JP6691001B2 - 振れ補正機能付き光学ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、光学機器に搭載される振れ補正機能付き光学ユニットに関する。
従来から、撮影用の光学ユニットが搭載された各種の光学機器が用いられている。かかる光学ユニットは、手振れや振動による撮影画像の乱れを抑制するために、光学モジュールを揺動させて振れを補正する機構を備える。かかる機構は、光学モジュールを固定体に対して揺動可能に支持するための支持機構として、可動体と固定体との間に配置したジンバル機構を備える。ジンバル機構は、可動体と固定体との間において光軸方向に交差する第1軸線方向で離間する2か所に設けられた第1揺動支持部と、光軸方向および第1軸線方向に対して交差する第2軸線方向で離間する2か所に設けられた第2揺動支持部と、第1揺動支持部および第2揺動支持部によって四隅を支持される枠状のジンバルばねを備える。特許文献1には、かかるジンバル機構を備える振れ補正機能付き光学ユニットが開示されている。
特開2015−64501号公報
特許文献1の振れ補正機能付き光学ユニットの可動体は、レンズ等を備えた光学モジュールと、光学モジュールを保持するホルダと、光学モジュールの外周側でホルダに保持されるコイルを備える。ジンバル機構は、第1揺動支持部、第2揺動支持部、およびジンバルばねが光学モジュールを囲むように配置され、コイルを保持するホルダの壁部がジンバル機構の外周側を囲んでいる。固定体は、可動体を覆う外装ケースと、外装ケースの胴部の内面に保持された磁石を備えており、磁石はコイルの外周側に位置する。
このように、光学モジュールの外周側でジンバルばね、コイル、磁石が重なって配置される場合、振れ補正機能付き光学ユニットを光学モジュールの光軸方向と交差する方向でさらなる薄型化を達成するためには、光学モジュールの小型化、コイルの薄型化、磁石の薄型化などを達成しなければならない。しかしながら、これらの部材やモジュールの小型化および薄型化には限界がある。従って、振れ補正機能付き光学ユニットを光学モジュールの光軸方向と交差する方向でさらに薄型化することは困難であり、振れ補正機能付き光学ユニットの小型化は困難であった。
本発明の課題は、このような点に鑑みて、振れ補正機能付き光学ユニットを小型化することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の振れ補正機能付き光学ユニットは、光学モジュールをホルダで保持した可動体と、前記可動体を囲む胴部を備える固定体と、前記可動体を前記固定体に対して揺動可能に支持する支持機構と、前記可動体を揺動させる振れ補正用駆動機構と、を有し、前記ホルダは、前記光学モジュールの外周側に位置する複数の壁部を備え、前記壁部は前記振れ補正用駆動機構の一部を保持し、前記支持機構は、前記光学モジュールを囲む可動枠と、前記可動枠を支持する複数の揺動支持部とを備え、前記可動枠は、前記揺動支持部と接する支点部と、前記支点部と前記支点部を繋ぐ連結部とを備
え、前記支点部は前記壁部よりも外周側に位置し、前記連結部は前記壁部の内周側を通るように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、可動体を揺動可能に支持する可動枠は、揺動支持部によって支持される支点部とその間を繋ぐ連結部を備える。そして、支点部は壁部の外周側に位置し、支点部と支点部を繋ぐ連結部は、壁部の内周側を通るように配置される。このようにすると、壁部の内周側に、支点部および揺動支持部を配置するスペースを確保する必要がない。従って、壁部および振れ補正用駆動機構を内周側に配置できる。よって、装置全体を小型化できる。
本発明において、前記ホルダは矩形であり、前記ホルダの各辺に沿って前記壁部が延在し、前記ホルダの角部に、周方向に隣り合う前記壁部の間に設けられた間隙部が位置し、前記揺動支持部は、前記間隙部に配置されることが望ましい。このようにすると、間隙部を利用してホルダの角部に揺動支持部を配置できる。従って、壁部および壁部に保持されるコイルもしくは磁石の幅を大きくすることができる。また、装置全体を小型化しつつ、可動枠の周長が短くなることを回避できる。よって、可動枠の周長が短くなることによる支持機能の低下を回避できる。この場合、例えば、前記コイルを前記壁部の外側面に保持する一方、前記磁石を前記胴部の内側面に保持した場合、光軸方向から見て前記コイルの前記壁部に沿う方向における両最外側面を、前記壁部の両側面より突出しているように構成することが好ましい。このように構成すれば、壁部に保持されるコイルの前記壁部に沿う方向における幅を大きくすることができる。
本発明において、前記連結部は、前記壁部の内周側に配置される蛇行部、および、前記蛇行部と前記支点部とを繋ぐ直線部を備え、前記直線部は前記間隙部に配置されることが望ましい。このようにすると、間隙部を利用してホルダの角部に直線部を配置できる。従って、壁部および壁部に保持されるコイルもしくは磁石の幅を大きくとることができる。この場合、前記支点部は、内側面に金属製の球体が固定された周方向に延在する部分であり、前記蛇行部と前記支点部とを繋ぐ直線部は、前記支点部の周方向両側から前記間隙部の内周側まで延在され、前記間隙部の内周側において前記蛇行部と接続されているように構成することができる。
本発明において、前記光学モジュールは、レンズを内蔵するとともに直方体状の外形を有する上部モジュールを備え、前記上部モジュールにおける前記直方体状の外形のそれぞれの側面は、前記ホルダの各辺に沿って設けられた前記壁部と対向し、前記連結部は、前記壁部の内周側に配置される蛇行部を備え、前記蛇行部は、前記上部モジュールの前記側面と前記壁部との間に配置されていることが望ましい。このようにすると、上部モジュールの側面と壁部との間のスペースを利用して蛇行部を配置するので、装置全体を小型化することができる。この場合、前記蛇行部は、前記上部モジュールの前記側面と前記壁部との間において、前記壁部に対して接近及び離間するように折り返される曲線部が前記壁部に沿うように形成することができる。
本発明において、前記ホルダは、直方体状の前記上部モジュールを配置する矩形の保持孔が形成された矩形の枠部と、前記枠部の各側端縁から立ち上がる前記壁部と、を備え、前記壁部の倒れを防止する補強部材が前記枠部から前記壁部にわたって設けられていることが好ましい。このようにすると、補強部材によって壁部の倒れを防止することができる。この場合、前記枠部の各側端縁から立ち上がる前記壁部の先端は、その中央に円形開口が形成された連結板によって連結されるように構成すれば、連結板によって、枠部の各側端縁から立ち上がる壁部の倒れを防止することが可能となる。
本発明において、前記ホルダは樹脂製であり、前記補強部材は金属板であり、前記連結
板は金属版であり、前記連結板は、前記光学モジュールの光軸方向における前記可動体の重心位置を調整するウェイトであり、前記補強部材は、前記壁部の先端から突出する突出部を備え、前記突出部は前記連結板である前記ウェイトと接合することが好ましい。このようにすれば、連結板によって、枠部の各側端縁から立ち上がる壁部の倒れを防止することが可能となるとともに、可動体の光軸方向における重心位置を調整することも可能となる。
本発明において、前記振れ補正用駆動機構は、コイルおよび磁石を備え、前記コイルおよび磁石の一方は、前記壁部の外側面に保持され、前記支点部は、前記コイルおよび前記磁石の前記一方よりも外周側に位置することが望ましい。このようにすると、コイルおよび磁石の一方を内周側に配置できるので、装置全体を小型化できる。
本発明において、前記コイルおよび前記磁石の他方は、前記胴部の内側面に保持され、前記コイルおよび前記磁石の前記他方は、その一部が前記支点部よりも内周側に位置することが望ましい。このようにすると、コイルおよび磁石の一方だけでなく、他方についても内周側に配置できる。従って、装置全体を小型化できる。
本発明において、前記揺動支持部は接点バネおよび接点バネ保持部を備え、前記接点バネ保持部は、前記接点バネを前記光軸方向と交差する方向で支持する接点バネ壁部を備えることが望ましい。このようにすると、接点バネを確実に保持できる。また、接点バネ保持部を壁部の外周側に配置できるため、装置を小型化しても接点バネ保持部を設けるスペースを確保できる。
本発明において、前記接点バネ保持部は、前記光軸方向への前記可動枠の移動を規制する規制部を備えることが望ましい。このようにすると、光軸方向への移動によって可動枠が揺動支持部から外れることを回避できる。
本発明によれば、可動体を揺動可能に支持する可動枠は、揺動支持部によって支持される支点部とその間を繋ぐ連結部を備える。そして、支点部は壁部の外周側に位置し、支点部と支点部を繋ぐ連結部は、壁部の内周側を通るように配置される。このようにすると、壁部の内周側に、支点部および揺動支持部を配置するスペースを確保する必要がない。従って、壁部および振れ補正用駆動機構を内周側に配置できる。よって、装置全体を小型化できる。
本発明を適用した振れ補正機能付き光学ユニットの斜視図である。 図1の光学ユニットの断面図である。 図1の光学ユニットの分解斜視図である。 可動体の分解斜視図である。 第1ケースおよびウェイトを取り外した光学ユニットの平面図である。 支持機構の分解斜視図である。 支持機構の説明図である。
以下に、図面を参照して、本発明を適用した振れ補正機能付き光学ユニットの実施の形態を説明する。本明細書において、XYZの3軸は互いに直交する方向であり、X軸方向の一方側を+X、他方側を−Xで示し、Y軸方向の一方側を+Y、他方側を−Yで示し、Z軸方向の一方側を+Z、他方側を−Zで示す。Z軸方向は光学ユニットが備える光学モジュールの光軸L(レンズの光軸)に沿う方向である。また、−Z方向が光軸L方向の像
側、+Z方向が光軸L方向の被写体側である。
(全体構成)
図1は本発明を適用した振れ補正機能付き光学ユニット100(以下、光学ユニット100という)の斜視図であり、図1(a)は被写体側(+Z方向側)から見た斜視図、図1(b)は像側(−Z方向側)から見た斜視図である。また、図2は光学ユニット100の断面図(図1(a)のA−A断面図)であり、図3は光学ユニット100の分解斜視図である。光学ユニット100は、例えばカメラ付き携帯電話機、ドライブレコーダー等の光学機器に搭載される。また、光学ユニット100は、ヘルメット、自転車、ラジコンヘリコプター等に搭載されるアクションカメラやウエアラブルカメラ等の光学機器に用いられる。このような光学ユニット100では、撮影時に光学機器に振れが発生すると、撮像画像に乱れが発生する。従って、光学ユニット100は、光学機器の振れを補正できる振れ補正機能付き光学ユニットとして構成されている。光学ユニット100のX軸周りの回転は、いわゆるピッチング(縦揺れ)に相当し、Y軸周りの回転は、いわゆるヨーイング(横揺れ)に相当し、Z軸周りの回転は、いわゆるローリングに相当する。
図2、図3に示すように、光学ユニット100は、可動体10と、固定体20と、可動体10を固定体20に対して揺動可能に支持する支持機構30と、可動体10を固定体20に対して相対変位させる磁気駆動力を発生させる振れ補正用駆動機構50と、可動体10と固定体20とを接続する板状バネ70を備える。光学ユニット100は、図示しないフレキシブル配線基板を介して、光学ユニット100を搭載する光学機器の本体側に設けられた上位の制御部等に電気的に接続される。また、光学ユニット100は、図示しないジャイロスコープ(振れ検出センサ)を搭載する。光学機器に手振れ等の振れが発生したとき、手振れを検出して振れ補正用駆動機構50を駆動して、可動体10を揺動させて振れ補正を行う。
可動体10は、固定体20に対して、光軸Lと交差する第1軸線R1(図1(a)参照)回りに揺動可能に支持されているとともに、光軸Lおよび第1軸線R1と交差する第2軸線R2(図1(a)参照)回りに揺動可能に支持されている。本形態では、第1軸線R1および第2軸線R2は、光軸Lと直交する。また、第1軸線R1および第2軸線R2は、互いに直交する。
(固定体)
固定体20は、Z軸方向に見た場合に正方形の外形をした第1ケース210および第2ケース250を備える。第1ケース210は、第2ケース250に対して+Z方向側から組み付けられ、溶接等により第2ケース250と固定される。第1ケース210は、可動体10の周りを囲む角筒状の胴部211と、胴部211の+Z方向の端部から内側に張り出した矩形枠状の端板部212を備える。端板部212には矩形の窓214が形成されている。胴部211は、+X方向側に位置する側板部216と、−X方向側に位置する側板部217と、+Y方向側に位置する側板部218と、−Y方向側に位置する側板部219を備える。隣り合う側板部が繋がる角部には、−Z方向に突出する突出部213が形成されている。
第2ケース250は、開口部252が形成された矩形枠状の底板部251と、底板部251の四隅で+Z方向に立ち上がる側壁部253、254、255、256を備える。第1ケース210を第2ケース250に組み付けたとき、側壁部253、254、255、256に第1ケース210の突出部213が被さる。図3に示すように、第1軸線R1上の対角位置に形成された側壁部253、255には、それぞれ、内周側に張り出す張り出し部257が設けられている。張り出し部257には、支持機構30の第1揺動支持部36を構成する第1接点バネ保持部31が形成されている。第1接点バネ保持部31は、張
り出し部257に形成された凹部311と、凹部311の内周側で+Z方向に突出する接点バネ壁部312と、凹部311の外周側に位置する規制部313を備える。規制部313は、張り出し部257において凹部311の外周側に位置する部位である。
(振れ補正用駆動機構)
振れ補正用駆動機構50は、固定体20と可動体10の間に設けられた4組の磁気駆動機構51を備える。各磁気駆動機構51は、磁石52とコイル53を備える。コイル53は空芯コイルであり、可動体10の+X方向側および−X方向側の側面、ならびに可動体10の+Y方向側および−Y方向側の側面に保持される。磁石52は、第1ケース210の胴部211において、+X方向側に位置する側板部216の内面、−X方向側に位置する側板部217の内面、+Y方向側に位置する側板部218の内面、−Y方向側に位置する側板部219の内面に保持される。従って、可動体10と第1ケース210の胴部211との間では、+X方向側、−X方向側、+Y方向側、−Y方向側のいずれにおいても、磁石52とコイル53とが対向する。
磁石52は、胴部211に接する外面側と、コイル53に面する内面側が異なる極に着磁されている。また、磁石52は光軸L方向(すなわち、Z軸方向)に2分割され、内面側の磁極が分割位置を境にして異なるように着磁されている。このため、コイル53は、上下の長辺部分が有効辺として利用される。4つの磁石は、外面側および内面側に対する着磁パターンが同一である。第1ケース210は磁性材料から構成されており、磁石52に対するヨークとして機能する。
(可動体)
図4は可動体10の分解斜視図であり、図5は第1ケース210およびウェイト11を取り外した光学ユニット100の平面図である。可動体10は、光学モジュール1と、光学モジュール1を保持するホルダ40と、ホルダ40の+Z方向側に固定されたウェイト11を備える。光学モジュール1は、光軸LがZ軸方向を向くように配置される。ウェイト11は、後述するホルダ40の枠部41から立ち上がる壁部43、44、45、46の被写体側(+Z方向側)の端部(枠部41に対して光軸L方向の逆側)を連結する連結板の役目を果たすとともに、可動体10のZ軸方向における重心位置を調整する。ウェイト11は矩形の金属板であり、その中央には円形開口13が形成されている。ウェイト11の外周縁には各辺に2か所ずつ凹部12が形成され、後述する補強部材80の突出部81とウェイト11の凹部12とを互いに係合させて固定することにより、枠部41から立ち上がる壁部43、44、45、46を互いに保持させ、壁部43、44、45、46の倒れを防止することができる。ウェイト11は非磁性の金属であるため、ウェイト11と磁石52との間には磁気的な吸引力が発生しない。
光学モジュール1は、光学素子としてのレンズおよび撮像素子等を内蔵する上部モジュール2と、ジャイロスコープおよび配線基板等の電子部品を内蔵する下部モジュール3を備える。上部モジュール2は直方体状の外形をしている。上部モジュール2の+Z方向の面からは円柱状のレンズホルダ4が突出する。下部モジュール3は上部モジュール2よりも一回り大きい直方体状である。下部モジュール3は上部モジュール2の−Z方向側に位置しており、上部モジュール2から+X方向側、−X方向側、+Y方向側、−Y方向側に同一寸法だけ外側に張り出している。光学モジュール1をZ軸方向に見た場合に、レンズホルダ4は光軸Lを中心とする円形であるが、上部モジュール2および下部モジュール3の外形は正方形である。
ホルダ40は、可動体10の外周部分を構成している。ホルダ40は、Z軸方向から見た場合に、略矩形、具体的には略正方形の平面形状をした枠部41を備える。枠部41には、光学モジュール1の上部モジュール2を配置する矩形の保持孔42が形成されている
。ホルダ40は、枠部41の+X方向側、−X方向側、+Y方向側、−Y方向側の各側端縁から+Z方向に立ち上がる壁部43、44、45、46を備える。壁部43、44、45、46は、保持孔42の外周側を囲むように配置され、枠部41の各側端縁の中央でX軸方向もしくはY軸方向に直線状に延在する。保持孔42に配置された上部モジュール2の外周面と壁部43、44、45、46との間には、後述する支持機構30の可動枠39を配置可能な空間が形成される。上部モジュール2の外周面は、+X方向側を向く側面、−X方向側を向く側面、+Y方向側を向く側面、−Y方向側を向く側面を備える。これらの側面は、ホルダ40の各辺に沿って設けられた壁部43、44、45、46と対向する。
壁部43、44、45、46は、それぞれ、保持孔42とは反対側を向く外側面に形成されたコイル保持部47を備える。コイル保持部47は、壁部43、44、45、46の外側面から突出する矩形の凸部である。コイル保持部47の外周側には、磁気駆動機構51のコイル53が配置される。コイル53は、その中央にコイル保持部47が嵌った状態で、壁部43、44、45、46の外側面に接着剤等により固定される。コイル53が壁部43、44、45、46に固定された状態では、図5に示すように、光軸L方向から見て壁部43、44、45、46の両側端面に対してコイル53の両外側端面を突出させ、壁部43、44、45、46の幅に対してコイル53の壁部43、44、45、46に沿う方向の幅を大きく設定しているが、可動枠39の光軸L回りの4か所に設けられた支点部391は、第1ケース210の胴部211の四隅に設けられているから、壁部43、44、45、46の幅に対してコイル53の幅を大きくしても、周方向に隣り合う壁部の間の隙間(間隙部401、402、403、404)の幅と周方向に隣り合うコイル53間の隙間の幅とをほぼ同じに確保することができる。コイル53は、コイル保持部47に巻線を巻き付けて形成してもよいし、予め空芯コイルの形状に形成したものをコイル保持部47に取り付けてもよい。図2に示すように、コイル保持部47は、コイル53の中央から磁石52の側に突出しており、磁石52と対向する。振動等によって可動体10がX軸方向もしくはY軸方向に変位する際、コイル保持部47が磁石52と当接して可動体10の移動範囲を規制する。
枠部41は、第1軸線R1上の対角位置に形成された切り欠き部48を備える。切り欠き部48は、第1軸線R1上の対角位置に位置する2箇所の角部を第1軸線R1に対して垂直な平面で切断した部位である。図5に示すように、切り欠き部48は、X方向側の壁部43と+Y方向側の壁部45の間に設けられた間隙部401、および、−X方向側の壁部44と−Y方向側の壁部46の間に設けられた間隙部402に配置されている。可動体10を固定体20に対して組み付けると、第2ケース250の第1軸線R1上の対角位置に設けられた張り出し部257が切り欠き部48と対向する。張り出し部257に設けられた第1接点バネ保持部31は、枠部41の第1軸線R1上の対角位置で、壁部43と壁部45の間の間隙部401、および、壁部44と壁部46の間の間隙部402に配置される。
枠部41の第2軸線R2上の対角位置には、支持機構30の第2揺動支持部37を構成する第2接点バネ保持部32が形成されている。第2接点バネ保持部32は、+X方向側の壁部43と−Y方向側の壁部46の間に設けられた間隙部403、および、−X方向側の壁部44と+Y方向側の壁部45の間に設けられた間隙部404に配置されている。図4に示すように、第2接点バネ保持部32は、+Z方向に立ち上がる接点バネ壁部322と、接点バネ壁部322の根元部から外周側に突出する突出部321と、突出部321の先端部から+Z方向に突出する規制部323を備える。
枠部41の外周面は、+X方向側、−X方向側、+Y方向側、−Y方向側の各面がZ軸方向の途中位置で段差のある形状になっている。すなわち、図3、図4に示すように、枠
部41の外周面の+Z方向側の部分は、外周側に張り出した張り出し部411を形成する。一方、枠部41の外周面の−Z方向側の部分は、内周側に凹んだ段部412を形成する。段部412には、+X方向側、−X方向側、+Y方向側、−Y方向側を向く各面の中央で外周側に突出する固定用凸部413が形成されている。固定用凸部413は、後述するように、板状バネ70を係合する係合部として機能する。
ホルダ40は樹脂製であり、インサート成形で樹脂部分と一体化された補強部材80を備える(図2、図4参照)。本形態の補強部材80はU字型の金属板であり、壁部43、44、45、46内にそれぞれ1つずつ補強部材80が埋め込み配置されている。補強部材80は、枠部41の各側端縁から+Z方向に立ち上がった壁部43、44、45、46の下端よりも下側(−Z方向側)まで、即ち、枠部41内まで延びている(図2参照)。従って、補強部材80は、壁部43、44、45、46がその下端で傾いて折れないよう補強する機能を備え、ホルダ40の耐衝撃性を高めている。また、補強部材80は、壁部43、44、45、46の+Z方向の端面の2か所で+Z方向に突出する突出部81を備える。ウェイト11の外周側の端面には、突出部81に対応する位置に凹部12が形成されている。ウェイト11をホルダ40に固定するとき、突出部81を凹部12に配置することでウェイト11の位置決めを行うことができる。また、補強部材80とウェイト11はいずれも金属製であるため、突出部81と凹部12で金属同士の接合を行って、ウェイト11をホルダ40に固定することができる。ウェイト11を壁部43、44、45、46に固定すれば、枠部41の各側端縁から片持ち状に+Z方向に立ち上がる壁部43、44、45、46を、ウェイト11を介して連結し、互いに支え合うように構成することができ、壁部43、44、45、46の倒れを防止することができる。このため、ウェイト11は壁部43、44、45、46に対する連結板としても作用しているから、この部品を単なる連結板としてのみ用い、ウェイト11としての機能は他の部品に持たせるように構成してもよい。
なお、壁部43、44、45、46にインサートされた補強部材80の下端同士を繋ぐ矩形枠状の金属部材を枠部41にインサートしてもよい。この場合、矩形枠状の金属部材の各辺からU字型の金属板が立ち上がる一体型の補強部材を樹脂部分にインサートしてホルダ40を形成する。
ホルダ40は、図2に示すように、保持孔42に上部モジュール2が配置され、且つ、枠部41の下端部と下部モジュール3の上端部とがZ軸方向に当接した状態で光学モジュール1を保持する。可動体10を固定体20に対して組み付けると、光学ユニット100の下端部分では、図1(b)、図2に示すように、第2ケース250の開口部252から−Z方向側に枠部41の下側部分および下部モジュール3が突出した状態となる。
(板状バネ)
板状バネ70は、固定体20と可動体10とを接続して、振れ補正用駆動機構50が停止状態にあるときの可動体10の姿勢を規定する部材である。板状バネ70は、金属板を加工した矩形枠状のバネ部材である。板状バネ70は、固定体20に接続される固定体側連結部71と、可動体10に接続される可動体側連結部72と、固定体側連結部71と可動体側連結部72とを連結するアーム部73を備える。図1(b)に示すように、第2ケース250を−Z方向側から見た場合の底板部251の四隅には、−Z方向に突出する固定用凸部258が形成されている。固定体側連結部71は板状バネ70の外周部に形成され、固定用凸部258が嵌る穴が形成されている。一方、可動体側連結部72は板状バネ70の内周縁に形成されている。可動体側連結部72は、ホルダ40の外周面に形成された固定用凸部413に対応する位置に形成された凹部である。
板状バネ70は、第2ケース250の底板部251に−Z方向側から重なり、第2ケー
ス250の開口部252から突出する可動体10の部分(ホルダ40の枠部41)を囲むように取り付けられる。板状バネ70の固定体側連結部71は、固定体20(第2ケース250)に形成された固定用凸部258に固定され、板状バネ70の可動体側連結部72は、可動体10(ホルダ40)に形成された固定用凸部413に係合する。これにより、固定体20と可動体10とが板状バネ70を介して接続される。
(支持機構)
図6は支持機構30の分解斜視図である。また、図7は支持機構30の説明図であり、図7(a)は支持機構30を組み立てた状態の斜視図、図7(b)は第1揺動支持部の断面図(図7(a)のB−B位置で切断した部分断面図)、図7(c)は第2揺動支持部の断面図(図7(a)のC−C位置で切断した部分断面図)である。上述したように、本形態の光学ユニット100において、可動体10を第1軸線R1回りおよび第2軸線R2回りに揺動可能に支持するにあたって、固定体20の第2ケース250と可動体10のホルダ40との間には、以下に説明する支持機構30が構成されている。本形態では、支持機構30としてジンバル機構を用いる。支持機構30(ジンバル機構)は、第1軸線R1方向で離間する2か所に設けた第1揺動支持部36と、第2軸線R2方向で離間する2か所に設けた第2揺動支持部37と、第1揺動支持部36および第2揺動支持部37によって支持される可動枠39を備える。
可動枠39は概略矩形状の板バネからなるジンバルばねである。可動枠39は、光軸L回りの4か所に設けられ可動体10を揺動可能に支持する支点部391と、光軸L回りで隣り合う支点部391を繋ぐ連結部392を備える。支点部391のうちの2箇所は、第1軸線R1上の対角位置に設けられ、残りの2箇所は、第2軸線R2上の対角位置に設けられている。連結部392は、X軸方向もしくはY軸方向に延在する蛇行部393と、蛇行部393の両端からそれぞれ、支点部391まで延在する直線部394を備える。蛇行部393は、Z軸方向(すなわち、光軸L方向)に対して垂直な面内で蛇行しながら、X軸方向もしくはY軸方向に延在する。具体的には、蛇行部393は、それぞれの壁部43、44、45、46の内側であって光学モジュール1の上部モジュール2の側面に対しては外側の位置において、それぞれの壁部43、44、45、46に対して接近及び離間するように蛇行する(折り返される)曲線部がそれぞれの壁部に沿うように形成されている。上部モジュール2のそれぞれの側面に対しても、曲線部が接近及び離間するように蛇行する(折り返される)。即ち、蛇行部393は、互いに平行に配置された壁部43、44、45、46と上部モジュール2の側面との間において、曲線部を折り返し湾曲させることにより形成されている。なお、光学ユニット100の少なくとも非動作状態において、蛇行部393は、壁部43、44、45、46と上部モジュール2の側面とからは離間しており、接触はしていない。従って、蛇行部393は、光軸Lに対して直交する方向に弾性変形可能である。
各支点部391は周方向に延在する。各支点部391の内側面には溶接等によって金属製の球体38が固定されている。この球体38によって、各支点部391に可動枠39の中心を向く半球状の凸面が設けられている。各支点部391の周方向の両端からそれぞれ、内周側に向けて直線部394が平行に延在する。従って、支点部391は、球体38が固定された周方向に延在する延在部分であり、また、平行に延在する2本の直線部394を連結する部分である。直線部394は、壁部43、44、45、46の内周側まで延在しており、壁部43、44、45、46の内周側で蛇行部393に接続される。
第1揺動支持部36は、固定体20の第2ケース250に設けられた第1接点バネ保持部31と、第1接点バネ保持部31に保持される第1接点バネ33を備える。第1接点バネ33は、U字状に屈曲した金属製の板バネである。第1接点バネ33は、Z軸方向に延在する固定側板バネ部331および可動側板バネ部332と、Z軸方向と交差する方向に
延在して固定側板バネ部331と可動側板バネ部332とを接続する折り返し部333と、可動側板バネ部332の+Z方向の端部から固定側板バネ部331と逆の側(すなわち、外周側)に突出する屈曲部334を備える。第1接点バネ33は、固定側板バネ部331が第1接点バネ保持部31の接点バネ壁部312に対して光軸L方向と直交する方向(第1軸線R1方向)で当接するとともに、折り返し部333が凹部311の底面に対して光軸L方向に当接するように配置される。従って、第1接点バネ33は、接点バネ壁部312によって光軸L方向と直交する方向(第1軸線R1方向)で支持されるとともに、凹部311の底面によって光軸L方向の像側(−Z方向)で支持される。
第2揺動支持部37は、可動体10のホルダ40に設けられた第2接点バネ保持部32と、第2接点バネ保持部32に保持される第2接点バネ34を備える。第2接点バネ34は、U字状に屈曲した金属製の板バネであり、第1接点バネ33と同一形状である。すなわち、第2接点バネ34は、Z軸方向に延在する固定側板バネ部341および可動側板バネ部342と、Z軸方向と交差する方向に延在して固定側板バネ部341および可動側板バネ部342を接続する折り返し部343と、可動側板バネ部342の+Z方向の端部から固定側板バネ部341と逆の側(すなわち、外周側)に突出する屈曲部344を備える。第2接点バネ34は、固定側板バネ部341が第2接点バネ保持部32の接点バネ壁部322に対して光軸L方向と直交する方向(第2軸線R2方向)で当接するとともに、折り返し部343が突出部321に対して光軸L方向の像側(−Z方向)から当接するように配置される。従って、第2接点バネ34は、接点バネ壁部322によって光軸L方向と直交する方向(第2軸線R2方向)で支持されるとともに、突出部321によって光軸L方向の像側(−Z方向)で支持される。
可動枠39は、第1軸線R1方向の対角位置に設けられた支点部391の内周側に第1揺動支持部36が配置され、第2軸線R2方向の対角位置に設けられた支点部391の内周側に第2揺動支持部37配置されて、これら4箇所の揺動支持部によって支持される。第1接点バネ33の可動側板バネ部332、および第2接点バネ34の可動側板バネ部342には、それぞれ、支点部391に溶接された球体38に接触する半球状の接点部335、345が形成されている。第1揺動支持部36と第2揺動支持部37は、第1軸線R1方向に弾性変形可能な状態に取り付けられた第1接点バネ33と、第2軸線R2方向に弾性変形可能な状態に取り付けられた第2接点バネ34を介して、可動枠39を支持する。可動枠39と第1接点バネ33および第2接点バネ34は、半球状の接点部335、345を介して球体38と接触しているため、可動枠39は、光軸L方向と直交する2方向(第1軸線R1方向および第2軸線R2方向)の各方向回りに回転可能な状態で支持される。
可動枠39は、支点部391の+Z方向側に位置する第1接点バネ33の屈曲部334、および第2接点バネ34の屈曲部344によって、光軸L方向の被写体側(+Z方向側)への移動が規制される。また、可動枠39は、第1接点バネ保持部31において凹部311の外周側に位置する部位である規制部313、および、第2接点バネ保持部32において突出部321の先端部に設けられた規制部323によって、光軸L方向の像側(−Z方向側)への移動が規制される。つまり、第1揺動支持部36および第2揺動支持部37は、可動枠39が光軸L方向の移動によって外れてしまうことがないように構成されている。
次に、図5を参照して、光軸L方向に見た場合の支持機構30の平面構成を説明する。可動体10のホルダ40には、光学モジュール1の上部モジュール2を囲むように壁部43、44、45、46が設けられている。ホルダ40は正方形であり、ホルダ40の各辺に沿って壁部43、44、45、46が直線状に延在する。ホルダ40の角部には、周方向に隣り合う壁部の間に設けられた隙間(上述した間隙部401、402、403、40
4)が位置する。可動枠39を支持する第1揺動支持部36と第2揺動支持部37は、隣り合う壁部の間に設けられた隙間の周方向位置、すなわち、間隙部401、402、403、404に配置されている。また、可動枠39を支持する第1揺動支持部36と第2揺動支持部37は、正方形の外形をした固定体20である第1ケース210および第2ケース250の角部に位置している。
可動枠39は、第1揺動支持部36と第2揺動支持部37に支持される支点部391が壁部43、44、45、46よりも外周側に位置する。一方、可動枠39の蛇行部393は、壁部43、44、45、46の内周側に位置しており、支点部391と支点部391とを繋ぐ連結部392は、光学モジュール1の上部モジュール2と壁部43、44、45、46との間の空間を通るように配置される。蛇行部393と支点部391とを繋ぐ直線部394は、間隙部401、402、403、404において第1軸線R1方向もしくは第2軸線R2方向と平行に壁部43、44、45、46よりも外周側の位置から壁部43、44、45、46の内周側の位置まで延在する。蛇行部393とその両側の直線部394は、全体として内周側に凹んだ形状に繋がっている。従って、蛇行部393の外側には、支点部391と支点部391の間に、壁部43、44、45、46および磁気駆動機構51の一部を配置可能な空間が形成されている。
支点部391は、壁部43、44、45、46の外側面に取り付けられたコイル53よりも外周側に位置する。また、支点部391は、コイル53に対して外周側から対向する磁石52の内側面よりも外周側に位置するが、磁石52の外側面よりは内周側に位置する。コイル53の全体、および磁石52の内側部分は、壁部43、44、45、46とともに、支点部391と支点部391の間の空間に配置されている。
(作用効果)
以上のように、本形態の支持機構30は、可動枠39の支点部391が、隣り合う壁部の間に設けられた隙間(間隙部401、402、403、404)の周方向位置であるホルダ40の角部において、壁部43、44、45、46よりも外周側に位置する。一方、支点部391と支点部391とを繋ぐ連結部392は、蛇行部393が壁部43、44、45、46の内周側を通るように内周側に凹んだ形状をしている。そして、この凹んだスペースに壁部43、44、45、46が配置されている。このような配置では、壁部43、44、45、46の内周側に支点部391および支点部391を支持する第1揺動支持部36および第2揺動支持部37を配置するスペースを確保する必要がない。従って、壁部43、44、45、46を内周側に配置できるので、光学ユニット100を光軸方向Lと交差する方向で薄型化でき、光学ユニット100を全体として小型化できる。また、連結部392が内周側に凹んだ形状であるため、小型化によって可動枠39の周長が短くなって支持機能が低下することを回避できる。
また、本形態では、支点部391が磁気駆動機構51を構成するコイル53の全体および磁石52の内側部分よりも外周側に位置する。従って、支点部391と支点部391との間で内周側に凹んだ連結部392によって囲まれるスペースに、壁部43、44、45、46だけでなくコイル53の全体および磁石52の内側部分を配置できる。よって、壁部43、44、45、46だけでなく振れ補正用駆動機構50を内周側に配置できるので、光学ユニット100を光軸方向Lと交差する方向で薄型化でき、光学ユニット100を全体として小型化できる。
また、本形態では、ホルダ40が矩形であり、その角部を利用して、支点部391を支持する第1揺動支持部36および第2揺動支持部37を配置するスペースを確保している。従って、支点部391を壁部43、44、45、46およびコイル53よりも外周側に配置した構成でありながら、壁部43、44、45、46およびコイル53の幅を大きく
とることができる。よって、小型化によって振れ補正用駆動機構50の駆動力が低下することを回避できる。
また、本形態では、第1接点バネ33と第2接点バネ34が、それぞれ、接点バネ壁部312あるいは接点バネ壁部322によって光軸L方向と直交する方向で支持されるとともに、凹部311の底面あるいは突出部321によって光軸L方向の像側(−Z方向)で支持される。従って、第1接点バネ33と第2接点バネ34を確実に支持できる。また、第1接点バネ保持部31に規制部313が設けられ、第2接点バネ保持部32に規制部323が設けられているので、可動枠39が光軸L方向の移動によって第1揺動支持部36および第2揺動支持部37から外れてしまうことがないという利点がある。
(変形例)
上記形態は、ホルダ40によってコイル53を保持し、第1ケース210の胴部211に磁石52が保持されるものであったが、ホルダ40によって磁石52を保持し、第1ケース210の胴部211によってコイル53を保持する構成にしてもよい。
1…光学モジュール
2…上部モジュール
3…下部モジュール
4…レンズホルダ
10…可動体
11…ウェイト
12…凹部
13…円形開口
20…固定体
30…支持機構
31…第1接点バネ保持部
32…第2接点バネ保持部
33…第1接点バネ
34…第2接点バネ
36…第1揺動支持部
37…第2揺動支持部
38…球体
39…可動枠
40…ホルダ
41…枠部
42…保持孔
43、44、45、46…壁部
47…コイル保持部
48…切り欠き部
50…補正用駆動機構
51…磁気駆動機構
52…磁石
53…コイル
70…板状バネ
71…固定体側連結部
72…可動体側連結部
73…アーム部
80…補強部材
81…突出部
100…光学ユニット
210…第1ケース
211…胴部
212…端板部
213…突出部
214…窓
216、217、218、219…側板部
250…第2ケース
251…底板部
252…開口部
253…側壁部
257…張り出し部
258…固定用凸部
311…凹部
312…接点バネ壁部
313…規制部
321…突出部
322…接点バネ壁部
323…規制部
331…固定側板バネ部
332…可動側板バネ部
333…折り返し部
334…屈曲部
335…接点部
341…固定側板バネ部
342…可動側板バネ部
343…折り返し部
344…屈曲部
345…接点部
391…支点部
392…連結部
393…蛇行部
394…直線部
401、402、403、404…間隙部
411…張り出し部
412…段部
413…固定用凸部
L…光軸
R1…第1軸線
R2…第2軸線

Claims (15)

  1. 光学モジュールをホルダで保持した可動体と、
    前記可動体を囲む胴部を備える固定体と、
    前記可動体を前記固定体に対して揺動可能に支持する支持機構と、
    前記可動体を揺動させる振れ補正用駆動機構と、を有し、
    前記ホルダは、前記光学モジュールの外周側に位置する複数の壁部を備え、前記壁部は前記振れ補正用駆動機構の一部を保持し、
    前記支持機構は、前記光学モジュールを囲む可動枠と、前記可動枠を支持する複数の揺動支持部とを備え、
    前記可動枠は、前記揺動支持部と接する支点部と、前記支点部と前記支点部を繋ぐ連結部とを備え、
    前記支点部は前記壁部よりも外周側に位置し、
    前記連結部は前記壁部の内周側を通るように配置されていることを特徴とする振れ補正機能付き光学ユニット。
  2. 前記ホルダは矩形であり、
    前記ホルダの各辺に沿って前記壁部が延在し、
    前記ホルダの角部に、周方向に隣り合う前記壁部の間に設けられた間隙部が位置し、
    前記揺動支持部は、前記間隙部に配置されることを特徴とする請求項1に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  3. 前記連結部は、前記壁部の内周側に配置される蛇行部、および、前記蛇行部と前記支点部とを繋ぐ直線部を備え、
    前記直線部は前記間隙部に配置されることを特徴とする請求項2に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  4. 前記光学モジュールは、レンズを内蔵するとともに直方体状の外形を有する上部モジュールを備え、
    前記上部モジュールにおける前記直方体状の外形のそれぞれの側面は、前記ホルダの各辺に沿って設けられた前記壁部と対向し、
    前記連結部は、前記壁部の内周側に配置される蛇行部を備え、前記蛇行部は、前記上部モジュールの前記側面と前記壁部との間に配置されていることを特徴とする請求項2に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  5. 前記蛇行部は、前記上部モジュールの前記側面と前記壁部との間において、前記壁部に対して接近及び離間するように折り返される曲線部が前記壁部に沿うように形成されていることを特徴とする請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  6. 前記支点部は、内側面に金属製の球体が固定された周方向に延在する部分であり、
    前記蛇行部と前記支点部とを繋ぐ直線部は、前記支点部の周方向両側から前記間隙部の内周側まで延在され、前記間隙部の内周側において前記蛇行部と接続されていることを特徴とする請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  7. 前記ホルダは、直方体状の前記上部モジュールを配置する矩形の保持孔が形成された矩形の枠部と、前記枠部の各側端縁から立ち上がる前記壁部と、を備え、
    前記壁部の倒れを防止する補強部材が前記枠部から前記壁部にわたって設けられていることを特徴とする請求項4に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  8. 前記枠部の各側端縁から立ち上がる前記壁部の先端は、その中央に円形開口が形成され
    た連結板によって連結されていることを特徴とする請求項7に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  9. 前記ホルダは樹脂製であり、前記補強部材は金属板であり、前記連結板は金属板であり、
    前記連結板は、前記光学モジュールの光軸方向における前記可動体の重心位置を調整するウェイトであり、
    前記補強部材は、前記壁部の先端から突出する突出部を備え、前記突出部は前記連結板である前記ウェイトと接合されることを特徴とする請求項8に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  10. 前記振れ補正用駆動機構は、コイルおよび磁石を備え、
    前記コイルおよび磁石の一方は、前記壁部の外側面に保持され、
    前記支点部は、前記コイルおよび前記磁石の前記一方よりも外周側に位置することを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  11. 前記コイルおよび前記磁石の他方は、前記胴部の内側面に保持され、
    前記コイルおよび前記磁石の前記他方は、その一部が前記支点部よりも内周側に位置することを特徴とする請求項10に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  12. 前記コイルは前記壁部の外側面に保持され、前記磁石は前記胴部の内側面に保持され、
    前記光学モジュールの光軸方向から見て前記コイルの前記壁部に沿う方向における両最外側面は、前記壁部の両側面より突出していることを特徴とする請求項10に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  13. 前記揺動支持部は接点バネおよび接点バネ保持部を備え、
    前記接点バネ保持部は、前記接点バネを前記光学モジュールの光軸方向と交差する方向で支持する接点バネ壁部を備えることを特徴とする請求項10に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  14. 前記揺動支持部は接点バネおよび接点バネ保持部を備え、
    前記接点バネ保持部は、前記接点バネを前記光学モジュールの光軸方向と交差する方向で支持する接点バネ壁部を備えることを特徴とする請求項1から9の何れか一項に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
  15. 前記接点バネ保持部は、前記光軸方向への前記可動枠の移動を規制する規制部を備えることを特徴とする請求項14に記載の振れ補正機能付き光学ユニット。
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