JP6678691B2 - 排気浄化装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気浄化装置に関する。
従来、内燃機関の排気通路に設けられる排気浄化装置は、柱状のハニカム担体を筒状のケースに収容した構造を有する。ハニカム担体は、自己の外周面とケース内面との間に圧縮状態で介挿されたマットによってケース内に保持される。円筒形ケースによりマットを介してハニカム担体を保持するときにハニカム担体に作用する面圧が不均一になる度合いを緩和する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−112260号公報
特許文献1の技術では、ハニカム担体を収容するケースを、その中心軸方向の両側縁部で嵌合する2つの半体よりなる構造とし、2つの半体が嵌合したときのケースの中心軸に交差する方向の断面形状がオーバル形状となるようにしている。これにより、2つの半体を合わせて嵌合させるときにハニカム担体に巻かれたマットに対する引張りが緩和され、ハニカム担体の周方向における面圧の不均一度合いを低減してハニカム担体の保持力を向上させることができるとされている。
しかしながら、特許文献1の技術では、2つの半体を合わせて嵌合させるときにハニカム担体に巻かれたマットがケース内に均一に収まりきれず、嵌合させる部位からはみ出してしまうおそれがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、ハニカム担体を収容するケースの半体を合わせるときにマットがはみ出すおそれがない排気浄化装置を提供することを目的とする。
(1)柱状のハニカム担体(例えば、後述するハニカム担体10)と、前記ハニカム担体の外周面(例えば、後述する外周面11)に巻かれたマット(例えば、後述するマット30)と、前記マットを圧縮した状態で前記ハニカム担体を保持するケース(例えば、後述するケース20)とを有する排気浄化装置(例えば、後述する排気浄化装置1)であって、前記ケースは、前記ハニカム担体の径方向に一方の半体(例えば、後述する雌側半体21)と他方の半体(例えば、後述する雄側半体22)との二つに分割され、前記一方の半体は前記他方の半体の外側になるように嵌合され、前記マットは、前記ハニカム担体の外周面に巻かれた状態での合口(例えば、後述する合口33)が、前記一方の半体の周方向での中央付近に位置するように配置されることを特徴とする排気浄化装置。
上記(1)の排気浄化装置では、前記マットの前記ハニカム担体の外周面に巻かれた状態での合口は、前記一方の半体の周方向での中央付近に設けられている。このため、一方の半体と他方の半体とを合わせるための押圧力が他方の半体を通してマットに加わるときに、この力はマットのはみ出しを抑制し合口の間隔を狭めるように作用する。従って、ニカム担体を収容するケースの半体を合わせるときにマットが両半体の合わせ部からはみ出すおそれがない。このため排気浄化装置として排気もれを防止することができる。また、ハニカム担体を保持するために必要な面圧が安定に保たれる。
(2)前記ケースは、前記ハニカム担体の中心軸(例えば、後述する中心軸X)に交差する断面の輪郭(例えば、後述する輪郭C)が直線状であるストレート部(例えば、後述するストレート部251、252、及び、ストレート部253、254)を有する(1)の排気浄化装置。
上記(2)の排気浄化装置では、両半体を合わせるときの押圧力が、他方の半体のストレート部からマットに均一に伝達され、伝達された力によってマットがストレート部の端部に連なるR部でマットのはみ出しを抑制し合口を狭めるように作用する。従って、マットがハニカム担体の外周に確実に巻き付けられる。このため、ハニカム担体が安定しマットとの位相合わせが容易になる。
(3)前記ケースは、前記断面が角丸長方形状であり、前記ストレート部は、前記角丸長方形状の短手方向(例えば、後述する短手方向S)の両端に対応する短径部(例えば、後述する短径部SP1、SP2)に設けられている(2)の排気浄化装置。
上記(3)の排気浄化装置では、前記断面が角丸長方形状であり、前記ストレート部は、前記角丸長方形状の短手方向(例えば、後述する短手方向S)の両端に対応する部位(例えば、後述する短径部SP1、SP2)に設けられているため、一層ハニカム担体が安定しマットとの位相合わせが容易になる。
(4)前記ケースは、前記断面が角丸長方形状であり、前記角丸長方形状の長手方向(例えば、後述する長手方向L)の両端に対応する長径部(例えば、後述する長径部LP1、LP2)に前記一方の半体と他方の半体との嵌合部(例えば、後述する雌側半体21の嵌合部211、222、及び、雄側半体22の嵌合部221、222)が位置している(2)又は(3)の排気浄化装置。
上記(4)の排気浄化装置では、ケースの断面が角丸長方形状であり、ケース内にマットを介してハニカム担体を圧縮固定(キャニング)する作業がし易く、嵌合部における溶接もし易い。従って、生産性に優れる。
本発明によれば、ハニカム担体を収容するケースの半体を合わせるときにマットがはみ出すおそれがなく、ハニカム担体を保持するために必要な面圧が安定に保たれる気浄化装置を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る排気浄化装置の分解斜視図である。 ハニカム担体を示す斜視図である。 ハニカム担体の中心軸に交差する方向の断面図である。 ハニカム担体の中心軸に沿う方向の断面模式図である。 ケースの分解斜視図である。 ケースの中心軸に交差する方向の断面図である。 本実施形態に係る排気浄化装置の組立手順を示す模式図である。 比較例に係る排気浄化装置の組立手順を示す模式図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本実施形態に係る排気浄化装置1の分解斜視図である。
排気浄化装置1は、図示しないディーゼル内燃機関の排気通路に設けられ、排気通路を流通する排気中の微粒子を捕集するDPF(Diesel Particulate Filter)と呼称される排気浄化フィルタである。この排気浄化装置1は、柱状のハニカム担体10と、ハニカム担体10の外周面11に巻かれたマット30と、マット30を圧縮した状態でハニカム担体10を保持するケース20と、を備えている。
ハニカム担体10は、排気微粒子捕集用のウォールスルー型であり、例えば、炭化ケイ素を材料とする。
ハニカム担体10は、排気流れ方向に隔壁で区画された多数のセルを有し、セルの両端面は隣接するセルと交互に一方の端面及び他方の端面が封止されている。ハニカム担体10には、柱状における排気流れ方向上流側に開口したセルから排気が流入し、隣接するセル間の隔壁を排気が通過する際に排気微粒子が捕集され、隔壁を通過し排気微粒子が除去された排気が円柱形状における排気流れ方向下流側に開口したセルから流出する。
ハニカム担体10は、全体として柱状をなし、その中心軸Xを観念することができる。ハニカム担体10の外周面11にマット30が巻かれ、ケース20はマット30を圧縮した状態でハニカム担体10を保持する。
図2は、ハニカム担体10の斜視図である。
柱状のハニカム担体10は、その中心軸Xに交差する断面S1の輪郭C1が直線状をなすストレート部111、112、113、114を少なくとも一箇所(本例では四箇所)有すると共に他の箇所にR部121、122、123、124を有する。R部121、122、123、124には、外径方向に突出したバルジ部131、132、133、134が形成されている。一方、ストレート部111、112、113、114は平坦である。
図3は、ハニカム担体のバルジ部を含む部位の軸に交差する方向の断面図である。
図3に示されたように、ハニカム担体10は、断面S1の輪郭C1が、角丸長方形状であり、その長手方向LDの両端に対応する長径部LD1、LD2とその短手方向SDの両端に対応する短径部SD1、SD2とにそれぞれストレート部111、112、113、114が形成されている。図3における下方に描かれた直交する矢線LD及びSDはこの角丸長方形状の長手方向及び短手方向を概念的に表したものである。上述の長径部LD1、LD2にそれぞれ対応してストレート部111、112が形成され、上述の短径部SD1、SD2にそれぞれ対応してストレート部113、114が形成されている。この結果、上述のストレート部111、112及びストレート部113、114のそれぞれの延長上にある交点を対角上で結ぶ仮想対角線を考えるとき、バルジ部131、132、133、134は、該当する仮想対角線上に対をなして位置する。このようにストレート部を複数形成することにより、ハニカム担体10の断面積を大きく確保できるので、排気の圧損を低減できる。またバルジ部131、132、133、134が上述の仮想対角線上に対をなして位置するため、R部121、122、123、124でのマット30にかかる面圧が効果的に高まり面圧の管理が容易である。
図4は、ハニカム担体10の中心軸Xに平行な断面S2の模式図である。特にこの断面S2は上述のバルジ部131、133(132、134)と中心軸Xとを含む部位の断面である。換言すれば断面S2は中心軸Xと上述した仮想対角線とを含む部位の断面である。
図4に示されるように、ハニカム担体10の中心軸Xに平行な断面S2は、その輪郭C2が概略方形をなし、輪郭C2の上下の辺がハニカム担体10の排気流入側及び排気流出側に対応している。また、輪郭C2の左右の辺が柱状であるハニカム担体10の外周面11に該当する部位である。この外周面11に該当する部位にバルジ部131、133(132、134)が突出する。
図4の通り、バルジ部131、133(132、134)はハニカム担体10の排気の流入側の端面から流出側の端面までの中間位置に形成される。換言すれば、バルジ部131、133(132、134)の両端面はそれぞれハニカム担体10の排気の流入端面及び流出端面よりも中心軸Xに沿って中央側に形成されている。このため、ハニカム担体10の外周面11に図4では示されないマットが巻かれたときには、バルジ部131、133(132、134)はマットによってそれらの両端面を含む全面が覆われ、マットによるハニカム担体のケース内での位置保持が十全なものとなる。
次に、図5及び図6を参照しながら、ケース20の構成について説明する。
図5は、ケース20の分解斜視図であり、図6は、ケース20の中心軸Xに交差する方向(本例では直交する方向)の断面図である。なお図6では、理解を容易にするため、ケース20内に収容されるハニカム担体10及びマット30の図示を省略する。
図5に示されたように、ケース20はハニカム担体10の径方向に二つに分割され、一方の半体である雌側半体21と、他方の半体である雄側半体22とが、雌側半体21が雄側半体22の外側になるようにして嵌合して構成される。図6に示されたように、ケース20は雌側半体21と雄側半体22とが嵌合した状態で、全体として筒状をなし、中心軸Xをハニカム担体10と共有する。
図6に示されたように、ケース20は、断面の輪郭が、その長手方向Lの両端に対応する長径部LP1、LP2とその短手方向Sの両端に対応する短径部SP1、SP2とにそれぞれストレート部が形成されている角丸長方形状である。図5における下方に描かれた直交する矢線L及びSはこの角丸長方形状の長手方向及び短手方向を概念的に表したものである。上述の長径部LP1、LP2にそれぞれ対応してストレート部251、252が形成され、上述の短径部SP1、SP2にそれぞれ対応してストレート部253、254が形成されている。
また、上記長径部LP1、LP2にそれぞれ対応する部位に一方の半体と他方の半体との嵌合部が位置している。詳細には、長径部LP1に対応して、雌側半体21の嵌合部211及び雄側半体22の嵌合部221が位置している。また、長径部LP2に対応して、雌側半体21の嵌合部212及び雄側半体22の嵌合部222が位置している。
雌側半体21の嵌合部211は雄側半体22の嵌合部221における板厚相当の寸法だけ外側に段差をなして突出したジョックル201を形成している。同様に雌側半体21の嵌合部212は雄側半体22の嵌合部222における板厚相当の寸法だけ外側に段差をなして突出したジョックル202を形成している。
図1に戻り、マット30は、ハニカム担体10の外周面11にバルジ部131、132、133、134を覆うように巻かれている。即ち、マット30は、ハニカム担体10のストレート部111、112、113、114、及び、R部121、122、123、124を、周方向にめぐって、バルジ部131、132、133、134が形成されている部位を覆うようにハニカム担体10の外周を囲繞している。マット30には、耐熱、耐振性、シール機能及び振動吸収能力を有するアルミナ繊維、シリカ繊維、アルミナシリカ繊維、ガラス繊維等のセラミック繊維を用いる。
次に、図1から図6を参照して説明した排気浄化装置1の組立手順について、その作用及び効果とともに説明する。
図7は、本実施形態に係る排気浄化装置1の組立手順を示す模式図である。
先ず、ハニカム担体10の外周面11にマット30を巻き付け、このマット30が巻き付けられたハニカム担体10を、作業台に載置された雌側半体21内に収める。この際、図7の通り、マット30は、ハニカム担体10の外周面11に巻かれた状態での両端部31、32による合口33が、雌側半体21の周方向での中央付近に位置するように配置する。
次に、上記のようにハニカム担体10及びマット30が納められた雌側半体21に対し、上方側から雄側半体22を接近させ、押圧することにより、雌側半体21に雄側半体22を合させる。ここで雌側半体21に雄側半体22を嵌合させるに際しては、マット30を巻き付けたハニカム担体10を、上述のように、マット30の合口33が雌側半体21の周方向での中央付近に位置するようにして雌側半体21上に載置する。このようにハニカム担体10を雌側半体21上に載置した状態で、図1及び図5のように開放状態にある雄側半体22に対し、マット30を覆って圧縮するようにして雌側半体21側に向けて押圧力Fを加える。
この押圧力Fは、図7におけるように、マット30の合口33が上述の位置にあることと、雌側半体21及び雄側半体22の各内周面が周方向縁部での先端側ほど内周に向かう曲面であることとが相俟って、次のように作用する。即ち、押圧力Fは、マット30がハニカム担体10の外周面11を包み込んでマット30のはみ出しを抑制し、合口33を狭めるような力Wf1及びWf2としてマット30に作用する。
図7を参照して理解されるように、雄側半体22側から伝達された押圧力Fがストレート部253、254の端部に連なるR部で力Wf1及びWf2のように反時計回り及び時計回りの分力としてマットのはみ出しを抑制し合口を相互に狭める向きに作用する。このため、ケース20内にマット30を介してハニカム担体10を圧縮固定(キャニング)する作業がし易く、雌側半体21と雄側半体22との嵌合部における溶接もし易い。従って、生産性に優れる。
また、ハニカム担体10を収容するケース20の雌側半体21と雄側半体22とを合わせるときにマット30が両半体21、22の合わせ部からはみ出すおそれがない。従って、押圧力Fによって雄側半体22の嵌合部221、222が雌側半体21の嵌合部211、222と適切に嵌合する。更に、マット30が両半体21、22の合わせ部からはみ出さないため、ハニカム担体10を保持するために必要な面圧が安定に保たれる。この場合、雄側半体22の嵌合部221、222は、雌側半体21の嵌合部211、222における上述のジョックル201、202に正規に嵌合して無用の突出部分が生ぜず、且つ、気密性の保持に有利な面接触を得る。このため、排気浄化装置1として排気もれを効果的に防止することができる。図7ではジョックル201を含む注目部位を二点鎖線の円で示していが、この注目部位におけるような作用は、ジョックル202含む部位において同様に生じる。
図8は、比較例に係る排気浄化装置の組立手順を示す模式図である。ここで比較例に係る排気浄化装置とは、本実施形態に係る排気浄化装置1と異なり、マットの合口が雌側半体の周方向での中央付近に位置するように設けられていないものをいう。
図8におけるような、比較例に係る排気浄化装置の場合は、同図で下側の雄側半体22aに、マット30を巻き付けたハニカム担体10を載置した状態で、押圧力Fによって雌側半体21aを雄側半体22a側に押圧して、雌側半体21aと雄側半体22aとを嵌合させる。このようにすると押圧力Fによってマット30に作用する力Wf3及びWf4は、マット30を、雄側半体22aの端部221aと雌側半体21aの端部211aとの合わせ部からはみ出させるように作用する。このため、図示のようなはみ出し部35が生じてしまう。図8では、はみ出し部35を含む注目部位を二点鎖線の円で示している。上述のようなマット30をはみ出させる力が作用する現象は、雄側半体22aの端部222aと雌側半体21aの端部212aとの合わせ部に関して同様に生じる。
従って、図8に示す比較例の排気浄化装置では、ケース20内でのハニカム担体10に対するマット30の巻き付けが適切に行われ難く、雌側半体21aと雄側半体22aとの合わせ部で排気もれを生じるおそれがある。これに対し、図1から図7に示す排気浄化装置1によれば、図8の場合について上述したような問題が生じるおそれがない。
本実施形態に係る排気浄化装置1によれば、以下の効果を奏する。
(1)排気浄化装置1では、マット10のハニカム担体10の外周面11に巻かれた状態での合口33は、雌側半体21の周方向での中央付近に設けられている。このため、雌側半体21と雄側半体22とを合わせるための押圧力Fが雄側半体22を通してマット30に加わるときに、押圧力Fは、はみ出しを抑制し合口33の間隔を狭めるような分力Wf1及びWf2として作用する(図4参照)。従って、ハニカム担体10を収容するケース20の雌側半体21と雄側半体22とを合わせるときにマット30が両半体21、22の合わせ部からはみ出すおそれがない。このため排気浄化装置1として排気もれを防止することができる。また、マット30が両半体21、22の合わせ部からはみ出さないため、ハニカム担体10を保持するために必要な面圧が安定に保たれる。
(2)排気浄化装置1では、両半体21、22を合わせるときの押圧力Fが、雄側半体22のストレート部251、252からマット30に均一に伝達され、伝達された力によってストレート部251、252の端部に連なるR部でマット30のはみ出しを抑制し合口33を相互に狭めるように作用する。従って、マット30がハニカム担体10の外周に確実に巻き付けられる。このため、ハニカム担体10が安定し、マット30との位相合わせが容易になる。
(3)排気浄化装置1では、ケース20は、断面が角丸長方形状(図3参照)であり、ストレート部253,254は、角丸長方形状の短手方向Sの両端に対応する短径部SP1、SP2に設けられているため、一層ハニカム担体10が安定しマット30との位相合わせが容易になる。
(4)ケース20は、断面が角丸長方形状(図3右側)であり、角丸長方形状の長手方向Lの両端に対応する長径部LP1、LP2に雌側半体21の嵌合部211、222、及び、雄側半体22の嵌合部221、222が位置しているため、ケース20内にマット30を介してハニカム担体10を圧縮固定(キャニング)する作業がし易く、雌側半体21と雄側半体22との嵌合部における溶接もし易い。従って、生産性に優れる。
尚、以上説明した排気浄化装置は、ケース20は、断面が角丸長方形状であり、ストレート部251、252及びストレート部253、254が短手方向Sの両端に対応する短径部SP1、SP2及び長手方向Lの両端に対応する長径部LP1、LP2に形成されていたが、これに限られずストレート部251、252が短手方向Sの両端に対応する短径部SP1、SP2に形成されているだけでもよい。この場合も両半体21、22を合わせるときの押圧力Fが、雄側半体22のストレート部251、252からマット30に均一に伝達され、伝達された力によってストレート部251、252の端部に連なるR部でマット30のはみ出しを抑制し合口33を相互に狭めるように作用する。従って、マット30がハニカム担体10の外周に確実に巻き付けられてハニカム担体10が安定し、マット30との位相合わせが容易になる。
また上記実施形態では、本発明の排気浄化装置を、ディーゼル内燃機関に用いられるDPFを例に説明したが、本発明はこれに限らない。本発明の排気浄化装置は、ガソリン内燃機関の排気管に設けられ、排気管を流通する排気中の粒子状物質を捕集するGPF(Gasoline Particulate Filter)と呼称される排気浄化フィルタに適用してもよい。
1…排気浄化装置
10…ハニカム担体
11…外周面
20…ケース
21…雌側半体
22…雄側半体
30…マット
31、32…端部
33…合口
201、202…ジョックル
211、212、221、222…嵌合部
251、252、253、254…ストレート部

Claims (5)

  1. 柱状のハニカム担体と、前記ハニカム担体の外周面に巻かれたマットと、前記マットを圧縮した状態で前記ハニカム担体を保持するケースとを有する排気浄化装置であって、
    前記ケースは、前記ハニカム担体の径方向に一方の半体と他方の半体との二つに分割され、前記一方の半体である雌側半体は前記他方の半体である雄側半体の外側になるように嵌合され、
    前記マットは、前記ハニカム担体の外周面に巻かれた状態での合口が、前記雌側半体の周方向での中央付近に位置するように配置されることを特徴とする排気浄化装置。
  2. 前記ケースは、前記ハニカム担体の中心軸に交差する断面の輪郭が直線状であるストレート部を有することを特徴とする請求項1記載の排気浄化装置。
  3. 前記ケースは、前記断面が角丸長方形状であり、前記ストレート部は、前記角丸長方形状の短手方向の両端に対応する短径部にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項2記載の排気浄化装置。
  4. 前記ケースは、前記断面が角丸長方形状であり、前記角丸長方形状の長手方向の両端に対応する長径部に前記雌側半体前記雄側半体との嵌合部が位置していることを特徴とする請求項2又は3記載の排気浄化装置。
  5. 前記雄側半体合部は、断面視では前記マットから離れる向きへ突出する段状であることを特徴とする請求項1から4の何れかに記載の排気浄化装置。
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