JP6689736B2 - フィンユニット装置およびこれを備えた船舶 - Google Patents
フィンユニット装置およびこれを備えた船舶 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6689736B2 JP6689736B2 JP2016238649A JP2016238649A JP6689736B2 JP 6689736 B2 JP6689736 B2 JP 6689736B2 JP 2016238649 A JP2016238649 A JP 2016238649A JP 2016238649 A JP2016238649 A JP 2016238649A JP 6689736 B2 JP6689736 B2 JP 6689736B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- duct
- propeller
- fin
- fins
- ship
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H5/00—Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water
- B63H5/07—Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers
- B63H5/16—Arrangements on vessels of propulsion elements directly acting on water of propellers characterised by being mounted in recesses; with stationary water-guiding elements; Means to prevent fouling of the propeller, e.g. guards, cages or screens
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Ocean & Marine Engineering (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
また、特許文献3には、ボッシングに固定された円筒形状の前方ノズルを外部フィンが外方に突出するように設けられた構成が開示されている。さらに、外部フィンと内部フィンとで異なる迎角を有することで、予備渦流を最適化できることが記載されている。
内側フィンと外側フィンとをダクトに固定することとしたので、内側フィンと外側フィンとを異なる設置角度としても、ダクトを介して容易に設置することができる。
プロペラ上流側は、ボッシング等の船体形状によって複雑な流れ場となる。例えば、プロペラ回転軸線に直交する面内では、プロペラ回転軸線を中心とする内周側では上方から下方への流れが主となり、外周側では円周方向に沿って下方から上方への流れが主となる。本発明者等は、この流れ場に着目して、内側フィンと外側フィンとの設置角度を適正化できることを見出した。
具体的には、プロペラ右回転の場合には左舷側(プロペラ左回転の場合には右舷側)にて、流入する水に対して迎角を形成し、回転軸線を含む基準面に対する内側フィンの設置角度をθi、基準面に対する外側フィンの設置角度をθoとした場合に、θi>θoの関係となるようにした。この理由は以下の通りである。
プロペラ右回転の場合に左舷側(プロペラ左回転の場合に右舷側)では、内周側の流れ場は、上方から下方への流れが主となり、下方から上方に回転するプロペラに対向する方向となる。このため、上方から下方への流れを促進するように内側フィンの設置角度θiを大きくすることが好ましい。
一方、外周側の流れ場は、下方から上方への流れが主となり、下方から上方に回転するプロペラと略同一方向となる。このため、外側フィンは下向きに流れを変更する設置角度とすることが好ましい。しかし、外周側ではプロペラ回転軸線方向の流速が内周側に比べて大きいため、大きな迎角を得るように外側フィンの設置角度を設定すると外側フィンが流れに対する抵抗となるため好ましくない。したがって、内側フィンの設置角度θiよりも外側フィンの設置角度θoを小さく設定する(θi>θo)。
以上により、内周側及び外周側においてプロペラ上流側の流れ場が改善され、船舶の推進性能を向上させることができる。
なお、内側フィン及び外側フィンを翼形状とする場合には、翼形状の腹側を下方に向けて設置することが好ましい。これにより、腹側形状を利用して効果的に流れ方向を上方から下方に変更することができる。
内側フィンと外側フィンとをダクトに固定することとしたので、内側フィンと外側フィンとを異なる設置角度としても、ダクトを介して容易に設置することができる。
プロペラ上流側は、ボッシング等の船体形状によって複雑な流れ場となる。例えば、プロペラ回転軸線に直交する面内では、プロペラ回転軸線を中心とする内周側では上方から下方への流れが主となり、外周側では円周方向に沿って下方から上方への流れが主となる。本発明者等は、この流れ場に着目して、内側フィンと外側フィンとの設置角度を適正化できることを見出した。
具体的には、プロペラ右回転の場合には右舷側(プロペラ左回転の場合には左舷側)にて、流入する水に対して迎角を形成し、回転軸線を含む基準面に対する内側フィンの設置角度をθi、基準面に対する外側フィンの設置角度をθoとした場合に、θi<θoの関係となるようにした。
プロペラ右回転の場合に右舷側(プロペラ左回転の場合に左舷側)では、内周側の流れ場は上方から下方への流れが主となり、上方から下方に回転するプロペラと略同一方向となる。このため、内側フィンは上向きに流れを変更するように設置角度θiを大きくすることが好ましい。
一方、外周側の流れ場は、下方から上方への流れが主となり、下方から上方に回転するプロペラと対向する方向となる。このため、下方から上方への流れを促進するように外側フィンの設置角度θoを大きくすることが好ましい。したがって、内側フィンの設置角度θiよりも外側フィンの設置角度θoを大きく設定する(θi<θo)。
以上により、内周側及び外周側においてプロペラ上流の流れ場が改善され、推進性能を向上させることができる。
なお、内側フィン及び外側フィンを翼形状とする場合には、翼形状の腹側を上方に向けて設置することが好ましい。これにより、腹側形状を利用して効果的に流れ方向を下方から上方に変更することができる。
内側フィンと外側フィンとをダクトに固定することとしたので、内側フィンと外側フィンとを異なる設置角度としても、ダクトを介して容易に設置することができる。
プロペラ上流側は、ボッシング等の船体形状によって複雑な流れ場となる。例えば、プロペラ回転軸線に直交する面内では、プロペラ回転軸線を中心とする内周側では上方から下方への流れが主となり、外周側では円周方向に沿って下方から上方への流れが主となる。本発明者等は、この流れ場に着目して、内側フィンと外側フィンとの設置角度を適正化できることを見出した。
具体的には、内側フィンの延在方向とは異なる位置に、外側フィンを設けることとした。流れ場が異なる内周側と外周側とでそれぞれ独立して内側フィン及び外側フィンを適正な位置に設置することができ、内周側及び外周側においてプロペラ上流の流れ場が改善され、推進性能を向上させることができる。
なお、内側フィンと外側フィンの設置角度に関する上述の発明と組み合わせることとしても良い。
ダクトの下方とは、例えば、船舶後方からダクトを見た場合に、プロペラ回転軸線を通る水平線よりも下方の領域を意味する。
内側フィンと外側フィンとをダクトに固定することとしたので、内側フィンと外側フィンとを異なる設置角度としても、ダクトを介して容易に設置することができる。
プロペラ上流側は、ボッシング等の船体形状によって複雑な流れ場となる。例えば、プロペラ回転軸線に直交する面内では、プロペラ回転軸線を中心とする内周側では上方から下方への流れが主となり、外周側では円周方向に沿って下方から上方への流れが主となる。本発明者等は、この流れ場に着目して、内側フィンと外側フィンとの設置角度を適正化できることを見出した。
具体的には、プロペラ右回転の場合には左舷側の上方(プロペラ左回転の場合には右舷側の上方)では、外側フィンの半径方向における延在方向を、対応する内側フィンの半径方向における延在方向よりも上方に向けるようにした。これにより、下方から上方に回転するプロペラに対向する方向に流れを変更することができる。
なお、プロペラ右回転の場合には左舷側の上方(プロペラ左回転の場合には右舷側の上方)とは、例えば、船舶後方から見た場合に、プロペラ回転軸線を通る水平線よりも上方の領域を意味する。
また、内側フィンと外側フィンの設置角度に関する上述の発明や、内側フィンと外側フィンとのダクトに対する設置位置を異ならせた上述の発明と組み合わせることとしても良い。
ダクトの下方とは、例えば、船舶後方からダクトを見た場合に、プロペラ回転軸線を通る水平線よりも下方の領域を意味する。
例えば、ダクト上方のように推力を発生できる位置では流れに対して推力を有効に発生できる位置にダクトを位置させるとともに、ダクト下方のように推力を発生させ難い位置では可及的に流線に沿うようにダクトを位置させて抵抗を低減するようにする。この場合、ダクトの横断面形状は、円形に限らず、楕円形や長円形、あるいは一部を切り欠いた形状としても良い。円形でない場合の形状における中心位置とは、図心を意味する。
また、プロペラの回転による影響でプロペラ上流側の流れ場が変化する場合には、これに応じてダクトの中心位置を設定する。例えば、ダクトの中心位置を、プロペラ回転軸線を通る鉛直線上からプロペラの回転方向にずらして設定しても良い。
[第1実施形態]
図1には、本発明の第1実施形態に係る船舶1の船尾部分が示されている。船尾部分には、ボッシング11と、船尾オーバーハング部12が設けられている。ボッシング11は、プロペラの上流側に位置し、推進用のプロペラ10が回転軸線L1まわりに回転可能なようにプロペラ10を回転可能に支持する。船尾オーバーハング部12は、プロペラ10の上方位置に設けられている。
中段のフィン24b,25b,24e,25eは、水平線H方向に延在している。下段のフィン24a,25a,24d,25d及び上段のフィン24c,25c,24f,25fは、中段のフィン24b,25b,24e,25eの延在方向(水平線H方向)に対して対象に振り分けられて配置されている。ただし、本発明はこれらのフィン配置に限定されるものではない。
θi>θo ・・・(1)
θi<θo ・・・(2)
プロペラ10の上流側は、ボッシング11の形状や、ボッシング11に至る上流側および周囲の船体形状によって、図5に示すように複雑な流れ場となる。同図は、図2と同様に船舶後方から見たプロペラ10の上流側の流れ場を示している。同図において、回転軸線L1を通る水平線H及び鉛直線Vが示されている。等高線のように描かれた実線は、回転軸線L1方向(紙面垂直方向)の等流速線を示し、回転軸線L1に近い内周側ほど流速が小さく、外周側ほど流速が高い。複数の矢印は、回転軸線L1に直交する面内(y−z面内)における水流の流れ方向を示している。
プロペラ右回転の場合に左舷側では、内周側の流れ場は、図5に示したように、上方から下方への流れが主となり、下方から上方に回転するプロペラ10に対向する方向となる。このため、上方から下方への流れを促進するように内側フィン24の設置角度θiを大きくする。設置角度θiは、流入する流れに沿う迎角となるように設定され、この場合、迎角は例えば0°以上20℃以下、好ましくは0°以上15°以下に設定される。
以上により、内周側及び外周側においてプロペラ10の上流側の流れ場が改善され、船舶1の推進性能を向上させることができる。
図5に示したように、内周側の流れ場は上方から下方への流れが主となり、上方から下方に回転するプロペラ10と略同一方向となる。このため、内側フィン24は上向きに流れを変更するように設置角度θiを大きくする。
一方、外周側の流れ場は、下方から上方への流れが主となり、下方から上方に回転するプロペラ10と対向する方向となる。このため、下方から上方への流れを促進するように外側フィン25の設置角度θoを大きくする。設置角度θoは、流入する流れに沿う迎角となるように設定され、この場合、迎角は例えば0°以上20℃以下、好ましくは0°以上15°以下に設定される。
以上から、式(2)に示したように、内側フィン24の設置角度θiよりも外側フィン25の設置角度θoを大きく設定する。
次に、本発明の第2実施形態について、図6を用いて説明する。
本実施形態は、第1実施形態に対して、内側フィン24と外側フィン25の配置が異なり、その他は同様である。したがって、以下では相違点のみを説明し、同一の構成については同一符号を用いて説明を省略する。
このように、本実施形態では、内側フィン24の枚数よりも外側フィン25の枚数が少なくなっており、それぞれの枚数が異なっている。
対応する内側フィン24の延在方向とは異なる位置に、外側フィン25を設けることにより、流れ場が異なる内周側と外周側とでそれぞれ独立して内側フィン24及び外側フィン25を適正な位置に設置することができる。これにより、内周側及び外周側においてプロペラ上流の流れ場が改善され、推進性能を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図7を用いて説明する。
本実施形態は、各上記実施形態に対して、内側フィン24と外側フィン25の配置が異なり、その他は同様である。したがって、以下では相違点のみを説明し、同一の構成については同一符号を用いて説明を省略する。
左舷の上端の外側フィン25cは、対応する内側フィン24cがダクト22に固定された位置と同じ周方向位置で固定されている一方で、このダクト22に対する固定位置を境にして、内側フィン24cに対して上方に折り曲げられた状態で配置されている。
外側フィン25b,25cの延在方向を、対応する内側フィン24b,24cの延在方向よりも上方に向けるようにしたので、左舷側において下方から上方に回転するプロペラ10に対向する方向に流れを変更することができる。これにより、左舷側の上方において流れ場をさらに改善することで、プロペラ効率を向上させることができる。
なお、左舷側の上方とは、回転軸線L1を通る水平線Hよりも上方の領域を意味する。
また、本実施形態の発明は、上述した各実施形態の発明と組み合わせることとしても良い。
次に、本発明の第4実施形態について、図8を用いて説明する。
本実施形態は、各上記実施形態に示したダクト22の構造に関するものであり、その他は同様である。したがって、以下では相違点のみを説明し、同一の構成については同一符号を用いて説明を省略する。
ダクト22の縦断面は、翼形状とされている。そして、上流側から下流側に向けて回転軸線L1側に傾斜するようにコード長方向が設けられている。すなわち、ダクト22の上流側の開口よりも下流側の開口の方が小さくなっている。また、翼形状の腹側が内周側(回転軸線L1側)を向くように設けられている。
ダクト22を、上流側から下流側に向けて回転軸線L1側に傾斜するようにコード長方向が設けられた翼形状の縦断面を有するようにしたので、ダクト22に流入する流れによって推進力を得ることができる。すなわち、ダクト22の上方では、ダクト22の内周側に流れ込んだ水流が、翼形状の腹側において揚力F1を発生する。この揚力F1の回転軸線L1の分力が推進力となる。
次に、本発明の第5実施形態について、図9を用いて説明する。
本実施形態は、第4実施形態のダクトと形状が相違するが、その他は同様である。したがって、以下では相違点のみを説明し、同一の構成については同一符号を用いて説明を省略する。
ダクト22の下方では、図5に示したように、内周側における流れ場が下方に向かうようになっているので、翼形状のダクト22としても流れの剥離が生じたりして推進力が得られにくい。そこで、ダクト22の下方のコード長を上方よりも短くして、より抵抗とならないようにした。
なお、ダクト22の下方の設置角度をダクト22の上方と異ならせて、より抵抗とならない設置角度に設定してもよい。
次に、本発明の第6実施形態について、図10を用いて説明する。
本実施形態は、第4実施形態及び第5実施形態のダクトと形状が相違するが、その他は同様である。したがって、以下では相違点のみを説明し、同一の構成については同一符号を用いて説明を省略する。
ダクト22の下方に、部分的に欠損させたダクト欠損部22aを設け、ダクト22を設けない領域を形成することとした。これにより、流れの剥離や回転軸線L1方向の流速が大きい領域でのダクト22の抵抗を低減することができる。
なお、本実施形態は、上述した各実施形態と組み合わせることができる。
次に、本発明の第7実施形態について、図11〜図13を用いて説明する。
本実施形態は、第4実施形態〜第6実施形態のダクトと形状が相違するが、その他は同様である。したがって、以下では相違点のみを説明し、同一の構成については同一符号を用いて説明を省略する。
ダクト22の下半部分は、楕円の長軸を鉛直線V方向に向けることで、同図における左右の壁部を上下方向に伸ばすことによって上下方向の流れに沿わせるようにして抵抗を減らしている。また、楕円の短軸を水平線H方向に向けることで、ダクト22の下端部の領域を短くして抵抗を減らしている。
ダクト22の上半部分は、上方からダクト中心C1に向かって流れる領域に設置されている。これにより、ダクト22にて推力をより効果的に発生させることができる。
ダクト22の下半部分は、水流が下方に向かう流れから左右方向(水平方向)に偏向して上方へ向かう流れに略一致するように設けている。これにより、ダクト22の抵抗を減少させることができる。
なお、本実施形態は、上述した各実施形態と組み合わせることができる。
10 プロペラ
11 ボッシング
12 船尾オーバーハング部
20 フィンユニット装置
22 ダクト
24 内側フィン
25 外側フィン
L1 回転軸線
D1 プロペラの外周直径
A1 プロペラ回転方向
A2,A3,A4 水流の流れ方向
H 水平線
V 鉛直線
Claims (10)
- プロペラの船舶前方に位置し、該プロペラの回転軸線を囲むようにボッシング側に固定されたダクトと、
前記ダクトの内周側に外方端部が固定され、前記回転軸線に向けて略半径方向内側に延在する内側フィンと、
該内側フィンの延在方向に位置するとともに、前記ダクトの外周側に内方端部が固定され、略半径方向外側に延在する外側フィンと、
を備え、
少なくとも一対の前記内側フィン及び前記外側フィンは、
前記プロペラが船舶後方から見て右回転の場合には左舷側、または、前記プロペラが船舶後方から見て左回転の場合には右舷側にて、
流入する水に対して迎角を形成し、前記回転軸線を含む基準面に対する前記内側フィンの設置角度をθi、前記基準面に対する前記外側フィンの設置角度をθoとした場合に、
θi>θo
とされていることを特徴とするフィンユニット装置。 - プロペラの船舶前方に位置し、該プロペラの回転軸線を囲むようにボッシング側に固定されたダクトと、
前記ダクトの内周側に外方端部が固定され、前記回転軸線に向けて略半径方向内側に延在する内側フィンと、
該内側フィンの延在方向に位置するとともに、前記ダクトの外周側に内方端部が固定され、略半径方向外側に延在する外側フィンと、
を備え、
少なくとも一対の前記内側フィン及び前記外側フィンは、
前記プロペラが船舶後方から見て右回転の場合には右舷側、または、前記プロペラが船舶後方から見て左回転の場合には左舷側にて、
流入する水に対して迎角を形成し、前記回転軸線を含む基準面に対する前記内側フィンの設置角度をθi、前記基準面に対する前記外側フィンの設置角度をθoとした場合に、
θi<θo
とされていることを特徴とするフィンユニット装置。 - プロペラの船舶前方に位置し、該プロペラの回転軸線を囲むようにボッシング側に固定されたダクトと、
前記ダクトの内周側に外方端部が固定され、前記回転軸線に向けて略半径方向内側に延在する内側フィンと、
該内側フィンの延在方向とは異なる位置に、前記ダクトの外周側に内方端部が固定され、略半径方向外側に延在する外側フィンと、
を備え、
前記ダクトの下方には、前記内側フィンを設け、前記外側フィンを設けないことを特徴とするフィンユニット装置。 - 前記プロペラが船舶後方から見て右回転の場合には左舷側、または、前記プロペラが船舶後方から見て左回転の場合には右舷側にて、
前記外側フィンの前記内方端部は、該内方端部の近くに位置して対応する前記内側フィンよりも上方の位置で前記ダクトに固定されていることを特徴とする請求項3に記載のフィンユニット装置。 - プロペラの船舶前方に位置し、該プロペラの回転軸線を囲むようにボッシング側に固定されたダクトと、
前記ダクトの内周側に外方端部が固定され、前記回転軸線に向けて略半径方向内側に延在する内側フィンと、
該内側フィンの延在方向に位置するとともに、前記ダクトの外周側に内方端部が固定され、略半径方向外側に延在する外側フィンと、
を備え、
前記プロペラが船舶後方から見て右回転の場合には左舷側の上方、または、前記プロペラが船舶後方から見て左回転の場合には右舷側の上方にて、
前記外側フィンの延在方向が、対応する前記内側フィンの延在方向よりも上方に向いていることを特徴とするフィンユニット装置。 - 前記ダクトは、上流側から下流側に向けて前記回転軸線側に傾斜するようにコード長方向が設けられた翼形状の縦断面を有することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のフィンユニット装置。
- 前記ダクトの下方における前記コード長が、該ダクトの上方における前記コード長よりも小さいことを特徴とする請求項6に記載のフィンユニット装置。
- 前記ダクトの下方には、該ダクトを部分的に欠損させたダクト欠損部が設けられていることを特徴とする請求項6又は7に記載のフィンユニット装置。
- 前記ダクトを船体後方から見た場合の中心位置は、前記回転軸線と異なることを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載のフィンユニット装置。
- 回転軸線回りに回転するプロペラと、
該プロペラを回転可能に支持するとともに、該プロペラの船舶前方に設けられたボッシングと、
該ボッシングに設けられた請求項1から9のいずれかに記載のフィンユニット装置と、
を備えていることを特徴とする船舶。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016238649A JP6689736B2 (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | フィンユニット装置およびこれを備えた船舶 |
PCT/JP2017/042710 WO2018105451A1 (ja) | 2016-12-08 | 2017-11-29 | フィンユニット装置およびこれを備えた船舶 |
KR1020187033092A KR102143323B1 (ko) | 2016-12-08 | 2017-11-29 | 핀 유닛 장치 및 이것을 구비한 선박 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016238649A JP6689736B2 (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | フィンユニット装置およびこれを備えた船舶 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018094959A JP2018094959A (ja) | 2018-06-21 |
JP6689736B2 true JP6689736B2 (ja) | 2020-04-28 |
Family
ID=62491897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016238649A Active JP6689736B2 (ja) | 2016-12-08 | 2016-12-08 | フィンユニット装置およびこれを備えた船舶 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6689736B2 (ja) |
KR (1) | KR102143323B1 (ja) |
WO (1) | WO2018105451A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7296107B2 (ja) * | 2019-06-28 | 2023-06-22 | 国立研究開発法人 海上・港湾・航空技術研究所 | 船尾用付加物、船尾用付加物を有した船尾形状、及び船舶 |
Family Cites Families (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS537096A (en) * | 1976-07-06 | 1978-01-23 | Mitsui Eng & Shipbuild Co Ltd | Ship |
JPS591512B2 (ja) | 1980-06-05 | 1984-01-12 | 株式会社神戸製鋼所 | 溶接用フラツクス入りワイヤ |
JPH07267189A (ja) * | 1994-03-31 | 1995-10-17 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 整流フィン付き舶用プロペラ装置 |
JP5281559B2 (ja) | 2009-12-14 | 2013-09-04 | 三菱重工業株式会社 | 船舶の推進性能向上装置 |
KR101334217B1 (ko) * | 2011-05-03 | 2013-11-29 | 에스피피조선 주식회사 | 연료절감형 선박용 크라운 덕트 |
EP2591994B1 (de) | 2011-11-11 | 2014-06-18 | Becker Marine Systems GmbH & Co. KG | Vorrichtung zur Verringerung des Antriebsleistungsbedarfs eines Wasserfahrzeuges |
KR101453210B1 (ko) * | 2013-09-23 | 2014-10-22 | 한국해양과학기술원 | 익형 단면을 가지는 선미 장착 덕트 |
KR20150145333A (ko) * | 2014-06-18 | 2015-12-30 | 현대중공업 주식회사 | 선박용 추진장치 |
DE102015103285A1 (de) * | 2015-03-06 | 2016-09-08 | Becker Marine Systems Gmbh & Co. Kg | Anordnung für Mehrschraubenschiffe mit außenliegenden Propellerwellen sowie Verfahren zur Herstellung einer solchen Anordnung |
KR101764400B1 (ko) * | 2016-11-24 | 2017-08-10 | 재단법인한국조선해양기자재연구원 | 추진효율 향상을 위한 트위스트 타입 스테이터를 구비한 선박용 덕트장치 |
-
2016
- 2016-12-08 JP JP2016238649A patent/JP6689736B2/ja active Active
-
2017
- 2017-11-29 WO PCT/JP2017/042710 patent/WO2018105451A1/ja active Application Filing
- 2017-11-29 KR KR1020187033092A patent/KR102143323B1/ko active IP Right Review Request
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR102143323B9 (ko) | 2022-02-14 |
JP2018094959A (ja) | 2018-06-21 |
WO2018105451A1 (ja) | 2018-06-14 |
KR20180134997A (ko) | 2018-12-19 |
KR102143323B1 (ko) | 2020-08-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI498253B (zh) | 改善能源效率之船舶驅動系統的前置導管 | |
JP2011178222A (ja) | 船舶 | |
KR102463848B1 (ko) | 선박 | |
JPWO2013014938A1 (ja) | 小型ダクト付きプロペラ及び船舶 | |
JP6422020B2 (ja) | ツインスケグ船 | |
JP6689736B2 (ja) | フィンユニット装置およびこれを備えた船舶 | |
KR101780910B1 (ko) | 덕트 장치 | |
JP2015116850A5 (ja) | ||
JP2021501089A (ja) | 推進効率向上装置 | |
JP5510798B2 (ja) | 船舶用推進性能向上装置 | |
JP6021678B2 (ja) | ダクト装置及びそれを用いた船舶 | |
JP6748502B2 (ja) | 船舶 | |
KR102651091B1 (ko) | 선박용 추진기의 덕트 장치 | |
JP6444501B2 (ja) | 推進効率向上装置 | |
KR20180048769A (ko) | 선미 덕트를 가진 선미 형상 및 선박 | |
JP5388184B2 (ja) | ポッド推進器 | |
JP6704303B2 (ja) | リアクションフィン装置 | |
JP2018020584A (ja) | 船舶 | |
JP6239711B1 (ja) | 船舶のダクト装置 | |
JP2004114743A (ja) | 船舶 | |
JP2016222233A (ja) | 船舶のフィンユニット及び船舶 | |
KR102130721B1 (ko) | 비틀림 스트럿 및 그 비틀림 스트럿의 설치구조 | |
JP2011098702A (ja) | 推進装置及びそれを用いた船舶 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190212 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200107 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200227 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200310 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200408 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6689736 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |