JP6021678B2 - ダクト装置及びそれを用いた船舶 - Google Patents

ダクト装置及びそれを用いた船舶 Download PDF

Info

Publication number
JP6021678B2
JP6021678B2 JP2013028288A JP2013028288A JP6021678B2 JP 6021678 B2 JP6021678 B2 JP 6021678B2 JP 2013028288 A JP2013028288 A JP 2013028288A JP 2013028288 A JP2013028288 A JP 2013028288A JP 6021678 B2 JP6021678 B2 JP 6021678B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotation axis
duct
propeller
ship
duct body
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2013028288A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014156202A (ja
Inventor
卓慶 山田
卓慶 山田
大島 明
明 大島
千春 川北
千春 川北
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=51577395&utm_source=***_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP6021678(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2013028288A priority Critical patent/JP6021678B2/ja
Publication of JP2014156202A publication Critical patent/JP2014156202A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6021678B2 publication Critical patent/JP6021678B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

本発明は、船舶の船尾部において、プロペラに流入する水流に変化を与えるダクト装置に関する。
船舶の推進効率を向上するためのデバイスとして、プロペラの前方にダクトを配置する技術が知られている。特許文献1は、そのような技術の一例を示す。
特開2008−137462号公報
図1に、参考技術として、プロペラ前方に配置するダクトの一例を示す。船舶101の船尾部102に、プロペラ103及び舵104が配置される。プロペラ103の前方に、ダクト105が配置される。ダクト105は、概ねプロペラ103の回転軸を中心とする円環形状を有する。ダクト105の船首方向の端部は、船尾方向の端部よりも径が大きい。
図2は、図1の領域106におけるダクト105の拡大図である。ダクト105の周方向に垂直な断面は、翼形状を有する。翼の前縁が船首側、後縁が船尾側に配置される。ダクト105の内周側、すなわちプロペラの回転軸に近い側が負圧面107であり、外周側が正圧面108である。ダクト105は、翼弦線がプロペラ103の回転軸に対して角度θをなして船尾側に向かって内側に傾くように形成される。
図2において、プロペラ103の回転軸に対して角度Ψ=α+θで船尾部102における水流がダクト105に流入する。αは、翼断面形状を有するダクト105に対する水流の迎角である。この水流により、ダクト105が流れに垂直な揚力f101と、流れに平行な抗力f102とを発生する。揚力f101と抗力f102の合力f103の船首方向の成分が、ダクト105に働く推進力となる。
このように、ダクト105は推進力を生み出すことができる。プロペラの前方にダクトを設ける技術において、更に推進効率を向上することが望まれる。
本発明の一実施形態において、ダクト装置は、船舶の船尾部においてプロペラの前方に配置される。ダクト装置は、ダクト本体を備える。ダクト本体は、船舶の後方側に位置し、プロペラの回転軸を内側とする弧を描く後縁と、船舶の前方側に位置し、回転軸を内側とする弧を描き、回転軸に垂直な方向の輪郭形状が後縁よりも大きい前縁とを有する。ダクト本体の回転軸を含む平面による断面は翼形状を有し、断面の翼弦線と、回転軸の延長方向とがなす角度は、回転軸を中心とする周方向の角度が鉛直線に近い位置ほど大きい。
本発明により、プロペラの前方にダクトを設ける技術において、更に推進効率を向上することが可能となる。
図1は、参考技術における船尾部の側面図である。 図2は、ダクトの断面形状を示す。 図3は、船尾部の側面図である。 図4は、ダクト本体の斜視図である。 図5は、ダクト本体の前面図である。 図6は、図5のB−B´断面におけるダクト本体と水流を示す。 図7は、図5のC−C´断面におけるダクト本体と水流を示す。 図8は、回転軸C1を中心とする周方向の角度φと流向角Ψとの関係を示す。 図9は、船尾側から見た流速分布を示す。 図10は、ダクト本体の断面形状を示す。 図11は、ダクト装置の前面図である。 図12は、リアクションフィンの形状と取付角度を示す。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図3は、本発明の第1実施形態におけるダクト装置5を備えた船舶の船尾部を示す側面図である。船舶1の船尾部2にプロペラ3が設置され、その後側(船尾側)に舵4が設置される。プロペラ3は、周方向に並ぶ複数の翼を備え、概ね船首と船尾を結ぶ船長方向に延長する回転軸C1を中心に回転する。
船尾部2におけるプロペラ3の前方(船首側)に、ダクト装置5が取り付けられる。ダクト装置5は、回転軸C1を内側とする弧を描く前縁6と後縁7とを有する。回転軸C1に垂直な断面における後縁7の輪郭形状(回転軸C1に平行な方向への射影の形状)は、前縁6よりも小さい。
図4は、ダクト装置5において水流を変化させる機能を有するダクト本体9の概略形状を示す。プロペラ3の回転軸C1を中心として、所定の点(x=x0)を頂点とし、x軸方向に中心線を有する仮想的な円錐形C2を描く。その円錐形C2について、頂点から第1の距離x=x1におけるyz断面を円C3として示し、第2の距離x=x2(x2>x1)におけるyz断面を円C4として示す。
更に、x=x2の平面において、回転軸C1を通る鉛直線Vから左右にそれぞれ角度φの範囲内において、円C4よりも上方に張り出す曲線が、ダクト本体9の前縁6として設定される。鉛直線Vからの角度が小さいほど、円C4から張り出した部分の長さは大きい。このような形状は、例えば前縁6を放物線に形成することによって実現できる。
円C3と、円C4と、円錐C2のうちC3とC4とを結ぶ表面によって、円錐台の形状が形成される。この円錐台のうち、回転軸C1を中心として、上方の鉛直線Vから左右それぞれ所定の角度φ以内の領域を切り取った箇所において、C4を前縁6で置き換えた形状が、ダクト本体9の概略形状を示す。ダクト本体9は、プロペラ3の回転軸C1を含む鉛直面を中心として左右対称である。
ダクト本体9の前縁6は、回転軸C1を中心として鉛直線Vから左右にそれぞれφの範囲の外周側に向かって凸の曲線を描く。φの値は特に限定されないが、プロペラ3の上半分に流入する水流の方がダクト装置5による推進力を得やすいため、φは90度以下であることが望ましい。ダクト本体9の後縁7は円C3上の円弧を描く。図4の例では、その円弧の角度は、前縁6と同じであるが、前縁6と異なる角度でもよい。後縁7は、完全な円弧である必要は無く、例えば放物線など、円弧を変形した弧であってもよい。
本実施形態においては、ダクト本体9が、上方ほど傾きが大きい形状を有している。より正確に言うと、ダクト本体9の回転軸C1を含む平面Pによる断面Bは、内周側を負圧側とする翼形状を有する。その断面Bの翼弦線CHと、回転軸C1の延長方向とがなす角度αは、回転軸C1を中心とする周方向の角度φが鉛直線Vに近い位置ほど大きい。このような形状により、船尾部2の流速分布に応じて、効率的な推進力を得ることができる。その理由を以下に説明する。
図5は、船首方向から見たダクト装置5を示す前面図である。図3に示すA−A´断面において、ダクト本体9の内側を前方から覗き込んだ図である。ダクト装置5は支持部10を備え、ダクト本体9は、支持部10によって船尾部2の例えばボッシング8に固定される。
図6は、図5のB−B´断面におけるダクト本体9と水流を示す。図12は、図10のC−C´断面におけるダクト本体9と水流を示す。図11に示すB−B´断面においては、ダクト本体9の傾き角(正確には、回転軸C1の延長方向(x軸方向)に対する、回転軸C1を含む平面内の傾き角)θ1が大きい。この領域には、回転軸C1に対して真上付近の水流がダクト本体9の後縁7に流入する。この領域における水流は半径方向に大きい成分を有するため、ダクト本体9が大きい傾きを有することにより、ダクト本体9がより大きな推進力を発生することができる。
一方、図7に示すC−C´断面においては、ダクト本体9の傾き角(正確には、回転軸C1の延長方向に対する、回転軸C1を含む平面内の傾き角)θ2が小さい。この領域の水流は、B−B´断面に比べて回転軸C1方向の成分が大きい。そのため、ダクト本体9の回転軸C1方向に対する傾きが小さいことにより、α<0とならず、ダクト本体9がより前進方向に推力を発生することができる。
典型的な翼形状を有するダクトにおいては、ダクト本体9に流入する水流の迎角αが0度〜20度付近で大きな推進力が得られる。従って、ダクト本体9の形状は、以下のように設計される。(1)船尾部2のプロペラ3前方の水流の流速分布を求める。(2)その流速分布に基づいて、各周方向の角度における迎角(図11のα1、図12のα2)が0度〜20度に近づくように、各周方向におけるダクト本体9の傾き(θ1、θ2)を設計する。図8は、回転軸C1を中心とする周方向の角度φと流向角Ψとの関係を示す。φが小さい領域においては、流向角Ψが大きいため、ダクト本体9の傾きθが大きくなるように設計される。
以上に説明した効果を得るために、図4のダクト本体9以外の形状も考えられる。例えば、前縁6の形状を円弧とし、後縁7の形状を、φが小さいほど後縁側円C3よりも高さが低い曲線(例えば放物線)とする変形例も考えられる。このような形状によっても、図8のようにφが小さい領域ほどダクト本体9の傾きが大きいため、流速分布に応じて、高い推進力を得ることができる。
次に、図4に示した角度φの好適な範囲について説明する。図9に、プロペラ3に流入する水流の流速分布を後方(船尾方向)から見た図を示す。この例で示されるように、上向きの鉛直線Vからの角度が45度以上の領域11においては、流速の半径方向の成分が小さい。それに対して、鉛直線Vからの角度が45度以下の領域においては、流速の半径方向の成分が大きい。ダクト本体9は、流速の半径方向の成分が大きい領域において、より大きい推進力を生成する。図8に示すように、ダクト本体9の前縁6が鉛直線Vからの角度45度を超える領域においては、流向角が10°未満となる場合が多く、この流向角では得られる推力が小さい。従って、ダクト本体9は、その前縁6が、鉛直線Vからの角度45度以内の領域における水流を補足するように形成することが望ましい。
よって、例えば前縁6がφ=45度の扇形、又は45度の位置における水流を確実に補足するためにφ=50度の扇形を有するダクト本体9であれば、十分に推進力を発生することができる。従って、好ましい実施形態において、ダクト本体9は、プロペラ3の回転軸C1を通る鉛直線Vを中心とした周方向の角度が50度以内に収まる。更に、φ=50度以内に設定されると、ダクト本体9が小さいため軽量であり、且つその外側の領域においてプロペラ3に流入する流れを妨げないため好ましい。
次に、ダクト本体9の半径方向のサイズについて説明する。回転軸C1に垂直な断面における後縁7の輪郭形状は、プロペラ3の回転面C5の半径をRとしたとき0.2R以上0.5以下の領域に収まる。より具体的には、図5に示すように、後縁7の半径をr1としたとき、0.2R≦r1≦0.5Rである。後縁7が完全な円弧でない場合は、後縁7の全体が回転軸C1を中心とする0.5R以下の円内に収まることが好ましい。以下に、このような半径r1によって得られる利点を説明する。
図10に、ダクト本体9の断面形状が示されている。ダクト本体9の周方向に垂直な断面は、周方向の任意の角度において翼形状を有する。ダクト本体9の内周側、すなわち回転軸C1に向く側が負圧面であり、外周側が正圧面である。
船舶1が前方に航行しているとき、船体に相対的に水流が発生する。船尾部2において、ダクト装置5の位置における水流が、ダクト本体9によって変化する。ダクト本体9の内側において、水流がダクト本体9によって回転軸C1の方向に加速され、軸方向の流速が速い水流f1となる。一方、一般的には、プロペラ3の上側における水流は、軸方向の流速が遅い。ダクト本体9の外側には、このような軸方向の流速が遅い水流f2が流入する。
一般的なプロペラ3が最も効率的に仕事を行うのは、半径方向の中心よりやや外側、例えば0.7R付近の領域である。本実施形態においては、この領域においては、軸方向の流速の遅い水流f2が流入するため、プロペラ3が高い効率で推進力を生成する。
一方、ダクト本体9よりも内側の領域では、水流によってダクト本体9に推進力(揚力の船首方向の成分)が発生する。ダクト本体9によって、水流f1の軸方向の流速が上昇するが、r1≦0.5Rの領域におけるプロペラ3の推進効率はもともと比較的小さいため、プロペラ3の推進力低下は小さく抑えられる。ダクト本体9によって有効な推進力を得るためには、r1≧0.2Rであることが望ましい。
以上説明したように、C1からの距離rが0.7R程度の領域ではダクト装置5が流れを妨げずにプロペラ3が高い推進力を発生し、プロペラ3の効率が小さいr≦0.5Rの領域ではダクト装置5によって推進力を発生することができる。そのため、プロペラ3とダクト装置5とを合わせて高い推進力を得ることができる。
図11は、本発明の第2実施形態におけるダクト装置5の前面図である。本実施形態におけるダクト装置5aは、第1実施形態と同じダクト本体9を備える。第2実施形態におけるダクト装置5aは更に、少なくとも1枚のブレード(図11の例では2枚のブレード)からなるリアクションフィン12を備える。リアクションフィン12は、船尾部2における流速分布に対して、プロペラ3の回転方向とは逆方向の変化を与えることによって、プロペラ3の効率を向上する。
リアクションフィン12の輪郭形状、及び取付角度については、公知のリアクションフィンの設計を適用することができる。図12は、その一例を示す。右回りの(船尾方向から見て時計回りに回転するときに船体1に前方向きの推進力を与える)プロペラ3において、船尾方向から見て右側に取り付けられるリアクションフィン12の断面を示す。この位置において、リアクションフィン12は船首方向に向かって下向きの傾き角θでプロペラ3の前方に取り付けられる。その負圧面12aは、正圧面12bに対して、プロペラ3の回転方向、すなわち時計周りの回転の進行方向に配置される。このようなリアクションフィン12により、プロペラ3の効率を向上することができる。
図11においては、リアクションフィン12が、その根元(回転軸C1に近い側)の端部において、ダクト本体9によって支持されている。その先端は、プロペラ3の回転面C5の半径をRとして、例えば1.1Rまで延長する。
リアクションフィン12は、プロペラ3の効率が高い半径0.7R付近で最も効果を発揮する。それに対して、半径0.5R以下の付近では効果が小さく、逆にプロペラ3の効率を下げる場合もある。本実施形態においては、ダクト本体9によって支持することによって、リアクションフィン12をプロペラ3に近い根元付近には配置せず、効果が最も高い半径0.5以上の領域にのみ配置することが可能となる。
ボッシング等によって支持される公知のリアクションフィンにおいては、効果の低い根元付近においてフィンの角度に捩じりを加えて、水流への影響を低減するという構成も考えられる。しかしながら、本実施形態においては、根元付近にリアクションフィン12を配置する必要が無いため、捩じりが無く加工が容易な形状の部材によってリアクションフィン12を形成することができる。
1 船体
2 船尾部
3 プロペラ
4 舵
5 ダクト装置
6 前縁
7 後縁
8 プロペラ軸
8 ボッシング
9 ダクト本体
10 支持部
11 領域
12 リアクションフィン
12a 負圧面
12b 正圧面
101 船体
102 船尾部
103 プロペラ
104 舵
105 ダクト装置
106 領域
107 負圧面
108 正圧面
B 断面
C1 回転軸
C2 円錐面
C3 前縁側円
C4 後縁側円
C5 回転面
CH 翼弦線
f1、f2 水流
f101 揚力
f102 抗力
f103 推進力
P 平面
V 鉛直線

Claims (8)

  1. 船舶の船尾部においてプロペラの前方に配置されるダクト装置であって、
    前記ダクト装置は、ダクト本体を具備し、
    前記ダクト本体は、
    前記船舶の後方側に位置し、前記プロペラの回転軸を内側とする弧を描く後縁と、
    前記船舶の前方側に位置し、前記回転軸を内側とする弧を描き、前記回転軸に垂直な方向の輪郭形状が前記後縁よりも大きい前縁とを有し、
    前記ダクト本体の前記回転軸を含む平面による断面は翼形状を有し、前記断面の翼弦線と、前記回転軸の延長方向とがなす角度は、前記回転軸を中心とする周方向の角度が鉛直線に近い位置ほど大きく、
    前記前縁の前記回転軸に垂直な断面における形状は、前記回転軸を通る鉛直線から左右にそれぞれ所定の角度の範囲内において、前記回転軸上の点を中心とする仮想的な円よりも上方に張り出す曲線形状であり、
    前記曲線形状は、前記鉛直線からの角度が小さいほど、前記仮想的な円からの張り出し長さが大きい
    ダクト装置。
  2. 前記回転軸を含む平面における前記ダクト本体の断面は、前記回転軸の側を負圧面とする翼形状を有する
    請求項1に記載のダクト装置。
  3. 前記後縁は、前記回転軸に垂直な方向の輪郭形状が前記プロペラの半径をRとして0.5Rより小さい領域に収まる
    請求項1又は2に記載のダクト装置。
  4. 船舶の船尾部においてプロペラの前方に配置されるダクト装置であって、
    前記ダクト装置は、ダクト本体を具備し、
    前記ダクト本体は、
    前記船舶の後方側に位置し、前記プロペラの回転軸を内側とする弧を描く後縁と、
    前記船舶の前方側に位置し、前記回転軸を内側とする弧を描き、前記回転軸に垂直な方向の輪郭形状が前記後縁よりも大きい前縁とを有し、
    前記ダクト本体の前記回転軸を含む平面による断面は翼形状を有し、前記断面の翼弦線と、前記回転軸の延長方向とがなす角度は、前記回転軸を中心とする周方向の角度が鉛直線に近い位置ほど大きく、
    前記ダクト本体は、上向きの鉛直線からの前記回転軸の周方向の角度が50度以内に収ま
    クト装置。
  5. 更に、前記ダクト本体に支持され、前記ダクト本体から半径方向外側に向かって延長する少なくとも1枚のリアクションフィンを具備する
    請求項1から4のいずれかに記載のダクト装置。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載のダクト装置を具備する船舶。
  7. 前記前縁は、前記回転軸に垂直な面内にある
    請求項1から5のいずれかに記載のダクト装置。
  8. 船舶の船尾部においてプロペラの前方に配置されるダクト装置であって、
    前記ダクト装置は、ダクト本体を具備し、
    前記ダクト本体は、
    前記船舶の後方側に位置し、前記プロペラの回転軸を内側とする弧を描く後縁と、
    前記船舶の前方側に位置し、前記回転軸を内側とする弧を描き、前記回転軸に垂直な方向の輪郭形状が前記後縁よりも大きい前縁とを有し、
    前記ダクト本体の前記回転軸を含む平面による断面は翼形状を有し、前記断面の翼弦線と、前記回転軸の延長方向とがなす角度は、前記回転軸を中心とする周方向の角度が鉛直線に近い位置ほど大きく、
    前記前縁を船首方向から前記回転軸に沿って見た時、前記前縁の形状は、前記回転軸上の点を中心とする仮想的な円と前記回転軸よりも上方の2箇所において交わる曲線形状であって、前記仮想的な円よりも上方に張り出した部分を含む曲線形状を有し、
    前記張り出した部分は、前記鉛直線からの角度が小さいほど、前記仮想的な円からの張り出し長さが大きい
    ダクト装置。
JP2013028288A 2013-02-15 2013-02-15 ダクト装置及びそれを用いた船舶 Active JP6021678B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028288A JP6021678B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 ダクト装置及びそれを用いた船舶

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013028288A JP6021678B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 ダクト装置及びそれを用いた船舶

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014156202A JP2014156202A (ja) 2014-08-28
JP6021678B2 true JP6021678B2 (ja) 2016-11-09

Family

ID=51577395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013028288A Active JP6021678B2 (ja) 2013-02-15 2013-02-15 ダクト装置及びそれを用いた船舶

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6021678B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6418451B2 (ja) * 2015-03-31 2018-11-07 三井E&S造船株式会社 船舶
JP2018020584A (ja) * 2016-08-01 2018-02-08 三井造船株式会社 船舶
JP6722340B1 (ja) 2019-12-06 2020-07-15 川崎重工業株式会社 船尾構造

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56138094A (en) * 1980-04-01 1981-10-28 Hitachi Zosen Corp Vessel provided with nozzle
JPH0450238Y2 (ja) * 1985-08-28 1992-11-26
JPS62292592A (ja) * 1986-06-13 1987-12-19 Ishikawajima Harima Heavy Ind Co Ltd 船尾流整流フイン装置
JP4454161B2 (ja) * 2001-01-23 2010-04-21 ユニバーサル造船株式会社 船舶の推進効率向上用ダクト
JP4999384B2 (ja) * 2006-07-19 2012-08-15 ユニバーサル造船株式会社 船尾ダクト及びそれを取り付けた船舶
JP4717857B2 (ja) * 2007-06-14 2011-07-06 住友重機械マリンエンジニアリング株式会社 船舶用ダクト及び船舶
JP2011178222A (ja) * 2010-02-26 2011-09-15 Ihi Corp 船舶
KR20120136072A (ko) * 2011-06-08 2012-12-18 삼성중공업 주식회사 선박용 덕트 및 이를 포함하는 선박

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014156202A (ja) 2014-08-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3085966B1 (en) Axial flow fan
JP5230852B1 (ja) 小型ダクト付きプロペラ及び船舶
CA2657477A1 (en) Device for reducing the power demand for the propulsion of a ship
JP2008239060A (ja) 船尾横長ダクト及び船舶
JP5901512B2 (ja) ダクト装置及びそれを用いた船舶
KR20160096195A (ko) 선미용 덕트, 선미용 부가물, 선미용 덕트의 설계 방법, 및 선미용 덕트를 장착한 선박
KR20110083998A (ko) 선박용 덕트
JP5593976B2 (ja) プロペラファン
JP6021678B2 (ja) ダクト装置及びそれを用いた船舶
WO2016080001A1 (ja) ツインスケグ船
WO2011102103A1 (ja) ダクト付きスラスタ及びそれを備えた船舶
JP2015116850A (ja) 船尾用ダクト、船尾用ダクトの設計方法、及び船尾用ダクトを装備した船舶
WO2015098665A1 (ja) ダクト装置
JP2015116850A5 (ja)
JP6494235B2 (ja) 船舶用舵
JP2010116007A (ja) 船舶のプロペラ
KR102531811B1 (ko) 선미 덕트를 가진 선미 형상 및 선박
WO2018025644A1 (ja) 船舶
KR101556438B1 (ko) 선박 추진에 필요한 파워 요구를 감소시키기 위한 장치
KR101764400B1 (ko) 추진효율 향상을 위한 트위스트 타입 스테이터를 구비한 선박용 덕트장치
JP6380848B2 (ja) 船舶
WO2018139138A1 (ja) ダクト装置および船舶
JP2014156185A (ja) プロペラ後流整流装置
JP6621911B2 (ja) 揚力発生体
JP2018094959A (ja) フィンユニット装置およびこれを備えた船舶

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150224

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160121

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160126

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20160328

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20160907

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20161004

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6021678

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R157 Certificate of patent or utility model (correction)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R157