JP6685101B2 - 捕虫器 - Google Patents

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Description

本発明は、発光部から照射される光を利用して虫を捕獲する捕虫器に関する。
従来から、光により虫を誘引し、粘着性のある捕虫シートによって捕捉する捕虫器が知られている。この種の捕虫器を開示するものとして、例えば、特許文献1や特許文献2がある。特許文献1には、蛍光灯等により構成される発光部と、発光部の近傍に繰り出される捕虫シートと、この捕虫シートの繰り出しを許容し当該捕虫シートを保持する保持手段とを備えた捕虫器に関する技術が開示されている。また、特許文献2には、LEDを光源とする発光部に誘引された害虫を捕獲する捕虫シートを着脱自在に保持する捕虫器用シート保持具を備える捕虫器に関する技術が開示されている。
特開2012−45004号公報 特開2013−165679号公報
虫は発光部に集まるため、発光部の周囲を飛び回っている間は捕虫シートに捕捉されない。従って、虫を効率的に捕捉するためには、発光部の光に誘引された虫を捕虫シートにスムーズに導く必要がある。この点、特許文献1に開示される捕虫器では、本体フレームの内部に保持される蛍光灯により、捕虫シートを通じて外部に光を発することで、虫を捕虫シートまで誘引している。しかし、この構成では、捕虫シートが外側に大きく露出することになり、捕虫シートに捕捉された虫が丸見えの状態になってしまう。
特許文献2に開示される捕虫器では、奥側で捕捉された虫は外部から見え難くなっているものの、外部に露出する発光部の光に虫が誘引されるため、捕虫シートが配置される空間の奥側まで虫が侵入し難く、捕虫シート全域を活用することが難しかった。また、奥側は見え難くなっているものの、交換作業を容易にするために捕虫シートが入口側まで達しており、入口で捕虫シートにより捕捉された虫が外部から簡単に見えてしまっていた。加えて、発光部が露出する構成では、虫が発光部の周囲を飛び回ることがあり、捕虫シートまで虫をスムーズに誘導するという観点でも改善の余地があった。
このように、従来の捕虫器の構造では、虫を効率的に捕捉する捕捉性能の向上と、捕捉された虫を見えにくくするデザイン性の向上と、を両立することが難しかった。
本発明は、発光部の光によって誘引された虫を捕虫シートに効率的に捕捉できるとともに、捕虫シートに捕捉された虫が外部から見えにくい捕虫器を提供することを目的とする。
本発明は、細長に形成される本体と、前記本体の正面側に配置され、光を照射する発光部と、前記発光部よりも正面側に配置され、前記本体の正面側及び側面の少なくとも一部を覆うカバーと、前記カバーの裏側で前記発光部に対向配置され、虫を捕捉する捕虫シートと、前記本体の側面と前記カバーの端部の間に形成される誘引口と、を備え、前記発光部により照射された光が前記捕虫シート及び前記カバーの裏側で反射され、前記誘引口から虫を誘引する誘引光として外部に漏出する捕虫器に関する。
前記カバーは、前記本体の長手方向で見たときに、円弧状に湾曲する板状部材によって形成されることが好ましい。
前記捕虫シートは、前記カバーに取り付けられた状態で、虫を捕捉する粘着領域が前記本体の正面側の幅方向の厚みよりも内側に収まるように形成されることが好ましい。
前記捕虫器は、前記カバーの裏側に配置され、前記捕虫シートを前記カバーの長手方向の一側から挿入可能な1対のガイドレールを更に備え、前記捕虫シートは、虫を捕捉する粘着領域及び該粘着領域の外側に形成される非粘着領域を有し、前記非粘着領域の幅は、前記ガイドレールのガイド部分よりも広くなっていることが好ましい。
前記捕虫器は、前記本体の内側に形成される空間の中央に配置され、直管式の発光部を正面側に収容可能なソケットを更に備え、前記本体における前記ソケットの両側には、前記本体の側面から背面にかけて複数の貫通孔が形成されることが好ましい。
本発明によれば、発光部の光によって誘引された虫を捕虫シートに効率的に捕捉できるとともに、捕虫シートに捕捉された虫が外部から見えにくくなる捕虫器の構造を実現できる。
本発明の一実施形態に係る捕虫器を示す斜視図である。 壁の近くに配置された本実施形態の捕虫器の側面図である。 本実施形態の捕虫器の背面図である。 本実施形態の捕虫器の平面図である。 カバーが開放位置にあるときの捕虫器の正面図である。 カバーが開放位置にあるときの捕虫器の平面図である。 捕虫シートを交換する様子を示す捕虫器のカバー裏側の拡大正面図である。
以下、本発明の捕虫器の好ましい一実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る捕虫器を示す斜視図である。なお、図面において両向きの矢印で示したFは正面側を示し、Rは背面側を示す。
図1に示すように、捕虫器1は、蛍光灯50が設けられる本体10と、本体10を支持するスタンド20と、本体10の正面側を覆うカバー30と、を備える。
まず、本実施形態の捕虫器1が備える本体10について説明する。図2は、壁100の近くに配置された本実施形態の捕虫器1の側面図である。図3は、本実施形態の捕虫器1の背面図である。図4は、本実施形態の捕虫器1の平面図である。
図2及び図3に示すように、本体10は、その外形が縦長の柱状に形成される。図4に示すように、本体10は、端面の形状が略半円状のセミシリンドリカル形状に形成されている。
図5は、カバー30が開放位置にあるときの捕虫器1の正面図である。図5に示すように、本体10は、その正面側が略全域にわたって開口しており、その内側に縦長の空間11が形成されている。空間11の略中央には、直管形の蛍光灯(発光部)50を差し込むためのソケット40が設けられる。蛍光灯50は、虫を誘引する誘引光として紫外線を照射する。
ソケット40は、蛍光灯50の長手方向を上下方向に向けた状態で該蛍光灯50の両端を把持する。ソケット40は、長手方向に細長に形成されるとともに、背面視において蛍光灯50がソケット40により隠れるようになっている。
本実施形態のソケット40は、いわゆるグロー式のものである。ソケット40の一側の側面の上部には、グローランプ部41が配置される。
図2及び図3に示すように、本体10には、側面から背面にかけて複数の貫通孔12が形成される。図5に示すように、本体10の内部のソケット40の両側で上下方向に並列配置されている。複数の貫通孔12は、いずれも細長に形成されており、ソケット40の両側のそれぞれで、その長手方向が上下方向を向いた状態で略直線状に並んでいる。
複数の貫通孔12の一つである貫通孔121は、ソケット40に設けられるグローランプ部41の位置に対応している。貫通孔121は、角が丸められた細長の略矩形状に形成されており、該貫通孔121を通じて本体10からソケット40を取り外すことなくグローランプ部41の交換作業を行うことができるようになっている。
また、本体10の一側の側面には、カバー30を本体10に対して回転可能に取り付けるための複数のヒンジ31が配置される。本実施形態では、本体10の一側の長辺部分の上部に1箇所設けられるとともに下部に1箇所設けられている。
また、本体10の他側の側面には、カバー30を本体10の正面側を覆う閉鎖位置で固固定するためのカバー固定用ネジ受け13が複数配置される。本実形態のカバー固定用ネジ受け13は、上部に1箇所設けられるとともに下部に1箇所設けられている。
また、本体10の背面側には、捕虫器1を持ち運ぶ際に使用される取っ手18が設けられる。取っ手18は、側面視において、略半裁円筒状に形成されており、その端部が丸められている。
本実施形態の本体10は、非透光性の材料である金属材料により、その外形が形成されている。更に、本体10には、光沢が出る塗料が塗布されている。つや出し加工されることにより、後述する蛍光灯50の誘引光を効率よく反射できるようになっている。
次に、スタンド20について説明する。本実施形態のスタンド20は、スタンド底部21と、第1支持部22と、第2支持部23と、から構成される。このスタンド20により、本体10は、その長手方向が上下方向に向くように支持される。
本実施形態のスタンド20の各構成について説明する。スタンド底部21は、正面側の端部の幅が背面側の端部の幅よりも広くなるように形成される。
第1支持部22は、スタンド底部21の上面における背面側に柱状に立設される。第1支持部22の上部における正面側が本体10の下部における背面側に固定される。
図3に示すように、第1支持部22の背面側には、その長手方向に沿って電源コードカバー24が設けられる。電源コードカバー24の内部は、本体10の空間11に連通している。ソケット40に電力を供給する電源コード70は、その一側の端部が本体10の内部でソケット40にコネクタ72を介して接続されるとともに、電源コードカバー24の下端開口部191を通じて他側の端部が外部に露出している。外部の電源(図示省略)に電源コード70が接続されることで、ソケット40に電力が供給され、蛍光灯50が点灯する。なお、下端開口部191の端部にキャップ部材を取り付けることもできる。
第2支持部23は、スタンド底部21の上面における正面側と第1支持部22の上部を接続する板状部材であり、本体10の姿勢を維持する補強部材として機能する。第2支持部23は、側面視において湾曲している。
本実施形態のスタンド20には、光沢が出る塗料が塗布されている。つや出し加工されることにより、後述する蛍光灯50の誘引光をスタンド20側でも効率よく反射できるようになっている。
次に、カバー30について説明する。カバー30は、非透光性の材料により、細長の板状に形成されている。図4に示すように、本実施形態のカバー30は、曲面を有する略半裁円筒状に形成されており、その端面が長手方向で見たときに円弧状に湾曲している。
図6は、カバー30が開放位置にあるときの捕虫器1の平面図である。図6に示すように、カバー30は、一側の端部がヒンジ31を介して本体10に回転可能に取り付けられている。カバー30は、本体10の正面側を覆う閉鎖位置(図4に示す状態)と、本体10の正面側を外部に露出させる開放位置(図6に示す状態)と、の間を回転可能になっている。
カバー30の他側の端部には、ネジ71を挿入するためのネジ孔(図示省略)がカバー固定用ネジ受け13の位置に応じて形成される。カバー30を閉鎖位置に回動させた状態で該カバー30のネジ孔を通じてネジ71をカバー固定用ネジ受け13に螺合することでカバー30が本体10に対して固定される(図1〜図4に示す状態)。
図1及び図2に示すように、カバー30の左右両側の端部(長辺部分)には、切欠き部36が形成される。切欠き部36は、側面視において、上側傾斜部361と、直線部362と、下側傾斜部363と、からなる。上側傾斜部361は、上側から中央側に近づくにつれて正面側に近づくように傾斜する。直線部362は、上側の端部が上側傾斜部361の下端部に接続されるとともに、下側の端部が下側傾斜部363に接続されており、上下方向に平行な直線状に形成される。下側傾斜部363は、下側から中央側に近づくにつれて正面側に近づくように傾斜する。
カバー30の裏側には、捕虫シート90を取り付けるための構造として1対のガイドレール37が設けられる。ガイドレール37は、捕虫シート90をカバー30の裏側で保持するためのものである。
本実施形態のカバー30は、非透光性の材料である金属材料により、その外形が形成されている。更に、カバー30には、光沢が出る塗料が塗布されている。このように、つや出し加工されることにより、後述する蛍光灯50の誘引光を効率よく反射できるようになっている。
1対のガイドレール37は、捕虫シート90の幅に応じて間隔をあけてカバー30の裏側に固定される。それぞれのガイドレール37は、上端部及び内側が開放されるとともに、下端部及び外側が閉鎖されている。捕虫シート90は、1対のガイドレール37のそれぞれの内側に差し込まれることで、カバー30の裏側に保持される。
図5に示すように、捕虫シート90は、長方形状に形成される。図4に示すように、カバー30の裏側でガイドレール37に保持されている状態では、カバー30の裏側の形状に沿って湾曲している。
図7は、捕虫シート90を交換する様子を示す捕虫器1のカバー30裏側の拡大正面図である。図7に示すように、捕虫シート90は、粘着性がある粘着領域96が形成されるとともに、非粘着領域97が粘着領域96の外側に形成されている。なお、図7では、一点鎖線で囲まれた領域が粘着領域96となっている。
捕虫シート90の長手方向の長さは、蛍光灯50の発光する面の長さに対応している。そして、本実施形態の捕虫シート90は、その粘着領域96及び非粘着領域の全域にわたって蛍光色が塗布されている。蛍光色の色として、黄色や緑色等、適宜の色を選択すること後述の誘引口60から漏れる光の色を設定することができる。
粘着領域96は、捕虫シート90の中央に長方形状に形成される。粘着領域96の粘着力によって飛翔虫等が捕虫シート90に捕捉される。非粘着領域97は、粘着領域96を囲う幅を有する矩形の枠状になっている。なお、本実施形態では、捕虫シート90における蛍光灯50に対向する面の略全域が粘着領域96となっており、非粘着領域97は、粘着領域96の額縁状になっている。
また、図4に示すように、非粘着領域97の左右方向の幅Wは、ガイドレール37のガイド部分38の長さGよりも広くなっている。従って、古くなった捕虫シート90を取り出すときに、捕虫シート90がガイドレール37に接触する部分は非粘着領域97となる。
捕虫シート90の交換作業は、作業者が非粘着領域97をつまむことで容易に行うことができる。捕虫シート90の交換作業の一例を説明する。作業者は、まず、ネジ71をカバー固定用ネジ受け13から外してカバー30を図5及び図6に示す開放位置にする。次に、図7に示すように、古くなった捕虫シート90の非粘着領域97の部分を掴んで上方に引き出す。古い捕虫シート90がカバー30から取り外された後に、新しい捕虫シート90をガイドレール37の上方からスライド挿入する。ガイドレール37の下部は閉鎖されているので、捕虫シート90を最後まで押し込むことにより、捕虫シート90が適切な位置となる。そして、捕虫シート90を覆うフィルム部材(図示省略)を取り外す。捕虫シート90は、非粘着領域97の部分がガイドレール37に挟まれているので、このフィルム部材の取り外しも容易に行うことができる。なお、フォルム部材がなく最初から粘着領域96が露出した状態になっている捕虫シート90を用いてもよい。
ここで、捕虫シート90の粘着領域96と本体10の位置関係について説明する。図4に示すように、粘着領域96の左右方向の端部を結ぶ仮想直線の長さをbとし、本体10の正面側の左右方向の長さをaとすると、a>bの関係が成立している。即ち、粘着領域96は、平面視において円弧状に湾曲しており、この円弧に対応する弦の長さbが本体10の幅方向の長さa(厚み)に収まるようになっている。これにより、捕虫シート90における粘着領域96の略全域が、背面視において本体10の死角に位置することになり、粘着領域96の粘着力により捕捉された虫がより視認し難くなっている。
次に、虫が侵入する入口となる誘引口60について説明する。本実施形態の誘引口60は、本体10の側面とカバー30の端部の間に形成される。図4に示すように、閉鎖位置のカバー30は、その裏側における両側の端部が、本体10の側面の一部に対向している。この本体10の側面とカバー30の間の隙間が誘引口60となる。誘引口60は、本体10の長手方向の略全域に沿って形成されており、本体10の背面側に開口している。誘引口60の上部及び下部は、開放されている。
ソケット40に電力が供給されると、蛍光灯50が点灯して誘引光が照射される。蛍光灯50から照射された誘引光は、捕虫シート90及びカバー30の裏側で反射されて本体10の背面側に位置する誘引口60から外部に漏れ出す。
ソケット40に収容される蛍光灯50は、背面視において、外側からは死角に位置している。従って、誘引口60から外部に漏れ出る光は、捕虫シート90及びカバー30の裏側の反射光であり、間接的な光となる。
本実施形態では、捕虫シート90と蛍光灯50の間の空間についても上部及び下部が開放されており、誘引口60以外からも虫を捕虫シート90に導入できるようになっている。このように、本体10とカバー30は、その上部及び下部との間に隙間が形成されることにより、カバー30の正面側を除いて虫を様々な方向から誘引することが可能になっている。なお、蛍光灯50の上下の端部はそれぞれソケット40に差し込まれているので、本体10とカバー30の上部及び下部の隙間から直接的に光が漏れ出さないようになっている。
本体10の正面側がカバー30によって覆われる一方、本体10の側面から背面にかけては複数の貫通孔12が形成されているので、蛍光灯50の誘引光を正面側には漏らさずに、背面側に効率的に光を反射させることができる。図2の破線の矢印に示すように、壁100を背にして捕虫器1を配置することで、背面側に漏出した光を壁100で乱反射させて拡散し、虫を広範囲に誘引することが可能になっている。
また、側面視において、カバー30における切欠き部36が形成される部分と本体10の間から蛍光灯50の一部が外部から視認できるようになっている。そして、蛍光灯50は、本体10の内部に配置されており、切欠き部36まで間隔が空いている。これにより、切欠き部36から漏れ出る光に誘引された虫は、誘引口60から本体10とカバー30の間の空間に誘い込まれ、やがて捕虫シート90で捕捉される。本体10とカバー30によって閉鎖された空間で飛び回る虫は外部からも視認し難い。また、閉鎖された空間であるので、捕虫器1の内部に一度誘い込まれた虫は外部に脱出することなく捕虫シート90に接触し、高確率で捕獲される。
そして、切欠き部36は、カバー30の端部全域ではなく、長手方向の中央部分に形成されている。これにより、誘引口60における本体10の長手方向の中央から虫が入り易くなる。従って、本体10の正面側とカバー30の裏側の間の空間に入った虫が上方又は下方から逃げる事態を効果的に防止でき、捕虫確率を一層向上させることができる。
誘引口60、本体10とカバー30の上部及び下部、壁100の反射光等により捕虫器1の近くに誘引された虫は、その走光性により、蛍光灯50の光が直接的に照射される捕虫シート90に導かれる。本体10の上下方向に形成される誘引口60から侵入した虫は、誘引口60の近くで留まることなく、捕虫シート90の方に導かれる。更に、誘引口60から捕虫器1の内部に侵入してきた虫は、迂回して蛍光灯50に向かうよりも、侵入方向の先にある捕虫シート90に向かいやすくなっており、捕虫シート90で虫を効率的に捕捉することが可能になっている。
更に、捕虫器1から漏れ出る光は、捕虫シート90の蛍光色に応じた色となり、間接照明として周囲を照らすこともできる(図2の破線の矢印参照)。このように、本実施形態の捕虫器1によれば、蛍光色の捕虫シート90を違う色や違う材料に差し替えて間接照明の色を調節することも可能である。
以上説明した本実施形態の捕虫器1によれば、以下のような効果を奏する。本実施形態の捕虫器1は、細長に形成される本体10と、本体10の正面側に配置され、光を照射する蛍光灯50と、蛍光灯50よりも正面側に配置され、本体10の正面側及び側面の少なくとも一部を覆うカバー30と、カバー30の裏側で蛍光灯50に対向配置され、虫を捕捉する捕虫シート90と、本体10の側面とカバー30の端部の間に形成される誘引口60と、を備える。そして、蛍光灯50により照射された光が捕虫シート90及びカバー30の裏側で反射され、誘引口60から虫を誘引する誘引光として外部に漏出する。
これにより、漏出する光により捕虫器1の近くまで誘引された虫は、蛍光灯50の光が直接的に照射される捕虫シート90の方へ誘引され、捕虫シート90で捕捉される。また、蛍光灯50は、本体10の正面側に配置されており、誘引口60から入るときには死角に位置している。従って、誘引口60から侵入した虫の多くを蛍光灯50に迂回させることなく捕虫シート90まで導くことができる。また、捕虫器1の内部は、蛍光灯50から照射された光が反射を繰り返す空間になっているので、誘引口60から入った虫は外部に脱出することなくやがて捕虫シート90に捕捉される。本実施形態の捕虫器1は、捕虫シート90に虫を効率的に捕捉することができる。更に、捕虫シート90は、本体10の蛍光灯50の正面側に対向配置されており、正面側から捕虫シート90が見えない状態になっている。また、側面及び背面からも、捕虫シート90の略全域が本体10及びカバー30の死角に入る。従って、捕虫器1の正面側だけでなく、略全方位にわたって捕虫シート90が外部から見えなくなっており、捕捉された虫が美観を損なう事態を効果的に防止している。加えて、本実施形態では、捕虫シート90の色として蛍光色を採用しているので、誘引効果もより高くなっている。
このように、本実施形態の捕虫器1は、蛍光灯50の光によって誘引された虫を捕虫シート90に効率的に捕捉できるとともに、捕虫シート90に捕捉された虫が外部から見えにくくなる捕虫器の構造を実現している。
本実施形態の捕虫器1が備えるカバー30は、本体10の長手方向で見たときに、円弧状に湾曲する板状部材によって形成される。
これにより、蛍光灯50から照射された光を均一に誘引口60まで反射させることができ、漏出する光の色ムラを防止できる。また、カバー30の形状に応じて捕虫シート90を平面視において円弧状に湾曲させることで、虫を捕捉する粘着領域96を大きく確保することができる。
本実施形態の捕虫器1が備える捕虫シート90は、カバー30に取り付けられて湾曲した状態で、虫を捕捉する粘着領域96が本体10の正面側の幅方向の厚み(長さa)よりも内側に収まるように形成される。
これにより、本体10の側面とカバー30の間に形成される誘引口60からも捕虫シート90が略見えなくなり、捕虫シート90に捕捉された虫をより外部から視認できにくくすることができる。
捕虫シート90の粘着領域96は、虫を捕捉する部分であり、捕捉された虫は捕虫シート90が交換されるまで粘着領域96に残ったままとなる。本実施形態の捕虫器1は、粘着領域96を湾曲させることで虫を捕捉できる十分な面積を確保しつつ、湾曲した粘着領域96を本体10の正面側の幅方向の厚みに収めることで、本体10の正面側だけではなく、誘引口60、本体10の側面及び背面からも見え難くなっている。
本実施形態の捕虫器1は、カバー30の裏側に配置され、捕虫シート90をカバー30の長手方向の一側から挿入可能な1対のガイドレール37を更に備える。捕虫シート90は、虫を捕捉する粘着領域96及び該粘着領域96の外側に形成される非粘着領域97を有する。非粘着領域97の幅は、ガイドレール37のガイド部分38よりも広くなっている。
これにより、捕虫シート90をガイドレール37に差し込むときに粘着領域96の粘着力により、捕虫シート90がうまく差し込めなかったり、粘着力によって捕虫シート90とガイドレール37が接合して上方に引き出せなかったりする事態を確実に防止できる。
捕虫器1は、本体10の内側に形成される空間の中央に配置され、直管式の蛍光灯50を正面側に収容可能なソケット40を更に備える。本体10におけるソケット40の両側には、該本体10の側面から背面にかけて複数の貫通孔12が形成される。
これにより、背面側からはソケット40の死角に位置する蛍光灯50からの光を捕虫シート90及びカバー30の裏側で反射させ、誘引口60及び複数の貫通孔12を通じて背面側に多量の誘引光を漏出させることができる。壁100に背を向けて捕虫器1を置くことにより、捕虫器1の背面側から漏出した光を壁100の反射を使用して拡散でき、虫をより一層効率的に誘引することができる(図2参照)。壁100の反射光に誘引された虫は、誘引口60を通じて捕虫器1の周囲よりも光量が大きい捕虫シート90側に誘引され、捕捉される。また、捕虫シート90の色を変更することにより、インテリア空間に応じた間接照明としても機能する。
以上、本発明の捕虫器の好ましい一実施形態について説明したが、本発明は、上述の実施形態に制限されるものではなく、適宜変更が可能である。
上記実施形態では、発光部は蛍光管によって構成されているがこの構成に限定されるわけではない。例えば、虫を誘引する成分を含む誘引光を照射可能なLED光源を本体の長手方向に複数配置したものを発光部とすることができる。
上記実施形態では、蛍光色の捕虫シート90が適用されているが、この構成に限定されない。例えば、鏡面加工を行った粘着シートを捕虫シートとして用いることができる。この構成によっても、発光部としての蛍光灯50からの光を反射させることができるとともに、その反射面に虫を効率的に捕捉することができる。
上記実施形態では、電源コード70を介してソケット40に電力を供給する構成であるが、捕虫器1が電池式又は充電式の電源ユニットを備え、当該電源ユニットによりソケット40に電力を供給する構成とすることもできる。
上記実施形態では、スタンド20によって本体10が縦型に支持される構成の捕虫器を例として説明したが、本体を支持する構成は適宜変更することができる。例えば、本体10の長手方向が水平方向を向いた状態でスタンドに支持される構成とすることもできる。また、スタンドを省略し、本体を壁に設置する壁掛け式の捕虫器にも本発明を適用することができる。
1 捕虫器
10 本体
11 空間
12 貫通孔
30 カバー
37 ガイドレール
38 ガイド部分
40 ソケット
50 蛍光灯(発光部)
60 誘引口
90 捕虫シート
96 粘着領域
97 非粘着領域

Claims (6)

  1. 細長に形成される本体と、
    前記本体の正面側に配置され、光を照射する発光部と、
    前記本体の正面及び前記発光部の正面側を覆うカバーと、
    前記カバーの裏側で前記発光部に対向配置され、虫を捕捉する捕虫シートと、
    前記本体の一側の側面に配置され、前記本体の正面側を覆うとともに側面の少なくとも一部を覆う閉鎖位置と、前記本体の正面側を外部に露出させる開放位置と、の間で前記カバーを回転可能に前記本体に取り付けるヒンジと、
    前記本体の側面と前記閉鎖位置の前記カバーの端部の間で前記本体の背面側に開口している誘引口と、
    を備え、
    前記本体に複数の貫通孔が形成され、
    前記カバーは、前記本体の長手方向で見たときに、円弧状に湾曲する板状部材によって形成され、
    前記カバーが前記閉鎖位置にある状態で、前記発光部により照射された光が前記捕虫シート及び前記カバーの裏側で反射され、前記誘引口から虫を誘引する誘引光として外部に漏出するとともに、前記発光部により照射された光が前記貫通孔から虫を誘引する誘引光として外部に漏出する捕虫器。
  2. 前記カバーの端部における長手方向の中央部分に切欠き部が形成される請求項1に記載の捕虫器。
  3. 前記本体の他側の側面に配置され、前記カバーを前記閉鎖位置で固定するカバー固定用ネジ受けを更に備える請求項1又は2に記載の捕虫器。
  4. 前記捕虫シートは、前記カバーに取り付けられた状態で、虫を捕捉する粘着領域が前記本体の正面側の幅方向の厚みよりも内側に収まるように形成される請求項1から3の何れかに記載の捕虫器。
  5. 前記カバーの裏側に配置され、前記捕虫シートを前記カバーの長手方向の一側から挿入可能な1対のガイドレールを更に備え、
    前記捕虫シートは、虫を捕捉する粘着領域及び該粘着領域の外側に形成される非粘着領域を有し、
    前記非粘着領域の幅は、前記ガイドレールのガイド部分よりも広くなっている請求項1から4までの何れかに記載の捕虫器。
  6. 前記本体の内側に形成される空間の中央に配置され、直管式の発光部を正面側に収容可能なソケットを更に備え、
    前記本体における前記ソケットの両側には、前記本体の側面から背面にかけて複数の貫通孔が形成される請求項1から5までの何れかに記載の捕虫器。
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