JP6688613B2 - 液体洗浄剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、濃縮型の液体洗浄剤組成物に関する。
従来、食器、厨房器具、野菜、果物等を洗浄するために使用される食器用洗浄剤は、液体状のものが主流である。このような食器用液体洗浄剤では、業務用の食器用液体洗浄剤を中心に、環境への負荷の観点から、高濃度洗浄剤を水で薄めて使用する濃縮型の液体洗浄剤組成物が求められている。希釈倍率としては2〜6倍のものが多く用いられており、このような濃縮型の液体洗浄剤組成物においては、例えばスポンジ等に取った場合に流れ落ちにくいように、希釈した際の希釈液が使用に適した粘度を有することが望ましい。また、製造時の作業性を考慮すると、濃縮型の液体洗浄剤組成物自身(原液)の粘度が高すぎないことが望ましい。
濃縮型の液体洗浄剤組成物では、界面活性剤を水に溶けやすくし、低温での保存安定性を向上させるために、ハイドロトロープ剤が用いられている。例えば、特許文献1には、ハイドロトロープ剤として安息香酸ナトリウムやパラトルエンスルホン酸ナトリウム等を用いた液体洗浄剤組成物が開示されている。
特許第3279485号公報
しかしながら、ハイドロトロープ剤として安息香酸ナトリウムやパラトルエンスルホン酸ナトリウムを用いた従来の濃縮型の液体洗浄剤組成物を希釈して使用する場合、特に高倍率に希釈すると、泡質が悪く泡の付着性が悪いため、使用感が悪くなるという問題があった。
また、従来の濃縮型の液体洗浄剤組成物を希釈して使用する場合、希釈液の粘度が低いという問題があった。ここで、「泡の付着性」とは、泡の付着を維持すること、つまり泡が流れ落ちることなく留まる(泡が垂れにくい)性質を意味する。より具体的には、例えば調理器具の壁面などの斜面等を洗浄する際に、泡の付着を維持することをいう。
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであり、希釈前後で適度な粘度を有し、泡の付着性及び洗浄力が高く、かつ、希釈後には透明外観を有する濃縮型の液体洗浄剤組成物を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記課題を解決するために鋭意研究した結果、本発明に想到した。
即ち、本発明の液体洗浄剤組成物は、濃縮型の液体洗浄剤組成物であって、
(A)一般式(1)で表される化合物0.5〜5重量%と、
(B)一般式(2)で表される化合物1〜15重量%と、
(C)第2族元素を含む化合物0.01〜3重量%とを含有することを特徴とする。
Figure 0006688613
[式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOはそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。]
Figure 0006688613
[式中、Rは炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニル基である。]
なお、本明細書における各成分の濃度(重量%)は、特に断りがない限り液体洗浄剤組成物中における各成分の純分での濃度として定める。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(A)一般式(1)で表される化合物(以下、(A)成分ともいう)0.5〜5重量%と、(B)一般式(2)で表される化合物(以下、(B)成分ともいう)1〜15重量%と、(C)第2族元素を含む化合物(以下、(C)成分ともいう)0.01〜3重量%とを含有する。
上記(A)成分、(B)成分及び(C)成分をそれぞれ上記量含有することにより、希釈前後において適度な粘度を有し、希釈後には透明外観を有する液体洗浄剤組成物となる。このため液体洗浄剤組成物の希釈液を保管時に成分が分離して性能が低下することや、白濁等によって美観を損ねることがなく、使用する際には洗浄剤がスポンジ等から流れ落ちにくくなり、スポンジ等に含まれる洗浄剤濃度を高く保つことができる。また、(A)成分、(B)成分及び(C)成分をそれぞれ上記量含有することにより、希釈前後において液体洗浄剤組成物が優れた洗浄力を発揮するものとなる。さらに、希釈前後において液体洗浄剤組成物の泡質が良いため、泡の付着性が向上する。泡の付着性が良いと、使用感(触感)が良好になる。また、泡の付着性が良いと、泡と汚れとの接触時間が長くなるため、より優れた洗浄力を発揮することができる。
泡立ちが良すぎる洗剤では、すすぎ性が悪くなる傾向があるが、本発明では、すすぎ性を低下させることなく、泡の付着性を改善することにより、良好な使用感を得ることができた。
本発明の液体洗浄剤組成物は、例えば、液体洗浄剤組成物(原液)及び該液体洗浄剤組成物を水で6倍に希釈した際の希釈液(以下、単に6倍希釈液ともいう)が適度な粘度を有するものである。6倍希釈液は、より具体的には、液体洗浄剤組成物を5倍の重量の水で希釈した液である。また、例えば本発明の液体洗浄剤組成物の6倍希釈液は、透明外観を有するものとなる。このように本発明の液体洗浄剤組成物は、その6倍希釈液が適度な粘度を有し、かつ、透明外観を有するため、例えば水で2〜6倍希釈して使用する濃縮型の液体洗浄剤組成物とした場合に、希釈前後において適度な粘度を有し、希釈後には透明外観を有するものとなる。
なお、上記の希釈倍率は本発明における一例であり、特に限定されない。本発明の液体洗浄剤組成物は、希釈していない原液のまま洗浄剤として使用することもできる。
また、本発明の液体洗浄剤組成物は、希釈しても優れた泡の付着性及び洗浄力を示すものであり、例えば、水で150倍、好ましくは200倍、より好ましくは225倍希釈しても泡質が良く、泡の付着性が良好である。また、優れた洗浄力を発揮することができる。さらに、本発明の液体洗浄剤組成物は、例えば水で4000倍希釈しても優れた洗浄力を発揮する。本発明の液体洗浄剤組成物は、このように水で高倍率に希釈しても優れた泡の付着性や洗浄力を示すため、洗浄時に優れた洗浄力と使用感とを発揮することができる。
特に、液体洗浄剤組成物が上記(B)成分を1〜15重量%と、(C)成分を0.01〜3重量%とを含むことにより、希釈前後において液体洗浄剤組成物が優れた洗浄力を発揮するものとなると共に、液体洗浄剤組成物の泡質が良いため泡の付着性が向上する。このため、液体洗浄剤組成物及びその希釈液が優れた洗浄力と使用感とを発揮するものとなる。
また、本発明の液体洗浄組成物においては、上記一般式(1)におけるRが炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOがそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnがアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nが1〜5の数である。このような条件を満たす化合物を使用することにより、希釈前後において液体洗浄剤組成物の粘度を好適に保つことができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(D)陰イオン界面活性剤(以下、(D)成分ともいう)を10〜40重量%含有することが好ましい。液体洗浄剤組成物が上記(D)成分を10〜40重量%含有すると、洗浄時により優れた洗浄力を発揮する。
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(E)両性界面活性剤(以下、(E)成分ともいう)を0.5〜10重量%含有することが好ましい。液体洗浄剤組成物が上記(E)成分を0.5〜10重量%含有すると、希釈液の粘度をより適度に維持しやすくなる。
本発明の液体洗浄剤組成物においては、上記(C)第2族元素を含む化合物がマグネシウム化合物であることが好ましい。
上記(C)成分がマグネシウム化合物であると、上述した本発明の効果をより充分に発揮することができる。特に、希釈液の粘度をより好適に保つことができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであり、かつ、水で6倍に希釈した際の希釈液の20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであることが好ましい。
液体洗浄剤組成物自身(原液)の粘度が上記範囲であると、製造時に取り扱いやすい。また、原液及び希釈液の粘度が上記範囲であると、原液又は希釈液を使用する際にスポンジ等から流れ落ちにくくなり、スポンジ等に含まれる洗浄剤濃度を高く保つことができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、pHが5〜9であることが好ましい。液体洗浄剤組成物のpHは、6〜8であることがさらに好ましい。
pHが上記範囲であると、食品衛生法に基づく食品、添加物等の規格基準(昭和34年12月28日、厚生省告示第370号)で定められるpHを満足することができる。
本発明によれば、希釈前後で適度な粘度を有し、泡の付着性及び洗浄力が高く、かつ、希釈後には透明外観を有する濃縮型の液体洗浄剤組成物を提供することができる。
以下、本発明について具体的に説明する。しかしながら、本発明は、以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を変更しない範囲において適宜変更して適用することができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、濃縮型の液体洗浄剤組成物であって、(A)一般式(1)で表される化合物0.5〜5重量%と、(B)一般式(2)で表される化合物1〜15重量%と、(C)第2族元素を含む化合物0.01〜3重量%とを含有することを特徴とする。
Figure 0006688613
式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOはそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。
Figure 0006688613
式中、Rは炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニル基である。
上記成分(A)は、上記一般式(1)で表される化合物である。
上記一般式(1)におけるRは、炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、炭素数6〜16のアルキル基又はアルケニル基であることが好ましく、炭素数7〜14のアルキル基又はアルケニル基であることがより好ましい。
また、上記一般式(1)におけるRとして、天然油脂由来のアルキル基、例えば、炭素数6〜18のヤシ油脂肪酸由来のアルキル基を用いてもよい。
炭素数6〜18のアルキル基としては、例えば、n−ヘキシル基、s−ヘキシル基、t−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、s−ヘプチル基、t−ヘプチル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、s−オクチル基、t−オクチル基、イソオクチル基、n−ノニル基、s−ノニル基、t−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、s−デシル基、t−デシル基、イソデシル基、n−ウンデシル基、s−ウンデシル基、t−ウンデシル基、イソウンデシル基、n−ドデシル基、s−ドデシル基、t−ドデシル基、イソドデシル基、n−トリデシル基、s−トリデシル基、t−トリデシル基、イソトリデシル基、n−テトラデシル基、s−テトラデシル基、t−テトラデシル基、イソテトラデシル基、n−ペンタデシル基、s−ペンタデシル基、t−ペンタデシル基、イソペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、s−ヘキサデシル基、t−ヘキサデシル基、イソヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、s−ヘプタデシル基、t−ヘプタデシル基、イソヘプタデシル基、n−オクタデシル基、s−オクタデシル基、t−オクタデシル基、イソオクタデシル基等が挙げられる。中でも、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ペンタデシル基、n−ヘキサデシル基が好ましく、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基がより好ましい。
炭素数6〜18のアルケニル基としては、例えば、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基、オクタデセニル基等が挙げられる。中でも、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基が好ましく、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基がより好ましい。
上記一般式(1)における炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基としては、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基などが挙げられる。
(AO)m及び(AO)nはそれぞれ、オキシエチレン基のみの繰返しでもよく、オキシプロピレン基のみの繰返しでもよく、オキシブチレン基のみの繰返しでもよく、これらが混在していてもよい。これらの中でも、AO及びAOとしてはオキシエチレン基のみの繰返し及びオキシプロピレン基のみの繰返しが好ましく、オキシエチレン基のみの繰返しがより好ましい。
オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基が混在している場合、オキシエチレン基、オキシプロピレン基、オキシブチレン基がランダム状に繰り返されていてもよく、ブロック状に繰り返されていてもよい。
上記一般式(1)におけるm及びnは、独立して0〜5の数であり、0〜4であることが好ましく、0〜3であることがさらに好ましく、0〜2であることが特に好ましい。また、m及びnの合計は、1〜5の数であり、1〜4であることが好ましく、1〜3であることがさらに好ましい。
上記(A)成分の含有量は、0.5〜5重量%である。上記(A)成分の含有量が0.5重量%未満であると、液体洗浄剤組成物の粘度(以下、原液の粘度ともいう)が高くなりすぎたり、希釈時に粘度が低くなりすぎたり、泡の付着性が低下したりする。また、希釈時に洗浄力が劣る場合がある。(A)成分の含有が5重量%を超えると、希釈時に粘度が低くなり、また、洗浄力が劣る。また、希釈時に泡の付着性が低下する場合がある。上記(A)成分の含有量は、好ましくは、0.5〜4重量%であり、より好ましくは、1〜4重量%である。
上記(A)成分の一般式(1)で表される化合物は、単独で用いても、2種以上を組み合わせてもよい。上記(A)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(A)成分の含有量の合計として定める。
上記(B)成分は、上記一般式(2)で表される化合物である。
上記一般式(2)におけるRは、炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニル基であり、炭素数7〜15のアルキル基又はアルケニル基であることが好ましく、炭素数11〜13のアルキル基又はアルケニル基であることがより好ましい。
また、上記一般式(2)におけるRとして、天然油脂由来のアルキル基、例えば、炭素数5〜17のヤシ油脂肪酸由来のアルキル基を用いてもよい。
炭素数5〜17のアルキル基としては、例えば、n−ペンチル基、s−ペンチル基、t−ペンチル基、イソペンチル基、ネオペンチル基、n−ヘキシル基、s−ヘキシル基、t−ヘキシル基、イソヘキシル基、n−ヘプチル基、s−ヘプチル基、t−ヘプチル基、イソヘプチル基、n−オクチル基、s−オクチル基、t−オクチル基、イソオクチル基、n−ノニル基、s−ノニル基、t−ノニル基、イソノニル基、n−デシル基、s−デシル基、t−デシル基、イソデシル基、n−ウンデシル基、s−ウンデシル基、t−ウンデシル基、イソウンデシル基、n−ドデシル基、s−ドデシル基、t−ドデシル基、イソドデシル基、n−トリデシル基、s−トリデシル基、t−トリデシル基、イソトリデシル基、n−テトラデシル基、s−テトラデシル基、t−テトラデシル基、イソテトラデシル基、n−ペンタデシル基、s−ペンタデシル基、t−ペンタデシル基、イソペンタデシル基、n−ヘキサデシル基、s−ヘキサデシル基、t−ヘキサデシル基、イソヘキサデシル基、n−ヘプタデシル基、s−ヘプタデシル基、t−ヘプタデシル基、イソヘプタデシル基等が挙げられる。中でも、n−デシル基、n−ウンデシル基、n−ドデシル基、n−トリデシル基、n−テトラデシル基が好ましく、n−ドデシル基がより好ましい。
炭素数5〜17のアルケニル基としては、例えば、ペンテニル基、ヘキセニル基、ヘプテニル基、オクテニル基、ノネニル基、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基、ペンタデセニル基、ヘキサデセニル基、ヘプタデセニル基等が挙げられる。これらのうち、デセニル基、ウンデセニル基、ドデセニル基、トリデセニル基、テトラデセニル基が好ましく、ドデセニル基がより好ましい。
上記(B)成分の含有量は、1〜15重量%である。上記(B)成分の含有量が1重量%未満であると、液体洗浄剤組成物の希釈液の粘度が低くなり、泡の付着性が悪くなる。また、希釈時に洗浄力が劣る場合がある。また、上記(B)成分の含有量が15重量%を超えると、液体洗浄剤組成物の希釈液が透明外観を維持し難くなる場合がある。また、希釈時に洗浄力が劣る場合がある。上記(B)成分の含有量は、好ましくは、1.5〜13重量%であり、より好ましくは、2〜12重量%であり、さらに好ましくは3〜12重量%である。また、例えば(B)成分の含有量が4.5〜15重量%であると、液体洗浄剤組成物(原液)が透明外観を有するものとなる。このため液体洗浄剤組成物が、希釈前後で透明外観を有するものとなる。
上記(B)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(B)成分の含有量の合計として定める。
上記(C)成分は、第2族元素を含む化合物である。
第2族元素を含む化合物として、ベリリウム化合物、マグネシウム化合物、カルシウム化合物、ストロンチウム化合物、バリウム化合物が挙げられる。中でも、マグネシウム化合物、カルシウム化合物が好ましく、マグネシウム化合物がより好ましい。
上記マグネシウム化合物として、例えば、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、硝酸マグネシウム、水酸化マグネシウム、炭酸マグネシウム、リン酸マグネシウム等の無機マグネシウム化合物;酢酸マグネシウム、プロピオン酸マグネシウム、乳酸マグネシウム、クエン酸マグネシウム、エチレンジアミン4酢酸(EDTA)マグネシウム、リンゴ酸マグネシウム、グルコン酸マグネシウム、安息香酸マグネシウム、ベンゼンスルホン酸マグネシウム等の有機マグネシウム化合物等が挙げられる。
上記カルシウム化合物として、例えば、塩化カルシウム、硫酸カルシウム、硝酸カルシウム、水酸化カルシウム、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム等の無機カルシウム化合物;酢酸カルシウム、プロピオン酸カルシウム、乳酸カルシウム、クエン酸カルシウム、EDTAカルシウム、リンゴ酸カルシウム、グルコン酸カルシウム、安息香酸カルシウム、ベンゼンスルホン酸カルシウム等の有機カルシウム化合物等が挙げられる。
上記ベリリウム化合物として、例えば、塩化ベリリウム、硫酸ベリリウム、硝酸ベリリウム、水酸化ベリリウム、炭酸ベリリウム、リン酸ベリリウムの無機ベリリウム化合物;酢酸ベリリウム、プロピオン酸ベリリウム、乳酸ベリリウム、クエン酸ベリリウム、EDTAベリリウム、リンゴ酸ベリリウム、グルコン酸ベリリウム、安息香酸ベリリウム、ベンゼンスルホン酸ベリリウム等の有機ベリリウム化合物等が挙げられる。
上記ストロンチウム化合物として、例えば、塩化ストロンチウム、硫酸ストロンチウム、硝酸ストロンチウム、水酸化ストロンチウム、炭酸ストロンチウム、リン酸ストロンチウム等の無機ストロンチウム化合物;酢酸ストロンチウム、プロピオン酸ストロンチウム、乳酸ストロンチウム、クエン酸ストロンチウム、EDTAストロンチウム、リンゴ酸ストロンチウム、グルコン酸ストロンチウム、安息香酸ストロンチウム、ベンゼンスルホン酸ストロンチウム等の有機ストロンチウム化合物が挙げられる。
上記バリウム化合物として、塩化バリウム、硫酸バリウム、硝酸バリウム、水酸化バリウム、炭酸バリウム、リン酸バリウム等の無機バリウム化合物;酢酸バリウム、プロピオン酸バリウム、乳酸バリウム、クエン酸バリウム、EDTAバリウム、リンゴ酸バリウム、グルコン酸バリウム、安息香酸バリウム、ベンゼンスルホン酸バリウム等の有機バリウム化合物等が挙げられる。
上記(C)成分としては、第2族元素を含む無機化合物が好ましく、無機マグネシウム化合物及び/又は無機カルシウム化合物がより好ましく、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウム、硫酸マグネシウム、塩化カルシウム、水酸化カルシウム、硫酸カルシウムがさらに好ましく、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウムが特に好ましく、塩化マグネシウム、水酸化マグネシウムが特に好ましい。
上記(C)成分は、無水物であってもいいし、水和物であってもよい。また、上記(C)成分は、単独で用いても、2種以上を組み合わせてもよい。
上記(C)成分の含有量は、0.01〜3重量%である。上記(C)成分の含有量が0.01重量%未満であると、液体洗浄剤組成物の希釈液の粘度が低くなる。また、上記(C)成分の含有量が3重量%を超えると、液体洗浄剤組成物の希釈液が透明外観を維持し難くなる。また、液体洗浄剤組成物を希釈時に洗浄力が劣る場合がある。上記(C)成分の含有量は、好ましくは、0.1〜2重量%であり、より好ましくは、0.2〜1重量%である。
上記(C)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(C)成分の含有量の合計として定める。
上記(C)成分における第2族元素のイオンの量は、液体洗浄剤組成物全量に対して、0.01〜1重量%であることが好ましい。より好ましくは、0.1〜0.5重量%であり、さらに好ましくは、0.15〜0.3重量%である。
第2族元素のイオンの量は、該第2族元素の原子量と、第2族元素を含む化合物の分子量とを用いて、下記式(3)により算出することができる。式中、Mは、第2族元素を意味する。
Figure 0006688613
例えば、(C)第2族元素を含む化合物がマグネシウム化合物である場合、マグネシウムイオン量は、マグネシウム原子量24.3とマグネシウム化合物の分子量とを用いて、下記式(4)により算出することができる。式中、Mgはマグネシウムを意味する。
Figure 0006688613
例えば、上記(C)成分が水酸化マグネシウムである場合、上記(C)成分におけるマグネシウムイオン量は、液体洗浄剤組成物全量に対して、0.004〜1.25重量%であり、好ましくは、0.01〜1.2重量%であり、より好ましくは、0.15〜0.3重量%である。
また、上記(C)成分が塩化マグネシウム・6水和物である場合、上記(C)成分におけるマグネシウムイオン量は、液体洗浄剤組成物全量に対して、0.001〜0.359重量%であり、好ましくは、0.01〜0.35重量%であり、より好ましくは、0.15〜0.3重量%である。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(A)〜(C)成分以外に、界面活性剤を含有することが好ましい。本発明における好ましい界面活性剤として、(D)陰イオン界面活性剤、(E)両性界面活性剤が挙げられる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(D)陰イオン界面活性剤を含有することが好ましい。
上記(D)成分としては、直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)、α−スルホ脂肪酸エステル塩、アルカンスルホン酸塩(SAS)、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、アルキル硫酸塩(AS)、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩、ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩からなる群より選択される少なくとも一種であることが好ましい。
特に、濃縮型の液体洗浄剤組成物の調製に適しているという観点から、アルカンスルホン酸塩(SAS)、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)、アルキル硫酸塩(AS)、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、及び、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩(AES)からなる群より選択される少なくとも一種であることが好ましい。
塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属の塩や、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類等を挙げることができる。中でも、経済性等の点からナトリウム塩がより好ましい。
直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(LAS)としては、脂肪酸残基の炭素数8〜18の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩が挙げられる。特に、脂肪酸残基の炭素数が12の直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩であることが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
α−スルホ脂肪酸エステル塩としては、脂肪酸残基の炭素数が8〜18であるα−スルホ脂肪酸エステル塩等が挙げられる。特に、脂肪酸残基の炭素数が12〜18のα−スルホ脂肪酸エステル塩、脂肪酸残基の炭素数が16のα−スルホ脂肪酸エステル塩であることが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。脂肪酸残基を構成するアルキル基は、天然油脂由来のアルキル基、例えば、炭素数8〜18のヤシ油脂肪酸由来のアルキル基であってもよい。より具体的には、α−スルホ脂肪酸エステル塩は、脂肪酸残基の炭素数が8〜18のα−スルホヤシ油脂肪酸エステル塩であってもよい。
アルカンスルホン酸塩(SAS)としては、炭素数8〜18の2級アルカンスルホン酸ナトリウム、炭素数8〜18の2級アルカンスルホン酸カリウム等が挙げられる。特に、炭素数13〜17の2級アルカンスルホン酸ナトリウムであることが好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)としては、炭素数8〜18のα−オレフィンスルホン酸ナトリウム、炭素数8〜18のα−オレフィンスルホン酸カリウム等が挙げられる。特に、炭素数14〜16のα−オレフィンスルホン酸ナトリウムであることが好ましく、テトラデセンスルホン酸ナトリウムがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
アルキル硫酸塩(AS)としては、炭素数8〜18のアルキル硫酸ナトリウム、炭素数8〜18のアルキル硫酸カリウム等が挙げられる。特に、炭素数が8〜14のアルキル硫酸ナトリウム、さらに、ドデシル硫酸ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。アルキル硫酸塩を構成するアルキル基は、天然油脂由来のアルキル基、例えば、炭素数8〜18のヤシ油脂肪酸由来のアルキル基であってもよい。より具体的には、アルキル硫酸塩は、炭素数が8〜18のヤシ油脂肪酸アルキル硫酸ナトリウム等であってもよい。
アルキルスルホコハク酸塩としては、炭素数8〜18のアルキルスルホコハク酸ナトリウム、アルキル基の炭素数8〜18のポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウム等が挙げられる。特に、アルキル基の炭素数が12〜14のポリオキシエチレンアルキルスルホコハク酸ナトリウム、ポリオキシエチレンスルホコハク酸ラウリル二ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。アルキルスルホコハク酸塩を構成するアルキル基は、天然油脂由来のアルキル基、例えば、炭素数8〜18のヤシ油脂肪酸由来のアルキル基であってもよい。より具体的には、アルキルスルホコハク酸塩は、アルキル基の炭素数が8〜18、好ましくは12〜14のポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸スルホコハク酸塩等であってもよい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩としては、脂肪酸残基の炭素数8〜18のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、ポリオキシエチレンアルケニルエーテル硫酸エステル塩(AES)等が挙げられる。
特に、脂肪酸残基の炭素数が12〜18のポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸ナトリウム、ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム(ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸ナトリウム)、ポリオキシエチレントリデシルエーテル硫酸ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。脂肪酸残基を構成するアルキル基は、天然油脂由来のアルキル基、例えば、炭素数8〜18のヤシ油脂肪酸由来のアルキル基であってもよい。より具体的には、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル硫酸エステル塩は、脂肪酸残基の炭素数が8〜18、好ましくは12〜18のポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸エーテル硫酸ナトリウム等であってもよい。
ポリオキシアルキレンアルキルエーテルカルボン酸塩及びポリオキシアルキレンアルケニルエーテルカルボン酸塩としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテルカルボン酸塩、ポリオキシエチレンアルケニルエーテルカルボン酸塩等が挙げられる。
特に、ポリオキシエチレンラウリルエーテルカルボン酸ナトリウム、ポリオキシエチレントリデシルエーテルカルボン酸ナトリウムであることがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記(D)成分を2種以上組み合わせて用いる場合の好ましい組み合わせとしては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせ、α−オレフィンスルホン酸塩(AOS)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせが挙げられる。これらの組み合わせの中でも、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)、アルカンスルホン酸塩(SAS)及びα−オレフィンスルホン酸塩(AOS)の組み合わせ、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸エステル塩(AES)及びアルカンスルホン酸塩(SAS)の組み合わせがより好ましい。
上記(D)成分の含有量は、10〜40重量%であることが好ましい。上記(D)成分の含有量が10重量%未満であると、液体洗浄剤組成物及びその希釈液の洗浄力が劣る場合がある。また、上記(D)成分の含有量が40重量%を超えると、液体洗浄剤組成物が高粘度化して、製造時の作業性に支障をきたす場合がある。
上記(D)成分の含有量は、より好ましくは、10〜35重量%であり、さらに好ましくは、15〜35重量%である。
上記(D)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(D)成分の含有量の合計として定める。
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、(E)両性界面活性剤を含有することが好ましい。
上記(E)成分としては、アルキルアミンオキサイド、アルキルアミドアミンオキサイド、アルキルベタイン、アルキルアミドベタイン、アルキルアミノ脂肪酸塩等が挙げられ、これらは炭素数8〜18のアルキル基を有することが好ましい。特に、ラウリン酸アミドプロピルアミンオキサイド、ミリスチン酸アミドプロピルベタイン、ラウリン酸アミドプロピルベタイン、デシルジメチルアミンオキサイド/ジメチルミリスチルアミンオキサイド混合物、ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタインがより好ましい。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記(E)成分の含有量は、0.5〜10重量%であることが好ましい。上記(E)成分の含有量が0.5重量%未満であると、液体洗浄剤組成物の希釈液の粘度が低すぎて、該希釈液がスポンジ等から流れ落ち易くなる場合がある。また、上記(E)成分の含有量が10重量%を超えると、液体洗浄剤組成物の原液の粘度が高すぎて、製造時の取り扱い性が悪くなる場合がある。
上記(E)成分の含有量は、より好ましくは、1〜8重量%であり、さらに好ましくは、1.5〜6重量%である。
上記(E)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各(E)成分の含有量の合計として定める。
本発明の液体洗浄剤組成物は、上記(D)陰イオン界面活性剤及び/又は(E)両性界面活性剤を含むことが好ましいが、上記以外の界面活性剤、例えば、(F)非イオン界面活性剤(以下、(F)成分ともいう)を含んでもよい。
上記(F)成分としては、例えば、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシプロピレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール、ショ糖脂肪酸エステル、アルキル(ポリ)グルコシド、モノグリセリン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルのエチレンオキサイド付加物、ソルビタン脂肪酸エステルのアルキレンオキサイド付加物等が挙げられる。具体的には、ポリオキシエチレントリデシルエーテル、ポリオキシエチレン分岐デシルエーテル、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、アルキルグルコシド等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。中でも、アルキルグルコシド、ポリオキシエチレンアルキルエーテル等が好ましく、ラウリルグルコシド等がより好ましい。
なお、本明細書における非イオン界面活性剤は、一般式(1)で表される化合物及び一般式(2)で表される化合物は含まない概念である。
上記(F)成分を含有すると、液体洗浄剤組成物及びその希釈液の粘度をより適度に維持しやすくなる。
上記(F)成分の含有量は、例えば、1〜10重量%であることが好ましい。
(F)成分が複数種類含まれる場合、上記含有量は、各(F)成分の含有量の合計として定める。
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、必要に応じて、所望のpHに調整するため、(G)pH調整剤(以下、(G)成分ともいう)が含まれていてもよい。
上記(G)成分としては、硫酸、塩酸等の酸性化合物;モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアルカノールアミン;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ性化合物;炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム等の炭酸塩;オルソケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、オルソケイ酸カリウム、メタケイ酸カリウム等のケイ酸塩;リン酸ナトリウム、リン酸水素ナトリウム、リン酸カリウム、リン酸水素カリウム等のリン酸塩等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
上記(G)成分の配合量は、特に限定されるものではないが、液体洗浄剤組成物のpHが5〜9となるように加えることが好ましい。より好ましくは、液体洗浄剤組成物のpHが6〜8となるように(G)成分を配合する。
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、(H)可溶化剤(以下、(H)成分ともいう)が含まれていてもよい。
上記(H)成分しては、例えば、芳香族酸又はその塩、多価カルボン酸又はその塩等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
芳香族酸としては、キシレンスルホン酸、トルエンスルホン酸、クメンスルホン酸、安息香酸等が挙げられる。
多価カルボン酸としては、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸、酒石酸等が挙げられる。
塩としては、例えば、カリウム、ナトリウム等のアルカリ金属や、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン等のアミン類等の塩を挙げることができ、中でも、ナトリウム塩が好ましい。
中でも、(H)成分として、安息香酸、トルエンスルホン酸、クエン酸又はこれらの塩が好ましく、安息香酸、トルエンスルホン酸、クエン酸又はこれらの塩がより好ましく、安息香酸、トルエンスルホン酸又はこれらの塩がさらに好ましい。
洗浄剤組成物が(H)成分を含むと、液体洗浄剤組成物自身(原液)の透明外観を維持しやすくなり、製造時、保管時に成分の分離が起こりにくくなる。
(H)成分の含有量は0.1〜10重量%であることが好ましく、1〜5重量%であることがより好ましい。
(H)成分が複数種類含まれる場合、上記含有量は、各(H)成分の含有量の合計として定める。
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、(I)有機溶剤(以下、(I)成分ともいう)が含まれていてもよい。
上記(I)成分としては、1価アルコール類又は多価アルコール類を好適に用いることができ、例えば、メタノール、エタノール、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メトキシエタノール、2−エトキシエタノール等の1価アルコール類;エチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール等の多価アルコール類等が挙げられる。特に、エタノール、プロピレングリコール、グリセリン、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコールであることが好ましい。
上記(I)成分を含むと、濃縮型の液体洗浄剤組成物の粘度が高くなり過ぎない範囲に抑えることが容易になり、製造時の作業性がより向上する。また、液体洗浄剤組成物の製造時、保管時に成分の分離が起こりにくくなる。
上記(I)成分の含有量は、1重量%以上であることが好ましい。より好ましくは、1.5重量%以上である。また、10重量%以下であることが好ましく、5重量%以下であることがより好ましい。
上記(I)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各有機溶剤の含有量の合計として定める。
本発明の液体洗浄剤組成物は、さらに、上記の(A)〜(I)成分以外に、(J)第1族元素(アルカリ金属)を含む化合物(以下、(J)成分ともいう)を含んでもよい。
上記(J)成分としては、例えば、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウム、硫酸カリウム等が挙げられる。中でも、塩化ナトリウムがより好ましい。
(J)成分は増粘作用を有するため、(J)成分を含むことにより、液体洗浄剤組成物及びその希釈液の粘度をより適度に維持しやすくなる。
なお、本明細書における(J)第1族元素を含む化合物は、上記の(A)〜(I)成分の化合物は含まない概念である。
上記(J)成分の含有量は、0.1重量%以上であることが好ましい。より好ましくは、3重量%以上である。また、10重量%以下であることが好ましく、7重量%以下であることがより好ましい。
上記(J)成分が2種以上含まれる場合、上記含有量は、各第1族元素を含む化合物の含有量の合計として定める。
本発明の液体洗浄剤組成物には、さらに、(K)水(以下、(K)成分ともいう)が含まれていてもよい。
上記(K)成分としては、水道水、蒸留水、純水又はイオン交換水等が挙げられる。これらは、単独で用いても、2種以上を組み合わせて用いてもよい。特に、不純物の少なさ及び経済性の点からイオン交換水であることが好ましい。
上記(K)成分は、本発明の液体洗浄剤組成物において液体洗浄剤組成物を構成する各成分に由来する結晶水や水溶液の形で含まれる水と、その他の外から加えられる水との総和であり、組成物全体が100重量%となるようにバランス量が配合される。
本発明の液体洗浄剤組成物には、本発明の効果を損なわない範囲で、上述した(A)〜(K)成分以外に、キレート剤、香料、染料、防腐剤、金属腐食抑制剤、消泡剤、高分子化合物、又は、曇点向上剤等が含まれていてもよい。
本発明の液体洗浄剤組成物は濃縮型の液体洗浄剤組成物であるが、希釈前の液体洗浄剤組成物の粘度(原液の粘度)として、20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであることが好ましい。より好ましくは、100〜650mPa・sである。本発明においては、液体洗浄剤組成物(原液)の20℃における粘度が上記範囲となるように液体洗浄剤組成物の粘度を調整することが好ましい。
なお、液体洗浄剤組成物及びその希釈液の粘度の測定は、JIS Z 8803に準拠し、E型粘度計を用いて行うことができる。
本発明の液体洗浄剤組成物は、水で6倍に希釈した際の希釈液の20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであることが好ましい。より好ましくは、150〜650mPa・sである。
また、本発明の液体洗浄剤組成物は、水で2〜6倍に希釈したいずれの希釈液においても20℃における粘度が100〜1,000mPa・sとなる組成であることが好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、pHが5〜9であることが好ましい。より好ましくは、6〜8であり、さらに好ましくは6〜7である。
なお、pHは、JIS Z 8802に記載の方法により測定することができる。
次に、本発明の液体洗浄剤組成物の製造方法の一例について説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物は、(A)一般式(1)で表される化合物と、(B)一般式(2)で表される化合物と、(C)第2族元素を含む化合物と、必要に応じて上記(D)〜(K)成分及びその他の任意成分からなる群より選択される1種以上とを、ミキサーを用いて攪拌することにより製造することができる。各成分を混合する順番等は特に限定されない。
本発明の濃縮型の液体洗浄剤組成物は、原液のまま、又は、適宜の希釈倍率で希釈して希釈液として、被洗浄物の洗浄に好適に使用することができる。
本発明の液体洗浄剤組成物を希釈して希釈液を調製する場合には、該液体洗浄剤組成物を水で所定の倍率に希釈すればよい。
本発明の濃縮型の液体洗浄剤組成物は、通常、液体洗浄剤組成物(原液)又はその希釈液を容器に充填され、スポンジ等にしみこませる、又は、流し台(シンク)等に張った水に添加する等して使用される。
容器に充填される希釈液における各成分の好ましい濃度の一例は、(A)一般式(1)で表される化合物が0.15〜0.7重量%、(B)一般式(2)で表される化合物が0.6〜1.7重量%、(C)第2族元素を含む化合物が0.03〜0.17重量%である。水で希釈(例えば、2〜6倍希釈)することにより上記濃度になるように調製された濃縮型の液体洗浄剤組成物は、本発明の液体洗浄剤組成物として好ましい組成である。各成分の濃度が上記範囲の希釈液は、適度な粘度を有するため、スポンジ等から流れ落ちにくく、かつ透明外観を有するため保管時等に成分の分離が起こりにくいため好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、希釈前後において泡質がよく、優れた泡の付着性を示す。例えば、液体洗浄剤組成物(原液)を水で好ましくは150倍、より好ましくは200倍、さらに好ましくは225倍、さらに好ましくは150〜300倍、特に好ましくは150〜225倍に希釈した際でも、泡質が良く、優れた泡の付着性を示す。また、本発明の液体洗浄剤組成物は、希釈前後において優れた洗浄力を発揮するものである。例えば、液体洗浄剤組成物(原液)を水で好ましくは4000倍、より好ましくは4000〜10000倍に希釈した際にも、希釈液が優れた洗浄力を発揮する。
液体洗浄剤組成物は、原液のまま使用しても優れた洗浄力を示すため、希釈倍率が4000倍未満でも希釈液は優れた洗浄力を示すが、経済性の観点からは、例えば希釈液を後述する漬け置き洗い等に使用する場合には、好ましくは4000倍以上、より好ましくは4000〜10000倍に希釈することが好ましい。
本発明の液体洗浄剤組成物は、例えば、(A)一般式(1)で表される化合物が0.001〜2.5重量%、(B)一般式(2)で表される化合物が0.003〜7.5重量%、(C)第2族元素を含む化合物が0.00003〜1.5重量%となるように水で希釈された際にも、泡質が良く、優れた泡の付着性を示すものであることが好ましい。さらに、例えば、(A)一般式(1)で表される化合物が0.00005〜2.5重量%、(B)一般式(2)で表される化合物が0.0001〜7.5重量%、(C)第2族元素を含む化合物が0.000001〜1.5重量%となるように希釈された際にも、優れた洗浄力を発揮するものであることが好ましい。
次に、本発明の液体洗浄剤組成物を用いた洗浄方法の一例について説明する。
本発明の液体洗浄剤組成物を用いた被洗浄物の洗浄方法は、上記液体洗浄剤組成物を水で所定の倍率に希釈することで希釈液とし、該希釈液を用いて被洗浄物の洗浄を行うことを特徴とする。
被洗浄物は、特に限定されるものではなく、例えば、食器や調理器具等の台所用具、厨房用具、野菜、果物、さらには各種加工機械や部品等の油汚れが付着したもの等が挙げられる。
また、洗浄方法も特に限定されるものではなく、被洗浄物に応じて、手洗い、漬け置き洗い等の方法を行うことができる。例えば、本発明における液体洗浄剤組成物又は希釈液(好ましくは2〜6倍希釈液)をスポンジ等にしみこませて被洗浄物を手洗いすることができる。また、液体洗浄剤組成物を水で適宜の倍率(例えば、3000〜10000倍)に希釈した液を調製して、被洗浄物を浸漬させて漬け置き洗い及び/又は手洗いすることもできる。また、例えば、食器や調理器具等の台所用具、厨房用具、野菜、果物の洗浄をする場合、食品衛生法に定められた洗浄方法で使用することができる。
以下、本発明をより具体的に説明する実施例を示す。なお、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
(実施例1〜5)
表1に示す配合で、(A)〜(K)成分を混合して液体洗浄剤組成物1000gを調製した。そして、液体洗浄剤組成物1000gのうち500gを、透明なプラスチックフィルム製のパウチに入れて保存し、液体洗浄組成物の原液とした。残りの500gは、希釈用容器に量り取り、水2500gを投入して攪拌し、液体洗浄剤組成物の6倍希釈液を得た。
(比較例1〜6)
表2に示す配合で、(A)〜(K)成分を混合して液体洗浄剤組成物1000gを調製したこと以外は、実施例1〜5と同様にして、液体洗浄剤組成物の原液及び希釈液を得た。
なお、表1及び2における各成分の配合量は、各成分を含む溶液としての配合量ではなく、各成分の純分を示している。
表1及び表2における各成分の詳細は以下のとおりである。
(A−1):川研ファインケミカル(株)社製 フォーマイト2E8(一般式(1)において、Rが炭素数8のアルキル基であり、AO及びAOが共にオキシエチレン基であり、m+nが1.9である化合物)
(A−2):川研ファインケミカル(株)社製 ビスコファインE2C(一般式(1)において、Rが炭素数8〜18のヤシ油アルキル基であり、AO及びAOが共にオキシエチレン基であり、m+nが2.0である化合物)
(B−1):クラリアントジャパン(株)社製、Glucopure(登録商標)Deg(一般式(2)において、Rがドデシル基又はテトラデシル基である化合物)
(C−1):赤穂化成(株)社製 水酸化マグネシウム
(C−2):米山薬品工業(株)社製 水酸化カルシウム二水和物
(D−1):第一工業製薬(株)社製 ハイテノール330T(ポリオキシエチレントリデシルエーテル硫酸ナトリウム)
(D−2):テイカ(株)社製 SLES−1EO(ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸ナトリウム)
(D−3):テイカ(株)社製 SLES−2EO(ポリオキシエチレンドデシルエーテル硫酸ナトリウム)
(D−4):クラリアントジャパン(株)社製 Hostapur OS LIQ(テトラデセンスルホン酸ナトリウム)
(D−5):クラリアントジャパン(株)社製 Hostapur SAS 93(第2級アルカンスルホン酸ナトリウム)
(E−1):松本油脂製薬(株)社製 マーポビスターMAP(ミリスチン酸アミドプロピルベタイン)
(E−2): クラリアントジャパン(株)社製 Genagen CAB 818J(ヤシ油脂肪酸アミドプロピルベタイン)
(E−3):クラリアントジャパン(株)社製 Genaminox 1014(デシルジメチルアミンオキサイド/テトラデシルジメチルアミンオキサイド)
(F−1):花王(株)社製、マイドール12(ラウリルグルコシド)
(G−1):後藤化学(株)社製 硫酸38%
(H−1):(株)伏見製薬所製 安息香酸
(H−2):テイカ(株)社製 テイカトックス300(トルエンスルホン酸)
(I−1):(株)ADEKA社製 プロピレングリコール
(I−2):三洋化成工業(株)社製 サンニックス PP−400(ポリプロピレングリコール、重量平均分子量(Mw)400)
(J−1):(株)日本海水社製 塩化ナトリウム
Figure 0006688613
Figure 0006688613
上記の実施例及び比較例で調製した各液体洗浄剤組成物の原液及び希釈液について、以下の評価を行った。
(pH測定)
pHメーター((株)堀場製作所製、D−21型)を用いて、各液体洗浄剤組成物(原液、25℃)のpHを測定した。結果を表1及び2に示した。
(外観観察)
各液体洗浄剤組成物の原液及び6倍希釈液を目視で確認して、液体が透明かどうかを確認した。結果を表1及び2に示す。
(粘度測定)
各液体洗浄剤組成物の原液及び6倍希釈液について、粘度を測定した。粘度の測定は、JIS Z 8803に準拠し、E型粘度計を用いて行った。具体的には、E型粘度計(東機産業(株)社製 VISCOMETER TV−22)を用いて、20℃において20rpmの回転を付与して各液体洗浄剤組成物の原液及び6倍希釈液の粘度を測定した。結果を表1及び2に示した。
(洗浄力評価)
以下の手順により洗浄力を評価した。
まず、洗浄対象の汚れとして、大豆白絞油:牛脂=1:1で混合した汚れを準備し、上記汚れ1mLを試験用皿に一面に塗り広げ、一晩室温で放置した。
各液体洗浄剤組成物の6倍希釈液4.5gを水道水3Lに溶解させた洗浄液を準備し、上記洗浄液を液温30℃として、上記試験用皿を充分に温めた後、洗浄液を含んだスポンジで汚れを拭き取った。
そして、スポンジに付着した汚れを洗浄液中で揉み出した。
この操作を繰り返し、試験用皿に付着した汚れがスポンジで綺麗に拭き取れなくなるまでの皿の枚数を数えて、以下の評価基準に従って洗浄力を評価した。結果を表1及び2に示した。
◎:皿の枚数が5枚以上
○:皿の枚数が3〜4枚
×:皿の枚数が2枚以下
(泡の付着性試験)
以下の手順により泡の付着性を評価した。
各液体洗浄剤組成物の6倍希釈液0.4gと水9.6gとを混ぜ合わせた液を、ステンレス板の中心に滴下した。水道水5gを浸み込ませたスポンジで円を描くようにして、30回泡立てた。その後ステンレス板を20°に傾けた状態で静置し、泡が斜面を流れていくのに要する時間を計測し、以下の基準により泡の付着性を評価した。
◎:4分間以上経過しても泡の大部分が斜面に残っている
○:2分間以上経過しても泡の大部分が斜面に残っている
×:2分間以内に泡の大部分が斜面から流れ落ちる
表1の実施例1〜5の結果からわかるように、(A)成分0.5〜5重量%と、(B)成分1〜15重量%と、(C)成分0.01〜3重量%とを含有する液体洗浄剤組成物は、希釈前後で適度な粘度を有する。また、希釈後には透明外観を有する。さらに、高倍率に希釈した際にも優れた洗浄力及び泡の付着性を示す。

Claims (5)

  1. 濃縮型の液体洗浄剤組成物であって、
    (A)一般式(1)で表される化合物0.5〜5重量%と、
    (B)一般式(2)で表される化合物1〜15重量%と、
    (C)第2族元素を含む化合物0.01〜3重量%と
    (D)陰イオン界面活性剤10〜40重量%とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
    Figure 0006688613
    [式中、Rは炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、AO及びAOはそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。]
    Figure 0006688613
    [式中、Rは炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニル基である。]
  2. 濃縮型の液体洗浄剤組成物であって、
    (A)一般式(1)で表される化合物0.5〜5重量%と、
    (B)一般式(2)で表される化合物1〜15重量%と、
    (C)第2族元素を含む化合物0.01〜3重量%と、
    (E)両性界面活性剤0.5〜10重量%とを含有することを特徴とする液体洗浄剤組成物。
    Figure 0006688613
    [式中、R は炭素数6〜18のアルキル基又はアルケニル基であり、A O及びA Oはそれぞれ同一又は異なって、炭素数2〜4の直鎖又は分岐鎖を有するオキシアルキレン基であり、m及びnはアルキレンオキサイドの平均付加モル数であって、独立して0〜5の数であり、m+nは1〜5の数である。]
    Figure 0006688613
    [式中、R は炭素数5〜17のアルキル基又はアルケニル基である。]
  3. 前記(C)第2族元素を含む化合物がマグネシウム化合物である請求項1又は2に記載の液体洗浄剤組成物。
  4. 20℃における粘度が100〜1,000mPa・sであり、かつ、水で6倍に希釈した際の希釈液の20℃における粘度が100〜1,000mPa・sである請求項1〜のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
  5. pHが5〜9である請求項1〜のいずれかに記載の液体洗浄剤組成物。
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