JP6705051B2 - 空気調和機の室内ユニット - Google Patents

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Description

本発明の実施形態は、空気調和機の室内ユニットに関する。
天井埋め込み型の空気調和機では、室内ユニットが天井裏に吊り下げられている。室内ユニットは、送風機および熱交換器を内蔵した箱形のケーシングを有し、当該ケーシングの下端が熱交換器から滴下する結露水を受け止めるドレンパンで塞がれている。
ドレンパンは、送風機の真下に位置するベルマウス装着孔を有し、当該ベルマウス装着孔にベルマウスが取り付けられている。ベルマウスは、送風機が吸い込む空気の流れを整流するための要素であって、その外周部がドレンパンに取り外し可能に固定されている。
特許第4122396号公報
従来の空気調和機の室内ユニットによると、ベルマウスは、外周部の少なくとも四箇所がねじを用いてドレンパンに固定されている。このため、ねじの本数が必然的に多くなるのを避けられず、室内ユニットのコストアップを招く一つの要因となる。
さらに、ベルマウスをドレンパンから外すためには、全てのねじをドレンパンから完全に取り外す必要がある。したがって、数多くのねじを一つ一つ手作業で緩める面倒な作業を強いられるとともに、作業時に誤ってねじを落下させてしまうことがあり、作業性の面で改善の余地が残されている。
本発明の目的は、ベルマウスをドレンパンに固定するための部品点数を削減でき、しかも、ベルマウスをドレンパンから取り外したり、取り付ける際の作業性が向上する空気調和機の室内ユニットを得ることにある。
実施形態によれば、空気調和機の室内ユニットは、送風機および熱交換器を収容するユニット本体と、前記ユニット本体の下端に取り付けられ、前記熱交換器に生じた結露水を受けるとともに、前記送風機の吸い込み側に連なるベルマウス装着孔を規定する内周壁を有するドレンパンと、前記ドレンパンの前記ベルマウス装着孔に取り外し可能に嵌め込まれたベルマウスと、を備えている。
複数の連結具が前記ドレンパンの前記内周壁に設けられている。連結具は、前記内周壁の周方向に間隔を存して設けられているとともに、前記内周壁の下端から下向きに突出された軸部の下端に前記軸部よりも径が大きい頭部を有する。複数の固定部が前記ベルマウスの外周部に周方向に間隔を存して設けられている。前記固定部は、前記連結具の前記頭部が貫通する貫通孔と、前記貫通孔に連続するとともに前記頭部が引っ掛かる係合孔と、を有する。
前記連結具の前記頭部を前記固定部の前記貫通孔に貫通させた状態で、前記ベルマウスを前記ベルマウス装着孔の内側で周方向に回動させることにより、前記連結具の前記頭部が前記固定部の前記貫通孔から前記係合孔に移動して当該係合孔に引っ掛かり、前記ベルマウスが前記ドレンパンに固定される。
図1は、天井埋め込み型の空気調和機の室内ユニットの斜視図である。 図2は、ユニット本体と天井パネルとを互いに分離した状態を示す空気調和機の斜視図である。 図3は、天井パネルの斜視図である。 図4は、ユニット本体のケーシングにドレンパンおよびベルマウスを組み込んだ状態を示す平面図である。 図5は、ユニット本体のケーシングからドレンパンおよびベルマウスを取り外した状態を示す平面図である。 図6は、図4のF6−F6線に沿う断面図である。 図7は、ドレンパンの斜視図である。 図8は、熱交換器とドレンパンとの位置関係を示す平面図である。 図9は、図6のF9の箇所を拡大して示す断面図である。 図10は、複数のリード線がユニット本体のケーシングからケーシングの外に引き出された状態を示す平面図である。 図11は、複数のリード線がシール材を介してケーシングに保持された状態を示す断面図である。

図12は、ベルマウスの斜視図である。 図13は、ベルマウスを送風機の側から見た斜視図である。 図14は、ドレンパンから突出された固定ねじをベルマウスの固定部に係合させた状態を示す斜視図である。 図15は、ドレンパンのボス部に固定ねじをねじ込んだ状態を示す斜視図である。 図16は、ドレンパンに形成された爪受け部の形状を示す斜視図である。 図17は、ドレンパンのシート材に形成された爪受け部の断面図である。 図18は、ドレンパンの爪受け部とベルマウスの爪部との位置関係を示す斜視図である。 図19は、ベルマウスの爪部が爪受け部の嵌合溝に嵌り込んだ状態を示す斜視図である。 図20は、天井パネルの仮掛け具とドレンパンの凹所との位置関係を示す斜視図である。
以下、実施形態について図面を参照して説明する。
図1は、天井埋め込み型の空気調和機の室内ユニットの斜視図、図2は、ユニット本体と天井パネルとを互いに分離した状態を示す斜視図である。
図1および図2に示すように、空気調和機の室内ユニット1は、天井裏に据え付けられるユニット本体2と、ユニット本体2の下端に取り付けられた天井パネル3と、を主要な要素として備えている。ユニット本体2は、板金製のケーシング4を備えている。ケーシング4は、下向きに開口された箱形の要素であって、例えば四本の吊りボルト(図示せず)を介して天井裏の梁から吊り下げられている。
ケーシング4は、天板部4aおよび側面部4bを含んでいる。側面部4bは、ケーシング4の周方向に連続するとともに、四つの外周角部4cを有している。図6に示すように、天板部4aおよび側面部4bの内面は、例えば発泡スチロール製の断熱材5で覆われている。断熱材5は、ケーシング4の下端に開口部6を規定している。
吊り金具7がケーシング4の外周角部4cに固定されている。吊り金具7は、ケーシング4の四方に向けて水平に突出されており、当該吊り金具7に前記吊りボルトの下端が連結されている。
さらに、四つのブラケット8がケーシング4に固定されている。ブラケット8は、吊り金具7の真下に位置するようにケーシング4の外周角部4cの下端部に位置されている。ブラケット8は、ケーシング4の四方に向けて水平に突出されている。
図2、図4、図5および図6に示すように、送風機10および熱交換器11がケーシング4の内部に収容されている。送風機10としては、軸方向から空気を吸い込んで周方向に吐き出す、いわゆる遠心ファンを用いている。送風機10の上端は、ケーシング4の天板部4aで覆われているので、送風機10の下端が吸い込み側となる。
熱交換器11は、ケーシング4の内部で送風機10の吐出側を取り囲むように起立されている。熱交換器11は、複数の放熱フィン12および冷媒が流れる複数本の伝熱管13を備えている。放熱フィン12は、ケーシング4の高さ方向に延びた細長い板であり、ケーシング4の周方向に互いに間隔を存して並んでいる。伝熱管13は、ケーシング4の高さ方向および横方向に間隔を存して並んでいるとともに、互いに直列に接続されて複数の流路(パス)を形成している。さらに、伝熱管13は、放熱フィン12を貫通することで、当該放熱フィン12に熱的に接続されている。
図5に示すように、熱交換器11に接続された冷媒管14がケーシング4の一つの外周角部4cと熱交換器11との間のスペースに集中して配置されている。冷媒管14は、一対の接続口16a,16bに接続されている。接続口16a,16bは、ケーシング4の一つの外周角部4cからケーシング4の外に突出されているとともに、液管およびガス管を介して室外機に接続されるようになっている。
さらに、ドレンポンプ17がケーシング4の内部に収容されている。ドレンポンプ17は、室内ユニット1を冷房運転した時に、熱交換器11の熱交換作用によって生じた結露水をユニット本体2の外に排出するための要素である。ドレンポンプ17は、ケーシング4の下端部において、接続口16a,16bが設けられた外周角部4cと隣り合う他の外周角部4cの付近に位置されている。ドレンポンプ17に接続されたドレン配管18は、ケーシング4の内部を通してドレンポンプ17の上方に引き回されている。
図2、図4および図6に示すように、ケーシング4の下端の開口部6は、ドレンパン20で塞がれている。ドレンパン20は、断熱性を有する本体21と、本体21の表面に一体的に積層されたシート材22と、を備えている。本体21は、ドレンパン20の形状を規定する要素であって、例えば発泡プラスチックの一種である発泡スチロールで構成されている。シート材22は、厚さが数ミリの合成樹脂材料で構成され、本体21よりも剛性が高い。シート材22を構成する合成樹脂材料としては、例えばABS樹脂を用いている。
さらに、シート材22は、本体21とは別にインジェクション成形されている。シート材22は、本体21を発泡成形する際に金型内に収容され、当該本体21を発泡成形する過程で本体21と一体化されている。そのため、シート材22は、本体21の発泡成形時に発泡圧力を受ける。
図7および図8に示すように、ドレンパン20は、熱交換器11に対応するような四角い枠形であり、ケーシング4の断熱材5が規定する開口部6の内側に嵌め込まれている。ドレンパン20は、送風機10の吸い込み側の真下に位置される円形のベルマウス装着孔23と、当該ベルマウス装着孔23を取り囲む周縁部24と、を有している。ドレンパン20の周縁部24は、ケーシング4の開口部6の内側に嵌め込まれている。
ドレンパン20の周縁部24には、四つの切欠部26と、熱交換器11の下端部が入り込む凹陥部27と、が形成されている。切欠部26は、夫々ドレンパン20の周縁部24が有する四つの辺に沿って延びる細長い形状を有している。ドレンパン20の周方向に隣り合う切欠部26は、互いに直交し合うような位置関係に保たれている。さらに、ドレンパン20の周縁部24は、断熱材5が規定する開口部6の内側に嵌め込まれているので、切欠部26と断熱材5とで囲まれた領域は、熱交換器11を通過した空気が導かれる複数の連通口28を構成している。
凹陥部27は、ドレンパン20の周方向に連続した溝状の要素であって、切欠部26よりもドレンパン20の内側に位置されている。凹陥部27は、内周壁29a、外周壁29bおよび底壁29cで規定されている。内周壁29aは、ベルマウス装着孔23を取り囲むように底壁29cから起立されている。すなわち、内周壁29aは、ベルマウス装着孔23と凹陥部27との間に介在された仕切り壁と言い換えることができる。
さらに、底壁29cの中央部には、熱交換器11の下端に向けて盛り上がった膨出部31が形成されている。膨出部31は、熱交換器11の下端に沿うようにドレンパン20の周方向に連続して形成されている。膨出部31の上面には、熱交換器11の下端を受け止めるクッション材32が積層されている。
図6、図7および図9に示すように、膨出部31は、凹陥部27の底部を第1の溝部33と第2の溝部34とに仕切っている。第1の溝部33は、熱交換器11の内周面よりも熱交換器11の内側に位置されている。熱交換器11の内周面は、送風機10から吹き出す空気を受ける熱交換器11の1次側に位置されている。第2の溝部34は、第1の溝部33を取り囲むように熱交換器11の真下に位置されている。そのため、第2の溝部34は、第1の溝部33よりも熱交換器11の外周面の側に位置されている。熱交換器11の外周面は、熱交換器11を通過した空気が吹き出す熱交換器11の2次側に位置されている。
前記ドレンポンプ17の下端部は、ドレンパン20の一つの角部に対応した位置で第2の溝部34に入り込んでいる。ドレンポンプ17の下端に開口された吸込口17aは、第2の溝部34の底と向かい合っている。さらに、図5に示すように、ドレンポンプ17と隣り合う位置にフロートスイッチ35が配置されている。フロートスイッチ35は、ドレンポンプ17の運転をON/OFFする要素であって、第2の溝部34に位置されている。
図6ないし図9に示すように、ドレンパン20の凹陥部27を構成する内周壁29a、外周壁29bおよび膨出部31を含む底壁29cは、凹陥部27に露出された部分が合成樹脂製のシート材22で構成されている。
シート材22は、凹陥部27の内側に位置されたリブ36を有している。リブ36は、熱交換器11の1次側において、当該熱交換器11の周方向に沿うように膨出部31の上端から上向きに突出されている。リブ36の上端は、第1の溝部33に対応した位置で熱交換器11の下端よりも上方に張り出している。さらに、リブ36は、ドレンポンプ17に対応する位置では途切れている。
図7に示すように、連通溝37が底壁29cから盛り上がった膨出部31に形成されている。連通溝37は、ドレンポンプ17の付近に位置されている。連通溝37の存在により、第1の溝部33と第2の溝部34との間がドレンポンプ17の付近で互いに連通されている。
このようなドレンパン20は、図2および図4に示すような四つのドレンパン固定金具38を介してケーシング4の下端に取り外し可能に支持されている。ドレンパン固定金具38は、ブラケット8の下面にねじ止めされている。ドレンパン固定金具38は、ケーシング4の外周角部4cからドレンパン20の四つの角部に向けて水平に張り出しており、当該ドレンパン固定金具38の上にドレンパン20の角部が載置されている。これにより、ドレンパン20がケーシング4の開口部6から抜け落ちないようにケーシング4の下端に保持されている。
本実施形態において、室内ユニット1が冷房運転を開始すると、熱交換器11の熱交換作用によって生じた結露水が放熱フィン12を伝って滴下する。滴下する結露水の一部は、凹陥部27の第2の溝部34に直に流入する。他の結露水は、凹陥部27の膨出部31の上面に至る。
この際、膨出部31の上端から上向きに突出されたリブ36は、熱交換器11の1次側において熱交換器11の下端よりも上方に張り出している。このため、膨出部31の上面に達した結露水は、リブ36の存在により第1の溝部33の方向に流れることができず、その多くが放熱フィン12の下端の間を通って第2の溝部34に流入する。
この結果、冷房運転時に熱交換器11から滴下する冷たい結露水は、その多くが第2の溝部34に導かれることになり、結露水が第1の溝部33に溜まることはない。
第2の溝部34に流入した結露水の水位が上限に達すると、フロートスイッチ35を介してドレンポンプ17が作動される。これにより、第2の溝部34に溜まった結露水がドレンポンプ17により室内ユニット1の外に強制的に排水される。
一方、室内ユニット1が冷房運転を停止すると、ドレン配管18の内部の水がドレンポンプ17の吸込口17aからドレンパン20の第2の溝部34に戻る。第2の溝部34に戻った戻り水の水嵩がある一定の量に達すると、戻り水が連通溝37を通じて第1の溝部33に流入する。そのため、ドレン配管18からの戻り水は、第1の溝部33および第2の溝部34の双方に分散される。
これにより、室内ユニット1が冷房運転を停止した時のドレンパン20の保水量を十分に確保することができ、ドレンパン20の凹陥部27に溜まる戻り水の水面位置を低く抑えることができる。この結果、熱交換器11の下端部が戻り水に浸かるのを抑制することができ、熱交換器11が腐食し難くなる。
さらに、ドレンパン20に戻った戻り水が凹陥部27の広範囲に分散されるので、保水量を確保しつつドレンパン20を薄くすることができる。よって、ドレンパン20を内蔵するケーシング4の高さ寸法を抑えることができ、室内ユニット1を薄くコンパクトに形成することができる。
加えて、第1の溝部33に流入する戻り水は、冷房運転時に生成される結露水によって冷やされることはない。これにより、熱交換器11の1次側に位置する第1の溝部33の周囲においては、本体21の厚さを熱交換器11の2次側に位置される本体21の厚さよりも薄くすることができる。したがって、凹陥部27とベルマウス装着孔23との間を仕切る内周壁29aの肉厚を減じることができ、その分、ベルマウス装着孔23の口径を拡大することができる。
図1および図2に示すように、電装ユニット40がケーシング4の側面部4bの前面に支持されている。電動ユニット40は、ケーシング4の外に露出された電気部品箱41と、電気部品箱41に収容された制御回路42と、を備えている。制御回路42は、例えば複数のICチップが実装された配線板、リアクタおよび端子台のような各種の電装品43を有している。制御回路42は、送風機10、熱交換器11、ドレンポンプ17およびフロートスイッチ35に複数のリード線44を介して電気的に接続されている。
本実施形態では、電装ユニット40がケーシング4の外に位置するので、図10に示すように、リード線44はケーシング4の断熱材5を貫通してケーシング4の外に引き出されている。この際、リード線44が断熱材5を貫通する部分に隙間が存在すると、当該隙間を通じて熱交換器11を通過した冷気がケーシング4の外に漏洩し、ケーシング4が結露することがあり得る。
そこで、本実施形態では、リード線44が断熱材5を貫通する部分を気密に塞ぐシール構造が付加されている。具体的に述べると、図10は、ケーシング4からドレンパン20を取り外した状態を示す平面図、図11は、リード線44が断熱材5を貫通する部分を概略的に示す断面図である。
図10に示すように、ケーシング4内に位置する複数のリード線44は、開口部6を規定する断熱材5の下端の二箇所から電気部品箱41に向けて引き出されている。リード線44の引き出し箇所は互いに共通の構成を有するので、一方の引き出し箇所を代表して説明する。
図11に示すように、断熱材5の下端部に配線溝46が形成されている。配線溝46は、断熱材5を厚さ方向に貫通するとともに、断熱材5の下端面に開口されている。配線溝46は、互いに向かい合う一対の側面46a,46bと、側面46a,46bの間に跨る終端面46cと、を有している。終端面46cは、円弧状に湾曲されている。
リード線44は、配線溝46に挿通されているとともに、シール材47を介して配線溝46に気密に保持されている。本実施形態のシール材47は、第1ないし第3のシール要素48,49,50を互いに組み合わすことで構成されている。
第1のシール要素48は、例えば柔軟なウレタンフォームで構成されている。第1のシール要素48は、配線溝46の側面46a,46bおよび終端面46cを連続して覆うように、側面46a,46bおよび終端面46cに貼り付けられている。
本実施形態では、第1のシール要素48は、配線溝46の内面に手作業で容易に貼り付けられるように、第1の部分48aと第2の部分48bとに分割されている。第1の部分48aは、配線溝46の一方の側面46aから終端面46bに至る領域を連続的に覆っている。第2の部分48bは、配線溝46の他方の側面46bを覆うとともに、配線溝46内で第1の部分48aに突き合わされている。
第2のシール要素49は、例えば第1のシール要素48よりも硬質なポリエチレンで構成されている。第2のシール要素49は、第1のシール要素48の第1の部分48aの端部と第2の部分48bの端部との間に介在されて、第1の部分48aの端部と第2の部分48bの端部との間の隙間を気密に塞いでいる。第2のシール要素49は、第1のシール要素48の第2の部分48bの端部に貼り付けられている。
このため、第1のシール要素48および第2のシール要素49は、互いに協働して配線溝46に挿通された複数のリード線44を気密に包囲している。リード線44は、第1のシール要素48の第1の部分48aおよび第2の部分48bに弾性的に食い込むことで、配線溝46の内部に保持されている。
第3のシール要素50は、例えばエチレンプロピレンジエンゴム(EPDM)で構成されている。第3のシール要素50は、第1の部分50aと第2の部分50bとに分割されている。第1の部分50aは、第1のシール要素48の第1の部分48aの端面と断熱材5の下端面との間に跨って貼り付けられている。第2の部分50bは、第1のシール要素48の第2の部分48bの端面、第2のシール要素49の端面および断熱材5の下端面に連続的に貼り付けられている。さらに、第3のシール要素50の第1の部分50aおよび第2の部分50bは、断熱材5の下端面に位置する配線溝46の開口端を塞ぐように、当該開口端の上で互いに突き合わされている。
そのため、第3のシール要素50は、第1のシール要素48および第2のシール要素49が配線溝46から脱落しないように、第1のシール要素48および第2のシール要素49を配線溝46の開口端の方向から押さえている。
ケーシング4の下端の開口部6をドレンパン20で塞いだ状態では、第3のシール要素50がドレンパン20の周縁部24によって押圧される。この押圧により、潰れた第3のシール要素50が断熱材5の下端面に位置する配線溝46の開口端を気密に塞ぐとともに、第1のシール要素48および第2のシール要素49が第3のシール要素50を介して配線溝46に押し込まれる。
この結果、第1のシール要素48および第2のシール要素49が配線溝46の内部で圧縮されてリード線44を包み込む。
このようなシール構造によれば、配線溝46の内部に位置する第1のシール要素48および第2のシール要素49がリード線44を包み込むとともに、第3のシール要素50が断熱材5の下端面に位置する配線溝46の開口端を密閉する。したがって、配線溝46にリード線44を気密に保持しつつ、配線溝46からの冷気漏れを防ぐことができる。
しかも、シール材47がリード線44を保持するので、リード線44の浮き上がりを抑えたり、リード線44の挿通位置を規定する専用のクランプが不要となる。したがって、部品点数を少なく抑えることができ、室内ユニット1のコストの低減に寄与する。
それとともに、リード線44をケーシング4の中から外に引き出す作業を容易に行うことができ、室内ユニット1の組み立て時および分解時の作業性が向上する。
図2、図4および図6に示すように、ベルマウス53がドレンパン20のベルマウス装着孔23に取り外し可能に嵌め込まれている。ベルマウス53は、送風機10が吸い込む空気の流れを整流するための要素であって、例えばABS樹脂のような合成樹脂材料で構成されている。
図12および図13に示すように、ベルマウス53は、下方に向けてラッパ状に拡径された形状を有するベルマウス本体54と、ベルマウス本体54の最大径を規定するベルマウス本体54の下端部から径方向外側に向けて水平に張り出すフランジ部55と、を有している。フランジ部55は、ベルマウス本体54の周方向に連続して形成されている。さらに、フランジ部55の先端には、下向きに直角に折れ曲がる外周壁56が形成されている。
ドレンパン20は、ベルマウス53のフランジ部55を受け止めるフラットな座部58を備えている。座部58は、ベルマウス装着孔23と凹陥部27との間に介在された内周壁29aの下端に位置されている。座部58は、ベルマウス装着孔23の周方向に連続する円環状に形成されている。
図4および図15に示すように、一対の固定ねじ60が座部58に設けられている。固定ねじ60は、連結具の一例であって、ねじ山を有する軸部60aと、軸部60aの一端に同軸状に位置された頭部60bとを備えている。頭部60bは、軸部60aよりも大きな外径を有している。固定ねじ60は、ベルマウス装着孔23の径方向に向かい合うように座部58の周方向に略180°ずれている。
本実施形態では、ドレンパン20のシート材22に固定ねじ60を受け止めるボス部61が一体に形成されている。図15に示すように、ボス部61は、ドレンパン20の本体21を貫通するようにシート材22から下向きに突出されているとともに、その下端面が座部58に達している。固定ねじ60の軸部60aは、ボス部61にねじ込まれている。固定ねじ60の頭部60bと座部58との間には、ベルマウス53のフランジ部55が入り込む隙間が形成されている。
さらに、一対の爪受け部63がドレンパン20の座部58に設けられている。図16および図17に示すように、爪受け部63は、ドレンパン20のシート材22に一体に形成されている。爪受け部63は、シート材22からドレンパン20の本体21を貫通するように下向きに突出されている。爪受け部63の突出端は、座部58の上に露出されているとともに、当該突出端に嵌合溝64が形成されている。嵌合溝64は、座部58の周方向に沿う一方側に向けて開口された形状を有している。嵌合溝64の内面は、座部58と同一の平面上に位置されている。
シート材22に形成された爪受け部63は、本体21を発泡成形する過程で本体21と一体化されているので、本体21の発泡成形時に発泡圧力を受ける。本実施形態では、嵌合溝64が発泡圧力により変形するのを防ぐために、爪受け部63の内部に空洞部65が設けられている。
空洞部65は、発泡スチロールが充填されていない単なる空間であって、座部58の周方向に沿う扁平な形状を有している。空洞部65は、嵌合溝64と隣り合うとともに、第1の隔壁66によって嵌合溝64と仕切られている。さらに、空洞部65と発泡スチロール製の本体21との間には、第1の隔壁66と平行な第2の隔壁67が存在する。
この構成により、本体21を発泡成形する際に生じる発泡圧力の多くを第2の隔壁67が受け止めるとともに、第2の隔壁67が発泡圧力の大きさに応じて空洞部65に入り込むように変形する。したがって、発泡圧力が嵌合溝64に伝わる以前に、当該発泡圧力を空洞部65で吸収することができ、嵌合溝64の変形を防止することができる。
図4に示すように、爪受け部63は、固定ねじ60を外れた位置でベルマウス装着孔23の径方向に向かい合うように座部58の周方向に略180°ずれている。そのため、一対の固定ねじ60および一対の爪受け部63は、座部58の周方向に交互に並んでいるとともに、隣り合う固定ねじ60と爪受け部63とは、座部58の周方向に略90°ずれている。
図12および図13に示すように、ベルマウス53の外周部に位置するフランジ部55に一対の固定部71および一対の凹部72が形成されている。固定部71は、ドレンパン20の座部58から突出された固定ねじ60が取り外し可能に連結される要素であって、固定ねじ60に対応するように、ベルマウス53の周方向に略180°ずれた位置に設けられている。
固定部71は、円形の貫通孔73とスリット状の係合孔74とを備えている。貫通孔73は、固定ねじ60の頭部60bが貫通し得る大きさを有している。係合孔74は、ベルマウス53の周方向に沿うように円弧状に湾曲されているとともに、長手方向に沿う一端が貫通孔73に通じている。さらに、係合孔74の長手方向と直交する方向の幅寸法は、固定ねじ60の軸部60aが摺動可能に挿通し得るような大きさであり、固定ねじ60の頭部60bの直径よりも小さい。
凹部72は、固定部71を外れた位置でベルマウス53の径方向に向かい合うようにベルマウス53の周方向に略180°ずれている。そのため、図12および図13に示すように、一対の固定部71および一対の凹部72は、ベルマウス53の周方向に交互に並んでいるとともに、隣り合う固定部71と凹部72とはベルマウス53の周方向に略90°ずれている。
凹部72は、フランジ部55の外周縁からベルマウス53の径方向に沿う内側に向けて凹んでいるとともに、フランジ部55の周方向に沿うように円弧状に湾曲された形状を有している。さらに、凹部72の一端とフランジ部55とで規定される角部は、爪部76を規定している。爪部76は、固定部71の間でベルマウス53の径方向に互いに向かい合っている。
ベルマウス53をドレンパン20のベルマウス装着孔23に取り付けるには、まず、ベルマウス53の固定部71の貫通孔73をドレンパン20の座部58から下向きに突出された固定ねじ60の頭部60bと合致させる。この状態でベルマウス53をベルマウス装着孔23に向けて押し上げる。
これにより、固定ねじ60の頭部60bが固定部71の貫通孔73を貫通する。それとともに、図18に示すように、ドレンパン20の爪受け部63がベルマウス53の凹部72に入り込む。爪受け部63が凹部72に入り込んだ状態では、爪受け部63の嵌合溝64の開口端がベルマウス53の爪部76と向かい合う。
この状態で、ベルマウス装着孔23に嵌め込まれたベルマウス53を周方向に回動させると、固定ねじ60の軸部60aが貫通孔73から係合孔74に移動する。それとともに、図14に示すように、固定ねじ60の頭部60bが貫通孔73から係合孔74に移ることで、当該係合孔74の開口周縁部に引っ掛かる。さらに、図19に示すように、爪部76が嵌合溝64に摺動可能に嵌合し、爪部76の先端が嵌合溝64の終端に突き当たる。
これにより、ベルマウス53が周方向に沿う四箇所でドレンパン20に保持される。最後に、固定ねじ60を締め付ける。この結果、固定ねじ60の頭部60bとドレンパン20の座部58との間でベルマウス53のフランジ部55が挟持され、ベルマウス53がドレンパン20に固定される。
一方、例えば送風機10をメンテナンスするに際して、ベルマウス53をドレンパン20から取り外すには、固定ねじ60を緩め、固定ねじ60によるベルマウス53のフランジ部55の締め付けを解除する。
この状態で、ベルマウス53を前記取り付け時とは逆方向に回動させる。これにより、固定ねじ60の頭部60bが係合孔74から貫通孔73に移るとともに、爪部76が嵌合溝64から離脱する。そのため、ベルマウス装着孔23に対するベルマウス53の固定が解除され、ベルマウス53をベルマウス装着孔23の下方に引き出すことができる。
本実施形態によると、ベルマウス53は、凹部72に対応した位置にリブ状の引っ掛け部77を有している。図6、図9および図13に示すように、引っ掛け部77は、凹部72の上縁から上向きに張り出すとともに、ベルマウス53の周方向に沿う所定の範囲に亘って設けられている。引っ掛け部77は、ベルマウス53の径方向に向かい合うようにベルマウス53の周方向に略180°ずれている。
さらに、ベルマウス53のフランジ部55の上面が突き当たるドレンパン20の座部58は、一対の凹所78を有している。凹所78は、引っ掛け部77に対応する位置に設けられている。凹所78は、引っ掛け部77を逃げるようにドレンパン20の座部58を部分的に抉り取った形状を有している。凹所78の内面と引っ掛け部77との間には、十分な挿入スペースSが確保されている。
室内ユニット1の前記天井パネル3は、図示しない天井に沿うような姿勢で配置されている。図1ないし図3に示すように、天井パネル3は、吸込みグリル80および枠体81を備えている。吸込みグリル80は、天井パネル3の中央部に位置されている。
吸込みグリル80は、正方形状の外枠部82と、外枠部82で囲まれた格子部83と、を備えている。格子部83は、ベルマウス53の真下に位置するとともに、取り外し可能なフィルタ84を有している。
天井パネル3の枠体81は、吸込みグリル80を取り囲む正方形状の要素であって、第1ないし第4の辺部85a,85b,85c,85dと、四つのコーナー部86a,86b,86c,86dと、を有している。
第1ないし第4の辺部85a,85b,85c,85dは、夫々吸込みグリル80の外枠部82の外周縁に沿って延びている。コーナー部86a,86b,86c,86dは、天井パネル3の四隅に位置するとともに、枠体81の周方向に隣り合う第1ないし第4の辺部85a,85b,85c,85dの間を一体的に繋いでいる。第1ないし第4の辺部85a,85b,85c,85dの内周縁で囲まれた四角い領域は、作業用開口87を規定している。
さらに、天井パネル3は、枠体81が有する四つのコーナー部86a,86b,86c,86dの箇所でケーシング4のブラケット8に取り外し可能に連結されている。これにより、ドレンパン20およびベルマウス53を含むユニット本体2の下端が天井パネル3で覆われている。
図1に示すように、天井パネル3は、熱交換器11を通過した空気を室内に吹き出す四つの吹出口88を有している。吹出口88は、ドレンパン20が有する四つの切欠部26と向かい合うように、枠体81の第1ないし第4の辺部85a,85b,85c,85dに形成されている。
四つのルーバー89が天井パネル3の枠体81に支持されている。ルーバー89は、吹出口88から室内に吹き出す空気の吹き出し方向を変化させる要素であって、フラットな細長い板状に形成されている。ルーバー89は、吹出口88を閉じる閉じ位置と、吹出口88を開放するように傾斜する開き位置との間で回動可能である。ルーバー89が閉じ位置に回動された状態では、当該ルーバー89が水平となって枠体81の第1ないし第4の辺部85a,85b,85c,85dを全面的に覆うようになっている。
本実施形態によると、天井パネル3の吸込みグリル80は、外枠部82の一辺が枠体81の第1ないし第4の辺部85a,85b,85c,85dのいずれかに選択的に回動可能に連結されている。このため、吸込みグリル80は、作業用開口87を閉じる第1の位置と、作業用開口87を開放する第2の位置との間で回動可能となっている。さらに、吸込みグリル80を第2の位置に回動させた状態では、当該吸込みグリル80を枠体81から取り外せるようになっている。
図3に示すように、枠体81の第1の辺部85aおよび第3の辺部85cの作業用開口87に臨む内周縁に夫々仮掛け具91(一方のみを図示)が固定されている。仮掛け具91は、天井パネル3をユニット本体2に仮止めする際に用いる要素であって、所望の形状に折り曲げられた板金材で構成されている。
仮掛け具91は、第1の辺部85aおよび第3の辺部85cの長手方向に沿う中間部から枠体81の上方に向けて突出されている。図9および図20に示すように、仮掛け具91の上端に下向きに折り返されたフック部92が形成されている。フック部92は、ベルマウス53の下方から引っ掛け部77と凹所78との間の挿入スペースSに挿入されるとともに、ベルマウス53の引っ掛け部77に取り外し可能に引っ掛かる。これにより、天井パネル3がベルマウス53から吊り下げられた形態でユニット本体2に仮止めされる。
なお、天井パネル3のコーナー部86a,86b,86c,86dをユニット本体2のブラケット8に固定した状態では、仮掛け具91のフック部92がベルマウス53の引っ掛け部77から離脱するように引き上げられている。
第1の実施形態によれば、ドレンパン20のベルマウス装着孔23に嵌め込まれたベルマウス53を周方向に回動させると、固定ねじ60の頭部60bがベルマウス53の係合孔74に引っ掛かるとともに、ベルマウス53の爪部76がドレンパン20の嵌合溝64に嵌り込む。そのため、ベルマウス53は、周方向に沿う四箇所でドレンパン20のベルマウス装着孔23に保持される。
したがって、従来に比べて固定ねじ60の本数を削減でき、その分、部品点数を抑えて室内ユニット1のコストを低減できる。
しかも、ベルマウス53をドレンパン20に取り付ける時、およびベルマウス53をドレンパン53から取り外す時のいずれにおいても、固定ねじ60はドレンパン20のボス部61にねじ込まれたままの状態に維持される。このため、ベルマウス53をドレンパン53から外す時に、全ての固定ねじ60を一つ一つ手作業で緩めて取り外す面倒な作業から解放されるとともに、固定ねじ60を誤って落下させることもない。
言い換えると、固定ねじ60を単に緩めるだけでベルマウス53の取り付けおよび取り外しが可能となり、室内ユニット1のメンテナンス時のサービス性が向上する。
さらに、本実施形態によれば、本体21を発泡成形する際に生じる発泡圧力が嵌合溝64に伝わる以前に、当該発泡圧力を空洞部65で吸収することができ、ドレンパン20の成形時の嵌合溝64の変形を防止できる。
このため、ベルマウス53を周方向に回動させた時に、ベルマウス53の爪部76が嵌合溝64に滑らかに嵌合するとともに、爪部76が嵌合溝64から滑らかに離脱する。よって、ベルマウス53の回動が妨げられることはなく、ベルマウス53の着脱時の作業性を良好に維持できる。
加えて、本実施形態によると、ベルマウス53の引っ掛け部77に天井パネル3の仮掛け具91を直に引っ掛けることができる。このため、ドレンパン20を構成する発泡スチロール製の本体21に仮掛け具91を引っ掛ける専用の金具をインサート成形する必要はない。よって、ドレンパン20の構成を簡素化することができ、室内ユニット1のコストを低減する上で有利となる。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
例えば前記実施形態では、一対の固定ねじと一対の爪受け部を用いてベルマウスをドレンパンに固定したが、この構成に限定されるものではなく、嵌合部を省略してもよい。
さらに、固定ねじおよび爪受け部の数に特に制約はなく、例えばベルマウスの大きさに応じて適宜変更が可能である。
1…室内ユニット、2…ユニット本体、10…送風機、11…熱交換器、20…ドレンパン、23…ベルマウス装着孔、29a…内周壁、53…ベルマウス、60…連結具(固定ねじ)、60a…軸部、60b…頭部、71…固定部、73…貫通孔、74…係合孔。

Claims (9)

  1. 送風機および熱交換器を収容するユニット本体と、
    前記ユニット本体の下端に取り付けられ、前記熱交換器に生じた結露水を受けるとともに、前記送風機の吸い込み側に連なるベルマウス装着孔を規定する内周壁を有するドレンパンと、
    前記ドレンパンの前記ベルマウス装着孔に取り外し可能に嵌め込まれたベルマウスと、
    前記ドレンパンの前記内周壁に周方向に間隔を存して設けられ、前記内周壁の下端から下向きに突出された軸部の下端に前記軸部よりも径が大きい頭部を有する複数の連結具と、
    前記ベルマウスの外周部に周方向に間隔を存して設けられ、前記連結具の前記頭部が貫通する貫通孔と、前記貫通孔に連続するとともに前記頭部が引っ掛かる係合孔と、を有する複数の固定部と、を具備し、
    前記連結具の前記頭部を前記固定部の前記貫通孔に貫通させた状態で、前記ベルマウスを前記ベルマウス装着孔の内側で周方向に回動させることにより、前記連結具の前記頭部が前記固定部の前記貫通孔から前記係合孔に移動して当該係合孔に引っ掛かり、前記ベルマウスが前記ドレンパンに固定される空気調和機の室内ユニット。
  2. 前記ドレンパンの前記内周壁に設けられた少なくとも一つの爪受け部と、前記ベルマウスの前記外周部に設けられ、前記ベルマウスを前記ベルマウス装着孔の内側で周方向に回動させた時に前記爪受け部に取り外し可能に嵌り合う少なくとも一つの爪部と、をさらに備えた請求項1に記載の空気調和機の室内ユニット。
  3. 前記爪受け部は、前記内周壁の周方向に離れた前記連結具の間に位置され、前記爪部は、前記ベルマウスの前記固定部の間に位置された請求項2に記載の空気調和機の室内ユニット。
  4. 前記ドレンパンは、発泡成形された本体と、前記本体を発泡成形する際に前記本体を覆うように前記本体と一体化された樹脂製のシート材と、を有し、前記シート材に前記爪受け部が一体に形成された請求項2に記載の空気調和機の室内ユニット。
  5. 前記爪受け部は、前記ベルマウスの前記爪部が取り外し可能に嵌り込む嵌合溝と、前記本体を発泡成形する際の発泡圧力を吸収する空洞部と、を有し、前記空洞部が前記嵌合溝と隣り合う位置に設けられた請求項4に記載の空気調和機の室内ユニット。
  6. 前記ドレンパンの前記シート材は、前記連結具の前記軸部を受け止めるボス部を有する請求項4に記載の空気調和機の室内ユニット。
  7. 前記連結具は、前記ベルマウスを前記ドレンパンに取り付ける時、および前記ベルマウスを前記ドレンパンから取り外す時のいずれにおいても、前記ドレンパンの前記内周壁に支持された状態に保たれる請求項1に記載の空気調和機の室内ユニット。
  8. 前記連結具は、ねじである請求項7に記載の空気調和機の室内ユニット。
  9. 前記ユニット本体の下端を覆う天井パネルをさらに備え、前記天井パネルは、当該天井パネルを前記ユニット本体の下端に仮固定する仮掛け具を含み、
    前記ベルマウスの外周部に前記仮掛け具が取り外し可能に引っ掛かる引っ掛け部が設けられているとともに、前記ドレンパンの前記内周壁は、前記引っ掛け部と向かい合う位置に前記仮掛け具を逃げるように抉られた凹所を有する請求項1に記載の空気調和機の室内ユニット。
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