JP6678381B2 - 硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物 - Google Patents

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Description

本発明は、硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物、及びバイオフィルムの除去方法に関する。
バイオフィルムは生物膜又はスライムともいわれ、一般に菌等の微生物が物質の表面に付着して増殖する際に、微生物が産生する多糖、タンパク質及び核酸などの高分子物質により微生物を包み込むように形成された構造体を指す。バイオフィルムが形成されると、微生物による種々の問題が発生するため、様々な産業分野で問題となっている。例えば、食品プラントの配管内にバイオフィルムが形成されると、このバイオフィルムが剥がれ落ちて製品内へ異物として混入されたり、菌に由来する毒素により食中毒が発生する原因となったりする。さらに、金属表面へのバイオフィルム形成は金属腐食の原因となり、設備の老朽化を促進する。
業務用施設の厨房では非常に高い衛生管理が求められている。しかし、現場調査の結果、俎板などの調理器具及びスポンジなどの洗浄道具に菌が残存しやすいことが知られている。調理器具や洗浄道具に残存した菌が繁殖すると、調理器具や洗浄道具が汚染される。特に、洗浄道具において菌が繁殖すると、繁殖した菌が調理器具や食器類、さらには食物に交差汚染することが確認されている。
バイオフィルムが形成されると、殺菌剤の効果が著しく低減するため、バイオフィルムの形成を抑制したり、形成したバイオフィルムを除去したりする方法が種々検討されている。
特許文献1には、α−オレフィンスルホン酸塩を含有するバイオフィルム除去用組成物の技術が開示されている。
また、特許文献2には、殺菌剤とバイオ分散剤を配合したバイオフィルム除去方法が開示されている。
また、特許文献3には、二重結合が2位に存在する割合の合計が20〜95%であり、かつシス体/トランス体の比率が1/9〜6/4である炭素数8〜30の内部オレフィンをスルホン化し、中和し、加水分解して得られる内部オレフィンスルホン酸塩を含む洗浄剤組成物の技術が開示されている。
特開2012−072265号公報 特表2005−505408号公報 特開2003−081935号公報
近年、食の安全・安心の観点からより高度な衛生管理が求められており、殺菌・除菌効率を向上させる技術が多数開示されているが、実際は菌数課題が多く存在し、バイオフィルムによる細菌の殺菌・除菌剤に対する抵抗性の向上が原因の一つであると考えられている。
硬質表面用、特に食器洗い用洗浄剤組成物は直接口に入る食物と接触する食器や俎板などを洗浄するため、より高いレベルの除菌効果を付与することが安全のため必要であり、特に外食産業の厨房や、弁当や惣菜などを取り扱う中食の厨房において用いられる食器洗い用洗浄剤には、食中毒などの感染リスクを低減するために確実な除菌効果を付与することが必要である。しかしながら、洗浄剤に通常の除菌剤を用いただけでは効果的な除菌効果がなかなか得られないのが現実であり、また、殺菌剤を常時用いた場合には、耐性菌が発生するリスクもある。従って、より高いレベルで感染リスクを低減するために、効果的な除菌効果が得られる技術が強く求められている。
本発明者らはこのような課題を解決するために鋭意研究を重ねた結果、俎板の傷やスポンジ内などに菌が残り、それが産出したバイオフィルムが形成されており、それが原因で殺菌剤が有効に作用せず、効果的な殺菌・除菌効果が得られないことを見出した。また、これらバイオフィルムは通常の洗浄剤では落としきれないため、常に俎板の傷やスポンジ内などに残存している。従ってバイオフィルムを効果的に除去することにより、殺菌剤が有効に作用して効果的に除菌できる技術が上記課題を解決するために必要であることを見出した。
本発明は、硬質表面に形成されたバイオフィルムを効果的に除去できる硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物を提供する。
本発明は、(a)内部オレフィンスルホン酸塩〔以下、(a)成分という〕を1質量%以上、40質量%以下含有する、硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物に関する。
また、本発明は、上記本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物と水とを含有する処理液を、硬質表面に形成されたバイオフィルム接触させることを含む、バイオフィルムの除去方法に関する。
本発明によると、硬質表面に形成されたバイオフィルムを効果的に除去することにより、効果的に除菌できる硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物及びバイオフィルムの除去方法が提供される。
<(a)成分>
本発明の(a)成分である内部オレフィンスルホン酸塩とは、原料である内部オレフィンをスルホン化、中和、及び加水分解することによって得られるスルホン酸塩である。また、内部オレフィンとは、炭素−炭素二重結合(以下、二重結合という場合もある)を炭素鎖の内部に有する炭化水素化合物である。内部オレフィンは、例えば、炭素数が16以上、22以下である高級アルコールを、酸触媒存在下、約3〜24時間程度加熱撹拌することで得ることができる。なお、α−オレフィンは、二重結合が1位にある、つまり末端にある点で、内部オレフィンとは異なるものである。
内部オレフィンをスルホン化すると、定量的にβサルトンが生成し、βサルトンの一部は、γサルトン、オレフィンスルホン酸へと変化し、更にこれらは中和、加水分解工程において、ヒドロキシアルカンスルホン酸塩と、オレフィンスルホン酸塩へと転換する(例J. Am. Oil Chem. Soc. 69, 39 (1992))。ここで得られるヒドロキシアルカンスルホン酸塩のヒドロキシ基は、炭素鎖の内部にあり、オレフィンスルホン酸塩の二重結合はオレフィン鎖の内部にある。本発明の(a)成分としては、これらのヒドロキシアルカンスルホン酸塩、オレフィンスルホン酸塩、及びこれらを含む混合物であり、それらの炭素数が16以上、22以下であり、かつスルホン酸基が炭素鎖の1位以外の位置に存在するものが挙げられる。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(a)成分中のスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の割合は、泡立ち性や泡質の観点から、好ましくは25質量%以下であり、より好ましくは20質量%以下である。(a)成分中のスルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の割合の下限は、生産コストの低減、生産性向上の観点及び泡の持続性の観点から、好ましくは5質量%以上であり、より好ましくは6質量%以上である。
(a)成分の塩は、ナトリウム塩、カリウム塩などのアルカリ金属塩、アンモニウム塩が挙げられ、アルカリ金属塩が好ましい。
本発明では、(a)成分が、炭素数16以上、22以下の内部オレフィンスルホン酸塩(以下、(a1)成分という)の1種類以上であることが好ましい。
内部オレフィンをスルホン化して得られる生成物は、炭素鎖の末端にスルホン酸塩を有するヒドロキシアルカンスルホン酸塩や炭素鎖の末端にスルホン酸塩を有するオレフィンスルホン酸塩のような、スルホン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩を微量含む場合もある。本発明では、オレフィンスルホン酸塩のうち、スルホン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩の量が少ない方が好ましい。本発明では、スルホン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩(以下、(a’)成分という)の含有量が、(a)成分と(a’)成分の合計に対して、20質量%以下であることが好ましい。本発明では、バイオフィルム除去性の観点から、組成物中の(a’)成分の含有量が、(a)成分と(a’)成分の合計に対して、好ましくは20質量%以下であり、より好ましくは10質量%以下、更に好ましくは5質量%以下、より更に好ましくは3質量%以下である。また、組成物中の(a’)成分の含有量は、(a)成分と(a’)成分の合計に対して、0質量%以上とすることができ、0質量%であってもよい。
(a’)成分も、炭素数16以上、22以下のオレフィンスルホン酸塩であってよい。(a)成分、(a’)成分の炭化水素基は、アルキル基、アルケニル基が挙げられ、ヒドロキシ基を含有しても良い。
上記の通り、通常、オレフィンのスルホン化で得られる反応生成物は、二重結合を持たないヒドロキシアルカンスルホン酸塩と、二重結合を持つオレフィンスルホン酸塩とを含んでいる。本発明では、オレフィンスルホン酸塩という場合、二重結合を持たないヒドロキシアルカンスルホン酸塩を含むものとする。従って、本発明でいう、全オレフィンスルホン酸塩とは、二重結合を持つオレフィンスルホン酸塩(以下、オレフィン体という場合もある)と二重結合を持たないヒドロキシアルカンスルホン酸塩(以下、ヒドロキシ体という場合もある)の両方を指す。
また、オレフィンスルホン酸塩(オレフィン体及びヒドロキシ体)には、スルホン酸基が炭素鎖の1位以外の位置に存在するオレフィンスルホン酸塩と、スルホン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩〔(a’)成分〕とがある。
なお、本発明で含有量を制限するのが望ましい(a’)成分の、スルホン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩は、以下の式で概略的に表される化合物である。(a1)成分は、以下の式では、スルホン酸基が炭素鎖の1位以外の炭素原子に結合した化合物として表現できる。なお、以下の式では「−SOM」がスルホン酸基である。
Figure 0006678381
(a1)成分は、バイオフィルム除去効果の点から、炭素数16以上、22以下であり、炭素数16以上、18以下が好ましく、炭素数18がより好ましい。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(a1)成分として、スルホン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する炭素数が16の内部オレフィンスルホン酸塩(以下、C16内部オレフィンスルホン酸塩という)、及びスルホン酸基が炭素鎖の1位以外に存在する炭素数が18の内部オレフィンスルホン酸塩(以下、C18内部オレフィンスルホン酸塩という)から選ばれる内部オレフィンスルホン酸塩を含有することが好ましく、C18内部オレフィンスルホン酸塩を含有することがより好ましい。なお、(a1)成分として、C16内部オレフィンスルホン酸塩とC18内部オレフィンスルホン酸塩の両方を含有する場合、起泡性の観点から、C16内部オレフィンスルホン酸塩/C18内部オレフィンスルホン酸塩の質量比は、好ましくは0.01以上、より好ましくは0.1以上、より好ましくは0.2以上であり、そして、好ましくは100以下、より好ましくは10以下、より好ましくは5以下である。
<(b)成分>
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(b)成分として、ベタイン型界面活性剤を含有することが好ましい。(b)成分は、さらなる洗浄力の向上および起泡力の観点で配合することが好ましい成分である。ベタイン型界面活性剤としては、アルキルアミノ酢酸ベタイン、アルキルアミドプロピルベタイン、アルキルヒドロキシスルホベタイン、及びアミドアミノ酸(イミダゾリン系ベタイン)などが挙げられる。(b)成分はこれらから選ばれる1種以上を含有することができる。
ベタイン型界面活性剤としては、炭素数8以上、18以下の炭化水素基を有するベタインが好ましい。具体的には、下記一般式(b1)で表される化合物が挙げられる。
Figure 0006678381
〔式中、Rb1は炭素数8以上、18以下の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基であり、Rb2は炭素数1以上、6以下のアルキレン基である。Wはエステル基、アミド基、エーテル結合から選ばれる基であり、nは0又は1の数である。Rb3、Rb4は、それぞれ炭素数1以上、3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基であり、Rb5はヒドロキシ基で置換していてもよい炭素数1以上、5以下のアルキレン基である。Tは−SO 、−OSO 、−COOから選ばれる基である。〕
一般式(b1)において、Rb1は、好ましくは炭素数9以上、より好ましくは10以上、そして、炭素数17以下、より好ましくは16以下のアルキル基またはアルケニル基である。Rb2は、好ましくは炭素数1以上、4以下のアルキレン基であり、より好ましくは炭素数2又は3のアルキレン基である。nは、好ましくは0である。Rb3、Rb4は、それぞれ、好ましくはメチル基、エチル基又はヒドロキシエチル基である。Rb5は、ヒドロキシ基で置換してもよい炭素数1以上、3以下のアルキレン基が好ましい。Tは洗浄効果の点から−SO が好ましい。
<(c)成分>
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(c)成分として、アミンオキシド型界面活性剤、好適には炭素数8〜18の炭化水素基を有するアミンオキシド型界面活性剤を含有することが好ましい。(c)成分は、さらなる洗浄力の向上の観点で配合することが好ましい成分である。(c)成分としては、下記一般式(c1)で表される化合物が好ましい。
Figure 0006678381
〔式中、Rc1は炭素数8以上、16以下の炭化水素基、好ましくはアルキル基又はアルケニル基であり、Rc2は炭素数1以上、6以下のアルキレン基であり、Xはエステル基、アミド基から選ばれる基であり、pは0又は1の数であり、Rc3、Rc4は、それぞれ、炭素数1以上、3以下のアルキル基又はヒドロキシアルキル基である。〕
一般式(c1)において、Rc1は、好ましくは炭素数10以上、14以下のアルキル基又はアルケニル基であり、より好ましくはラウリル基及び/又はミリスチル基である。Xは、好ましくはエステル結合又はアミド基であり、より好ましくはアミド基である。Rc2は、好ましくは2又は3のアルキレン基である。Rc3、Rc4は、それぞれ、好ましくはメチル基である。pは好ましくは0である。
<(d)成分>
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(d)成分として、還元糖と高級アルコールがグリコシド結合したアルキルグリコシド型界面活性剤を含有することが好ましい。(d)成分は、洗浄力および起泡性の観点で配合することが好ましい成分である。(d)成分としては、粘度、洗浄性及び低温保存安定性の観点から、下記一般式(d1)で表される化合物が好ましい。
d1−(ORd2 (d1)
〔式中、Rd1はアルキル基であり、好ましくは直鎖であり、好ましくは炭素数8以上、より好ましくは10以上、そして、好ましくは16以下、より好ましくは14以下ある。Rd2は炭素数2以上、4以下のアルキレン基、好ましくはエチレン基又はプロピレン基、より好ましくはエチレン基であり、Gは還元糖に由来する残基であり、yは平均値0以上、6以下の数であり、zは平均値1以上、10以下、好ましくは5以下、より好ましくは2以下の数を示す。〕
一般式(d1)において、Gは還元糖に由来する残基であり、Gの原料の還元糖は、アルドースとケトースの何れであっても良い。また、Gの原料の還元糖は、炭素数が3のトリオース、炭素数が4のテトロース、炭素数が5のペントース、炭素数が6のヘキソースを挙げることができる。アルドースは、具体的に、具体的には、アピオース、アラビノース、ガラクトース、グルコース、リキソース、マンノース、ガロース、アルドース、イドース、タロース、キシロースを挙げることができる。また、ケトースは、具体的に、フラクトースを挙げることができる。本発明のGの原料の還元糖は、これらの中、粘度、洗浄性及び低温保存安定性の観点から、炭素数5のアルドースであるアルドペントース又は炭素数6のアルドースであるアルドヘキソースであり、より好ましくはグルコースである。
一般式(d1)の化合物は、上記還元糖と Rd1−(ORd2−OH とを、酸触媒を用いてアセタール化反応又はケタール化反応することで容易に合成することができる。また、アセタール化反応の場合、ヘミアセタール構造であっても良く、通常のアセタール構造であっても良い。
<硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物の組成等>
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(a)成分がバイオフィルムに作用し、バイオフィルムを軟化・除去されやすい状態に変性させることで、優れたバイオフィルムの除去効果が得られるものと考えられる。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(a)成分を、1質量%以上、好ましくは3質量%以上、そして、40質量%以下、好ましくは30質量%以下含有する。
また、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(b)成分を、好ましくは1質量%以上、より好ましくは2質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下含有する。
また、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(c)成分を、好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.25質量%以上、そして、好ましくは10質量%以下、より好ましくは8質量%以下含有する。
また、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、(d)成分を、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、そして、好ましくは30質量%以下、より好ましくは20質量%以下含有する。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、本発明の効果を損なわない程度に、(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分以外の他の界面活性剤〔以下、(e)成分という〕を含有することができる。
(e)成分としては、アルキル基の炭素数が10以上、16以下であり、オキシアルキレン基の炭素数が2及び/又は3であり、オキシアルキレン基平均付加モル数が5以上、50以下であるポリオキシアルキレンアルキルエーテルが挙げられる。
本発明の(e)成分は、洗浄効果や起泡性の点から含有することができるが、本発明の効果を維持させるために、含有量は、組成物中、10質量%以下が好ましく、5質量%以下がより好ましい。
本発明ではバイオフィルム除去効果だけでなく、油汚れに対する洗浄力の点から、(a)成分、(b)成分、(c)成分、及び(d)成分の含有量、又は(a)成分、(b)成分、(c)成分、(d)成分、及び(e)成分の含有量が、合計で、組成物中、好ましくは10質量%以上、より好ましくは15質量%以上であり、そして、好ましくは40質量%以下、より好ましくは35質量%以下である。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、ガラスコップなどのウォータースポットの形成抑制や曇り抑制、あるいはシンクの水垢の形成を抑制するなどの目的から、キレート剤を含有することができる。具体的に使用できるキレート剤としては、エチレンジアミンテトラ酢酸(EDTA)、ニトリロトリ酢酸(NTA)、メチルグリシンジ酢酸(MGDA)、グルタミン酸ジ酢酸(GLDA)、クエン酸、コハク酸、1−ヒドロキシエタン−1,1−ジホスホン酸(ディクエスト2010)を挙げることができ、メチルグリシンジ酢酸(MGDA)及びクエン酸から選ばれるキレート剤が好適である。キレート剤の含有量は、組成物中に好ましくは0.1質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、そして、好ましくは3質量%以下、より好ましくは2質量%以下である。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、貯蔵安定性及びゲル化防止の点から、有機溶剤、ハイドロトロープ剤、ゲル化防止剤を含有することができる。
有機溶剤としては、エタノール、イソプロパノール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3−ブタンジオール、エチルカルビトールなどが挙げられる。
ハイドロトロープ剤としては、炭素数1以上、3以下のアルキル基が1個以上、3個以下置換したベンゼンスルホン酸又はその塩が好ましく、より具体的好ましい化合物としてはトルエンスルホン酸、キシレンスルホン酸、クメンスルホン酸及びこれらのナトリウム、カリウム又はマグネシウム塩が良好であり、p−トルエンスルホン酸がより良好である。
ゲル化防止剤としては、例えば特表平11−513067号公報8ページ〜11ページに記載されているゲル化防止重合体、好ましくはポリアルキレングリコールを挙げることができる。洗浄効果の観点より、含有量は組成物中、好ましくは2質量%以下、より好ましくは1.5質量%以下、更に好ましくは0.4質量%以下であり、そして、好ましくは0.01質量%以上である。ゲル化防止としてのポリアルキレングリコールの具体例としては、ポリエチングリコールを標準としたときのゲルパーミエーションクロマトグラフィーによって求められた重量平均分子量が200以上、3000以下のポリプロピレングリコール又はポリエチレングリコールが挙げられる。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、更に、香料成分、防腐剤、濁り剤、着色剤、保湿剤等を含有することができる。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、水を含有することが好ましい。また、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、液体であることが好ましい。本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物が水を含有する場合、pHは、25℃で、好ましくは5以上、より好ましくは6以上であり、そして、好ましくは8以下、より好ましくは7以下である。
本発明の組成物が対象とする硬質表面としては、プラスチック、ガラス、セラミックス、木材、金属、及びこれらの複合物からなるものが挙げられる。また、スポンジのように全体として弾力性や柔軟性があるが、部分的ないし微視的に硬質の表面を有する物品も対象とすることができる。本発明の組成物が対象とする硬質表面としては、プラスチックからなるものがより好ましい。プラスチックとしては特に限定されるものではないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタラートなどが挙げられるが、好ましくはポリエチレン又はポリプロピレン、より好ましくはポリエチレンである。本発明の組成物は、より具体的には、食器、調理器具、洗浄器具、調理台、厨房設備などを対象としたバイオフィルム除去剤組成物とすることができる。その中でも特に、食器、調理器具を対象としたバイオフィルム除去剤組成物とすることができる。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物は、緑膿菌、アシネトバクターなどの菌が形成したバイオフィルムに対して有効であり、なかでも、緑膿菌が形成したバイオフィルムの除去に有効である。
<バイオフィルム除去方法>
本発明は、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物と水とを含有する処理液(以下、“本発明に係る処理液”という)を、硬質表面に形成されたバイオフィルム接触させることを含む、バイオフィルムの除去方法に関する。
例えば、厨房周りでは、俎板の傷やスポンジ内などに菌が残っているためバイオフィルムが形成されており、これら存在が感染リスクを高めるため、本発明では、これらバイオフィルムが存在する部分に、本発明に係る処理液を接触させる。バイオフィルムは、緑膿菌由来のバイオフィルムが挙げられる。
本発明に係る処理液中の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物の濃度は、好ましくは1質量%以上、より好ましくは3質量%以上、そして、好ましくは20質量%以下、より好ましくは10質量%以下である。
また、本発明に係る処理液中(a)成分の濃度は、好ましくは0.05質量%以上、より好ましくは0.2質量%以上、そして、好ましくは5質量%以下、より好ましくは3質量%以下である。この(a)成分の濃度となるように本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物と水とを混合することが好ましい。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物の希釈倍率は、好ましくは5倍以上、より好ましくは10倍以上、そして、好ましくは100倍以下である。本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物を、水でこの倍率に希釈した処理液を用いることが好ましい。
例えば、俎板などの硬質表面に対しては、スポンジ、キッチンンペーパー、布などの可撓性材料に本発明に係る処理液を含浸させたものでこすり洗いをする方法、あるいは、本発明に係る処理液に俎板などの対象を浸漬させた後、スポンジ、キッチンンペーパー、布などの可撓性材料でこすり洗いするなどの方法を採用することができる。浸漬する場合には、浸漬時間は0.5時間以上が好ましく、1時間以上がより好ましい。また、24時間以下が好ましく、18時間以下がより好ましい。本発明に係る処理液の温度は、好ましくは5℃以上、より好ましくは10℃以上、そして、好ましくは50℃以下、より好ましくは40℃以下である。
上記のように本発明に係る処理液を対象物に接触させた後は、水道水ですすぎ、そのまま対象物を使用してもよく、また、乾燥させてもよい。
本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物を用いたバイオフィルムの除去方法として、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物と水とを含有する処理液を可撓性材料に含浸させ、バイオフィルムが形成された硬質表面を前記可撓性材料でこすり洗いすることを含む、バイオフィルムの除去方法が挙げられる。
また、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物を用いたバイオフィルム除去方法として、本発明の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物と水とを含有する処理液にバイオフィルムが形成された硬質表面を浸漬した後、可撓性材料でこすり洗いすることを含む、バイオフィルムの除去方法が挙げられる。
これらの方法においても、前記の好ましい態様を適用することができる。
<製造例1:炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩の製造方法>
[製造例1−A] 炭素数16のオレフィンの合成
攪拌装置付きフラスコに1−ヘキサデカノール(製品名:カルコール6098、花王株式会社製)7000g(28.9モル)、固体酸触媒としてγ−アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)700g(原料アルコールに対して10質量%)を仕込み、攪拌下、280℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら5時間反応を行い、粗オレフィンを得た。反応終了後のアルコール転化率は100%、炭素数16のオレフィン純度は99.7%であった。得られた粗オレフィンを蒸留用フラスコに移し、136〜160℃/4.0mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の炭素数16のオレフィンを得た。得られたオレフィンの二重結合分布を測定した結果、1位の炭素原子にあるものの割合は0.4質量%であった。
[製造例1−B] 炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩の合成
製造例1−Aで得た炭素数16のオレフィンを、外部にジャケットを有する薄膜式スルホン化反応器を使用して三酸化硫黄ガス、反応器外部ジャケットに20℃の冷却水を通液することでスルホン化反応を行った。スルホン化反応の際のSO/オレフィンのモル比は1.09に設定した。得られたスルホン化物を、理論酸価に対し1.5モル倍量の水酸化ナトリウムで調製したアルカリ水溶液へ添加し、攪拌しながら30℃、1時間中和した。中和物をオートクレーブ中で160℃、1時間加熱することで加水分解を行い、炭素数16の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩を得た。
この炭素数16の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩中、(a’)成分のスルホン酸基が炭素鎖の1位にある化合物の割合は3質量%以下であり、残部が(a)成分の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩であった。また、この炭素数16の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩中、(a)成分のうちのスルホン酸基が2位にある内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩の割合は19.9質量%であった。
<製造例2:炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩の製造方法>
[製造例2−A] 炭素数18のオレフィンの合成
攪拌装置付きフラスコに1−オクタデカノール(製品名:カルコール8098、花王株式会社製)7000g(25.9モル)、固体酸触媒としてγ−アルミナ(STREM Chemicals,Inc社)1050g(原料アルコールに対して15質量%)を仕込み、攪拌下、285℃にて系内に窒素(7000mL/min.)を流通させながら13時間反応を行い、粗オレフィンを得た。反応終了後のアルコール転化率は100%、炭素数18のオレフィン純度は98.5%であった。得られた粗オレフィンを蒸留用フラスコに移し、148〜158℃/0.5mmHgで蒸留することでオレフィン純度100%の炭素数18のオレフィンを得た。得られたオレフィンの二重結合分布を測定した結果、1位の炭素原子にあるものの割合は0.3質量%であった。
[製造例2−B] 炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩の合成
製造例2−Aで得た炭素数18のオレフィンから、製造例1−Bと同様の条件で炭素数18の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩を得た。
この炭素数18の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩中、(a’)成分のスルホン酸基が炭素鎖の1位に存在するオレフィンスルホン酸塩の割合は、3質量%以下であり、残部が(a)成分の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩であった。また、この炭素数18の内部オレフィンスルホン酸ナトリウム塩中、(a)成分のうちのスルホン酸基が2位にある化合物の割合は15質量%であった。
<バイオフィルム除去性の評価>
ポリエチレンのテストピース(標準試験版PE(両面保護テープ付き)、日本テストパネル社製)を、底面が1.5cm×1.5cmの正方形となるように切り出し、有効塩素濃度0.1質量%の次亜塩素酸ナトリウム水溶液100mLに200枚を液温25℃で1時間浸漬した後、次亜塩素酸を取り除き、次いでイオン交換水200mLで濯ぎ、25℃で1時間乾燥した。その後、そのテストピース200枚をエタノール100mLに液温25℃で30分間浸漬した後、エタノールから取り出し、25℃で1時間乾燥し、殺菌洗浄したテストピースAとした。
テストピースAを24ウェルプレート(ファルコン社製)の各ウェルに1枚ずつセットする。一方、MTC2培地(Becton Dickinson社製)にOD=1に調整した緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)を1質量%混合した菌液を調整し、各ウェルに1mL添加して25℃にて2日間培養し、バイオフィルムを形成した。菌液を廃棄して、イオン交換水2mLによる3分間の洗浄、及び、洗浄液(水)の廃棄を3回繰り返し、バイオフィルムを形成したテストピースBとした。
テストピースBを別に用意した24ウェルプレートの各ウェルに1枚ずつセットし、各硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物をイオン交換水で20倍希釈した液(以下“試験処理液”という)2mLを各ウェルに投入して、1時間テストピースBを浸漬した。同一条件につき、6枚ずつ実験を行った。
その後、各試験処理液を廃棄して、イオン交換水2mLによる3分間の洗浄、及び、洗浄液(水)の廃棄を3回繰り返した。
その後、各ウェルに0.3質量%のクリスタルバイオレット液(和光純薬工業株式会社)を2mL投入し、テストピースを90分間浸漬して染色した。
その後、クリスタルバイオレット液を廃棄し、イオン交換水2mLで3分間洗浄、及び、洗浄液(水)の廃棄を2回繰り返し、テストピースBを別に用意した24ウェルプレートに1枚ずつセットし、その中にエタノール2mLを投入し、25℃で12時間浸漬し、クリスタルバイオレットをエタノール中に溶解させた後、このエタノール液の吸光度を測定した。
この吸光度(サンプル吸光度)に基づき、バイオフィルム除去率(%)を下記の式にて算出して、同一条件6サンプルの結果のうち、最大値と最小値の2つを除いた4サンプルの平均値を表1に記載した。
バイオフィルム除去率(%)=100×(An−As)/An
式中、
As:サンプル吸光度
An:ネガティブコントロール吸光度
※ネガティブコントロール吸光度は各試験処理液の代わりに水を添加して測定したものである。
Figure 0006678381
以下に、表1記載の化合物について記載する。なお、表中の数値は、有効分としての質量%を示す。
・C16内部オレフィンスルホン酸塩:製造例1で得られた炭素数16の内部オレフィンスルホン酸塩、ナトリウム塩
・C18内部オレフィンスルホン酸塩:製造例2で得られた炭素数18の内部オレフィンスルホン酸塩、ナトリウム塩
・α−オレフィンスルホン酸塩:ネオゲンAO−90(第一工業製薬株式会社)、ナトリウム塩
・AES:オキシエチレン平均付加モル数が4のラウリルポリオキシエチレン硫酸ナトリウム
・ヒドロキシスルホベタイン:アンヒトール20HD(花王株式会社)、式(b1)中、Rb1が炭素数12のアルキル基、nが0、Rb3及びRb4が炭素数1のアルキル基、Rb5は2位にヒドロキシ基を持つヒドロキシプロピル基、Tは−SO である。
・アミンオキシド:アンヒトール20N(花王株式会社)、式(c1)中、Rc1が炭素数12のアルキル基、pが0、Rc3及びRc4が炭素数1のアルキル基である。
・アルキルグルコシド:AG−124(花王株式会社)、式(d1)中、Rd1が炭素数10〜16のアルキル基、yが0、Gがグルコース残基、zが1である。

Claims (6)

  1. (a)内部オレフィンスルホン酸塩〔以下、(a)成分という〕を1質量%以上、40質量%以下、
    (b)ベタイン型界面活性剤を1質量%以上、10質量%以下、
    (c)アミンオキシド型界面活性剤を0.1質量%以上、10質量%以下、
    (d)アルキルグルコシド型界面活性剤を1質量%以上、30質量%以下、
    含有する硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物であって、
    (a)成分が、炭素数16以上、22以下の内部オレフィンスルホン酸塩であり、
    (a)成分中、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の割合が20質量%以下である、
    硬質表面に形成されたバイオフィルムを浸漬させて使用する、硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物。
  2. (a)成分が、炭素数16以上、18以下の内部オレフィンスルホン酸塩である、請求項1記載の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物。
  3. (a)成分中、スルホン酸基が2位に存在する内部オレフィンスルホン酸塩の割合が、15質量%以上、19.9質量%以下である、請求項1又は2記載の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物。
  4. 請求項1〜3の何れか1項記載の硬質表面用バイオフィルム除去剤組成物と水とを含有する処理液に、硬質表面に形成されたバイオフィルムを浸漬させて接触させることを含む、バイオフィルムの除去方法。
  5. 処理液中、(a)成分の濃度が0.05質量%以上、5質量%以下である、請求項4記載のバイオフィルムの除去方法。
  6. バイオフィルムが緑膿菌由来である、請求項5記載のバイオフィルムの除去方法。
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