JP6725457B2 - 突き出し装置 - Google Patents

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Description

本発明は、成形品を突き出す突き出し装置に関する。
射出成形機では、金型へ射出した樹脂が固まった後に、突き出し装置で金型から製品(成形品)を突き出す。この突き出し装置は、製品を突き出すことの他、別の用途にも使用することが検討されてきた(例えば、特許文献1(図1)参照)。
特許文献1の図1に示される可動盤(1)(括弧付き数字は、特許文献1に記載された符号を示す。以下同様)に、サーボモータ(2)が取付けられている。
また、可動盤(1)に、ナット(4)、このナット(4)にねじ結合するねじ軸(9)、このねじ軸(9)の基部に取付けられた連結プレート(10)及びこの連結プレート(10)から可動型(13)へ延びる突き出しピン(11、11)が設けられている。
サーボモータ(2)でタイミングベルト(7)を介してナット(4)を回すと、ねじ軸(9)は回転することなく軸方向に移動する。結果、突き出しピン(11、11)を前進させることができる。可動型(13)を普通の金型に交換すると、突き出しピン(11、11)で製品を突き出すことができる。
特許文献1の図1に示される金型は、ペットボトルのキャップのような雌ねじ部を有する樹脂製品(18)を得る成形型である。成形型の要部である可動型(13)に、ギヤボックス(15)が内蔵され、このギヤボックス(15)から延びる中子(17)がキャビティへ進入する。
射出された樹脂が固まった後に、ねじ軸(9)でギヤボックス(15)を駆動し、中子(17)をねじが緩む方へ回す。中子(17)から樹脂製品(18)が外れた後に突き出しピン(11、11)でエジェクト駆動プレート(19)、連結ピン(21)、エジェクトプレート(20)を一括して前進させ、このエジェクトプレート(20)で樹脂製品(18)を突き出す。
特許文献1の技術によれば、突き出し装置を2つの用途に使用することができ、射出成形機の利便性を高めることができる。
ところで、金型の構造によっては、金型の中央に突き出しピン(センターピン)を配置することが求められる。しかし、特許文献1では、金型の中央に受動カップリング(16)が配置されている。この受動カップリング(16)は重要な部品であり、簡単には外すことができない。すなわち、特許文献1の構造では、センターピンを配置することができない。
しかし、射出成形機の更なる利便性が求められる中、突き出し装置を2つの用途に使用することを前提としても、センターピンが配置できる構造が求められる。
特許第3273464号公報
本発明は、センターピンの配置が可能である上に、製品突き出し以外の用途にも使用することができる突き出し装置を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、成形品を突き出す突き出し装置において、
モータと、このモータで回されるねじ軸と、前記ねじ軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられており、
前記センターピンは、前記ねじ軸の外径より内径が大径で前記ねじ軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1記載の突き出し装置であって、
前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、成形品を突き出す突き出し装置において、
モータと、このモータで回される2本のねじ軸及びこれらのねじ軸の中間に配置される中央軸と、前記ねじ軸の一端及び前記中央軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項3記載の突き出し装置であって、
前記センターピンは、前記中央軸の外径より内径が大径で前記中央軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4記載の突き出し装置であって、
前記モータは駆動プーリを備え、前記2本のねじ軸は各々従動プーリを備え、前記中央軸は従動プーリを備え、前記駆動プーリと前記3個の従動プーリに、1本のベルトを掛け渡したことを特徴とする。
請求項6に係る発明は、請求項4記載の突き出し装置であって、
前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、センターピンは、突き出し板に着脱可能に取付けられている。センターピンを外すことにより、センターピンとは異なるアタッチメントに交換することができる。
請求項1によれば、センターピンの配置が可能である上に、製品突き出し以外の用途にも使用することができる突き出し装置が提供される。
加えて、請求項に係る発明では、センターピンは、ねじ軸の外径より内径が大径でねじ軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなる。
筒部により、ねじ軸との干渉を回避することができ、ねじ軸の軸上にセンターピンを配置することができる。
また、アタッチメントは、軸受箱と中継軸とからなり、構造が簡単であり、容易に可動盤に取付けることができる。
請求項2に係る発明では、中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸である。突き出し装置は、雌ねじ部を有するキャップなどの成形に供することができる。結果、突き出し装置の有用性を高めることができる。
請求項3に係る発明では、ねじ軸は2本であるため、金型の大型化が可能となる。
そして、請求項3は、請求項1と同様に、センターピンは、突き出し板に着脱可能に取付けられている。センターピンとは異なるアタッチメントに交換することができる。
請求項3によれば、センターピンの配置が可能である上に、製品突き出し以外の用途にも使用することができる突き出し装置が提供される。
請求項4に係る発明では、センターピンは、中央軸の外径より内径が大径で中央軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなる。
筒部により、中央軸との干渉を回避することができ、中央軸の軸上にセンターピンを配置することができる。
また、アタッチメントは、軸受箱と中継軸とからなり、構造が簡単であり、容易に可動盤に取付けることができる。
請求項5に係る発明では、駆動プーリと3個の従動プーリに、1本のベルトを掛け渡した。1本のベルトで3個の従動プーリを一括して駆動することができる。
請求項6に係る発明では、中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸である。突き出し装置は、雌ねじ部を有するキャップなどの成形に供することができる。結果、突き出し装置の有用性を高めることができる。
本発明に係る突き出し装置を備える射出成形機の正面図である。 本発明に係る突き出し装置の要部の拡大断面図である。 ねじ抜きアタッチメントの断面図である。 センターピンアタッチメントをねじ抜きアタッチメントに交換する手順を説明する図である。 ねじ抜きアタッチメントに交換した後の突き出し装置の断面図である。 変更例を示す突き出し装置の要部の拡大断面図である。 図6の7−7線断面図である。 ベルト掛けの変更例を示す図である。 更なる変更例を示す突き出し装置の要部の拡大断面図である。
本発明の実施の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1に示すように、射出成形機10は、ベッド11に載せられた射出機12と型締装置20とを主要素とする。
射出機12は、スクリューを内蔵する加熱筒13とホッパ14とを備える。ホッパ14から樹脂材料を加熱筒13に投入する。樹脂材料は、スクリューで撹拌、混練され、ノズル15から金型16へ射出される。
型締装置20は、ベッド11に固定される固定盤21と、この固定盤21に平行に配置されベッド11に固定される圧受け板22と、この圧受け板22と固定盤21に渡されるタイバー23、23と、圧受け板22と固定盤21の間に配置されタイバー23、23で案内される可動盤24と、圧受け板22を起点として可動盤24を固定盤21へ前進させるトグルリンク25とからなる。
金型16は、固定型17と可動型18とからなる。固定型17は固定盤21に取付けられ、可動型18は可動盤24に取付けられる。
可動盤24に、モータ31が取付けられ、このモータ31に駆動プーリ32が取付けられ、この駆動プーリ32にタイミングベルトなどのベルト33が取付けられている。
すなわち、可動盤24に突き出し装置30が取付けられている。
図2に示すように、突き出し装置30は、モータ(図1、符号31)で回され可動型18に向かって延びるねじ軸35と、可動盤24に取付けられねじ軸35の一端を回転自在に支える回転軸支持板36と、ねじ軸35にねじ込まれるナット37と、このナット37に取付けられる突き出し板38と、この突き出し板38から可動型18に向かって延びるセンターピンとしてのセンターピンアタッチメント50を含む突き出しピン39とからなる。
ねじ軸35は、摩擦係数が小さなボールねじ軸が好ましいが、ボールなしのねじ軸であっても差し支えない。
ねじ軸35は、ベルト33で駆動される従動プーリ41を備え、基部がベアリング42、42を介して回転軸支持板36で支持されている。回転軸支持板36は可動盤24にボルト43、43で固定されている。
ねじ軸35は回転軸支持板36で片持ち支持され、その先端に雌スプライン部44を有している。
ナット37は、鍔45を備え、この鍔45がボルト46、46で突き出し板38に締結される。
突き出し板38は、中央に十分に大きなピン穴47を有し、このピン穴47よりも外側位置にて複数のサイドピン48、48を有している。
サイドピン48は、可動型18に設けた貫通穴49に収納され、可動型18へ延びている。
突き出しピン39は、複数のサイドピン48と、可動型18の高さ方向中央で且つ幅方向中央に向かって延びるセンターピンアタッチメント50とからなる。
センターピンアタッチメント50は、ねじ軸35の外径より内径が大径でねじ軸35の先端部を囲う筒部51と、この筒部51から可動型18に向かって延びるピン部52とからなる。ピン部52は筒部51より十分に小径である。
可動盤24には、従動プーリ41、ねじ軸35、ナット37及び突き出し板38を収納する大きな凹部53が設けられ、この凹部53に続く貫通穴54が設けられている。
貫通穴54の穴径は、センターピンアタッチメント50の筒部51より大径である。
貫通穴54の出口には、貫通穴54より大径のフランジ収納部55が凹設されている。
フランジ収納部55には、雌ねじ部56、56が設けられている。
モータ(図1、符号31)により、従動プーリ41を回すと、ねじ軸35は前後進することなく、回転する。この回転により、ナット37が前進し、ナット37と共に突き出し板38が前進する。突き出し板38で支持される突き出しピン39(サイドピン48、48及びセンターピンアタッチメント50)が想像線で示す位置へ前進する。結果、製品が突き出される。
図3に示すように、センターピンアタッチメント50とは異なるアタッチメントとしてのねじ抜きアタッチメント60は、可動盤(図2、符号24)に着脱可能に取付けられる軸受箱61と、この軸受箱61で回転自在に支持され一端がねじ軸(図2、符号35)に機械的に連結され、他端が可動型(図2、符号18)まで延びる中継軸62とからなる。
軸受箱61は、例えば、フランジ部63を有する筒部64と、この筒部64のフランジ部63とは逆側の端面に当てる抑え板65と、この抑え板65を筒部64に取り外し可能に固定するボルト66、66とからなる。
中継軸62は、例えば、大径部67、中径部69及び小径部73からなる段付き軸であり、大径部67の端部に角穴68を有し、中径部69にニードルベアリング71及びこのニードルベアリング71の抜け止めを図るサークリップ72と有し、小径部73に雄スプライン部74を有する。
このような軸受箱61に、大径部67側から中継軸62を挿入し、抑え板65を取付ける。これで、中継軸62は軸受箱61で支持されつつ自在に回転する。
好ましくは、軸受箱61と中継軸62との間にシールリング75、75を介在させ、異物がニードルベアリング71まで侵入することを防止する。
図4に示すように、突き出し板38からセンターピンアタッチメント50を外す(矢印(1))。
次に、矢印(2)のように、ねじ抜きアタッチメント60を取付ける。この際に、ねじ軸35側の雌スプライン部44に、ねじ抜きアタッチメント60側の雄スプライン部74を挿入・嵌合する。可動盤24側のフランジ収納部55に、ねじ抜きアタッチメント60側のフランジ部63を収納する。
そして、矢印(3)、(3)のように、ボルト77、77を雌ねじ部56、56にねじ込むことで、フランジ部63を固定する。固定した形態を、図5に示す。
結果、センターピンアタッチメント50がねじ抜きアタッチメント60に交換された。交換した後に、ねじ抜きアタッチメント60を外し、センターピンアタッチメント50に交換することができる。
よって、センターピンアタッチメント50の配置が可能である上に、突き出し装置30を別の用途(例えば、中子(図5、符号81)をねじが緩む方向へ回転させること。)に使用することができる。
図5に示すように、軸受箱61が可動盤24に取付けられ、中継軸62がねじ軸35に機械的に連結されている。
可動盤24に取付けられる可動型18は、可動盤24側の面が開放された箱状金型である。可動型18は、雄ねじ部を有する複数本の中子81を有し、固定型17との間で、雌ねじ部を有するキャップ82を射出成形する。
この例では、可動型18は、ねじ抜き機構80を兼ねる。
ねじ抜き機構80に主軸83が収納され、この主軸83が中継軸62側の角穴68に機械的に連結される。
ねじ軸35が所定方向に回ると、中継軸62を介して、主軸83が回される。この主軸83に平行に配置されるサブ軸84、84は、アイドルギヤ85、85を介して主軸83で回される。アイドルギヤ85、85で回転方向が調整されるために、サブ軸84、84は、主軸83と同方向に回される。主軸83の先端と、サブ軸84、84の先端とに、各々中子81が一体形成されている。ねじ軸35により、複数の中子81が、ねじを緩める方向に回される。
同時併行して、ねじ軸35により、ナット37及び突き出し板38と共にサイドピン48、48が前進する。中子81がキャップ82からほぼ外れた頃に、サイドピン48、48の先端が、ねじ抜き機構80側の駆動板86に当たる。以降、駆動板86が前進する。
すると、連結ピン87、87が駆動板86と一緒に前進し、連結ピン87、87でエジェクト板88を前進させる。前進するエジェクト板88で、キャップ82が突き出される。
突き出し後に、サイドピン48、48を後退させる。すると、リターンスプリング89、89により、駆動板86、連結ピン87、87及びエジェクト板88が元の位置(図5の位置)に戻される。
以上の説明から明らかなように、中継軸62は、雄ねじ部を有する中子81をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構80を駆動する軸である。突き出し装置80で中子81をねじ抜き方向に回転させることができ、キャップの突き出しに、本発明の突き出し装置80を有効に活用することができる。
以上に述べた実施例によれば、図4に示すように、センターピンアタッチメント50とねじ抜きアタッチメント60とを交換することで、突き出し装置30を2つの用途に使用することができる。
ところで、金型16が大型になると、突き出し板38を大きくし、突き出しピンの総数を増やす必要がある。図2の構造では、ねじ軸35が1本であるため、突き出し板38の大型化に限度がある。
突き出し板38の大型化が可能な構造を、図6で説明する。
図6に示すように、中央に中央軸91を配置し、この中央軸91を挟むようにして2本のねじ軸35A、35Bを配置する。十分に離れている2本のねじ軸35A、35Bで支持されるため、突き出し板38の大型化が可能となる。なお、図2と共通する要素には、図2の符号を流用し、詳細な説明は省略する。
すなわち、突き出し装置30は、可動盤24に設けられるモータ(図1、符号31)と、このモータ(図1、符号31)で回され可動型18に向かって延びる2本のねじ軸35A、35B及びこれらのねじ軸35A、35Bの中間に配置される中央軸91と、可動盤24に取付けられねじ軸35A、35Bの一端及び中央軸91の一端を回転自在に支える回転軸支持板36と、ねじ軸35A、35Bにねじ込まれるナット37、37と、これらのナット37、37に取付けられる突き出し板38と、この突き出し板38から可動型18に向かって延びる突き出しピン(センターピンアタッチメント50、サイドピン48、48)とからなる。
一方のねじ軸35Aに従動プーリ41Aが設けられ、他方のねじ軸35Bに従動プーリ41Bが設けられ、中央軸91に従動プーリ41Cが設けられている。
突き出しピンには、可動型18の高さ方向中央で且つ幅方向中央に向かって延びるセンターピンアタッチメント50が含まれ、このセンターピンアタッチメント50とは異なるアタッチメント(図3、符号60)を可動盤24に取付けることができるように、センターピンアタッチメント50は、突き出し板38に着脱可能に取付けられている。
図7に示すように、3個の従動プーリ41A、41B、41Cに1本のベルト33を掛け、1個の駆動プーリ32で回すようにした。93、93は回転方向調整用のアイドラーである。
1本のベルト33で3個の従動プーリ41A、41B、41Cを一括して駆動することができるため、モータ31は1台で済み、設備コストの高騰を抑えることができる。
なお、図6、図7の構造であれば、ねじ軸35A、35Bは2本の他、3本以上にすることができる。
ベルト掛けの変更例を図8に基づいて説明する。
図8に示すように、3個の従動プーリ41A、41B、41Cに、蛇行するように1本のベルト33を掛けてもよい。従動プーリ41A、41Bと、従動プーリ41Cとの回転方向が異なるが、図6に示すねじ軸35A、35Bを右ねじから左ねじに変更することにより、実施が可能となる。
図8から明らかなように、2個の従動プーリ41A、41Bを、図7よりも接近させることができる。図7で採用した回転方向調整用のアイドラー93、93も不要である。
結果、コンパクトが図れる。
次に、突き出し装置30の更なる変更例を、図9に基づいて説明する。
図9に示すように、エジェクタピンアタッチメント95を準備する。また、サイドピン(図6、符号48)に代えて、エジェクタピン96及びセンターピン97を突き出し板38に設ける。
エジェクタピンアタッチメント95は、センターピンアタッチメント(図4、符号50)と同一の構成で差し支えないため、図4での符号51及び符号52を流用した。
なお、例示であるため、エジェクタピンアタッチメント95をセンターピンアタッチメント50と異なる形状、構造、構成にすることは差し支えない。
そして、エジェクタピンアタッチメント95は、ねじ軸35A(又は、35B)を囲うように取付ける。このエジェクタピンアタッチメント95を外し、異なるアタッチメントとしてのねじ抜きアタッチメント(図4、符号60)をねじ軸35A(又は、35B)に付け替えることができる。その他の構成要素は、図6と共通するため、図6の符号を流用し、詳細な説明は省略する。
図9に示す変更例によれば、図6に示す中央軸91とプーリ41Cが不要となり、構成部品の削減を図ることができる。構成部品の削減を図りつつ、エジェクタピンアタッチメント95と、複数(この例では2本)のエジェクタピン96及びセンターピン97との配置が可能となる。
尚、ねじ抜きアタッチメント60は、軸受箱61と中継軸62とからなるものを開示したが、その他の構造のものでも良い。
本発明の突き出し装置は、センターピンアタッチメントとねじ抜きアタッチメントとを互いに交換する射出成形機に好適である。
10…射出成形機、12…射出機、16…金型、17…固定型、18…可動型、20…型締装置、21…固定盤、24…可動盤、30…突き出し装置、31…モータ、33…ベルト、35、35A、35B…ねじ軸、36…回転軸支持板、37…ナット、38…突き出し板、39…突き出しピン、41、41A、41B、41C…従動プーリ、48…サイドピン、50…センターピン(センターピンアタッチメント)、51…筒部、52…ピン部、60…センターピンとは異なるアタッチメント(ねじ抜きアタッチメント)、61…軸受箱、62…中継軸、80…ねじ抜き機構、91…中央軸。

Claims (6)

  1. 成形品を突き出す突き出し装置において、
    モータと、このモータで回されるねじ軸と、前記ねじ軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
    前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
    このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられており、
    前記センターピンは、前記ねじ軸の外径より内径が大径で前記ねじ軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
    前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする突き出し装置。
  2. 請求項1記載の突き出し装置であって、
    前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする突き出し装置。
  3. 成形品を突き出す突き出し装置において、
    モータと、このモータで回される2本のねじ軸及びこれらのねじ軸の中間に配置される中央軸と、前記ねじ軸の一端及び前記中央軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
    前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
    このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられていることを特徴とする突き出し装置。
  4. 請求項3記載の突き出し装置であって、
    前記センターピンは、前記中央軸の外径より内径が大径で前記中央軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
    前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする突き出し装置。
  5. 請求項4記載の突き出し装置であって、
    前記モータは駆動プーリを備え、前記2本のねじ軸は各々従動プーリを備え、前記中央軸は従動プーリを備え、前記駆動プーリと前記3個の従動プーリに、1本のベルトを掛け渡したことを特徴とする突き出し装置。
  6. 求項4記載の突き出し装置であって、
    前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする突き出し装置。
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