JP6698201B1 - 音声制御調理器具プラットフォーム - Google Patents

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Abstract

【課題】調理器具製造メーカーの種類を問わずに調理器具を制御するプラットフォームを提供する。【解決手段】音声制御調理器具プラットフォームにおいて、キッチンで調理をする者0101が、制御音声を与えると、指定された調理器具が指示にしたがった調理動作を行う。制御音声0102が出された場合に、これに対応する調理機器であるコンロ0103が応答音声情報0104を出力して、制御音声に従って火力を弱くする。同様に、オーブン0105に対する制御音声0106に従って、オーブンが制御され0107、シンクの水道0108に対する制御音声0109に従って、水道が制御される。【選択図】図1

Description

本発明は、音声指示に従って調理器具を制御することで自動調理するシステムである音声制御調理器具プラットをーむに関する発明である。
音声指示によって動作制御を行う電子機器が近年増えてきている。さらに、AIスピーカーを通じて体系的に電子機器を制御するシステムも提供されている。
特開2014−142113
しかし、調理器具内で完結されたシステムではなく外部サーバを介して調理器具製造メーカーの種類を問わずに調理器具を制御するためのプラットフォームが提供されていなかった。
通常の家庭のキッチンでは、例えば冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、食洗器、レンジフード、魚焼グリル、トースター、ミキサー、ガスコンロ、IH調理器具、水栓、米びつ、炊飯器、ホットプレート、フライヤー、など多種の調理器具がる。これらのメーカーが単一であることは極めてまれであり、複数のメーカーの調理器具が一か所のキッチンに備えられている。
もし、これらの調理器具の音声による制御が各メーカーごとに行われることになれば、調理器具間での音声の取違いなどが発生しうる。例えば、「中火にして」と一言いう場合でも、ガスコンロが複数あるような場合や、ガスコンロでなくても、加熱調理器具が複数あるような場合には、それらが一斉に中火での加熱開始、又は強火から中火へのコントロールを始めるなどの事態が発生しうる。食事の提供という最終点に向けて行われる調理器具による調理に混乱や衝突が発生するので実用的なキッチンとはもはや言えなくなる。
この問題を解決しようとすれば各メーカーごとにユニークな名称や愛称を設定して、その名称、愛称で呼びかけることでメーカーを識別させるということも考えられなくはない。しかしその場合にはキッチンで調理する者は複数種類のメーカーごとにその名称、愛称を記憶しなければならず、種類が多くなると煩雑になったり、忘れてしまうことが考えられる。特に日ごろキッチンに立たない人がキッチンで調理をしようとするときには、そもそもその名称、愛称すら聞いたことがない場合もあり得る。
そこで、これらの問題を解決するためには、異なるメーカーの調理器具が同居するキッチンにおいてもこのような問題を発声せず、統一的に全体管理可能な音声による調理器具の制御が求められる。
上記課題を解決するために本願発明において、以下の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。すなわち、第一の発明として、調理器具を制御するための音声情報である制御音声情報を取得する制御音声情報取得部Sと、取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する調理器具識別情報取得部Sと、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する調理器具制御情報取得部Sと、取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する応答音声情報取得部Sと、取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する調理器具制御情報出力部Sと、取得した応答音声情報を出力する応答音声情報出力部Sと、出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する制御結果応答情報取得部Sと、取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声の情報である制御結果告知音声情報を取得する制御結果告知音声情報取得部Sと、取得した制御結果告知音声情報を出力する制御結果告知音声情報出力部Sと、を有する調理器具制御サーバ装置と、調理器具識別情報を保持する調理器具識別情報保持部Cと、調理をするための調理部Cと、調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する調理制御部Cと、調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する調理器具制御情報取得部Cと、取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する制御結果応答情報出力部Cと、を有する調理器具と、を有する音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第二の発明として、調理器具制御サーバ装置は、調理器具制御情報を保持する調理器具制御情報保持部Sをさらに有する第一の発明に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第三の発明として、調理器具制御サーバ装置は、調理器具制御情報を調理器具制御情報保持部Sに外部ネットワークを介して記録する調理器具制御情報記録部Sをさらに有する第二の発明に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第四の発明として、調理器具制御サーバ装置は、取得された制御音声情報が出力された応答音声情報に基づく返事に対応する制御音声情報である上書制御音声か判断する上書制御音声判断部Sを有するとともに、調理器具制御情報出力部Sは、上書制御音声判断部Sでの判断結果が上書制御音声であるとの判断結果である場合には、その上書制御音声の由来となった制御音声情報に基づいて取得された調理器具識別情報に関連付けて取得した調理器具制御情報を出力する上書調理器具制御情報出力手段Sを有する第一の発明から第三の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第五の発明として、調理器具制御サーバ装置は、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得できない、又は/及び調理器具制御情報を取得できない場合である趣旨不明瞭ケースであるか判断する趣旨明瞭性判断部Sを有するとともに、応答音声情報取得部Sは、趣旨明瞭性判断部Sでの判断結果が趣旨不明瞭ケースであるとの判断結果である場合に不明瞭な趣旨を質すための返事を構成する質問応答音声の情報であり応答音声情報である質問応答音声情報を取得する質問応答音声情報取得手段Sを有する第一の発明から第四の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第六の発明として、調理器具制御サーバ装置の、調理器具制御情報取得部Sは、取得した制御音声情報に基づいて時系列に制御に利用されるべき時系列調理器具制御情報を取得する時系列調理器具制御情報取得手段S、を有する第一の発明から第五の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第七の発明として、調理器具制御サーバ装置の調理器具制御情報取得部Sは、制御音声情報に含まれる調理対象を示す情報に基づいて調理器具を制御する調理器具制御情報である調理対象依存調理器具制御情報を取得する調理対象依存調理器具制御情報取得手段S、を有する第一の発明から第六の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第八の発明として、調理器具は、制御音声情報を取得するための制御音声情報取得部Cと、取得した制御音声情報を出力する制御音声情報出力部Cと、応答音声情報を取得する応答音声情報取得部Cと、取得した応答音声情報に基づいて応答音声を出力する音声出力部Cと、をさらに有する第一の発明から第七の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第九の発明として、調理器具は、調理器具又は調理器具に併せて利用されている調理器財の状況を示す情報である状況情報を取得する状況情報取得部Cと、取得した状況情報を調理器具識別情報と関連付けて出力する状況情報出力部Cと、をさらに有し、調理器具制御サーバ装置は、状況情報とそれに関連付けられている調理器具識別情報を取得する状況情報取得部Sを有するとともに、応答音声情報取得部Sは、取得した状況情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する状況依存応答音声情報取得手段Sを有し、調理器具制御情報取得部Sは、取得した状況情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する調理器具制御情報である状況依存調理器具制御情報を取得する状況依存調理器具制御情報取得手段Sを有する第一の第一の発明から第八の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第十の発明として、調理器具制御サーバ装置の、調理器具制御情報取得部Sは、制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する許可情報保持手段Sと、取得した制御音声の発声者の識別情報を制御音声に基づいて取得する発声者識別情報取得手段Sと、取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する許可情報取得手段Sと、許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない許可情報依存調理器具制御情報取得手段Sと、を有する第一の発明から第九の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームを提供する。
次に、第十一の発明として、第一の発明から第十の発明のいずれか一に記載の調理器具制御サーバ装置を提供する。
次に、第十二の発明として、第一の発明から第十一の発明のいずれか一に記載の調理器具を提供する。
次に、第十三の発明として、調理器具制御サーバ装置と、調理器具識別情報を保持する調理器具制御情報保持部Cを有する調理器具と、を有する音声制御調理器具プラットフォームの動作方法であって、調理器具制御サーバ装置は、調理器具を制御するための音声である制御音声情報を取得する制御音声情報取得Sステップと、取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する調理器具識別情報取得Sステップと、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する調理器具制御情報取得Sステップと、取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する応答音声情報取得Sステップと、取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する調理器具制御情報出力Sステップと、取得した応答音声情報を出力する応答音声情報出力Sステップと、出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する制御結果応答情報取得Sステップと、取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声の情報である制御結果告知音声情報を取得する制御結果告知音声情報取得Sステップと、取得した制御結果告知音声情報を出力する制御結果告知音声情報出力Sステップと、を実行し、調理器具は調理をするための調理Cステップと、調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する調理制御Cステップと、調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する調理器具制御情報取得Cステップと、取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する制御結果応答情報出力Cステップと、を実行する、音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第十四の発明として、調理器具制御サーバ装置は、調理器具制御情報を保持する調理器具制御情報保持Sステップをさらに実行する請求項13に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第十五の発明として、調理器具制御サーバ装置は、調理器具制御情報を調理器具制御情報保持Sステップに外部ネットワークを介して記録する調理器具制御情報記録Sステップをさらに有する第十四の発明に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第十六の発明として、調理器具制御サーバ装置は、取得された制御音声情報が出力された応答音声情報に基づく返事に対応する制御音声情報である上書制御音声か判断する上書制御音声判断Sステップを実行するとともに、調理器具制御情報出力Sステップでは、上書制御音声判断Sステップでの判断結果が上書制御音声であるとの判断結果である場合には、その上書制御音声の由来となった制御音声情報に基づいて取得された調理器具識別情報に関連付けて取得した調理器具制御情報を出力する上書調理器具制御情報出力Sサブステップと、を実行する第十三の発明から第十五の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第十七の発明として、調理器具制御サーバ装置は、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得できない、又は/及び調理器具制御情報を取得できない場合である趣旨不明瞭ケースであるか判断する趣旨明瞭性判断Sステップを実行するとともに、応答音声情報取得Sステップでは、趣旨明瞭性判断Sステップでの判断結果が趣旨不明瞭ケースであるとの判断結果である場合に不明瞭な趣旨を質すための返事を構成する質問応答音声の情報であり応答音声情報である質問応答音声情報を取得する質問応答声情報取得Sサブステップと、を実行する第十三の発明から第十六の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第十八の発明として、調理器具制御サーバ装置は調理器具制御情報取得Sステップにおいて、取得した制御音声情報に基づいて時系列に制御に利用されるべき時系列調理器具制御情報を取得する時系列調理器具制御情報取得Sサブステップを実行する第一の発明から第十七の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第十九の発明として、調理器具制御サーバ装置は調理器具制御情報取得Sステップにおいて、制御音声情報に含まれる調理対象を示す情報に基づいて調理器具を制御する調理器具制御情報である調理対象依存調理器具制御情報を取得する調理対象依存調理器具制御情報取得Sサブステップを実行する第十三の発明から第十八のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第二十の発明として、調理器具は、制御音声情報を取得するための制御音声情報取得Cステップと、取得した制御音声情報を出力する制御音声情報出力Cステップと、応答音声情報を取得する応答音声情報取得Cステップと、取得した応答音声情報に基づいて応答音声を出力する音声出力Cステップと、をさらに実行する第十三の発明から第十九の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第二十一の発明として、調理器具は、調理器具又は調理器具に併せて利用されている調理器財の状況を示す情報である状況情報を取得する状況情報取得Cステップと、取得した状況情報を調理器具識別情報と関連付けて出力する状況情報出力Cステップと、をさらに実行し、調理器具サーバ装置は、状況情報とそれに関連付けられている調理器具識別情報を取得する状況情報取得Sステップを実行するとともに、応答音声情報取得Sステップは、取得した状況情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する状況依存応答音声情報取得Sサブステップを実行し、調理器具制御情報取得Sステップは、取得した状況情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する調理器具制御情報である状況依存調理器具制御情報を取得する状況依存調理器具制御情報取得Sサブステップを実行する第十三の発明から第二十の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
第二十二の発明として、調理器具制御サーバ装置は、調理器具制御情報取得Sステップにおいて、制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する許可情報保持Sサブステップと、取得した制御音声の発声者の識別情報を制御音声に基づいて取得する発声者識別情報取得Sサブステップと、取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する許可情報取得Sサブステップと、許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない許可情報依存調理器具制御情報取得Sサブステップと、を実行する第十三の発明から第二十一の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームの動作方法を提供する。
次に、第二十三の発明として、第十三の発明から第二十二の発明のいずれか一に記載の調理器具制御サーバ装置の動作方法を提供する。
次に、第二十四の発明として、第十三の発明から第二十三の発明のいずれか一に記載の調理器具の動作方法を提供する。
次に、第二十五の発明として、調理器具制御サーバ装置と、調理器具識別情報を保持する調理器具制御情報保持部Cを有する調理器具と、を有する音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムであって、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、調理器具を制御するための音声である制御音声情報を取得する制御音声情報取得Sステップと、取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する調理器具識別情報取得Sステップと、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する調理器具制御情報取得Sステップと、取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する応答音声情報取得Sステップと、取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する調理器具制御情報出力Sステップと、取得した応答音声情報を出力する応答音声情報出力Sステップと、出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する制御結果応答情報取得Sステップと、取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声の情報である制御結果告知音声情報を取得する制御結果告知音声情報取得Sステップと、取得した制御結果告知音声情報を出力する制御結果告知音声情報出力Sステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムであり、調理器具を動作させる動作プログラムは、調理をするための調理Cステップと、調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する調理制御Cステップと、調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する調理器具制御情報取得Cステップと、取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する制御結果応答情報出力Cステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである電気計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第二十六の発明として、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、調理器具制御情報を保持する調理器具制御情報保持Sステップをメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである第二十五の発明に記載の電気計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第二十七の発明として、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、
調理器具制御情報を調理器具制御情報保持Sステップに外部ネットワークを介して記録する調理器具制御情報記録Sステップをメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである請求項26に記載の電気計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラム。
調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、取得された制御音声情報が出力された応答音声情報に基づく返事に対応する制御音声情報である上書制御音声か判断する上書制御音声判断Sステップをメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行するとともに、調理器具制御情報出力Sステップでは、上書制御音声判断Sステップでの判断結果が上書制御音声であるとの判断結果である場合には、その上書制御音声の由来となった制御音声情報に基づいて取得された調理器具識別情報に関連付けて取得した調理器具制御情報を出力する上書調理器具制御情報出力Sサブステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである、第二十五のはつめいから第二十七の発明のいずれか一に記載の電子計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第二十九の発明として、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、
取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得できない、又は/及び調理器具制御情報を取得できない場合である趣旨不明瞭ケースであるか判断する趣旨明瞭性判断Sステップをメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムとともに、応答音声情報取得Sステップでは、趣旨明瞭性判断ステップでの判断結果が趣旨不明瞭ケースであるとの判断結果である場合に不明瞭な趣旨を質すための返事を構成する質問応答音声の情報であり応答音声情報である質問応答音声情報を取得する質問応答声情報取得Sサブステップと、をプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである、第二十五の発明から第二十八の発明のいずれか一に記載の電子計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第三十の発明として、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは調理器具制御情報取得Sステップにおいて、取得した制御音声情報に基づいて時系列に制御に利用されるべき時系列調理器具制御情報を取得する時系列調理器具制御情報取得Sサブステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである、第二十五の発明から第二十九の発明のいずれか一に記載の電子計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第三十一の発明として、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは調理器具制御情報取得Sステップにおいて、制御音声情報に含まれる調理対象を示す情報に基づいて調理器具を制御する調理器具制御情報である調理対象依存調理器具制御情報を取得する調理対象依存調理器具制御情報取得Sサブステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである、第二十五の発明から第三十の発明のいずれか一に記載の電子計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第三十二の発明として、調理器具を動作させる動作Cプログラムは、制御音声情報を取得するための制御音声情報取得Cステップと、取得した制御音声情報を出力する制御音声情報出力Cステップと、応答音声情報を取得する応答音声情報取得Cステップと、取得した応答音声情報に基づいて応答音声を出力する音声出力Cステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することでさらに実行可能なプログラムである、第二十五の発明から第三十一の発明のいずれか一に記載の電子計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第三十三の発明として、調理器具を動作させる動作プログラムは、調理器具又は調理器具に併せて利用されている調理器財の状況を示す情報である状況情報を取得する状況情報取得Cステップと、取得した状況情報を調理器具識別情報と関連付けて出力する状況情報出力Cステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することでさらに実行可能なプログラムであり、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、状況情報とそれに関連付けられている調理器具識別情報を取得する状況情報取得Sステップをメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムとともに、応答音声情報取得Sステップは、取得した状況情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する状況依存応答音声情報取得Sサブステップをメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである、調理器具制御情報取得Sステップは、取得した状況情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する調理器具制御情報である状況依存調理器具制御情報を取得する状況依存調理器具制御情報取得Sサブステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行する第二十五の発明から第三十二の発明のいずれか一に記載の電子計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第三十四の発明として、調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、調理器具制御情報取得Sステップにおいて、制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する許可情報保持Sサブステップと、取得した制御音声の発声者の識別情報を制御音声に基づいて取得する発声者識別情報取得Sサブステップと、取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する許可情報取得Sサブステップと、許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない許可情報依存調理器具制御情報取得Sサブステップと、をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである、第二十五の発明から第三十三の発明のいずれか一に記載の電子計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムを提供する。
次に、第三十五の発明として、第二十五の発明から第三十四の発明のいずれか一に記載の調理器具制御サーバ装置を動作させるための動作プログラムを提供する。
次に、第三十六の発明として、第二十五の発明から第三十五の発明のいずれか一に記載の調理器具を動作させるための動作プログラムを提供する。
次に、第三十七の発明として、調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造であって、調理器具を制御するための調理器具制御データと、調理器具を識別するための調理器具識別データと、自身を識別するための調理器具制御データ識別データと、
からなり、調理器具制御データ識別データは、前記調理器具制御データと、他の調理器具制御データ識別データで識別される調理器具制御データとの間でコンピュータである調理器具によって調理器具による調理を制御するために実行される順位を示すデータである実行順位データ部分を含むように構成された調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造を提供する。
次に、第三十八の発明として、調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造であって調理器具を制御するための調理器具制御データと、調理器具を識別するための調理器具識別データと、自身を識別するための調理器具制御データ識別データと、
からなり、調理器具制御データは、コンピュータである調理器具がこの調理器具制御データを読取り実行することで調理器具による調理を制御するために実行されるまでの時間、又は実行する時刻を定めるデータである調理開始タイミングデータを含むように構成された調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造を提供する。
次に、第三十九の発明として、調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造であって、調理器具を制御するための調理器具制御データと、調理器具を識別するための調理器具識別データと、自身を識別するための調理器具制御データ識別データと、
からなり、調理器具制御データは、メモリに保持されている他の調理器具制御データを上書きする命令を含む上書調理器具制御データ部分を含むように構成された調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造を提供する。
本発明により、調理器具製造メーカーの種類を問わずに調理器具を制御するためのプラットフォームが提供可能となる。
音声制御調理器具プラットフォームを用いて調理を行う場合のイメージ図 音声制御調理器具プラットフォームの各ハードウェアの接続の一例を示す図 音声制御調理器具プラットフォームの 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームの調理器具制御サーバ装置の基礎となる構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームの調理器具の基礎となる構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームの調理器具制御サーバ装置の主たるハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームの調理器具の主たるハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームの主たる処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成1の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成1の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成1の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成2の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成2の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成2の調理器具制御サーバ装置の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成3の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成3の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成3の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成4の調理器具制御サーバ装置のこうせいの一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成4の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成4の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成5の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成5の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成5の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成6の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成6の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成6の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成7の調理器具の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成7の調理器具のハードウェア構成及び動作プログラムの構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成7の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成8の調理器具の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成8の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成8の調理器具のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成8の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成8の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成9の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成9の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成9の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成10の調理器具制御サーバ装置の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成10の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成10の調理器具制御サーバ装置の処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのその他の構成10における調理器具制御情報取得部で行われる処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示すフロー図 その他の実施形態の音声制御調理器具プラットフォームの発明の構成を示す図 その他の実施形態の音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成の一例を示す図 その他の実施形態の音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示す図 実施形態1の情報通信方法であるパケットの構成の一例を示す図 実施形態1の各種情報をパケットの構成に変換するための対応表の一例
以下、本発明の実施形態について、添付図面を用いて説明する。以下の説明は、主に実施形態1は請求項1から請求項36に(「基礎となる構成」は請求項1、請求項13、請求項25に、「その他の構成1」は請求項2、請求項14、請求項26に、「その他の構成2」は請求項3、請求項15、請求項27に、「その他の構成3」は請求項4、請求項16、請求項28に、「その他の構成4」は請求項5、請求項17、請求項29に、「その他の構成5」は請求項6、請求項18、請求項30に、「その他の構成6」は請求項7、請求項19、請求項31に、「その他の構成7」は請求項8、請求項20、請求項32に、その他の構成8は請求項9、請求項21、請求項33に、「その他の構成11」は請求項10、請求項22、請求項34に、その他の構成12は請求項12、請求項13、請求項23、請求項24、請求項35、請求項36に概ね対応する。)、実施形態2は請求項37に、実施形態3は請求項38に、実施形態4は請求項39に、概ね対応する。
<本件発明 前提:ハードとソフトについて>
また本件発明は原則的に調理器具と電子計算機(調理器具内の端末、公衆ネットワーク上のサーバ、専用線に存在するサーバ、ルータ(ダイナミック)、リピーターなど)を利用する発明であるが、ソフトウエア(プログラム)によって実現され、ハードウエアによっても実現され、ソフトウエアとハードウエアの協働によっても実現される。本件発明の各構成要件の全部又は一部を実現するハードウエアでは、コンピュータの基本的構成であるCPU、メモリ、バス、入出力装置、各種周辺機器、ユーザーインターフェイスなどによって構成される。各種周辺機器には、記憶装置、インターネット等インターフェイス、インターネット等機器、ディスプレイ(液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等)、タッチパネル、タッチパネル付きディスプレイ、キーボード、マウス、スピーカー、カメラ(写真用、スキャナ用)、カメラの写真のスキャナ、ビデオ、テレビ、CD装置、DVD装置、ブルーレイ装置、USBメモリ、USBメモリインターフェイス、着脱可能タイプのハードディスク、一般的なハードディスク、プロジェクタ装置、SSD、電話、ファックス、コピー機、コピー機能構成、印刷装置、ムービー編集装置、各種センサー装置、情報入力のための方眼紙、情報入力のための原稿用紙、ペン入力装置(ディスプレイをペンでなぞるとその軌跡が情報として計算機に取得される。)などが含まれる。また本発明装置は必ずしも一つの筐体によって構成されている必要はなく、複数の筐体を通信で結合して構成されるものであってもよい。また通信はLANであってもWANであってもよく、また、一部が国境をまたいで設置されていてもよい。
さらに複数の筐体のそれぞれが異なる主体によって運営されていてもよく、一の主体によって運営されていてもよい。本件発明のシステムの運用主体が単数であるか、複数であるかは問わない。また、本発明システムの他に後述する他の登場企業の利用する端末を含むシステムとしても発明を構成することができる。またこれらの端末は国境を越えて設置されていてもよい。さらに本システムや前記端末の他に他の企業の登録のために利用される装置、登録の内容を記録するためのデータベースに利用される装置などが用意されてもよい。これらは本発明装置内に備えてもよいし、本発明装置外に備えてこれらの情報を利用可能なように本装置を構成してもよい。
なお、スマートフォン等にプログラムサーバからプログラムをダウンロードする際の形態は圧縮されている場合、圧縮されていない場合、暗号化されている場合、暗号化されていない場合などいずれのケースでもプログラムのダウンロードとして扱われる。この場合にプログラムのダウンロードは本願プログラムクレームの発明の実施に該当する。またそのダウンロードをさせるサーバにはそのプログラムが記録された記録媒体があるので、そのサーバの記録媒体は、本願発明の記録媒体クレームの発明の実施に該当する。なお、スマートフォン等にダウンロードするサーバが一のプログラムについて複数サーバからの部分ダウンロードを組み合わせて構成するのか否かは本願プログラム発明の実施に該当することは言うまでもない。
<本件発明 前提:ビジネスモデルについて>
本明細書にて説明する発明は、ビジネスモデルとして成立する。ビジネスモデルであるので、収益は広告型、課金型、両者の混合型、部材のくり返し販売型、などによって挙げられる。従って、最終消費者、この場合には調理器具によって利益を受ける者は、本発明の音声制御調理器具プラットフォーム内にて一意に特定される必要がある。特定は、階層的に特定されるようなものでもよい。階層的とは、世帯、世帯の中の各個人のようなものや、さらには各個人と利用した調理器具ないしは、世帯を特定するために調理器具の識別情報を流用することもできる。請求項に記載した構成要件ではこれらは特に限定しないが、何らかの方法によってユーザー(最終消費者)が特定されるようにしなければならない。一例としては、前述の通り調理器具の識別情報を用いてユーザを特定する方法、制御音声情報を取得するために利用される音声を集音するマイクに付与されているマイクの識別情報を利用して特定する方法(音声に伴ってこの識別情報がサーバ(音声処理サーバ(ジーニー)、調理器具制御サーバ装置のいずれか又は両者)に渡される)、あるいは、マイクにその世帯等を特定する情報が保持されて同じように前述のような処理によって特定する方法、が考えられる。
<本件発明 前提:音声処理>
本件発明は調理器具をユーザの音声によって制御するというものであるが、調理器具は人の生命に危険を与える場合があることから、ユーザの音声の処理は厳格に行われるべきである。そのため、一旦マイクから集音され音声ファイルとなった情報がスペクトラム分析に掛けられて声紋を判別するレベルで分析される。声紋を判別するレベルでは、テキスト化が正確に行われたり、声の主がユーザ識別情報で識別される特定のユーザの声紋と合致するかなどが判定されたりする。テキスト化はスペクトラム分析を介さないで、人工知能によって行われるように構成してもよい。これらの音声分析機能は、調理器具に持たせる場合の他に、キッチンに配置され、公衆ネットワークと通信可能なネットワークスピーカー等に持たせる場合、ネットワークスピーカー等が通信をする音声処理サーバ(ジーニー)に持たせる場合、あるいは音声処理サーバでなく、音声ファイルを受け取った調理器具制御サーバ装置に持たせる場合、ネットワークスピーカーが接続されているキッチンサーバやホームサーバに持たせる場合など各種のケースが考えられる。この点は本件発明のすべての実施形態について矛盾しない限り適用される。
<実施形態1>
<実施形態1 概要>
本実施形態における発明は、音声指示を利用して調理器具を制御するためのプラットフォームである。
図1は、音声制御調理器具プラットフォームを用いて調理をする場合のイマージ図である。図に示す様に、キッチンで調理をする者(0101)が、制御音声を与えると、指定された調理器具が指示にしたがった調理動作を行う。例えば、「シェフ!1番コンロ中火にして!」との制御音声(0102)が出された場合に、これに対応する調理機器であるコンロ(0103)が「ピピッ1番コンロ中火にします」との応答音声情報(0104)を出力して、制御音声に従って火力を弱くする。同様に、オーブン(0105)に対する制御音声(0106)に従って、オーブンが制御され(0107)、シンクの水道(0108)に対する制御音声(0109)に従って、水道が制御される。
図2は、音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア同士の繋がりを概念的に示す図である。図2aに示す様に、ネットワーク(0201)を介して調理器具(0202a、0202b、0202c、0202d)と調理器具制御サーバ装置(0205)とが家庭内ルーター(0203)を介して接続されており、さらに各メーカーの調理器具制御情報を保持する各メーカーサーバ(0204a、0204b、0204c、0204d)は、同じくネットワーク(0201)を介して調理器具制御サーバ装置(0205)と接続されている。各メーカーの調理器具制御情報は、調理器具制御サーバ装置(0205)内に格納されていても構わない。あるいは調理器具制御サーバ装置が各メーカーのメーカーサーバに都度、又は所定のインターバル、又はメーカーサーバからのプッシュによって調理器具制御情報又は調理器具制御情報セットを取得するように構成してもよい。さらに、この図の例では家庭内ルータを介して調理器具制御サーバ装置と、各調理器具が通信するように構成したが、必ずしもこれに限定されず、調理器具制御サーバ装置と、各調理器具とは、ルーターを介さないで、インターネットのURLを利用して直接的に通信するように構成してもよい。なお、各メーカーサーバもネットワーク(0201)を介して直接的に又は家庭内ルータを介して調理器具と通信をするように構成されていることが好ましい。これは調理器具のメンテナンス、調理器具内のプログラムのアップデートなどをするためである。
図2bに示す様に、ネットワークスピーカー等が音声分析機能を有する音声処理サーバ(0206:ジーニー)と通信をするように構成してもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの発明>
<実施形態1 発明の構成:基礎となる構成>
<基礎となる構成の意味>
この明細書においては「基礎となる構成」は、信号の発明以外の発明において共通に利用される構成である。基礎となる構成に他の構成が付加されて基礎となる構成にバリエーションが施されその他の構成を有する他のバリエーション発明が説明される。
<基礎となる構成>
図3及び図4は、実施形態1におけるハードウェア構成の一例を示す図である。図に示す様に、本実施形態における音声制御調理器具プラットフォームは調理器具制御サーバと調理器具からなる。図3に示す様に、調理器具制御サーバ装置(0300)は、制御音声情報取得部S(0301)と、調理器具識別情報取得部S(0302)と、調理器具制御情報取得部S(0303)と、応答音声情報取得部S(0304)と、調理器具制御情報出力部S(0305)と、応答音声情報出力部S(0306)と制御結果応答情報取得部S(0307)と、制御結果告知音声情報取得部S(0308)と、制御結果告知音声情報出力部S(0309)と、を有する。さらに、図4に示す様に、調理器具(0400)は、調理器具識別情報保持部C(0401)と、調理部C(0402)と、調理制御部C(0403)と、調理器具制御情報取得部C(0404)、制御結果応答情報出力部C(0405)と、を有する。調理器具サーバ装置と調理器具は、インターネットを介して相互に情報の送受信を行うことで、音声指示による自動調理を実現する。
<実施形態1 構成の説明>
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置>
調理器具制御サーバは、キッチンから送信された情報を受信して、調理器具に利用可能な情報、あるいはユーザに対する応答会話の音声情報を送信することが可能なサーバーである。キッチンから送信される情報には、ユーザの発声に基づく音声情報や、調理器具自身が出力する調理器具の状況情報などをあげることができる。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:制御音声情報取得部S>
「制御音声情報取得部S」は、調理器具を制御するための音声情報である制御音声情報を取得する。調理器具を制御するための音声情報とは、調理器具にこれから実行して欲しい調理動作を内容に含む音声情報である。音声情報は、ユーザの発声に基づいて生成される情報であり、音声スペクトルを示す情報であってもよいし、単に音(音の高さと音色)を示す情報であってもよい。さらには、音声をテキストに変換したテキスト情報であってもよい。また、この音声情報には、少なくとも家庭や店舗(レストラン等)、代表ユーザ、キッチンのいずれか一以上であるキッチン等を識別するキッチン等識別情報又は、集音したマイクを識別するマイク識別情報、あるいは、発声者を識別する発声者識別情報が含まれるように構成することが好ましい。これらは、キッチンに置かれたネットワークスピーカー、キッチンサーバ、ホームサーバ、調理器具などに保持されており、音声又は制御音声情報と関連付けられて調理器具制御サーバ装置に送信される。このように、調理器具が配置されているユーザの自宅や店舗の調理場から取得された音声が、調理器具制御サーバ装置に送信されて、又は音声が調理器具、ネットワークスピーカー、キッチンサーバ、ホームサーバ等で制御音声情報に変換されて調理器具制御サーバ装置に送信され、調理器具制御サーバ装置の制御音声情報取得部Sによって取得される。本明細書においては、取得は、生成を意味する場合があり、調理器具制御サーバ装置内において制御音声情報を生成する場合もある。なぜなら、キッチンからの音には、ユーザーが調理器具を制御することを意図した発声に基づく音の他に、無関係な音も多く含まれているからである。キッチンで集音された音が途中でテキスト化されて調理器具制御サーバ装置に取得される場合も、そのテキストの分析を行って、制御音声情報と、非制御音声情報(意味取得可能音声又は、意味取得不能音声からなる)とに区別する処理が必要となる。テキストからの制御音声情報の取得は、構文解析、文脈解析、意味解析、形態素解析などを用いる。
また、キッチン用語データベースを用いる。特殊な用語も含めたキッチン関連用語を充実させておく必要がある。さらに人工知能などもテキストからの制御音声情報の取得に利用可能であり、人口知能を用いた場合にはキッチン用語データベースもこれによって常時進化させることができる。人工知能は、取得、生成した制御音声情報に基づいて取得した調理器具制御情報にさらに基づいた応答音声情報に対応するユーザからの制御音声情報によって、判断した制御音声情報が的確であったかのフィードバックによって成長させるように構成する。フィードバックがネガティブであれば、制御音声情報の取得、生成のアルゴリズムを修正し、ないしは信頼度を低下させ、フィードバックがポジティブであればその制御音声情報の取得、生成のアルゴリズムの信頼度を向上させるようにする。なお、ここで信頼度とは、所定の音声(テキストも含む)に基づいて制御音声情報を取得、生成するのに用いるべきアルゴリズムを多数のアルゴリズムの中から採用するために用いられる確率と同等のものである。
非制御音声情報に関しては、これに基づいて調理器具制御情報を取得することはない。さらにこの非制御音声情報に基づいて応答音声情報を生成しなくてもよいし、生成するように構成してもよい。
制御音声情報は、調理器具にこれから実行して欲しい調理動作を含む音声によって発せられる指示である。例えば、「コンロの火を止めて」「弱火にして」「強火にして」「中火にして」「コンロに火をつけて」「カットして」「洗って」「みじん切りにして」「冷やして」「常温にして」「混ぜて」等の指示が制御音声情報の具体例の一部である。後述にて詳細に説明するが、質問音声情報取得部Sは、制御音声情報に加えて「質問応答音声情報」を取得するように構成してもよいし(質問応答音声情報取得手段S)、「時系列調理器具制御情報」を取得するように構成してもよいし(時系列調理器具制御譲歩取得手段S)、「調理対象依存調理器具制御情報」を取得するように構成してもよい(調理対象依存調理器具制御情報取得手段S)。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:調理器具識別情報取得部S>
「調理器具識別情報取得部S」は、取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する。「調理器具識別情報」は、制御音声情報にデータとして含まれているものではなく、制御音声情報を分析することで取得されるものである。
例えば「平野レミ」さんがキッチンからマイクに向かって発した音声に基づく制御音声情報がテキストで「1台目の電子レンジ」+「加熱強め」というテキストデータである場合には、「1台目の電子レンジ」というテキスト情報(制御音声情報)から調理器具識別情報として「PST13−4521W」という調理器具識別情報を取得する。そのためには、「平野レミ」さんのキッチンの「1台目の電子レンジ」の調理器具IDが「PST13−4521W」であるということが調理器具制御サーバ装置、ないしは調理器具制御サーバ装置がアクセス可能なデータベースに記録、保存されていなければならない。この記録、保存は、「1台目の電子レンジ」という呼び名と、「PST13−4521W」という調理器具識別情報とを本願発明の音声制御調理器具プラットフォームに調理器具使用開始時に登録しておくことで準備される。この登録は、例えば調理器具を新規に購入した際に、調理器具に付されている暗号化されたQRコード(登録商標)や暗号化された数列コードなどを、音声成語調理器具プラットフォームのホームぺージにてユーザの識別情報と関連付けて入力するとともに、その調理器具の呼び名を複数の候補を挙げて記入し登録すること等で実行可能である。
調理器具識別情報は、調理器具の種類を示す情報、調理器具の製造元を示す情報、調理器具の販売元を示す情報、調理器具の製造年月日を示す情報、調理器具の品番を示す情報、調理器具の容量を示す情報、調理器具の電圧を示す情報、調理器具の消費電力、その調理器具の保守条件、デバイスドライバ、管理プログラム、アップデート情報などを含んでもよいし、これらの情報を取得できるサーバのアドレス(例えば調理器具メーカーのサーバアドレス)やそのサーバにアクセスして情報を取得するためのパスワードなどを示す情報等の一以上を含むように構成することができる。
調理器具識別情報は、さらに、1つの調理器具内に複数の調理手段が混在している場合に(例えば、複数のごとくがある場合、ごとくと魚焼きのためのグリルがある場合、電子レンジとオーブン機能が併存している場合、炊飯器とパン焼き機の機能が併存している場合、カット方法に合わせた刃の形状が選択できる場合、等が考えられる)、それぞれの手段を特定するためのユニークな情報を調理器具識別情報に付随する枝情報として有するように構成してもよい。
調理器具識別情報取得部Sが取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得することから、制御音声情報取得部Sが取得する制御音声情報は、「制御内容を特定するための情報」と「制御音声の取得元又は/及び制御音声情報に基づき動作する先」を特定することが可能な情報(プロトコル)によって構成されることが好ましい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:調理器具制御情報取得部S>
「調理器具制御情報取得部S」は、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する。
「調理器具制御情報」とは、その名のとおり、調理器具を制御するための情報であって、コンピュータである調理器具に読取り実行可能な形で記述される命令である。特に調理器具の制御対象となるデバイスを制御する。デバイスの例としては、調理器具ごとのガス・水道供給バルブの制御モーター、IH調理器や電子レンジの電磁波出力系統のコンバータ、インバータ、電気オーブンのヒーター投入電力調整器、冷蔵庫の冷気を作るコンプレッサーのモーター、トースターの電熱線への投入電力調整器、換気扇のモーター、フードプロセッサのモーター、電気フライヤーやホットプレートのヒーターへの投入電力調整器などである。これらは集積回路や電気回路、電子回路などで構成された制御盤によって制御されるがその制御盤を制御するソフトがいわゆるデバイスドライバである。従って調理器具制御情報は、このデバイスドライバを介して上記制御盤を制御し、前記各ハードウエアを制御することで最終的に調理器具の調理を制御することとなる。
調理器具制御情報の具体的な構成は、調理器具識別情報に則して、適切なプロトコルに各メーカー間で統一的に利用できる信号列を変換することで取得するように構成することも可能であるし、本件音声制御調理器具プラットフォームに接続可能な調理器具が共通して所持するプログラムによって読取実行可能なプロトコルによって構成することも可能である。つまり各メーカーの各調理器具は、共通言語によって制御されるようにしてもよいし、方言によって制御されるようにしてもよい。共通言語で制御されるようにする場合には、その通信プロトコルで利用される流通情報単位(例えばパケットや、音声制御調理器具プラットフォーム用に規格統一されたパケット)に各メーカーが自由に使用できるオプション領域を大きく(例えば32ビット、64ビットの信号列を100以上)設けることが好ましい。
本発明がプラットフォームとしての機能を果たすことを重視する場合、後者の構成にすることで、自動音声調理システムの統一規格を提供する構造とすることが好ましい。統一規格によって調理器具の制御を行うことで、調理器具ごとの差異や特徴が動作の結果に与える影響を小さくすることが可能である。
調理器具制御情報取得部Sは、調理器具制御情報を外部の調理器具制御情報保持部Sを有するサーバ又は/及び調理器具制御サーバ装置内の調理器具制御情報保持部Sから調理器具制御情報を取得する構成とすることができる。調理器具の製造メーカーは複数あることから、調理器具制御情報は調理器具メーカー自身によって管理させるように構成しておくことが好ましい。その管理を音声制御調理器具プラットフォームの管理者と明確に区別するためには、調理器具制御情報保持部Sを有するサーバは調理器具制御サーバ装置の外に配置することもできる。あるいは、調理器具制御情報を外部のメーカーのサーバと、音声制御調理器具プラットフォームの調理器具制御サーバ装置内の両方に置いておき、定期的に調理器具制御サーバ装置に置かれた調理器具制御情報をメーカーのサーバに置かれる調理器具制御情報と同期するように構成してもよい。同期の時期は一般に家庭内でキッチンを利用していない夜中の時間帯が好ましい。例えば、一日に一回同期するように構成する。すでに利用されている調理器具制御情報のアップデートや、新規の調理器具制御情報の追加を柔軟に行うことができる。
調理器具制御情報保持部Sを調理器具制御サーバ装置の外部に構成する場合には、調理器具制御情報取得時におけるアクセス権限のセキュリティ管理が重要な課題となる。調理器具は、多くの場合消費電力及び発生熱量が大きく、外部からコントロールされた場合に大事故につながる危険性がある。そこで、調理器具制御サーバ装置と調理器具制御情報蓄積部の間のアクセス時には、必ずセキュリティチェックを行うように構成しておくことが好ましい。
さらに、外部サーバの調理器具制御情報保持部Sと調理器具制御サーバ装置の間が調理器具制御情報の送受信中に通信遮断された場合、あるいは、調理器具制御サーバ装置と家庭等に置かれている調理器具との通信遮断が調理の途中で起こると調理器具の制御が止まってしまう、ないしは暴走してしまう可能性がある。このような事態を防ぐために、調理器具制御情報の通信接続が切断された、あるいは不調になった場合には、調理器具からアラームが出るように設定しておく、調理器具の制御が中止されその時点で取得している制御情報に基づく調理行為が終了した時点で調理器具が動作しなくなる、というような構成にしておくことが好ましい。また調理器具の種別応じて調理器具スタンドアローンで緊急処理手順を実行するように構成することもできる。例えば加熱をするための調理器具であれば加熱の中止をする、水栓を制御する調理器具の場合には水栓を閉止する、機械的な動きをする調理器具の場合にはその機械的な動きを中止する、などである。逆に、無制御になっても問題を生じない調理器具の場合には無制御状態でも稼働を続行させるように構成してもよい。例えば、冷蔵庫、換気扇、米びつ等については稼働を続行するように構成することも考えられる。
さらに、調理器具制御情報は、制御音声ごとを単位として、単位ごとに制御情報の所定のまとまり(一制御情報セット)が調理器具に取得されなければ、調理器具の制御を開始しないように構成しておくことも考えられる。制御情報が複数のパケット等に分けられて調理機器具に取得される構成の場合には一制御情報セットの先頭を構成するパケットには位置制御情報セットを構成する制御情報の数、識別情報、量などを記録しておき、一制御情報セットの受信と処理が終了するまでは、その制御情報による調理器具の制御をおこなわないようにする。応答音声情報は、調理器具識別情報と関連付けて取得してもよいし、関連付けないでその調理器具が置かれているキッチンないしは家庭、建物、を識別情報のみと関連付けられて取得されてもよい。応答音声情報が調理器具識別情報と関連付けられて取得される場合には、その応答音声情報に基づく応答音声は調理器具に個別にスピーカーが設けられている場合には、調理器具のスピーカーから音声が出力されるように構成してもよい。このように構成すると、キッチンで料理をしているユーザに対して音の方向からも自身の音声による指示が正しく処理されたか判断することができる。もちろん、キッチンに据えられた一組のスピーカーからすべての調理器具に対する音声指示に対応する音声応答が出力されるように構成してもよい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:応答音声情報取得部S>
「応答音声情報取得部S」は、取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する。応答のための応答音声は、ユーザが発声した制御音声に対して、これを正しく受領したか、正しく受領していないか、を確認するために出力される。例えば、「はい。」「はい、弱火にします。」「はい、点火します。」といった音声を出力させるための情報である。応答音声情報は、制御音声に基づいて特定の動作の実行を指示されていることが特定できた場合にのみ、その内容をユーザに確認させるために生成される情報として構成することができる。あるいは、なにかしらの音を取得した時に、それが制御音声であって特定の動作を指示されている場合にはその指示の内容をユーザに確認するために生成し、制御音声情報ではあると判断できるが、その内容の一部に不鮮明な部分がある場合に鮮明にするために再度制御音声の入力を促すために生成する様に構成してもよい。
なお、応答音声情報は音声そのものに直ちに変換できる情報であってもよいし、音声を間接的に生成するための情報であってもよい。例えば音声そのものに直ちに変換できるファイル形式として、非圧縮音声フォーマットであるPCMそのもの。例えば、WINDOWS(登録商標)では.WAV、MACOSでは.aiffである。その他、BWF(Broadcast Wave Format)でもよい。非可逆圧縮音声フォーマットでは、mp3、VorbisOggフォーマット、Opusフォーマット、AACフォーマットでもよい。さらに、可逆圧縮音声フォーマットでは、TAKフォーマット、FLACフォーマット、WavPackフォーマット、MPEG−4 SLS MPEG−4 可逆フォーマットでもよい。さらにはApple Lossless(ALAC)、ATRAC Advanced Lossless(AAL)、WMA Losslessでもよい。
音声を間接的に生成するための情報としては、テキスト情報が考えられる。ここでテキストとは、文字コードだけで構成された文字列や文書のデータをいう。ただし、応答音声情報は、テキストのみでなく付加的な情報が含まれていてもよい。例えば発声の際の抑揚を示す情報や、方言としてどの地方の方言を用いるかを示す情報、声のタイプを示す情報(例えば女性の声、男性の声、アニメキャラクターの声、声優の声、俳優、女優の声)などを含んでいてもよい。文字コードとしては、例えばUS-ASCII (ASCII[ANSI INCITS4]対応)ISO/IEC 646、ISO646-JP、ISO/IEC 8859 (ISO/IEC 8859-1〜ISO/IEC 8859-16)、ISO-8859-1 (ISO/IEC 8859-1 対応)、ISO-8859-5 (ISO/IEC 8859-5 対応)、ISO-8859-6 (ISO/IEC 8859-6 対応)、ISO-8859-7 (ISO/IEC 8859-7 対応)、ISO-8859-11 (ISO/IEC 8859-11 対応)、ISO-8859-15 (ISO/IEC 8859-15 対応)、windows-1252 (Microsoft Windows Codepage 1252 対応)、macintosh (MacRoman 対応)、KOI8-R、KOI8-UF、TIS-620、EBCDIC、JIS X 0201 (JIS ローマ字、カタカナ)JIS X 0208 (第一・第二水準漢字など)、JIS X 0212 (補助漢字など)JIS X 0213 (JIS X 0208 に第三・第四水準漢字などを追加した文字集合。JIS X 0213:2004 は JIS2004 とも呼ばれる)、GB 2312、GB 18030、KS X 1001 (KS C 5601)
Big5、CNS 11643、ISO/IEC 2022 系(ISO/IEC 2022自体は文字符号化方式というより、そのフレームワークのようなものである)、ISO-2022-JP (RFC 1468、俗に「JIS コード」と呼ばれる文字コード。JIS X 0208 対応)、ISO-2022-JP-1 (RFC 2237、JIS X 0208 と JIS X 0212 に対応)、ISO-2022-JP-2 (RFC 1554、多言語拡張。JIS X 0208、JIS X 0212、GB 2312、KS X 1001、ISO/IEC 8859-1、ISO/IEC 8859-7 対応)、ISO-2022-JP-3 (JIS X 0213:2000 対応)、ISO-2022-JP-2004 (JIS X 0213:2004 対応)、ISO-2022-CN (RFC 1922、GB 2312、CNS 11643 [第一字面・第二字面]対応)、ISO-2022-CN-EXT (RFC 1922、GB 2312、ISO-IR-165、CNS 11643 [第一字面から第七字面]対応)、ISO-2022-KR (RFC 1557、KS X 1001 対応)、EUC ……拡張 UNIX(登録商標) コード (EUC) 文字符号化方式を用いた8ビットの文字コード。ISO/IEC 2022 の8ビット符号化表現に相当する。
EUC-JP (JIS X 0208 対応)、EUC-JISX0213 (JIS X 0213:2000 対応)、EUC-JIS-2004 (JIS X 0213:2004 対応)、EUC-KR (RFC 1557、KS X 1001 対応)、GB2312 (別名 EUC-CN。GB 2312 対応)、GBK (Microsoft Windows Codepage 936 対応)、Shift_JIS (JIS X 0208 対応)、Shift_JISX0213 (JIS X 0213:2000 対応)、Shift_JIS-2004 (JIS X 0213:2004 対応)、Windows-31J (Microsoft Windows Codepage 932 対応)、x-Mac-Japanese (MacJapanese 対応)、HZ-GB-2312 (RFC 1842、RFC 1843、GB 2312 対応)などを挙げることができる。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:調理器具制御情報出力部S>
「調理器具制御情報出力部S」は、取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する。
調理器具制御情報出力部Sは、調理器具制御情報をパケット通信にて出力する。図43は、本実施形態によって調理器具識別情報を出力する際のパケットの構成の一例を示している。図に示す様に、パケットはヘッダーと言われる部分とペイロードと呼ばれる情報の部分によって構成されている。
ヘッダーに記載する内容は一般的には既定である。具体的には、「バージョン」「ヘッダ長」「サービス・タイプ」「データグラム長」「ID」「フラグ」「フラグメントオセット」「TTL」「プロトコル番号」「ヘッダチェックサム」「送信元IPアドレス」「宛先IPアドレス」「オプション(調理器具アドレス)」、によって構成されており、「オプション」の内容については自由に構成が可能である。これに対してペイロードは、通信を利用して届けたい情報そのものであり、送信毎にその具体的な内容は異なる。図では、例えばA社のコンロを利用しているユーザが「1番コンロを中火にする」との制御音声を発した場合に調理器具制御情報出力部Sによって出力される調理器具制御情報のパケットの形態を示したものである。
ペイロードは、調理器具をこのシステム内で一意に識別する「調理器具ID」、調理器具に対する制御内容を示す「Controll種別」、コントロール種別で定められる調理器具に対する制御がなされた場合に次の制御情報が来ない場合に調理器具の調理を停止させるまでの時間である「制限時間」、調理器具に対する制御が単位時間当たりの量で測ることができる場合に、その量を変化させる際の単位時間当たり速度変化を示す「加速度」、調理器具の正常動作を中止すべき調理器具の調理状況と、その中止処理種別を示す「緊急対応1」「緊急対応2」、調理器具制御情報をシステム内で一意に識別する調理器具制御情報識別子であり、場合によりその調理器具制御情報識別子で識別される調理器具制御情報と、他の調理器具制御情報識別子で識別される調理器具制御情報との制御順位を示す情報をも含みうる「調理器具制御情報ID」、調理器具のユーザを一意に識別する「会員ID」この調理器具制御情報を出力した調理器具制御サーバ装置のIDである「SrvID」、制御結果を示す制御結果応答情報を送信すべき先のURLである「ReturnURL」、この調理にて調理されている調理対象を示す識別情報でえある「調理対象」によって構成されている。具体的には、「調理器具ID」は「メーカー名:製造番号:製造ID」によって構成されており「A社:GCA012:20210913AB」という情報を0と1の数字によって表現した情報に置き換えられる。他のペイロードに含まれる情報についても、図43に示す様に同様に置き換えられる。パケットの構成は、図に示す構成に限定されずその他の構成であってもよい。
その他に構成しうる情報としては、例えば、コントロール種別としては、加熱調理器具の場合には、「着火」「加熱開始」「火力強める」「加熱強める」「火力一定」「加熱一定」「火力弱める」「加熱弱める」「消火」「加熱終了」等があり、水栓の制御の場合には「水栓開」「水栓開度小」「水栓開度・・%」「水栓閉止」等がある。また冷蔵庫の場合には「急速冷凍」「冷凍温度低下」「解凍開始」「解凍終了」「・・度維持」などがある。ミキサーなどの機械的回転や振動、その他の動きをする調理器具に関しては「動作開始」「動作量上昇」「動作量減少」「動作量一定維持」「動作終了」等がある。緊急対応に関しては、加熱調理器具の場合には「消火」「加熱終了」場合により、「消火剤散布開始」があってもよい。ミキサーなどの機械的回転や振動その他の動きをする調理器具に関しては「動作終了」あるいは調理器具の種類によっては動作開始位置に機械の全部又は一部を復帰させる「原点位置回帰」、調理器具種類によっては複数の機械部品を組み合わせて行っていた調理動作を中止して機械部品の組合せを解除する「組合せ解除」などがあってもよい。緊急事態の種別としては、図に記載したもののほかに「発火」、「地震到来」、「風力所定値以上」、「停電」、「ガス漏れ(検知)」、「ガス供給なし」、「火災警報発令」、「避難指示受信」、「ユーザ不滞在時間所定値超過」、「室内温度が所定範囲外」、「外部からの節電要請あり」、「調理器具制御サーバ装置との通信途絶(遮断)」、「調理器具サーバ装置との通信不安定」等がある。
緊急事態に対応する手段として調理器具内に設けられている通常の制御対象にて対応可能なものはそれによって対応する。それ以外に通常の制御対象ではないが、調理器具に緊急事態用に設けられている機能を制御してもよい。例えば、調理器具に消火剤の噴射装置が付随させて、「発火」の際に調理器具の消火剤噴射装置を起動する消火剤噴射装置起動手段を設けるように構成することができる。また、「ガス漏れ」の場合には、防爆型のモーターによって駆動される換気扇を起動する緊急喚起手段を備えるように構成することも考えられる。さらには「ガス漏れ」の場合には、ガス漏れ警報を発令するガス漏れ警報発令手段を調理器具が有するように構成することも考えられる。「停電」の場合には予備電源に切り換えて区切りが良いところまで調理を続行したり(例えば生焼けの肉が残ると室温が上がることで腐敗しやすくなる。)、安全に終了するように構成することができる。
上記パケット構成は、TCP/IP層のパケット構成でもよいし、これとは別に音声制御調理器具プラットフォームで利用される固有のパケットの構造であってもよい。このパケットに載せられた情報は、原則的にはインターネットを経由して送信される情報である。ただし、多重にネットワークを構成することは可能である。例えば、調理器具制御情報出力部から出力された時にAという構成であった調理器具制御情報は調理器具制御サーバ装置の内部を移動するときには、B+A+B(B+・・・+Bは、情報・・・がBというプロトコルのパケットに入れられた状態を表す。以下同じ。)の構成となる。そして、B+A+Bの調理器具制御情報が調理器具制御サーバ装置から出力してインターネット通信に侵入した段階で、C+B+A+B+Cの構成となる。さらに、インターネット通信を介してD+C+B+A+B+C+Dの構成となる。追加される構成部分には、各通信区間内でのヘッダー情報である。一つ前の区間のヘッダー情報は、新しいヘッダーが追加されることで、追加されたヘッダーに連続するペイロードとなる。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:応答音声情報出力部S>
「応答音声情報出力部S」は、取得した応答音声情報を出力する。応答音声情報は、調理器具制御サーバから出力されて、音声出力装置(例えば、スピーカー等)に取得される。応答音声情報は、音声出力装置によって音として出力するための音声を構成する情報である。なおプラットフォームを含むシステムの構成によって応答音声情報の出力先(情報の宛先)は、調理器具であってもよいし、前述のようにその調理器具が置かれているキッチンに配置されるインターネットスピーカー等(ネットワーク上の音声処理サーバ(「ジーニー」等)を含む場合もある。)でもよい。また関連付けられている調理器具識別情報に応じて両者に送信してもよいし、その都度定められた側に送信されるように構成されていてもよい。例えばある調理器具識別情報と関連付けられている応答音声情報の場合には応答音声情報は調理器具に対して送信され、別の調理器具識別情報と関連付けられている応答音声情報は、調理器具でなく、その調理器具が置かれているキッチンのインターネットスピーカーに送信されるように構成してもよい。宛先をどこにするかは調理器具識別情報と宛先のアドレスとを関連付けた表によって決し、この応答先対応表を調理器具制御サーバ装置がユーザ識別情報と関連付けて保持するように構成することもできる。応答音声情報の具体的な内容及び種類については、既述である。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:制御結果応答情報取得部S>
「制御結果応答情報取得部S」は、出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する。調理器具から取得する制御結果とは、例えば調理器具制御情報が「1番コンロを中火にする」であった場合には、「1番コンロを中火にした」「1番コンロを強火にした」「調理をしませんでした」等の結果についての情報である。上記の例でいうと、「1番コンロを中火にした」は調理器具制御情報に従って制御が行われたことを示している。「1番温コンロを強火にした」は、調理器具制御情報に対して誤った制御を行っていることを示している。「調理をしませんでした」は、そもそも調理器具制御情報に対してこれに対応するような制御動作が行われなかったことを示している。制御結果応答情報は、制御情報識別子を含むように構成する。どの制御情報に対応する制御結果応答情報であるかを識別するためである。取得した制御結果応答情報に対して、調理器具制御サーバ装置が次に行う処理については、後述する。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:制御結果告知音声情報取得部S>
「制御結果告知音声情報取得部S」は、取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声の情報である制御結果告知音声情報を取得する。「制御結果告知音声情報」は、調理器具制御情報に対して行われた制御動作が、ユーザの指示した動作を確かに実行したものであることを報告する、あるいは、ユーザが指示した動作と異なる処理をしていないかを確認するために、制御結果をユーザに告知する音声情報である。特に調理器具は、その性質からユーザの身の安全を脅かす事態を引き起こしえるものであり、ユーザの意図が正しく調理器具に反映されているかの確認は非常に重要である。例えば調理器具は火災の原因になったり、ガス中毒の原因となったりする。この点で、同じ遠隔操作器具であっても、エアコンや照明、オーディオ、掃除機、テレビ、レコーダー、洗濯機、乾燥機などとは異なる。調理器具の制御結果をユーザに調理器具側から伝え、これをユーザに認知させることが重要となる。特に、調理器具制御サーバ装置の制御情報が調理器具にて誤って処理された場合には、調理器具サーバ装置は調理器具の不調であるとしてユーザにそのことを伝えるように構成すべきである。またこのような場合には調理器具制御サーバ装置は、その誤った処理を行った調理器具のコンピュータの内部チェックをするように構成することが好ましい。内部チェックとは、調理器具内部のコンピュータが調理器具制御情報を制御のために処理するプログラムとデータの部分である。内部チェック中は、調理器具制御サーバから調理器具の内部チェック中であることをユーザに対して音声告知するように構成することが好ましい。これは調理器具制御サーバの制御結果告知音声出力部Sにチェック中告知手段を設けることによって構成される。内部チェック中にはユーザからの音声制御をおこなわないように調理器具制御サーバ装置を構成する。これは調理器具制御情報取得部Sが調理器具制御情報を取得しないように構成するか、又は調理器具制御情報出力部Sが調理器具制御情報を出力しないように構成する。さらに、調理器具のコンピュータに欠陥が見つかった場合には、調理器具制御サーバ装置が調理器具に対して調理器具制御情報を適切に処理できるように内部プログラムや、内部データを書き換えるように構成するのが好ましい。これは、調理器具制御サーバ装置に調理器具修正部Sを設けることで行われる。なお、調理器具修正部Sにて調理器具の内部プログラムや、内部データの修正が終わった後には、制御結果告知音声情報にてその旨をユーザに告知するように構成する。これは制御結果告知音声情報取得部Sに修正完了時告知取得手段Sを設けることによって実現できる。
<実施形態1 制御結果告知音声情報出力部S>
「制御結果告知音声情報出力部S」は、取得した制御結果告知音声情報を出力する。制御結果告知音声情報をユーザに対して出力する。出力先は、家庭内ルーターに接続されている、又は自身がインターネット上の固定URLを有するスピーカーを有する機器である。本音制御調理器具プラットフォームを利用するために制御音声を取得したり応答音声を出力したりすると荷に利用されるAIスピーカー等がその代表例である。
<実施形態1:キッチン側音声>
以下にキッチン側の音声情報の取得、出力に関して複数の構成例を説明する。これらに関しては、本明細書で説明するすべての実施形態にて適用可能である。
<キッチン側音声の基本構造>
キッチン側の音声情報は、調理器具の制御を目的とした音に基づく情報である。キッチン等に設置されたマイク等から取得される音には、キッチン等で取得される音声には調理器具の制御を意図した者のみならず、一般的な会話や、生活音(歩く音、ドアの開閉音、電話の着信音、玄関などから呼び鈴)、調理音、調理器具自体が発する音、近くのテレビやオーディオが発する音、などが含まれるがこれらを調理器具の制御を目的とした音声と区別するためにユーザーには、最初に特有のワードを含む呼びかけを発声させるようにし、それによってシステムでは、調理器具の制御を目的とした発声であると認識して、その発声に基づいて制御音声情報を取得、生成するように構成する。特有のワードの例としては、「レミー」、「シェフ」、「ミセスレミー」など日常の会話では使用されない単語からなるものが適している。
特有のワードが発せられた場合にはキッチン側のシステム(ネットワークスピーカー、調理器具、ホームサーバなど)は、その音声に基づいて制御音声情報を取得(本明細書においては「取得」には生成である場合も含まれる。)し調理器具制御サーバ装置に対してこれを出力するが、調理器具サーバ装置は、その制御音声情報に基づいて応答音声情報を返信してくるので、その返信された応答音声情報に対してユーザが応答して発声する場合がある。その発声は最初にしたユーザーの発声に端を発した一連の会話であるので、ユーザーが一連の会話を連続している間は、前記特有のワードを発声しなくともシステムではその発声に基づいて制御音声情報を生成し、取得するように構成することが好ましい。
一連の会話であるかの識別は、例えば調理器具制御サーバ装置からの応答音声情報に基づく発話から所定時間内にユーザーからの発声がある場合には、それは一連の会話に属する発声であると判断して、その発声に基づいて制御音声情報を取得するように構成する。あるいは、応答音声情報に基づく発話から所定時間内に関連するキーワードを含む発声がある場合には、それは一連の会話に属する発声であると判断して制御音声情報を取得する。関連するキーワードは、調理器具制御サーバ装置の応答音声情報に応じて定めてもよい。例えば着火、消火に関する応答音声情報に対するキーワードとしては、火ないしは火を利用する調理器具に関連するキーワードないしは、中止、中断、停止、延期に関するキーワード、あるいは肯定的な意味を表すキーワードである。あるいは、火加減、水の出し加減に関する応答音声情報に対するキーワードとしては、程度を表すキーワード、ないしは中止、中断、停止、延期に関するキーワード、あるいは肯定的な意味を表すキーワードである。
<実施形態1:キッチン側音声:キッチン(調理器具外)に備えられたネットワークスピーカー/マイク>
(スピーカー)
キッチン側での調理器具制御サーバ装置からの音声情報を取得し、出力するスピーカーとして、キッチンに配置されるネットワークに接続可能なネットワークスピーカーを挙げることができる。この場合に、ネットワークスピーカーのインターネット上のアドレスと調理器具識別情報とは、調理器具制御サーバ装置内にて関連付けられて保持され、本スピーカーとの応答音声情報の送信等の際に参照されるように構成される。このネットワークスピーカーは、スピーカー機能のみならずマイク機能をも有し、キッチンでのユーザからの音声を常時ひろうように構成することもできる。あるいは、自身に付されたニックネームなどが発声されると所定時間聞き耳を立てるように構成することができる。従って、ネットワークスピーカーは、音声取得部NSと、制御音声情報生成部NSと、制御音声情報出力部NS、応答音声情報取得部NSと、応答音声取得部NSと、制御結果告知音声情報取得部NS、制御結果告知音声取得部NSと、応答音声出力部NSと、制御結果告知音声出力部NSと、を有する。これは調理器具通信部NSを介して行われる。またさらにネットワークスピーカーはネットワークで音声処理サーバ(例えばニックネーム「ジーニー」)につながっている場合があるが、この場合にはキッチンに備えられたスピーカーであって、スピーカー部NS、マイク部NSとその制御部NSさらに音声処理部NSを有するネットワークスピーカーキッチン部NSと、音声処理サーバNSとを含めてネットワークスピーカーということとする。なお、ネットワークスピーカーは、ネットワークを介して調理器具と通信をするように構成されてもよい。例えば調理器具制御情報を調理器具制御サーバ装置から調理器具に送信する際にネットワークスピーカーを介して送信するように構成してもよい。この通信はWifiなどの無線通信で行うように構成すると便利である。調理器具毎に有線接続をするのは煩雑だからである。
(マイク)
キッチン側での調理器具制御サーバ装置への音声を取得し、制御音声情報として調理器具制御サーバ装置へ出力するマイクとして上記ネットワークスピーカーが利用されるように構成することができる。マイクに取得された音声は、そのまま音声を変換したアナログ信号が制御音声情報として調理器具制御サーバ装置に出力されるように構成されてもよいし、取得された音声を周波数分解してスペクトル情報からなる制御音声情報として調理器具制御サーバ装置に出力してもよいし、あるいはテキスト化してこれを制御音声情報として出力してもよい。ネットワークスピーカーのスピーカーとマイクとは同じ筐体に収められていてもよいし、別体であってもよい。
<実施形態1:キッチン側音声:調理器具に備えられたスピーカー/マイク>
(スピーカー)
また、ネットワークスピーカーでなく、あるいはネットワークスピーカーとともに調理器具にスピーカーを備えるように構成してもよい。調理器具にスピーカーを備えるように構成した場合には応答音声情報は、ネットワークを介して調理器具に取得され、応答音声をそのスピーカーから出力することとなる。この場合には調理器具制御情報も調理器具が取得するために応答音声情報と調理器具制御情報の両者が調理器具に取得されることとなる。また調理器具から音声が出力されるように構成すると、キッチンのどの領域から音声がしたかを体感できるので、調理器具名を確認する労力が軽減される。なお、調理器具の音声の出力の際に、調理器具の名称を音声出力するように構成してもよい。例えば「ガスコンロ、一番右端、火力を弱めて中火とします。」などである。さらに、音声出力とともに、あるいは音声出力が別の装置によって行われる場合であっても、音声出力に併せて調理器具に備えられたランプ等が点滅するように構成することも考えられる。従って、調理器具は、音声出力に関して音声取得部Cと、制御音声情報生成部Cと、制御音声情報出力部C、応答音声情報取得部Cと、応答音声取得部Cと、制御結果告知音声情報取得部C、制御結果告知音声取得部Cと、応答音声出力部Cと、制御結果告知音声出力部Cと、を有する。
(マイク)
また、ネットワークスピーカーのマイクでなく、あるいはネットワークスピーカーのマイクとともに調理器具にマイクを備えるように構成してもよい。調理器具にマイクを備えるように構成した場合には制御音声情報を生成するための音声は、ネットワークを介して調理器具から調理器具制御サーバ装置に出力され、調理器具制御サーバ装置にて調理器具制御情報を取得するために利用される。また調理器具にマイクを備えるように構成すると、ユーザの位置に応じて音声が拾われるので、どの調理器具に対する音声による制御を目的としているかを判断する材料として利用できる。
例えば複数のガスコンロがあり、かつ、複数のガスコンロが着火中である場合でも「ガスコンロ、火力を弱めて中火にして。」という音声が、複数のガスコンロに拾われるが、ガスコンロに拾われた音声の強度を比較して、最も音声の強度の強いガスコンロであると推定し、それを確認するように構成することができる。この場合には一旦音声が調理器具制御サーバ装置に出力され、応答音声情報として、「ガスコンロ、火を弱めて中火にするのは一番右側のコンロですね?」などと応答音声情報にて確認することができる。なお、このような場合には調理器具間の音声強度を比較するためにLANでお互いに通信可能な調理器具が拾った音声強度を比較する音声強度比較部Cにて音声強度を比較し、その比較結果を関連付けて制御音声情報を調理器具制御サーバ装置に出力するように構成することができる。又は、全ての調理器具が拾った音声を調理器具制御サーバ装置に出力して調理器具制御サーバ装置側で音声強度の比較を行い、推定をして応答音声情報を取得するように構成することもできる。なお取得した音声を制御音声情報として調理器具制御サーバ装置に出力する際にどのようなデータとするかは前述の場合と同様である。
<実施形態1:キッチン側音声:スマートフォン、タブレット、携帯電話、PC、スマートウォッチ、コード付ヘッドフォン、ワイヤレスヘッドホンに備えられたスピーカー/マイク>
(スピーカー)
また、ネットワークスピーカーにも調理器具にもスピーカーを備えるように構成しない又は構成する場合でもユーザのスマートフォン等の携帯端末のスピーカーを利用するように構成することも考えられる。この場合には、携帯端末に音声出力アプリケーションを準備し、これを利用して応答音声情報に基づく音声を出力するように構成できる。この出力の形式としては、応答音声情報を受信した場合に、自動的にアプリケーションを立ち上げて、応答音声が出力されるように構成する場合、あるいは、音声出力アプリを立ち上げている場合にのみ受信した応答音声情報に基づいて応答音声を出力する場合、携帯端末から着信信号(着信音や通知音、バイブレーション、光の点滅など)があり、その着信信号に基づいて着信をとった場合に、その電話音声を介して応答音声情報に基づく応答音声が出力されるようにする場合、などが考えられる。従って、スマートフォン、タブレット、携帯電話、PC、スマートウォッチ、コード付ヘッドフォン、ワイヤレスヘッドホンに備えられたスピーカーは、音声取得部SPと、制御音声情報生成部SPと、制御音声情報出力部SP、応答音声情報取得部SPと、応答音声取得部SPと、制御結果告知音声情報取得部SP、制御結果告知音声取得部SPと、応答音声出力部SPと、制御結果告知音声出力部SPと、を有する。なお、ヘッドフォンを使用する形態においてはキッチンに備えられたマイクからキッチンの調理音を収集して、調理音を無線を介してヘッドフォンに送信し、音楽などとともに視聴できるように構成することもできる。このような処理はホームサーバにおいてすることもできるし、拾われたキッチンの調理音声が調理器具制御サーバ装置にいったん送信され、その後ヘッドフォンないしはヘッドフォンに接続された携帯端末本体に送信されるように構成することができる。この場合に、携帯端末等のインターネット上のアドレス、ないしは電話回線上の電話番号と調理器具識別情報とは、調理器具制御サーバ装置内にて関連付けられて保持され、携帯端末等との応答音声情報の送信等の際に参照されるように構成される。
(マイク)
また、ネットワークスピーカーにも調理器具にもマイクを備えるように構成しない又は構成する場合でもユーザのスマートフォン等の携帯端末のマイクを利用するように構成することも考えられる。
この場合には、携帯端末に音声取得アプリケーションを準備し、これを利用してユーザの発声に基づく音声を取得し、制御音声情報として調理器具制御サーバ装置に出力するように構成できる。
この出力の形式としては、ユーザの音声を取得した場合に、自動的に音声取得アプリケーションを立ち上げて、音声を制御音声情報に変換して調理器具制御サーバ装置に出力するように構成する場合、あるいは、音声取得アプリケーションを立ち上げている場合にのみ音声を取得し、その音声を制御音声情報に変換して調理器具制御サーバ装置に出力するように構成してもよい。音声取得アプリケーションが取得した音声を制御音声情報に変換する。
<実施形態1:キッチン側音声:シェフロボットや、汎用ロボットに備えられたネットワークスピーカー/マイク>
(スピーカー)
また、ネットワークスピーカーにも調理器具にもスピーカーを備えるように構成しない又は構成する場合でもシェフロボットや、汎用ロボットに備えられたネットワークスピーカーを音声出力に利用することができる。
この場合に声色は、そのロボットが普段しゃべっている声色に変換してしゃべらせるように構成することもできる。
この場合に、シェフロボットや、汎用ロボット又は、シェフロボットや、汎用ロボットのネットワークスピーカーのインターネット上のアドレスと調理器具識別情報とは、調理器具制御サーバ装置内にて関連付けられて保持され、本スピーカーとの応答音声情報の送信等の際に参照されるように構成される。
ロボットは、音声取得部RBと、制御音声情報生成部RBと、制御音声情報出力部RB、応答音声情報取得部RBと、応答音声取得部RBと、制御結果告知音声情報取得部RB、制御結果告知音声取得部RBと、応答音声出力部RBと、制御結果告知音声出力部RBと、を有する。
(マイク)
また、ネットワークスピーカーにも調理器具にもマイクを備えるように構成しない又は構成する場合でもシェフロボットや、汎用ロボットに備えられたマイクをを音声取得に利用することができる。この場合には、ロボットの人識別機能を利用して誰からの音声であるか判別するように構成することもできる。ロボットはまた言語分析能力を有している場合があり、そのような場合には、その音声が調理器具の制御を目的としている音声であるか、そうでないか判別し、調理器具の制御を目的としている音声であると判別できる場合にのみその音声を制御音声情報に変換して調理器具制御サーバ装置に出力するように構成することができる。
<実施形態1:キッチン側音声:インターフォン、室内通話セットに備えられたネットワークスピーカー/マイク>
(スピーカー)
また、ネットワークスピーカーにも調理器具にも、ロボットにもスピーカーを備えるように構成しない又は構成する場合でもインターフォン、室内通話セットに備えられたネットワークスピーカーを音声出力に利用することができる。
この場合に、これらのネットワークスピーカーのインターネット上のアドレスと調理器具識別情報とは、調理器具制御サーバ装置内にて関連付けられて保持され、本スピーカーとの応答音声情報の送信等の際に参照されるように構成される。
インターフォン、室内通話セットに備えられたネットワークスピーカ又は、インターフォン、室内通話セットは、音声取得部IPと、制御音声情報生成部IPと、制御音声情報出力部IP、応答音声情報取得部IPと、応答音声取得部IPと、制御結果告知音声情報取得部IP、制御結果告知音声取得部IPと、応答音声出力部IPと、制御結果告知音声出力部IPと、を有する。室内通話セットなので、必ずしもキッチンにいる必要はなく、他の部屋からでもスピーカーからの応答音声を視聴することができる。
(マイク)
また、ネットワークスピーカーにも調理器具にも、ロボットにもマイクを備えるように構成しない又は構成する場合でもインターフォン、室内通話セットに備えられたマイクを音声取得に利用することができる。室内通話セットなので、必ずしもキッチンにいる必要はなく、他の部屋からでもスピーカーからの応答音声を視聴することができる。このようにキッチン以外の他の部屋に備えられているマイクを利用して制御音声情報を出力するシーンとしては、調理器具制御サーバ装置からの応答音声情報に応じて制御音声情報を返信するような場合である。例えば、調理の完了を示す応答音声情報に対して、コンロの火を止める制御音声情報を出力する場合や、キッチンでの不測の事態が調理器具制御サーバ装置の応答音声情報によって伝えられた場合に、それに対する対応を指示する制御音声情報を出力するような場合である。例えば、にこぼれが発生したと伝えられた場合に、火を止める指示をするような場合である。
<実施形態1:キッチン側音声:マイクの他の実施例>
マイクの特殊な実施として、振動受け取り装置を挙げることができる。これは声を出すのが不自由なユーザのためのもので、調理器具を指でたたくことなどで声に代えるものである。従って、調理器具や、キッチン周辺のネットワークスピーカー、サーバ、調理器具制御サーバ装置は、ユーザの指でたたかれた振動でどのような調理指示なのかを判断するように構成する。そのために調理器具に振動読取部を設ける。これは圧電素子からなるセンサーなどによって構成可能である。
<実施形態1 調理器具>
「調理器具」は、調理を行うための動作を実行する装置である。例えば、ガスコンロ(固定、もち運び型)、電気コンロ(固定、もち運び型)、オーブン(固定、もち運び型)、電子レンジ、トースター、電気ケトル、電気ポット、フードプロセッサー、ジューサー、ミキサー、冷蔵庫、冷凍庫、炊飯器、食器洗い機、米びつ、コーヒーメーカー、ホットプレート、レンジフード、魚焼グリル、トースター、IH調理器具、水栓、米びつ、フライヤー、料理の作り方などを伝えるコンピュータやディスプレイ、自動調理器(材料を投入しておくと自動でシチューやカレーなどを作ってくれる。)、バーベキューグリルなど多種の調理器具を挙げることができる。なお、調理器具はこれらのものに限定される物ではなく、調理に関連して利用される器具は全て調理器具と称することとする。
<実施形態1 調理器具:調理器具識別情報保持部C>
「調理器具識別情報保持部C」は、調理器具識別情報を保持する。調理器具識別情報は、調理器具の固体を識別するためのユニークな情報である。調理器具識別情報を構成する情報としては、前述するように例えば、調理器具の種類を示す情報、調理器具の製造元を示す情報、調理器具の販売元を示す情報、調理器具の製造年月日を示す情報、調理器具の品番を示す情報、調理器具の容量を示す情報、調理器具の電圧を示す情報、調理器具の消費電力を示す情報等の一以上を含むように構成することができる。調理器具識別情報保持部Cに保持された調理器具識別情報は、調理器具から情報を調理器具制御サーバ装置に出力する際に関連付けるために利用される。なお、調理器具識別情報は、キッチンにおいてユーザが他の調理器具と識別するための情報を含むように構成することもできる。例えばコンロが複数台ある場合に、キッチンでのコンロの位置を示す情報などである。このユーザが調理器具を識別するための情報として、位置以外に、高さ、順番、大きさ、色、調理器具の名称・愛称(ユーザが名付けた者であってもよい)などを含むものであってもよい。
<実施形態1 調理器具:調理部C>
「調理部C」は、調理をする。調理とは、食材を炒める、食材を加熱する、食材を茹でる、食材を蒸らす、食材を冷やす、食材を切る、食材を潰す、食材を混ぜる、食器を洗う、食器を乾かす、等の調理のために行われる各種の動作である。現段階で最も代表的な調理動作は、各種の加熱制御(電気、ガス、電子レンジ、IH)、レンジフードの駆動、水栓の開閉、食洗器の稼働、照明の制御である。ただし、これらに加えて動作を含むものもプロ用途では次のようなものがある。食材の炒め、茹で、米とぎ、刻み、皮むき、ころも付け、揚げ、練る、なども挙げることができる。これらは実際に調理器具が自動で行うことができる動作である。
<実施形態1 調理器具:調理制御部C>
「調理制御部C」は、調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する。調理部の制御とは、調理部をどの程度の時間、どの程度の強さ、頻度、強度、どの程度の回転速度、回転頻度、回転の大きさ、等の調理部の動きを調整する。調理制御情報は、例えば、強火であるとか、弱火であるとか、火力の大きさなどの量的情報を含んでおり、量を示す数値情報に従って、調理制御部Cが調理部を制御する。調理制御部は所定の通信パケットに保持される調理器具制御情報を取得し、定められたルールに従ってその制御情報を解読し、調理制御部のコンピュータを通じて調理部Cを構成するデバイスドライバに対して制御命令を送信する。デバイスドライバは、調理器具の調理部Cを構成するデバイス(電源、電流調整器、電力調整器、電圧調整器、周波数調整器、バルブ調整器、モーター回転調整器、火花発生器など)を制御する。電源、電流調整器、電力調整器、電圧調整器は、ほとんどすべての調理器具に用いられている。代表的な例としては、電子レンジ、IH調理機、冷蔵庫、冷凍庫、レンジフード、ガスコンロ等である。周波数調整器は、IH調理機などに利用される。バルブ調整器は、ガスコンロ、冷蔵庫、冷凍庫、水栓、食洗器、などに利用される。モーター回転調整器は、レンジフード、食洗器、冷蔵庫、冷凍庫、水栓、その他、プロ用途に近い調理機の、食材の炒めのためのアーム、米とぎのためのプロペラ、刻みのためのアーム、皮むきのための刃、ころも付けのためのアーム、揚げのためのアーム、練るためのアーム、なども利用する。
<実施形態1 調理器具:調理器具制御情報取得部C>
「調理器具制御情報取得部C」は、調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する。調理器具制御情報取得部Cは、調理器具制御サーバから出力された調理器具制御情報を取得する。この調理器具制御情報は、調理器具を直接的に制御する情報である。この点で現在徐々に広まっているAIスピーカーによる家電製品の制御とは異なる。現在徐々に広まっている家電製品の制御は、家電製品に後付けでAIスピーカーが情報を受け取ったりAIスピーカーから情報を受け取るサーバであるAIスピーカーサーバが識別できる家電製品制御ボックスを設けて、AIスピーカーからの音声を分析して家電製品を制御するように構成されている。調理器具制御情報取得部Cは、TCP階層での受信装置ではポート番号を利用して処理のためのプログラムに調理器具制御情報が渡される。従ってTCP/IPプロトコルに基づいて調理器具制御情報を取得する。従って、リモコンなどを介して制御情報を機器に渡す場合に比べて通信の安全性や確実性を担保することができる。従って、調理器具という人の安全性に大きくかかわる機器に対する通信プロトコルとして最適であるといえる。
<実施形態1 調理器具:制御結果応答情報出力部C>
「制御結果応答情報出力部C」は、取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する。「制御の結果」に含まれる情報としては、どの調理器具制御情報に基づいてどの調理器具がどのように制御されたかを示す情報であり、パケットの形で出力される。図43に示すパケットと同様の構造をしており、Controll種別の欄が制御の結果を示す情報となる。制御情報IDには制御結果応答情報IDが入り、さらにこの制御結果応答情報の発生原因となる調理器具制御情報IDが含まれるように構成される。その他、会員ID、調理器具ID、ReturnURL(調理器具のURLないしはアドレス)、調理対象を示す情報などが含まれていてよい。
制御結果応答情報の出力は調理器具の通信機能からLANを介してネットワークスピーカーに出力され、ネットワークスピーカー経由で調理器具制御サーバ装置に出力されてもよいし、調理器具の通信機能からホームサーバなどに出力されホームサーバから調理器具制御サーバ装置に出力されるように構成してもよい。さらには、調理器具にスピーカーが内蔵ないしは外付けされている場合には、スピーカーからの音声によってネットワークスピーカーのマイクから集音されネットワークスピーカーを介して調理器具制御サーバ装置に出力されるように構成してもよい。なお、調理器具制御サーバ装置からの調理器具制御情報と、制御結果応答情報とは、異なる通信ルートで運ばれてもよいし、同じ通信ルートで運ばれてもよい。また調理器具制御情報と制御結果応答情報とは、イーサネット(登録商標)等のLANを介してWANにでて公衆ネットワークを介して調理器具制御サーバ装置に到達し、制御音声情報や、応答音声情報、制御結果告知音声情報とは異なる通信ルートで通信されてもよい。特に、音声情報は、キッチンのスピーカーから音声ファイルで公衆ネットワーク上にある音声テキスト変換機能を有する音声処理サーバ(ジーニー)に渡され、音声処理サーバ(ジーニー)にてテキスト情報に変換され、そこから調理器具制御サーバ装置に専用線、又は公衆ネットワークを介して到達したり逆向きに情報が流れたりしてもよい。音声処理サーバでのテキスト変換と同時に音声制御情報へ変換してもよいし、変換しなくともよい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ:その他の構成1:調理器具制御情報保持部S>
さらに、図8に示す様に、調理器具制御サーバ装置は、調理器具制御情報を保持する調理器具制御情報保持部S(0801)をさらに有する基礎となる構成の発明に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。「調理器具制御情報保持部S」は、調理器具制御情報を保持する。調理器具制御情報を、制御音声情報のプロトコルと対になるように予め保持しておくことで、制御音声を分析して指示内容を特定することで、対となる調理器具制御情報が即時に決定される。したがって、音声によって指示したあと、調理器具制御情報に従って調理器具が調理を行うまでの間隔を短縮することができる。すでに説明した通り、調理器具制御情報は原則的にはその調理器具メーカーが自社の調理器具を制御するために開発し、提供するものである。従って、調理器具制御情報保持部に保持される調理器具制御情報は、各調理器具メーカーの調理器具制御情報サーバ(各メーカーサーバ)からアップロードされる情報である。しかし、この調理器具制御情報は更新されたり、修正されたり、あるいは追加されたりするので保持されている調理器具制御情報は調理器具制御サーバ装置の管理タイミングにて各調理器具制御情報サーバに最新の調理器具制御情報を取得に行くように構成することもできる。このプロトコルとしては、誤作動などの原因、あるいはネットワークを介して外部から侵入される恐れがある脆弱性の補修など、緊急性がある場合には調理器具制御情報サーバからのアップロードを自発的に認め、定期更新や、調理器具制御情報の追加などは調理器具制御サーバ装置の手動で定期的に実施するように構成することが望ましい。なお、この調理器具制御情報には、調理器具制御情報を用いて調理器具を制御するためのアプリケーションプログラムや、調理器具のデバイスドライバ、調理器具の制御パラメータなども含むものとする。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成2:調理器具制御情報記録部S>
さらに、図11に示す様に、調理器具制御サーバ装置は、調理器具制御情報を調理器具制御情報保持部S(1101)に外部ネットワークを介して記録する調理器具制御情報記録部Sをさらに有するその他の構成2の発明に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。「調理器具制御情報記録部S」は、調理器具制御情報を調理器具制御情報保持部Sに外部ネットワークを介して記録する。外部から調理器具制御情報保持部Sに新たな調理器具制御情報を記録する。したがって、調理器具制御情報保持部Sが保持している制御情報の内容を追加、変更、することが可能となる。これによって、例えば、中華料理用の調理器具制御情報セットが保持されている音声調理器具制御サーバ装置に対して、中華料理に飽きたときにはフランス料理の調理器具制御情報の新たな記録を行うということが可能となる。季節の料理や、イベント用の料理、流行りの料理、新たな創作料理、といったように随時好ましい調理器具制御情報を記録することが可能となる。あるいは、ユーザが自身の専用のレシピを記録する、あるいはユーザが本プラットフォーム以外の情報源からのレシピを記録することも考えられる。
ユーザが自身の専用レシピを記録する場合には、その調理器具制御情報は、ユーザ識別情報及び調理器具識別情報と関連付けられていることが好ましい。ユーザが作ったレシピが他のユーザにも好まれるとは限らないからである。一方、有名な料理家や、フォロワーが付くようなユーザのレシピは公開されるように構成してもよい。レシピの公開、非公開は、ユーザ自身が決定できるようにしてもよいし、又は/及び、音声制御調理器具プラットフォームの調理器具制御情報危険性検査部Sにて検査して公開・非公開を決定できるようにしてもよい。ユーザが調理器具制御情報を作成するためには、調理器具に調理器具制御情報を記録する調理器具制御情報記録部Sを設け、ユーザのマニュアル操作又は/及び調理器具制御サーバ装置からの調理器具制御情報によって調理器具が制御されたときに、その調理器具制御情報を履歴(時間情報も含めて)として一定蓄積し、ユーザの記録終了指示によって一つの調理器具制御情報(セット)が完成するように構成するとよい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成3:上書制御音声判断部S及び上書調理器具制情報出力手段S>
さらに、図14に示す様に、調理器具制御サーバ装置は、取得された制御音声情報が出力された応答音声情報に基づく返事に対応する制御音声情報である上書制御音声か判断する上書制御音声判断部S(1401)を有するとともに、調理器具制御情報出力部Sは、上書制御音声判断部Sでの判断結果が上書制御音声であるとの判断結果である場合には、その上書制御音声の由来となった制御音声情報に基づいて取得された調理器具識別情報に関連付けて取得した調理器具制御情報を出力する上書調理器具制御情報出力手段S(1402)を有する基礎となる構成からその他の構成2の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成3:上書制御音声判断部S>
「上書制御音声判断部S」は、取得された制御音声情報が出力された応答音声情報に基づく返事に対応する制御音声情報である上書制御音声か判断する。上書制御音声とは、前に取得した制御音声情報に対する音声制御サーバ装置の応答音声情報に対して、その応答音声情報によって特定されるこれから行われる調理器具の制御のための調理器具制御情報を上書きして変更するための新たな制御音声情報である。
上書される調理器具制御情報は、すでに調理器具制御サーバ装置から調理器具に対して出力済であってもよいし、出力していない状態であってもよい。従ってすでに調理器具に対して応答音声情報で特定される調理器具制御情報が出力済の場合には上書すべき新たな制御音声情報は、調理器具内で上書処理される。ただし、必ずしも上書処理されるとは限らず無効処理や、取消処理してもよい。調理器具に対して出力されていないが調理器具制御サーバ装置が既に出力のために保持している場合には、その保持されている調理器具制御情報を出力しないで、新たに取得された調理器具制御情報を出力するように処理する。この場合に、調理器具制御サーバ内で実際に上書処理がされるかどうかは問わない。
上書制御音声は、たとえば、間違った指示をしてしまったとき、あるいは、音声制御サーバ装置が誤った応答音声情報を出力している場合に、すぐに調理部の制御を止めるために行う指示や、別の動作で調理部Cを制御するための指示のことをいう。
上書制御音声判断部Sが行う判断とは、ユーザから発せられた音声が、制御音声であるか上書制御音声であるかの判断である。上書制御音声であるか否かの判断方法は、例えば、応答音声情報出力から一定時間内にユーザが発声した音声であれば上書制御音声であり、一定時間経過後に発生した音声であれば制御音声である、とする判断方法が考えられる。あるいは、上書であることを示す特定の言語を付与してユーザが発声した場合には上書制御音声であり、上書であることを示す特定の言語を付与しないでユーザが発声した場合には制御音声である、とする判断方法が考えられる。あるいは、「上書きしますか?」の様に応答音声情報中に上書を行うか否かを確認する情報を含ませ、これに対して肯定的な応答を行った場合には、その後にユーザが発声する音声が上書制御音声であり、否定的な応答を行った場合には、その後にユーザが発声する音声が制御音声である、とする判断方法が考えられる。
例えば、上書制御音声であるかの判断は、制御音声情報に所定のキーワードが含まれているかによって判断するように構成することができる。所定のキーワードの例としては、「違う」「違います」「じゃなくて」「間違ってる」「間違い」「やめて」「だめ」「止めて」「どーして」「なぜ」「なんで」「ばか」「あほ」「まぬけ」「しないで」「やらないで」「中止」「ストップ」「まって」「待て」「ちゃう」「中断」「停止」「そうじゃない」「そうじゃなくて」「そんなこと言ってない」「キャンセル」「取消」などである。これを類型的には、打消し、中断、中止、疑問、非難を意味する言葉であり上記の例に限定されるものではない。もちろん言語は日本語に限定されず、外国語であっても同様である。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成3:上書調理器具制御情報出力手段S>
「上書調理器具制御情報出力手段S」は、上書制御音声判断部Sでの判断結果が上書制御音声であるとの判断結果である場合には、その上書制御音声の由来となった制御音声情報に基づいて取得された調理器具識別情報に関連付けて取得した調理器具制御情報を出力する。上書制御音声判断部Sでの判断結果が上書制御音声であると判断された場合には、どの制御音声に対しての上書であるかを明確にする必要がある。そこで、その上書制御音声の由来となった制御音声情報に基づいて取得された調理器具識別情報に関連付けて取得した上書のための調理器具制御情報を調理器具に出力する。上書制御音声判断部Sでの判断結果が上書制御音声であると判断した場合には、
その音声情報を制御音声情報とし、これに基づいて調理器具制御情報を取得する。取得した調理器具制御情報として上書調理器具制御情報出力手段Sから出力される。
上書制御音声から上書調理器具制御情報を取得するためには、上書制御音声の内容を分析して上書調理器具制御情報に変換する必要がある。このとき、上書制御音声から上書調理器具制御情報は一段階で変換されてもよい。あるいは、上書制御音声から、上書のために既に与えられた指示を一旦取り消すための調理器具制御情報を生成し、その後、上書の具体的な内容である調理器具制御情報を生成するような二段階で変換を行う構成も考えられる。
上書制御音声から上書調理器具制御情報を取得するのに時間を要する場合には、その分行って欲しくない調理動作が進んでしまうことから、上書制御音声から上書調理器具制御情報を取得する時間はできるだけ短い方がよい。そのため、まずその時点で与えられている動作を中断する指示のみを優先して(上書用の)調理器具制御情報を取得、出力するよう二段階で上書制御音声から(上書用の)調理器具制御情報への変換を行うように構成することが好ましい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成4:趣旨明瞭性判断部S及び質問応答音声情報取得手段S>
さらに、図17に示す様に、調理器具制御サーバ装置は、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得できない、又は/及び調理器具制御情報を取得できない場合である趣旨不明瞭ケースであるか判断する趣旨明瞭性判断部S(1701)を有するとともに、応答音声情報取得部Sは、趣旨明瞭性判断部Sでの判断結果が趣旨不明瞭ケースであるとの判断結果である場合に不明瞭な趣旨を質すための返事を構成する質問応答音声の情報であり応答音声情報である質問応答音声情報を取得する質問応答音声情報取得手段S(1702)を有する基礎となる構成、その他の構成2、その他の構成3の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成4:趣旨明瞭性判断部S>
「趣旨明瞭性判断部S」は、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得できない、又は/及び調理器具制御情報を取得できない場合である趣旨不明瞭ケースであるか判断する。取得した制御音声情報には、調理器具識別情報が含まれており、指示を出した調理器具及び調理動作を実行すべき対象となる調理器具識別情報が特定できるようになっていることから、適切な調理器具を動作させて調理を行うことが可能となる。したがって、制御音声情報から調理すべき調理器具が特定できない場合には、適切に制御情報を出力することができない。そこで、趣旨明瞭性判断部Sでは趣旨が明瞭であるか否かを判断し、その後の動作が可能であるか否かを分岐させる情報を取得する。
調理器具制御サーバ装置では、まず制御音声情報を取得し、その後に制御音声情報から調理器具識別情報取得部Sが調理器具識別情報を取得するように構成されている。しかし、制御音声情報を取得する段階では、それに基づいて調理器具識別情報が取得できることを必須の条件としていないので、調理器具識別情報が含まれない、ないしはそれに基づいて調理器具識別情報を取得することができない制御音声情報が取得されるケースがある。このような場合にはすでに取得されている制御音声情報の有効部分は保持したまま調理器具識別情報を補えば、調理器具制御情報を取得することが可能となる。そこで調理器具制御サーバ装置では、再度完全な形で調理器具識別情報を含む制御音声情報を要求するのではなく、追加で調理器具識別情報のみを要求するように処理するのが適している。そこで、制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得できない場合には、それを趣旨不明瞭ケースとし、不明瞭な趣旨、つまり、調理器具識別情報の欠落部を補うための質問として質問応答音声情報を取得するように処理を進める。
逆に、制御音声情報に基づいて調理器具識別情報は取得できたが、調理器具をどのように制御すべきかである調理器具制御情報を取得できない場合がある。前述のように制御音声情報は、その取得に際して調理器具制御情報が取得できる情報であることを必須の条件として取得されないからである。従って取得した制御音声情報から調理器具識別情報は取得できるが、調理器具制御情報が取得できない場合には、取得できた調理器具識別情報を保持して生かしたまま、取得できなかった調理器具制御情報を取得する処理をすることが効率的である。そこで、このようなケースは趣旨明瞭性判断部Sによって調理器具制御情報に関する指示が趣旨不明瞭であると判断されて質問応答音声取得部に処理が渡される。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成4:質問応答音声情報取得手段S>
「質問応答音声情報取得手段S」は、応答音声情報取得部Sは、趣旨明瞭性判断部Sでの判断結果が趣旨不明瞭ケースであるとの判断結果である場合に不明瞭な趣旨を質すための返事を構成する質問応答音声の情報であり応答音声情報である質問応答音声情報を取得する。
趣旨明瞭性判断部Sで趣旨が不明瞭であると判断される主要なケースは、調理器具識別情報が不明瞭、調理器具制御情報のいずれか、又は両者が不明瞭なケースである。従って、質問応答音声情報取得部は、趣旨明瞭性判断部Sで趣旨が不明瞭であると判断された情報について、その内容をユーザに質す質問をするための質問応答音声を発声するための情報である質問応答音声情報を取得する。調理器具識別情報が趣旨不明瞭であると趣旨明瞭性判断部で判断された場合には、それを質す質問を発声するための情報で、例えば、「すみません、もう一度お願いします。」「どのコンロですか?」「よく聞き取れませんでした」「何か言いましたか?」「どの調理器具ですか?」等の識別情報の再発信を要求する内容である。
調理器具制御情報が趣旨不明瞭であると趣旨明瞭性判断部で判断された場合には、それを質す質問を発声するための情報で、例えば、「すみません、もう一度お願いします。」「どの程度の火力ですか?」「よく聞き取れませんでした」「何か言いましたか?」「着火しますか?」等の調理器具制御情報の再発信を要求する内容となる。
取得した質問応答音声情報に対するユーザの応答(制御音声情報)について、趣旨が不明瞭であるか再度判断を行うように構成する。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成5:時系列調理器具制御情報取得手段S>
さらに、図20に示す様に、調理器具制御サーバ装置の、調理器具制御情報取得部Sは、取得した制御音声情報に基づいて時系列に制御に利用されるべき時系列調理器具制御情報を取得する時系列調理器具制御情報取得手段S(2001)、を有する基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成4の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。「時系列調理器具制御情報取得手段」は、取得した制御音声情報に基づいて時系列に制御に利用されるべき時系列調理器具制御情報を取得する。時系列に制御するとは、複数の調理器具制御情報を事前に調理器具制御サーバに出力させておくことで、直前の調理器具制御情報にて特定されるある条件の満了をもって次の調理器具制御情報にしたがった制御を行うことをいう。具体的には、制御音声が「5分強火のあと3分弱火」であれば、強火での加熱時間が5分経過した時点で直前の調理器具制御情報にて特定される測定時間の条件が満了することから、その後3弱火に変更して、さらに3分間の加熱を行うという時系列に沿って調理器具を制御することが考えられる。あるいは、制御音声が「余熱」であれば、調理器具にのせられた材料ののっていない調理器財(例えば空の鍋)に対して加熱して、加熱対象が十分に温まった時点で(この条件を160度、170度、200度などと設定することも可能である。)条件が満了したものとして余熱を終了して加熱をやめる、という時系列に沿って調理器具を制御することが考えられる。あるいは、制御音声が「1時間後に加熱してくれ」であれば、1時間の間調理器具を動作させずに、1時間経過後に加熱を始めるという時系列に沿って調理器具を制御することが考えられる。
時系列調理器具制御情報取得手段Sは、一の調理器具の時系列制御の他に複数の調理器具の時系列制御をするように構成してもよい。時系列制御は、時間をパラメータとして行ってもよいし、調理の進み具合を検知して制御を行ってもよい。調理の進み具合の検知に関しては実施形態1その他の構成8にて詳述する。音声制御情報に基づいて取得された調理器具制御情報が、時系列調理器具制御情報であるかの判断は、その調理器具制御情報中に複数の調理器具制御情報が時系列に実行すべき処理として含まれている場合に行われる。そして、時系列に実行すべき処理を所定の書式にて記述して調理器具制御情報出力部Sから時系列に出力されるように構成する。そのために、所定の書式で記述された一連の調理器具制御情報である時系列調理器具制御情報は、調理器具制御情報出力部Sの時系列調理器具制御情報保持手段Sにて保持される。そして、計時部の計時に従って、時系列調理器具制御情報保持手段Sに保持されている時系列調理器具制御情報を構成する各調理器具制御情報が順次出力される。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成6:調理対象依存調理器具制御情報取得手段S>
さらに、図23に示す様に、調理器具制御サーバ装置の調理器具制御情報取得部Sは、制御音声情報に含まれる調理対象を示す情報に基づいて調理器具を制御する調理器具制御情報である調理対象依存調理器具制御情報を取得する調理対象依存調理器具制御情報取得手段S(2301)、を有する基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成5の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。「調理対象依存調理器具制御情報手段S」は、制御音声情報に含まれる調理対象を示す情報に基づいて調理器具を制御する調理器具制御情報である調理対象依存調理器具制御情報を取得する。「調理対象」とは、食材や、調味料、油、水又は、これらの組合せや、料理などのことである。調理対象に依存するということは、調理対象と調理対象に対して行いたい調理方法のユーザの音声に基づく制御音声情報とすると、調理対象に適した調理器具制御情報を自動的に取得する。そして、取得された調理対象に適した調理器具制御情報にしたがって調理器具の制御が行われる。この調理器具の制御には時系列の制御も含まれてよい。従って、調理対象依存調理器具制御情報取得手段は、調理対象ごとに関連付けられた適切な調理器具制御情報データベースを使用可能であるように構成してもよい。この調理器具制御情報データベースは、調理器具のメーカー別に調理器具毎に用意されていることが好ましい。
また、調理対象ごとにユーザに対してどの調理方法、調理手順を選ぶか選択可能に構成することもできる。つまり、一の調理対象について複数の調理器具制御情報が選択可能に関連付けられてよい。
例えば、「ブロッコリーを茹でる」という制御音声を与えた場合、ブロッコリーの一般的に適切とされる茹で時間である3分を、一般的に適切とされる火加減の中火を自動的に選択して、調理器具の制御を行う。例えば、「素麺を茹でる」という制御音声を与えた場合、素麺の一般的な茹で時間である1分30秒、一般的に適切とされる火加減の中火を自動的に選択して、調理器具の制御を行う。
<実施形態1 調理器具:その他の構成7:制御音声情報取得部C、制御音声情報出力部C、応答音声情報取得部C、音声出力部C>
さらに、図26に示す様に、調理器具は、制御音声情報を取得するための制御音声情報取得部C(2601)と、取得した制御音声情報を出力する制御音声情報出力部C(2602)と、応答音声情報を取得する応答音声情報取得部C(2603)と、取得した応答音声情報に基づいて応答音声を出力する音声出力部C(2604)と、をさらに有する基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成6の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成することもできる。
<実施形態1 調理器具:その他の構成7:制御音声情報取得部C>
「制御音声情報取得部C」は、制御音声情報を取得する。制御音声情報取得部Cを有する調理器具に向かって制御音声を発生して、これを制御音声情報取得部Cが取得する。したがって、調理器具は、集音装置を内蔵又は外接、あるいは接続可能(有線・無線を問わず)に構成されている。集音装置で収音された制御音声を情報に変換した制御音声情報は、テキスト情報であってもよいし、音声情報のままであってもよい。
ここで、キッチンでのユーザの音声から制御音声情報が取得されて、そこから調理器具制御情報と応答音声情報が取得されるまでの情報変換の経緯を説明する。
例えば、図44に示す様な変換方法に倣って変換することが考えられる。制御音声として「左のコンロを強火にしてください」との指示があった場合には、「左のコンロ:ID001」「強火:INPUT5」となり、制御音声情報として「ID001:INPUT5」が取得される。調理器具制御サーバ装置からは、この制御音声情報に応じた調理器具制御情報が調理器具に対して出力される。また、この調理器具制御情報と対応する応答音声情報も調理器具制御サーバ装置から出力されてキッチン等に置かれているネットワークスピーカー等から出力される。例えば、調理器具サーバ装置からは、応答音声情報として、「ID001」に対応して「左のコンロ」、また「INPUT5」に対応して「強火にします」が取得され、続けて「左のコンロ強火にします。」が音声としてスピーカーから出力される。あるいは明瞭正当を判断して、明瞭であるとの判断結果の場合には、明確に「はい、左のコンロを強火にします」との応答音声情報が取得される。
キッチンでのユーザの音声として、「右のコンロを弱火にしてください」との指示があった場合には、「右のコンロ:002」「弱火:INPUT2」となり、制御音声情報として「ID002:INPUT2」が取得され、調理器具制御情報として、調理器具サーバ装置内にて取得された調理器具制御情報として「00205」が出力され、この調理器具制御情報に対応する応答音声情報として「ID002」に対応して「右のコンロ」、さらに「INPUT2」に対応して「弱火にします」が取得され、「右のコンロを弱火にします」と応答音声情報が取得される。なお、キッチンでのユーザの音声を制御音声情報へ変換する処理は、この実施形態では調理器具で行われる。この形態のメリットは、ユーザの音声を制御音声情報に変換するという比較的重ための処理を各調理器具で分散処理することができ、一のコンピュータで集中処理する必要がないため、一のコンピュータの負荷を軽くすることができるからである。さらに、各調理器具は、自身を識別するユーザの発声を識別し、自身に向けられた発声の場合にのみ音声制御情報を生成、取得するように構成できる。自身を識別する音声とは例えば、「右のコンロ」、「左のコンロ」「真ん中のコンロ」「魚焼きグリル」「後ろのコンロ」、「大きい方の電子レンジ」、「小さい方の電子レンジ」などである。キッチンにてユーザが発する音声にて調理器具が制御音声情報に変換する処理は、特に異なるメーカーが混在しているキッチンでは、他のメーカーの制御音声情報への音声からの変換は一般に困難となるために自身に向けられた音声の場合にのみ音声から制御音声情報への変換処理が行われるように構成する。
しかし、ネットワークスピーカー等のスピーカーあるいは、マイク、キッチンにあるキッチン専門のコンピュータ(キッチンサーバ装置:キッチンに配置されている電子機器を統括的に管理する:制御管理、情報管理、メンテナンス、情報取得)、あるいはキッチンを含むホームの全体の電子機器等を管理するホームサーバ装置、あるいは、前述の音声処理サーバ(ジーニー)、さらには、調理器具制御サーバ装置のいずれかで、あるいはこれらが協調して変換するように構成することもできる。
制御音声は数字や文字、記号等に置き換えられることによって制御音声情報に組み替えられることになる。そして、数字にした場合に頭X桁までが調理器具識別情報、頭X+1からY桁までが制御情報、の様に変換すべき情報の種対ごとに桁数は定められておくことで、表と配列の順番を記憶させておけば調理器具の種類によらず、また情報の内容によらず、コンピュータが適切に情報を処理することが可能となる。
<実施形態1 調理器具:その他の構成7:制御音声情報出力部C>
「制御音声情報出力部C」は、取得した制御音声情報を出力する。制御音声情報出力部Cは、調理器具制御サーバ装置に取得した制御音声情報を出力する。
<実施形態1 調理器具:その他の構成7:応答音声情報取得部C>
「応答音声情報取得部C」は、応答音声情報を取得する。応答音声情報取得部Cは、調理器具制御サーバ装置の応答音声情報出力部Sから出力された応答音声情報を取得する。応答音声情報を取得した調理器具は、応答音声情報から取得される音声を音声出力部Cから出力する。応答音声情報は、前述のように音声ファイルであってもよいしテキストなどであって、調理器具側で音声に変換するように構成することもできる。この場合には応答音声情報を音声に変換する応答音声変換部を調理器具が有する。
また、応答音声情報は音声情報のみからなるのでなく、振動子を制御する振動子制御情報(例えば耳が聞こえない人に調理器具の反応を伝える)や、画像、映像などの情報を含んでいてもよい。例えば、アニメのキャラクターが応答音声を発しているように見せかける構成としてもよい。さらには、このキャラクターを選択できるように発声キャラクター選択部を設けてもよい。
<実施形態1 調理器具:その他の構成7:音声出力部C>
「音声出力部C」は、応答音声情報取得部Cが取得した応答音声情報に基づいて応答音声を出力する。音声出力部はスピーカーなどの音声発生装置によって出力される。調理器具は、音声発生装置を内蔵又は外接、あるいは接続可能(有線・無線を問わず)に構成されている。なお映像などを出力させるように構成する場合には、ディスプレイなどを備えるように構成する。ディスプレイは、キッチンに一台あればよいので、複数の調理器具で共有するように構成することができる。
<実施形態1 その他の構成8>
さらに、図29に示す様に、調理器具は、調理器具又は調理器具に併せて利用されている調理器財の状況を示す情報である状況情報を取得する状況情報取得部C(2901)と、取得した状況情報を調理器具識別情報と関連付けて出力する状況情報出力部C(2902)と、をさらに有し、調理器具制御サーバ装置は、状況情報とそれに関連付けられている調理器具識別情報を取得する状況情報取得部S(2903)を有するとともに、応答音声情報取得部Sは、取得した状況情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する状況依存応答音声情報取得手段S(2904)を有し、調理器具制御情報取得部Sは、取得した状況情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する調理器具制御情報である状況依存調理器具制御情報を取得する状況依存調理器具制御情報取得手段S(2905)を有する基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成7の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。
<実施形態1 その他の構成8:調理器具:状況情報取得部C>
「状況情報取得部C」は、調理器具又は調理器具に併せて利用されている調理器財の状況を示す情報である状況情報を取得する。「状況情報」は、調理器具又は調理器財での調理状況についての情報である。取得する状況情報の種類としては、調理器具、調理器財(鍋、フライパン、鉄板、土なべ、等)又は調理器財に入っている食材、食材調理用材の温度や温度変化や温度分布、重量や重量変化、量や量変化、発する音、収縮率、膨張率、火力、水・調味材料・油などの流量や流量変化、水分含有率、調理経過時間、煙の量や煙の量の変化、臭気の種類、キッチン空間のガス分析結果(ガスクロマトグラフィー)、レンジフードからの排気の分析結果、室温や室温変化などである。例えば、調理器具については、着火中、強火、弱火、5分継続、などが状況情報として取得される。例えば調理器財については、余熱中の鍋であれば、なべ底の温度が140度とか、材料を煮詰めている時には、当初より全体の重さが20グラム減少とか、揚げ物をしている時には揚げ音の変化有、などが状況情報として取得される。状況情報を取得するためには、各種のセンサーを利用する方法や、その調理器具に対して出力されている調理器具制御情報から取得する方法が考えられる。
<実施形態1 その他の構成8:調理器具:状況情報出力部C>
「状況情報出力部C」は、取得した状況情報を調理器具識別情報と関連付けて出力する。取得した状況情報は、調理器具制御サーバ装置に出力される。
<実施形態1 その他の構成8:調理器具制御サーバ装置:状況情報取得部S>
「状況情報取得部S」は、状況情報とそれに関連付けられている調理器具識別情報を取得する。状況情報取得部Sは、調理器具の状況情報出力部Cから出力された状況情報を取得する。
<実施形態1 その他の構成8:調理器具制御サーバ装置:状況依存応答音声情報取得手段S>
「状況依存応答音声情報取得手段S」は、応答音声情報取得部Sが有する手段である。取得した状況情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する。どのような状況情報のときにどのような応答音声情報を取得するかに関しては状況依存応答音声情報データベースが備えられているとよい。また状況情報を変数として、状況依存応答音声情報を生成し、又は取得する状況依存応答音声情報生成ルールを状況依存応答音声情報生成ルール保持部に保持するように構成することができる。さらに状況依存応答音声情報データベースや、状況依存応答音声情報生成ルールは、人工知能などによって応答精度を向上させるように構成することができる。これは、状況依存応答音声情報に基づいて発せられる状況依存応答音声に応じてキッチン等にいるユーザからの返答である制御音声情報に基づいてその状況依存応答音声情報の取得と出力が適正であったか人工知能に判断させ、不適切であると判断された場合には状況依存応答音声情報データベースを修正したり、状況依存応答音声情報生成ルールを修正し、あるいは、その情報やルールの信頼度を下げて採用率を低下させたりする。不適切でないと判断された場合、あるいは適切であると判断された場合には、情報源の信頼度を高めて採用率が上がるように設計することができる。例えば、「あと5分で完成です」とか、「加熱時間を追加します」とか、「味見をしてください」とか、「次の材料を投入してください。」とか、「かき混ぜてください」などの、指示された制御動作の終了時刻の通知、調理完了までの残り時間の通知、ユーザに所定の行動を求める通知、等である。これらに対するユーザからの反応としては、「わかりました!」「まだ早くないですか?」「かき混ぜました〜!」などの返答がある。また、状況情報が吹きこぼれや、空焚きなどのユーザの身に危険を及ぼす状況である場合には、ユーザに対して危険があることを強く警告したり、直ちに適切な行動をとるように促したりする状況依存応答音声情報を取得するようにする。
<実施形態1 その他の構成8:調理器具制御サーバ装置:状況依存調理器具制御情報取得手段S>
「状況依存調理器具制御情報取得手段S」は、調理器具制御情報取得部Sが有する手段である。取得した状況情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を正誤する調理器具制御情報である状況依存調理器具制御情報を取得する。取得した状況情報に基づいて、次に行うべき工程を取得し、これに対応する調理器具制御情報を取得する。
どのような状況情報のときにどのような状況依存調理器具制御情報を取得するかに関しては状況依存調理器具制御情報データベースが備えられているとよい。また状況情報を変数として、状況依存調理器具制御情報を生成し、又は取得する状況依存調理器具制御情報生成ルールを状況依存調理器具制御情報生成ルール保持部に保持するように構成することができる。さらに状況依存調理器具制御情報データベースや、状況依存調理器具制御情報生成ルールは、人工知能などによって取得精度を向上させるように構成することができる。
これは、状況依存調理器具制御情報に基づいて制御される調理器具の状況に応じてキッチン等にいるユーザからの返答である制御音声情報に基づいてその状況依存調理器具制御情報の取得と出力が適正であったか人工知能に判断させ、不適切であると判断された場合には状況依存調理器具制御情報データベースを修正したり、状況依存調理器具制御情報生成ルールを修正し、あるいは、その情報やルールの信頼度を下げて採用率を低下させたりする。不適切でないと判断された場合、あるいは適切であると判断された場合には、情報源の信頼度を高めて採用率が上がるように設計することができる。
状況依存調理器具制御情報とは、仕上がった後に配膳までの間完成した調理が冷めないように保温目的で点火を継続させるとか、加熱時間を勝手に追加するとか、新たな材料の追加や味見の有無を確認(例えば重量センサーなどによって確認可能である)できるまで、一旦火を止めるとか、火力を抑えて待機する、といった制御を行う。また、状況情報が吹きこぼれや、空焚きなどのユーザの身に危険を及ぼす状況である場合にはユーザの了承を得たり、返事をもらうことなく、その危険を回避するための処理を調理器具にさせるための調理器具制御情報を取得し、調理器具に対して直ちに出力するように構成する。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成9:他調理器具制御情報取得手段S>
さらに、その他の構成9の構成に加えて、調理器具制御サーバ装置の調理器具制御情報取得部Sは、取得した状況情報に基づいて、その状況情報に関連付けられている調理器具識別情報で識別される調理器具と異なる調理器具を制御するための調理器具制御情報である他調理器具制御情報を取得する他調理器具制御情報取得手段S(3401)と、を有する基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成8の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成することが可能である。「他調理器具制御情報取得手段S」は、取得した状況情報に基づいて、その状況情報に関連付けられている調理器具識別情報で識別される調理器具と異なる調理器具を制御するための調理器具制御情報である他調理器具制御情報を取得する。他調理器具制御情報取得手段Sは、他の調理器具の調理状況についての情報を取得することで、他の調理器具の調理の状に合わせて調理器具の制御をする。
状況情報を取得した調理器具は、状況情報から想定される今後の調理工程に基づいて、調理器具の制御を行う。調理器具の制御とは、例えば、各調理器具手の調理完了時間を想定して、ほぼ同時に完了するように時間の調整をするとか、先に完成した料理を死後にもう一度温めるといったものが考えられる。あるいは、オーブンの仕上がりタイミングに合わせてその他の調理を完成させるとか、電力の消費量が多い調理器具を利用する時には、ブレーカーが落ちないようにタイミングをずらすといったことが考えられる。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成10:許可情報保持手段S、発声者識別情報取得手段S、許可情報取得手段S、許可情報依存調理器具制御情報取得手段S>
さらに、図37に示す様に、調理器具制御サーバ装置の、調理器具制御情報取得部Sは、制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する許可情報保持手段S(3701)と、取得した制御音声の発声者の識別情報を制御音声に基づいて取得する発声者識別情報取得手段S(3702)と、取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する許可情報取得手段S(3703)と、許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない許可情報依存調理器具制御情報取得手段S(3704)と、を有する基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成9の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成することができる。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成10:許可情報保持手段S>
「許可情報保持手段S」は、制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する。「発声者識別情報」は、あらかじめ登録してある発声者を識別するためのユニークな情報である。発声者識別情報に関連付けて調理器具制御情報の取得可否を定める許可情報は、キッチン等にいるユーザの音声に基づいて制御音声情報を取得してもよいかを定める。例えば発声者識別情報に許可フラグを立てる構成が考えられる。あるいは、許可するユーザと許可しないユーザにそれぞれ符号を付す構成が考えられる。さらに、調理器具制御情報の取得可否は、取得されるキッチン等にいるユーザの音声に基づいて取得されるべき調理器具制御情報ごとに定めるように構成できる。例えば、その音声の発声主が子供と設定されている場合には、水の水栓の制御、電子レンジなどの火災等の発生につながらない調理器具の制御に関する調理器具制御情報については許可して取得し、出力し、調理器具を制御するが、火に関係するコンロなどの制御に関する調理器具制御情報がその音声から取得されるべき調理器具制御情報であると判断される場合にはその音声に基づいては調理器具制御情報の取得を拒否して、取得しない、というように構成することが好ましい。つまり、許可情報は発声者識別情報で識別されるユーザごとで、調理器具制御情報ごとに関連付けられて保持されていることが好ましい。なお、拒否する場合でも応答音声情報は取得して、音声による要請に答えられない理由を応答音声情報として取得し、キッチン側のネットワークスピーカー等に出力するように構成することが好ましい。なお、状況情報などから(状況情報にはキッチンにいるユーザの情報も含まれる。)そのユーザ(子供)が主導で調理器具を制御しようとしても制御できないように調理器具制御情報(手動操作に制御を無効とする制御情報)を取得して調理器具に出力するように構成することもできる。
また、許可情報を発声者識別情報で識別されるユーザごとで、調理器具制御情報ごとに登録するための登録部を調理器具制御サーバ装置が有しており、これは、権限を有する者にのみ登録を認めるように構成することが好ましい。具体的には権原を有する者とは調理器具制御サーバ装置の管理権限を有するものか、あるいはユーザの家庭の権原者である。ユーザの家庭の権原者は、調理器具制御サーバ装置の運営者から送付されるパスワードやID等を利用してユーザの端末からアクセスする者とすることができる。このユーザの端末は調理器具、ネットワークスピーカー、ホームサーバ、キッチンサーバ、ユーザの所持しているスマートフォンなどを利用できるように構成することが好ましい。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成10:発声者識別情報取得手段S>
「発声者識別情報取得手段S」は、取得した音声の発声者の識別情報を音声に基づいて取得する。音声から、発声者の声紋、声質、音質等を分析(音声スペクトル解析等)することで取得し、発声者識別情報と関連付けて取得する。制御情報が発生されると、取得した制御情報の声紋、声質、音質等を分析取得し、発声者識別情報と関連付けられている発声者の声紋、声質、音質等と比較することで、音声の発声者の発声者識別情報を取得する。制御音声情報に、又は発声に関連付けてキッチン等を識別するキッチン等識別情報又は、集音したマイクを識別するマイク識別情報(これらは、キッチンに置かれたネットワークスピーカー、キッチンサーバ、ホームサーバ、調理器具などに保持されており、音声又は制御音声情報と関連付けられて調理器具制御サーバ装置に送信される。)、あるいは、発声者を識別する発声者識別情報が含まれるように構成されている場合には、その識別情報に関連付けて発声者を識別する者の声のサンプル、又は識別するための情報、を絞り込むことができるので、識別ミスが少なくなり好ましい。発声者を識別するための発声サンプルは、調理器具制御サーバ装置の利用開始の際に所定のパターンの発声を利用者に発声させて構成することができる。この発声者識別用サンプル、又は識別するための情報は、キッチン等識別情報等に関連付けられて保持されるように構成する。例えば発声者識別用情報として、発声者識別用情報保持手段等に保持させる。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成10:許可情報取得手段S>
「許可情報取得手段S」は、取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する。制御音声を分析することで取得される発声者の発声者識別情報を取得する。取得した発声者識別情報から、これに関連付けられている許可情報を取得する。取得した許可情報から、制御音声の発声者の制御情報を取得してよい発声者識別情報に該当するか、制御音声の発声者の制御情報を取得してはいけない発声者識別情報に該当するかを判断することで、許可情報を取得する。
許可情報取得手段を有する構成にすることで、テレビの音、ラジオの音、制御情報ではない会話情報、犬の鳴き声、猫の鳴き声、車の音、電車の音、その他の電子機器の音、等の制御音声以外の音声に反応することを防ぐことができる。さらに、子供がいたずらで制御音声としての機能を果たす音声を発生した場合に、誤った調理器具の制御が行われて事故が発生するようなことを防ぐことができる。
さらに、制御音声の発声者を識別できることから、発声者毎に好みの調理加減やメニューを登録できるようにしておくことで、完成する料理を制御音声の発声者の好みの仕上がりにすることができる。
<実施形態1 調理器具制御サーバ装置:その他の構成10:許可情報依存調理器具制御情報取得手段S>
「許可情報依存調理器具制御情報取得手段S」は、許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しないことを判断する。許可情報取得手段Sによって許可をするとの判断結果が取得された場合には、許可情報依存調理器具制御情報取得手段Sによって調理器具制御情報が取得される。許可情報取得手段Sによって許可しないとの判断結果が取得された場合には、許可情報依存調理器具制御情報取得手段Sによって調理器具制御情報が取得されない。また、許可情報は、調理器具単位で許可する、許可しない、というもののほかに、一の調理器具内でも許可する動作と許可しない動作を区別するように構成されてもよい。
あるいは、危険を回避して安全性を高める方向の動作を指示する場合には、許可情報と関連付けられていないユーザからの発声を受付けるように、許可情報取得手段Sが危険回避許可情報取得器Sを有するように構成することも可能である。例えば「コンロを消してください」という点火中の火を消すための指示、「コンロを弱火にしてください」という火力を弱めるための指示、等については許可情報が関連付けられていないユーザからの発声であっても制御音声情報として取得し、一方で、「コンロに火をつけてください」という新たな着火の指示、「コンロの火を強火にしてください」という火力を強めるための指示、等については許可情報が関連付けられているユーザからの発声しか制御音声情報として受け付けない、とすることが考えられる。このように、一部の指示については許可情報と関連付けられた発声者識別情報によって識別されるユーザからの発声はなくても制御情報の受付を認める構成は、緊急事態を回避するために必要な動作を適宜実行するこが可能となるので、調理器具の安全性を高める効果を有する。このように構成する場合、許可情報を有していなくても制御情報として受け付ける処理手順を選択して処理させるために、そのための出力であることを発声の冒頭に付すことを必要とするように構成してもかまわない。例えば、「緊急」「回避」「急ぎ」「危険回避」「緊急回避」「安全のために」等を発声の冒頭に付すことを必要とするように構成することが考えられる。
<実施形態1 その他の構成11>
さらに、図40に示す様に、サーバ装置の応答音声情報出力部Sは、応答音声情報に基づく応答音声又は/及びテキストを取得する応答音声テキスト取得手段S(4001)と、取得した応答音声又は/及びテキストを電話網又は/及びインターネットを介して出力する電話網・インターネット出力手段S(4002)と、をさらに有する基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成10の発明のいずれか一に記載の音声制御調理器具プラットフォームとして構成してもよい。
<実施形態1 その他の構成11:応答音声テキスト取得手段S>
「応答音声テキスト取得手段S」は、応答音声情報に基づく応答音声又は/及びテキストを取得する。応答音声情報が応答音声又はテキストとして取得される。
<実施形態1 その他の構成11:電話網・インターネット出力手段S>
「電話網・インターネット出力手段S」は、取得した応答音声又は/及びテキストを電話網又は/及びインターネットを介して出力する。電話網を介して応答音声を出力する先は、ユーザの通話可能な端末(例えば、固定電話、携帯電話、スマートフォン等)である。インターネットを介して応答音声を出力する先は、ユーザの通信可能な端末(例えば、スマートフォン、インターネット電話等)である。電話網を介してテキストを出力する先は、ユーザの通信可能な端末(例えば、FAX、ショートメール等)である。インターネットを介してテキストを出力する先は、ユーザの通信可能な端末(例えば、メール、SNSメッセンジャー等)である。調理器具制御サーバ装置には、ユーザの通話可能な端末(例えば、固定電話、携帯電話、スマートフォン等)の電話番号、メールアドレス、SNSのID等を登録可能に構成し、この番号を利用するようにすることが好ましい。SNSを利用する場合には調理器具制御サーバ装置は、シェフ等の擬人化したキャラクターを利用するように構成することもできる。
<実施形態1 その他の構成12>
さらに、実施形態1にて記載したいずれかの機能を有する調理器具制御サーバ装置又/及び調理器具についても発明としてもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明>
<音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明の説明の前提>
これ以降に説明する音声制御調理器具プラットフォーム動作プログラムの発明で使用される用語の意味について、すでに説明済みの用語の意味は特に別の意味でつかわれることを意図しない場合には同様の意味を有する単語として理解しなければならない。例えば「・・・部」と従前に表記された用語は、音声制御調理器具プラットフォーム動作プログラムの説明では「・・・プログラム」ないしは「・・・ステップ」と表記されるが、その果たす機能は、従前の説明にて「・・・部」が果たす機能として説明されていたものがコンピュータ上でプログラムによって実現されるものと同等であると解釈されなければならない。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:基礎となる構成>
図5は実施形態1の基礎となる構成の調理器具制御サーバ装置のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成を示す図である。図6は実施形態1の基礎となる構成の調理器具のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成を示す図である。実施形態1における調理器具制御サーバ装置及び調理器具を動作させるための音声制御調理器具プラットフォーム動作プログラム、情報をハードウエアであるコンピュータ上に配置して音声制御調理器具プラットフォームを実行することが可能な状態を示す図である。以上説明した機能は具体的には以下のようにコンピュータ資源を利用して実行されるものである。本発明は基本的に汎用コンピュータ(パーソナルコンピュータ、スマートフォンや携帯端末上のコンピュータ、タブレット端末上のコンピュータ、携帯型ゲーム専用機上のコンピュータ等やこれらに連携するスマートウォッチ、VRビューワー等、その他の携帯デバイス)、プログラム、各種デバイスで構成することが可能である。コンピュータの動作は基本的に不揮発性メモリに記録されているプログラムと情報(データ等)を主メモリ(メインメモリ)に読み込み展開して、主メモリ(メインメモリ)とCPUと各種デバイスとで処理を実行して行く形態をとる。デバイスとの通信はバス線(外部バス線を含みうる)とつながったインターフェイス、ノースブリッジチップセット、サウスブリッジチップセット、又はノースブリッジチップセットとサウスブリッジチップセットとを統合したチップセット等を介して行われる。インターフェイスには、ディスプレイインターフェイス、タッチパネル、マウス、キーボード、通信バッファ等が考えられる。この図にあるように、実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームの調理器具制御サーバは、図5に示す様に、調理器具を制御するための音声情報である制御音声情報を取得する「制御音声情報取得Sプログラム」と、取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する「調理器具識別情報取得Sプログラム」と、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する「調理器具制御情報取得Sプログラム」と、取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する「応答音声情報取得Sプログラム」と、取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する「調理器具制御情報出力Sプログラム」と、取得した応答音声情報を出力する「応答音声情報出力Sプログラム」と、出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する「制御結果応答情報取得Sプログラム」と、取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声のっ情報である制御結果告知音声情報を取得する「制御結果告知音声情報取得Sプログラム」と、取得した制御結果告知音声情報を出力する「制御結果告知音声情報出力Sプログラム」と、を有し、音声制御調理器具プラットフォームの調理器具は、図6に示す様に、調理器具識別情報を保持する「調理器具識別情報保持Cプログラム」と、調理をするための「調理Cプログラム」と、調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する「調理制御Cプログラム」と、調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する「調理器具制御情報取得Cプログラム」と、取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する「制御結果応答情報出力Cプログラム」と、が保持されている。音声制御調理器具プラットフォーム動作プログラムの開始命令であるプログラムの実行命令に基づいて、調理器具制御サーバ装置では、前述のプログラムが主メモリ(メインメモリ)に読み込まれ展開されて、各ステップの動作開始命令に基づいてこれらのプログラムが実行される。同様に、調理器具では、前述のプログラムが主メモリ(メインメモリ)に読み込まれ展開されて、各ステップの動作開始命令に基づいてこれらのプログラムが実行される。なお、データとしては、プログラム同様に、制御音声情報、調理器具識別情報、調理器具制御情報、応答音声情報、制御結果応答情報、制御結果告知音声情報、図示しない通信などの各種の設定情報などが不揮発性メモリに保持され、主メモリ(メインメモリ)に読み込み展開され、一連のプログラム実行に際して参照され、利用される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成1>
さらに、実施形態1の基礎となる構成のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図9に示すように、調理器具制御情報を保持するための「調理器具制御情報保持Sプログラム」を有するように構成してもよい。メモリに記録された「調理器具制御情報保持Sプログラム」をメインメモリに読み込み展開することで、調理器具制御情報保持部Sの機能が実行される。
<実施形態1 ハードウェア構成:その他の構成2>
さらに、その他の構成1のハードウェア構成および動作プログラムの発明の構成に加えて、図12に示す様に、調理器具制御情報を調理器具制御情報保持部Sに外部ネットワークを介して記録する「調理器具制御情報記録Sプログラム」を有するように構成してもよい。メモリに記録された「調理器具制御情報記記録Sプログラム」をメインメモリに読み込み展開することで、調理器具制御情報記録部Sの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成3>
さらに、実施形態1の基礎となる構成又はその他の構成2のいずれかに記載のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図15に示す様に、取得された制御音声情報が出力された応答音声情報に基づく返事に対応する制御音声情報である上書制御音声か判断する「上書制御音声判断Sプログラム」、上書制御音声判断部Sでの判断結果が上書制御音声であるとの判断結果である場合には、その上書制御音声の由来となった制御音声情報に基づいて取得された調理器具識別情報に関連付けて取得した調理器具制御情報を出力する「上書調理器具制御情報出力Sサブプログラム」を有するように構成してもよい。メモリに記録された「上書制御音声判断Sプログラム」をメインメモリに読み込み展開することで、上書制御音声判断部Sの機能が実行される。メモリに記録された「上書調理器具制御情報出力Sサブプログラム」をメインメモリに読み込み展開することで、上書調理器具制御情報出力手段Sの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成4>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成3のいずれか一に記載のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図18に示す様に、取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報を取得できない、又は/及び調理器具制御情報を取得できない場合である趣旨不明瞭ケースであるか判断する「趣旨明瞭性判断Sプログラム」、趣旨明瞭性判断部Sでの判断結果が趣旨不明瞭ケースであるとの判断結果である場合に不明瞭な趣旨を質すための返事を構成する質問応答音声の情報であり応答音声情報である質問応答音声情報を取得する「質問応答音声情報取得Sサブプログラム」を有するように構成してもよい。メモリに記録された「趣旨明瞭性判断Sプログラム」をメインメモリに読み込み展開することで、趣旨明瞭性判断部Sの機能が実行される。「質問応答音声情報取得Sサブプログラム」は、「調理器具制御情報取得Sプログラム」の実行に際して実行される。メモリに記録された「質問応答音声情報取得Sサブプログラム」をメインメモリに読み込み展開することで、質問応答音声情報取得手段Sの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成5>
さらに、さらに、実施形態1の基礎となる構成からその他の構成4のいずれか一に記載のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図21に示す様に、取得した制御音声情報に基づいて時系列に制御に利用されるべき時系列調理器具制御情報を取得する「時系列調理器具制御情報取得Sサブプログラム」を有するように構成してもよい。「時系列調理器具制御情報取得Sサブプログラム」は、調理器具制御情報取得Sプログラムの実行に際して実行される。メモリに記録された「時系列調理器具制御情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、時系列調理器具制御情報取得手段Sの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成6>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成5のいずれか一に記載のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図24に示すように、制御音声情報に含まれる調理対象を示す情報に基づいて調理器具を制御する調理器具制御情報である調理対象依存調理器具制御情報を取得する「調理対象依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」を有するように構成してもよい。「調理対象依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」は、調理器具制御情報取得Sプログラムの実行に際して実行される。メモリに記録された「調理対象依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、調理対象依存調理器具制御情報取得手段Sの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成7>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成6のいずれか一に記載のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図27に示す様に、制御音声情報を取得するための「制御音声情報取得Cプログラム」、取得した制御音声情報を出力する「制御音声情報出力Cプログラム」、応答音声情報を取得する「応答音声情報取得Cプログラム」、取得した応答音声情報に基づいて応答音声を出力する「音声出力Cプログラム」を有するように構成してもよい。メモリに記録された「制御音声情報取得Cプログラム」をメモリに読み込み展開することで、制御音声情報取得部Cの機能が実行される。メモリに記録された「制御音声情報出力Cプログラム」をメモリに読み込み展開することで、制御音声情報出力部Cの機能が実行される。「応答音声情報取得Cプログラム」をメモリに読み込み展開することで、応答音声情報取得部Cの機能が実行される。メモリに記録された「音声出力Cプログラム」をメモリに読み込み展開することで、音声出力部Cの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成8>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成7のいずれか一に記載のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図31に示す様に、調理器具が、調理器具又は調理器具に併せて利用されている調理器財の状況を示す情報である状況情報を取得する「状況情報取得Cプログラム」、取得した状況情報を調理器具識別情報と関連付けて出力する「状況情報出力Cプログラム」を有するように、図32に示すように、調理器具制御サーバ装置が、状況情報とそれに関連付けられている調理器具識別情報を取得する「状況情報取得Sプログラム」、取得した状況情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する「状況依存応答音声情報取得Sサブプログラム」、取得した状況情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する調理器具制御情報である状況依存調理器具制御情報を取得する「状況依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」、を有するように構成してもよい。メモリに記録された「状況情報取得Cプログラム」をメモリに読み込み展開することで、状況情報取得部Cの機能が実行される。メモリに記録された「状況情報出力Cプログラム」をメモリに読み込み展開することで、状況情報出力部Cの機能が実行される。メモリに記録された「状況情報取得Sプログラム」をメモリに読み込み展開することで、状況情報取得手段Sの機能が実行される。メモリに記録された「状況依存応答音声情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、状況依存応答音声情報取得手段Sの機能が実行される。メモリに記録された「状況依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで状況依存調理器具制御情報取得手段Sの機能が実行される。
<実施形態1 ハードウェア構成:その他の構成9>
さらに、実施形態1のその他の構成8ハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図35に示す様に、取得した状況情報に基づいてその状況情報に関連付けられている調理器具識別情報で識別される調理器具と異なる調理器具を制御するための調理器具制御情報である他調理器具制御情報を取得する「他調理器具制御情報取得Sサブプログラム」を有するように構成してもよい。「他調理器具制御情報取得Sサブプログラム」は、調理器具制御情報取得Sプログラムの実行に際して実行される。メモリに記録された「他調理器具制御情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、他調理器具制御情報取得部Sの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成10>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成9のいずれか一に記載のハードウェア構成及び動作プログラムの発明の構成に加えて、図38に示す様に、制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けられて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する「許可情報保持Sサブプログラム」、取得した発声者識別情報い関連付けられている許可情報を取得する「発声者識別情報取得Sサブプログラム」、取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する「許可情報取得Sサブプログラム」、許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない「許可情報依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」、を有するように構成してもよい。「許可情報取得Sサブプログラム」、「発声者識別情報取得Sサブプログラム」、「許可情報取得Sサブプログラム」、「許可情報依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」は、調理器具制御情報取得Sプログラムの実行に際して実行される。メモリに記録された「許可情報保持Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、許可情報保持手段Sの機能が実行される。メモリに記録された「発声者識別情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、発声者識別情報取得手段Sの機能が実行される。メモリに記録された「許可情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、許可情報取得手段Sの機能が実行される。メモリに記録された「許可情報依存調理器具制御情報取得Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、許可情報依存調理器具制御情報取得手段Sの機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成11>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成10のいずれか一に記載のハードウェア構成及び動作方法プログラムに加えて、図41に示す様に、応答音声情報に基づく応答音声又は/及びテイストを取得する「応答音声テキスト取得Sサブプログラム」、取得した応答音声又は/及びテキストを電話網又は/及びインターネットを介して出力する「電話網・インターネット出力Sサブプログラム」を有するように構成してもよい。「応答音声テキスト取得Sサブプログラム」、電話網・インターネット出力Sサブプログラム」は、応答音声情報出力Sプログラムの実行に際して実行される。メモリに記録された「応答音声テキスト取得Sサブプログラム」をメインメモリに読み込み展開することで、応答音声テキスト取得手段Sの機能が実行される。メモリに記録された「電話網・インターネット出力Sサブプログラム」をメモリに読み込み展開することで、電話網・インターネット出力手段の機能が実行される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームのハードウェア構成及び動作プログラムの発明:その他の構成12>
さらに、実施形態1の各種構成の調理器具制御サーバ装置又は/及び調理器具は、実施形態1の各種構成のハードウェア構成及び動作プログラム構成のいずれか一の構成である。
<実施形態1>
<実施形態1 記録媒体の発明>
実施形態1の音声制御調理器具プラットフォームのハードウエアの構成及び動作プログラムの発明にて説明したすべてのプログラムをコンピュータである調理器具制御サーバ装置及び、調理器具に読取り実行可能に記録した各種記録媒体を提供することができる。
記録媒体とは、代表的にはサーバなどの場合にはハードディスク、メインメモリ、磁気テープ、DVD装置などであり、スマートフォンなどの端末の場合にはROM、マイクロカード、SDカード、マイクロSDカード、RAM(主メモリ(メインメモリ))、ミニハードディスクなどである。ゲーム専用機などの端末の場合にはDVDROM、書換可能DVD、ROM、マイクロカード(フラッシュメモリ)、SDカード(フラッシュメモリ)、マイクロSDカード(フラッシュメモリ)、RAM(主メモリ(メインメモリ))、ミニハードディスク、クラウド上の保存領域などである。
なお、記録媒体に記録される目的としては、音声制御調理器具プラットフォームの調理器具制御サーバ装置及び調理器具へのダウンロード、又は媒体からの直接読取と音声制御調理器具プラットフォーム動作プログラム(調理器具の調理部を直接調理器具制御サーバ装置が制御するような場合)のサーバからの通信による端末への提供(ASP:)の大きく三種類に分けられる。またサーバ上での記録媒体への記録は、一のサーバのみに全体が記録されている必要は必ずしもなく分散記録されるような形態であってもよい。クラウドでの記録もこの記録媒体発明の実施に該当する。また記録媒体としてはサーバ上の記録媒体に記録されたプログラムと、端末の記録媒体に記録されたプログラムとの共同作業でゲームが進行される場合がある。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明>
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:主たる処理の流れ>
図7は、実施形態1の基礎となる構成における処理の流れ及び動作方法の発明の構成の一例を示す図である。図に示す様に、調理器具制御サーバ装置が音声制御調理器具プラットフォームの利用要請を受け(0701)、制御音声情報を取得(0702)した場合には、制御音声に関連付けられた調理器具識別情報の取得(0703)ができると、調理器具制御情報が取得(0704)され、取得した調理器具制御情報から応答音声情報が取得(0705)され、取得した調理器具制御情報と応答音声情報が出力(0706、0707)される。
調理器具は調理器具制御サーバ装置から出力された調理器具制御情報を取得(0708)し、調理器具の制御(0709)を行うことで調理を行い(0710)、調理器具制御情報に基づく調理結果を含む制御結果応答情報を調理器具から調理器具制御サーバ装置に出力(0711)し、制御結果応答情報を取得(0712)した調理器具制御サーバ装置は、取得した制御結果応答情報に対する応答である制御結果応答音声情報を生成して取得(0713)し、調理器具制御サーバ装置は取得した制御結果告知音声情報を出力する(0714)。調理器具制御サーバ装置の応答音声情報出力ステップ(0707)において出力された応答音声情報はキッチン側に配置されているスピーカーによって取得(0715)されて、ユーザに向けて出力(0716)される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成1>
さらに、実施形態1の基礎となる構成の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図10に示す様に、調理器具識別情報の取得後、保持されている調理器具制御情報を検索(1001)することで調理器具制御情報を取得する処理を実行するように構成してもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成2>
さらに、その他の構成1の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図13に示す様に、調理器具制御情報を追加をする処理経路を有する。調理器具制御情報の追加をする処理では、まず調理器具制御情報を追加しようとする者に各メーカーのサーバに対する調理器具制御情報追加記録のための権限があるかを判断(1301)する。権限があると認められる場合には、自社のサーバにある調理器具制御情報記録保持部へアクセス(1302)する。アクセス後、新規の調理器具制御情報が終了したかを判断(1303)し、終了している場合にはアップロード済の新規調理器具制御情報を上書するのか、追加するのか選択(1304)し、選択した方法に従って追記(1305)する。追加の追記が圧のか否かを判断(1306)し、追加の追記が無ければ終了する。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成3>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成1、その他の構成2のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図16に示す様に取得した制御音声情報が上書制御音声に該当するかを判断し(1601)、上書制御音声に該当する場合には上書調理器具制御音声情報の出力(1602)を行う処理を実行するように構成してもよい。取得した制御音声情報が上書制御音声に該当しない場合には、単に制御音声を取得したものとして処理を進める。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成4>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成1からその他の構成3のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図19に示す様に、取得した制御音声の趣旨が明瞭であるか否かを判断(1901)する処理を実行し、趣旨が不明瞭であれば趣旨を明確化するために質問応答音声情報の出力(1902)を行う処理を実行するように構成してもよい。さらに、キッチン側にあるマイクに対してユーザが発声をしている場合には、質問応答音声情報に対してユーザが発する制御音声を取得(1903)し、取得した音声を調理器具制御装置に制御音声情報として出力する(1904)。趣旨不明瞭性の判断において、趣旨が不明瞭ではないと判断された場合には、制御音声情報から調理器具制御情報が取得される。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成5>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成1からその他の構成4のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図22に示す様に、調理器具制御情報取得ステップの実行に際して、時系列調理器具制御情報を取得するためのサブステップ(2201)を実行するように構成してもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成6>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成1からその他の構成5のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図25に示す様に、調理器具制御情報取得ステップの実行に際して、調理対象依存調理器具制御情報取得サブステップ(2501)を実行するように構成してもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成7>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成1からその他の構成6のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図28に示す様に、調理器具が制御音声情報を取得(2801)し、取得した調理器具制御情報を調理器具制御サーバ装置に出力(2802)する処理を実行し、調理器具制御サーバ装置から取得した応答音声情報を調理器具が取得(2803)し、取得した応答音声情報を音声出力(2804)する処理を実行するように構成してもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成8>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成1からその他の構成7のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図33に示す様に、調理器具が状況情報を取得したか否かを判断(3301)し、取得した場合には、状況依存調理器具制御情報取得サブステップ(3302)を処理して調理器具制御情報の取得が行われ、状況依存応答音声情報取得サブステップ(3303)が処理されて、取得した状況情報に依存した調理器具制御情報に基づいた応答音声情報が取得され、応答音声情報として調理器具に出力されるように構成してもよい。状況情報が取得されなかった場合には、状況に依存しない調理器具制御情報が取得され(3304)、取得した調理器具制御情報に基づいて応答音声情報が取得(3305)される。取得された応答音声情報は、調理器具に出力されるように構成してもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成9>
さらに、実施形態1のその他の構成8の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図36に示す様に、調理器具制御情報出力ステップの実行に際し、他調理器具制御情報取得サブステップ(3601)を実行するように構成してもよい。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成10>
さらに、実施形態1の基礎となる構成及びその他の構成1からその他の構成9のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図39Aに示す様に、調理器具制御情報取得ステップの実行に際し、許可情報取得サブステップ(3901)、発声者識別情報取得サブステップ(3902)、許可情報取得サブステップ(3903)、許可情報依存調理器具制御情報取得サブステップ(3904)、を実行するように構成してもよい。調理器具制御情報取得ステップにおける具体的な処理を図39Bに示している。図に示す様に、制御音声情報の取得があるかを判断(3905)し、制御音声情報が取得されている場合には、発声者識別情報の取得が有るかを判断(3906)し、発声者識別情報が取得された場合には、発声者識別情報に基づいて許可情報が取得(3907)される。許可情報と制御音声に基づいて、調理器具制御情報を取得したか否かを判断(3908)し、調理器具制御情報が取得(3909)された場合には、応答音声情報が取得(3910)され、応答音声情報が調理器具に出力(3911)するように構成することが可能である。許可情報と制御音声情報とに基づいて調理器具制御情報が取得されなかった場合には、許否応答音声情報を取得(3912)し、応答音声情報として出力(3911)するように構成することが可能である。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成11>
さらに、実施形態1の基礎となる構成、その他の構成2からその他の構成10のいずれか一に記載の処理の流れ及び動作方法の発明の構成に加えて、図42に示す様に、応答音声情報出力ステップの実行に際して、応答音声テキスト取得サブステップ(4201)が実行され、取得した情報が音声情報であるかテキスト情報であるかを判断(4202)し、音声を取得した場合には、電話網サブステップ(4203)が処理され、電話機能を有する端末にて応答音声が取得されたか判断(4205)し、取得した場合には、受話されたか判断(4206)され、受話された場合には応答音声が出力(4208)され、処理を終了するか判断(4208)するように構成することが可能である。テキスト情報が取得された場合には、テキスト出力サブステップ(4204)が処理され、テキストを受信する機能を有する端末にてテキストが取得されたか判断(4209)し、取得した場合には、テキストを表示を実行する指示があるか判断(4210)し、表示指示がある場合には、応答テキストを表示(4211)し、処理を終了させるか判断(4212)するように構成することが可能である。
<実施形態1 音声制御調理器具プラットフォームの処理の流れ及び動作方法の発明:その他の構成12>
さらに、実施形態1の各種構成の調理器具制御サーバ装置又は/及び調理器具は、実施形態1の各種構成の処理の流れ及び動作方法のいずれか一の方法によって処理を行う。
<実施形態2>
<実施形態2 概要>
<実施形態2から実施形態4 概要>
実施形態2から実施形態4までは、コンピュータである調理器具に読取り実行可能な調理器具制御用のプロトコルデータユニットの構造である。
<実施形態2 構成>
本実施形態の調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造は、
調理器具制御データと、調理器具識別データと、調理器具制御データ識別データと、
からなる。
<実施形態2 構成の説明:調理器具制御データ>
「調理器具制御データ」は、調理器具を制御するためのデータである。具体的には調理器具の調理のためのデバイスを制御して操作するためのデータを含むものであり、コンピュータである調理器具の主メモリに展開されている制御プログラムによって利用されて調理器具デバイスドライバに命令を出し、調理器具デバイスドライバによって調理器具の調理のためのデバイスが制御されて操作される。
調理器具制御データの内容は、実施形態1で記載した調理器具制御情報と同じである。
<実施形態2 構成の説明:調理器具識別データ>
「調理器具識別データ」は、調理器具制御データによって制御すべき調理器具を識別するために利用される情報であって、調理器具識別情報として機能ずる。調理器具制御サーバ装置では、調理器具識別情報と、その調理器具のコンピュータが関連付けられているURLとが紐づけられて保持されており、調理器具識別情報を含んだ調理器具制御用プロトコルデータユニットをネットワーク出力する。調理器具識別情報は、調理器具制御用プロトコルデータユニット内では、ヘッダに記録されていてもよいし、ペイロードに記録さていてもよいし、あるいは、両者に記録されていてもよい。調理器具識別情報は、調理器具のコンピュータのネットワーク上の識別情報であるMACアドレスであってもよい。
調理器具識別データの内容は、実施形態1で記載した調理器具識別情報と同じである。
<実施形態2 構成の説明:調理器具制御データ識別データ>
「調理器具制御データ識別データ」は、調理器具制御サーバ装置からネットワークに出力される複数の調理器具制御データの中からその調理器具制御データを一位に識別するための識別子である。調理器具制御データは、前記調理器具制御データと、他の調理器具制御データ識別データで識別される調理器具制御データとの間でコンピュータである調理器具によって調理器具による調理を制御するために実行される順位を示すデータである実行順位データ部分を含むように構成されている。調理器具によって調理器具による調理を制御するために実行される順位を示すデータとは、調理器具制御サーバ装置から出力される複数の調理器具制御データが調理器具内に蓄積する場合に、調理器具が制御に利用するべき調理器具制御データを適切に選択するための順位付けのことをいう。したがって、時間的には遅く出力された調理器具制御データであったとしても、順位が先に出力された調理器具制御データよりも早く実行することを示す順位である場合には、後に出力された調理器具制御データにしたがって調理器具の制御が行われる。また、調理器具制御データの順位は、先の順位の調理器具制御データに従った調理器具の制御が行われることによって、順位が繰り上がるように構成してもよいし、既に与えられた順位を示す情報の内容は変動させることなくその後も後順位を付与した調理器具制御情報を出力するように構成してもよい。
調理器具制御データ識別データ、すなわち調理器具制御データ識別情報は、前述のように利用される他に、調理器具制御データの変更、削除、追加などによって一の調理器具制御データを管理する目的で利用される場合もある。例えば調理器具制御データ管理データというデータとして機能し、調理器具制御データの変更を調理器具のコンピュータで行うようにすることができる。調理器具制御データは、これ自体がプロトコルデータユニットの形式を有していてよく、例えばその場合には調理器具制御データのペイロード部分の書き換えなどを行う。あるいは、調理器具制御データの複製などを行うために調理器具制御データ識別データが用いられてもよい。特定の調理器具制御データを複製するためにその調理器具制御データを特定するために用いられる。
<実施形態3>
<実施形態3 発明の構成>
本実施形態の調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造は、
調理器具制御データと、調理器具識別データと、調理器具制御データ識別データと、
からなる。
<実施形態3 構成の説明>
<実施形態3 調理器具制御データ>
「調理器具制御データ」は、調理器具制御サーバ装置から出力される、調理器具を制御するためのデータであり、調理器具を制御する調理器具制御情報として機能する。調理器具制御データは、その情報がコンピュータである調理器具によって読取り実行される。データの形は、コンピュータである調理器具内で解釈されて別のデータの形に変更される場合もある。調理器具による調理を制御するために実行されるまでの時間、又は実行する時刻を定めるデータである調理開始タイミングデータを含むように構成されている。調理開始タイミングデータでは、「3時間後に制御開始」「7時間後に制御が終了するように開始」「朝6時に開始」などのように、調理器具制御を開始する時間的なタイミングを示す。調理器具のコンピュータは時間、時刻を取得する機能を有しており、この時間、時刻の情報とこの制御情報とを合わせて利用して調理器具を制御する。時間、時刻の取得は、内部時計を用いてもよいし、例えばインターネット上の標準時計を利用してもよい。また、制御対象となる調理器具と、調理器具制御サーバ装置とが異なる標準時間を利用している場合には調理器具と調理器具制御サーバ装置との間で時差を調整して制御が行われるように構成する。
<実施形態3 調理器具識別データ>
「調理器具識別データ」は、実施形態2の「調理器具識別データ」と同様の構造であり、既に説明済みである。
<実施形態3 調理器具制御データ識別データ>
「調理器具制御データ識別データ」は、調理器具制御サーバ装置からネットワークに出力される複数の調理器具制御データの中からその調理器具制御データを一意に識別するための識別子である。調理器具制御データ識別データは調理器具制御データを識別する情報として機能する。調理器具制御データ識別データ、すなわち調理器具制御データ識別情報は、前述のように利用される他に、調理器具制御データの変更、削除、追加などによって一の調理器具制御データを管理する目的で利用される場合もある。例えば調理器具制御データ管理データというデータとして機能し、調理器具制御データの変更を調理器具のコンピュータで行うようにすることができる。調理器具制御データは、これ自体がプロトコルデータユニットの形式を有していてよく、例えばその場合には調理器具制御データのペイロード部分の書き換えなどを行う。あるいは、調理器具制御データの複製などを行うために調理器具制御データ識別データが用いられてもよい。特定の調理器具制御データを複製するためにその調理器具制御データを特定するために用いられる。
<実施形態4>
<実施形態4 発明の構成>
本実施形態の調理器具制御のためのプロトコルデータユニットのデータ構造は、
調理器具制御データと、調理器具識別データと、調理器具制御データ識別データと、
からなる。
<実施形態4 構成の説明>
<実施形態4 調理器具制御データ>
「調理器具制御データ」は、調理器具制御サーバ装置から出力される、調理器具を制御するためのデータである。調理器具制御データは、メモリに保持されている他の調理器具制御データを上書きする命令を含む上書調理器具制御データ部分を含むように構成される。上書調理器具制御データは、先に出力されて実行前の調理器具制御データあるいは、先に出力されて実行中であり且つ完了前の調理器具制御データに対して、後に出力された上書調理器具制御データを優先するように出力されるデータである。上書調理器具制御データは、上書をするためのデータ構造だけでなく、上書調理器具制御データの優先実行のためのデータと、上書調理器具制御データに劣後した調理器具制御データの取消、中止、強制終了の内一つを実行するためのデータの両方を併せ持つデータである場合を含む。なお、調理器具は、その制御を受けて調理をしている最中は、その調理をする制御に利用された調理器具制御データをメインメモリに保持するように構成することが考えられる。従って、メインメモリに保持されている調理器具制御データが上書によって消失した場合には、その調理は強制終了され、上書に利用された調理器具制御データに基づく制御が行われるように構成することができる。
<実施形態4 調理器具識別データ>
「調理器具識別データ」は、実施形態2に記載の「調理器具識別データ」と同様であり、既に説明済みである。
<実施形態4 調理器具制御データ識別データ>
「調理器具制御データ識別データ」は、実施形態3の「調理器具制御データ識別データ」と同様の構造であり、既に説明済みである。

Claims (3)

  1. 調理器具を制御するための音声情報である制御音声情報を取得する制御音声情報取得部Sと、
    取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する調理器具識別情報取得部Sと、
    取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する調理器具制御情報取得部Sと、
    取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する応答音声情報取得部Sと、
    取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する調理器具制御情報出力部Sと、
    取得した応答音声情報を出力する応答音声情報出力部Sと、
    出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する制御結果応答情報取得部Sと、
    取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声の情報である制御結果告知音声情報を取得する制御結果告知音声情報取得部Sと、
    取得した制御結果告知音声情報を出力する制御結果告知音声情報出力部Sと、
    を有するとともに、
    調理器具制御情報取得部Sは、
    制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する許可情報保持手段Sと、
    取得した制御音声の発声者の識別情報を制御音声に基づいて取得する発声者識別情報取得手段Sと、
    取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する許可情報取得手段Sと、
    許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない許可情報依存調理器具制御情報取得手段Sと、
    を有する
    調理器具制御サーバ装置と、
    調理器具識別情報を保持する調理器具識別情報保持部Cと、
    調理をするための調理部Cと、
    調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する調理制御部Cと、
    調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する調理器具制御情報取得部Cと、
    取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する制御結果応答情報出力部Cと、
    を有する
    調理器具と、
    を有する音声制御調理器具プラットフォーム。
  2. 調理器具制御サーバ装置と、
    調理器具識別情報を保持する調理器具制御情報保持部Cを有する調理器具と、
    を有する音声制御調理器具プラットフォームの動作方法であって、
    調理器具制御サーバ装置は、
    調理器具を制御するための音声である制御音声情報を取得する制御音声情報取得Sステップと、
    取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する調理器具識別情報取得Sステップと、
    取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する調理器具制御情報取得Sステップと、
    取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する応答音声情報取得Sステップと、
    取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する調理器具制御情報出力Sステップと、
    取得した応答音声情報を出力する応答音声情報出力Sステップと、
    出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する制御結果応答情報取得Sステップと、
    取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声の情報である制御結果告知音声情報を取得する制御結果告知音声情報取得Sステップと、
    取得した制御結果告知音声情報を出力する制御結果告知音声情報出力Sステップと、
    を実行するとともに、
    調理器具制御情報取得Sステップにおいて、
    制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する許可情報保持Sサブステップと、
    取得した制御音声の発声者の識別情報を制御音声に基づいて取得する発声者識別情報取得Sサブステップと、
    取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する許可情報取得Sサブステップと、
    許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない許可情報依存調理器具制御情報取得Sサブステップと、
    を実行し、
    調理器具は
    調理をするための調理Cステップと、
    調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する調理制御Cステップと、
    調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する調理器具制御情報取得Cステップと、
    取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する制御結果応答情報出力Cステップと、
    を実行する
    音声制御調理器具プラットフォームの動作方法。
  3. 調理器具制御サーバ装置と、
    調理器具識別情報を保持する調理器具制御情報保持部Cを有する調理器具と、
    を有する音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラムであって、
    調理器具制御サーバ装置を動作させる動作プログラムは、
    調理器具を制御するための音声である制御音声情報を取得する制御音声情報取得Sステップと、
    取得した制御音声情報に基づいて調理器具を識別する情報である調理器具識別情報を取得する調理器具識別情報取得Sステップと、
    取得した制御音声情報に基づいて調理器具識別情報で識別される調理器具を制御する情報である調理器具制御情報を取得する調理器具制御情報取得Sステップと、
    取得した調理器具制御情報に基づいて応答のための応答音声の情報である応答音声情報を取得する応答音声情報取得Sステップと、
    取得した調理器具制御情報を取得した調理器具識別情報と関連付けて調理器具識別情報で識別される調理器具に向けて出力する調理器具制御情報出力Sステップと、
    取得した応答音声情報を出力する応答音声情報出力Sステップと、
    をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムであり、
    出力した調理器具制御情報を受信した調理器具からの制御結果を含む応答情報である制御結果応答情報を取得する制御結果応答情報取得Sステップと
    取得した制御結果応答情報に基づいて制御結果を告知するための告知音声の情報である制御結果告知音声情報を取得する制御結果告知音声情報取得Sステップと、
    取得した制御結果告知音声情報を出力する制御結果告知音声情報出力Sステップと、を有するとともに、
    調理器具制御情報取得Sステップにおいて、
    制御音声の発声者を識別する情報である発声者識別情報と、発声者識別情報に関連付けて制御情報を取得してもよいかを示す許可情報を保持する許可情報保持Sサブステップと、
    取得した制御音声の発声者の識別情報を制御音声に基づいて取得する発声者識別情報取得Sサブステップと、
    取得した発声者識別情報に関連付けられている許可情報を取得する許可情報取得Sサブステップと、
    許可情報に基づいて調理器具制御情報を取得し、又は取得しない許可情報依存調理器具制御情報取得Sサブステップと、
    をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムであり、
    調理器具を動作させる動作プログラムは、
    調理をするための調理Cステップと、
    調理部を調理器具制御情報に基づいて制御する調理制御Cステップと、
    調理器具制御情報を調理器具識別情報と関連付けて取得する調理器具制御情報取得Cステップと、
    取得した調理器具制御情報に基づいた制御の結果を含む応答である制御結果応答情報を出力する制御結果応答情報出力Cステップと、
    をメモリに記録されたプログラムをCPUに展開することで実行可能なプログラムである電気計算機に読取実行可能な音声制御調理器具プラットフォームの動作プログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2023285263A1 (de) * 2021-07-16 2023-01-19 BSH Hausgeräte GmbH Sprachsteuerung für einen kochherd

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