JP6706019B2 - 畳床裁断装置 - Google Patents

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Description

本発明は、畳床裁断装置に関するものである。さらに詳しくは、畳床裁断装置に関し、畳床の周囲を裁断する刃物の傾斜角度を容易に調整できるように構成する畳裁断装置に関するものである。
従来より、畳床裁断装置に関し、畳床の周囲を裁断する刃物の傾斜角度を容易に調整できるように構成したものが特許文献1のように知られている。
特許文献1は、 裁断方向に配置されたフレームと、該フレームに沿って走行する走行部材と、該走行部材に固定され、畳床の表面から一定寸法だけ下がった裁断面の一点を旋回中心として共有する複数の円弧状の長穴をあけた支持用基板と、上記支持用基板の複数の円弧状の長穴にそれぞれ嵌挿する複数のピンを植設した刃物用基板と、該刃物用基板に固定された架台に搭載されてモータにより回転される円形の裁断刃とよりなる刃物アッセンブリと、上記支持用基板に対する上記刃物用基板の相対位置を、上記旋回中心を軸としてずらせる手段とを具備し、上記刃物用基板の旋回により円形の裁断刃の角度を設定することを特徴とする畳床裁断装置である。
特許文献2は、基台上で間隔を変化し得る一対の架台、両架台の間隔を検出する第1のエンコーダ、上記両架台にそれぞれ載置されて裁断角度を変え得るカッター、該カッターの裁断角度を検出する第2のエンコーダ、予め入力された畳のくせのデータと上記各エンコーダの出力に基づいて上記両架台の間隔および上記カッターの裁断角度を制御する制御手段を有し、畳床の框をくせ取りしながら所定の寸法に裁断する左右の裁断装置と、上記一対の架台の中間に配置されて上下に昇降できるターン・テーブルと、畳表にテンションを付与する畳表チャック装置、テンションが付与された状態で畳床を畳表とともに固定する床締部材、畳床の框に畳表を縫い付けるミシンを有する縫着装置と、を具備することを特徴とする畳床の框を裁断して畳表を縫い付ける装置である。左右の裁断装置により、畳の框を両方同時に裁断することができる構成になっているものである。
特許文献3は、基台のミシン側の端部に固定された1台の裁断装置と、上記基台上を移動する移動架台を備えており、該移動架台は上下に昇降し、畳床を180度旋回させるターン・テーブルと畳床を保持する保持装置とを具備し、上記移動架台と上記裁断装置の間隔を検出する第1のエンコーダと上記裁断装置の裁断角度を検出する第2のエンコーダと、予め入力された畳床の框のくせのデータと上記各エンコーダの出力に基づいて、上記移動架台の位置および上記裁断装置の裁断角度を制御する制御手段と、畳床の框をくせ取りしながら所定の寸法に裁断する上記裁断装置のカッターと、畳表にテンションを付与する畳表チャック装置と、テンションが付与された状態で畳床を畳表とともに固定する床締部材と、畳床の框に畳表を縫い付けるミシンを有する縫着装置とを具備することを特徴とする畳床の框を裁断して畳表を縫い付ける装置である。畳の框の裁断は片側だけで、一方の裁断後に畳床を180度旋回させて裁断する構成となっているものである。
特許第5120935号公報 特許第3451838号公報 特許第3646924号公報
特許文献1の畳床裁断装置においては、モータにより回転される裁断刃となっており、裁断刃を回転させる駆動源が必要で、裁断刃を駆動させるためのユニットとして角度調整を行うものであり、従来から知られている裁断刃が回転しない固定刃物の畳床裁断装置においても使い勝手良く裁断刃の角度調整を実施できるようにしたいという課題があったのである。
上記の課題を解決するために本発明は、
畳床を裁断する際に畳床を下から支えるための床受けを備え、
裁断方向に配置されたフレームと、前記フレームに沿って移動する刃物固定部を有し、
前記刃物固定部は、裁断刃と、前記裁断刃を固定するベース部材と、前記裁断刃を固定する固定用手段とからなり、
前記ベース部材と前記裁断刃の間に角度調整用スペーサーを配置させることにより畳床の表面から垂直方向に一定寸法だけ下がった裁断面の一点を前記裁断刃が通るように角度調整され、
前記角度調整用スペーサーを、前記裁断刃の所望の角度に調整する傾斜面を有する角度調整スペーサーと、所定の厚みを有する角度調整スペーサーの少なくとも2つに分離し、
前記固定用手段がネジであり、前記角度調整用スペーサーに設けた位置決め溝がネジに当接した状態で前記角度調整用スペーサーの垂直方向の位置決めが行われ、
角度調整された前記裁断刃の調整角度を認識する角度調整用スペーサー識別手段を具備し、
前記所定の厚みを有する角度調整スペーサーだけを外して前記裁断刃を固定した場合においては、畳床の表面から垂直方向に一定寸法だけ下がった裁断面の一点を垂直方向に上昇させて畳床の表面を通る一点に変更して角度調整を行い、
前記裁断刃が前記床受けと接触する角度に調整されている場合には裁断を行わないことを特徴とする。
また、前記角度調整用スペーサー識別手段は、前記裁断刃を所望の角度に調整する傾斜面を有する角度調整スペーサーに設けた突起部と、前記突起部を検知するスイッチにより構成されることを特徴とする。
ベース部材と裁断刃の間に角度調整用スペーサーを配置させることにより畳床の表面から一定寸法だけ下がった裁断面の一点を裁断刃が通るように角度調整されることで、使用者が所望する角度調整に角度調整用スペーサーを変更することで簡単に対応できる。
また、角度調整スペーサ識別手段により裁断前に裁断刃の調整角度を認識できるので、操作パネル等に現在取り付けられている角度調整スペーサーの角度を確認することができ、作業者の設定の勘違いによる角度の違う畳を製造してしまうなどのミスを未然に防止することができる。
角度調整用スペーサーを少なくとも2つのスペーサーに分離させ、裁断刃の所望の角度に調整する傾斜面を有する角度調整スペーサーと、所定の厚みを有する角度調整スペーサーとすることで、畳床の表面から一定寸法だけ下がった裁断面の一点と、所定の厚みを有する角度調整スペーサーだけを外して裁断刃を固定した場合においては、畳床の表面から一定寸法だけ下がった裁断面の一点を垂直方向に上昇させて畳床の表面を通る一点に変更することで、厚い畳床と薄畳の場合とで裁断刃の角度調整のための旋回中心となる点を使い分けすることで、畳床の側面の形状を所望の形状に使い勝手良く変更することが可能となる。
固定手段がネジであり、角度調整用スペーサーに設けた位置決め溝がネジに当接した状態で角度調整用スペーサーの垂直方向の位置決めが行われることで、角度調整を行う場合には、ネジを緩めれば、角度調整スペーサーの変更ができ、使い勝手よくすることができる。またネジを緩めて上方から角度調整用スペーサーを落とし込むだけでとなるので角度調整を何度も行う場合には使い勝手良く、効率的に角度調整が可能となる。
またさらに、裁断方向に配置されたフレームと、該フレームに沿って移動する刃物固定部を有し、刃物固定部は、裁断刃を固定するベース部材と、裁断刃と、裁断刃を固定する固定用手段とからなり、上記ベース部材と裁断刃の間に角度調整用スペーサーを配置させることにより畳床の表面の一点を裁断刃が通るように角度調整されることで、使用者が所望する角度調整に角度調整用スペーサーを変更することで簡単に対応できる。
また、裁断刃が床受けと接触する角度に調整されている場合には裁断を行わないので、裁断刃の損傷を未然に防止できる。
畳の框側から見た刃物固定部を説明する図である。 刃物の移動方向に沿って見た図1の側面図である。 裁断角度を8度にするための厚い畳用のスペーサーの説明図であり、(a)は正面図で(b)は側面図である。 裁断角度を8度にするための厚い畳用のスペーサーの説明図である。 角度調整した際に刃物を締め付けて固定するための固定部材の図で、(a)は正面図で(b)は側面図である。 刃物の角度調節をするために、固定用のネジをゆるめた状態を説明する図である。 刃物の角度を13度に傾斜させて固定した状態を説明する図である。 刃物の角度は傾斜させずに固定した状態を説明する図である。 薄畳で裁断角度を8度にするための説明図である。 薄畳で裁断角度を13度にするための説明図である。 厚い畳で、畳表面から一定寸法畳の内部に裁断刃の旋回中心が位置することを説明する図である。 薄畳で、畳表面に裁断刃の旋回中心が位置することを説明する図である。 角度調整スペーサー識別手段により識別される突起部を設けた角度調整スペーサーであり、(a)は正面図で(b)は側面図である。 角度調整用スペーサー識別手段として、角度調整スペーサー検知スイッチを設けた刃物固定部を説明する図である。 角度調整用スペーサー識別手段により識別される突起部を設けた裁断刃であり、(a)は正面図で(b)は側面図である。 角度調整用スペーサー識別手段として、裁断刃検知距離計を設けた刃物固定部を説明する図である。 角度調整用スペーサー識別手段により識別されるRFIDタグを設けた角度調整スペーサーであり、(a)は正面図で(b)は側面図である。 角度調整用スペーサー識別手段として、RFIDタグリーダーを設けた刃物固定部を説明する図である。
畳床裁断装置における構成は従来技術の特許文献2、特許文献3などで知られている構成を採用できるので、本発明である裁断の刃物の角度調整の要部について図示して説明する。
図1は、畳床裁断装置1において畳の框側から見た刃物固定部2を図示している。図2は、刃物の移動方向に沿って見た図1の側面図である。
刃物固定部2は、裁断方向に移動される移動ベース3に設けられており、移動ベース3には、切断用フレーム4に設けられたレール5に当接するガイド用車輪6が設けられている。この切断用フレーム4に沿ってレール5でガイドされることにより刃物固定部2が移動して寸法精度良く畳床を切断するのである。
刃物固定部2は、裁断刃20が二本のネジ21で固定される構成としており、刃物ベース22に固定する際に、角度調整用スペーサーを刃物ベース22と裁断刃20の間に介在させることにより裁断刃20の裁断角度を調整できるようにしている。
角度調整用スペーサーを使用せずに裁断刃を固定すると畳床は畳表を取り付ける面に対して畳床の側面は直角に裁断されることとなる。(図8参照)
また、刃物固定部2には、畳床の角部を直角に所定深さ以上に予め裁断しておくための先裁刃23であり、先裁刃23は着脱可能とされており、薄畳の畳床を裁断する場合は取り外されることが多いものである。
図1及び図2に示した状態は、厚い畳床を裁断角度8度にした状態を示しており、裁断刃2と刃物ベース22の間には、裁断刃20を8度傾斜させるための第1角度調整用スペーサー24と第1角度調整用スペーサー25を介在させている。また、ネジ21で締結するために、裁断刃20とネジ21のネジ頭部の間に8度用ワッシャー26を介在させて、ネジ21のネジ部に傾斜による力がかからないようにして確実な締結ができるようにしている。
図3に第1角度調整用スペーサー24を図示している。図3(a)は第1角度調整用スペーサー24の正面図であり、図3(b)は側面図である。傾斜面24aに裁断刃20を沿わせて固定するので、傾斜面24aの傾斜角度に裁断刃20が調整される。
図4は第2角度調整用スペーサー25を図示している。図2に示しているように、刃物ベース22側に第2角度調整用スペーサー25を配置し、裁断刃20側に第1角度調整用スペーサー24を配置し、裁断刃20とネジ21のネジ頭の間に図5に示した8度用ワッシャー26を配置してネジ21で裁断刃20を固定する。
24bはネジ21に当接して第1角度調整用スペーサー24の垂直方向の位置決めをするための位置決め溝である。第1角度調整用スペーサー24の垂直方向の位置がずれてしまうと、裁断刃20の角度を変更した場合、畳床の切断寸法が変わってしまうため、図11に示すように、畳の表面から一定寸法Hだけ垂直方向に下がった点Pに必ず裁断刃20が一致するようにしており、点Pに裁断刃20が合致するように角度調整用スペーサーの垂直方向の位置決めが容易に行われるような構成が必要となるのである。
8度用ワッシャー26の傾斜面26aを裁断刃20に沿わせることでネジ21のネジ頭は8度用ワッシャー26の垂直な面に当接するのでネジ21のネジ頭に曲げ応力がかからずに固定されるようにしている。
第2角度調整用スペーサー25と8度用ワッシャー26は垂直方向にその位置がずれても畳床の裁断寸法には影響しないので、ネジ21に係合する溝部の寸法については特に気を使わなくてもよい。図6に示したように、ネジ21を緩めて、上方から第1角度調整用スペーサー24と第2角度調整用スペーサー25は、刃物ベース22と裁断刃20の間に、8度用ワッシャー26は裁断刃20とネジ21のネジ頭の間にそれぞれ投入すれば第1角度調整用スペーサー24の位置決めができるため、作業者にとって使いやすく、また確実に裁断刃20の角度調整が行えるのである。
ネジ21のネジ部に第1角度調整用スペーサー24と第2角度調整用スペーサー25が当接する部分は、半ネジで円筒部としても良い。繰り返し角度調整をしているとネジ山が変形して寸法精度が悪くなることを防ぐことができる。また、全ネジの場合でも、第1角度調整用スペーサー24と第2角度調整用スペーサー25の厚みより薄いカラーをネジ部に嵌合し、カラーが第1角度調整用スペーサー24と第2角度調整用スペーサー25と当接するようにしておいても良い。これらの事項は別の角度に調整した場合も同様に適用できる。
図7は、裁断刃20の角度を13度に調整した状態を示している。刃物ベース22と裁断刃20の間に裁断刃20側に第3角度調整用スペーサー27を配置し、刃物ベース側に第4角度調整用スペーサー28を配置している。また、裁断刃20とネジ21のネジ頭の間に13度用ワッシャー29を配置してネジ21で固定している。
第3角度調整用スペーサー27は第1角度調整用スペーサー24と同様の形状で、スペーサーの厚みと傾斜面の角度が13度に設定されているものであるので図示は省略する。同様に第4角度調整用スペーサー28も第2角度調整用スペーサー25と厚みが異なるだけであり図示を省略する。さらに、13度用ワッシャー29についても8度用ワッシャー26と同様で傾斜面の角度が異なるだけであるため図示を省略する。
本実施形態においては、ネジ21のネジ部に位置決め溝24bが当接した位置において裁断刃20が点Pに合致すると説明をしたが、刃物ベース22に水平方向に基準線を設けておき、第1角度調整用スペーサー24にも基準線を設け、刃物ベース22の基準線と第1角度調整用スペーサー24にも基準線を一直線に合わせて垂直方向の位置決めができるような構成としても良い。
また、刃物ベース22に段差を設け、その段差に第1(または第3)角度調整用スペーサー24の上辺または下辺等を当接させて垂直方向の位置決めができるような構成としても良い。
またさらに、刃物ベース22あるいは第1(または第3)角度調整用スペーサー24のいずれかに位置決め用の突起を設け、もう一方側にその突起がぴったり嵌合する凹部を設けて位置決めできるようにしても良い。そして、突起と凹部を設ける場合には第2(または第4)角度調整用スペーサー25には突起が挿通する孔部などを設けておくと良い。
第1角度調整用スペーサー24と第4角度調整用スペーサー28とを間違って組み合わせて使用したりしないようにするために、スペーサーの側面に着色して色をつけておき、8度用のスペーサーなのか13度用のスペーサーなのかを側面を見れば判別できるようにしておいても良い。着色は8度、13度以外の角度でも種々の色を着色することで、組合せの間違いを無くすことができる。もちろん着色以外に、側面の切欠の形状などを角度毎に変えて、その切欠形状が一致しているかどうかで組合せの間違いを判別したりするようにしても良い。
次に、薄畳の裁断について説明する。図9は、薄畳の裁断で裁断刃20を8度に角度調整した状態を示した図である。刃物ベース22と裁断刃20の間に第1角度調整用スペーサー24だけを配置し、裁断刃20とネジ21のネジ頭の間に8度用ワッシャー26を配置して固定している。
図10は、薄畳の裁断で裁断刃20を13度に角度調整した状態を示した図である。刃物ベース22と裁断刃20の間に第3角度調整用スペーサー27だけを配置して固定している。
図2と比較して、図9においては第2角度調整用スペーサー25を外すことで、図12に示すように、裁断刃20は図11に図示した点Pには合致せず、点Pから垂直方向に一定寸法Hだけ上昇した点Qに合致するようにしている。すなわち、点Qの位置は水平方向における畳の表面の位置に合致しているのである。
図10においても、第4角度調整用スペーサー28を外すことで、図12に示すように、裁断刃20は図11に図示した点Pには合致せず、点Pから垂直方向に一定寸法Hだけ上昇した点Qに合致するようにしている。
図11は、畳の表面から一定寸法Hだけ下がった点Pに合致して裁断刃20が角度調整される裁断刃20の軌跡を図示したもので、図12は、点Pから垂直方向に一定寸法Hだけ上昇した点Qに合致して裁断刃20が角度調整される裁断刃20の軌跡を図示したものである。従って点Pと点Qはそれぞれ裁断刃の旋回中心となっているのである。
もちろん特許文献1(特許第5120935号公報)で開示しているように、畳床と床押えとの間に厚みHのスペーサーを挟み込むことで薄畳の場合においても点Pに畳の表面を合わせて裁断するという構成を採用することもできる。しかし、畳床と床押えとの間に厚みHのスペーサーを挟み込むよりも、第2角度調整用スペーサー25や第4角度調整用スペーサー28を取り付けるか外しておくかによって裁断刃20の角度調整のための刃物の旋回中心を畳が厚い場合と薄い場合の切替を行う方が作業者にとってより使い勝手を向上できることとなる。
また、上記においては厚い畳においては第1角度調整用スペーサー24と第2角度調整用スペーサー25で8度に角度調整し、第3角度調整用スペーサー27と第4角度調整用スペーサー28で13度に角度調整したが、第1角度調整用スペーサー24と第2角度調整用スペーサー25を一体とした1つの8度用調整スペーサーとし、第3角度調整用スペーサー27と第4角度調整用スペーサー28を一体とした1つの13度用調整スペーサーとしても良い。そうすることで、厚い畳用の8度のスペーサー、厚い畳用の13度のスペーサー、薄い畳用の8度のスペーサー(第1角度調整用スペーサー24)、薄い畳用の13度のスペーサー(第3角度調整用スペーサー27)の4つのスペーサーの使い分けとしても良いのである。
上記では、角度調整用スペーサーを使用しなければ裁断角度は直角で、裁断刃20の角度は8度と13度にて説明したが、その他の角度にすることも可能であり、実施形態に説明した角度だけの調整に限定するものではない。
また、点Qは薄畳の裁断として上記では説明したが、先裁刃23を使用すること無く、厚い畳床においても畳床の表面に一致する点Qにおいて裁断するようにしても良く、所望の角度、垂直に裁断した裁断面を有するか有しないかについても作業者の所望するようにすることが可能である。
以上で説明した角度調整スペーサーを使用して、裁断刃20が何度に角度調整をされているかの識別について説明する。
図13に第5角度調整用スペーサー40を示す。第5角度調整用スペーサー40は、裁断刃20を沿わせて角度を持たせるための傾斜面40aは8度とし、下部にはネジ21に通して位置決めする為の位置決め溝40bを設けており、上部には、角度調整用スペーサー検知スイッチ39により検知するための突起部40cを設けている。第5角度調整用スペーサー40は鉄(SS400)材質である。
図13と同様の形状となるため、傾斜面を13度とした第6角度調整用スペーサーについては図示を省略する。
図14に、角度調整用スペーサー識別手段として、角度調整用スペーサー検知スイッチ39を設け、第5角度調整用スペーサー40を装着した本発明の畳床裁断装置1を示す。第5角度調整用スペーサー40を刃物固定部2の刃物ベース22に装着した場合には、第5角度調整用スペーサー40の突起部40cが、刃物固定部2の天面よりも上に突き出すようにしている。図14では角度調整用スペーサー検知スイッチ39を刃物ベース22に設けた状態を図示して説明しているが、角度調整用スペーサー検知スイッチ39を刃物ベース22が原点位置にあるときに第5角度調整用スペーサー40の突起部40cを検知できるように切断用フレーム4などの移動しない部材に設けるようにしても良いのである。移動しない部材に設けることで、角度調整用スペーサー検知スイッチ39に関わる配線などを簡便にすることができる。
刃物固定部2の天面には角度調整用スペーサー検知スイッチ39が、第5角度調整用スペーサー40の突起部40cを検知できるように取り付けられている。角度調整用スペーサー検知スイッチ39は、金属の存在を検知する誘導形の近接センサである。図14の状態では、角度調整用スペーサー検知スイッチ39は第5角度調整用スペーサー40の突起部40cを検知してONになっている。
また、同様に第6角度調整用スペーサー(図示せず)を刃物固定部2の刃物ベース22に装着した場合にも、第5角度調整用スペーサー40の突起部40cと同様の突起部を有するので角度調整用スペーサー検知スイッチ39はONになる。本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)は、角度調整用スペーサー検知スイッチ39はONの状態にある時、第5角度調整用スペーサー40または第6角度調整用スペーサー(図示せず)のどちらかが装着されており、裁断刃20の取り付け角度は8度または13度に調整されていると認識するのである。
裁断刃20の角度調整と裁断する畳の床の厚みと裁断方向に沿って配置されている床押さえの幅との組合せを考慮して、作業者が適切な組合せに調整する必要があるために本発明の畳床裁断装置1は、どの角度調整用スペーサーが用いられて調整角度がいくらに設定されているのかを識別するための角度調整用スペーサー識別手段を設けいるのである。
また、切断用フレーム4の下部には、床押さえ32が設けられており、畳床Aの裁断を行う際には、裁断刃20を動かす前に、切断用フレーム4が下降して、床押さえ32により畳床Aを裁断架台31に押さえつける。また、床押さえ32には、レバー式のマイクロスイッチからなる床検知スイッチ33が取り付けられており、床押さえ32が畳床Aを押さえた時には、床検知スイッチ33のレバーが畳床Aに当たり、ONになり、本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)は、床検知スイッチ33の出力がONになった時に、切断用フレーム4の下降を停止させる(図14の状態)。
この時、畳床Aが薄畳であった場合には、基台30に設けられている近接スイッチからなる床厚検知スイッチ37が切断用フレーム4に設けられている検知板4aを検知してONとなっている。図14は畳床Aが薄畳の場合を図示している。畳床Aが厚い畳床であった場合には、切断用フレーム4の検知板4aは床厚検知スイッチ37をONするところまでは下降しないのでOFFとなり畳床Aが厚い畳床が薄畳であるかを判別できる構成とされている。
すなわち、本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)は、切断用フレーム4の下降を停止させたときに、床検知スイッチ33がONの状態であれば畳床Aは薄畳であり、OFFの状態であれば畳床Aは厚い畳床であると認識させるのである。
そしてまた、図14に示しているように裁断架台31には、畳床Aを裁断する際に畳床Aを下から支える為の第1床受け34と第2床受け35とが裁断方向にわたって設けられており、第1床受け34は第1床受け調整ネジ38を緩めることにより、取り付け位置を前後に調整可能に設けられ、第2床受け35と第1床受け34の間隔幅が狭い位置、または間隔幅が広い位置に調整可能に取り付けできる構造となっている。作業者は、裁断する畳床の種類や裁断する角度などによる条件により、第2床受け35と第1床受け34の間隔が幅狭位置または幅広位置に調整して適切に取り付ける。
また、畳床Aを裁断する際には、裁断刃20の刃先を、第2床受け35と第1床受け34の隙間に入り込ませて、裁断方向に動かし、第2床受け35と第1床受け34の隙間が狭いほうが裁断された畳床Aの裁断面は美しい仕上がりとなる。裁断刃20を移動させて切断するために、畳床Aの裁断終了の端部においては、裁断刃20の移動のための押圧力で、切断されずに畳床Aの裁断される部分に一体となって本来畳床Aの端部になる部分がもぎ取れてしまって、裁断終了の端部が欠けてしまうということが発生したりするのである。
そのため、裁断刃20が通過する近くの畳床を支えて畳床が欠けたりしないように第2床受け35と第1床受け34の隙間の調整を行っているのである。本発明の畳床裁断装置1では、第2床受け35と第1床受け34の隙間の幅を、畳床Aが厚い畳床の場合で、裁断角度が8度で裁断する時の隙間を例えば基準位置としているので、他の条件で裁断する場合には、作業者が、適宜、第1床受け34の位置を調整して第1床受け調整ネジ38により固定する必要がある。
また、本発明の畳床裁断装置1では、裁断架台31に、第1床受け34の取り付け位置を検出する為の近接スイッチからなる床受け位置検知スイッチ36を設けている。第1床受け34が第2床受け35と第1床受け34の隙間が広くなる位置に固定されてた場合に、第1床受け34の金属部が床受け位置検知スイッチ36に近接し、床受け位置検知スイッチ36はONとなる。本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)は、床受け位置検知スイッチ36がONの時、第2床受け35と第1床受け34の隙間は幅広位置に設定されていると認識され、OFFの時には幅狭位置に設定され固定されていると認識する。
作業者により裁断刃20の角度調整がなされ、図示しない運転スイッチ等が押されることにより、制御装置(図示せず)から裁断実行指示が出されると、本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)は、裁断用フレーム4を下降させる。そして、床押さえ32が畳床Aを押さえて、床検知スイッチ33がONになった時に裁断する畳床Aが、厚い畳床であるか薄畳であるかの認識を床厚検知スイッチ37のON/OFF状況と、第2床受け35と第1床受け34の隙間が幅広く設定されているか幅狭く設定されているかを床受け位置検知スイッチ36のON/OFF状況と、裁断刃20の調整角度を角度調整スペーサ検知スイッチ39のON/OFF状況から認識し、これらの条件が適切な組み合わせであるどうかを判定する。
例えば、畳床Aが厚い畳床の場合(床検知スイッチ33がOFFの状態)で、第2床受け35と第1床受け34の隙間が幅狭く設定(すなわち床受け位置検知スイッチ36がOFFの状態)されていて、裁断刃20の角度調整に、第5角度調整用スペーサー40または、第6角度調整用スペーサー(図示せず)のどちらかが用いられておれば、つまり調整角度8度、または調整角度13度に調整されている場合(すなわち角度調整用スペーサー検知スイッチ39がONの状態)は、適切な設定であると判定する。一方、第5角度調整用スペーサー40も第6角度調整用スペーサー(図示せず)も用いることなく角度の調整がされておれば、つまり調整角度0度に調整されている場合(すなわち角度調整用スペーサー検知スイッチ39がOFFの状態)は、裁断刃20が第1床受け34に接触する不適切な設定であると判定する。
そしてまた、畳床Aが厚い畳床の場合(床検知スイッチ33がOFFの状態)は、第2床受け35と第1床受け34の隙間が広く設定(すなわち床受け位置検知スイッチ36がONの状態)されていれば、裁断刃20の角度調整に、第5角度調整用スペーサー40が用いられていても、第6角度調整用スペーサー(図示せず)が用いられていても、あるいはどちらも用いられていない時も、つまり、調整角度8度でも調整角度13度でも調整角度0度でも適切な設定であると判定する。
次に、畳床Aが薄畳の場合(床検知スイッチ33がONの状態)で、第2床受け35と第1床受け34の隙間が幅狭く設定(すなわち床受け位置検知スイッチ36がOFFの状態)されていてる場合、裁断刃20の角度調整が、第5角度調整用スペーサー40または、第6角度調整用スペーサー(図示せず)を用いて調整されているか、あるいはどちらも使われていない時、つまり、調整角度8度でも調整13度でも調整角度0度でも、裁断刃20が第1床受け34に接触する不適切な設定であると判定する。
そしてまた、畳床Aが薄畳の場合(床検知スイッチ33がONの状態)で、第2床受け35と第1床受け34の隙間が幅広く設定されている場合(すなわち床受け位置検知スイッチ36がONの状態)、裁断刃20の角度調整に、第5角度調整用スペーサー40または、第6角度調整用スペーサー(図示せず)を用いて調整されているか、どちらも使われていない時、つまり、調整角度8度でも調整角度13度でも、調整角度0度でも、適切な設定であると判定する。
このように、本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)は、第5角度調整用スペーサー40などを用いて取り付けられた裁断刃20の調整角度を検知し、調整角度が適切な場合には、畳床Aの裁断を実行し、裁断刃20の調整角度が不適切な場合には、制御装置(図示せず)の表示部(図示せず)に、不適切な設定がなされているという警告を表示して、裁断を行わずに一時停止する。そして、作業者により、適切な設定に変更された後に、再度、作業者が図示しない運転スイッチを操作することによって裁断実行指示が出された場合に畳床Aの裁断を行うので、裁断刃20が第1床受け34などに接触して損傷することはなく畳床Aの裁断を行うことができるのである。
続いて、角度調整用スペーサー識別手段として、裁断刃検知距離計42を用いた本発明の畳床裁断装置1を説明する。図15に裁断刃43を示す、裁断刃43は裁断刃20の頭部を延長して突起部43aを設けたものである。図15においては突起部43aを一体的に設けた状態で図示しているが、裁断刃43に別体としての突起部43aをネジ等にて取り付けるようにしても良いし、裁断刃43ではなく角度調整スペーサー側に突起部を設けるような実施形態とすることも可能である。
図16に裁断刃43を装着した、角度調整用スペーサー識別手段として裁断刃検知距離計42を用いた畳床裁断装置1を示す。裁断刃43を刃物固定部2の刃物ベース22に装着した場合には、突起部43aが、刃物固定部2の天面よりも上に突き出る。刃物固定部2の天面にはレーザー距離計からなる裁断刃検知距離計42を裁断刃43の方向を向けて設けている。裁断刃検知距離計42と制御装置(図示せず)はRS232Cインターフェイスでデータを送受信できる。
図16は、第1角度調整用スペーサー24を用いて、調整角度8度で、裁断刃43が取り付けられている状態を示しており、裁断刃検知距離計42の測定レンズの先端から裁断刃43までの距離L1は約4cmとなる。また、第3角度調整用スペーサー27を用いて、調整角度13度で裁断刃43を取り付けられた場合は、裁断刃検知距離計42の先端から裁断刃43までの距離L1は約6cmとなる。また、第1角度調整用スペーサー24も第3角度調整用スペーサー27も用いることなく、調整角度0度で裁断刃43を取り付けられた場合は、裁断刃検知距離計42の先端から裁断刃43までの距離L1は約1cmとなる。
本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)は、裁断刃検知距離計42が測定した距離が約4cmの時、裁断刃43は調整角度8度で取り付けられていると認識し、裁断刃検知距離計42が測定した距離が約6cmの時、裁断刃43は調整角度13度で取り付けられていると認識し、裁断刃検知距離計42が測定した距離が約1cmの時、裁断刃43は調整角度0度で取り付けられていると認識して、作業者により調整された裁断刃43の調整角度が適切であるかどうかを判定する。調整角度が適切であるかどうかを判定する条件は、角度調整用スペーサー手段として、角度調整用スペーサー検知スイッチ39を設けた場合と同じである。
また、図16にL2で示す長さは、本発明の畳床裁断装置1の設計において既知の長さであるので、裁断刃43の調整角度をtanL1/L2と近似して求めてもよい。
続いて、角度調整識別手段として、RFIDタグを用いた例を説明する。図17に第7角度調整用スペーサー44を示す。裁断刃20を沿わせて角度を持たせるための傾斜面44aは8度とし、下部にはネジ21に通して位置決めする為の位置決め溝44bを設けており、上部には第7角度調整用スペーサーの型式を記憶させたRFIDタグ44c(UHF帯ICタグラベル)を貼り付けている。
また、13度用の第8角度調整用スペーサー(図示せず)も図17と同様に、裁断刃20を沿わせて角度を持たせるための傾斜面を13度とし、下部にはネジ21に通して位置決めする為の位置決め溝を設けており、上部には第8角度調整用スペーサーの型式を記憶させたRFIDタグ(UHF帯ICタグラベル)を貼り付ければ図17同様のスペーサーを構成することができる。
図18は、第7角度調整用スペーサー44を用いて、調整角度8度で、裁断刃20を装着した畳床裁断装置1を示している。刃物固定部2の天面にはRFIDタグ44cに記憶しているデータを無線通信で読み書きする為のRFIDタグリーダー46を設けている。RFIDタグリーダー46と制御装置(図示せず)はRS232Cインターフェイスによりデータを送受信できる。
本発明の畳床裁断装置1の制御装置(図示せず)はRFIDタグリーダー46を介して、RFIDタグに記憶している角度調整用スペーサー型式データを読み取り、現在装着されているものが、第7角度調整用スペーサー44であるのか、第8角度調整用スペーサー(図示せず)であるのか、あるいはどちらも装着されていなのかを認識して、作業者により調整された裁断刃20の調整角度が適切であるかどうかを判定する。調整角度が適切であるかどうかを判定する条件は、角度調整用スペーサー手段として、角度調整用スペーサー検知スイッチ39を設けた場合と同じである。
また、RFIDタグリーダー46は電波を利用して非接触で読み書きすることができるものであるから、上記に説明した第1角度調整用スペーサー24、第2角度調整用スペーサー25、第3角度調整用スペーサー27、第4角度調整用スペーサー28それぞれにRFIDタグをそれぞれ貼り付けておき、第1角度調整用スペーサー24のRFIDタグだけが検知されれば薄畳の8度であると識別でき、第1角度調整用スペーサー24、第2角度調整用スペーサー25の両方のRFIDタグが検知できれば厚い畳床用の8度に設定できているということまで識別が可能となる。また、8度用ワッシャー26などにもRFIDタグを貼り付けておけば、ワッシャーの組合せについても正しく設置できているのかどうかの識別もできるようにもなるのである。
また、特に図示はしないが、角度調整用スペーサー検知スイッチ39を色の識別センサーに変更することも可能である。例えば薄畳の8度用の第5角度調整用スペーサー40の突起部40cを塗装して色で識別させることも可能である。第5角度調整用スペーサー40の突起部40c、薄畳の13度用の突起部、厚い畳床用の8度の突起部、厚い畳床用の突起部とそれぞれの突起部の色をそれぞれ変えておくことにより、色によって厚い畳床か薄畳か、そして角度も識別させることが可能な構成とすることができる。色の識別センサーについても、角度調整用スペーサー検知スイッチ39と同様に刃物ベース22に設けても良いし、既に説明したように移動しない部材に設けても良い。また、突起部40cを特に設けること無く、上記に説明した第1角度調整用スペーサー、第2角度調整用スペーサー、第3角度調整用スペーサー、第4角度調整用スペーサーのそれぞれを1枚のスペーサーで構成し、それぞれスペーサーの色を変えて、角度調整用スペーサーを取り付けた時に見える側面などで色を識別させるように構成しても良いのである。
1 畳床裁断装置
2 刃物固定部
3 移動ベース
4 切断用フレーム
5 レール
6 ガイド用車輪
20 裁断刃
21 ネジ
22 刃物ベース
23 先裁刃
24 第1角度調整用スペーサー
24a 傾斜面
24b 位置決め溝
25 第2角度調整用スペーサー
26 8度用ワッシャー
27 第3角度調整用スペーサー
28 第4角度調整用スペーサー
29 13度用ワッシャー
30 基台
31 裁断架台
32 床押さえ
33 床検知スイッチ
34 第1床受け
35 第2床受け
36 床受け位置検知スイッチ
37 床厚検知スイッチ
38 第1床受け調整ネジ
39 角度調整用スペーサー検知スイッチ
40 第5角度調整用スペーサー
40a 傾斜面
40b 位置決め溝
40c 突起部
42 裁断刃検知距離計
43 裁断刃
44 第7角度調整用スペーサー
44a 傾斜面
44b 位置決め溝
44c RFIDタグ
46 RFIDタグリーダー

Claims (2)

  1. 畳床を裁断する際に畳床を下から支えるための床受けを備え、
    裁断方向に配置されたフレームと、前記フレームに沿って移動する刃物固定部を有し、
    前記刃物固定部は、裁断刃と、前記裁断刃を固定するベース部材と、前記裁断刃を固定する固定用手段とからなり、
    前記ベース部材と前記裁断刃の間に角度調整用スペーサーを配置させることにより畳床の表面から垂直方向に一定寸法だけ下がった裁断面の一点を前記裁断刃が通るように角度調整され、
    前記角度調整用スペーサーを、前記裁断刃の所望の角度に調整する傾斜面を有する角度調整スペーサーと、所定の厚みを有する角度調整スペーサーの少なくとも2つに分離し、
    前記固定用手段がネジであり、前記角度調整用スペーサーに設けた位置決め溝がネジに当接した状態で前記角度調整用スペーサーの垂直方向の位置決めが行われ、
    角度調整された前記裁断刃の調整角度を認識する角度調整用スペーサー識別手段を具備し、
    前記所定の厚みを有する角度調整スペーサーだけを外して前記裁断刃を固定した場合においては、畳床の表面から垂直方向に一定寸法だけ下がった裁断面の一点を垂直方向に上昇させて畳床の表面を通る一点に変更して角度調整を行い、
    前記裁断刃が前記床受けと接触する角度に調整されている場合には裁断を行わないことを特徴とする畳床裁断装置。
  2. 前記角度調整用スペーサー識別手段は、前記裁断刃を所望の角度に調整する傾斜面を有する角度調整スペーサーに設けた突起部と、前記突起部を検知するスイッチにより構成されることを特徴とする前記請求項1に記載の畳床裁断装置。
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