JP6703666B2 - 炭化珪素基体の製造方法 - Google Patents

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本発明は、中空構造を有する炭化珪素基体の製造方法に関する。
従来、シリコン(Si)の半導体基板(以下、シリコン基板と称する。)の内部に空洞を有するSON(Silicon On Nothing)構造を備えた半導体基体が公知である(例えば、以下特許文献1,2や以下非特許文献1参照。)。
図15は、従来技術によるSON構造を有するシリコン基板例を示す断面図である。図15に示すシリコン基板の内部には、空洞が形成されている。シリコン基板によるSON構造を備えた半導体基体の製造方法としては、例えば、シリコン基板にエッチングにより複数の溝を形成し、熱処理することにより、シリコン基板の表面層のシリコン原子を表面拡散させることにより、複数の溝の開口部を塞いで空洞を作成する方法が提案されている。以下特許文献1,2では、例えば、熱処理を水素(H2)雰囲気中や非酸化性雰囲気中で行う。
また、従来、炭化珪素(SiC)の半導体基体(以下、炭化珪素基体と称する。)の内部に空洞を形成する方法が提案されている。炭化珪素基体の内部に空洞を形成する方法としては、炭化珪素基板にエッチングにより複数の溝を形成し、複数の溝を熱処理により連結して1つの空洞にする方法が提案されている(例えば、以下特許文献3参照。)。この方法では、炭化珪素基板の表面層のシリコン原子を表面拡散させることにより、複数の溝の開口部を塞いで空洞を作成する。以下特許文献3には、炭化珪素基体に空洞を形成する際に、溝の形成ピッチや配置などを適宜変えることにより、さまざまな空洞を形成し、炭化珪素基体を用いて作成する半導体装置の構造などに応じて空洞の形状を選択可能とすることが提案されている。
特開2014−49540号公報 特開2012−243898号公報 特開2003−95797号公報
佐藤力、水島一郎、綱島祥隆、「シリコンの表面マイグレーションを利用した新しい基板エンジニアリング」、電機学会論文誌C、日本、平成13年、121巻、3号、p.524−529
しかしながら、従来技術では、表面拡散のための熱処理の温度が最大でも1800度程度の温度の場合、炭化珪素基体ではシリコン原子の表面拡散が起こりにくい。また、熱処理によって炭化珪素基板の表面からシリコン原子が気化して、炭化珪素基板の表面が炭化する。このため、従来技術では、シリコン原子や炭素原子の移動によって炭化珪素基体の内部に、炭化珪素基体の表面に平行な方向(横方向)に長さを有する平板状の空洞を形成させることは通常できない。
本発明は、炭化珪素基体の内部に平板状の空洞を安定して形成させることができる炭化珪素基体の製造方法を提供することを目的とする。
本発明の目的を達成するため、本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、炭化珪素基体の一方の主面側から形成した複数のトレンチ同士を連結させて空洞を形成する炭化珪素基体の製造方法であり、つぎの特徴を有する。まず、複数の前記トレンチの長手方向が、前記炭化珪素基体の結晶軸方向<11−20>から、前記炭化珪素基体に設けられたオリエンテーションフラットの形成保証精度に基づく所定角度以上ずれた方向になる複数の前記トレンチを前記炭化珪素基体の一方の主面側から形成する第1工程を行う。つぎに、エッチング効果のあるガスと炭化珪素膜の原料となるガスとを含むガス雰囲気下での熱処理によって、前記炭化珪素基体の一方の主面側に前記炭化珪素膜を成膜するとともに、複数の前記トレンチの側壁をエッチングすることにより前記空洞を形成する第2工程を行う。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、前記炭化珪素膜を成膜することにより複数の前記トレンチの各開口部を塞ぐとともに、複数の前記トレンチの側壁をエッチングすることにより複数の前記トレンチを連結させて一体化させることにより前記空洞を形成することを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、複数の前記トレンチのそれぞれの短手方向の幅が、2.5μm以上、5.0μm以下であり、隣り合う前記トレンチの間隔が、1μm以上、3μm以下であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、前記エッチング効果のあるガスのガス量は、前記トレンチの側壁から前記炭化珪素基体の一方の主面に平行な方向に成膜される前記炭化珪素膜の厚さが、前記トレンチの側壁が前記平行な方向にエッチングされる長さよりも大きくなるガス量であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、前記エッチング効果のあるガスのガス量は、前記炭化珪素膜の厚さが、前記トレンチの側壁が前記平行な方向にエッチングされる長さよりも大きくなるガス量のうち、最も多いガス量であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、前記エッチング効果のあるガスは、塩化水素ガスまたは塩素ガスであることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、前記第2工程では、化学気相成長法により、複数の前記トレンチの各開口部を塞ぎ、前記空洞を形成することを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、前記炭化珪素基体は、炭化珪素基板の一方の主面にエピタキシャル成長によって炭化珪素からなるエピタキシャル膜が露出したエピタキシャル成長基体であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、前記所定角度は、5度以上であることを特徴とする。
本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、上述した発明において、複数の前記トレンチの短手方向に平行な方向における前記空洞の長さは、複数の前記トレンチの数に基づくことを特徴とする。
また、本発明の目的を達成するため、本発明にかかる他の炭化珪素基体の製造方法は、炭化珪素基体の一方の主面側から形成した複数のトレンチ同士を連結させて空洞を形成する炭化珪素基体の製造方法であり、つぎの特徴を有する。まず、前記炭化珪素基体の一方の主面側から、複数の前記トレンチの側壁が前記炭化珪素基体の結晶面{10−10}以外の面になる複数の前記トレンチを形成する第1工程を行う。つぎに、エッチング効果のあるガスと炭化珪素膜の原料となるガスとを含むガス雰囲気下での熱処理によって、前記炭化珪素基体の一方の主面側に前記炭化珪素膜を成膜するとともに、複数の前記トレンチの側壁をエッチングすることにより前記空洞を形成する第2工程を行う。
本発明によれば、炭化珪素基体の内部に空洞を安定して形成させることができる。
実施の形態にかかる炭化珪素基体の製造方法によって製造される炭化珪素基体の構造を示す断面図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その1)を示す説明図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その2)を示す説明図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その3)を示す説明図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その4)を示す説明図である。 本実施の形態にかかるトレンチの形成方向例を示す説明図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その5)を示す説明図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その6)を示す説明図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その7)を示す説明図である。 実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その8)を示す平面図である。 結晶軸方向[11−20]とトレンチ5の形成方向とのずれによるSiC膜の成長およびエッチング例を示す断面図である。 トレンチ5の幅Lおよびトレンチ5の間隔Sの違いによる空洞6の形成例を示す断面図である。 トレンチ5の形成方向が結晶軸方向[11−20]の場合における炭化珪素基体の断面図である。 複数の空洞6の形成例を示す説明図である。 従来技術によるSON構造を有するシリコン基板例を示す断面図である。
以下に添付図面を参照して、本発明にかかる炭化珪素(SiC)基体の製造方法の実施の形態を詳細に説明する。本明細書および添付図面においては、nまたはpを冠記した層や領域では、それぞれ電子または正孔が多数キャリアであることを意味する。なお、本明細書および添付図面では、ミラー指数の表記において、“−”はその直後の指数につくバーを意味しており、指数の前に“−”を付けることで負の指数を表している。
図1は、実施の形態にかかる炭化珪素基体の製造方法によって製造される炭化珪素基体の構造を示す断面図である。炭化珪素基体(半導体ウェハ)10は、炭化珪素基板1の一方の主面上に炭化珪素からなるエピタキシャル膜2をエピタキシャル成長させてなるエピタキシャル成長基板である。また、炭化珪素基板1は、四層周期六方晶の炭化珪素(4HSiC)などの単結晶シリコン(Si)からなる。
エピタキシャル膜2の内部に、炭化珪素基体10の表面(エピタキシャル膜2の側の面または炭化珪素基板1の側の面)に平行な方向(横方向)に長さを有する空洞6が設けられる。空洞6の断面形状は略平板形状である。図1の例では、エピタキシャル膜2の内部に、空洞6が設けられるが、エピタキシャル膜2と炭化珪素基板1との境界を跨いで内部空洞6が設けられてもよい。空洞6は、減圧された水素(H2)ガスが微量に入った状態であり、空洞6の非誘電率はほぼ1である。空洞6の横方向の長さはx1である。炭化珪素基板1およびエピタキシャル膜2は素子構造に応じた導電型を有する。
つぎに、図2〜10を用いて、中空構造を有する炭化珪素基体10の製造方法の詳細例について説明する。図2〜5,図7〜9には、炭化珪素基体10の製造途中の状態例の断面図を示す。また、図6には、トレンチの長手方向(トレンチの形成方向とも称する。)例の平面図を示す。また、図10には、炭化珪素基体10の製造途中の状態例の平面図を示す。
ここで、炭化珪素基板1のおもて面または裏面に各種パターンを設ける際のマスクの基準として炭化珪素基板1の第1オリエンテーションフラット(以降、第1オリフラと略する。)が用いられる。後述する図6で示すように第1オリフラが示す結晶軸方向は、例えば[11−20]である。製造に用いられる炭化珪素基板1のオリフラの形成保証精度は1度以内であることが好ましい。その理由としては、後述するトレンチの形成方向を制限するための所定角度はオリフラの形成保証精度に基づいて定まるため、オリフラの形成保証精度がよいほど、この所定角度を小さくすることができるためである。
図2は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その1)を示す説明図である。まず、炭化珪素基板1を洗浄する。洗浄としては、有機洗浄やRCA洗浄が挙げられる。
つぎに、半導体基板1のおもて面(Si面)または裏面(C面)に例えば窒素(N)を所定の濃度ドーピングしてn型のエピタキシャル膜2を形成する。エピタキシャル膜2の厚さd1やドーピングの濃度、ドーピングのキャリア、エピタキシャル膜2の導電型については、炭化珪素基体10の利用用途に応じて適宜決定すればよく、特に限定しない。ここでは、厚さd1は、例えば、25[μm]とする。
図3は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その2)を示す説明図である。エピタキシャル膜2の形成後、炭化珪素基体10を洗浄する。つぎに、炭化珪素基体10のエピタキシャル膜2の表面(炭化珪素基板1側に対して反対側の面)に二酸化珪素(SiO2)膜3を成膜する。成膜方法としては、例えば、プラズマ化学気相成長(Chemical Vapor Deposition:CVDと略する。)等が挙げられる。SiO2膜3については、後の工程でトレンチを形成する際にドライエッチングパターンのマスクとして用いられる。このため、SiO2膜3の厚さd2は、ドライエッチングによってなくならない厚さである。
図4は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その3)を示す説明図である。つぎに、SiO2膜3を形成後に、SiO2膜3の表面(エピタキシャル膜2側に対して反対側の面)にフォトレジスト4を塗布する。
図5は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その4)を示す説明図である。つぎに、フォトレジスト4を塗布後、フォトマスクで露光してトレンチパターンをパターニングする。フォトマスクが有するトレンチパターンでは、トレンチの短手方向の幅L(ライン幅)が2.5[μm]以上、5[μm]以下の範囲の長さであり、トレンチの間隔Sが1[μm]以上、3[μm]以下の範囲の長さである。フォトレジスト4で露光してトレンチパターンをパターニングする際に、第1オリフラに基づいてマスクパターンを合わせる。ここでのトレンチの形状は、結晶軸方向に延びる直線状の平面形状とする。つぎに、トレンチの形成方向について、図6を用いて説明する。
図6は、本実施の形態にかかるトレンチの形成方向例を示す説明図である。図6には、炭化珪素基板1のおもて面(0001)または裏面(000−1)を上から見た例を示す。上述したように、第1オリフラが示す結晶軸方向は、[11−20]である。
図6には、結晶軸方向[11−20]の他に、結晶軸方向[1−100]と、結晶軸方向[−1−120]と、結晶軸方向[−1100]と、を示す。結晶軸方向[11−20]は、図6において右向きの矢印によって表される。結晶軸方向[−1−120]は、図6において左向きの矢印によって表される。結晶軸方向[1−100]は、図6において下向きの矢印によって表される。結晶軸方向[−1100]は、図6において上向きの矢印によって表される。結晶軸方向[11−20]は、結晶軸方向[−1−120]と逆向きである。また、結晶軸方向[11−20]は、結晶軸方向[1−100]および結晶軸方向[−1100]と直交する。結晶軸方向[1−100]は、結晶軸方向[−1100]と逆向きである。また、結晶軸方向[1−100]は、結晶軸方向[−1−120]および結晶軸方向[11−20]と直交する。
図6において実線がトレンチ5を示す。炭化珪素基板1の四角形の領域7には、複数のトレンチ5が形成される。領域7のサイズは、ステッパーに基づいて露光可能なサイズである。領域7内に形成され所定の間隔で隣り合う複数のトレンチ5によって四角形の領域7に1つの空洞6が形成される。領域7ごとに空洞6を形成することができるため、空洞6は同時に複数形成することが可能である。空洞6が複数形成される例は図14に示す。
また、トレンチ5の長手方向であるトレンチ5の形成方向は、結晶軸方向<11−20>から、所定角度θ以上ずらした方向である。例えば、トレンチ5の形成方向は、結晶軸方向[11−20]から結晶軸方向[−1100]または結晶軸方向[1−100]に所定角度θ以上ずらした方向である。換言すると、トレンチ5の形成方向は、結晶軸方向[11−20]から、結晶軸方向[−1100]と結晶軸方向[1−100]とにそれぞれ所定角度θ回転させた方向の範囲に含まれない方向である。
ここで、所定角度θは、炭化珪素基板1の第1オリフラの形成保証精度に基づいて定まる。例えば、第1オリフラの形成保証精度が1度以内の場合については、所定角度θを5度とする。第1オリフラの形成保証精度が5度以内の場合については、所定角度θを9度とする。本実施の形態では、第1オリフラの形成保証精度が1度以内として、所定角度θを5度として以降説明する。
また、トレンチ5の形成方向は、トレンチ5の側壁がm面にならないような方向であり、m面から±5度以上ずらした範囲に含まれる方向である。ここで、m面は、炭化珪素基体の結晶面{10−10}である。結晶面{10−10}は、(1−100)、(0−110)、(−1010)、(−1100)、(01−10)、(10−10)の6面である。結晶軸方向<11−20>に垂直な面が、m面である。換言すると、結晶軸方向[11−20]に垂直な面と、結晶軸方向[11−20]から60度おきにずらした線に垂直な面とが、m面である。結晶軸方向[11−20]から60度おきにずらした線は図6に示す第1破線である。第1破線から±5度以内の範囲は第2破線によって表される。これにより、m面とトレンチ5の形成方向とのずれにより炭化珪素膜の成膜時にトレンチ5の側壁がエッチングされるとともに、炭化珪素膜がトレンチの開口部付近で斜めに成長するため、断面形状が略平板形状の空洞が得られる。
ここで、炭化珪素基板1には、m面のように安定して結晶を成長させることができる結晶面もあれば、安定して結晶を成長させることができない結晶面なども存在する。丸印で囲われた領域に形成されたトレンチ5の形成方向は、m面から5度以内の範囲に含まれる方向である。丸印で囲われた領域に形成されたトレンチ5の側壁は、ほぼm面となる。丸印で囲われた領域に形成されたトレンチ5の側壁にはSiC膜の成膜時に安定して結晶が成長するため、トレンチ5の側壁はエッチングされにくくなる。トレンチの側壁がエッチングされにくいと、トレンチ間を連結させることが難しく、空洞6を形成することが困難である。一方、トレンチ5の形成方向が、m面と第2破線とによって表される範囲に含まれない方向である場合、m面と第2破線とによって表される範囲に含まれる方向である場合に比べて、トレンチ5の側壁ではSi原子やC原子が移動しやすい。このため、トレンチ5の側壁は、エッチングされやすく、トレンチ間を連結させることができ、空洞6を形成することができる。
図7は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その5)を示す説明図である。フォトレジスト4をターニング後に、フォトレジスト4をマスクとしてSiO2膜3をドライエッチングする。ドライエッチングとしては、例えば反応性イオンエッチング(RIE:Reactive Ion Etching)などの異方性エッチングなどが挙げられる。ここでは、炭化珪素基板1またはエピタキシャル膜2が露出するまでドライエッチングする。図7の例では、エピタキシャル膜2が露出するまでドライエッチングされ、SiO2膜3にトレンチパターンが形成される。
図8は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その6)を示す説明図である。フォトレジスト4を剥離する。そして、マスクパターンがパターニングされたSiO2膜3をマスクとして、エピタキシャル膜2、またはエピタキシャル膜2および炭化珪素基板1を所定の深さd3までドライエッチングしてトレンチ5を形成する。ここでの所定の深さd3は20[μm]以上である。図8には、深さd1が25[μm]のエピタキシャル膜2内に深さd3が20[μm]のトレンチ5が形成される例を示す。また、図示省略するが、エピタキシャル膜2の深さd1が25[μm]であり、トレンチ5の深さd3は25[μm]以上である場合には、トレンチ5は、エピタキシャル膜2と炭化珪素基板1との境界に跨って形成される。
図9は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その7)を示す説明図である。トレンチ5を形成後に、SiO2膜3をフッ化水素(HF)溶液などにより剥離する。そして、SiO2膜3を剥離後に、炭化珪素基体10を洗浄する。これにより、炭化珪素基板1の結晶軸[11−20]とトレンチ5の形成方向が±5度以上ずれ、m面とトレンチ5の形成方向とが±5度以上ずれたトレンチ5が形成された炭化珪素基体10が得られる。
図10は、実施の形態にかかる炭化珪素基体10の製造途中の要部の状態例(その8)を示す平面図である。SiC成膜時の結晶の成長方向例の平面図を示す説明図である。図10に示す切断線A−A’における断面図が、図9に示す断面図に対応する。結晶軸方向[−1100]は、図10において上方向の矢印で表される。また、結晶軸方向[11−20]は、図10において右方向の矢印で表される。図10に示すトレンチ5の形成方向は、結晶軸方向[−1100]に平行な方向とする。
つぎに、エッチング効果のあるガスと、SiC膜の成膜の原料であるSiを含むガスおよび炭素(C)を含むガスと、を含むガス雰囲気下で熱処理することにより、炭化珪素基体10にSiC膜を成膜する。熱処理については、ハライドCVD法を用いる。
例えば、炭化珪素基体10の洗浄後に、SiC膜を成長することが可能なCVD装置に炭化珪素基体10を入れる。そして、エッチング効果のあるガスと、SiC膜の成膜の原料であるSiを含むガスおよびCを含むガスと、を同時に導入してCVD装置によって所定の成膜条件で成膜する。
エッチング効果のあるガスとしては、塩化水素(HCl)ガスや塩素(Cl2)ガスが挙げられる。Siを含むガスとしては、例えば、モノシラン(SiH4)ガスが挙げられる。Cを含むガスとしては、例えば、プロパン(C38)ガスが挙げられる。成膜条件は、例えば、SiCの堆積量>SiCのエッチング量が成立するような条件である。SiCの堆積量とは、単位時間あたりに、トレンチ5の側壁から当該側壁に垂直な方向(横方向)に成膜されるSiC膜の横方向の厚さである。SiCのエッチング量とは、単位時間あたりに、トレンチ5の側壁がエッチングされる横方向の長さである。
また、エッチング効果のあるガスのガス量が少ないと、炭化珪素基体10の表面(エピタキシャル膜2の側の面)に堆積されるSiC膜の膜厚が厚くなると同時に、トレンチ5の側壁のエッチング量が少なくなり、各トレンチ5で形成されるボイド同士が繋がりにくくなる。そこで、エッチング効果のあるガスのガス量は、SiCの堆積量がSiCのエッチング量より若干多くなるようなガス量のうち最大量とする。これにより、トレンチ5の開口部を塞ぐことができ、かつトレンチ5に発生するボイド同士を繋げることができる。
また、SiC膜の成膜の原料となるガスおよびエッチング効果のあるガスの他に、さらに、ドーパントとなるガスを同時に導入してもよい。n型SiC膜を成膜する場合、ドーパントとなるガスとしては、例えば、窒素(N2)ガスが挙げられる。p型SiC膜を成膜する場合、ドーパントとなるガスとしては、例えば、トリメチルアルミニウム(Trimethylaluminium:TMA)ガスが挙げられる。
ここでは、SiC膜を成膜するために、キャリアガスとして水素(H2)ガスと、SiC膜の成膜の原料となるガスとしてSiH4ガスおよびC38ガスと、エッチング効果のあるガスとしてHClガスと、ドーパントとなるガスとしてTMAと、を導入する。CVDによる熱処理の温度は1635度以上、1665度以内の範囲の温度が好ましい。また、CVDによる熱処理の時間は、5時間以上7時間以内の範囲の時間が好ましい。CVDによる熱処理の時間によって空洞6を塞ぐSiC膜の厚さを調整することができる。
ここで、CVDによる熱処理の温度を1650度とし、CVD装置によって6時間、炭化珪素基体10にSiC膜を成長させる。SiH4ガスの流量は、例えば、36sccm(standard cubic centimeter per minute)である。C38ガスの流量は、例えば、12sccmである。HClガスの流量は、例えば、6sccmである。
図11は、結晶軸方向[11−20]とトレンチ5の形成方向とのずれによるSiC膜の成長およびエッチング例を示す断面図である。各断面図の上に付された角度は、結晶軸方向[11−20]とトレンチ5の形成方向とのずれ量であり、結晶軸方向[11−20]とトレンチ5の形成方向とのなす角度である。図11の例では、トレンチ5の形成方向が異なるだけで、形成方向以外の条件はすべて同じにして作成された炭化珪素基体10の断面図である。
図11に示すように、角度が大きくなるほど、トレンチ5の側壁がエッチング効果のあるガスによって抉られる量が大きくなる。トレンチ5の側壁がエッチングされると、トレンチ5ごとに微細な空洞(小空洞やボイドとも称する。)が発生する。図11に示すように、角度が2.5度の場合においてボイド間が繋がる寸前である。このため、角度がさらに大きくなると、トレンチ5の側壁が抉られる量がさらに大きくなる。そして、ボイド間が繋がりやすくなり、炭化珪素基体10の内部に空洞6が形成される。
また、図11に示す0度、0.5度、1.0度の場合において、CVDによるSiC膜の成膜時間を長くしても、トレンチの開口部が塞がるだけで、ボイド間が繋がらない。このため、結晶軸方向[11−20]とトレンチ5の形成方向とのずれ、m面とトレンチ5の形成方向とのずれが小さいと、炭化珪素基体10の内部に空洞6を形成することは難しい。
図12は、トレンチ5の幅Lおよびトレンチ5の間隔Sの違いによる空洞6の形成例を示す断面図である。図12には、トレンチ5の形成方向を結晶軸方向[1−100]にほぼ平行にし、トレンチ5の幅L/間隔Sをそれぞれ2.5/2.5、5/2.5、7.5/2.5にしてトレンチ5を形成してSiC膜を成膜した場合における断面図を示す。
幅L/間隔S=2.5/2.5、5/2.5の場合には、炭化珪素基体10の内部に空洞6が形成される。これに対して、幅L/間隔S=7.5/2.5の場合には、炭化珪素基体10の各トレンチ5に発生したボイド間が繋がらず、炭化珪素基体10の内部に空洞6が形成されない。したがって、トレンチ5の幅L(ライン幅)を2.5[μm]以上、5[μm]以下の範囲の長さとし、トレンチ5の間隔Sを1[μm]以上、3[μm]以下の範囲の長さとすることにより、トレンチ5ごとに発生するボイド間が繋がりやすくなり、炭化珪素基体10の内部に断面形状が略平板形状の空洞6が得られる。
図12の例では、炭化珪素基体10の深さ方向(縦方向)における空洞6の高さは約8μmであり、炭化珪素基体10の横方向における空洞6の幅x1(図1参照)は約90[μm]以上、100[μm]以下の範囲の長さ程度である。トレンチ5の本数やトレンチ5の深さ方向の長さを調整することによって任意の幅や高さの空洞6を形成することができる。また、図12の例では、空洞6の上を塞ぐSiC膜の厚さは、20[μm]以上、30[μm]以下の範囲の厚さ程度である。CVDによる熱処理の時間を調整することによってSiC膜を任意の厚さで形成することができる。
図13は、トレンチ5の形成方向が結晶軸方向[11−20]の場合における炭化珪素基体の断面図である。図13には、トレンチ5の形成方向が結晶軸方向[11−20]に平行であり、トレンチ5の幅L/間隔Sが2.5/2.5と5/2.5であるトレンチ5を形成し、熱処理を行った例を示す。図12の例では、トレンチ5の幅L/間隔Sが2.5/2.5、5/2.5である場合に炭化珪素基体10に空洞6が形成された。これに対して、図13に示すように、トレンチ5の形成方向が結晶軸方向[11−20]であると、トレンチ5の幅L/間隔Sが2.5/2.5、5/2.5であっても空洞6が形成されない。
また、点線の矢印の部分はトレンチ5が形成された部分であり、トレンチ5が形成された部分はSiC膜によって埋まる。実線の矢印部分は、隣り合うトレンチ5の間の部分であり、SiC膜を成膜する前から炭化珪素基体10があった部分である。
図14は、複数の空洞6の形成例を示す説明図である。図14(a)には、領域7ごとに複数のトレンチ5が、結晶軸方向[1−100]に平行な方向に形成された平面図を示す。また、図14(a)に示す切断線AA−AA’における断面図が、図14(b)に示す断面図である。図14(b)には、領域ごとに複数のトレンチ5が形成された炭化珪素基体10の断面図を示す。また、図14(c)には、CVDによって領域ごとに空洞6が形成された炭化珪素基体10の断面図を示す。
例えば、トレンチ5の短手方向に平行な空洞6の横方向の長さx1は、領域7に形成するトレンチ5の数によって適宜変更することができる。また、例えば、トレンチ5の長手方向に平行な空洞6の方向の長さは、トレンチ5の長手方向の長さによって適宜変更することができる。これにより、所望のサイズの空洞6を炭化珪素基体10に作成することができる。また、領域7に形成可能なトレンチ5の最大数やトレンチ5の形成方向の最大の長さなどは、領域7のサイズによって定まるため、領域7のサイズを調整することによって領域7に形成可能な最大の空洞6のサイズを適宜変更することができる。
以上実施の形態で説明したように、本実施の形態によれば、複数のトレンチの長手方向と、炭化珪素基体の結晶軸方向<11−20>とがずれるように複数のトレンチを形成し、エッチング効果のあるガスを含む雰囲気下での熱処理によってSiC膜を成膜することにより複数のトレンチの各開口部を塞ぐとともに、複数のトレンチの側壁をエッチングして複数のトレンチを連結させて一体化させる。炭化珪素基板には、安定して結晶を成長させることができる結晶面もあれば、m面でない面のように安定して結晶を成長させることができない結晶面なども存在する。安定して結晶を成長させることができる結晶面は、例えば、m面である。トレンチの側壁がm面でない場合、トレンチの側壁がm面である場合と比較して、トレンチ5の側壁ではSi原子やC原子が移動しやすい。このため、トレンチの側壁がm面でない場合、トレンチ5の側壁はエッチングされやすく、トレンチ間を連結させることができるとともに、炭化珪素膜がトレンチの開口部付近で成長してトレンチの開口部を塞ぐことができる。したがって、従来技術のように熱処理によるシリコン原子の表面拡散では平板形状の空洞を通常形成することはできないが、本実施の形態によれば炭化珪素基体の内部に平板形状の空洞を安定して形成することができる。
また、側壁がm面とならず、結晶軸方向に延びる直線状の平面形状のトレンチに限らず、6つの結晶面(a面)を側壁とする六角形の平面形状のトレンチが形成されてもよい。また、m面のようにエッチングされにくい結晶面と、m面と異なる面(例えば、a面)のようにエッチングされやすい結晶面と、が露出する矩形の平面形状のトレンチを形成してもよい。そして、このようなトレンチの場合、トレンチ間において、トレンチの側壁のうちエッチングされやすい結晶面が露出した部分のみを繋げてもよい。
以上のように、本発明にかかる炭化珪素基体の製造方法は、絶縁構造を備えたMOSFET(Metal−Oxide−Semiconductor Field−Effect Transistor)やMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)技術を用いた各種センサなどに有用である。
1 炭化珪素基板
2 エピタキシャル膜
3 SiO2
5 トレンチ
6 空洞
7 領域
10 炭化珪素基体
θ 所定角度
d1 エピタキシャル膜の厚さ
d2 SiO2膜の厚さ
d3 トレンチの深さ
L トレンチの短手方向の幅
S 隣り合うトレンチの間隔

Claims (11)

  1. 炭化珪素基体の一方の主面側から形成した複数のトレンチ同士を連結させて空洞を形成する炭化珪素基体の製造方法であって、
    複数の前記トレンチの長手方向が、前記炭化珪素基体の結晶軸方向<11−20>から、前記炭化珪素基体に設けられたオリエンテーションフラットの形成保証精度に基づく所定角度以上ずれた方向になる複数の前記トレンチを前記炭化珪素基体の一方の主面側から形成する第1工程と、
    前記第1工程の後、エッチング効果のあるガスと炭化珪素膜の原料となるガスとを含むガス雰囲気下での熱処理によって、前記炭化珪素基体の一方の主面側に前記炭化珪素膜を成膜するとともに、複数の前記トレンチの側壁をエッチングすることにより前記空洞を形成する第2工程と、
    を含むことを特徴とする炭化珪素基体の製造方法。
  2. 前記第2工程では、
    前記炭化珪素膜を成膜することにより複数の前記トレンチの各開口部を塞ぐとともに、複数の前記トレンチの側壁をエッチングすることにより複数の前記トレンチを連結させて一体化させることにより前記空洞を形成することを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素基体の製造方法。
  3. 複数の前記トレンチのそれぞれの短手方向の幅が、2.5μm以上、5.0μm以下であり、
    隣り合う前記トレンチの間隔が、1μm以上、3μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の炭化珪素基体の製造方法。
  4. 前記エッチング効果のあるガスのガス量は、前記トレンチの側壁から前記炭化珪素基体の一方の主面に平行な方向に成膜される前記炭化珪素膜の厚さが、前記トレンチの側壁が前記平行な方向にエッチングされる長さよりも大きくなるガス量であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の炭化珪素基体の製造方法。
  5. 前記エッチング効果のあるガスのガス量は、前記炭化珪素膜の厚さが、前記トレンチの側壁が前記平行な方向にエッチングされる長さよりも大きくなるガス量のうち、最も多いガス量であることを特徴とする請求項4に記載の炭化珪素基体の製造方法。
  6. 前記エッチング効果のあるガスは、塩化水素ガスまたは塩素ガスであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の炭化珪素基体の製造方法。
  7. 前記第2工程では、化学気相成長法により、複数の前記トレンチの各開口部を塞ぎ、前記空洞を形成することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の炭化珪素基体の製造方法。
  8. 前記炭化珪素基体は、炭化珪素基板の一方の主面にエピタキシャル成長によって炭化珪素からなるエピタキシャル膜が露出したエピタキシャル成長基体であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の炭化珪素基体の製造方法。
  9. 前記所定角度は、5度以上であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の炭化珪素基体の製造方法。
  10. 複数の前記トレンチの短手方向に平行な方向における前記空洞の長さは、複数の前記トレンチの数に基づくことを特徴とする請求項1〜9のいずれか一つに記載の炭化珪素基体の製造方法。
  11. 炭化珪素基体の一方の主面側から形成した複数のトレンチ同士を連結させて空洞を形成する炭化珪素基体の製造方法であって、
    前記炭化珪素基体の一方の主面側から、複数の前記トレンチの側壁が前記炭化珪素基体の結晶面{10−10}以外の面になる複数の前記トレンチを形成する第1工程と、
    前記第1工程の後、エッチング効果のあるガスと炭化珪素膜の原料となるガスとを含むガス雰囲気下での熱処理によって、前記炭化珪素基体の一方の主面側に前記炭化珪素膜を成膜するとともに、複数の前記トレンチの側壁をエッチングすることにより前記空洞を形成する第2工程と、
    を含むことを特徴とする炭化珪素基体の製造方法。
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