JP6687932B2 - 真偽判別媒体 - Google Patents

真偽判別媒体 Download PDF

Info

Publication number
JP6687932B2
JP6687932B2 JP2017032843A JP2017032843A JP6687932B2 JP 6687932 B2 JP6687932 B2 JP 6687932B2 JP 2017032843 A JP2017032843 A JP 2017032843A JP 2017032843 A JP2017032843 A JP 2017032843A JP 6687932 B2 JP6687932 B2 JP 6687932B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
fibers
image
reflection light
background
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017032843A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018135623A (ja
Inventor
俊男 宇治
俊男 宇治
貴志 奥田
貴志 奥田
横手 隆生
隆生 横手
弘路 小原
弘路 小原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Printing Bureau
Original Assignee
National Printing Bureau
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by National Printing Bureau filed Critical National Printing Bureau
Priority to JP2017032843A priority Critical patent/JP6687932B2/ja
Publication of JP2018135623A publication Critical patent/JP2018135623A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6687932B2 publication Critical patent/JP6687932B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Credit Cards Or The Like (AREA)
  • Paper (AREA)

Description

本発明は、銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の貴重印刷物の分野において、正反射光下で観察すると潜像が視認されることで、真偽判別可能な真偽判別媒体に関するものである。
現在、銀行券、パスポート、有価証券、身分証明書、カード、通行券等の貴重印刷物は、偽造、変造されないために様々な偽造防止技術が用いられている。その中で、紙自体に施される技術として、例えば、着色繊維、蛍光繊維、光学干渉繊維等を混抄して施すことが行われている。
繊維を混抄して施す技術において、着色繊維を施す場合には、目視で着色繊維の色彩がそのまま視認できることから、着色繊維が施されていない一般的な用紙とは差別化され、真偽判別することができる。また、蛍光繊維を施す場合には、目視で視認することはできないが、紫外線を照射することで、蛍光発光する状態が視認されることで、真偽判別することができる。また、光学干渉繊維を施す場合には、正反射光下で目視により観察したときに、干渉光による色彩及び光沢が視認されることで、真偽判別することができる。すなわち、混抄して施す繊維の種類によって、真偽判別する際の条件が異なり、貴重印刷物に必要とされる用途に応じて、各種の繊維が混抄されている。
前述した混抄される繊維のうち、光学干渉繊維は、干渉光による色彩及び光沢が視認されるもので、繊維の色がそのまま視認される着色繊維と比べて、視覚的な変化を奏するものの、用紙中にランダムに混抄した場合には、個々の繊維の視認性が低いという問題があった。これは、ランダムに混抄された光学干渉繊維に対して、正反射光下にある繊維しか干渉光が生じないためである。
そこで、用紙に混抄した光学干渉繊維の視認性を向上させるため、紙の表面で、光学干渉繊維を一方向に配向して施した用紙が提案されている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の技術は、光学干渉繊維が配向した領域において、干渉光が得られるため、視認性を向上することができる。
また、繊維を用紙に混抄する技術とは異なるが、本出願人は、前述した貴重印刷物において、印刷技術で施した模様を剥離して改ざんする行為を防止するため、セルロース微小繊維によって、模様を印刷する技術を提案している(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の技術は、セルロース微小繊維から成る模様の剥離を防止することが特徴であるとともに、繊維によって、図柄や文字等の有意情報を形成することが特徴である。
特許第5494476号公報 特許第5652797号公報
しかしながら、特許文献1の技術は、光学干渉繊維を配向させて施すことにより、光学干渉繊維が配向した領域の視認性が向上するものの、周りのセルロース繊維のみで構成された部分との、繊維の違いによる色彩差によって、反射光下のどの角度からでも光学干渉繊維による領域が見えるものであった。このため、偽造者にとって、複製の対象となりやすいという問題があった。
また、特許文献2の技術は、基材と異なる色彩のセルロース微小繊維によって有意情報を形成する技術であって、反射光下のどの角度からでも有意情報が視認され、観察条件によって変化するものではなく、真偽判別可能な技術ではなかった。
本発明は、前述した課題の解決を目的とするものであり、繊維によって構成した有意情報が拡散反射光下の観察条件では視認できず、特定の観察条件で有意情報が潜像として視認できることによって、真偽判別が可能な真偽判別媒体を提供する。
本発明の真偽判別媒体は、基材の少なくとも一部に、拡散反射光下で等色の画像部及び背景部から成る模様が形成されて成り、模様の少なくとも一部が、拡散反射光下で基材と異なる色彩を有し、かつ、拡散反射光下と所定の角度で光学特性が変化する特性を有する第1の繊維によって少なくとも形成され、所定の角度で観察すると画像部と背景部が区分けされて潜像が視認される真偽判別媒体であって、画像部及び背景部は、i)第1の繊維によって形成され、かつ、一方は、第1の繊維が第1の方向に配向して配置され、又は、ii)一方は、第1の繊維によって少なくとも形成され、他方は、拡散反射光下で第1の繊維と同じ色彩を有し、かつ、所定の角度で第1の繊維とは光学特性が異なる第2の繊維によって形成されたことを特徴とする。
また、本発明の真偽判別媒体は、i)の場合、画像部と背景部の他方は、第1の繊維が第1の方向と異なる第2の方向に配向して配置されたことを特徴とする。
本発明の真偽判別媒体は、真偽判別するための有意情報が、拡散反射光下では視認できず、特定の観察条件によって、潜像が視認されることで真偽判別可能であり、偽造防止効果に優れる。
本発明における真偽判別媒体の概要を示す図である。 真偽判別媒体を拡散反射光下と、所定の角度から観察した状態を示す図である。 第1の実施の形態の真偽判別媒体に形成される模様の構成を示す図である。 第1の実施の形態における別の模様の構成を示す図である。 第2の実施の形態の真偽判別媒体に形成される模様の構成を示す図である。 第2の実施の形態の真偽判別媒体に形成される模様の別の構成を示す図である。 画像部が複数の領域によって構成された例を示す図である。 真偽判別媒体に形成される透かしの構成を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面を参照して説明する。しかしながら、本発明は、以下に述べる実施するための形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲記載における技術的思想の範囲内であれば、その他の様々な実施の形態が含まれる。
まず、本発明の真偽判別媒体(1)の概要について、図1及び図2を用いて説明する。本発明の真偽判別媒体(1)は、図1(a)に示すように、基材(2)の少なくとも一部に、画像部(10)と背景部(20)から成る模様(3)が形成される。図1(b)は、図1(a)に示す真偽判別媒体(1)のA−A’線における断面図であり、基材(2)の上に、模様(3)が形成された状態を示している。本実施の形態では、画像部(10)の図柄の一例として「T」の文字が施された例について説明するが、画像部(10)の図柄は、これに限定されるものではなく、数字、記号、図形、地紋、彩紋等であってもよい。
真偽判別媒体(1)を、図2(a)に示すように、拡散反射光下で観察すると、画像部(10)と背景部(20)は、等色で視認され、図2(b)に示すように、所定の角度から観察すると、画像部(10)と背景部(20)が区分けして視認され、潜像として「T」の文字が認識できる。以下、画像部(10)と背景部(20)の詳細な構成について、説明する。
(第1の実施の形態)
第1の実施の形態は、図2に示す潜像効果のある真偽判別媒体(1)に形成する模様(3)を2種類の繊維によって構成する形態である。
(基材)
第1の実施の形態の真偽判別媒体(1)において、基材(2)には、紙、不織布、フィルム、プラスチック等を用いる。紙及び不織布を構成する繊維については、木材を原料とする木材繊維、わら、イネ、アバカ、ケナフ等の非木材繊維、レーヨン、ポリビニールアルコール、ポリエチレン等の合成繊維を用いることができ、これらの繊維を単独で用いてもよいし、混合して用いてもよい。なお、基材(2)の色彩については、特に限定されるものではない。
(画像部)
画像部(10)は、図3(a)に示すように、第1の繊維(11)が複数配置されており、第1の繊維(11)は、拡散反射光下で基材(2)と異なる色彩を有する。また、正反射光下の観察で、潜像である画像部(10)の図柄を視認するために、第1の繊維(11)は、背景部(20)に配置される繊維とは異なる光学特性を有するが、詳細については、後述する。
画像部(10)に形成される第1の繊維(11)は、図3(b)に示すように、ランダムに配置してもよいし、図3(c)に示すように、同じ方向に配向させて配置してもよい。
第1の繊維(11)をランダムに配置する方法としては、第1の繊維(11)を水に分散させた懸濁液を、スクリーン、フレキソ、凸版等の版面を用いる印刷方式により形成してもよいし、インクジェット印刷、スプレー方式のように、版面を用いることなく、懸濁液を塗布する位置を画像部(10)の図柄に応じて制御して行う方法でもよい。
また、第1の繊維(11)を同じ方向に配向させる方法としては、引っ掛け法を用いて繊維が配向した部位を作製する。引っ掛け法とは、繊維を分散させた懸濁液中に、金属板により所望の模様をかたどった型を入れ、型に引っ掛けた繊維を基材(2)に転置することにより形成する方法であって、特開平6−210771号公報に開示された方法である。例えば、直線状の型を用いると、直線の方向に対して、直交する方向に繊維が引っ掛かることから、それを画像部(10)の領域に施せばよく、複数回に分けて転写してもよいし、画像部(10)として繊維を施す位置に対応した型を用いて、一度に転写してもよい。
紙又は不織布を基材(2)として用いる場合において、第1の繊維(11)を分散させた懸濁液を基材(2)に付与するには、基材(2)への繊維の接着性を高くするために、基材が湿紙の状態で行うことが好ましいが、乾いた状態の紙でも接着されればよい。後者の場合、必要に応じて、第1の繊維(11)を分散させた懸濁液中にポリビニールアルコール、でんぷん溶液、水性アクリルエマルジョン型接着剤、酢酸ビニルエマルジョン型接着剤のような水性接着剤を混ぜて、付与してもよい。また、フィルム又はプラスチックを基材(2)として用いる場合、基材(2)に繊維を接着させるために、第1の繊維(11)が分散した懸濁液中に前述のような水性接着剤又は溶剤型接着剤を用いることで、付与することができる。さらに、接着性を高めるために、第1の繊維(11)を分散させた懸濁液の中に、熱融着性繊維を混ぜてもよい。熱融着性繊維には、100℃程度で融着するポリビニールアルコール繊維、PET繊維、EVOH繊維等がある。
また、第1の繊維(11)の懸濁液中での分散性の向上、沈降防止のために、高分子粘剤を添加してもよい。高分子粘剤を添加することで、第1の繊維(11)の表面電荷作用により凝集することなく、繊維同士が反発し、分散する。また、懸濁液の粘度の向上により、繊維が沈降しにくくなる。高分子粘剤には、伝統的な和紙の作製時に用いられている天然のトロロアオイの根から抽出したネリを用いる。また、化学的に合成した合成粘剤として、三菱レーヨン株式会社製のアクリパーズ(商品名)、ポリアクリル酸ナトリウム溶液等でもよい。
(背景部)
背景部(20)は、図3(a)に示すように、第2の繊維(21)が複数配置されており、第2の繊維(21)は、拡散反射光下では第1の繊維(11)と同じ色彩を有し、かつ、所定の角度では明度(明るさ)又は色相の少なくとも一方の光学特性が第1の繊維(11)とは異なる。このため、第1の実施の形態において、第1の繊維(11)と第2の繊維(21)の少なくとも一方は、拡散反射光下と所定の角度で明度又は色相の少なくとも一方の光学特性が変化する特性を有する繊維を用いる。第1の繊維(11)と第2の繊維(21)のうち、一方のみの繊維の光学特性が変化してもよいし、両方の繊維の光学特性が変化してもよいが、後者の場合、光学特性が変化する所定の角度で明度又は色相が互いに異なる繊維を選択して用いる。拡散反射光下と所定の角度で、明度が変化する繊維としては、レーヨン繊維、ガラス繊維、ポリマー繊維、絹繊維、金属繊維、みつまた繊維、こうぞ繊維、がんぴ繊維等があり、これらの繊維は、拡散反射光下の明度に対して、所定の角度では、明度が高くなる特性を有する。また、色相が変化する繊維としては、干渉繊維がある。
なお、本発明において、「拡散反射光下」とは、真偽判別媒体(1)に入射する光の入射角度(α)と、観察者が真偽判別媒体(1)を観察する角度(β)が大きく異なった状態での観察条件のことであり、具体的には、図2(a)に示すように、斜めから光が入射するときに、鉛直方向から観察する条件である。また、「所定の角度」とは、例えば、図2(b)に示すように、真偽判別媒体(1)に入射する光の入射角度(α)と、観察者が真偽判別媒体(1)を観察する角度(β)が等しい条件、いわゆる、正反射光が生じる観察条件であるが、拡散反射光下で同じ色彩の状態から、第1の繊維(11)と第2の繊維(21)の光学特性に差が生じれば、真偽判別媒体(1)に入射する光の入射角度(α)と観察者が真偽判別媒体(1)を観察する角度(β)が等しい条件に限定されるものではない。
第1の繊維(11)と第2の繊維(21)に用いる繊維として、所定の角度で明度が異なる例としては、オーミケンシ株式会社製の製紙用レーヨン「SPECLISTホープ(商品名)」において、高光沢なタイプと低光沢なタイプのレーヨン繊維があり、所定の角度で明度が異なる第1の繊維(11)と第2の繊維(21)としてそれぞれ用いることができる。この場合、所定の角度で高光沢な繊維は、低光沢な繊維よりも明るく視認され、低光沢な繊維は、高光沢な繊維よりも暗く視認される。
また、所定の角度で色相が異なる例としては、帝人ファイバー(株)製の「モルフォテックス(商品名)」において、正反射光下で赤、青、緑等のいずれかの干渉色が生じる光干渉繊維があり、異なる干渉色が生じる光干渉繊維を第1の繊維(11)と第2の繊維(21)としてそれぞれ用いることができる。
背景部(20)に形成される第2の繊維は、第1の繊維(11)を配置する方法と同様にして、図3(b)に示すように、ランダムに配置してもよいし、図3(c)に示すように、同じ方向に配向させて配置してもよい。
背景部(20)は、画像部(10)と拡散反射光下で等色に形成されることで、拡散反射光下では画像部(10)である「T」の文字を視認できない構成としている。画像部(10)と背景部(20)を拡散反射光下で等色に形成するためには、画像部(10)と背景部(20)に配置する第1の繊維の面積率と第2の繊維の面積率を等しくすることが好ましい。なお、本発明において、第1の繊維の面積率とは、基材(2)の単位面積当たりに配置される第1の繊維の投影面積(第1の繊維が基材を覆う面積)の割合のことであり、第2の繊維の面積率とは、基材(2)の単位面積当たりに配置される第2の繊維の投影面積(第2の繊維が基材を覆う面積)の割合のことである。ただし、拡散反射光下で画像部(10)と背景部(20)が区分けして視認できない範囲であれば、完全に同じ面積率とする必要はない。各部(10、20)へ配置する繊維の量によって、各部(10、20)の色の濃淡が調整できることから、必要に応じて、繊維の付与量を調整して、各部(10、20)を等色とすればよい。
以上の構成で成る真偽判別媒体(1)において、流通過程や使用時に基材(2)へ摩擦やスクラッチのような作用が生じた場合に、繊維の脱落を防止する処理を施してもよい。処理方法としては、基材(2)に繊維を接着させた後に、画像(3)又は基材(2)全体をプラスチックフィルムでラミネートする方法や合成樹脂等で表面コーティングする方法がある。
(効果)
続いて、第1の実施の形態の真偽判別媒体(1)の効果について、説明する。図2(a)に示すように、拡散反射光下で観察すると、前述のように、画像部(10)と背景部(20)は、同じ色彩を有する第1の繊維と第2の繊維の面積率が等しいことから、等色で視認され、画像部(10)と背景部(20)を区分けして確認することができない。詳細には、拡散反射光下では、第1の繊維(11)と第2の繊維(21)の明度の差又は色相の差が生じることなく、各部(10、20)に配置された繊維の色がそのまま視認される。なお、拡散反射光下で画像部(10)と背景部(20)が、等色で視認されることで、区分けして確認できない効果は、画像部(10)と背景部(20)の繊維(11、21)が、ランダムに配置される場合も少なくとも一方の繊維を配向させて配置される場合も同じである。
一方、図2(b)に示すように、正反射光下で観察すると、第2の繊維(21)は、第1の繊維(11)に対して、明度又は色相の少なくとも一方が異なることから、繊維の光学特性の差によって、画像部(10)と背景部(20)が区分けして視認できる。すなわち、潜像として、画像部(10)である「T」の文字を視認することができる。特に、図3(c)に示すように、一定の方向に配向させた場合には、ランダムに配置した場合と比較して、光沢又は色彩の変化が大きく、画像部(10)の視認性が高くなる。なお、本発明の真偽判別媒体(1)は、正反射光下の観察条件だけではなく、第1の繊維(11)と第2の繊維(21)の光学特性が異なる所定の角度においても潜像が視認される効果が生じるが、正反射光下の観察の方が、光沢又は色彩の変化が大きく、潜像の視認性が高くなることから好ましい。
なお、図2に示す真偽判別媒体(1)を観察するための光源(L)としては、屋内の蛍光灯や、屋外の太陽光等、その他、一般的な照明(LED、携帯型の照明器具)の下であっても、問題なく図2に示す効果が得られる。
以上の説明では、画像部(10)が第1の繊維(11)によって形成され、背景部(20)が第2の繊維(21)によって形成された模様(3)の構成について説明したが、2種類の繊維によって模様(3)を構成する第1の実施の形態において、画像部(10)と背景部(20)の一方を第1の繊維(11)と第2の繊維(21)によって形成し、画像部(10)と背景部(20)の他方を、第2の繊維(21)によって形成してもよい。
図4は、画像部(10)と背景部(20)の一方を第1の繊維(11)と第2の繊維(21)によって形成し、画像部(10)と背景部(20)の他方を、第2の繊維(21)によって形成した構成の一例を示す図であり、図4(b)は、第2の繊維(21)によって、画像部(10)と背景部(20)が形成され、図4(c)は、第1の繊維(11)によって画像部(10)が形成された状態を示している。このとき、拡散反射光下で画像部(10)と背景部(20)を等色に形成するために、画像部(10)の単位面積当たりに配置する第1の繊維(11)と第2の繊維(21)の面積率と、背景部(20)の単位面積当たりに配置する第2の繊維(21)の面積率を等しくする。
図4に示す構成の模様(3)を形成する場合には、図4(b)に示す破線内の領域に、第2の繊維(21)を配置した後、図4(c)に示す画像部(10)に対応した領域に第1の繊維(11)を配置するか、又は、図4(c)に示す画像部(10)に対応した領域に第1の繊維(11)を配置した後、図4(b)に示す破線内の領域に、第2の繊維(21)を配置すればよい。図3に示す構成の模様(3)を形成する場合には、画像部(10)に配置する第1の繊維(11)と背景部(20)に配置する第2の繊維(21)の位置を合わせる必要があったが、図4に示す構成の場合には、図4(b)と図4(c)に示す繊維同士を重ねるだけでよいことから、模様(3)の作製が容易である。
第1の実施の形態の真偽判別媒体(1)において、模様(3)を構成する第1の繊維(11)と第2の繊維(21)の透過性が互いに異なる関係の繊維を用いることで、透過光下でも「T」の文字が視認できる真偽判別媒体(1)とすることもできる。その具体例としては、第1の繊維(11)に、透過性の低い金属繊維を用い、第2の繊維(21)に、前述した木材繊維、非木材繊維、合成繊維等が金属繊維と同じ色彩の染料によって、着色された着色繊維を用いる。この場合、透過光下で模様(3)を観察すると、金属繊維で形成された部分は、着色繊維で形成された部分より暗く視認され、着色繊維で形成された部分は、金属繊維で形成された部分よりも明るく視認される。すなわち、画像部(10)と背景部(20)に配置する繊維によって、画像部(10)が明るく視認される白透かしの効果又は画像部が暗く視認される黒透かしの効果が得られる。なお、第1の繊維(11)と第2の繊維(21)は、前述した例に限定されるものではなく、透過性が互いに異なる繊維(ただし、拡散反射光下で同じ色彩であり、所定の角度で光学特性が異なる。)であれば、第1の繊維(11)と第2の繊維(21)として用いることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、図2に示す潜像効果のある真偽判別媒体(1)に形成する模様(3)を、1種類の繊維によって構成する形態である。なお、基材(2)の構成については、第1の実施の形態と同じであるため、説明を省略することとし、画像部(10)と背景部(20)の構成について説明する。
画像部(10)と背景部(20)は、互いに共通した第3の繊維で形成されており、第3の繊維は、拡散反射光下と所定の角度で明度又は色相の少なくとも一方の光学特性が変化する特性と、拡散反射光下で基材(2)とは異なる色彩を有する。拡散反射光下と所定の角度で明度又は色相の少なくとも一方の光学特性が変化する第3の繊維としては、第1の実施の形態で説明した繊維と同様に、金属繊維、干渉繊維、絹繊維、ポリマー繊維等があり、第2の実施の形態では、いずれか1種類の繊維を用いて、画像部(10)と背景部(20)を形成する。
第2の実施の形態においても、拡散反射光下で画像部(10)と背景部(20)が等色に形成される点及びその条件は、第1の実施の形態と同様であって、具体例としては、画像部(10)と背景部(20)に配置される第3の繊維の面積率を等しくする構成である。ただし、拡散反射光下で画像部(10)と背景部(20)が区分けして視認できない範囲であれば、完全に同じ面積率とする必要はない。
第2の実施の形態においては、画像部(10)と背景部(20)は、互いに共通した第3の繊維で形成されるが、正反射光下で観察した際に、潜像が視認できる効果を奏するために、画像部(10)と背景部(20)の第3の繊維の配置が異なり、以下にその内容について説明する。
図5は、画像部(10)と背景部(20)に配置する第3の繊維(31)の一つ目の例を示す図である。図5(b)は、画像部(10)の一部拡大図であり、図5(c)は、背景部(20)の一部拡大図である。一つ目の第3の繊維(31)の配置において、画像部(10)は、図5(b)に示すように、第1の方向(V1)に第3の繊維(31)が配向して配置され、背景部(20)は、図5(c)に示すように、第2の方向(V2)に第3の繊維(31)が配向して配置される。また、図5(b)及び図5(c)に示すように、画像部(10)と背景部(20)において、第3の繊維(31)が配向して配置される方向(V1、V2)が異なる。なお、図5(b)及び図5(c)では、第3の繊維(31)が配置される第1の方向(V1)と第2の方向(V2)が90度異なる例であるが、第1の方向(V1)と第2の方向(V2)が異なる角度は、これに限定されるものではない。
図5に示すように、画像部(10)と背景部(20)に配置する第3の繊維(31)の方向を異ならせる方法としては、前述した引っ掛け法があり、直線状の型を用いて、画像部(10)と背景部(20)に第3の繊維(31)をそれぞれ配置する際に、型の向きを異ならせてもよいし、第3の繊維(31)を配向させる向きに対応した型をあらかじめ作製しておき、一度に転写してもよい。
図6は、画像部(10)と背景部(20)に配置する第3の繊維(31)の二つ目の例を示す図であり、図6(b)は、画像部(10)の一部拡大図であり、図6(c)は、背景部(20)の一部拡大図である。二つ目の配置では、画像部(10)と背景部(20)のうち、一方は第3の繊維(31)が同じ方向に配向して配置され、他方はランダムに配置される。その一例として、図6では、画像部(10)の第3の繊維(31)が第1の方向(V1)に配向して配置され、背景部(20)の第3の繊維(31)がランダムに配置された状態を示している。
(効果)
続いて、第2の実施の形態の真偽判別媒体(1)の効果について、説明する。図2(a)に示すように、拡散反射光下で観察すると、画像部(10)と背景部(20)は、第3の繊維の面積率が等しいことから、等色であり、画像部(10)と背景部(20)を区分けして確認することができない。なお、拡散反射光下で画像部(10)と背景部(20)が、区分けして視認されない効果は、図5に示すように、画像部(10)と背景部(20)の繊維(31)を配向させて配置する場合も、図6に示すように、画像部(10)と背景部(20)のうち、一方のみの繊維(31)を配向させて配置する場合も同じである。
一方、図5に示す構成の真偽判別媒体(1)を正反射光下で観察すると、光源(L)の向きにより、画像部(10)と背景部(20)に配置された第3の繊維(31)からの反射光量が変化する。詳細には、光源(L)の光が入射する方向と、第3の繊維(31)が配向している方向が、平行に近いほど、反射光量の変化が大きく、直交するほど、反射光量の変化は小さくなる。図5に示すように、画像部(10)と背景部(20)に配置された第3の繊維(31)の向きが直交している場合、仮に、一方の第3の繊維(31)からの反射光量が大きい場合、他方の第3の繊維(31)からの反射光量の変化は生じないか、一方の第3の繊維(31)の反射光量の変化と比べてその変化は小さいものとなる。その結果、画像部(10)と背景部(20)からの反射光量が異なることで、画像部(10)と背景部(20)が区分けして視認できる。すなわち、第2の実施の形態の真偽判別媒体(1)においても、潜像として、画像部(10)である「T」の文字を視認することができる。また、図5に示す構成の真偽判別媒体(1)において、光源(L)の位置を、画像部(10)に配置された第3の繊維(31)の配向方向(V1)と平行な方向から、背景部(20)に配置された第3の繊維(31)の配向方向(V2)と平行になるように、徐々に変化させると、画像部(10)と背景部(20)の反射光量もまた、徐々に変化して視認される効果もある。
また、図6に示す構成の真偽判別媒体(1)を正反射光下で観察すると、背景部(20)にランダムに配置された第3の繊維(31)のうち、画像部(10)と同じ方向に配置された第3の繊維(31)のみ、反射光量の変化が生じるが、背景部(20)全体としての反射光量の変化は、画像部(10)全体の反射光量の変化よりも小さく、結果的に、反射光量の差により、潜像として、画像部(10)である「T」の文字を視認することができる。なお、図5及び図6に示す構成の真偽判別媒体(1)において、潜像が視認される効果は、正反射光下の観察条件だけではなく、第3の繊維(31)の光学特性が変化する所定の角度においても生じる。
第2の実施の形態の真偽判別媒体(1)において、画像部(10)に配置される第3の繊維(31)は、図5(b)及び図6(b)に示すように、第1の方向(V1)に配向させて配置した例について説明したが、画像部(10)を複数の領域に分割して、それぞれの領域ごとに、第3の繊維(31)の配向を異ならせてもよい。図7(a)は、その構成の一例を示す図であり、「T」の文字の画像部(10)を三つの領域(10−1、10−2、10−3)に分割したもので、このとき、各領域に配置される第3の繊維(31)は、図7(b)、図7(c)及び図7(d)に示すように、配向を異ならせて配置する。図7(b)、図7(c)及び図7(d)は、第3の繊維(31)を配向させる方向を徐々に異ならせた例であるが、各領域に配向させる第3の繊維(31)の方向は、図7に示す例に限定されるものではない。
図7に示す構成の画像部(10)を正反射光下で観察すると、第3の繊維(31)の配向が異なることによって、各領域からの反射光量が異なり、各領域に濃淡差が生じる。これは、前述のように、光源(L)の光が入射する方向と、第3の繊維(31)が配向している方向が、平行に近いほど、反射光量の変化が大きくなり、直交するほど、反射光量の変化は小さくなる原理によるものである。仮に、図7(b)に示す領域(10−1)の第3の繊維(31)が配向している方向(V1−1)と光源(L)の光が入射する方向が平行の場合、領域(10−1)の反射光量が大きく、図7(c)及び図7(d)に示す領域(10−2、10−3)にかけて、反射光量は、徐々に小さくなり、各領域に濃淡差が生じる。
図7では、画像部(10)を複数の領域に分割した例について、簡単に説明するため、「T」の文字を三つの領域で分割した構成について説明したが、更に、多くの領域で分割してもよい。また、画像部(10)の図柄は、「T」の文字だけでなく、濃淡差のある図柄、例えば、人像、写真画、風景画等を形成してもよい。その際、図柄の濃淡に応じて、各領域に配置する第3の繊維(31)の配向を異ならせることで、正反射光下で視認される潜像の濃淡を表現することができる。なお、図7に示す画像部(10)を複数の領域に分割する構成については、第1の実施の形態の画像部(10)においても、同様にして作製してもよい。
第1の実施の形態及び第2の実施の形態においては、さらに、観察条件の変化によって別の潜像が出現する真偽判別媒体も作製することができる。具体的には、透過光下で観察すると基材(2)自体に形成した透かしが視認できる。ここでは、第2の実施の形態で説明した真偽判別媒体を基に作製した例について説明する。
(基材)
真偽判別媒体(1)において、基材(2)に用いる材料としては、透かしを形成するために紙を用いる。紙の構成については、前述したとおりであるので、説明は省略する。
(透かし)
図8は、透かし(4)を形成した真偽判別媒体(1)を示す図である。図8(a)に示すように、繊維によって形成される模様(3)の少なくとも一部に重複する領域の基材(2)に、透かし(4)が形成される。透かし(4)は、基材(2)である紙の作製段階で、所望のデザインに応じて用紙の厚みや密度を変化させることで光の透過光量を変化させる技術であり、紙幣、パスポート等のセキュリティ印刷物に用いられている。
透かし(4)の作製方法については、公知であり、紙の作製時に、円網、ダンディロールによって、基材(2)に凹凸を設ける方法があり、この場合、透かし(4)を形成した後、前述した方法により模様(3)を形成する。また、レーザー加工によって、基材(2)の一部を除去する方法や、透明な透かしインキを印刷して、印刷した領域の透過光量を上昇させる方法があり、この場合、模様(3)と透かし(4)を形成する順番に限定はない。なお、透明な透かしインキとしては、市販のT&K TOKA製ベストワン透かしインキ、東洋インキ製SMX透かしインキ、合同インキ製E2ニス等がある。なお、図8(b)は、図8(a)に示す真偽判別媒体(1)のA−A’線における断面図であり、基材(2)に、前述した加工によって透かし(4)が形成された状態を示している。
画像(3)を構成する繊維は、透過光下で観察する透かし(4)の視認性に影響させないために、光透過性のある繊維を用いることが好ましく、前述した干渉繊維、絹繊維及びポリマー繊維を用いればよい。なお、金属繊維は光を遮断する作用があることから、透かし(4)の領域を完全に隠蔽しない範囲であれば用いることができる。
以上の構成で成る真偽判別媒体(1)を、正反射光下(所定の角度も含む。)で観察すると、潜像として画像部(10)の図柄が視認されるとともに、透過光下で観察すると、透かし(4)として、「星」の図柄が視認される。このように、二つの図柄を視認することで、真偽判別することから、偽造防止効果と、真偽判別機能を、第1の実施の形態及び第2の実施の形態に比べて、高度にすることができる。
以下、前述の発明を実施するための形態に従って、具体的に作製した真偽判別媒体の実施例について詳細に説明するが、本発明は、この実施例に限定されるものではない。
実施例1は、第1の実施の形態で説明した図3に示す構成の真偽判別媒体(1)である。まず、木綿パルプと黄色の着色染料を混合した繊維懸濁液を、手すきシート作製機(熊谷理機工業株式会社製)を用いて、湿紙状態のシートを作製した。
画像部(10)を形成する第1の繊維(11)には、繊維長3mm、繊度3.7dtexの干渉繊維(モルフォテックス(商品名) 帝人ファイバー株式会社製)を用い、背景部(20)を形成する第2の繊維(21)には、繊維長3mm、繊度1.1dtexのレーヨン繊維(オーミケンシ株式会社製)を用い、これらの繊維を懸濁液としてそれぞれ用意した。また、それぞれの懸濁液には、繊維の凝集を防ぎ、分散させるために、高分子粘剤(アクリパーズ(商品名) 三菱レーヨン株式会社製)を0.01%添加している。なお、第1の繊維(11)と第2の繊維(21)は、拡散反射光下では、白色である。
次に、あらかじめ作製しておいた画像部(10)に対応した型を用いて、引っ掛け法により、型に引っ掛けた干渉繊維を、湿紙状態のシート上に転写して、画像部(10)を形成した。また、あらかじめ作製しておいた背景部(20)に対応した型を用いて、引っ掛け法により、型に引っ掛けたレーヨン繊維を、湿紙状態のシート上に転写して、背景部(20)を形成した。
作製した真偽判別媒体(1)を拡散反射光下で観察すると、画像部(10)と背景部(20)は、単位面積当たりの干渉繊維とレーヨン繊維の面積率がほぼ同じであるため、同じ白色として視認され区別することができないが、正反射光下で観察すると、干渉繊維が緑色に変化することによって、画像部(10)と背景部(20)が区分けされて潜像として「T」の文字を視認することができた。
実施例2は、第2の実施の形態で説明した図5に示す構成の真偽判別媒体(1)であって、基材(2)については、実施例1と同じであるため、説明は省略する。
模様(3)を形成する第3の繊維(31)には、繊維長3mm、繊度0.8dtexのレーヨン繊維(オーミケンシ株式会社製)を用い、これを懸濁液として用意した。また、それぞれの懸濁液には、繊維の凝集を防ぎ、分散させるために、高分子粘剤としてポリアクリル酸ナトリウムを0.1%添加している。さらに、懸濁液には、第3の繊維の基材(2)への接着性を向上させるために熱融着性PVAバインダ繊維(株式会社クラレ製)を混合した。次に、図4に示す模様(3)に対応した型をあらかじめ作製しておき、引っ掛け法により、型に引っ掛けたレーヨン繊維を、湿紙状態のシート上に転写して、画像部(10)と背景部(20)で異なる方向にレーヨン繊維を配向させた模様(3)を形成した。
作製した真偽判別媒体(1)を拡散反射光下で観察すると、画像部(10)と背景部(20)は、単位面積当たりのレーヨン繊維の面積率がほぼ同じであるため、同じ白色として視認され区別することができないが、正反射光下で観察すると、レーヨン繊維の配向の差によって画像部(10)と背景部(20)で反射光量が異なり、画像部(10)と背景部(20)が区分けされて潜像として「T」の文字を視認することができた。
1 真偽判別媒体
2 基材
3 模様
4 透かし
10 画像部
11 第1の繊維
20 背景部
21 第2の繊維
31 第3の繊維

Claims (2)

  1. 基材の少なくとも一部に、拡散反射光下で等色の画像部及び背景部から成る模様が形成されて成り、前記模様の少なくとも一部が、前記拡散反射光下で前記基材と異なる色彩を有し、かつ、前記拡散反射光下と所定の角度で光学特性が変化する特性を有する第1の繊維によって少なくとも形成され、前記所定の角度で観察すると前記画像部と前記背景部が区分けされて潜像が視認される真偽判別媒体であって、
    前記画像部及び前記背景部は、
    i)前記第1の繊維によって形成され、かつ、一方は、前記第1の繊維が第1の方向に配向して配置され、又は、
    ii)一方は、前記第1の繊維によって少なくとも形成され、他方は、前記拡散反射光下で前記第1の繊維と同じ色彩を有し、かつ、前記所定の角度で前記第1の繊維とは光学特性が異なる第2の繊維によって形成されたことを特徴とする真偽判別媒体。
  2. 前記i)の場合、前記画像部と前記背景部の他方は、前記第1の繊維が前記第1の方向と異なる第2の方向に配向して配置されたことを特徴とする請求項1記載の真偽判別媒体。
JP2017032843A 2017-02-24 2017-02-24 真偽判別媒体 Active JP6687932B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017032843A JP6687932B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 真偽判別媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017032843A JP6687932B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 真偽判別媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018135623A JP2018135623A (ja) 2018-08-30
JP6687932B2 true JP6687932B2 (ja) 2020-04-28

Family

ID=63366508

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017032843A Active JP6687932B2 (ja) 2017-02-24 2017-02-24 真偽判別媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6687932B2 (ja)

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2855073B2 (ja) * 1994-02-22 1999-02-10 日本製紙株式会社 紙の繊維配向測定方法及び繊維配向測定装置
JP3718712B2 (ja) * 2001-08-06 2005-11-24 独立行政法人 国立印刷局 真偽判別可能な印刷物及びその作製方法
DE10324630A1 (de) * 2003-05-28 2004-12-23 Giesecke & Devrient Gmbh Sicherheitspapier
JP4548720B2 (ja) * 2004-11-05 2010-09-22 日本発條株式会社 識別媒体、識別媒体を備えた物品および光学識別装置
KR101220693B1 (ko) * 2008-03-28 2013-01-09 도판 인사츠 가부시키가이샤 종이, 그의 제조 방법 및 인쇄물
JP5896209B2 (ja) * 2011-11-25 2016-03-30 独立行政法人 国立印刷局 真偽判別可能な印刷物

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018135623A (ja) 2018-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI408269B (zh) 防偽用紙及防偽用紙之真假判定方法
CN101746209B (zh) 具有光变防伪图案的防伪元件
CN107423796A (zh) 一种多光谱隐形防伪标识及其检测装置、检测方法
JPH026694A (ja) 銀行券等のための安全保護紙
JP5721102B2 (ja) 複写防止印刷物
JP5499301B2 (ja) 潜像印刷物
JP5900821B2 (ja) 潜像印刷物
JP2009149043A (ja) 真偽判別可能な情報担持体
JP2011110745A (ja) 潜像印刷物
JP5604694B2 (ja) 潜像印刷物
CN107614278A (zh) 具有隐藏描述的光学装置
JP5294199B2 (ja) 真偽判別可能な情報担持体
JP6687932B2 (ja) 真偽判別媒体
JP5990753B2 (ja) 偽造防止印刷物
JP2003306897A (ja) 真贋判定機能を有するスレッド、及びそれを使用した偽造防止用紙
JP6966746B2 (ja) 偽造防止印刷物
JP6124081B2 (ja) 偽造防止印刷物
JP2010173161A (ja) 真偽判別可能な情報担持体
JP2012056227A (ja) 潜像印刷物
JP2017119404A (ja) 偽造防止用の再帰反射性物品、その製造方法及びそれを用いた真贋判定方法
JP5799426B2 (ja) 発光印刷物
JP5958816B2 (ja) 真偽判別用印刷物
US20030124323A1 (en) Engraving sheet and method of engraving the same
JP2006183156A (ja) 自他識別能を有する用紙
EP2483475A1 (en) A security feature for inclusion in a security paper

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190606

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200324

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200326

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200326

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6687932

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250