JP6708061B2 - 画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、原稿を読み取って、マーカーに囲まれている範囲を抽出し、抽出した画像を再配置する画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置に関する。
新聞や雑誌の記事を切り抜いて、別の用紙に貼りつけるスクラップ作業は従来から行われている。しかし作業は煩雑で手間がかかっていた。そこで、特許文献1には、記事の中のマーカーで囲まれた領域を抽出し、抽出した領域をマーカーの色毎に用紙に自動的に配置する技術が提案されている。
特開2009−111611号公報
しかし、特許文献1に記載の発明では、抽出した領域をマーカーの色毎に1枚の用紙におさめて配置することを特徴としており、各領域に文章が含まれていても、文章の順番を考慮することなく配置する可能性がある。このため、各領域文章から理解される文脈が逆になることもあり読みづらくなる。このように、従来の技術では文章の読みやすさが考慮されておらず、可読性に問題があった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、原稿上のマーカーで囲まれた領域を抽出し、可読性を損なうことなく抽出した領域を再配置することを目的とする。
本発明における画像処理装置は、原稿画像の天地方向を検出する第1検出部と、前記原稿画像に文字が含まれている場合、該文字の書字方向を検出する第2検出部と、前記原稿画像からマーカーを検出する第3検出部と、出された前記マーカーで囲まれている範囲を第1指定画像として抽出する抽出部と、前記第1検出部の検出結果に応じて、前記第1指定画像に対して回転処理を施し、当該回転処理後の画像を第2指定画像とする第1処理部と、写真または図表のみを含む前記第2指定画像を拡大及び縮小する第2処理部と、前記第2指定画像が複数存在している場合に、前記第2検出部が検出した書字方向に基づいて、前記第2指定画像を順次配置して再配置画像を生成する配置部と、ユーザーから出力印字枚数の指示を受け付ける受付部と、を備え、前記第2処理部は、前記受付部によって受け付けられた出力印字枚数が予め定められている枚数である場合には、前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像の拡大率を等倍とし、前記受付部によって受け付けられた出力印字枚数が、前記予め定められている枚数以上である場合には、前記出力印字枚数の増加に応じて、前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像の拡大率を上げ、前記配置部は、複数の前記第2指定画像のうちに前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像が存在している場合には、前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像を、前記写真及び図表のいずれも含んでいない全ての前記第2指定画像よりも後に配置する
本発明によれば、読取部が原稿画像を読み取った後、抽出部がマーカーで囲まれた領域を指定画像として抽出し、配置部が指定画像を順次配置して再配置画像を生成するので、マーカーで指定した領域のスクラップ画像を、可読性を損なうことなく簡単に生成することができる。
本発明の一実施形態にかかる画像処理装置が適用された画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。 画像配置処理の流れを説明したフローチャートである。 原稿画像の一例を示した図である。 原稿画像から指定画像を抽出した図である。 指定画像の回転後の画像である。 指定画像の配置後を示した図である。 A4用紙を横にしたときの座標関係について示した図である。 表示部に表示された再配置画像の画面例を示した図である。 段組みを用いて構成された指定画像の一例を示した図である。 段組みの分割について説明するための図である。 指定画像の配置後を示した図である。 原稿画像の一例を示した図である。 原稿画像から指定画像を抽出した図である。 指定画像の配置後を示した図である。 指定画像の配置後を示した図である。 原稿画像の一例を示した図である。 原稿画像から指定画像を抽出した図である。 指定画像の配置後を示した図である。 A4用紙を縦にしたときの座標関係について示した図である。 指定画像の配置後を示した図である。 一般的なレイアウト技術により、マーカーで囲まれた領域が抽出された後の図である。 一般的なレイアウト技術により、マーカーで囲まれた領域の配置後の図である。 一般的なレイアウト技術により、マーカーで囲まれた領域の配置後の図である。
以下、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置について図面を参照して説明する。下記に示す画像形成装置は、本発明の一実施形態にかかる画像処理装置の一例である。
図1は、画像形成装置の内部構成を示すブロック図である。本実施形態の画像形成装置10は、例えば、コピー機能、プリンター機能、スキャナー機能、及びファクシミリ機能などの複数の機能を兼ね備えた複合機である。この画像形成装置10は、画像読取部110、画像形成部120、及び記憶部170などから概略構成される。
画像形成装置10が画像読取動作を行う場合、後述する制御部101による制御の下、画像読取部110が原稿載置台に載置された原稿を読み取り、原稿画像を取得する。この原稿画像は、画像メモリー160に記憶(保存)される。
画像形成装置10が画像形成動作を行う場合は、画像メモリー160に記憶された画像データに基づいて、制御部101による制御の下、画像形成部120が給紙部から給紙される記録紙にトナー像を形成する。この後、記録紙上に形成されたトナー像は、図略の定着部により熱定着される。定着処理の完了した画像形成済みの記録紙は、排出トレイに排出される。
また、画像形成装置10には、操作部150及び表示部130が配置されている。表示部130は、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)や有機EL(OLED:Organic Light-Emitting Diode)ディスプレイを備えている。
表示部130の画面には、タッチパネル140が配置されている。タッチパネル140は、所謂抵抗膜方式や静電容量方式などのタッチパネルであって、操作部として機能し、タッチパネル140に対するユーザーの指などの接触(タッチ)をその接触位置とともに検知する。
操作部150は、例えば、メニューを呼び出すメニューキー、メニューを構成するGUIにおけるフォーカスを移動させる矢印キー、メニューを構成するGUIに対して確定操作を行う決定キー、スタートキーなどを備えている。なお、タッチパネル140と操作部150は、受付部に相当する。
記憶部170は、画像データ、各種のプログラム、データテーブルなどを記憶するSSD、HDDからなる大容量の記憶装置である。
画像形成装置10は、更に、制御ユニット100を備えている。制御ユニット100は、プロセッサー(Processer)、RAM(Random Access Memory)、及びROM(Read Only Memory)などから構成される。当該プロセッサーは、CPU(Central Processing Unit)、MCU(Micro Controller Unit)、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)等である。制御ユニット100は、上記のROMまたは記憶部170に記憶されている画像処理プログラムが上記のプロセッサーで実行されることにより、制御部101、第1検出部102、第2検出部103、抽出部104、第1処理部105、配置部106及び段組み分割部107として機能する。なお、制御ユニット100の上記の各構成は、プログラムに基づく動作によらず、それぞれハード回路により構成されてもよい。
制御部101は、画像形成装置10の全体的な動作制御を司る。
第1検出部102は、画像読取部110が読み取った原稿画像の天地方向を検出する。天地方向の検出方法の一例としては、第1検出部102がOCR(Optical Character Recognition)を用いて原稿画像から文字を抽出し、その文字の方向性から原稿画像の方向性を判定する方法がある。例えば、第1検出部102は、その文字の方向性に基づいて、その文字の上方向を天方向とし、その文字の下方向を地方向とする。
第2検出部103は、画像読取部110が読み取った原稿画像に文字が含まれている場合、その書字方向(縦書き又は横書き)を検出する。書字方向の検出方法の一例としては、OCRを用いた文字認識や行間の空白の方向から書字方向を判断する方法がある。
抽出部104は、原稿画像からマーカーを検出し、そのマーカーで囲まれた領域を指定画像として抽出する。抽出部104は、例えば一色または複数色の蛍光マーカーペンの色成分をあらかじめ内部メモリ(不図示)に記憶しており、記憶された色成分と一致するマーカーを検出する。尚、マーカーの色成分は工場出荷時等に予め内部メモリーに記憶させてもよいし、画像形成装置10の設置後にユーザーが任意のマーカーを追加して登録可能なようにしてもよい。抽出部104は、特許請求の範囲における抽出部の他、第3検出部としても機能する。
第1処理部105は、第1検出部102の検出結果に応じて、抽出部104が抽出した指定画像の天が、上方向になるように回転処理を施す。そして、回転処理後の画像を新たな指定画像とする。
配置部106は、第2検出部103の検出結果に基づいて、抽出部104が抽出した指定画像、または第1処理部105が回転処理を施した後の指定画像を配置して再配置画像を生成する。
例えば、第2検出部103による検出結果が縦書きである場合、配置部106は、右から左に向かって指定画像を順次配置する。しかし、検出結果が横書きである場合、配置部106は上から下に向かって指定画像を順次配置する。
更に、配置部106は、見出し文字のみを含む指定画像の検出、写真または図表画像のみを含む指定画像の検出を行う。配置部106は、見出し文字のみを含む指定画像は冒頭に位置するようにその指定画像を配置し、写真または図表画像のみを含む指定画像は最後尾に配置する。
段組み分割部107は、指定画像の内容が段組みを用いて構成されている場合、その画像を各段で分割する。新聞や雑誌の記事で段組みが使われる場合、罫線や空白を用いて段落が区切られることが多い。段組み分割部107は、指定画像について、文字領域中の罫線や空白を検出することで段組みの有無を判断し、この段組みにより区分けされている各段の画像毎に、画像を分割する。
以下、図を使って、画像配置処理について具体的に説明する。図2は、画像配置処理の流れを説明するためのフローチャートである。まず、ユーザーが原稿を原稿載置台に置き、操作部150のスタートキーを押下すると、画像読取部110は原稿の読み取りを行って原稿画像を取得する(ステップS11)。図3は、画像読取部110が読み取った原稿画像の一例を示した図である。原稿画像61の中の一点鎖線で示すマーカーM1及びM2は、ユーザーが記したものである。
続いて、第1検出部102が原稿画像61の天地方向を検出し、第2検出部103が書字方向を検出する(ステップS12)。図3に示す原稿画像61の場合、第1検出部102は紙面左側(矢印U方向)を天と検出し、第2検出部103は書字方向を縦書きと検出する。
そして、抽出部104は、原稿画像61からマーカーM1及びM2を検出し(ステップS13)、マーカーM1で囲まれた領域を指定画像81、マーカーM2で囲まれた領域を指定画像82として抽出する(ステップS14)。図4は、原稿画像61から指定画像81及び82が抽出された図である。
そして、原稿画像61の天方向が紙面上側でない場合(ステップS15;YES)、第1処理部105は、指定画像81及び92の天が上になるように回転処理を施す(ステップS16)。図4の場合、第1処理部105は指定画像81及び82を時計回りに90度回転させる。図5は回転後の画像を示す。第1処理部105は、回転後の指定画像81及び82を新たな指定画像とする。
更に、配置部106は、第2検出部103の検出結果に基づいて、指定画像81及び82を配置する(ステップS17)。
配置部106による指定画像の配置の仕方について、詳しく説明する。図7は、A4用紙を横にしたときの座標関係について示した図である。図7に示すように、紙面右側に向かう方向をx座標、紙面下側に向かう方向をy座標とし、A4用紙の長辺を水平方向(つまり横向き)に向けたときの左上角を座標(0,0)、右上角を座標(X1,0)、左下角を座標(0,Y1)、右下角を座標(X1,Y1)とする。
配置部106は、書字方向が縦書きの場合、横向きのA4用紙の範囲に指定画像を配置し、横書きの場合、縦向きのA4用紙の範囲に指定画像を配置する。尚、A4用紙の向きは、指定画像の大きさやユーザー設定等によって変更可能としてもよい。
配置部106は、指定画像81及び82のうち、どちらの画像がユーザーにより先に読まれるべき画像であるか判断する。例えば、日本語等の縦書きの場合、紙面右から左、上から下の順で記事が書かれるという基準を有する。配置部106は、図5に示す回転処理後の指定画像81及び82の位置情報を取り込んで、上記基準に基づいて、指定画像81及び82の配置順を決定する。図5の場合、指定画像81が先の記事、指定画像82が後の記事となる。
この場合、配置部106は、図6に示すように、A4サイズの右上から、指定画像81、指定画像82の順に、A4サイズの範囲の右端から左の方向(矢印D1の方向)に向けて並べて順次配置する。例えば、配置部106は、まず指定画像81の右上角を、A4サイズの範囲の右上端を示す座標(X−s,s)の位置に配置する。余白スペースの幅は任意に設定可能としてもよい。
配置部106は、図6に示すように、指定画像81の左側に隣接して指定画像82を配置する。このように、縦書きの場合は、用紙の右から左に向かって順に指定画像を配置していくことで、記事の内容が複数の指定画像に分割されている場合でも、配置後の指定画像間で記事の内容を繋げることができ、可読性を損なうことなく配置することができる。
配置部106は、指定画像81及び82を配置し終わった後、画像全体を再配置画像83として登録する(ステップS17)。
更に、制御部101は、再配置画像83の簡易的な画像83aを表示部130に表示させる(ステップS18)。図8は、表示部130に表示された画像83aの画面例を示した図である。ユーザーは、表示された画像83aの配置でよい場合は、表示部130に画像で表示されているOKボタン91を押下する(ステップS19;NO)。制御部101は、表示部130に備えられるタッチパネルを介してOKボタン91の押下を受け付けると、画像形成部120に対して再配置画像83の印刷指示を出す。画像形成部120は、制御部101からの指示を受けて、再配置画像83を用紙に印刷する(ステップS20)。
また、表示された画像83aの配置を修正したい場合、ユーザーは修正ボタン92を押下する(ステップS19;YES)。制御部101は、上記タッチパネルを介して修正ボタン92の押下を受け付け、当該受付に応じて、指示受付画面(不図示)を表示部130に表示させると共に、ユーザーから、表示中の各指定画像についての配置変更指示を受け付ける。この配置変更指示に従って、配置部106は各指定画像を再配置し、再配置画像を再度生成する(ステップS17)。
ユーザーは完成した再配置画像83が簡易化された画像83aを表示部130により視認することで、マーカーで指定した領域が思い通りの配置になっているかを確認することができる。例えば、指定画像の配置順が間違っている場合も、簡単に正しい配置に変更することができる。
例えば、一般的なレイアウト技術によれば、抽出した領域をマーカーの色毎に1枚の用紙におさめて配置するが、各領域に文章が含まれていても、文章の順番を考慮することなく配置する。
一般的なレイアウト技術により、例えば、図21に示すように新聞等のマーカーで囲まれた領域が抽出されたとする。各領域に含まれる文字の書字方向は縦書きなので、図22に示すように、原稿画像の上方に位置する領域91の左隣に、下方に位置する領域92が配置されれば領域間の文脈が繋がることになるが、図23に示すように、領域92の左側に領域91が配置されてしまった場合は、文脈が逆になり読みづらくなる。このように、一般的なレイアウト技術では文章の読みやすさが考慮されておらず、可読性に問題があった。
これに対して、上記実施形態によれば、配置部106が上記のように各指定画像を再配置するので、例えばマーカーで指定した領域のスクラップ画像を、可読性を損なうことなく簡単に生成することが可能になる。
次に、指定画像の内容が段組みを用いて構成されている場合について説明する。図9は、段組みを用いて構成された指定画像の一例を示した図である。図9に示すように、指定画像83の内容が段組みを用いて構成されている場合、段組み分割部107は、段(指定画像83の一部を構成する各領域)を区切っている空白74や罫線71、72及び73等を検出することにより、各段に分割し、当該各段を示す画像をそれぞれ新たな指定画像とする。指定画像83の場合、図10に示すように、見出しを含む段落83aと、上から段落83b、83c、83d及び83eの合計5つの段(画像領域)に分けられる。段組み分割部107は、それぞれ段を分割した後、指定画像83a、83b、83c、83d及び83eとして記憶する。
そして、配置部106は、指定画像83a、83b、83c、83d及び83eを順次配置する。指定画像83は縦書きであるため、図11に示すように、A4サイズの右上の座標(X−s,s)から指定画像83a、83b、83c、83d、83eの順に、配置範囲の右端から左の方向へ(矢印D1の方向)順次配置する。このように、指定画像の中に段組みで構成された記事がある場合、段組み分割部107が段組みを解除して各段を指定画像として登録し、配置部106が各指定画像を再配置することで、可読性を上げることができる。
次に、配置部106が指定画像から見出し文字のみを含む画像を抽出し、その見出し文字のみを含む指定画像を冒頭に配置する場合について説明する。図12は、画像読取部110が読み取った原稿画像62を示した図である。図12に示すように、新聞記事等において、見出しを挟んだ両側に関連記事が配置される場合がある。原稿画像62の中の一点鎖線で示すマーカーM3、M4及びM5は、ユーザーが印したものである。
この場合、第1検出部102は、原稿画像62の上側が天と検出し、第2検出部103が縦書きであると検出する。
続いて、抽出部104は、原稿画像62からマーカーM3、M4及びM5で囲まれた領域をそれぞれ指定画像84、指定画像85及び指定画像86として抽出する。図13は、原稿画像62から指定画像84、85及び86を抽出した後の図である。
そして、配置部106は、第2検出部103の検出結果に基づいて、指定画像84、85及び86を配置する。配置部106が指定画像84、85及び86の位置情報に基づいて上記基準により配置すると、図14に示すような配置となる。
ここで、配置部106は、指定画像85が見出し文字のみを含む画像であると判断すると、図15に示すように、指定画像85を最初に配置する。そして、配置部106は、指定画像85の左横に指定画像84、更に指定画像86を配置する。配置部106は、例えば、他の文字のサイズより大きく、且つ太文字である文字列を見出し文字として検出する。このように、配置部106が、順序的には最初に配置されない見出し文字を冒頭に配置することで、可読性を向上させることができる。
次に、配置部106が写真または図表画像のみを含む指定画像を抽出し、その指定画像を最後に配置する場合について説明する。図16は、画像読取部110が読み取った原稿画像63を示した図である。原稿画像63の中には、ユーザーが印したマーカーM6、M7及びM8がある。この例では、第1検出部102は、原稿画像63の上側が天と検出し、第2検出部103は横書きであると検出することになる。
続いて、抽出部104は、原稿画像63からマーカーM6、M7及びM8で囲まれた領域をそれぞれ指定画像87、88及び89として抽出する。図17は、原稿画像63から指定画像87、88及び89を抽出した後の図である。
図19は、A4用紙を縦にしたときの座標関係について示した図である。図19に示すように、紙面左右方向をx座標、紙面上下方向をy座標とし、A4用紙の長辺を垂直方向(つまり縦向き)に向けたときの左上角を座標(0,0)、右上角を座標(X2,0)、左下角を座標(0,Y2)、右下角を座標(X2,Y2)とする。原稿画像63の書字方向は横書きなので、配置部106は、縦向きのA4用紙の範囲に指定画像を配置する。
配置部106は、第2検出部103の検出結果に基づいて、指定画像87、88及び89を配置する。書字方向が英語等の横書きの場合、文字は左から右、行は上から下へ書き進められるという規則を有する。つまり、配置部106は、当該規則に従って、図18に示すように、A4サイズの左上(但し、左上に限られず、上からであればよい)から指定画像87、88、89の順に下に向かって(矢印D2の方向)順次配置する。A4用紙の周囲の余白スペースをsとすると、配置部106は、まず指定画像87の左上角を座標(s,s)に配置する。
続いて、配置部106は、指定画像87の下側に隣接して指定画像88を配置し、指定画像88の下側に指定画像89を配置する。このように、横書きの場合は、用紙の上から下に向かって順に指定画像を配置していく。図18に示す再配置画像は、各指定画像の位置情報に基づいて上から順番に配置した場合である。
ここで、指定画像87は写真のみを含む画像であり、指定画像88は見出し文字のみを含む画像であり、指定画像89は段組みを用いて構成された画像である。従って、図20に示すように、配置部106は、見出し文字のみを含む指定画像88を最初に配置する。続いて、配置部106は段組みを用いて構成されている指定画像89の段組みを解除し、左側の段落を指定画像89aとして、右側の段落を指定画像89bとして順次配置する。
そして、配置部106は、写真のみを含む指定画像88を最後に配置する。写真や図表のみを含む指定画像が複数ある場合、配置部106は、文字領域を含む指定画像を先に配置した後、写真や図表のみを含む指定画像を各位置情報に基づいて順番に配置する。つまり、配置部106は、画像の配置について、見出し文字のみを含む画像、段組みを用いて構成されている画像、写真のみを含む画像の順に並べるという配置ルールを記憶しており、当該配置ルールに従って、各指定画像を配置する。このように、写真や図表のみを含む指定画像を最後に配置することで、文字領域を含む指定画像をまとめて配置することができ、可読性を向上させることができる。
以上、説明したように、画像読取部110が原稿画像を読み取った後、抽出部104がマーカーで囲まれた領域を指定画像として抽出し、配置部106が原稿画像内に指定画像を順次配置して再配置画像を生成することで、マーカーで指定した領域のスクラップ画像を簡単に生成することができる。
また、第2検出部103が原稿画像に含まれる文字領域の書字方向を検出し、縦書きである場合、配置部106は原稿画像内の右端から左に向かって指定画像を順次配置し、横書きである場合、配置部106は原稿画像内の上端から下に向かって指定画像を順次配置する。こうすることで、指定画像を最適なレイアウトで配置することができる。
また、配置部106は、指定画像が段組みを用いて構成されている場合に、その段組みを解除してそれぞれの段を新たな指定画像として配置することで、可読性を向上させることができる。
また、配置部106は、見出し文字のみを含む指定画像を抽出し、その指定画像を最初に配置することで、ユーザーは記事の見出しを最初に読むことができ、可読性を向上させることができる。
また、配置部106は、写真または図表のみを含む指定画像を抽出し、その指定画像を最後に配置することで、文字領域を含む指定画像をまとめて配置することができ、可読性を向上させることができる。
なお、本発明は上記実施の形態の構成に限られず種々の変形が可能である。例えば、画像形成装置10において、配置部106は、上記指定画像から写真または図表のみを含む指定画像を検出し、操作部150が受付部として、画像形成部120による出力印字枚数の指示をユーザーから受け付けるものとし、加えて、上記写真または図表のみを含む指定画像を拡大及び縮小する第2処理部を更に備えるようにする。そして、当該第2処理部は、操作部150に受け付けられた出力印字枚数に応じて、上記写真または図表のみを含む指定画像の拡縮率を変更するようにしてもよい。例えば、第2処理部は、受け付けられた出力印字枚数が1枚のときは上記写真または図表のみを含む指定画像の拡大率を等倍とし、受け付けられた出力印字枚数が10枚のときは当該拡大率を110%、受け付けられた出力印字枚数が20枚のときは当該拡大率を120%とする。及び/又は、第2処理部は、受け付けられた出力印字枚数が1枚のときは上記写真または図表のみを含む指定画像の拡大又は縮小を行わず、受け付けられた出力印字枚数が10,000枚のときは当該指定画像を等倍の90%に縮小し、受け付けられた出力印字枚数が20,000枚のときは当該指定画像を等倍の80%に縮小する。例えば、当該更なる実施形態による処理は、上述した各実施形態と共に用いられる。
10 画像形成装置
100 制御ユニット
101 制御部
102 第1検出部
103 第2検出部
104 抽出部
105 第1処理部
106 配置部
107 段組み分割部
110 画像読取部
120 画像形成部
130 表示部
140 タッチパネル
150 操作部
160 画像メモリー
170 記憶部

Claims (8)

  1. 原稿画像の天地方向を検出する第1検出部と、
    前記原稿画像に文字が含まれている場合に、該文字の書字方向を検出する第2検出部と、
    前記原稿画像からマーカーを検出する第3検出部と、
    検出された前記マーカーで囲まれている範囲を第1指定画像として抽出する抽出部と、
    前記第1検出部の検出結果に応じて、前記第1指定画像に対して回転処理を施し、当該回転処理後の画像を第2指定画像とする第1処理部と、
    写真または図表のみを含む前記第2指定画像を拡大及び縮小する第2処理部と、
    前記第2指定画像が複数存在している場合に、前記第2検出部が検出した書字方向に基づいて、前記第2指定画像を順次配置して再配置画像を生成する配置部と、
    ユーザーから出力印字枚数の指示を受け付ける受付部と、
    を備え、
    前記第2処理部は、前記受付部によって受け付けられた出力印字枚数が予め定められている枚数である場合には、前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像の拡大率を等倍とし、前記受付部によって受け付けられた出力印字枚数が、前記予め定められている枚数以上である場合には、前記出力印字枚数の増加に応じて、前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像の拡大率を上げ、
    前記配置部は、複数の前記第2指定画像のうちに前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像が存在している場合には、前記写真または図表のみを含む前記第2指定画像を、前記写真及び図表のいずれも含んでいない全ての前記第2指定画像よりも後に配置する、画像処理装置。
  2. 前記第2検出部による検出結果が縦書きである場合、前記配置部は右端から左に向かって前記第2指定画像を順次配置し、前記第2検出部による検出結果が横書きである場合、前記配置部は上から下に向かって前記第2指定画像を順次配置する請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記第2検出部による検出結果が縦書きである場合、前記配置部は右上端から左に向かって前記第2指定画像を順次配置し、前記第2検出部による検出結果が横書きである場合、前記配置部は左上から下に向かって前記第2指定画像を順次配置する請求項1に記載の画像処理装置。
  4. 前記配置部が生成した再配置画像を表示する表示部と、
    ユーザーからの指示を受け付ける受付部と、を更に備え、
    前記表示部が前記再配置画像を表示している際に前記受付部が配置変更の指示の入力を受け付けた場合、前記配置部は当該指示に従って各指定画像の配置を変更し、再配置画像を生成する処理を再度実行する請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 前記第2指定画像のうち、内容が段組みを用いて構成されている指定画像を各段で分割し、分割された各画像を新たな指定画像とする段組み分割部を更に備える請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の画像処理装置。
  6. 前記配置部は、前記第2指定画像から見出し文字を示す画像のみを含む指定画像を検出し、当該検出した指定画像のうち、見出し文字を示す画像のみを含む指定画像を最初に配置する請求項1乃至請求項5のいずれかに記載の画像処理装置。
  7. 原稿を読み取って前記原稿画像を取得する読取部と、
    前記請求項1乃至請求項6のいずれかに記載の画像処理装置と、を備えた画像読取装置。
  8. 請求項7に記載の画像読取装置と、
    前記原稿画像または前記再配置画像を用紙に画像形成する画像形成部と、
    を備えた画像形成装置。
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