JP6699508B2 - 乗物用シート - Google Patents

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Description

本発明は、乗物用シートに関する。詳しくは、チャイルドシート固定用のISOFIXアンカがシート本体部に形成された前後方向に貫通する孔部内に設けられた乗物用シートに関する。
従来、自動車用シートの座面後方部に、チャイルドシートを固定するための取付け具であるISOFIXアンカが設置された構成が知られている(特許文献1)。上記ISOFIXアンカは、シートクッションの後端部に形成された土手状に膨らむ部分に貫通して形成された孔部内に埋め込まれた状態として設けられている。上記ISOFIXアンカの内蔵された孔部は、常時は、開閉可能なカバー部材により表側の開口部が覆われた構成とされており、チャイルドシートの装着時にカバー部材を開くことによりその内部のISOFIXアンカを表側に露出させられるようになっている。
特開2015−85730号公報
上記従来技術では、ISOFIXアンカの内蔵された孔部がカバー部材によって表側から見掛け的に覆われるようにはなっているものの、上記カバー部材では、シートの裏側領域をバッテリの冷却風が流れる場合に、その冷却風が孔部を通ってシート表面側へと漏れ出る流れを適切に防ぐことができない。本発明は、上記問題を解決するものとして創案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、ISOFIXアンカの内蔵された孔部を通ってシート裏面側からシート表面側へと空気が流れることを適切に防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明の乗物用シートは次の手段をとる。
第1の発明は、チャイルドシート固定用のISOFIXアンカがシート本体部に形成された前後方向に貫通する孔部内に設けられた乗物用シートであって、孔部のシート表面側の開口部を開閉可能に覆うカバー部材と、孔部のシート表面側の開口部内に取り出し可能に押し込むことのできる押込み部材と、を有する。孔部は、押込み部材の押し込みにより、そのシート裏面側の開口部から流れ込むことのある裏側領域を通る空気がシート表面側の開口部から流れ出ないように流通経路が遮断される構成とされている。
この第1の発明によれば、孔部をシート表面側から覆うカバー部材とは別に、孔部内に押し込まれて空気の流通経路を遮断する押込み部材を設定することにより、上記孔部を通ってシート裏面側からシート表面側へと空気が流れることを適切に防止することができる。
第2の発明は、上述した第1の発明において、次の構成とされているものである。押込み部材が、カバー部材を開いた状態で孔部内に押し込むことのできる別体構成とされている。
この第2の発明によれば、押込み部材を孔部内に押し込む作業を、カバー部材を閉じる作業とは別に切り離して適切に行うことができる。また、カバー部材を開いた状態で、押込み部材が孔部内に適切に押し込まれたかどうかの状態を目視で確認することができる。
第3の発明は、上述した第2の発明において、次の構成とされているものである。カバー部材が、押込み部材に対して着脱可能に構成され、孔部内に押し込まれた状態の押込み部材に対する付着により孔部を閉じた状態に保持される構成とされている。
この第3の発明によれば、カバー部材を孔部内に押し込まれた状態の押込み部材に付着させておくことで、カバー部材を孔部を閉じた状態に適切に保持することができる。また、これらの付着力を高めることにより、カバー部材を孔部から開く作業によって押込み部材を孔部から取り出すことも簡便に行うことができる。
第4の発明は、上述した第1から第3のいずれかの発明において、次の構成とされているものである。カバー部材と押込み部材とが共に上側ヒンジの開閉回転により動かされる構成とされている。
この第4の発明によれば、カバー部材や押込み部材が孔部から開かれた際にこれらがチャイルドシートの上に乗り上がるおそれがなくなるため、チャイルドシートをより安定した位置固定状態とすることができる。
実施例1の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。 図1のII部拡大図である。 図2のIII-III線断面図である。 カバー部材を開いた状態から押込み部材を各孔部内に押し込んだ状態を表した斜視図である。 図4のV-V線断面図である。 カバー部材が閉じられた状態を表した斜視図である。 図6のVII-VII線断面図である。 図6から押込み部材を一方側の孔部から外し出してカバー部材を位置固定した状態に切り換えた状態を表した斜視図である。 図8のIX-IX線断面図である。 更に押込み部材をもう一方側の孔部からも外し出してカバー部材を位置固定した状態に切り換えた状態を表した斜視図である。 チャイルドシートが装着された状態を表した斜視図である。 図11のXII-XII線断面図である。 実施例2の乗物用シートの概略構成を表した斜視図である。
以下に、本発明を実施するための形態について、図面を用いて説明する。
始めに、実施例1のシート1(乗物用シート)の構成について、図1〜図12を用いて説明する。なお、以下の説明において、前後上下左右等の各方向を示す場合には、各図中に示されたそれぞれの方向を指すものとする。本実施例のシート1は、図1に示すように、ハイブリッド自動車の後部側座席として構成されており、着座乗員の背凭れ部となるシートバック2と、着座部となるシートクッション3と、を備えた構成とされている。上述したシート1は、3人掛け可能なベンチシートにおける幅方向に6:4分割された幅狭側の分割シートとして構成されている。上述したシートバック2の背裏部には、バッテリBAが搭載されており、同バッテリBAとの間の隙間内には、バッテリBAを冷却するための冷却風Aが流されている。
上述したシートバック2は、その前面の幅方向の中央部分を成す天板メイン2Aと、幅方向の両サイド部分を成す天板サイド2Bと、を備えた構成とされている。前者の天板メイン2Aは、着座乗員の背部を比較的平坦な面形状で後側から支持する構成とされている。後者の天板サイド2Bは、それぞれが前外側へ向かって山状に斜めに膨らんだ面形状とされて着座乗員の背部を両外側から斜めに支持する構成とされている。
上述したシートバック2は、その内部骨格を成す図示しない金属製のバックフレームに対して、着座乗員の背凭れ荷重を弾性的に受け止めるように機能する発泡ウレタン製のバックパッド2Pが全体を覆うように被せ付けられた構成とされている。更に、上述したシートバック2は、上述したバックパッド2Pの外表面全体を覆うように合成皮革製のバックカバー2Cが被せ付けられることで、その外観意匠面が形作られた構成とされている。上述したシートバック2の基本的形状は、上述したバックカバー2Cの内部に設けられたバックパッド2Pにより形作られている。
上述したシートバック2の天板メイン2Aの下部領域には、同領域を表側(前側)から開放可能に被覆する合成皮革製の横長形状のカバー部材10が取り付けられている。上記カバー部材10は、その上縁部がバックカバー2Cに一体的に縫合されており(縫合部ST)、同縫合部STを中心とした上側ヒンジの回転運動により天板メイン2Aの下部領域を外部に対して被覆したり開放して露出させたりするようになっている(図2及び図6参照)。
図2〜図3に示すように、上述したカバー部材10によって被覆されるシートバック2の天板メイン2Aの下部領域には、その左右両端側の下角部分に、前後方向に貫通する形とされた正面視略矩形形状の孔部2A2が形成されている。詳しくは、上述した各孔部2A2は、シートバック2に対して前後方向と下方向とに貫通した形に形成されている。しかし、上記各孔部2A2の下方向への開口は、図1で前述したシートクッション3の後端部分が下側から当てられていることにより、常時、閉塞された状態として保持されるようになっている。
上述した各孔部2A2内には、図2〜図3に示すように、シート1の後下側から図示しない車体パネル上に固定された状態となって延出する左右一対のISOFIXアンカ4が後側から通された状態として設けられている。これらISOFIXアンカ4は、それぞれ、チャイルドシートCRSを固定するためのアンカとして機能するものであり、図示しない車体パネル上から前側へ平面視略U字状に延び出す形とされて形成されている。これらISOFIXアンカ4は、チャイルドシートCRSの後下側の左右2箇所に設けられた各コネクタC1をこれらに対して前側から押し込むように操作することにより、各コネクタC1をこれらにロックさせられるようになっている(図11〜図12参照)。
上述した各孔部2A2は、図2〜図3に示すように、上述したカバー部材10及びカバー部材10の裏側に別体的に重ねられた状態となって設けられている後述する押込み部材20が、それぞれ、前側に開けられることにより、それらの孔形状が前側から目視で確認することのできる状態に露出されるようになっている。上記露出により、各孔部2A2に対してチャイルドシートCRSの各コネクタC1を差し込む作業を簡便に行うことができるようになっている。
また、各孔部2A2は、図6〜図7に示すように、上述したチャイルドシートCRSの取り付けがされない不使用時には、上述したカバー部材10が閉じられることにより、それらの前側の開口部2A2aがそれらの周辺の被覆面部2A1と共に、カバー部材10によってひとまとめに表側から被覆された状態として保持されるようになっている。なお、上述した被覆面部2A1及び各孔部2A2の内周面部は、それぞれ、バックパッド2Pがむき出しとなっているのではなく、ファブリック製のカバーピースが外表面に被覆された構成とされている。ここで、上述したシートバック2が本発明の「シート本体部」に相当する。
しかし、上述したカバー部材10は、上述した各孔部2A2を外観上見えなくなるようには被覆するものの、これらの前側の開口部2A2aを密閉状態に閉塞するほどには被覆しない構成とされている。具体的には、カバー部材10は、その裏側面部10Aの下側の縁部に縫着された横長帯状の面ファスナ11(フック面)が、カバー部材10が閉じられた際に対面する被覆面部2A1の下側の縁部(各孔部2A2の配置間領域における下側の縁部)に縫着された横長帯状の面ファスナ2A3(ループ面)に前側から当てられて結合されることにより、上記閉じられた姿勢状態に保持される構成となっている。
そのため、各孔部2A2は、上記のようにカバー部材10によって前側から被覆された状態に保持されたとしても、それらの内部の流通経路が遮断された状態とはならない。このようなことから、各孔部2A2は、それらの後側に貫通した開口部2A2bからシート1の後側領域を流れる前述したバッテリBAの冷却風Aが内部に流れ込むことがあった場合に、その流れ込んだ冷却風Aを前側の開口部2A2aから着座乗員に向けて漏れ出させてしまうおそれがある。このような冷却風Aの漏れが生じると、着座乗員に不快感を与えてしまうおそれがある。
そこで、上述した冷却風Aの漏れを防止するために、上述したシートバック2の天板メイン2Aの下部領域には、図4〜図5に示すように、上述したカバー部材10とは別に、上述した各孔部2A2内に前側から押し込まれて各孔部2A2内の流通経路を遮断するように機能する押込み部材20が設けられている。上述した押込み部材20は、図2〜図5に示すように、上述した各孔部2A2内に前側から押し込まれることでこれらの孔形状を塞ぐ形に嵌合して流通経路を遮断した状態となる左右一対の略矩形状の押込み片21と、これら押込み片21の上縁部間に跨って横長帯状に延びる可撓性面状の繋ぎ面部22と、を一体的に有する形に形成されている。
上述した各押込み片21は、それぞれ、袋状に縫製された可撓性面状のカバー構造の内部に発泡ウレタン製のパッド材が埋設された構成とされている。上記構成により、各押込み片21は、それぞれ、上述した各孔部2A2内に押し込まれることによって、各孔部2A2の孔形状に合致する形に柔軟に押し潰されて、その押し潰されたことに伴う弾発力の作用によって各孔部2A2内の流通経路を適切に塞いで遮断することができるようになっている。
上述した押込み部材20は、図2〜図3に示すように、上述したカバー部材10の裏側に重ねられた配置とされて、その繋ぎ面部22の上縁部が上述したカバー部材10の上縁部と共にバックカバー2Cに一体的に縫合された状態として取り付けられている(縫合部ST)。上記取り付けにより、押込み部材20は、上述したカバー部材10と同じ上側ヒンジの回転中心(縫合部ST)まわりにカバー部材10とは別々に回転させることができる構成となっている。
また、上述した押込み部材20は、上記のヒンジ連結された構成に加えて、上述した繋ぎ面部22の可撓性により、図8及び図10に示すように、上述した各押込み片21を個別に各孔部2A2内に押し込んだり各孔部2A2内から個別に前側へ外し出したりすることが簡便に行えるようになっている。このような構成により、押込み部材20は、図4〜図5に示すように、上述したカバー部材10を開いて各孔部2A2を前側から見えるようにした状態から、各押込み片21を個別に各孔部2A2内に目視で確認しながら適切に押し込むことができるようになっている。
上述した押込み部材20は、上述した各押込み片21を、上述した各孔部2A2に対して、これらの周辺の被覆面部2A1と略面一状の面を成す形となる位置まで内部に押し込むことができるようになっている。上記押し込みにより、図6〜図7に示すように、押込み部材20の前面側にカバー部材10を重ねるように閉じても、カバー部材10が押込み部材20によって裏側から形状の膨らみによるつっかえを受けることなく、カバー部材10を他の天板メイン2Aの領域と略面一状とする形に閉じて保持することができるようになっている。
ここで、図2〜図3に示すように、上述した押込み部材20の各押込み片21の下側の縁部には、同縁部に沿った外表面の全周域にわたって、横長帯状の面ファスナ21A(ループ面)が環状に縫着された状態となって設けられている。上述した各押込み片21に縫着された各面ファスナ21A(ループ面)は、図4〜図5に示すように、それぞれ、各押込み片21が各孔部2A2内に押し込まれてセットされた状態となった際に、前述した被覆面部2A1の下側の縁部に沿って縫着された面ファスナ2A3(ループ面)と横一列に並んだ状態に設けられるようになっている。
したがって、上記各押込み片21を各孔部2A2内に押し込んでセットした後、カバー部材10を閉じることにより、同カバー部材10の裏側面部10Aの下側の縁部に縫着された横長帯状の面ファスナ11(フック面)が前述したように被覆面部2A1の下側の縁部に沿って縫着された面ファスナ2A3に当てられて結合されるのに加えて、各押込み片21の下側の縁部に沿って縫着された各面ファスナ21Aにも当てられて結合されることとなる。上記結合により、カバー部材10は、各孔部2A2の形成領域に掛かる両角側の部分も、これら孔部2A2内に押し込まれて嵌合している各押込み片21を介して、各孔部2A2に対してバタ付かないように位置固定された状態として保持されるようになっている。
上述した押込み部材20は、図8〜図10に示すように、上述したチャイルドシートCRSの各コネクタC1を各ISOFIXアンカ4に押し込んでロックするためにカバー部材10を開いた際には、次のように各押込み片21を各孔部2A2から外し出してこれらの取り付け位置を変えることにより、カバー部材10を開いた状態に保持できるストッパとして機能できる状態に切り換えられるようになっている。すなわち、押込み部材20は、上述したカバー部材10を開いた後、各押込み片21を各孔部2A2から前側に外し出して、それらの裏側に縫着された前述した各面ファスナ21Aを、それぞれ、上述した被覆面部2A1の各孔部2A2の上側箇所に縫着された各面ファスナ2A4(フック)に当てて結合することにより、カバー部材10の閉じ位置に向けての落ち込み移動を阻止する状態へと切り換えられる。
具体的には、上記結合により、各押込み片21がカバー部材10の上側ヒンジの回転中心(縫合部ST)を上側に越えて形状を張り出させた起立姿勢の状態となって保持される。上記各押込み片21の状態保持により、カバー部材10の閉じ位置に向けての回転移動が、各押込み片21との当たりによるつっかえにより阻止された状態として保持される。詳しくは、各押込み片21は、その対応する各面ファスナ2A4への結合による上方側への張り出しにより、繋ぎ面部22を上側へと引張った状態にして保持するようになっている。
上記繋ぎ面部22の引張りにより、各押込み片21は、カバー部材10から重力作用による閉じられる方向の力を受けても、その力を上記繋ぎ面部22に引張り力を作用させる力として受けるようになる。したがって、上記各押込み片21が各面ファスナ2A4に結合された力と、上記繋ぎ面部22がカバー部材10の重力作用を引張り力として受ける力と、この力をある程度の撓みを伴って受け止める各押込み片21の硬さと、によって、カバー部材10を開いた状態に適切に位置保持することができる。
その結果、カバー部材10が上記開いた姿勢状態に保持されることから、各孔部2A2が前側に露出した状態として保持される。したがって、図11〜図12に示すように、カバー部材10に手を掛けて開いた状態に保持しておくことなく、各孔部2A2内にチャイルドシートCRSの各コネクタC1を差し込んで各ISOFIXアンカ4にロックすることができ、チャイルドシートCRSをシート1に簡便に装着することができる。
以上をまとめると、本実施例のシート1は次のような構成とされている。すなわち、チャイルドシート(チャイルドシートCRS)固定用のISOFIXアンカ(ISOFIXアンカ4)がシート本体部(シートバック2)に形成された前後方向に貫通する孔部(孔部2A2)内に設けられた乗物用シート(シート1)であって、孔部(孔部2A2)のシート表面側の開口部(開口部2A2a)を開閉可能に覆うカバー部材(カバー部材10)と、孔部(孔部2A2)のシート表面側の開口部(開口部2A2a)内に取り出し可能に押し込むことのできる押込み部材(押込み部材20)と、を有する。孔部(孔部2A2)は、押込み部材(押込み部材20)の押し込みにより、そのシート裏面側の開口部(開口部2A2b)から流れ込むことのある裏側領域を通る空気(冷却風A)がシート表面側の開口部(開口部2A2a)から流れ出ないように流通経路が遮断される構成とされている。
このように、孔部(孔部2A2)をシート表面側から覆うカバー部材(カバー部材10)とは別に、孔部(孔部2A2)内に押し込まれて空気(冷却風A)の流通経路を遮断する押込み部材(押込み部材20)を設定することにより、上記孔部(孔部2A2)を通ってシート裏面側からシート表面側へと空気(冷却風A)が流れることを適切に防止することができる。
また、押込み部材(押込み部材20)が、カバー部材(カバー部材10)を開いた状態で孔部(孔部2A2)内に押し込むことのできる別体構成とされている。このような構成とされていることにより、押込み部材(押込み部材20)を孔部(孔部2A2)内に押し込む作業を、カバー部材(カバー部材10)を閉じる作業とは別に切り離して適切に行うことができる。また、カバー部材(カバー部材10)を開いた状態で、押込み部材(押込み部材20)が孔部(孔部2A2)内に適切に押し込まれたかどうかの状態を目視で確認することができる。
また、カバー部材(カバー部材10)が、押込み部材(押込み部材20)に対して着脱可能に構成され、孔部(孔部2A2)内に押し込まれた状態の押込み部材(押込み部材20)に対する付着により孔部(孔部2A2)を閉じた状態に保持される構成とされている。このように、カバー部材(カバー部材10)を孔部(孔部2A2)内に押し込まれた状態の押込み部材(押込み部材20)に付着させておくことで、カバー部材(カバー部材10)を孔部(孔部2A2)を閉じた状態に適切に保持することができる。また、これらの付着力を高めることにより、カバー部材(カバー部材10)を孔部(孔部2A2)から開く作業によって押込み部材(押込み部材20)を孔部(孔部2A2)から取り出すことも簡便に行うことができる。
また、カバー部材(カバー部材10)と押込み部材(押込み部材20)とが共に上側ヒンジの開閉回転により動かされる構成とされている。このような構成とされていることにより、カバー部材(カバー部材10)や押込み部材(押込み部材20)が孔部(孔部2A2)から開かれた際にこれらがチャイルドシート(チャイルドシートCRS)の上に乗り上がるおそれがなくなるため、チャイルドシート(チャイルドシートCRS)をより安定した位置固定状態とすることができる。
続いて、実施例2の乗物用シート(シート1)の構成について、図13を用いて説明する。本実施例では、カバー部材10の裏側面部10Aの左右2箇所に、各孔部2A2の前側(シート表面側)の開口部2A2a内に取り出し可能に押し込むことのできる押込み部材12が後側に向かって部分的に膨らんだ形となって一体的に形成された構成とされている。このような構成とすることにより、カバー部材10の開閉操作によって各押込み部材12を各孔部2A2内に押し込んだり各孔部2A2内から外し出したりすることができる。上記以外の構成については、実施例1で示した構成と同じとなっているため、対応する構成については同一の符号を付して説明を省略することとする。
以上、本発明の実施形態を2つの実施例を用いて説明したが、本発明は上記実施例のほか各種の形態で実施することができるものである。例えば、本発明の乗物用シートの構成は、鉄道等の自動車以外の車両や、航空機、船舶等の他の乗物用に供されるシートにも広く適用することができるものである。また、ISOFIXアンカは、シートクッションの後端部に土手状に膨らむ部分が形成されて、同部分(シート本体部)に形成された孔部内に設けられる構成であってもよい。
また、上記孔部のシート表面側の開口部をヒンジ回転により開閉可能に覆うカバー部材は、横側ヒンジや下側ヒンジで回転するタイプの構成であってもよい。また、カバー部材を押込み部材に対する着脱構造は、面ファスナの他、線ファスナやボタン、ホック、差込み構造等の様々な着脱可能な構造から成るものであってもよい。
1 シート(乗物用シート)
2 シートバック(シート本体部)
2A 天板メイン
2A1 被覆面部
2A2 孔部
2A2a 開口部
2A2b 開口部
2A3 面ファスナ
2A4 面ファスナ
2B 天板サイド
2C バックカバー
2P バックパッド
3 シートクッション
4 ISOFIXアンカ
10 カバー部材
10A 裏側面部
11 面ファスナ
12 押込み部材
20 押込み部材
21 押込み片
21A 面ファスナ
22 繋ぎ面部
CRS チャイルドシート
C1 コネクタ
BA バッテリ
A 冷却風
ST 縫合部(中心)

Claims (1)

  1. チャイルドシート固定用のISOFIXアンカがシート本体部に形成された前後方向に貫通する孔部内に設けられる乗物用シートであって、
    前記孔部のシート表面側の開口部を開閉可能に覆うカバー部材と、
    前記孔部のシート表面側の開口部内に取り出し可能に押し込むことのできる押込み部材と、を有し、
    前記孔部は、前記押込み部材の押し込みにより、そのシート裏面側の開口部から流れ込むことのある裏側領域を通る空気がシート表面側の開口部から流れ出ないように流通経路が遮断される構成とされ
    前記押込み部材が、前記カバー部材を開いた状態で前記孔部内に押し込むことのできる前記カバー部材とは別体の構成とされ、
    前記カバー部材が、前記押込み部材に対して着脱可能に構成され、前記孔部内に押し込まれた前記押込み部材に対する付着により前記孔部を閉じた状態に保持される構成とされ、
    前記カバー部材と前記押込み部材とが共に上向きに開かれる上側ヒンジの開閉回転により動かされる構成とされ、
    前記シート本体部の前記カバー部材により覆われる前記孔部の上方の被覆面部と前記押込み部材との間に、前記押込み部材を前記被覆面部に着脱可能に結合し該結合により前記カバー部材を前記押込み部材との当たりによって落ち込みを阻止した開いた状態に保持することのできる面ファスナが設けられる乗物用シート。
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