JP6683024B2 - 情報処理システム、画像処理方法、画像処理装置、およびプログラム - Google Patents

情報処理システム、画像処理方法、画像処理装置、およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理システム、画像処理方法、画像処理装置、およびプログラムに関する。
従来、あるシステムにおいて、ユーザから媒体を手渡されたオペレータが、ユーザや媒体に応じて異なる処理を行うことがある。
上記システムの具体例としては、病院の受付業務がある。病院の受付において、受付担当者(オペレータ)は、患者(ユーザ)から保険証や診察券(媒体)を受け取って受付順を管理する他、必要に応じて、診察券を発行し、また、患者に対して問診票の記入や保険証の再提示を求める。
病院の受付業務をある程度自動化した従来技術には、例えば特許文献1に記載されたような、保険証や診察券をスキャンしてデータを得るとともに受付票を発行するというものがある。
上述の特許文献1では、例えば、問診票の要否の判断などを取り扱っていない。このため、受付担当者が不慣れである場合には特に、患者に対する問診票の記入依頼が遅れるおそれがあり、これが影響して患者の診察順が後回しになってしまう可能性がある。
病院の受付業務は、上述のように、受付順の管理の他にも雑多にあるので、こういったシステムの自動化には、改善の余地が残されている。例えば、患者から媒体を受け取った受付担当者に対してやるべき作業を示したり、媒体に基づくデータの登録を行ったり、問診票などの必要書類を出力したりするような、受付で行うとされている雑多な業務を総合的に支援して取りこぼしを防ぐ技術は、従来提供されていない。
なお、上述の病院の受付業務についての説明は、ユーザの媒体を取り扱って処理するシステムの一例である。つまり、上記課題は病院受付に限られたものではなく、ユーザの媒体を取り扱う他のシステムにも、同様の課題をもつものがある。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、ユーザ所有の媒体を取り扱って受付等の処理を行う情報処理システム、画像処理方法、画像処理装置、およびプログラムにおいて、ユーザおよび媒体に応じて異なる処理を実行可能とすることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、ユーザ所有の保険証および診察券の少なくとも一方である媒体を読み取って画像データを得る読取手段と、前記読取手段が読み取った前記画像データから予め定められたルールに則して前記媒体の種類を特定する特定手段と、前記特定手段によって特定された前記媒体の種類に応じた所定の情報を前記画像データから認識する認識手段と、複数のユーザに関する情報であるユーザ情報を前記ユーザごとに記憶するユーザ情報記憶手段と、前記ユーザに関して実行する処理と前記媒体の種類と前記ユーザ情報の有無との組合せに応じた基準に基づいて前記ユーザを分類するグループを記憶したグループ記憶手段と、前記認識手段が認識した前記媒体の種類に応じた所定の情報と前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記媒体を所有するユーザのユーザ情報と前記基準とに基づき前記ユーザが属するグループを判断するものであって、前記ユーザ情報記憶手段にユーザ情報が無かったユーザを初診グループとし、前記ユーザ情報記憶手段にユーザ情報が有ったユーザを再診グループとする判断手段と、前記判断手段が判断した前記グループに応じて前記ユーザに関して実行する処理を出力する出力手段と、を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ユーザ所有の媒体の読取を契機に、ユーザが属するグループに応じた作業を実行することができるという効果を奏する。
図1は、第1実施形態にかかる情報処理システムの構成を示す図である。 図2は、サーバの構成を示すブロック図である。 図3は、画像処理装置のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。 図4は、画像処理装置のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。 図5は、操作部のホーム画面の一例を示す図である。 図6は、操作部の機能構成例を示す図である。 図7は、本体の機能構成例を示す図である。 図8は、保険証の一例を示す図である。 図9は、診察券の一例を示す図である。 図10は、問診票の一例を示す図である。 図11は、患者データの内容の一例を示す図である。 図12は、情報処理システムにおける処理の流れを概略的に示すフローチャートである。 図13は、処理の実行者と対象者との間でのデータのやり取りを示すシーケンス図である。 図14は、受付業務アプリ起動時の表示操作パネルの表示例を示す図である。 図15は、受付で実施する作業の要否を判断する基準の一例を示す表である。 図16は、選択画面の一例を示す図である。 図17は、チェックボックスの初期値の設定例を示す表であって、(a)は、原稿が保険証であった場合、(b)は、原稿が診察券であった場合のものである。 図18は、受付業務アプリが表示操作パネルに表示させる画面の一例を示す図である。 図19は、受付業務アプリが表示操作パネルに表示させる画面の一例を示す図である。
以下に添付図面を参照して、情報処理システム、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態にかかる情報処理システムの構成を示す図である。情報処理システムは、画像処理装置1およびサーバ6を含んでいる。画像処理装置1とサーバ6とは、ネットワーク7により相互に通信可能に接続されている。ネットワーク7は、例えばLAN(Local Area Network)で実現される。
図2は、サーバ6の構成を示すブロック図である。サーバ6は、例えばPC(Personal Computer、パーソナルコンピュータ)などの一般的なコンピュータ構成の情報処理装置であって、制御部61、記憶部62、および入出力部63等を備えている。
制御部61は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)により構成される機能部である。ROMは、書き換え不可の記憶装置であって、CPUが実行するプログラムなどを記憶する。RAMは、CPUがプログラムの実行にあたって用いる値などを一時的に記憶する。CPUは、ROMが記憶するプログラムをRAMに展開して実行することにより、制御部61を実現する。制御部61は、サーバ6の各部を統括的に制御する。
記憶部62は、例えばHDD(Hard Disk Drive)で実現される。記憶部62の記憶内容については、後に詳述する。
入出力部63は、オペレータから操作を受け付ける入力部と、オペレータに情報を示す出力部とを備えている。入力部は、キーボードやマウス等で構成される。出力部は、表示デバイス等である。
画像処理装置1は、例えば複合機(MFP:Multifunction Peripheral)である。複合機とは、プリンタ機能、コピー機能、スキャナ機能、およびファクス(FAX:Facsimile、ファクシミリ)機能のうち少なくとも2つの機能を有する装置である。
図3は、画像処理装置1のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。画像処理装置1は、本体10と操作部20とを備える。本体10と操作部20は、専用の通信路50を介して相互に通信可能に接続されている。通信路50は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることもできるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。
操作部20は、オペレータから操作を受け付ける。本体10は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作や、サーバ6から受信した指示に応じた動作を行う。本体10は、コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種の機能を実現する。
本体10は、CPU11と、ROM12と、RAM13と、不揮発性メモリ14と、ネットワークI/F(インタフェース)15と、接続I/F16と、プリントエンジン30と、スキャナユニット40とを備え、これらがシステムバス17を介して相互に接続されている。
CPU11は、本体10の動作を統括的に制御する。CPU11は、RAM13をワークエリア(作業領域)としてROM12または不揮発性メモリ14などに格納されたプログラムを実行することで、本体10全体の動作を制御し、上述したコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能などの各種機能の制御を実現する。
ネットワークI/F15は、ネットワーク7と接続するためのインタフェースである。接続I/F16は、通信路50を介して操作部20と通信するためのインタフェースである。
プリントエンジン30は、用紙などのシート材への印刷を行うプリンタ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。プリントエンジン30には、更に、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャ(或いはソータ)のような特定のオプションを備えることもできる。
スキャナユニット40は、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。スキャナユニット40には、更に、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションを備えることもできる。
コピー機能およびファクス機能は、プリントエンジン30とスキャナユニット40との協働により実現される。
次に、操作部20は、CPU21と、ROM22と、RAM23と、不揮発性メモリ24と、表示操作パネル25と、接続I/F26とを備え、これらがシステムバス27を介して相互に接続されている。接続I/F26は、通信路50を介して本体10と通信するためのインタフェースである。
CPU21は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU21は、RAM23をワークエリア(作業領域)としてROM22または不揮発性メモリ24などに格納されたプログラムを実行することで、操作部20全体の動作を制御し、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの後述する各種機能を実現する。
表示操作パネル25は、表示デバイスおよび操作デバイスの一例である。表示操作パネル25は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、画像処理装置1の動作状況を示す情報、設定状態などを示す情報など)を表示する。この例では、表示操作パネル25は、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD)で構成されるが、これに限られるものではない。例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL表示装置で構成されてもよい。さらに、これに加えてまたはこれに代えて、ハードウェアキーなどの操作部やランプなどの表示部を設けることもできる。
次に、画像処理装置1のソフトウェア構成について説明する。図4は、画像処理装置1のソフトウェア構成の一例を示す模式図である。本体10は、アプリ層101と、サービス層102と、OS層103とを有する。アプリ層101、サービス層102、および、OS層103の実体は、ROM12や不揮発性メモリ14などに格納されている各種ソフトウェアである。CPU11が、これらのソフトウェアを実行することにより、各種の機能が提供される。
アプリ層101のソフトウェアは、ハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであり、アプリケーションソフトウェア(以下の説明では、単に「アプリ」と称する場合がある)と言われる。例えばアプリとしては、コピー機能を提供するためのコピーアプリ、スキャナ機能を提供するためのスキャナアプリ、ファクス機能を提供するためのファクスアプリ、プリンタ機能を提供するためのプリンタアプリなどが挙げられる。
サービス層102のソフトウェアは、アプリ層101とOS層103との間に介在し、アプリに対し、本体10が備えるハードウェア資源を利用するためのインタフェースを提供するためのソフトウェアである。より具体的には、ハードウェア資源に対する動作要求の受付、動作要求の調停を行う機能を提供するためのソフトウェアである。サービス層102が受け付ける動作要求としては、スキャナによる読み取りやプリンタによる印刷などの要求が考えられる。
なお、サービス層102によるインタフェースの機能は、本体10のアプリ層101だけではなく、操作部20のアプリ層201に対しても提供される。すなわち、操作部20のアプリ層201(アプリ)も、サービス層102のインタフェース機能を介して、本体10のハードウェア資源(例えばプリントエンジン30やスキャナユニット40)を利用した機能を実現することができる。
OS層103のソフトウェアは、本体10が備えるハードウェアを制御する基本機能を提供するための基本ソフトウェア(オペレーティングシステム)である。サービス層102のソフトウェアは、各種アプリからのハードウェア資源の利用要求を、OS層103が解釈可能なコマンドに変換してOS層103に渡す。そして、OS層103のソフトウェアによりコマンドが実行されることで、ハードウェア資源は、アプリの要求に従った動作を行う。
同様に、操作部20は、アプリ層201と、サービス層202と、OS層203とを有する。操作部20が備えるアプリ層201、サービス層202およびOS層203も、階層構造については本体10側と同様である。ただし、アプリ層201のアプリにより提供される機能や、サービス層202が受け付け可能な動作要求の種類は、本体10側とは異なる。アプリ層201のアプリは、操作部20が備えるハードウェア資源を動作させて所定の機能を提供するためのソフトウェアであってもよいが、主として本体10が備える機能(コピー機能、スキャナ機能、ファクス機能、プリンタ機能)に関する操作や表示を行うためのUI(ユーザインタフェース)の機能を提供するためのソフトウェアである。当該UIの一例を、図5に示す。図5は、操作部20のホーム画面G0の一例を示す図である。
図5に示すように、操作部20は、各種ソフトウェアキーを有しており、本体10が備えるコピー機能、スキャナ機能、ファクス機能などに関する操作を受け付ける他、受付業務機能に関する操作を受け付ける。ボタンB0は、受付業務を起動させるためのソフトウェアキーである。受付業務機能は、受付業務アプリの実行により実現される。受付業務アプリは、アプリ層101のソフトウェアである。受付業務アプリが行う処理については、後に詳述する。
なお、本実施形態では、機能の独立性を保つために、本体10側のOS層103のソフトウェアと操作部20側のOS層203のソフトウェアが互いに異なる。つまり、本体10と操作部20は、別々のオペレーティングシステムで互いに独立して動作する。例えば、本体10側のOS層103のソフトウェアとしてLinux(登録商標)を用い、操作部20側のOS層203のソフトウェアとしてAndroid(登録商標)を用いることも可能である。
以上のように、本実施形態の画像処理装置1において、本体10と操作部20は別々のオペレーティングシステムで動作するため、本体10と操作部20との間の通信は、共通の装置内のプロセス間通信ではなく、異なる装置間の通信として行われる。操作部20が受け付けた情報(ユーザからの指示内容)を本体10へ伝達する動作(コマンド通信)や、本体10が操作部20へイベントを通知する動作などがこれに該当する。ここでは、操作部20が本体10へコマンド通信を行うことにより、本体10の機能を使用することができる。また、本体10から操作部20に通知するイベントには、本体10における動作の実行状況、本体10側で設定された内容などが挙げられる。
また、画像処理装置1において、操作部20に対する電力供給は、本体10から通信路50を経由して行っているので、操作部20の電源制御を、本体10の電源制御とは別に(独立して)行うことができる。
なお、この例では、本体10と操作部20は、通信路50を介して電気的かつ物理的に接続されているが、本体10から操作部20を取り外し可能としてもよい。この場合、本体10および操作部20に、例えば赤外線通信部、RF(Radio Frequency)通信部、ブルートゥース(登録商標)通信部などの近距離無線通信部(不図示)を設ける。または、本体10および操作部20に、Wi−Fi(登録商標)などの無線LAN通信機能(不図示)を設け、図4に示すように無線LANアクセスポイント(無線LANAP)71およびネットワーク7を介して相互に通信可能としてもよい。
また、本体10から操作部20を取り外し可能である場合、操作部20は、通信路50を介して本体10から供給された電力を二次電池に蓄電しておき、本体10から取り外された際に、二次電池に蓄電された電力を用いて動作して本体10と通信を行う。
次に、図6は、操作部20の機能構成例を示す図である。操作部20は、データ処理部221と、データ保管部224と、表示操作制御部225と、通信制御部226と、を備えている。これらは、CPU21がプログラムの実行により実現する機能部である。
表示操作制御部225は、表示操作パネル25の表示を制御するとともに、表示操作パネル25が受けた操作をデータ処理部221に伝える。通信制御部226は、接続I/F26および通信路50を介しての本体10との通信を制御し、本体10とのデータのやり取りを制御する。
なお、表示操作制御部225は、表示制御手段の一例であって、表示操作パネル25に、患者が属するグループを表示させる(図16参照)。
データ処理部221は、表示操作制御部225が受け付けた操作の内容を解釈し、当該解釈に応じて操作部20の動作を制御する。データ保管部224は、データ処理部221が各種制御に用いるデータを、不揮発性メモリ24に保存する。
図7は、本体10の機能構成例を示す図である。本体10は、データ処理部111と、読取制御部112と、認識部113と、通信制御部114と、判断部115と、印刷制御部116と、データ保管部117と、指定部118と、特定部119とを備えている。これらは、CPU11がプログラムの実行により実現する機能部である。また、これらの機能部により、上述の受付業務アプリが実現される。
なお、読取制御部112は読取手段の一例である。認識部113は、認識手段の一例である。判断部115は、判断手段の一例である。指定部118は、出力手段の一例である。特定部119は、特定手段の一例である。印刷制御部116およびデータ保管部117は、各々、実行手段の一例である。
データ処理部111は、上記各部(読取制御部112、認識部113、通信制御部114、判断部115、印刷制御部116、データ保管部117、指定部118、および特定部119)を統括的に制御する。また、データ処理部111は、画像処理装置1全体の動作を制御する。
読取制御部112は、スキャナユニット40に、保険証や診察券、問診票を読み取らせて、画像データを得る。ここで、図8は、保険証の一例を示す図であり、図9は診察券の一例を示す図であり、図10は、問診票の一例を示す図である。
保険証や診察券は、一般にカード状あるいはシート状をなす媒体であって、少なくとも一方の面に、当該保険証(または診察券)の所有者である患者(ユーザ)の所定の情報が、予め定められたルール(配置等)に則して、文字等によって記載されている。当該情報としては、例えば名前や住所、また、当該保険証(または診察券)の番号などがある。
問診票は、受付時に、必要に応じて患者に手渡される用紙で、患者により記入される。受付担当者(オペレータ)は、患者に対し、問診票に不調の概要やアレルギーの有無や種類などを記入するよう求める。
特定部119は、読取制御部112が読み取った画像データから、予め定められたルールに則して、媒体の種類(保険証、診察券、問診票のいずれか)を特定する。上記ルールは、媒体における情報が存在する領域である。
図8〜図10に示すように、保険証や診察券、問診票においては、予め定められた領域にそれぞれの情報が記されているので、領域を指定した読み取りを行うことにより、上記各情報を得ることができる。例えば、左上部に「健康保険」の文字列があれば「保険証である」と判断し、中央部に病院名(図示例では「○○△△クリニック」)の文字列があれば「診察券である」と判断することができる。
認識部113は、OCR(Optical Character Recognition)技術を使って、読取制御部112が得た保険証や診察券、問診票の画像データから、患者の氏名、保険証番号、患者番号などを認識する。ここで、患者番号は、診察券に記載された番号であって、患者ごとに異なる。
認識部113は、特定部119が保険証か診察券かを判断した後に、保険証番号や診察券番号が記載されているはずの領域を読み取ることにより、それぞれ患者の特定に必要な番号を得る。より詳細には、認識部113は、読取制御部112が媒体を読み取って得た画像データの上記領域に相当する部分から文字を検出し、当該文字をOCR技術によりテキストデータ化する。
通信制御部114は、接続I/F16および通信路50を介しての操作部20との通信を制御し、操作部20とのデータのやり取りを制御する。また、通信制御部114は、ネットワークI/F15およびネットワーク7を介してのサーバ6との通信を制御し、サーバ6とのデータのやり取りを制御する。
判断部115は、まず、認識部113が認識した保険証番号や患者番号をキーワードとして、患者データ(ユーザ情報の一例)を検索する。
ここで、記憶部62は、ユーザ情報記憶手段の一例である。記憶部62は、データベース形式の患者データD1を記憶している。図11は、患者データD1の内容の一例を示す図である。患者データD1は、患者に関する情報がまとめられたものである。患者の情報としては、たとえば、患者番号d1、名前d2、性別d3、保険証番号d4、初回受診日d5、前回受診日d6、保険証確認日d7などである。これらの情報は、個別のカラムに記憶される。
患者データD1においては、患者ごとに1レコードが作られる。患者データD1において、各患者の情報が記録されたレコードは、保険証番号d4または患者番号d1によって、一意的に特定できる。
さらに、判断部115は、保険証番号d4または患者番号d1を患者データD1で検索し、該当レコードの有無を基準として、患者が複数のグループ(再診グループまたは初診グループ)のいずれに属するかを判断する。判断部115は、患者データD1に該当するレコードがあった場合、患者が「再診グループに属する」と判断する。また、それ以外の場合、判断部115は、患者は「初診グループに属する」と判断する。なお、以下、「再診(または初診)グループに属する」を、単に「再診(または初診)である」と記す。
指定部118は、判断部115が判断したグループに応じて、この受付業務において受付順管理の付帯作業として実行する処理を指定する。具体的には、指定部118は、付帯作業の選択肢を表示操作パネル25に表示させ、受付担当者による選択操作を受け付ける。上記選択肢は、例えば、診察券の発行、保険証の確認、問診票の印刷、などである。また別の具体例としては、新患時の患者データD1へのレコード追加登録の実行指定などがある。
印刷制御部116は、プリントエンジン30を制御し、診察券に添付する情報や問診票を印刷させる。
データ保管部117は、読取制御部112が得た保険証や診察券、問診票の画像データを、画像フォルダF1に保存する。画像フォルダF1は、記憶部62に、患者別に設けられる。各画像フォルダF1の名称としては、例えば、患者番号d1を用いる。ここで、画像フォルダF1および当該フォルダ内の画像データも、ユーザ情報の一例である。
以下、上述のような情報処理システムにおける処理の流れについて説明する。図12は、情報処理システムにおける処理の流れを概略的に示すフローチャートである。また、図13は、処理の実行者と対象者との間でのデータのやり取りを示すシーケンス図である。
受付担当者は、患者の来院に備え、操作部20の表示操作パネル25に対して、受付業務アプリを起動させる操作を行う(図13のステップS1a)。これを受けて、本体10は、受付業務アプリを起動する(図13のステップS1b、図12のステップS1)。
ここで、図14は、受付業務アプリ起動時の表示操作パネル25の表示例を示す図である。受付業務アプリは、起動に伴い、表示操作パネル25に、ガイド画面G1を表示させる。このガイド画面G1は、受付担当者に対し、文言などによって、いずれかの原稿(例えば保険証、診察券、問診票、紹介状など)の読み取りを促している。
次に、受付担当者は、患者から保険証および診察券の少なくとも一方を受け取り、スキャナユニット40にセットする(図13のステップS2a)。続いて、受付担当者は、スタートボタンを押下する(図13のステップS2b、図12のステップS2)。このときのスタートボタンは、図14に示す表示操作パネル25上のソフトウェアキーであるスタートボタンB1でもよいし、本体10が備えるハードウェアキー(不図示)でもよい。
ステップS2bにおいて、操作部20または本体10のスタートボタンが操作を受けると、当該イベントを受付業務アプリが拾い、スキャナアプリに対して読取開始を指示する信号を送信する(図13のステップS3a)。当該信号を受信すると、スキャナアプリは、読み取りを開始する(図13のステップS3b、図12のステップS3)。
スキャナアプリが画像データを得ると、受付業務アプリは、原稿が何であったかを判断し(図13のステップS4a)、その結果に応じた処理を行う(図12のステップS4)。
ここで、図15は、受付で実施する作業の要否を判断する基準の一例を示す表である。当該表に示す内容(すなわち作業要否判断基準)は、各部(データ処理部111、読取制御部112、認識部113、通信制御部114、判断部115、印刷制御部116、データ保管部117、指定部118、および特定部119)を実現するソフトウェアプログラム中に記載されていてもよいし、或いは、ソフトウェアプログラムから参照可能なテーブル等のデータとして不揮発性メモリ14や記憶部62等に記憶されていてもよい。当該作業要否判断基準を記憶する記憶部62等が、グループ記憶手段の一例である。
受付業務アプリは、原稿(スキャンしたもの)が保険証であった場合、当該保険証の保険証番号d4を記録したレコードが患者データD1にあるか確認する(図13のステップS5a)。患者データD1に該当レコードが存在しない場合、受付業務アプリは、当該患者の受診理由を「初診」と判断する。また、患者データD1に該当レコードが存在する場合、受付業務アプリは、当該患者の受診理由を「再診」と判断する。さらに、受付業務アプリは、原稿が診察券であった場合に、当該患者の受診理由を「再診」と判断する。
受付業務アプリは、患者が初診である場合には、受付順の管理の他、例えば、診察券の発行や、患者データD1の登録、画像フォルダF1の作成、問診票の印刷、記入済み問診票のスキャンなどを行う。患者番号d1は、患者データD1の登録に際して採番される。
受付業務アプリは、患者が再診である場合には、基本的には受付順の管理のみで、必要に応じて、他の作業を追加して行う。当該作業の例としては、診察券の再発行や問診票の印刷およびスキャンがある。
診察券の再発行は、患者が診察券を紛失していた場合に行う。受付業務アプリは、患者が提出した媒体が保険証であるにも関わらず患者データD1に当該患者のレコードが存在した場合に、患者が診察券を紛失した可能性があるとして、診察券の再発行の実施を、受付担当者に表示操作パネル25により勧める。
問診票の印刷およびスキャンは、前からの継続の受診でない場合(つまり、前回と違う理由で来院された場合や、前回の来院から所定の日数が経過しての来院である場合)に行う。受付担当者は、患者が来院したときに受診理由を訊ねるので、そこで前回と違う理由での来院であった場合に、問診票が印刷されるよう表示操作パネル25により操作する。受付業務アプリは、前回の来院から所定の日数が経過しての来院である場合に、前回と違う理由での来院の可能性があるとして、問診票の印刷の実施を、受付担当者に表示操作パネル25により勧める。
図12のステップS5において、受付業務アプリは、表示操作パネル25に、実施する作業の選択画面を表示させる(図13のステップS5c)。図16は、選択画面G2の一例を示す図である。選択画面G2においては、各選択肢C1〜C3に、チェックボックスX1〜X3が付されている。また、選択画面G2においては、患者が再診であるか初診であるかを表示する。受付担当者は、選択画面G2において、患者が属するグループを参照し、これを参考にチェックボックスX1〜X3にチェックを入れることにより、実施する作業の選択を行う。
チェックボックスX1〜X3の初期値は、すべて未選択(OFF、空欄)またはすべて選択状態(ON)であってもよいが、本実施形態では、図17のように設定されているとする(図13のステップS5b)。図17は、チェックボックスX1〜X3の初期値(デフォルト値)の設定例を示す表である。
なお、言うまでもなく、選択画面G2において、チェックボックスX1〜X3が、初期値の定めに従ってON(またはOFF)とされていても、OFF(またはON)に変更する操作(受付担当者による)が可能である。
図17(a)は、原稿が保険証であった場合に表示する選択画面G2におけるチェックボックスX1〜X3の初期値の一例である。図17(b)は、原稿が診察券であった場合に表示する選択画面G2におけるチェックボックスX1〜X3の初期値の一例である。
まず、選択肢C3「保険証の確認」について述べる。原稿が保険証であった場合、既に保険証を確認できる状態であるため、選択画面G2における要否の問い掛けが不要であることから、選択画面G2において選択肢C3「保険証の確認」自体を非表示とする。
原稿が診察券であった場合には、再診であるので、患者データD1の保険証確認日d7を参照する。保険証確認日d7が当月でない場合、受付業務アプリは、選択画面G2に、選択肢C3「保険証の確認」を、ONとしたチェックボックスX3を付して表示する。保険証確認日d7が当月である場合、受付業務アプリは、選択画面G2に、選択肢C3「保険証の確認」を、OFFとしたチェックボックスX3を付して表示する。
なお、当月に保険証を確認済みの場合、その旨を案内する文言等を選択画面G2において表示しておくと、好適である。
また、保険証に変更があったことを患者が申し出た場合など、当月の初回の受診でなくとも患者データD1の保険証番号d4等を書き換えることがある。この場合、例え保険証の当月分の確認が済んでいても、OFFとして表示されたチェックボックスX3を、受付担当者が手動でONに変更することで、対応(保険証の読み取り等を実施)できる。また、この場合、保険証確認日d7も併せて更新する。
次に、選択画面G2における選択肢C1「診察券の発行」について述べる。原稿が診察券であった場合、既に診察券を発行済みであるため、選択画面G2における要否の問い掛けが不要であることから、選択画面G2において選択肢C1「診察券の発行」自体を非表示とする。原稿が保険証であった場合、初診である可能性が高いため、また、再診であっても診察券を紛失している可能性があるため、選択画面G2に、選択肢C1「診察券の発行」を、ONとしたチェックボックスX1を付して表示する。
次に、選択画面G2における選択肢C2「問診票の印刷」について述べる。患者が初診の場合には、受診理由を記録する必要があるため、選択画面G2において、選択肢C2「問診票の印刷」を、ONとしたチェックボックスX2を付して表示する。また、患者が再診(最近受診)の場合、受診理由に変更がない可能性が高いため、選択肢C2「問診票の印刷」を、OFFとしたチェックボックスX2を付して表示する。そして、患者が再診(前回受診日から所定日数以上経過)の場合、受診理由が前回と異なる可能性があるため、選択肢C2「問診票の印刷」を、ONとしたチェックボックスX2を付して表示する。
受付担当者は、選択画面G2の各チェックボックスX1〜X3のON/OFF状態を必要に応じて変更し、確認した後、選択画面G2のスタートボタンB2を押下する。当該操作を受けると、受付業務アプリは、処理を次(図12のステップS6)に進める。
ステップS6において、受付業務アプリは、選択画面G2のチェックボックスX1を確認し、選択肢C1「診察券の発行」の要否を確認する。ここでチェックボックスX1がONであれば、受付業務アプリは、診察券発行用のデータを印刷し(ステップS7)、処理を次(ステップS8)に進める。受付担当者は、印刷されたデータを参照しながら、当該データを新しい診察券に書き写す。ステップS6において、チェックボックスX1がOFFであれば、受付業務アプリは、ステップS7の処理を行わずにステップS8へ処理を進める。
ステップS8において、受付業務アプリは、選択画面G2のチェックボックスX3を確認し、選択肢C3「保険証の確認」の要否を確認する。ここでチェックボックスX3がONであれば、受付業務アプリは、保険証をスキャンして得た画像データを画像フォルダF1へ保存し(ステップS9)、処理を次(ステップS10)に進める。ステップS8において、チェックボックスX3がOFFであれば、受付業務アプリは、ステップS9の処理を行わずにステップS10へ処理を進める。
ここに、ステップS9で行う処理を詳細に記す。受付業務アプリは、受付担当者に対して、表示操作パネル25を介して、保険証のセット(図13のステップS9a)およびスタートボタンの押下(図13のステップS9b)を促す。スタートボタンの押下を受けた受付業務アプリは、保険証をスキャンして(図13のステップS9c)、画像データを得る。続いて、受付業務アプリは、画像データをOCR読み取りしてデータ(保険証データ)を得る。次に、受付業務アプリは、保険証データを患者データD1に反映させる(図13のステップS9d)。そして、受付業務アプリは、画像データを画像フォルダF1に保存する(図13のステップS9e)。
図18は、このタイミングで受付業務アプリが表示操作パネル25に表示させる画面G3の一例である。当該画面G3において、受付業務アプリは、ステップS9での保険証の確認に伴う処理が完了したことを、受付担当者に知らせる。また、当該画面G3は終了ボタンB3を備えている。終了ボタンB3が操作を受けると、受付業務アプリは、処理を次に進める。
図12のステップS10において、受付業務アプリは、選択画面G2のチェックボックスX2を確認し、選択肢C2「問診票の印刷」の要否を確認する。ここでチェックボックスX2がONであれば、受付業務アプリは、問診票を印刷し(ステップS11)、処理を終了する。ステップS10において、チェックボックスX2がOFFであれば、受付業務アプリは、ステップS11の処理を行わずに処理を終了する。
なお、ステップS11の処理は、受付業務アプリがプリンタアプリに対して問診票の印刷を要求する信号を発信し(図13のステップS11a)、プリンタアプリが印刷を実行する(図13のステップS11b)ことにより実現される。
図12のステップS4において、スキャンしたもの(原稿)が問診票であった場合には、受付業務アプリは、問診票の画像データを画像フォルダF1に保存(ステップS12)、処理を終了する。
図19は、このタイミングで受付業務アプリが表示操作パネル25に表示させる画面G4の一例である。当該画面G4において、受付業務アプリは、ステップS11での問診票のスキャンに伴う処理が完了したことを、受付担当者に知らせる。また、当該画面G4は終了ボタンB4を備えている。終了ボタンB4が操作を受けると、受付業務アプリは、図12に示す一連の処理を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、ユーザ(患者)所有の媒体(保険証や診察券)の読取を契機に、ユーザが属するグループ(初診または再診)に応じた付帯作業(受付順の管理に付帯する作業であって、診察券発行、保険証確認、問診票印刷など)を実行することができる。
なお、本実施形態では、指定部118は、付帯作業の選択肢を表示操作パネル25に表示させ、受付担当者による選択操作を受け付けるようにしているが、実施にあたっては、これに限らない。例えば、指定部118は、受付担当者による選択操作の受け付けを行わずに、グループごとに予め定められた付帯作業を、ユーザが属するグループに応じて自動的に指定するのであってもよい。この場合、例えば問診票については、再診であっても前と異なる理由での来院の可能性を重視して印刷するようにしてもよいし、逆に、再診時には自動印刷しないとしてもよい。
なお、本実施形態のサーバは、CPUなどの制御装置と、ROM(Read Only Memory)やRAMなどの記憶装置と、HDD、CDドライブ装置などの外部記憶装置と、ディスプレイ装置などの表示装置と、キーボードやマウスなどの入力装置を備えており、通常のコンピュータを利用したハードウェア構成となっている。
また、本実施形態の画像処理装置で実行されるプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
本実施形態の画像処理装置で実行されるプログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録されて提供するように構成してもよい。
さらに、本実施形態の画像処理装置で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施形態の画像処理装置で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
本実施形態の画像処理装置で実行されるプログラムは、上述した各部(データ処理部111、読取制御部112、認識部113、通信制御部114、判断部115、印刷制御部116、データ保管部117、指定部118、および特定部119)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記記憶媒体からプログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、データ処理部111、読取制御部112、認識部113、通信制御部114、判断部115、印刷制御部116、およびデータ保管部117が主記憶装置上に生成されるようになっている。
なお、上記実施形態では、情報処理システムを病院の受付業務への適用例で説明したが、実施にあたっては、適用先は病院の受付業務に限らない。例えば、役所の各種申請を処理するシステムに適用してもよい。この場合、ユーザは役所を訪れた客であり、媒体は、例えば、マイナンバーカードや、免許証、住民基本台帳カードである。
1…画像処理装置
25…表示操作パネル
30…プリントエンジン(実行手段の一部)
40…スキャナユニット(実行手段の一部)
62…記憶部(ユーザ情報記憶手段)
112…読取制御部(読取手段)
113…認識部(認識手段)
115…判断部(判断手段)
116…印刷制御部
117…データ保管部
119…特定部(特定手段)
225…表示操作制御部
D1…患者データ
F1…画像フォルダ
特開平8−101869号公報

Claims (9)

  1. ユーザ所有の保険証および診察券の少なくとも一方である媒体を読み取って画像データを得る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った前記画像データから、予め定められたルールに則して、前記媒体の種類を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記媒体の種類に応じた所定の情報を前記画像データから認識する認識手段と、
    複数のユーザに関する情報であるユーザ情報を前記ユーザごとに記憶するユーザ情報記憶手段と、
    前記ユーザに関して実行する処理と、前記媒体の種類と、前記ユーザ情報の有無と、の組合せに応じた基準に基づいて前記ユーザを分類するグループを記憶したグループ記憶手段と、
    前記認識手段が認識した前記媒体の種類に応じた所定の情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記媒体を所有するユーザのユーザ情報と、前記基準と、に基づき、前記ユーザが属するグループを判断するものであって、前記ユーザ情報記憶手段にユーザ情報が無かったユーザを初診グループとし、前記ユーザ情報記憶手段にユーザ情報が有ったユーザを再診グループとする判断手段と、
    前記判断手段が判断した前記グループに応じて、前記ユーザに関して実行する処理を出力する出力手段と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記出力手段は、前記ユーザ情報記憶手段にユーザ情報が無かったユーザのユーザ情報を前記ユーザ情報記憶手段に追加登録する処理を出力する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記ユーザ情報記憶手段は、ユーザが前に受診した日である前回受診日を記憶し、
    前記出力手段は、前記判断手段がユーザを前記再診グループとした場合であって、前記前回受診日から経過した日数が所定の値と比べて長い場合に、前の継続の受診でない可能性があるとして、問診票の印刷を出力する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理システム。
  4. 前記出力手段は、処理の選択肢を所定の表示デバイスに表示させ、選択肢から選択する操作を所定の操作デバイスにより受け付け、選択操作を受けた選択肢を実行する処理として出力する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  5. 前記出力手段は、所定の記憶部に予め設定された前記選択肢については、選択状態を初期値として提示する
    ことを特徴とする請求項に記載の情報処理システム。
  6. 前記出力手段は、複数の処理を出力する
    ことを特徴とする請求項1〜のいずれか1つに記載の情報処理システム。
  7. 情報処理システムで実行される画像処理方法であって、
    前記情報処理システムは、複数のユーザに関する情報であるユーザ情報を前記ユーザごとに記憶するユーザ情報記憶手段と、前記ユーザに関して実行する処理と、ユーザ所有の保険証および診察券の少なくとも一方である媒体の種類と、前記ユーザ情報の有無と、の組合せに応じた基準に基づいて前記ユーザを分類するグループを記憶したグループ記憶手段と、を備え、
    前記媒体を読み取って画像データを得る読取工程と、
    前記読取工程で読み取った前記画像データから、予め定められたルールに則して、前記媒体の種類を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記媒体の種類に応じた所定の情報を前記画像データから認識する認識工程と、
    前記認識工程で認識した前記媒体の種類に応じた所定の情報と、前記ユーザ情報記憶手段に記憶されている前記媒体を所有するユーザのユーザ情報と、前記基準と、に基づき、前記ユーザが属するグループを判断するものであって、前記ユーザ情報記憶手段にユーザ情報が無かったユーザを初診グループとし、前記ユーザ情報記憶手段にユーザ情報が有ったユーザを再診グループとする判断工程と、
    前記判断工程で判断した前記グループに応じて、前記ユーザに関して実行する処理を出力する出力工程と、
    を含むことを特徴とする画像処理方法。
  8. ユーザ所有の保険証および診察券の少なくとも一方である媒体を読み取って画像データを得る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った前記画像データから、予め定められたルールに則して、前記媒体の種類を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記媒体の種類に応じた所定の情報を前記画像データから認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した前記媒体の種類に応じた所定の情報と、複数のユーザに関する情報であって前記ユーザごとに所定の記憶手段に記憶されたユーザ情報と、前記ユーザに関して実行する処理と前記媒体の種類と前記ユーザ情報の有無との組合せに応じた基準と、に基づき、前記ユーザが属するグループを判断するものであって、前記所定の記憶手段にユーザ情報が無かったユーザを初診グループとし、前記所定の記憶手段にユーザ情報が有ったユーザを再診グループとする判断手段と、
    前記判断手段が判断した前記グループに応じて、前記ユーザに関して実行する処理を出力する出力手段と、
    を備える画像処理装置。
  9. 画像処理装置を制御するコンピュータを、
    ユーザ所有の保険証および診察券の少なくとも一方である媒体を読み取って画像データを得る読取手段と、
    前記読取手段が読み取った前記画像データから、予め定められたルールに則して、前記媒体の種類を特定する特定手段と、
    前記特定手段によって特定された前記媒体の種類に応じた所定の情報を前記画像データから認識する認識手段と、
    前記認識手段が認識した前記媒体の種類に応じた所定の情報と、複数のユーザに関する情報であって前記ユーザごとに所定の記憶手段に記憶されたユーザ情報と、前記ユーザに関して実行する処理と前記媒体の種類と前記ユーザ情報の有無との組合せに応じた基準と、に基づき、前記ユーザが属するグループを判断するものであって、前記所定の記憶手段にユーザ情報が無かったユーザを初診グループとし、前記所定の記憶手段にユーザ情報が有ったユーザを再診グループとする判断手段と、
    前記判断手段が判断した前記グループに応じて、前記ユーザに関して実行する処理を出力する出力手段と、
    して機能させるためのプログラム。
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