JP6683440B2 - 油性固形メークアップ化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は油性固形メークアップ化粧料に関し、特に二次付着レス効果とその持続性に優れ、安定性も良好な油性固形メークアップ化粧料に関するものである。
近年、口紅等の油性固形メークアップ化粧料においては、経時による色もち及びツヤもちのよさに加え、***に塗布した口紅が衣服やカップに色移りしにくい二次付着レス効果も重要な品質として求められている。特に、口紅等の発色の高い油性固形メークアップ化粧料においては、色移りが目立ちやすいことから、優れた二次付着レス効果が求められ、これまでにも、経時による色もちやツヤもちのよさや二次付着レス効果を具現化する様々な検討がなされている。例えば、メチルフェニルシリコーンと特定のイソステアリン酸ポリグリセリル、ワックスを組み合わせて二次付着レス効果、ツヤの持続性を向上させる技術(特許文献1)、フェニル変性シリコーン、多分岐型イソステアリン酸エステル、ワックスを組み合わせ、耐色移り性及び化粧効果の持続性を向上させる技術(特許文献2)等がある。
特開2011−140479号公報 特開2012−149040号公報
しかしながら、特許文献1や特許文献2の技術では、塗布後にシリコーン相が分離することにより二次付着レス効果を出しているが、二次付着レス効果や、経時での二次付着レス効果、色持ちの持続が十分とはいえなかった。これらの技術は、フェニル変性シリコーンと、油性化粧料に広く用いられる炭化水素油やエステル油と相溶性が低い組合せの性質を用いたものであるが、二次付着レス効果は得られるものの、不均一になりやすく、みずみずしいつや、美しい均一な仕上がりが得られにくく、安定性を保つのに困難な傾向がある。一方、相溶性が良い組み合わせを用いた場合は、安定性や化粧膜の均一性には優れるが、二次付着レス効果、その持続性、効果発現の速さに満足がいかない傾向が見られる。
このため、均一で美しい仕上がりに加え、更に色持ちが良く、みずみずしいツヤの持続性が高く、特に二次付着レス効果とその発現の速さにも優れる油性固形メークアップ化粧料の開発が望まれている。
本発明者らは鋭意検討の結果、30℃で3相に分離するフェニル変性シリコーン、ジメチルポリシロキサン及び炭化水素油やエステル油を組み合わせ、煙霧状粉体とワックスにより安定な油性固型化粧料が得られ、塗布直後から最表層に相分離したジメチルポリシロキサンが直ちに色移りを抑制した二次付着レス効果を発現すると共に、みずみずしいツヤを発揮し、更にフェニル変性シリコーンと、着色剤を抱えた油相が層になることにより優れた二次付着レス効果が持続するため、みずみずしいツヤと均一で美しい仕上がりを有することに加え、特に二次付着レス効果とその持続性に優れ、色持ちがよく、ツヤの持続性が高く、安定性も良好な油性固形メークアップ化粧料を完成させた。
すなわち、本発明は、以下の成分(A)(B)(C)(D)(E)及び(F);
(A)フェニル変性シリコーン
(B)ジメチルポリシロキサン
(C)煙霧状粉体
(D)炭化水素油およびエステル油から選ばれる1種または2種以上の油剤
(E)ワックス
(F)着色剤;
を含有する油性固形メークアップ化粧料であって、成分(A)及び(B)を化粧料中に合計で35〜75質量%含有し、成分(A)、(B)及び(D)の混合物が30℃で3相に分離する油性固形メークアップ化粧料である。
本発明は油性メークアップ化粧料に関し、更に詳細には、みずみずしいツヤと均一で美しい仕上がりを有することに加え、特に二次付着レス効果とその持続性に優れ、色持ちがよく、ツヤの持続性が高く、安定性も良好な油性固形メークアップ化粧料に関するものである。
以下、本発明を詳細に説明する。
本発明の油性固型メークアップ化粧料は、30℃で3相に分離するフェニル変性シリコーン、ジメチルポリシロキサンや炭化水素油やエステル油を用いることで、塗布直後にみずみずしいツヤの発揮と二次付着レス効果を発現する層が表出し、その後に着色剤を抱えた炭化水素油やエステル油とが層となることで、フェニル変性シリコーン層による二次付着レス効果が持続することができる。
尚、本発明において“3相に分離する”とは以下の条件で確認した場合の状態を指す。
〔確認条件〕
成分(A)、(B)及び(D)の質量比1:1:1混合物が、それぞれ30℃の状態で攪拌混合し、この混合物を30℃で静置した時に2つの境界が見られ、3相に分離しているものを“分離する”とした。
一方、境界が1つも見られない1相、または境界が1つのみ見られる2相である状態を“分離せず”とした。
本発明における成分(A)フェニル変性シリコーンは、30℃で成分(B)や(D)と相溶せず、塗布後に肌上で層を作り、二次付着レス効果とその持続性、ツヤの持続性を発揮することができる。成分(A)としては、ジメチルポリシロキサン骨格とフェニル基を有しているものであれば特に限定されないが、具体的にはトリメチルシロキシフェニルジメチコン、トリメチルペンタフェニルトリシロキサン、ジフェニルジメチコン、フェニルトリメチコン、ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン等が挙げられ、これらの1種または2種以上を混合して用いることができる。成分(A)は二次付着レス効果の持続性の点から、30℃で液状であり、粘度が300〜1000mPa・sであるものが好ましく、300〜800mPa・sのものが更に好ましい。中でも900mPa・s以上のものと500mPa・s以下のものの混合物が好ましい。
成分(A)の市販品としては、例えばPDM20、PDM350VP、PDM1000(以上、旭化成ワッカー社製)、KF−50−100cs/1000cs、KF−53、KF−54、KF−56A、KF−54HV、(以上、信越化学工業社製)、SH−556 Fluid、PH−1555 HRI Cosmetic Fluid、FZ−3156(以上東レ・ダウコ−ニング社製)等が挙げられる。
本発明における成分(B)ジメチルポリシロキサンは、30℃で成分(A)(D)と相溶せず、塗布後に直ちに優れた二次付着レス効果を発現すると共に、みずみずしいツヤも発揮することができる。成分(B)は1種または2種以上を混合して用いることができ、効果の発現の早さと、良好な安定性の点から、30℃で液状であり、粘度が10〜1000mPa・sのものが好ましく、10〜500mPa・sのものがより好ましい。
成分(B)の市販品としては、例えばKF−96A−5cs/6cs/10cs/20cs/30cs/50cs/100cs/200cs/300c/350cs/500cs/1000cs/3000cs/5000cs/6000cs、KF−96H−1万cs/1、25万cs/3万cs/5万cs/6万cs/10万cs/30万cs/50万cs/100万cs、(以上、信越化学工業社製)、SH−200 C Fluid 5CS/6CS/10CS/20CS/30CS/50CS/100CS/200CS/350CS/500CS/1000CS/3000CS/5000CS/10000CS/12500CS/30000CS/60000CS/100000CS/1000000CS、(以上、東レ・ダウコ−ニング社製)が挙げられる。
本発明における粘度は、測定試料を外径45mm、内径38mm、高さ82mmのガラス製ビンにエアスペースが生じないように充填し、ふたをして30℃恒温槽にて一昼夜放置した後、単一円筒型回転粘度計ビスメトロン(登録商標)(芝浦システム社製)にて、付属の1〜4号ローターを用い、0.3〜30rpmで1分後の測定値を読み取り、各々の乗数を乗したものである。
本発明の油性固型メークアップ化粧料は、成分(A)と成分(B)を合計で35〜75質量%(以下、単に%とする)含有するものであるが、更に好ましくは40〜70%である。この範囲であると、二次付着レス効果とその持続性に優れ、色持ちがよく、みずみずしいツヤとツヤの持続性が高く、安定性も良好な油性固形メークアップ化粧料が得られる。成分(A)及び(B)の含有量が35%未満では、二次付着レス効果とその持続性に欠け、みずみずしいツヤとツヤの持続性も満足できるレベルとはならない。また、75%を超えると安定性が悪くなる。また、成分(A)の含有量は、油性固型メークアップ化粧料中に30〜70%であることが好ましく、35〜60%であるとより好ましく、成分(B)の含有量は、3〜25%であることが好ましく、5〜15%であるとより好ましい。
成分(A)と成分(B)は油性固型メークアップ化粧料中に質量比(A)/(B)が1.5〜20で含有されることが好ましく、1.5〜14であるとより好ましく、2〜6であると更に好ましい。この範囲であると、二次付着レス効果とその持続性に優れ、みずみずしいツヤとツヤの持続性が高く、安定性も良好な油性固形メークアップ化粧料が得られる。
本発明における成分(C)煙霧状粉体は、通常化粧料に用いられるものであれば特に限定されず、一種または二種以上を用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系化合物、金属石ケン、界面活性剤、油剤、炭化水素等を用いた公知の方法により表面処理したものを用いても良い。平均粒子径としては500nm以下のものが好ましく、具体的には、シリカ、ジメチルシリル化シリカ、トリメチルシリル化シリカ、オクチルシリル化シリカ等が挙げられ、シリカとしては例えばAEROSIL−50/OX50/90G/130/150/200/300/380(以上、日本アエロジル社製)が挙げられ、ジメチルシリル化シリカとしては、例えばAEROSIL−R972/R972CF/R972V/R9200/R974/R976S(以上、日本アエロジル社製)が挙げられ、トリメチルシリル化シリカとしては、例えばAEROSIL−RX50/NAX50/NX90G/RX200/R8200/RX300/R812/R812S(以上、日本アエロジル社製)が挙げられ、オクチルシリル化シリカとしては、例えばAEROSIL−R805(日本アエロジル社製)が挙げられる。中でも、良好な安定性の点からシリカ、またはジメチルシリル化シリカ、トリメチルシリル化シリカが好ましい。
成分(C)は、油性固形メークアップ化粧料中での成分(A)(B)と成分(D)の分離を抑制し、安定性を向上させる効果がある。本発明における成分(C)の含有量は0.1〜3%が好ましく、更に好ましくは0.1〜2%の範囲である。この範囲であると、二次付着レス効果とその持続性に優れ、均一な仕上がり、みずみずしいツヤと持続性を損なうことなく、良好な安定性を維持することが可能である。
本発明における成分(D)は炭化水素油またはエステル油であれば特に限定されず、一種または二種以上を用いても良い。炭化水素油としてはポリブテン、水添ポリイソブテン、α−オレフィンオリゴマー、流動パラフィン、ワセリン等が挙げられ、市販品としては、パールリーム4/EX/6/18/24/46(以上、日油社製)、精製ポリブテンHV−100F(SB)(日本ナチュラルプロダクツ社製)、日石ポリブテン HV−35/HV−100/300F/1900F(以上、JX日光日石エネルギー社製)、ノムコートHP30/HP100(以上、日清オイリオグループ社製)、KLEAROL WHITE MINERAL OIL、SNOW WHITE SPECIAL(以上、SONNEBORN社製)等が挙げられる。エステル油としてはトリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリ−2エチルヘキサン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー、ヒマシ油、酢酸液状ラノリン、ショ糖脂肪酸エステル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル、トリメリト酸トリトリデシル、ダイマージリノール酸(フィトステリル/イソステアリル/セチル/ステアリル/ベヘニル)、ダイマージリノレイル水添ロジン縮合物、(カプリル/カプリン/ミリスチン/ステアリン酸)トリグリセリル、ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)ペンタエリスリチル等が挙げられ、市販品としては、コスモール43V、コスモール222、サラコス334、コスモール168ARN(以上、日清オイリオグループ社製)、MYRITOL GTEH(BASF社製)、ANTARON V216(アイエスピー・ジャパン社製)、ACELAN SP(クローダジャパン社製)、LIPONATE TDTM(LIPO CHEMICALS社製)、PLANDOOL−S、LUSPLAN DD−DHR(以上、日本精化社製)等が挙げられる。中でも、ツヤとツヤの持続性及び良好な安定性の点から、トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2、トリ−2エチルヘキサン酸グリセリル、リンゴ酸ジイソステアリル、(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー等のエステル油が特に好ましい。
本発明における成分(D)の含有量は20〜60%が好ましく、更に好ましくは20〜40%の範囲である。
本発明における成分(E)ワックスは、通常化粧料に配合されるものであれば特に限定されず、一種または二種以上を用いても良い。例えばパラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、ポリエチレン、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、モクロウ、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、コメヌカロウ、ゲイロウ等が挙げられる。中でも、良好な安定性の点から、パラフィンワックス、セレシンワックス、マイクロクリスタリンワックス、エチレンプロピレンコポリマー、ポリエチレン、フィッシャートロプシュワックス、カルナウバワックス、キャンデリラワックスが好ましく、融点は70〜105℃であることが好ましい。
本発明における成分(E)の含有量は3〜10%が好ましく、更に好ましくは4〜8%の範囲である。この範囲であると、二次付着レス効果とその持続性に優れ、均一な仕上がり、みずみずしいツヤとツヤの持続性を損なうことなく、良好な安定性を維持することが可能である。
本発明の油性メークアップ化粧料における成分(F)の着色剤は、通常化粧料で用いられるものであれば特に制限なく使用することができる。具体的には、酸化チタン、酸化亜鉛、酸化セリウム、硫酸バリウム等の白色無機顔料、酸化鉄、カーボンブラック、チタン・酸化チタン焼結物、酸化クロム、水酸化クロム、紺青、群青、チタン酸リチウムコバルト、マンガンバイオレット等の有色無機顔料、タルク、白雲母、金雲母、紅雲母、黒雲母、合成雲母、絹雲母(セリサイト)、合成セリサイト、二酸化珪素、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウム、酸化アンチモン、ケイ酸アルミニウム、メタケイ酸アルミニウムマグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸バリウム、ケイ酸マグネシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、硫酸バリウム、ハイドロタルサイト、ヒドロキシアパタイト、窒化ホウ素等の白色体質粉体、、酸化チタン被覆雲母、酸化チタン被覆オキシ塩化ビスマス、酸化鉄雲母チタン、紺青処理雲母チタン、カルミン処理雲母チタン、酸化チタン被覆合成金雲母、酸化チタン被覆ガラス末、酸化チタン・酸化鉄被覆ガラス末、オキシ塩化ビスマス、魚鱗箔、ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末、ポリエチレンテレフタレート・ポリオレフィン積層フィルム末、ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート積層フィルム末等の光輝性粉体、赤色201号、赤色202号、赤色205号、赤色226号、赤色228号、橙色203号、橙色204号、青色404号、黄色401号等の有機顔料粉体、赤色223号、赤色218号、橙色201号等の染料、赤色3号、赤色104号、赤色106号、橙色205号、黄色4号、黄色5号、緑色3号、青色1号等のジルコニウム、バリウム又はアルミニウムレーキ等の有機顔料粉体、アルミニウム粉、金粉、銀粉等の金属粉体、微粒子酸化チタン被覆雲母チタン、微粒子酸化亜鉛被覆雲母チタン、硫酸バリウム被覆雲母チタン、酸化チタン含有二酸化珪素、酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体等が挙げられ、これらは1種又は2種以上、または複合化して用いることができる。また、フッ素化合物、金属石ケン、界面活性剤、レシチン、アミノ酸、油剤、炭化水素等を用いた公知の方法により表面処理したものを用いても良い。
本発明における成分(F)の含有量は0.001〜25%、更には0.001〜15%であることが好ましい。この範囲であると、色もちのよさ、二次付着レス効果が十分に発揮される。
本発明の油性固形メークアップ化粧料は、更に成分(G)親油性界面活性剤を含有すると化粧膜の均一性および良好な安定性において好ましい。成分(G)としては、本発明の油性固形メークアップ化粧料の効果を妨げないものであれば特に限定されず使用することができる。例えばグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシアルキレンアルキル共変性オルガノポリシロキサン、ポリエーテル変性オルガノポリシロキサン、レシチン等が挙げられ、これらの中でもセスキイソステアリン酸ソルビタン、セスキオレイン酸ソルビタン、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、セチル/PEG/PPG−10/1ジメチコン、ビス−セチルPEG/PPG−14/14ジメチコン等が加熱製造時に成分(A)や(B)の分離を抑制するため、良好な安定性において好ましく、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン、セチル/PEG/PPG−10/1ジメチコン、ビス−セチルPEG/PPG−14/14ジメチコン等のジメチルポリシロキサンを骨格とするシリコーン系の親油性界面活性剤が更に好ましい。これらの市販品として、セスキイソステアリン酸ソルビタンとしてはコスモール182V、セスキオレイン酸ソルビタンとしては、コスモール82(以上、日清オイリオグループ社製)、ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチルシロキシエチルジメチコンとしては、KF−6105、PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンとしてはKF−6028、ラウリルPEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコンとしては、KF−6038(以上、信越化学工業社製)、セチル/PEG/PPG−10/1ジメチコンとしては、ABIL EM90(Degussa社製)、ビス−セチルPEG/PPG−14/14ジメチコンとしては、ABIL EM97(Degussa社製)等が挙げられる。
本発明における成分(G)の含有量は、油性固形メークアップ化粧料中の0.01〜10%が好ましく、更に好ましくは0.1〜5%の範囲である。この範囲であれば、二次付着レス効果を損なうことなく、均一な仕上がりと良好な安定性を更に向上させることが出来る。
本発明の油性固形メークアップ化粧料には、上記の成分(A)〜(G)の他に、通常化粧料に使用される成分、例えば基材やエモリエント成分としての油性成分、粉体、粉体分散や感触調整としての界面活性剤、紫外線吸収剤、保湿剤、褪色防止剤、酸化防止剤、消泡剤、美容成分、防腐剤、香料等を、本発明の効果を損なわない範囲で適宜含有することができる。
油性成分としては、動物油、植物油、合成油等の起源、及び、固形油、半固形油、液体油等の性状を問わず、高級アルコール類、フッ素系油類、油性ゲル化剤類等が挙げられる。具体的には、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、デカメチルシクロペンタシロキサン、フッ素変性オルガノポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油剤類、デンプン脂肪酸エステル、12−ヒドロキシステアリン酸、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。
成分(C)、(F)以外の粉体としては、板状、紡錘状、針状等の形状、微粒子、顔料級などの粒子径、多孔質、無孔質等の粒子構造等により特に限定されず、無機粉体類、有機粉体類、複合粉体類、等が挙げられる。具体的にはカオリン等の無機粉体類、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、N−アシルリジン、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン、ポリメタクリル酸メチル、メチルシロキサン網状重合体等の有機粉体類、微粒子酸化チタン含有二酸化珪素、微粒子酸化亜鉛含有二酸化珪素等の複合粉体、等が挙げられ、これらを1種又は2種以上を用いることができる。また、これら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、金属石ケン、界面活性剤、油剤、炭化水素等を用いた公知の方法により表面処理したものを用いても良い。
成分(G)以外の界面活性剤としては、化粧料一般に用いられている界面活性剤であればいずれのものも使用でき、非イオン性界面活性剤、アニオン性界面活性剤、カチオン性界面活性剤、両性界面活性剤等が挙げられる。
紫外線吸収剤としては、例えばベンゾフェノン系、PABA系、ケイ皮酸系、サリチル酸系、4−tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタン、オキシベンゾン等、保湿剤としては、例えばタンパク質、ムコ多糖、コラーゲン、エラスチン、ケラチン等、酸化防止剤としては、例えばα−トコフェロール、アスコルビン酸等、美容成分としては、例えばビタミン類、消炎剤、生薬等、防腐剤としては、例えばパラオキシ安息香酸エステル、フェノキシエタノール、1,2ペンタンジオール等が挙げられる。
本発明の油性固形メークアップ化粧料は、固形であれば特に限定されず、口紅、リップグロスなどの***化粧料、ファンデーション、コンシーラー、アイライナー、アイカラー、ほほ紅等に用いることができる。中でも、本発明の油性固形メークアップ化粧料の色持ちのよさ、みずみずしいツヤとツヤの持続性、二次付着レス効果とその持続性は、カップなどへの接触機会の多い***化粧料において好適に使用でき、良好な安定性は、加熱溶融充填により成型するものに好適に使用できる。
以下に実施例をあげて本発明を詳細に説明する。尚、これらは本発明を何ら限定するものではない。
実施例1〜9及び比較例1〜6:スティック状口紅
下記表1及び2に示す処方のスティック状口紅を調製し、イ.30℃での成分(A)(B)(D)混合物3相分離状態、ロ.二次付着レス効果の発現の速さ、ハ.色持ちの持続性、ニ.みずみずしいツヤの持続性、ホ.二次付着レス効果と持続性、ヘ.均一な仕上がり、ト.経時安定性について下記評価方法により評価した。その結果も併せて表1及び2に示す。
※1:BELSIL PDM 1000(旭化成ワッカー社製)
※2:KF−54(信越化学工業社製)
※3:シリコン KF−56(信越化学工業社製)
※4:ANTARON V−216(アイエスピー・ジャパン社製)
※5:コスモール222(日清オイリオグループ社製)
※6:コスモール 43V(日清オイリオグループ社製)
※7:PERFORMALENE 655
(融点100℃:ニューフェーズテクノロジー社製)
※8:KF−6105(信越化学工業社製)
※9:AEROSIL R976S(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を均一に105℃にて溶解する。
B.Aに成分(11)〜(15)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に90℃にて溶解充填して冷却固化しスティック状口紅を得た。
(評価方法)
下記評価項目について各々下記方法により評価を行った。
(評価項目)
イ.30℃での成分(A)(B)(D)混合物の3相分離状態
ロ.二次付着レス効果の発現の速さ
ハ.色持ちの持続性
ニ.みずみずしいツヤの持続性
ホ.二次付着レス効果と持続性
ヘ.均一な仕上がり
ト.経時安定性
イの30℃での3相分離状態は、各試料に用いた成分(A)(B)(D)の混合物が30℃において、3相に分離しているかどうかを目視にて確認した。
ロ〜ヘの項目については、各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。パネル各人が下記評価基準にて7段階に評価し評点をつけ、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記判定基準により判定した。なお、ハの色持ちの持続性とニのみずみずしいツヤの持続性については各試料を塗布し、パネルに通常の生活をしてもらった後、6時間後に***上に口紅の色及びツヤの状態を評価した。ロの二次付着レス効果の発現の速さとホの二次付着レス効果と持続性については、塗布後すぐと塗布2時間後にコーヒーカップでお茶を飲み、カップに移ったリップマークの濃淡で評価した。ヘの均一な仕上がりについては、塗布直後の色ムラのなさ及び化粧膜のよれのなさを目視にて評価した。トの経時安定性については、各試料を容器に充填した状態で40℃で1ヶ月保存したものを使用し、塗布膜の均一性や顔料の凝集や分離、発汗が見られないかを評価した。
<評価基準>
(評点):(評価)
6 :非常に良い
5 :良い
4 :やや良い
3 :普通
2 :やや悪い
1 :悪い
0 :非常に悪い
<判定基準>
(判定):(評点の平均点)
◎ :非常に良好 :5.5点を超える
○ :良好 :3.5点を超え5.5点以下
△ :不良 :1点を超え3.5点以下
× :非常に不良 :1点以下
表1及び2の結果から明らかなように、本発明の実施例1〜9のスティック状口紅は、比較例1〜6のスティック状口紅に比べ、二次付着レス効果の発現の速さ、色持ちの持続性、みずみずしいツヤの持続性、二次付着レス効果と持続性、均一な仕上がり、経時安定性に優れたものであった。
一方、成分(A)及び(B)の含有量が少ない比較例1では、成分(A)、(B)及び(D)が30℃において3相に分離するものの、二次付着レス効果の発現の速さ、二次付着レス効果と持続性に欠け、更にそれに伴い成分(F)の分散した化粧膜も色移りにより剥がれてしまうため、色持ちも満足のいくものが得られなかった。また、成分(A)及び(B)の含有量が多い比較例2では、成分(A)、(B)及び(D)が30℃において3相に分離するものの、均一な仕上がりと経時安定性において満足のいくものが得られなかった。成分(A)、(B)及び(D)が3相に分離しない比較例3では、二次付着レス効果の発現の速さ、二次付着レス効果と持続性に欠けそれに伴い色持ちの持続性、みずみずしいツヤの持続性において満足のいくものが得られなかった。成分(A)を含有しない比較例4では、二次付着レス効果と持続性に欠け、それに伴い色持ちの持続性も不十分であり、均一な仕上がりと経時安定性においても満足のいくものが得られなかった。成分(B)を含有しない比較例5では、二次付着レス効果の発現の速さ、二次付着レス効果と持続性に欠け、均一な仕上がりと経時安定性においても満足のいくものが得られなかった。成分(C)を含有しない比較例6では、成分(A)、(B)及び(D)が30℃において3相に分離するものの、分離してしまい固化せず、製剤として成り立たないものであった。
実施例10:金皿充填口紅
(成分) (%)
(1)(エチレン/プロピレン)コポリマー※10 2
(2)キャンデリラワックス※11 8
(3)トリメチルシロキシフェニルジメチコン※1 30
(4)ジメチルポリシロキサン 20
(5)ラウリルPEG−9ポリジメチル
シロキシエチルジメチコン※12 5
(6)ポリブテン※13 10
(7)トリ(カプリル/カプリン酸)グリセリル 5
(8)ジリノール酸ジ(フィトステリル/イソステアリル/
セチル/ステアリル/ベヘニル) 1
(9)ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール 残量
(10)酢酸トコフェロール 0.5
(11)赤色201号 0.5
(12)シリカ※14 0.5
(13)ベンガラ被覆ガラス末 1
(14)シリコーン2%処理黄酸化鉄被覆雲母チタン 2
組成物中のフェニル変性シリコーン粘度(30℃):1000mPa・s
組成物中のジメチルポリシロキサン粘度(30℃):1000mPa・s
※10:ペトロライトEP−700(融点96℃:Baker Petrolite社製)
※11:融点:70℃
※12:KF−6038(信越化学工業社製)
※13:日石ポリブテンHV−100(JX日鉱日石エネルギー社製)
※14:AEROSIL300(日本アエロジル社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(10)を均一に100℃にて溶解する。
B.Aに成分(11)〜(14)を加え、均一に混合する。
C.Bを90℃にて金皿に溶解充填して冷却固化し金皿充填口紅を得た。
以上のようにして得られた金皿充填口紅は、色持ち、ツヤ持ち、二次付着レス効果、均一な仕上がり、経時安定性に優れたものであった。
実施例11:固形状リップグロス
(成分) (%)
(1)フィッシャートロプシュワックス※15 5
(2)イヌリンステアレート 3
(3)トリメチルシロキシフェニルジメチコン※1 35
(4)トリメチルペンタフェニルトリシロキサン※16 20
(5)ジメチルポリシロキサン 3
(6)PEG−9ポリジメチルシロキシエチルジメチコン※17 2
(7)水添ポリイソブテン※18 3
(8)炭酸ジアルキル(14,15) 5
(9)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
(10)ヘキサ(ヒドロキシステアリン酸/ステアリン酸/ロジン酸)
ジペンタエリスリチル 5
(11)フェノキシエタノール 0.2
(12)ハイドロゲンジメチコン5%処理赤色202号 0.5
(13)トリエトキシカプリリルシラン3%処理酸化チタン 0.1
(14)ジメチルシリル化シリカ※9 3
(15)パーフルオロオクチルトリエトキシシラン3%処理
酸化チタン被覆ガラス末 1
(16)球状ポリメチルシルセスキオキサン末 1
組成物中のフェニル変性シリコーン粘度(30℃):400mPa・s
組成物中のジメチルポリシロキサン粘度(30℃):50mPa・s
※15:CIREBELLE108(融点80〜85℃:DKSHジャパン社製)
※16:PH1555 HRI C.F.(東レ・ダウコーニング社製)
※17:KF−6028(信越化学工業社製)
※18:パールリーム24(日油社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(11)を均一に100℃にて溶解する。
B.Aに成分(12)〜(16)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に90℃にて溶解充填して冷却固化し固形状リップグロスを得た。
以上のようにして得られた固形状リップグロスは、色持ち、ツヤ持ち、二次付着レス効果、均一な仕上がり、経時安定性に優れたものであった。
実施例12:固形状ファンデーション
(成分) (%)
(1)カルナウバワックス※19 1
(2)フィッシャートロプシュワックス※15 4
(3)ワセリン 2
(4)リンゴ酸ジイソステアリル 残量
(5)ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチル
シロキシエチルジメチコン※8 3
(6)ジメチルポリシロキサン 10
(7)ジフェニルジメチコン※2 20
(8)フェニルトリメチコン※20 5
(9)スクワラン 1
(10)(ビニルジメチコン/ラウリルジメチコン)
クロスポリマー※21 1
(11)ラウリルPEG−9ポリジメチル
シロキシエチルジメチコン※12 1
(12)パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシル 5
(13)トリメチルシロキシケイ酸 2
(14)デカメチルシクロペンタシロキサン 10
(15)マカデミアナッツ油脂肪酸フィトステリル 0.5
(16)球状シリコーン末※22 10
(17)メタクリル酸メチルクロスポリマー 5
(18)ジメチルシリル化シリカ※9 1
(19)フェノキシエタノール 0.2
(20)トリイソステアリン酸イソプロピルチタン
2%処理酸化チタン 9
(21)メチルハイドロゲンジメチコン2%処理ベンガラ 0.5
(22)ジメチコン3%処理黒酸化鉄 0.1
(23)黄酸化鉄 2
(24)香料 0.1
組成物中のフェニル変性シリコーン粘度(30℃):300mPa・s
組成物中のジメチルポリシロキサン粘度(30℃):100mPa・s
※19:融点80〜86℃
※20:SH556(東レ・ダウコーニング社製)
※21:KSG−43(トリオクタノイン混合物:信越化学工業社製)
※22:KSP−300(信越化学工業社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(15)を均一にて溶解する。
B.Aに成分(16)〜(24)を加え、均一に混合する。
C.Bを容器に90℃にて溶解して充填し、固形状ファンデーションを得た。
以上のようにして得られた固形状ファンデーションは、色持ち、二次付着レス効果、均一な仕上がり、経時安定性に優れたものであった。
実施例13:固形状ほほ紅
(成分) (%)
(1)ポリエチレンワックス※7 3
(2)コメヌカロウ※23 7
(3)トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル 残量
(4)ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチル
シロキシエチルジメチコン※8 1
(5)ジメチルポリシロキサン 20
(6)ジフェニルシロキシフェニルトリメチコン※3 10
(7)トリメチルシロキシフェニルジメチコン※1 30
(8)(PEG−15/ラウリルジメチコン)クロスポリマー※24 2
(9)セチル/PEG/PPG−10/1ジメチコン※25 0.5
(10)イソステアリン酸デキストリン※26 0.5
(11)(ビニルピロリドン/ヘキサデセン)コポリマー※4 5
(12)ホホバ油 0.1
(13)赤色226号 0.4
(14)メチコン・ジメチコン3%処理黄色4号 0.1
(15)ジメチコン2%処理合成金雲母 3
(16)酸化亜鉛 2
(17)硫酸バリウム 1
(18)ポリアクリル酸アルキル 10
(19)フェノキシエタノール 0.1
(20)シリカ※13 0.1
組成物中のフェニル変性シリコーン粘度(30℃):400mPa・s
組成物中のジメチルポリシロキサン粘度(30℃):10mPa・s
※23:融点70〜83℃
※24:KSG−310(信越化学工業社製)
※25:ABIL EM90(Degussa社製)
※26:ユニフィルマHVY(千葉製粉社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(12)を均一に100℃にて溶解する。
B.Aに成分(13)〜(20)を加え、均一に混合する。
C.Bを樹脂皿に90℃にて溶解充填して冷却固化し固形状ほほ紅を得た。
以上のようにして得られた固形状ほほ紅は、色持ち、ツヤ持ち、二次付着レス効果、均一な仕上がり、経時安定性に優れたものであった。
実施例14:固形状アイカラー
(成分) (%)
(1)キャンデリラワックス※11 5
(2)カルナウバワックス※19 5
(3)トリイソステアリン酸ポリグリセリル−2 3
(4)スクワラン 残量
(5)ラウリルポリグリセリル−3ポリジメチル
シロキシエチルジメチコン※8 1
(6)セスキイソステアリン酸ソルビタン 1
(7)ジメチルポリシロキサン 10
(8)フェニルトリメチコン※20 15
(9)トリメチルシロキシフェニルジメチコン※1 10
(10)(ジメチコン/(PEG−10/15))クロスポリマー※27

(11)ビス−セチルPEG/PPG−14/14ジメチコン※28 0.1
(12)ジ水添ロジンダイマージリノレイル※29 4
(13)トリメチルシロキシケイ酸 2
(14)ジブチルヒドロキシトルエン 0.01
(15)パラオキシ安息香酸メチル 0.1
(16)天然ビタミンE 0.1
(17)青色1号 0.5
(18)赤色202号 0.1
(19)ジメチコン処理3%ベンガラ 0.5
(20)架橋型シリコーン・網状型シリコーンブロック共重合体 3
(21)ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・エポキシ積層末 5
(22)雲母チタン 5
(23)パーフルオロオクチルトリエトキシシラン5%処理
酸化チタン被覆ガラス末 5
(24)酸化チタン被覆合成マイカ 10
(25)ジステアルジモニウムヘクトライト 2
(26)シリカ※14 1
組成物中のフェニル変性シリコーン粘度(30℃):300mPa・s
組成物中のジメチルポリシロキサン粘度(30℃):10mPa・s
※27:KSG−210(信越化学工業社製)
※28:ABIL EM97(Degussa社製)
※29:LUSPLAN DD−DHR(日本精化社製)
(製造方法)
A.成分(1)〜(14)を均一に90℃にて溶解する。
B.Aに成分(15)〜(26)を加え、均一に混合、分散する。
C.Bを容器に85℃にて充填して冷却し固形状アイカラーを得た。
以上のようにして得られた固形状アイカラーは、色持ち、ツヤ持ち、二次付着レス効果、均一な仕上がり、経時安定性に優れたものであった。

Claims (6)

  1. 次の成分(A)(B)(C)(D)(E)及び(F)
    (A)フェニル変性シリコーン
    (B)ジメチルポリシロキサン
    (C)煙霧状粉体
    (D)炭化水素油およびエステル油から選ばれる1種または2種以上の油剤
    (E)ワックス
    (F)着色剤
    を含有する油性固形メークアップ化粧料であって、成分(A)及び(B)を化粧料中に合計で35〜75質量%含有し、成分(A)、(B)及び(D)の混合物が30℃で3相に分離し、前記成分(A)のフェニル変性シリコーンの粘度が30℃において300mPa・s〜1000mPa・sである油性固形メークアップ化粧料。
  2. 前記成分(B)のジメチルポリシロキサンの粘度が30℃において10mPa・s〜1000mPa・sである請求項1に記載の油性固形メークアップ化粧料。
  3. 前記成分(C)がシリカである請求項1または2に記載の油性固形メークアップ化粧料。
  4. 前記成分(C)の含有量が0.1〜3質量%である請求項1〜のいずれかに記載の油性固形メークアップ化粧料。
  5. ***化粧料である請求項1〜のいずれかに記載の油性固形メークアップ化粧料。
  6. 前記成分(D)がエステル油であり、当該エステル油の含有量が20〜60質量%である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の油性固形メークアップ化粧料。
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