JP6707204B2 - 電磁操作機構および遮断器 - Google Patents

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Description

本発明は、可動接点を固定接点に接触させる投入操作または可動接点を固定接点から離す引外し操作のための電磁操作機構および遮断器に関する。
従来、電路の開閉を行う遮断器として、電磁操作式の遮断器が知られている。電磁操作式の遮断器は、特許文献1に記載されているように、投入操作または引外し操作のための電磁操作機構が遮断器における絶縁性の筐体内に設けられている。
電磁操作機構は、電磁コイルの励磁により駆動シャフトに連結された可動鉄心が固定鉄心に吸引されるように構成されている。電磁操作機構の固定鉄心は、特許文献2に記載されているように、打ち抜き加工された複数の磁性板を積層して一体化することによって製作される。
特開2008−159270号公報 特開平6−89808号公報
電磁操作機構を有する遮断器において、投入に大きな力が必要な場合、電磁操作機構の出力も大きくなり、磁性板の積層枚数も多くなる。磁性板の積層枚数が多くなると、磁性板の積層方向における固定鉄心の長さである固定鉄心の厚みのばらつきが大きくなる。
遮断器の電磁操作機構は、一般に絶縁性の筐体に固定されており、特許文献2に開示されているように磁性板の積層方向に形成された連結穴にネジを通して固定鉄心を固定する場合、固定鉄心の厚みのばらつきによって投入操作または引外し操作の精度が低下する場合がある。
例えば、固定鉄心の厚みのばらつきが大きくなると駆動シャフトの位置のばらつきが大きくなって、駆動シャフトに連結される伝達機構のリンクの位置が大きくずれる場合がある。この場合、伝達機構による可動接点の移動量を確保できなくなる可能性がある。また、場合によっては、遮断器が投入不能になる可能性もある。
固定鉄心の厚みのばらつきが大きい場合、磁性板の積層方向と垂直の方向で電磁操作機構を筐体に取り付けることが考えられるが、従来の技術では、専用の部品または専用の構造が必要となるため、構成が複雑化する。また、ばらつきの要因が増え、磁性板の積層方向で電磁操作機構を筐体に固定した場合と同様の問題が発生する可能性がある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、駆動シャフトの位置のばらつきを抑制し、安定した投入操作を行うことができる電磁操作機構を得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の電磁操作機構は、固定鉄心と、固定鉄心に対して移動可能に設けられた可動鉄心と、固定鉄心に固定され、磁束を発生して可動鉄心を移動させる電磁コイルと、可動鉄心に連結される駆動シャフトとを備える。固定鉄心は、複数の第1の磁性板が積層されて各々形成され、複数の第1の磁性板の積層方向と直交する方向において互いに対向する第1の分割鉄心および第2の分割鉄心と、第1の分割鉄心と第2の分割鉄心とを連結する複数の連結部材とを備える。複数の連結部材の各々は、第1の磁性板と同一形状を有し、かつ第1の磁性板とは異なる向きで第1の分割鉄心と第2の分割鉄心とを連結する第2の磁性板により構成され、複数の連結部材のうち少なくとも一つを構成する第2の磁性板は、積層方向と直交する方向において、第1の分割鉄心および第2の分割鉄心の少なくとも一方の外側へ突出し、かつ、遮断器の筐体に設けられた支持部に固定される固定領域を有する。
本発明によれば、駆動シャフトの位置のばらつきを抑制し、安定した投入操作を行うことができる、という効果を奏する。
実施の形態1にかかる遮断器の構成例を示す図 実施の形態1にかかる電磁操作機構の分解斜視図 実施の形態1にかかる電磁操作機構の組み立て状態を示す外観斜視図 実施の形態1にかかる電磁操作機構の平面図 実施の形態1にかかる電磁操作機構の側面図 実施の形態1にかかる磁性板の構成例を示す図 実施の形態1にかかる第1の連結部材、第2の連結部材、第3の連結部材および第4の連結部材による第1の分割鉄心と第2の分割鉄心との連結方法の説明図 実施の形態1にかかる筐体の仕切壁から突出する支持部に電磁操作機構が固定された状態を示す図 実施の形態2にかかる電磁操作機構の固定鉄心を構成する磁性板の構成例を示す図 実施の形態2にかかる電磁操作機構の平面図 実施の形態2にかかる筐体の仕切壁から突出する支持部に電磁操作機構が固定された状態を示す図 実施の形態2にかかる他の構成の電磁操作機構の平面図
以下に、本発明の実施の形態にかかる電磁操作機構および遮断器を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1にかかる遮断器の構成例を示す図である。実施の形態1にかかる遮断器は、例えば、大気中で電路を開閉する気中遮断器であるが、気中遮断器以外の遮断器に適用することもできる。なお、以下においては、説明の便宜上、図面においてXYZ軸の座標を付している。かかるXYZ軸の座標において、Z軸正方向を上方向とし、Z軸負方向を下方向とし、X軸正方向を右方向とし、X軸負方向を左方向とし、Y軸正方向を前方向とし、Y軸負方向を後方向とする。
図1に示すように、実施の形態1にかかる遮断器100は、絶縁性の筐体1と、不図示の電源側導体に接続される第1の固定導体10と、不図示の負荷側導体に接続される第2の固定導体11と、可動接点20aを有する可動子20と、第2の固定導体11と可動子20とを電気的に接続し可撓性を有する可撓導体30とを備える。
筐体1の内部には、仕切壁3で仕切られて第1の空間部7および第2の空間部8が形成されている。第1の固定導体10は、電源側端子とも称され、筐体1の外部から筐体1の壁部2を貫通し第1の空間部7まで達している。第1の固定導体10の一端部101は、筐体1の外部に突出して不図示の電源側導体に接続される。第1の固定導体10の他端部102は、第1の空間部7に配置され、固定接点10aが固定される。
第2の固定導体11は、負荷側端子とも称され、第1の固定導体10と同様に、筐体1の外部から筐体1の壁部2を貫通し第1の空間部7まで達している。第2の固定導体11の一端部111は、筐体1の外部に突出して不図示の負荷側導体に接続され、第2の固定導体11の他端部112は、第1の空間部7に配置される。
可動子20の一端部201には、可動接点20aが設けられる。可動子20の他端部202には、可撓導体30の一端部301が固定される。可撓導体30の他端部302は、第2の固定導体11の他端部112に固定される。
また、遮断器100は、可動子20の他端部202に一端部が取り付けられ、筐体1の壁部2に他端部が取り付けられた接圧ばね41と、可動子20に取り付けられたリンクピン42とを備える。接圧ばね41は、リンクピン42を中心として可動子20を可動接点20aと固定接点10aとが近づくように回転させる方向に付勢し、可動子20に設けられた可動接点20aが固定接点10aに接続されたときに固定接点10aと可動接点20aとの間に接触圧力を与える。
遮断器100は、リンクピン42によって可動子20に連結された伝達部50と、伝達部50を介して可動子20を移動させる電磁操作機構60と、伝達部50と電磁操作機構60とを連結する連結部70とを備える。なお、伝達部50は、第1の空間部7と第2の空間部8とに跨って配置され、電磁操作機構60および連結部70は、第2の空間部8に配置される。
伝達部50は、一端部511がリンクピン42によって可動子20と回転可能に連結された操作アーム51と、操作アーム51の他端部512にリンクピン53によって一端部521が回転可能に連結された連結板52と、連結板52の中央部に固定され、軸心55を中心に回転するシャフト54とを備える。
なお、伝達部50は、上述した構成に限定されない。例えば、伝達部50は、軸心55を中心として回転する1つの回転部材の先端部に可動子20が連結される構成であってもよい。また、伝達部50は、操作アーム51と連結板52との間に1つ以上のリンク部材を有する構成であってもよい。
電磁操作機構60は、連結板52の下方に配置されており、筐体1の仕切壁3から第2の空間部8側へ向けて突出する支持部4,5に固定される。電磁操作機構60の駆動シャフト65は、連結板52の他端部522であってシャフト54の軸心55に対して所定距離を隔てた位置に連結部70を介して連結される。
連結部70は、連結ピン71,72と、連結リンク73とを備える。連結リンク73に形成された不図示の一方の連結穴と、駆動シャフト65に形成された連結穴67とには連結ピン71が架け渡される。連結リンク73に形成された不図示の他方の連結穴と、連結板52の中途部に形成された不図示の連結穴とには連結ピン72が架け渡される。
ここで、可動接点20aを移動させて固定接点10aに接触させる操作である投入操作について説明する。図1に示すように遮断器100が引外し状態、すなわち、可動接点20aが固定接点10aから離れている状態で、電磁操作機構60の駆動シャフト65が上方へ移動すると、駆動シャフト65に連結部70を介して連結された連結板52が連結部70を介して駆動されて軸心55を中心に一端部521が下がる方向に回転する。
一端部521が下がる方向にシャフト54が回転することで、操作アーム51は、連結板52の長さ方向に直線状に配列されるようにリンクピン53を介して連結板52により駆動される。操作アーム51が駆動されると、可動子20が壁部2側へ向けて接圧ばね41を圧縮しつつ移動し、可動接点20aが固定接点10aに接触する。
可動接点20aが固定接点10aに接触した後、接圧ばね41によって可動子20がリンクピン42を中心として可動接点20aが固定接点10aに近づく方向へ回動することで、固定接点10aと可動接点20aとの間に接触圧力が与えられ、遮断器100は投入状態となる。遮断器100が投入状態である場合、第1の固定導体10は、固定接点10a、可動接点20a、可動子20、および可撓導体30を介して、第2の固定導体11と電気的に接続される。
遮断器100は、不図示の保持機構を備える。かかる保持機構により、上記投入状態が保持される。保持機構による投入状態の保持を解くことで、投入動作とは逆向きに各部材が動作し、可動接点20aは固定接点10aから離反した位置になって図1に示す引外し状態となる。
このように、実施の形態1にかかる遮断器100では、電磁操作機構60の駆動シャフト65の上方への移動によって引外し状態から投入状態への投入操作が行われる。
以下、電磁操作機構60の構成について具体的に説明する。図2は、実施の形態1にかかる電磁操作機構の分解斜視図、図3は、実施の形態1にかかる電磁操作機構の組み立て状態を示す外観斜視図、図4は、実施の形態1にかかる電磁操作機構の平面図であり、図5は、実施の形態1にかかる電磁操作機構の側面図である。なお、図2から図5では、図1における電磁操作機構60の状態が電磁操作機構60の正面図になるようにXYZ軸の座標が付されている。
図2および図3に示すように、電磁操作機構60は、固定鉄心61と、固定鉄心61に固定された円筒状の電磁コイル62と、電磁コイル62が巻装される絶縁性のボビン63と、ボビン63の内側空間に挿入された可動鉄心64と、可動鉄心64に連結される駆動シャフト65と、駆動シャフト65の上下方向の移動をガイドするガイド部材66とを備える。
固定鉄心61は、図2に示すように、内側空間68を有しており、固定鉄心61の内側空間68に、電磁コイル62およびボビン63が配置される。また、駆動シャフト65の一端部651には、連結穴67が形成されており、かかる連結穴67を用いて図1に示す連結板52の他端部522に連結される。駆動シャフト65の他端部652は、可動鉄心64に固定される。
電磁コイル62へ励磁電流が供給された場合、電磁コイル62から磁束が発生する。電磁コイル62からの磁束の作用によって、可動鉄心64は、固定鉄心61に吸引されて上方へ移動し、図2および図4に示す固定鉄心61の第1の内壁部611および第2の内壁部612に当接して静止する。固定鉄心61の上方への移動に伴って駆動シャフト65が上方へ移動する。
また、図2に示す固定鉄心61の第3の内壁部613および第4の内壁部614は、図1に示す引外し状態において、可動鉄心64の中途部に当接して可動鉄心64を静止させるように構成される。なお、第3の内壁部613および第4の内壁部614の形状は、図2に示す形状に限定されず、可動鉄心64に当接して静止させる形状であればよい。
固定鉄心61は、複数の磁性板90が同じ向きで積層されて各々形成され、互いに対向する第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82と、各々1以上の磁性板91によって構成されて第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを連結する第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86を備える。なお、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82において、積層された複数の磁性板90は、カシメ、接着、または溶着によって一体化されている。
磁性板90と磁性板91とは、同一形状を有しており、例えば、ケイ素鋼鈑といった磁性板に打ち抜き加工を施すことによって生成される。磁性板90は、第1の磁性板の一例であり、磁性板91は、第2の磁性板の一例である。図6は、実施の形態1にかかる磁性板の構成例を示す図である。また、図6において、上方向をZ軸正方向とし、下方向をZ軸負方向とし、右方向をX軸正方向としている。
図6に示すように、各磁性板90,91は、上下方向に延伸する延伸部92と、延伸部92の上部から右方向へ突出する第1の突出部93と、延伸部92の下部から右方向へ突出する第2の突出部94とを有する。延伸部92には、上下方向に沿って複数の連結穴95a,95b,95c,95d,95eが形成されている。第1の突出部93には、先端部に連結穴95fが形成されている。以下において、連結穴95a,95b,95c,95d,95e,95fを総称しての連結穴95と記載する場合がある。
連結穴95eは、連結穴95dよりも連結穴95aから遠い位置に配置され、連結穴95aと連結穴95eとの距離L1は、連結穴95aと連結穴95dとの距離L2よりも長い。図6に示す磁性板91の端部911は、後述するように、筐体1へ固定するために用いられる。なお、距離L2の寸法については、電磁操作機構60に必要な性能に応じて電磁操作機構60の外形サイズが変わるため、磁性板90と磁性板91とを互いの向きを異ならせて重ね合わせた場合に連結穴95の位置が合うという制約条件の下で外形サイズに応じて任意に設定することができる。
以下において、各第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86は、1つの磁性板91によって構成される例を説明するが、複数の磁性板91が同じ向きに積層されて構成されていてもよい。また、図2、図3、図4および図5に示す例では、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82は、19枚の磁性板90が積層されて形成されているが、積層される磁性板90の枚数は、18枚以下であってもよく、20枚以上であってもよい。
また、磁性板90の第1の突出部93および第2の突出部94を、第1の分割鉄心81の第1の突出部93および第2の突出部94と記載する場合があり、磁性板90の第1の突出部93および第2の突出部94を第2の分割鉄心82の第1の突出部93および第2の突出部94と記載する場合がある。このことは、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86についても同様である。
電磁操作機構60は組み立てられた状態において、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とは、互いに鏡対称になる向きに配置され、第1の突出部93および第2の突出部94の突出方向で互いに対向している。
第1の分割鉄心81の第1の突出部93と第2の分割鉄心82の第1の突出部93との間には、図2に示すガイド部材66が配置されている。かかるガイド部材66は、駆動シャフト65が挿通されるガイド穴69が設けられており、第1の分割鉄心81の第1の突出部93と第2の分割鉄心82の第1の突出部93とに挟持されている。
図5に示すように、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とは、磁性板90の積層方向の一端部側において、第1の連結部材83と第2の連結部材84とによって連結され、磁性板90の積層方向の他端部側において、第3の連結部材85と第4の連結部材86とによって連結される。第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82との連結は、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82に第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86を連結ボルト87a,87b,87c,87d,87e,87fで固定することによって行われる。
図7は、実施の形態1にかかる第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86による第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82との連結方法の説明図である。なお、説明の便宜上、図7においては、ボビン63、可動鉄心64、および駆動シャフト65は図示していない。
図7に示すように、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを互いの第1の突出部93同士が向き合い、かつ第2の突出部94同士が向き合うように配置する。この状態で、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とは鏡対称である。
すなわち、第1の分割鉄心81の第1の突出部93と第2の分割鉄心82の第1の突出部93とが間隔を開けて対向し、第1の分割鉄心81の第2の突出部94と第2の分割鉄心82の第2の突出部94とが間隔を開けて対向している。第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とで囲まれた空間が上述した内側空間68である。第1の分割鉄心81の第1の突出部93と第2の分割鉄心82の第1の突出部93で形成される隙間を介して駆動シャフト65が固定鉄心61の外へ突出する。
また、第1の連結部材83と第2の連結部材84とを互いの第1の突出部93同士が向き合い、かつ第2の突出部94同士が向き合うようにし、第1の連結部材83および第2の連結部材84を構成する磁性板90を第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82を構成する磁性板90の向きと異なる向きにする。具体的には、第1の連結部材83は、第1の分割鉄心81を構成する磁性板90の向きから磁性板90の積層面であるXZ平面に沿ってX軸をZ軸に重ねる方向に90度回転させた向きにし、第2の連結部材84は、第2の分割鉄心82を構成する磁性板90の向きからXZ平面に沿ってX軸をZ軸に重ねる方向に90度回転させた向きにする。
同様に、第3の連結部材85と第4の連結部材86と互いの第1の突出部93同士が向き合い、かつ第2の突出部94同士が向き合うようにし、第3の連結部材85と第4の連結部材86を構成する磁性板90を第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82を構成する磁性板90の向きと異なる向きにする。
そして、第1の連結部材83および第2の連結部材84と、第3の連結部材85および第4の連結部材86とが、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82を介して互いに対向するように配置される。
このようにすることで、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82の各々において積層されている複数の磁性板90のうち最上層の磁性板90の板面上に、第1の連結部材83および第2の連結部材84の板面が重なった状態になる。また、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82の各々における最下層の磁性板90の板面上に、第3の連結部材85および第4の連結部材86の板面が重なった状態になる。
そして、連結ボルト87a,87b,87c,87d,87e,87fとナット88a,88b,88c,88d,88e,88fとを用いて、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82と第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86とを固定する。例えば、連結ボルト87aを、第1の連結部材83の連結穴95a、第1の分割鉄心81の連結穴95e、および第3の連結部材85の連結穴95aに通して、ナット88aで固定する。連結ボルト87b,87c,87d,87e,87fも同様に各々対応する連結穴95を通してナット88b,88c,88d,88e,88fで締結する。これにより、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とが第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86によって連結される。
このように、第1の連結部材83および第2の連結部材84において積層される複数の磁性板90と同一形状かつ向きが異なる複数の磁性板91を用いることで、第1の連結部材83および第2の連結部材84を固定することができる。そのため、固定鉄心61を構成する磁性板の種類を1種類にすることができ、複数種類の磁性板を用いる場合に比べ、固定鉄心61を構成する部品の種類を低減することができる。
また、図3,図4,および図7に示すように、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82を構成するための磁性板90に形成される連結穴95a,95b,95c,95d,95e,95fのうち連結穴95a,95e,95fは、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86との固定に用いられる。また、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86を構成するための磁性板91に形成される複数の連結穴95a,95b,95c,95d,95e,95fのうち連結穴95a,95b,95c,95dは、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82との連結に用いられる。
このように、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82と第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86とで連結穴95aを共通として用いており、これにより、磁性板90,91に形成される連結穴95の数を抑制することができ、磁性板90,91の強度低下を抑制することができる。なお、上述した磁性板90,91は、六つの連結穴95a,95b,95c,95d,95e,95fを有しているが、連結穴95の数は六つに限定されない。
第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86は、図3に示すように、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82における磁性板90の積層方向と直交するY軸負方向において、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82の外側へ少なくとも端部831,841,851,861が突出しており、端部831,841,851,861に連結穴95eが配置されている。端部831,841,851,861は、図6に示す磁性板91の端部911である。
図4に示すように、電磁操作機構60は、磁性板91における連結穴95a,95e間の距離L1よりも互いの距離が短い連結穴95a,95dによって第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82を連結している。そのため、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82よりもX軸負方向へ端部831,841,851,861を突出させることができる。
第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86を各々構成する磁性板90に形成された連結穴95eは、筐体1の仕切壁3から第2の空間部8側へ向けて突出する支持部4と支持部5に電磁操作機構60を固定するために用いられる。駆動シャフト65の中心軸O1と磁性板91の連結穴95eとの間の距離L3のばらつきは、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82の厚みに依存しないため、筐体1における駆動シャフト65の中心軸O1の位置のばらつきを抑えることができる。以下、この点について具体的に説明する。
図8は、実施の形態1にかかる筐体の仕切壁から突出する支持部に電磁操作機構が固定された状態を示す図である。支持部4,5は、例えば、仕切壁3から突出するリブであるが、仕切壁3に固定されたL字金具などのように仕切壁3に取り付けられた金属部材であってもよい。
図8に示すように、第1の連結部材83の連結穴95eを介して取り付けねじ96が支持部4に形成されたねじ穴にねじ止めされることで第1の連結部材83が筐体1に固定される。また、第2の連結部材84の連結穴95eを介して取り付けねじ97が支持部5に形成されたねじ穴にねじ止めされることで第2の連結部材84が筐体1に固定される。第1の連結部材83および第2の連結部材84を構成する磁性板91の板面、すなわち磁性板91における積層方向の表面は、支持部4,5に固定される固定領域であり、支持部4,5への取り付け面として支持部4,5に固定される。
同様に、第3の連結部材85の連結穴95eを介して不図示の取り付けねじが不図示のリブに形成されたねじ穴にねじ止めされて第3の連結部材85が筐体1に固定される。また、第4の連結部材86の連結穴95eを介して不図示の取り付けねじが不図示のリブに形成されたねじ穴にねじ止めされて第4の連結部材86が筐体1に固定される。なお、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86をリブに取り付ける例を説明したが、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86のうち一部のみをリブに取り付ける構成であってもよい。
駆動シャフト65の中心軸O1と仕切壁3との間の距離L4のばらつきは、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86の外形形状のばらつきおよび連結穴95eの位置のばらつきによって定まる。したがって、電磁操作機構60が大型化した場合においても、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを構成する磁性板90の積層枚数に影響を受けない。
そのため、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを磁性板90の積層方向で固定する場合に比べ、筐体1の仕切壁3からの駆動シャフト65の中心軸O1の位置のばらつきが少ない状態で電磁操作機構60の固定を行うことができる。これにより、駆動シャフト65に連結される他の部品の位置関係が安定し、安定した投入動作を行うことができる。
また、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82と連結する第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86を用いて、電磁操作機構60を筐体1に固定することができるため、電磁操作機構60を筐体1に固定するための部材を新たに必要としない。そのため、遮断器100における部品点数を低減することができる。
また、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82では、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86の連結に用いる連結穴95eを、筐体1との固定に用いることができる。そのため、磁性板90,91に形成された連結穴95の数を抑制することができ、磁性板90,91の強度低下を抑制することができる。
以上のように、実施の形態1にかかる遮断器100は、固定接点10aを有する固定導体の一例である第1の固定導体10と、可動接点20aを有する可動子20と、駆動シャフト65を有し、駆動シャフト65を直線状に移動させる電磁操作機構60と駆動シャフト65の移動に伴って可動子20を移動させて固定接点10aと可動接点20aとの接触および隔離を行う伝達部50と、電磁操作機構60および伝達部50を覆う筐体1とを備える。電磁操作機構60は、固定鉄心61と、固定鉄心61に対して移動可能に設けられた可動鉄心64と、固定鉄心61に固定され、磁束を発生して可動鉄心64を移動させる電磁コイル62と、可動鉄心64に連結される駆動シャフト65とを備える。
固定鉄心61は、第1の磁性板の一例である複数の磁性板90が積層されて各々形成され、複数の磁性板90の積層方向に直交する方向において互いに対向する第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82と、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを連結する第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86とを備える。第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86の各々は、磁性板90と同一形状を有し、かつ磁性板90とは異なる向きで第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを連結する第2の磁性板の一例である磁性板91を有する。第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材83のうち少なくとも一つの連結部材を構成する磁性板91は、複数の磁性板90の積層方向と直交する方向において、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82の少なくとも一方の分割鉄心の外側へ突出し、かつ、筐体1に設けられた支持部4,5に固定される固定領域を有する。
したがって、駆動シャフト65の中心軸O1の位置のばらつきは、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86の外形形状のばらつきおよび連結穴95eの位置のばらつきによって定まる。したがって、電磁操作機構60が大型化した場合においても、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを各々構成する磁性板90の積層枚数に影響を受けない。そのため、第1の分割鉄心81と第2の分割鉄心82とを磁性板90の積層方向で固定する場合に比べ、駆動シャフト65の中心軸O1の位置のばらつきが少ない状態で電磁操作機構60の固定を行うことができる。これにより、駆動シャフト65に連結される他の部品の位置関係が安定し、安定した投入動作を行うことができる。また、固定鉄心61を構成する磁性板90,91が同形状であることから、固定鉄心61を構成する部品の種類を低減することができる。
また、磁性板91は、磁性板90の積層方向における端部911の表面を支持部4および支持部5への取り付け面として支持部4,5に固定される。これにより、面接触によって支持部4,5に磁性板91を固定することができ、電磁操作機構60の筐体1への取り付けを安定して行うことができる。なお、支持部4および支持部5に固定される固定領域として端部911の表面に代えて端部911の側面を用いてもよい。
また、可動鉄心64の移動方向は、磁性板90の積層方向と直交する方向である。磁性板91は、磁性板90の積層方向と可動鉄心64の移動方向とに各々直交する方向において、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82の少なくとも一方の分割鉄心の外側へ端部911が突出している。そのため、可動鉄心64の移動方向における固定鉄心61の長さを抑えることができ、可動鉄心64の移動方向において、駆動シャフト65を除く電磁操作機構60の長さを抑えることができる。
また、磁性板90および磁性板91には、複数の連結穴95a,95b,95c,95d,95e,95fが形成されており、複数の連結穴95a,95b,95c,95d,95e,95fのうち端部911に連結穴95eが形成される。これにより、磁性板91の端部911に形成された連結穴95eにボルトなどの締結具を取り付けることができ、支持部4,5に端部911を容易に固定することができる。
複数の連結穴95a,95b,95c,95d,95e,95fのうち1以上の連結穴95eが、第1の分割鉄心81および第2の分割鉄心82の磁性板90への磁性板91の連結と、磁性板91の支持部4および支持部5への固定とで選択的に使用される。これにより、磁性板90,91に形成される連結穴95の数を抑制することができ、磁性板90,91の強度低下を抑制することができる。
実施の形態2.
実施の形態1では、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86の一部を駆動シャフト65の中心軸O1に直交する方向に突出させて筐体1の支持部4,5に固定する例を説明したが、実施の形態2では、第1の連結部材83、第2の連結部材84、第3の連結部材85および第4の連結部材86の一部を駆動シャフト65の中心軸O1に沿った方向に突出させて筐体1の支持部4,5に固定する点で実施の形態1とは異なる。
以下においては、実施の形態1と同様の機能を有する構成要素については同一符号を付して説明を省略し、実施の形態1にかかる電磁操作機構60と異なる点を中心に説明する。実施の形態1にかかる電磁操作機構60を構成する部材と同一機能を有する部材には、実施の形態1と同一の数字に「A」の文字を付した符号を用いて説明する。
図9は、実施の形態2にかかる電磁操作機構の固定鉄心を構成する磁性板の構成例を示す図であり、図10は、実施の形態2にかかる電磁操作機構の平面図である。なお、図9において、上方向をZ軸正方向とし、下方向をZ軸負方向とし、右方向をX軸正方向としている。
実施の形態2にかかる電磁操作機構60Aは、実施の形態1にかかる磁性板90,91と形状が異なる磁性板90A,91Aが用いられる。図9に示すように、磁性板90A,91Aは、磁性板90,91と同様に、互いに同一形状を有している。磁性板90A,91Aは、上下方向に延伸する延伸部92Aと、延伸部92Aの上部から右方向へ突出する第1の突出部93Aと、延伸部92Aの下部から右方向へ突出する第2の突出部94Aとを有する。そして、延伸部92Aに連結穴98a,98b,98c,98d,98e,98fが形成され、第1の突出部93Aに連結穴98gが形成される。なお、以下、連結穴98a,98b,98c,98d,98e,98gを総称して連結穴98と記載する場合がある。
図10に示すように、固定鉄心61Aは、第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aと、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aを備えており、連結ボルト87a,87b,87c,87d,87e,87fによって、第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aに第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aが固定される。第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aは、磁性板90Aによって構成され、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aは、磁性板91Aによって構成される。なお、図10では、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aが第1の連結部材83Aおよび第2の連結部材84Aに隠れており、図示されていない。
図10に示す例では、磁性板90Aの連結穴98a,98b,98c,98d,98e,98f,98gのうち連結穴98a,98e,98gが、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aとの固定に用いられる。また、磁性板91Aに形成される複数の連結穴98a,98b,98c,98d,98e,98f,98gのうち連結穴98b,98c,98d,94fは、第1の分割鉄心81Aと第2の分割鉄心82Aとの連結に用いられる。なお、磁性板90A,91Aは、7つの連結穴98を有しているが、磁性板90,91の場合と同様に、連結穴98の数は図9に示す数に限定されない。
図10に示すように、第1の連結部材83Aおよび第2の連結部材84Aは、第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aにおける磁性板90Aの積層方向と直交する方向である上下方向において、少なくとも端部832A,842Aが第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aよりも外側へ突出している。また、図示していないが第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aの端部も同様に、上下方向において第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心81Aの外側へ突出している。端部832A,842Aは、図9に示す磁性板91Aの端部912Aである。
第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aを各々構成する磁性板90Aに形成される連結穴98a,98eは、筐体1の仕切壁3から突出する支持部4,5に電磁操作機構60Aを固定するために用いられる。図11は、実施の形態2にかかる筐体の仕切壁から突出する支持部に電磁操作機構が固定された状態を示す図である。
図11に示すように、第1の連結部材83Aの連結穴98eを介して取り付けねじ96が支持部4に形成されたねじ穴にねじ止めされることで第1の連結部材83Aが筐体1に固定される。また、第2の連結部材84Aの連結穴98eを介して取り付けねじ97が支持部5に形成されたねじ穴にねじ止めされることで第2の連結部材84が筐体1に固定される。第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aも同様に不図示の取り付けねじによって支持部4,5に固定される。第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aを構成する磁性板91Aの板面、すなわち磁性板91Aにおける積層方向の表面は、支持部4,5への取り付け面として支持部4,5に固定される。
駆動シャフト65の中心軸O1と仕切壁3との間の距離L5のばらつきは、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aの外形形状のばらつきおよび連結穴98eの位置のばらつきによって定まる。したがって、電磁操作機構60Aが大型化した場合においても、第1の分割鉄心81Aと第2の分割鉄心82Aとを構成する磁性板90Aの積層枚数に影響を受けない。
なお、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aの連結穴98eを用いて電磁操作機構60Aを筐体1に固定する例を説明したが、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aの連結穴98eのうち一部のみを用いて電磁操作機構60Aを筐体1に固定する構成であってもよい。また、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aの連結穴98eの全部を用いて電磁操作機構60Aを筐体1に固定することもできる。
また、上述した例では、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aの一部を第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心81Aよりも上方または下方へ突出させたが、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aのうち一部の連結部材を上方または下方へ突出させないようにしてもよい。例えば、図12に示すように、第2の連結部材84Aおよび第4の連結部材86Aを上方または下方へ突出させないように、第2の連結部材84Aおよび第4の連結部材86Aを第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aに固定してもよい。図12は、実施の形態2にかかる他の構成の電磁操作機構の平面図である。
以上のように、実施の形態2にかかる電磁操作機構60Aは、第1の連結部材83A、第2の連結部材84A、第3の連結部材85Aおよび第4の連結部材86Aのうち1つを構成する磁性板91Aの端部912Aは、第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aにおける複数の磁性板90Aの積層方向と直交する方向において、第1の分割鉄心81Aおよび第2の分割鉄心82Aの少なくとも一方の外側へ突出しており、筐体1に設けられた支持部4,5に固定される固定領域を有する。そして、磁性板91Aの端部912Aの突出方向は、可動鉄心64の移動方向である。そのため、可動鉄心64の移動方向と磁性板90Aの積層方向とに各々直交する方向である幅方向において、固定鉄心61Aの長さを抑えることができ、幅方向において、電磁操作機構60Aの長さを抑えることができる。
なお、上述した例では、磁性板91,91Aの突出した端部911,912Aが支持部4,5に固定される例を説明したが、磁性板91,91Aのうち突出した一部が支持部4,5に固定されればよく、端部911,912Aが支持部4,5に固定される例に限定されない。
また、上述した例では、電磁操作機構60,60Aによって投入操作が行われる例を説明したが、電磁操作機構60,60Aは、投入操作に加えて引外し操作および引外し状態の維持の少なくとも一方を行うように構成することができる。この場合、投入操作用の電磁コイル62に加え、駆動シャフト65を下方に移動させるための追加の電磁コイルが固定鉄心61,61Aに固定され、追加の電磁コイルに励磁電流を流すことで、引外し操作および引外し状態の維持の少なくとも一方が行われる。
以上の実施の形態に示した構成は、本発明の内容の一例を示すものであり、別の公知の技術と組み合わせることも可能であるし、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、構成の一部を省略、変更することも可能である。
1 筐体、2 壁部、3 仕切壁、4,5 支持部、7 第1の空間部、8 第2の空間部、10 第1の固定導体、10a 固定接点、11 第2の固定導体、12 電磁コイル、20 可動子、20a 可動接点、30 可撓導体、41 接圧ばね、42,53 リンクピン、50 伝達部、51 操作アーム、52 連結板、54 シャフト、55 軸心、60,60A 電磁操作機構、61,61A 固定鉄心、62 電磁コイル、63 ボビン、64 可動鉄心、65 駆動シャフト、66,76 ガイド部材、67,95,95a,95b,95c,95d,95e,95f,98,98a,98b,98c,98d,98e,98f,98g 連結穴、68 内側空間、69 ガイド穴、70 連結部、71,72 連結ピン、73 連結リンク、81,81A 第1の分割鉄心、82,82A 第2の分割鉄心、83,83A 第1の連結部材、84,84A 第2の連結部材、85,85A 第3の連結部材、86,86A 第4の連結部材、87,87a,87b,87c,87d,87e,87f 連結ボルト、88a,88b,88c,88d,88e,88f ナット、90,90A,91,91A 磁性板、92,92A 延伸部、93,93A 第1の突出部、94,94A 第2の突出部、96,97 取り付けねじ、100 遮断器。

Claims (7)

  1. 固定鉄心と、
    前記固定鉄心に対して移動可能に設けられた可動鉄心と、
    前記固定鉄心に固定され、磁束を発生して前記可動鉄心を移動させる電磁コイルと、
    前記可動鉄心に連結される駆動シャフトと、を備え、
    前記固定鉄心は、
    複数の第1の磁性板が積層されて各々形成され、前記複数の第1の磁性板の積層方向と直交する方向において互いに対向する第1の分割鉄心および第2の分割鉄心と、
    前記第1の分割鉄心と前記第2の分割鉄心とを連結する複数の連結部材と、を備え、
    前記複数の連結部材の各々は、
    前記第1の磁性板と同一形状を有し、かつ前記第1の磁性板とは異なる向きで前記第1の分割鉄心と前記第2の分割鉄心とを連結する第2の磁性板により構成され、
    前記複数の連結部材のうち少なくとも一つを構成する前記第2の磁性板は、
    前記積層方向と直交する方向において、前記第1の分割鉄心および前記第2の分割鉄心の少なくとも一方の外側へ突出し、かつ、遮断器の筐体に設けられた支持部に固定される固定領域を有する
    ことを特徴とする電磁操作機構。
  2. 前記固定領域は、
    前記積層方向の表面を前記支持部への取り付け面として前記支持部に固定される
    ことを特徴とする請求項1に記載の電磁操作機構。
  3. 前記可動鉄心の移動方向は、
    前記積層方向と直交する方向であり、
    前記第2の磁性板は、
    前記積層方向と前記可動鉄心の移動方向とに各々直交する方向において、前記第1の分割鉄心および前記第2の分割鉄心の少なくとも一方の外側へ前記固定領域が突出している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁操作機構。
  4. 前記第2の磁性板は、
    前記可動鉄心の移動方向において、前記第1の分割鉄心および前記第2の分割鉄心の少なくとも一方の外側へ前記固定領域が突出している
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の電磁操作機構。
  5. 前記第1の磁性板および前記第2の磁性板には、各々複数の連結穴が形成されており、
    複数の前記連結穴のうちの少なくとも一つは前記固定領域に形成される
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一つに記載の電磁操作機構。
  6. 複数の前記連結穴のうちの少なくとも一つが、前記第1の分割鉄心および前記第2の分割鉄心の前記第1の磁性板への前記第2の磁性板の連結と、前記第2の磁性板の前記支持部への固定とで選択的に使用される
    ことを特徴とする請求項5に記載の電磁操作機構。
  7. 固定接点を有する固定導体と、
    可動接点を有する可動子と、
    シャフトを有し、前記シャフトを直線状に移動させる電磁操作機構と、
    前記シャフトの移動に伴って前記可動子を移動させて前記固定接点と前記可動接点との接触および隔離を行う伝達部と、
    前記電磁操作機構および前記伝達部を覆う筐体と、を備え、
    前記電磁操作機構は、
    固定鉄心と、
    前記固定鉄心に対して移動可能に設けられた可動鉄心と、
    前記固定鉄心に固定され、磁束を発生して前記可動鉄心を移動させる電磁コイルと、
    前記可動鉄心に連結される駆動シャフトと、を備え、
    前記固定鉄心は、
    複数の第1の磁性板が積層されて各々形成され、前記複数の第1の磁性板の積層方向と直交する方向において互いに対向する第1の分割鉄心および第2の分割鉄心と、
    前記第1の分割鉄心と前記第2の分割鉄心とを連結する複数の連結部材と、を備え、
    前記複数の連結部材の各々は、
    前記第1の磁性板と同一形状を有し、かつ前記第1の磁性板とは異なる向きで前記第1の分割鉄心と前記第2の分割鉄心とを連結する第2の磁性板により構成され、
    前記複数の連結部材のうち少なくとも一つを構成する前記第2の磁性板は、
    前記積層方向と直交する方向において、前記第1の分割鉄心および前記第2の分割鉄心の少なくとも一方の外側へ突出し、かつ、遮断器の筐体に設けられた支持部に固定される固定領域を有する
    ことを特徴とする遮断器。
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