JP6695702B2 - シューズ用ソール - Google Patents

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Description

本発明は、シューズ用ソール、特にスポーツシューズ用ソール、およびそのようなソールを有するシューズに関する。
スポーツシューズなどのシューズは、一般に、アッパーとソールとを含む。
シューズのソールの通常の機能は、踏むおそれのある鋭利な物体から足を保護すること、クッション性をもたらすこと、および滑りを防止できるように地面での安定性をもたらすことであり得る。上記の機能を果たすことを目的とした、シューズソールの多くの設計が知られている。例えば、シューズと地面との間に安定した接触をもたらすために、ソールは、地面に貫入するように構成され得る外形要素、例えばスタッドまたはナップを含むことができる。ソールの外形要素の異なる設計が、例えばEP0340053B1またはDE3127793C1から公知である。
次に、シューズのアッパーの基本的な機能は、シューズ内およびソール上に足を固定することであり得る。シューズの特定の適用に応じて、様々なさらなる機能をアッパーによりもたらすことができる。例えば、アッパーは、良好な通気もしくは断熱をもたらすことができ、または水がシューズに入らないようにすることができる。特にサッカーシューズの場合、サッカーボールを制御するようにアッパーを最適化することができる。
例えば、EP1484991B1は、連続した弾性伸張可能なスリーブのみを含む、編上げ履物用カバーを開示しており、スリーブ上部の外側がボールの制御を助ける粗面ゾーンを含む。さらに、GB2412287は、サッカーブーツのスイートスポットに巻き付くバンドを開示しており、このバンドは、サッカーボールとサッカーブーツとの間の摩擦を大きくするコーティングを有して、より高い精度でボールに当てることができるようにする。WO2009/149055A1は、ソールシステムのアーチ部に屈曲部を有する、サッカー用履物を開示している。ソールシステムは、着用者がボールを止めて捕える能力を強化するトラップ部を含む。
しかしながら、サッカーなどの最近の球技では、スピードやプレーヤの技術についての要件がさらに高まっている。したがって、より速いスピードおよびより良好なボール制御を可能にする、改良されたシューズを提供する必要がある。
EP0340053B1 DE3127793C1 EP1484991B1 GB2412287 WO2009/149055A1
上記の必要は、請求項1に記載のスポーツシューズ用ソールによって少なくとも部分的に満たされる。
一例では、スポーツシューズ、特にサッカーシューズ用ソールは、複数の外形要素と、摩擦要素とを含む。外形要素は、摩擦要素がスポーツボールに接触してソールの下側とスポーツボールとの間の摩擦を大きくするように分散される。
したがって、アッパー上だけでなく、シューズのソールの下側でボールに接触したときにも、優れたボール制御を可能にするシューズを提供することができる。同時に、外形要素を用いることで、地面での十分な安定性をソールによりもたらすことができる。したがって、本発明のソールは、改善されたボール制御をもたらして、プレーヤがシューズのすべての面でボールを効果的に制御できるようにする。アッパーによるボール制御と、ソールの外形要素による地面での安定性とを別々に最適化する代わりに、両方の機能をソール自体によってもたらすことができる。
上記態様により、例えばサッカープレーヤにとって広範囲の新しい技が可能となり、このスポーツへの新たな道を開くことができる。足全体の周囲の途切れのない360°ボール制御ゾーンを提供することにより、スポーツのレベルを高めることのできる新しい競技技術をもたらすことができる。特に、アーバンサッカーという新たなスポーツに適したソールを提供することができる。このタイプのサッカーは、小さい人工芝のピッチにおいて、速いスピードで行われる。本発明のソールは、高レベルのボール制御およびそれに必要なトラクションを満たすのに適している。
複数の外形要素を、地面に貫入するように構成することができる。したがって、これらの外形要素を、地面でソールが滑らないように特に適応させることができる。例えば、外形要素は、スタッドおよび/もしくはナップおよび/もしくはリッジなどを含むことができ、または単にスタッドとして実施することができる。
複数の外形要素を、ソールのヒール部および/またはフォアフット部に設けてもよい。素早いターンや動きをするときに、これらの部分で特に大きな力が生じ得る。したがって、これらの部分に外形要素があると、地面でのソールの安定性を特に高めることができる。
外形要素を摩擦要素の周りに配置してもよい。これにより、外形要素が確実に摩擦要素に干渉しなくなると同時に、それにもかかわらず、ソールは摩擦要素を含むソールの部分に安定性をもたらす。例えば、摩擦要素をフォアフット部に配置してもよく、複数の外形要素の少なくとも一部を、摩擦要素の周りでフォアフット部に配置してもよい。したがって、ソールは、地面での良好なトラクションと、シューズのフォアフット部での良好なボール制御とをもたらすことができる。このフォアフット部では良好な安定性が特に重要であり、サッカーをするときには、ボールに接触するためにフォアフット部が最もよく使用される。
摩擦要素を、ソールのフォアフット部および/または中足部の内側および/またはヒール部に配置してもよい。摩擦要素は、シューズのフォアフット部に少なくとも部分的に巻き付いていてもよい。
摩擦要素を、ソールに恒久的に取り付けてもよい。これにより、ユーザによる煩雑な摩擦要素の取付けおよび取外しが不要となり得る。同時に、例えばランニングまたはキック中に、滑ったり、摩擦要素が偶発的に外れたりすることが避けられる。例えば、起伏の多い野外条件下においても耐久性のある連結をもたらすことのできる接着によって、摩擦要素を恒久的に取り付けることができる。
摩擦要素は、外形要素の材料と比べて、スポーツボールとの摩擦がより大きい材料、例えばゴムを含んでよい。言い換えると、摩擦要素自体の材料が、摩擦要素の特定の表面構造を必ずしも必要とすることなく、より大きい摩擦をもたらすものであってよい。摩擦要素を、形状の制限なく設計することができる。特に、摩擦要素は、その外面が基本的に平坦であってよく、これにより、製造が簡単になり、必要な材料が少なくなる。
摩擦要素は、ゴムの外層を含んでよい。外層を、基層、特に布地層の上に設けることができる。ゴムの代わりに、例えば、TPUまたはシリコーンを使用することも可能であり、これを基層の上に圧延、噴霧、射出、またはスクリーン印刷することができる。また、基層なしで、1枚のゴムを摩擦要素として使用してもよい。
ゴム層を含む布地層を、例えば、ソールに接着することができる。ソールへの接着前に、ゴム層を布地層に塗布してもよい。布地層を、ソールとの良好な恒久連結をもたらすように最適化してもよい。ゴム層は基本的に平坦であってよい。あるいは、ゴム層は表面構造を含んでもよい。
摩擦要素は、フォアフット部の外側からフォアフット部の内側へ延びることができる。したがって、フォアフット部でスポーツボールに接触したときに、ソール全体にわたって、高レベルのボール制御をもたらすことができる。そのようなソールは、フォアフット部がボール制御の重要な役割を果たすサッカーシューズに特に適応し得る。
ソールは、摩擦要素を受けるための凹部を含んでもよい。凹部により、例えば、摩擦要素とソールの下側とを基本的に同一平面上に配置することができる。これにより、摩擦要素の縁部でボールに接触したときに、ボール制御をさらに向上させることができ、ソール上での摩擦要素のより耐久性のある連結が可能になり得る。
複数の外形要素は、少なくとも1つの第1の外形要素と、複数の細長の第2の外形要素とを含むことができる。細長の第2の外形要素は、第1の外形要素の周りに分散され、第1の外形要素から半径方向に延びることができる。この配置により、スポーツボールがソールの下面で摩擦要素に接触できるように、外形要素の配置にもかかわらず、地面でのソールの安定性を特に向上させることができる。第2の外形要素を第1の外形要素の周りに配置することにより、第1の外形要素によってもたらされる安定性が高めることができる。したがって、第1の外形要素をより短くなるように構成して、スポーツボールが摩擦要素に接触できるようにするための第1の外形要素間の距離に対する要件を軽減することができる。
少なくとも1つの第1の外形要素は、基本的に半径方向に対称であってよい。これにより、ターンをするときに地面で第1の外形要素を容易に回転させることが可能になり得る。同時に、これによってすべての方向に同程度の安定性をもたらすことができる。この第1の外形要素によりもたらされる基本的な安定性を、必要に応じて第2の外形要素により、場合によっては非対称に精密化してもよい。
少なくとも1つの第1の外形要素を、ソールのフォアフット部またはヒール部に配置することができる。一部の例では、いくつかの第1の外形要素をソールのフォアフット部および/またはヒール部に設けることができる。これらの部分に配置された第1の外形要素は、地面での特に高い安定性をシューズにもたらすことができる。
細長の第2の外形要素は、少なくとも1つの第1の外形要素よりも高さが低くてよい。したがって、第1の外形要素は、ソールの基本的な固定をもたらすことができる。より短い第2の外形要素を、ソールによってもたらされるトラクションをより精密に微調整するように配置してもよい。第2の外形要素の高さを人工芝に適応させてもよい。
ソールは、少なくとも1つの第1の外形要素と複数の第2の外形要素とを含むことができ、複数の第2の外形要素は、例えば、少なくとも1つの第1の外形要素の周りに格子状に配置される。第2の外形要素は細長であってよい。第2の外形要素は、交差点および/または連結点を含むように配置されてもよく、少なくとも2つの第2の外形要素は互いに交差および/または互いに連結する。例えば、少なくとも1つの交差点で、6個の第2の外形要素が合うことができる。
細長の第2の外形要素は、少なくとも1つの第1の外形要素の直径よりも大きい長手方向伸長部を有することができる。したがって、第1の外形要素を「局所的に」配置することができ、細長の第2の外形要素はソールのより大きい部分にわたって延びることができる。第2の外形要素が細長であるため、第2の外形要素は、その幅よりも大きい長手方向伸長部を含む。細長の第2の外形要素の1つまたは複数またはすべての長手方向伸長部は、第1の外形要素の直径の少なくとも2倍であってよい。同時に、細長の第2の外形要素の1つまたは複数またはすべての幅は、第1の外形要素の直径より小さいか、または少なくとも2分の1であってよい。このように細長の第2の外形要素により、ソールのねじれおよび滑りに対する特定の安定性をもたらすことができる。
本発明の別の態様では、前述したソールを含むシューズ、特にスポーツシューズが提供される。
そのようなシューズでは、摩擦要素がシューズのアッパーに少なくとも部分的にわたって延びることができる。したがって、ソールの下側からシューズのアッパーへ延びる領域で途切れのないボール制御を行うことができる。さらに、ソールからアッパーに部分的にわたって延びる摩擦要素は、ソールとアッパーとの密な連結を助けることができる。摩擦要素は、アッパーの様々な領域、例えばアッパーのフォアフット部の甲領域にわたって延びるように設計されてもよい。摩擦要素は、アッパーの材料と比べて、スポーツボールとの摩擦がより大きい材料を含むことができる。
摩擦要素は、アッパーのフォアフット部とソールのフォアフット部とを少なくとも部分的に囲むことができる。そのような摩擦要素は、ボール制御性を向上させ得る、シューズのフォアフット部周囲の途切れのない360°領域を提供することができる。摩擦要素をソールおよびアッパーに接着して、耐久性のある連結をもたらすことができる。摩擦要素の内面とアッパーおよびソールの外面とを、接着時に安定した連結をもたらすように構成することができる。
また、例えば、面ファスナシステムによって、適切な接着剤によって、ねじなどによって、摩擦要素をソールおよび/またはアッパーに取外し可能に連結することも可能である。したがって、例えば摩擦要素が摩耗したときや、異なるグレードの摩擦を持つ摩擦要素が必要なときに、使用済みの摩擦要素を新しい摩擦要素と交換することができる。また、取外し可能な摩擦要素を使用して、フォアフット部でシューズを締め付けたり緩めたりすることも可能である。これにより、シューズのフィット性を向上させることができる。摩擦要素が異なる色を有して、取外し可能に連結された摩擦要素を異なる色の別の摩擦要素と交換できるようにしてもよい。さらに、取外し可能な摩擦要素が異なる材料または異なる設計を有することができる。例えば、取外し可能な摩擦要素は、異なる材料または異なる設計を有することができる。例えば、第1の摩擦要素を湿潤状態に使用することができ、第2の摩擦要素を乾燥状態に使用することができる。このために、取外し可能な摩擦要素は、異なる材料、例えばゴム、シリコーン、TPU、布材料、またはボールとの適切な摩擦をもたらす他の材料、またはこれらの組合せを含むことができる。例えば、摩擦要素が、ゴムなどの層を取り付ける基層を含む場合、ゴム材料を異なる方法で基層に付着させて、基層上にゴム材料の異なる形状またはパターンを作製することができる。異なる形状またはパターンにより、異なる摩擦特性が生じ得る。したがって、異なる摩擦係数を有する摩擦要素を作製することも可能である。
取外し可能に連結された摩擦要素のビジネスモデルは、本発明によるソールを有するシューズと摩擦要素とを別々に販売することであり得る。ソールを有するシューズを、摩擦要素なしで販売してもよい。基本装備としての1つもしくは2つの摩擦要素、または1組の摩擦要素を有するシューズを販売してもよい。シューズを競技者に直接合わせて調節して販売することができる。さらに、摩擦要素または複数組の摩擦要素を別々に販売してもよい。前述したように、摩擦要素は、例えば、大きさ、材料、色、設計などが異なっていてもよい。本発明によるソールを有するシューズを既に入手した顧客は、希望に応じて様々な摩擦要素をさらに入手することができる。さらに、顧客は、ある摩擦要素を有するシューズを注文することができる。その場合、モジュール構想に従って、摩擦要素の装着を工場で行ってもよい。
シューズは、アッパーおよび/またはソールの様々な部分に配置される、1つまたは複数のさらなる摩擦要素を含んでもよい。例えば、1つまたは複数のさらなる摩擦要素を、アッパーおよび/またはソールのフォアフット部および/またはヒール部に配置してもよい。
本発明の別の態様は、少なくとも1つの第1の外形要素と、複数の細長の第2の外形要素とを含む、スポーツシューズ、特にサッカーシューズ用ソール、例えばアウトソールである。細長の第2の外形要素は、少なくとも1つの第1の外形要素の周りに分散され、少なくとも1つの第1の外形要素から半径方向に延びる。そのようなソールは、前述した摩擦要素を備えていても備えていなくてもよい。特に、そのようなソールは、前述した様々な特徴、および、より詳細な例に関して、特に、存在する可能性のある摩擦要素とは関係なく、第1の外形要素および第2の外形要素に関してさらに後述する様々な特徴を含むことができる。本発明のさらなる態様は、そのようなソールを有するシューズ、特にスポーツシューズである。
以下の図面を参照しながら、本発明の可能な実施形態について、これに続く詳細な説明でさらに詳細に説明する。
外形要素と摩擦要素のための凹部とを有するソールの例を示す図である。 摩擦要素と、第1の外形要素および第2の外形要素とを有するソールの例を示す図である。 ソールと摩擦要素とを有するシューズの例を示す図である。 摩擦要素と、第1の外形要素および第2の外形要素とを有するソールのさらなる例を示す図である。 摩擦要素と、第1の外形要素および第2の外形要素とを有するソールのさらなる例を示す図である。 第2の外形要素の例の横断面図である。 第2の外形要素の例の横断面図である。
本発明の可能な実施形態について、簡単にするために主にサッカーシューズに関連して以下で説明する。しかしながら、本発明の概念を、他のタイプのスポーツシューズ、例えば、ラグビーシューズ、マウンテンバイクシューズ、またはスノーボードシューズに同様に当てはめることができる。
さらに、簡潔にするために、少数の実施形態のみについて以下で説明する。当業者は、これらの実施形態に関して説明される特定の特徴を修正し、異なって組み合わせることができ、かつ個々の特徴が本質的でない場合にはこれらを省略できることを理解するだろう。上記段落の一般的な説明は、以下のより詳細な説明についても有効である。
図1は、シューズ、特にサッカーシューズまたはアーバンサッカーシューズ用のソール100、例えばアウトソールの一例を示す。ソール100は、ソール100のフォアフット部110およびソール100のヒール部120に配置された複数の第1の外形要素151〜153を含む。さらに、ソール100は、フォアフット部110、ヒール部120、および中足部にも配置された複数の第2の外形要素155を含む。第1の外形要素151〜153および第2の外形要素155は、地面での安定性をソール100に与えるように構成される。加えて、ソール100は、フォアフット部110に凹部131を含み、この凹部131は、スポーツボール10に接触するための摩擦要素を受けて、ソール110の下側とスポーツボール10との間の摩擦を大きくするように構成される。第1の外形要素151〜153および第2の外形要素155は、凹部131に配置された摩擦要素がソール100の下側とボール10との間に接触部位をもたらすことができるようにソール上に分散される。すなわち、外形要素の寸法および外形要素の互いに対する距離は、スポーツボール10、例えばサッカーボールとソールの下側の摩擦要素との接触部位が有効になるように設計される。例えば、周囲68〜70cmの一般的なサッカーボール(5号サイズ)のための接触部位を設けることができる。しかしながら、より小さいサイズのスポーツボールに適応させた接触部位を設けてもよい。ソール100は一体構造であり、すなわち、例えば、射出成形または他の方法、例えば3D印刷により、第1の外形要素および第2の外形要素を、ワンステップ手順でソールと共に作製することができる。他の例では、第1の外形要素および/または第2の外形要素を別個に作製することができる。第1の外形要素および第2の外形要素の材料が異なっていてもよい。場合により、第2の外形要素と第1の外形要素の基部とを、ワンステップ手順でソールと共に作製することができ、追加の作製ステップを用いて、第1の外形要素の上部を設けることができる。最初に第1の外形要素の上部を設け、その後、追加の作製ステップにおいて、第2の外形要素と第1の外形要素の基部とを設けることも可能である。
凹部131は、フォアフット部110の外側から内側へ延びる。さらに、凹部131は、ソール100を合わせるシューズのサイズに応じて、約2〜8cmまたは3〜7cmの平均幅を有する。第1の外形要素151、152は、互いに対して、その高さに応じて、凹部131の幅、例えば5〜10cmよりもわずかに大きい距離をおいて配置される。凹部131に挿入される摩擦要素の厚さに応じて、凹部の深さを、例えば0.25〜5mm、0.5〜4mm、または1〜3mmの範囲で変化させることができる。一部の例では、凹部131は、摩擦要素がソール100の下側と同一平面上にあるように設計される。したがって、凹部に131に関して示した前記寸法を、凹部131に挿入する摩擦要素にも当てはめることができる。摩擦要素のための凹部131を設けることにより、摩擦要素とソール100との連結の耐久性を高めることができる。しかしながら、凹部131は、耐久性のある連結をもたらすために必要ではなく、したがって他の例では省略してもよい。第1の外形要素151、152は、摩擦要素のために設けられた凹部131の周りに配置される。
第1の外形要素151〜153は、地面に向かってテーパ状であり得る全体として円筒形の形状を有する。第1の外形要素151〜153の上部の直径は、4〜15mmの範囲または6〜12mmの範囲であってよい。第1の外形要素151〜153の下部の直径は、上部の直径の50〜80%の範囲または60〜70%の範囲であってよい。フォアフット部110の第1の外形要素151、152の直径は、ヒール部120の第1の外形要素153の直径より小さくてよい。これらの直径を0〜40%または10〜30%小さくすることができる。第1の外形要素151〜153の高さは、3〜15mmの範囲または4〜10mmの範囲であってよい。フォアフット部110の第1の外形要素151、152の高さは、ヒール部120の第1の外形要素153の高さより低くてよい。例えば、フォアフット部110の第1の外形要素151、152は6〜8mmの高さを有することができ、ヒール部120の第1の外形要素153は9〜12mmの高さを有することができる。フォアフット部110および/またはヒール部120のそれぞれにおいても、第1の外形要素151〜153の寸法を変化させることができる。例えば、フォアフット部110の前部、例えばトウ部の1つまたは複数の第1の外形要素が約5mmの高さを有することができ、フォアフット部110の後部の1つまたは複数の第1の外形要素が約6mmの高さを有することができる。さらなる例として、ヒール部120の前部、すなわち、フォアフット部110に近い部分の1つまたは複数の外形要素が約9mmの高さを有することができ、ヒール部120の後部の1つまたは複数の第1の外形要素が約10mmの高さを有することができる。他の例では、非半径方向に対称の形状、例えば矩形、正方形、三角形などを有する第1の外形要素を設けてもよい。円筒形の第1の外形要素について前述した高さおよび直径を、これらの非半径方向に対称の形状について用いることもできる。
例100では、第2の外形要素155が、第1の外形要素151〜153、155よりも低い高さを有する。第2の外形要素は、0.5〜10mm、または1〜8mm、または2〜6mmの範囲の平均高さを有することができる。第2の外形要素155は細長で、第1の外形要素152の周りに分散され、第1の外形要素152から半径方向に延びる。例100では、細長の第2の外形要素155が各々、第1の外形要素152の直径よりも大きい長手方向伸長部を有する。第2の外形要素は、フォアフット部110の第1の外形要素からヒール部120の第1の外形要素へ延びることができる。
図2は、ソール200の実施形態を示す。ソール200は、ソールのフォアフット部210およびヒール部220に配置された複数の第1の外形要素250を含む。さらに、ソールは複数の第2の外形要素255を含む。第1の外形要素250および第2の外形要素255は、領域260に配置される。領域260は、ソールのフォアフット部の前部(例えばトウ部)および後部、ヒール部120、ならびに中足部の外側に設けられる。ソールは、フォアフット部210に配置された摩擦要素230をさらに含む。摩擦要素230は、フォアフット部の内側から外側へ延び、その幅は、概ねソールの外側から内側へ小さくなる。摩擦要素230の幅が、シューズの内側から外側へ小さくなってもよい。さらに、摩擦要素230の幅を、シューズの内側から外側まで一定に維持しても、S字湾曲のように変化させてもよい。例えば、摩擦要素230は、2cm超または4cm超の幅を有することができる。他の例では、摩擦要素230は外側から内側へ延びなくてもよい。代わりに、摩擦要素230を、フォアフット部210の外側、内側、またはある領域、例えば中心に配置してもよい。そのような摩擦要素は、2〜10mm、3〜8mm、または3〜6mmの横方向伸長部を有することができる。摩擦要素は、ソール200のフォアフット部210の横方向伸長部の1/4、1/3、1/2、または2/3超を覆う横方向伸長部を含むことができる。摩擦要素230を、ソール200の凹部に配置してもよい。摩擦要素230が外側から内側へ向かう方向に延びるが、完全に内側まで延びなくてもよい。これにより、内側から摩擦要素をなくすことができる。内側は、ボールをキックするために使用されることが多い。そのため、内側に摩擦要素がなければ、摩擦要素の摩耗を減らすことができる。
摩擦要素230は基層を含むことができ、基層の上にゴムの層を圧延、噴霧、射出、またはスクリーン印刷などすることができる。例えば、ゴム材料を基層上に付着させて、基層上にゴム材料の所望の形状またはパターンを得ることができる。一例では、ゴム材料を液体または他の柔軟な形で塗布することができ、続いて、型押しなどによりゴム層内に表面構造を作製することができ、または基本的に平坦なゴム層を作製することができる。その後、ゴム材料を、例えば熱により乾燥させることができる。一部の例では、ゴムの連続層を基層上に塗布し、かつ/または規則的な表面構造パターンを基層上に作製して、摩擦要素の外面に均一な度合いの摩擦をもたらすことができる。他の例では、摩擦要素の特定の部位が、異なる特性を備えていてもよい。これは、図3に関して説明するように、摩擦要素が、シューズのアッパーの一部を含む可能性のある大きい部位にわたって延びる場合に、特にそうであってよい。基層は、例えば、布地層、例えば、編布、不織布、または織布材料を含むことができる。しかしながら、例えばゴムを含む摩擦要素を、基層なしでソールに塗布してもよい。ゴムの代わりに、例えばTPUまたはシリコーンを使用することも可能であり、これを基層の上に圧延、噴霧、射出、またはスクリーン印刷することができる
例200では、追加の摩擦要素232が、中足部の内側でソール200に取り付けられて、同様に優れたボール制御を達成できるようにしている。他の例では、異なる、および/またはさらなる摩擦要素を、例えばヒール部に加えてもよい。
図1を参照して説明したように、ソール200の外形要素250、255を設計することができる。4個の第1の外形要素250をフォアフット部210に設けることができ、フォアフット部210の前部および後部の各々が、一対の第1の外形要素250を含む。各対の一方の第1の外形要素が外側に配置され、他方がソール200の内側に配置される。ソール200の外側の2つの第1の外形要素は、内側の2つの第1の外形要素よりも互いに大きく離間していてよい。加えて、3つの第1の外形要素250をソール200のヒール部220に設けることができる。これらの第1の外形要素250のうちの2つをソール200の外側に配置することができ、3つ目を、ソール200の内側で、外側の2つの間に略等間隔に配置することができる。第2の外形要素255は、中足部全体にわたって延びることができ、かつ/またはソール200のフォアフット部210およびヒール部220の第1の外形要素250を連結することができる。第2の外形要素255は、フォアフット部210の外側の第1の外形要素250からヒール部220の内側の第1の外形要素250へ延びることができる。これにより、中足部のソールを補強することができる。中足部全体にわたって延びる第2の外形要素255は、横への動きを支えるように設計される。第2の外形要素255の1つまたは複数は、3cm超、または6cm超、または9cm超の長手方向伸長部を有することができる。隣接する第2の外形要素255は、約1〜15mm、3〜12mm、または4〜10mmだけ離間していてよい。第1の外形要素250の周りで、第2の外形要素255は略等間隔であってよい。第1の外形要素250の周りの1つの象限に、例えば2〜12個、3〜9個、または例えば4〜5個の第2の外形要素255を配置することができる。
さらなる第2の外形要素255が、フォアフット部またはその前部(例えばトウ部)に延びていてもよい。前部の第2の外形要素255は、高速なスプリント運動を支えるように設計される。
さらなる第2の外形要素255が、ソールの後部(例えばヒール部)に延びていてもよい。ヒール部の第2の外形要素255は、地面でのグリップを支えるように設計される
図3は、シューズ300、特にサッカーシューズまたはアーバンサッカーシューズの実施形態の上面図および側面図である。シューズ300はソール301を含み、ソール301は、図1および/または図2に関して説明したように設計可能な複数の第1の外形要素350および第2の外形要素355を有する。ソール301の例では、第1の外形要素350とソール301の下面との移行が、図1および図2のソール100、200のそれぞれにおける移行よりも滑らかであるように設計され得る。また、第1の外形要素はテーパ状であり、その細端部に、4〜12mm、または6〜10mmの直径を有することができる。ソール301の第2の外形要素355は、図1および図2を参照して説明したものと略同様であってよい。また、ソール301は、オプションのヒール補強部390を含む。
図3からわかるように、ソールの外形要素350、355は、ソール301の下面とスポーツボール、例えばサッカーボールとの間に接触部位370を設けることができるように配置される。摩擦要素330は、ボールがソール301の下側の摩擦要素330に接触して、ソール301の下側とスポーツボールとの間の摩擦を大きくすることができるように、ソール301上に配置される。また、摩擦要素330は、シューズ300のアッパーに部分的にわたって延びる。特に、摩擦要素330は、ソール301の部位370周りのアッパーのフォアフット部の内側からアッパーのフォアフット部の外側へ延びる。摩擦要素330を、シューズ300のフォアフット部に部分的に巻き付けることができる。摩擦要素330の両端部は、シューズ300のアッパーに小さい間隙355を有して互いに隣接して配置されるように、互いに適応される。
結果として、優れたボール制御を有する略360°の接触部位が、摩擦要素330によりシューズ300のフォアフット部に設けられる。他の例では、間隙335を異なって形成してもよく、またはそのような間隙を設けなくてもよい。間隙を設けないか、または少なくとも連続した間隙を設けない場合には、摩擦要素330がフォアフット部を囲む。一部の例では、摩擦要素330がシューズ300のフォアフット部および/または他の部分を完全に囲むことができる。あるいは、摩擦要素330は、シューズのフォアフット部を部分的に囲んで、例えばシューズ300のトウ部を開いたままにしてもよい。場合により、摩擦要素330は1つまたは複数のスロット336を含んでもよい。
摩擦要素330を、アッパーおよびソール301のそれぞれの表面に接着することができ、摩擦要素の下側を、アッパーおよびソール301のそれぞれに耐久的に連結するように構成することができる。摩擦要素330を用いてシューズ300を締め付けることもできる。例えば、摩擦要素を張力によりフォアフット部の周りに当て、例えば巻き付けて、フォアフット部がピンと張るようにすることができる。オプションとして、摩擦要素330をアッパーおよび/またはソール301に接着しなくてもよい。例えば、アッパーおよび/または摩擦要素330のソール側にある、摩擦要素330を締め付けるための面ファスナにより、摩擦要素330をソールおよび/またはアッパーに取外し可能に連結されるように設けて、摩擦要素330を用いてシューズ300のフォアフット部を締め付けることができるようにする。面ファスナの代わりに、適切な接着剤、ねじなどを使用してもよい。したがって、例えば摩擦要素が摩耗したときや、異なるグレードの摩擦を持つ摩擦要素が必要なときに、使用済みの摩擦要素を新しい摩擦要素と交換することが可能である。また、取外し可能な摩擦要素が異なる色を有して、取外し可能に連結された摩擦要素を異なる色の別の摩擦要素と交換できるようにしてもよい。さらに、取外し可能な摩擦要素は、異なる材料または異なる設計を有することができる。例えば、第1の摩擦要素を湿潤状態に使用することができ、第2の摩擦要素を乾燥状態に使用することができる。このために、取外し可能な摩擦要素は、異なる材料、例えばゴム、シリコーン、TPU、布材料、またはボールとの適切な摩擦をもたらす他の材料、またはこれらの組合せを含むことができる。例えば、摩擦要素が、ゴムなどの層を取り付ける基層を含む場合、ゴム材料を異なる方法で基層に付着させて、基層上にゴム材料の異なる形状またはパターンを作製することができる。異なる形状またはパターンにより、異なる摩擦特性が生じ得る。したがって、異なる摩擦係数を有する摩擦要素を作製することが可能である。
摩擦要素330をシューズ300のフォアフット部に巻き付けて、例えば、アッパーおよび/またはソール301のフォアフット部の中央領域で、摩擦要素330の遠位端部が互いに重なるようにしてもよい。この場合、第1の遠位端部を第2の遠位端部に取り付けることにより、第2の遠位端部がアッパーおよび/またはソール301に取り付けられる。
摩擦要素330に加えて、1つまたは複数のさらなる摩擦要素380をシューズ300に設けてもよい。これらを、摩擦を大きくすることが望ましい、アッパーおよび/またはソール301の様々な部分に配置することができる。摩擦要素330に関して説明したのと同様に、摩擦要素380をアッパーに取り付けることができる。加えて、またはあるいは、1つまたは複数の摩擦要素380は、ソール301の一部を覆っていなくてもよく、かつ/または、ソール301をシューズ300のアッパーに取り付ける前にアッパーの下側の周りでアッパーに取り付けられてもよい。1つまたは複数のさらなる摩擦要素380を、アッパーおよび/またはソール301上で摩擦要素330と基本的に同一平面上に配置してもよい。1つまたは複数のさらなる摩擦要素380と摩擦要素330とは重なっていなくてもよく、摩擦要素間に間隙を設けてもよい。摩擦要素330、380が少なくとも部分的に互いに重なることにより、摩擦要素330、380を互いに対して取り付けることも可能である。さらに、巻き付けた摩擦要素330を、さらなる摩擦要素380の1つに取り付け、アッパーには取り付けなくてもよい。
図4Aおよび図4Bは、ソール400の実施形態を示す。ソール400は、ソールのフォアフット部410およびヒール部420に配置された複数の第1の外形要素450を含む。さらに、ソールは、複数の第2の外形要素455を含む。第1の外形要素450および第2の外形要素455は、領域460に配置される。領域460は、フォアフット部410の前部(例えばトウ部)および後部、中足部、ならびにヒール部420に設けられる。ソール400は、フォアフット部410に配置された摩擦要素430をさらに含む。摩擦要素430を、フォアフット部410の前部と後部との間に配置することができる。摩擦要素430は、フォアフット部の内側から外側へ延び、その幅は、概ねソールの外側から内側へ小さくなる。摩擦要素430を、図1〜図3に関連して説明したように設計および/または配置することができる。
ソール400の第1の外形要素450を、図1〜図3を参照して説明したように設計することができる。例えば、4個の第1の外形要素450をフォアフット部410に設けることができ、フォアフット部410の前部および後部の各々が、一対の第1の外形要素450を含む。各対の一方の第1の外形要素が外側に配置され、他方がソール400の内側に配置される。ソール400の外側の2つの第1の外形要素は、内側の2つの第1の外形要素よりも互いに大きく離間していてよい。加えて、3つの第1の外形要素450をソール400のヒール部420に設けることができる。これらの第1の外形要素450のうちの2つをソール400の外側に配置することができ、3つ目を、ソール400の内側で、外側の2つの間に略等間隔に配置することができる。
例400では、第2の外形要素455が、第1の外形要素450よりも低い高さを有する。図4Aの例では、第2の外形要素455は格子状に配置される。第2の外形要素455は、フォアフット部410の第1の外形要素450からヒール部420の第1の外形要素450へ延びることができる。
第2の外形要素455は細長で、第1の外形要素450の周りに分散される。第2の外形要素455の一部は互いに交差する。図4Aに示すように、第2の外形要素455の交差点および/または連結点470がある。交差点および/または連結点470に、図4Bに示すように空洞480があってもよい。また、図4Bに示すように、第1の外形要素450と第2の外形要素455との間に空洞があってもよい。図4Bに例示的に示すように、空洞は、ヒール部側を向いた鋭い角部および/またはソールのトウ部側を向いた滑らかな角部を含むことができる。そのような空洞が全くなくてもよい。
第2の外形要素455は、ソール400の中足部全体、ヒール部420全体、および/またはフォアフット部410全体にわたって延びることができる。第2の外形要素455は、フォアフット部410の第1の外形要素450、例えば、ソール200のフォアフット部の後部およびヒール部420の第1の外形要素450を連結する。フォアフット部410の第1の外形要素450からヒール部420の第1の外形要素450へ延びる第2の外形要素455も、中足部のソールを補強する。
図4Aに見られるように、第2の外形要素455は、特に中足部、フォアフット部410の後部、および/またはヒール部420で、ソール400の縁部上に巻付構造を含むことができ、例えば、第2の外形要素455は、ソール400の縁部上に少なくとも部分的に延びることができる。巻付構造は、フォアフット部410の前部にはなくてよい。
図5Aおよび5Bに見られるように、第2の外形要素455を、例えば三角形横断面および/または凹状三角形横断面を有する異なる横断面に設計してもよい。図4の例では、フォアフット部410のトウ部の第2の外形要素455が、図5Aに示すように、三角形横断面を有して設計される。さらに、摩擦要素430と中足部、例えばフォアフット部の後部との間の部分の第2の外形要素455は、図5Bに示すように、凹状三角形断面を有して設計される。さらに、中足部および/またはヒール部420の前部の第2の外形要素455は、図5Aに示すように、三角形横断面に設計され、これにより、ヒールカウンタの領域、例えばヒール部420の後部の第2の外形要素455を、図5Bに示すように、凹状三角形横断面を有して設計することができる。第2の外形要素455の凹状三角形横断面(図5B参照)を有する例示的な領域が、図4Aに参照符号490で示される。第2の外形要素は、領域490の外側の領域に三角形横断面(図5A参照)を有することができる。
シューズを製造する方法は、以下のステップを含むことができる。複数の外形要素を有するソールを設ける。アッパーを設ける。摩擦要素をソールおよびアッパーの周りに少なくとも部分的に取り付け、摩擦要素がスポーツボールに接触してソールの下側とスポーツボールとの間の摩擦を大きくすることができるようにする。図1〜4を参照して説明したシューズおよびソールを有するシューズを提供するように、方法を適応させてもよい。
以下で、本発明の理解を容易にするためにさらなる実施形態について説明する。
1.a.複数の外形要素(250、255;350、355;450、455)と、
b.摩擦要素(230;330;430)とを含み、
c.外形要素(250、255;350、355;450、455)が、摩擦要素(230;330;430)がスポーツボールに接触してソールの下側とスポーツボールとの間の摩擦を大きくするように分散される、スポーツシューズ、特にサッカーシューズ用ソール。
2.複数の外形要素(250、255;350、355;450、455)が地面に貫入するように構成される、実施形態1に記載のソール。
3.複数の外形要素(250、255;450、455)が、ソールのヒール部(220;420)および/またはフォアフット部(210;410)に設けられる、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
4.外形要素(250、255;350、355;450、455)が摩擦要素(230;330;430)の周りに配置される、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
5.摩擦要素(230;330;430)がソールに恒久的に取り付けられる、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
6.摩擦要素(230;330;430)が、外形要素(250、255;350、355;450、455)の材料と比べて、スポーツボールとの摩擦がより大きい材料を含む、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
7.摩擦要素(230;330;430)が、布地層の上に設けられたゴムの外層を含む、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
8.摩擦要素(230;430)が、フォアフット部(210;410)の外側からフォアフット部(210;410)の内側へ延びる、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
9.摩擦要素を受けるための凹部をさらに含む、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
10.複数の外形要素(250、255;450、455)が、少なくとも1つの第1の外形要素(250;450)と、複数の細長の第2の外形要素(255;455)とを含み、細長の第2の外形要素(255;455)が、第1の外形要素(250;450)の周りに分散され、第1の外形要素(250;450)から半径方向に伸びる、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
11.少なくとも1つの第1の外形要素(250;450)が、基本的に半径方向に対称である、実施形態10に記載のソール。
12.少なくとも1つの第1の外形要素(250;450)が、ソールのフォアフット部(210;410)および/またはヒール部(220;420)に配置される、実施形態10または11に記載のソール。
13.細長の第2の外形要素(255;355;455)が、少なくとも1つの第1の外形要素(250;350;450)よりも高さが低い、実施形態10〜12のいずれか1つに記載のソール。
14.細長の第2の外形要素(255;355;455)が、少なくとも1つの第1の外形要素(250;350;450)の直径よりも大きい長手方向伸長部を有する、実施形態10〜13のいずれか1つに記載のソール。
15.複数の外形要素(250、255;450、455)が、少なくとも1つの第1の外形要素(250;450)と、複数の第2の外形要素(255;455)とを含み、複数の第2の外形要素(255;455)が格子状に配置される、前記実施形態のいずれか1つに記載のソール。
16.実施形態1〜15のいずれか1つに記載のソールを含むシューズ、特にスポーツシューズ。
17.摩擦要素(330)がシューズのアッパーに少なくとも部分的にわたって延びる、実施形態16に記載のシューズ。
18.摩擦要素(330)が、アッパーのフォアフット部とソールのフォアフット部とを少なくとも部分的に囲む、実施形態16または17に記載のシューズ。
19.シューズが、アッパーならびに/またはソールのフォアフット部および/もしくはヒール部に配置される、1つまたは複数のさらなる摩擦要素(380)を含む、実施形態16〜18のいずれか1つに記載のシューズ。
10 スポーツボール
100、200、301、400 ソール
110、210、410 フォアフット部
120、220、420 ヒール部
151〜153、250、350、450 第1の外形要素
155、255、355、455 第2の外形要素
131 凹部
260、460、490 領域
230、232、330、380、430 摩擦要素
300 シューズ
336 スロット
355 間隙
370 接触部位
390 ヒール補強部
470 交差点および/または連結点
480 空洞

Claims (16)

  1. スポーツシューズ用のソールであって、
    a.複数の外形要素と、
    b.前記ソールのフォアフット部の外側から前記フォアフット部の内側へ延びる摩擦要素であって、前記フォアフット部は、前記ソールを前方側からフォアフット部、中足部、およびヒール部の3つの部分に分けた場合において、最も前方に位置する部分である、前記摩擦要素と
    c.前記摩擦要素を受けるための凹部と
    を含み、
    前記摩擦要素がスポーツボールに接触してソールの下側と前記スポーツボールとの間の摩擦を大きくするように前記外形要素が分散され、
    前記外形要素が前記摩擦要素の周りに配置される、前記ソール。
  2. 前記複数の外形要素が地面に貫入するように構成される、請求項1に記載のソール。
  3. 前記複数の外形要素が、前記ソールの前記ヒール部および/または前記フォアフット部に設けられる、請求項1または2に記載のソール。
  4. 前記摩擦要素が前記ソールに恒久的に取り付けられる、請求項1〜3のいずれか一項に記載のソール。
  5. 前記摩擦要素が、前記外形要素の材料と比べて、スポーツボールとの摩擦がより大きい材料を含む、請求項1〜4のいずれか一項に記載のソール。
  6. 前記摩擦要素が、布地層の上に設けられたゴムの外層を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載のソール。
  7. 前記複数の外形要素が、少なくとも1つの第1の外形要素と、複数の細長の第2の外形要素とを含み、前記細長の第2の外形要素が、前記第1の外形要素の周りに分散され、前記第1の外形要素から半径方向に伸びる、請求項1〜6のいずれか一項に記載のソール。
  8. 前記少なくとも1つの第1の外形要素が、基本的に半径方向に対称である、請求項7に記載のソール。
  9. 前記少なくとも1つの第1の外形要素が、前記ソールの前記フォアフット部および/または前記ヒール部に配置される、請求項7または8に記載のソール。
  10. 前記細長の第2の外形要素が、前記少なくとも1つの第1の外形要素よりも高さが低い、請求項7〜9のいずれか一項に記載のソール。
  11. 前記細長の第2の外形要素が、前記少なくとも1つの第1の外形要素の直径よりも大きい長手方向伸長部を有する、請求項7〜10のいずれか一項に記載のソール。
  12. 前記複数の外形要素が、少なくとも1つの第1の外形要素と、複数の第2の外形要素とを含み、前記複数の第2の外形要素が格子状に配置される、請求項1〜11のいずれか一項に記載のソール。
  13. 前記スポーツシューズがサッカーシューズである、請求項1〜12のいずれか一項に記載のソール。
  14. 請求項1〜12のいずれか一項に記載のソールを含むスポーツシューズ。
  15. 前記摩擦要素が前記シューズのアッパーに少なくとも部分的にわたって延びる、請求項14に記載のスポーツシューズ。
  16. 前記スポーツシューズがサッカーシューズである、請求項14または15に記載のスポーツシューズ。
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