JP6703784B2 - 撮像装置およびその制御方法ならびに撮像素子 - Google Patents

撮像装置およびその制御方法ならびに撮像素子 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置およびその制御方法ならびに撮像素子に関する。
従来、CCDやCMOSイメージセンサなどの撮像素子では、その撮像素子内において、例えば固定パタンノイズ、シェーディング、フリッカー、スミアなどの画質に影響を与える現象が発生することが知られている。このため、撮像装置には、撮像素子から出力される画像信号を用いて各現象に対する補正値を生成し、生成した補正値を用いて画像信号を補正するものがある。
CMOSイメージセンサでは、同一ラインの水平方向に帯状の輝度変動を起こす場合がある。特許文献1では、当該水平方向のスミアを補正するために撮像素子のHOB領域の信号を用いてスミア量を求め、有効画素領域の信号値から減算する技術が提案されている。
また、特許文献2では、有効画像中に遮光されたダミー画素を配置し、ダミー画素から出力される信号を用いてスミア量を求め、有効画素の信号値からスミア量を減算することによりスミアを補正する技術が提案されている。
特開2009−5169号公報 特開2011−199426号公報
しかしながら、特許文献1で提案された技術では、スミア成分が水平方向に一様でない場合にはHOB領域のスミア量と有効画像のスミア量が異なるため、スミアの発生状況に応じて精度よく補正することができない場合がある。
また、特許文献2で提案された技術では、全ての有効画素とダミー画素の信号が撮像素子から混在して出力される。そのため、出力された信号を処理する回路はダミー画素による信号を除外して信号処理を行う必要があり、処理が複雑になる場合がある。
本発明は、上述の従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、より容易に、分布が一様でないスミアを精度良く補正することが可能な撮像装置およびその制御方法ならびに撮像素子を提供することを目的とする。
この課題を解決するため、例えば本発明の撮像装置は以下の構成を備える。すなわち、被写体からの光を受光する第1の画素と、スミアを検出するための第2の画素が配列された画素配列とを有し、第1の画素から読み出された第1の画像信号と、第2の画素から読み出された第2の画像信号とを分離して出力する出力部とを備えた撮像素子と、第2の画像信号に含まれる第2の画素の信号値を用いて、該第2の画素の位置に対応する第1の画素の信号値を補正する補正手段と、を有し、前記第2の画素は電荷の蓄積時間が0になるように制御されることを特徴とする。
本発明によれば、より容易に、分布が一様でないスミアを精度良く補正することが可能になる。
本発明の実施形態に係る撮像装置の一例としてのデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図 実施形態1に係る撮像素子102の構成例を示す図 実施形態1に係る撮像素子102のスミア検出画素と有効画素とを説明する図 実施形態1に係るスミア補正処理を説明する図 実施形態2に係るデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図 実施形態2に係る撮像素子102の構成例を示す図 実施形態3に係る積層式撮像素子の一例を説明する図 実施形態4に係る携帯電話機の一例としてのスマートフォン800の機能構成例を示すブロック図
(実施形態1)
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では撮像装置の一例として、撮像可能な任意のデジタルカメラに本発明を適用した例を説明する。しかし、本発明は、デジタルカメラに限らず、撮像可能な任意の機器にも適用可能である。これらの機器には、例えばゲーム機、タブレット端末、パーソナルコンピュータ、時計型や眼鏡型の情報端末、監視用機器又は医療用機器などが含まれてよい。
(デジタルカメラ100の構成)
図1は、本実施形態の撮像装置の一例としてデジタルカメラ100の機能構成例を示すブロック図である。なお、図1に示す機能ブロックの1つ以上は、ASICやプログラマブルロジックアレイ(PLA)などのハードウェアによって実現されてもよいし、CPUやMPU等のプログラマブルプロセッサがソフトウェアを実行することによって実現されてもよい。また、ソフトウェアとハードウェアの組み合わせによって実現されてもよい。従って、以下の説明において、異なる機能ブロックが動作主体として記載されている場合であっても、同じハードウェアが主体として実現されうる。
撮影光学系101は、ズームレンズ、絞り、フォーカスレンズ、シフトレンズなどを含み、被写体からの光学像を撮像素子に結像させる。撮像素子102は、光電変換素子を有する画素が複数、2次元的に配列された構成を有する。図2を参照して後述するが、撮像素子102は、被写体光学像を受光する有効画素とスミア検出用の画素とをそれぞれ有し、有効画素から読み出された画像信号とスミア検出画素から読み出された補正用画像信号とを区別して読み出し可能に構成されている。
スミア検出部103、スミア補正値生成部104及びスミア補正部105は、信号処理回路又は信号処理モジュールを含む。スミア検出部103は、撮像素子102のスミア検出画素から読み出された補正用画像信号を用いて発生しているスミアを検出し、スミア情報を生成する。スミア情報は、スミアの有無や発生位置を示す情報である。スミア補正値生成部104は、補正用画像信号とスミア検出部103から出力されたスミア情報とを用いてスミア補正値を生成する。スミア補正部105は、撮像素子102の有効画素から出力された画像信号の信号値からスミア補正値生成部104により生成されたスミア補正値を減算して、画像信号を補正する。
信号処理部106は、信号処理回路又は信号処理モジュールを含み、スミア補正部105から出力された画像信号に対してホワイトバランス等の所定の信号処理を行う。表示部107は、LCDやLED等により構成される表示パネルを含み、信号処理部106から出力された画像信号やデジタルカメラ100を操作するための操作用画像等を表示する。
記録部108は、例えば不揮発性の半導体メモリやハードディスク等の記録媒体、或いはSDカードなどの記録メディアを含み、信号処理部106より出力された画像信号を記録する。
制御部109は、例えばCPUあるいはMPUを含み、例えばROM等の不揮発性メモリに格納されたプログラムをRAM等の揮発性メモリの作業エリアに展開し、実行することにより、デジタルカメラ100の全体を制御する。また、制御部109は、撮像素子102からの各信号の読み出しを制御する。
(撮像素子102の構成)
次に、図2(a)を参照して撮像素子102の詳細な構成について説明する。単位画素201は、図2(b)に示す構成を1単位とする画素を含む。フローティングディフュージョンアンプ(FDアンプ)202は、単位画素201の蓄積電荷量を電圧として検出する。
行読出制御線203a及び行読出制御線203bは、それぞれ所定の間隔(例えば1列ごと)の単位画素201に接続されており、垂直走査回路208a又は垂直走査回路208bから各単位画素に読み出し制御信号を伝送する。図2(a)は、2次元状に配置された単位画素201の例えば第20行目〜23行目の単位画素201に接続する行読出制御線を203a-20〜203a-23又は203b-20〜203b-23として示している。
また、行リセット制御線204a及び行リセット制御線204bは、それぞれ所定の間隔の単位画素201に接続されており、垂直走査回路208a又は垂直走査回路208bから各単位画素にリセット制御信号を伝送する。2次元状に配置された単位画素201の例えば第20行目〜23行目の単位画素201に接続する行リセット制御線を204a-20〜204a-23又は204b-20〜204b-23として示している。
更に、行選択線205a及び行選択線205bは、それぞれ所定の間隔の単位画素201に接続されており、垂直走査回路208a又は垂直走査回路208bから各単位画素に行選択制御信号を伝送する。2次元状に配置された単位画素201の例えば第20行目〜23行目の単位画素201に接続する行選択線を205a-20〜205a-23又は205b-20〜205b-23として示している。
列毎に設けられた列信号線206は、各列の単位画素201の出力信号を列回路207に伝送する。列回路207は、水平走査回路209の制御により各単位画素201から出力された画素信号を内蔵されたA/D変換回路によりアナログ・デジタル変換して出力する。列回路207から出力されたデジタル信号は、水平信号線210を介して画素信号選択回路211又は画素信号選択回路212に入力され、それぞれの画素信号選択回路の動作に従って信号出力端子213又は信号出力端子214から出力される。例えば画素信号選択回路211、画素信号選択回路212、信号出力端子213及び信号出力端子214はデジタル信号の出力部を構成する。
タイミングジェネレータ(TG)215は、設定に応じてリセットタイミング信号や読み出しタイミング信号を生成する。垂直同期信号入力端子216と水平同期信号入力端子217は、それぞれ外部から同期信号を入力する端子である。また、設定信号線218は外部からTG215に対するリセットと読み出しのタイミングを設定するための設定信号を入力する。TG215から出力される読出行タイミング信号219は、垂直走査回路208a及び垂直走査回路208bに入力される。また、TG215から出力される読出列タイミング信号220は、水平走査回路209に入力される。
図2(b)は、図2(a)に示した単位画素201の構成例を示している。光電変換素子であるフォトダイオード(PD)301は、光電変換により入射光量に応じた電荷を発生して蓄積する。転送トランジスタ303は、行読出制御線203a又は203bから入力される読み出し制御信号302に応じてオンオフ動作する。フローティングディフュージョン(FD)304は、所定の容量のキャパシタンスで構成されており、キャパシタンスに蓄積した電荷に応じた電圧を発生させる。リセットトランジスタ306は、行リセット読出制御線204a又は204bから入力されるリセット制御信号305に応じてオンオフ動作する。FD304は、リセットトランジスタ306の動作に伴い、リセットレベル入力部307から供給されるリセット電圧に応じて蓄積された電荷がリセットされる。そして、転送トランジスタ303がオンされることにより、PD301で発生した電荷が転送されて蓄積される。行選択トランジスタ309は、行選択線205a又は行選択線205から入力される行選択制御信号308に応じてオンオフ動作し、FD304に転送されて蓄積した電荷量に応じた電圧信号を画素出力310から出力する。ここで、図2(a)のFDアンプ202は、図2(b)におけるFD304および行選択トランジスタ309により構成される。
(スミア補正処理の概要)
図3は、スミア検出画素と有効画素とを含む撮像素子102の画素配列を模式的に示している。2次元状に配置された複数の画素のうち、例えば有効画素とスミア検出画素とが水平方向(行方向)に交互に配置されている。列4aは有効画素が配列された列を示し、列4bはスミア検出画素が配置された列を示している。また、VOB領域及びHOB領域に配置された複数の画素は遮光されており、被写体からの光が入射しないように構成されている。
図3では、高輝度被写体を撮影した際に行方向の横スミアが発生した状態を模式的に示しており、明るい色(すなわち白)で示す領域の画素ほど高輝度の信号を出力している様子をあらわしている。スミア領域として示される行において、高輝度被写体に対する水平方向(行方向)のスミアが発生し、垂直方向(列方向)における他の領域の画素と比較して高輝度の信号を出力している。また、水平方向には輝度のレベルが一様ではなく、各列ごとに輝度レベルが異なる。
次に、図4(a)〜(f)を参照して、スミア検出とスミア補正処理について説明する。図4(a)は、有効画像4aを構成する画素列を抽出して生成された画像信号を示し、図4(b)は、スミア検出画素4bを構成する画素列を抽出して生成された補正用画像信号をそれぞれ示している。そして、図4(c)は、スミア検出画素に基づいて得られた補正値を、有効画素の信号に適用してスミア補正を行った後の画像を示している。
図4(d)は、図4(a)のスミア領域における画素の出力信号値を示すグラフであり、範囲Aに含まれる画素が最も高い信号値を出力している。また、範囲Aから離れるにつれて画素の出力は変化(低下)し、さらにHOB領域の画素は、暗電流に伴う所定のレベルの信号値を出力している。
図4(e)は、スミア検出画素の出力信号値を示すグラフである。スミア検出画素は、HOB領域の画素と同様に被写体からの光を受光しないように遮光されており、各画素に発生するスミア成分を検出することができる。図4(e)に示す例では、範囲Aで高く、この範囲を離れるほど低下するスミア成分を検出していることを示している。すなわち、高輝度被写体に対して水平方向(行方向)に一様でないスミアが発生していることを表している。
図4(f)は、図4(d)に示した有効画素の出力信号値から図4(e)に示したスミア成分を減算した結果を示している。より具体的には、有効画素の信号値から、隣接するスミア検出画素の出力信号値を減算することにより、スミア検出画素に隣接する有効画素に発生したスミア成分を適切に補正することができることを示している。
(スミア補正処理に係る具体的動作)
次に、本実施形態のスミア補正処理に係る具体的動作について説明する。例えば、デジタルカメラ100の不図示の入力部を介してユーザからの撮影指示があった場合に、撮影動作の開始と共に本処理が開始される。制御部109が不図示のROMに記憶されたプログラムを不図示のRAMの作業用領域に展開し、実行することにより実現される。
制御部109は、撮像素子102内のTG215に対して、フィールドまたはフレームごとに各画素群をリセットするタイミング及び各画素群から信号を読み出すタイミングを設定する。撮影光学系101を通過して撮像素子102の受光面上に被写体の光学像が結像されると、撮像素子102上の各単位画素201内のPD(フォトダイオード)301には、各単位画素201に対する入射光量に応じた光電荷が発生する。
撮像素子102の各単位画素201内のFD304には、所定の容量のキャパシタンスに蓄積された電荷に応じた電圧が発生している。リセット制御信号305が入力されるとリセットトランジスタ306が動作して、リセットレベル入力部307から入力される電源電圧VDDによりFD304に蓄積された電荷がリセットされる。
一方、PD301には各々の単位画素201に入射した光量に応じて光電荷が蓄積されている。この状態で読み出し制御信号302のレベル変化により転送トランジスタ303がオンすると、PD301に蓄積された光電荷がFD304に移動する。このときFD304では、リセットレベルに対して移動した光電荷の分だけ電圧レベルが変化する。当該電圧レベルの変化は画素の信号レベルとなり、行選択制御信号308のレベル変化により行選択トランジスタ309がオンすると、FD304の電荷量に応じた電圧信号が出力される。出力されたアナログ画素信号は列信号線206を介して列回路207に伝送される。列回路207は、アナログ画素信号を増幅するとともにデジタル信号に変換する。
各列の列回路207によって変換されたデジタル信号は、水平走査回路209によって順次読み出され、水平信号線210を通じて画素信号選択回路211及び画素信号選択回路212に入力される。画素信号選択回路211は、制御部109からの指示に従って有効画素4aから出力される画像信号を選択し、一方、画素信号選択回路212は、制御部109からの指示に従ってスミア検出画素4bから出力される補正用画像信号を選択する。その後、有効画素4aの画像信号は信号出力端子213から、補正用画像信号は信号出力端子214からそれぞれ分離して出力される。
次に、スミア検出部103は、信号出力端子214から出力された補正用画像信号を用いてスミアを検出し、スミアの有無や発生位置などを示すスミア情報を生成する。より具体的には、高輝度被写体に対してスミアが水平方向(行方向)に発生するため、スミア検出部103は、スミア検出画素の垂直方向(列方向)の信号量の変化(すなわち信号量の差)を算出する。スミア検出部103は算出した変化量が所定の閾値以上である場合、スミアを検出する。なお、水平方向(行方向)のスミアの検出方法は有効画素の信号量の変化を用いる方法に限らず、例えばHOB領域におけるスミア検出画素の垂直方向(列方向)の変化量が所定の閾値以上である場合にスミアを検出するようにしてもよい。スミア検出部103は、スミアを検出した結果に基づいて、スミアの有無や発生位置(例えば座標位置或いは行番号)などを示すスミア情報をスミア補正値生成部104に出力する。
スミア補正値生成部104は、スミア検出部103により生成されたスミア情報と、補正用画像信号とを用いて画像信号に対するスミア補正値を生成する。具体的には、スミア補正値生成部104は、スミア情報からスミア位置を特定し、当該スミア位置に対応する補正用画像信号の信号値を用いて補正値を生成する。なお、スミア補正値生成部104は、スミア検出画素に隣接した有効画素に対する補正値を算出するため、補正用画像信号の間の水平方向(行方向)の変化を考慮して補正用画像信号を補間してもよい。すなわち、スミア検出画素の列と有効画素の列とが交互に配置されている場合、補正用画像信号の間の水平方向の変化を考慮して補正用画像信号を補間することにより、有効画素の列に適したスミア補正値を生成することができる。スミア補正部105は、スミア補正値生成部104より出力されたスミア補正値を、撮像素子102の信号出力端子213から出力された画像信号から減算することによってスミアを補正する。
信号処理部106は、スミア補正部105からスミア補正処理のなされた画像信号を取得して所定の画像処理を施し、制御部109の指示に応じて表示部107に表示させる、或いは記録部108に画像信号を記録させ、本処理に係る一連の動作を終了する。
なお、本実施形態では、スミア検出画素が有効画素と交互に配置される例について説明したが、スミア検出画素の配置を動的に変更可能にしてもよい。本実施形態で説明したスミア検出画素は単位画素201で構成されるため、当該画素を遮光するために電荷の蓄積時間を無くす(0にする)ことにより、有効画素とスミア検出用画素とを動的に切り替えて各画像信号を読み出すことができる。このようにすれば、被写体に応じてスミアの検出密度を変化させるなど状況に合わせて単位画素を有効に活用できる。
以上説明したように本実施形態では、有効画素とスミア検出用の画素とを列ごとに交互に配置した撮像素子102を用いて、有効画素から読み出された画像信号を、スミア検出画素から読み出された補正用画像信号から得られる補正値により補正するようにした。このとき、撮像素子は、有効画素から読み出された画像信号と、スミア検出画素から読み出された補正用画像信号とを分離して出力するようにした。このようにすることで、撮像素子からの信号を受信する回路は容易にスミアを検出できるうえ、水平方向にスミアが広がる場合にスミアの水平方向の変化に応じた補正処理が可能になる。すなわち、より容易に、分布が一様でないスミアを精度良く補正することが可能になる。
(実施形態2)
次に実施形態2について説明する。実施形態1では、撮像素子102の外部に設けられたスミア検出部103が、撮像素子102から出力された補正用画像信号を用いてスミアを検出するように構成した。本実施形態では、スミア検出部を撮像素子の内部に配置して撮像素子102からスミア情報を出力する。本実施形態の撮像素子及びスミア検出部に係る構成が実施形態1と異なるが、その他の構成は実施形態1と同一である。このため、同一の構成については同一の符号を付して重複する説明は省略し、相違点について重点的に説明する。
図5を参照して、撮像素子501がスミア検出部502を内部に備える、デジタルカメラ100の機能構成例について説明する。
撮像素子501は、有効画素から読み出された画像信号を信号出力端子213から出力すると共に、スミア検出画素から読み出された補正用画像信号をスミア検出部502に入力する。撮像素子501は、スミア検出部502が生成するスミア情報を信号出力端子214から出力する。また、撮像素子501は、スミアの検出された位置に係る補正用画像信号を切り出して、スミア情報と共に信号出力端子214から出力する。
スミア検出部502は、撮像素子501内に配置されスミア検出画素から読み出された補正用画像信号に基づいてスミアを検出する。なお、スミア検出部502におけるスミア検出処理は、実施形態1において上述した処理と同様である。制御部109は、デジタルカメラ100全体を制御するほか、撮像素子102の読み出し方法及びスミア検出部502を制御する。
更に、本実施形態に係るスミア補正処理の動作について説明する。例えば、デジタルカメラ100の不図示の入力部を介してユーザからの撮影指示があった場合に、撮影動作の開始と共に本処理が開始される。撮像素子102の単位画素201の動作は実施形態1と同様であり、各単位画素201から出力された信号は列信号線206を経由して列回路207によりデジタル信号に変換される。変換されたデジタル信号は、図6に示すように画素信号選択回路211及び画素信号選択回路212に入力されると同時に、スミア検出部502に入力される。
スミア検出部502は、スミア検出画素の補正用画像信号を用いてスミアを検出し、当該検出結果に基づいて、スミアの有無や発生位置などを示すスミア情報を生成して信号出力端子214から出力する。
画素選択回路212は、スミア検出部502により生成されたスミア情報に基づいて、スミア検出画素4bのうちスミアの検出された位置の画像信号のみを取得し、補正用信号として信号出力端子214から出力させる。このようにすることで、スミアが発生していない領域の補正用画像信号を絶えず出力することが無くなるため、画素数の増加に伴う出力信号量の増大や受信側の処理負担の増大を防止することができる。換言すれば、撮像素子102から出力する補正用画像信号をスミアが発生している位置又は行に限定し、信号量を低減することができる。
その後、スミア補正値生成部104は、信号出力端子214から出力されたスミア情報と補正用画像信号とを取得し、上述した実施形態1と同様に補正用画像信号に対するスミア補正値を生成する。また、以降の処理についても実施形態1と同様に、スミア補正部105は、撮像素子102の信号出力端子213から出力された画像信号から、スミア補正値を減算することによりスミアを補正する。そして、制御部109は補正後の画像信号を例えば表示部107に表示させて本処理に係る一連の動作を終了する。
なお、本実施形態では、撮像素子501が内部にスミア検出部502を備え、スミア情報とスミアの発生した補正用画像信号を出力するようにしたが、更にスミア補正値生成部104及びスミア補正部105を撮像素子501内に備えるようにしてもよい。このようにすれば、スミア補正処理を撮像素子内で実現することができ、撮像素子はスミア補正の施された有効画像のみを出力でき、出力する信号量を削減することができる。
以上説明したように本実施形態では、撮像素子501が内部にスミア検出部502を備え、撮像素子501が内部でスミアを検出してスミアの有無や発生位置を出力すると共に、スミアの検出された位置の補正用画像信号のみを出力するようにした。このようにすることで、スミアの発生状況に応じて適応的に精度良くスミアを補正することが可能になると共に、撮像素子から出力される信号量を削減することが可能になる。
(実施形態3)
次に実施形態3について説明する。本実施形態では撮像素子が積層型に構成されている場合について説明する。なお、本実施形態では撮像素子が積層型である点以外は実施形態1と同一の構成である。このため、同一の構成については同一の符号を付して重複する説明は省略し、相違点について重点的に説明する。
図7は、本実施形態に係る撮像素子700を示している。撮像素子700には、単位画素201等の光電変換素子を含むイメージセンサ用チップ710と、列回路207等のデジタル処理を行う構成を含む高速ロジックプロセス用チップ720がチップレベルで積層されている。
図7(a)は撮像素子700の斜投影図を、図7(b)はチップ710及びチップ720の上面図をそれぞれ示している。イメージセンサ用チップ710の画素部711には、単位画素201、FDアンプ202、TG215等の画素信号を読み出す構成が含まれる。また、高速ロジックプロセス用チップ720には列回路207、水平走査回路209、画素信号選択回路211及び画素信号選択回路212等のデジタルデータを含む処理が可能な構成が含まれる。
さらに、高速ロジックプロセス用チップ720にはスミア検出部103を含んでもよい。高速ロジックプロセス用チップ720では、スミア検出部103によりスミアを検出してスミア情報及び発生したスミアに係る補正用画像信号を出力する。
また、高速ロジックプロセス用チップ720には、スミア検出部103に加えてスミア補正値生成部104及びスミア補正部105を含んでもよく、スミア補正を行った補正後の画像信号を信号処理部106に出力するようにしてもよい。
以上説明したように本実施形態では、積層型の撮像素子を用いることにより信号処理回路に大きな面積を割くことができるため、上述したスミア補正処理に係る信号処理回路の少なくとも一部を容易に撮像素子に搭載することができる。
(実施形態4)
次に実施形態4について説明する。本実施形態では、携帯電話機800においてスミア補正処理を行う例を説明する。図8は、本実施形態としての携帯電話機800の機能構成例を示している。本実施形態の携帯電話機800は、音声通話機能の他、電子メール機能や、インターネット接続機能、画像の撮影、再生機能等を有する。
図8において、通信部801は、ユーザが契約した通信キャリアに従った又は無線LAN等の通信方式により他の携帯電話機や通信機能を有する装置との間で音声データや画像データを通信する。音声処理部802は、音声通話時において、マイクロフォン803からの音声データを発信に適した形式に変換して通信部801に送信する。また、音声処理部802は、通信部801から送信された通話相手からの音声データを復号し、スピーカ804に伝送する。
撮像部805は、上述した実施形態1〜3の撮像素子のいずれかを含み、被写体を撮影して画像信号を出力する。画像処理部806は、上述した実施形態におけるスミア検出部103、スミア補正値生成部104、スミア補正部105及び信号処理部106を含む。画像処理部806は、画像の撮影時においては、撮像部805により撮影された画像信号を処理し、記録に適した形式に変換して出力する。また、画像処理部806は、記録された画像の再生時には、再生された画像を処理して表示部807に送信する。表示部807は、例えば数インチ程度の液晶表示パネルを備え、制御部809からの指示に応じて各種の画面を表示する。不揮発メモリ808は、アドレス帳の情報、電子メールのデータ又は撮像部805により撮影された画像データ等のデータを記憶する。
制御部809は、CPUやメモリ等を含み、不図示のメモリに記憶された制御プログラムに従って携帯電話機800の各部を制御する。制御部809は、上述した実施形態の制御部109を含む。操作部810は、電源ボタンや番号キー、その他ユーザがデータを入力するための各種の操作キーを備える。カードIF811は、メモリカード812に対して各種のデータを記録再生する。外部IF813は、不揮発メモリ808やメモリカード812に記憶されたデータを外部機器に送信し、また、外部機器から送信されたデータを受信する。外部IF813は、USB等の有線の通信方式や、無線通信など、公知の通信方式により通信を行う。
次に、携帯電話機800における音声通話機能を説明する。通話相手に対して電話をかける場合、ユーザが操作部810の番号キーを操作して通話相手の番号を入力するか、不揮発メモリ808に記憶されたアドレス帳を表示部807に表示し、通話相手を選択し、発信を指示する。発信が指示されると、制御部809は通信部801に対し、通話相手に発信する。通話相手に着信すると、通信部801は音声処理部802に対して相手の音声データを出力すると共に、ユーザの音声データを相手に送信する。
また、電子メールを送信する場合、ユーザは、操作部810を用いて、メール作成を指示する。メール作成が指示されると、制御部809はメール作成用の画面を表示部807に表示する。ユーザは操作部180を用いて送信先アドレスや本文を入力し、送信を指示する。制御部809はメール送信が指示されると、通信部801に対してアドレスの情報とメール本文のデータを送信する。通信部801は、メールのデータを通信に適した形式に変換して送信先に送信し、また、電子メールを受信すると、受信したメールのデータを表示に適した形式に変換して表示部807に表示する。
次に、携帯電話機800における撮影機能について説明する。ユーザが操作部810を操作して撮影モードを設定した後、静止画或いは動画の撮影を指示すると、撮像部805は静止画データ或いは動画データを撮影して画像処理部806に送る。画像処理部806は撮影された静止画データや動画データに対して上述したスミア補正処理を実行すると共に符号化等の処理を行って、不揮発メモリ808に記憶する。また、画像処理部806は、撮影された静止画データや動画データをカードIF811に送信する。カードIF811は静止画や動画データをメモリカード812に記憶する。
また、携帯電話機800は、撮影された静止画や動画データを含むファイルを、電子メールの添付ファイルとして送信することができる。具体的には、電子メールを送信する際に、不揮発メモリ808やメモリカード812に記憶された画像ファイルを選択し、添付ファイルとして送信を指示する。
また、携帯電話機800は、撮影された静止画や動画データを含むファイルを、外部IF813によりPCや他の電話機等の外部機器に送信することもできる。ユーザは、操作部810を操作して、不揮発メモリ808やメモリカード812に記憶された画像ファイルを選択し、送信を指示する。制御部809は、選択された画像ファイルを不揮発メモリ808或いはメモリカード812から読み出し、外部機器に送信するよう、外部IF813を制御する。
(その他の実施形態)
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
102…撮像素子、103…スミア検出部、104…スミア補正値生成部、105…スミア補正部、201…単位画素

Claims (12)

  1. 被写体からの光を受光する第1の画素と、スミアを検出するための第2の画素が配列された画素配列と、前記第1の画素から読み出された第1の画像信号と、前記第2の画素から読み出された第2の画像信号とを分離して出力する出力部とを備えた撮像素子と、
    前記第2の画像信号に含まれる前記第2の画素の信号値を用いて、該第2の画素の位置に対応する前記第1の画素の信号値を補正する補正手段と、を有
    前記第2の画素は電荷の蓄積時間が0になるように制御されることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記補正手段は、スミアによる信号値が蓄積した前記第2の画素の信号値を用いて、対応する前記第1の画素の信号値を補正する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  3. 前記撮像素子は、前記第2の画素がスミアの発生する方向に所定の間隔ごとに配置される場合に前記所定の間隔を変更可能である、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の撮像装置。
  4. 前記撮像素子は、スミアの発生する方向と垂直な方向について、前記第2の画素の信号値の変化が所定の閾値より大きい場合にスミアの発生を検出する検出手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記撮像素子は、前記検出手段により検出された前記第2の画素のみを、前記第2の画像信号として出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  6. 前記撮像素子は、前記画素配列が配置された第1のチップと、前記出力部が配置された第2のチップとを積層した構成を有する、
    ことを特徴とする請求項1からのいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記第2のチップは、前記スミアの発生する方向と垂直な方向について、前記第2の画素の信号値の変化が所定の閾値より大きい場合にスミアの発生を検出する検出手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  8. 前記第2のチップは、前記検出手段により検出された前記第2の画素のみの前記第2の画像信号を出力する、
    ことを特徴とする請求項に記載の撮像装置。
  9. 前記補正手段は、スミアの発生する方向と垂直な方向について、前記第2の画素の信号値の変化が所定の閾値より大きい場合にスミアの発生を検出する検出手段をさらに有する、
    ことを特徴とする請求項2又は3に記載の撮像装置。
  10. 被写体からの光を受光する第1の画素と、スミアを検出するための第2の画素が配列された画素配列を有する撮像素子を備えた撮像装置の制御方法であって、
    前記撮像素子が、前記第1の画素から読み出した第1の画像信号と、前記第2の画素から読み出した第2の画像信号とを分離して出力する出力工程と、
    補正手段が、入力した前記第2の画像信号に含まれる前記第2の画素の信号値を用いて、該第2の画素の位置に対応する前記第1の画素の値を補正する補正工程と、を有
    前記第2の画素は電荷の蓄積時間が0になるように制御されることを特徴とする撮像装置の制御方法。
  11. 被写体からの光を受光する第1の画素と、スミアを検出するための第2の画素が配列された画素配列と、
    前記第1の画素から読み出された第1の画像信号と、前記第2の画素から読み出された第2の画像信号とを分離する分離手段と、
    前記第2の画像信号に含まれる前記第2の画素の信号値を用いて、該第2の画素の位置に対応する前記第1の画素の信号値を補正する補正手段と、
    前記補正手段により補正された前記第1の画素からなる第1の画像信号を出力する出力手段と、を有し、
    前記第2の画素は電荷の蓄積時間が0になるように制御されることを特徴とする撮像素子。
  12. 前記撮像素子は、前記画素配列が配置された第1のチップと、前記分離手段と前記補正手段と前記出力手段とが配置され、前記第1のチップと積層された第2のチップを含む、
    ことを特徴とする請求項11に記載の撮像素子。
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