JP6708810B2 - シート処理装置、画像形成システム - Google Patents

シート処理装置、画像形成システム Download PDF

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Description

本発明は、シート処理装置、画像形成システムに関し、特に、シートの折り処理に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような複合機のうち、給紙されたシートに画像形成を行うことにより画像を描画した後、その画像形成済みのシートに対して折り処理を施す折り処理装置が搭載された複合機が知られている。このような折り処理装置は、通常、形成される折り目に対して平行な方向に横架された2本の折り処理ローラにより構成される折り処理ローラ対を備え、その折り処理ローラ対を回転させながら、折り位置に形成された撓みをその折り処理ローラ対によりシート面の両面から挟み込むことでその折り位置に折り目を形成するようになっている(例えば、特許文献1)。
このとき、折り処理装置は、折り処理ローラ対のシート搬送方向と直交する方向における両端部においてお互いの折り処理ローラを押し付け合うための力を作用させることで、シート搬送方向と直交する方向の全域にわたって押圧力を発生させるようになっている。そのため、このような折り処理装置おいては、折り処理ローラ対によりシートを挟み込む際、上記押圧力に対するシートからの反発力が発生することになるが、シート搬送方向と直交する方向の両端部付近については、折り処理ローラをお互いに押し付け合うための力が上記反発力に対抗する力として作用するため、反発力を受けたとしてもその力によりシートを十分に押圧することができるようになっている。
ところが、このような従来の折り処理装置においては、シート搬送方向と直交する方向の中央部付近については、上記反発力に対抗できる力がないため、反発力を受けてしまうと折り処理ローラが押圧方向とは反対の方向に撓んでしまってシートを十分に押圧することができないといった問題がある。
また、このような従来の折り処理装置においては、折り処理ローラ対のシート搬送方向と直交する方向における両端部においてお互いの折り処理ローラを押し付け合うための力を作用させるため、その両端部間で押圧力の偏差が発生してしまう。その結果、このような従来の折り処理装置においては、一方の端部ともう一方の端部とで均等にシートを押圧することができず、シートにシワやスキューが発生したり折り位置がずれたりして折り品質が低下するといった問題がある。
本発明は、このような課題を解決するためになされたものであり、効果的にシートに折り目を形成すると共に、折り品質を向上させることを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の一態様は、シートに折り目を形成するシート処理装置であって、回転可能であって、撓んだシートを挟んでシートに折り目を形成する第一の折りローラ、第二の折りローラ及び第三の折りローラと、前記第二の折りローラの回転軸方向の中央部のみにおいて前記第二の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第一の押圧部と、前記第三の折りローラの回転軸方向の中央部のみにおいて前記第三の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第二の押圧部と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、効果的にシートに折り目を形成すると共に、折り品質を向上させることができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体構成を簡略化して示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を模式的に示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにより折り処理が施された折り処理済みの用紙の形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにより折り処理が施された折り処理済みの用紙の形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置において、折り処理動作中の折り処理ユニットをシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにより折り処理が施された折り処理済みの用紙の形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにより折り処理が施された折り処理済みの用紙の形状の一例を示す図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラの斜視図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラをシート搬送方向と直交する方向における中央部で切断した場合の斜視図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラのシート搬送方向と直交する方向における中央部のシート搬送方向と直交する方向からの断面図である。 本発明の実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステーの支持板への取り付け態様を説明するための図である。 従来の折り処理ユニットが第一の折り処理ローラ対若しくは第二の折り処理ローラ対により用紙を押圧する際のシート搬送方向と直交する方向における押圧力分布を示す図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットが第一の折り処理ローラ対若しくは第二の折り処理ローラ対により用紙を押圧する際のシート搬送方向と直交する方向における押圧力分布を示す図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラをシート搬送方向と直交する方向における中央部で切断した場合の斜視図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラのシート搬送方向と直交する方向における中央部のシート搬送方向と直交する方向からの断面図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラの斜視図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラの斜視図である。 本発明の実施形態に係る折り処理ユニットにおける第一の正逆回転ローラ、第一の折り処理ローラ、第二の折り処理ローラのシート搬送方向と直交する方向における中央部のシート搬送方向と直交する方向からの断面図である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、給紙されたシートなどの用紙に画像を形成した後、その画像形成済みの用紙に対してシート搬送方向と直交する方向に折り目を形成するように折り処理を施す画像形成装置を例として説明する。
また、本実施形態に係る画像形成装置は、形成される折り目に対して平行な方向に横架された2本の折り処理ローラにより構成される折り処理ローラ対を備え、その折り処理ローラ対を回転させながら、折り位置に形成された撓みをその折り処理ローラ対によりシート面の両面から挟み込むことでその折り位置に折り目を形成するようになっている。
このように構成された画像形成装置において、本実施形態に係る要旨の一つは、折り処理ローラ対を構成する2本の折り処理ローラを互いに押し付け合うための力を、その回転軸方向であるシート搬送方向と直交する方向における中央部付近において作用させることにある。これにより、本実施形態に係る画像形成装置は、十分な押圧力をシート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均一に発生させることが可能となる。従って、本実施形態に係る画像形成装置によれば、効果的に用紙に折り目を形成すると共に、折り品質を向上させることが可能となる。
まず、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を簡略化して示す図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、画像形成ユニット2、折り処理ユニット3、後処理ユニット4、スキャナユニット5により構成されている。
画像形成ユニット2は、入力された画像データに基づいてCMYK(Cyan Magenta Yellow Key Plate)の描画情報を生成し、生成された描画情報に基づいて、給紙された用紙に対して画像形成出力を実行する。折り処理ユニット3は、画像形成ユニット2から搬送されてきた画像形成済みの用紙に対して折り処理を実行する。即ち、本実施形態においては、折り処理ユニット3が、シート処理装置として機能する。後処理ユニット4は、折り処理ユニット3から搬送されてきた折り処理済みの用紙に対して製本やステープル、パンチ等の後処理を実行する。
スキャナユニット5は、複数のフォトダイオードが一列に並べられ、これに並列にCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ等の受光素子が配置されたリニアイメージセンサにより原稿を読み取ることで原稿を電子化する。尚、本実施形態に係る画像形成装置1は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(MultiFunction Peripheral:複合機)である。
尚、図1においては、画像形成装置1が、画像形成ユニット2の胴内に折り処理ユニット3を備える構成について示したが、図2に示すように、画像形成装置1が、折り処理ユニット3を単独で備えるように構成されていても良い。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の全体構成を簡略化して示す図である。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成について図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を模式的に示すブロック図である。尚、画像形成装置1は、図3に示すハードウェア構成に加えて、スキャナ、プリンタ、折り処理、後処理等を実現するためのエンジンを備える。
図3に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス90を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60、操作部70及び専用デバイス80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
専用デバイス80は、画像形成ユニット2、折り処理ユニット3、後処理ユニット4及びスキャナユニット5において専用の機能を実現するためのハードウェアであり、画像形成ユニット2においては、紙面上に画像形成出力を実行するプロッタ装置である。また、折り処理ユニット3においては、用紙を搬送する搬送機構や、搬送される用紙を折るための折り処理機構である。この折り処理ユニット3に含まれる折り処理機構の構成が、本実施形態に係る要旨の1つである。
また、後処理ユニット4においては、折り処理ユニット3によって折り処理された上で搬送される用紙に対して後処理を施す後処理機構である。また、スキャナユニット5においては、紙面上に表示されている画像を読み取る読取装置である。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について、図4を参照して説明する。図4は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を模式的に示すブロック図である。尚、図4においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙若しくは文書束の流れを破線の矢印で示している。
図4に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ100、給紙テーブル110、プリントエンジン120、折り処理エンジン130、後処理エンジン140、スキャナエンジン150、ADF(Auto Document Feeder:原稿自動搬送装置)160、排紙トレイ170、ディスプレイパネル180、ネットワークI/F190を有する。また、コントローラ100は、主制御部101、エンジン制御部102、入出力制御部103、画像処理部104及び操作表示制御部105を有する。
給紙テーブル110は、画像形成部であるプリントエンジン120に用紙を給紙する。プリントエンジン120は、画像形成ユニット2に備えられた画像形成部であり、給紙テーブル110から搬送されてきた用紙に対して画像形成出力を実行することにより画像を描画する。プリントエンジン120の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。このプリントエンジン120により画像が描画された画像形成済みの用紙は、折り処理ユニット3に搬送され、若しくは、排紙トレイ170に排紙される。
折り処理エンジン130は、折り処理ユニット3に備えられ、画像形成ユニット2から搬送されてきた画像形成済みの用紙に対して折り処理を施す。この折り処理エンジン130により折り処理が施された折り処理済みの用紙は、後処理ユニット4に搬送される。後処理エンジン140は、後処理ユニット4に備えられ、折り処理エンジン130から搬送されてきた折り処理済みの用紙に対してステープルやパンチ、製本処理等の後処理を施す。この後処理エンジン140により後処理が施された用紙は、排紙トレイ170に排紙される。
ADF160は、スキャナユニット5に備えられ、原稿読取部であるスキャナエンジン150に原稿を自動搬送する。スキャナエンジン150は、スキャナユニット5に備えられ、光学情報を電気信号に変換する光電変換素子を含む原稿読取部であり、ADF160により自動搬送されてきた原稿、若しくは、図示しない原稿台ガラスにセットされた原稿を光学的に走査して読み取って画像情報を生成する。ADF160により自動搬送されてスキャナエンジン150により読み取られた原稿は、ADF160内蔵の排紙トレイに排紙される。
ディスプレイパネル180は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェースでもある。即ち、ディスプレイパネル180は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。ディスプレイパネル180は、図3に示すLCD60及び操作部70によって実現される
ネットワークI/F190は、画像形成装置1がネットワークを介して管理者用端末等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェース、Bluetooth(登録商標)、Wi−Fi(Wireless Fidelity)、FeliCa(登録商標)等のインタフェースが用いられる。ネットワークI/F190は、図3に示すI/F50によって実現される。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30やHDD40等の不揮発性記憶媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM20にロードされ、それらのプログラムに従ってCPU10が演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部101は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。また、主制御部101は、入出力制御部103を制御し、ネットワークI/F190及びネットワークを介して他の装置にアクセスする。エンジン制御部102は、プリントエンジン120、折り処理エンジン130、後処理エンジン140、スキャナエンジン150等の駆動部を制御し若しくは駆動させる。入出力制御部103は、ネットワークI/F190及びネットワークを介して入力される信号や命令を主制御部101に入力する。
画像処理部104は、主制御部101の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる文書データ若しくは画像データに基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、CMYKのビットマップデータ等のデータであり、画像形成部であるプリントエンジン120が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、画像処理部104は、スキャナエンジン150から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像形成装置1に格納され若しくはネットワークI/F190及びネットワークを介して他の機器に送信される情報である。操作表示制御部105は、ディスプレイパネル180に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル180を介して入力された情報を主制御部101に通知する。
次に、本実施形態に係る折り処理ユニット3の内部構造について、図5を参照して説明する。図5は、本実施形態に係る折り処理ユニット3をシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。
図5に示すように、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、入口搬送ローラ対310、レジストローラ対320、第一の正逆回転ローラ対330、第一の折り処理ローラ対340、第二の正逆回転ローラ対350、第二の折り処理ローラ対360、排紙ローラ対370、第一のセンサ381、第二のセンサ382、第三のセンサ383を備える。
入口搬送ローラ対310は、入口搬送ローラ対駆動モータ310aにより回転駆動され、画像形成ユニット2から搬送されてきた画像形成済みの用紙を受け入れ、その用紙をレジストローラ対320に向けて搬送する。
レジストローラ対320は、レジストローラ対駆動モータ320aにより回転駆動され、入口搬送ローラ対310から搬送されてきた用紙の先端がニップ部分に突き当てられた状態で所定時間だけ回転を停止することで用紙をレジスト補正し、第一の正逆回転ローラ対330、若しくは、第一の折り処理ローラ対340に向けて搬送する。
第一の正逆回転ローラ対330は、第一の正逆回転ローラ対駆動モータ330aにより回転駆動され、必要に応じてその回転方向が逆転する。
第一の折り処理ローラ対340は、一方のローラが第一の正逆回転ローラ対330の一方の第一の正逆回転ローラ331を兼任しており、その第一の正逆回転ローラ331を介して第一の正逆回転ローラ対駆動モータ330aにより回転駆動される。そのため、第一の折り処理ローラ対340は、第一の正逆回転ローラ対330を起点に回転方向が逆転する。以下では、第一の折り処理ローラ対340のうち、第一の正逆回転ローラ331を兼任していない方を第一の折り処理ローラ341とする。
第二の正逆回転ローラ対350は、第二の正逆回転ローラ対駆動モータ350aにより回転駆動され、必要に応じてその回転方向が逆転する。
第二の折り処理ローラ対360は、一方のローラが第一の正逆回転ローラ対330の一方の第一の正逆回転ローラ331を兼任しており、その第一の正逆回転ローラ331を介して第一の正逆回転ローラ対駆動モータ330aにより回転駆動される。そのため、第二の折り処理ローラ対360は、第一の正逆回転ローラ対330を起点に回転方向が逆転する。以下では、第二の折り処理ローラ対360のうち、第一の正逆回転ローラ331を兼任していない方を第二の折り処理ローラ361とする。即ち、本実施形態においては、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361のそれぞれが、第一の折りローラ、第二の折りローラ、第三の折りローラのいずれかとして機能する。
排紙ローラ対370は、排紙ロー対駆動モータ370aにより回転駆動され、用紙を後処理ユニット4に搬送し若しくは排紙トレイ170に排紙する。
第一のセンサ381は、画像形成ユニット2から搬送されてきた用紙の搬送方向先端を検知する。本実施形態に係る折り処理ユニット3は、この第一のセンサ381により用紙の搬送方向先端を検知すると、入口搬送ローラ対310の回転を開始させる。
第二のセンサ382は、第一の正逆回転ローラ対330により搬送されてきた用紙の搬送方向先端を検知する。本実施形態に係る折り処理ユニット3は、この第二のセンサ382により用紙の先端が検知されてから所定の距離S1だけ搬送された時点で、第一の正逆回転ローラ対330の回転方向を反転させる。
第三のセンサ383は、第二の正逆回転ローラ対350により搬送されてきた用紙の搬送方向先端を検知する。本実施形態に係る折り処理ユニット3は、この第三のセンサ383により用紙の先端が検知されてから所定の距離S2だけ搬送された時点で、第二の正逆回転ローラ対350の回転方向を反転させる。
尚、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、用紙のサイズ、折り方に基づいて距離S1、距離S2を決定するようになっている。従って、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、用紙のサイズ、折り方毎にそれぞれ異なる距離S1、距離S2を予め記憶している必要がある。そして、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、用紙が実際に距離S1だけ搬送されたことを第一の正逆回転ローラ対330の回転量により判断し、また、用紙が実際に距離S2だけ搬送されたことを第二の正逆回転ローラ対350の回転量により判断するようになっている。
次に、本実施形態に係る折り処理ユニット3が、折り処理を行う際の動作例について、図6〜図8を参照して説明する。図6〜図8は、本実施形態に係る画像形成装置1において、折り処理動作中の折り処理ユニット3をシート搬送方向と直交する方向から示す断面図である。尚、以下で説明する各動作部の動作は、主制御部101及びエンジン制御部102の制御により行われる。また、図6〜図8においては、本実施形態に係る折り処理ユニット3が、用紙に対してZ折りを施す際の動作例について示している。
本実施形態に係る画像形成装置1が折り処理ユニット3において折り処理動作を行う際にはまず、図6(a)に示すように、折り処理ユニット3は、画像形成ユニット2から用紙6が搬送され、第一のセンサ381により用紙6の搬送方向先端を検知すると、入口搬送ローラ対310の回転を開始させ、画像形成ユニット2から搬送されてきた画像形成済みの用紙6を入口搬送ローラ対310により受け入れ、その用紙6をレジストローラ対320に向けて搬送する。
そして、折り処理ユニット3は、入口搬送ローラ対310により搬送されてきた画像形成済みの用紙6を、レジストローラ対320によりレジスト補正した後、図6(b)に示すように、用紙6を第一の正逆回転ローラ対330により搬送方向上流側にさらに搬送する。
その後、折り処理ユニット3は、第二のセンサ382により用紙6の搬送方向先端を検知してから用紙6を所定の距離S1だけ搬送すると、図6(c)、に示すように、第一の正逆回転ローラ対330回転方向を反転させることにより、用紙6の第一の折り位置を第一の折り処理ローラ対340側に撓ませつつ、形成された撓みの位置がずれないようにしてさらに用紙6を搬送することでその撓みを第一の折り処理ローラ対340のニップ部分に誘導する。
そして、折り処理ユニット3は、図7(a)に示すように、第一の折り処理ローラ対340のニップ部分にて用紙6に形成された撓みを両面から挟み込んで上記第一の折り位置に折り目をつけると共に、図7(b)、(c)に示すように、用紙6を第二の正逆回転ローラ対350に向けて搬送し、さらに搬送方向上流側に搬送する。
その後、折り処理ユニット3は、第三のセンサ383により用紙6の搬送方向先端を検知してから用紙6を所定の距離S2だけ搬送すると、図8(a)に示すように、第二の正逆回転ローラ対350の回転方向を逆転させることにより、用紙6の第二の折り位置を第二の折り処理ローラ対360側に撓ませつつ、形成された撓みの位置がずれないようにしてさらに用紙6を搬送することでその撓みを第二の折り処理ローラ対360のニップ部分に誘導する。
そして、折り処理ユニット3は、図8(b)に示すように、第二の折り処理ローラ対360のニップ部分にて用紙6に形成された撓みを両面から挟み込んで上記第二の折り位置に折り目をつけると共に、用紙6を排紙ローラ対370に向けて搬送する。
その後、折り処理ユニット3は、図8(c)に示すように、排紙ローラ対370により用紙6を後処理ユニット4に搬送し若しくは排紙トレイ170に排紙する。
図6〜図8に示すような動作の結果、用紙6は、図9に示すような乙折りが施された状態となる。
尚、図6〜図8においては、折り処理ユニット3が、用紙6に対してZ折りを施す際の動作例について説明した。この他、折り処理ユニット3は、図10〜図12に示すような動作により、用紙6に対して内三つ折りを施すことも可能である。図10〜図12に示すような動作の結果、用紙6は、図13に示すような内三つ折りが施された状態となる。
また、この他、折り処理ユニット3は、図14〜図16に示すような動作により、用紙6に対して外三つ折りを施すことも可能である。図14〜図16に示すような動作の結果、用紙6は、図17に示すような内三つ折りが施された状態となる。
これらの動作は、図6〜図8において説明した動作と同様であるが、各動作においてそれぞれ距離S1及び距離S2が異なる。そのため、折り処理ユニット3は、各動作において、第一の正逆回転ローラ対330及び第二の正逆回転ローラ対350の回転方向を反転させるタイミングが異なることになる。
さらに、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、これらの折り方以外に、折り方に応じて動作を変化させることにより、図18に示すような折り方も可能となる。
次に、本実施形態に係る折り処理ユニット3における第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の構造について、図19〜図21を参照して説明する。図19は、本実施形態に係る折り処理ユニット3における第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の斜視図である。図20は、本実施形態に係る折り処理ユニット3における第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361をシート搬送方向と直交する方向における中央部で切断した場合の斜視図である。図21は、本実施形態に係る折り処理ユニット3における第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361のシート搬送方向と直交する方向における中央部のシート搬送方向と直交する方向からの断面図である。
図19に示すように、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331は、全て同一のサイズ、形状、構造を有する第一の正逆回転ローラ331a、第一の正逆回転ローラ331b、第一の正逆回転ローラ331c、第一の正逆回転ローラ331d、第一の正逆回転ローラ331e、第一の正逆回転ローラ331fの6本のローラにより構成されている。
また、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ341は、全て同一のサイズ、形状、構造を有する第一の折り処理ローラ341a、第一の折り処理ローラ341b、第一の折り処理ローラ341c、第一の折り処理ローラ341d、第一の折り処理ローラ341e、第一の折り処理ローラ341fの6本のローラにより構成されている。
また、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ361は、全て同一のサイズ、形状、構造を有する第二の折り処理ローラ361a、第二の折り処理ローラ361b、第二の折り処理ローラ361c、第二の折り処理ローラ361d、第二の折り処理ローラ361e、第二の折り処理ローラ361fの6本のローラにより構成されている。
このように、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、同一のサイズ、形状、構造を有する複数のローラから構成されることにより、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の製造コストを低減させることが可能となる。尚、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ同一のサイズ、形状、構造を有する同一種類のローラにより構成されているが、各ローラ間で共通の種類のローラを使用することで、各ローラの製造コストをさらに低減させることが可能となる。
また、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331は、第一の正逆回転ローラ331bと第一の正逆回転ローラ331cとの間、第一の正逆回転ローラ331cと第一の正逆回転ローラ331dとの間、第一の正逆回転ローラ331dと第一の正逆回転ローラ331eとの間の3か所に周回方向に渡って隙間が設けられている。
また、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ341は、第一の折り処理ローラ341aと第一の折り処理ローラ341bとの間、第一の折り処理ローラ341cと第一の折り処理ローラ341dとの間、第一の折り処理ローラ341eと第一の折り処理ローラ341fとの間の3か所に周回方向に渡って隙間が設けられている。
また、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ361は、第二の折り処理ローラ361aと第二の折り処理ローラ361bとの間、第二の折り処理ローラ361cと第二の折り処理ローラ361dとの間、第二の折り処理ローラ361eと第二の折り処理ローラ361fとの間の3か所に周回方向に渡って隙間が設けられている。
このように、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、構成されるローラ間に周回方向に渡って隙間が設けられることで、用紙がヨレて用紙にシワやスキューが発生したり折り位置がずれたりして折り品質が低下するといったことを防ぐことが可能となる。尚、このように構成された場合、第一の折り処理ローラ341に設けられた隙間により押圧されない部分が存在することになる。そこで、第一の折り処理ローラ341と第二の折り処理ローラ361とで、設けられる隙間のシート搬送方向と直交する方向における位置が異なるように構成されることにより、上記隙間により押圧されなかった部分が第二の折り処理ローラ対360により押圧されるため、効果的に折り目を形成することが可能となる。
このように構成された第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、図20に示すように、シート搬送方向と直交する方向における両端部に垂直に設置された支持板390に形成されている軸穴により第一の正逆回転ローラ軸受け333、第一の折り処理ローラ軸受け343、第二の折り処理ローラ軸受け363が支持されてシート搬送方向と直交する方向に横架されて固定されている。尚、図20においては、シート搬送方向と直交する方向における一端のみを示しているが、他端についても同様にして固定されている。即ち、本実施形態においては、支持板390とその支持板390に対向する位置に配置されている支持板が支持部として機能する。
また、図20に示すように、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ341は、第一の折り処理ローラ341cと第一の折り処理ローラ341dとの間に、即ち、シート搬送方向と直交する方向における中央部に、周回方向に渡って溝が形成されている。また、図20に示すように、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ341は、その溝において、第一の折り処理ローラ341の回転軸である第一の折り処理ローラ回転軸342の外周を摺動するようにベアリング344が取り付けられている。そして、そのベアリング344は、ベアリング344の外周を把持するように、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346に固定されている第一の折り処理ローラ押圧部材345が取り付けられている。
ここで、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346の支持板390への取り付け態様について、図22を参照して説明する。図22は、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346の支持板390への取り付け態様を説明するための図である。
図22に示すように、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346には、シート搬送方向と直交する方向における一端に差し込み部346aが設けられている。この差し込み部346aは、先細りとなるように構成されており、その先端の幅L1が胴体部分の幅L2よりも小さくなるように構成されている。また、図19に示すように、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346には、シート搬送方向と直交する方向における他端に固定部346bが設けられている。また、支持板390には、L1<L3<L2を満たす幅L3の差し込み穴391が形成されている。
そして、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346は、差し込み部346aが差し込み穴391に差し込まれた状態で、他端の固定部346bが、支持板390の反対側に設置されている支持板390にネジで固定されている。このようにして、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346は、シート搬送方向と直交する方向における両端部に垂直に設置された支持板390に支持されてシート搬送方向と直交する方向に横架されて固定されている。
このようにして第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346が固定されることにより、第一の折り処理ローラ押圧部材345は、図21に示すように、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346により第一の正逆回転ローラ331の回転中心に向けて力N1が作用することになる。従って、第一の折り処理ローラ押圧部材345は、ベアリング344及び第一の折り処理ローラ回転軸342を介して第一の折り処理ローラ341を第一の正逆回転ローラ331に力N1で押し当てることになる。
尚、図22に示したように、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346には、シート搬送方向と直交する方向における一端に差し込み部346aが設けられており、この差し込み部346aは、先細りとなるように構成されており、その先端の幅L1が胴体部分の幅L2よりも小さくなるように構成されている。そのため、本実施形態に係る折り処理ユニット3においては、差し込み部346aを差し込み穴391に差し込む長さを調整することで力N1の大きさを調整することが可能となっている。
このとき、上述したように、第一の正逆回転ローラ331及び第一の折り処理ローラ341は、シート搬送方向と直交する方向における両端部に垂直に設置された支持板390に固定されているため、シート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均等な力で第一の折り処理ローラ341と第一の正逆回転ローラ331とが押し当てられることになる。これにより、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、第一の正逆回転ローラ331と第一の折り処理ローラ341とのニップ部において用紙をその用紙面からシート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均等な押圧力で押圧することが可能なようになっている。従って、本実施形態に係る折り処理ユニット3によれば、シート搬送方向と直交する方向における幅が広い用紙についてもその全域にわたって効果的に折り目を形成することが可能となる。
また、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ361は、第一の折り処理ローラ341と同様に、第二の折り処理ローラ361の中央部において、第二の折り処理ローラ361を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させることが可能なように構成されている。
具体的には、図20に示すように、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ361は、第二の折り処理ローラ361cと第二の折り処理ローラ361dとの間に、即ち、シート搬送方向と直交する方向における中央部に、周回方向に渡って溝が形成されている。また、図20に示すように、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ361は、その溝において、第二の折り処理ローラ361の回転軸である第二の折り処理ローラ回転軸362の外周を摺動するようにベアリング364が取り付けられている。そして、そのベアリング364は、ベアリング364の外周を把持するように、第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366に固定されている第一の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられている。
この第二の折り処理ローラ押圧部材365は、図21を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ押圧部材345と同様に構成されている。そして、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366は、図22を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346と同様にして、シート搬送方向と直交する方向における両端部に垂直に設置された支持板390に支持されてシート搬送方向と直交する方向に横架されて固定されている。
このようにして第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366が固定されることにより、第二の折り処理ローラ押圧部材365は、図21に示すように、第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366により第一の正逆回転ローラ331の回転中心に向けて力N2が作用することになる。従って、第二の折り処理ローラ押圧部材365は、ベアリング364及び第二の折り処理ローラ回転軸362を介して第二の折り処理ローラ361を第一の正逆回転ローラ331に力N2で押し当てることになる。
尚、上述したように、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366は、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346と同様に構成されている。そのため、本実施形態に係る折り処理ユニット3においては、第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366を差し込み穴に差し込む長さを調整することで力N2を調整することが可能となっている。
このとき、上述したように、第一の正逆回転ローラ331及び第二の折り処理ローラ361は、シート搬送方向と直交する方向における両端部に垂直に設置された支持板390に固定されているため、シート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均等な力で第二の折り処理ローラ361と第一の正逆回転ローラ331とが押し当てられることになる。これにより、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、第一の正逆回転ローラ331と第二の折り処理ローラ361とのニップ部において用紙をその用紙面からシート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均等な押圧力で押圧することが可能なようになっている。従って、本実施形態に係る折り処理ユニット3によれば、シート搬送方向と直交する方向における幅が広い用紙についてもその全域にわたって効果的に折り目を形成することが可能となる。
本実施形態に係る折り処理ユニット3は、このように、第一の折り処理ローラ341の中央部において、第一の折り処理ローラ341を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させ、また、第二の折り処理ローラ361の中央部において、第二の折り処理ローラ361を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させることを要旨の一つとしている。これにより、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、十分な押圧力をシート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均一に発生させることが可能となる。従って、本実施形態に係る折り処理ユニット3によれば、効果的に用紙に折り目を形成すると共に、折り品質を向上させることが可能となる。
尚、本実施形態においては、第一の折り処理ローラ341は、第一の折り処理ローラ回転軸342にその外周を摺動するようにベアリング344を介して第一の折り処理ローラ押圧部材345が取り付けられている例について説明したが、第一の折り処理ローラ回転軸342に直に第一の折り処理ローラ押圧部材345が取り付けられていても良い。
但し、このように構成された場合、第一の折り処理ローラ押圧部材345から第一の正逆回転ローラ回転軸332に向けて力N1が作用すると、第一の折り処理ローラ回転軸342と第一の折り処理ローラ押圧部材345との接触部における摩擦により、第一の折り処理ローラ341の回転が妨げられ、また、第一の折り処理ローラ回転軸342と第一の折り処理ローラ押圧部材345との接触部が摩耗することになる。
そこで、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ341は、第一の折り処理ローラ回転軸342にその外周を摺動するようにベアリング344が取り付けられることで、このような不具合を回避することが可能になる。
また、同様に、本実施形態においては、第二の折り処理ローラ361は、第二の折り処理ローラ回転軸362にその外周を摺動するようにベアリング364を介して第二の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられている例について説明したが、第二の折り処理ローラ回転軸362に直に第一の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられていても良い。
但し、このように構成された場合、第二の折り処理ローラ押圧部材365から第一の正逆回転ローラ回転軸332に向けて力N2が作用すると、第二の折り処理ローラ回転軸362と第一の折り処理ローラ押圧部材365との接触部における摩擦により、第二の折り処理ローラ361の回転が妨げられ、また、第二の折り処理ローラ回転軸362と第二の折り処理ローラ押圧部材365との接触部が摩耗することになる。
そこで、本実施形態に係る第二の折り処理ローラ361は、第二の折り処理ローラ回転軸362にその外周を摺動するようにベアリング364が取り付けられることで、このような不具合を回避することが可能になる。
ここで、本実施形態に係る折り処理ユニット3の効果について、図23及び図24を参照して詳細に説明する。図23は、従来の折り処理ユニット3が折り処理ローラ対により用紙を押圧する際のシート搬送方向と直交する方向における押圧力分布を示す図である。図24は、本実施形態に係る折り処理ユニット3が第一の折り処理ローラ対340若しくは第二の折り処理ローラ対360により用紙を押圧する際のシート搬送方向と直交する方向における押圧力分布を示す図である。
従来の折り処理ユニットは、折り処理ローラ対を構成する2本の折り処理ローラを互いに押し付け合うための力を、シート搬送方向と直交する方向における両端部において作用させるように構成されている。
そのため、従来の折り処理ユニットは、押圧中の用紙から折り処理ローラに対して反発力が発生することになるが、シート搬送方向と直交する方向における両端部付近については折り処理ローラをお互いに押し付け合うための力が作用することで上記反発力に対抗することが可能となる。ところが、従来の折り処理ユニットは、シート搬送方向と直交する方向における中央部付近については上記反発力に対抗できる力がないため、折り処理ローラにおける中央部付近が押圧方向とは反対の方向に撓んでしまうことになる。
従って、図23に示すように、従来の折り処理ユニットは、シート搬送方向と直交する方向における両端部付近においては十分な押圧力を確保することが可能となるが、中央部付近においては十分な押圧力を確保することができない。その結果従来の折り処理ユニットは、シート搬送方向と直交する方向における中央部付近においては効果的に用紙を押圧することができない。
また、従来の折り処理ユニットは、折り処理ローラ対のシート搬送方向と直交する方向における両端部においてお互いの折り処理ローラを押し付け合うための力を作用させるため、図23に示すように、その両端部間で押圧力の偏差が発生してしまう。その結果、従来の折り処理ユニットにおいては、用紙にシワやスキューが発生したり折り位置がずれたりして折り品質が低下することになる。
そこで、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、第一の折り処理ローラ341の中央部において、第一の折り処理ローラ341を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させ、また、第二の折り処理ローラ361の中央部において、第二の折り処理ローラ361を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させるように構成されている。即ち、本実施形態においては、第一の折り処理ローラ押圧部材345、第二の折り処理ローラ押圧部材365がそれぞれ、第一の押圧部、第二の押圧部のいずれかとして機能する。
そのため、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、図24に示すように、シート搬送方向と直交する方向における中央部において最も大きな押圧力を発生させ、その中央部において線対称となるような押圧力分布を実現することが可能となる。これにより、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、に適正な押圧力をシート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均一に発生させることが可能となる。従って、本実施形態に係る折り処理ユニット3によれば、効果的に用紙に折り目を形成すると共に、折り品質を向上させることが可能となる。
尚、本実施形態においては、図20を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、図20に示すように、シート搬送方向と直交する方向における両端部に垂直に設置された支持板390に形成されている軸穴により第一の折り処理ローラ軸受け343、第二の折り処理ローラ軸受け363が支持されてシート搬送方向と直交する方向に横架されて固定されている例について説明した。その上で、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361を支持する支持板390に形成された軸穴がそれぞれ、図25に示すように、第一の正逆回転ローラ331を押圧する方向に長い楕円形として構成されていても良い。このように構成されることで、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361はそれぞれ移動可能となる。
このように構成された場合、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346及び第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366が支持板390に固定されている状態においては、第一の正逆回転ローラ331に押し当てられている状態となる。一方、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346及び第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366が支持板390から取り外された状態においては、第一の正逆回転ローラ331から遠ざかっている状態となる。尚、図25においては、シート搬送方向と直交する方向における一端のみを示しているが、他端についても同様にして固定されている。
また、本実施形態においては、図21を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361にそれぞれ第一の折り処理ローラ押圧部材345及び第一の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられ、第一の折り処理ローラ341及び第一の折り処理ローラ341が第一の正逆回転ローラ331に力N1及びN2で押し当てられる例について説明した。
この他、図26に示すように、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361の代わりに、第一の正逆回転ローラ331に第一の正逆回転ローラ押圧部材335が取り付けられていても良い。図26は、本実施形態に係る折り処理ユニット3における第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361のシート搬送方向と直交する方向における中央部のシート搬送方向と直交する方向からの断面図である。
具体的には、図26に示すように、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331は、第一の正逆回転ローラ331cと第一の正逆回転ローラ331dとの間に、即ち、シート搬送方向と直交する方向における中央部に、周回方向に渡って溝が形成されている。また、図26に示すように、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331は、その溝において、第一の正逆回転ローラ331の回転軸である第一の正逆回転ローラ回転軸332の外周を摺動するようにベアリング334が取り付けられている。そして、そのベアリング334は、ベアリング334の外周を把持するように、第一の正逆回転ローラ押圧部材固定ステー336に固定されている第一の正逆回転ローラ押圧部材335が取り付けられている。
この第一の正逆回転ローラ押圧部材固定ステー336は、図22を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346と同様に構成されている。そして、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ押圧部材335は、図22を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346と同様にして、シート搬送方向と直交する方向における両端部に垂直に設置された支持板390に支持されてシート搬送方向と直交する方向に横架されて固定されている。即ち、本実施形態においては、第一の正逆回転ローラ押圧部材固定ステー336、第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー346、第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー366のいずれかが押圧固定部として機能する。
このようにして第一の正逆回転ローラ押圧部材固定ステー336が固定されることにより、第一の正逆回転ローラ押圧部材335は、図26に示すように、第一の正逆回転ローラ押圧部材固定ステー336により第一の折り処理ローラ341の回転中心と第二の折り処理ローラ361の回転中心とを結ぶ線分と直行する方向に向けて力N3が作用することになる。その結果、第一の正逆回転ローラ押圧部材335は、図26に示すように、第一の折り処理ローラ341の回転中心に向けて力N3の分圧である力Naが作用し、第二の折り処理ローラ361の回転中心に向けて力N3の分圧である力Nbが作用することになる。
従って、第一の正逆回転ローラ押圧部材335は、ベアリング334及び第一の正逆回転ローラ回転軸332を介して第一の正逆回転ローラ331を、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361に力Na及びNbでそれぞれ押し当てることになる。このように構成された場合、第一の正逆回転ローラ331と第一の折り処理ローラ341とを押し当てるための機構部、及び、第一の正逆回転ローラ331と第二の折り処理ローラ361とを押し当てるための機構部をそれぞれ別々に備える必要がないため、部品点数を低減させることが可能となる。これにより、折り処理ユニット3を簡易かつ安価な構成とすることが可能となる。
また、本実施形態においては、図19を参照して説明したように、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、同一のサイズ、形状、構造を有する複数のローラから構成される例について説明したが、複数種類のローラから構成されていても良い。このように構成された場合の具体例について、図27を参照して説明する。図27は、本実施形態に係る折り処理ユニット3における第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の斜視図である。
図27に示すように、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331は、2種類のローラにより構成されている。即ち、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331は、第一の正逆回転ローラ331aと第一の正逆回転ローラ331dとで同一のサイズ、形状、構造を有する。また、本実施形態に係る第一の正逆回転ローラ331は、第一の正逆回転ローラ331bと第一の正逆回転ローラ331cとで同一のサイズ、形状、構造を有するが、第一の正逆回転ローラ331a及び第一の正逆回転ローラ331dとは異なるサイズ、形状、構造を有する。また、図26に示すように、本実施形態に係る第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361についても同様である。
このように構成された場合であっても、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の製造コストを低減させることが可能となる。尚、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ2種類のローラにより構成されているが、各ローラ間で共通の種類のローラを使用することで、各ローラの製造コストをさらに低減させることが可能となる。
また、本実施形態においては、図19及び図27を参照して説明したように、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、複数本のローラにより構成されている例について説明したが、図28に示すように、1本のローラのみで構成されていても良い。図28は、本実施形態に係る折り処理ユニット3における第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の斜視図である。このように構成された場合、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の製造コストは、複数本のローラにより構成されている場合に比べて上昇する傾向にはあるが、その他の効果については本実施形態に係る効果と同様に得ることが可能である。
但し、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361はそれぞれ、シート搬送方向と直交する方向における中央部に第一の折り処理ローラ押圧部材345、第二の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられるため、その中央部分の半径は他の部分の半径よりも小さく構成されて、その中央部分の外周を把持するように、第一の折り処理ローラ押圧部材345、第二の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられている。
また、本実施形態おいては、図21を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361にそれぞれ第一の折り処理ローラ押圧部材345及び第一の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられ、若しくは、図26を参照して説明したように、第一の折り処理ローラ341及び第二の折り処理ローラ361の代わりに、第一の正逆回転ローラ331に第一の正逆回転ローラ押圧部材335が取り付けられている例について説明した。
この他、図29に示すように、第一の正逆回転ローラ331、第一の折り処理ローラ341、第二の折り処理ローラ361の全てにそれぞれ、第一の正逆回転ローラ押圧部材335、第一の折り処理ローラ押圧部材345、第一の折り処理ローラ押圧部材365が取り付けられていても良い。このように構成された場合、押圧力を増加させることが可能となるため、より効果的に折り目を形成することが可能となる。
また、本実施形態においては、第一の折り処理ローラ341の中央部において、第一の折り処理ローラ341を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させ、また、第二の折り処理ローラ361の中央部において、第二の折り処理ローラ361を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させる例について説明した。
この他、第一の折り処理ローラ341のシート搬送方向と直交する方向における任意の一か所において、第一の折り処理ローラ341を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させ、また、第二の折り処理ローラ361のシート搬送方向と直交する方向における任意の一か所において、第二の折り処理ローラ361を第一の正逆回転ローラ331に押し当てる力を作用させるように構成されていても良い。このように構成された場合であっても、本実施形態に係る折り処理ユニット3は、十分な押圧力をシート搬送方向と直交する方向の全域にわたって均一に発生させることが可能となる。
また、本実施形態においては、画像形成ユニット2、折り処理ユニット3、後処理ユニット4、スキャナユニット5が、画像形成装置1に備えられる構成について説明したが、各ユニットそれぞれが異なる独立した装置として構成され、それらの装置が連結されて画像形成システムを構成するようにしても良い。
1 画像形成装置
2 画像形成ユニット
3 折り処理ユニット
4 後処理ユニット
5 スキャナユニット
6 用紙
10 CPU
20 RAM
30 ROM
40 HDD
50 I/F
60 LCD
70 操作部
80 専用デバイス
90 バス
101 主制御部
102 エンジン制御部
103 入出力制御部
104 画像処理部
105 操作表示制御部
110 給紙テーブル
120 プリントエンジン
130 折り処理エンジン
140 後処理エンジン
150 スキャナエンジン
160 ADF
170 排紙トレイ
180 ディスプレイパネル
190 ネットワークI/F
310 入口搬送ローラ対
310a 入口搬送ローラ対駆動モータ
320 レジストローラ対
320a レジストローラ対駆動モータ
330 第一の正逆回転ローラ対
330a 第一の正逆回転ローラ対駆動モータ
331 第一の正逆回転ローラ
332 第一の正逆回転ローラ回転軸
333 第一の正逆回転ローラ軸受け
334 ベアリング
335 第一の正逆回転ローラ押圧部材
336 第一の正逆回転ローラ押圧部材固定ステー
340 第一の折り処理ローラ対
341 第一の折り処理ローラ
342 第一の折り処理ローラ回転軸
343 第一の折り処理ローラ軸受け
344 ベアリング
345 第一の折り処理ローラ押圧部材
346 第一の折り処理ローラ押圧部材固定ステー
346a 差し込み部
346b 固定部
350 第二の正逆回転ローラ対
350a 第二の正逆回転ローラ対駆動モータ
360 第二の折り処理ローラ対
361 第二の折り処理ローラ
362 第二の折り処理ローラ回転軸
363 第二の折り処理ローラ軸受け
364 ベアリング
365 第二の折り処理ローラ押圧部材
366 第二の折り処理ローラ押圧部材固定ステー
366a 差し込み部
366b 固定部
370 排紙ローラ対
37a 排紙ローラ対駆動モータ
381 第一のセンサ
382 第二のセンサ
381 第三のセンサ
390 支持板
391 差し込み穴
特開2012−144312号公報

Claims (7)

  1. シートに折り目を形成するシート処理装置であって、
    回転可能であって、撓んだシートを挟んでシートに折り目を形成する第一の折りローラ、第二の折りローラ及び第三の折りローラと、
    前記第二の折りローラの回転軸方向の中央部のみにおいて前記第二の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第一の押圧部と、
    前記第三の折りローラの回転軸方向の中央部のみにおいて前記第三の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第二の押圧部と、
    を備えることを特徴とするシート処理装置。
  2. シートに折り目を形成するシート処理装置であって、
    回転可能であって、撓んだシートを挟んでシートに折り目を形成する第一の折りローラ、第二の折りローラ及び第三の折りローラと、
    前記第二の折りローラの回転軸方向の中央部において前記第二の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第一の押圧部と、
    前記第三の折りローラの回転軸方向の中央部において前記第三の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第二の押圧部と、
    を備え、
    前記第一の押圧部は、前記第二の折りローラの周回方向に渡って形成された溝において、前記第二の折りローラを前記第一の折りローラに押圧し、
    前記第二の押圧部は、前記第三の折りローラの周回方向に渡って形成された溝において、前記第三の折りローラを前記第一の折りローラに押圧することを特徴とするシート処理装置。
  3. シートに折り目を形成するシート処理装置であって、
    回転可能であって、撓んだシートを挟んでシートに折り目を形成する第一の折りローラ、第二の折りローラ及び第三の折りローラと、
    前記第二の折りローラの回転軸方向の中央部において前記第二の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第一の押圧部と、
    前記第三の折りローラの回転軸方向の中央部において前記第三の折りローラを前記第一の折りローラに押圧する第二の押圧部と、
    を備え、
    前記第一の押圧部は、前記第二の折りローラの周回方向に渡って形成された溝において、ベアリングを介して前記第二の折りローラを前記第一の折りローラに押圧し、
    前記第二の押圧部は、前記第三の折りローラの周回方向に渡って形成された溝において、ベアリングを介して前記第三の折りローラを前記第一の折りローラに押圧することを特徴とするシート処理装置。
  4. 前記第一の押圧部及び前記第二の押圧部をそれぞれ固定する押圧固定部と、
    前記押圧固定部、前記第一の折りローラ、前記第二の折りローラ及び前記第三の折りローラの回転軸方向の両端側を支持する支持部と、を備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  5. 前記第一の折りローラ及び前記第二の折りローラの少なくともいずれか、又は前記第一の折りローラ及び前記第三の折りローラの少なくともいずれかに、周回方向に渡って隙間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  6. 前記第一の折りローラと前記第三の折りローラとで前記回転軸方向における異なる位置において、前記第一の折りローラ及び前記第三の折りローラに、周回方向に渡って隙間が形成されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のシート処理装置。
  7. 前記シートに画像形成出力を実行する画像形成装置と、
    前記画像形成装置により画像が形成された前記シートに対して折り処理を施すことで前記シートに前記折り目を形成する請求項1乃至6のいずれか1項に記載のシート処理装置と、を備えることを特徴とする画像形成システム。
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