JP6691820B2 - 消火栓装置 - Google Patents
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Description
そのため、消火栓装置の本体の設置場所として、トンネル壁面ではなく、監視員通路内に埋め込むことが考えられ、このような態様のものとして特許文献2に開示されたトンネル用消火栓装置がある。
トレイ内に設置されている消火栓弁開閉レバーは、トレイを引き出した状態での操作を前提としており、異なる方向からの操作を想定していない。そのため、例えば消火栓装置を監視員通路内に埋め込むようにして設置した場合において、監視員通路の路面側すなわち消火栓装置の上面側、あるいは消火栓装置の前面側といった異なる方向から操作する場合において、操作性が悪いという問題がある。
しかしながら、消火栓装置の前面側は、車道に近く、事故車等が消火栓装置の前面側にあることも考えられ、消火栓装置の前面にはほとんど空間がないことも考えられる。そのため、消火栓弁開閉レバーの操作を含めて消火活動を迅速に行えないことが想定される。
まず、消火栓装置が設置される監視員通路の設置用空間について図9に基づいて説明する。
図9は、トンネルの路肩の監視員通路の一部を示したものであり、図中、81はトンネル壁面81、83は監視員通路83、85は車道85である。
監視員通路83の路面は、車道幅方向(奥行き方向)に車道85側が低くなるような傾斜面となっている。この傾斜面の勾配は、排水勾配と呼ばれ、傾斜角度は2.0%程度である。なお、2.0%の傾斜とは、100cmで2.0cmの高低差が生ずるような傾斜をいう。
まず、本発明の特徴部分の一つである消火栓弁開閉機構3について、図1、図2に基づいて説明する。
消火栓弁開閉機構3は、図1に示すようにワイヤ5が連結され、ワイヤ5に対して引張り力を与えるための回動機構部7と、回動機構部7を回動するための操作部9を有している。
そして、本実施の形態の操作部9は、消火栓装置1の筐体19(図3参照)の前面側から消火栓弁の開放操作を行うための前面側操作部としての前面側操作レバー11と、筐体19の上面側から消火栓弁の開放操作を行うための上面側操作部としての上面側操作レバー13とを備えている。
前面側操作レバー11は、図中の矢印Aの方向に操作することで消火栓弁を開弁できるようになっている。
また、上面側操作レバー13は、図2に示すように、基端側が回動機構部7に固定され、正面視における左右方向において前面側操作レバー11と反対側の斜め上方に延出して先端側に上面側把持部17が設けられている。
上面側操作レバー13は、図2に示すように、鉛直線に対して角度θだけ、操作方向(図中の矢印Bの方向)とは逆方向に傾斜させて設けられている。換言すれば、消火栓装置1を正面から見たときに、上面側操作レバー13は、消火栓弁の開放操作を行う方向(図中の矢印Bの方向)と反対の方向に傾斜させている。上面側操作レバー13をこのように傾斜させた理由は以下の通りである。
なお、操作レバーは、常時において消火栓弁を開弁できる方向にのみ回動でき、逆方向には回動できないようになっている。
消火栓装置1は、箱形の筐体19を備え、筐体19は、天板部21と天板部21の下方の本体部23とを有している。
以下、消火栓装置1を構成する各部について詳細に説明する。
本体部23の内部には内巻きに巻き回されたホース25を収納するホース収納部27が設けられ、ホース収納部27の前面には前面開口部29が設けられ、前面開口部29には下降式の前面扉31が設けられている。
また、本体部23の内部にはホース収納部27に隣接して消火器30を収納する消火器収納部33が設けられ、消火器収納部33の前面には消火器箱前面開口部35が設けられ、消火器箱前面開口部35には横開き式の消火器箱前面扉37が設けられている。
また、ホース収納部27の前面側の近傍で、かつ上部側には、ホース25の先端に設けられた消火ノズル39を所定の位置に保持するためのノズルホルダ41が設けられている。
さらに、ホース収納部27の前面側の近傍で、かつ高さ方向で中程よりも上方側には、消火栓弁を操作するための消火栓弁開閉機構3が設けられている(図4、図5参照)。
このような消火栓弁開閉機構3(前面側操作レバー11、上面側操作レバー13)及びノズルホルダ41の取付位置に関しては、筐体19の前面開口部29及び後述する上面開口部47の両方から操作可能な位置となっている。
また、前面側操作レバー11の前面側把持部15が横片部43cの下部から横方向に突出していることで、前面側操作レバー11は上向きに押し上げるのは横片部43cが邪魔になり難しくし、逆に下方向に押し下げるのを容易にすることで、操作方向が下向きであることを直感的に分かるようにしている。
また、ノズルホルダ41による消火ノズル39の保持方法については、筐体19の前面側及び上面側のいずれからでも容易に取り外し可能な保持方法になっている。
図3に示すように、天板部21は、本体部23と一体的に連結されており、本体部23から外方に張出す張出し部45を有している。張出し部45は、両側辺と後辺の3辺に設けられている。
張出し部45は、監視員通路83の開口縁部91の段部に載置され、この状態で監視員通路83の路面と天板部21が面一になる。
なお、張出し部45は天板部21の他の部位と一体でも別体でもよい。
例えば、前面側から背面側に向かって登り傾斜となるような角度を設けるようにする。
天板部21に上面開口部47及び上面扉49を設けたのは、消火栓装置1の天板部21側からホース25の引き出しや、上面側把持部17(上面側操作レバー13)の操作を可能にするためである。
上面扉49は、前側の辺部に設けられた図示しない回動軸を中心として例えば、前面側に向けて回動するようになっている。
消火器箱上面扉53も上面扉49と同様の構成になっている。
消火栓装置1は、監視員通路83の開口縁部91に天板部21の張出し部45を載置して設置される。設置状態では、図6に示すように、天板部21が監視員通路83の路面と面一になって、監視員通路83の路面の一部として供用される。
したがって、操作者は、消火ノズル39を取り外し、前面側把持部15を下方に向けて操作することで、消火栓弁を開弁して消火活動を行うことができる。
上述したように、前面側からは、前面側操作レバー11の前面把持部15のみが見えて、前面把持部15のみの操作ができるようになっているので、上面把持部17と前面把持部15のいずれを操作すべきか操作者が迷うことはない。
なお、上面扉49及び消火器箱上面扉53を起立状態で保持させることで、火災等の煙で視界が悪くなったような場合において、作業者が監視員通路83から車道85へ不意に落下したりするのを防止するという効果がある。
上面開口部47から消火ノズル39によって消火活動を行う場合、操作者は、消火ノズル39を取り外し、上面側把持部17を上方に引き上げるように操作することで、消火栓弁を開弁して消火活動を行うことができる。上述したように、上面開口部47から上面側操作レバー13を操作する場合、腕を上面開口部47に挿入することになり、バランスを崩して上面側操作レバー13に体重を預ける状態になることも考えられるが、そのような状態になっても上面側操作レバー13は開弁方向が逆方向なので、予期せぬ状態での開弁がされることなく安心である。
一方、上面側操作レバー13の上面側把持部17は、回動機構部7を通る水平面内及び水平面より上方(即ち、正面視において、回動機構部7を中心とした上180°の範囲内)に設けられれば良く、より好ましくは、上記の範囲内であって上向きの回動方向となるような範囲内(水平方向から垂直上方向までの90°の範囲内)に設けられれば良い。
また、上記の実施の形態の消火栓装置1の筐体19は、前面側を開放する前面扉31と上面側を開放する上面扉49が別々に設けられたものであったが、本発明の筐体19はこれに限られず、筐体19の前面側と上面側が同時に開放するような扉体を備えたものであってもよい。また、天板部と筐体は一体でも別体でもよい。
さらに、上記の実施の形態においては、消火器収納部33を有する例を示したが、本発明の消火栓装置1は消火器収納部33を有することは必須ではなく、消火器収納部33のないものを排除するものではない。
またさらに、上記の実施の形態では、消火栓弁開閉機構3がワイヤ5を介して消火栓弁を開閉操作するものであったが、本発明の消火栓弁開閉機構はこれに限られず、消火栓弁が筐体19(図3参照)内に設けられている場合も含み、この場合には消火栓弁開閉機構は消火栓弁とワイヤを介して接続されるのではなく、消火栓弁開閉機構が消火栓弁と一体的に設けられる。
3 消火栓弁開閉機構
5 ワイヤ
7 回動機構部
9 操作部
11 前面側操作レバー
13 上面側操作レバー
15 前面側把持部
17 上面側把持部
19 筐体
21 天板部
23 本体部
25 ホース
27 ホース収納部
29 前面開口部
30 消火器
31 前面扉
33 消火器収納部
35 消火器箱前面開口部
37 消火器箱前面扉
39 消火ノズル
41 ノズルホルダ
43 取付板
43a 縦片部
43b 横片部(奥側)
43c 横片部(手前側)
45 張出し部
47 上面開口部
49 上面扉
51 消火器箱上面開口部
53 消火器箱上面扉
<監視員通路>
81 トンネル壁面
83 監視員通路
85 車道
87 設置用空間
89 前壁
91 開口縁部
Claims (5)
- ホースを収納する筐体内に消火栓弁を開閉するための消火栓弁開閉機構を備えた消火栓装置であって、
前記消火栓弁開閉機構は、前記筐体の前面側からの操作を行うための前面側操作部と、前記筐体の上面側からの操作を行うための上面側操作部とを備えたことを特徴とする消火栓装置。 - 前記上面側操作部は、前記消火栓弁の開放を行う開放操作が前記上面側操作部を上方に引き上げる動作によって行うように構成されていることを特徴とする請求項1記載の消火栓装置。
- 前記前面側操作部及び前記上面側操作部は、棒状のレバーによって構成されており、前記前面側操作部は、常時において水平面内又はこれより下方の範囲に設けられ、前記上面側操作部は、常時において水平面内又はこれより上方の範囲に設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の消火栓装置。
- 上面側操作部を正面側から見えないように覆うカバー体を設けたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項に記載の消火栓装置。
- 前記筐体は、天板部と、該天板部の下方にあってホースを収納するホース収納部を有する本体部とを備え、
前記天板部は、前記上面側操作部の操作をするための上面開口部と、該上面開口部を開閉可能に覆う上面扉を有し、
前記本体部は、前記前面側操作部の操作をするための前面開口部と、該前面開口部を開閉可能に覆う前面扉を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の消火栓装置。
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