JP5399933B2 - 消火栓装置 - Google Patents

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Description

本発明は、消火栓扉を開いて放水ノズル付きホースを引き出して放水する消火栓装置に関する。
従来、自動車専用道路などのトンネル内には、火災発生時に備えて消火栓装置が設置されている。
図15は従来の消火栓装置100の正面図であり、図16は消火栓装置100の消火栓扉104を開いた状態の内部構造の平面図であり、図17はその側面図である。消火栓装置100の筐体102の前面には消火栓扉104と消火器扉106が設けられている。
消火栓扉104にはハンドルが設けられ、ハンドルを手前に引くことでロックを解除し、消火栓扉104の下側を回転軸に前方に開放することができる。また消火栓扉104と筐体102との間には緩衝用ダンパ108が設けられ、消火栓扉104を滑らかに開放できるようにしている。
筐体102のホース収納部にはホースバケット構造として、U字形に形成したフレームパイプ115が開口側に配置されている。フレームパイプ115の両側にはホースバケット116が取り付けられ、内部にホース収納空間を形成し、先端にノズル110を装着したホース112を筐体内のホースバケット116に内巻きして収納している。

ホース112はホースバケット116の側面板に開口した孔を通してホースバケット116内に収納される。その孔には、ホース112を引き出したときに、ホース112が擦れてホース表面が傷付くことを防ぐために、ホース112は保護管112aの中を通ってホースバケット116内に入る。
このような消火栓装置100は火災を伴う車両事故の発生時に、消火栓扉104を開いてノズル110付きのホース112を引き出し、扉内に設けている消火栓弁開閉レバー124を操作することで消火栓弁120を開き、同時に図示しないポンプ起動スイッチがレバー開位置でオンし、消火ポンプ設備を起動して放水を行うことができる。

また消火栓扉104の内側に逆U字型のパイプフレームなどを用いたホースガイド122を設け、ホース112の引っかかりを防ぐためホースガイド122を通してホース114を引き出すようにしている。
更に消火栓開閉レバー124の横にはレバーガード118が配置され、手前の開位置に操作した消火栓弁開閉レバー124に引き出したホース112が当たって閉位置に戻ってしまうことを防止している。
特開2005−318972号公報
しかしながら、このような従来のトンネル消火栓装置にあっては、消火栓扉の内側にホースガイド122を設け、更に、消火栓弁開閉レバー124の横にレバーガード118を配置し、右横方向に引き出すときにホース112が当たって消火栓弁開閉レバー124が戻ってしまうことを防止するようにしているが、レバーガード118の高さはレバー操作ができるようにハンドル部分より低い位置としなければならず、レバーガード118を超えてレバーのハンドル部分が飛び出しているため、その部分にホース112が当たって閉位置に戻ってしまう可能性がある。

またホースの引き出しを円滑にするためにレバーガード118を消火栓扉104の内側に配置しているため、消火栓扉104の構造が複雑化する。更に、消火栓扉104を閉鎖したときに、内側に飛び出しているレバーガード118が筐体102内に収納できるように筐体102側にスペースを確保する必要があり、筐体102内に収納する機器の配置が制約されるという問題もある。
本発明は、引き出したホースが消火栓弁開閉レバーに当たって消火栓弁が閉位置に戻ってしまうことを確実に防止する構造を備えた消火栓装置を提供することを目的とする。
本発明は、筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に於いて、
消火栓弁開閉レバーを、消火栓扉の開状態で扉内面で前方の開位置と後方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時にレバー先端のハンドル部が消火栓扉の内側凹部に納まる構造としたことを特徴とする。
また本発明の別の形態にあっては、筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に於いて、
消火栓弁開閉レバーを、消火栓扉の開状態で、扉内面で前方の開位置と後方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時にレバー先端のハンドル部が消火栓扉の先端を越えた前方に位置する構造としたことを特徴とする。
また本発明の別の形態にあっては、筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた放水する消火栓装置に於いて、
消火栓扉の先端にレバー通し溝を形成し、
消火栓弁開閉レバーを、消火栓扉の開状態で、扉内面で前方の開位置と後方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時に消火栓扉のレバー通し溝に入って消火栓扉の下側にレバー先端のハンドル部が位置するように配置したことを特徴とする。
また本発明の別の形態にあっては、筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に於いて、
消火栓弁開閉レバーを、消火栓扉の開状態で、扉内面で後方の開位置と前方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
消火栓開閉レバーを開位置に操作した時にレバー先端に相対した消火栓扉の内側にホースによるレバーの閉位置への戻りを阻止するガードブロック部材を配置したことを特徴とする。
ここで、ガードブロック部材は、レバー先端に垂直面が相対し、反対側に傾斜面が位置するように消火栓扉の内側に配置する。
本発明によれば、消火栓扉の内側に配置した消火栓弁開閉レバーを扉内面で開位置に操作した状態で、レバー先端のハンドル部が扉内側の凹部に収納されるか、扉先端を越えて前方に位置するか、扉先端のレバー収納溝に入って扉下側に位置するか、或いは扉内面に配置したガードブロック部材に相対することにより、開位置に操作した消火栓弁開閉レバーの消火栓扉の内側に対する飛び出しを最小限に抑えるか又は飛び出し無くし、筐体からホースを引き出す際に、開位置に操作している消火栓弁開閉レバーにホースが当たって閉位置に戻ってしまうことを確実に防止することができる。
また消火栓扉の内面に消火栓弁開閉レバーの開位置からホースの当りによる戻りを防止するために大きく飛び出すガード用の部材を配置する必要がないため、消火栓扉の構造が簡単となり、消火栓扉の閉鎖に対する筐体側スペースの制約もなくすことができる。
本発明による消火栓装置の実施形態を正面から示した説明図 図1について扉側を外して本体内部構造を示した正面図 図1について消火栓扉側を開いた状態を示した正面図 図1について内部構造を示した平面図 図1について内部構造を示した右側面図 消火栓弁開閉レバーによる消火栓弁の遠隔操作機構を示した説明図 本発明による消火栓弁開閉レバーの第1実施形態を閉位置と開位置について示した側面図 図7の消火栓弁開閉レバーの第1実施形態を閉位置と開位置について示した正面図 本発明による消火栓弁開閉レバーの第2実施形態を閉位置と開位置について示した側面図 図9の消火栓弁開閉レバーの第2実施形態を閉位置と開位置について示した正面図 本発明による消火栓弁開閉レバーの第3実施形態を閉位置と開位置について示した側面図 図11の消火栓弁開閉レバーの第3実施形態を閉位置と開位置について示した正面図 本発明による消火栓弁開閉レバーの第4実施形態を閉位置と開位置について示した側面図 図13の消火栓弁開閉レバーの第4実施形態を扉内面の平面で示した説明図 従来の消火栓装置の扉を外して内部構造を示した正面図 従来の消火栓装置の扉を開放して内部構造を示した平面図 従来の消火栓装置の扉を開放して内部構造を示した側面図
図1は本発明によるトンネルに設置される消火栓装置の実施形態を示した正面図である。図1において、消火栓装置10は、消火栓側の筐体12−1と消火器側の筐体12−2に分割した構造であり、前面に化粧板14−1,14−2を装着しており、筐体12−1,12−2に対し必要な機器及び部材を組付けた後に連結固定部材で筐体側面同士を固定した状態とし、この状態でトンネル現場に搬入して架台11上に設置している。
化粧板14−1,14−2には扉開口部16,17が設けられている。筐体12−1の扉開口部16には、消火栓扉18と保守扉22が設けられており、その内部がホース収納空間及びバルブ類収納空間となっている。
消火栓扉18は、扉開口部16に対し下側の軸となる回転軸21を中心に下向きに開閉自在に設けられており、マグネットと受け板を用いたロック機構により閉止位置に閉じている。消火栓扉18は、ハンドル20を手前に引いてロック機構の磁気吸着ロックを外すことで前方に開閉することができる。
扉開口部16は内部のホース収納空間に形成されたホース取出口に相対して筐体全部の略中央に形成され、扉下部の回転軸21による消火栓扉18の軸支による回動支持で下向きに開放した場合、消火栓扉18は斜め下向きの開放位置に開放される。
消火栓扉18の上には扉上端側に回動軸を有し上方前向きに開閉する保守扉22が設けられており、マグネットと受け板を用いたロック機構により磁気吸着により閉止位置に保持されており、点検時に消火栓扉18を開放した後に保守扉22の下端を手前に引くことで開くことができる。
筐体12−2の扉開口部17の右側には通報装置扉24が設けられ、ここに赤色表示灯26、発信機28、及び応答ランプ30を設けている。なお、通報装置扉24の内側には図2に示すように電話ジャック31を設けている。
赤色表示灯26は常時点灯し、消火栓装置10の設置場所が遠方から分かるようにしている。火災時には、発信機28を押してスイッチボタンをオンすると、発信信号が監視室の火災受信機に送信されて火災警報が出され、これに伴い応答信号が火災受信機から送られて、応答ランプ30を点灯するようにしている。
扉開口部17の左側には消火器扉32が設けられ、消火器扉32に対応した筐体12−2の内部を消火器収納空間とし、例えば2本の消火器を収納している。消火器扉32にはハンドル34が設けられ、ハンドル34を手前に引くとラッチが外れ、消火器扉32は左側を回転軸として前方に開くことができる。また、消火器扉34の下側には覗き窓35が設けられ、外部から消火器の収納状態の有無を確認できるようにしている。
図2は図1の実施形態について筐体12−1側の消火栓扉を外し、保守扉22は上向きに開いてステー27で支持した状態で内部構造を示した正面図である。なお、保守扉22は、消火栓装置の保守以外には通常閉じられており、消火作業時も閉められたままで消火栓扉18のみ開放される。
図2において、筐体12−1の左側にはホース収納空間36が形成され、右側にバルブ類収納空間38を形成している。ホース収納空間36には、その周囲を囲んでホース44を押えるホースバケット構造40が設けられている。
ホースバケット構造40は、横2本、縦2本のフレームの組み合わせており、扉開口部16の左右方向における略中央となる位置にホース取出口42を仕切り形成している。ホース取出口42の下側には張出ホースガイド46が設けられ、ホース44を左方向に引き出す際の急激な折れ曲がりを緩和して滑らかな引き出しを可能とする。
ホースバケット構造40及び筐体内壁で囲まれたホース収納空間36にはホース44が内巻きして収納されている。ここで、右側のバルブ類収納空間38の下部にはホース接続口48が配置されており、ホース接続口48にホース44の1次側を接続した後、ホース44をホース収納空間36に巻き込むことになるが、この場合のホース44の巻き込みは、扉開口部16から見て右巻きとなるように巻き込んでいる。
即ち、ホース接続口48に接続したホース44は、まず筐体12−1の下側内壁に沿うようにホース収納空間36方向に向かい、ホース収納空間36の下側から巻き込まれ、その後に、右回りに収納空間内に巻き込まれ、最後にノズルを装着したホース先端を扉開口部16の中央付近に形成されたホース取出口42から取り出している。
筐体12−1に設けたホース収納空間36の右側に配置したバルブ類収納空間38には、ポンプ設備からの配管が接続される消火栓接続口50からホース接続口48に至る配管系統に、給水弁52、消火栓弁54、自動調圧弁56、自動排水弁(図示せず)、及びメンテナンス装置58(図5参照)を設けている。このうち消火栓弁54には消火栓扉の内側に配置される消火栓弁開閉レバーとワイヤーリンクで連結されて遠隔的に開閉操作されるリンクホイール60が弁軸に連結されている。
また給水弁52の手前にはポンプ起動スイッチ62が配置される。給水弁52及びポンプ起動スイッチ55は消防隊が消火時に操作する機器であり、消火栓扉18を開いても保守扉22により隠されており、消火栓装置を操作しようとするユーザに見せないことで、不要な混乱を起させないようにしている。
図3は、図1について内部構造を示した平面図である。図3において、筐体12−1、12−2は連結固定部15においてボルトにより固定されている。筐体12−1のホース収納空間36には平面から見て横L字形にホースバケット構造40が配置され、筐体内壁との間に形成したホース収納空間36にホース44を右巻きにより内巻き状態で収納している。また、消火器収納空間39には2本の消火器37が収納されている。
ホースバケット構造40の中に図2のように仕切り形成したホース取出口42の下側には、張出ホースガイド46が設けられており、張出ホースガイド46はその内側にホース44の外径に略相当する幅の張出スペースを確保している。勿論、張出ホースガイド46の張出し量は、消火栓扉18を閉鎖したときに当らない位置となるように前方に張り出しており、ホース1本が少なくとも入る幅を有するとよりよい。
ホースバケット構造40に設けた上部の横フレーム部材にはゴムブッシュなどのホース滑り止め部材66が装着されてホース収納空間36内でのホースの収納状態を維持する。
図4は図1の消火栓装置10における消火栓扉18を開いた状態を示した正面図である。図1の消火栓扉18に設けたハンドル20を手前に引いてロックを外すと、消火栓扉18は斜め下向きとなる位置に開放する。消火栓扉18の内側には消火栓弁開閉レバー64が配置される。また消火栓扉18の内部左側のホルダー68にはホース先端に装着したノズル45が着脱自在に保持されている。
図5は図1について内部構造を示した右側面図であり、消火栓扉18及び保守扉22を開いた状態で示している。消火栓扉18は斜め下向きに開放し、扉内側に消火栓弁54を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバー64を設けている。消火栓弁開閉レバー64は図示の後方に回動した位置を閉位置とし、前方の想像線で示す消火栓弁開閉レバー64aの位置が開位置となる。
また消火栓扉18の後方には張出し片70が設けられ、張出し片70が筐体側に設けた緩衝装置72に当接することで、斜め下向きの開放位置を保持している。
消火栓弁開閉レバー64は下端をレバーボックス76内に回動自在に軸支しており、先端にハンドル78を装着している。レバーボックス76内には消火栓弁開閉レバー64の操作で回動されるリンクホイール80が設けられている。
図6は消火栓弁開閉レバーによる消火栓弁の遠隔操作機構を示した説明図である。レバーボックス76内に設けたリンクホイール80は、消火栓弁54の弁軸に設けたリンクホイール60と2本のワイヤーケーブル82,84で連結され、ワイヤーケーブル82,84はレバーボックス76とホルダー86との間に端部を固定したワイヤチューブ88,90の中に移動自在に通している。
このようなリンクホイール60,80とワイヤーケーブル82,84を用いた遠隔操作機構により、消火栓弁開閉レバー64を図示の閉位置から64aで示す開位置に操作すると、リンクホイール80が一体に回転し、これに伴いワイヤケーブル82,84を介してリンクホイール60が回転し、消火栓弁54を閉位置から開位置に操作することができる。
ここでリンクホイール60,80の回転量は、ワイヤーの連結半径が同一であれば、同じ角度だけ回転する。通常、消火栓弁56の開閉のための回転角度は90°である。本実施形態にあっては、消火栓弁開閉レバー64の開閉ための回転角は約180°となる。この場合には、レバー側のリンクホイール60のワイヤー連結半径を小さくし、消火栓弁54側のリンクホイール80のワイヤー連結半径を大きくすることで、異なる回転角による遠隔操作ができる。
図7は本発明による消火栓弁開閉レバーの第1実施形態を閉位置と開位置について示した側面図であり、図8に第1実施形態の閉位置と開位置についての正面図を示している。なお、図4及び図5は、この第1実施形態の消火栓弁開閉レバーを示している。
図7(A)及び図8(A)は第1実施形態の閉位置を示しており、斜め下向きに開放した消火栓扉18の内側に配置したレバーボックス76に対し消火栓弁開閉レバー64が回動自在に軸支され、内部のリンクホイール80を回転操作するようにしている。消火栓弁開閉レバー64はその閉位置で先端に設けたハンドル78が消火栓扉18の後方に位置するようにしている。消火栓扉18は内側に扉凹部18aを形成している。
図7(B)及び図8(B)は第1実施形態の開位置を示しており、消火栓弁開閉レバー64の開操作は、図7(A)及び図8(A)の閉位置からハンドル78に手をかけて手前となる前方に回動し、最終的に、消火栓弁開閉レバー64が扉内面に略平行でレバー先端のハンドル78が消火栓扉18の内側の扉凹部に略収納される開位置に操作される。
また消火栓弁開閉レバー64のレバー形状は、図7(B)の閉位置で扉凹部18aに沿うよう横から見て下側に屈曲した略台形の形状としており、このレバー形状により閉位置でレバー全体が扉凹部18の中に略完全に収納されて飛び出し量を最小限に抑え、よりホースが当りにくいようにしている。
このように消火栓弁開閉レバー18におけるレバー先端のハンドル78の部分が扉内側の扉凹部18aに収納して飛び出し量を極力抑えた開位置に操作することで、ノズル付きのホースを外部に引き出すときに、開位置にある消火栓弁開閉レバー64の部分をホースが通っても、開位置にある消火栓弁開閉レバー64にホースが当たって閉位置に戻ってしまうことを確実に防止できる。
また消火栓弁開閉レバー64に対するガードのため図16に示した従来例のようにレバーガード124を設ける必要がなく、消火栓扉18の構造が簡単になり、また扉内側に部材が飛び出すことが無いため、筐体側での収納スペースの確保を不要とし、筐体側における機器配置の制約を受けることがない。
なお、消火栓弁開閉レバー64を開位置に操作すると、図示しないポンプ起動スイッチがオンし、ホンプ制御盤にポンプ起動信号を送ってポンプを運転して加圧消火用水が供給される。
図9は本発明による消火栓弁開閉レバーの第2実施形態を閉位置と開位置について示した側面図であり、図10に第2実施形態の閉位置と開位置についての正面図を示している。
図9(A)及び図10(A)は第2実施形態の閉位置を示しており、斜め下向きに開放した消火栓扉18の内側に配置したレバーボックス76に対し消火栓弁開閉レバー92が回動自在に軸支され、内部のリンクホイール80を回転操作するようにしている。消火栓弁開閉レバー92はその閉位置で先端に設けたハンドル78が消火栓扉18の後方に位置するようにしている。
図9(B)及び図10(B)は第2実施形態の開位置を示しており、消火栓弁開閉レバー92の開操作は、図9(A)及び図10(A)の閉位置からハンドル78に手をかけて手前となる前方に回動し、最終的に、消火栓弁開閉レバー64が扉内面に略平行でレバー先端のハンドル78が消火栓扉18の先端に相対した外側となる開位置に操作する。
また消火栓弁開閉レバー92のレバー形状は、図10(B)の閉位置で扉凹部18aに沿うように、横から見て下側に屈曲した略台形の形状としており、このレバー形状により開位置でレバー全体が扉凹部18の中に略完全に収納されて飛び出し量を最小最小源に抑え、よりホースが当りにくようにしている。
このように消火栓弁開閉レバー18をレバー先端のハンドル78の部分が扉先端を越えて外側の相対位置となる開位置に操作することで、ノズル付きのホースを外部に引き出すときに、開位置にある消火栓弁開閉レバー64の部分をホースが通っても、開位置にある消火栓弁開閉レバー64にホースが当たって閉位置に戻ってしまうことを確実に防止できる。
また消火栓扉18の構造が簡単になり、扉内側に部材が飛び出すことが無いため、筐体側での収納スペースの確保を不要とし、筐体側における機器配置の制約を受けることも無い。
また図9及び図10の第2実施形態にあっては、消火栓弁開閉レバー92の長さが図7及び図8に示した第1実施形態に比べ長くなるため、その分、操作力を低減して軽く開閉操作ができる。なお、消火栓弁開閉レバー64が消火栓扉18よりも手前外側に突出するため、消火栓開閉レバー64を開けたままの状態では消火栓扉18を筐体側へ閉止することができず、消火栓弁開閉レバー64の戻し忘れや、施工時の閉位置への設定忘れを防ぐことができる。
また図10に示すように、消火栓弁開閉レバー92は1本で先端にL字形となるようにハンドル78を装着しているが、図8の第1実施形態のように、レバーボックス76の両側からレバーを取り出して先端にハンドル78を設けたレバー構造としても良い。
図11は本発明による消火栓弁開閉レバーの第3実施形態を閉位置と開位置について示した側面図であり、図12に第3実施形態の閉位置と開位置についての正面図を示している。
図11(A)及び図12(A)は第3実施形態の閉位置を示しており、斜め下向きに開放した消火栓扉18の内側に配置したレバーボックス76に対しプレート状の消火栓弁開閉レバー94が回動自在に軸支され、内部のリンクホイール80を回転操作するようにしている。消火栓開閉レバー92はその閉位置で先端にL字形に設けたハンドル78が消火栓扉18の後方に位置するようにしている。
消火栓開閉レバー94の回動方向に沿った消火栓扉18の先端には図12(A)から明らかなようにレバー通し溝95が形成されている。
図11(B)及び図12(B)は第3実施形態の開位置を示しており、消火栓弁開閉レバー94の開操作は、図11(A)及び図12(A)の閉位置からハンドル78に手をかけて手前となる前方に回動し、レバー部分が消火栓扉18の先端側に開口しているレバー通し溝95を抜け、レバー先端のハンドル78が消火栓扉18の下側となる開位置に操作する。
このように消火栓弁開閉レバー94におけるレバー先端のハンドル78の部分が消火栓扉18のレバー通し溝95を抜けて扉下側の開位置に操作されることで、ノズル付きのホースを外部に引き出すときに、開位置にある消火栓弁開閉レバー64の部分をホースが通っても、開位置にある消火栓弁開閉レバー64にホースが当たることはなく、ホースの当りにより閉位置に戻ってしまうことを確実に防止できる。
また消火栓扉18の構造が簡単になり、扉内側に部材が飛び出すことが無いため、筐体側での収納スペースの確保を不要とし、筐体側における機器配置の制約を受けることも無い。消火栓弁開閉レバー95の開位置で消火栓扉18を閉止すると、消火栓弁開閉レバー95が消火栓装置表面から露出して目立つことから、消火栓弁開閉レバー95の戻し忘れや、施工時の閉位置への設定忘れを防ぐことができる。
図13は本発明による消火栓弁開閉レバーの第4実施形態を閉位置と開位置について示した側面図であり、図14に第4実施形態の閉位置と開位置について消火栓扉の内側の正面図を示している。
図13(A)及び図14(A)は第4実施形態の閉位置を示しており、斜め下向きに開放した消火栓扉18の内側に配置したレバーボックス76に対しロッド状の消火栓弁開閉レバー96が回動自在に軸支され、内部のリンクホイール80を回転操作するようにし、先端にハンドル78を設けている。
第4実施形態にあっては、消火栓弁開閉レバー96を消火栓扉18の前方に回動した位置を開位置とし、消火栓扉18の後方に回動した位置を開位置としており、これは図7〜図12の第1〜第3実施形態とは逆の位置関係となっている。
レバーボックス76は扉後方側の開位置で消火栓弁開閉レバー96を扉内面と略平行に位置させるため段下げ部76aを形成し、段下げ部76の閉位置でハンドル78の先端に相対する位置にガードブロック98を配置している。
ガードブロック98は端面が直角三角形の柱状体であり、レバー先端に垂直面が相対し、傾斜面が反対側に位置するように配置している。
図13(B)及び図14(B)は第4実施形態の開位置を示しており、消火栓弁開閉レバー96の開操作は、図13(A)及び図14(A)の扉前方の閉位置からハンドル78に手をかけて奥行き方向に押し込むように回動し、レバー先端のハンドル78がレバーボックス76の段下げ部76aに平行となってハンドル先端がガードブロック98の中に納まるようになる開位置に操作する。
このように消火栓弁開閉レバー98におけるレバー先端のハンドル78の部分がガードブロック98のカバー範囲の中に納まる開位置に操作されることで、ノズル付きのホースを外部に引き出すときに、ハンドル78の先端にホースが当たろうとしても、ガートブロック98の傾斜面によりハンドル先端を越えてレバー側に乗り上げることとなり、開位置にある消火栓弁開閉レバー64の部分をホースが通っても、ホースの当りにより閉位置に戻ってしまうことを確実に防止できる。
またガードブロック98は開位置で扉内面と略水平になるハンドル78を超える高さがあれば良く、扉内側に対する飛び出し量は極く僅かであり、消火栓扉18の構造を簡単にできると同時に、扉内側に部材が飛び出すことがほとんど無いため、筐体側での収納スペースの確保を不要とし、筐体側における機器配置の制約を受けることも無い。
また図13に示したように、消火栓扉18を斜め下向きに開放した状態で消火栓弁開閉レバー96を手前から奥に押し込む開操作を行っているが、消火栓弁開閉レバー96を手前に引くより押し込む方が操作がし易く、高い操作性が得られる。消火栓弁開閉レバー96を閉止位置にしたときに段下げ部76aとの間に操作者の指が挟まって怪我することを防ぐために消火栓開閉レバー96と段下げ部76aの間に指を入るスペースを設けるように段下げ部76aをさらに下げても良い。
なお、上記の実施形態は消火栓扉を斜め下向きに開放して扉内側の消火栓弁開閉レバーを操作する場合を例にとっているが、図16及び図17に示した従来例と同様、消火栓扉を水平位置に開放する構造の消火栓装置についても、そのまま適用することができる。
また図4に示したように、ノズル45を消火栓扉18の内側のホルダーに装着しているが、ホースバケット構造40における右側のプレートの部分にホルダーを設け、ここに横向きにノズル45を配置しても良い。
また、図5の実施形態において、消火終了時や施工時に消火栓弁開閉レバー64を閉止位置への戻し忘れを防ぐために、開放位置64aにレバーがあるときに消火栓扉18を閉めた際には、別途筐体側に設け部材が消火栓弁開閉レバー78にぶつかって消火栓扉18が閉止できないような突起部材などを筐体側に設けても良い。
また、上記の実施形態にあっては、筐体を消火栓側と消火器側とに分割した場合を例にとっているが、一体型の筐体構造についても、同様に上記の実施形態のホース取出口を扉開口部の略中央に配置したホースバケット構造を適用することができる。
また、ホース収納空間36とバルブ収納空間38は逆に配置されても良い。
また本発明は、その目的と利点を損なうことのない適宜の変形を含み、更に上記の実施形態に示した数値による限定は受けない。
10:消火栓装置
12−1,12−2:筐体
18:消火栓扉
18a:扉凹部
40:ホースバケット構造
42:ホース取出口
44:ホース
45:ノズル
54:消火栓弁
64,92,94,96:消火栓弁開閉レバー
78:ハンドル
95:レバー通し溝
98:ガードブロック

Claims (5)

  1. 筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、前記筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に於いて、
    前記消火栓弁開閉レバーを、前記消火栓扉の開状態で、扉内面で前方の開位置と後方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
    前記消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時にレバー先端のハンドル部が前記消火栓扉の内側凹部に納まる構造としたことを特徴とする消火栓装置。
  2. 筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、前記筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に於いて、
    前記消火栓弁開閉レバーを、前記消火栓扉の開状態で、扉内面で前方の開位置と後方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
    前記消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時にレバー先端のハンドル部が前記消火栓扉の先端を越えた前方に位置する構造としたことを特徴とする消火栓装置。
  3. 筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、前記筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に於いて、
    前記消火栓扉の先端にレバー通し溝を形成し、
    前記消火栓弁開閉レバーを、前記消火栓扉の開状態で、扉内面で前方の開位置と後方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
    前記消火栓弁開閉レバーを開位置に操作した時にレバー先端が前記消火栓扉のレバー通し溝に入ってレバー先端のハンドル部が前記消火栓扉の下側に位置するように配置したことを特徴とする消火栓装置。
  4. 筐体前面の扉開口部に開閉自在に装着した消火栓扉の内側に、前記筐体に配置した消火栓弁を遠隔操作により開閉する消火栓弁開閉レバーを設けた消火栓装置に於いて、
    前記消火栓弁開閉レバーを、前記消火栓扉の開状態で、扉内面で後方の開位置と前方となる閉位置との間で前後方向に回動自在に設け、
    前記消火栓開閉レバーを開位置に操作した時にレバー先端に相対した前記消火栓扉の内側に前記筐体内に収容されているホースを引き出すとき前記ホースによるレバーの閉位置への戻りを阻止するガードブロック部材を配置したことを特徴とする消火栓装置。

  5. 請求項4記載の消火栓装置に於いて、前記ガードブロック部材は、前記レバー先端に垂直面が相対し、反対側に傾斜面が位置するように消火栓扉の内側に配置したことを特徴とする消火栓装置。
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