JP6685527B1 - 高さ調節式のアームレスト - Google Patents

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Abstract

【課題】軽量化を図ることや製造コストを抑えることができる高さ調節式のアームレストを提供する。【解決手段】取付部材21及びロックドラム22で構成された固定側部材2と、アーム部材31を有する回動側部材3と、ロックばね41及びカム機構42,43で構成されたロックばね機構4とを備えた高さ調節式のアームレスト1において、固定側部材2における、回動側部材3の回転中心L2を挟んで対向する一対2箇所以上に、下側ストッパー用当接部51を設ける一方、回動側部材3に、一対2箇所以上の下側ストッパー用被当接部52を設け、それぞれの下側ストッパー用被当接部52を、回動側部材3に形成された窪み部31cの段差部壁面とするとともに、下側ストッパー用被当接部52を、回動側部材3における残存平面部31Bの端の段差部壁面を断面補強した段付成形部とした。【選択図】 図2

Description

本発明は、自動車のシート等に備えられる高さ調節式のアームレストに関する。
自動車の座席に着席した人の腕の位置は、その人の体格によって変わる。また、座席のシートバックをリクライニングしたときに、アームレストがシートバックとともに傾いてしまうと、着席者の腕が伸びず、着席者がリラックスしにくい体勢となる。このため、自動車等では、腕を支えるアーム部材を回動可能な構造とすることで、アーム部材の高さと傾きを調節できるようにした高さ調節式のアームレストが採用されることもある。
高さ調節式のアームレストとしては、特許文献1の図3〜5に示されるように、ロックドラム12に外嵌されたコイルばねからなるロックばね13と、ロックばね13の自由端を操作するカム機構(変移カム12a、復帰カム12b及び補助カム15d)とで構成されたロックばね機構を採用したものが公知となっている。このロックばね機構は、アーム部材が使用時最下方位置と使用時最上方位置との間の高さ調節範囲にあるときには、アーム部材の上方回動を許容しながらも下方回動を規制するロック状態を発現させ、アーム部材が使用時最上方位置を越えると、アーム部材の下方回動を許容するロック解除状態を発現させるものとなっている。
この種の高さ調節式のアームレストは、アーム部材の先端の高さ(使用時最下方位置を基準とした高さ。以下同じ。)が200mm程度になったときにロック状態からロック解除状態に切り替わる(換言すると、アーム部材の先端の高さを0〜200mm程度の広い範囲で調節できる)ようになっているものが多い。このため、従来の高さ調節式のアームレストでは、許容荷重強度を高めに設定することが求められる。具体的には、アーム部材の最下方位置強度が980N程度に設定された1個の安全ストッパーを設け、アーム部材が最下方位置以外の高さ調節範囲にあるときの許容荷重強度は、490N程度に設定されている。
国際公開WO2014/024709号
従来の高さ調節式のアームレストでは、上記のように、アーム部材の調節範囲が広いことに対する安全面の配慮から、最下方位置強度を確保した上で許容荷重強度が高めに設定される。このため、アームレストの構成部材(アーム部材等)の板厚を大きくする必要がある。というのも、例えば、アーム部材が使用時最下方位置にあるときには、ロックドラム等の固定側部材に設けられた1個の下側ストッパー用当接部と、アーム部材等の回動側部材に設けられた1個の下側ストッパー用被当接部とが互いに当接することで、アーム部材の下方回動を規制するところ、アームレストの構成部材の板厚が薄いと、それらが当接する面積が不足して圧縮強度を確保することが難しくなり、最下方位置のストッパー(1個の下側ストッパー用当接部及び1個の下側ストッパー用被当接部)の強度を確保できなくなるからである。
このように、従来の高さ調節式のアームレストでは、その構成部材の板厚を大きくする必要があるため、軽量化を図ることが難しかった。また、アームレストの構成部材を所望の形状に加工しにくいため、その構成部材の製造工程を順送化(プログレ化)することが難しく、製造コストを抑えにくいという問題もあった。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、軽量化を図ることができるだけでなく、製造コストを抑えることもできる高さ調節式のアームレストを提供するものである。
上記課題は、
シートフレームに対して動かない状態で取り付けられる取付部材と、取付部材に一体的に固定されたロックドラムとで構成された固定側部材と、
腕を支えるためのアーム部材を有し、当該アーム部材に、ロックドラムと同一軸上に配される筒状壁部が設けられ、ロックドラムを軸として回動する回動側部材と、
ロックドラム及びアーム部材の筒状壁部に外嵌されたコイルばねからなるロックばねと、ロックばねの自由端を操作するカム機構とで構成され、アーム部材が使用時最下方位置と使用時最上方位置との間の高さ調節範囲にあるときには、アーム部材の上方回動を許容しながらも下方回動を規制するロック状態を発現させ、アーム部材が使用時最上方位置を越えると、アーム部材の下方回動を許容するロック解除状態を発現させるロックばね機構と
を備えた高さ調節式のアームレストであって、
固定側部材における、回動側部材の回転中心を挟んで対向する一対2箇所以上に、下側ストッパー用当接部が設けられる一方、
回動側部材に、アーム部材が使用時最下方位置となったときに一対2箇所以上の下側ストッパー用当接部にそれぞれ当接する一対2箇所以上の下側ストッパー用被当接部が設けられ、
それぞれの下側ストッパー用被当接部が、回動側部材に形成された窪み部の段差部壁面とされるとともに、
下側ストッパー用被当接部が、断面補強された段付成形部とされた
ことを特徴とする高さ調節式のアームレスト
を提供することによって解決される。
アーム部材の下方回動を規制する下側ストッパー用当接部及び下側ストッパー用被当接部を、上記のように、アーム部材の形状追求によって2箇所以上に設けることで、それぞれの下側ストッパー用当接部及び下側ストッパー用被当接部に掛かる負荷を分散することが可能になる。加えて、下側ストッパー用被当接部を、直線状ではなく、断面波状の段付成形部としたり、後述するカバープレートの一部を段付成形部に重ね合わせたりすることによって、下側ストッパー用当接部との必要な接触面積を確保することも可能になる(なお、固定側部材である取付部材は、十分な厚みを有するため、接触面積を十分に確保することができる。)。したがって、アームレストの構成部材の板厚を小さくすることができ、アームレストの軽量化を図ることが可能になる。また、アームレストの構成部材を所望の形状に加工しやすくなるため、その構成部材の順送化(プログレ化)を促進して、アームレストの製造コストを抑えることも可能になる。
本発明の高さ調節式のアームレストにおいては、固定側部材と回動側部材のうち一方が、他方を回動側部材の回転軸の長手方向で挟み込む構造とすることが好ましい。これにより、アームレストの横方向(着席者から見ると左右方向)での許容荷重強度を高めることが可能になる。加えて、上記の挟み込む構造は、スペースをとらないため、アームレストをダウンサイジングしてさらに軽量化することも可能になる。
本発明の高さ調節式のアームレストにおいて、一対2箇所以上に設ける下側ストッパー用被当接部は、回動側部材の回転中心を挟んで対向するように配置するのであれば、その具体的な配置を特に限定されない。例えば、一対2箇所の下側ストッパー用被当接部を有する残存平面部(「残存平面部」については後述する。)を、アーム部材の長手方向の中心線に対して対称配置することができる。これにより、左手用のアーム部材の上下を反転させると、右手用のアーム部材として使用することができるようになる。換言すると、左手用のアーム部材と右手用のアーム部材とを共用することができるようになる。したがって、部品の種類を減らして、アームレストの製造コストをさらに削減することが可能になる。以下においては、この配置を「対称配置」と呼ぶことがある。
また、一対2箇所以上の下側ストッパー用被当接部を有する残存平面部を、アーム部材の長手方向の中心線に対して20〜40°傾斜した線上に配することも好ましい。というのも、アーム部材には、通常、アーム部材を覆う表皮の内部にウレタンフォーム等のクッション材を注入するための注入口が設けられ、その注入口は、回動側部材の回転中心にできるだけ近い箇所に設けられて、外部から目立ちにくくされるところ、一対2箇所以上に設ける下側ストッパー用被当接部を対称配置した場合に、回動側部材の回転中心に近い箇所に設けようとすると、アーム部材における注入口周辺の強度を維持することが難しくなる。これに対し、一対2箇所以上に設ける下側ストッパー用被当接部を、アーム部材の長手方向の中心線に対して20〜40°傾斜した線上に配することで、回動側部材の回転中心に近い位置に注入口を設けても、アーム部材における注入口周辺の強度を維持することが可能になるからである。以下においては、この配置を「傾斜配置」と呼ぶことがある。
本発明の高さ調節式のアームレストにおいては、ロックドラムの周壁部を、円筒面状を為す円筒面部と、平面状を為す平面部とで構成し、前記平面部に、ロックばね機構におけるカム機構の少なくとも一部を設けることも好ましい。これにより、ロックドラムにおける円筒面部と平面部との境界にエッジを形成することで、摩擦力を増大させ、ロックばね機構のロック力を増大することが可能になる。また、円筒面部にカム機構を高い寸法精度で設けることは、容易ではないところ、平面部にカム機構を高い寸法精度で設けることは、それ程困難ではない。加えて、ロックドラムの製造工程を順送工程の中に組み込みやすくなる。このため、動作精度の高いアームレストを低コストで製造することが可能になる。
本発明の高さ調節式のアームレストにおいては、アーム部材を、鋼製のアーム部材本体部と、アーム部材本体部の先端に取り付けられた樹脂製のアーム部材キャップ部とで構成し、アーム部材の筒状壁部を、2枚板構造により補強することも好ましい。アーム部材の筒状壁部は、負荷が掛かりやすい箇所であるところ、上記のように、その部分を2枚板構造とすることによって、アーム部材の板厚を大きくすることなく、筒状壁部を補強することが可能になる。この2枚板構造は、1枚の板材に曲げ戻し加工を施すことによって形成してもよいし、一の板材に他の板材を重ね合わせることによって形成してもよい。
本発明の高さ調節式のアームレストにおいて、アーム部材は、通常、鋼製板材のプレス加工品とされるが、鋼製線材の折り曲げ加工品とすることも好ましい。これにより、プレス成形よりも手軽な折り曲げ加工でアーム部材を成形することができるようになり、アーム部材の製造コストを抑えることが可能になる。
以上のように、本発明によって、軽量化を図ることができるだけでなく、製造コストを抑えることもできる高さ調節式のアームレストを提供することが可能になる。
第一実施態様のアームレストを、(a)座席外側から見た状態と、(b)座席中心側から見た状態と、(c)アーム部材の中心線に沿って長手方向に切断した状態と、をそれぞれ示した図である。 第一実施態様のアームレストの動作を説明する図であって、(a)アーム部材が使用時最下方位置にある状態と、(b)アーム部材が使用時最上方位置にある状態と、(c)アーム部材が格納位置にある状態と、をそれぞれ示した図である。 第一実施態様のアームレストにおけるロックドラム周辺を拡大して示した断面図であって、(a)アーム部材の回転中心線に沿って長手方向に切断した状態と、(b)アーム部材の回転中心線に沿って巾方向に切断した状態と、をそれぞれ示した図である。 第一実施態様のアームレストにおいて、下側ストッパー用被当接部の接触面積を確保する構造の一例を示した図であって、下側ストッパー用当接部及び波形成形で補強された下側ストッパー用被当接部をアーム部材の回動方向に重ねて示した拡大図である。 第二実施態様のアームレストを、アーム部材の中心線に沿って長手方向に切断した状態を示した断面図である。 第三実施態様のアームレストを、座席中心側から見た状態を示した図である。 第四実施態様のアームレストにおけるロックドラムを示した斜視図である。 第五実施態様のアームレストを、アーム部材の中心線に沿って長手方向に切断した状態を示した断面図である。 第六実施態様のアームレストを、(a)座席中心側から見た状態と、(b)アーム部材の中心線に沿って長手方向に切断した状態と、をそれぞれ示した図である。
本発明のアームレストの好適な実施態様について、図面を用いてより具体的に説明する。以下においては、第一実施態様から第六実施態様までの6つの実施態様を例に挙げて本発明のアームレストを説明する。しかし、本発明のアームレストの技術的範囲は、これらの実施態様に限定されない。本発明のアームレストには、発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。
1.第一実施態様のアームレスト
まず、第一実施態様のアームレストについて説明する。図1は、第一実施態様のアームレスト1を、(a)座席外側から見た状態と、(b)座席中心側から見た状態と、(c)アーム部材31の中心線L(図1(a)を参照。)に沿って長手方向に切断した状態と、をそれぞれ示した図である。図2は、第一実施態様のアームレスト1の動作を説明する図であって、(a)アーム部材31が使用時最下方位置にある状態と、(b)アーム部材31が使用時最上方位置にある状態と、(c)アーム部材31が格納位置にある状態と、をそれぞれ示した図である。図3は、第一実施態様のアームレスト1におけるロックドラム22の周辺(図1(c)におけるα部)を拡大して示した断面図であって、(a)アーム部材31の回転中心線Lに沿って長手方向に切断した状態と、(b)アーム部材31の回転中心線Lに沿って巾方向に切断した状態と、をそれぞれ示した図である。
第一実施態様のアームレスト1は、図1に示すように、固定側部材2と、回動側部材3と、ロックばね機構4とで構成されている。固定側部材2は、シートフレーム(図示省略)に対して動かない部材群であるのに対し、回動側部材3は、シートフレームに対して回動する部材群となっている。固定側部材2は、シートフレームに対して動かない状態で取り付けられる取付部材21と、取付部材21に一体的に固定されたロックドラム22とで構成されている。
一方、回動側部材3は、ロックドラム22を軸として回動するアーム部材31によって構成されている。アーム部材31の先端側は、シートに着席した人の腕を支えるアーム部材本体部として機能する部分となっている。図3に示すように、アーム部材31の基端側には、筒状壁部31aが設けられている。アーム部材31(回動側部材3)は、ロックドラム22を軸として回動するように、その筒状壁部31aが、ロックドラム22と同一軸上に連結される。
このアーム部材31は、図2(a)に示す使用時最下方位置から、図2(b)に示す使用時最上方位置を経て、図2(c)に示す格納位置となるまで上方回動させることができるとともに、格納位置から使用時最下方位置となるまで下方回動させることができるようになっている。アームレスト1を使用することができるのは、アーム部材31が使用時最下方位置(図2(a))と使用時最上方位置(図2(b))との間にあるときである。この範囲(アームレスト1を使用することができる範囲)では、後述するロックばね機構4(図1(c)を参照。)によって、アーム部材31の高さ(角度)を調節することができるようになっている。以下においては、この範囲を、「高さ調節範囲」と呼ぶことがある。
ロックばね機構4は、図3に示すように、ロックドラム22及びアーム部材31の筒状壁部31aに外嵌されたコイルばねからなるロックばね41と、ロックばね41の一端部41a(自由端)を操作するカム機構(後述するロック解除カム42及びロック復帰カム43からなる機構)とで構成されている。ロックばね41の他端部41bは、回動側部材3に固定された固定端となっている。このロックばね機構4は、アーム部材31が上述した高さ調節範囲にあるときには、アーム部材31の上方回動を許容しながらも下方回動を規制するロック状態を発現させ、アーム部材31が使用時最上方位置を越えると、アーム部材31の下方回動を許容するロック解除状態を発現させるものとなっている。
すなわち、アーム部材31が高さ調節範囲にあるとき(ロック状態にあるとき)には、アーム部材31の下方回動に対しては、ロックばね41がロックドラム22を締め付けた状態となり、回動不能な状態となっている。一方、アーム部材31の上方回動に対しては、ロックばね41がロックドラム22に対して緩んだ状態となり、回動可能な状態となっている。
また、高さ調節範囲にあるアーム部材31を上方回動させていき、アーム部材31が使用時最上方位置(図2(b))を越えると、ロックドラム22に設けられたロック解除カム42(図3(b))が、ロックばね41の自由端41aに当接してその自由端41aをロック解除方向(ロックばね41を緩める方向)に強制的に変移させて係止部44に係止させ、ロック解除状態が発現するようになっている。さらに、アーム部材31がロック解除状態にあるときにアーム部材31を下方回動させていくと、アーム部材31が使用時最下方位置(図2(a))に達する直前で、ロックドラム22に設けられたロック復帰カム43(図3(b))がロックばね41の自由端41aに当接し、ロックばね41の自由端41aを係止部44から外す。このため、上記のロック状態が再び発現し、アーム部材31は、再び高さ調節可能な状態となる。
ところで、図2(a)に示すように、アーム部材31が使用時最下方位置にあるときには、固定側部材2に設けられた2箇所の下側ストッパー用当接部51と、回動側部材3に設けられた2箇所の下側ストッパー用被当接部52とが互いに当接することで、アーム部材31が使用時最下方位置から下方回動することがないようになっている。下側ストッパー用当接部51及び下側ストッパー用被当接部52からなる下側ストッパーの下方向強度は、980N程度としている。また、図2(c)に示すように、アーム部材31が格納位置にあるときには、固定側部材2に設けられた上側ストッパー用当接部61と、回動側部材3に設けられた上側ストッパー用被当接部62とが互いに当接することで、アーム部材31が格納位置から上方回動することがないようになっている。
下側ストッパー用被当接部52は、アーム部材31(回動側部材3)の基端側における、回動側部材3の回転中心Lを挟んで対向する2箇所に形成された一対の残存平面部31bの段差部壁面としている。これら一対の残存平面部31bは、鋼板製のアーム部材31(回動側部材3)の基端側における2箇所に、アーム部材31(回動側部材3)の回動方向に沿った一対の窪み部31cをプレス加工したときに、成形されずに残った部分となっている。残存平面部31bは、窪み部31cから見ると、相対的に突出した状態となっている。それぞれの残存平面部31bは、回動側部材3の回動方向一側と回動方向他側とに一対の段差部壁面を有するところ、その一方が下側ストッパー用被当接部52となるようにしており、その他方が上側ストッパー用被当接部62となるようにしている。
一方、下側ストッパー用当接部51は、下側ストッパー用被当接部52に対応する位置に設けられており、取付部材21における突片部21aの端面となっている。突片部21aの反対側の端面(下側ストッパー用当接部51ではない側の端面)は、上側ストッパー用当接部61となっている。
このように、アーム部材31の下方回動を規制する下側ストッパー用当接部51及び下側ストッパー用被当接部52を2箇所に設けて、下側ストッパー用当接部51及び下側ストッパー用被当接部52に掛かる負荷が分散するようにしている。
図4は、第一実施態様のアームレスト1において、下側ストッパー用被当接部52の接触面積を確保する構造の一例を示した図であって、下側ストッパー用当接部51(突片部21a)及び波形成形で補強された下側ストッパー用被当接部52(残存平面部31bの端面)をアーム部材31の回動方向に重ねて示した拡大図である。なお、下側ストッパー用被当接部52の補強は、アーム部材31単独に限らず、後述するカバープレート32(図3)の一部を使って追加的に補強することもできる。
上記のように、下側ストッパー用被当接部52を、工夫した段付成形部とすることによって、下側ストッパー用当接部51と下側ストッパー用被当接部52との必要な接触面積を確保することが可能となっている。加えて、第一実施態様のアームレスト1においては、上述したように、突片部21a及び残存平面部31bには、上側ストッパー用当接部61及び上側ストッパー用被当接部62も設けたところ、上側ストッパー用当接部61と上側ストッパー用被当接部62との必要な接触面積も確保できる。なお、上側ストッパー61,62の強度は、それ程必要ではないが、第一実施態様のアームレストでは、上側ストッパー61,62を、下側ストッパー51,52と同一形状としている。
以上のように、下側ストッパー用当接部51及び下側ストッパー用被当接部52、並びに、上側ストッパー用当接部61及び上側ストッパー用被当接部62をそれぞれ複数個所に設けるとともに、それぞれの接触面積が広くなる工夫(段付成形部)を施したことによって、下側ストッパー用当接部51と下側ストッパー用被当接部とが当接したとき、及び、上側ストッパー用当接部61と上側ストッパー用被当接部62とが当接したときに、各部に加わる力を分散させることができるようになっている。加えて、上側ストッパー61,62と下側ストッパー51,52の強度を同一に設定したことで、左手用のアーム部材31と右手用のアーム部材31とを共用することが可能となっている。
このため、取付部材21やアーム部材31等、アームレスト1の構成部材の板厚を小さくすることができる。例えば、アーム部材31の板厚は、従来では1.4mm程度であったものを0.6mm程度まで小さくすることができ、取付部材21の板厚は、従来では、4.2mm程度であったものを2.6mm程度まで小さくすることができる。したがって、アームレスト1の軽量化を図ることが可能となっている。
下側ストッパー用被当接部52を形成する一対の残存平面部31bは、回動側部材3の回転中心Lを挟んで対向するように配置するのであれば、その具体的な配置を特に限定されない。第一実施態様のアームレスト1では、図2(a)に示すように、一対の残存平面部31bを、アーム部材31の長手方向の中心線L上に配置している。このため、アーム部材31は、中心線Lに対して対称な形状となっている。したがって、左手用のアーム部材31の部品と右手用のアーム部材31の部品とを共用できるようになっており、アームレスト1の製造コストを抑えることが可能となっている。
また、第一実施態様のアームレスト1では、図3に示すように、回動側部材3が、ロックドラム22(固定側部材2)を回転中心線Lの長手方向両側から挟み込む構造となっている。具体的には、ロックドラム22の一端側を覆うカバープレート32を、アーム部材31の基端側に対して一体的に取り付けるとともに、このカバープレート32の平板部とアーム部材31の筒状壁部31aの端面とで、ロックドラム22を両側から挟み込んでいる。ロックドラム22の外周部には、筒状壁部31aの端面を突き当てるための段差部が設けられている。
これにより、アームレスト1の横方向(左右方向)での強度を高めることが可能となっている。具体的には、一般的な高さ調節式のアームレストでは、横方向の許容荷重強度が600N程度であるところ、第一実施態様のアームレスト1では、横方向の許容荷重強度を980N程度にまで高めている。また、上記のように、回動側部材3で固定側部材2を挟み込む構造を採用したことによって、アームレスト1をダウンサイジングしてさらに軽量化することも可能となっている。

2.第二実施態様のアームレスト
続いて、第二実施態様のアームレストについて説明する。第二実施態様のアームレストについては、第一実施態様のアームレストとは異なる構成に絞って説明する。第二実施態様のアームレストで特に言及しない構成については、上述した第一実施態様のアームレストと略同様の構成を採用することができる。図5は、第二実施態様のアームレスト1を、アーム部材31の中心線(図1の中心線Lに相当する直線)に沿って長手方向に切断した状態を示した断面図である。
第一実施態様のアームレスト1では、図3に示すように、回動側部材3(カバープレート32とアーム部材31の筒状壁部31a)が固定側部材2(ロックドラム22)を回転中心線Lの長手方向両側から挟み込む構造となっていた。これに対し、第二実施態様のアームレスト1では、図5に示すように、固定側部材2が回動側部材3を回転中心線Lの長手方向両側から挟み込む構造となっている。具体的には、ロックドラム22における、取付部材21に固定される側とは逆側の端部にフランジ部22aを設けるとともに、アーム部材31の基端側を覆う基端側プレート33を、アーム部材31の基端側に対して一体的に取り付けており、取付部材21の平板部とロックドラム22のフランジ部22aとで、基端側プレート33における起立壁部33aとアーム部材31の基端部周辺とを両側から挟み込んでいる。
第一実施態様のアームレスト1のように、回動側部材3が固定側部材2を挟み込む構造を採用しなくても、第二実施態様のアームレスト1のように、固定側部材2が回動側部材3を挟み込む構造を採用すれば、アームレスト1の横方向の許容荷重強度を高めることや、アームレスト1のダウンサイジング化を図ることが可能になる。

3.第三実施態様のアームレスト
続いて、第三実施態様のアームレストについて説明する。第三実施態様のアームレストについても、第一実施態様のアームレストとは異なる構成に絞って説明する。第三実施態様のアームレストで特に言及しない構成については、上述した第一実施態様や第二実施態様のアームレストと略同様の構成を採用することができる。図6は、第三実施態様のアームレスト1を、座席中心側から見た状態を示した図である。
第一実施態様のアームレスト1では、図2(a)に示すように、下側ストッパー用被当接部52及び上側ストッパー用被当接部62を形成する一対の残存平面部31bを、アーム部材31の長手方向の中心線L上に配置していた。このため、第一実施態様のアームレスト1では、アーム部材31を覆う表皮(図示省略)の内部にウレタンフォーム等のクッション材を注入するための注入口31dを設けるスペースは、残存平面部31bの周辺しかなかった。ところが、残存平面部31bそのものに注入口31dを設けると、アーム部材31における注入口31d周辺の強度を維持することが難しくなるため、残存平面部31bからアーム部材31の先端側にずれた箇所に注入口31dを設けていた。したがって、注入口31dを隠す処理を行わなければ、注入口31dがアームレスト1の外部から見えるおそれがあった。
これに対し、第三実施態様のアームレスト1では、図6に示すように、一対の残存平面部31bを、アーム部材31の長手方向の中心線Lに対して20〜40°傾斜した線L上に配置している。これにより、注入口31dを設けるスペースを一方の窪み部31cに確保することが可能になる。図6に示す箇所に注入口31dを設けるのであれば、アーム部材31における注入口31d周辺の強度を維持することができる。加えて、回動側部材3の回転中心Lに近い箇所に注入口31dを設けることができるため、注入口31dがアームレスト1の外部から見えにくくすることも可能になる。

4.第四実施態様のアームレスト
続いて、第四実施態様のアームレストについて説明する。第四実施態様のアームレストについても、第一実施態様のアームレストとは異なる構成に絞って説明する。第四実施態様のアームレストで特に言及しない構成については、上述した第一実施態様から第三実施態様までのアームレストと略同様の構成を採用することができる。図7は、第四実施態様のアームレスト1におけるロックドラム22を示した斜視図である。
第一実施態様のアームレスト1におけるロックドラム22は、その周壁部の略全体が円筒状に形成されたものとなっていた。これに対し、第四実施態様のアームレスト1におけるロックドラム22は、図7に示すように、その周壁部が、円筒面状を為す円筒面部22cと、平面状を為す平面部22bとで構成されたものとなっている。図7の例では、4つの円筒面部22cと4つの平面部22bとが、ロックドラム22の中心線Lに対して回転対称となるように配置されている。これにより、ロックドラム22における円筒面部22cと平面部22bとの境界にエッジを形成することで、摩擦力を増大させ、ロックばね機構4のロック力を増大することが可能になる。
加えて、第四実施態様のアームレスト1におけるロックドラム22は、4つの平面部22bのうち、対向する1組の平面部22bには、上述したロックばね機構4を構成する一部のカム(図7の例では、ロック復帰カム43)を設けている。円筒面部22cにカムを高い寸法精度で設けることは容易ではないところ、平面部22bであればカムを高い寸法精度で設けることができる。したがって、ロックドラム22の製造工程を、順送工程の中に組み込みやすくなる。
また、4つの平面部22bのうち、対向する他の1組の平面部22bには、順送工程を経てプレスされるロックドラム22における縁桟や送り桟に繋がれていた部分を切断した切断部22dが残るようにしている。この切断部22dを、円筒面(上記の円筒面部22cが為す円筒面を延長した仮想円筒面)からはみ出さないように当該円筒面の内側に収めることによって、バリ状の切断部22dをそのまま残していても、ロックばね機構4の動作に悪影響が及ぼされることはない。

5.第五実施態様のアームレスト
続いて、第五実施態様のアームレストについて説明する。第五実施態様のアームレストについても、第一実施態様のアームレストとは異なる構成に絞って説明する。第五実施態様のアームレストで特に言及しない構成については、上述した第一実施態様から第四実施態様までのアームレストと略同様の構成を採用することができる。図8は、第五実施態様のアームレスト1を、アーム部材31の中心線(図1の中心線Lに相当する直線)に沿って長手方向に切断した状態を示した断面図である。
第一実施態様のアームレスト1では、図3に示すように、アーム部材31の筒状壁部31aが、1枚板構造(一重構造)になっていた。これに対し、第五実施態様のアームレスト1では、図8に示すように、アーム部材31の筒状壁部31aが、2枚板構造(二重構造)になっている。アーム部材31の筒状壁部31aは、負荷が掛かりやすい箇所であるところ、この部分を2枚板構造としたことによって、アーム部材31の板厚を大きくすることなく、筒状壁部31aを補強することが可能となっている。図8の例では、1枚の板材に曲げ戻し加工を施すことによって筒状壁部31aを2枚板構造としているが、これに限定されず、1枚の板材に他の板材を重ね合わせることによって筒状壁部31aを2枚板構造とすることもできる。
また、第一実施態様のアームレスト1では、アーム部材31が、1枚の鋼製板材(鋼板)にプレス加工を施すことによって形成されたもの(プレス加工品)となっており、アーム部材31の全体が鋼製となっていた。また、アーム部材31の縁部には、カール曲げ部が設けられ、アーム部材31の強度や安全性の向上が図られていた。しかし、アーム部材31の先端側は、他の部分よりも巾が狭くなっており、アーム部材31の先端部にカール曲げ部を形成することは、容易ではなかった。
これに対し、第五実施態様のアームレスト1では、図8に示すように、アーム部材31を、鋼製のアーム部材本体部31eと、アーム部材本体部31eの先端に取り付けられた樹脂製のアーム部材キャップ部31fとで構成している。アーム部材本体部31eは、その先端側が切り落とされた形態を為しており、この切り落とされた部分にアーム部材キャップ部31fを嵌め込んでいる。アーム部材本体部31eは、その縁部にカール曲げ部を設けているものの、アーム部材本体部31eの先端部には、カール曲げ部を設けていない。アーム部材本体部31eの先端部の強度や安全性は、アーム部材キャップ部31fで担保された状態となっている。このように、アーム部材31の先端部を、アーム部材キャップ部31fで形成することによって、アーム部材31の先端部に複雑なカール曲げを施さなくても、アーム部材31を必要な仕様を満たしたものとすることができるようになっている。

6.第六実施態様のアームレスト
最後に、第六実施態様のアームレストについて説明する。第六実施態様のアームレストについても、第一実施態様のアームレストとは異なる構成に絞って説明する。第六実施態様のアームレストで特に言及しない構成については、上述した第一実施態様から第五実施態様までのアームレストと略同様の構成を採用することができる。図9は、第六実施態様のアームレスト1を、(a)座席中心側から見た状態と、(b)アーム部材31の中心線L(図9(a)を参照。)に沿って長手方向に切断した状態と、をそれぞれ示した図である。
第一実施態様のアームレスト1では、図1に示すように、アーム部材31を鋼製板材(鋼板)のプレス加工品としていた。これに対し、第六実施態様のアームレスト1では、図9に示すように、アーム部材31を鋼製線材(鋼線)の折り曲げ加工品としている。これにより、プレス成形よりも手軽な折り曲げ加工でアーム部材31を成形でき、アーム部材31の加工コストを抑えることが可能となっている。アーム部材31を形成する鋼製線材(鋼線)の直径は、6mm程度とすることができる。

7.アームレストのさらなる軽量化
上述した本発明のアームレスト1は、下側ストッパー用当接部51及び下側ストッパー用被当接部52を2箇所に設けたことによって、下側ストッパー51,52に掛かる負荷を軽減し、アームレスト1の構成部材の板厚を小さくすることで、軽量化を図ることができるものとなっているが、以下の工夫を施すことによって、さらなる軽量化を図っている。
例えば、第一実施態様等のアームレスト1においては、高さ調節範囲の上限となる使用時最上方位置(図2(b))を低めに設定している。具体的には、高さ調節範囲の下限となる使用時最下方位置(図2(a))を、アーム部材31が水平となる位置に設定する一方、使用時最上方位置(図2(b))を、アーム部材31の先端が使用時最下方位置から50〜60mmの高さとなる位置に設定している。
また、ロックばね機構を採用した従来のアームレストでは、ロックばねの下方向強度が490N程度に設定されるところ、第一実施態様等のアームレスト1では、ロックばね41(図1(c))の下方向強度をその約3分の1の190N程度、或いはそれ以下に設定している。このため、ロックばね41のロック力は小さくなるが、上述したように、高さ調節範囲の上限となる使用時最上方位置(図2(b))を低い箇所に設定しているため、高さ調節範囲にあるアーム部材31が万が一下方回動しても、落差が小さく、安全性が担保された状態となっている。
上記のように、使用時最上方位置を低く設定することで、ロックばね41の下方向強度を小さくできるようになるため、ロックばね41とロックドラム22の縮小を始めとして、ロックドラム22やアーム部材31の筒状壁部31aの板厚をさらに小さく抑えることが可能となる。したがって、アームレスト1をさらにダウンサイジングして軽量化することができる。アームレスト1の構成部材の板厚を小さくすると、それらの構成部材を所望の形状に加工しやすくなり、アームレスト1の構成部材の順送化(プログレ化)を促進して、アームレスト1の製造コストを抑えることも可能になるという利点もある。

8.用途
以上で述べた本発明のアームレストは、各種の座席に設けることができ、その用途を特に限定されるものではないが、自動車等の移動体に据え付けられる座席に備えるものとして好適である。

1 アームレスト
2 固定側部材
3 回動側部材
4 ロックばね機構
21 取付部材
21a 突片部
22 ロックドラム
22a フランジ部
22b 平面部
22c 円筒面部
22d 切断部
31 アーム部材
31a 筒状壁部
31b 残存平面部
31c 窪み部
31d 注入口
31e アーム部材本体部
31f アーム部材キャップ部
32 カバープレート
33 基端側プレート
33a 起立壁部
41 ロックばね
41a ロックばねの一端部(自由端)
41b ロックばねの他端部(固定端)
42 ロック解除カム(カム機構)
43 ロック復帰カム(カム機構)
44 係止部
51 下側ストッパー用当接部
52 下側ストッパー用被当接部
61 上側ストッパー用当接部
62 上側ストッパー用被当接部

Claims (7)

  1. シートフレームに対して動かない状態で取り付けられる取付部材と、取付部材に一体的に固定されたロックドラムとで構成された固定側部材と、
    腕を支えるためのアーム部材を有し、当該アーム部材に、ロックドラムと同一軸上に配される筒状壁部が設けられ、ロックドラムを軸として回動する回動側部材と、
    ロックドラム及びアーム部材の筒状壁部に外嵌されたコイルばねからなるロックばねと、ロックばねの自由端を操作するカム機構とで構成され、アーム部材が使用時最下方位置と使用時最上方位置との間の高さ調節範囲にあるときには、アーム部材の上方回動を許容しながらも下方回動を規制するロック状態を発現させ、アーム部材が使用時最上方位置を越えると、アーム部材の下方回動を許容するロック解除状態を発現させるロックばね機構と
    を備えた高さ調節式のアームレストであって、
    固定側部材における、回動側部材の回転中心を挟んで対向する一対2箇所以上に、下側ストッパー用当接部が設けられる一方、
    回動側部材に、アーム部材が使用時最下方位置となったときに一対2箇所以上の下側ストッパー用当接部にそれぞれ当接する一対2箇所以上の下側ストッパー用被当接部が設けられ、
    それぞれの下側ストッパー用被当接部が、回動側部材に形成された窪み部の段差部壁面とされるとともに、
    下側ストッパー用被当接部が、断面補強された段付成形部とされた
    ことを特徴とする高さ調節式のアームレスト。
  2. 固定側部材と回動側部材のうち一方が、他方を回動側部材の回転軸の長手方向で挟み込む構造とされた請求項1記載の高さ調節式のアームレスト。
  3. 一対2箇所以上の下側ストッパー用被当接部を有する残存平面部が、アーム部材の長手方向の中心線に対して対称配置された請求項1又は2記載の高さ調節式のアームレスト。
  4. 一対2箇所以上の下側ストッパー用被当接部を有する残存平面部が、アーム部材の長手方向の中心線に対して20〜40°傾斜した線上に配された請求項1又は2記載の高さ調節式のアームレスト。
  5. ロックドラムの周壁部が、円筒面状を為す円筒面部と、平面状を為す平面部とで構成され、
    前記平面部に、ロックばね機構におけるカム機構の少なくとも一部が設けられた
    請求項1〜4いずれか記載の高さ調節式のアームレスト。
  6. アーム部材が、
    鋼製のアーム部材本体部と、
    アーム部材本体部の先端に取り付けられた樹脂製のアーム部材キャップ部と
    で構成され、
    アーム部材の筒状壁部が、2枚板構造により補強された
    請求項1〜5いずれか記載の高さ調節式のアームレスト。
  7. アーム部材が、鋼製線材の折り曲げ加工品とされた請求項1〜6いずれか記載の高さ調節式のアームレスト。
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