JP6686662B2 - スイッチトリラクタンスモータ - Google Patents

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Description

本発明は、スイッチトリラクタンスモータに関する。
互いに対向する複数のティースを各々備えたステータおよびロータと、ステータのティースに巻回されたコイルとを備え、ステータとロータのそれぞれのティース間に発生させた磁気吸引力によってロータを回転運動させるスイッチトリラクタンスモータが知られている。例えば特許文献1には、ステータに複数相からなる巻線構造を備えたスイッチトリラクタンスモータの構造およびその駆動方法が開示されている。同文献におけるスイッチトリラクタンスモータでは、ステータのティースに巻回されたコイル同士をつないで巻線構造を構成している。
特開2006−296120号公報
従来のスイッチトリラクタンスモータでは、駆動時に発生するラジアル力によってステータの変形が引き起こされる場合があり、このようなステータの変形が原因で騒音・振動(以下、「NV」という)が発生するという問題があった。特に、特許文献1におけるスイッチトリラクタンスモータのように、各相のコイルが同じ特性(例えばターン数)を持っている場合、ステータに働くラジアル力が周方向に同じ大きさとなるため、ステータが周方向に均等に変形し、NVの問題が顕著となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、NV性能を向上させることができるスイッチトリラクタンスモータを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明に係るスイッチトリラクタンスモータは、複数のティースを備えるロータと、複数のティースを備えるステータと、前記ステータのティースに巻回された複数相のコイルと、前記ステータのティースに巻回されたコイル同士を接続するバスバーと、を備え、前記バスバーで接続された各コイルのターン数が不均一であることを特徴とする。
これにより、スイッチトリラクタンスモータは、ステータに働くラジアル力の大きさが、当該ステータの周方向に不均一となる。
本発明に係るスイッチトリラクタンスモータによれば、ステータに働くラジアル力の大きさが周方向に不均一となるため、ステータが周方向に均等に変形することが防止される。従って、NVが低減し、NV性能が向上する。
図1は、本発明の実施形態に係るスイッチトリラクタンスモータの構成を模式的に示す図であり、(a)は平面図、(b)は正面図、(c)は底面図である。 図2は、本発明の実施形態に係るスイッチトリラクタンスモータのステータに作用するラジアル力を模式的に示す平面図である。 図3は、従来技術に係るスイッチトリラクタンスモータのバスバーの配置を模式的に示す展開図である。 図4は、本発明の実施形態に係るスイッチトリラクタンスモータのバスバーの第1の配置を模式的に示す展開図である。 図5は、本発明の実施形態に係るスイッチトリラクタンスモータのバスバーの第2の配置を模式的に示す展開図である。
本発明に係るスイッチトリラクタンスモータの実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。また、下記実施形態における構成要素には、当業者が置換可能かつ容易なもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
スイッチトリラクタンスモータ(以下「SRモータ」という)1は、回転子に永久磁石を使用しない三相誘導電動機であり、図1(a)〜図1(c)に示すように、突極構造のステータ10と、突極構造のロータ20と、リード線31,32と、バスバー40と、を備えている。
ステータ10は、図1に示すように、環状構造の内周部に、突極としてのティース(ステータ歯)11を複数(同図では6個)備えている。ティース11は、ステータ10の径方向において、2つのティースごとに対向するように配置されており、それぞれにコイル12が巻回されている。なお、同図では、三相のうちの一相分のティース11およびコイル12の構成を抜き出して示しており、他の二相分のティース11およびコイル12は図示を省略している(以降の図も同様)。すなわち、ステータ10は、実際にはコイル12が巻回されたティース11を18個(18極)備えている。
ロータ20は、図1に示すように、ステータ10の径方向内側に配置されており、環状構造の外周部に、突極としてのティース(ロータ歯)21を複数(同図では4個)備えている。なお、同図では、三相のうちの一相分のティース21の構成を抜き出して示しており、他の二相分のティース21は図示を省略している(以降の図も同様)。すなわち、ロータ20は、実際にはティース21を12個(12極)備えている。
リード線31,32は、コイル12に電流を供給するものである。なお、同図では、三相のうちの一相分(例えばU相)のリード線31,32の構成を抜き出して示しており、他の二相分のリード線31,32は図示を省略している(以降の図も同様)。
バスバー40は、ステータ10のティース11に巻回されたコイル12同士を接続するものである。バスバー40は、図1に示すように、ステータ10の内周部の位置において、2つのティース11の間に亘って設けられている。そして、バスバー40は、同じ相を形成するコイル12であって、ステータ10の周方向に隣接するコイル12の終端12bと始端12aとを接続している(後記する図4参照)。バスバー40は、同図に示したような、ステータ10の内周部に沿って曲がったコの字状の金属部材や、プレート状の金属部材によって構成されている。また、バスバー40は、隣接するコイル12同士を電気的に接続する他に、後記するように、コイル12を固定して脱落を防止する機能も有している。
(コイルの具体的構成)
ここで、本実施形態に係るSRモータ1は、従来技術と比較してコイル12の構成が異なる。前記した特許文献1におけるSRモータでは、各相のコイルが同じターン数で巻回されている。従って、ステータに働くラジアル力の大きさが周方向(ステータの周方向)で等しくなり、ステータが周方向に均等に変形するため、NVが大きくなるという問題があった。
一方、本実施形態に係るSRモータ1では、上記問題を解決するために、バスバー40で接続された各コイル12のターン数(巻き数)を不均一にしている。これにより、SRモータ1では、図2に示すように、ステータ10に働くラジアル力Frの大きさが周方向に不均一となるため、ステータ10が周方向に均等に変形することが防止される。従って、ラジアル力Frの大きさが周方向に等しい場合と比較して、NVが低減し、NV性能が向上する。
(バスバーの具体的構成)
本実施形態に係るSRモータ1は、従来技術と比較してバスバー40の構成も異なる。従来のSRモータ101におけるバスバー40は、例えば図3に示すように、隣接するコイル12の終端12bと始端12aとの間にそれぞれ設けられているとともに、コイル12における一方のコイルエンドにのみ設けられている。すなわち、バスバー40は、コイル12によってステータ10の一端側と他端側とにそれぞれ形成されたコイルエンドのうち、ステータ10の一端側に形成されたコイルエンド(一方のコイルエンド)にのみ設けられている。これにより、SRモータ101は、各コイル12の巻始め(始端12a)と巻終わり(終端12b)とが全て同じステータ10の一端側となっている。なお、図3は、コイル12による巻線構造をステータ10の周方向に展開した状態を示している(以降の図4,5においても同様)。
上記のような構成を備える従来のSRモータ101は、一方のコイルエンドのみがバスバー40によって固定されているため、コイル12が脱落する可能性があり、脱落したコイル12がロータ20と接触することにより絶縁破壊される可能性がある。
一方、本実施形態に係るSRモータ1では、上記問題を解決するために、バスバー40がコイル12における両方のコイルエンドに設けられている。すなわち、SRモータ1におけるバスバー40は、図4に示すように、一部(同図では4個)が一方のコイルエンドに設けられ、残りの一部(同図では1個)が他方のコイルエンドに設けられている。これにより、両方のコイルエンドがバスバー40によってそれぞれ固定されることになるため、コイル12の脱落を防止することができる。
また、本実施形態に係るSRモータ1は、図4に示すように、一方のコイルエンドに設けられるバスバー40の数と、他方のコイルエンドに設けられるバスバー40の数を不均一にしている。これにより、バスバー40で接続された各コイル12のターン数を不均一にすることができる。すなわち、各コイル12の始端12aおよび終端12bはバスバー40を設ける位置によって変わるため、一方のコイルエンドと他方のコイルエンドにそれぞれバスバー40を不均一に設けることにより、コイル12のターン数も自然と不均一となる。
例えば図4で示した例では、6組のコイル12のうち、一方のコイルエンド(紙面上側)にのみバスバー40が設けられている4組のコイル12のターン数と比較して、他方のコイルエンド(紙面下側)にバスバー40が設けられている2組のコイル12のターン数は、半巻分だけ増減した数となる。具体的には、同図で示した6組のコイル12のうち、両側4組のコイル12のターン数を21とすると、真ん中2組のコイル12のターン数は20.5または21.5となる。
このように、SRモータ1では、バスバー40を両方のコイルエンドに設けることにより、コイル12の脱落を防止することができる。また、一方および他方のコイルエンドに設けるバスバー40の数を不均一にすることにより、例えば前記したように各コイル12のターン数を積極的に不均一にしない場合であっても、各コイル12のターン数を不均一にすることができる。これにより、ステータ10に働くラジアル力Frの大きさを周方向に不均一にすることができ、NV性能を向上させることができる。
なお、バスバー40を両方のコイルエンドに設ける態様としては、例えば図5に示すようなものでも構わない。同図に示したSRモータ1Aにおけるバスバー40は、一方のコイルエンドおよび他方のコイルエンドに交互に設けられている。すなわち、SRモータ1Aにおけるバスバー40は、図5に示すように、一部(同図では3個)が一方のコイルエンドに設けられ、残り一部(同図では2個)が他方のコイルエンドに設けられている。このような態様であっても、両方のコイルエンドをバスバー40によって固定することができるため、前記したSRモータ1と同様に、コイル12の脱落を防止することができる。
以上、本発明に係るスイッチトリラクタンスモータについて、発明を実施するための形態により具体的に説明したが、本発明の趣旨はこれらの記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて広く解釈されなければならない。また、これらの記載に基づいて種々変更、改変等したものも本発明の趣旨に含まれることはいうまでもない。
1,1A,101 スイッチトリラクタンスモータ(SRモータ)
10 ステータ
11 ティース(ステータ歯)
12 コイル
12a 始端
12b 終端
20 ロータ
21 ティース(ロータ歯)
31,32 リード線
40 バスバー

Claims (3)

  1. 複数のティースを備えるロータと、
    複数のティースを備えるステータと、
    前記ステータのティースに巻回された複数相のコイルと、
    前記ステータのティースに巻回されたコイル同士を接続するバスバーと、
    を備え、
    前記ステータに働くラジアル力の大きさが、前記ステータの周方向に不均一となるように、前記バスバーで接続された各コイルのターン数が不均一であることを特徴とするスイッチトリラクタンスモータ。
  2. 前記バスバーは、前記コイルにおける両方のコイルエンドに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のスイッチトリラクタンスモータ。
  3. 一方のコイルエンドに設けられる前記バスバーの数と、他方のコイルエンドに設けられる前記バスバーの数とが不均一であることを特徴とする請求項2に記載のスイッチトリラクタンスモータ。
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