JP6704609B2 - インク−後処理液セット、画像形成方法、インク−後処理液のカートリッジセット、インク−後処理液セットの収容容器セット及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インク−後処理液セット、画像形成方法、インク−後処理液のカートリッジセット、インク−後処理液セットの収容容器セット及びインクジェット記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、インク−後処理液セット、画像形成方法、インク−後処理液のカートリッジセット、インク−後処理液セットの収容容器セット及びインクジェット記録装置に関する。
二酸化チタンを色材とする顔料インクは、大抵の場合、有機顔料よりも比重が大きいことから、色材の沈降が起こりやすく、使用に際しては、装置側に撹拌または循環機構などの補助装置が必要であった。
特許文献1には、画像隠蔽性、画像接着性、粘度および沈降性の点で、優れた特性を有する中空粒子とインク特性に優れた白色インクについて記載されている。
特許文献2には、中空樹脂粒子を色材として含むインクの時間経過や高湿度環境による画像品低下防止のため、中空樹脂粒子の透明化防止剤を含むインク組成物がある。
特許文献3には、耐擦性に優れた白色画像を得るため、中空樹脂粒子とガラス転移温度が50℃以下のポリウレタン樹脂を含有する白色インク組成物がある。
特許文献1に記載のインクで使用されている中空粒子は二酸化チタンにくらべると比重がインクの溶媒に近いが、嵩高いため、白色インク単独では画像光沢性を確保することが困難である。
特許文献2、3に記載のインク組成物では画像堅牢性は確保されるが、初期の画像光沢性を確保するには不十分である。
本発明の目的は、白色インクと該白色インクの後処理液との組み合わせを含むインク−後処理液セットであって、白色インクの色材が沈降しにくく、画像隠蔽性が高く、さらに画像光沢性が高いインク−後処理液セットを提供することである。特に透明なフィルム基材への画像隠蔽性と画像光沢性を確保した高画質な画像を形成できるインク−後処理液セットを提供することである。
前記課題を解決するための手段としての本発明は下記(1)に記載する通りのインク−後処理液セットに係るものである。
(1)白色インクと該白色インクの後処理液との組み合わせを含むインク−後処理液セットであって、
前記白色インクは、水、有機溶剤及び中空樹脂粒子を含有し、
前記後処理液は水、有機溶剤及びガラス転移温度が50℃より高い樹脂粒子を含有し、
前記後処理液に含まれる前記樹脂粒子は、80℃以上のガラス転移温度よりなるポリエステル樹脂を含有する
ことを特徴とするインク−後処理液セット。
本発明によると、白色インクの色材が沈降しにくく、後処理液の付与において中空樹脂粒子のつぶれによる透明化が少なく、画像隠蔽性及び画像光沢性が高い白色画像を形成することが可能なインク−後処理液セットを提供することができる。
本発明のインクを用いる記録装置の一例を示す図である。 本発明のインクを収容するメインタンクの斜視図である。
本発明は下記(1)に記載のインク−後処理液セットに係るものであるが、下記の(2)〜(9)も本発明の実施形態として含むので、これらの実施形態について合わせて説明する。
(1)白色インクと該白色インクの後処理液との組み合わせを含むインク−後処理液セットであって、
前記白色インクは、水、有機溶剤及び中空樹脂粒子を含有し、
前記後処理液は水、有機溶剤及びガラス転移温度が50℃より高い樹脂粒子を含有する
ことを特徴とするインク−後処理液セット。
(2)前記白色インク中の中空樹脂粒子が、スチレン共重合物を含有することを特徴とする上記(1)に記載のインク−後処理液セット。
(3)前記後処理液中の樹脂粒子が、ポリエステル樹脂を含有することを特徴とする上記(1)又は(2)に記載のインク−後処理液セット。
(4)前記後処理液中の樹脂粒子が、80℃以上のガラス転移温度よりなるポリエステル樹脂を含有することを特徴とする上記(3)に記載のインク−後処理液セット。
(5)被記録媒体に白色インクを付与する工程と、後処理液を前記白色インク付与工程後に付与する工程とを有する画像形成方法であって、
前記白色インクは、水、有機溶剤及び中空樹脂粒子を含有し、
前記後処理液は水、有機溶剤及び50℃より高いガラス転移温度を有する樹脂粒子を含有する
ことを特徴とする画像形成方法。
(6)前記白色インクを付与する工程及び前記後処理液を付与する工程の少なくとも一方の工程が、液体にエネルギーを作用させてノズルから液滴を吐出させる工程であることを特徴とする上記(5)に記載のインクジェット画像形成方法。
(7)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のインク−後処理液セットにおける、前記白色インクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジと、前記後処理液を収容する後処理液収容部を備えた後処理液カートリッジとを含む、インク−後処理液のカートリッジセット。
(8)上記(1)〜(4)のいずれかに記載のインク−後処理液セットにおける、前記白色インクを収容するインク収容容器と前記後処理液を収容する後処理液収容容器とを含むインク−後処理液セットの収容容器セット。
(9)インクカートリッジと、後処理液カートリッジと、液滴を吐出させるための記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、前記インクカートリッジと前記後処理液カートリッジとを組み合わせたセットが上記(7)に記載のインク−後処理液のカートリッジセットであることを特徴とするインクジェット記録装置。
上記実施形態(2)、(3)により、透明化がさらに少ないより優れた隠蔽性を有する画像を得ることが可能となる。
上記実施形態(4)により、後処理液付与後に光沢性が高い白色画像を形成することが可能となる。
上記実施形態(5)により、中空樹脂粒子のつぶれによる透明化が少なく、画像隠蔽性の高い白色画像を形成することが可能となる。
上記実施形態(6)により、オンデマンドに高い画像隠蔽性と画像光沢の両立した画像を形成することが可能となる。
上記実施形態(7)、(8)、(9)により、白色インク色材が沈降しにくく、高い画像隠蔽性と画像光沢の両立した画像を効率よく形成することが可能となる。
<白色インク>
本発明において用いる白色インクは、水、有機溶剤および中空樹脂粒子を含有してなり、さらに必要に応じてその他の成分を含有してなる。
前記白色インクの25℃における粘度は、2mPa・s以上100mPa・s以下が好ましい。
さらに白色インクにエネルギーを作用させてノズルから白色インクの液滴を吐出するインクジェット画像形成方法を選択する場合には、白色インクの25℃における粘度は2mPa・s以上20mPa・s以下がより好ましく、6mPa・s以上12mPa・s以下が更に好ましい。
前記白色インクの粘度を2mPa・s以上とすることによって、インクの吐出時の残留振 動が起こりにくくなる効果があり、駆動波形による吐出後の振動抑制を行いやすくすることができ、短時間で次の吐出ができるようになるため高速印字に適するようになる。一方、前記白色インクの粘度を20mPa・s以下に抑えることで、吐出性を安定しやすくなる。ここで、前記粘度は、例えば、R型回転粘度計(RE550L、東機産業株式会社製)を用いて、25℃で測定することができる。
さらに前記白色インクは、長期間静置保管していても含有する中空樹脂粒子のほとんど沈降しないことが、白色インクの保存安定性や白色インクで形成される画像隠蔽性を均一に保つために好ましい。中空樹脂粒子の沈降性は、沈降に伴う前記白色インクの上澄み形成を、25℃における後方散乱光強度ピークの積算での静置時間における上澄み相対変化量百分率の平均値M(%)として計測することが可能である。本発明の白色インクの沈降性は、静置240時間後のMが5%未満であることが好ましく、前記白色インクによって画像を形成する方法として、白色インクにエネルギーを作用させてノズルから白色インクの液滴を吐出するインクジェット画像形成方法を選択する場合には、Mが1%未満であることがさらに好ましい。
ここで、前記静置保管時の白色インク沈降性は、例えばタービスキャン(MA2000、フォーマルアクション社製)を用いて、25℃で白色インクをサンプル管中に静置保管することで経時変化を測定することで計測が可能である。
(中空樹脂粒子)
本発明の白色インクの成分として使用する中空樹脂粒子は粒子内に単孔もしくは多孔の空 隙を持つ樹脂からなる粒子(中空樹脂粒子)である。このような形態のもので、かつ、そのガラス転移温度(Tg)が40〜140℃であるものが好ましい。本発明の白色インクに使用する中空樹脂粒子は、特に限定されないが、例えば、隠蔽性付与を目的として酸化チタンなどの白色顔料の代替として上市されている中空樹脂粒子を挙げることができる。
また前記特許文献1に記載されているものの他に、例えば特許第4785216号公報及び特開2015−54883号公報に記載されているものが使用可能である。その中でもスチレン共重合物を含有する中空樹脂粒子は、後処理液中の50℃より高いガラス転移温度を有する樹脂粒子との組合せが好ましい。前記白色インクと後処理液の組合せにより形成される画像の形成時や乾燥時等に中空樹脂粒子がつぶれて画像隠蔽性が著しく低下したり、透明化することを防止することができるため望ましい。
このような中空樹脂粒子は、古くからその製造方法が検討されており、よく知られたものでは、ローム&ハース社の「アルカリ膨潤を利用する方法」(特開昭56−32513号公報)、日本合成ゴム社の「重合収縮を利用する方法」(特開昭61−87734号公報、特開昭62−127336号公報)、積水化学工業の「相分離を利用した方法」(特開2005−146223号公報)などが挙げられる。
本発明で使用する中空樹脂粒子の製造方法に限定はなく、上記に挙げた従来公知の方法で得ることができるが、例えば、その製造工程で、水などの各種溶媒に分散しているかたち(エマルションタイプ)を取り、使用した溶媒飛散後に、内部に単孔もしくは多孔の空間(空隙)を持つものとなる粒子を好適に使用できる。
本発明で用いる中空樹脂粒子を構成するポリマー(樹脂)の種類は、特に限定されない。
中空樹脂粒子を構成する樹脂の具体例としては以下のようなものが例示できる。 例えば、(メタ)アクリル酸エステル、スチレン、(メタ)アクリロニトリル、ブタジエン、酢酸ビニル、エチレン、エポキシ、ウレタン、アルキッド等のモノマーからなる樹脂が挙げられる。これらのモノマーの、単独重合体、共重合体、或いはこれらの重合体をブレンドしてなる混合物を用いることができる。
中でも樹脂としてスチレンを含む共重合物が、ガラス転移温度が50℃を超える樹脂粒子を含有する後処理液との組み合わせで、画像上でつぶれにくく高い白色度を得られるため好ましい。
本発明の実施例で使用した樹脂製の中空粒子は、内部に中空部分を有する多孔質ビーズは勿論のこと、おわん状や楕円おわん状の樹脂粒子であってもよい。
本発明で使用する樹脂製の中空粒子を構成するポリマーは、高い隠蔽性、中空樹脂粒子どうしが融着しにくい点から、Tgが40〜140℃であることが好ましい。より好ましくは、Tgが60〜120℃であるものを用いるとよい。
<Tg値>
本発明において、樹脂のTgは、次のFOX式による理論計算上のものをいう。
[FOX式]
1/Tg=W1/Tg+W/Tg+…+W/Tg+…+W/Tg
(上記FOX式は、n種の単量体からなる重合体を構成する各モノマーのホモポリマーのガラス転移温度をTgi(K)とし、各モノマーの質量分率を、Wiとしており、(W+W+…+W+…W=1)である。)
以下に、説明のために、後述する実施例で合成した高分子合成樹脂エマルションのTgを算出するのに使用した、下記の各単量体を単独に重合してなるホモポリマーのそれぞれTg値を下記に示した。
スチレン(St):100℃
メチルメタクリレート(MMA):105℃
ブチルメタクリレート(BMA):20℃
ブチルアクリレート(BA):−52℃
2−エチルヘキシルアクリレート(2EHA):−70℃
アクリル酸(AAc):105℃
メタクリル酸(mAAc):185℃
上記したように、本発明を構成する中空樹脂粒子は、粒子内に単孔もしくは多孔の空隙を持つ樹脂粒子である。中空樹脂粒子を上記の構成とすることで、塗膜を形成した際にも、中空樹脂粒子は、従来の無機充填剤を同様の量で使用した場合に比べて、塗膜の発泡や膨張の発生が抑制された塗膜の形成性に優れたものとなる。 例えば、本発明の実施例では、好適なものの代表例として、水に分散させたエマルションタイプの中空樹脂粒子を使用しているが、これに限定されず、その他の溶媒に分散されているものや、粉体タイプの中空樹脂粒子を水に分散させて使用したものであっても同様の効果が得られる。中でも、水などの各種溶媒に中空樹脂粒子が分散しているエマルションタイプのものを用いるのがよい。
<後処理液>
本発明における後処理液は、水、有機溶剤および50℃より高いガラス転移温度を有する樹脂粒子を含有してなり、さらに必要に応じてその他の成分を含有してなる。
後処理液の25℃における粘度は、2mPa・s以上100mPa・s以下が好ましい。さらに後処理液にエネルギーを作用させてノズルから後処理液の液滴を吐出するインクジェット画像形成方法を選択する場合には、2mPa・s以上20mPa・s以下がより好ましく、6mPa・s以上12mPa・s以下が更に好ましい。後処理液の粘度を2mPa・s以上とすることによって、後処理液吐出時の残留振動が起こりにくくなる効果があり、駆動波形による吐出後の振動抑制を行いやすくすることができ、短時間で次の吐出ができるようになるため高速印字に適するようになる。一方、前記後処理液の粘度を20mPa・s以下に抑えることで、吐出性を安定しやすくなる。ここで、前記粘度は、例えば、R型回転粘度計(RE550L、東機産業株式会社製)を用いて、25℃で測定することができる。
(樹脂粒子)
本発明の後処理液中に含まれる樹脂粒子は、特に限定されないが、例えば特許第3322830号公報に記載されているもののうち、50℃より高いガラス転移温度を有する樹脂粒子が使用可能である。さらに前記樹脂粒子がポリエステル樹脂を含有することが、白色インクの画像隠蔽性を確保するために好ましい。さらにまた前記樹脂粒子が、90℃以上のガラス転移温度を有するポリエステル樹脂を含有することで、後処理液付与後の画像光沢性を向上させることができ、より好ましい。ここで後処理液中、樹脂粒子のガラス転移温度は、例えば後処理液を減圧下、105℃で2時間乾燥させ、完全に溶媒を除去することによって樹脂粒子を単離し、示差走査熱量計(DSC8230、リガク社製)を用いて測定することができる。
また後処理液は、ガラス転移温度が58℃以上の樹脂粒子を含有することにより、後処理液付与時、白色インク中の中空樹脂粒子のつぶれによる透明化をさらに防止しやすくなる。
樹脂粒子の体積平均粒径は、5〜300nmであることが画像光沢性と分散安定性の観点 から好ましい。後処理液にエネルギーを作用させて後処理液をノズルから液滴として吐出させるインクジェット画像形成方法を選択する場合には、吐出安定性と有効添加量の観点から、樹脂粒子の粒径は50〜200nmがさらに好ましい。ここで樹脂粒子の粒径は、例えば水または分散媒で適当な濃度に調整し、粒度分布測定装置(UPA−EX150、マイクロトラック社製)を用いて測定することができる。
次に、ポリエステル樹脂について説明する。
該ポリエステル樹脂としては、特に限定されないがJIS K 0070に基づく酸価が3〜100KOHmg/gのものが好ましく用いられる。上記酸価は、より好ましくは3〜90KOHmg/g、更に好ましくは30〜80KOHmg/g、特に好ましくは50〜70KOHmg/gであることが、エマルジョン粒子の形成性及び分散安定性が向上する点で良好な結果をもたらす。
上記ポリエステル樹脂は、その数平均分子量(ゲルパーミエーションクロマトグラフィーでポリスチレン換算する)が、好ましくは500〜100000、更に好ましくは1000〜50000、一層好ましくは1500〜30000、更に一層好ましくは2000〜15000であることが、プリンタヘッドへの焦げ付きの防止や印刷後のインクの耐水性及び耐擦過性、並びに粒子形成性の点から好ましい。
上述したポリマーは、印字濃度、凝集を生じにくいなどの理由から、本発明の水系インク中に、固形分として1〜30重量%、特に2〜20重量%配合されることが好ましい。ポリマー微粒子の粒径は、インクにじみが発生しにくい、分散安定性が良好などの理由から、0.1〜500nm、特に5〜300nmであることが好ましい。 ポリマー微粒子の粒径は、例えば、転相乳化の条件を変えること等によって調整することができる。
<画像形成方法>
(記録媒体)
記録媒体としては特に制限はなく、普通紙、光沢紙、特殊紙、布などを用いることもできるが、非浸透性基材を用いても良好な画像形成が可能である。
前記非浸透性基材とは、水透過性、吸収性が低い表面を有する基材であり、内部に多数の空洞があっても外部に開口していない材質も含まれ、より定量的には、ブリストー(Bristow)法において接触開始から30msec1/2までの水吸収量が10mL/m以下である基材をいう。
前記非浸透性基材としては、例えば、塩化ビニル樹脂フィルム、ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリカーボネートフィルムなどのプラスチックフィルムを、好適に使用することができる。
これらの中でも、本発明の白色インクと後処理液との組み合わせ含むセットを適用する基材としては非浸透性の基材が好ましく、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、ポリカーボネート、ABS樹脂、ポリ塩化ビニル、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、ビニル系材料、又はこれらを複合した材料からなるプラスチックフィルムやプラスチック成型物がより好ましい。
特に、白色以外の記録用メディアへの記録に好適に用いることができるだけでなく、フィルム、OHPシート等の透明性のメディアに記録する場合、白色インクを用いて画像形成することが可能である。また、透明性の記録用メディア上に白色インクを塗布して白色層を形成し、その上に、他の色のインクを用いて画像を形成することで、より鮮明で質の高い画像を得ることが可能となる。
この場合、透明性メディア上に、まず、本発明のインクを付与して白色層を形成し、その上に黒色インクやカラーインクなどのインクを用いて画像形成することが可能である。また、透明性のメディアの上に黒色インクやカラーインクなどのインクを用いて画像形成した後に、本発明の白色インクを付与することで鮮明な画像を得ることも可能である。前記後処理液は白色インクの付与後に付与することが好ましく、目的に応じて黒色やカラーインクの付与を随時前後することも可能である。
(付与方法)
前記インク−後処理液セットは、刷毛やローラーを用いた液塗工方法や印刷等の転写を用いた任意の付与工程を選択することが可能である。例えば、ブレードコート法、グラビアコート法、バーコート法、ロールコート法、ディップコート法、カーテンコート法、スライドコート法、ダイコート法、スプレーコート法などが挙げられる。
その中でもエネルギーを作用させてノズルから液滴を吐出するインクジェット画像形成方法は、記録媒体に非接触でオンデマンドに高い画像隠蔽性と画像光沢の両立した画像を形成可能なため好ましい。
<インク>
以下、インクに用いる有機溶剤、水、色材、樹脂、添加剤等について説明する。
<有機溶剤>
本発明に使用する有機溶剤としては特に制限されず、水溶性有機溶剤を用いることができる。例えば、多価アルコール類、多価アルコールアルキルエーテル類や多価アルコールアリールエーテル類などのエーテル類、含窒素複素環化合物、アミド類、アミン類、含硫黄化合物類が挙げられる。
水溶性有機溶剤の具体例としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、1,2−プロパンジオール、1,3−プロパンジオール、1,2−ブタンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、2,3−ブタンジオール、3−メチル−1,3−ブタンジオール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,3−ペンタンジオール、1,4−ペンタンジオール、2,4−ペンタンジオール、1,5−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,6−ヘキサンジオール、1,3−ヘキサンジオール、2,5−ヘキサンジオール、1,5−ヘキサンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、エチル−1,2,4−ブタントリオール、1,2,3−ブタントリオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール、ペトリオール等の多価アルコール類、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類、エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類、2−ピロリドン、N−メチル−2−ピロリドン、N−ヒドロキシエチル−2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ε−カプロラクタム、γ−ブチロラクトン等の含窒素複素環化合物、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、N,N−ジメチルホルムアミド、3−メトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド、3−ブトキシ−N,N−ジメチルプロピオンアミド等のアミド類、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエチルアミン等のアミン類、ジメチルスルホキシド、スルホラン、チオジエタノール等の含硫黄化合物、プロピレンカーボネート、炭酸エチレン等が挙げられる。
湿潤剤として機能するだけでなく、良好な乾燥性を得られることから、沸点が250℃以下の有機溶剤を用いることが好ましい。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物も好適に使用される。炭素数8以上のポリオール化合物の具体例としては、2−エチル−1,3−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオールなどが挙げられる。
グリコールエーテル化合物の具体例としては、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールモノメチルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル等の多価アルコールアルキルエーテル類;エチレングリコールモノフェニルエーテル、エチレングリコールモノベンジルエーテル等の多価アルコールアリールエーテル類などが挙げられる。
炭素数8以上のポリオール化合物、及びグリコールエーテル化合物は、記録媒体として紙を用いた場合に、インクの浸透性を向上させることができる。
有機溶剤のインク中における含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上60質量%以下が好ましく、20質量%以上60質量%以下がより好ましい。
<水>
インクにおける水の含有量は、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、インクの乾燥性及び吐出信頼性の点から、10質量%以上90質量%以下が好ましく、20質量%〜60質量%がより好ましい。
<樹脂>
インク中に含有する樹脂の種類としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、アクリル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、スチレン系樹脂、ブタジエン系樹脂、スチレン−ブタジエン系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリルスチレン系樹脂、アクリルシリコーン系樹脂などが挙げられる。
これらの樹脂からなる樹脂粒子を用いても良い。樹脂粒子を、水を分散媒として分散した樹脂エマルションの状態で、色材や有機溶剤などの材料と混合してインクを得ることが可能である。前記樹脂粒子としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。また、これらは、1種を単独で用いても、2種類以上の樹脂粒子を組み合わせて用いてもよい。
樹脂粒子の体積平均粒径としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、良好な定着性、高い画像硬度を得る点から、10nm以上1,000nm以下が好ましく、10nm以上200nm以下がより好ましく、10nm以上100nm以下が特に好ましい。
前記体積平均粒径は、例えば、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
樹脂の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、定着性、インクの保存安定性の点から、インク全量に対して、1質量%以上30質量%以下が好ましく、5質量%以上20質量%以下がより好ましい。
インク中の固形分の粒径については、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、吐出安定性、画像濃度などの画像品質を高くする点から、最大個数換算で最大頻度が20nm以上1000nm以下が好ましく、20nm以上150nm以下がより好ましい。固形分は樹脂粒子や顔料の粒子等が含まれる。粒径は、粒度分析装置(ナノトラック Wave−UT151、マイクロトラック・ベル株式会社製)を用いて測定することができる。
<添加剤>
インクには、必要に応じて、界面活性剤、消泡剤、防腐防黴剤、防錆剤、pH調整剤等を加えても良い。
<界面活性剤>
界面活性剤としては、シリコーン系界面活性剤、フッ素系界面活性剤、両性界面活性剤、ノニオン系界面活性剤、アニオン系界面活性剤のいずれも使用可能である。
シリコーン系界面活性剤には特に制限はなく目的に応じて適宜選択することができる。中でも高pHでも分解しないものが好ましく、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサン等が挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するものが、水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。また、前記シリコーン系界面活性剤として、ポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤を用いることもでき、例えば、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルシロキサンのSi部側鎖に導入した化合物等が挙げられる。
フッ素系界面活性剤としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸化合物、パーフルオロアルキルカルボン酸化合物、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物が、起泡性が小さいので特に好ましい。前記パーフルオロアルキルスルホン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルスルホン酸、パーフルオロアルキルスルホン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルカルボン酸化合物としては、例えば、パーフルオロアルキルカルボン酸、パーフルオロアルキルカルボン酸塩等が挙げられる。前記パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物としては、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの硫酸エステル塩、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマーの塩等が挙げられる。これらフッ素系界面活性剤における塩の対イオンとしては、Li、Na、K、NH、NHCHCHOH、NH(CHCHOH)、NH(CHCHOH)等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、例えばラウリルアミノプロピオン酸塩、ラウリルジメチルベタイン、ステアリルジメチルベタイン、ラウリルジヒドロキシエチルベタインなどが挙げられる。
ノニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルエステル、ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレンアルキルアミド、ポリオキシエチレンプロピレンブロックポリマー、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、アセチレンアルコールのエチレンオキサイド付加物などが挙げられる。
アニオン系界面活性剤としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル酢酸塩、ドデシルベンゼンスルホン酸塩、ラウリル酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテルサルフェートの塩、などが挙げられる。
これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。
前記シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、例えば、側鎖変性ポリジメチルシロキサン、両末端変性ポリジメチルシロキサン、片末端変性ポリジメチルシロキサン、側鎖両末端変性ポリジメチルシロキサンなどが挙げられ、変性基としてポリオキシエチレン基、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン基を有するポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤が水系界面活性剤として良好な性質を示すので特に好ましい。
このような界面活性剤としては、適宜合成したものを使用してもよいし、市販品を使用してもよい。市販品としては、例えば、ビックケミー株式会社、信越化学工業株式会社、東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社、日本エマルジョン株式会社、共栄社化学などから入手できる。
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができ、例えば、一般式(S−1)式で表わされる、ポリアルキレンオキシド構造をジメチルポリシロキサンのSi部側鎖に導入したものなどが挙げられる。
Figure 0006704609
(但し、一般式(S−1)式中、m、n、a、及びbは整数を表わす。 R及びR’はアルキル基、アルキレン基を表わす。)
上記のポリエーテル変性シリコーン系界面活性剤としては、市販品を用いることができ、例えば、KF−618、KF−642、KF−643(信越化学工業株式会社)、EMALEX−SS−5602、SS−1906EX(日本エマルジョン株式会社)、FZ−2105、FZ−2118、FZ−2154、FZ−2161、FZ−2162、FZ−2163、FZ−2164(東レ・ダウコーニング・シリコーン株式会社)、BYK−33、BYK−387(ビックケミー株式会社)、TSF4440、TSF4452、TSF4453(東芝シリコン株式会社)などが挙げられる。
前記フッ素系界面活性剤としては、フッ素置換した炭素数が2〜16の化合物が好ましく、フッ素置換した炭素数が4〜16である化合物がより好ましい。
フッ素系界面活性剤としては、パーフルオロアルキルリン酸エステル化合物、パーフルオロアルキルエチレンオキサイド付加物、及びパーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物などが挙げられる。 これらの中でも、パーフルオロアルキルエーテル基を側鎖に有するポリオキシアルキレンエーテルポリマー化合物は起泡性が少ないため好ましく、特に一般式(F−1)及び一般式(F−2)で表わされるフッ素系界面活性剤が好ましい。
Figure 0006704609
上記一般式(F−1)で表される化合物において、水溶性を付与するためにmは0〜10の整数が好ましく、nは0〜40の整数が好ましい。
一般式(F−2)
2n+1−CHCH(OH)CH−O−(CHCHO)−Y
上記一般式(F−2)で表される化合物において、YはH、又はCnF2n+1でnは1〜6の整数、又はCHCH(OH)CH−CnF2n+1でnは4〜6の整数、又はCpH2p+1でpは1〜19の整数である。aは4〜14の整数である。
上記のフッ素系界面活性剤としては市販品を使用してもよい。 この市販品としては、例えば、サーフロンS−111、S−112、S−113、S−121、S−131、S−132、S−141、S−145(いずれも、旭硝子株式会社製);フルラードFC−93、FC−95、FC−98、FC−129、FC−135、FC−170C、FC−430、FC−431(いずれも、住友スリーエム株式会社製);メガファックF−470、F−1405、F−474(いずれも、大日本インキ化学工業株式会社製);ゾニール(Zonyl)TBS、FSP、FSA、FSN−100、FSN、FSO−100、FSO、FS−300、UR(いずれも、DuPont社製);FT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW(いずれも、株式会社ネオス社製)、ポリフォックスPF−136A,PF−156A、PF−151N、PF−154、PF−159(オムノバ社製)、ユニダインDSN−403N(ダイキン工業株式会社製)などが挙げられ、これらの中でも、良好な印字品質、特に発色性、紙に対する浸透性、濡れ性、均染性が著しく向上する点から、Du Pont社製のFS−300、株式会社ネオス製のFT−110、FT−250、FT−251、FT−400S、FT−150、FT−400SW、オムノバ社製のポリフォックスPF−151N及びダイキン工業株式会社製のユニダインDSN−403Nが特に好ましい。
インク中における界面活性剤の含有量としては、特に制限はなく、目的に応じて適宜選択することができるが、濡れ性、吐出安定性に優れ、画像品質が向上する点から、0.001質量%以上5質量%以下が好ましく、0.05質量%以上5質量%以下がより好ましい。
<消泡剤>
消泡剤としては、特に制限はなく、例えば、シリコーン系消泡剤、ポリエーテル系消泡剤、脂肪酸エステル系消泡剤などが挙げられる。これらは、1種を単独で用いても、2種以上を併用してもよい。これらの中でも、破泡効果に優れる点から、シリコーン系消泡剤が好ましい。
<防腐防黴剤>
防腐防黴剤としては、特に制限はなく、例えば、1,2−ベンズイソチアゾリン−3−オンなどが挙げられる。
<防錆剤>
防錆剤としては、特に制限はなく、例えば、酸性亜硫酸塩、チオ硫酸ナトリウムなどが挙げられる。
<pH調整剤>
pH調整剤としては、pHを7以上に調整することが可能であれば、特に制限はなく、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミンなどが挙げられる。
<記録装置、記録方法>
本発明のインクは、インクジェット記録方式による各種記録装置、例えば、プリンタ、ファクシミリ装置、複写装置、プリンタ/ファックス/コピア複合機、立体造形装置などに好適に使用することができる。
本願において、記録装置、記録方法とは、記録媒体に対してインクや各種処理液等を吐出することが可能な装置、当該装置を用いて記録を行う方法である。記録媒体とは、インクや各種処理液が一時的にでも付着可能なものを意味する。
この記録装置には、インクを吐出するヘッド部分だけでなく、記録媒体の給送、搬送、排紙に係わる手段、その他、前処理装置、後処理装置と称される装置などを含むことができる。
記録装置、記録方法は、加熱工程に用いる加熱手段、乾燥工程に用いる乾燥手段を有しても良い。加熱手段、乾燥手段には、例えば、記録媒体の印字面や裏面を加熱、乾燥する手段が含まれる。加熱手段、乾燥手段としては、特に限定されないが、例えば、温風ヒーター、赤外線ヒーターを用いることができる。加熱、乾燥は、印字前、印字中、印字後などに行うことができる。
また、記録装置、記録方法は、インクによって文字、図形等の有意な画像が可視化されるものに限定されるものではない。例えば、幾何学模様などのパターン等を形成するもの、3次元像を造形するものも含まれる。
また、記録装置には、特に限定しない限り、吐出ヘッドを移動させるシリアル型装置、吐出ヘッドを移動させないライン型装置のいずれも含まれる。
更に、この記録装置には、卓上型だけでなく、A0サイズの記録媒体への印刷も可能とする広幅の記録装置や、例えばロール状に巻き取られた連続用紙を記録媒体として用いることが可能な連帳プリンタも含まれる。
記録装置の一例について図1乃至図2を参照して説明する。図1は同装置の斜視説明図である。図2はメインタンクの斜視説明図である。記録装置の一例としての画像形成装置400は、シリアル型画像形成装置である。画像形成装置400の外装401内に機構部420が設けられている。ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色用のメインタンク410(410k、410c、410m、410y)の各インク収容部411は、例えばアルミニウムラミネートフィルム等の包装部材により形成されている。インク収容部411は、例えば、プラスチックス製の収容容器ケース414内に収容される。これによりメインタンク410は、各色のインクカートリッジとして用いられる。
以下、本発明を実施例及び比較例にて更に詳細に説明する。なお、本発明は、ここに例示される実施例に限定されるものではない。なお、実施例中の部は、特に記載がなければ質量部を表わす。
<中空樹脂粒子の製造例>
(シードポリマー粒子の製造)
下記のように、2段シード重合法により、複数種の樹脂からなるシードポリマー粒子を調製した。
−第1段目の重合−
水285部と、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.4部を反応器に仕込み、攪拌を開始した。これに、窒素雰囲気下で温度80℃で過硫酸ナトリウム1.0部を添加し、ビニルキシレン94部、メタクリル酸6部およびt−ドデシルメルカプタン5部からなるモノマー混合物を2.5時間連続して滴下し、滴下終了後3.0時間にわたり重合処理を行ってポリマー粒子を得た。得られたポリマー粒子は体積平均粒子径0.14μm、かつ粒子径分布がシャープなものであった。GPCによるポリスチレン換算の数平均分子量5,000であった。
−第2段目の重合-
水285部と、第1段目の重合で得られたポリマー粒子を10部(固形分換算)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム0.02部を反応器に仕込み攪拌を開始した。窒素雰囲気下で温度85℃で過硫酸ナトリウム0.6部を添加し、メタクリル酸メチル93部、アクリロニトリル1部、メタクリル酸6部およびチオグリコール酸2−エチルヘキシル9部からなるモノマー混合物を3.0時間連続して滴下し、滴下終了後3.0時間にわたり重合処理を行った。得られたポリマー粒子は平均粒子径0.32μm、かつ粒子径分布がシャープなものであった。GPCによるポリスチレン換算の数平均分子量7,000であった。これをシードポリマー粒子とする。
(中空樹脂粒子1の製造)
下記のようにして、スチレン共重合物非含有中空樹脂粒子を作製した。
上記で得られたシードポリマー粒子を用い、このシードポリマー粒子を18部(固形分換算)、水430部、ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル硫酸エステル0.4部、ドデシルベンゼンスルホン酸ナトリウム0.2部を反応器に仕込み、攪拌を開始した。
これにメタクリル酸メチル45部、ビニルキシレン9部、ビニルナフタレン5部、ジビニルベンゼン36部およびメタクリル酸5部からなるモノマー混合物を加えて撹拌を開始した。添加初期には液面上層部に上記物質のモノマー溜りが目視で確認できたが、50℃で1時間攪拌したところモノマー溜りは存在せず、シードポリマー粒子にほぼ完全に吸収されたことが確認できた。窒素雰囲気下で、過硫酸ナトリウム0.3部を添加し、70℃まで昇温し、5時間重合処理したところ、水を粒子内部に含む中空樹脂粒子の分散液が収率99%で得られた。得られた中空樹脂粒子を中空樹脂粒子1とした。
この分散液を乾燥し、透過型電子顕微鏡で観察したところ、中空樹脂粒子1は、中央部が透けている体積平均粒子径=0.6μm、空隙率=25%の中空樹脂粒子であった。
(中空樹脂粒子2)
下記のスチレン共重合物を含む市販の中空樹脂粒子を中空樹脂粒子2とした。
ローペイク中空ポリマー顔料(ロームアンドハース社製)のULTRAシリーズ粒子径=0.38μm、空隙率=45%のULTRA E(固形分30質量%)。
<白色インクの製造例>
(白色インク1の製造)
前記中空樹脂粒子1を用いて、下記に示す処方にて白色インク1を作製した。全体で100部とした。
・中空樹脂粒子1(固形分換算) 10部
・1,2−プロパンジオール 15部
・湿潤剤 TEGO Wet−270(エボニック社製) 1部
・消泡剤 エンバイロジェムAD01(エアープロダクツ社製) 0.5部
・防腐剤防カビ剤 Proxel LV(ロンザ社製) 0.05部
・ベンゾトリアゾール 0.05部
・2−シクロヘキシルアミノエタンスルホン酸(CHES) 0.05部
・2−アミノ−2−エチル−1,3−プロパンジオール(AEPD) 0.20部
・樹脂Bayhydrol UH XP 2648/1(バイエル社製)0.7部
・樹脂F−2172D−1−NS(第一工業製薬社製) 22部
・水 残量
(白色インク2の製造)
前記白色インク1の製造において中空樹脂粒子1を中空樹脂粒子2に置き換えた以外は、白色インク1と同様にして白色インク2を作製した。
(白色インク3の製造)
前記白色インク1の製造において中空樹脂粒子1を二酸化チタン(CR−50、石原産業株式会社製)に置き換えた以外は、白色インク1と同様にして白色インク3を作製した。
二酸化チタンCR−50は、下記処方にてあらかじめ分散液を調合し、50℃で8時間超音波を照射(600W)して分散液を作製し、使用した。全体で100部とした。
・二酸化チタンCR−50(石原産業社製) 20部
・分散剤DISPERBYK−190(ビックケミー社製) 2部
・水 残量
<後処理液の製造例>
(ポリエステル1の合成)
冷却管、攪拌機及び窒素導入管の付いた反応槽中に、ビスフェノールAエチレンオキサイド2モル付加物220部、ビスフェノールAプロピオンオキサイド3モル付加物560部、テレフタル酸220部、アジピン酸50部、及びジブチルチンオキサイド3部を投入し、常圧下、230℃にて7時間反応させた。
次いで、該反応液を10〜15mmHgの減圧下にて5時間反応させた後、反応容器中に無水トリメリット酸40部を添加し、常圧下、180℃にて5時間反応させて、ポリエステル1を合成した。
得られたポリエステル1は、THF可溶分の重量平均分子量(Mw)が6, 400、ガラス転移温度(Tg)が58℃、酸価が21mgKOH/gであった。
(ポリエステル樹脂粒子1の製造)
合成したポリエステル1を20部、アセトン50部、イオン交換水200部、5N水酸化ナトリウム2.2部を混合した後にエバポレータを用いてアセトン及び一部のイオン交換水を留去し、ポリエステル樹脂粒子1の水分散体(固形分30%)を得た。 得られたポリエステル樹脂粒子1の体積平均粒子径測定した結果、128nmであった。
(後処理液1の製造)
前記ポリエステル樹脂粒子1を用いて、下記に示す処方にて後処理液1を作製した。全体で100部とした。
・ポリエステル樹脂粒子1(固形分換算) 15部
・1,2−プロパンジオール 15部
・界面活性剤CAPSTONE FS−3100(デュポン社製) 0.3部
・消泡剤エンバイロジェムAD01(エアープロダクツ社製) 0.1部
・防腐剤防カビ剤Proxel LV(ロンザ社製) 0.05部
・水 残量
(後処理液2、4、5の製造)
前記ポリエステル樹脂粒子1を下記に示すポリエステル樹脂粒子2、4、5に置き換えた以外は、後処理液1と同様にして後処理液2、4、5を製造した。
・ポリエステル樹脂粒子2:バイロナールMD−1500(東洋紡績社製)
・ポリエステル樹脂粒子4:エマルションエリーテルKZT−8904(ユニチカ社製)
・ポリエステル樹脂粒子5:エマルションエリーテルKZA−1449(ユニチカ社製)
(後処理液3の製造)
前記ポリエステル樹脂粒子1の製造において、ポリエステル1を下記に示すポリエステル3に置き換えた以外は、ポリエステル樹脂粒子1と同様にしてポリエステル樹脂粒子3を製造した。
そして、ポリエステル樹脂粒子1のかわりにポリエステル樹脂粒子3を用いた以外は、後処理液1の製造と同様にして、後処理液3を製造した。
ポリエステル3:バイロンGK880(東洋紡績社製)
実施例、比較例の白色インク−後処理液セットを表1に示す。
Figure 0006704609
<白色インクの沈降性の評価>
各白色インク中の中空樹脂粒子の沈降性は、タービスキャンMA2000(フォーマルアクション社製)を用いて、以下のとおり測定した。
各白色インクを、超音波洗浄器(US−3、アズワン株式会社製)を用いて超音波分散処理(100W、40分間)し、均一状態にしてから、ピペットを用いて装置専用のガラスセルに各白色インクを5.5mL入れた。
ガラスセル内の前記白色インクの液面が安定した30分間後に測定を行い、この時間を沈降性評価開始とした。その後、25℃で静置し、240時間後まで測定を行い、沈降性評価開始を基準とした偏差表示にて、中空樹脂粒子の沈降性を確認した。前記沈降性の確認は、中空樹脂粒子の沈降に伴う後方散乱光強度ピークの積算(サンプル管下方20mmから液面)での25℃で静置240時間後の「上澄み相対変化量百分率の平均値(%)」で行い、以下の基準で評価した。
[評価基準]
A:上澄み相対変化量百分率の平均値(%)が1%未満
B:上澄み相対変化量百分率の平均値(%)が1%以上5%未満
C:上澄み相対変化量百分率の平均値(%)が5%以上
<白色インク−後処理液セットによる画像の形成>
上記表1に示す白色インク−後処理液セットにて、実施例1〜5、比較例1〜23の画像を形成した。
図1に示すインクジェットプリンターを用い、各白色インク及び後処理液3をそれぞれインク収容容器および後処理液収容容器に充填し、プリンタにセットした。記録用メディア(透明PETフィルム)上へのインク付着量が20g/mとなるようにインク吐出量を調整した後、200mm×50mmのベタ画像を透明PETフィルム上に印字し、50℃にて5分間乾燥した。
次に後処理液3については付着量が10g/mとなるように吐出量を調整した後、吐出した。また、後処理液3以外の後処理液(後処理液1、2、4、5)については、巻き線径0.3mmφワイヤーバーにて塗工した(ウェット膜厚20μm狙い)。
<印字画像の隠蔽性の評価>
印字した透明PETフィルムの下に市販の黒紙を敷いた状態で、印字した部分を分光測色濃度計(X−Rite938、X−Rite社製)を用いて明度(L)を測定し、以下の基準で評価した。
なお、参考として、黒紙の上に未印字の透明PETフィルムを敷いた状態で測定したL値は22.4と低く、白色インク1、2のみの印字部のL値は、それぞれ76、78と高かった。
[評価基準]
A:L値が75以上
B:L値が65以上75未満
C:L値が65未満
<印字画像の光沢度の評価>
印字した透明PETフィルムの下に市販の黒紙を敷いた状態で、印字した部分を光沢度計(マイクロトリグロス、ビックケミー社製)を用いて60度光沢度を測定し、以下の基準で評価した。
なお、参考として、黒紙の上に未印字の透明PETフィルムを敷いた状態で測定した60度光沢度は164と高く、白色インクのみの印字部の60度光沢度は1と低かった。
[評価基準]
A:60度光沢度が65以上
B:60度光沢度が20以上65未満
C:60度光沢度が20未満
<評価結果>
上記に示す評価を行った結果を下記表2に示す。
Figure 0006704609
比較例1、2の白色インク−後処理液セットは、後処理液の塗工後、白色インクの透明化が顕著に発生した。
比較例3の白色インク−後処理液セットは、240時間放置後の二酸化チタン分散性が悪く、顕著に沈降した。
実施例の白色インク−後処理液セットは、比較例にくらべ、沈降性、画像隠蔽性、画像光沢性において総合的に優れていることがわかる。
400 画像形成装置
401 外装
401c カバー
404 カートリッジホルダ
410、410k、410c、410m、410y メインタンク
411 インク収容部
413 インク排出口
414 収容容器ケース
420 機構部
434 吐出ヘッド
436 供給チューブ
L インク収容容器
特開2009−35672号公報 特開2010−100709号公報 特開2009−138077号公報

Claims (7)

  1. 白色インクと該白色インクの後処理液との組み合わせを含むインク−後処理液セットであって、
    前記白色インクは、水、有機溶剤及び中空樹脂粒子を含有し、
    前記後処理液は水、有機溶剤及びガラス転移温度が50℃より高い樹脂粒子を含有し、
    前記後処理液に含まれる前記樹脂粒子は、80℃以上のガラス転移温度よりなるポリエステル樹脂を含有する
    ことを特徴とするインク−後処理液セット。
  2. 前記白色インク中の中空樹脂粒子が、スチレン共重合物を含有することを特徴とする請求項1に記載のインク−後処理液セット。
  3. 被記録媒体に白色インクを付与する工程と、後処理液を前記白色インク付与工程後に付与する工程とを有する画像形成方法であって、
    前記白色インクは、水、有機溶剤及び中空樹脂粒子を含有し、
    前記後処理液は水、有機溶剤及び50℃より高いガラス転移温度を有する樹脂粒子を含有し、
    前記後処理液に含まれる前記樹脂粒子は、80℃以上のガラス転移温度よりなるポリエステル樹脂を含有する
    ことを特徴とする画像形成方法。
  4. 前記白色インクを付与する工程及び前記後処理液を付与する工程の少なくとも一方の工程が、液体にエネルギーを作用させてノズルから液滴を吐出させる工程であることを特徴とする請求項に記載のインクジェット画像形成方法。
  5. 請求項1または2に記載のインク−後処理液セットにおける、前記白色インクを収容するインク収容部を備えたインクカートリッジと、前記後処理液を収容する後処理液収容部を備えた後処理液カートリッジとを含む、インク−後処理液のカートリッジセット。
  6. 請求項1または2に記載のインク−後処理液セットにおける、前記白色インクを収容するインク収容容器と前記後処理液を収容する後処理液収容容器とを含むインク−後処理液セットの収容容器セット。
  7. インクカートリッジと、後処理液カートリッジと、液滴を吐出させるための記録ヘッドとを備えたインクジェット記録装置であって、前記インクカートリッジと前記後処理液カートリッジとを組み合わせたセットが請求項に記載のインク−後処理液のカートリッジセットであることを特徴とするインクジェット記録装置。
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