JP6683285B1 - 内線電話システム、主装置、プログラム、および内線電話システムの発信方法 - Google Patents

内線電話システム、主装置、プログラム、および内線電話システムの発信方法 Download PDF

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Abstract

【課題】携帯電話網を介して携帯端末に内線電話サービスを提供する内線電話システムにおいて、携帯端末の発信処理時間を短縮する技術を提供する。【解決手段】内線電話システムにおいて、主装置1及び携帯端末3間を、携帯電話網4に加えてIP網5でも接続する。携帯端末3は、相手番号の指定を伴う発信操作をユーザから受け付けた場合に、IP網5を介して主装置1に相手番号を通知するとともに、携帯電話網4に、主装置番号を発信先とする接続要求を送信する。主装置1は、主装置番号を発信先とする接続要求を携帯端末3から受信すると、接続応答を返信して携帯端末3との間に通話路を確立するとともに、IP網5を介して携帯端末3から受信した相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網6−1〜6−nへ送信する。そして、発信先との間に通話路が確立されたならば、この通話路を、携帯端末3との間に確立された通話路に接続する。【選択図】図1

Description

本発明は、主装置が携帯電話網を介して携帯端末に内線電話サービスを提供する内線電話システムに関し、特に、この内線電話システムの発信処理技術に関する。
近年、スマートホン等の携帯端末を用いた内線電話システムが知られている(例えば特許文献1)。この種の内線電話システムにおいて、主装置が携帯電話網を介して携帯端末に内線電話サービスを提供する場合、一般に、図9に示すようなシーケンスに従って発信処理を実施している。
すなわち、携帯端末81は、通話相手の電話番号(相手番号)の指定を伴う発信操作をユーザから受け付けると(S50)、内線電話サービスを提供する主装置80の電話番号(主装置番号)を発信先とする接続要求を携帯電話網82に送信する(S51)。この接続要求は、携帯電話網82を介して主装置80に着信する。
これを受けて、主装置80は、携帯電話網82を介して携帯端末81に接続応答を送信する(S52)。これにより、携帯電話網82を介して主装置80と携帯端末81との間に通話路が確立される(S53)。それから、主装置80は、確立された通話路を介して携帯端末81にDT(Dial Tone)信号を送信する(S54)。
携帯端末81は、主装置80から通話路を介してDT信号を受信すると、発信操作(S50)によりユーザから受け付けた相手番号を表すPB(Push Button)信号を、この通話路に一桁ずつ順番に送信する(S55)。
主装置80は、携帯端末81から通話路を介してPB信号を受信すると、このPB信号により特定される相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網83に送信して(S56)、電話網83から接続応答を受信する(S57)。これにより、電話網83を介して、主装置80と通話相手との間に通話路が確立され(S58)、主装置80は、携帯端末81との間に確立された通話路と、通話相手との間に確立された通話路とを接続して、携帯端末81および通話相手間を中継(電話交換)する(S59)。
特開2008−187224号公報
上述したように、携帯電話網を介して携帯端末に内線電話サービスを提供する従来の内線電話システムでは、携帯端末と主装置との間に通話路を確立し、この通話路を介して携帯端末から主装置に、相手番号を表すPB信号を一桁ずつ順番に送信することにより、携帯端末から主装置へ相手番号を通知している。このため、携帯端末のユーザが発信操作を行ってから通話相手が呼び出されるまでの時間が長いという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、主装置が携帯電話網を介して携帯端末に内線電話サービスを提供する内線電話システムにおいて、携帯端末の発信処理時間を短縮することができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、主装置および携帯端末間を、携帯電話網に加えて、IP(Internet Protocol)網でも接続する。そして、携帯端末は、相手番号の指定を伴う発信操作をユーザから受け付けた場合に、IP網を介して主装置に相手番号を通知するとともに、主装置番号を発信先とする接続要求を携帯電話網に送信する。一方、主装置は、主装置番号を発信先とする接続要求を携帯端末から受信すると、接続応答を返信して、この携帯端末との間に通話路を確立するとともに、IP網を介してこの携帯端末から受信した相手番号を発信先とする接続要求を、所定の電話網へ送信する。そして、発信先から接続応答を受信して、この発信先との間に通話路が確立されたならば、この通話路を、携帯端末との間に確立された通話路に接続する。
例えば、本発明の内線電話システムは、
携帯端末と、前記携帯端末を収容する主装置と、を備えた内線電話システムであって、
前記携帯端末は、
ユーザから、通話相手の電話番号である相手番号の指定を伴う発信操作を受け付けた場合に、IP(Internet Protocol)網を介して前記主装置に当該相手番号を通知する相手番号通知手段と、
前記発信操作を受け付けた場合に、前記主装置の電話番号である主装置番号を発信先とする接続要求を携帯電話網に送信する発信手段と、を有し、
前記主装置は、
前記IP網を介して前記携帯端末から前記相手番号を受信する相手番号受信手段と、
前記携帯電話網から前記接続要求が着信した場合に、当該接続要求の発信元である前記携帯端末に接続応答を送信して、前記携帯電話網を介して当該携帯端末との間に通話路を確立する着信処理手段と、
前記接続要求が着信した場合に、前記相手番号受信手段により受信された前記相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網に送信して、当該電話網を介して前記通話相手との間に通話路を確立する発信処理手段と、
前記携帯端末との間に確立された前記通話路と、前記通話相手との間に確立された前記通話路とを接続して、前記携帯端末および前記通話相手間を中継する中継手段と、を有する。
また、本発明の主装置は、
携帯端末に内線電話サービスを提供する主装置であって、
IP(Internet Protocol)網を介して前記携帯端末から、通話相手の電話番号である相手番号を受信する相手番号受信手段と、
携帯電話網から前記携帯端末の電話番号を発信元とする接続要求が着信した場合に、当該携帯端末に接続応答を送信して、前記携帯電話網を介して当該携帯端末との間に通話路を確立する着信処理手段と、
前記接続要求が着信した場合に、前記相手番号受信手段により受信された前記相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網に送信して、当該電話網を介して前記通話相手との間に通話路を確立する発信処理手段と、
前記携帯端末との間に確立された前記通話路と、前記通話相手との間に確立された前記通話路とを接続して、前記携帯端末および前記通話相手間を中継する中継手段と、を有する。
本発明では、IP網を介して携帯端末から主装置に相手番号を通知するので、主装置および携帯端末間に確立された通話路を介して、相手番号を表すPB信号を携帯端末から主装置へ一桁ずつ順番に送信する必要がない。このため、従来に比べて、携帯端末のユーザが発信操作を行ってから通話相手を呼び出すまでの時間を短縮することができる。したがって、本発明によれば、主装置が携帯電話網を介して携帯端末に内線電話サービスを提供する内線電話システムにおいて、携帯端末の発信処理時間を短縮することができる。
図1は、本発明の一実施の形態に係る内線電話システムの概略構成図である。 図2は、本発明の一実施の形態に係る内線電話システムの発信動作を説明するためのシーケンス図である。 図3は、主装置1の概略構成図である。 図4は、端末情報記憶部13の登録内容例を模式的に表した図である。 図5は、特番情報記憶部14の登録内容例を模式的に表した図である。 図6は、主装置1の発信処理を説明するためのフロー図である。 図7は、携帯端末3の概略構成図である。 図8は、携帯端末3の発信処理を説明するためのフロー図である。 図9は、主装置80が携帯電話網82を介して携帯端末81に内線電話サービスを提供する従来の内線電話システムの発信動作を説明するためのシーケンス図である。
以下に、本発明の一実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係る内線電話システムの概略構成図である。
図示するように、本実施の形態に係る内線電話システムは、スマートホン等の携帯端末3と、携帯端末3に内線電話サービスを提供する主装置1と、を備えている。携帯端末3は、基地局2を介して携帯電話網4およびIP網5と接続されている。主装置1は、携帯電話網4、IP網5、および、それぞれ異なる電気通信事業者が提供する複数の電話網6−1〜6−n(以下、単に電話網6とも呼ぶ)と接続されている。
図2は、本実施の形態に係る内線電話システムの発信動作を説明するためのシーケンス図である。
まず、携帯端末3は、通話相手の電話番号(相手番号)および利用する電話網6の指定を伴う発信操作をユーザから受け付けると(S10)、IP網5を介して主装置1にHTTPS(HyperText Transfer Protocol over SSL/TLS)接続要求を送信する(S11)。
これを受けて、主装置1は、HTTPS接続要求の送信元である携帯端末3に接続応答を送信する(S12)。これにより、IP網5を介して、主装置1および携帯端末3間にHTTPSのセッションが確立される。それから、携帯端末3は、ユーザから受け付けた発信操作で指定された相手番号に、この発信操作で指定された電話網6に付与された特番を付加して、この特番+相手番号を含むHTTPのPOSTリクエストをHTTPSのセッションを介して主装置1に送信する(S13)。
これを受けて、主装置1は、POSTリクエストの送信元である携帯端末3に応答レスポンスを送信する。つぎに、携帯端末3は、主装置1の電話番号(主装置番号)を発信先とする接続要求を携帯電話網4に送信する(S14)。この接続要求は、携帯電話網4を介して主装置1に着信する。
これを受けて、主装置1は、携帯電話網4を介して携帯端末3に接続応答を送信する(S15)。これにより、携帯電話網4を介して主装置1と携帯端末3との間に通話路が確立される(S16)。それから、主装置1は、電話網6毎に設けられたゲートウェイ120(図3参照)のなかから、携帯端末3より受信したPOSTリクエストに含まれている特番が付与された電話網6と接続するゲートウェイ120を選択する(S17)。
つぎに、主装置1は、選択したゲートウェイ120を用いて、携帯端末3より受信したPOSTリクエストに含まれている特番が付与された電話網6に、このPOSTリクエストに含まれている相手番号を発信先とする接続要求を送信し(S18)、この電話網6から接続応答を受信する(S19)。これにより、電話網6を介して、主装置1と通話相手との間に通話路が確立され(S20)、主装置1は、携帯端末3との間に確立された通話路と、通話相手との間に確立された通話路とを接続して、携帯端末3および通話相手間を中継(電話交換)する(S21)。
つぎに、本実施の形態に係る内線電話システムを構成する主装置1および携帯端末3の詳細を説明する。
まず、主装置1について説明する。
図3は、主装置1の概略構成図である。
図示するように、主装置1は、IP網インターフェース部10と、携帯電話網インターフェース部11と、ゲートウェイ群12と、端末情報記憶部13と、特番情報記憶部14と、相手番号受信部15と、ゲートウェイ選択部16と、着信処理部17と、発信処理部18と、中継部19と、主制御部20と、を備えている。
IP網インターフェース部10は、IP網5に接続するためのインターフェースであり、携帯電話網インターフェース部11は、携帯電話網4に接続するためのインターフェースである。
ゲートウェイ群12は、電話網6−1〜6−nのそれぞれに対応して設けられた複数のゲートウェイ120−1〜120−n(以下、単にゲートウェイ120とも呼ぶ)を有する。ゲートウェイ120は、対応する電話網6−1〜6−nに接続するためのインターフェースである。
端末情報記憶部13には、主装置1が収容する携帯端末3の情報が記憶されている。
図4は、端末情報記憶部13の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、端末情報記憶部13には、主装置1が収容する携帯端末3毎に、端末情報のレコード130が記憶されている。端末情報のレコード130は、携帯端末3の電話番号が登録されたフィールド131と、ユーザ名を含むユーザ情報が登録されたフィールド132と、IPアドレスが登録されたフィールド133と、携帯端末3から受信した特番を登録するためのフィールド134と、携帯端末3から受信した相手番号を登録するためのフィールド135と、を有する。
特番情報記憶部14には、電話網6−1〜6−nに付与された特番の情報が記憶されている。
図5は、特番情報記憶部14の登録内容例を模式的に表した図である。
図示するように、特番情報記憶部14には、特番毎に、特番情報のレコード140が記憶されている。特番情報のレコード140は、特番が登録されたフィールド141と、この特番が付与された電話網6の情報が登録されたフィールド142と、この特番が付与された電話網6に接続するゲートウェイ120の情報が登録されたフィールド143と、を有する。
相手番号受信部15は、IP網インターフェース部10を介して携帯端末3から、HTTPS接続要求、および、特番が付加された相手番号を含むHTTPのPOSTリクエストを受信する。
ゲートウェイ選択部16は、特番情報記憶部14を参照し、相手番号受信部15が携帯端末3から受信した相手番号に付加されている特番に対応するゲートウェイ120を、ゲートウェイ群12から選択する。
着信処理部17は、携帯電話網インターフェース部11を介して、携帯電話網4から携帯端末3の電話番号を発信元とする接続要求が着信した場合に、携帯端末3に接続応答を送信して、携帯電話網4を介して携帯端末3との間に通話路を確立する。
発信処理部18は、携帯電話網インターフェース部11を介して携帯電話網4から携帯端末3の電話番号を発信元とする接続要求が着信した場合に、相手番号受信部15が携帯端末3から受信した相手番号を発信先とする接続要求を、ゲートウェイ選択部16により選択されたゲートウェイ120を介して、相手番号受信部15が携帯端末3から受信した特番に対応する電話網6に送信して、この電話網6を介して通話相手との間に通話路を確立する。
中継部19は、着信処理部17によって携帯端末3との間に確立された通話路と、発信処理部18によって通話相手との間に確立された通話路とを接続して、携帯端末3および通話相手間を中継(電話交換)する。
そして、主制御部20は、主装置1の各部10〜19を統括的に制御する。
図6は、主装置1の発信処理を説明するためのフロー図である。
このフローは、相手番号受信部15が、携帯端末3からIP網インターフェース部10を介してHTTPS接続要求を受信することにより開始される。
まず、相手番号受信部15は、IP網インターフェース部10を介して携帯端末3に接続応答を送信して、携帯端末3との間にHTTPSセッションを確立する(S100)。それから、相手番号受信部15は、このHTTPSセッションを介して携帯端末3から、HTTPのPOSTリクエストが送られてくるのを待つ(S101)。
つぎに、相手番号受信部15は、携帯端末3からPOSTリクエストを受信すると(S101でYES)、このPOSTリクエストに含まれている特番および相手番号を、携帯端末3のIPアドレスとともに主制御部20に通知する。
これを受けて、主制御部20は、相手番号受信部15から受け取った携帯端末3のIPアドレスがフィールド133に登録されている端末情報のレコード130を端末情報記憶部13から検索する。そして、検索した端末情報のレコード130のフィールド134、135に、相手番号受信部15から受け取った特番および相手番号をそれぞれ登録する(S102)。
つぎに、着信処理部17は、携帯電話網インターフェース部11を介して携帯電話網4から、主装置番号を発信先とし、携帯端末3の電話番号を発信元とする接続要求が着信すると(S103でYES)、携帯電話網インターフェース部11および携帯電話網4を介してこの携帯端末3に接続応答を送信し、主装置1とこの携帯端末3との間に通話路を確立する(S104)。また、この携帯端末3の電話番号を主制御部20に通知する。
これを受けて、主制御部20は、着信処理部17から受け取った携帯端末3の電話番号がフィールド131に登録されている端末情報のレコード130を端末情報記憶部13から検索する。そして、検索した端末情報のレコード130のフィールド134、135に登録されている特番および相手番号を取得する。それから、主制御部20は、取得した特番をゲートウェイ選択部16に通知して、ゲートウェイ120の選択を指示する。
つぎに、ゲートウェイ選択部16は、主制御部20から受け取った特番がフィールド141に登録されている特番情報のレコード140を特番情報記憶部14から検索する。そして、検索した特番情報のレコード140のフィールド143に登録されている情報により特定されるゲートウェイ120をゲートウェイ群12から選択する(S105)。
つぎに、主制御部20は、取得した相手番号および携帯端末3の電話番号を、ゲートウェイ選択部16により選択されたゲートウェイ120とともに発信処理部18に通知する。これを受けて、発信処理部18は、主制御部20により通知されたゲートウェイ120を介して、このゲートウェイ120に接続している電話網6に、相手番号を発信先とし、携帯端末3の電話番号を発信元とする接続要求を送信する(S106)。それから、発信処理部18は、このゲートウェイ120を介して接続要求の発信先である通話相手から接続応答を受信して、この通話相手との間に通話路を確立する(S107)。また、相手番号を、通話相手との通話路が確立された電話網と接続するゲートウェイ120の情報とともに主制御部20に通知する。
つぎに、主制御部20は、着信処理部17より通知された携帯端末3の電話番号と、発信処理部18より通知された相手番号およびゲートウェイ120の情報と、を中継部19に通知する。これを受けて、中継部19は、携帯電話網インターフェース部11を介して携帯端末3との間に確立された通話路と、発信処理部18により通知されたゲートウェイ120を介して通話相手との間に確立された通話路と、を接続して、携帯端末3および通話相手間を中継(電話交換)する(S108)。
つぎに、携帯端末3について説明する。
図7は、携帯端末3の概略構成図である。
図示するように、携帯端末3は、IP網インターフェース部30と、携帯電話網インターフェース部31と、マンマシンインターフェース部32と、電話機能部33と、相手番号通知部34と、主制御部35と、を備えている。
IP網インターフェース部30は、IP網5に接続するためのインターフェースであり、携帯電話網インターフェース部31は携帯電話網4に接続するためのインターフェースである。
マンマシンインターフェース部32は、ユーザに情報を提示したり、ユーザから情報の入力を受け付けたり、ユーザが電話したりするためのインターフェースであり、例えば、タッチパッド等の入力装置と、液晶ディスプレイ等の表示装置と、ハンドセット等の音声入出力装置と、を有している。
電話機能部33は、電話機として機能するために必要な処理を実施する。具体的には、所定の呼制御プロトコルに従って携帯電話網4と呼制御メッセージを送受信することにより、通話相手との間に通話路を確立したり、確立された通話路を解放したりする。また、所定の伝送プロトコルに従い、確立されている通話路を介して通話相手と音声通話を実施する。
相手番号通知部34は、IP網インターフェース部30を介して主装置1に、マンマシンインターフェース部32を介してユーザから受け付けた発信操作により特定される特番および相手番号を含む、HTTPのPOSTリクエストを送信する。
そして、主制御部35は、携帯端末3の各部30〜34を統括的に制御する。
図8は、携帯端末3の発信処理を説明するためのフロー図である。
このフローは、マンマシンインターフェース部32が、相手番号および利用する電話網6の指定を伴う発信操作をユーザから受け付けることにより開始される。
まず、主制御部35は、マンマシンインターフェース部32を介してユーザから受け付けた発信操作で指定された電話網6に付与されている特番を特定する。それから、主制御部35は、発信操作で指定された相手番号を、この特番とともに相手番号通知部34に通知する。これを受けて、相手番号通知部34は、IP網インターフェース部30を介して主装置1にHTTPS接続要求を送信する(S200)。そして、IP網インターフェース部30を介して主装置1から接続応答を受信し、IP網5を介して主装置1との間にHTTPSセッションが確立したならば(S201)、相手番号に特番を付加し、この特番が付加された相手番号を含むHTTPのPOSTリクエストを、確立されたHTTPSセッションを介して主装置1に送信する(S202)。
つぎに、主制御部35は、主装置1への発信を電話機能部33に指示する。これを受けて、電話機能部33は、携帯電話網インターフェース部31を介して携帯電話網4に、発信先を主装置番号とする接続要求を送信する(S203)。そして、携帯電話網インターフェース部31を介して携帯電話網4から接続応答を受信することにより、主装置1との間に通話路が確立される(S204)。その後、主装置1において、主装置1および携帯端末3間に確立された通話路と、主装置1および通話相手間に確立された通話路とが接続されて両通話路が中継されることにより、携帯端末3と通話相手との通話が可能となる(S205)。
以上、本発明の一実施の形態を説明した。
本実施の形態では、IP網5を介して携帯端末3から主装置1に相手番号を通知するので、携帯電話網4を介して主装置1および携帯端末3間に確立された通話路を介して、相手番号を表すPB信号を携帯端末3から主装置1へ一桁ずつ順番に送信する必要がない。このため、従来に比べて、携帯端末3のユーザが発信操作を行ってから通話相手を呼び出すまでにかかる時間を短縮することができる。したがって、本実施の形態によれば、主装置1が携帯電話網4を介して携帯端末3に内線電話サービスを提供する内線電話システムにおいて、携帯端末3からの発信処理時間を短縮することができる。
また、本実施の形態において、携帯端末3は、主装置1との間にHTTPSセッションを確立し、このHTTPSセッションを介して主装置1に相手番号を通知するので、安全かつ確実に相手番号を主装置1に通知することができる。
また、本実施の形態において、携帯端末3は、発信操作により相手番号とともに指定された電話網6に付与された特番を相手番号に付加して、この特番が付加された相手番号を、IP網5を介して主装置1に通知している。そして、主装置1は、携帯端末3から受信した相手番号に付加された特番に基づいてゲートウェイ群12からゲートウェイ120を選択し、選択したゲートウェイ120を介して電話網6に、相手番号を発信先とする接続要求を送信する。このため、携帯端末3は、主装置1が提供する内線電話サービスを利用して、例えば、異なる電気通信事業者が提供する複数の電話網6に発信することができる。
なお、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記の実施の形態において、図3に示す主装置1の機能構成は、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)などの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSP(Digital Signal Processor)等の計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、HDD等の補助記憶装置、およびNIC(Network Interface Card)、電話回線ボード等の通信インターフェースを備えたPC(Personal Computer)の汎用コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
また、図7に示す携帯端末3の機能構成も、主装置1と同様に、ASIC、FPGAなどの集積ロジックICによりハード的に実現されるものでもよいし、あるいはDSPなどの計算機によりソフトウエア的に実現されるものでもよい。または、CPU、メモリ、フラッシュメモリ等の補助記憶装置、および無線モジュール等の通信インターフェースを備えたスマートホン等の携帯型コンピュータにおいて、CPUが所定のプログラムを補助記憶装置からメモリ上にロードして実行することで実現されるものでもよい。
また、上記の実施の形態では、HTTPのPOSTリスエストを利用して、携帯端末3から主装置1に相手番号を通知しているが、本発明はこれに限定されない。例えばHTTPのGETリクエストを利用して、あるいは独自プロトコルに従って、携帯端末3から主装置1に相手番号を通知するようにしてもかまわない。
また、上記の実施の形態において、電話網6−1〜6−nの一つが携帯電話網4であってもよい。また、電話網6は、一つであってもかまわない。この場合、ゲートウェイ群12に含まれるゲートウェイ120は一つでよい。また、携帯端末3から主装置1に通知される相手番号に付加する特番を省略することができる。
1:主装置 2:基地局 3:携帯端末 4:携帯電話網
5:IP網 6、6−1〜6−n:電話網
10:IP網インターフェース部 11:携帯電話網インターフェース部
12:ゲートウェイ群 13:端末情報記憶部 14:特番情報記憶部
15:相手番号受信部 16:ゲートウェイ選択部
17:着信処理部 18:発信処理部 19:中継部
20:主制御部 30:IP網インターフェース部
31:携帯電話網インターフェース部
32:マンマシンインターフェース部
33:電話機能部 34:相手番号通知部
35:主制御部 120−1〜120−n:ゲートウェイ

Claims (6)

  1. 携帯端末と、前記携帯端末を収容する主装置と、を備えた内線電話システムであって、
    前記携帯端末は、
    ユーザから、通話相手の電話番号である相手番号の指定を伴う発信操作を受け付けた場合に、IP(Internet Protocol)網を介して前記主装置に当該相手番号を通知する相手番号通知手段と、
    前記発信操作を受け付けた場合に、前記主装置の電話番号である主装置番号を発信先とする接続要求を携帯電話網に送信する発信手段と、を有し、
    前記主装置は、
    前記IP網を介して前記携帯端末から前記相手番号を受信する相手番号受信手段と、
    前記携帯電話網から前記接続要求が着信した場合に、当該接続要求の発信元である前記携帯端末に接続応答を送信して、前記携帯電話網を介して当該携帯端末との間に通話路を確立する着信処理手段と、
    前記接続要求が着信した場合に、前記相手番号受信手段により受信された前記相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網に送信して、当該電話網を介して前記通話相手との間に通話路を確立する発信処理手段と、
    前記携帯端末との間に確立された前記通話路と、前記通話相手との間に確立された前記通話路とを接続して、前記携帯端末および前記通話相手間を中継する中継手段と、を有する
    ことを特徴とする内線電話システム。
  2. 請求項1に記載の内線電話システムであって、
    前記相手番号通知手段は、
    前記主装置との間に確立されたHTTPS(HyperText Transfer Protocol over SSL/TLS)セッションを介して前記相手番号を前記主装置に通知する
    ことを特徴とする内線電話システム。
  3. 請求項1または2に記載の内線電話システムであって、
    前記相手番号通知手段は、
    前記相手番号に、前記発信操作で前記相手番号とともに指定された前記電話網に付与された特番を付加して、前記IP網を介して前記主装置に、当該特番が付加された前記相手番号を通知し、
    前記主装置は、
    複数の前記電話網のそれぞれに対応して設けられ、対応する前記電話網に接続するためのゲートウェイと、
    前記接続要求が着信した場合に、前記相手番号受信手段により受信された前記相手番号に付加されている前記特番により特定される前記ゲートウェイを選択するゲートウェイ選択手段と、をさらに有し、
    前記発信処理手段は、
    前記接続要求が着信した場合に、前記ゲートウェイ選択手段により選択された前記ゲートウェイを介して、当該ゲートウェイに対応する前記電話網に、前記相手番号を発信先とする接続要求を送信する
    ことを特徴とする内線電話システム。
  4. 携帯端末に内線電話サービスを提供する主装置であって、
    IP(Internet Protocol)網を介して前記携帯端末から、通話相手の電話番号である相手番号を受信する相手番号受信手段と、
    前記携帯端末の電話番号を発信元とする接続要求が携帯電話網から着信した場合に、当該携帯端末に接続応答を送信して、前記携帯電話網を介して当該携帯端末との間に通話路を確立する着信処理手段と、
    前記接続要求が着信した場合に、前記相手番号受信手段により受信された前記相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網に送信して、当該電話網を介して前記通話相手との間に通話路を確立する発信処理手段と、
    前記携帯端末との間に確立された前記通話路と、前記通話相手との間に確立された前記通話路とを接続して、前記携帯端末および前記通話相手間を中継する中継手段と、を有する
    ことを特徴とする主装置。
  5. コンピュータで実行可能なプログラムであって、
    前記プログラムは、
    前記コンピュータを、携帯端末に内線電話サービスを提供する主装置として機能させ、
    前記主装置は、
    IP(Internet Protocol)網を介して前記携帯端末から通話相手の電話番号である相手番号を受信する相手番号受信手段と、
    前記携帯端末の電話番号を発信元とする接続要求が携帯電話網から着信した場合に、当該携帯端末に接続応答を送信して、前記携帯電話網を介して当該携帯端末との間に通話路を確立する着信処理手段と、
    前記接続要求が着信した場合に、前記相手番号受信手段により受信された前記相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網に送信して、当該電話網を介して前記通話相手との間に通話路を確立する発信処理手段と、
    前記携帯端末との間に確立された前記通話路と、前記通話相手との間に確立された前記通話路とを接続して、前記携帯端末および前記通話相手間を中継する中継手段と、を有する
    ことを特徴とするプログラム。
  6. 携帯端末と、前記携帯端末を収容する主装置と、を備えた内線電話システムの発信方法であって、
    前記携帯端末は、
    ユーザから、通話相手の電話番号である相手番号の指定を伴う発信操作を受け付けた場合に、IP(Internet Protocol)網を介して前記主装置に当該相手番号を通知するとともに、前記主装置の電話番号である主装置番号を発信先とする接続要求を携帯電話網に送信し、
    前記主装置は、
    前記IP網を介して前記携帯端末から前記相手番号を受信し、
    前記携帯電話網から前記接続要求が着信した場合に、当該接続要求の発信元である前記携帯端末に接続応答を送信して、前記携帯電話網を介して当該携帯端末との間に通話路を確立するとともに、当該携帯端末から受信した前記相手番号を発信先とする接続要求を所定の電話網に送信して、当該電話網を介して前記通話相手との間に通話路を確立し、
    前記携帯端末との間に確立された前記通話路と、前記通話相手との間に確立された前記通話路とを接続して、前記携帯端末および前記通話相手間を中継する
    ことを特徴とする内線電話システムの外線発信方法。
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