JP6717026B2 - 制御装置、中継装置、制御装置の制御方法、中継装置の制御方法、制御プログラム、および記録媒体 - Google Patents

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Description

本発明はFA(Factory Automation)システムにおける制御装置、および該制御装置とデバイスとの間でデータを中継する中継装置に関する。
一般的なFAシステムは、マスタ装置(制御装置)とスレーブ装置(中継装置)とセンサ等のデバイスとを含み、マスタ装置がスレーブ装置を介してデバイスの動作制御やデバイスの出力データの受信を行う。このようなFAシステムの改良が従来から進められている。例えば、下記の特許文献1には、制御機器(前述のスレーブ装置に相当)のパラメータ設定を、PLC(Programmable Logic Controller、前述のマスタ装置に相当)にバックアップする際のデータ通信量を削減する技術が開示されている。
このようなFAシステムにおいて、デバイスに命令を行う場合、マスタ装置は、スレーブ装置にその命令を送信してデバイスに転送させる。そして、マスタ装置は、命令の実行状況をスレーブ装置に問い合わせることによって確認し、この確認結果に応じて命令を終了し、1つの命令が終了することによりスレーブ装置は新たな命令を受け付け可能な状態に戻る。
特開2014−174616号公報(2014年9月22日公開)
ここで、FAシステムでは、マスタ装置の他、HMIと呼ばれる表示入力装置や、サポートツールと呼ばれる装置からもデバイスに命令を行うことができ、このため中継装置に対して一度に複数の命令が送信される、命令の多重実行状態が生じ得る。しかしながら、上述のような従来技術では、命令の多重実行状態を考慮していないため、このような状態において各命令が正しく実行されない可能性があった。例えば、マスタ装置が命令Aをスレーブ装置に送信した後、HMIが命令Bをスレーブ装置に送信した場合を考える。この場合、スレーブ装置が命令Aを受け付けると、命令Bは受け付けられず、命令Aのみが実行されて、スレーブ装置は命令の実行完了を記録する。ここで、前記の記録は命令Aの実行完了を示すものであるが、HMIも当該記録を参照可能であるために、HMIは命令Bが実行完了したものと誤認(取り違え)して、命令Bが実行されないまま処理を終了してしまう。したがって、従来は、命令の多重実行状態生じることがないように、ユーザが各命令のタイミングをずらす必要があるという問題があった。
本発明は、前記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、1つの中継装置に対して複数の命令が送信された場合であっても、自らが送信した命令の実行状況情報を正しく取得することができる制御装置等を実現することにある。
前記課題を解決するために、本発明に係る制御装置は、中継装置(IO-Linkマスタ)を介して前記中継装置に接続されたデバイス(IO-Linkデバイス)の動作を制御する制御装置(コントローラ)であって、前記デバイスに対する命令と、前記命令の識別情報とを前記中継装置に送信する命令部と、前記命令の実行状況を示す実行状況情報(ステータス)を、前記識別情報を用いて取得する実行確認部と、を備えていることを特徴としている。
前記構成によれば、デバイスに対する命令と、前記命令の識別情報とを中継装置に送信し、前記命令の実行状況を示す実行状況情報を、前記識別情報を用いて取得する。よって、1つの中継装置に対して複数の命令が送信されていた場合であっても、前記制御装置が送信した命令の実行状況情報を正しく取得することができるという効果を奏する。
本発明に係る制御装置では、前記中継装置は、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込んだ命令を前記デバイスに実行させると共に、前記記憶領域に前記実行状況情報を書き込む機能を有し、前記命令部は、前記命令と前記識別情報とを前記中継装置に送信して前記記憶領域に書き込ませ、前記実行確認部は、前記識別情報を前記中継装置に送信して、前記記憶領域から前記実行状況情報を読み出すものであってもよい。
前記構成によれば、命令と識別情報とを中継装置に送信して、命令の対象であるデバイスに対応する記憶領域に書き込ませ、識別情報を中継装置に送信して、前記記憶領域から前記実行状況情報を読み出す。よって、他の制御装置からも前記中継装置に命令が送信されていた場合であっても、前記制御装置が送信した命令の実行状況情報を確実に読み出すことができる。なお、前記「他の制御装置」は、前記制御装置と同種の装置であってもよいし、異種の装置であってもよい。例えば、前記制御装置がPLCである場合、他の制御装置もPLCであってもよいし、他の制御装置はHMIやサポートツール等であってもよい。
本発明に係る制御装置では、前記識別情報は、他の制御装置の命令の識別情報と識別可能な情報であってもよい。
前記構成によれば、送信する識別情報が、他の制御装置の命令の識別情報と識別可能な情報である。よって、前記制御装置が前記中継装置に命令を送信したタイミングと前後して、他の制御装置が前記中継装置に命令を送信していた場合であっても、前記中継装置が送信した命令について、正しい実行状況情報を取得することができる。
本発明に係る制御装置では、前記識別情報は、前記命令部が送信する命令ごとに異なる情報であってもよい。
前記構成によれば、前記識別情報が、送信する命令ごとに異なる情報であるから、制御装置が複数の命令を送信した場合に、各命令のそれぞれについて、正しい実行状況情報を取得することができる。
前記課題を解決するために、本発明に係る中継装置は、制御装置と、前記制御装置の命令に従って動作するデバイスとの間にて、前記命令を中継する中継装置であって、前記命令と前記命令の識別情報とを対応付けて、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込むと共に、前記命令の実行状況を示す実行状況情報を前記記憶領域に書き込む書込管理部と、前記制御装置から前記識別情報を受信したことに応じて、前記記憶領域に記憶されている前記実行状況情報を前記制御装置に読み出させる読出管理部と、を備えていることを特徴としている。
前記構成によれば、命令と前記命令の識別情報とを対応付けて、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込むと共に、前記命令の実行状況を示す実行状況情報を前記記憶領域に書き込む。そして、制御装置から前記識別情報を受信したことに応じて、前記記憶領域に記憶されている前記実行状況情報を前記制御装置に読み出させる。よって、複数の命令を受信した場合であっても、各命令の実行状況情報を正しく読み出させることができるという効果を奏する。
本発明に係る中継装置では、前記書込管理部が前記命令について前記中継装置が実行すべき処理がないことを示す制御情報(コントロール:処理なし)を前記記憶領域に書き込んだ場合、および前記制御情報が書き込まれることなく所定時間が経過した場合に、前記書込管理部に前記記憶領域への他の命令の書き込みを許可する記憶領域開放部を備えているものであってもよい。
ここで、従来のFAシステムでは、命令の送信元の装置がその命令を終了させることにより、次の命令の受け付けが可能となる構成であった。例えば、マスタ装置とスレーブ装置とデバイスからなるFAシステムにおいて、マスタ装置がデバイスに命令を実行させる場合を考える。この場合、マスタ装置はスレーブ装置に命令を送信し、スレーブ装置はこの命令をデバイスに転送し、これによりデバイスが前記命令を実行する。そして、命令が実行されたことはスレーブ装置に通知されるので、マスタ装置はスレーブ装置にアクセスして命令の実行完了を確認し、スレーブ装置はこの確認の終了後に次の命令の受け付けを開始する。このように、従来のFAシステムでは、マスタ装置による命令の実行完了確認が終了するまでは、次の命令が受け付けられなかった。このため、マスタ装置が命令を送信した後にスレーブ装置との通信が不能な状態となったような場合には、次の命令の受け付けができない状態が維持されるという問題があった。
そこで、前記構成によれば、命令について前記中継装置が実行すべき処理がないことを示す制御情報を記憶領域に書き込んだ場合、および前記制御情報が書き込まれることなく所定時間が経過した場合に、前記記憶領域への他の命令の書き込みを許可する。よって、制御情報を書き込んだ場合のみならず、制御情報が書き込まれることなく所定時間が経過した場合にも、他の命令の書き込みが可能な状態となるから、他の命令の書き込みができない状態が維持されることを防ぐことができるという効果を奏する。
なお、前記中継装置は以下のように表現することもできる。すなわち、制御装置と、前記制御装置の命令に従って動作するデバイスとの間にて、前記命令を中継する中継装置であって、前記命令と前記命令を他の制御装置からの命令と識別するための識別情報とを対応付けて、前記デバイスに対応する記憶領域に記憶すると共に、前記命令の実行状況を示す実行状況情報を前記記憶領域に書き込む書込管理部と、前記書込管理部が前記命令について前記中継装置が実行すべき処理がないことを示す制御情報を前記記憶領域に書き込んだ場合、および前記制御情報が書き込まれることなく所定時間が経過した場合に、前記書込管理部に前記記憶領域への他の命令の書き込みを許可する記憶領域開放部と、を備えていることを特徴とする中継装置。
本発明に係る中継装置では、前記書込管理部は、前記記憶領域に前記命令および前記識別情報が記憶されている状態にて、前記デバイスに対する他の命令を受信した場合に、前記デバイスに対応する他の記憶領域に、前記他の命令と前記他の命令の識別情報とを対応付けて記憶すると共に、前記他の命令の実行状況情報を前記他の記憶領域に書き込むものであってもよい。
前記構成によれば、前記記憶領域に命令および識別情報が記憶されている状態にて、前記デバイスに対する他の命令を受信した場合に、前記デバイスに対応する他の記憶領域に、前記他の命令と前記他の命令の識別情報とを対応付けて記憶する。そして、前記他の命令の実行状況情報を前記他の記憶領域に書き込む。よって、同じデバイスに対する複数の命令を並行して受け付けることができる。
前記課題を解決するために、本発明に係る制御装置の制御方法は、中継装置を介して前記中継装置に接続されたデバイスの動作を制御する制御装置の制御方法であって、前記デバイスに対する命令と、前記命令の識別情報とを前記中継装置に送信する命令送信ステップと、前記命令の実行状況を示す実行状況情報を、前記識別情報を用いて取得する実行確認ステップと、を含むことを特徴としている。前記方法によれば、前述した制御装置と同様の効果を奏する。
前記課題を解決するために、本発明に係る中継装置の制御方法は、制御装置と、前記制御装置の命令に従って動作するデバイスとの間にて、前記命令を中継する中継装置の制御方法であって、前記命令と前記命令の識別情報とを対応付けて、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込む命令書込ステップと、前記命令の実行状況を示す実行状況情報を前記記憶領域に書き込む状況書込ステップと、前記制御装置から前記識別情報を受信したことに応じて、前記記憶領域に記憶されている前記実行状況情報を前記制御装置に読み出させる読出制御ステップと、を含むことを特徴としている。前記方法によれば、前述した中継装置と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る制御装置、および中継装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータを前記制御装置、および中継装置が備える各部(ソフトウェア要素)として動作させることにより前記制御装置、および中継装置をコンピュータにて実現させる制御装置、および中継装置の制御プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明の一態様に係る制御装置によれば、1つの中継装置に対して複数の命令が送信されていた場合であっても、前記制御装置が送信した命令の実行状況情報を正しく取得することができるという効果を奏する。
また、本発明の一態様に係る中継装置によれば、複数の命令を受信した場合であっても、各命令の実行状況情報を制御装置に正しく読み出させることができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係るIO-Linkマスタの要部構成の一例を示すブロック図である。 前記IO-Linkマスタを含むIO-Linkシステムの概要を示す図である。 ポート用記憶領域に記憶されるデータのデータ構造を示す図である。 前記ポート用記憶領域110に記憶されるデータの状態遷移を説明するための図である。 前記IO-Linkシステムにおける処理の流れを示すシーケンス図である。 ポート用記憶領域に複数のコマンドを格納できる場合のIO-Linkシステムの概要を示すブロック図である。 IO-Linkマスタにおける上位ネットワークとの通信機能を通信カプラとして切り離したIO-Linkシステムの例を示す図である。 複数のスレーブ装置とこれらを制御するマスタ装置とを含むFAシステムの例を示す図である。
〔実施形態1〕
本発明の実施形態1について図1〜図5に基づいて説明する。
〔システム概要〕
まず、本実施形態のIO-Linkシステムの概要を図2に基づいて説明する。図2は、IO-Linkシステム9の概要を示す図である。IO-Linkシステム9は、FAシステムであり、図示のように、IO-Linkシステム9には、IO-Linkマスタ(中継装置)1、IO-Linkデバイス2a、IO-Linkデバイス2b、コントローラ(制御装置)3、サポートツール(制御装置)4、およびHMI(制御装置)5が含まれている。なお、IO-Linkデバイス2aと2bを区別する必要のないときには、これらをIO-Linkデバイス2と表記する。
IO-Linkマスタ1は、コントローラ3等を含む上位ネットワークとIO-Linkデバイス2との間でデータを中継する中継装置であり、IO-Linkシステム9においてコントローラ3のスレーブ装置として動作する。図示の例では、IO-Linkマスタ1には2つのIO-Linkデバイス2が接続されているが、3つ以上のIO-Linkデバイス2を接続することもできる。また、IO-Linkマスタ1はIO-Linkデバイス2と双方向に通信することができる。
IO-Linkデバイス2は、IO-Linkマスタ1と通信接続されて、コントローラ3の制御対象となる装置である。IO-Linkデバイス2としては、出力系のデバイスおよび入力系のデバイスを適用できる。入力系のデバイスとしては、例えば光電センサや近接センサ等の各種センサが挙げられ、出力系のデバイスとしては例えばアクチュエータやモータ等が挙げられる。また、インバータのような変換装置等もIO-Linkデバイス2とすることができる。
コントローラ3は、IO-Linkシステム9の全体を統括して制御する制御装置であり、PLC(Programmable Logic Controller)とも呼ばれる。コントローラ3は、IO-Linkシステム9においてIO-Linkマスタ1のマスタ装置として動作する。
サポートツール4は、IO-Linkデバイス2の動作設定等のIO-Linkシステム9における各種設定のために、IO-Linkシステム9に接続して使用される装置である。サポートツール4は、コントローラ3経由でIO-Linkシステム9に接続することができる。サポートツール4からもIO-Linkデバイス2の動作制御を行うことが可能であるから、サポートツール4も制御装置の1つであると言える。サポートツール4としては、パソコンのような情報処理装置を用いることができ、ノート型パソコンのような携帯型の情報処理装置を用いることもできる。
HMI5は、タッチパネル式の表示入力装置であり、IO-Linkシステム9のユーザは、HMI5を介してコントローラ3を操作したり、HMI5にてIO-Linkシステム9の動作状態を確認したりすることができる。HMI5からもIO-Linkデバイス2の動作制御を行うことが可能であるから、HMI5も制御装置の1つであると言える。
以上のような構成を備えるIO-Linkシステム9において、本実施形態では、図示のように、コントローラ3、HMI5からIO-Linkマスタ1に送信されるコマンド(命令)にシーケンスナンバー(識別情報)が付されている。図2に示す例では、コントローラ3から送信されるコマンドにシーケンスナンバー“1”が、HMI5から送信されるコマンドにシーケンスナンバー“11”が付されている。
そして、シーケンスナンバーが付されたコマンドを受信したIO-Linkマスタ1は、コマンドをシーケンスナンバーとともに第1ポート用記憶領域110aに書き込み、コマンドが示す命令をIO-Linkデバイス2aに実行させる。なお、IO-Linkデバイス2bを対象としたコマンドは、第2ポート用記憶領域110bに書き込まれる。
また、命令の実行中または実行後に、コントローラ3またはHMI5からステータスの確認を行うときに、シーケンスナンバーを指定して行う。これにより、IO-Linkマスタ1では、単に実行中または実行後のコマンドではなく、シーケンスナンバーに対応するコマンドのステータスを送り返すことができる。よって、他の装置から送信されたコマンドのステータスを受け取ることによる弊害を防止することができる。つまり、図示の例では、コントローラ3は、シーケンスナンバー1の命令のステータスを受け取ることができ、HMI5はシーケンスナンバー11の命令のステータスが書き込まれておらず、その命令が受け付けられていないことを確認することができる。
なお、IO-Linkシステム9では、コマンドを送信する各装置について、その装置が使用可能なシーケンスナンバーを予め定めており、これにより各装置が送信するコマンドを相互に識別できるようになっている。具体的には、図示の例では、コントローラ3には1〜9のシーケンスナンバーが割り当てられており、HMI5には11〜19のシーケンスナンバーが割り当てられている。なお、図示の例ではコントローラ3とHMI5からコマンドを送信する例を示しているが、コマンドの送信元はIO-Linkシステム9に接続可能な装置であればよく、例えばサポートツール4からコマンドを送信してもよい。この場合、サポートツール4にも使用可能なシーケンスナンバー(例えば20〜29)を割り当てればよい。
このように、シーケンスナンバーは、コマンドの識別情報として付された数値であり、コマンドの送信ごとに1ずつインクリメントしたシーケンスナンバーを使用することにより、1つの装置が送信する各コマンドを識別することが可能になる。また、前記の通り、装置毎に使用可能なシーケンスナンバーを区分することにより、各装置が送信するコマンドを識別することが可能になる。
〔IO-Linkについて〕
IO-Linkについて、以下に補足説明する。IO-Linkは、IEC61131−9において「Single-drop digital communication interface for small sensors and actuators」(SDCI)という名称で規格化されており、制御装置であるマスタ(前記コントローラ3がこれに該当)と、センサおよびアクチュエータ等のデバイスとの間の通信のための標準化技術である。IO-Linkは、マスタとデバイスとの通信に使用する新しいポイント・ツー・ポイントシリアル通信プロトコルである。なお、前記デバイスの一例として、光電センサと近接スイッチとを挙げることができる。
IO-Linkは、デバイスからマスタへのオン/オフ信号(1ビット)の発信のみが可能であった従来のプロトコルとは異なり、32バイト(256ビット)のデータの受発信(双方向通信)が可能な通信プロトコルである。マスタとデバイスとの間をIO-Linkでつなぐことによって、従来、オン/オフ情報などの2値化データしか受信できなかったデバイスからの信号について、32バイトの数値データとして取得できるようになる。したがって、例えば、光電センサの場合、受光量、検出余裕度、内部温度などの情報を取得することができるようになり、不具合原因の究明に役立つほか、製品寿命の診断、経年劣化に応じたしきい値の変更などが可能になる。
IO-Linkを利用することにより、例えば、デバイスの設定およびメンテナンス等を自動化することができる。また、IO-Linkを利用することにより、マスタのプログラミングが大幅に簡易化でき、さらに、配線ケーブルのコスト削減等を実現することができる。
続いて、以上説明したIO-Linkを利用したIO-Linkシステム(前記IO-Linkシステム9がこれに該当)について説明する。IO-Linkシステムは、IO-Linkデバイス(一般に、センサ、アクチュエータ、またはその組み合わせであり、前記IO-Linkデバイス2がこれに該当)と、標準の3線式センサ/アクチュエータケーブルと、IO-Linkマスタ(前記IO-Linkマスタ1がこれに該当)と、によって構成される。
IO-Linkマスタは、1つまたは複数のポート(後述のデバイス通信ポート12がこれに該当)を備え、各ポートには1台のIO-Linkデバイスが接続可能である。IO-Linkマスタは、IO-Linkデバイスとポイントツーポイント通信を行う。IO-Linkマスタは、従来のオン/オフ情報などの2値化データ(1ビットのデータ)だけでなく、デバイスの識別情報、デバイスの通信プロパティ、デバイスパラメータ、および、プロセス・診断データの情報などの、オン/オフ情報などの2値化データ以外の情報(1ビットよりも大きなデータ)を、IO-Linkデバイスとの間で送受信することができる。
IO-Linkデバイスは、IO-Linkマスタとの間で、1ビットよりも大きなデータを送受信することができる。つまり、IO-Linkデバイスは、IO-Linkに適合したデバイスである。なお、IO-Linkシステムには、IO-Linkデバイスではない(1ビットよりも大きなデータを送受信しない)センサやアクチュエータ等のデバイスを組み込むこともできる。
〔IO-Linkマスタの要部構成〕
次に、IO-Linkマスタ1の要部構成を図1に基づいて説明する。図1は、IO-Linkマスタ1の要部構成の一例を示すブロック図である。図示のように、IO-Linkマスタ1は、IO-Linkマスタ1の各部を統括して制御する制御部10、IO-Linkマスタ1にて使用する各種データを記憶する記憶部11を備えている。また、IO-Linkマスタ1は、IO-Linkデバイス2と通信するための通信ポートとして、第1デバイス通信ポート12aおよび第2デバイス通信ポート12bを備えている。さらに、IO-Linkマスタ1は、前述のコントローラ3を含む上位ネットワークと通信するための上位通信ポート13を備えている。なお、第1デバイス通信ポート12aと第2デバイス通信ポート12bを区別する必要のないときには、これらをデバイス通信ポート12と表記する。また、デバイス通信ポート12の数は3以上であってもよい。また、上位通信ポート13を介する上位ネットワークとの通信は、例えばEtherCAT(Ethernet Control Automation Technology:登録商標)等にて行うことができる。
そして、制御部10には、デバイス制御部100、書込管理部101、記憶領域開放部102、および読出管理部103が含まれている。また、記憶部11には、第1ポート用記憶領域110aと第2ポート用記憶領域110bが含まれている。なお、第1ポート用記憶領域110aと第2ポート用記憶領域110bを区別する必要のないときには、これらをポート用記憶領域110と表記する。ポート用記憶領域110に格納されているデータの詳細については後述する。
デバイス制御部100は、IO-Linkデバイス2の動作を制御する。例えば、デバイス制御部100は、IO-Linkデバイス2に対してメッセージと呼ばれる所定形式のコマンドを送信して、そのメッセージに記述された動作をIO-Linkデバイス2に実行させ、その実行結果をIO-Linkデバイス2から取得する。なお、このメッセージは、ポート用記憶領域110に書き込まれたデータ(詳細は後述)に基づいて生成する。
書込管理部101は、コントローラ3、サポートツール5、およびHMI5等の制御装置から送信されたコマンドおよびシーケンスナンバーを対応付けてポート用記憶領域110に書き込む。また、書込管理部101は、コマンドの実行状況を示すステータス(実行状況情報)をポート用記憶領域110に書き込む。前述したように、第1ポート用記憶領域110aおよび第2ポート用記憶領域110bの何れに書き込むかは、コマンドを実行させるIO-Linkデバイス2が何れに対応しているかによる。
記憶領域開放部102は、コマンドについてIO-Linkマスタ1において実行すべき処理がないことを示す制御情報(後述する“処理なし”)がポート用記憶領域110に書き込まれた場合に、当該ポート用記憶領域110への他のコマンドの書き込みを許可する。また、記憶領域開放部102は、前記制御情報が書き込まれることなく所定時間が経過した場合にも、当該ポート用記憶領域110への他のコマンドの書き込みを許可する。
読出管理部103は、コマンドの実行状況に関するステータスの問い合わせに対し、問い合わせに含まれるシーケンスナンバーと対応付けられたコマンドの実行状況(ポート用記憶領域110に書き込まれている)を読み出させる。
ポート用記憶領域110は、各デバイス通信ポート12のそれぞれについて設けられた記憶領域であり、ポート用記憶領域110には各デバイス通信ポート12に関連するデータが記憶される。より詳細には、第1ポート用記憶領域110aには、第1デバイス通信ポート12aに関連するデータとして、IO-Linkデバイス2aに対するコマンドおよびシーケンスナンバーが書き込まれている。同様に、第2ポート用記憶領域110bには、第2デバイス通信ポート12bに関連するデータとして、IO-Linkデバイス2bに対するコマンドおよびシーケンスナンバーが書き込まれている。なお、ポート用記憶領域110に書き込まれるデータの詳細は図3に基づいて後述する。
〔コントローラの要部構成〕
次に、コントローラ3の要部構成を図1に基づいて説明する。図示のように、コントローラ3は、コントローラ3の各部を統括して制御する制御部30、コントローラ3にて使用する各種データを記憶する記憶部31、コントローラ3に対する入力を受け付ける入力部32、および、IO-Linkマスタ1やサポートツール4、HMI5等の他の装置と通信するための通信部33を備えている。また、制御部30には、書込部(命令部)300および読出部(実行確認部)301が含まれている。
書込部300は、IO-Linkデバイス2に対するコマンド(命令)と、シーケンスナンバーとをIO-Linkマスタ1に送信して、ポート用記憶領域110に書き込ませる。なお、前述のように、コントローラ3が使用可能なシーケンスナンバーは予め定められており、書込部300は、この予め定められたシーケンスナンバーを送信する。より詳細には、コントローラ3に割り当てられたシーケンスナンバーを、コマンドの送信ごとに1ずつインクリメントして使用する。例えば、書込部300は、最初に送信するコマンドのシーケンスナンバーを1とした場合、次のコマンドのシーケンスナンバーを2とする。これにより、送信する命令ごとに異なるシーケンスナンバーが設定されるので、コントローラ3が送信したコマンド間での取り違えが発生することを防ぐことができる。
読出部301は、シーケンスナンバーを指定して、書込部300が送信したコマンドのステータスをIO-Linkマスタ1から取得する。
なお、サポートツール4およびHMI5も前記書込部(命令部)300および読出部(実行確認部)301と同様の構成を備えており、これによりIO-Linkマスタ1を介してIO-Linkデバイス2の動作制御を行うことができる。
〔ポート用記憶領域に格納されているデータのデータ構造〕
次に、図3を参照して、ポート用記憶領域110に記憶されるデータ(IO-Linkデバイス2宛のメッセージを送信するために用いられるデータ)のデータ構造を説明する。図3は、ポート用記憶領域110に格納されているデータのデータ構造を示す図である。図示のように、ポート用記憶領域110に書き込まれるデータには、エントリ数、コントロール、ステータス、インデックス、サブインデックス、データ長、データ、エラーコード、およびシーケンスナンバーが含まれている。
エントリ数は、エントリ数を示す。コントロールは、IO-Linkマスタ1が実行するべき制御の内容を示し、ここでは、「0:処理無し」、「1:ライト(書き込み)」、「2:リード(読み出し)」となっている。
ステータスは、コマンドの実行状況を示し、ここでは、「0:動作停止中」、「1:ビジー(処理実行中)」、「2:成功」、「3:エラー」となっている。
インデックス、およびサブインデックスは、IO-Linkデバイス2がもつオブジェクトのインデックスおよびサブインデックスである。
データは、読み出し、書き込みの対象となるデータ(リード/ライトデータ)であり、データ長は当該データのデータ長を示すものである。また、エラーコードは、発生したエラーの種別を示すコードである。
タイムアウトは、タイムアウト時間であり、詳細には、IO-Linkマスタ1のIO-Linkデバイス2からのレスポンスの監視時間である。そして、シーケンスナンバーは、上述したように、メッセージ(コマンド)を識別するためのシーケンスナンバーである。
〔IO-Linkマスタの状態遷移〕
次に、各ポート用記憶領域110に記憶されるデータの状態遷移について図4に基づいて説明する。図4は、ポート用記憶領域110に記憶されるデータの状態遷移を説明するための図である。
(A)動作停止状態
動作停止状態では、各ポート用記憶領域110に記憶されているデータの「ステータス」は、何れも0となっている。
(B)ビジー状態
動作停止状態(A)において、ポート用記憶領域110に「コントロール」に「ライト」または「リード」が書き込まれることにより、そのポート用記憶領域110の「ステータス」は「1」(ビジー)に書き換えられる。
また、「コントロール」に「ライト」または「リード」が書き込まれていないポート用記憶領域110についても、「ステータス」は「1」(ビジー)に書き換えられる。この場合のビジー状態は、「コントロール」に「ライト」または「リード」が書き込まれたポート用記憶領域110の「コントロール」が「処理なし」に更新されることにより解消する。つまり、ポート用記憶領域110の「コントロール」が「処理なし」となると、これに連動して全てのポート用記憶領域110の「コントロール」が「処理なし」となる。なお、この場合のビジー状態への遷移は必須ではない。つまり、1つのポート用記憶領域110に「コントロール」に「ライト」または「リード」が書き込まれている状態であっても、他のポート用記憶領域110は「処理なし」としてもよい。この場合、コマンドの送信対象となるデバイス通信ポート12が異なっていれば、複数のコマンドを並行して受け付けることが可能である。
(C)成功
(B)のビジー状態の後、IO-Linkデバイス2から正常レスポンスを受信すると、「ステータス」は「2」(成功)に書き換えられる。なお、ここでは、コマンドの実行結果のステータスが「正常」であるレスポンスを正常レスポンスと呼ぶ。また、コマンドの実行結果のステータスが「正常」以外(エラー等)のレスポンスを異常レスポンスと呼ぶ。
(D)エラー状態
一方、(B)のビジー状態の後、IO-Linkデバイス2から正常レスポンスの受信がなく、IO-Linkマスタ1側でエラーと判断すると、「ステータス」は「3」(エラー状態)に書き換えられる。また、(B)のビジー状態の後、IO-Linkデバイス2からエラーのレスポンス(異常レスポンス)を受信した場合にも、「ステータス」は「3」に書き換えられる。
そして、(C)成功または(D)エラー状態から、IO-Linkマスタ1の記憶領域開放部102は、タイマーによる計時を開始する。前記タイマーがタイムアウトする前に、書込管理部101が「コントロール」に「処理無し」を書き込んだ場合には、状態は(A)に戻る。また、前記タイマーがタイムアウトした場合には、記憶領域開放部102は、書込管理部101により「コントロール」に「処理無し」を書き込ませて、状態は(A)に戻る。なお、前述のように、ビジーの要因となったポート用記憶領域110の「コントロール」が「処理無し」となったときには、他のポート用記憶領域110の「コントロール」も「処理無し」に書き換えられる。
〔IO-Linkシステムにおける処理の流れ〕
次に、IO-Linkシステム9における処理(制御装置の制御方法および中継装置の制御方法)の流れについて図5に基づいて説明する。図5は、IO-Linkシステム9における処理の流れを示すシーケンス図である。なお、以下ではコントローラ3がコマンドを送信する例を説明するが、サポートツール4やHMI5がコマンドを送信する場合の処理も同様である。
まず、コントローラ3の書込部300は、IO-Linkマスタ1に書き込みコマンド(命令)を送信する(命令送信ステップ)。前記書き込みコマンドには、コマンドの対象となるデバイス通信ポート12を示す情報が含まれている。また、コントロール(リードまたはライト)、インデックス、サブインデックス、データ長、データ、タイムアウト、シーケンスナンバー等のポート用記憶領域110に書き込むべきパラメータも含まれている。
一方、前記の書き込みコマンドを受信したIO-Linkマスタ1では、書込管理部101が、前記のデータおよびパラメータを、コマンドの対象となっているデバイス通信ポート12に対応するポート用記憶領域110に書き込む(命令書込ステップ)。また、全てのポート用記憶領域110の「ステータス」を「ビジー」に書き換える。そして、書込部300は、書き込みが正常に終了した場合には、コントローラ3に正常レスポンスを送信し、正常に終了しなかった場合には、コントローラ3に異常レスポンスを送信する。
また、デバイス制御部100は、ポート用記憶領域110に書き込まれた、コントロール(リードまたはライト)、インデックス、サブインデックス、データ長、およびデータに基づいて、これらのパラメータが示す動作を実行させるためのメッセージを生成する。なお、コントロールの値がリードであれば読み出しコマンドであるメッセージを生成し、ライトであれば書き込みコマンドであるメッセージを生成する。そして、デバイス制御部100は、前記メッセージ(書き込みコマンドまたは読み出しコマンド)をIO-Linkデバイス2に送信する。また、デバイス制御部100は、ポート用記憶領域110に書き込まれたタイムアウトの監視を開始してもよい。
前記メッセージを受信したIO-Linkデバイス2は、このメッセージに応じて、読み出し、書き込み、またはエラーのレスポンス(異常レスポンス)をIO-Linkマスタ1に返す。
IO-Linkマスタ1のデバイス制御部100は、前記レスポンスに応じて、「ステータス」を「成功」または「エラー」とする。なお、「ステータス」の書き込み(状況書込ステップ)は、デバイス制御部100の制御に従って書込管理部101が行う。また、「ステータス」の前記書き込みと連動して、記憶領域開放部102は、タイムアウトの監視を開始する。
一方、書き込みコマンドを送信して、これに対する正常レスポンスを受信したコントローラ3では、読出部301が、IO-Linkマスタ1に読み出しコマンドを送信(実行確認ステップ)して、レスポンスを受信する処理を、「ステータス」が所定の値である正常レスポンスが受信されるまで繰り返す(ループ)。具体的には、読出部301は、先に送信された書き込みコマンドと同じシーケンスナンバーを含む読み出しコマンドをIO-Linkマスタ1に送信し、「ステータス」の値の読み出しを要求する。そして、読出部301は、前記読み出しコマンドに対する正常レスポンスを受信し、かつその正常レスポンスに含まれる「ステータス」の値が「成功」または「エラー」であれば、ループを抜ける。一方、「ビジー」であれば再度読み出しコマンドを送信し、「動作停止中」であれば処理を終了する。また、異常レスポンスを受信した場合にも処理を終了する。これらの場合は異常終了となる。
前記ループを抜けた場合、読出部301は、先に送信された書き込みコマンドと、前記読み出しコマンドとで、シーケンスナンバーが一致することを確認した上で、書込部300に「コントロール」の値を「処理無し」に書き換えるよう指示する。そして、この指示を受けた書込部300は、「コントロール」の値を「処理無し」に書き換えさせる書き込みコマンドをIO-Linkマスタ1に送信する。この書き込みコマンドに対して、正常レスポンスを受信することにより、コマンドは正常に終了する。一方、異常レスポンスを受信した場合にも処理を終了するが、この場合は異常終了となる。
一方、IO-Linkマスタ1では、読出管理部103がコントローラ3からの読み出しコマンドを受け付ける。そして、その読み出しコマンドに含まれるシーケンスナンバーの「ステータス」の値をポート用記憶領域110から読み出して、コントローラ3に通知する(読出制御ステップ)。
この後、タイムアウトの発生前に、「コントロール」の値を「処理無し」に書き換えさせる書き込みコマンドを受信した場合、書込管理部101は、全てのポート用記憶領域110の「ステータス」を「動作停止中」に書き換える。そして、記憶領域開放部102は、タイムアウトの監視を終了する。また、前記の書き込みコマンドを受信することなくタイムアウトが発生した場合、記憶領域開放部102が、書込管理部101に全てのポート用記憶領域110の「ステータス」を「動作停止中」に書き換えさせる。
〔実施形態2〕
本発明の実施形態2について図6に基づいて説明する。なお、説明の便宜上、前記実施形態にて説明した部材と同じ機能を有する部材については、同じ符号を付記し、その説明を省略する。
図6は、ポート用記憶領域110に複数のコマンドを格納できる場合のIO-Linkシステム9の概要を示すブロック図である。
前記実施形態1では、ポート用記憶領域110に書き込み可能なコマンド(命令)は1つであった。このため、或るコマンドが書き込まれると、当該コマンドの「コントロール」が「処理無し」となるまで、「ビジー」の状態が継続し、他のコマンドを書き込むことはできなかった。
本実施形態では、ポート用記憶領域110に複数のコマンドを書き込むことができる。つまり、本実施形態においては、1つのポート用記憶領域110内に複数の記憶領域が設定されており、各記憶領域のそれぞれに図3に示したようなパラメータを書き込むことができるようになっている。そして、本実施形態の書込管理部101は、ポート用記憶領域110aにコマンドが記憶されている状態にて、IO-Linkデバイス2に対する他のコマンドを受信した場合に、ポート用記憶領域110aの他の記憶領域に当該他のコマンドを書き込む。これにより、処理が完了していないコマンドが残っている状態であっても、次のコマンドを受け付けることができ、ビジー状態が発生する可能性を低減することができる。また、各コマンドにはパラメータとしてシーケンスナンバーが書き込まれるから、コマンドの取り違えなどが発生することもない。
〔実施形態3〕
本発明の実施形態3について図7に基づいて説明する。図7は、IO-Linkマスタにおける上位ネットワークとの通信機能を通信カプラとして切り離したIO-Linkシステム92の例を示す図である。
図示のIO-Linkシステム92は、前述のIO-Linkシステム9と同様の機能を有するシステムであるが、IO-Linkシステム9のIO-Linkマスタ1の代わりに、通信カプラ200とIO-Linkマスタ(中継装置)201を備えている点で相違している。
通信カプラ200は、上位ネットワークとIO-Linkマスタ201との間の通信を中継する中継装置である。通信カプラ200は、IO-Linkマスタ1の上位通信ポート13(図1参照)に相当する通信ポートを備えているとともに、IO-Linkマスタ201と通信するための通信ポートを備えている。そして、通信カプラ200は、IO-Linkマスタ1の上位ネットワークと通信可能な通信制御部を備えており、該通信制御部により上位ネットワークに含まれる機器とIO-Linkマスタ201との間で通信を中継する。
IO-Linkマスタ201は、上位通信ポート13(図1参照)の代わりに通信カプラ200と通信するための通信ポートを備えている点を除けば、IO-Linkマスタ1と同様の構成を備えている。IO-Linkシステム92においても、前述のIO-Linkシステム9と同様に、コントローラ3からポート用記憶領域110への書き込み、およびポート用記憶領域110からの読み出しを行うことができるが、この際の通信は通信カプラ200を介して行われる。
また、通信カプラ200がサポートツール4を接続するためのインターフェースを備えている場合、図7に示すように、サポートツール4は、該インターフェースを介して通信カプラ200と接続することにより、コントローラ3を介さずにIO-Linkマスタ201と通信することもできる。また、IO-Linkマスタ201がサポートツール4を接続するためのインターフェースを備えている場合には、サポートツール4は、該インターフェースを介して直接IO-Linkマスタ201と通信することもできる。
〔実施形態4〕
本発明の実施形態4について図8に基づいて説明する。図8は、複数のスレーブ装置とこれらを制御するマスタ装置とを含むFAシステム93の例を示す図である。図示のFAシステム93は、前述のIO-Linkシステム9と同様の機能を有しているが、IO-Linkプロトコルに準拠したシステムではない。FAシステム93には、図示のように、マスタ装置400、スレーブ装置401a、401b、およびデバイス402a、402bが含まれる。なお、スレーブ装置401aと401bを区別する必要のないときには、これらをスレーブ装置401と表記する。同様に、デバイス402aと402bを区別する必要のないときには、これらをデバイス402と表記する。
マスタ装置400は、各スレーブ装置401を制御する制御装置であり、前記実施形態のコントローラ3に相当する装置である。また、スレーブ装置401は、マスタ装置400の制御に従って動作する装置であり、マスタ装置400とデバイス402との間でデータを中継する中継装置である。スレーブ装置401は、前記実施形態のIO-Linkマスタ1に相当する装置であり、デバイス402と双方向に通信することができる。IO-Linkマスタ1とスレーブ装置401との相違点の1つとしては、スレーブ装置401が備える、デバイス402との通信のための通信ポートは1つである点が挙げられる。デバイス402は、前記実施形態のIO-Linkデバイス2に相当し、例えばセンサ等の入力系のデバイスの他、アクチュエータ等の出力系のデバイスをデバイス402として適用できる。このようなシステムは、例えばEtherCATを利用することによって構築することが可能である。
また、スレーブ装置401は、IO-Linkマスタ1と同様に、コマンドおよびシーケンスナンバーを対応付けて、ポート用記憶領域に書き込むとともに、コマンドの実行状況を示すステータス(実行状況情報)をポート用記憶領域に書き込む書込管理部、書込管理部がポート用記憶領域へ、他のコマンドを書き込むことを許可する記憶領域開放部、コマンドの実行状況をポート用記憶領域から読み出し通知する読出管理部を備えている。
また、スレーブ装置401は、コマンドとシーケンスナンバーとを対応付けてポート用記憶領域110に書き込むと共に、前記コマンドのステータスを前記ポート用記憶領域110に書き込む書込管理部101と、マスタ装置400から前記シーケンスナンバーを受信したことに応じて、前記ポート用記憶領域110に記憶されている前記ステータスを読み出させる読出管理部103と、を備えている。さらに、スレーブ装置401は、書込管理部101が前記コマンドの「コントロール」を「処理無し」と書き込んだ場合、および「処理無し」と書き込まれることなく所定時間が経過(タイムアウト(C)が発生)した場合に、書込管理部101に前記ポート用記憶領域110への他のコマンドの書き込みを許可する記憶領域開放部102を備えている。
そして、マスタ装置400は、コントローラ3と同様に、デバイス402に対するコマンドとシーケンスナンバーとをスレーブ装置401に送信する書込部300と、前記コマンドのステータスを、前記シーケンスナンバーを用いて取得する読出部301と、を備えている。
したがって、前記各実施形態のIO-Linkシステム9と同様の効果を奏する。また、本実施形態においても、実施形態2と同様に、1つのポート用記憶領域110に複数のコマンドの記憶領域をそれぞれ設けてもよい。
〔変形例〕
前記各実施形態では、コントローラ3やサポートツール4、HMI5等の命令の送信側の装置(制御装置)がシーケンスナンバーを決定する例を説明したが、IO-Linkマスタ1が決定してもよい。この場合、コマンドを受信したIO-Linkマスタ1が、受信したコマンドにシーケンスナンバーを付与し、付与したシーケンスナンバーを、そのコマンドの送信元の装置に通知する。このような構成であっても、前記各実施形態と同様の機能を実現できる。
また、前記各実施形態では、コマンドの識別情報としてシーケンスナンバーを用いる例を示したが、識別情報はコマンドを識別可能なものであればよく、シーケンスナンバーに限られない。
〔ソフトウェアによる実現例〕
IO-Linkマスタ1およびコントローラ3の制御ブロック(特に制御部10および制御部30に含まれる各部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現してもよいし、CPU(Central Processing Unit)を用いてソフトウェアによって実現してもよい。
後者の場合、IO-Linkマスタ1およびコントローラ3は、各機能を実現するソフトウェアであるプログラムの命令を実行するCPU、前記プログラムおよび各種データがコンピュータ(またはCPU)で読み取り可能に記録されたROM(Read Only Memory)または記憶装置(これらを「記録媒体」と称する)、前記プログラムを展開するRAM(Random Access Memory)などを備えている。そして、コンピュータ(またはCPU)が前記プログラムを前記記録媒体から読み取って実行することにより、本発明の目的が達成される。前記記録媒体としては、「一時的でない有形の媒体」、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブルな論理回路などを用いることができる。また、前記プログラムは、該プログラムを伝送可能な任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して前記コンピュータに供給されてもよい。なお、本発明は、前記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。そして、同様の手法により、IO-Linkマスタ201、通信カプラ200、マスタ装置400、およびスレーブ装置401等の装置の制御ブロックを実現することもできる。
本発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
1、201 IO-Linkマスタ(中継装置)
101 書込管理部
102 記憶領域開放部
103 読出管理部
110a 第1ポート用記憶領域(記憶領域)
110b 第2ポート用記憶領域(記憶領域)
2、2a、2b IO-Linkデバイス(デバイス)
3 コントローラ(制御装置)
300 書込部(命令部)
301 読出部(実行確認部)
4 サポートツール(制御装置)
5 HMI(制御装置)
400 マスタ装置(制御装置)
401 スレーブ装置(中継装置)
402a、402b デバイス

Claims (11)

  1. 中継装置を介して前記中継装置に接続されたデバイスの動作を制御する制御装置であって、
    前記デバイスに対する命令と、前記命令の識別情報とを前記中継装置に送信する命令部と、
    前記命令の実行状況を示す実行状況情報を、前記識別情報を用いて取得する実行確認部と、を備え、
    前記中継装置は、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込んだ命令を前記デバイスに実行させると共に、前記記憶領域に前記実行状況情報を書き込む機能を有し、
    前記命令部は、前記命令と前記識別情報とを前記中継装置に送信して前記記憶領域に書き込ませ、
    前記実行確認部は、前記識別情報を前記中継装置に送信して、前記記憶領域から前記実行状況情報を読み出すことを特徴とする制御装置。
  2. 前記識別情報は、他の制御装置の命令の識別情報と識別可能な情報であることを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  3. 前記識別情報は、前記命令部が送信する命令ごとに異なる情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 制御装置と、前記制御装置の命令に従って動作するデバイスとの間にて、前記命令を中継する中継装置であって、
    前記命令と前記命令の識別情報とを対応付けて、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込むと共に、前記命令の実行状況を示す実行状況情報を前記記憶領域に書き込む書込管理部と、
    前記制御装置から前記識別情報を受信したことに応じて、前記記憶領域に記憶されている前記実行状況情報を前記制御装置に読み出させる読出管理部と、を備えていることを特徴とする中継装置。
  5. 前記書込管理部が前記命令について前記中継装置が実行すべき処理がないことを示す制御情報を前記記憶領域に書き込んだ場合、および前記制御情報が書き込まれることなく所定時間が経過した場合に、前記書込管理部に前記記憶領域への他の命令の書き込みを許可する記憶領域開放部を備えていることを特徴とする請求項に記載の中継装置。
  6. 前記書込管理部は、前記記憶領域に前記命令および前記識別情報が記憶されている状態にて、前記デバイスに対する他の命令を受信した場合に、前記デバイスに対応する他の記憶領域に、前記他の命令と前記他の命令の識別情報とを対応付けて記憶すると共に、前記他の命令の実行状況情報を前記他の記憶領域に書き込むことを特徴とする請求項4または5に記載の中継装置。
  7. 中継装置を介して前記中継装置に接続されたデバイスの動作を制御する制御装置の制御方法であって、
    前記デバイスに対する命令と、前記命令の識別情報とを前記中継装置に送信する命令送信ステップと、
    前記命令の実行状況を示す実行状況情報を、前記識別情報を用いて取得する実行確認ステップと、を含み、
    前記中継装置は、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込んだ命令を前記デバイスに実行させると共に、前記記憶領域に前記実行状況情報を書き込む機能を有し、
    前記命令送信ステップでは、前記命令と前記識別情報とを前記中継装置に送信して前記記憶領域に書き込ませ、
    前記実行確認ステップでは、前記識別情報を前記中継装置に送信して、前記記憶領域から前記実行状況情報を読み出すことを特徴とする制御装置の制御方法。
  8. 制御装置と、前記制御装置の命令に従って動作するデバイスとの間にて、前記命令を中継する中継装置の制御方法であって、
    前記命令と前記命令の識別情報とを対応付けて、前記デバイスに対応する記憶領域に書き込む命令書込ステップと、
    前記命令の実行状況を示す実行状況情報を前記記憶領域に書き込む状況書込ステップと、
    前記制御装置から前記識別情報を受信したことに応じて、前記記憶領域に記憶されている前記実行状況情報を前記制御装置に読み出させる読出制御ステップと、を含むことを特徴とする中継装置の制御方法。
  9. 請求項1に記載の制御装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記命令部および上記実行確認部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  10. 請求項に記載の中継装置としてコンピュータを機能させるための制御プログラムであって、上記書込管理部および上記読出管理部としてコンピュータを機能させるための制御プログラム。
  11. 請求項9または10に記載の制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体。
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