JP2007317210A - データ制御装置およびその制御方法、画像出力装置、およびコンピュータプログラム - Google Patents

データ制御装置およびその制御方法、画像出力装置、およびコンピュータプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】画像形成装置を操作するユーザが、他のユーザのデータに悪影響を与えることなく、処理対象にしたい複数のデータを容易に選択して当該処理を実行できるようにする。
【解決手段】ファイル6を保存するデータ記憶部23、画像を印刷するプリンタ装置14、および画像データを送信する通信インタフェース16などを有する画像形成装置1に、画像形成装置1を操作するユーザを判別するユーザ判別部102と、判別されたユーザに関連するファイル6を検索して抽出する関連ファイル抽出部103と、抽出されたファイル6の中から処理対象にしたいものをユーザに選択させるためのデータ一覧画面を表示するディスプレイ12と、ユーザが選択したファイル6に基づいて所定の処理を実行するようにプリンタ装置14、通信インタフェース16、またはハードディスク23Hを制御する処理実行制御部101と、を設ける。
【選択図】図7

Description

本発明は、ハードディスクなどに記憶されているデータの取扱い方法などに関する。特に、MFPなどの画像出力装置で使用する画像データの取扱い方法に関する。
近年、コピー、スキャナ、FAX、ネットワークプリンタ、およびドキュメントサーバなどの機能が備わった、複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれる画像形成装置が普及し始めている。ドキュメントサーバの機能によると、ユーザごとに「パーソナルボックス」または「ボックス」などと呼ばれる記憶領域を設けることができる。そして、各ユーザは、様々なデータを自分のボックスに保存しておくことができる。例えば、画像形成装置によって印刷したい画像の画像データまたは画像形成装置から他の装置へ転送したい画像の画像データを保存しておくことができる。
また、画像形成装置などの装置におけるジョブのデータの管理方法として、特許文献1〜3に記載されるような方法が提案されている。特許文献1に記載される方法によると、コンソールから入力されたユーザ情報によりMFPに対してログインすると、そのMFPにおいて実行保留状態にあるジョブの一覧を取得する。その一覧の中で、ジョブに含まれるユーザ識別情報とログイン時のユーザ情報とが一致するジョブをコンソールへリスト表示する。そして、MFPは、そのコンソール上のリスト表示に含まれるジョブを、ユーザからのジョブ実行指示に基づき処理する。
特許文献2に記載される方法によると、デジタル複写機は、プリンタサーバコンピュータを介してネットワークに接続されたクライアントコンピュータからの印刷ジョブを受信する。印刷ジョブをデジタル複写機またはプリンタサーバの記憶手段に蓄積し、その記憶手段のジョブ管理テーブルによって管理する。操作パネル等から操作者がジョブ管理テーブルを書き変える操作を行うと、デジタル複写機は、その操作に応じて、印刷モードの変更または追加を行う。
特許文献3に記載される方法によると、プリントサーバを構成する印刷順制御モジュールは、条件保管テーブル内に任意に設定された「ソート抽出条件」に従ってドキュメントキュー内の各印刷ジョブを検索することによって、各印刷ジョブの印刷データから当該抽出条件に合致する情報を抽出するとともに、抽出した各情報をキーとして複数の印刷ジョブの印刷順を変更し、この印刷順に従って複数の印刷ジョブをジョブ単位ごとに順次印刷させる。
特開2003−150336号公報 特開平10−312251号公報 特開2003−280843号公報
しかし、特許文献1〜3に記載されるような従来のジョブのデータの管理方法によると、ユーザは、ジョブのデータに関して何らかの処理を行う際は、これらのジョブを1つ選択するごとに処理内容について指令を与えなければならない。したがって、多数のジョブのデータに関して処理を行う必要がある場合は、操作が非常に煩わしい。
なお、画像形成装置のハードディスクなどに記憶されているジョブのデータをすべて削除する方法が知られているが、係る方法によると、他のユーザにとって必要なデータまでもが誤って削除されてしまうおそれがある。したがって、あまり実用的ではない。
本発明は、このような問題点に鑑み、ユーザが、他のユーザのデータに悪影響を与えることを防止しつつ、処理対象にしたい複数のデータを容易に選択して当該処理を実行できるようにすることを目的とする。
本発明に係るデータ制御装置は、データを保存するデータ保存手段と、前記データに関連する処理であるデータ関連処理を実行するデータ関連処理手段と、を有するデータ制御装置であって、当該データ制御装置を操作するユーザを判別するユーザ判別手段と、前記ユーザ判別手段によって判別された前記ユーザに関連する前記データを前記データ保存手段に保存されている前記データの中から検索するデータ検索手段と、検索された前記ユーザに関連する前記データの中から当該ユーザに前記データ関連処理の対象にしたいものを選択させるためのデータ一覧画面を当該ユーザに対して出力する画面出力手段と、を有し、前記データ関連処理手段は、前記ユーザが前記データ一覧画面で選択した複数の前記データについて前記データ関連処理を実行する、ことを特徴とする。
前記データ制御装置は、画像を記録シートに印刷する印刷手段または画像のデータを他の装置に送信するデータ送信手段などを有する画像出力装置に適用することができる。この場合は、当該画像出力装置は、例えば次のように構成される。前記出力手段によって出力するための画像の画像データを含む出力用データを保存するデータ保存手段と、当該画像出力装置を操作するユーザを判別するユーザ判別手段と、前記ユーザ判別手段によって判別された前記ユーザに関連する前記出力用データを前記データ保存手段に保存されているデータの中から検索するデータ検索手段と、検索された前記ユーザに関連する前記出力用データの中から処理の対象にしたいものを当該ユーザに選択させるためのデータ一覧画面および当該ユーザが選択する当該出力用データについてどのような処理を実行させたいのかを当該ユーザに指定させるための処理指定画面を当該ユーザに対して出力する画面出力手段と、前記ユーザが前記データ一覧画面で選択した複数の前記出力用データについて、当該ユーザが前記処理指定画面で指定した処理が実行されるように、当該画像出力装置を構成する各手段を制御する制御手段と、によって構成される。
本発明によると、他のユーザのデータに悪影響を与えることを防止しつつ、処理対象にしたい複数のデータを容易に選択して当該処理を実行することができる。
図1はファイル共用システムFSの全体的な構成の例を示す図、図2は本発明に係る画像形成装置1の外観およびハードウェア構成の例を示す図、図3はハードディスク23Hに設けられたボックス5の例を示す図、図4はファイル6の構成の例を示す図、図5はユーザ情報データベースDB1の例を示す図、図6はジョブ履歴データベースDB2の例を示す図、図7は画像形成装置1の機能的構成の例を示す図、図8はアクティブジョブデータベースDB3の例を示す図である。
図1に示すように、ファイル共用システムFSは、本発明に係る画像形成装置1、1台または複数台のパーソナルコンピュータ31、1台または複数台のFAX端末32、および通信回線4などによって構成される。画像形成装置1および各パーソナルコンピュータ31には、それぞれを識別するためにIPアドレスなどの識別情報が割り当てられている。各FAX端末32には、いわゆる固定電話またはIP電話などの電話番号が割り当てられている。
画像形成装置1と各パーソナルコンピュータ31および各FAX端末32とは、通信回線4を介して互いに接続可能である。通信回線4として、LAN、インターネット、専用線、または公衆回線などが用いられる。通信規約または通信規格として、TCP/IP(Transmission Control Protocol/Internet Protocol)、FTP(File Transfer Protocol)、POP3(Post Office Protocol version 3)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)、IPP(Internet Printing Protocol)、有線LANの規格であるIEEE802.3、無線LANの規格であるIEEE802.11、FAXのG3(Group 3)規格、またはG4(Group 4)規格などが用いられる。
このファイル共用システムFSによると、ユーザは、画像形成装置1のハードディスクに記憶されているデータを画像形成装置1およびパーソナルコンピュータ31で共用することができる。パーソナルコンピュータ31の代わりに、ワークステーション、PDA(Personal Digital Assistant)、または携帯電話端末などを用いることもできる。
画像形成装置1は、コピー、ネットワークプリンティング、スキャナ、FAX、またはドキュメントサーバなどの機能を集約した装置である。複合機またはMFP(Multi Function Peripherals)などと呼ばれることもある。
この画像形成装置1は、図2(a)の外観図および図2(b)のハードウェア構成図に示すように、操作装置11、ディスプレイ12、スキャナ装置13、プリンタ装置14、通信インタフェース16、ドキュメントフィーダ17、給紙装置18、トレイ19、CPU20、RAM21、ROM22、およびデータ記憶部23などによって構成される。
操作装置11は、数字、文字、および記号などを入力するための複数のキー、押下されたキーを認識するセンサ、および認識したキーを示す信号をCPU20に送信する送信用回路などによって構成される。
ディスプレイ12は、ユーザに対してメッセージまたは指示を与えるための画面、ユーザが設定内容および処理内容を入力するための画面、および画像形成装置1で形成された画像および処理の結果を示す画面などを表示する。本実施形態では、ディスプレイ12として、タッチパネルが用いられる。したがって、ディスプレイ12は、ユーザが指で触れたタッチパネル上の位置を検知し、検知結果を示す信号をCPU20に送信する機能を備えている。
このように、操作装置11およびディスプレイ12は、ユーザが画像形成装置1を直接操作するためのユーザインタフェースの役割を果たしている。なお、パーソナルコンピュータ31には、画像形成装置1に対して指令を与えるためのアプリケーションプログラムおよびドライバがインストールされている。したがって、ユーザは、パーソナルコンピュータ31を使用して画像形成装置1を遠隔的に操作することもできる。
スキャナ装置13は、原稿に描かれている写真、文字、絵、図表などの画像を光電的に読み取って、デジタルの画像データ(ここでは、RGBまたはブラックの濃度を表す濃度データ)を生成する。このようにして得られた画像データは、プリンタ装置14において印刷のために用いられる。または、TIFF(Tagged Image File Format)やPDF(Portable Document Format)などのフォーマットのファイルに変換されてデータ記憶部23に記憶されまたはパーソナルコンピュータ31に送信される。または、FAXデータに変換されてFAX端末32に送信される。ドキュメントフィーダ17は、画像形成装置1の本体の上部に設けられており、1枚または複数枚の原稿をスキャナ装置13に順次送るために用いられる。
プリンタ装置14は、スキャナ装置13によって読み取られた画像、パーソナルコンピュータ31から送信されてきた画像データの画像、またはFAX端末32から送信されてきたFAXデータの画像を、用紙またはフィルムなどの記録シートに印刷する。給紙装置18は、画像形成装置1本体の下部に設けられており、印刷対象の画像に適した記録シートをプリンタ装置14に供給するために用いられる。プリンタ装置14によって画像が印刷された記録シートつまり印刷物は、トレイ19に排出される。
通信インタフェース16は、送信部および受信部などによって構成され、パーソナルコンピュータ31およびFAX端末32とデータのやり取りを行うための装置である。通信インタフェース16として、NIC(Network Interface Card)、モデム、またはTA(Terminal Adapter)などが用いられる。
データ記憶部23は、ハードディスク23Hおよびカードリードライタ23Rなどを有している。カードリードライタ23Rは、コンパクトフラッシュ(登録商標)またはスマートメディアなどのメモリカード91からデータを読み取りまたはメモリカード91にデータを書き込む。メモリカード91は、主に、パーソナルコンピュータ31とのデータのやり取りを通信回線4を介さずに行うためまたはデータのバックアップのために用いられる。
ハードディスク23Hには、図3に示すように、自分のデータをファイル6として保存しておくための記憶領域であるパーソナルボックスがユーザごとに割り当てられている。パーソナルボックスは、パーソナルコンピュータまたはワークステーションなどにおける「ディレクトリ」または「フォルダ」に相当する。以下、このパーソナルボックスを「ボックス5」と記載する。ボックス5には、他のボックス5と識別するためのボックス名が対応付けられている。本実施形態では、ボックス名として、そのボックスの所有者であるユーザのユーザ名が用いられている。
ユーザは、ファイル6を、パーソナルコンピュータ31からファイル転送することによってボックス5に保存させることができる。または、そのファイル6が保存されているメモリカード91をカードリードライタ23Rのスロットにセットしてファイルコピーすることによって、ボックス5に保存させることができる。そのほか、次のような場合にも、ファイル6をボックス5に保存させることができる。
例えば、ドキュメントフィーダ17にセットされた原稿をコピーすべき旨の指令がユーザによってなされた場合に、画像形成装置1は、その原稿から読み取った画像の画像データをファイル6に変換し、そのユーザのボックス5に保存する。または、ドキュメントフィーダ17にセットされた原稿の画像の画像データをパーソナルコンピュータ31に送信すべき旨の指令がなされた場合も同様に、読み取ったその画像の画像データをファイル6に変換し、そのユーザのボックス5に保存する。ユーザのパーソナルコンピュータ31からドキュメントを印刷(ネットワークプリンティング)すべき指令がなされた場合は、パーソナルコンピュータ31から送信されてきたそのドキュメントの画像データをファイル6としてそのユーザのボックス5に保存する。FAX端末32からFAXデータが送信されてきた場合は、そのFAXデータをファイル6として受信者であるユーザのボックス5に保存する。ドキュメントフィーダ17にセットされた原稿の画像をFAX端末32に送信すべき旨の指令がなされた場合は、読み取ったその画像の画像データをファイル6に変換し、そのユーザのボックス5に保存する。
ボックス5に保存されるファイル6は、図4に示すように、属性情報6aおよび実画像データ6bなどによって構成されている。属性情報6aは、そのファイル6についての属性を示している。実画像データ6bは、ファイル6に係るドキュメントを構成する各ページのコンテンツ(画像、テキスト、図表など)のデータである。
属性情報6aのうち「ファイル名」は、そのファイル6を、同じボックス5に保存されている他のファイル6と識別するための識別情報である。したがって、同じファイル名の複数のファイル6を同じボックス5に保存することはできないが、それぞれ別々のボックス5に保存することはもちろん可能である。「ファイル属性」は、そのファイル6に係るドキュメント(書類)の内容を分類するための情報であり、ユーザが自分の使いやすいように自由に決めることができる。
「ジョブ属性」は、そのファイル6がどのような処理を実行するためのファイルであるのかを示している。すなわち、ジョブ属性の値は、ユーザによってどのような指令がなされ、どのようにしてそのファイル6がボックス5に格納(保存)されたのかによって決まる。
図4の例では、ジョブ属性は「コピー」という値を示している。これは、そのファイル6が、原稿をコピーするためのファイルであって、ユーザによるコピー指令に従ってその原稿から読み取った画像の画像データをファイル変換することによって生成され、ボックス5に保存されたことを意味する。
そのほか、ジョブ属性は、「スキャン」、「プリント」、「FAX送信」、および「FAX受信」などの値を示すことがある。「スキャン」は、そのファイル6が、スキャンした原稿の画像をパーソナルコンピュータ31に送信するためのファイルであって、ユーザによるスキャン指令に従ってその原稿から読み取った画像の画像データをファイル変換することによって生成され、ボックス5に格納されたことを意味する。「プリント」は、そのファイル6が、パーソナルコンピュータ31で用意されたドキュメントの画像を印刷するためのファイルであって、ユーザによるプリント指令に従ってパーソナルコンピュータ31から取得され、ボックス5に格納されたことを意味する。「FAX送信」は、そのファイル6が、スキャンした原稿の画像をFAX端末32に送信するためのファイルであって、ユーザによるFAX送信指令に従ってその原稿から読み取った画像の画像データをFAX用フォーマットのファイルに変換することによって生成され、ボックス5に格納されたことを意味する。「FAX受信」は、そのファイル6が、FAX端末32から送信されてきた画像を印刷するためのファイルであって、受信したその画像のFAXデータをファイル変換することによって生成され、ボックス5に保存されたことを意味する。
属性情報6aの「ジョブモード」は、「ジョブ属性」に示される処理をどのような条件で実行すべきであるかを示している。図4の例では、印刷物の仕上げは「ステープル有」、記録シートへの印刷は「片面印刷」、倍率は「等倍」、という条件でコピーの処理を実行すべきであることを意味している。そのほか、「ジョブモード」として、カラー/モノクロ印刷、濃度、パンチ穴仕上げ、印刷部数、および送信先など、種々の条件を設定することができる。
属性情報6aの「画像ページ情報」は、実画像データ6bの属性を示している。例えば、実画像データ6bに係るページの印刷サイズおよびカラーなどに関する属性を示している。
なお、単にパーソナルコンピュータ31からファイル転送されただけのファイル6およびメモリカード91からファイルコピーされただけのファイル6のジョブ属性およびジョブモードには、上記のような値は特に設定されていない。
さらに、ハードディスク23Hには、ユーザ情報データベースDB1およびジョブ履歴データベースDB2が記憶されている。
ユーザ情報データベースDB1には、図5に示すように、画像形成装置1を使用するユーザに関する情報が格納されている。「ユーザ名」は、各ユーザを識別するための識別情報である。このユーザ名は、ユーザが画像形成装置1にログインするときなどに用いられる。「パスワード」は、ユーザがログインするときのユーザ認証用(ユーザ確認用)の情報である。
ジョブ履歴データベースDB2は、図6に示すように、画像形成装置1によって実行された処理(ジョブ)および実行することができなかった(つまり、失敗した)処理に関する情報が格納される。「ユーザ名」は、処理を指令したユーザのユーザ名を示している。ただし、FAX受信の処理の場合は、受信者であるユーザのユーザ名を示す。「ジョブ種別」は、実行された処理または失敗した処理の種類を示している。「使用ファイル」は、その処理で使用されたデータに係るファイル6のファイル名を示している。「完了日時」は、処理の実行が完了した日付および時刻を示している。「結果」は、処理の実行が良好に完了したか失敗したかを示している。
図2に戻って、ROM22には、画像の読取(スキャン)、原稿の複写(コピー)、FAXデータの送受信、ネットワークプリンティング、およびドキュメントサーバ(ボックス機能)などの画像形成装置1の基本機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。そのほか、図7に示す処理実行制御部101、ユーザ判別部102、関連ファイル抽出部103、および一括処理受付部104などの各機能を実現するためのプログラムおよびデータが記憶されている。これらのプログラムまたはデータの一部または全部を、データ記憶部23にインストールしておいてもよい。この場合は、データ記憶部23にインストールされているプログラムまたはデータは、必要に応じてRAM21にロードされる。または、これらの機能の一部または全部をプロセッサ(回路)によって実現するようにしてもよい。
RAM21は、パーソナルコンピュータ31またはFAX端末32から送信されてきたデータ、パーソナルコンピュータ31またはFAX端末32に送信するためのデータ、およびスキャナ装置13によって生成されたデータなどを一時的に記憶する。RAM21として、不揮発性のRAM(Nonvolatile RAM)を用いてもよい。
また、RAM21には、アクティブジョブデータベースDB3が記憶されている。このアクティブジョブデータベースDB3には、図8に示すように、実行待ちの処理(ジョブ)に関する情報が格納されている。つまり、アクティブジョブデータベースDB3は、キュー(待ち行列)を示す情報であると言える。原則として、上の行のジョブから順に実行されていく。
「ユーザ名」は、そのジョブの依頼元であるユーザのユーザ名を示している。「ジョブ種別」は、そのジョブの種類を示している。「状態」は、そのジョブの現在の状態を示している。順番が回ってくればすぐに処理を実行してもよいジョブの「状態」には、「待ち」という値が格納されている。処理の実行を一時的に保留しているジョブの「状態」には、「保留」という値が格納されている。この場合は、このジョブに順番が回ってきても、保留が解除されるまでスキップされることになる。
CPU20は、ROM22記憶されているプログラムまたはRAM21にロードされたプログラムを実行し、画像形成装置1全体を制御する。
図9は初期メニュー画面HG1の例を示す図、図10は画像形成装置1の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。
次に、図7に示す画像形成装置1の各部の機能および処理内容を、フローチャートなどを参照しながら説明する。なお、各フローチャートの処理を実現するためのプログラムは、ROM22またはハードディスク23Hなどに記憶されており、そのプログラムに従ってCPU20が画像形成装置1の各部を制御することによって、フローチャートの各動作が実行される。
画像形成装置1のディスプレイ12は、誰も画像形成装置1を直接操作していないときは、図9に示すような初期メニュー画面HG1を表示している(図10の#1)。これから画像形成装置1に処理を実行させようとしているユーザは、初期メニュー画面HG1の中から所望する処理に対応するボタンを押下して選択する。
すると、図7の処理実行制御部101は、選択されたボタンに対応する処理が実行されるように、画像形成装置1の各部の制御を開始する。
ユーザが「コピー」ボタン、「スキャナ」ボタン、「FAX送信」ボタン、または「ジョブ履歴」ボタンを選択した場合は(#2〜#4のすべてでNo)、処理実行制御部101は、コピー処理、スキャン(画像読取)処理、FAX送信処理、またはジョブ履歴画面の表示処理が実行されるように、画像形成装置1の各部を例えば次のように制御する(#5)。
「コピー」ボタンが選択されたときは、コピー部数、拡大縮小率、濃度、カラー印刷を行うか否か、両面印刷を行うか否か、および仕上げ(ステープルおよびパンチ穴などの有無)などの条件を指定するための画面を表示するようにディスプレイ12を制御する。ユーザが指定した内容の条件でコピーを行うためのジョブを生成し、図8のアクティブジョブデータベースDB3に登録する。そして、そのジョブの実行順が来たら、ユーザが指定した条件に従って、ドキュメントフィーダ17にセットされた原稿の画像を読み取るようにスキャナ装置13などを制御し、その画像を記録シートに印刷するようにプリンタ装置14を制御する。
「スキャナ」ボタンが選択されたときは、読取時の画質、濃度、原稿が両面原稿であるか否か、読み取った画像のデータをファイルに変換する際のフォーマット(TIFFまたはPDFなど)、および変換されたファイルの送信先などの条件を指定するための画面を表示するようにディスプレイ12を制御する。そして、上記のコピーの場合と同様に、ジョブをアクティブジョブデータベースDB3に登録し、順番が来たら、ユーザが指定した条件に従って、ドキュメントフィーダ17にセットされた原稿の画像を読み取って画像のファイルを生成するようにスキャナ装置13などを制御し、そのファイルを指定された宛先に送信するように通信インタフェース16を制御する。
「FAX送信」ボタンが選択されたときは、送信先の電話番号、読取時の画質、濃度、原稿が両面原稿であるか否かなどの条件を指定するための画面を表示するようにディスプレイ12を制御する。そして、上記のコピーなどの場合と同様に、順番が来たら、ユーザが指定した条件に従って、ドキュメントフィーダ17にセットされた原稿の画像を読み取ってFAXデータを生成するようにスキャナ装置13などを制御し、そのFAXデータを送信するように通信インタフェース16を制御する。
「ジョブ履歴」ボタンが選択されたときは、図6のジョブ履歴データベースDB2に格納されている情報に基づいて、これまでに実行されたジョブおよび失敗したジョブの一覧を表示するようにディスプレイ12を制御する。
なお、ユーザは、パーソナルコンピュータ31を使用して遠隔操作によって印刷処理を画像形成装置1に実行させることができる。例えば、ユーザは、印刷したい画像のファイルをオープンしておき、印刷条件を指定してから所定のコマンドを入力する。すると、その画像の印刷用のデータが印刷条件を示す情報とともにパーソナルコンピュータ31から画像形成装置1に送信される。画像形成装置1において、これらのデータが受信されると、上記のコピーの場合と同様に、その印刷処理のジョブをアクティブジョブデータベースDB3に登録し、順番が来たらその印刷処理をプリンタ装置14などに実行させる。
図11はボックス等指定処理の流れの例を説明するフローチャート、図12はユーザ選択画面HG2Aの例を示す図、図13はパスワード入力画面HG2Bの例を示す図、図14はファイル名入力画面HG2Cの例を示す図である。
図10に戻って、ユーザが初期メニュー画面HG1の中から「コピー」ボタン、「スキャナ」ボタン、および「FAX送信」ボタンのうちのいずれかを選択する際に、「保存」ボタンを押下した場合は(#2でYes)、処理実行制御部101は、選択されたボタンに対応する処理を実行するためのファイル6が生成されボックス5に保存されるように、次のように各部を制御する。
今から行おうとしている処理の状態(種類)を示すための処理フラグに「保存」という値をセットする(#6)。保存対象のファイル6のファイル名および保存先のボックス5を指定するための処理を、図11に示すような手順で行う(#8)。
すなわち、処理実行制御部101は、図12のユーザ選択画面HG2Aをユーザに対して表示するようにディスプレイ12を制御する(#101)。ここで、ユーザは、自分のユーザ名が記されているユーザ選択ボタンBT2を見つけ、それを押下して選択する。処理実行制御部101は、選択されたユーザ選択ボタンBT2を受け付けると(#102)、図13のパスワード入力画面HG2Bを表示させる(#103)。ここで、ユーザは、操作装置11のキーを操作して自分のパスワードをテキストボックスTX2Bに入力し、「OK」ボタンを押下する。なお、図13は、図12のユーザ選択画面HG2Aにおいて「MORIKAWA」ボタンが押下されたときのパスワード入力画面HG2Bの例を示している。
入力されたパスワードが受け付けられると(#104)、処理実行制御部101は、ユーザ判別部102に対してユーザ認証処理を実行するように要求する。ユーザ判別部102は、ユーザ情報データベースDB1(図5参照)から、ユーザ選択画面HG2Aで選択されたユーザのパスワードを呼び出し、そのパスワードと受け付けられたパスワードとを照合することによって、画像形成装置1を操作しているユーザが正しいユーザであるか否かを認証する(#105)。
そして、正しいことが判別できたら(#105でYes)、そのユーザの画像形成装置1へのログインが完了するとともに、図14のファイル名入力画面HG2Cを表示させる(#106)。ここで、ユーザは、保存したいファイルのファイル名を決めてテキストボックスTX2Cに入力し、「OK」ボタンを押下する。処理実行制御部101は、入力されたファイル名を受け付ける(#107)。両パスワードが一致せず、正しいユーザであると判別できなかった場合は(#105でNo)、エラーメッセージを表示して、ユーザ名の選択およびパスワードの入力の操作をやり直すように促す。
このようにして、保存対象であるファイル6の保存場所およびファイル名が指定される。つまり、ステップ#102で受け付けたユーザ名に対応するボックス5がファイル6の保存場所となり、ステップ#107で受け付けたファイル名がファイル6のファイル名となる。
なお、上述の図12、図13、図14の各画面および後に説明する各画面の中の「戻る」ボタンが押下されたときは、初期メニュー画面HG1の画面を再表示する。そして、ユーザは、各事項に関する選択などの操作を一からやり直すことができる。
図10に戻って、処理実行制御部101は、初期メニュー画面HG1で選択された処理を実行するためのファイル6を生成し、これをステップ#8で指定されたファイル名を付けてステップ#8で指定されたボックス5に保存するように、画像形成装置1の各部を制御する(#10)。ファイル6を生成する手順は、ステップ#5で説明した処理の手順の一部とほぼ同じである。
例えば、「コピー」ボタンが選択された場合は、コピー部数などの条件およびファイル属性を指定するための画面を表示する。ユーザによって指定された内容に基づいて、原稿の画像を読み取る。読み取った原稿の画像のデータを所定のフォーマットの実画像データ6b(図4参照)に変換するとともに、指定された内容に基づいて属性情報6aを生成する。そして、属性情報6aおよび実画像データ6bをグループ化することによってファイル6を生成する。「スキャナ」ボタンが選択された場合は、読取時の画質などの条件およびファイル属性を指定するための画面を表示する。指定された内容に基づいて、原稿の画像を読み取る。そして、「コピー」ボタンが選択された場合と同様に、属性情報6aおよび読み取った原稿の画像の実画像データ6bを生成し、これらをグループ化してファイル6を生成する。「FAX送信」ボタンが選択された場合は、送信先の電話番号などの条件およびファイル属性を指定するための画面を表示する。指定された内容に基づいて、原稿の画像を読み取ってFAX送信用の実画像データ6bを生成する。そして、属性情報6aおよび実画像データ6bを生成し、ファイル6を生成する。
なお、初期メニュー画面HG1の中から選択されたボタンに対応する処理を実行するためのファイル6を生成してボックス5に保存するだけでなく、その処理を直ちに実行するようにしてよい。または、ここではその処理は実行せず、後でユーザから指令があったときに実行するようにしてもよい。直ちに処理を実行するか否かは、ユーザが選択できるようにすればよい。
また、ユーザは、パーソナルコンピュータ31で作成するなどした画像を画像形成装置1で印刷するためのファイル6を自分のボックス5に保存しておくことができる。この場合は、ユーザは、印刷処理のコマンドを入力する際に、初期メニュー画面HG1の「保存」ボタンに相当するオプションを選択しておく。すると、画像形成装置1は、パーソナルコンピュータ31から送信されてきた印刷データなどをファイル化してファイル6を生成し、そのユーザのボックス5に保存させる。
ユーザは、画像形成装置1の使用を終えるときは、所定の操作を行って画像形成装置1からログアウトする。また、操作がまったく行われていない状態が所定の時間以上続いたら、強制的にログアウトさせるようにしてもよい。
図15はユーザ選択画面HG3Aの例を示す図、図16はパスワード入力画面HG3Bの例を示す図、図17はファイル名入力画面HG3Cの例を示す図である。
ユーザは、図10のステップ#6、#8、#9、#10の処理によってボックス5に保存されたファイル6を読み出して、所望する処理を画像形成装置1に実行させることができる。この場合は、画像形成装置1において次のような手順で処理が行われる。
ユーザが図9の初期メニュー画面HG1の中から「読出」ボタンを選択すると(#2でNo、#3でYes)、処理実行制御部101は、処理フラグに「読出」という値をセットする(#7)。読み出す対象のファイル6を指定する(#8)。指定する手順は、前に説明したファイル6の保存処理における保存場所およびファイル名の指定の場合と基本的に同じであり、図11の通りである。ただし、図11のステップ#101、#103、および#106において、図12のユーザ選択画面HG2A、図13のパスワード入力画面HG2B、および図14のファイル名入力画面HG2Cの代わりに、それぞれ、図15のユーザ選択画面HG3A、図16のパスワード入力画面HG3B、および図17のファイル名入力画面HG3Cを表示させる。
処理実行制御部101は、ステップ#8で指定されたボックス5に保存されている、ステップ#8で指定されたファイル名のファイル6に基づいて処理を実行するように、画像形成装置1の各部を制御する
すなわち、まず、そのファイル6をそのボックス5から読み出すようにハードディスク23Hを制御する(#11)。そのファイル6の属性情報6aに基づいてアクティブジョブデータベースDB3のキュー(図8参照)にジョブを登録する。これにより、ジョブの実行の予約がなされ、そのジョブは実行待ちの状態になる。そのジョブを実行する順番が来たら、属性情報6aに示される条件の内容で実画像データ6bを出力する処理(コピー、印刷、ファイル転送、FAX送信など)を実行するように、プリンタ装置14および通信インタフェース16などを制御する(#12)。
例えば、そのジョブのジョブ種別が「コピー」または「プリント」であり、属性情報6aが「ステープル有、両面」というジョブモード(処理条件)を示している場合は、ファイル6の各実画像データ6bのドキュメントを両面印刷しかつ印刷物をステープル綴じするように、プリンタ装置14などを制御する。または、ジョブ種別が「スキャン」であり、属性情報6aが「送信先=MORIKAWA@〜.com」というジョブモードを示している場合は、ファイル6を電子メールに添付してその電子メールアドレスに送信するように、通信インタフェース16などを制御する。
なお、画像形成装置1には、ディスプレイ12に表示する各画面と同等の画面の画面データをパーソナルコンピュータ31に送信するためのプログラムおよびこれらの画面に入力された情報をパーソナルコンピュータ31から受信するためのプログラムがインストールされている。これにより、ユーザは、自分のパーソナルコンピュータ31から遠隔操作によって、ボックス5に保存されているファイル6を読み出して、所望する処理を画像形成装置1に実行させることができる。また、次に説明する一括処理のための操作も、パーソナルコンピュータ31によって行うことができる。
図18はジョブ操作処理の流れの例を説明するフローチャート、図19は処理対象選択画面HG4の例を示す図、図20および図21はジョブ適用等受付処理の流れの例を説明するフローチャート、図22は変更指定画面HG5の例を示す図である。
ユーザは、ボックス5に保存されている複数のファイル6に関する処理を一括して画像形成装置1に行わせることができる。しかも、本発明に係る画像形成装置1には、その一括して行う処理(以下、「一括処理」と記載する。)の対象とする複数のファイル6をユーザが簡単に選択することができる機能が備えられている。
この機能を使用したい場合は、ユーザは、初期メニュー画面HG1(図9参照)の中から「ジョブ操作」ボタンを選択する(図10の#2でNo、#3でNo、#4でYes)。すると、画像形成装置1は、係る機能を実現するための処理を、図18に示すような手順で実行する(#13)。
ユーザ判別部102は、「ジョブ操作」ボタンを選択したユーザが誰であるかを判別する。具体的には、現在、操作装置11またはディスプレイ12を操作して画像形成装置1にログインしているユーザがいる場合は(#201でYes)、そのユーザを、「「ジョブ操作」ボタンを選択したユーザ」であると判別する(#203)。
そうでない場合は(#201でNo)、次のようにして、今「ジョブ操作」ボタンを選択したユーザを、画像形成装置1にログインさせる(#202)。ユーザ名およびパスワードを入力するための画面をディスプレイ12に表示させることによって、画像形成装置1にログインするようにそのユーザに対して要求する。入力されたユーザ名に対応するパスワードを図5のユーザ情報データベースDB1から呼び出し、入力されたパスワードと照合する。両者が一致し正しいユーザであることが認証されれば、そのユーザの画像形成装置1へのログインを許可する。そして、今ログインしたユーザを、「ジョブ操作」ボタンを選択したユーザであると判別する(#203)。
関連ファイル抽出部103は、ステップ#203で判別されたユーザに関連するファイル6をハードディスク23Hの中から検索して抽出する(#204)。本実施形態では、そのユーザのユーザ名と同名のボックス名が付けられているボックス5に保存されているファイルを、そのユーザに関連するファイル6として抽出する。
処理実行制御部101は、抽出されたファイル6に関する情報の一覧を表示するようにディスプレイ12を制御する。すると、ディスプレイ12には、図19に示すような、そのユーザに関連するファイル6の一覧表LT4を有する処理対象選択画面HG4が表示される(#205)。
一覧表LT4において、「ジョブ状態」は、その行に示されるファイル6に基づく処理(ジョブ)が現在どのような状態であるかを示している。例えば、「プリント待ち」は、その行に対応するファイル6のコンテンツの印刷ジョブがアクティブジョブデータベースDB3(図8参照)に登録されており、実行の順番が回ってくるのを待っている状態であることを意味する。「プリント中」は、その行に対応するファイル6に基づいて現在印刷処理が行われている最中であることを意味する。「待機中」は、その行に対応するファイル6に関連する処理が現在何も行われていないことを意味する。「保留」は、その行に対応するファイル6に基づく処理(ジョブ)がアクティブジョブデータベースDB3に登録されているが、再開の指令があるまで実行を延期していることを意味する。
抽出されたファイル6の個数が多ければ、すべてを一度に一覧表LT4の表示領域に表示できないことがある。このような場合は、ユーザは、一覧表LT4の右方にある2つのスクロールボタンを操作して一覧表LT4を上下にスクロールさせることによって、抽出されたすべてのファイル6に関する情報を確認することができる。
ここで、ユーザは、その処理対象選択画面HG4の中の一覧表LT4またはボタンを操作して、一括処理の対象にしたいファイル6および一括処理の種類を指定する。一覧表LT4の中のすべてのファイル6を処理対象としたい場合は、「全ジョブ適用」ボタンを押下する。一部のファイル6を処理対象としたい場合は、それらのファイル6のファイル名が書かれた行を1つずつ順に押下して指定する。そして、指定したファイル6についてどのような一括処理を実行するのかを、一括処理選択ボタンBT41〜BT45のいずれかを選択することによって指定する。これにより、画像形成装置1に対して一括処理の指令がなされる。
すると、図7の一括処理受付部104は、例えば図20に示すように、ユーザからの指令を受け付ける処理を行う(図18の#206)。「全ジョブ適用」ボタンが押下されている場合は(図20の#301でYes)、図18のステップ#204で抽出されたすべてのファイル6を一括処理の対象として受け付ける(#302)。一覧表LT4の1つまたは複数の行が選択されている場合は(#301でNo、#303でYes)、選択されている行に対応するファイル6を一括処理の対象として受け付ける(#304)。そして、選択された一括処理選択ボタンBT41〜BT45に対応する一括処理を、ユーザからの指令として受け付ける(#305)。
「全ジョブ適用」ボタンおよび一覧表LT4の行のいずれも押下されなかった場合は(#303でNo)、ここでは、処理対象が指定されなかったものとする(#306)。
または、一括処理受付部104は、図18の#206において、図21に示すように、ユーザからの指令を受け付ける処理を行ってもよい。
ユーザが一覧表LT4の中からファイル6を1つ選択し(図21の#311でYes)、一括処理選択ボタンBT41〜BT45のいずれかのボタンを押下すると(#312でYes)、一括処理受付部104は、そのファイル6の属性情報6aのジョブ属性(図4参照)を読み出してその値をチェックする(#313)。
同じ値のジョブ属性を持つ他のファイル6を、関連ファイル抽出部103が抽出したファイル6(本実施形態では、画像形成装置1を操作しているユーザのボックス5に保存されているファイル6)の中から検索して抽出する(#314)。
そのようなファイル6が見つかったら(#315でYes)、これらのファイル6を一括処理の対象としてもよいか否かを問い合わせるための画面を表示させる(#316)。そして、一括処理の対象としてもよい旨が入力されたら(#317でYes)、ステップ#311で選択されたファイル6およびステップ#314で検索されたファイル6を一括処理の対象に決定する(#318)。検索されなかった場合(#315でNo)または検索されたファイル6を一括処理の対象としない旨が入力された場合(#317でNo)は、#311で選択されたファイル6のみを処理対象に決定する(#319)。
図7の処理実行制御部101は、一括処理受付部104によって受け付けられた指令の内容に基づいて、次のように画像形成装置1の各部を制御する。
一括処理選択ボタンBT42に対応する一括処理の指令が受け付けられた場合は(図18の#207でYes)、図8のアクティブジョブデータベースDB3(キュー)の中から、ステップ#206で受け付けた処理対象のファイル6に係るジョブを検索し、これをキューの先頭に移動させる(#208)。つまり、ユーザに指定された、「待ち」の状態である処理対象のファイル6に係るジョブを、優先的に実行するための制御を行う。なお、処理対象として指定されたファイル6に関するジョブがキューに登録されていない場合(つまり、指定されたファイル6のジョブ状態が「待機中」(図19参照)である場合)は、そのファイル6に基づいてジョブデータを生成し、キューの先頭の方に登録するようにしてもよい。または、このようなファイル6の選択は無効であるものとし、一括処理の対象から除外するようにしてもよいし、図19の処理対象選択画面HG4において選択できないようにしてもよい。
一括処理選択ボタンBT43に対応する一括処理の指令が受け付けられた場合は(#209でYes)、キューの中から、ステップ#206で受け付けた処理対象のファイル6に係るジョブを検索し、そのジョブの実行を一時停止つまり保留するように制御する(#210)。なお、処理対象として指定されたファイル6に係るジョブがキューに登録されていない場合は、そのファイル6に基づいてジョブデータを生成し、キューの一番後に登録するとともにその実行を保留するように制御してもよい。または、ステップ#208の優先出力処理の場合と同様に、このようなファイル6は一括処理の対象から除外しまたは選択不能となるようにしてもよい。
一括処理選択ボタンBT44に対応する一括処理の指令が受け付けられた場合は(#211でYes)、ステップ#206で受け付けた処理対象のファイル6に係るジョブをキューから削除させる(#212)。
一括処理選択ボタンBT41に対応する一括処理の指令が受け付けられた場合は(#213でYes)、図22に示すような変更指定画面HG5をディスプレイ12に表示させる(#214)。ここで、ユーザは、条件変更メニューCJ5を操作することによって、一括処理の対象のファイル6の実行条件を纏めて変更することができる。例えば、印刷条件を「両面印刷、カラー印刷、およびステープル仕上げ」に変更したい場合は、条件変更メニューCJ5の左列から順に、「両面」、「カラー」、および「ステープルあり」を押下する。そして、「OK」ボタンを押下する。
なお、ユーザに関連するすべてのファイル6について処理条件を変更したい場合は、「全ジョブ適用」ボタンを押下してから「OK」ボタンを押下する。画面に表示されていない他の処理条件を変更したい場合は、条件変更メニューCJ5の上方にあるスクロールボタンを操作すればよい。
「OK」ボタンが押下されると、図7の一括処理受付部104は、変更指定画面HG5で指定された内容を受け付け、処理実行制御部101は、その内容に従って一括処理の対象であるファイル6の属性情報6a(図4参照)を変更するようにハードディスク23Hなどを制御する(#215)。
ただし、ユーザが指定した通りに属性情報6aを変更できない場合がある。例えば、条件変更メニューCJ5において「ステープルあり」が指定されたが、変更対象のファイル6に含まれるドキュメントの各ページの用紙サイズが不統一である場合は、ステープル仕上げを適用できない。または、「カラー」が指定されたが、変更対象のファイル6の画像がモノクロのみである場合は、カラー出力を適用できない。このように、ユーザの指定通りに条件を変更することができないは、係るファイル6については、一括処理の対象から除外する。または、適用可能な条件のみを変更する。または、係るファイル6を選択できないようにしてもよいし、「全ジョブ適用」が押下されても係るファイル6は選択されないようにしてもよい。
一括処理選択ボタンBT45に対応する一括処理の指令が受け付けられた場合は(#216でYes)、一括処理の対象であるファイル6に基づいて新規のジョブを生成し、これをアクティブジョブデータベースDB3の最後尾に登録する(#217)。すなわち、ファイル6を構成する各実画像データ6bの画像について、属性情報6aの「ジョブモード」の出力条件で「ジョブ属性」の処理を実行するためのジョブを生成する。例えば、ファイル6が図4に示すような構成である場合は、各実画像データ6bの画像を等倍で記録シートの片面に順に印刷してその記録シートをステープル綴じするためのジョブを生成する。または、ジョブ属性が「スキャン」である場合は、ファイル6(またはファイル6に含まれる実画像データ6b)を属性情報6aに示される送信先に送信するためのジョブを生成する。
本実施形態によると、画像形成装置1に保存されている複数のファイル6について一括して処理を実行したい場合に、当該処理の対象のファイル6を従来よりも簡単に選択することができる。例えば、複数のファイル6に基づく印刷ジョブまたはコピージョブなどの実行の順番またはタイミングなどの状態を一括して容易に遷移させることができる。
しかも、操作を行うユーザに関連するファイル6のみを選択肢として提示するので、他のユーザのデータに悪影響を与えることを防止することができる。
本実施形態では、図7の関連ファイル抽出部103は、画像形成装置1を操作するユーザに関連するファイル6として、そのユーザのユーザ名が付けられた(つまり、そのユーザに割り当てられた)ボックス5に保存されているファイル6を抽出したが、これ以外の関連性を有するファイル6を抽出するようにしてもよい。
例えば、画像形成装置1が会社や役所などに設置されており、各部署(グループ)にもボックス5が割り当てられている場合は、画像形成装置1を操作するユーザのボックス5に保存されているファイル6だけでなく、そのユーザが所属する部署のボックス5に保存されているファイル6をも抽出するようにしてもよい。または、ファイル6の属性情報6a(図4参照)に作成者を記録するためのフィールドが設けられている場合は、そのフィールドにそのユーザ名が記録されているファイル6を抽出するようにしてもよい。ファイル6の属性情報6aにアクセス権を記録するためのフィールドが設けられている場合は、画像形成装置1を操作するユーザに対して所定のアクセス権(例えば、変更権またはフルアクセス権など)が与えられているファイル6を抽出するようにしてもよい。どのような関連性があるファイル6を抽出するのかは、画像形成装置1に予め設定しておいてもよいし、ユーザが選択できるようにしておいてもよい。
本実施形態では、5種類の一括処理を用意しておいたが(図19参照)、これ以外の一括処理を用意しておいてもよい。例えば、ユーザが選択した複数のファイル6をボックス5から一括して削除することができるようにしておいてもよい。または、ユーザが選択した複数のファイル6のアクセス権を一括して変更することができるようにしておいてもよい。ユーザが選択した複数のファイル6に係るジョブの実行開始時刻を一括して所定の時間だけ早くしたり遅くしたりすることができるようにしてもよい。
図23はジョブ一覧画面HG6の例を示す図である。本実施形態では、画像形成装置1を操作しているユーザに関連するファイル6の一覧をディスプレイ12に表示したが、他のユーザに関連するファイル6を表示するようにしてもよい。
例えば、図23のような、ジョブ一覧表LT6を有するジョブ一覧画面HG6をディスプレイ12に表示させる。ジョブ一覧表LT6には、出力処理を完了したジョブ、失敗したジョブ、および出力待ちのジョブが示されている。これらのジョブは、ジョブ履歴データベースDB2およびアクティブジョブデータベースDB3(図6、図8参照)に基づいている。
この中からユーザがいずれか1つのジョブに対応する行を押下して選択すると、関連ファイル抽出部103は、そのジョブを指令したユーザに関連するファイル6を、ハードディスク23Hに保存されているファイル6の中から選択して抽出する。そして、図19のような、その抽出結果を示す一覧表LT4を有する処理対象選択画面HG4を表示させる。なお、ジョブ一覧画面HG6のジョブ一覧表LT6と、処理対象選択画面HG4の一覧表LT4、各ボタン、およびメッセージとを、1つの画面として表示するようにしてもよい。
本発明は、MFPのほか、FAX端末、印刷装置、または画像読取装置などにも適用可能である。または、FAXモデム、印刷装置、および画像読取装置が接続されているサーバなどにも適用可能である。
その他、ファイル共用システムFS、画像形成装置1の全体または各部の構成、処理内容、処理順序、出力条件、属性情報6aの構成などは、本発明の趣旨に沿って適宜変更することができる。
さらに、本実施形態には、以下のような発明も含む。
1.前記データ検索手段は、前記ユーザに関連する前記データとして、当該ユーザに対して割り当てられている記憶領域に保存されているデータを検索する、
請求項1または請求項2記載のデータ制御装置。
2.前記データ検索手段は、前記ユーザに関連する前記データとして、当該ユーザが作成者であるデータを検索する、
請求項1または請求項2記載のデータ制御装置。
3.前記データ検索手段は、前記ユーザに関連する前記データとして、当該ユーザに対して所定のアクセス権を与えているデータを検索する、
請求項1または請求項2記載のデータ制御装置。
4.前記制御手段は、所定の要件を満たす前記出力用データとして、前記ユーザが前記データ一覧画面で最初に選択した前記出力用データおよび当該出力用データと同じ属性を有するデータについて処理が実行されるように当該画像出力装置を構成する各手段を制御する、
請求項5記載のデータ制御装置。
本発明は、MFPなどの画像形成装置の操作性を向上させるために好適に用いられる。
ファイル共用システムの全体的な構成の例を示す図である。 本発明に係る画像形成装置の外観およびハードウェア構成の例を示す図である。 ハードディスクに設けられたボックス5の例を示す図である。 ファイルの構成の例を示す図である。 ユーザ情報データベースの例を示す図である。 ジョブ履歴データベースの例を示す図である。 画像形成装置の機能的構成の例を示す図である。 アクティブジョブデータベースの例を示す図である。 初期メニュー画面の例を示す図である。 画像形成装置の全体的な処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ボックス等指定処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ユーザ選択画面の例を示す図である。 パスワード入力画面の例を示す図である。 ファイル名入力画面の例を示す図である。 ユーザ選択画面の例を示す図である。 パスワード入力画面の例を示す図である。 ファイル名入力画面の例を示す図である。 ジョブ操作処理の流れの例を説明するフローチャートである。 処理対象選択画面の例を示す図である。 ジョブ適用等受付処理の流れの例を説明するフローチャートである。 ジョブ適用等受付処理の流れの例を説明するフローチャートである。 変更指定画面の例を示す図である。 ジョブ一覧画面の例を示す図である。
符号の説明
1 画像形成装置(データ制御装置)
6 ファイル(データ、出力用データ)
11 操作装置(入力手段)
12 ディスプレイ(一覧画面出力手段、入力手段、画面出力手段)
14 プリンタ装置(データ関連処理手段、印刷手段)
16 通信インタフェース(データ関連処理手段、画面出力手段、データ送信手段)
23 データ記憶部(データ保存手段、データ関連処理手段)
101 処理実行制御部(制御手段)
102 ユーザ判別部(ユーザ判別手段)
103 関連ファイル抽出部(データ検索手段)
DB3 アクティブジョブデータベース(実行順管理手段)
HG4 処理対象選択画面(データ一覧画面、処理指定画面)
HG5 変更指定画面(処理指定画面)

Claims (9)

  1. データを保存するデータ保存手段と、前記データに関連する処理であるデータ関連処理を実行するデータ関連処理手段と、を有するデータ制御装置であって、
    当該データ制御装置を操作するユーザを判別するユーザ判別手段と、
    前記ユーザ判別手段によって判別された前記ユーザに関連する前記データを前記データ保存手段に保存されている前記データの中から検索するデータ検索手段と、
    検索された前記ユーザに関連する前記データの中から当該ユーザに前記データ関連処理の対象にしたいものを選択させるためのデータ一覧画面を当該ユーザに対して出力する画面出力手段と、を有し、
    前記データ関連処理手段は、前記ユーザが前記データ一覧画面で選択した複数の前記データについて前記データ関連処理を実行する、
    ことを特徴とするデータ制御装置。
  2. 前記ユーザに関連する前記データをすべて選択する旨を当該ユーザに入力させるための入力手段、を有し、
    前記データ関連処理手段は、すべて選択する旨が前記入力手段によって入力された場合は、前記ユーザに関連するすべての前記データについて前記データ関連処理を実行する、
    請求項1記載のデータ制御装置。
  3. 画像を出力する出力手段として、画像を記録シートに印刷する印刷手段および画像のデータを他の装置に送信するデータ送信手段のうちの少なくとも1つが設けられた画像出力装置であって、
    前記出力手段によって出力するための画像の画像データを含む出力用データを保存するデータ保存手段と、
    当該画像出力装置を操作するユーザを判別するユーザ判別手段と、
    前記ユーザ判別手段によって判別された前記ユーザに関連する前記出力用データを前記データ保存手段に保存されているデータの中から検索するデータ検索手段と、
    検索された前記ユーザに関連する前記出力用データの中から処理の対象にしたいものを当該ユーザに選択させるためのデータ一覧画面および当該ユーザが選択する当該出力用データについてどのような処理を実行させたいのかを当該ユーザに指定させるための処理指定画面を当該ユーザに対して出力する画面出力手段と、
    前記ユーザが前記データ一覧画面で選択した複数の前記出力用データについて、当該ユーザが前記処理指定画面で指定した処理が実行されるように、当該画像出力装置を構成する各手段を制御する制御手段と、
    を有することを特徴とする画像出力装置。
  4. 前記ユーザに関連する前記出力用データをすべて選択する旨を前記ユーザに入力させるための入力手段、を有し、
    前記制御手段は、すべて選択する旨が入力された場合は、前記ユーザに関連するすべての前記出力用データについて、当該ユーザが前記処理指定画面で指定した処理が実行されるように、当該画像出力装置を構成する各手段を制御する、
    請求項3記載の画像出力装置。
  5. 前記ユーザに関連する前記出力用データの中から所定の要件を満たすもののみをすべて選択する旨を前記ユーザに入力させるための入力手段、を有し、
    前記制御手段は、所定の要件を満たす前記出力用データをすべて選択する旨が入力された場合は、前記ユーザに関連する当該出力用データのすべてについて、当該ユーザが前記処理指定画面で指定した処理が実行されるように、当該画像出力装置を構成する各手段を制御する、
    請求項3記載の画像出力装置。
  6. 前記出力手段に実行させる予定である画像の出力処理の実行順を管理する実行順管理手段、を有し、
    前記出力用データには、画像の出力の条件を示す出力条件データが含まれており、
    前記出力手段は、前記実行順管理手段によって管理される前記実行順に従って処理を実行し、
    前記画面表示手段は、前記処理指定画面として、画像の出力の条件を変更する第一の処理、画像の出力の優先順位を上げる第二の処理、画像の出力を一時的に保留する第三の処理、画像の出力を中止する第四の処理、および画像の出力を予約する第五の処理の5つの処理のうちの少なくとも2つの中からいずれか1つを前記ユーザに選択させて指定させるための画面を表示し、
    前記制御手段は、前記ユーザが前記データ一覧画面において前記第一の処理を指定した場合は前記ユーザが選択した前記各出力用データの前記出力条件データが変更されるように前記データ保存手段を制御し、前記第二の処理を指定した場合は前記ユーザが選択した前記各出力用データに係る画像の出力処理が他の出力処理よりも優先的に実行されるように前記実行順管理手段を制御し、前記第三の処理を指定した場合は前記ユーザが選択した前記各出力用データに係る画像の出力処理の実行が保留されるように前記実行順管理手段を制御し、前記第四の処理を指定した場合は前記ユーザが選択した前記各出力用データに係る画像の出力処理の実行が中止されるように前記実行順管理手段を制御し、前記第五の処理を指定した場合は前記ユーザが選択した前記各出力用データに係る画像の出力をそれぞれの前記出力条件データに示される出力の条件に基づいて実行するための予約が行われるように前記実行順管理手段を制御する、
    請求項3ないし請求項5のいずれかに記載の画像出力装置。
  7. 前記出力手段として、前記印刷手段および前記データ送信手段の両方が設けられており、
    前記出力用データには、画像をどのような方法で出力すべきかを示す出力方法データが含まれており、
    前記出力用データの前記出力方法データに、記録シートに印刷することによって出力すべき旨が示されている場合は、前記印刷手段が当該出力用データの前記画像データおよび前記出力条件データに基づいて画像を記録シートに印刷し、データを送信することによって出力すべき旨が示されている場合は、前記データ送信手段が当該出力用データの前記画像データを前記出力条件データに示される送信先に送信する、
    請求項6記載の画像出力装置。
  8. データを保存するデータ保存手段と、前記データに関連する処理であるデータ関連処理を実行するデータ関連処理手段と、を有するデータ制御装置における制御方法であって、
    当該データ制御装置を操作するユーザを判別し、
    判別された前記ユーザに関連する前記データを前記データ保存手段に保存されている前記データの中から検索し、
    検索された前記ユーザに関連する前記データの中から当該ユーザに前記データ関連処理の対象にしたいものを選択させるための一覧画面を当該ユーザに対して出力し、
    前記ユーザが前記一覧画面で選択した複数の前記データについて前記データ関連処理が実行されるように前記データ関連処理手段を制御する、
    ことを特徴とするデータ制御装置における制御方法。
  9. データを保存するデータ保存手段と、前記データに関連する処理であるデータ関連処理を実行するデータ関連処理手段と、を有するコンピュータに用いられるコンピュータプログラムであって、
    当該データ制御装置を操作するユーザを判別する判別処理と、
    判別された前記ユーザに関連する前記データを前記データ保存手段に保存されている前記データの中から検索する検索処理と、
    検索された前記ユーザに関連する前記データの中から当該ユーザに前記データ関連処理の対象にしたいものを選択させるための一覧画面を当該ユーザに対して出力する画面出力処理と、
    前記ユーザが前記一覧画面で選択した複数の前記データについて前記データ関連処理が実行されるように前記データ関連処理手段を制御する制御処理と、
    をコンピュータに実行させるコンピュータプログラム。
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