JP6711499B1 - 湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構及び湿式電動ドリル - Google Patents

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Abstract

【課題】バキューム装置や給水装置のスイッチを誤動作するおそれがなく、冷却汚水や冷却水で周囲が汚れたり濡れたりすることを防止することができる湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構及びそれを備えた湿式電動ドリルを提供する。【解決手段】湿式電動ドリル100の冷却汚水を吸引するバキューム装置又は冷却水を供給する給水装置のいずれか一方又は両方のスイッチ4の誤動作を防止する湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1において、バキューム装置と連通されて冷却汚水を排水するとともに、湿式電動ドリル100で削孔した削孔深さに応じて伸縮する伸縮チューブ14と、伸縮チューブ14の伸縮動作に連動するスイッチ4と、伸縮チューブが縮んだ時に、スイッチ4のON・OFF動作の動作線上に配置される制御部材20と、を備えることを特徴とする。【選択図】図8

Description

本発明は、湿式電動ドリルの冷却汚水を吸引するバキューム装置又は冷却水を供給する給水装置のスイッチの誤動作を防止する湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構及びそれを備えた湿式電動ドリルに関するものである。
RC構造物、SRC構造物、PC構造物などのコンクリート構造物からなる建物は、コンクリート躯体の上に、凹凸(不陸)を無くすためにモルタル層が形成されて、そのモルタル層の上に、弾性塗料が塗布されたり、陶磁器製のタイルが貼付けられたりして仕上げ層が形成されている。
このため、雨水の侵入や熱膨張差等による経年劣化によりモルタル層がコンクリート躯体から浮き上がり、地震等によりタイルなどの仕上げ層が剥離して落下するという事故が起きる場合がある。よって、定期点検等を行って、モルタル層の浮き上がった部分を把握し、補修することが行われている。
このようなモルタル層の浮き上がりを補修する工法としては、ピンニング工法が知られている(特許文献1等参照)。ピンニング工法は、モルタル層の浮き上がった箇所に、電動ドリルでタイルの上からコンクリート躯体の所定深さまで削孔して、削孔した孔にピンを挿入してエポキシ樹脂等の接着剤で周囲を硬化させて、モルタル層の剥落を防止するものである。
このようなピンニング工法の削孔等に用いられる電動ドリルには、ドリルビットの冷却に冷却水を用いない乾式ドリルと、ドリルビットの冷却に冷却水を用いる湿式ドリルが存在する。これらの電動ドリルでは、高価であるが、低振動、低騒音、無粉塵であるため、湿式の電動ドリルが好適に用いられる。
例えば、特許文献2には、注水セットから水を滴下して穿孔する湿式ドリルビットにおいて、穿孔刃4の外周形状を動力源から穿孔面方向に拡開した円錐形状にして、穿孔後の切削水が外周に飛び散らず、また電動ドリルに浸入しないようにした湿式ドリルが開示されている(特許文献2の図面の図1,図4等参照)。
また、図10に示すように、手持ちの電動ドリルにおいて、ダイヤモンドビット12を嵌着した湿式用シャンク11に給水チューブ11aを介して冷却水を供給し、バキューム装置と接続されたリング状の吸引パッドから削孔により生じる粉塵とともに冷却水を吸引して、排水する手持ちの湿式ドリル、及びそのバキュームセットも市販されている。
これらの手持ちの湿式ドリルは、バキューム装置のスイッチを作動した後、給水装置及び湿式ドリルを作動し、削孔後は、給水装置及び湿式ドリルの作動を停止した後、バキューム装置のスイッチを切る必要があった。しかし、これらの動作の順番を間違えたり、スイッチに間違って触れてしまい意図せずバキューム装置のスイッチを切ってしまったりする場合があった。その場合、湿式ドリルのビットに供給される水が回収されず、削孔屑を含んだ汚水で周囲が汚染されるという問題があった。特に、仕上げ面が、多孔質である陶器質タイルやリシン仕上げ等である場合、汚水が接触して汚れた部分を清掃することが極めて困難であり、ヒューマンエラーなどの誤動作でバキューム装置のスイッチが切れてしまうことや誤動作で給水装置のスイッチを入れてしまうことを防止する対策が切望されていた。
特開2007−177484号公報 特開2013−256063号公報
そこで、本発明は、前述した問題に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ヒューマンエラーなどでバキューム装置や給水装置のスイッチを誤動作するおそれがなく、冷却汚水や冷却水で周囲が汚れたり濡れたりすることを防止することができる湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構及びそれを備えた湿式電動ドリルを提供することにある。
請求項1に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構は、湿式電動ドリルの冷却汚水を吸引するバキューム装置又は冷却水を供給する給水装置のいずれか一方又は両方のスイッチの誤動作を防止する湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構であって、前記バキューム装置と連通されて前記冷却汚水を排水するとともに、前記湿式電動ドリルで削孔した削孔深さに応じて伸縮する伸縮チューブと、この伸縮チューブの伸縮動作に連動する前記スイッチと、前記伸縮チューブが縮んだ時に、前記スイッチのON・OFF動作の動作線上に配置される制御部材と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構は、請求項1に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構において、前記伸縮チューブは、前記湿式電動ドリルに固定された固定チューブと、この固定チューブに対してスライド移動自在に構成された可動チューブと、を有し、前記制御部材は、前記固定チューブに固定されることを特徴とする。
請求項3に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構は、請求項2に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構において、前記伸縮チューブは、前記固定チューブと前記可動チューブと間に両者を離間する方向に付勢するばね材が介装されていることを特徴とする。
請求項4に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構は、請求項1ないし3のいずれかに係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構において、前記スイッチは、操作部を揺動してON又はOFFするロッカスイッチであり、前記制御部材は、前記伸縮チューブが縮んだ時に、前記操作部の動作線上に配置されることを特徴とする。
請求項5に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構は、請求項1ないし3のいずれかに係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構において、前記スイッチは、操作部を押圧してON又はOFFする押しボタンスイッチであり、前記制御部材は、前記伸縮チューブが縮んだ時に、前記操作部の動作線上に配置されることを特徴とする。
請求項6に係る湿式電動ドリルは、冷却水でドリルビットを冷却する湿式電動ドリルであって、請求項1ないし5のいずれかに記載の湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構を備えることを特徴とする。
本発明によれば、バキューム装置や給水装置のスイッチを誤動作するおそれがなく、冷却汚水や冷却水で周囲が汚れたり濡れたりすることを防止することができる。
本発明の実施形態に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構を備えた湿式電動ドリルを示す全体側面図である。 同上の湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構を示す部分拡大斜視図である。 同上の誤動作対策スイッチ機構のホルダーを示す斜視図である。 同上の誤動作対策スイッチ機構のストッパーを示す正面図である。 同上の誤動作対策スイッチ機構のスイッチを示す斜視図である。 同上の誤動作対策スイッチ機構の固定部材を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る湿式電動ドリル用バキューム装置の吸水キャップを示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る誤動作対策スイッチ機構を備えた湿式電動ドリルの削孔時の状態を示す全体側面図である。 ピンニング工法の一環として同上の湿式電動ドリルを用いて浮き上がったタイル面に削孔している状態を示す部分鉛直断面図である。 従来の市販の湿式電動ドリルを示す全体側面図である。
以下、本発明に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構を実施するための一実施形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
<湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構及び湿式ドリル>
先ず、図1〜図9を用いて、本発明の実施形態に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1(以下、単に誤動作対策スイッチ機構1ともいう)及び誤動作対策スイッチ機構1を備えた湿式電動ドリル100について説明する。図1は、本発明の実施形態に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1を備えた湿式電動ドリル100を示す全体図である。また、図2は、湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1を示す部分拡大斜視図である。
(湿式電動ドリル)
先ず、図10,図1,図2を用いて市販の湿式電動ドリル100及びその排水機構13について簡単に説明する。図10は、従来の市販の湿式電動ドリルを示す全体側面図である。
湿式電動ドリル100は、図10等に示すように、一般的な市販の電動ドリル10を主体とする電動工具である。この電動ドリル10は、電動モータによるスピンドルの回転機能のみの電動ドリル、トルククラッチの付いたドライバードリルなどを指している。なお、符号10aは、電動モータを駆動する電動ドリル10のスイッチ10aである。
湿式電動ドリル100は、電動ドリル10のスピンドル(図示せず)に、湿式用シャンク11を介してドリルビットである湿式用ダイヤモンドビット12が装着されている。この湿式用シャンク11には、給水用の給水チューブ11aが接続されて、図示しない給水装置から水道水などの冷却水が湿式用のダイヤモンドビット12を伝って削孔する孔の底(奥)に供給される仕組みとなっている。
給水装置から供給された冷却水は、摩擦熱で熱せられたダイヤモンドビット12を冷却するとともに、削孔により発生した削屑(粉塵)を巻き上げてそれらが混ざった冷却汚水となり、排水機構13を介してバキューム装置(図示せず)で吸引されて排水される。
(排水機構)
図1,図2,図10に示すように、排水機構13は、電動ドリル10に装着される排水路が伸縮する伸縮チューブ14を備えている。伸縮チューブ14は、バキューム装置と連通されて冷却汚水を排水する。伸縮チューブ14は、電動ドリル10に固定された固定チューブ15と、この固定チューブ15に対してスライド移動自在に構成された可動チューブ16と、固定チューブ15に接続されてバキューム装置と連通する排水ホース17など、から構成されている。なお、バキューム装置と連通する排水ホース17は、固定チューブ15を介さず、可動チューブ16に直接接続されていても構わない。
この可動チューブ16には、図2,図10に示すように、吸水口16aが形成され、この吸水口16aにゴム材からなる吸引パッド16bが取り付けられている。そして、この吸引パッド16bには、汚水が接触して汚れる仕上げ面の面積を極力少なくするために後述の吸水キャップ7が装着されている。
また、この伸縮チューブ14は、固定チューブ15と可動チューブ16と間に両者を離間する方向に付勢する図示しないばね材が介装されている。このため、可動チューブ16が削孔対象物に押し付けられていない場合には、伸縮チューブ14は、伸長し、所定の長さに戻る仕組みとなっている。
((誤動作対策スイッチ機構))
次に、図1〜図7を用いて、本発明の実施形態に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1の構成について説明する。
誤動作対策スイッチ機構1は、図1,図2に示すように、前述の排水機構13の伸縮チューブ14に装着され、その伸縮動作と連動する機構である。この誤動作対策スイッチ機構1は、伸縮チューブ14が縮んだ時に、スイッチ4のON・OFF動作の動作線上に配置される制御部材20と、制御部材20を保持するホルダー2と、可動チューブ16の移動距離を規制して穿孔(削孔)深さを調整するストッパー3と、バキューム装置のON・OFFを行うスイッチ4と、このスイッチを収納するスイッチボックス5と、排水機構13を湿式電動ドリル100に固定する固定部材6など、から構成されている。
制御部材20は、所定の方向に延びる鋼線の棒材からなるシャフトが用いられる。制御部材20は、伸縮チューブ14が縮んだ時に、スイッチ4のON・OFF動作の動作線上に配置されるものであれば、いかなる部材が用いられてもよい。
(ホルダー)
図3は、誤動作対策スイッチ機構1のホルダー2を示す斜視図である。図3に示すように、ホルダー2は、伸縮チューブ14の固定チューブ15に装着され、制御部材20を保持するための部材であり、固定チューブ15から離れるに従って先細りとなるティアドロップ状のホルダー本体21から主に構成されている。
また、このホルダー本体21には、幅が広い基端側に固定チューブ15が挿通されるチューブ孔22が形成されているとともに、幅が狭い先端側に制御部材20を嵌着する制御部材20の径と略同じ径の有底の穴23が形成されている。ホルダー2は、この穴23に制御部材20が差し込まれて保持される仕組みとなっている。勿論、穴23は、制御部材20を固定できるのであれば、有底の穴に限られず、貫通孔であっても構わない。
(ストッパー)
図4は、誤動作対策スイッチ機構1のストッパー3を示す斜視図である。図4に示すように、ストッパー3は、可動チューブ16に装着され、可動チューブ16の移動距離を規制する部材であり、ストッパー本体30と、このストッパー本体30に軸着されたねじ部31など、から構成されている。
このストッパー本体30には、可動チューブ16を挿通するチューブ孔32が穿設されているとともに、このチューブ孔32と連通するスリット33が形成されている。このため、ストッパー3は、ねじ部31をねじ締め方向に回すことでスリット33の間隔を締め付けてチューブ孔32を狭め、ストッパー3を可動チューブ16の任意の位置に固定する仕組みとなっている。
(スイッチ)
図5は、誤動作対策スイッチ機構1のスイッチ4を示す斜視図である。図5に示すように、スイッチ4は、平板状の操作レバー等の操作部40を揺動してON又はOFFするロッカスイッチであり、無線又は有線によりバキューム装置の吸引ポンプを作動又は停止するためのスイッチである。また、このスイッチ4は、無線又は有線により給水装置の給水ポンプを作動又は停止するためのスイッチと連動させてバキューム装置の吸引ポンプの作動から所定時間遅れて作動し、バキューム装置の吸引ポンプの停止前に停止するようにすると好ましい。
このスイッチ4は、後述のスイッチボックス5に収納されて、図2等に示すように、伸縮チューブ14が縮んだ時に、操作部40の動作線A上に、制御部材20が重なるように配置されている。即ち、制御部材20がスイッチボックス5まで突出した際に、制御部材20が操作部40の揺動動作の動作線Aと交差して、操作部40のOFF操作ができないように固定されている。このため、湿式電動ドリル100の削孔時に誤ってスイッチ4を切って(OFFして)バキューム装置の吸引ポンプを停止してしまうおそれがない。
なお、本発明の実施形態に係るスイッチ4として、ロッカスイッチを例示したが、本発明に係るスイッチは、操作部を押圧してON又はOFFする押しボタンスイッチや棒状の操作部を揺動してON又はOFFするトグルスイッチなど他の種類のスイッチであっても構わない。その場合であっても、伸縮チューブが縮んだ時に、制御部材が、スイッチのOFF動作の動作線と交差し、スイッチのOFF動作を阻害するようにスイッチを取り付ける。例えば、押しボタンスイッチの場合、伸縮チューブが縮んだ時に、制御部材が押しボタン等の操作部の押し動作の動作線上に配置されるようにスイッチを取り付けると好ましい。例えば、トグルスイッチの場合、伸縮チューブが縮んだ時に、制御部材が操作レバー等の操作部の揺動動作の動作線上に配置されるようにスイッチを取り付けると好ましい。
(スイッチボックス)
スイッチボックス5は、図2に示すように、上面が開放された箱状のボックス本体50から主に構成され、このボックス本体50には、前述の操作部40を出すための孔51が形成されている。
また、このスイッチボックス5は、ボックス本体50の一側面にガイドプレート52が垂設されている。このガイドプレート52には、前述の制御部材20を挿通するガイド部52aが設けられる。ガイド部52aは、ガイドプレート52が半円形状等の所定の形状に切り欠かれて形成されてもよいし、ガイドプレート52が穿設されて形成される孔であってもよい。このガイドプレート52は、ガイド部52aに制御部材20の先端部分を挿通することにより、湿式電動ドリル100の削孔が進行してスイッチ4がスイッチボックス5で押圧された際に、制御部材20の先端部分を操作部40の動作線Aと交差する所定方向に誘導してガイドする機能を有している。
また、このスイッチボックス5は、可動チューブ16が挿通されるチューブ孔が形成されるボックスホルダー53を有する。ボックスホルダー53は、このチューブ孔に可動チューブ16が挿通されることにより、スイッチボックス5が可動チューブ16に保持される。
(固定部材)
図6は、誤動作対策スイッチ機構1の固定部材6を示す斜視図である。図6に示すように、固定部材6は、ブロック状の固定部材本体60と、この固定部材本体60に螺合するねじ部61など、から構成される。固定部材6は、排水機構13を湿式電動ドリル100に固定するための部材である。この固定部材本体60には、固定チューブ15を挿通するチューブ孔62が穿設されている。また、ねじ部61には、手で摘まんで回すための摘み61aが取り付けられている。
(吸水キャップ)
次に、図7を用いて、前述の排水機構13として設ける吸水キャップ7について簡単に説明する。図7は、本発明の実施形態に係る排水機構13の吸水キャップ7を示す斜視図である。
本発明の実施形態に係る吸水キャップ7は、湿式電動ドリル100の排水機構13の吸引パッド16bに取り付けられて、削孔により発生したコンクリートなどの削孔対象物の削屑(粉塵)を冷却水とともに吸引・吸水して回収する機能を有している。
この吸水キャップ7は、ゴム弾性を示すゴム材から形成されたキャップ本体70から主に構成されている。ここで、ゴム弾性とは、ヤング率(弾性率)が小さく、常温で105〜6 N/m程度あり、伸びは数百パーセントに及ぶ高弾性を示すゴムおよびゴム類似物質の示す特異な性質のことを指している。また、ゴム材とは、このようなゴム弾性を示す高分子鎖が部分的に結合して3次元のネットワーク構造を形成した材料を指している。
このキャップ本体70は、図7に示すように、全体として外形が円錐台状の形状をしており、内部が空洞となっている。また、キャップ本体70には、吸引パッド16b側である基端側に円形の基端開口が形成され、反対側の先端側に円形の先端開口71が形成されている。この先端開口71は、湿式用ダイヤモンドビット12で削孔する孔の径よりやや大きく、即ち、湿式用ダイヤモンドビット12の外径に対して僅かに離間(例えば、0.25〜0.5mm)した小径の開口となっている。
また、吸水キャップ7には、キャップ本体70の一部(下部)から外側に張り出した三日月状のタブ72も形成されている。このタブ72は、掴んで吸引パッド16bへ取り付けたり、取り外したりする際に使用する。
吸水キャップ7によれば、湿式電動ドリル100により、ピンニング工法に用いるような小径の孔を削孔する場合であっても、削孔に支障なくバキュームで吸引して排水することができる。このため、汚水が接触して汚れる仕上げ面の面積を極力少なくすることができる。
<湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構の使用状態>
次に、図1,図8,図9を用いて、湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1の使用状態について説明する。図8は、誤動作対策スイッチ機構1を備えた湿式電動ドリル100の削孔時の状態を示す全体側面図であり、図9は、ピンニング工法の一環として湿式電動ドリル100を用いて浮き上がったタイル面に削孔している状態を示す部分鉛直断面図である。
図9に示すように、吸水キャップ7を取り付けた前述の湿式電動ドリル100を用いて、仕上げ面であるタイルT1の表面から浮き上がっているモルタル層M1を貫通し、コンクリート躯体C1にタイルT1を支持可能な所定深さまで達する孔H1を削孔する。
このとき、図示しない給水装置から冷却水が給水チューブ11aを介して供給される。孔H1に供給された冷却水は、コンクリート躯体C1との摩擦熱で熱せられたダイヤモンドビット12を冷却するとともに、削孔により発生した削屑(粉塵)を巻き上げて削屑が混ざった汚水となりタイルT1の表面外部へ押し流される。タイルT1の表面外部へ押し流された汚水は、バキューム装置の吸引力で吸水キャップ7を介して排水機構13を通じて排水される。
このように正しく各装置を作動させるには、前述の電動ドリル10、冷却水を供給する給水装置、汚水を吸引するためのバキューム装置、それぞれのスイッチをONして適正な順番で作動する必要がある。しかし、その順番を間違えたり、意図せずスイッチに接触してしまったりするなど誤動作でこれらの順番が狂うと、バキューム装置が停止して汚水で周囲が汚れたり、電動ドリル10のダイヤモンドビット12が焼き付いて使いものにならなくなったりするおそれがあった。
正しいスイッチ操作は、汚水を回収するためのバキューム装置のスイッチ4をONし、次に、冷却水を供給する給水装置のスイッチ(図示せず)をONし、最後に、電動ドリル10のスイッチ10aをONする。そして、削孔が終了すると、電動ドリル10のスイッチ10aをOFFし、次に、給水装置のスイッチをOFFし、最後に、バキューム装置のスイッチ4をOFFする。但し、電動ドリル10のスイッチ10aと給水装置のスイッチのON・OFF操作は、直ちにダイヤモンドビット12が焼き付く心配はないので、正しい操作方法と多少の時間差であれば、前後して逆になっても構わない。
しかし、バキューム装置のスイッチ4をONせず、給水装置のスイッチや電動ドリル10のスイッチ10aをONして削孔したり、給水装置や電動ドリル10を止める前に、先にバキューム装置のスイッチ4をOFFしてしまったりすると、汚水で周囲が汚れるという問題が直ちに発生する。特に、仕上げ面が、多孔質である陶器質タイルやリシン仕上げ等である場合、汚水が接触して汚れた部分を清掃することが極めて困難であった。
図8,図9に示すように、誤動作対策スイッチ機構1を備えた湿式電動ドリル100は、湿式電動ドリル100による削孔が進行して、孔H1が深くなると、タイルT1に当接する吸水キャップ7を介してコンクリート躯体C1からの反力により伸縮チューブ14が縮まって行く。具体的には、径の大きい管体である固定チューブ15に径の小さい管体である可動チューブ16が収容されて行く。
このとき、誤動作対策スイッチ機構1では、伸縮チューブ14が縮まる動作と連動して、可動チューブ16に固定されたボックスホルダー53、そのボックスホルダー53に保持されたスイッチボックス5及びスイッチボックス5に保持されたスイッチ4が連動して、制御部材20に近接することとなる。逆に、伸縮チューブ14が伸びるとスイッチ4は、制御部材20から、離間する。つまり、スイッチ4は、伸縮チューブ14の伸縮動作に連動するものとなる。
また、伸縮チューブ14が縮んだ時に、制御部材20は、ガイドプレート52により案内されて、制御部材20の先端部分が操作部40の動作線A上に配置される。
このため、図8,図9に示すように、誤動作対策スイッチ機構1を備えた湿式電動ドリル100では、制御部材20が邪魔になってON状態の操作部40を揺動することが物理的にできなくなっている。このため、湿式電動ドリル100の作動中に誤ってスイッチ4を切って(OFFして)バキューム装置の吸引ポンプを停止してしまうおそれがない。
そして、湿式電動ドリル100による削孔作業が終了すると、電動ドリル10のスイッチ10aの押圧を止めることで、電動ドリル10のモータが停止する。その後、電動ドリル10を削孔対象物であるタイル面(コンクリート躯体C1)から離すと、押圧されて短縮していた伸縮チューブ14が、前述のばね材の復元力で元の長さに戻り、スイッチ4が制御部材20から離間し、誤動作対策スイッチ機構1は、図1の状態となる。
このため、操作部40を揺動してスイッチ4をOFFすることが可能となり、バキューム装置を直ちに停止することができる。このため、削孔が終了した際に即座にバキューム装置のスイッチを止めることができ、騒音源でもあるバキューム装置の使用時間を最小限とすることができる。
つまり、誤動作対策スイッチ機構1を備えた湿式電動ドリル100では、湿式電動ドリル100で削孔を始める前の図1の状態において、電動ドリル10や給水装置を作動する前に、スイッチ4をONしさえすれば、スイッチの操作手順を誤るおそれがない。
それに加え、湿式電動ドリル100には、吸水キャップ7も装着されている。このため、バキューム装置の吸引力は、従来の市販のものと変わりないが、吸水キャップ7により、開口面積が従来の吸水口16a(図10等参照)の面積から先端開口71(図7参照)の面積まで狭められている。このため、バキューム装置の吸引力が同じでも、先端開口71付近での流速が増し、効率よく汚水を吸引することができる。
また、タイルT1の表面に汚水が接触する面積は、先端開口71の面積となり、削孔した孔H1と略変わらない大きさとなる。このため、タイルT1の表面が汚水で汚れた場合でも、目立たず清掃する手間が省ける。また、清掃する場合でも、拭き取るのが極めて容易となる。特に、タイルT1が多孔質である陶器質タイルの場合、多孔質のざらついた表面に汚水が染み込んでしまい、拭き取るのが容易ではないという問題を解決することができる。
以上説明した本発明の実施形態に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1及びそれを備えた湿式電動ドリル100によれば、誤ってバキューム装置のスイッチ4を切って(OFFして)しまうおそれがなくなる。このため、誤操作でバキューム装置が止まってしまい、冷却汚水が吸引できずに削孔した孔H1の周囲が汚れることを完全に防止することができる。
以上、本発明の実施形態に係る湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構1及びそれを備えた湿式電動ドリル100について詳細に説明したが、前述した又は図示した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたって具体化した一実施形態を示したものに過ぎない。よって、前述の実施形態により本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。
特に、実施形態に係る誤動作対策スイッチ機構1のスイッチ4として、ロッカスイッチを例示して制御部材20が邪魔になって物理的に操作部40を揺動できないものを示したが、本発明に係る誤動作対策スイッチ機構のスイッチは、物理的にOFFできないものに限られない。つまり、本発明に係る作動対策スイッチ機構のスイッチは、押ボタンスイッチやトグルスイッチなど他の種類のスイッチとして、制御部材20が邪魔になってスイッチをOFFし難いものを含むものである。また、スイッチ4は、バキューム装置のスイッチに限られず、給水装置のスイッチとしたり、前述のように両装置を連動するスイッチであっても構わない。
1:誤動作対策スイッチ機構
2:ホルダー
20:制御部材
21:ホルダー本体
22:チューブ孔
23:穴
3:ストッパー
30:ストッパー本体
31:ねじ部
32:チューブ孔
33:スリット
4:スイッチ
40:操作部
5:スイッチボックス
50:ボックス本体
51:レバー孔
52:ガイドプレート
52a:ガイド部
53:ボックスホルダー
6:固定部材
60:固定部材本体
61:ねじ部
61a:摘み
62:チューブ孔
7:吸水キャップ
70:キャップ本体
71:先端開口
72:タブ
100:湿式電動ドリル
10:電動ドリル
10a:スイッチ
11:湿式用シャンク(シャンク)
12:ダイヤモンドビット(ドリルビット)
13:排水機構
14:伸縮チューブ
15:固定チューブ
16:可動チューブ
16a:吸水口
16b:吸引パッド
17:排水ホース
A:動作線
C1:コンクリート躯体(コンクリート構造物)
M1:モルタル層
T1:タイル(仕上げ層:仕上げ面)
H1:孔

Claims (6)

  1. 湿式電動ドリルの冷却汚水を吸引するバキューム装置又は冷却水を供給する給水装置のいずれか一方又は両方のスイッチの誤動作を防止する湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構であって、
    前記バキューム装置と連通されて前記冷却汚水を排水するとともに、前記湿式電動ドリルで削孔した削孔深さに応じて伸縮する伸縮チューブと、
    前記伸縮チューブの伸縮動作に連動する前記スイッチと、
    前記伸縮チューブが縮んだ時に、前記スイッチのON・OFF動作の動作線上に配置される制御部材と、を備えること
    を特徴とする湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構。
  2. 前記伸縮チューブは、前記湿式電動ドリルに固定された固定チューブと、この固定チューブに対してスライド移動自在に構成された可動チューブと、を有し、
    前記制御部材は、前記固定チューブに固定されること
    を特徴とする請求項1に記載の湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構。
  3. 前記伸縮チューブは、前記固定チューブと前記可動チューブと間に両者を離間する方向に付勢するばね材が介装されていること
    を特徴とする請求項2に記載の湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構。
  4. 前記スイッチは、操作部を揺動してON又はOFFするロッカスイッチであり、
    前記制御部材は、前記伸縮チューブが縮んだ時に、前記操作部の揺動動作の動作線上に配置されること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構。
  5. 前記スイッチは、操作部を押圧してON又はOFFする押しボタンスイッチであり、
    前記制御部材は、前記伸縮チューブが縮んだ時に、前記操作部の押し動作の動作線上に配置されること
    を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構。
  6. 冷却水でドリルビットを冷却する湿式電動ドリルであって、
    請求項1ないし5のいずれかに記載の湿式電動ドリルの誤動作対策スイッチ機構を備えること
    を特徴とする湿式電動ドリル。
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