JP6725457B2 - 突き出し装置 - Google Patents
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Description
また、可動盤(1)に、ナット(4)、このナット(4)にねじ結合するねじ軸(9)、このねじ軸(9)の基部に取付けられた連結プレート(10)及びこの連結プレート(10)から可動型(13)へ延びる突き出しピン(11、11)が設けられている。
ところで、金型の構造によっては、金型の中央に突き出しピン(センターピン)を配置することが求められる。しかし、特許文献1では、金型の中央に受動カップリング(16)が配置されている。この受動カップリング(16)は重要な部品であり、簡単には外すことができない。すなわち、特許文献1の構造では、センターピンを配置することができない。
モータと、このモータで回されるねじ軸と、前記ねじ軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられており、
前記センターピンは、前記ねじ軸の外径より内径が大径で前記ねじ軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする。
前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする。
モータと、このモータで回される2本のねじ軸及びこれらのねじ軸の中間に配置される中央軸と、前記ねじ軸の一端及び前記中央軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられていることを特徴とする。
前記センターピンは、前記中央軸の外径より内径が大径で前記中央軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする。
前記モータは駆動プーリを備え、前記2本のねじ軸は各々従動プーリを備え、前記中央軸は従動プーリを備え、前記駆動プーリと前記3個の従動プーリに、1本のベルトを掛け渡したことを特徴とする。
前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする。
請求項1によれば、センターピンの配置が可能である上に、製品突き出し以外の用途にも使用することができる突き出し装置が提供される。
筒部により、ねじ軸との干渉を回避することができ、ねじ軸の軸上にセンターピンを配置することができる。
また、アタッチメントは、軸受箱と中継軸とからなり、構造が簡単であり、容易に可動盤に取付けることができる。
請求項2に係る発明では、中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸である。突き出し装置は、雌ねじ部を有するキャップなどの成形に供することができる。結果、突き出し装置の有用性を高めることができる。
そして、請求項3は、請求項1と同様に、センターピンは、突き出し板に着脱可能に取付けられている。センターピンとは異なるアタッチメントに交換することができる。
請求項3によれば、センターピンの配置が可能である上に、製品突き出し以外の用途にも使用することができる突き出し装置が提供される。
筒部により、中央軸との干渉を回避することができ、中央軸の軸上にセンターピンを配置することができる。
また、アタッチメントは、軸受箱と中継軸とからなり、構造が簡単であり、容易に可動盤に取付けることができる。
射出機12は、スクリューを内蔵する加熱筒13とホッパ14とを備える。ホッパ14から樹脂材料を加熱筒13に投入する。樹脂材料は、スクリューで撹拌、混練され、ノズル15から金型16へ射出される。
可動盤24に、モータ31が取付けられ、このモータ31に駆動プーリ32が取付けられ、この駆動プーリ32にタイミングベルトなどのベルト33が取付けられている。
すなわち、可動盤24に突き出し装置30が取付けられている。
ねじ軸35は、ベルト33で駆動される従動プーリ41を備え、基部がベアリング42、42を介して回転軸支持板36で支持されている。回転軸支持板36は可動盤24にボルト43、43で固定されている。
ねじ軸35は回転軸支持板36で片持ち支持され、その先端に雌スプライン部44を有している。
突き出し板38は、中央に十分に大きなピン穴47を有し、このピン穴47よりも外側位置にて複数のサイドピン48、48を有している。
サイドピン48は、可動型18に設けた貫通穴49に収納され、可動型18へ延びている。
センターピンアタッチメント50は、ねじ軸35の外径より内径が大径でねじ軸35の先端部を囲う筒部51と、この筒部51から可動型18に向かって延びるピン部52とからなる。ピン部52は筒部51より十分に小径である。
貫通穴54の穴径は、センターピンアタッチメント50の筒部51より大径である。
貫通穴54の出口には、貫通穴54より大径のフランジ収納部55が凹設されている。
フランジ収納部55には、雌ねじ部56、56が設けられている。
中継軸62は、例えば、大径部67、中径部69及び小径部73からなる段付き軸であり、大径部67の端部に角穴68を有し、中径部69にニードルベアリング71及びこのニードルベアリング71の抜け止めを図るサークリップ72と有し、小径部73に雄スプライン部74を有する。
好ましくは、軸受箱61と中継軸62との間にシールリング75、75を介在させ、異物がニードルベアリング71まで侵入することを防止する。
次に、矢印(2)のように、ねじ抜きアタッチメント60を取付ける。この際に、ねじ軸35側の雌スプライン部44に、ねじ抜きアタッチメント60側の雄スプライン部74を挿入・嵌合する。可動盤24側のフランジ収納部55に、ねじ抜きアタッチメント60側のフランジ部63を収納する。
結果、センターピンアタッチメント50がねじ抜きアタッチメント60に交換された。交換した後に、ねじ抜きアタッチメント60を外し、センターピンアタッチメント50に交換することができる。
よって、センターピンアタッチメント50の配置が可能である上に、突き出し装置30を別の用途(例えば、中子(図5、符号81)をねじが緩む方向へ回転させること。)に使用することができる。
可動盤24に取付けられる可動型18は、可動盤24側の面が開放された箱状金型である。可動型18は、雄ねじ部を有する複数本の中子81を有し、固定型17との間で、雌ねじ部を有するキャップ82を射出成形する。
ねじ抜き機構80に主軸83が収納され、この主軸83が中継軸62側の角穴68に機械的に連結される。
ねじ軸35が所定方向に回ると、中継軸62を介して、主軸83が回される。この主軸83に平行に配置されるサブ軸84、84は、アイドルギヤ85、85を介して主軸83で回される。アイドルギヤ85、85で回転方向が調整されるために、サブ軸84、84は、主軸83と同方向に回される。主軸83の先端と、サブ軸84、84の先端とに、各々中子81が一体形成されている。ねじ軸35により、複数の中子81が、ねじを緩める方向に回される。
突き出し後に、サイドピン48、48を後退させる。すると、リターンスプリング89、89により、駆動板86、連結ピン87、87及びエジェクト板88が元の位置(図5の位置)に戻される。
突き出し板38の大型化が可能な構造を、図6で説明する。
1本のベルト33で3個の従動プーリ41A、41B、41Cを一括して駆動することができるため、モータ31は1台で済み、設備コストの高騰を抑えることができる。
なお、図6、図7の構造であれば、ねじ軸35A、35Bは2本の他、3本以上にすることができる。
図8に示すように、3個の従動プーリ41A、41B、41Cに、蛇行するように1本のベルト33を掛けてもよい。従動プーリ41A、41Bと、従動プーリ41Cとの回転方向が異なるが、図6に示すねじ軸35A、35Bを右ねじから左ねじに変更することにより、実施が可能となる。
図8から明らかなように、2個の従動プーリ41A、41Bを、図7よりも接近させることができる。図7で採用した回転方向調整用のアイドラー93、93も不要である。
結果、コンパクトが図れる。
図9に示すように、エジェクタピンアタッチメント95を準備する。また、サイドピン(図6、符号48)に代えて、エジェクタピン96及びセンターピン97を突き出し板38に設ける。
なお、例示であるため、エジェクタピンアタッチメント95をセンターピンアタッチメント50と異なる形状、構造、構成にすることは差し支えない。
Claims (6)
- 成形品を突き出す突き出し装置において、
モータと、このモータで回されるねじ軸と、前記ねじ軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられており、
前記センターピンは、前記ねじ軸の外径より内径が大径で前記ねじ軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする突き出し装置。
- 請求項1記載の突き出し装置であって、
前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする突き出し装置。
- 成形品を突き出す突き出し装置において、
モータと、このモータで回される2本のねじ軸及びこれらのねじ軸の中間に配置される中央軸と、前記ねじ軸の一端及び前記中央軸の一端を回転自在に支える回転軸支持板と、前記ねじ軸にねじ込まれるナットと、このナットに取付けられる突き出し板と、この突き出し板から延びる突き出しピンとからなり、
前記突き出しピンには、センターピンが含まれ、
このセンターピンとは異なるアタッチメントに交換することができるように、前記センターピンは、前記突き出し板に着脱可能に取付けられていることを特徴とする突き出し装置。 - 請求項3記載の突き出し装置であって、
前記センターピンは、前記中央軸の外径より内径が大径で前記中央軸の先端部を囲う筒部と、この筒部から延びるピン部とからなり、
前記アタッチメントは、軸受箱と、この軸受箱で回転自在に支持され一端が前記ねじ軸に機械的に連結される中継軸とからなることを特徴とする突き出し装置。 - 請求項4記載の突き出し装置であって、
前記モータは駆動プーリを備え、前記2本のねじ軸は各々従動プーリを備え、前記中央軸は従動プーリを備え、前記駆動プーリと前記3個の従動プーリに、1本のベルトを掛け渡したことを特徴とする突き出し装置。 - 請求項4記載の突き出し装置であって、
前記中継軸は、雄ねじ部を有する中子をねじ抜き方向に回転するねじ抜き機構を駆動する軸であることを特徴とする突き出し装置。
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JP2017133905A JP6725457B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 突き出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2017133905A JP6725457B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 突き出し装置 |
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JP2019014166A JP2019014166A (ja) | 2019-01-31 |
JP6725457B2 true JP6725457B2 (ja) | 2020-07-22 |
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ID=65356783
Family Applications (1)
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JP2017133905A Active JP6725457B2 (ja) | 2017-07-07 | 2017-07-07 | 突き出し装置 |
Country Status (1)
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-
2017
- 2017-07-07 JP JP2017133905A patent/JP6725457B2/ja active Active
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JP2019014166A (ja) | 2019-01-31 |
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