JP6678462B2 - 燃料消費量推定装置、燃料消費量推定方法およびプログラム - Google Patents

燃料消費量推定装置、燃料消費量推定方法およびプログラム Download PDF

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Description

本発明は、燃料消費量推定装置、燃料消費量推定方法およびプログラムに関する。
乾燥機で消費された燃料の消費量を算出する燃料消費量算出装置が提案されている(特許文献1参照)。この燃料消費量算出装置は、燃料タンクに貯留された燃料を、供給管を介して乾燥機へ供給する電磁ポンプの制御信号に基づいて、乾燥機で消費された燃料量を算出する。具体的には、燃料消費量算出装置は、電磁ポンプの制御信号であるパルス信号の周波数やデューティ比と、乾燥機での燃料消費量と、の相関関係に基づいて乾燥機で消費された燃料量を算出する。このパルス信号の周波数やデューティ比は、電磁ポンプの回転数を定めるものである。
特開昭57−207727号公報
しかしながら、ユーザは、乾燥機での燃料消費量とパルス信号の周波数またはデューティ比との相関関係を把握するために、電磁ポンプの制御に関する知識が要求される。従って、電磁ポンプの制御に関する知識の無いユーザにとって、特許文献1で記載された燃料消費量算出装置で燃料消費量を推定することが困難である虞がある。
本発明は、上記事由に鑑みてなされたものであり、簡単に燃料量を推定できる燃料消費量推定装置、燃料消費量推定方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る燃料消費量推定装置は、
発電機の出力を示す物理量と、前記発電機で単位時間当たりに消費される燃料消費量と、の相関関係を示す相関情報を記憶する相関情報記憶部と、
前記発電機の出力を示す物理量を取得する物理量取得部と、
前記相関情報を参照して、前記物理量取得部が取得した物理量から単位時間当たりの燃料消費量を算出する消費量算出部と、
前記消費量算出部が算出した前記単位時間当たりの燃料消費量に基づいて、燃料消費量を推定する対象である対象期間内における前記発電機での累積燃料消費量を算出する累積消費量算出部と、
前記発電機の使用開始時において貯留槽内に貯留された燃料のうちの前記発電機が使用可能な燃料の量を示す開始時使用可能燃料量から前記累積消費量算出部が算出した前記累積燃料消費量を差し引いて得られる使用可能燃料量と、過去の単位時間当たりの燃料消費量と、から前記発電機が運転可能な運転可能時間を算出する運転可能時間算出部と、
前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の履歴を記憶する燃料消費量履歴記憶部と、を備え、
前記燃料消費量履歴記憶部は、前記過去の単位時間当たりの燃料消費量を季節で分類して記憶し、
前記運転可能時間算出部は、前記燃料消費量履歴記憶部から、前記累積消費量算出部が前記累積燃料消費量を算出する時点の属する季節と同じ季節の過去の単位時間当たりの燃料消費量を取得し、取得した前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値である燃料消費量平均値を算出し、前記使用可能燃料量を前記燃料消費量平均値で除することにより前記運転可能時間を算出する
本発明によれば、消費量算出部が発電機の出力を示す物理量から発電機での単位時間当たりの燃料消費量を算出し、累積消費量算出部が単位時間当たりの燃料消費量に基づいて、燃料消費量を推定する対象である対象期間内における発電機での累積燃料消費量を算出する。これにより、ユーザが発電機の制御に関する知識を有していなくても簡単に燃量消費量が推定される。
本発明の実施の形態に係る燃料消費量推定装置の使用例を示す図である。 実施の形態に係る燃料消費量推定装置の構成を示すブロック図である。 単位時間当たりの燃料消費量と発電電力との相関関係を示す図である。 実施の形態に係る燃料消費量履歴記憶部が記憶する燃料消費量データの内容を示す図である。 実施の形態に係る表示部に表示される画面の一例を示す図である。 実施の形態に係る燃料消費量推定装置が実行する燃料消費量・運転可能時間推定処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態に係る燃料消費量推定装置の動作を説明するための図である。 変形例に係る燃料消費量履歴記憶部が記憶する内容を示す図である。 変形例に係る燃料消費量推定装置が実行する燃料消費量・運転可能時間推定処理の流れを示すフローチャートである。 変形例に係る使用不可燃料量テーブルの内容を示す図である。
以下、本発明に係る燃料消費量推定装置の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
本実施の形態に係る燃料消費量推定装置は、非常用の発電機での燃料消費量を算出する。図1に示すように、非常用の発電機1は、いわゆるディーゼルエンジンを搭載した発電機であり、地中EAに埋設された地下タンク2に備蓄された軽油を燃料として発電し、負荷3へ電力を供給する。発電機1は、地下タンク2から供給管SPを通じて燃料供給を受けて、電力線PLを通じて負荷3へ電力を供給する。電力線PLには、発電機1の瞬時発電電力を計測する電力計測器4が介挿されている。燃料消費量推定装置5は、この電力計測器4と通信可能に接続されている。
燃料消費量推定装置5は、図2に示すように、CPU(Central Processing Unit)51と主記憶部52と補助記憶部53と表示部54と入力部55と通信部56と各部を接続するバス59とを備える。主記憶部52は、RAM(Random Access Memory)等の揮発性メモリから構成されている。主記憶部52は、CPU51により作業領域として使用される。表示部54は、CPU51から入力されるデータを表示する。入力部55は、各種入力キーを備え、ユーザによる操作を受け付ける。入力部55は、受け付けた操作に関する情報をCPU51へ出力する。通信部56は、電力計測器4との間でデータの送受信を行う。CPU51から通信部56へは、電力計測器4に対して計測した発電電力計測値を燃料消費量推定装置5へ送信するよう指令する発電電力計測値取得要求が入力される。
補助記憶部53は、磁気ディスク、半導体メモリ等の不揮発性メモリから構成されている。補助記憶部53は、相関情報記憶部531とパラメータ記憶部535と燃料消費量履歴記憶部532と初期燃料量情報記憶部533と表示情報記憶部534とを有している。また、補助記憶部53は、CPU51により実行される各種プログラムも記憶している。
相関情報記憶部531は、発電機1の発電電力と単位時間当たりに消費される燃料消費量との相関関係を示す相関情報を記憶する。単位時間の長さは、数分から数時間の間の任意の長さに設定することができる。以下、適宜単位時間が1時間に設定されているものとして説明する。単位時間当たりの燃料消費量は、発電機1が発電電力を一定に維持して単位時間動作した場合に消費される燃料消費量に相当する。発電電力と単位時間当たりの燃料消費量との相関関係は、図3に示すように、一次関数で表される関係にある。相関情報は、この直線を表す関係式或いは相関テーブルから構成される。
パラメータ記憶部535は、無負荷時燃料消費量、定格負荷時燃料消費量を示す情報を記憶する。この無負荷時燃料消費量、定格負荷時燃料消費量を示す情報は、発電機1の発電電力と単位時間当たりに消費される燃料消費量との相関関係を定めるパラメータである。無負荷時燃料消費量は、発電機1に負荷3を接続しない状態で発電機1を動作させたときの単位時間当たりの燃料消費量である。定格負荷時燃料消費量は、発電機1に予め設定された大きさの抵抗値を有する定格負荷を接続した状態で発電機1を動作させたときの単位時間当たりの燃料消費量である。これらの燃料消費量は、ユーザにより予め計測されたものである。これらの燃料消費量は、ユーザが入力部55を操作することにより、パラメータ記憶部535に記憶される。
図2に戻って、燃料消費量履歴記憶部532は、過去の単位時間当たりの燃料消費量の履歴を記憶する。燃料消費量履歴記憶部532は、例えば図4に示すように、単位時間(1時間)当たりの燃料消費量を、その燃料消費量を算出した日時に対応づけて記憶している。
図2に戻って、初期燃料量情報記憶部533は、発電機1の使用開始時において地下タンク2内に貯留された燃料の量を示す初期備蓄量情報と、地下タンク2内の使用不可領域DSの容量を示す使用不可燃料量を示す使用不可燃料量情報と、を記憶する。使用不可領域DSとは、図1の地下タンク2の底面と供給管SPの先端部との間に介在するいわゆるデッドスペースとなる領域に相当する。この使用不可領域DSに貯留された燃料は、供給管SPを介して発電機1に供給することができない。図2に戻って、表示情報記憶部534は、表示部54に表示させる各種情報を記憶する。
CPU51は、補助記憶部53が記憶するプログラムを主記憶部52に読み出して実行することにより、計算情報管理部511、電力取得部(物理量取得部)512、消費量算出部513、累積消費量算出部514、初期燃料情報管理部515、運転可能時間算出部516、計時部517および表示制御部518として機能する。
計算情報管理部511は、発電電力の計測値から発電機1での単位時間当たりの燃料消費量を計算するのに必要な情報を管理する。計算情報管理部511は、無負荷時燃料消費量および定格負荷時燃料消費量の入力画面を、表示部54を介してユーザに提示する。そして、ユーザが入力部55を操作して無負荷時燃料消費量と定格負荷時燃料消費量とを入力すると、計算情報管理部511は、それらを示す情報をパラメータ記憶部535に記憶させる。計算情報管理部511は、無負荷時燃料消費量、定格負荷時燃料消費量を、無負荷時発電電力、定格負荷時発電電力と対応づけてパラメータ記憶部535に記憶させる。無負荷時発電電力は、発電機1に負荷が接続されていない状態での瞬時発電電力に相当し、定格負荷時発電電力は、発電機1に定格負荷が接続された状態での瞬時発電電力に相当する。定格負荷は、発電機1が許容できる負荷3の大きさの最大値に相当する大きさの負荷である。無負荷時発電電力および無負荷時燃料消費量と定格負荷時発電電力および定格負荷時燃料消費量とは、発電機1の製造業者またはユーザにより発電機1のユーザへの納入時に計測される。また、計算情報管理部511は、パラメータ記憶部535が記憶する無負荷時燃料消費量、定格負荷時燃料消費量と無負荷時発電電力、定格負荷時発電電力とから、単位時間当たりの燃料消費量と発電電力との相関関係を示す相関情報を生成して相関情報記憶部531に記憶させる。
電力取得部512は、単位時間間隔で、電力計測器4から通信部56を介して発電機1の発電電力の計測値を取得する。
消費量算出部513は、相関情報記憶部531が記憶する相関情報を参照して、電力取得部512が取得した発電電力の計測値から単位時間当たりの燃料消費量を算出する。より詳細には、消費量算出部513は、電力取得部512が取得した発電電力の計測値から、その計測値を取得した時点を含む単位時間内に発電機1が消費した燃料消費量を算出する。消費量算出部513は、算出した単位時間当たりの燃料消費量を、電力取得部512が発電電力の計測値を取得した日時と対応づけて燃料消費量履歴記憶部532に記憶させる。
累積消費量算出部514は、消費量算出部513が算出した、燃料消費量を推定する対象である対象期間内の各時点での単位時間当たりの燃料消費量の総和(累積燃料消費量)を算出する。対象期間は、発電機1の使用開始時から累積燃料消費量を算出する任意の時点までの間の期間に設定することができる。
初期燃料情報管理部515は、ユーザが入力部55を介して燃料消費量推定装置5へ入力した初期燃料備蓄量を示す情報および地下タンク2の使用不可領域DSの容量に相当する使用不可燃料量を示す情報を、初期燃料量情報記憶部533に記憶させる。初期燃料備蓄量は、地下タンク2の最大充填量に相当する。地下タンク2の最大充填量と使用不可燃料量とは、地下タンク2の仕様により異なる。ユーザは、発電機1を動作させる前に予め地下タンク2に最大充填量に相当する燃料を充填してから燃料消費量推定装置5へ初期燃料備蓄量および使用不可燃料量を入力する。
運転可能時間算出部516は、まず、燃料消費量履歴記憶部532から過去の単位時間当たりの燃料消費量を取得し、取得した過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値である燃料消費量平均値を算出する。そして、運転可能時間算出部516は、発電機1の使用開始時において地下タンク2内に貯留された燃料のうちの発電機1が使用可能な燃料の量を示す開始時使用可能燃料量から累積燃料消費量を差し引いて得られる使用可能燃料量を、燃料消費量平均値で除することにより発電機1が運転可能な運転可能時間を算出する。なお、発電機1の使用開始時とは、発電機1の動作を開始させた時点に相当する。運転可能時間算出部516は、算出した使用可能燃料量を示す情報と運転可能時間を示す情報とを表示情報記憶部534に記憶させる。
計時部517は、内蔵クロック(図示せず)を用いて、後述の燃料消費量算出処理が開始されてからの経過時間を計時する。
表示制御部518は、パラメータ記憶部535が記憶する無負荷時燃料消費量および定格負荷時燃料消費量を示す情報と、燃料消費量履歴記憶部532が記憶する発電電力、単位時間当たりの燃料消費量を示す情報と、を表示部54に表示させる。また、表示制御部518は、初期燃料量情報記憶部533が記憶する使用不可燃料量を示す情報と、表示情報記憶部534が記憶する使用可能燃料量、運転可能時間を示す情報と、を表示部54に表示させる。表示部54には、図5に示すように、発電電力F1、単位時間当たりの燃料消費量F2、無負荷時燃料消費量F3、定格負荷時燃料消費量F4、使用可能燃料量F5、使用不可燃料量F6、運転可能時間F7が表示される。
次に、本実施の形態に係る燃料消費量推定装置5が実行する燃料消費量・運転可能時間推定処理について図6および図7を参照しながら説明する。この燃料消費量推定装置5は、ユーザにより入力部55で燃料消費量推定装置を開始するための操作が行われたことを契機として開始される。
まず、計時部517は、図6に示すように、電力取得部512が電力計測器4で計測される発電電力の計測値を取得する時期が到来したか否かを判定する(ステップS1)。発電電力の計測値を取得する時期が到来しない場合(ステップS1:No)、ステップS1の処理が繰り返し実行される。発電電力の計測値を取得する時期の時間間隔は、単位時間に等しい。
計時部517が発電電力の計測値を取得する時期が到来したと判定すると(ステップS1:Yes)、電力取得部512は、電力計測器4へ通信部56を介して発電電力計測値取得要求を送信することにより発電電力計測値を取得する(ステップS2)。電力計測器4は、燃料消費量推定装置5から発電電力計測値取得要求を受信すると、その時点における発電電力の計測値を示す発電電力情報を燃料消費量推定装置5へ送信する。
次に、消費量算出部513は、相関情報記憶部531が記憶する相関情報を参照して、電力取得部512が取得した発電電力の計測値から単位時間当たりの燃料消費量を算出して燃料消費量履歴記憶部532に記憶させる(ステップS3)。消費量算出部513は、図7の時刻T[i]に取得した発電電力の計測値から、時刻T[i]の直前の単位時間△T、即ち、時刻T[i−1]から時刻T[i]までの間で発電機1が消費した燃料消費量を算出する。ここで、インデックスiは、燃料消費量を推定する対象である対象期間をJ−1(Jは正の整数)等分したときの各期間の開始時点または終了時点に相当する時刻に対応する。消費量算出部513は、下記式(1)の関係式で表される相関情報を参照して、単位時間当たりの燃料消費量を算出する。
E[i]
=E(R(0%))+{(P(T[i])−P(R(0%)))/(P(R(100%))−P(R(0%)))}×(E(R(100%))−E(R(0%)))・・・式(1)
ここで、E[i]は、時刻T[i−1]から時刻T[i]までの単位時間当たりの燃料消費量を示し、E(R(*%))は負荷3の負荷率が*%の場合の単位時間当たりの燃料消費量を示す。また、P(T[i])は時刻T[i]における発電電力を示し、P(R(*%))は、負荷3の負荷率が*%の場合の発電電力を示す。
図6に戻って、続いて、累積消費量算出部514は、燃料消費量履歴記憶部532から、燃料消費量を推定する対象である対象期間内の各時点での発電機1の単位時間当たりの燃料消費量を取得し、上記対象期間内の各時点での発電機1の単位時間当たりの燃料消費量の総和を、累積燃料消費量として算出する(ステップS4)。累積消費量算出部514は、図7に示すように、上記対象期間△TAIが発電機1の使用開始時刻T[0]から時刻T[j]までの間の期間である場合、使用開始時刻T[0]から時刻T[j]までの累積燃料消費量E(累積)を下記式(2)の関係式を用いて算出する。
E(累積)=ΣE([i])(i=1、2、・・・、j)・・・式(2)
図6に戻って、その後、運転可能時間算出部516は、燃料消費量履歴記憶部532から発電機1の過去の各時点における単位時間当たりの燃料消費量を取得し、取得した過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値を算出する(ステップS5)。
次に、運転可能時間算出部516は、初期燃料量情報記憶部533が記憶する初期備蓄量情報が示す燃料の量から、初期燃料量情報記憶部533が記憶する使用不可燃料量情報が示す使用不可燃料量を差し引くことにより開始時使用可能燃料量を算出する(ステップS6)。
続いて、運転可能時間算出部516は、開始時使用可能燃料量から累積燃料消費量を差し引いて得られる使用可能燃料量を、発電機1での過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値で除することにより、運転可能時間を算出する(ステップS7)。このとき、運転可能時間算出部516は、算出した使用可能燃料量を示す情報と運転可能時間を示す情報とを表示情報記憶部534に記憶させる。表示制御部518は、図5に示すように、表示情報記憶部534が記憶する使用可能燃料量F5と運転可能時間F7とを表示部54に表示させる。ユーザは、表示部54が表示する運転可能時間F7を確認することにより、地下タンク2に燃料を補充するためにタンクローリ車を手配するスケジュールを立てることができる。その後、再びステップS1の処理が実行される。
そして、ステップS1からステップS7までの一連の処理が繰り返されることにより、単位時間△T間隔で、単位時間当たりの燃料消費量、使用可能燃料量および運転可能時間が算出されていく。これにより、図5に示す表示部54の発電電力F1、単位時間当たりの燃料消費量F2、使用可能燃料量F5および運転可能時間F7が、単位時間△T間隔で更新されていく。
以上説明したように本実施の形態に係る燃料消費量推定装置5によれば、消費量算出部513が発電機1の発電電力から発電機1での単位時間当たりの燃料消費量を算出する。また、累積消費量算出部514が単位時間当たりの燃料消費量に基づいて、燃料消費量を推定する対象である対象期間内における発電機1での累積燃料消費量を算出する。これにより、ユーザは、発電機の制御に関する知識がなくても簡単に燃量消費量を推定することができる。
ところで、貯留槽に貯留された燃料を用いて発電する非常用発電機では、貯留槽に貯留されている燃料量を監視することが要請されている。貯留槽に貯留されている燃料量を監視する方法としてオイルレベルセンサを用いた方法が考えられる。ところが、オイルレベルセンサは貯留槽内に設置されるものであるため、メンテナンスを行う際、その都度貯留槽からオイルレベルセンサを取り外して行う必要がある。特に貯留槽が地中に埋設されている場合、そのメンテナンスに非常に手間がかかりユーザの燃料量監視負担が増大してしまう。
これに対して、本実施の形態に係る燃料消費量推定装置によれば、ユーザは、オイルレベルセンサを用いることなく燃料消費量を推定でき、推定した燃焼消費量から貯留槽に貯留されている燃料量を推定できる。従って、燃料を貯留する貯留槽に設置されたオイルレベルセンサにより貯留されている燃料量を計測する装置を使用して貯留されている燃料量を算出する構成に比べて、メンテナンスの負担を低減できる。従って、ユーザの燃料量の監視負担が軽減される。
また、発電機1は使用者への納入前の検査や使用者に納入後の試運転のときにおいて燃料流量計を使用して単位時間当たりの燃料消費量を計測することが一般的である。但し、この燃料流量計は、比較的高価であるため燃料消費量推定装置5に組み込んだ場合、燃料消費量推定装置5のコストが上昇してしまう。これに対して、本実施の形態に係る燃料消費量推定装置5は、燃料流量計のような比較的高価な計測器を使用することなく燃料消費量を算出するので、燃料消費量推定装置5のコストダウンを図ることができる。
更に、オイルレベルセンサや燃料流量計は、地下タンク2に設置され燃料に接触した状態で使用される。従って、地下タンク2には、燃料を供給するための供給管SPの他にオイルレベルセンサや燃料流量計を取り付けるための管を別途設ける必要があり、その分、地下タンク2の密閉性が損なわれてしまう。これに対して、本実施の形態に係る燃料消費量推定装置5は、オイルレベルセンサや燃料流量計を使用することなく燃料消費量を算出するので、地下タンク2の密閉性を確保することにより地下タンク2の信頼性を維持することができる。
また、本実施の形態に係る燃料消費量推定装置5では、使用される発電機1の種類や負荷3の状態に応じて、相関情報を適宜設定することにより、あらゆる種類の発電機1での累積燃料消費量を的確に算出することができる。即ち、燃料消費量推定装置5は汎用性に富んでいるという利点がある。また、燃料消費量推定装置5は、相関情報を定期的に(例えば5年毎や10年毎に)更新することにより、負荷3を構成する電機機器の劣化の影響を考慮した形で発電機1での累積燃料消費量を算出することができるので、算出される累積燃料消費量の精度が高いという利点がある。
また、本実施の形態に係る相関情報は、発電機1に負荷3が接続されていない状態と発電機1に定格負荷が接続された状態とのそれぞれにおける発電機1の発電電力の計測値および単位時間当たりの燃料消費量の計測値に基づいて設定される。これにより、発電機1の発電電力と単位時間当たりの燃料消費量との相関関係を示す相関情報が、発電機1の実特性を反映したものになるので、発電機1での単位時間当たりの燃料消費量の算出精度が高まる。
更に、本実施の形態に係る相関情報は、発電機1の瞬時の発電電力と、発電機1が発電電力を一定に維持して単位時間動作した場合に消費される燃料消費量と、の相関関係を示している。そして、電力取得部512は、上記対象期間内において単位時間間隔で発電電力を取得する。また、消費量算出部513は、電力取得部512が取得した発電電力から、電力取得部512が発電電力を取得した時点を含む単位時間内に発電機1が消費した燃料消費量を算出する。これにより、電力計測器4は、上記対象期間内で発電電力を間欠的に計測すればよいので、電力計測器4の動作頻度が低減され電力計測器4での消費電力が低減される。
また、本実施の形態に係る運転可能時間算出部516は、地下タンク2内に貯留された燃料の開始時使用可能燃料量から累積消費量算出部514が算出した累積燃料消費量を差し引いて得られる使用可能燃料量と、過去の単位時間当たりの燃料消費量と、から運転可能時間を算出する。これにより、発電機1での単位時間当たりの燃料消費量の過去の実績を考慮して運転可能時間が算出されるので、運転可能時間の精度が向上する。
更に、本実施の形態に係る燃料消費量推定装置5は、過去の単位時間当たりの燃料消費量の履歴を記憶する燃料消費量履歴記憶部532を備える。そして、運転可能時間算出部516は、燃料消費量履歴記憶部532から取得した過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値である燃料消費量平均値を算出し、使用可能燃料量を燃料消費量平均値で除することにより運転可能時間を算出する。これにより、発電機1での単位時間当たりの燃料消費量の過去の実績の平均値に基づいて運転可能時間が算出されるので、算出された運転可能時間と実際の運転可能時間との誤差が極端に大きくなることを防止できる。
(変形例)
以上、本発明の各実施の形態について説明したが、本発明は前述の各実施の形態によって限定されるものではない。図8に示すように、燃料消費量履歴記憶部532が、過去の各時点における単位時間当たりの燃料消費量を季節で分類して記憶しているものであってもよい。そして、運転可能時間算出部516は、燃料消費量履歴記憶部532から、電力取得部512が発電電力を取得した時点の属する季節と同じ季節の単位時間当たりの燃料消費量を取得するものであってもよい。
この変形例に係る燃料消費量推定装置5が実行する燃料消費量推定装置について図9を参照しながら説明する。ステップS201からS203までの処理が実行された後、消費量算出部513は、現時点が属する季節を特定してから燃料消費量を特定した季節に対応づけて燃料消費量履歴記憶部532に記憶させる。なお、ステップS201からステップS203までの処理内容は、実施の形態で説明したステップS1からステップS3までの処理内容と同様である。
次に、累積消費量算出部514は、発電機1の使用開始時点から現時点までの累積燃料消費量を算出する(ステップS205)。ここにおいて、累積消費量算出部514は、発電機1の使用開始時点から現時点に至るまでの期間が異なる季節を跨がっている場合でも、発電機1の開始時点から現時点に至るまでの全期間における累積燃料消費量を算出する。
続いて、運転可能時間算出部516は、現時点の属する季節について単位時間当たりの燃料消費量の平均値を算出する(ステップS206)。
その後、運転可能時間算出部516は、使用可能な燃料の量を算出してから(ステップS207)、使用可能な燃料の量と累積燃料消費量との差分を、算出した平均値で除することにより、運転可能時間を算出する(ステップS208)。その後、再びステップS201の処理が実行される。なお、ステップS207の処理内容は、実施の形態1で説明したステップS6の処理内容と同様である。
負荷3として空気調和機が接続されている場合、負荷3の大きさは季節によって大きく増減する。これに対して、本構成によれば、運転可能時間算出部516が、燃料消費量履歴記憶部532から、電力取得部512が発電電力を取得した時点の属する季節と同じ季節の単位時間当たりの燃料消費量を取得する。これにより、運転可能時間が季節の影響を考慮して算出されるので、算出された運転可能時間の精度が高いという利点がある。
また、燃料消費量履歴記憶部532が、過去の各時点における単位時間当たりの燃料消費量を、その燃料消費量を算出した日時の天候で分類して記憶しているものであってもよい。そして、運転可能時間算出部516は、単位時間当たりの燃料消費量として天候毎に異なる燃料消費量を使用して運転可能時間を算出するものであってもよい。この場合、燃料消費量推定装置5は、インターネットのような外部ネットワークに接続されており、外部ネットワークから気象予報情報を取得し、取得した気象予報情報に基づいて天候を選択するようにしてもよい。
前述の実施の形態では、消費量算出部513が、発電機1の発電電力と、発電機1が発電電力を一定に維持して単位時間動作した場合に消費される燃料消費量と、の相関関係を示す相関情報を参照して、発電電力から単位時間当たりの燃料消費量を算出する例について説明した。但し、相関情報は、これに限定されるものではなく、単位時間当たりの発電量と単位時間当たりの燃料消費量との相関関係を示すものであってもよい。この変形例では、電力線PLに、電力計測器4の代わりに発電機1の単位時間当たりの発電量を計測する電力量計が介挿される。電力取得部512は、単位時間間隔で発電量を取得する。消費量算出部513は、電力取得部512が取得した発電量から、発電量を取得した時点を含む単位時間内に発電機1が消費した燃料消費量を算出する。
本構成によれば、実施の形態に係る燃料消費量推定装置5に比べて、発電機での燃料消費量をより高い精度で算出される。
前述の実施の形態に係る燃料消費量推定装置5では、運転可能時間算出部516が、使用可能燃料量を、過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値である燃料消費量平均値で除することにより運転可能時間を算出する例について説明した。但し、運転可能時間算出部516は、燃料消費量平均値を用いる構成に限定されるものではない。運転可能時間算出部516が、使用可能燃料量を、過去の単位時間当たりの燃料消費量の中間値、最大値、最小値で除することにより運転可能時間を算出する構成であってもよい。
前述の実施の形態では、ユーザが地下タンク2の使用不可燃料量を、入力部55を介して登録する例について説明した。但し、使用不可燃料量はユーザが登録するものに限定されるものではない。燃料消費量推定装置5は、図10に示すような、地下タンク2の形状や大きさを識別する識別情報と地下タンク2内の使用不可領域DSの容量を示す使用不可燃料量とを対応づける使用不可燃料量テーブルを記憶するタンク情報記憶部(貯留槽情報記憶部:図示せず)を備えるものであってもよい。この場合、燃料消費量推定装置5は、タンク情報記憶部が記憶する使用不可燃料量テーブルを参照して、ユーザが指定した地下タンク2の識別情報に対応する使用不可燃料量を特定する使用不可燃料量特定部を備える。ここにおいて、ユーザは、入力部55を介して地下タンク2の識別情報を指定する。運転可能時間算出部516は、地下タンク2に貯留された燃料の量から使用不可燃料量特定部が特定した使用不可燃料量を差し引いて得られる燃料量を開始時使用可能燃料量として、運転可能時間を算出する。
本構成によれば、ユーザは地下タンク2の識別情報を把握しておけばよく、地下タンク2の使用不可領域DSの容量まで把握しておく必要がないので、ユーザの負担が軽減されるという利点がある。
前述の実施の形態に係る燃料消費量推定装置5において、補助記憶部53が、上記対象期間内の各時点における使用可能燃料量を記憶する使用可能燃料量記憶部(図示せず)を有する構成であってもよい。また、CPU51が、ユーザにより地下タンク2に燃料が追加された場合、使用可能燃料量を更新する使用可能燃料量更新部(図示せず)として機能するものであってもよい。この使用可能燃料量更新部は、ユーザにより燃料が追加される前に使用可能燃料量記憶部が記憶していた使用可能燃料量を、当該使用可能燃料量に追加された燃料の量である追加燃料量を足して得られる燃料量に更新する。
本構成によれば、地下タンク2の燃料が枯渇する前に地下タンク2に燃料が追加された場合でも、発電機1の運転可能時間が正確に算出されるという利点がある。
前述の実施の形態では、燃料消費量を推定する対象である対象期間が、発電機1の使用開始時から累積燃料消費量を算出する任意の時点までの間の期間に設定する例について説明したが、これに限らず、上記対象期間が、発電機1が始動してから発電機1が停止するまでの期間に設定されていてもよい。この場合、燃料消費量推定装置5は、発電機1が始動停止を繰り返す毎に、発電機1が始動してから停止するまでの間での発電機1での累積燃料消費量と運転可能時間とを算出して表示部54に表示させる構成としてもよい。
前述の実施の形態では、表示部54がディスプレイを備える例について説明したが、これに限定されるものではなく、表示部54が機械式指示計または7セグメント型の表示器を備えるものであってもよい。
前述の実施の形態では、発電機1に負荷が接続されていない状態における発電電力および単位時間当たりの燃料消費量の計測値と、発電機1に定格負荷が接続された状態における発電電力および単位時間当たりの燃料消費量の計測値と、から相関情報を定める例について説明した。但し、相関情報を定めるのに用いるパラメータは、これらに限定されず、発電機1に大きさの異なる任意の2種類の負荷を接続した状態における発電電力および単位時間当たりの燃料消費量の計測値であってもよい。
前述の実施の形態では、発電機1がいわゆるディーゼルエンジンを搭載した発電機である例について説明したが、これに限らず、発電機1がガスタービンエンジンやガスエンジンを搭載した発電機であってもよい。
また、本発明に係る燃料消費量推定装置5の各種機能は、専用のシステムによらず、通常のコンピュータシステムを用いて実現可能である。例えば、ネットワークに接続されているコンピュータに、上記動作を実行するためのプログラムを、コンピュータシステムが読み取り可能な非一時的な記録媒体(CD−ROM等)に格納して配布し、当該プログラムをコンピュータシステムにインストールすることにより、上述の処理を実行する燃料消費量推定装置5を構成してもよい。
また、コンピュータにプログラムを提供する方法は任意である。例えば、プログラムは、通信回線の掲示版(BBS)にアップロードされ、通信回線を介してコンピュータに配信されてもよい。そして、コンピュータは、このプログラムを起動して、OSの制御の下、他のアプリケーションと同様に実行する。これにより、コンピュータは、上述の処理を実行する燃料消費量推定装置5として機能する。
以上、本発明の各実施の形態および変形例(なお書きに記載したものを含む。以下、同様。)について説明したが、本発明はこれらに限定されるものではない。本発明は、実施の形態及び変形例が適宜組み合わされたもの、それに適宜変更が加えられたものを含む。
本発明は、非常用発電機に好適に利用することができる。
1 発電機、2 地下タンク、3 負荷、4 電力計測器、5 燃料消費量推定装置、51 CPU、52 主記憶部、53 補助記憶部、54 表示部、55 入力部、56 通信部、59 バス、511 計算情報管理部、512 電力取得部、513 消費量算出部、514 累積消費量算出部、515 初期燃料情報管理部、516 運転可能時間算出部、517 計時部、518 表示制御部、531 相関情報記憶部、532 燃料消費量履歴記憶部、533 初期燃料量情報記憶部、534 表示情報記憶部、535 パラメータ記憶部、DS 使用不可領域、EA 地中、PL 電力線、SP 供給管

Claims (8)

  1. 発電機の出力を示す物理量と、前記発電機で単位時間当たりに消費される燃料消費量と、の相関関係を示す相関情報を記憶する相関情報記憶部と、
    前記発電機の出力を示す物理量を取得する物理量取得部と、
    前記相関情報を参照して、前記物理量取得部が取得した物理量から単位時間当たりの燃料消費量を算出する消費量算出部と、
    前記消費量算出部が算出した前記単位時間当たりの燃料消費量に基づいて、燃料消費量を推定する対象である対象期間内における前記発電機での累積燃料消費量を算出する累積消費量算出部と、
    前記発電機の使用開始時において貯留槽内に貯留された燃料のうちの前記発電機が使用可能な燃料の量を示す開始時使用可能燃料量から前記累積消費量算出部が算出した前記累積燃料消費量を差し引いて得られる使用可能燃料量と、過去の単位時間当たりの燃料消費量と、から前記発電機が運転可能な運転可能時間を算出する運転可能時間算出部と、
    前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の履歴を記憶する燃料消費量履歴記憶部と、を備え、
    前記燃料消費量履歴記憶部は、前記過去の単位時間当たりの燃料消費量を季節で分類して記憶し、
    前記運転可能時間算出部は、前記燃料消費量履歴記憶部から、前記累積消費量算出部が前記累積燃料消費量を算出する時点の属する季節と同じ季節の過去の単位時間当たりの燃料消費量を取得し、取得した前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値である燃料消費量平均値を算出し、前記使用可能燃料量を前記燃料消費量平均値で除することにより前記運転可能時間を算出する、
    料消費量推定装置。
  2. 前記相関情報は、前記発電機の出力を示す物理量と、単位時間当たりの燃料消費量の計測値と、が一次関数で表される関係にあることを示す、
    請求項1に記載の燃料消費量推定装置。
  3. 前記物理量は、発電電力であり、
    前記相関情報は、前記発電機の発電電力と、前記単位時間当たりの燃料消費量と、の相関関係を示し、
    前記物理量取得部は、前記単位時間の間隔で発電電力を取得し、
    前記消費量算出部は、前記相関情報を参照して、前記物理量取得部が取得した発電電力から、前記発電電力を取得した時点を含む単位時間内に前記発電機が消費した燃料消費量を算出し、
    前記累積消費量算出部は、前記対象期間内の各時点での前記発電機の単位時間当たりの燃料消費量の総和を算出する、
    請求項1または2に記載の燃料消費量推定装置。
  4. 前記物理量は、前記単位時間当たりの発電量であり、
    前記相関情報は、前記発電機の単位時間当たりの発電量と、前記単位時間当たりの燃料消費量と、の相関関係を示し、
    前記物理量取得部は、前記単位時間の間隔で発電量を取得し、
    前記消費量算出部は、前記相関情報を参照して、前記物理量取得部が取得した発電量から、前記発電量を取得した時点を含む単位時間内に前記発電機が消費した燃料消費量を算出し、
    前記累積消費量算出部は、前記対象期間内の各時点での前記発電機の単位時間当たりの燃料消費量の総和を算出する、
    請求項1または2に記載の燃料消費量推定装置。
  5. 前記貯留槽の識別情報と前記貯留槽内の使用不可領域の容量を示す使用不可燃料量とを対応づける使用不可燃料量テーブルを記憶する貯留槽情報記憶部と、
    前記貯留槽情報記憶部が記憶する前記使用不可燃料量テーブルを参照して、ユーザが指定した識別情報に対応する使用不可燃料量を特定する使用不可燃料量特定部と、を更に備え、
    前記運転可能時間算出部は、前記貯留槽に貯留された燃料の量から前記使用不可燃料量特定部が特定した前記使用不可燃料量を差し引いて得られる前記開始時使用可能燃料量を用いて、前記運転可能時間を算出する、
    請求項からのいずれか1項に記載の燃料消費量推定装置。
  6. 前記使用可能燃料量を記憶する使用可能燃料量記憶部と、
    ユーザにより前記貯留槽に燃料が追加された場合、燃料が追加される前に前記使用可能燃料量記憶部が記憶していた使用可能燃料量を、当該使用可能燃料量に追加された燃料の量である追加燃料量を足して得られる燃料量に更新する使用可能燃料量更新部と、を更に備える、
    請求項からのいずれか1項に記載の燃料消費量推定装置。
  7. 発電機の出力を示す物理量を取得するステップと、
    前記発電機の出力を示す物理量と、前記発電機で単位時間当たりに消費される燃料消費量と、の相関関係を示す相関情報を参照して、取得された物理量から単位時間当たりの燃料消費量を算出するステップと、
    算出された前記単位時間当たりの燃料消費量に基づいて、燃料消費量を推定する対象である対象期間内における前記発電機での累積燃料消費量を算出するステップと、
    前記発電機の使用開始時において貯留槽内に貯留された燃料のうちの前記発電機が使用可能な燃料の量を示す開始時使用可能燃料量から算出した前記累積燃料消費量を差し引いて得られる使用可能燃料量と、過去の単位時間当たりの燃料消費量と、から前記発電機が運転可能な運転可能時間を算出するステップと、
    前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の履歴を燃料消費量履歴記憶部に記憶させるステップと、を含み、
    前記燃料消費量履歴記憶部は、前記過去の単位時間当たりの燃料消費量を季節で分類して記憶し、
    前記運転可能時間を算出するステップにおいて、前記燃料消費量履歴記憶部から、前記累積燃料消費量を算出する時点の属する季節と同じ季節の過去の単位時間当たりの燃料消費量を取得し、取得した前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値である燃料消費量平均値を算出し、前記使用可能燃料量を前記燃料消費量平均値で除することにより前記運転可能時間を算出する、
    燃料消費量推定方法。
  8. コンピュータを、
    発電機の出力を示す物理量を取得する物理量取得部、
    前記発電機の出力を示す物理量と、前記発電機で単位時間当たりに消費される燃料消費量と、の相関関係を示す相関情報を参照して、前記物理量取得部が取得した物理量から単位時間当たりの燃料消費量を算出する消費量算出部、
    前記消費量算出部が算出した前記単位時間当たりの燃料消費量に基づいて、燃料消費量を推定する対象である対象期間内における前記発電機での累積燃料消費量を算出する累積消費量算出部、
    前記発電機の使用開始時において貯留槽内に貯留された燃料のうちの前記発電機が使用可能な燃料の量を示す開始時使用可能燃料量から前記累積消費量算出部が算出した前記累積燃料消費量を差し引いて得られる使用可能燃料量と、過去の単位時間当たりの燃料消費量と、から前記発電機が運転可能な運転可能時間を算出する運転可能時間算出部、
    前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の履歴を記憶する燃料消費量履歴記憶部、として機能させるためのプログラムであって、
    前記燃料消費量履歴記憶部は、前記過去の単位時間当たりの燃料消費量を季節で分類して記憶し、
    前記運転可能時間算出部は、前記燃料消費量履歴記憶部から、前記累積消費量算出部が前記累積燃料消費量を算出する時点の属する季節と同じ季節の過去の単位時間当たりの燃料消費量を取得し、取得した前記過去の単位時間当たりの燃料消費量の平均値である燃料消費量平均値を算出し、前記使用可能燃料量を前記燃料消費量平均値で除することにより前記運転可能時間を算出する、
    プログラム
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