JP6714990B2 - 表示盤及び排水機場 - Google Patents

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Description

本発明は、システムやプラントの監視、特に河川の排水機場、河川の広域水監視を行うための表示盤、排水機場及び発光装置に関する。
上下水排水機場や交通制御システムなどの監視や、産業プラントのプロセス制御を行う場合には、中央監視室で監視またはプロセス制御が行われている。監視またはプロセス制御をするために、監視対象を表示する大型のグラフィックパネルまたは操作卓に据え付けられたグラフィックパネルが設置されている。
例えば、特許文献1では、交通制御システムの制御盤等に用いられる大型のグラフィックパネルが開示されている。図14は、従来のグラフィックパネルを用いた中央監視室の模式図である。例えば、中央監視室には、図14に示すように、その中央にシステムやプロセスの集中監視を行うためにグラフィックパネル(表示盤ともいう)510が設けられ、システムやプロセスを制御するための操作卓530が設けられている。
図14に示すようにグラフィックパネル510は大型であり、プロセスやシステムの全体の状況を概括把握できるように、監視制御をすべき電気及び機械系統に対応して計器、表示ランプ、メータ類が配置されている。これにより、各機器の動作、系統の運転状態、故障箇所を分かりやすく表示することができる。
管理対象の事象あるいは状態が一目で分かるように、グラフィックパネル510には、プロセスやシステムの全体像を表す概略図が貼られた上に、LED520、521のような表示灯(発光装置ともいう)が埋め込まれている。また、表示灯の側には故障名を表示するのに、文字板をグラフィックパネル510に接着したり、グラフィックパネル510に直接シルク印刷を行ったりするなどの方法が採用されていた。このようなグラフィックパネルは、中央監視室の無い小さな排水機場でも用いられている。
オペレータは、グラフィックパネル上の所定の表示灯の点消灯により、プロセスやシステムの全体的な状況を把握し、また、オペレータの操作が適切に行なわれたかどうかの確認を行っている。
続いて、操作卓に据え付けられたグラフィックパネルについて図15を用いて説明する。図15は、従来のグラフィックパネルを用いた操作卓の模式図である。図15には、操作卓におけるグラフィックパネルの取付事例が示されている。図15に示すように、表示盤210は、板状のベース部材220と、シート230とを備え、シート230がベース部材220の表面側からベース部材220に取り付けられている。
ベース部材220は、板金などで構成され、ベース部材220には、表示灯を取り付けるための表示灯取付孔と、操作機器を取り付けるための操作機器取付孔が設けられている。これらの孔は、予め計画された設計に基づいてレイアウトされており、所定の位置に開けられている。
シート230には、ベース部材220に設けられた各表示灯取付孔および各操作機器取付孔に対応した孔が設けられ、更に対応した文字または図形が印刷されている。シート230が取り付けられたベース部材220に、各表示灯は、ベース部材220の各々の表示灯取付孔に取り付けられ、各操作機器はベース部材220の各々の操作機器取付孔に取り付けられる。各表示器、各操作機器は、筐体240の取付開口241を通した電気ケーブルに接続される。そして、表示盤210は、筐体240の取付開口241に固定される。
特開2012−150343号公報
ところが、大型のグラフィックパネルでは、表示の仕様(例えば表示灯の数または配列)に変更がある場合に、表示灯の数または配列が変わるので、作業性や安全性の面で現地での表示灯の並べ替え作業は困難である。このため、大型のグラフィックパネル全体を取り外し、表示灯を新しく配列した新しいグラフィックパネルと取り替えなければならないので、そのたびに費用がかかってしまい、大掛かりな作業にもなってしまう問題がある。
また、大型のグラフィックパネル及び操作卓に据え付けられたグラフィックパネルの双方において、表示の仕様(例えば表示灯の数または配列)に変更がある場合には、各表示灯に接続された電気ケーブルを取り外し、その後に新しいグラフィックパネルに取り付けられた各表示灯に電気ケーブルを取り付ける必要がある。この電気ケーブルの取り外し作業及び取り付け作業が大変な手間であるという問題がある。
また、仮に表示灯の配列はそのままで表示内容を変更する場合でも、操作卓の背後の狭いスペースに回り込んで電気ケーブルの取り外し作業及び取り付け作業をするという手間を要した。
このようなグラフィックパネルのもつ諸課題に鑑み、グラフィックパネルではなく、CRT(Cathode Ray Tube)等の表示装置を用いるグラフィックパネルレスの計装制御システムが提案されてきた。すなわち、グラフィックパネルに替えて、コンピュータで情報をソフトウェア処理し、グラフィックパネルの表示盤に関する情報をCRT画面にて表示し、表示の仕様変更には、ソフトウェアのプログラム変更で対応するというものである。
CRT画面は、システムやプラントの装置担当者が、自分の担当する機器や設備に関して個別にCRT画面で監視することは可能である。しかしながら、グラフィックパネルのように、システムやプラントの全体の監視情報を一度に表示することができないので、システムやプラントの全体を把握することが困難である。すなわち、グラフィックパネルの表示をそのままCRTに置き換えて表示すると、その画面が小さいため、表示が非常に小さくなり見づらいものであった。
そこで、グラフィックパネルの表示を1台のCRTに分割表示して画面の切り換えにより見るようにしたりする試みがなされた。しかしながら、グラフィックパネルの表示を1台のCRTに分割表示して画面の切り換えにより見るようにするのは、当然その全体を一目で見られないだけでなく、画面切り換え操作自体の煩雑さがある。また、切り替えを指示した後に次の画面を表示するまでの表示速度が遅く、操作に待ち時間が強要されるので操作上も不便であった。特に、緊急時に全体の状況と、対策の対象となる個別の機器の監視面に表示される計測内容等の詳細状況の画面を切り替えて見る必要が生じても、両者の画面の往復の切り替えはスムーズではない場合が多かった。また、グラフィックパネルの表示をCRT画面に替えた場合、CRT画面の制約から数枚の表示画面が必要となる。このため、排水機場のポンプを運転する際には、オペレータは何度も画面を切り替えながら状態を確認して運転しなければならない。
また、CRTの表示画面を大きくすることは、解像度の低下を来たし、解像度の低下を改善しようとすると表示速度の低下を来すことになるので、CRTの表示画面の大きさには限度がある。つまり、CRTの表示画面では、各設備のオペレータが、システムやプラントの全体状況の中で、どのようなタイミングで持ち場の装置をどのように操作すればよいかという、全体的な視点での操作および監視が困難であった。
また、CRT画面でも、監視対象設備が増設される等によって表示内容の変更が必要になった場合には、ソフトウェアの改造により画面中の表示パターンを修正することになる。この改造及びバグ出しなどに日数がかかり、容易に変更するわけにはいかないという問題がある。また、コンピュータ及びソフトウェアはその技術進歩が激しく、その割に寿命が短い。通常、数年前のハード及びソフトは、販売もサポートもされない。そのため、システムやプラントの10年、20年という長い使用期間で、ソフトウェアの改造に依存することは困難である。
さらに、グラフィックパネルによる操作では、オペレータは通常、操作上の注意事項、各種機器の故障点検情報、あるいは定期点検の作業情報、各設備から電話により連絡された内容や、刻々と表示される状態表示の重要な状況における表示値などをメモに書きとめる。そしてオペレータは、そのメモ紙をグラフィックパネルの該当するプロセスフロー近傍または機器に貼り付けたり、あるいは、各種情報をグラフィックパネルのプロセスフロー上にメモ書きとして直接書き込んだりしていた。このメモ書きによって、複数のオペレータがプラント運転時に注意事項等を確認できると共に、全体的な状況の中で連動してどのように対応すべきかを共有でき、システムやプラント全体の操作が円滑に行うことができた。
ところが、グラフィックパネルに替えてCRT画面にすると、システムやプラントのプロセスフローは、画面を分割してCRT画面上に表示させざるを得ないので、上記注意事項、故障点検情報、作業情報等の各種情報をメモ書きにして貼り付けてプラントの運転監視に利用するといったことができず、システムやプラント全体の操作に不便であった。以上のように、CRT画面には欠点が多い。
また、運転操作員(以下、オペレータという)の高齢化に伴う操作順応性と経験知の活用のためにもグラフィックパネル方式の方が好ましい。具体的には、ベテランのオペレータは、担当システムやプラントの操作機器、監視機器などの機材の特性を長年の間に十分に把握し、機材についての信頼と確信をもって操作している。ところが、操作機器、監視機器などの機材が変更されると、新しい機材の操作が正しく行われているかどうか確信をもてるようになるまで再びトライアンドエラーの回数を経なければならなくなる。グラフィックパネル方式は、全体設備の配置レイアウトを見渡せる視認性や修理、整備、条件変更などの一時的あるいは恒久的な運用変化に対応するアナログ的な拡張性または自由度(メモ書きや注意事項の貼り付けや色づけなど)があるので、ベテランのオペレータにはグラフィックパネル方式の方が分かり易い。
また、複数の並列系統で稼働するシステムやプラントについて、系統の既設設備を生かしながらの更新工事や、他年度にわたる大規模な建設工事などで、一部の系統を停止して工事しながら、一部の系統の稼働をしなければならない場合の施工(いわゆる段階施工)も多い。このような場合にもシステムやプラントの集中監視は必要であるが、最終的に全体の工事が完了した時の完成した監視システムとは異なる。そして、監視システムは、複数の工事との進捗に応じて、監視、操作対象が異なってくる。
例えば、排水機場などでは、最終的な工事完了前に、排水運転が必要な出水時において、工事の影響なく実働可能な設備の配置や形態が、全工事完了時の最終的な配置や形態とは違う構成や台数となる場合がある。そのような場合、運用の条件に制限があったり、作動させてはいけない設備があったりする。
誤作動を起こさないようにするために、最終的に完成された監視システムに至るまで工事当初から、迅速かつ確実に、表示盤の表示の仕様(例えば表示灯の数または配列)の変更が行えるとともに、レイアウトの変更の前後で同一の操作性を保ちつつ表示盤のレイアウト変更によってオペレータに与える違和感を低減することが望まれる。
また、複数の系統であるかどうかを問わず、新規のシステムやプラントでも元々計画されていた運転条件や設備条件が実際の運用時に違うことが判明し、運用中に操作手順や設備作動条件などが変わってしまうことがある。このような場合、操作員が操作しやすい(分かり易い)操作ボタン配置や表示方法などを、操作手順や設備作動条件の変更に合わせて変更することは容易ではない。
以上を総括すると、CRT画面では、システムまたはプラントの全体の状況と個別機器の状況を一目で把握できるというオペレータの視認性の良さを保つことができない。また、システムまたはプラントのレイアウトの変更に伴う表示盤の表示の仕様(例えば表示灯の数または配列)の変更がある場合には、大型のグラフィックパネルでも操作卓に据え付けられたグラフィックパネルでも以下の問題がある。すなわち、各表示灯に接続された電気ケーブルを取り外し、その後に新しいグラフィックパネルに取り付けられた各表示灯に電気ケーブルを取り付ける必要があり、この電気ケーブルの取り外し作業及び取り付け作業が大変な手間であるという問題がある。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、システムまたはプラントの全体の状況と個別機器の状況を一目で把握できるというオペレータの視認性の良さを保ちつつ、システムまたはプラントのレイアウトの変更に伴う表示盤の発光装置の配置変更を迅速かつ容易に行うことを可能とする表示盤、排水機場及び発光装置を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る表示盤は、発光装置が接着部材を介して接着されている表示盤であって、前記発光装置は、光を出射可能な発光部と、特定の発光装置に割り当てられた機器もしくは工程を識別するか、または当該特定の発光装置を識別する第1の識別情報と、該特定の発光装置の点灯態様を指示する点灯態様情報とを含む無線入力信号を受信する信号受信部と、前記受信された第1の識別情報が予め決められた当該発光装置を識別する第2の識別情報に対応するか否か判定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応する場合、前記点灯態様情報に基づいて前記発光部を制御する。
これにより、発光装置の数または配列が変更された場合に、発光装置の数や配列を容易に変更することができる。これにより、表示盤全体を取り外し、発光装置を新しく配列した新しい表示盤と取り替える必要がないので、現地で容易に作業できる。
本発明の一態様に係る上記の表示盤において、ベース部材と、前記ベース部材の上に設置され、図柄が描かれたシートと、を備え、前記シートの上に前記接着部材を介して前記発光装置が接着されている。
これにより、予め計画されたレイアウトに沿って発光装置が配置がされ、その後、発光装置のレイアウト変更があった場合には、発光装置を簡単に取り外し、ベース部材やシートに新たな発光装置取付孔の加工をすることなくシートを交換し、新たなレイアウトに沿って容易に発光装置を配置することができる。
本発明の一態様に係る排水機場は、排水用の機器と、前記機器の状態を報知する発光装置が、接着部材を介して接着されている表示盤と、を備え、前記発光装置は、光を出射可能な発光部と、特定の発光装置に割り当てられた機器もしくは工程を識別するか、または当該特定の発光装置を識別する第1の識別情報と、該特定の発光装置の点灯態様を指示する点灯態様情報とを含む無線入力信号を受信する信号受信部と、前記受信された第1の識別情報が予め決められた当該発光装置を識別する第2の識別情報に対応するか否か判定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応する場合、前記点灯態様情報に基づいて前記発光部を制御する。
これにより、予め計画されたレイアウトに沿って発光装置が配置がされ、その後、発光装置のレイアウト変更があった場合には、発光装置を簡単に取り外し、ベース部材やシートに新たな発光装置取付孔の加工をすることなくシートを交換し、新たなレイアウトに沿って容易に発光装置を配置することができる。このため、排水機場の運用管理を容易化することができる。
本発明の一態様に係る発光装置は、表示盤に接着部材を介して接着される発光装置であって、光を出射可能な発光部と、特定の発光装置に割り当てられた機器もしくは工程を識別するか、または当該特定の発光装置を識別する第1の識別情報と、該特定の発光装置の点灯態様を指示する点灯態様情報とを含む無線入力信号を受信する信号受信部と、前記受信された第1の識別情報が予め決められた当該発光装置を識別する第2の識別情報に対応するか否か判定する制御部と、を備え、前記制御部は、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応する場合、前記点灯態様情報に基づいて前記発光部を制御する。
これにより、発光装置のオンオフを制御する信号線がなくなるので、表示盤のレイアウト変更があった場合でも、発光装置から信号線を外す作業及び表示盤のレイアウト変更後に更に信号線を取り付けなおす作業がなくなる。このため、新たな表示盤のレイアウトに沿って容易に発光装置を配置できるので作業を簡素化できる。
本発明の一態様に係る上記の発光装置において、前記点灯態様には点灯と消灯が含まれ、前記制御部は、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応し且つ前記点灯態様情報が点灯指示を示す場合、前記発光部を点灯させ、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応し且つ前記点灯態様情報が消灯指示を示す場合、前記発光部を消灯させる。
これにより、発光装置を点灯または消灯させることができる。
本発明の一態様に係る上記の発光装置において、前記制御部に電力を供給する電池を更に備える。
これにより、発光装置のオンオフを制御する信号線に加えて、発光装置に電力を供給する配線もなくなるので、発光装置に外部から接続される配線が全てなくなる。このため、発光装置から配線を外す作業及び表示盤のレイアウト変更後に更に配線を取り付けなおす作業が全てなくなる。このため、新たな表示盤のレイアウトに沿って更に容易に発光装置を配置できるので作業を簡素化できる。また、発光装置まわりに配線が常用としてなくなるので、表示盤周りを簡素化できる。
本発明の一態様に係る上記の発光装置において、前記電池は、外部電源によって充電可能な充電式電池である。
これにより、電池交換作業がなくなるので、電池交換後に誤った位置に発光装置を配置するおそれがなくなる。また、電池の交換という作業や、電池の備蓄管理や補充の管理を行わなくてすみ、発光装置の管理を容易化することができる。
本発明の一態様に係る上記の発光装置において、送電装置から送信された電磁波を受信する電力受信部を更に備え、前記制御部は、前記受信により生じた電流を整流して前記充電式電池を充電する。
これにより、電池交換作業がなくなるので、電池交換後に誤った位置に発光装置を配置するおそれがなくなる。また、電池の交換という作業や、電池の備蓄管理や補充の管理を行わなくてすみ、発光装置の管理を容易化することができる。
本発明の一態様に係る上記の発光装置において、送電装置から送信された電磁波を受信し、受信により生じた電流を用いて前記制御部に電力を供給する電力受信部を更に備える。
これにより、発光装置のレイアウト変更があった場合でも、送電装置に接続された電気配線は取り外す必要がないので、従来の表示盤における電気配線の取り外し及び取り付け作業が無くなり、大幅に作業が簡素化される。
本発明の一態様に係る上記の発光装置において、前記発光部を覆っており前記発光部から出射された光を通す筐体を更に備え、前記筐体の一面には当該発光装置に割り当てられた工程に関する情報が印字または貼付されている。
これにより、発光装置が点灯することにより、この発光装置に印字または貼付された工程に関する情報をオペレータが見ることにより、オペレータは現在の工程を把握することができる。
本発明によれば、システムまたはプラントの全体の状況と個別機器の状況を一目で把握できるというオペレータの視認性の良さを保ちつつ、システムまたはプラントのレイアウトの変更に伴う表示盤の発光装置の配置変更を迅速かつ容易に行うことができる。これにより、表示盤のレイアウト変更があっても、オペレータが不安なく安心して操作でき、設備動向に対応した操作性の高いシステムまたはプラントを構築することができる。
第1の実施形態に係る表示盤10を用いた操作卓50の模式図である。 第1の実施形態に係る表示盤10の一例である。 第1の実施形態に係る発光システムS1の概略構成を示すブロック図である。 第1の実施形態に係る発光装置1の模式図である。 第2の実施形態に係る発光装置1bの模式図である。 第3の実施形態に係る発光装置1cの模式図である。 第4の実施形態に係る発光システムS2の概略構成を示すブロック図である。 第4の実施形態に係る発光装置1dの模式図である。 第5の実施形態に係る発光システムS3の概略構成を示すブロック図である。 第5の実施形態に係る発光装置1eと送電装置2bの模式図である。 第6の実施形態に係る発光装置1fと送電装置2cの模式図である。 排水機場の現場における操作盤110の模式図である。 運転フローパネル114の一例である。 従来のグラフィックパネルを用いた中央監視室の模式図である。 従来のグラフィックパネルを用いた操作卓の模式図である。
以下、各実施形態について、図面を参照しながら説明する。各実施形態では、プラントの一例として排水機場を想定し、表示盤を排水機場で用いる場合について説明する。
<第1の実施形態>
図1は、第1の実施形態に係る表示盤10を用いた操作卓50の模式図である。図1に示すように、表示盤10は、板状のベース部材20と、図柄が描かれたシート30とを備え、シート30がベース部材20の表面側からベース部材20に取り付けられている。
ベース部材20は板材で、例えば板金などで構成されている。なお、ベース部材20は板金材に限らず、アクリル樹脂その他のプラスチック材でも良い。なお、従来の表示盤のベース部材とは違って本実施形態に係るベース部材20には、発光装置を取り付けるための発光装置取付孔が設けられていない。
シート30は、対象とするシステムの諸設備及びこれらの相互関係を示す経路線を描画されたものでも良いし、写真を引き伸ばしてシート30に印刷したものでも良い。また、シート30は、コンピュータ画面上で製作されたコンピュータグラフィック図や写真のデジタルデータをプリンターにて印刷されたものでも良い。
シート30には、コンピュータ画面上でシステムの諸設備及びこれらの相互関係を示す経路線や、そこに配置される表示器に対応した名称等の文字が配置されたデジタルデータが印刷されたものであることが望ましい。なお、ベース部材20と同様に、従来の表示盤のシートとは違ってシート30にも、発光装置を取り付けるための発光装置取付孔が設けられていない。
シート30はカラープリント紙に限るものではなく、シート30に用いられるシート材としては紙や合成樹脂シート(フィルム)が想定されるが、特にこれらに限定するものではない。シート30とベース部材20は、密着接合して表示盤10を形成する。この際、密着接合には、従来のネジ等による機械的な締結でも、接着剤による接合でも良いが、シート30とベース部材20の着脱は可能で、容易に行われることが望ましい。ベース部材20にシート30が密着接合した後に、表示盤10は、筐体40の取付開口41に固定される。
図2は、第1の実施形態に係る表示盤10の一例である。図2に示すように、表示盤10は、ベース部材20にすでにシート30が貼られた状態であり、シート30には一例として排水機場のシステム全景を表す写真(ここでは一例として上空から撮影した航空写真)が印刷されている。シート30は、ベース部材20に接着し、剥がすことは困難ではないが、ベース部材20に貼られた状態で位置が決められている。
なお、写真ではなく地図でもよく、写真や地図は、分割したものをつなぎ合わせて接着しても良い。また、斜めから撮影した鳥瞰図の様なものを使用して立体的なイメージとしても良い。シート30は、写真でも良いが三角法を用いた設備配置図(据え付け図)としても良く、施工後に3Dスキャンした3D図面(鳥瞰図)を用いても良い。写真や地図の縮尺は、表示盤10の表示面のサイズに合わせてある。
航空写真中に排水機場に含まれる機器の名称(以下、機器名称という)が表示されている。機器名称として、例えば、No.1除塵機、No.2除塵機、No.1主ポンプ、No.2主ポンプ、吐出極管No.1ゲート、吐出極管、自然流下No.1ゲートが表示されている。シート30上のこれらの機器名称の付近に、対応する発光装置1−1、…、1−8が接着されて設置されている。機器名称などは、予め写真や地図の電子データに記載するよう編集しておいてもよいし、別途シールなどで更にシートに貼ってもよい。このように、排水機場は、排水用の機器と、これらの機器を監視するために設けられた表示盤10とを備える。そして、表示盤は、これらの機器の状態を報知する発光装置1−1、…、1−8を有する。
また、表示盤10には、システムの全体の状況の表示する部分だけでなく、システムの各装置の状況を個別に詳細に表示する部分を隣接して設けてもよい。このようにすることで、表示盤10に表示された図柄(画面)は、CRTのように常用において画面を切り替えて使用するのではなく、固定されたものであるので、システムの全体を表示する部分とシステムの各装置の状況を個別に詳細に表示する部分を一望できる。従って、画面切り替えに要する操作や待ち時間がなく、オペレータは、瞬時に必要な全体的な状況の把握と部分的な状況の把握が行えるので、操作の遅れを防止することができる。
続いて、図3を用いて各発光装置を発光させる発光システムS1の構成について説明する。図3は、第1の実施形態に係る発光システムS1の概略構成を示すブロック図である。図3に示すように、発光システムS1は、制御装置100と、発光装置1−1、…、1−8とを備える。制御装置100は、無線入力信号を無線で発光装置1−1、…、1−8へ送信する。発光装置1−1、…、1−8は、この無線入力信号を受信する。ここで、無線入力信号は、特定の発光装置に割り当てられた機器もしくは工程を識別するか、または当該発光装置を識別する第1の識別情報と、当該発光装置をオンオフする指示を含む。これにより、当該発光装置をオンする指示であれば、当該発光装置がこの無線入力信号に応じて発光する。一方、当該発光装置をオフする指示であれば、当該発光装置がこの無線入力信号に応じて消灯する。以下、発光装置1−1、…、1−8を総称して発光装置1という。
図4は、第1の実施形態に係る発光装置1の模式図である。ここで、図4では、筐体40は図示を省略してある。以降いくつかの発光装置の実施形態について説明するが、重複する部分は特に説明は行わない。図4に示すように、本実施形態に係る発光装置1は、シート30の貼られた側、つまり表示盤10の表示側に接着部材3を介して接着されている。
本実施形態及び以降の各実施形態に係る接着部材3は、シート30及びベース部材20に機械的加工をほどこさないまま、これらに接続して脱着可能な部材である。接着部材は、例えばマグネット、静電気、接着剤、または吸盤などである。
本実施形態に係る発光装置1は、発光装置1内に電池11を内蔵してこの電力により発光装置1全体の電力をまかなう。
発光装置1は、電池11、信号受信部12と、記憶部13と、制御部14と、発光部15と、これらを配置する基盤(不図示)と、これらを覆う透光性の筐体16とを備える。すなわち、筐体16は、発光部15を覆っており発光部15から出射された光を通す。
電池11は、信号受信部12、記憶部13、制御部14に接続され、これらに電力を供給する。
信号受信部12は、制御装置100から無線送信された無線入力信号を受信する。ここで、上述したように、無線入力信号は、特定の発光装置に割り当てられた機器もしくは工程を識別するか、または当該特定の発光装置を識別する第1の識別情報と、当該特定の発光装置の点灯態様を指示する点灯態様情報とを含む。ここで、点灯態様には、点灯、消灯点滅、点灯パターンの変更、光の色の変更、光の強度の変更、光の照射方向の変更などを含む。
記憶部13には、第1の識別情報と第2の識別情報とが関連付けられて記憶されている。ここで、第2の識別情報は、予め決められた当該発光装置を識別する情報である。
制御部14は、信号受信部12、記憶部13及び発光部15に接続されている。制御部14は、受信された第1の識別情報が予め決められた当該発光装置を識別する第2の識別情報に対応するか否か判定する。ここで、第1の識別情報と第2の識別情報とが対応するとは、第1の識別情報と第2の識別情報とが1対1に対応していればよく、第1の識別情報と第2の識別情報とが同じ場合でもよいし異なっていてもよい。この判定の際には、例えば、制御部14は、記憶部13を参照して、受信された第1の識別情報が第2の識別情報に対応するか否か判定する。
制御部14は、第1の識別情報が第2の識別情報に対応する場合、点灯態様情報に基づいて発光部15を制御する。例えば、制御部14は、第1の識別情報が第2の識別情報に対応し且つ点灯態様情報が点灯指示を示す場合、電池11から得た電力を供給して発光部15を点灯させる。一方、第1の識別情報が第2の識別情報に対応し且つ点灯態様情報が消灯指示を示す場合、発光部15への電力の供給を停止して発光部15を消灯させる。
発光部15は、光を出射可能な部品であり、例えばLED(Light Emitting Diode)などの発光素子である。発光部15は、白熱電球であってもよいし、360度回転しながら周囲を照らすことが可能な回転灯であってもよい。発光部15は、以降の実施形態でも同様であり、その説明を以下省略する。
以上のように、第1の実施形態に係る発光装置1は、表示盤10に接着部材3を介して接着される。発光装置1は、光を出射可能な発光部15を備える。更に、発光装置1は、特定の発光装置に割り当てられた機器もしくは工程を識別するか、または当該特定の発光装置を識別する第1の識別情報と、該特定の発光装置の点灯態様を指示する点灯態様情報とを含む無線入力信号を受信する信号受信部12を備える。更に、発光装置1は、受信された第1の識別情報が予め決められた当該発光装置を識別する第2の識別情報に対応するか否か判定する制御部14を備える。制御部14は、第1の識別情報が第2の識別情報に対応する場合、点灯態様情報に基づいて発光部15を制御する。
このようにすると、本実施形態に係る発光装置1は、予め計画されたレイアウトに沿って配置がされ、その後、レイアウト変更があった場合には、発光装置1を簡単に取り外し、ベース部材20やシート30に新たな発光装置取付孔の加工をすることなくシート30の交換を行い、新たなレイアウトに沿って容易に発光装置1を配置することができる。これにより、発光装置1のオンオフを制御する信号線がなくなるので、表示盤10のレイアウト変更があった場合でも、発光装置1から信号線を外す作業及び表示盤10のレイアウト変更後に更に信号線を取り付けなおす作業がなくなる。このため、新たな表示盤10のレイアウトに沿って容易に発光装置1を配置できるので作業を簡素化できる。
また、第1の実施形態に係る発光装置1は制御部14に電力を供給する電池11を備える。これにより、発光装置1のオンオフを制御する信号線に加えて、発光装置1に電力を供給する配線もなくなるので、発光装置1に外部から接続される配線が全てなくなる。このため、発光装置1から配線を外す作業及び表示盤10のレイアウト変更後に更に配線を取り付けなおす作業が全てなくなる。このため、新たな表示盤10のレイアウトに沿って更に容易に発光装置1を配置できるので作業を簡素化できる。また、発光装置1まわりに配線が常用としてなくなるので、表示盤10周りを簡素化できる。
<第2の実施形態>
続いて、第2の実施形態について説明する。第1の実施形態に係る発光装置1は、当該発光装置1内に電池11を内蔵して、電池11の電力により発光装置1全体の電力をまかなう構成であった。しかし、電池11は電力が低下すると、交換しなければならないという問題がある。表示盤10は、数多くの発光装置1が用いられるので、電池の備蓄も多大な量になり、電池交換の管理や補充の管理をできるだけなくすことが望ましい。また、電池交換のため、一旦、表示盤10から発光装置1を取り外して電池11を交換すると、複数個の発光装置1の電池交換の場合には、誤って、もとの位置と別の位置に発光装置1を配置するおそれがある。
図5は、第2の実施形態に係る発光装置1bの模式図である。第2の実施形態に係る発光装置1bは、そのような観点から、図5に示すように、第1の実施形態に係る発光装置1に係る電池11を充電式電池17に置き換えたものである。また、外部の電源BATから電力の供給を受けるために、発光装置1bは、電源BATと接続されたコネクタCNと接続可能なインタフェース18を更に備える。また、インタフェース18は、充電式電池17に接続されている。
これにより、充電式電池17の電力が低減した場合に、発光装置1bをそのままの場所に接着させたまま外部に設けられた電源BATからコネクタCNを介して供給された電力で充電式電池17を充電することによって、充電式電池17の電力を回復することができる。
充電式電池17が充電完了すると、外部に設けられた電源BATからコネクタCNを取り外し、発光装置1b内の動作は、第1の実施形態で示したように操作される。このように発光装置1bが充電式電池17を備えることにより、電池の電力の低下時に、発光装置1bをグラフィックパネルから取り外すことなく外部電源から充電式電池17に充電を行うことができる。これにより、電池交換作業がなくなるので、電池交換後に誤った位置に発光装置1bを配置するおそれがなくなる。また、電池の交換という作業や、電池の備蓄管理や補充の管理を行わなくてすみ、発光装置の管理を容易化することができる。
<第3の実施形態>
続いて第3の実施形態について説明する。第2の実施形態に係る発光装置1bは、外部に設けられた電源BATに接続されたコネクタCNとインタフェース18が接続して、充電式電池17を充電した。図6は、第3の実施形態に係る発光装置1cの模式図である。これに対し、図6に示すように、第3の実施形態に係る発光装置1cは、インタフェース18に代わりに、二つの受電コイル19cを更に備える。そして、発光装置1cとは別に当該発光装置1cとは電気的に接続されていない二つの送電装置2を用いる。二つの送電装置2それぞれは、送電コイル21cを有し、電源BATに接続されている。受電コイル19cは無線で電力を受信する電力受信部の一例であり、送電コイル21cは無線で電力を送信する電力送信部の一例である。
充電時には、電源BATから供給される電力が送電コイル21cから受電コイル19cに電磁波として送電される。受電コイル19cそれぞれは、送電装置2の送電コイル21cから送信された電磁波を受信し、受信により生じた電流が制御部14に供給される。この電流は、制御部14で整流されて、充電式電池17に充電される。このようにすることにより、第2の実施形態と同様に充電式電池17を充電することができる。これにより、電池交換作業がなくなるので、電池交換後に誤った位置に発光装置を配置するおそれがなくなる。また、電池の交換という作業や、電池の備蓄管理や補充の管理を行わなくてすみ、発光装置の管理を容易化することができる。
なお、第1〜第3の実施形態において、受電完了を示すように、充電式電池17の充電状況を制御部14で検知し、発光部15の点滅や、そのことを知らせる別の発光素子の点灯などで、発光装置1bの外部に受電完了を知らせるようにしてもよい。
<第4の実施形態>
続いて、第4の実施形態について説明する。第1〜第3の実施形態では、発光装置1、1b、1c内に電池11または充電式電池17を内蔵して、電池11または充電式電池17の電力により発光装置1、1b、1c全体の電力をまかなう構成であった。それに対し、第4の実施形態では、送電装置が対応する発光装置に常に電力を供給する。
図7は、第4の実施形態に係る発光システムS2の概略構成を示すブロック図である。図7に示すように、発光システムS2は、制御装置100と、発光装置1d−1、…、1d−8と、送電装置2−1、…、2−8とを備える。第1の実施形態と同様に、制御装置100は、無線入力信号を無線で発光装置1d−1、…、1d−8へ送信する。送電装置2−1、…、2−8は、対応する発光装置1d−1、…、1d−8へ無線で電力を常時供給する。以下、送電装置2−1、…、2−8を総称して送電装置2という。
図8は、第4の実施形態に係る発光装置1dの模式図である。図8に示すように、シート30の貼られた側、つまり表示盤10の表示側に発光装置1dが配置されている。また、シート30の貼られていない側、すなわち、筐体40側に向いている側に送電装置2が配置されている。
発光装置1dは、接着部材3により表示盤10のシート30上に接着される。また、送電装置2は、ベース部材20のシート30が張られた面とは反対の面に接着部材4により接着される。本実施形態及び以降の各実施形態に係る接着部材4は、シート30及びベース部材20に機械的加工をほどこさないまま、これらに接続して脱着可能な部材である。接着部材4は、例えばマグネット、静電気、接着剤、または吸盤などである。発光装置1dと送電装置2は電気配線で接続されていない。
送電装置2には、外部に設けられた電源BATから電気配線が接続される。送電装置2は、不図示の送電コイルを有する電力送信部21を備える。電源BATの電力は電力送信部21に供給され、電力送信部21は電力を常時電磁波として送電する。
本実施形態に係る発光装置1dは、第1の実施形態に係る発光装置1の電池11が電力受信部19に置き換えられたものである。電力受信部19は、不図示の受電コイルを有し、送電装置2の電力送信部21から送信された電磁波を受信し、受信により生じた電流を用いて制御部14に電力を供給する。制御部14は、電力受信部19で受電した電力を発光部15に供給し、これにより発光部15は発光する。
このようにすると、本実施形態に係る発光装置1dは、予め計画されたレイアウトに沿って配置がされ、その後、レイアウト変更があった場合には、発光装置1dと送電装置2を簡単に取り外し、ベース部材20やシート30に新たな発光装置取付孔の加工をすることなくシート30を交換し、新たなレイアウトに沿って容易に発光装置1dと送電装置2を配置することができる。また、発光装置1dのレイアウト変更があった場合でも、送電装置2に接続された電気配線は取り外す必要がないので、従来の表示盤における電気配線の取り外し及び取り付け作業が無くなり、大幅に作業が簡素化される。更に、発光装置1dのオンオフを無線で指示することができ、信号線が不要となるので、表示盤10の周りを簡素化できる。
なお、本実施形態では、発光装置1dは信号受信部12と制御部14とを備え、無線入力信号に応じて発光部15をオンオフするスイッチ機能を有するようにしたが、これに限ったものではない。発光装置1dの代わりに、送電装置2が信号受信部12と制御部14とを備えてもよい。この場合、電力送信部21は電力を電磁波として常時送電するのではない。制御部14は、第1の識別情報が第2の識別情報に対応し且つ無線入力信号が当該送電装置2に対する送電指示を含む場合に、電力送信部21から電力を電磁波として送電させるようにしてもよい。また、制御部14は、第1の識別情報が第2の識別情報に対応し且つ無線入力信号が当該送電装置2に対する送電停止を含む場合に、電力送信部21からの電磁波の送信を停止させるようにしてもよい。このようにすることにより、電力送信部21は電力を電磁波として常時送電しないので、消費電力を低減することができる。
<第5の実施形態>
続いて、第5の実施形態について説明する。第1〜第4の実施形態では、発光装置1、1b、1c、1dが制御装置100から入力無線信号を無線で受信する構成であった。それに対し、第5の実施形態に係る送電装置2bが、制御装置100から操作信号を有線で受信し、操作信号のレベルに応じて内部のスイッチがオンオフし、スイッチがオンのときに送電装置2bが対応する発光装置1eに電力を供給する。これにより、発光装置1eが供給された電力を用いて発光する。
図9は、第5の実施形態に係る発光システムS3の概略構成を示すブロック図である。図9に示すように、発光システムS3は、制御装置100と、発光装置1e−1、…、1e−8と、送電装置2b−1、…、2b−8とを備える。制御装置100は、操作信号を有線で発光装置1d−1、…、1d−8へ送信する。送電装置2−1、…、2−8は、受信した操作信号のレベルに応じて内部のスイッチがオンオフし、スイッチがオンのときに対応する発光装置1d−1、…、1d−8へ無線で電力を供給する。以下、発光装置1e−1、…、1e−8を総称して発光装置1eといい、送電装置2b−1、…、2b−8を総称して送電装置2bという。
図10は、第5の実施形態に係る発光装置1eと送電装置2bの模式図である。図10に示すように、シート30の貼られた側、つまり表示盤10の表示側に発光装置1eが配置されている。また、シート30の貼られていない側、すなわち、筐体40側に向いている側に送電装置2bが配置されている。
発光装置1eは、接着部材3により表示盤10のシート30上に接着される。また、送電装置2bは、ベース部材20のシート30が張られた面とは反対の面に接着部材4により接着される。
送電装置2bは、送電コイルを有する電力送信部21と、電力送信部21、電源BAT及び制御装置100と接続されたスイッチ22とを備える。
スイッチ22は、制御装置100から入力された操作信号によりオンオフする。例えば、操作信号がハイレベルの場合、スイッチ22はオン状態であり、操作信号がローレベルの場合、スイッチ22はオフ状態である。スイッチ22がオン状態である場合、電源BATから供給された電力は電力送信部21に供給され、電力送信部21はこの供給された電力を電磁波として送電する。一方、スイッチ22がオフ状態である場合、電源BATから供給された電力は電力送信部21に供給されないので、電力送信部21に電力を電磁波として送電しない。
なお、オペレータ自身の操作によって操作信号が送電装置2bに入力されてもよい。
発光装置1eは、発光部15と、受電コイルを有する電力受信部19と、これらを配置する基盤(不図示)と、これらを覆う透光性の筐体16とを備える。電力受信部19は、送電装置2bの電力送信部21から送電された電磁波を受電する。電力受信部19で受電した電力が発光部15に供給され、これにより発光部15は発光する。
このようにすると、本実施形態に係る発光装置1eは、予め計画されたレイアウトに沿って配置がされ、その後、レイアウト変更があった場合には、ベース部材20やシート30に新たな発光装置取付孔の加工をすることなく、発光装置1eと送電装置2bを簡単に取り外して、シート30を交換し、新たなレイアウトに沿って容易に発光装置1eと送電装置2bを配置することができる。また、送電装置2bに接続された電気配線は取り外す必要がないので、従来の表示盤における電気配線の取り外し及び取り付け作業が無くなり、大幅に作業が簡素化される。
<第6の実施形態>
続いて、第6の実施形態について説明する。第5の実施形態では、一つの発光部が発光する構成について説明した。それに対し、第6の実施形態では、複数の発光部の一例として二つの発光部が発光する。発光システムS3の概略構成は、第5の実施形態と同様であるので、その説明を省略する。
図11は、第6の実施形態に係る発光装置1fと送電装置2cの模式図である。図11に示すように、シート30の貼られた側、つまり表示盤10の表示側に発光装置1fが配置されている。また、シート30の貼られていない側、すなわち、筐体40側に向いている側に送電装置2cが配置されている。
発光装置1fは、接着部材3により表示盤10のシート30上に接着される。また、送電装置2cは、ベース部材20のシート30が張られた面とは反対の面に接着部材4により接着される。
第6の実施形態に係る発光装置1fは、例えば7セグメントのLED表示器のように、数字や文字を、複数の発光部の集合体の点灯により表示する機器を表している。発光装置1fは、電力受信部19−1、19−2と、発光部15−1、15−2とを備える。送電装置2cは、電力送信部24−1、24−2を有する電力送信ユニット23と、スイッチ25−1、25−2とを備える。
なお、図11では、複数であることの説明のため、便宜的に二つの電力受信部19−1、19−2と二つの発光部15−1、15−2を備えた発光装置1fと、二つの電力送信部24−1、24−2を備えた送電器としているのであり、それぞれの個数は二つに限ったものではない。
送電装置2cは、外部に設けられた電源BATからスイッチ25−1、25−2を経由した電気配線が接続される。なお、スイッチ25−1、25−2は、それぞれ制御装置100からの第1操作信号、第2操作信号によりオン/オフされる。
なお、スイッチ25−1、25−2は、オペレータ自身の操作で第1操作信号、第2操作信号が送信されオン/オフされてもよい。
スイッチ25−1がオン状態である場合に、電源BATからの電力は電力送信部24−1に供給され、電力送信部24−1は電力を電磁波として送電する。また、スイッチ25−2がオン状態である場合に、電源BATからの電力は電力送信部24−2に供給され、電力送信部24−2は電力を電磁波として送電する。
発光装置1fは、電力受信部19−1に発光部15−1が接続され、電力受信部19−2に発光部15−2が接続されている。電力受信部19−1は、送電装置2cの電力送信部24−1から送電された電磁波を受電する。電力受信部19−1は、受電した電力を発光部15−1に供給し、それに応じて発光部15−1は発光する。
また、同様にして、電力受信部19−2は、送電装置2cの電力送信部24−2から送電された電磁波を受電する。電力受信部19−2は、受電した電力を発光部15−2に供給し、それに応じて発光部15−2は発光する。
このように第6の実施形態によれば、第5の実施形態の効果に加えて、各スイッチによるオン/オフの組み合わせにより、発光装置1fは数字や文字を表示することができる。
なお、発光装置1fの電力受信部と発光部、及び送電装置の電力送信部が、三つ以上の場合についても、同様に動作させることができる。
なお、各実施形態に係る表示盤は、図12の運転フローパネル114のように構成されていてもよい。図12は、排水機場の現場における操作盤110の模式図である。例えば排水機場に複数のポンプがある場合で、あるポンプを点検する場合には、ポンプごとに現場で操作する必要がある。操作盤110が各実施形態のいずれかに係る表示盤を備えることにより、現場の作業者の操作をしやすくすることができる。
図12に示すように、操作盤110は、吸込水槽や吐出水槽の水位や吐出弁の開度などを示す各種のメータ111と、状態を表示する状態表示器112と、各種のスイッチ113と、第1の実施形態に係る発光装置1を用いた運転フローパネル114とを有する。
但し、発光装置1の筐体16の一面には当該発光装置1に割り当てられた工程に関する情報(例えば、真空ポンプ停止など)が印字または貼付されている。これにより、発光装置1が点灯することにより、この発光装置1に印字または貼付された工程に関する情報をオペレータが見ることにより、オペレータは現在の工程を把握することができる。
図13は、運転フローパネル114の一例である。メンテナンス時に、対象となるポンプの単独運転の始動、停止の操作の流れが運転フローパネル114に示されている。この運転フローパネル114はベース部材にすでに運転フローのシートが貼られた状態である。シートは、ベース部材に接着し、剥がすことは困難ではないが、ベース部材に貼られた状態で位置が決められている。シート上には、第1の実施形態に係る発光装置1−1、…、1−22がさらに貼られて接着している。
シートには機器名称などが予め所定の位置に電子データで記載するように編集しておいてもよいし、別途シールなどを更にシートに貼ってもよい。シートがなくても、別途シールなどを運転フローパネル114に貼ることもできる。操作盤110では、ベース部材に貼られたシートの上に、あるいは、ベース部材の上に直接、第1の実施形態に係る発光装置1−1、…、1−22が貼られて接着している。
以上、各実施形態に係る表示盤10によれば、表示の仕様(例えば発光装置1の数または配列)が変更された場合に、発光装置1の数や配列を容易に変更することができる。これにより、表示盤10全体を取り外し、発光装置1を新しく配列した新しい表示盤10と取り替える必要がないので、現地で容易に作業できる。
また、表示盤10が設置される中央監視室の監視制御卓や現場の操作卓の背後の狭いスペースに回り込んで配線替えをするという手間も必要がなくなり、シートを新しく印刷したシートとの取り替えることで、表示盤10全体に表示されるデザインも容易に変更することができる。
また、上述したように、オペレータは通常、操作上の注意事項、各種機器の故障点検情報、あるいは定期点検の作業情報、各設備から電話により連絡された内容や、刻々と表示される状態表示の重要な状況における表示値などをメモに書き留める。当然ではあるが、表示盤10を使用するので、オペレータはそのメモ紙を表示盤10の該当するプロセスフロー近傍または機器に貼り付けたり、あるいは、各種情報を表示盤10のプロセスフロー上にメモ書きとして直接書き込んだりすることができる。このため、複数のオペレータがプラント運転時に注意事項等を確認できる。それと共に、全体的な状況の中で連動してどのように対応すべきかを共有するという、オペレータのユーザビリティに適合し、システムやプラント全体の操作やメンテナンスにおける運転操作が円滑に行うことができる。
各実施形態により、大きくレイアウトを変えても、基本となる発光装置1に変更がなく、表示盤10の表示も排水機場などシステム全体を撮影したものを用いるので、高齢化したオペレータであっても、操作順応性と経験知の活用がスムーズに生かすことができる。また、オペレータが不安に思うことなく操作機器、監視機器などの機材の長年にわたって把握した特性を信じて正しい操作をすることができる。
すなわち、各実施形態により、グラフィックパネル方式のもつ長所である、全体設備の配置レイアウトの状況も、局所的な動向も一度に見渡せる視認性を維持することができる。また、修理、整備、条件変更などの一時的あるいは恒久的な運用変化に対応するアナログ的な拡張性及び自由度(メモ書きや注意事項の貼り付けや色づけなど)も維持することができる。このため、操作員が違和感なく操作ができ、操作性の維持向上及びヒューマンエラー防止に貢献することができる。
なお、各実施形態において、発光装置を8台としたが、これに限らず、7台以下でも9台以上でもよい。また、各実施形態において、操作卓に据え付けられた表示盤について説明したが、中央監視室に設置されるような大型の表示盤でもよい。
以上、本発明は上記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。更に、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。
1、1−1、…、1−8、…、1−22、1b、1c、1d、1d−1、…、1d−8、1e、1e−1、…、1e−8、1f:発光装置、2、2−1、…、2−8、2b、2b−1、…、2b−8、2c:送電装置、3、4:接着部材、10、210:表示盤、11:電池、12:信号受信部、13:記憶部、14:制御部、15−1、15−2:発光部、16:筐体、17:充電式電池、18:インタフェース、19、19−1、19−2:電力受信部、19c:受電コイル、20、220:ベース部材、21:電力送信部、21c:送電コイル、22:スイッチ、23:電力送信ユニット、24−1、24−2:電力送信部、25−1、25−2:スイッチ、30、230:シート、40、240:筐体、41、241:取付開口、50:操作卓、100:制御装置、110:操作盤、111:メータ、112:状態表示器、113:スイッチ、114:運転フローパネル、510:グラフィックパネル、520、521:LED、530:操作卓、BAT:電源、CN:コネクタ。

Claims (8)

  1. 排水機場で用いられる表示盤であって、
    ベース部材と、
    前記ベース部材の上に設置され、図柄が描かれたシートと、
    前記シートの上に脱着可能な接着部材を介して接着されていている複数の発光装置と、
    を備え、
    前記発光装置は、
    光を出射可能な発光部と、
    特定の発光装置に割り当てられた機器もしくは工程を識別するか、または当該特定の発光装置を識別する第1の識別情報と、該特定の発光装置の点灯態様を指示する点灯態様情報とを含む無線入力信号を受信する信号受信部と、
    前記受信された第1の識別情報が予め決められた当該発光装置を識別する第2の識別情報に対応するか否か判定する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応する場合、前記点灯態様情報に基づいて前記発光部を制御する表示盤。
  2. 前記点灯態様には点灯と消灯が含まれ、
    前記制御部は、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応し且つ前記点灯態様情報が点灯指示を示す場合、前記発光部を点灯させ、前記第1の識別情報が前記第2の識別情報に対応し且つ前記点灯態様情報が消灯指示を示す場合、前記発光部を消灯させる
    請求項に記載の表示盤。
  3. 前記制御部に電力を供給する電池を更に備える
    請求項またはに記載の表示盤
  4. 前記電池は、外部電源によって充電可能な充電式電池である
    請求項3に記載の表示盤
  5. 送電装置から送信された電磁波を受信する受電コイルを更に備え、
    前記制御部は、前記受信により生じた電流を整流して前記充電式電池を充電する
    請求項4に記載の表示盤
  6. 送電装置から送信された電磁波を受信し、受信により生じた電流を用いて前記制御部に電力を供給する電力受信部を更に備える
    請求項またはに記載の表示盤
  7. 前記発光部を覆っており前記発光部から出射された光を通す筐体を更に備え、
    前記筐体の一面には当該発光装置に割り当てられた工程に関する情報が印字または貼付されている
    請求項からのいずれか一項に記載の表示盤
  8. 排水用の機器と、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の表示盤と、
    を備え排水機場。

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