JP6680499B2 - 経路案内装置、経路案内システム、経路案内方法、および経路案内プログラム - Google Patents

経路案内装置、経路案内システム、経路案内方法、および経路案内プログラム Download PDF

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Description

本発明は、端末装置(典型的には携帯電話などの携帯端末装置)のユーザーに目的地(例えば地震などの災害が発生した際の避難所)までの経路の情報を提供する経路案内装置に関する。
携帯電話などの携帯端末装置の高機能化・高解像度化により、近年、地図を利用するアプリケーションソフトウェアが多く開発されている。そのようなアプリケーションソフトウェアの1つとして、携帯端末装置の利用者(以下、「ユーザー」という。)を目的地に案内するための「経路探索アプリ」などと呼ばれるアプリケーションソフトウェアが知られている。経路探索アプリを利用することにより、ユーザーは手元に地図がない場合でも目的地に容易にたどり着くことができる。
ところで、地震などによる広範囲にわたる災害が発生した場合、人々は直ちに近くの避難所に移動して身の安全や必要な物資・情報を確保する必要がある。近年、比較的規模の大きい災害が多く発生していることから、災害発生時に人々を速やかに避難所に誘導することが重要視されている。これに関し、携帯電話などの携帯端末装置が近年広く普及してきたことから、災害発生時に携帯端末装置を用いてユーザーを避難所に誘導することが考えられている。具体的には、携帯端末装置用の経路探索アプリの1つとして、避難所までの経路案内に特化したアプリケーションソフトウェア(以下、「避難誘導アプリ」という。)も提供されている。
上述した避難誘導アプリを用いてユーザーが目的地(避難所)へと移動している途中に、火災などのために避難経路上の道路を通行することができないという状態に当該ユーザーが遭遇する場合がある。そこで、ユーザーによって指定された位置(経路)を通行不可の状態に設定するという機能を持たせた避難誘導アプリも開発されている。これにより、ユーザーが通行不可の道路に遭遇しても、通行不可の道路を回避した別の避難経路(代替ルート)をユーザーに提示することができる。このように被災場所を通過しない避難ルートを生成する避難ルート出力装置の発明が特開2013−195095号公報に開示されている。なお、本明細書では、経路上の位置が通行不可の状態である旨を示す情報のことを「通行不可情報」という。
また、近年、携帯端末装置に付随するカメラで撮影している映像(以下、便宜上「風景映像」という。)にエアタグと呼ばれる仮想的画像を付加して表示する拡張現実技術(AR技術)が発達しつつある。そこで、経路探索アプリにおいても、各種情報を表すエアタグを風景映像に付加して表示することが行われている。例えば、避難誘導アプリでは、避難経路をエアタグで表示することが行われている。このようなエアタグの表示を行うことによって、災害発生時にユーザーがパニック状態になっていても、当該ユーザーは迷うことなく避難経路をたどることが可能となっている。
特開2013−195095号公報
ところで、従来の避難誘導アプリでは、上述した通行不可情報の設定は、地図が表示されている画面上でユーザーが通行不可の位置(地点)を指定することによって行われる。典型的には、位置の指定は、タップと呼ばれる操作によって行われる。その際、通行不可の位置を正確に指定するためには、地図の移動や拡大などの操作を繰り返し行う必要がある。しかしながら、災害発生時などの緊急時にこのような繰り返しの操作が必要となることは、ユーザーにとって心理的負担が極めて大きい。また、パニック状態下で正確なタップを行うことは難しく、地図上で誤った位置の指定が行われることも考えられる。このような場合には、通行不可情報を考慮した正しい避難経路をユーザーに提示することができない。以上のことから、ユーザーにとっては、簡単な操作で確実に通行不可状態を設定できることが好ましい。また、避難誘導アプリ以外の一般的な経路案内アプリについても、例えば混雑情報などの設定を簡単な操作で行えることが好ましい。
そこで、本発明は、経路の通行状態に関する情報(通行不可情報、混雑情報など)をユーザーが迅速に設定することのできる経路案内装置を実現することを目的とする。
第1の発明は、目的地までの進行経路を案内するための経路案内装置であって、
撮影手段と、
前記撮影手段による撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示手段と、
目的地までの進行経路の探索を行う経路探索手段と、
前記経路探索手段によって得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示手段と、
現在位置を検出するGPS処理手段と、
利用者による前記拡張現実画像の選択または前記拡張現実画像の近傍の位置の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定手段と
を備え、
前記GPS処理手段によって検出された現在位置から前記拡張現実画像によって示されている進行経路に沿って延びる方向を第1の方向と定義し、かつ、前記GPS処理手段によって検出された現在位置から利用者によって選択された前記映像表示領域上の位置に対応する実際の位置へと向かう方向を第2の方向と定義したとき、前記通行情報設定手段は、前記第1の方向と前記第2の方向とがなす角度が予め定められた角度以下であれば、利用者によって前記拡張現実画像の近傍の位置が選択されたと判断することを特徴とする。
第2の発明は、目的地までの進行経路を案内するための経路案内装置であって、
撮影手段と、
前記撮影手段による撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示手段と、
目的地までの進行経路の探索を行う経路探索手段と、
前記経路探索手段によって得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示手段と、
現在位置を検出するGPS処理手段と、
利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定手段と
備えることを特徴とする。
第3の発明は、第2の発明において、
前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置を指定位置と定義したとき、前記通行情報設定手段は、利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに、更に、前記指定位置を中心とする予め定められた範囲内の位置が前記所定の通行状態である旨の設定を行うことを特徴とする。
の発明は、第1から第までのいずれかの発明において、
前記経路探索手段は、前記通行情報設定手段によって前記通行状態情報の設定が行われると、利用者による操作を介することなく、設定された前記通行状態情報を考慮して進行経路の再探索を行うことを特徴とする。
の発明は、第1から第までのいずれかの発明において、
前記通行情報設定手段は、
前記通行状態情報の設定を行う前に、設定を許可するか否かを利用者に選択させるための確認画面を表示し、
設定を許可する旨の選択が利用者によって行われた場合にのみ前記通行状態情報の設定を行うことを特徴とする。
第6の発明は、第1から第5までのいずれかの発明において、
前記通行情報設定手段は、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が通行不可の状態または混雑している状態である旨を示す前記通行状態情報の設定を行うことを特徴とする。
の発明は、第1から第までのいずれかの発明において、
前記経路探索手段は、目的地までの進行経路として避難所までの避難経路の探索を行うことを特徴とする。
第8の発明は、目的地までの進行経路を映像表示領域を有する端末装置を用いて案内する経路案内方法であって、
前記端末装置が備える撮影手段が利用者による操作に基づき撮影を行う撮影ステップと、
前記端末装置が備える映像表示手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
前記端末装置が備える経路探索手段が目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
前記端末装置が備える拡張現実画像表示手段が、前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
前記端末装置が備えるGPS処理手段が現在位置を検出するGPS処理ステップと、
利用者による前記拡張現実画像の選択または前記拡張現実画像の近傍の位置の選択があったときに前記端末装置が備える通行情報設定手段が、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと、
を含み、
前記GPS処理ステップで検出された現在位置から前記拡張現実画像によって示されている進行経路に沿って延びる方向を第1の方向と定義し、かつ、前記GPS処理ステップで検出された現在位置から利用者によって選択された前記映像表示領域上の位置に対応する実際の位置へと向かう方向を第2の方向と定義したとき、前記通行情報設定ステップでは、前記第1の方向と前記第2の方向とがなす角度が予め定められた角度以下であれば、利用者によって前記拡張現実画像の近傍の位置が選択されたと判断されることを特徴とする。
第9の発明は、目的地までの進行経路を映像表示領域を有する端末装置を用いて案内する経路案内方法であって、
前記端末装置が備える撮影手段が利用者による操作に基づき撮影を行う撮影ステップと、
前記端末装置が備える映像表示手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
前記端末装置が備える経路探索手段が目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
前記端末装置が備える拡張現実画像表示手段が、前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
前記端末装置が備えるGPS処理手段が現在位置を検出するGPS処理ステップと、
利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記端末装置が備える通行情報設定手段が、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと
含むことを特徴とする。
第10の発明は、目的地までの進行経路を案内するための経路案内プログラムであって、
映像表示領域を有する端末装置に
撮影を行う撮影ステップと、
前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
現在位置を検出するGPS処理ステップと、
利用者による前記拡張現実画像の選択または前記拡張現実画像の近傍の位置の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと
実行させ、
前記GPS処理ステップで検出された現在位置から前記拡張現実画像によって示されている進行経路に沿って延びる方向を第1の方向と定義し、かつ、前記GPS処理ステップで検出された現在位置から利用者によって選択された前記映像表示領域上の位置に対応する実際の位置へと向かう方向を第2の方向と定義したとき、前記通行情報設定ステップでは、前記第1の方向と前記第2の方向とがなす角度が予め定められた角度以下であれば、利用者によって前記拡張現実画像の近傍の位置が選択されたと判断されることを特徴とする。
第11の発明は、目的地までの進行経路を案内するための経路案内プログラムであって、
映像表示領域を有する端末装置に
撮影を行う撮影ステップと、
前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
現在位置を検出するGPS処理ステップと、
利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと
実行させることを特徴とする。
第12の発明は、第11の発明において、
前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置を指定位置と定義したとき、前記通行情報設定ステップでは、利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに、更に、前記指定位置を中心とする予め定められた範囲内の位置が前記所定の通行状態である旨の設定が行われることを特徴とする。
13の発明は、第10から第12までのいずれかの発明において、
前記経路探索ステップでは、前記通行情報設定ステップで前記通行状態情報の設定が行われると、利用者による操作を介することなく、設定された前記通行状態情報を考慮して進行経路の再探索が行われることを特徴とする。
14の発明は、第10から第13までのいずれかの発明において、
前記通行情報設定ステップでは、
前記通行状態情報の設定が行われる前に、設定を許可するか否かを利用者に選択させるための確認画面が表示され、
設定を許可する旨の選択が利用者によって行われた場合にのみ前記通行状態情報の設定が行われることを特徴とする。
第15の発明は、第10から第14までのいずれかの発明において、
前記通行情報設定ステップでは前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が通行不可の状態または混雑している状態である旨の設定が行われることを特徴とする。
16の発明は、第10から第15までのいずれかの発明において、
前記経路探索ステップでは、目的地までの進行経路として避難所までの避難経路の探索が行われることを特徴とする。
第17の発明は、サーバと複数の端末装置とがネットワークを介して接続される経路案内システムであって、
各端末装置は、
撮影手段と、
前記撮影手段による撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示手段と、
目的地までの進行経路の探索を行う経路探索手段と、
前記経路探索手段によって得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示手段と、
現在位置を検出するGPS処理手段と、
利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定手段と、
利用者による前記拡張現実画像の選択があった時に前記撮影手段による撮影中の映像を写真画像として取得する写真画像取得手段と、
前記写真画像取得手段によって取得された写真画像および前記GPS処理手段によって検出された現在位置を表す現在位置情報を前記サーバに送信するデータ送信手段と、
他の端末装置で取得され前記サーバから送信された写真画像を表示する写真画像表示手段と
を備え、
前記サーバは、
前記データ送信手段によって送信された写真画像を共有情報として記憶する写真画像記憶手段と、
各端末装置から送信された現在位置情報に基づいて、当該各端末装置に送信すべき共有情報を前記写真画像記憶手段から取り出し、その取り出した共有情報当該各端末装置に送信する写真画像送信手段と
を備え
各端末装置には、前記共有情報の位置を示すマークが表示され、
各端末装置で前記マークの選択が行われると、当該各端末装置において、前記写真画像表示手段は、選択されたマークに対応する共有情報としての写真画像を表示することを特徴とする。
第18の発明は、サーバと複数の端末装置とがネットワークを介して接続される経路案内システムを利用した経路案内方法であって、
各端末装置において当該各端末装置が備える撮影手段が利用者による操作に基づき撮影を行う撮影ステップと、
各端末装置において当該各端末装置が備える映像表示手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
各端末装置において当該各端末装置が備える経路探索手段が目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
各端末装置において、当該各端末装置が備える拡張現実画像表示手段が、前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
各端末装置において当該各端末装置が備えるGPS処理手段が現在位置を検出するGPS処理ステップと、
各端末装置において、利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに当該各端末装置が備える通行情報設定手段が、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと、
各端末装置において、利用者による前記拡張現実画像の選択があった時に当該各端末装置が備える写真画像取得手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を写真画像として取得する写真画像取得ステップと、
各端末装置において、当該各端末装置が備えるデータ送信手段が前記写真画像取得ステップで取得された写真画像および前記GPS処理ステップで検出された現在位置を表す現在位置情報を前記サーバに送信するデータ送信ステップと、
各端末装置において、当該各端末装置が備える写真画像表示手段が他の端末装置で取得され前記サーバから送信された写真画像を表示する写真画像表示ステップと、
前記サーバが前記データ送信ステップで送信された写真画像を共有情報として所定の写真画像記憶手段に記憶する写真画像記憶ステップと、
前記サーバにおいて、写真画像送信手段が、各端末装置から送信された現在位置情報に基づいて、当該各端末装置に送信すべき共有情報を前記写真画像記憶手段から取り出し、その取り出した共有情報当該各端末装置に送信する写真画像送信ステップと
を含み、
各端末装置には、前記共有情報の位置を示すマークが表示され、
各端末装置で前記マークの選択が行われると、前記写真画像表示ステップでは、選択されたマークに対応する共有情報としての写真画像が表示されることを特徴とする。
第19の発明は、目的地までの進行経路を案内するための経路案内プログラムであって、
サーバと複数の端末装置とがネットワークを介して接続される経路案内システムにおいて前記端末装置
撮影を行う撮影ステップと、
前記撮影ステップによる撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
現在位置を検出するGPS処理ステップと、
利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと、
利用者による前記拡張現実画像の選択があった時に前記撮影ステップによる撮影中の映像を写真画像として取得する写真画像取得ステップと、
前記写真画像取得ステップで取得された写真画像および前記GPS処理ステップで検出された現在位置を表す現在位置情報を前記サーバに送信するデータ送信ステップと、
他の端末装置で取得され前記サーバから送信された写真画像を表示する写真画像表示ステップと
実行させることを特徴とする。
上記第1の発明によれば、映像表示領域に表示されている拡張現実画像(進行経路を表す拡張現実画像)が利用者によって選択されると、進行経路上の位置が所定の通行状態(通行不可の状態や混雑している状態など)に設定される。このため、ユーザーは、進行経路を移動中に所定の通行状態に遭遇した場合に、進行経路を表す拡張現実画像または当該拡張現実画像の近傍の位置を選択(例えばタップ)するだけで、進行経路上の位置が所定の通行状態である旨の情報を設定することができる。すなわち、ユーザーは、従来のような繰り返しの操作を行うことなく、速やかに所望の情報を設定することが可能となる。また、拡張現実画像の表示位置に誤差が生じることやユーザーが切迫した状態になっていることなどによって正確な位置の選択が難しい状況下であっても、ユーザーは速やかに所望の情報を設定することが可能となる。以上より、経路の通行状態に関する情報をユーザーが迅速に設定することのできる経路案内装置が実現される。
上記第の発明によれば、映像表示領域に表示されている拡張現実画像(進行経路を表す拡張現実画像)が利用者によって選択されると、進行経路上の位置が所定の通行状態(通行不可の状態や混雑している状態など)に設定される。このため、ユーザーは、進行経路を移動中に所定の通行状態に遭遇した場合に、進行経路を表す拡張現実画像を選択(例えばタップ)するだけで、進行経路上の位置が所定の通行状態である旨の情報を設定することができる。すなわち、ユーザーは、従来のような繰り返しの操作を行うことなく、速やかに所望の情報を設定することが可能となる。以上より、経路の通行状態に関する情報をユーザーが迅速に設定することのできる経路案内装置が実現される。また、GPS処理手段によって得られるデータに誤差が生じていても、実際の通行状態を考慮して進行経路の探索が正しく実行される。
上記第の発明によれば、道路の幅も考慮した進行経路の探索の結果が得られる。
上記第の発明によれば、ユーザーによって設定された情報(経路の通行状態に関する情報)を考慮した進行経路の探索が速やかに実行される。
上記第の発明によれば、誤操作等によって情報の設定が行われることを防止することが可能となる。
上記第の発明によれば、ユーザーは、進行経路上の位置が通行不可の状態または混雑している状態である旨の設定を速やかに行うことが可能となる。
上記第の発明によれば、避難経路上の通行状態に関する情報をユーザーが迅速に設定することのできる経路案内装置が実現される。
上記第の発明によれば、上記第1の発明と同様の効果を経路案内方法の発明において奏することができる。
上記第9の発明によれば、上記第2の発明と同様の効果を経路案内方法の発明において奏することができる。
上記第10から上記第16の発明によれば、それぞれ上記第1から上記第の発明と同様の効果を経路案内プログラムの発明において奏することができる。
上記第17の発明によれば、端末装置でユーザーによって拡張現実画像が選択されると、写真撮影が行われ、写真画像がサーバに送信される。サーバに送信された写真画像は写真画像記憶手段に格納される。写真画像記憶手段に格納された写真画像は、各端末装置から送信される現在位置情報に基づいて、端末装置に適宜送信される。そして、端末装置では、サーバから送信された写真画像が写真画像表示手段によって表示される。これにより、各ユーザーは、他のユーザーによって経路の通行状態に関する設定が行われた位置についての詳しい状況を写真で確認することが可能となる。また、拡張現実画像が選択された際の写真撮影はユーザーの操作を介することなく行われる。このため、ユーザーに写真撮影のための時間ロスを生じさせることなく、当該ユーザーが遭遇した状況を写した写真画像を共有情報としてサーバに蓄積することが可能となる。これにより、経路の通行状態を確認することのできる写真画像が効率的にサーバに蓄積される。
上記第18の発明によれば、上記第17の発明と同様の効果を経路案内方法の発明において奏することができる。
上記第19の発明によれば、各ユーザーは、他のユーザーによって経路の通行状態に関する設定が行われた位置についての詳しい状況を写真で確認することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係る避難誘導システムを実現する機器構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、携帯端末装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、画面モードが映像モードであるときの表示について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、画面モードが映像モードであるときの表示について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、携帯端末装置の詳細な機能構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、個人状況入力手段の一画面例を示す図である。 上記第1の実施形態において、移動可能距離入力手段の一画面例を示す図である。 上記第1の実施形態において、地図表示手段による地図の表示および映像表示手段による風景映像の表示について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、エアタグ表示手段による避難経路を示すエアタグ(拡張現実画像)の表示について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、エアタグ表示手段によるエアタグの表示例を示す図である。 上記第1の実施形態において、サーバの詳細な機能構成を示すブロック図である。 上記第1の実施形態において、避難誘導アプリの起動から最初の経路探索の結果が表示されるまでの処理フローを示すフローチャートである。 上記第1の実施形態において、画面モードが映像モードであるときに映像表示領域のタップが行われた際の処理フローを示すフローチャートである。 各種センサで得られたデータに誤差が生じたときのエアタグの表示例を示す図である。 エアタグから少し離れた位置がタップされた状態を示す図である。 上記第1の実施形態において、タップが有効であるか否かの判断について説明するための図である。 GPSセンサで得られるデータの誤差について説明するための図である。 検出位置そのものの位置を通行不可の状態に設定した場合について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、通行不可の状態に設定する位置について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、実位置よりも10m手前の位置が検出位置となった場合の設定について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、通行不可情報の設定について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、通行不可の状態に設定される範囲について説明するための図である。 上記第1の実施形態において、通行不可を示すエアタグの表示例を示す図である。 上記第1の実施形態において、映像表示領域がタップされたときに表示される確認画面の一例を示す図である。 本発明の第2の実施形態の概要について説明するための図である。 上記第2の実施形態において、携帯端末装置の詳細な機能構成を示すブロック図である。 上記第2の実施形態において、共有情報が存在する位置を示すマークの地図への表示例を示す図である。 上記第2の実施形態において、サーバの詳細な機能構成を示すブロック図である。 上記第2の実施形態において、画面モードが映像モードであるときに映像表示領域のタップが行われた際の処理フローを示すフローチャートである。 上記第2の実施形態において、写真画像取得手段による写真画像の取得について説明するための図である。 上記第2の実施形態において、写真画像の例を示す図である。
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態について説明する。なお、以下においては、「アプリケーションソフトウェア」のことを「アプリ」と略記している。
<1.第1の実施形態>
<1.1 全体構成>
図1は、本発明の第1の実施形態に係る避難誘導システムを実現する機器構成を示すブロック図である。この避難誘導システムは、サーバ20と複数の携帯端末装置10とによって実現される。サーバ20と携帯端末装置10とは、インターネットなどの通信回線を介して接続されている。本実施形態においては、この避難誘導システムを実現するために、避難誘導アプリが携帯端末装置10にインストールされる。避難誘導アプリは、地震などの災害が発生した際にユーザーに現在位置から避難所までの避難経路を提示するためのソフトウェアである。ユーザーは、所定の操作により避難誘導アプリを起動することができる。このような避難誘導アプリを携帯端末装置10にインストールしておくことにより、ユーザーは、例えば土地勘のない場所で災害に遭遇しても、避難誘導アプリを使用することによって避難所に容易にたどり着くことが可能となる。
図2は、携帯端末装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。携帯端末装置10は、CPU11,フラッシュROM12,RAM13,通信制御部14,映像撮影部(カメラ)15,入力操作部16,表示部17,GPSセンサ18a,傾きセンサ(加速度センサ)18b,および地磁気センサ18cを有している。CPU11は、この携帯端末装置10の全体を制御するために各種演算処理等を行う。フラッシュROM12は、書き込み可能な不揮発性のメモリであって、携帯端末装置10の電源がオフされても保持されるべき各種プログラム・各種データを格納する。RAM13は、書き込み可能な揮発性のメモリであって、実行中のプログラムやデータ等を一時的に格納する。通信制御部14は、外部へのデータ送信の制御や外部からのデータ受信の制御を行う。映像撮影部(カメラ)15は、ユーザーによる操作に基づいて、現在位置から見える風景の撮影を行う。入力操作部16は、例えばタッチパネルであって、ユーザーによる入力操作を受け付ける。表示部17は、CPU11からの指令に基づいて、画像の表示を行う。GPSセンサ18aは、GPS衛星から受信する電波に基づいて、ユーザーの現在位置を特定するための位置情報(緯度・経度の情報)を取得する。傾きセンサ18bは、この携帯端末装置10の傾きを示す角度情報を取得する。地磁気センサ18cは、この携帯端末装置10の向いている方位(例えば表示部17の向いている方位)を示す方位情報を取得する。
避難誘導アプリが実行されているとき、画面モードは地図モードと映像モードとの間で切り替えられる。携帯端末装置10の表示面が比較的水平に近い状態であれば、画面モードは地図モードとなり、携帯端末装置10の表示面が比較的垂直に近い状態であれば、画面モードは映像モードとなる。なお、表示面の角度については、傾きセンサ18bによって取得される。画面モードが地図モードのときには、表示部17のほぼ全体に地図が表示される。画面モードが映像モードのときには、映像撮影部15による撮影で得られる映像(風景映像)が表示部17に表示される。画面モードが地図モードから映像モードに切り替えられると、表示部17内の領域は、例えば図3に示すように、地図を表示するための領域(以下、「地図表示領域」という。)17aと風景映像を表示するための領域(以下、「映像表示領域」という。)17bとに分割される。なお、映像表示領域17bの下方には、地図を非表示にするための地図OFFボタン171が設けられる。地図OFFボタン171がタップされると、図4に示すように、表示部17のほぼ全体が映像表示領域17bとなる。表示部17の状態が図4に示した状態になっているときに地図ONボタン172がタップされると、表示部17の状態は図3に示した状態に戻る。
携帯端末装置10内において、避難誘導アプリを実現する避難誘導プログラムは、フラッシュROM12に格納される。ユーザーによって避難誘導アプリの起動が指示されると、フラッシュROM12に格納されている避難誘導プログラムがRAM13に読み出され、そのRAM13に読み出された避難誘導プログラムをCPU11が実行することにより、避難誘導アプリの機能がユーザーに提供される。なお、避難誘導プログラムは、典型的にはインターネットなどの通信回線を介して所定のサーバ(不図示)から携帯端末装置10にダウンロードされ、当該携帯端末装置10内のフラッシュROM12にインストールされる。このように避難誘導プログラムが携帯端末装置10にインストールされることにより、本発明に係る経路案内装置が当該携帯端末装置10によって実現される。
<1.2 機能構成>
<1.2.1 携帯端末装置>
図5は、携帯端末装置10の詳細な機能構成を示すブロック図である。携帯端末装置10は、GPS情報取得手段100,観光機能選択手段110,データ送信手段120,データ受信手段121,データ記憶手段130,避難経路探索手段140,個人状況入力手段141,移動可能距離入力手段142,通行情報設定手段143,地図表示手段150,観光情報表示手段160,撮影手段170,映像表示手段180,およびエアタグ表示手段190を有している。
なお、本実施形態においては、GPS情報取得手段100によってGPS処理手段が実現され、避難経路探索手段140によって経路探索手段が実現され、エアタグ表示手段190によって拡張現実画像表示手段が実現されている。
GPS情報取得手段100は、GPS衛星から受信する電波に基づいてユーザーの現在位置を特定するための位置情報(緯度・経度の情報)を取得し、その位置情報を示すGPS情報Gdaを出力する。なお、GPS情報取得手段100は、ハードウェアとしてのGPSセンサ18a(図2参照)によって実現される。
観光機能選択手段110は、ユーザーの所望する観光機能(観光施設の各種情報の提示,観光コースの案内,宿泊施設・飲食店・土産店の紹介など)をユーザーに選択させるための手段である。ユーザーが観光機能を選択すると、観光機能選択手段110は、ユーザーによって選択された観光機能を示す機能選択情報Fdaを出力する。このように、本実施形態における避難誘導アプリは、平常時には観光のための情報をユーザーに提供することが可能となっている。但し、本発明はこれに限定されず、観光情報をユーザーに提供するための機能は必ずしも携帯端末装置10に設けられていなくても良い。
データ送信手段120は、GPS情報Gdaおよび機能選択情報Fdaをユーザー情報Ydaとしてサーバ20に送信する。なお、GPS情報Gdaは、例えば、ユーザーがこの避難誘導アプリを起動したタイミングおよびユーザーがこの避難誘導アプリを用いて何らかの操作を行ったタイミングで、携帯端末装置10からサーバ20へと送信される。また、ユーザーがこの避難誘導アプリを使用している期間中、所定期間毎にGPS情報Gdaが携帯端末装置10からサーバ20に送信されるようにしても良い。
データ受信手段121は、サーバ20から送信されるサーバデータSdaを受信する。このサーバデータSdaには、避難経路の探索に有用なデータである有意情報Mdaと、観光機能選択手段110によってユーザーに選択された観光機能に対応するデータである観光情報Kdaとが含まれている。有意情報Mdaには、地図,道路情報,避難所情報などが含まれている。サーバ20から送信されたサーバデータSdaのうちの有意情報Mdaは、データ記憶手段130に格納される。なお、データ記憶手段130はハードウェアとしてのフラッシュROM12またはRAM13(図2参照)によって実現される。また、避難誘導プログラムが携帯端末装置10にインストールされる際に有意情報Mdaをデータ記憶手段130にダウンロードしておくことによって、災害発生時に通信状態にかかわらず避難経路の探索を実行することが可能となる。
個人状況入力手段141は、災害が発生した際のユーザー(被災者)の被災状況や運動能力(避難経路上の障害を回避・克服できる能力)をユーザーに入力させるための手段である。この個人状況入力手段141は、表示部17に例えば図6に示すような画面を表示することによって実現される。図6に示すように、例えば「登れる」,「走れる」,「平坦のみ」,「車いす」,「足の怪我」,「歩けない」,「担架」,「子連れ」,「乳母車」などの状態を示すボタンが表示される。ユーザーは、該当する状態を示すボタンをタップするだけで良い。個人状況入力手段141によって入力された内容を示す個人状況情報Idaは、避難経路探索手段140によって使用される。
なお、図6に示した画面は一例であって、画面のレイアウトや画面に表示される項目はこれには限定されない。この点については、後述する移動可能距離入力手段142(図7参照)についても同様である。
移動可能距離入力手段142は、災害が発生した際のユーザー(被災者)の移動手段や移動可能距離をユーザーに入力させるための手段である。この移動可能距離入力手段142は、表示部17に例えば図7に示すような画面を表示することによって実現される。図7に示すように、例えば「徒歩」,「自転車」,「車」などの移動手段を示すボタンと、移動可能距離の入力が可能な入力ボックスとが表示される。ユーザーは、該当する移動手段を示すボタンをタップし、移動可能距離を入力する。移動可能距離入力手段142によって入力された内容を示す移動能力情報Ddaは、避難経路探索手段140によって使用される。
通行情報設定手段143は、画面モードが映像モードになっているときに、ユーザーによる映像表示領域17bのタップに基づいて、避難経路上の位置が通行不可の状態である旨を示す通行不可情報の設定を行う。本実施形態においては、この通行不可情報によって通行状態情報が実現されている。通行情報設定手段143によって設定された通行不可情報Tdaは、避難経路探索手段140によって使用される。なお、通行不可情報の設定についての詳しい説明は後述する。
避難経路探索手段140は、GPS情報Gdaと、ユーザーによって入力された情報(個人状況情報Ida,移動能力情報Dda)と、上述した通行不可情報Tdaと、サーバ20から送信されデータ記憶手段130に格納されている有意情報Mdaとに基づいて、経路探索(ユーザーにとっての最適な避難所・避難経路の探索)を行う。観光情報表示手段160は、観光情報Kdaを表示部17に表示する。
地図表示手段150は、データ記憶手段130に格納されている有意情報Mdaに基づいて表示部17内の地図表示領域17aに地図を表示する。その際、避難経路探索手段140によって既に経路探索が実行されている場合には、探索結果Reが地図に反映される。これにより、例えば図8に示すように、地図および避難経路を示すライン(符号31を付したライン)が地図表示領域17aに表示される。この地図表示手段150には、表示モードとして、ヘディングアップモードとノースアップモードとが用意されている。ヘディングアップモードとは、ユーザーの進行方向が常に画面上において上方向となるように、ユーザーの進行方向に応じて地図を回転させながら表示するモードである。ノースアップモードとは、北方向が画面上において上方向となるように地図を表示するモードである。また、この地図表示手段150は、ピンチ操作(複数の指で画面をつまんだり押し広げたりする操作)等によって地図の拡大・縮小・スクロールが可能なように構成されている。
撮影手段170は、風景映像の撮影を行う。なお、撮影手段170は、ハードウェアとしての映像撮影部(カメラ)15(図2参照)によって実現される。映像表示手段180は、撮影手段170による撮影で得られる風景映像を表示部17内の映像表示領域17bに表示する。これにより、例えば図8に示すように、映像表示領域17bに風景映像が表示される。
エアタグ表示手段190は、探索結果(避難経路探索手段140による経路探索の結果)Reに基づいて、避難経路を示すエアタグ(拡張現実画像)32を、ユーザーによって撮影されている風景映像に重ねて表示する。これにより、例えば図9に示すように、避難経路を示すエアタグ32が映像表示領域17bに表示される。このように避難経路を示すエアタグ32を映像表示領域17bに表示することによって、ユーザーは、たとえパニック状態になっていても、目指すべき方向を容易に把握することが可能となる。なお、例えば図10に示すように、避難経路を示すエアタグ32に加えて火災を示すエアタグ33や水害を示すエアタグ34などユーザーにとって有用な情報を示す各種エアタグが映像表示領域17bに表示されるようにしても良い。
<1.2.2 サーバ>
図11は、サーバ20の詳細な機能構成を示すブロック図である。サーバ20は、ユーザー情報受信手段210,有意情報記憶手段220,観光情報記憶手段230,およびデータ選択・送信手段240を有している。
ユーザー情報受信手段210は、携帯端末装置10から送られるユーザー情報Ydaを受信する。なお、ユーザー情報Ydaには、GPS情報Gdaおよび機能選択情報Fdaが含まれている。GPS情報Gdaおよび機能選択情報Fdaは、データ選択・送信手段240に与えられる。
有意情報記憶手段220には、避難経路の探索に有用なデータである有意情報Mda(地図,道路情報,避難所情報など)が格納されている。観光情報記憶手段230には、観光機能によってユーザーに提供するための各種情報(観光施設の情報,観光コースの情報,宿泊施設・飲食店・土産店の情報など)である観光情報Kdaが格納されている。
データ選択・送信手段240は、各携帯端末装置10から送られたGPS情報Gdaに基づいて、各携帯端末装置10における避難所・避難経路の探索に必要な有意情報Mdaを有意情報記憶手段220から選択する。また、データ選択・送信手段240は、各携帯端末装置10から送られたGPS情報Gdaと機能選択情報Fdaとに基づいて、ユーザーの所望する観光情報Kdaを観光情報記憶手段230から選択する。そして、データ選択・送信手段240は、選択した有意情報Mdaおよび観光情報KdaをサーバデータSdaとして携帯端末装置10に送信する。
<1.3 処理フロー>
次に、携帯端末装置10での処理フローについて説明する。まず、避難誘導アプリの起動から最初の経路探索の結果が表示されるまでの処理フローについて説明する。その後、通行不可情報の設定を行うためにユーザーによって表示部17内の映像表示領域17bがタップされた際の処理フローについて説明する。
<1.3.1 最初の経路探索の結果が表示されるまでの処理>
図12は、避難誘導アプリの起動から最初の経路探索の結果が表示されるまでの処理フローを示すフローチャートである。携帯端末装置10では、まず、避難誘導アプリが起動される(ステップS100)。避難誘導アプリの起動後、ユーザーは、経路探索機能を選択する(ステップS110)。そして、GPS情報取得手段100によるGPS情報Gdaの取得および当該GPS情報Gdaのサーバ20への送信が行われる(ステップS120)。その後、GPS情報Gdaに基づくサーバデータSdaの受信が行われる(ステップS130)。すなわち、ステップS130では、携帯端末装置10は、現在位置に応じた有意情報Mda(地図,道路情報,避難所情報など)をサーバ20から受信する。
次に、ユーザーは、個人状況入力手段141によって、ユーザーの被災状況や運動能力などの個人状況の入力を行う(ステップS140)。また、ユーザーは、移動可能距離入力手段142によって、移動手段および移動可能距離の入力を行う(ステップS150)。
ユーザーによって個人状況および移動手段・移動可能距離の入力が行われた後、避難経路探索手段140による経路探索(ユーザーにとっての最適な避難所・避難経路を探索する処理)が実行される(ステップS160)。経路探索の実行後、撮影手段17によって撮影されている風景映像が表示部17の映像表示領域17bに表示される(ステップS170)。
その後、地図表示手段150によって、地図,道路,避難所,および避難経路が表示部17の地図表示領域17aに表示される(ステップS180)。そして、映像表示領域17bに表示されている風景映像に、避難経路を示すエアタグ32が重ねて表示される(ステップS190)。以上のようにして、例えば図9に示したような画像が表示部17に表示される。
<1.3.2 映像表示領域がタップされた際の処理>
図13は、画面モードが映像モードであるときに映像表示領域17bのタップが行われた際の処理フローを示すフローチャートである。ユーザーによって映像表示領域17bのタップが行われると(ステップS200)、映像表示領域17b上のタップ位置に基づいて、タップが有効であるか否かの判断が行われる(ステップS210)。このステップS210での判断について以下に詳しく説明する。
この避難誘導アプリでは、避難経路を示すエアタグ32をユーザーが選択することによって、通行不可情報の設定が行われる。すなわち、ステップS210では、タップ位置がエアタグ32上の位置であれば、タップが有効である旨の判断が行われる。しかしながら、エアタグについては、GPSセンサ18aや地磁気センサ18cで得られるデータの誤差の影響により、映像表示領域17bにおいて正確な位置への表示が行われないことがある。このため、例えば、図9に示したようにエアタグ32が表示されるべきであるにも関わらず、図14に示すようにエアタグ32が表示されることがある。また、ユーザーの手のわずかな動きによってエアタグ32の表示位置が大きく移動することがある。さらに、災害発生時などの緊急時には正確な位置へのタップが難しいということも考えられる。例えば、ユーザーがエアタグ32上の位置をタップしようとしているにも関わらず、図15に示すように、エアタグ32から少し離れた位置がタップされることもある。そこで、本実施形態においては、タップ位置がエアタグ32上の位置でなくても、タップ位置がエアタグ32の近傍の位置であれば、タップが有効である旨の判断が行われる。これについて、図16を参照しつつ更に詳しく説明する。
図16は、携帯端末装置10(表示面を垂直にした状態)および避難経路を上から見た模式図である。映像表示領域17bに表示されているエアタグ32の最も現在位置側の位置に対応する表示面上の位置(左右方向における位置)に符号50を付し、当該エアタグ32に対応する経路に符号53を付し、GPSセンサ18a(GPS情報取得手段100)によって検出される現在位置に符号52を付している。ここで、表示面上においてユーザーによってタップされた位置(左右方向における位置)が符号51を付した位置であって、その位置に対応する実際の位置が符号54を付した位置であると仮定する。現在位置52と位置54とを結ぶ直線に符号55を付している。以上のような前提の下、ステップS210では、経路53と直線55とがなす角度Kが予め定められた角度以下であれば、タップが有効である旨の判断が行われる。換言すれば、現在位置からエアタグ32によって示されている避難経路に沿って延びる方向を第1の方向と定義し、かつ、現在位置からユーザーによって選択された映像表示領域17b上の位置に対応する実際の位置へと向かう方向を第2の方向と定義したとき、第1の方向と第2の方向とがなす角度が予め定められた角度以下であれば、ユーザーによってエアタグ32の近傍の位置がタップされた(選択された)と判断され、ユーザーによるタップは有効である旨の判断が行われる。なお、判断の基準となる角度(上記角度Kとの比較対象となる角度)については、GPSセンサ18aや地磁気センサ18cで得られるデータの精度を考慮して決定される。一例を挙げると、上記第1の方向と上記第2の方向とがなす角度Kが15度以下であれば、ユーザーによってエアタグ32の近傍の位置がタップされたものと判断される。
ステップS210では、以上のようにして、タップが有効であるか否かの判断が行われる。ステップS210でタップが有効ではない旨の判断が行われたときには、通行不可情報の設定に関する処理は特に行われない。一方、ステップS210でタップが有効である旨の判断が行われたときには、通行不可情報の設定が行われる(ステップS220)。
ところで、上述したように、GPSセンサ18aで得られるデータには誤差が生じ得る。このため、GPSセンサ18aで検出される現在位置(以下、「検出位置」という。)と携帯端末装置10の実際の現在位置(以下、「実位置」という。)との間には誤差が生じ得る。現時点では、最大で約10mの誤差が生じている。従って、例えば、図17で符号57を付した位置が実位置であっても、図17で符号58や符号59を付した位置が検出位置となることもある。このような誤差が生じ得るため、仮に検出位置そのものの位置を通行不可の状態に設定した場合、経路探索が正しく実行されないおそれが生じる。これについて、図18を参照しつつ以下に説明する。
図18において、符号510を付した領域が通行不可の状態になっていると仮定する。また、通行不可情報の設定を行うために時点t1に映像表示領域17bのタップが行われたと仮定する。なお、時点t1における実位置には符号521を付している。また、時点t1において、GPSセンサ18aによる現在位置の検出に誤差が生じ、符号522を付した位置が検出位置になったと仮定する。ここで、検出位置そのものの位置が通行不可の状態に設定される場合、符号522を付した位置が通行不可の状態に設定される。このようにして通行不可情報の設定が行われた後、時点t2に経路探索が実行されたと仮定する。なお、時点t2における実位置には符号523を付している。この時点t2において仮にGPSセンサ18aによる現在位置の検出に誤差が生じなければ、符号523を付した位置が検出位置となる。この場合、実際には実位置よりも先の地点(符号510を付した領域)が通行不可の状態であるにも関わらず、既に通過した地点(符号522を付した位置)が通行不可の状態であるとの設定がなされた状態で経路探索が実行される。その結果、経路探索が正しく実行されず、通行不可の状態になっている領域510を通る経路が避難経路として提示されてしまう。
そこで、本実施形態においては、ステップS220では、図19に示すように、検出位置(符号60を付した位置)から25m先の位置(符号61を付した位置)が通行不可の状態に設定される。従って、図20に示すように、仮に実位置(符号62を付した位置)よりも10m手前の位置が検出位置(符号63を付した位置)となった場合、実位置よりも15m先の位置(符号64を付した位置)が通行不可の状態に設定される。なお、エアタグの表示(AR表示)が行われている際のカメラ映像自体が常に携帯端末装置10の前方数mから先の位置を捉えており、ユーザーは必ず通行不可地点の手前から眺めている。この観点からも、進行方向の数m先の位置を通行不可の状態に設定することが必須である。以上のような設定が行われることにより、以下に説明するように、検出位置そのものの位置を通行不可の状態に設定する場合とは異なり経路探索が正しく実行される。
図21は、本実施形態における通行不可情報の設定について説明するための図である。図21において、符号610を付した領域が通行不可の状態になっていると仮定する。また、通行不可情報の設定を行うために時点t1に映像表示領域17bのタップが行われたと仮定する。なお、時点t1における実位置には符号621を付している。また、時点t1において、GPSセンサ18aによる現在位置の検出に誤差が生じ、符号622を付した位置が検出位置になったと仮定する。このような場合、本実施形態では、検出位置622から25m先の位置(符号623を付した位置)が通行不可の状態に設定される。このようにして通行不可情報の設定が行われた後、時点t2に経路探索が実行されたと仮定する。なお、時点t2における実位置(時点t1における実位置から5m以内の位置とする)には符号631を付している。この時点t2においてGPSセンサ18aによる現在位置の検出に誤差が生じ、たとえ符号632を付した位置が検出位置となっても、当該検出位置632よりも先の位置(符号623を付した位置)が通行不可の状態に設定されている。このため、通行不可情報を考慮して正しく経路探索が実行される。
なお、本実施形態においては、検出位置から25m先の位置を通行不可の状態に設定しているが、本発明はこれに限定されない。通行不可の状態に設定する位置については、GPSセンサ18aで得られるデータの精度を考慮して適宜決定すれば良い。
また、ステップS220では、図22に示すように、検出位置(符号70を付した位置)から25m先の位置(符号71を付した位置)を中心とする半径5m以内の範囲が通行不可の状態に設定される。これにより、道路の幅も考慮した経路探索の実行結果が得られる。なお、通行不可の状態に設定する範囲についても特に限定されない。すなわち、避難経路上の位置のうちの検出位置から予め定められた距離だけ先の位置を指定位置と定義したとき、指定位置を中心とする予め定められた範囲内の位置が通行不可の状態に設定される。
以上のようにして通行不可情報の設定(ステップS220)が行われた後、例えば図23に示すように、映像表示領域17bに通行不可を示すエアタグ35が表示される(ステップS230)。そして、ユーザーによる操作を介することなく、避難経路探索手段140による避難経路の再探索が行われる(ステップS240)。なお、ユーザーによる操作(例えば、経路探索の実行を指示するメニューの選択)を介して避難経路の再探索が行われるようにしても良い。
避難経路の再探索後、再探索の結果を示す避難経路が地図表示領域17aに表示される(ステップS250)。そして、再探索後の避難経路を示すエアタグ32が映像表示領域17bに表示される(ステップS260)。
なお、本実施形態では、ユーザーによって映像表示領域17bがタップされると、ユーザーによる確認が行われることなく通行付加情報の設定が行われる。しかしながら、本発明はこれに限定されない。映像表示領域17bがタップされたときに例えばOKボタン81およびキャンセルボタン82を有する図24に示すような確認画面80を表示し、OKボタン81がタップされた場合にのみ通行不可情報の設定が行われるようにしても良い。
<1.4 効果>
本実施形態によれば、映像表示領域17bに表示されているエアタグ(避難経路を示すエアタグ)32がタップされると、避難経路上の位置が通行不可の状態に設定される。このため、ユーザーは、避難所への移動中に通行不可の道路に遭遇した場合に、従来のような繰り返しの操作を行うことなく、速やかに通行不可情報の設定を行うことができる。このように、ユーザーは、災害発生時などの緊急時に、心理的負担を課されることなく通行不可情報の設定を行うことができる。また、本実施形態によれば、避難経路を示すエアタグ32上の位置がタップされた場合に加えて当該エアタグ32の近傍の位置がタップされた場合にも、避難経路上の位置が通行不可の状態に設定される。このため、エアタグ32の表示位置に誤差が生じることや災害発生によってユーザーがパニック状態になっていることなどによって正確な位置へのタップが難しい状況下であっても、ユーザーは速やかに通行不可情報の設定を行うことができる。さらに、本実施形態によれば、GPSセンサ18aによって検出された現在位置よりも25m先の位置が通行不可の状態に設定される。このため、GPSセンサ18aによって得られるデータに誤差が生じていても、実際の通行不可の状態を考慮して避難経路の探索が正しく実行される。
<2.第2の実施形態>
<2.1 概要>
避難誘導アプリに関し、従来より、或るユーザーによって入力された情報(通行不可情報など)を共有情報として他のユーザーが参照できるようにすることが提案されている。ところが、或る1つの状況に対する感じ方はユーザーによって様々である。例えば、或る高齢者にとって通行不可と感じられる場所が或る若者にとっては通行できると感じられる場合がある。このようなことから、例えば「通行不可」,「混雑」というような文字レベルの情報が共有情報となっていても、当該共有情報は有効には活用されない。
そこで、本実施形態では、或るユーザーによって通行不可の状態に設定された位置の写真画像を共有情報として他のユーザーが参照できるようにしている。具体的には、携帯端末装置10で通行不可情報を設定するために映像表示領域17bのタップが行われると、自動的に(すなわち、ユーザーの操作を介することなく)風景映像の写真撮影が行われる。そして、図25に示すように、写真撮影によって得られた写真画像Piは携帯端末装置10からサーバ20に送信され、当該写真画像Piは更にサーバ20から他の携帯端末装置10へと送信される。以下、本実施形態について詳しく説明する。なお、上記第1の実施形態と同様の点については説明を省略する。
<2.2 機能構成>
<2.2.1 携帯端末装置>
図26は、携帯端末装置10の詳細な機能構成を示すブロック図である。本実施形態における携帯端末装置10には、上記第1の実施形態における構成要素(図5参照)に加えて、写真画像取得手段175および写真画像表示手段185が設けられている。
写真画像取得手段175は、避難経路を示すエアタグ32上の位置もしくは当該エアタグ32の近傍の位置がユーザーによってタップされた時に(すなわち、通行情報設定手段143によって通行不可情報Tdaの設定が行われた時に)、撮影手段170による撮影中の風景映像を写真画像Piとして取得する。
データ送信手段120は、ユーザー情報Yda(GPS情報Gdaおよび機能選択情報Fda)に加えて、写真画像取得手段175によって取得された写真画像Piおよび通行情報設定手段143によって設定された通行不可情報Tdaをサーバ20に送信する。なお、或る携帯端末装置10のデータ送信手段120によって送信される写真画像Piおよび通行不可情報Tdaは、他の携帯端末装置10で共有情報として参照される。
データ受信手段121は、サーバデータSdaとして、有意情報Mdaおよび観光情報Kdaに加えて、他の携帯端末装置10で設定された通行不可情報Tdaおよび当該通行不可情報Tdaに対応する写真画像Piを受信する。これにより、データ記憶手段130には、有意情報Mdaに加えて通行不可情報Tdaおよび写真画像Piが格納される。
地図表示手段150は、表示部17内の地図表示領域17aに地図を表示する際、データ記憶手段130に格納されている通行不可情報Tdaに基づき、共有情報(写真画像Piおよび通行不可情報Tda)の存在する位置(他の携帯端末装置10によって通行不可の状態に設定された位置)を識別可能に表示する。本実施形態では、例えば図27に示すように、共有情報の存在する位置に下向きの三角形のマーク37が表示される。なお、図27に示す例では、画面モードが地図モードになっている。
写真画像表示手段185は、共有情報の存在する位置を示すマーク37がタップされると、タップされたマーク37に対応する写真画像Piを表示部17に表示する。
<2.2.2 サーバ>
図28は、サーバ20の詳細な機能構成を示すブロック図である。本実施携形態におけるサーバ20には、上記第1の実施形態における構成要素(図11参照)に加えて、共有情報記憶手段250が設けられている。
ユーザー情報受信手段210は、ユーザー情報Yda(GPS情報Gdaおよび機能選択情報Fda)に加えて、通行不可情報Tdaおよび写真画像Piを受信する。通行不可情報Tdaおよび写真画像Piは共有情報記憶手段250に格納される。なお、通行不可情報Tdaと写真画像Piとは1対1で対応している。
データ選択・送信手段240は、上記第1の実施形態と同様にして、有意情報Mdaを有意情報記憶手段220から選択し、観光情報Kdaを観光情報記憶手段230から選択する。また、データ選択・送信手段240は、各携帯端末装置10から送られたGPS情報Gdaに基づいて、当該各携帯端末装置10に送信すべき通行不可情報Tdaおよび写真画像Piを共有情報記憶手段250から選択する。そして、データ選択・送信手段240は、有意情報Mda,観光情報Kda,通行不可情報Tda,および写真画像PiをサーバデータSdaとして携帯端末装置10に送信する。
なお、本実施形態においては、共有情報記憶手段250によって写真画像記憶手段が実現され、データ選択・送信手段240によって写真画像送信手段が実現されている。
<2.3 処理フロー>
次に、携帯端末装置10での処理フローについて説明する。なお、避難誘導アプリの起動から最初の経路探索の結果が表示されるまでの処理フローについては、上記第1の実施形態と同様であるので、説明を省略する。
図29は、画面モードが映像モードであるときに映像表示領域17bのタップが行われた際の処理フローを示すフローチャートである。ユーザーによって映像表示領域17bのタップが行われると(ステップS300)、映像表示領域17b上のタップ位置に基づいて、タップが有効であるか否かの判断が行われる(ステップS310)。このステップS310では、上記第1の実施形態におけるステップS210と同様にして、タップが有効であるか否かの判断が行われる。
ステップS310でタップが有効である旨の判断が行われると、自動的に(すなわち、ユーザーの操作を介することなく)風景映像の写真撮影が行われる(ステップS315)。詳しくは、撮影手段170による撮影中の風景映像のうちユーザーによるタップが行われた時点の風景映像が写真画像Piとして写真画像取得手段175によって取得される。例えば、図30に示すような画面が表示部17に表示されている時に有効なタップが行われると、図31に示す風景映像が写真画像Piとして写真画像取得手段175によって取得される。このようにして写真画像Piが取得された後、通行不可情報の設定が行われる(ステップS320)。
通行不可情報の設定後、ステップS315で取得された写真画像PiとステップS320で設定された通行不可情報Tdaとがデータ送信手段120によってサーバ20に送信される(ステップS325)。その後、ステップS330〜S360では、上記第1の実施形態におけるステップS230〜S260(図13参照)と同様の処理が行われる。
ところで、ステップS325でサーバ20に送信された写真画像Piおよび通行不可情報Tdaは、サーバ20内の共有情報記憶手段250(図28参照)に格納される。このようにして、多数のユーザーから送信される写真画像Piおよび通行不可情報Tdaが共有情報として共有情報記憶手段250に格納される。そして、各携帯端末装置10には、共有情報記憶手段250に格納されている共有情報のうち、それぞれの現在位置に応じて定められる範囲内の位置の共有情報が送信される。各携帯端末装置10では、参照可能な共有情報が存在すれば、例えば図27に示したように、共有情報が存在する位置を示すマーク37が地図上に表示される。ここで、共有情報を示すマーク37がユーザーによってタップされると、例えば図31に示すように、タップされたマーク37に対応する写真画像Piが表示部17に表示される。このようにして、各ユーザーは、他のユーザーによって通行不可の状態に設定された位置の風景映像を写真で確認することができる。
<2.4 効果>
本実施形態によれば、通行不可情報Tdaを設定するためにユーザーによって映像表示領域17bのタップが行われると、風景映像の写真撮影が行われて、通行不可情報Tdaとともに写真画像Piがサーバ20に送信される。サーバ20に送信された通行不可情報Tdaおよび写真画像Piは共有情報として各携帯端末装置10から参照される。これにより、各ユーザーは、他のユーザーによって通行不可の状態に設定された位置の詳しい状況を写真で確認することが可能となる。また、映像表示領域17bのタップが行われた際の風景映像の写真撮影は、自動的に(すなわち、ユーザーの操作を介することなく)行われる。このため、通行不可情報Tdaを設定するユーザーに写真撮影のための時間ロスを生じさせることなく、当該ユーザーが遭遇した災害の状況を写した写真画像Piを取得することが可能となる。これにより、災害が発生している場所の写真画像Piが効率的にサーバ20に蓄積される。
<3.変形例など>
上記各実施形態においては、サーバ20と携帯端末装置10とによって避難誘導システムが実現されていたが、本発明はこれに限定されない。携帯端末装置10に代えて、例えばヘッドマウントディスプレイ(頭部装着型表示装置)のようないわゆるウェアラブル端末を用いるようにしても良い。
また、上記各実施形態においては、避難経路を示すエアタグ32(もしくはその近傍の位置)をタップすることによって通行不可情報の設定が行われていたが、本発明はこれに限定されない。例えば、タブレット端末を経路案内装置として用いた構成において、避難経路を示すエアタグ32(もしくはその近傍の位置)をペンでクリックすることによって通行不可情報の設定が行われるようにしても良い。
さらに、上記各実施形態においては、避難誘導システムを例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されない。ユーザーに現在位置から目的地までの進行経路を案内するための一般的なナビゲーションシステムにも、本発明を適用することができる。これに関し、通行情報設定手段143(図5および図26を参照)において通行不可情報に代えて混雑情報(経路上の位置が混雑している状態である旨を示す情報)の設定が行われるようにしても良い。
10…携帯端末装置
17…表示部
17a…地図表示領域
17b…映像表示領域
20…サーバ
32…避難経路を示すエアタグ(拡張現実画像)
100…GPS情報取得手段
140…避難経路探索手段
143…通行情報設定手段
150…地図表示手段
170…撮影手段
180…映像表示手段
190…エアタグ表示手段
250…共有情報記憶手段
Gda…GPS情報
Mda…有意情報
Pi…写真画像
Tda…通行不可情報

Claims (19)

  1. 目的地までの進行経路を案内するための経路案内装置であって、
    撮影手段と、
    前記撮影手段による撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示手段と、
    目的地までの進行経路の探索を行う経路探索手段と、
    前記経路探索手段によって得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示手段と、
    現在位置を検出するGPS処理手段と、
    利用者による前記拡張現実画像の選択または前記拡張現実画像の近傍の位置の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定手段と
    を備え、
    前記GPS処理手段によって検出された現在位置から前記拡張現実画像によって示されている進行経路に沿って延びる方向を第1の方向と定義し、かつ、前記GPS処理手段によって検出された現在位置から利用者によって選択された前記映像表示領域上の位置に対応する実際の位置へと向かう方向を第2の方向と定義したとき、前記通行情報設定手段は、前記第1の方向と前記第2の方向とがなす角度が予め定められた角度以下であれば、利用者によって前記拡張現実画像の近傍の位置が選択されたと判断することを特徴とする、経路案内装置。
  2. 目的地までの進行経路を案内するための経路案内装置であって、
    撮影手段と、
    前記撮影手段による撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示手段と、
    目的地までの進行経路の探索を行う経路探索手段と、
    前記経路探索手段によって得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示手段と、
    現在位置を検出するGPS処理手段と、
    利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定手段と
    備えることを特徴とする、経路案内装置。
  3. 前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置を指定位置と定義したとき、前記通行情報設定手段は、利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに、更に、前記指定位置を中心とする予め定められた範囲内の位置が前記所定の通行状態である旨の設定を行うことを特徴とする、請求項2に記載の経路案内装置。
  4. 前記経路探索手段は、前記通行情報設定手段によって前記通行状態情報の設定が行われると、利用者による操作を介することなく、設定された前記通行状態情報を考慮して進行経路の再探索を行うことを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項に記載の経路案内装置。
  5. 前記通行情報設定手段は、
    前記通行状態情報の設定を行う前に、設定を許可するか否かを利用者に選択させるための確認画面を表示し、
    設定を許可する旨の選択が利用者によって行われた場合にのみ前記通行状態情報の設定を行うことを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項に記載の経路案内装置。
  6. 前記通行情報設定手段は、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が通行不可の状態または混雑している状態である旨を示す前記通行状態情報の設定を行うことを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項に記載の経路案内装置。
  7. 前記経路探索手段は、目的地までの進行経路として避難所までの避難経路の探索を行うことを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項に記載の経路案内装置。
  8. 目的地までの進行経路を映像表示領域を有する端末装置を用いて案内する経路案内方法であって、
    前記端末装置が備える撮影手段が利用者による操作に基づき撮影を行う撮影ステップと、
    前記端末装置が備える映像表示手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
    前記端末装置が備える経路探索手段が目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
    前記端末装置が備える拡張現実画像表示手段が、前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
    前記端末装置が備えるGPS処理手段が現在位置を検出するGPS処理ステップと、
    利用者による前記拡張現実画像の選択または前記拡張現実画像の近傍の位置の選択があったときに前記端末装置が備える通行情報設定手段が、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと、
    を含み、
    前記GPS処理ステップで検出された現在位置から前記拡張現実画像によって示されている進行経路に沿って延びる方向を第1の方向と定義し、かつ、前記GPS処理ステップで検出された現在位置から利用者によって選択された前記映像表示領域上の位置に対応する実際の位置へと向かう方向を第2の方向と定義したとき、前記通行情報設定ステップでは、前記第1の方向と前記第2の方向とがなす角度が予め定められた角度以下であれば、利用者によって前記拡張現実画像の近傍の位置が選択されたと判断されることを特徴とする、経路案内方法。
  9. 目的地までの進行経路を映像表示領域を有する端末装置を用いて案内する経路案内方法であって、
    前記端末装置が備える撮影手段が利用者による操作に基づき撮影を行う撮影ステップと、
    前記端末装置が備える映像表示手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
    前記端末装置が備える経路探索手段が目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
    前記端末装置が備える拡張現実画像表示手段が、前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
    前記端末装置が備えるGPS処理手段が現在位置を検出するGPS処理ステップと、
    利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記端末装置が備える通行情報設定手段が、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと
    含むことを特徴とする、経路案内方法。
  10. 映像表示領域を有する端末装置
    撮影を行う撮影ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
    目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
    前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
    現在位置を検出するGPS処理ステップと、
    利用者による前記拡張現実画像の選択または前記拡張現実画像の近傍の位置の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと
    実行させるための経路案内プログラムであって、
    前記GPS処理ステップで検出された現在位置から前記拡張現実画像によって示されている進行経路に沿って延びる方向を第1の方向と定義し、かつ、前記GPS処理ステップで検出された現在位置から利用者によって選択された前記映像表示領域上の位置に対応する実際の位置へと向かう方向を第2の方向と定義したとき、前記通行情報設定ステップでは、前記第1の方向と前記第2の方向とがなす角度が予め定められた角度以下であれば、利用者によって前記拡張現実画像の近傍の位置が選択されたと判断されることを特徴とする、目的地までの進行経路を案内するための経路案内プログラム。
  11. 映像表示領域を有する端末装置
    撮影を行う撮影ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影中の映像を前記映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
    目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
    前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
    現在位置を検出するGPS処理ステップと、
    利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと
    実行させることを特徴とする、目的地までの進行経路を案内するための経路案内プログラム。
  12. 前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置を指定位置と定義したとき、前記通行情報設定ステップでは、利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに、更に、前記指定位置を中心とする予め定められた範囲内の位置が前記所定の通行状態である旨の設定が行われることを特徴とする、請求項11に記載の経路案内プログラム。
  13. 前記経路探索ステップでは、前記通行情報設定ステップで前記通行状態情報の設定が行われると、利用者による操作を介することなく、設定された前記通行状態情報を考慮して進行経路の再探索が行われることを特徴とする、請求項10から12までのいずれか1項に記載の経路案内プログラム。
  14. 前記通行情報設定ステップでは、
    前記通行状態情報の設定が行われる前に、設定を許可するか否かを利用者に選択させるための確認画面が表示され、
    設定を許可する旨の選択が利用者によって行われた場合にのみ前記通行状態情報の設定が行われることを特徴とする、請求項10から13までのいずれか1項に記載の経路案内プログラム。
  15. 前記通行情報設定ステップでは前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が通行不可の状態または混雑している状態である旨の設定が行われることを特徴とする、請求項10から14までのいずれか1項に記載の経路案内プログラム。
  16. 前記経路探索ステップでは、目的地までの進行経路として避難所までの避難経路の探索が行われることを特徴とする、請求項10から15までのいずれか1項に記載の経路案内プログラム。
  17. サーバと複数の端末装置とがネットワークを介して接続される経路案内システムであって、
    各端末装置は、
    撮影手段と、
    前記撮影手段による撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示手段と、
    目的地までの進行経路の探索を行う経路探索手段と、
    前記経路探索手段によって得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示手段と、
    現在位置を検出するGPS処理手段と、
    利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理手段によって検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定手段と、
    利用者による前記拡張現実画像の選択があった時に前記撮影手段による撮影中の映像を写真画像として取得する写真画像取得手段と、
    前記写真画像取得手段によって取得された写真画像および前記GPS処理手段によって検出された現在位置を表す現在位置情報を前記サーバに送信するデータ送信手段と、
    他の端末装置で取得され前記サーバから送信された写真画像を表示する写真画像表示手段と
    を備え、
    前記サーバは、
    前記データ送信手段によって送信された写真画像を共有情報として記憶する写真画像記憶手段と、
    各端末装置から送信された現在位置情報に基づいて、当該各端末装置に送信すべき共有情報を前記写真画像記憶手段から取り出し、その取り出した共有情報当該各端末装置に送信する写真画像送信手段と
    を備え
    各端末装置には、前記共有情報の位置を示すマークが表示され、
    各端末装置で前記マークの選択が行われると、当該各端末装置において、前記写真画像表示手段は、選択されたマークに対応する共有情報としての写真画像を表示することを特徴とする、経路案内システム。
  18. サーバと複数の端末装置とがネットワークを介して接続される経路案内システムを利用した経路案内方法であって、
    各端末装置において当該各端末装置が備える撮影手段が利用者による操作に基づき撮影を行う撮影ステップと、
    各端末装置において当該各端末装置が備える映像表示手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
    各端末装置において当該各端末装置が備える経路探索手段が目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
    各端末装置において、当該各端末装置が備える拡張現実画像表示手段が、前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
    各端末装置において当該各端末装置が備えるGPS処理手段が現在位置を検出するGPS処理ステップと、
    各端末装置において、利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに当該各端末装置が備える通行情報設定手段が、前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと、
    各端末装置において、利用者による前記拡張現実画像の選択があった時に当該各端末装置が備える写真画像取得手段が前記撮影ステップによる撮影中の映像を写真画像として取得する写真画像取得ステップと、
    各端末装置において、当該各端末装置が備えるデータ送信手段が前記写真画像取得ステップで取得された写真画像および前記GPS処理ステップで検出された現在位置を表す現在位置情報を前記サーバに送信するデータ送信ステップと、
    各端末装置において、当該各端末装置が備える写真画像表示手段が他の端末装置で取得され前記サーバから送信された写真画像を表示する写真画像表示ステップと、
    前記サーバが前記データ送信ステップで送信された写真画像を共有情報として所定の写真画像記憶手段に記憶する写真画像記憶ステップと、
    前記サーバにおいて、写真画像送信手段が、各端末装置から送信された現在位置情報に基づいて、当該各端末装置に送信すべき共有情報を前記写真画像記憶手段から取り出し、その取り出した共有情報当該各端末装置に送信する写真画像送信ステップと
    を含み、
    各端末装置には、前記共有情報の位置を示すマークが表示され、
    各端末装置で前記マークの選択が行われると、前記写真画像表示ステップでは、選択されたマークに対応する共有情報としての写真画像が表示されることを特徴とする、経路案内方法。
  19. サーバと複数の端末装置とがネットワークを介して接続される経路案内システムにおいて前記端末装置
    撮影を行う撮影ステップと、
    前記撮影ステップによる撮影中の映像を所定の映像表示領域に表示する映像表示ステップと、
    目的地までの進行経路の探索を行う経路探索ステップと、
    前記経路探索ステップで得られた進行経路を示す拡張現実画像を、前記映像表示領域に表示されている映像に重ねて表示する拡張現実画像表示ステップと、
    現在位置を検出するGPS処理ステップと、
    利用者による前記拡張現実画像の選択があったときに前記拡張現実画像によって示されている進行経路上の位置であって前記GPS処理ステップで検出された現在位置から予め定められた距離だけ先の位置が所定の通行状態である旨を示す通行状態情報の設定を行う通行情報設定ステップと、
    利用者による前記拡張現実画像の選択があった時に前記撮影ステップによる撮影中の映像を写真画像として取得する写真画像取得ステップと、
    前記写真画像取得ステップで取得された写真画像および前記GPS処理ステップで検出された現在位置を表す現在位置情報を前記サーバに送信するデータ送信ステップと、
    他の端末装置で取得され前記サーバから送信された写真画像を表示する写真画像表示ステップと
    実行させることを特徴とする、目的地までの進行経路を案内するための経路案内プログラム。
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