ部を含む、請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の射出成形機。
  6. 前記変形抑制部は、前記離間部よりも高いヤング率の材料で形成される補強部を含む、請求項1乃至請求項5のいずれか1項のいずれか1項に記載の射出成形機。
  7. トグルサポートを有する射出成形機において、
    前記トグルサポートは、
    トグル機構が取り付けられるトグル取付部と、
    前記トグル取付部と型開閉方向に間隔をおいて配設される離間部と、
    前記トグル取付部と前記離間部とを連結する連結部と
    前記離間部の型締による変形を抑制する変形抑制部と、を有し、
    前記離間部は、型締時にタイバーから荷重を受ける荷重受け部を隅部に含み、
    前記連結部は、前記隅部の周辺において前記トグル取付部と前記離間部との間にくぼみ部を形成し、
    前記くぼみ部は、前記離間部の型締による変形を逃がすための空間を形成し、
    前記変形抑制部は、前記離間部から前記トグル取付部とは反対側に突出するように設けられ、前記離間部の前記隅部同士をつなぐように直線状に設けられる、射出成形機。
  8. トグルサポートを有する射出成形機において、
    前記トグルサポートは、
    トグル機構が取り付けられるトグル取付部と、
    前記トグル取付部と型開閉方向に間隔をおいて配設される離間部と、
    前記トグル取付部と前記離間部とを連結する連結部と
    前記離間部の型締による変形を抑制する変形抑制部と、を有し、
    前記離間部は、型締時にタイバーから荷重を受ける荷重受け部を隅部に含み、
    前記連結部は、前記隅部の周辺において前記トグル取付部と前記離間部との間にくぼみ部を形成し、
    前記くぼみ部は、前記離間部の型締による変形を逃がすための空間を形成し、
    前記変形抑制部は、両端部が前記離間部に固定され、前記両端部の間の中間部が前記離間部に固定されておらず前記変形に対する抵抗力を発生する抵抗力発生部を含む、射出成形機。
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