JP6693248B2 - コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明はコイル部品に関し、特に巻線が巻回された内部コアと内部コアの外周に配置された外装コアとを備えるコイル部品に関する。
従来技術では、巻線が巻回されたドラムコアによって構成される内部コアと、内部コアを収納する貫通孔が形成された外装コアとを有するコイル部品が提案されている。外装コアには、巻線の端部が電気的に接続される端子電極が固定されており、端子電極を介してドラムコアの巻線に電力が供給される。
外装コアに取り付けられる端子電極の形状としては、例えば外装コアに固定される固定部と、巻線の端部が接続される結線部と、固定部と結線部とを接続する接続部とを有するものが提案されている。さらに、結線部の好ましい形状として、巻線の端部を押さえる押さえ部を設けることにより、巻線の端子電極への固定を容易かつ確実にする形状が提案されている。
特開2015−37156号公報
しかし、従来技術の結線部の形状では、巻線の端部を結線部の押さえ部によって押さえる際に、内部コアの中心位置が外装コアに対して位置ずれを生じる問題が発生している。このような位置ずれの問題は、コイル部品の小型化の実現や、コイル部品の特性ばらつきの抑制の観点から、改善が求められている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされ、その目的は、外装コアに対する内部コアの位置ずれを防止できるコイル部品を提供することである。
本発明に係るコイル部品は、
軸方向に延びる柱状の巻芯部と、前記巻芯部の両端部に設けられた一対の鍔部とを有する内部コアと、
前記巻芯部を巻回する巻回部を有する巻線と、
前記内部コアによって挿通される貫通孔が形成されており、前記内部コアの外周に配置される外装コアと、
前記外装コアの前記軸方向における一方の端面であるコア端面に設けられる第1結線底部を有しており前記巻線の一方の端部である第1端部が接続される第1結線部を、有する第1端子部と、
前記コア端面において前記第1結線底部に対して周方向に所定角度回転した位置に設けられる第2結線底部を有しており前記巻線の他方の端部である第2端部が接続される第2結線部を、有する第2端子部と、を有しており、
前記第1結線部は、前記第1端部の先端側から見て前記第1結線底部から第1回転方向に曲がって前記第1端部を固定する第1巻線固定部を有しており、
前記第2結線部は、前記第2端部の先端側から見て、前記第2結線底部から前記第1回転方向と同じ回転方向に曲がって前記第2端部を固定する第2巻線固定部を有していることを特徴とする。
本発明に係るコイル部品は、第1端子部の第1巻線固定部が、第1回転方向に曲がって巻線の第1端部を固定しており、かつ、第2端子部の第2巻線固定部が、第1回転方向と同じ回転方向に曲がって巻線の第2端部を固定している。このような第1端子部及び第2端子部を有するコイル部品では、第1巻線固定部及び第2巻線固定部を曲げて巻線の両端部を固定しても、内部コアに対して内部コアを回転させる方向の力が生じるものの、内部コアの中心位置をずらす方向には力が生じ難く、内部コアの中心位置が外装コアに対して位置ずれを生じる問題を防止できる。
また、例えば、前記第1結線部は、前記第1端部の先端側から見て前記第1結線底部から前記第1回転方向側とは逆回転方向側に突出し、前記第1巻線固定部に比べて前記第1端部の巻回側で前記第1端部に接触する第1サポート部を有していてもよく、
前記第2結線部は、前記第2端部の先端側から見て前記第2結線底部から前記第1回転方向側とは逆回転方向側に突出し、前記第2巻線固定部に比べて前記第1端部の巻回側で前記第2端部に接触する第2サポート部を有していてもよい。
結線底部から逆回転側に突出するサポート部を有することにより、固定部が巻線の端部を固定する際に、内部コアを移動又は回転させる力が生じる問題を抑制できる。また、サポート部が巻線固定部より巻回側で巻線の端部に接触することにより、第1巻線固定部と第1端部とを本固定する際に、サポート部が邪魔になる問題を回避できる。また、サポート部を有することにより、第1巻線固定部と第1端部とを本固定する際の熱が、巻回部へ伝わる問題を防止できる。
また、例えば、前記第1巻線固定部は、前記第1端部に溶接される第1溶接部と、前記第1溶接部に対して所定の間隔を空けて前記第1結線底部に接続しており前記第1溶接部に比べて前記第1端部における巻回側で前記第1端部を仮固定する第1カシメ部と、を有してもよく、
前記第2巻線固定部は、前記第2端部に溶接される第2溶接部と、前記第2溶接部に対して所定の間隔を空けて前記第2結線底部に接続しており前記第2溶接部に比べて前記第2端部における巻回側で前記第2端部を仮固定する第2カシメ部と、を有してもよい。
巻線固定部が巻線の端部を本固定するための溶接部と、仮固定するためのカシメ部とを有することにより、容易かつ迅速に巻線の端部を固定することができ、また、巻線や内部コアの固定位置精度を向上させることが可能である。
また、例えば、前記第1結線底部と前記第1溶接部との接続位置は、前記第1結線底部と前記第1カシメ部との接続位置より、前記第1端部から離間していてもよく、
前記第2結線底部と前記第2溶接部との接続位置は、前記第2結線底部と前記第2カシメ部との接続位置より、前記第2端部から離間していてもよい。
溶接部と結線底部との接続位置が、カシメ部と結線底部との接続位置より離間していることにより、カシメ部により仮固定した巻線の端部が、溶接部を曲げる際に力を受け、巻線の端部や内部コアが位置ずれを生じる問題を防止できる。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコイル部品の全体斜視図である。 図2は、図1に示すコイル部品の分解斜視図である。 図3は、図1に示すコイル部品の平面図である。 図4は、図1に示すコイル部品における第1端子部と第2端子部の配置を表す平面図である。 図5は、図1に示すコイル部品における第1端子部の斜視図である。 図6は、図1に示すコイル部品における第2端子部の斜視図である。 図7は、図1に示すコイル部品における外装コアの斜視図である。 図8は、第1変形例に係るコイル部品の全体斜視図である。 図9は、図8に示すコイル部品における第1端子部と第1端部との固定部分表す部分拡大図である。 図10は、第2変形例に係る第1端子部を表す斜視図である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るコイル部品10の全体斜視図である。コイル部品10は、ドラムコアの形状を有する内部コア20と、内部コア20を巻回する巻線30(図2参照)と、内部コア20の外周に配置される外装コア40と、外装コア40に取り付けられた一対の端子部である第1端子部50及び第2端子部60とを有する。コイル部品10は、例えば内部コア20における巻芯部22の軸方向が実装面の垂直方向に一致する状態で、基板等に実装される。以下の説明では、図1に示すように、内部コア20における巻芯部22の軸方向をZ軸方向とし、Z軸に直交する方向をX軸方向及びY軸方向とする。また、明細書中において特に断りが無い場合には、上方向はZ軸の正方向を、下方向はZ軸の負方向を意味する。
図2は、図1に示すコイル部品10の分解斜視図である。内部コア20は、軸方向に延びる柱状の巻芯部22と、巻芯部22の両端部に設けられた一対の鍔部である上鍔部24及び下鍔部26とを有する。内部コア20には、巻線30が巻かれている。巻芯部22の表面には、巻芯部22を巻回する巻回部30cが配置されており、巻線30の端部である第1端部30a及び第2端部30bは、上鍔部24の近くで、巻芯部22の表面から外径側へ引き出される。
外装コア40には、内部コア20によって挿通される貫通孔40aが形成されている。図1に示すように、コイル部品10が組み立てられた状態において、外装コア40の貫通孔40aには、巻線30を巻回された内部コア20が収納される。また、図2及び図7に示すように、外装コア40の内周面であるコア内周面48は、貫通孔40aの壁面を構成している。
したがって、図2に示すように、外装コア40のコア内周面48は、内部コア20における上鍔部24の外周面である上鍔部外周面24a及び下鍔部26の外周面である下鍔部外周面26aに対向する。外装コア40のコア内周面48と、内部コア20の上鍔部外周面24a及び下鍔部外周面26aとの間には所定の隙間(ギャップ)が形成される。コア内周面48と上鍔部外周面24a及び下鍔部外周面26aとは、エポキシ系樹脂又はウレタン系樹脂等の接着剤が硬化して形成される接着剤硬化部(不図示)によって接合され、外装コア40と内部コア20とは、互いに固定されている。したがって、コア内周面48と上鍔部外周面24a及び下鍔部外周面26aの間に形成された隙間には、接着剤硬化部が配置された状態となっている。このように、外装コア40は、内部コア20と連結されて磁路を形成し、外装コア40と内部コア20の間に介在する接着剤硬化部は、ギャップ材の役割を果たす。
外装コア40を軸方向(Z軸方向)から見た平面図である図3に示すように、外装コア40を軸方向から見ると、外装コア40は、4角にR形状を施した略4角形の外周形状を有している。これに対して、外装コア40を軸方向から見た場合、外装コア40におけるコア内周面48の周方向形状は円形であり、外装コア40におけるコア外周面46の周方向形状とは異なる。そのため、コア内周面48とコア外周面46との径方向の距離によって規定される外装コア40の径方向厚みは、外装コア40の周方向に沿って変化する。
外装コア40の一方(Z軸正方向)の端面であるコア端面としてのコア上面42は、1対の係合端面42aと1対の支持端面42bを有している。係合端面42aには、後述する第1端子部50における第1上面部52a及び第2端子部60における第2上面部62aが係合する。係合端面42aは、コア上面42におけるY軸方向の中央部分であってX軸方向の両端部に形成されている。
図3に示すように、支持端面42bは、コア上面42において対角線上に位置する2つの角に形成されている。支持端面42bには、後述する第1端子部50における第1結線底部54a及び第2端子部60における第2結線底部64aが、それぞれ設けられる。図7に示すように、支持端面42bは、係合端面42aに比べて、外装コア40の下方向の端面であるコア下面44までの距離が短く、係合端面42aより下方に設けられている。また、図3に示すように、支持端面42bにおける径方向の最大厚みは、係合端面42aにおける径方向の最大厚みより厚い。
図2に示すように、第1端子部50は、外装コア40に固定される第1固定部52と、巻線30の一方の端部である第1端部30aが接続される第1結線部54と、第1結線部54と第1固定部52とを接続する第1接続部56とを有する。第1端子部50は、外装コア40のX軸正方向側に取り付けられる。
図2及び図5に示すように、第1固定部52は、外装コア40におけるX軸正方向側の係合端面42aに係合する第1上面部52aと、外装コア40のコア下面44に係合する第1下面部52bと、第1上面部52aと第1下面部52bを接続しており外装コア40のコア外周面46に対向する第1側面部52cとを有する。第1上面部52a及び第1下面部52bは、第1側面部52cに対して略90度の角度(第1側面部52cとで略L字形状)を形成しつつ、第1側面部52cの上下端部に接続されている。第1下面部52bには、外装コア40のコア下面44に形成された凹部に係合する凸部が形成されている。
図5に示すように、第1上面部52aの径方向長さと第1下面部52bの径方向長さは異なっている。平面図である図3に示すように、第1上面部52aの径方向先端は、外装コア40のコア内周面48より外径側に位置するのに対して、図2に示すように、第1下面部52bの径方向先端は下鍔部外周面26aより内径側に位置する。第1端子部50の第1固定部52は、第1側面部52cの内面と外装コア40のコア外周面46とを接続する接着剤硬化部を介して、外装コア40に固定されている。
図4及び図5に示すように、第1端子部50の第1結線部54は、軸方向に直交するXY平面に平行な第1結線底部54aと、第1結線底部54aに対して所定の方向に曲がって接続している第1巻線固定部54b及び第1サポート部54cとを有する。図3に示すように、第1結線底部54aは、外装コア40のコア上面42における支持端面42bに設けられている。
図3に示すように、第1巻線固定部54bは、巻線30の第1端部30aに溶接される第1溶接部54baと、第1溶接部54baに対して所定の間隔を空けて第1結線底部54aに接続される第1カシメ部54bbとを有している。後述するように、第1カシメ部54bbは、第1溶接部54baに比べて、第1端部30aにおける巻回側(巻回部30c(図2参照)に近い側)で、第1端部30aを仮固定する。
図3及び図4に示すように、第1巻線固定部54bを構成する第1溶接部54ba及び第1カシメ部54bbは、第1端部30aの先端側(X軸正方向側と略一致)から見て、第1結線底部54aから第1回転方向である時計回り方向に曲がって、第1端部30aを固定する。なお、図1〜図6等において、第1カシメ部54bbは第1端部30aを固定していない状態となっているが、これは第1カシメ部54bb(及び第2カシメ部64bb)の形状を分かり易くするための便宜的なものである。実際の完成後のコイル部品10においては、第1カシメ部54bb(及び第2カシメ部64bb)は、図1〜図6に示す状態からさらに時計回り方向に曲げられることにより、第1端部30aをかしめて固定する。第1カシメ部54bbは、第1端部30aをかしめて仮固定するため、V字状の突出片の間に第1端部30aを挟む従来の端子に比べて、仮固定中(第1溶接部54baに溶接前)の第1端部30aが位置ずれし難いという利点がある。
図1に示すように、第1結線底部54aと第1溶接部54baの接続位置Aは、第1端部30aから離間している。その結果、図5に示すように、第1結線底部54aと第1溶接部54baの接続位置Aは、第1結線底部54aと前記第1カシメ部54bbとの接続位置Bより、第1端部30aから離間している。
図3に示すように、第1サポート部54cは、第1巻線固定部54bに比べて、第1端部30aの巻回側で第1端部30aに接触する。図3及び図5に示すように、第1サポート部54cは、第1端部30aの先端側から見て、第1結線底部54aから第1回転方向側とは逆回転方向側である反時計回り側に突出している。したがって、巻線30の第1端部30aは、第1サポート部54cと第1カシメ部54bbとの間を通って、第1結線底部54aの上を外径方向へ引き出されている。なお、第1サポート部54cは、図3〜図5等において、第1カシメ部54bbと同様、第1端部30aを固定していない状態となっている。しかし、第1サポート部54cは、完成後のコイル部品10においては、図3〜図5に示す状態からさらに反時計回り方向に曲げられることにより、第1端部30aをかしめて固定していてもよい。また、第1結線底部54aと第1溶接部54baの接続位置Aは、第1結線底部54aと第1サポート部54cとの接続位置C(図4参照)よりも、第1端部30aから離間していることが好ましい。
図1〜図4に示すように、第1接続部56は、コア外周面46に沿って配置されており、第1固定部52の第1側面部52cと第1結線部54の第1結線底部54aとを接続する。なお、第1端子部50のうち外装コア40に直接接着されているのは第1固定部52における第1側面部52cのみであることが好ましいが、特に限定されない。第1端子部50において、第1側面部52cのみが外装コア40に接着されている場合、第1結線部54の第1結線底部54a及び第1接続部56は、外装コア40の支持端面42b又はコア外周面46に対向しているものの、直接的に外装コア40の表面に固定されてはいない。
図2に示すように、第2端子部60は、外装コア40に固定される第2固定部62と、巻線30の他方の端部である第2端部30bが接続される第2結線部64と、第2結線部64と第2固定部62とを接続する第2接続部66とを有する。図3に示すように、第2端子部60の第2結線底部64aは、第1端子部50の第1結線底部54aに対して周方向に所定角度(実施形態では略180度)回転した位置にある支持端面42bに設けられている。第1端子部50は、外装コア40のX軸負方向側に取り付けられる。
図2及び図6に示すように、第2固定部62は、外装コア40におけるX軸負方向側の係合端面42aに係合する第2上面部62aと、外装コア40のコア下面44に係合する第2下面部62bと、第2上面部62aと第2下面部62bを接続しており外装コア40のコア外周面46に対向する第2側面部62cとを有する。第2上面部62a及び第2下面部62bは、第2側面部62cに対して略90度の角度(第2側面部62cとで略L字形状)を形成しつつ、第3側面部62cの上下端部に接続されている。第2下面部62bには、第1下面部52bと同様に、外装コア40のコア下面44に形成された凹部に係合する凸部が形成されている。
図6に示すように、第2上面部62aの径方向長さと第2下面部62bの径方向長さは異なっている。平面図である図3に示すように、第2上面部62aの径方向先端は、外装コア40のコア内周面48より外径側に位置するのに対して、図2に示すように、第2下面部62bの径方向先端は下鍔部外周面26aより内径側に位置する。第2端子部60の第2固定部62は、第1固定部52と同様に、第2側面部62cの内面と外装コア40のコア外周面46とを接続する接着剤硬化部を介して、外装コア40に固定されている。
図4及び図6に示すように、第2端子部60の第2結線部64は、軸方向に直交するXY平面に平行な第2結線底部64aと、第2結線底部64aに対して所定の方向に曲がって接続している第2巻線固定部64b及び第2サポート部64cとを有する。図3に示すように、第2結線底部64aは、外装コア40のコア上面42における支持端面42bに設けられている。
図3に示すように、第2巻線固定部64bは、巻線30の第2端部30bに溶接される第2溶接部64baと、第2溶接部64baに対して所定の間隔を空けて第2結線底部64aに接続される第2カシメ部64bbとを有している。第2カシメ部64bbは、第2溶接部64baに比べて、第2端部30bにおける巻回側(巻回部30c(図2参照)に近い側)で、第2端部30bを仮固定する。
図3及び図4に示すように、第2巻線固定部64bを構成する第2溶接部64ba及び第2カシメ部64bbは、第2端部30bの先端側(Y軸負方向側と略一致)から見て、第2結線底部64aから第1巻線固定部54bでの第1回転方向と同じ回転方向である時計回り方向に曲がって、第2端部30bを固定する。なお、図3、図4及び図6等において、第2カシメ部64bbは第2端部30bを固定していない状態となっているが、完成後のコイル部品10においては、図3、図4及び図6に示す状態からさらに時計回り方向に曲げられることにより、第2端部30bをかしめて固定する。第2カシメ部64bbは、第2端部30bをかしめて仮固定するため、第1カシメ部54bbと同様に、仮固定中(第2溶接部64baの溶接前)の第2端部30bが位置ずれし難いという利点がある。
図4及び図6に示すように、第2端子部60においても第1端子部50と同様に、第2結線底部64aと第2溶接部64baの接続位置は、第2結線底部64aと前記第2カシメ部64bbとの接続位置より、第2端部30bから離間している。
図3に示すように、第2サポート部64cは、第2巻線固定部64bに比べて、第2端部30bの巻回側で第2端部30bに接触する。図3及び図6に示すように、第2サポート部64cは、第2端部30bの先端側から見て、第2結線底部64aから第1回転方向側とは逆回転方向側である反時計回り側に突出している。したがって、巻線30の第2端部30bは、第2サポート部64cと第2カシメ部64bbとの間を通って、第2結線底部64aの上を外径方向へ引き出されている。なお、第2サポート部64cは、第1端子部50の第1サポート部54cと同様に、完成後のコイル部品10において、図3〜図5に示す状態からさらに反時計回り方向に曲げられることにより、第2端部30bをカシメて固定していてもよい。また、第2結線底部64aと第2溶接部64baの接続位置は、第2結線底部64aと第2サポート部64cとの接続位置よりも、第2端部30bから離間していることが好ましい。
図2に示すように、第2接続部66は、コア外周面46に沿って配置されており、第2固定部62の第2側面部62cと第2結線部64の第2結線底部64aとを接続する。なお、第2端子部60のうち外装コア40に直接接着されているのは第2固定部62における第2側面部62cのみであることが好ましいが、特に限定されない。第2端子部60において、第2側面部62cのみが外装コア40に接着されている場合、第2結線部64の第2結線底部64a及び第2接続部66は、外装コア40の支持端面42b又はコア外周面46に対向しているものの、直接的に外装コア40の表面に固定されてはいない。
図3及び図4から明らかなように、第1端子部50と第2端子部60とは、互いに異なる形状を有している。特に、図4に示す第1結線底部54a及び第2結線底部64aの延びる方向は、巻線30の第1端部30a及び第2端部30bの引出方向と一致している。これにより、コイル部品10は、巻線30を曲げる弾性力により、内部コア20の位置ずれが生じる問題を防止している。
以下に、コイル部品10の製造方法について解説する。最初に、コイル部品10の製造では、内部コア20の巻芯部22に導線を巻回して巻回部30cを形成した後、巻回部30cが巻回された内部コア20を外装コア40の貫通孔40aに挿入する(図2参照)。内部コア20及び外装コア40の材質は特に限定されないが、内部コア20及び外装コア40は、フェライトや金属等の軟磁性材料を用いて作製される。また、巻線30の形成に用いる導線も、表面が絶縁被覆された被覆線であれば特に限定されない。
次に、予め第1及び第2側面部52c、62cの内面に接着剤が塗布された第1端子部50及び第2端子部60を、外装コア40に対して、コア外周面46側から取り付ける(図2参照)。この際、第1及び第2固定部52、62における第1及び第2上面部52a、62aが係合端面42aに係合し、第1及び第2下面部52b、62bがコア下面44に接触することにより、第1及び第2端子部50、60が、外装コア40に対して位置決めされる。巻線30の第1端部30a及び第2端部30bは、第1端子部50の第1結線底部54a及び第2端子部60の第2結線底部64aに沿って配置される。
第1及び第2端子部50、60の材質及び作製方法も特に限定されないが、例えば銅合金等の金属板材を機械加工することにより作製される。なお、この段階では、第1及び第2端子部50、60における第1及び第2溶接部54ba、64baは、図1〜図6等に示す状態まで曲げられておらず、第1及び第2カシメ部54bb、64bbと同様に、先端が上方向を向く状態にされている。
次に、第1及び第2端子部50、60における第1巻線固定部54bの第1カシメ部54bb及び第2巻線固定部64bの第2カシメ部64bbを、図3に示す第1回転方向(時計回り方向)に曲げ、巻線30の第1端部30a及び第2端部30bをかしめ、第1及び第2端子部50、60に仮固定する。さらに、仮固定した部分より先端側の第1及び第2端部30a、30bの絶縁被覆を剥離したのち、第1溶接部54ba及び第2溶接部64baを第1回転方向(時計回り方向)に曲げて第1及び第2端部30a、30bの剥離部分に接触させた後、レーザー溶接等によりこの部分を溶接することで、第1及び第2端子部50、60と第1及び第2端部30a、30bとを本固定する。
最後に、上鍔部外周面24a及び下鍔部外周面26aとコア内周面48との隙間に、ディスペンサー等を用いて接着剤を注入したのち固化させ、内部コア20と外装コア40とを接合することにより、コイル部品10を得る。なお、第1及び第2カシメ部54bb、64bbによる仮固定の後に、第1及び第2サポート部54c、64cについても、図2に示す第1回転方向(時計回り方向)とは逆回転方向の反時計回り方向に曲げることで第1端部30a及び第2端部30bをかしめ、第1及び第2端子部50、60への固定を補強してもよい。
上述したような実施形態に係るコイル部品10は、図3等に示すように、第1及び第2巻線固定部54b、64b、特にその第1カシメ部54bbと第2カシメ部64bbとが、第1及び第2結線底部54a、64aからいずれも同じ回転方向(時計回り方向)に曲がって第1及び第2端部30a、30bをかしめている。第1カシメ部54bbと第2カシメ部64bbとの回転方向を同一方向とすることにより、第1及び第2端部30a、30bを第1及び第2端子部50、60に固定する際、内部コア20の中心位置がずれる問題を効果的に防止できる。
なぜなら、第1カシメ部54bbと第2カシメ部64bbとが、同じ回転方向に曲がって第1及び第2端部30a、30bをかしめることにより、第1及び第2カシメ部54bb、64bbから巻線30を介して内部コア20へ伝えられる力の合力は、軸方向を中心として内部コア20を回転させる方向へ作用する。したがって、第1及び第2カシメ部54bb、64bbによって第1及び第2端部30a、30bをかしめる際に内部コア20へ伝わる力によって、内部コア20の中心位置がずれる問題を防止することができる。内部コア20の中心位置のずれを防止することにより、内部コア20の外装コア40との間に形成されるギャップの大きさ及びこれに伴うコイル部品10の磁気特性を精度良く制御することが可能であり、また、コイル部品10は、良好な生産性を有する。
また、第1及び第2端子部50、60は、図3等に示すように、第1及び第2結線底部54a、64aから第1回転方向とは逆回転方向側に突出する第1及び第2サポート部54c、64cを有する。第1及び第2サポート部54c、64cは、第1及び第2カシメ部54bb、64bbより巻回側であって、かつ逆回転方向側で、第1及び第2端部30a、30bと接触している。このような第1及び第2サポート部54c、64cは、第1及び第2カシメ部54bb、64bbが第1及び第2端部30a、30bをかしめる際に生じる力を受け止めることができるため、かしめて固定する工程において、内部コア20の中心位置がずれる問題を防止することができる。
第1及び第2端子部50、60が第1及び第2サポート部54c、64cを有することにより、第1及び第2端子部50、60と第1及び第2端部30a、30bとの接触面積が広くなる。このため、第1及び第2端子部50、60は、第1溶接部54ba及び第2溶接部64baを第1及び第2端部30a、30bに溶接する際に生じる熱を効果的に放熱し、この熱が巻回部30cに伝わり絶縁被膜等が損傷する問題を防止できる。
また、図3等に示す第1及び第2巻線固定部54b、64bは、別箇に第1及び第2結線底部54a、64aに接続する第1及び第2溶接部54ba、64baと第1及び第2カシメ部54bb、64bbとを有する。これにより、第1及び第2端子部50、60は、第1及び第2カシメ部54bb、64bbによって第1及び第2端部30a、30bを迅速かつ確実に仮固定することが可能である。また、第1及び第2カシメ部54bb、64bbが巻回側に配置されていることにより、第1及び第2溶接部54ba、64baを第1及び第2端部30a、30bに溶接する本固定の際に、第1及び第2カシメ部54bb、64bbによる仮固定部分が邪魔にならず、作業性も良好である。さらに、このような配置は、第1溶接部54ba及び第2溶接部64baを第1及び第2端部30a、30bに溶接する際に生じる熱が、巻線30の巻回部30c側に伝わり難くする効果も奏する。
また、図1及び図5等に示すように、コイル部品10では、第1及び第2溶接部54ba、64baと第1及び第2結線底部54a、64aとの接続位置Aが、第1及び第2カシメ部54bb、64bbと第1及び第2結線底部54a、64aとの接続位置Bより、第1及び第2端部30a、30bから離間している。このようなコイル部品10は、第1及び第2カシメ部54bb、64bbによる仮固定の後、第1溶接部54ba及び第2溶接部64baを第1回転方向(時計回り方向)に曲げる際に、内部コア20の中心位置を移動させる力が生じる問題を防止することができる。
なお、上述した実施形態は本発明に含まれる実施形態の一例にすぎず、発明の課題を解決できる限りにおいて、様々な改変を実施態様に対して加えることができる。例えば、内部コア20は、両端部に鍔部を有するいわゆるドラムコアであるが、コイル部品10に用いられる内部コア20としては図2等に示すものに限定されず、巻芯部22、上鍔部24及び下鍔部26の断面形状は、楕円若しくは多角形等であっても良い。また、内部コア20における上鍔部24と下鍔部26の直径は一致していても良く、また、異なっていても良い。
図8は、本発明の第1変形例に係るコイル部品100を表す外観図である。第1変形例に係るコイル部品100は、第1及び第2端子部150、160における第1巻線固定部154b及び第2巻線固定部の形状が図1に示すコイル部品10と異なることを除き、実施形態に係るコイル部品10と同様である。そのため、コイル部品100については、コイル部品10との相違点のみを説明し、共通点については説明を省略する。
図9は、図8に示すコイル部品100の第1端子部150と第1端部30aとの固定部分表す部分拡大図であり、コイル部品100のうち第1端子部150と第1端部30aのみを表示している。図10に示すように、第1端子部150の第1カシメ部154bbは、その部分より第1結線底部54aに近い基端部分に比べて曲げやすい柔軟部155を有している。第1カシメ部154bbは、柔軟部155より先端側の部分が、柔軟部155より基端側の部分に比べて幅が狭くなっており、第1カシメ部154bbを曲げて第1端部30aをかしめる際、第1カシメ部154bbは、柔軟部155で大きく屈曲する。
このため、柔軟部155を有する第1端子部150は、第1カシメ部154bbを曲げて第1端部30aをかしめる際、第1カシメ部154bbの基端部分が第1端部30aに対して、Z軸方向以外の方向に向かう力を与える問題を抑制し、内部コア20を移動させる力が生じる問題を防止できる。また、柔軟部155より先端側の部分が曲がることにより、第1端部30aをかしめる際に、第1結線底部54aなどの第1端子部150における他の部分が変形する問題も防止できる。図8に示す第2端子部160についても、第1端子部150と同様の柔軟部を有している。
なお、柔軟部155は、図9に示すように第1カシメ部154bbに段差を設け、第1カシメ部154bbの先端側全体を幅狭にする形状に限定されず、カシメ部に切込みを設けて一部のみを幅狭にする形状や、カシメ部の厚みを一部のみ(例えば先端側のみ)薄くする形状であってもかまわない。なお、図8及び図9図において、第1カシメ部154bbは第1端部30aを固定した状態となっているが、図1〜図6に示す第1及び第2端部50、60についても、完成後のコイル部品10においては、図8及び図9図に示す第1カシメ部154bbと同様に、第1端部30aをかしめて固定した状態となっている。
また、図3及び図4に示す第1カシメ部54bbと第2カシメ部64bbとは、第1及び第2結線底部54a、64aからいずれも時計回り方向に曲がっているが、これらは同じ回転方向であればよく、例えば、いずれも反時計回り方向に曲がっていてもよい。
また、図1〜図6に示す第1及び第2サポート部54c、64cは、その曲げ軸が第1及び第2端部30a、30bが延びる方向並びに第1及び第2巻線固定部54b、64bの曲げ軸と平行であり、第1及び第2結線底部54a、64aから第1回転方向とは逆回転方向に曲がっている。しかし、第1及び第2サポート部54c、64cの形状は、これに限定されない。
例えば、第1及び第2サポート部は、図10に示す第1端子部250が有する第1サポート部254cのように、第1端部30aが延びる方向に交差する曲げ軸で、第1結線底部54aから曲げられた突起であってもよく、また、第1結線底部54aからZ軸方向に突出する突起であってもよい。図10に示す第1サポート部254cは、第1端部30aをかしめるために用いることは難しいが、第1カシメ部54bbが第1及び第2端部30aをかしめる際に生じる力を、より確実に受け止めることができる。第1サポート部254cを有する第1端子部250及び同様のサポート部を有する第2端子部は、たとえば図5及び図6に示す第1及び第2端子部50、60の代わり用いることができる。
10…コイル部品
20…内部コア
22…巻芯部
24…上鍔部
26…下鍔部
30…巻線
30a…第1端部
30b…第2端部
30c…巻回部
40…外装コア
40a…貫通孔
42…コア上面
42a…係合端面
42b…支持端面
44…コア下面
46…コア外周面
48…コア内周面
50第1端子部
52…第1固定部
52a…第1上面部
52b…第1下面部
52c…第1側面部
54…第1結線部
54a…第1結線底部
54b…第1巻線固定部
54ba…第1溶接部
54bb…第1カシメ部
54c…第1サポート部
56…第1接続部
60…第2端子部
62…第2固定部
62a…第2上面部
62b…第2下面部
62c…第2側面部
64…第2結線部
64a…第2結線底部
64b…第2巻線固定部
64ba…第2溶接部
64bb…第2カシメ部
64c…第2サポート部
66…第2接続部

Claims (5)

  1. 軸方向に延びる柱状の巻芯部と、前記巻芯部の両端部に設けられた一対の鍔部とを有する内部コアと、
    前記巻芯部を巻回する巻回部を有する巻線と、
    前記内部コアによって挿通される貫通孔が形成されており、前記内部コアの外周に配置される外装コアと、
    前記外装コアの前記軸方向における一方の端面であるコア端面に設けられる第1結線底部を有しており前記巻線の一方の端部である第1端部が接続される第1結線部を、有する第1端子部と、
    前記コア端面において前記第1結線底部に対して周方向に所定角度回転した位置に設けられる第2結線底部を有しており前記巻線の他方の端部である第2端部が接続される第2結線部を、有する第2端子部と、を有しており、
    前記第1結線部は、前記第1端部の先端側から見て前記第1結線底部から第1回転方向に曲がって前記第1端部を固定する第1巻線固定部を有しており、
    前記第2結線部は、前記第2端部の先端側から見て、前記第2結線底部から前記第1回転方向と同じ回転方向に曲がって前記第2端部を固定する第2巻線固定部を有しており、
    前記第1巻線固定部または前記第2巻線固定部による前記第1端部または前記第2端部の固定方向は、前記第1端部または前記第2端部の引出位置における前記巻回部の接線方向とは異なっていることを特徴とするコイル部品。
  2. 前記第1結線部は、前記第1端部の先端側から見て前記第1結線底部から前記第1回転方向側とは逆回転方向側に突出し、前記第1巻線固定部に比べて前記第1端部の巻回側で前記第1端部に接触する第1サポート部を有しており、
    前記第2結線部は、前記第2端部の先端側から見て前記第2結線底部から前記第1回転方向側とは逆回転方向側に突出し、前記第2巻線固定部に比べて前記第1端部の巻回側で前記第2端部に接触する第2サポート部を有していることを特徴とする請求項1に記載のコイル部品。
  3. 前記第1巻線固定部は、前記第1端部に溶接される第1溶接部と、前記第1溶接部に対して所定の間隔を空けて前記第1結線底部に接続しており前記第1溶接部に比べて前記第1端部における巻回側で前記第1端部を仮固定する第1カシメ部と、を有しており、
    前記第2巻線固定部は、前記第2端部に溶接される第2溶接部と、前記第2溶接部に対して所定の間隔を空けて前記第2結線底部に接続しており前記第2溶接部に比べて前記第2端部における巻回側で前記第2端部を仮固定する第2カシメ部と、を有していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のコイル部品。
  4. 前記第1結線底部と前記第1溶接部との接続位置は、前記第1結線底部と前記第1カシメ部との接続位置より、前記第1端部から離間しており、
    前記第2結線底部と前記第2溶接部との接続位置は、前記第2結線底部と前記第2カシメ部との接続位置より、前記第2端部から離間していることを特徴とする請求項3に記載のコイル部品。
  5. 軸方向に延びる柱状の巻芯部と、前記巻芯部の両端部に設けられた一対の鍔部とを有する内部コアと、
    前記巻芯部を巻回する巻回部を有する巻線と、
    前記内部コアによって挿通される貫通孔が形成されており、前記内部コアの外周に配置される外装コアと、
    前記外装コアの前記軸方向における一方の端面であるコア端面に設けられる第1結線底部を有しており前記巻線の一方の端部である第1端部が接続される第1結線部を、有する第1端子部と、
    前記コア端面において前記第1結線底部に対して周方向に所定角度回転した位置に設けられる第2結線底部を有しており前記巻線の他方の端部である第2端部が接続される第2結線部を、有する第2端子部と、を有しており、
    前記第1結線部は、前記第1端部の先端側から見て前記第1結線底部から第1回転方向に曲がって前記第1端部を固定する第1巻線固定部を有しており、
    前記第2結線部は、前記第2端部の先端側から見て、前記第2結線底部から前記第1回転方向と同じ回転方向に曲がって前記第2端部を固定する第2巻線固定部を有しており、
    前記第1巻線固定部は、前記第1端部に溶接される第1溶接部と、前記第1溶接部に対して所定の間隔を空けて前記第1結線底部に接続しており前記第1溶接部に比べて前記第1端部における巻回側で前記第1端部を仮固定する第1カシメ部と、を有しており、
    前記第2巻線固定部は、前記第2端部に溶接される第2溶接部と、前記第2溶接部に対して所定の間隔を空けて前記第2結線底部に接続しており前記第2溶接部に比べて前記第2端部における巻回側で前記第2端部を仮固定する第2カシメ部と、を有しており、
    前記第1結線底部と前記第1溶接部との接続位置は、前記第1結線底部と前記第1カシメ部との接続位置より、前記第1端部から離間しており、
    前記第2結線底部と前記第2溶接部との接続位置は、前記第2結線底部と前記第2カシメ部との接続位置より、前記第2端部から離間していることを特徴とするコイル部品。
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