JP6719920B2 - 液体吐出ヘッド、および液体吐出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、インクなどを含む種々の液体を吐出するための液体吐出ヘッド、および液体吐出装置に関する。
複数の吐出口から液体としてインクを選択的に吐出可能な液体吐出ヘッドとしてのインクジェット記録ヘッドにおいては、長期間に渡ってインクを吐出しない吐出口からインク中の水分が蒸発し、その吐出口内のインクが増粘することがある。このような場合には、その後、その吐出口からインクを適確に吐出できなくなるおそれがある。
特許文献1には、インクを吐出しないときの吐出口内のインクの増粘を抑制するために、インクを吐出しないときの吐出口に対応するインク室(圧力室)を通して、インクを循環させる構成が記載されている。具体的には、第1の共通流路と第2の共通流路との間に、複数の吐出口のそれぞれに対応する複数のインク室が並列的に接続され、第1の共通流路の一端部と第2の共通流路の一端部との間に、所定の圧力差を生じさせる構成となっている。このような構成により、第1の共通流路、インクを吐出しないときの吐出口に対応するインク室、および第2の共通流路を通してインクを循環させる。
特開2008−142910号公報
特許文献1において、第1および第2の共通流路内のインクの圧力は、それらの一端部から他端部に向かって減衰するため、それらの他端部に接続されるインク室に対してはインクが循環しにくい。
吐出口が形成された素子基板を複数配列してインクジェット記録ヘッドを構成する場合に特許文献1の構成を採用し、特許文献1のインク室を素子基板に置き換えた場合を想定しても、上記と同様の課題が存在する。
本発明は上記課題に鑑みなされたものである。そして、その目的は、複数の素子基板のそれぞれに液体を循環させることができる液体吐出ヘッド、および液体吐出装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る液体吐出ヘッドは、液体を吐出する吐出口と、前記吐出口から液体を吐出させる吐出エネルギ発生素子と、を備える複数の素子基板と、前記複数の素子基板のそれぞれの第1の部分が接続される第1の共通流路と、前記複数の素子基板のそれぞれの第2の部分が接続される第2の共通流路と、前記第1の共通流路に連通する複数の第1の導入部と、前記第2の共通流路に連通する複数の第2の導入部と、を含む液体吐出ヘッドであって、前記液体吐出ヘッドから液体を吐出しない場合は、前記複数の第1の導入部から前記第1の共通流路へ供給された液体が、前記第1の部分、前記素子基板、前記第2の部分を通って前記第2の共通流路へ流れて、前記複数の第2の導入部から排出され、前記液体吐出ヘッドから液体を吐出する場合は、前記複数の第1の導入部から前記第1の共通流路へ液体が供給されるとともに、液体の吐出状態に応じて、前記複数の第2の導入部から前記第2の共通流路へ液体を供給可能に構成されていることを特徴とする。
上記構成によれば、複数の素子基板に接続される第1および第2の共通流路のそれぞれに液体の導入部を複数備えることにより、それぞれの素子基板に対して液体の差圧を充分に作用させて、それぞれの素子基板に液体を確実に循環させることができる。
液体吐出装置の内部構成を示す概略斜視図である。 ヘッドに対するインクの供給系の一例を説明するための説明図である。 (a)および(b)は素子基板を示す模式図である。 素子基板の裏面を示す概略斜視図である。 素子基板と支持基板とを示す概略断面図である。 第1実施形態におけるヘッドの構成を示す模式図である。 (a)〜(c)は比較例を説明するための図である。 (a)〜(c)は第1実施形態の構成を説明するための図である。 チップの位置とインクの流量比との関係を示すグラフである。 第2実施形態におけるヘッドの構成を示す模式図である。 第2実施形態の流量比と第1実施形態の流量比とを比較するグラフである。
以下に図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本実施形態の液体吐出装置の内部構成を示す概略斜視図である。なお、以下においては液体吐出装置としてインクジェット記録装置(以下「記録装置」という)200を用いる場合について説明する。
図1に示すように、記録装置200は、ローラ205、206、およびこれらのローラに張架された搬送ベルト207によって構成された搬送機構を備えている。不図示のモータによって駆動されたローラ205の回転、およびこの回転に従動するローラ206の回転によって、搬送ベルト207に載置された記録媒体208は、搬送方向(図中に示すy方向)の下流側へ搬送される。
記録装置200は、液体吐出ヘッドとして、記録ヘッド201〜204を用いている。ここでは、複数の記録へッドを用いる場合について説明する。各記録ヘッドの記録媒体208との対向面には、液体を吐出する吐出口が設けられている。ここでは、記録ヘッド201の吐出口からブラックインクが、記録ヘッド202の吐出口からシアンインクが、記録ヘッド203の吐出口からマゼンタインクが、記録ヘッド204の吐出口からイエローインクが、夫々吐出される。詳細は図6等を参照して後述するが、本実施形態における記録ヘッドは、複数の吐出口が設けられた素子基板(以下「チップ」ともいう)を複数配置して構成されたフルライン型の記録ヘッドである。吐出口は、記録媒体208の搬送方向と交差する方向に延在する吐出口列を形成するように、複数形成されている。また、ここでは、吐出口から液体を吐出させるためのエネルギを発生させる吐出エネルギ発生素子として発熱抵抗素子(ヒータ)を用いる。記録装置200は、記録ヘッドへインクを供給するための不図示の供給機構を備えている。
記録装置200に入力された画像データに基づいて、不図示の制御部が搬送機構、供給機構、およびヒータを制御することによって、搬送機構によって搬送された記録媒体208に対して、記録ヘッドの吐出口から図中矢印z方向へ向けてインクを吐出させる。このようにして、記録媒体208にインクを付与することによって、記録媒体208に画像が記録される。
なお、以下においては、記録ヘッド201〜204のうち記録ヘッド201について説明するが、他の記録ヘッドについても同様の構成を有するものとする。
図2は、記録ヘッド201にインクを供給可能な供給系(液体供給系)の一例を説明するための説明図である。記録ヘッド201は、種々の構成を備えることができる。例えば、記録ヘッド201自体を記録装置に装着するための構成、記録ヘッド201をインク供給系に接続するための構成、あるいはインクタンクと結合可能な構成などを備えることができる。図6を参照して後述するが、記録ヘッド201には、供給口20、21(第1の導入部)、および排出口22、23(第2の導入部)が設けられている。図2に示すように、液体吐出ヘッドの外部と流体接続される供給口20(第1の開口部)はチューブポンプ103aを介してサブタンク104aに接続されており、供給口21(第2の開口部)はサブタンク104aに直接接続されている。また、排出口22(第3の開口部)はチューブポンプ103bを介してサブタンク104bに接続されており、排出口23(第4の開口部)はサブタンク104bに直接接続されている。メインタンク108にはインクが貯留されている。メインタンク108は、サブタンク104a、104bと接続されている。メインタンク108と、サブタンク104a、104bとの間には、ポンプ105が配置されている。また、ポンプ105とサブタンク104aとの間には弁102aが、ポンプ105とサブタンク104bとの間には弁102bが、夫々設けられている。
また、サブタンク104a、104bには水位センサ106a、106bがそれぞれ取り付けられており、水位センサ106a、106bからの検知信号はコントローラ107へ入力される。コントローラ107は、水位センサ106a、106bからの検知信号に応じて、ポンプ105、弁102a、102bを制御する。これによって、メインタンク108からサブタンク104a、104bへインクが適宜供給され、サブタンク104a、104bからメインタンク108へインクが排出され、サブタンク104a、104bのインクの液面の位置を調整することができる。したがって、記録ヘッド201とサブタンク104aとの間のインクの水頭差H1、および記録ヘッド201とサブタンク104bとの間のインクの水頭差H2を所定の大きさに維持することができる。水頭差H2は、水頭差H1よりも大きい(H2>H1)。
インクを吐出させる場合は、チューブポンプ103a、103bをリリース状態とし、サブタンク104aから供給口20、21へインクが流入可能な状態とするとともに、サブタンク104bから排出口22、23へインクが流入出可能な状態とする。これにより、供給口20、21のインクに対しては、水頭差H1に相当する比較的小さい負圧が作用し、排出口22、23内のインクに対しては、水頭差H2に相当する比較的大きい負圧が作用する。記録ヘッド201がインクを吐出しない休止状態においては、これらの圧力差によって記録ヘッド201内のインクが循環される。すなわち、サブタンク104a内のインクが供給口20、21から記録ヘッド201の圧力室R内に供給され、その圧力室R内のインクが排出口22、23を通してサブタンク104b内に排出される。コントローラ107は、水頭差H1、H2を一定に維持するように、サブタンク104a,104b内のインクの液面の位置を調整する。
供給口20、21内のインクと排出口22、23との間に差圧を発生させる差圧発生部は、本例のように水頭差を利用する構成のみに限定されず、サブタンク104a、104bを異なる圧力に調整可能な圧力室として機能させる構成であってもよい。要は、インクの吐出に影響を与えない程度のインクが圧力室を通って循環するように、供給口20、21と排出口22、23との間に圧力差を生じさせることができればよい。
なお、記録動作時以外などにおいて、記録ヘッド201の吐出口が形成されている面は、キャップ109によって覆われ、インクの乾燥やゴミの付着等が防止される。
図3(a)および(b)は液体吐出ヘッドとしての記録ヘッド201に備えられる素子基板1を示す模式図であり、図3(a)は吐出口やその周辺を示す平面図、図3(b)は図3(a)に示す線IIIb−IIIbに沿った断面を示す断面図である。なお、図3(a)および(b)においては、吐出口からインクが吐出されず、インクが循環している状態を示している。
図3(a)に示すように、記録ヘッド201の素子基板1には、吐出口3、流路壁4、インク供給口5、およびインク排出口6が、それぞれ複数形成されている。インク供給口5とインク排出口6との間の位置に、流路壁4によって仕切られた圧力室Rが設けられている。各圧力室Rは、互いに対向するヒータ2と吐出口3との間に位置する。また、素子基板1には、ヒータ2を駆動するための不図示の駆動回路が形成されている。
図3(b)に示すように、素子基板1は、ヒータ2が形成された基板上に、吐出口3を形成する吐出口形成部材7が配置されて構成されている。吐出口形成部材7には、流路壁4によって仕切られた複数の圧力室(発泡室)Rが形成されており、それぞれの圧力室Rは、互いに対向する吐出口3とヒータ2との間に位置する。素子基板1には、それぞれの圧力室Rの一方側の部分に接続されるインク供給口5と、それぞれの圧力室Rの他方側の部分に接続されるインク排出口6が形成されている。
記録装置200に入力された画像データに基づいて、不図示の制御部による制御によってヒータ2が選択的に駆動され、駆動されたヒータ2に対応する吐出口3からインクが吐出される。ヒータ2が駆動されていない状態において、吐出口3のインクはメニスカスを形成しており、吐出口3からインクが吐出されない状態となっている。ヒータ2が駆動されると、その発熱によりインクが発泡し、これによる圧力によって吐出口3からインクが押し出される。このようにして、吐出口3からインクが吐出された後は、インク供給口5およびインク排出口6から圧力室R、吐出口3へインクが供給され、インクが充填された状態となる。そして、吐出口3にメニスカスが再び形成され、次のインクを吐出することが可能な状態となる。吐出口3からインクを吐出しない場合、即ち、吐出口3に対応するヒータ2が駆動されていない場合、インク供給口5から供給されたインクは、圧力室Rを通り、インク排出口6から排出されて記録装置200内を循環する。
また、図3(b)に示すように、素子基板1には、供給流路8および排出流路9が形成されており、インク供給口5は供給流路8と連通しており、インク排出口6は排出流路9と連通している。
図4は素子基板1の裏面を示す概略斜視図である。図4に示すように、素子基板1の裏面には、複数の供給流路8と複数の排出流路9とが形成されている。また、素子基板1の一方の端部には複数の供給流路8に連通している流路18(第1の流路)が、他方の端部には複数の排出流路9に連通している流路19(第2の流路)が、夫々形成されている。
図5は素子基板1と支持基板13とを示す概略断面図であり、記録ヘッド201の一部を示す図である。図5に示すように、素子基板1は支持基板13によって支持される。支持基板13には、共通供給流路11(第1の共通流路)および共通排出流路12(第2の共通流路)が形成されている。素子基板1の流路18と支持基板13の共通供給流路11とを、素子基板1の流路19と支持基板の共通排出流路12とを、夫々連通させるように、支持基板13に素子基板1が配置される。素子基板1の一方側の部分は流路18を通して共通供給流路11に接続され、他方側の部分は流路19を通して共通排出流路12に接続される。ここでは、素子基板1と支持基板13とを含んで、記録ヘッド201が構成されている。支持基板13は複数の素子基板1を支持している。なお、支持基板13と素子基板1との間に、各素子基板1を支持する中間基板を設け、複数の中間基板を支持基板13が支持する構成であってもよい。
図6は本実施形態における記録ヘッド201の構成を示す模式図である。図6に示すように、チップC1〜チップCnの複数のチップ(素子基板)が千鳥状に配置されて記録ヘッド201を構成している。これらのチップは、共通供給流路11および共通排出流路12に夫々接続されている。共通供給流路11および共通排出流路12は、チップに形成されている吐出口の配列方向に沿って延在しており、並列して配置されている。
また、共通供給流路11の一方の端部には供給口20が、他方の端部には供給口21が、それぞれ接続されている。共通排出流路12の一方の端部に排出口22が、他方の端部には排出口23が、それぞれ接続されている。即ち、共通供給流路11は供給口20、21を介して外部と流体連通し、共通排出流路12は排出口22、23を介して外部と流体連通する。図6に示すように、本実施形態においては、共通供給流路11の両端部に供給口が設けられており、共通排出流路12の両端部に排出口が設けられている。各チップにおける共通供給流路11との接続部は、供給口20と供給口21との間に配置されている。同様に、各チップにおける共通排出流路12との接続部は、排出口22と排出口23との間に配置されている。
詳細は図8(a)〜(c)を参照して後述するが、何れのチップからもインクを吐出させない場合、即ちインクを循環させる場合、供給口20、21からチップC1〜Cnへインクが供給され、チップC1〜Cnから排出口22、23へインクが排出される。少なくとも何れかのチップからインクを吐出させる場合、インクの吐出状態すなわちインクの吐出量に応じて、排出口22、23からもインクを供給させる。このように、本実施形態においては、共通供給流路11の両端部に供給口を、共通排出流路12の両端部に排出口を、それぞれ設ける。この構成による効果を、共通供給流路11の一方の端部のみに供給口を、共通排出流路12の他方の端部のみに排出口を、それぞれ設けた場合と比較して説明する。
図7(a)〜(c)は比較例を説明するための図であり、図7(a)は記録ヘッド201´の構成を示す模式図であり、図7(b)は等価回路図である。図7(c)はチップの位置ごとの共通供給流路11と共通排出流路12との圧力差を示すグラフであり、縦軸は圧力を、横軸はチップの位置を、夫々示している。
この比較例においては、共通供給流路11に対して、供給口20のみから水頭差H1に相当する比較的小さい負圧が作用し、共通排出流路12に対して、排出口23のみから水頭差H2に相当する比較的大きい負圧が作用する。供給口20と排出口23との間の圧力差は、ΔPとする。
この比較例において、チップC2が非吐出チップであって、他のチップC1、C3、・・・Cnがインク滴I1、I3、・・・Inを吐出する吐出チップである場合には、共通供給流路11と共通排出流路12の両方からインクが供給される。その場合は、図7(c)のように、共通供給流路11内の圧力PAがチップC1からチップCnに向かって降下し、共通排出流路12内の圧力PBがチップCnからチップN1に向かって降下する。この結果、チップの位置に応じて、その両端おける圧力差が大きく異なり、図7(c)中の右側に位置するチップに関しては、その両端における圧力差が小さくなって、そのチップにはインクがほとんど流れなくなる。
このように、非吐出チップにおけるインクの循環流量が減少した場合には、その循環による効果が小さくなり、ノズル先端部の吐出口3において、インク中の水分の蒸発によってインクの粘度が高くなって、インクの良好な吐出が阻害されるおそれがある。また、それぞれのチップにおけるインクの循環流量が大きく異なって、それらの循環流量の変動幅が所定の許容範囲を逸脱した場合には、インクの吐出不良によって画像の記録品位を損なうおそれがある。
これに対して、本実施形態においては、それぞれのチップにおけるインクの循環流量の変動幅を小さく抑えてインクの循環を維持し、その循環による効果を充分に確保する。
図8(a)〜(c)は本実施形態の構成を説明するための図である。図8(a)および(c)は、記録ヘッド201がインクを吐出しない休止状態において、供給口20、21と、排出口22、23との間の差圧によって、記録ヘッド201内のインクが循環しているときの説明図である。図8(a)はインクの循環時における等価回路図であり、図8(b)はインクの吐出時における等価回路図である。図8(c)はチップの位置ごとの共通供給流路11と共通排出流路12との圧力差を示すグラフであり、縦軸は圧力を、横軸はチップの位置を、夫々示している。
図8(a)において、Rcは、隣接する圧力室Rの間の流抵抗、C1、C2、C3、・・・Cnは、複数(n)のチップに付したチップ番号であり、それぞれのチップは、対応するヒータ2、圧力室R、および吐出口3を含む。前述したように、供給口20、21のそれぞれに水頭差H1に対応する負圧が作用し、排出口22、23のそれぞれに水頭差H2に対応する負圧が作用する。共通供給流路11内の圧力PAと共通排出流路12内の圧力PBは、チップの配列方向において図8(c)のように変化し、それぞれのチップの流路18と流路19との間には同等の圧力差ΔPが生じる。その結果、それぞれのチップにおいては、供給口20、21に接続される共通供給流路11から、排出口22、23に接続される共通排出流路12に向かって、インクが流れる。
記録動作時は、画像データに各種画像処理が施された記録データに応じて、複数のチップのノズルのヒータ2が選択的に駆動されるため、インクを吐出するチップ(吐出チップ)と、インクを吐出しないチップ(非吐出チップ)と、が混在する。
図8(b)は、吐出チップと非吐出チップとが混在している状態におけるインクの流れの説明図である。記録ヘッド201におけるインクの吐出状況によっては、図8(a)、(c)のようなインクの循環時と異なる状態となる。すなわち、吐出チップの圧力室R内のインクの発泡エネルギによってインクが吐出された後は、その圧力室内の消泡によって生じる負圧により、インク供給口5からだけではなく、圧力差ΔPに抗してインク排出口6からも圧力室R内にインクが供給される。そのため、排出口22、23、共通排出流路12、およびインク排出口6は、インクの循環時とは逆に、サブタンク104b内のインクを圧力室R内に供給することになる。
例えば、図8(b)のようにチップC2が非吐出チップであって、他のチップC1、C2・・・Cnがインク滴I1、I3、・・・Inを吐出する吐出チップである場合を想定する。この場合、図8(b)のように、非吐出チップC2の両端、つまり非吐出チップC2の流路18と流路19には、ほぼ同等の量IA、IBのインクが流れる。それらの量IA、IBの差は圧力差ΔPに対応する僅かな量であり、チップ間の流抵抗Rcによる共通供給流路11内と共通排出流路12内の圧力損出は、ほぼ同等となる。よって、非吐出チップC2の両端間の圧力差は、他のチップが吐出チップであった場合でもほとんど影響を受けず、非吐出チップC2には矢印A方向にインクが流れる。
図9は、図8(a)のようなインクの循環時にチップに流れる矢印A方向のインクの量(循環量)と、図8(b)のような吐出チップと非吐出チップとの混在時に非吐出チップに流れる矢印A方向のインクの量(循環量)と、の比(流量比)を示すグラフである。前者のインクの循環量に関しては、チップ列の両端に位置するチップC1、Cnにおけるインクの循環量を「1」とした。なお、図9において、縦軸は流量比を、横軸はチップの位置を示している。
本例においては、図9のように、非吐出チップの位置が変化したとしても、両者間におけるインクの循環量の差を数%程度に抑えることができた。また、前述した図8(a)のようなインクの循環時においても、チップの配列方向におけるインクの循環量の分布は、図9とほぼ同様に、数%程度の差に抑えることができた。
以上のように、本実施形態においては、インクを循環させるために必要とされる流量を確保しつつ、チップごとのインクの流量の変動幅を抑えることができる。これによって、各チップにおいて、インクが流されずに留まってそのインクの水分が蒸発し、インクの粘度が増すこと等を防止することができる。そのため、本実施形態においては、インクの吐出精度の低下等を防止することができる。
(第2実施形態)
本実施形態においては、図6を参照して説明した第1実施形態の構成に加えて、供給流路11a、排出流路12a、供給口24、および排出口25を設ける。その他の構成は第1実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図10は本実施形態における記録ヘッド201の構成を示す模式図である。図10に示すように、チップ配列方向の略中央において共通供給流路11に接続される供給流路11a、チップ配列方向の略中央において共通排出流路12に接続される排出流路12a、が夫々設けられている。また、供給流路11aの共通供給流路11に接続される端部とは反対側の端部に供給口24が、排出流路12aの共通排出流路12に接続される端部とは反対側の端部に排出口25が、夫々設けられている。
この構成においては、インクの循環時において、供給口20、21、24からインクが供給され、排出口22、23、25からインクが排出される。また、インクの吐出時における吐出状況によっては、供給口20、21、24のみでなく、排出口22、23、25からもインクが供給される。これによって、チップ数が比較的多い場合に、チップの配列方向で共通供給流路11および共通排出流路12の長さが比較的長い場合であっても、チップと供給口や排出口との間の距離が比較的遠くなることを防止し、各チップのインクの流量の差を抑える。
図11は本実施形態におけるインク流量比と第1実施形態におけるインク流量比とを示すグラフであり、上述の図9に示すグラフに対応するグラフである。図11においては、チップの個数が同一である場合における流量比の分布を示している。上述のように、本実施形態においては、チップ配列方向の略中央(チップ位置の略中央)において、共通供給流路11に供給流路11aを接続させ、共通排出流路12に排出流路12aを接続させている。これによって、チップ配列方向の略中央に位置しているチップへ、供給口24からインクが供給され、また吐出状況によっては排出口25からもインクが供給される。チップ配列方向の略中央に位置しているチップから排出口25へインクが排出される。そのため、図10に示すように、略中央に位置しているチップの流量比は、第1実施形態の構成よりも第2実施形態の構成の方が小さくなっている。すなわち、略中央部に位置しているチップにおいては、インクを吐出する場合のインクの流量とインクを吐出しない場合のインクの流量とは略変化しない。
このように、本実施形態においては、第1実施形態の構成と比較して、吐出時と非吐出時とにおける流量の差をより抑えることができる。
(他の実施形態)
上記実施形態においては、共通供給流路11の両端部に供給口20、21を、共通排出流路12の両端部に排出口22、23を、それぞれ設けた構成について説明した。しかしながら、共通供給流路および共通排出流路における供給口および排出口の位置は上述した例に限定されるものではない。すなわち、いずれの流路においても、インクの出入り口となる開口が各流路の延在方向にずれた位置に複数設けられていれば、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。また、インク供給口5およびインク排出口6は、圧力室Rと1対1に対応させてもよい。
上記実施形態においては、複数の吐出口が形成されたチップの夫々においてインクを循環させつつ、チップ間におけるインクの流量の差を抑制する構成について説明した。しかしながら、本実施形態におけるチップを吐出口に置き換えた場合であっても、本発明と同様の効果を奏することができる。
また、上記実施形態においては、記録素子として発熱抵抗素子を用いる場合について説明したが、記録素子としてピエゾ素子を用いてもよい。4つの記録ヘッドから夫々異なる色のインクを吐出させる場合について説明したが、用いることができる記録ヘッドの個数やインクの色の種類などは特に限定されるものではない。
本発明は、インクジェット記録ヘッド、およびインクジェット記録装置のみに特定されず、種々の液体を吐出するための液体吐出ヘッド、および液体吐出装置として広く適用することができる。本発明は、前述した実施形態のようなフルライン方式の記録装置に対してのみならず、いわゆるシリアルスキャン方式等の種々の方式の記録装置に対しても適用可能である。
1 素子基板
2 ヒータ(吐出エネルギ発生素子)
3 吐出口
11 共通供給流路(第1の共通流路)
12 共通排出流路(第2の共通流路)
20、21 供給口(第1の導入部)
22、23 排出口(第2の導入部)
201 記録ヘッド(液体吐出ヘッド)

Claims (14)

  1. 液体を吐出する吐出口と、前記吐出口から液体を吐出させる吐出エネルギ発生素子と、を備える複数の素子基板と、
    前記複数の素子基板のそれぞれの第1の部分が接続される第1の共通流路と、
    前記複数の素子基板のそれぞれの第2の部分が接続される第2の共通流路と、
    前記第1の共通流路に連通する複数の第1の導入部と、
    前記第2の共通流路に連通する複数の第2の導入部と、
    を含む液体吐出ヘッドであって、
    前記液体吐出ヘッドから液体を吐出しない場合は、前記複数の第1の導入部から前記第1の共通流路へ供給された液体が、前記第1の部分、前記素子基板、前記第2の部分を通って前記第2の共通流路へ流れて、前記複数の第2の導入部から排出され、
    前記液体吐出ヘッドから液体を吐出する場合は、前記複数の第1の導入部から前記第1の共通流路へ液体が供給されるとともに、液体の吐出状態に応じて、前記複数の第2の導入部から前記第2の共通流路へ液体を供給可能に構成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  2. 前記複数の第1の導入部は、前記第1の共通流路における当該第1の共通流路の延在方向にずれた複数の位置に設けられ、
    前記複数の第2の導入部は、前記第2の共通流路における当該第2の共通流路の延在方向にずれた複数の位置に設けられることを特徴とする請求項1に記載の液体吐出ヘッド。
  3. 前記複数の素子基板のそれぞれの前記第1の部分は、前記第1の共通流路における当該第1の共通流路の延在方向にずれた位置に接続され、
    前記複数の素子基板のそれぞれの前記第2の部分は、前記第2の共通流路における当該第2の共通流路の延在方向にずれた位置に接続されることを特徴とする請求項1または2に記載の液体吐出ヘッド。
  4. 前記複数の第1の導入部の少なくとも1つは、前記第1の共通流路の延在方向における端部に設けられており、
    前記複数の第2の導入部の少なくとも1つは、前記第2の共通流路の延在方向における端部に設けられていることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  5. 前記複数の第1の導入部の少なくとも2つは、前記第1の共通流路の延在方向における両端部に設けられており、
    前記複数の第2の導入部の少なくとも2つは、前記第2の共通流路の延在方向における両端部に設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  6. 前記複数の第1の導入部のうちの1つは、前記第1の共通流路の延在方向における略中央部に接続された流路を介して前記第1の共通流路に連通され、
    前記複数の第2の導入部のうちの1つは、前記第2の共通流路の延在方向における略中央部に接続された流路を介して前記第2の共通流路に連通されていることを特徴とする請求項5に記載の液体吐出ヘッド。
  7. 前記複数の素子基板は第1の方向に沿って配列され、
    前記第1の共通流路と前記第2の共通流路は、前記第1の方向に沿って延在することを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  8. 前記複数の素子基板のそれぞれの前記第1の部分は、前記複数の素子基板のそれぞれに対応する第1の流路を通して前記第1の共通流路に接続され、
    前記複数の素子基板のそれぞれの前記第2の部分は、前記複数の素子基板のそれぞれに対応する第2の流路を通して前記第2の共通流路に接続されることを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の液体吐出ヘッド。
  9. 請求項1から8のいずれか1項に記載の液体吐出ヘッドと、
    前記吐出エネルギ発生素子を制御する制御手段と、
    前記複数の第1の導入部と前記複数の第2の導入部とに液体を供給可能な液体供給手段と、
    前記液体吐出ヘッドから液体を吐出しない場合に、前記複数の第1の導入部から液体を供給し、かつ、前記複数の第2の導入部から液体を排出するように、前記複数の第1の導入部と前記複数の第2の導入部との間に差圧を生じさせる差圧発生手段と、
    を備えることを特徴とする液体吐出装置。
  10. 前記差圧発生手段は、液体の水頭差によって前記差圧を生じさせることを特徴とする請求項に記載の液体吐出装置。
  11. 前記第1および第2の共通流路に連通し前記吐出エネルギ発生素子を内部に備える圧力室であって、前記圧力室内の液体は前記第1および第2の共通流路を介して外部との間で循環されることを特徴とする請求項または10に記載の液体吐出装置。
  12. 液体を吐出するために利用されるエネルギを発生する吐出エネルギ発生素子を備える第1および第2の素子基板と、
    前記第1および第2の素子基板を支持する支持基板と、
    を備える液体吐出ヘッドであって、
    前記支持基板は、前記第1および第2の素子基板のそれぞれの第1の部分と接続される第1の共通流路と、前記第1および第2の素子基板のそれぞれの第2の部分と接続される第2の共通流路と、を備え、
    前記第1の共通流路は外部と流体連通する第1および第2の開口部を備え、前記第2の共通流路は外部と流体連通する第3および第4の開口部を備え、前記第1の共通流路の前記第1の部分との接続部は、前記第1および第2の開口部の間に配され、前記第2の共通流路の前記第2の部分との接続部は、前記第3および第4の開口部の間に配され
    前記液体吐出ヘッドから液体を吐出しない場合は、前記第1および第2の開口部から前記第1の共通流路へ供給された液体が、前記第1および第2の素子基板のそれぞれの前記第1の部分、前記第1および第2の素子基板のそれぞれ、前記第1および第2の素子基板のそれぞれの前記第2の部分を通って前記第2の共通流路へ流れて、前記第3および第4の開口部から排出され、
    前記液体吐出ヘッドから液体を吐出する場合は、前記第1および第2の開口部から前記第1の共通流路へ液体が供給されるとともに、液体の吐出状態に応じて、前記第3および第4の開口部から前記第2の共通流路へ液体を供給可能に構成されていることを特徴とする液体吐出ヘッド。
  13. 前記第1の共通流路と前記第2の共通流路とは並列して配されていることを特徴とする請求項12に記載の液体吐出ヘッド。
  14. 前記第1および第2の共通流路に連通し前記吐出エネルギ発生素子を内部に備える圧力室であって、前記圧力室内の液体は前記第1および第2の共通流路を介して外部との間で循環されることを特徴とする請求項12または13に記載の液体吐出ヘッド。
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