JP6714418B2 - ジッパー錠 - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、ジッパー(ファスナー)を有するジッパー型のスーツケース等の鞄に好適なジッパー錠に関する。
近年、ジッパー型のハード構造やソフト構造のスーツケースでは、ポケットを付設したものが増加している。
このために、この種のスーツケースでは、ケース本体を開閉するメインジッパーと、ポケットを開閉するサブジッパーとを具備している。
しかし、従来のジッパー錠では、メインジッパーしかロック(施錠)できないので、サブジッパーをロックする専用のジッパー錠を別途設けるか、あるいは南京錠を用いていた。
また、近年では、1つのジッパー錠によりメインジッパーとサブジッパーの両者を共にロックするものも知られている(例えば、特許文献1参照)。
これは、サブジッパーのスライダーに接続された左右一対の引き手の先端上に、メインジッパーのスライダーに接続された左右一対の引き手の先端をそれぞれ重ね合せ、その重ね合せた状態で、メインジッパーの左右一対の引き手の係合機構を、左右一対の引き手受容器内にそれぞれ挿入してロックしている。
特開2015−198937号公報
しかし、この特許文献1記載のジッパー錠では、左右一対、すなわち2つの引き手受容器を備えているので、その分、ロック機構が複雑になり、全体の大形重量化とコストアップを招いている。
また、ジッパー錠全体のサイズが大きいために、スーツケースに取り付ける場合に取付位置が制限され、場合によっては、取手(ハンドル)やキャリーハンドルの取付位置を変える必要がある。
さらに、サブジッパーの左右一対の引き手には、その上に重ねられるメインジッパーの左右一対の引き手の係合機構を貫通させる貫通孔をそれぞれ形成する必要がある等、引き手自体の構成も複雑に構成されている。
本発明が解決しようとする課題は、構成が簡素で小形軽量化を図ることができるジッパー錠を提供することにある。
実施形態のジッパー錠は、第1のジッパーのスライダーに接続されロック用係止部を有する第1の引き手と、この第1の引き手のロック用係止部が挿入されたときにこのロック用係止部をロックする引き手ロック挿入口と、この引き手ロック挿入口が配設された基板上に形成される基板係止部と、第2のジッパーのスライダーに接続され基板係止部に係止される係止部を有する第2の引き手と、具備している。第1の引き手には、そのロック時に、基板係止部に係止された第2の引き手を基板側へ押圧する押さえ部を形成している。
本実施形態によれば、構成が簡素で小形軽量化を図ることができるジッパー錠を提供することができる。
第1の実施形態に係るジッパー錠の外観斜視図。 図1で示すジッパー錠を取り付けたスーツケースの斜視図。 (a)は、図1で示すジッパー錠本体の斜視図、(b)は、同,(a)で示すジッパー錠本体のアンカーポスト(基板係止部)に、図1で示すサブジッパーの上下一対の引き手を上下に重ね合せた状態で係止させた状態を示す斜視図。 (a)は、図1で示すメインジッパーの上引き手を上から俯瞰したときの斜視図、(b)は、同,上引き手を下から仰視したときの斜視図。 (a)は、図1で示すメインジッパーの下引き手を上から俯瞰したときの斜視図、(b)は、同,下引き手を下から仰視したときの斜視図。 (a)は、図1で示すサブジッパーの上引き手の平面図、(b)は、同,下引き手の平面図。 図1で示すジッパー錠本体に、メインジッパーの引き手とサブジッパーの引き手とがロックされたときのロック状態を示す要部縦断面図 アンカーボルトに、第2の実施形態に係る上下一対のサブジッパーの引き手を係止させる状態を示す要部斜視図。 第2の実施形態に係るジッパー錠本体に、メインジッパーの引き手とサブジッパーの引き手とがロックされたときのロック状態を示す要部縦断面図。 第3の実施形態に係るジッパー錠本体の一部切欠斜視図。 図10で示すアンカーホール(基板係止部)に、サブジッパーの上下一対の引き手を係止させる状態を示す要部斜視図。 第3の実施形態に係るジッパー錠のロック状態を示す要部縦断面図。 第4の実施形態に係るアンカーホールに、サブジッパーの上下一対の引き手を係止させる状態を示す要部斜視図。 第4の実施形態に係るジッパー錠のロック状態を示す要部縦断面図。 第5の実施形態に係るジッパー錠の外観斜視図。 第5の実施形態に係るジッパー錠本体の一部切欠斜視図。 図15で示す各引き手を分離して示す斜視図。 第5の実施形態に係るジッパー錠のロック状態を示す部分縦断面図。
以下、実施形態を図面を参照して説明する。なお、複数の図面中、同一または相当部分には同一符号を付している。
(第1の実施形態)
図1は第1の実施形態に係るジッパー錠の外観斜視図、図2はこのジッパー錠を取り付けた鞄の一例であるジッパー型のスーツケースの斜視図である。
図2に示すようにジッパー型のスーツケース1は、ケース本体2に蓋体3を開閉可能に設けて、全体が例えば角筒状のハードケースまたはソフトケースに形成されている。この蓋体3の外側面には、サイドポケット4を設けている。これら蓋体3とケース本体2の外底面には複数のキャスター5,5,…を配設している。
そして、スーツケース1は、ケース本体2と蓋体3の開閉部に、第1のジッパーの一例であるメインジッパー6を配設し、サイドポケット4の開閉部に、第2のジッパーの一例であるサブジッパー7を配設している。
また、スーツケース1は、蓋体3の図中上端上に、メインジッパー6とサブジッパー7との中間部において、ジッパー錠8を配設している。なお、図2中、符号9はメインハンドル、10は伸縮可能のキャリーハンドル、11はサイドハンドルである。
図1〜図3に示すようにジッパー錠8は、ジッパー錠本体12、例えば金属製帯板状の図中上下一対のメインジッパー引き手13,14および上下一対のサブジッパー引き手15,16を具備している。
図3(a),(b)に示すようにジッパー錠本体12は、基板17上に、引き手ロック挿入口18、ナンバー錠19およびシリンダー錠20を、図中横方向に所要の間隔を置いて並設している。また、基板17上には、引き手ロック挿入口18の近傍(図3(a),(b)ではその下方)にて基板係止部の一例である円柱状のアンカーポスト21を突設している。
ナンバー錠19は、所要の解錠番号が一致したときに解錠し、ずらしたときに施錠される。シリンダー錠20は図示省略の強制解除キーの一例であるTSA(Transportation Security Administration:米国運輸保安局)キーにより強制的に解除可能に構成されており、図中横方向にスライド可能に構成されている。
引き手ロック挿入口18は、その内部に、図中横方向にスライド可能のスライド爪18aと、板ばね等により形成された底板18bを設けている。スライド爪18aは、上下一対のメインジッパー引き手13,14の後述するロック用係止部に係脱可能に係止してロックするものであり、図示省略の爪ばねにより常時ロックする方向に付勢されて引き手ロック挿入口18内へ出没可能に突出している。
図3(b)で示すように、アンカーポスト21には、帯板状の上下一対のサブジッパー引き手15,16が上下に密着して重ね合された状態で、これらの図中先端部に形成された係止部の一例である係止孔15a,16aが嵌合される。
図1,図4(a),(b)に示すように、メインジッパー6の帯板状の上引き手13は、その長手方向一端部(図中左端部)に、メインジッパー6の左右一対のスライダー6a,6bの一方、例えば6aが接続される接続孔13aを形成している。
また、上引き手13は、その長手方向中間部にて、下引き手14の上面上に重ね合される上重合部13bを折曲形成し、先端部(図4(a),(b)では右端部)では、図中上方へ段状に折曲されてなる押え部13cを形成している。
さらに、上引き手13は、上重合部13bの図中下面に、ほぼロの字状の係止環13dをロック用係止部として突設すると共に、ほぞ13eを突設している。
図5(a),(b)に示すように、メインジッパー6の帯板状の下引き手14は、その長手方向一端部(図中左端部)に、メインジッパー6の他方のスライダー6bが接続される接続孔14aを形成している。
下引き手14は、その図中右端側に、上引き手13の上重合部13bの下面に密着して重ね合される下重合部14bを形成している。この下重合部14bには、上記上引き手13のほぞ13eに嵌合する小さいほぞ孔の小貫通孔14cと、上引き手13の係止環13dのほぼ全体を貫通させる長孔状の大きい大貫通孔14dを形成している。
この大貫通孔14dの裏面側(図5(a),(b)では下面側)には、この大貫通孔14dの左右(図5(b)では前後)両側に、下向きコ字状の左右一対の係止爪14e,14fをロック用係止部として突設している。
このように構成された上下一対のメインジッパー6の引き手13,14は、その上,下重合部13b,14b同士を上下に密着させた状態で重ね合させたときに、スライダー6a,6bの接続孔13a,14a同士が一平面上で横並びで並置される。
図6(a),(b)に示すように、サブジッパー7の上下一対の引き手15,16は、各係止孔15a,16aの長手方向反対側に、サブジッパー7の左右一対のスライダー7a,7bに接続される接続孔15b,16bをそれぞれ形成している。
また、これら上下一対のサブジッパー引き手15,16は、上記係止孔15a,16aと各接続孔15b,16bとの中間部にて上下に密着して重ね合される上,下重合部15c,16cがそれぞれ一体に形成される。
これら上,下重合部15c,16cが密着して上下に重ね合された状態では、図1に示すように、上,下両引き手15,16の接続孔15b,16b同士が一平面上で横並びで並置される。
次に、このように構成されたジッパー錠8の使用方法や作用について説明する。
まず、図3(b)に示すように、ジッパー錠本体12のアンカーポスト21に、上下一対のサブジッパー引き手15,16を上下に重ねた状態で、各係止孔15a,16aを嵌合させる。なお、図3(b)では上下一対のサブジッパー引き手15,16の接続孔15b,16bに接続されるサブジッパー7の左右一対のスライダー7a,7bは図示省略されている。
次に、図1に示すように、メインジッパー下引き手14の左右一対の係止爪14e,14fをジッパー錠本体12の引き手ロック挿入口18内に押し込む。
すると、この下引き手14の係止爪14e,14fが引き手ロック挿入口18内のスライド爪18aの円弧状上面を滑動して、スライド爪18aに係止し、ロック(拘束)される。
この後、このメインジッパー下引き手14上に、メインジッパー上引き手13を重ね合せて押し込む。すると、下引き手14の小貫通孔14c内に、上引き手13のほぞ13eが嵌入されて係止されると共に、下引き手14の大貫通孔14d内を上引き手13の係止環13dのほぼ全体が貫通して引き手ロック挿入口18内に押し込まれる。
これにより、この係止環13dの下端部がスライド爪18aの円弧状上面を滑動して下方へ押圧されるので、このスライド爪18aが図示省略のスライドばねのばね力に抗して、一旦図1中右側方へ移動してから係止環13dのロの字状開口に位置したときに、このスライド爪18aが爪ばねのばね力により再び引き手ロック挿入口18側へ突出するように戻り、係止環13dのロの字状開口内に突出して図7に示すように係止してロックされる。
このとき、メインジッパー上引き手13の押え部13cがジッパー錠本体12のアンカーポスト21に嵌合している上下一対のサブジッパー引き手15,16の嵌合部を基板17側へ押圧し固定する。
すなわち、図7に示すように、アンカーポスト21に嵌合している上下一対のサブジッパー引き手15,16の嵌合部上端面を、メインジッパー上引き手13の押え部13cにより基板17側へ押圧して固定している。また、このときには、メインジッパー上引き手13の係止環13dがスライド爪18aにより固くロックされているので、この押え部13cにより上下一対のサブジッパー引き手15,16を固くかつ確実に基板17上に固定することができる。なお、上下一対のメインジッパー引き手13,14を上下に重ねてから係止環13dと左右一対の係止爪14e,14fを引き手ロック挿入口18内に押し込み挿入した場合でも、これら係止環13dと左右一対の係止爪14e,14fは、引き手ロック挿入口18にロックされる。
そして、ナンバー錠19を解錠番号に一致させ、ナンバー錠19のロックを解除したとき、またはシリンダー錠20を図示省略の強制解除キー(TSAキー)によりロックを解除して、シリンダー錠20自体を横方向にスライドさせると、スライド爪18aが爪ばねのばね力に抗して引き手ロック挿入口18から横方向へスライドする。このために、スライド爪18aと、上下一対のメインジッパー引き手13,14の係止環13dおよび係止爪14e,14fと、の係止状態が解除され、ロックが解除される。すると、これら係止環13dおよび係止爪14e,14fが引き手ロック挿入口18へ押し込まれた時に、弾性的に押圧された引き手ロック挿入口18の底板18bの弾性復元力により、これら係止環13dおよび係止爪14e,14fが引き手ロック挿入口18から、その外方へ弾き出される。
しかも、この実施形態によれば、アンカーポスト21に嵌合している上下一対のサブジッパー引き手15,16の嵌合部上端面を、メインジッパー上引き手13の押え部13cにより基板17側へ押圧する簡単な構成であるので、ジッパー錠8の小形軽量化を図ることができる。さらに、引き手ロック挿入口18が1つであるので、ジッパー錠8のさらなる小形軽量化を図ることができる。
また、上下一対のメインジッパー引き手13,14と、上下一対のサブジッパー引き手15,16の大部分をそれぞれ上下に密着させて重ねるようにして構成しているので、ジッパー錠8のさらに一層の小形化を図ることができる上に、その上下状態を保持できる。
(第2の実施形態)
図8は第2の実施形態に係るジッパー錠8の要部斜視図、図9は同,要部の嵌合状態を示す縦断面図である。これらの図に示すように第2の実施形態は、上記第1の実施形態に係るサブジッパー下引き手16の係止孔16aを、図中上方に突出する袋ナット状の第2の下係止孔26aに置換すると共に、第1の実施形態のサブジッパー上引き手15の係止孔15aを、上記袋ナット状の第2の下係止孔26aの上端上方に突出する円筒状突部26bに嵌合する第2の上係止孔25aに形成した点に特徴がある。これら特徴以外の構成は、上記第1の実施形態と同様の構成である。
この第2の実施形態によっても、アンカーポスト21に、上下一対のサブジッパー引き手25,26同士を上下に密着させて重ね合せた状態で、第2の下係止孔26aと第2の上係止孔25aとをそれぞれ容易に係止することができる。
(第3の実施形態)
図10は第3の実施形態に係るジッパー錠本体12の一部切欠斜視図、図11は同,要部斜視図、図12は同,要部の嵌合状態を示す要部縦断面図である。
これらの図に示すように第3の実施形態は、図3(a)等で示すアンカーポスト21を有底のアンカーホール31に置換し、サブジッパー上引き手35の係止孔35aの下面に、先細円錐台状の嵌合凸部35bを突設した点に特徴がある。これら特徴以外の構成は、上記第1の実施形態の構成と同様である。
上記サブジッパー上引き手35の係止孔35aの嵌合凸部35bは、サブジッパー下引き手36の係止孔36a内を挿入してからアンカーホール31内へ挿入される。この状態で下引き手36上に上引き手35が上下に密着して重ね合される。
このようにアンカーホール31に係止された上下一対のサブジッパー引き手35,36の当該係止部は、その上端面を、図12に示すようにメインジッパー上引き手13の押え部13cにより基板17側へ押圧され固定される。
(第4の実施形態)
図13は第4の実施形態に係るジッパー錠の要部斜視図、図14は同,要部の嵌合状態を示す要部縦断面図である。
図13に示すようにこの第4の実施形態は、図11で示すサブジッパー下引き手36の係止孔36aの下面に、アンカーホール31内に嵌入される円筒状のカラー36bを一体に突設した点に特徴がある。この特徴以外の構成は、上記第3の実施形態と同様である。
図14に示すようにこの第4の実施形態によれば、基板17のアンカーホール31内にサブジッパー下引き手36のカラー36bが挿入されて嵌合した状態で、このカラー36bを有する係止孔36a内を、サブジッパー上引き手35の嵌合凸部35bが挿通してからアンカーホール31内に挿入される。
これにより、上下一対のサブジッパー引き手35,36が、上下に密着して重ね合された状態で基板17のアンカーホール31に係止され、この係止部はメインジッパー上引き手13の押え部13cにより基板17側へ押圧され、固定される。
(第5の実施形態)
図15は第5の実施形態に係るジッパー錠の外観斜視図、図16は同,ジッパー錠本体12の一部切欠斜視図、図17は図15の分解斜視図、図18は同,嵌合部の縦断面図である。
これら図15〜図18に示すように、第5の実施形態は、基板17の引き手ロック挿入口18の図中左右に、円柱状の第1,第2のアンカーポスト41,51を基板係止部として立設すると共に、上下一対のメインジッパー引き手53,54と上下一対のサブジッパー引き手55,56を、上記第1の実施形態に係る上下一対のメインジッパー引き手13,14と、上下一対のサブジッパー引き手15,16とをそれぞれ若干変更することにより構成した点に特徴がある。
すなわち、第5の実施形態に係るメインジッパー下引き手54は、その先端部に、第1のアンカーポスト41に挿入される係止孔54aを形成する一方、図5(a),(b)で示す大,小貫通孔14d,14cを削除し、その削除部を平板状に形成している点に特徴がある。
しかし、このメインジッパー下引き手54は、その外端部(図17中左端部)にメインジッパー6の左右一対のスライダー6a,6bの一方、例えば6bに接続される接続孔14aを形成する点と、この接続孔14aと下重合部14bとの中間部を、メインジッパー上引き手53の上重合部13bに密着して重ね合される下重合部14bに形成している点は、第1の実施形態に係るメインジッパー下引き手14と同様の構成である。
一方、メインジッパー上引き手53は、第1の実施形態に係るメインジッパー上引き手13の段状に立ち上がる押え部13cの立上り始端を切断して、その始端よりも先方を切除し、上重合部13bを若干短く形成し、この上重合部13bの先端部を平坦な押え部53cに形成し、第1の実施形態等に係るほぞ13eに代えて第1のアンカーポスト41の上部が嵌入される嵌合凹部53aを下面に形成した点に特徴がある。
しかし、このメインジッパー上引き手53は、これ以外の構成は第1の実施形態に係るメインジッパー上引き手13と同様であり、メインジッパー6のスライダー6aに接続される接続孔13aとロの字状の係止環13dを具備している。
一方、第5の実施形態に係るサブジッパー下引き手56は、第1の実施形態に係るサブジッパー下引き手16とほぼ同様に構成されており、第2のアンカーポスト51に挿通される係止孔16aと、サブジッパー上引き手55の重合部の下面と密着して重ね合される重合部を形成している。
そして、第5の実施形態に係るサブジッパー上引き手55は、その先端部(図17中左端部)に上記メインジッパー上引き手53のロの字状の係止環13dを上下方向に貫通させる矩形状の大貫通孔55aと、この大貫通孔55aの下面左右両側にて下方に突出する左右一対の係止爪55e,55fと、第2のアンカーポスト51の上部が嵌入される下面の凹部55dとを形成している点に特徴がある。これ以外の構成は、第1の実施形態に係るサブジッパー上引き手15とほぼ同様の構成である。
図15に示すように上下一対のメインジッパー引き手53,54と、上下一対のサブジッパー引き手55,56がジッパー錠本体12にロックされると、図18にも示すようにメインジッパー上引き手53の押え部53cがサブジッパー上引き手55の先端部の大貫通孔55a周辺部の上端面を基板17側に押圧しているので、第2のアンカーポスト51に係止されている上下一対のサブジッパー引き手55,56を基板17上でロック(拘束)することができる。
しかも、メインジッパー上引き手53は、その係止環13dがスライダー爪18aにより固くロックされているので、このメインジッパー上引き手53の押え部53cにより上下一対のサブジッパー引き手55,56を基板17上でロックする力を増大させることができる。
なお、上記アンカーポスト21,41,51は角柱でもよく、これらアンカーポスト21,41,51に係合される上下一対のサブジッパー引き手15,16、25,26、35,36の係止孔15a,16a、25a,26a、35a,36aを角孔に形成してもよい。また、アンカーホール31を角孔に形成し、この角孔のアンカーホール31に嵌合される上下一対のサブジッパー引き手35,36の嵌合凸部35b、カラー36bを角筒状に形成してもよい。これによれば、上下一対のサブジッパー引き手35,36のアンカーポスト21,41,51やアンカーホール31回りでの回動を防止できる。
以上説明した少なくとも一つの実施形態のジッパー錠8によれば、引き手ロック挿入口18が1つである上に、上下一対のメインジッパー引き手53,54同士と、上下一対のサブジッパー引き手55,56同士が互いに上下に重なり合うので、ジッパー錠8全体の小形軽量化を図ることができる。
なお、上記第1,第2のアンカーポスト41,51は、第3,第4実施形態に係るアンカーホールに置換してもよい。また、その場合、このアンカーホールに係止される係止部もアンカーホールに係脱可能に係止されるものであればよい。
以上、本発明の種々の実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、本発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、本発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…スーツケース、4…サイドポケット、6…メインジッパー、7…サブジッパー、8…ジッパー錠、12…ジッパー錠本体、13,14、53,54…上下一対のメインジッパー引き手(第1の引き手)、13…上引き手、13b…上重合部、13c,53c…押え部、13d、55b,55c…係止環(ロック用係止部)、14…下引き手、14b…下重合部、14c…小貫通孔、14d,55a…大貫通孔、14e,14f、55e,55f…左右一対の係止爪(ロック用係止部)、15,16、25,26、35,36、55,56…上下一対のサブジッパー引き手(第2の引き手)、15a,16a…係止孔(係止部)17…基板、18…引き手ロック挿入口、18a…スライド爪、21…アンカーポスト(基板係止部)、31…アンカーホール(基板係止部)、35a…係止孔、35b…嵌合凸部、36b…カラー、41…第1のアンカーポスト(基板係止部)、51…第2のアンカーポスト(基板係止部)。

Claims (7)

  1. 第1のジッパーのスライダーに接続されロック用係止部を有する第1の引き手と、
    この第1の引き手のロック用係止部が挿入されたときにこのロック用係止部をロックする引き手ロック挿入口と、
    この引き手ロック挿入口が配設された基板上に形成される基板係止部と、
    第2のジッパーのスライダーに接続され前記基板係止部に係止される係止部を有する第2の引き手と、
    を具備し、
    前記第1の引き手には、そのロック時に、前記基板係止部に係止された前記第2の引き手を前記基板側へ押圧する押さえ部を形成していることを特徴とするジッパー錠。
  2. 前記第1、第2のジッパーのスライダーは、それぞれ2個ずつ有し、これらスライダーは、第1、第2の引き手にそれぞれ接続され、
    これら第1、第2の引き手は、上下に重ね合わせ可能に構成された上引き手と下引き手をそれぞれ具備していることを特徴とする請求項1に記載のジッパー錠。
  3. 前記第1の引き手の下引き手は、前記第1の引き手の上引き手のロック用係止部を貫通させる貫通孔を形成していることを特徴とする請求項2に記載のジッパー錠。
  4. 前記第2の引き手は、上下に重ね合わせた状態で前記基板係止部に係止される上引き手と下引き手とを有することを特徴とする請求項2または3に記載のジッパー錠。
  5. 前記基板係止部は複数有し、
    前記第1の引き手は、その下引き手に、前記ロック用係止部に代えて前記基板係止部の一方に係止する係止部を形成しており、
    前記第2の引き手は、その下引き手に、前記基板係止部の他方に係止する係止部を形成する一方、前記第2の引き手の上引き手に、前記ロック用係止部と、前記第1の引き手の上引き手のロック用係止部を貫通させる貫通孔を形成しており、
    前記第2の引き手の上引き手を前記第2の引き手の下引き手上に重ね合わせた状態で前記第1の引き手の上引き手のロック用係止部および前記第2の引き手の上引き手のロック用係止部を前記引き手ロック挿入口内に挿入し、さらにこの前記第2の引き手の上引き手上に、前記第1の引き手の上引き手を重ね合わせた状態で、この第1の引き手の上引き手のロック用係止部を第2の引き手の上引き手の貫通孔を貫通させて前記引き手ロック挿入口内に挿入させることによりロックさせるように構成していることを特徴とする請求項4に記載のジッパー錠。
  6. 前記引き手ロック挿入口は、その内部にスライド爪が前記第1の引き手の上引き手と下引き手とのロック用係止部に係脱可能に係止して前記第1の引き手をロックしたり、または前記第2の引き手の上引き手と下引き手とを基板係止部に重ね合わせた状態で、前記第1の引き手の上引き手押え部により基板側に押圧して前記第2の引き手を固定しており、
    前記第1の引き手の上引き手と下引き手同士および前記第2の引き手の上引き手と下引き手同士は、前記基板側に押圧されてロックするように構成されていることを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載のジッパー錠。
  7. 前記基板は、解錠番号に一致したときに解錠するナンバー錠と強制解除キーにより強制解錠可能のシリンダー錠の少なくとも一方を具備していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項に記載のジッパー錠。
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