JP6677045B2 - レドックスフロー電池用枠体、レドックスフロー電池、及びセルスタック - Google Patents

レドックスフロー電池用枠体、レドックスフロー電池、及びセルスタック Download PDF

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Description

本発明は、蓄電池の一つであるレドックスフロー電池、レドックスフロー電池に用いられる枠体、及びセルスタックに関する。
蓄電池の一つに、電解液を電極に供給して電池反応を行うレドックスフロー電池(以下、RF電池と呼ぶことがある)がある。RF電池は、(1)大出力化、メガワット級(MW級)の大容量化が容易である、(2)長寿命である、(3)電池の充電状態(SOC:State of Charge)を正確に監視可能である、(4)電池出力と電池容量とを独立して設計できて設計の自由度が高い、等の特徴を有しており、電力系統の安定化用途の蓄電池に適すると期待される。
RF電池は、正極電解液が供給される正極電極と、負極電解液が供給される負極電極と、両極の電極間に介在される隔膜とを備える電池セルを主な構成要素とする。電池セルは、代表的には、特許文献1に記載されるように、表裏面に各極の電極が配置される双極板と、双極板の外周に設けられた樹脂製の枠体とを備えるセルフレームを用いて形成される。大容量のRF電池では、セルフレーム、一極の電極、隔膜、他極の電極、…を順に繰り返し複数積層した積層体を主体とするセルスタックが利用される。
上記積層体は、各極の電極に未反応の電解液を供給し、電池反応に用いた電解液を各極の電極から排出する正極用給排板及び負極用給排板に挟まれ、更にこの外側を一対のエンドプレートに挟まれ、エンドプレート間を長ボルト及びナットによって締め付けられる(特許文献1の図1)。この積層方向に作用する締付力によって、積層状態が保持される。また、上記締付力によって、隣り合う枠体間に配置されるシール部材によって枠体間が液密に保持され、電解液の漏出を防止する。
特許文献1は、中央部に長方形状の窓部が設けられた長方形状の枠体であって、枠体の外周縁における短辺の長さに対する長辺の長さの比(長辺/短辺)、いわゆるアスペクト比が1を超える横長のものを開示する(図2)。また、特許文献1は、この枠体を、窓部を有する一対の枠片とし、枠片の開口縁近傍で双極板の周縁近傍を挟んで熱融着して、双極板と枠体とを一体化することを開示する。
特開2002−367658号公報
レドックスフロー電池(RF電池)に利用される枠体に対して、作用する圧力によって変形し難いことが望まれる。特に、電解液の流量をより多くして運転する場合などでも変形し難いことが望まれる。
上述のアスペクト比が1を超える枠体において長辺側の枠は、短辺側の枠よりも長い。そのため、仮に枠体の全周に亘って枠幅が等しい場合でも、長辺側の枠は、短辺側の枠よりも剛性に劣り、RF電池の運転時、電解液を流通して液圧が作用すると、短辺側の枠よりも変形し易いといえる。以下の場合には、長辺側の枠が更に変形し易い。枠体の変形量が大きければ、枠体を破損する恐れがある。
(a)長辺側の枠を電解液の流通方向に直交するように配置する場合(特許文献1の図8参照)。
液圧は流通方向に作用し易いため、長辺側の枠に作用する液圧が大きくなるからである。
(b)運転時、電池性能の向上などを目的として電解液の流量を増大する場合。
電解液の流量の増大に伴い、液圧も大きくなるからである。
(c)長辺側の枠が水平方向に沿って配置されるように、RF電池が設置される場合(特許文献1の図5参照)。
電解液の自重が長辺側の枠に加わり易いからである。
一方、RF電池の電解液には、バナジウムイオンを含む硫酸水溶液などの酸性液が利用される。枠体は、上記酸性液に接触するため、塩化ビニル(特許文献1の[0024])といった耐液性に優れる樹脂製とする。このような樹脂製の枠体では、十分な剛性を有するとはいえず、上述の液圧などの応力が大きくなれば変形し得る。枠体の変形防止のために、電解液の流量を減少すれば、上述の電解液の流量増大などの要望に十分に対応できない。
そこで、本発明の目的の一つは、変形し難いレドックスフロー電池用枠体を提供することにある。また、本発明の他の目的は、変形し難い枠体を備えるレドックスフロー電池、及びセルスタックを提供することにある。
本発明の一態様に係るレドックスフロー電池用枠体は、
電極が配置される窓部を備えるレドックスフロー電池用枠体であって、
前記窓部を包絡する長方形の長辺の長さをA、前記長辺に対応する横枠の幅をB、前記長方形の短辺の長さをC、前記短辺に対応する縦枠の幅をDとするとき、
A>C、
B>D、
(B/A)≧0.2を満たすレドックスフロー電池用枠体。
本発明の一態様に係るレドックスフロー電池は、上記のレドックスフロー電池用枠体を備える。
本発明の一態様に係るレドックスフロー電池は、
上記のレドックスフロー電池用枠体及び前記窓部の内側に配置される双極板と、正極電極と、隔膜と、負極電極とが順に複数積層され、この積層方向に締め付ける圧力によって積層状態が保持される積層体と、
前記積層体と共に積層される正極給排板及び負極給排板とを備え、
前記積層体における前記枠体の横枠の外周縁が、前記正極給排板の外周縁及び前記負極給排板の外周縁から突出している。
本発明の一態様に係るセルスタックは、上記のレドックスフロー電池用枠体を備える。
本発明の一態様に係るセルスタックは、
上記のレドックスフロー電池用枠体及び前記窓部の内側に配置される双極板と、正極電極と、隔膜と、負極電極とが順に複数積層され、この積層方向に締め付ける圧力によって積層状態が保持される積層体と、
前記積層体と共に積層される正極給排板及び負極給排板とを備え、
前記積層体における前記枠体の横枠の外周縁が、前記正極給排板の外周縁及び前記負極給排板の外周縁から突出している。
上記のレドックスフロー電池用枠体は、変形し難い。
上記のレドックスフロー電池、及び上記のセルスタックは、枠体が変形し難い。
実施形態1のレドックスフロー電池用枠体を示す概略平面図である。 実施形態1のレドックスフロー電池用枠体を備える電池セルの概略を示す分解斜視図、及びこの電池セルを備える実施形態1のセルスタックの概略を示す側面図である。 実施形態1のレドックスフロー電池の動作原理図である。
[本発明の実施形態の説明]
最初に本発明の実施形態の内容を列記して説明する。
(1)本発明の一態様に係るレドックスフロー電池用枠体は、
電極が配置される窓部を備えるレドックスフロー電池用枠体であって、
前記窓部を包絡する長方形の長辺の長さをA、前記長辺に対応する横枠の幅をB、前記長方形の短辺の長さをC、前記短辺に対応する縦枠の幅をDとするとき、
A>C、
B>D、
(B/A)≧0.2を満たす。
上記のレドックスフロー電池用枠体及び上記窓部は、代表的には長方形状が挙げられる。但し、長方形状に限らない(後述の変形例(II)参照)。
上記のレドックスフロー電池用枠体の外周縁と上記窓部の開口縁とは、双方が長方形状である場合でも、B>Dより、相似ではない。
上記窓部は、A>Cから、長辺/短辺(A/C)で表されるアスペクト比が1超である横長の長方形に包絡される形状である。
上記のレドックスフロー電池(RF電池)用枠体は、この横長の窓部における上記長辺に対応する横枠と、上記短辺に対応する縦枠とを備えるため、代表的にはアスペクト比が1超である横長又は縦長の長方形に包絡される形状といえる。
上記窓部を包絡する長方形は、窓部を形成する開口縁のうち、最小周長をとるものとする。例えば、窓部が長方形状である場合、窓部を形成する開口縁がつくる長方形が上記包絡する長方形に相当する。窓部が長方形以外の形状である場合、窓部を形成する開口縁を包絡する最小の長方形とする。
上記横枠の幅は、上記窓部を包絡する長方形の長辺から、横枠の外周縁までの最大距離とする。例えば、窓部が長方形状である場合、上記開口縁がつくる長方形の長辺から横枠の外周縁までの最大距離である。
上記縦枠の幅は、上記窓部を包絡する長方形の短辺から、縦枠の外周縁までの最大距離とする。例えば、窓部が長方形状である場合、上記開口縁がつくる長方形の短辺から縦枠の外周縁までの最大距離である。
横長の窓部に対して横枠の幅Bは、縦枠の幅Dよりも大きく、かつ、窓部における上記長辺の長さAに対しても十分に大きく、広幅といえる。上記のRF電池用枠体は、横枠が広幅であるため、例えば横枠の長手方向に直交する方向の応力を受けても、横枠が変形し難い。このような上記のRF電池用枠体をRF電池に用いた場合、横枠を電解液の流通方向に直交するように配置したり、運転時に電解液の流量を増大したり、横枠が水平方向に沿って配置されるようにRF電池を設置したり(以下、横長設置と呼ぶことがある)などしても、上記のRF電池用枠体が変形し難い。従って、上記のRF電池用枠体は、耐圧性に優れるRF電池を構築できる。
(2)上記のRF電池用枠体の一例として、(D/C)≧0.2を満たす形態が挙げられる。
上記形態における縦枠の幅Dは、窓部における上記短辺の長さCに対して十分に大きく、広幅といえる。そのため、短辺の長さCの絶対値が大きい場合でも、縦枠が変形し難い。上記形態は、横枠及び縦枠の双方が変形し難く、全体的に変形し難い。
(3)上記のRF電池用枠体の一例として、前記レドックスフロー電池用枠体及び前記窓部が長方形状であり、前記レドックスフロー電池用枠体における前記横枠を含む長辺の長さをL、前記縦枠を含む短辺の高さをHとするとき、L>Hを満たす形態が挙げられる。この形態は、横枠の全長に亘って均一的な大きさの幅Bを有し、縦枠の全長に亘って均一的な大きさの幅Dを有する。
上記形態は、L>Hから、長辺/短辺(L/H)で表されるアスペクト比が1超である横長の長方形状の枠体に、横長の長方形状の窓部を備えるといえる。従って、上記形態は、横枠が変形し易い形状であるものの、横枠の幅Bが広幅であるため、変形し難い。
(4)上記のRF電池用枠体の一例として、前記横枠は、締結軸が挿通される貫通孔を備える形態が挙げられる。上記連結軸は、代表的には、積層された複数の枠体を連通し、積層状態の保持に用いられる。
横枠は広幅であり、貫通孔の形成領域を十分に有することができる。上記形態の枠体を積層した積層体に締結軸を挿通配置すれば、締結軸を横枠の補強材に利用できて、横枠の剛性を高められる。また、締結軸によって横枠の変位が規制される。これらのことから、上記形態は、より変形し難い。更に、枠体自身に貫通孔を備えるため、横枠に貫通孔の形成領域を備えることに伴って、エンドプレートを大きくする必要が無い。従って、上記形態は、変形し難い上に、小型なRF電池を構築できる。
(5)本発明の一態様に係るレドックスフロー電池(RF電池)は、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のレドックスフロー電池用枠体を備える。
上記のRF電池は、液圧などの応力を受けても変形し難い上記RF電池用枠体を備える。そのため、上記のRF電池によれば、横枠を電解液の流通方向に直交するように配置したり、運転時に電解液の流量を増大したり、横長設置したりなどしても、上記RF電池用枠体が変形し難く、耐圧性に優れる。
(6)本発明の一態様に係るレドックスフロー電池(RF電池)は、
上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のレドックスフロー電池用枠体及び前記窓部の内側に配置される双極板と、正極電極と、隔膜と、負極電極とが順に複数積層され、この積層方向に締め付ける圧力によって積層状態が保持される積層体と、
前記積層体と共に積層される正極給排板及び負極給排板とを備え、
前記積層体における前記枠体の横枠の外周縁が、前記正極給排板の外周縁及び前記負極給排板の外周縁から突出している。
上記のRF電池に備える積層体は、液圧などの応力を受けても変形し難い上記RF電池用枠体を備える。そのため、上記のRF電池によれば、横枠を電解液の流通方向に直交するように配置したり、運転時に電解液の流量を増大したり、横長設置したりするなどしても、上記RF電池用枠体が変形し難く、耐圧性に優れる。更に、上記のRF電池に備える正極給排板及び負極給排板は、広幅な横枠の外周縁よりも内側に位置しており小型である。従って、上記のRF電池は、上記RF電池用枠体と同一外形寸法を有する正極給排板及び負極給排板を備える場合に比較して、軽量である。
(7)本発明の一態様に係るセルスタックは、上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のレドックスフロー電池用枠体を備える。
上記のセルスタックは、横枠の長手方向に直交する方向の応力などを受けても変形し難い上記RF電池用枠体を備えるため、耐圧性に優れるRF電池を構築できる。
(8)本発明の一態様に係るセルスタックは、
上記(1)〜(4)のいずれか一つに記載のレドックスフロー電池用枠体及び前記窓部の内側に配置される双極板と、正極電極と、隔膜と、負極電極とが順に複数積層され、この積層方向に締め付ける圧力によって積層状態が保持される積層体と、
前記積層体と共に積層される正極給排板及び負極給排板とを備え、
前記積層体における前記枠体の横枠の外周縁が、前記正極給排板の外周縁及び前記負極給排板の外周縁から突出している。
上記のセルスタックに備える積層体は、横枠の長手方向に直交する方向の応力などを受けても変形し難い上記RF電池用枠体を備えるため、耐圧性に優れるRF電池を構築できる。また、上記のセルスタックに備える正極給排板及び負極給排板は、広幅な横枠の外周縁よりも内側に位置しており小型である。従って、上記のセルスタックは、上記RF電池用枠体と同一外形寸法を有する正極給排板及び負極給排板を備える場合に比較して、軽量なRF電池を構築できる。
[本発明の実施形態の詳細]
以下に図面を参照して、本発明の実施形態の具体例を説明する。図において同一符号は同一名称物を意味する。
[実施形態1]
まず、実施形態1のレドックスフロー電池(RF電池)10の概要を説明し、次に、部材ごとに詳細に説明する。
図3の正極タンク16内及び負極タンク17内に示すイオンは、各極の電解液中に含むイオン種の一例を示す。図3において実線矢印は充電、破線矢印は放電を意味する。
(RF電池の概要)
実施形態1のRF電池10は、図3に示すように、電池セル10Cと、電池セル10Cに電解液を循環供給する循環機構とを備える。代表的には、RF電池10は、交流/直流変換器400や変電設備410などを介して、発電部420と、電力系統や需要家などの負荷440とに接続され、発電部420を電力供給源として充電を行い、負荷440を電力提供対象として放電を行う。発電部420は、例えば、太陽光発電機、風力発電機、その他一般の発電所などが挙げられる。
(RF電池の基本構成)
・電池セル
電池セル10Cは、正極電解液が供給される正極電極14と、負極電解液が供給される負極電極15と、正極電極14,負極電極15間に介在される隔膜11とを備える。
正極電極14,負極電極15は、活物質を含む電解液が供給されて、活物質(イオン)が電池反応を行う反応場であり、炭素材料の繊維集合体といった多孔体が利用される。代表的には、長方形状である(図2)。
隔膜11は、正極電極14,負極電極15間を分離すると共に所定のイオンを透過する部材であり、イオン交換膜などが利用される。
・セルフレーム
電池セル10Cは、図2に示すセルフレーム20を用いて構成される。
セルフレーム20は、双極板21と、双極板21の周縁部に設けられる枠体22とを有する。
双極板21は、一面に正極電極14が配置され、他面に負極電極15が配置され、電流を流すが電解液を通さない導電性部材である。双極板21には黒鉛などと有機材とを含む導電性プラスチック板などが利用される。代表的には、長方形状である(図2)。
枠体22は、窓部22wを備える。窓部22wの内側に、双極板21と、正極電極14、負極電極15とが配置される。枠体22は、正極電極14、負極電極15にそれぞれ供給する電解液の供給路と、正極電極14、負極電極15からそれぞれ排出される電解液の排出路とを備える絶縁性部材である。上記供給路は、給液孔24i,25iと、給液孔24i,25iから窓部22wに至るスリットなどとを備える。上記排出路は、排液孔24o,25oと、窓部22wから排液孔24o,25oに至るスリットなどとを備える。
この例の枠体22は、窓部22wを囲み、給液孔24i,25i及び排液孔24o,25oよりも外方にシール溝250(図1)を備える。シール溝250には、Oリングなどのシール部材50が嵌め込まれ、隣り合う枠体22,22間に介在される。図1では、長方形状の窓部22wを囲むように、長方形状のシール溝250を備える例を示す。
・セルスタック
図3では、単一の電池セル10Cを含む単セル電池を示すが、この例のRF電池10は、複数の電池セル10Cを備える多セル電池である。多セル電池では、図2に示すセルスタック30と呼ばれる形態が利用される。
セルスタック30は、代表的には、枠体22及び双極板21を備えるセルフレーム20と、正極電極14と、隔膜11と、負極電極15とが順に複数積層される積層体と、正極給排板34及び負極給排板35と、積層体の端部に配置される一対のエンドプレート32,32と、エンドプレート32,32間を連通する長ボルトなどの締結軸33及びナットなどの締結部材とを備える。積層体を挟むように正極給排板34及び負極給排板35が積層され、この組物を挟むようにエンドプレート32,32が配置されて、締結部材で一体化される。
正極給排板34及び負極給排板35はそれぞれ、積層された複数のセルフレーム20の給液孔24i,25i及び排液孔24o,25oによってそれぞれ形成される電解液の流通管路に接続される。
正極給排板34は、正極電極14に正極電解液を供給し、かつ正極電極14からの正極電解液を排出する。
負極給排板35は、負極電極15に負極電解液を供給し、かつ負極電極15からの負極電解液を排出する。
締結部材によってエンドプレート32,32間が締め付けられると、積層体は、その積層方向に締め付ける圧力によって積層状態が保持される。この積層方向の締付力によって、上述の枠体22,22間のシール部材50が押圧されて、枠体22,22間が液密に保持される。
セルスタック30は、図2に示すように、所定数の電池セル10Cをサブセルスタック300とし、複数(図2では二つ)のサブセルスタック300を積層した形態で利用されることがある。代表的には、サブセルスタック300ごとに正極給排板34及び負極給排板35を備える。
サブセルスタック300やセルスタック30における電池セル10Cの積層方向の両端に位置するセルフレームには、双極板21に代えて集電板(図示せず)が配置されたものが利用される。
・循環機構
循環機構は、図3に示すように正極電極14に循環供給する正極電解液を貯留する正極タンク16と、負極電極15に循環供給する負極電解液を貯留する負極タンク17と、正極タンク16と電池セル10C(セルスタック30)との間を接続する配管162,164と、負極タンク17と電池セル10C(セルスタック30)との間を接続する配管172,174と、電池セル10Cへの供給側の配管162,172に設けられたポンプ160,170とを備える。配管162,164は正極給排板34に接続され、配管172,174は負極給排板35に接続される。
RF電池10の基本構成、材料、電解液などは、公知の構成、材料、電解液などを適宜利用できる。
実施形態1のRF電池10及び実施形態1のセルスタック30は、特定の形状である実施形態1の枠体22を備えることを特徴の一つとする。具体的には、枠体22に設けられた窓部22wは、横長又は縦長の長方形で包絡される形状である。この例では、窓部22wは、図1に示すように横長の長方形状である。枠体22は、この窓部22wにおける長辺の長さと、この長辺に対応する横枠22Aの幅との比が特定の範囲を満たす。
具体的には、枠体22は、図1に示すように、窓部22wを包絡する長方形の長辺の長さをA、長辺に対応する横枠22Aの幅をB、長方形の短辺の長さをC、短辺に対応する縦枠22Cの幅をDとするとき、A>C、B>D、(B/A)≧0.2を満たす形状である。この例の枠体22は、長方形状であり、横枠22Aの全長に亘って均一的な幅Bを有し、縦枠22Cの全長に亘って均一的な幅Dを有し、横枠22Aと縦枠22Cとを接続する角部が長さB×長さDの長方形状である。
以下、主に図1を参照して、実施形態1の枠体22を詳細に説明する。
(枠体)
この例の枠体22は、その中央部に、その表裏に貫通する窓部22wを有する。この例では、窓部22wに双極板21を嵌め込むことでセルフレーム20(図2の右側の枠体22参照)が構成される。双極板21と枠体22とは、上述の締付力によって密着状態が維持される。
この枠体22は、双極板21を支持可能な形状である。具体的には、枠体22における窓部22wの形成箇所は、一面(図1では手前側の面、図2では右面)が高くなる段差形状である。窓部22wの高段側の開口縁(上縁22u)は、長方形状の双極板21に対応した長方形状である。この例の低段部220の開口縁(最内縁22i)は、双極板21の最大外形よりも小さい長方形状である。長方形枠状の低段部220は、窓部22wに嵌め込まれた双極板21の周縁部を支持する。
上述のように段差形状であるため、枠体22の一面に設けられる上縁22uの周長と、他面に設けられる最内縁22iの周長とが異なる。最内縁22iの周長の方が短い。
この例では、窓部22wが長方形状であるため、窓部22wを包絡する長方形の長辺の長さA及び短辺の長さCはそれぞれ、窓部22wを形成する開口縁のうち、最内縁22iがつくる長方形の長辺の長さ及び短辺の長さに相当する。
横枠22Aは、最内縁22iの長辺を一辺とする長方形の領域であり、その幅Bは、最内縁22iの長辺から、横枠22Aの外周縁222までの距離に相当する。
縦枠22Cは、最内縁22iの短辺を一辺とする長方形の領域であり、その幅Cは、最内縁22iの短辺から縦枠22Cの外周縁までの距離に相当する。
また、この例の枠体22は、横枠22Aを含む長辺の長さをL、縦枠22Cを含む短辺の高さをHとするとき、長さLは高さHよりも大きい(L>H)。従って、この例の枠体22は、(横枠22Aの幅B)>(縦枠22Cの幅D)を満たし、アスペクト比(長さL/高さH)が1超の横長の長方形といえる。
・横枠
枠体22は、(横枠22Aの幅B)/(窓部22wの長辺の長さA)が0.2以上を満たす。定性的には、横枠22Aは、横長の窓部22wの長辺に対して、比較的広幅である。(B/A)≧0.2を満たす枠体22は、特に横枠22Aの長手方向に直交する方向(図1では上下方向)の応力を受けても、(B/A)が0.2未満である枠体に比較して、横枠22Aの変位が小さく、変形し難い。この理由を、枠体22の変位量を、両端固定かつ等分布荷重における梁のたわみ量σと等価とみなして説明する。
分布荷重をw、梁の長さをl、梁のヤング率をE、断面二次モーメントをI、梁の幅をb、梁の高さをhとすると、梁のたわみの公式により、
たわみ量σ=(w×l)/(384×E×I)である。
断面二次モーメントIは、I=(b×h)/12である。
「分布荷重w」を「枠体22に作用する応力」、「梁の長さl」を「窓部22wの長辺の長さA」、「梁のヤング率E」を「枠体22の構成材料のヤング率」、「梁の幅b」を「枠体22の厚さ」、「梁の高さh」を「枠体22の横枠の幅B」に読み替え、梁のたわみの公式に、断面二次モーメントの式を代入すると、枠体22の変位(たわみ量σ)は、横枠22Aの幅Bの3乗に反比例するといえる。
例えば、特許文献1の明細書[0038]、[0046]に記載される長方形状の枠体(以下、従来の枠体と呼ぶ)を考える。窓部の長辺の長さAが900mm、横枠の幅Bが(800−600)/2又は(500−300)/2=100mmである。従って、従来の枠体の(B/A)は、900/100≒0.11である。
(B/A)を0.2とした場合のたわみ量は、従来の枠体のたわみ量に対して、20%未満(約17%)である。
そのため、実施形態1の枠体22は、横枠22Aの長手方向に直交する方向の応力を受けた場合でも、従来の枠体よりも横枠22Aの変位が小さく、変形し難いといえる。
次に、横枠22Aの幅Bの大きさを調整する理由を説明する。
梁の曲げモーメントMは、分布荷重wと梁の長さlとを用いて、
M=(w×l)/12である。
「梁の長さl」を「窓部22wの長辺の長さA」又は「窓部22wの短辺の長さC」に読み替えると、A>Cであるため、横枠22Aの曲げモーメントが縦枠22Cよりも大きい。従って、窓部22wの長辺に対応する横枠22Aは、短辺に対応する縦枠22Cよりも枠体22の外方に向かって変形し易いからである。
(B/A)の値が大きいほど、上述の応力を受けても横枠22Aの変位が小さく、変形し難い。特に、(B/A)の値が0.24以上、更に0.3以上、0.33以上、0.35以上であれば、長さAの絶対値が大きい場合でも横枠22Aが変形し難い。(B/A)の値が大き過ぎると、枠体22が大き過ぎてRF電池10の大型化を招く。RF電池10の小型化などを考慮すると、(B/A)の値は、0.45以下、更に0.4以下、0.38以下が好ましい。梁のたわみの公式から、長さAの絶対値の4乗に比例して、横枠22Aの変位(たわみ量)が大きくなることから、長さAの絶対値が500mm以上、更に600mm以上、700mm以上である場合に、(B/A)≧0.2を満たすことが好ましい。
(B/A)≧0.2を満たさない枠体、即ち、(B/A)<0.2である枠体について、横枠の幅を1.25倍以上にすれば、上述の梁のたわみの公式から、枠体の変位は約1/2以下になり、横枠の変形を半分程度以下にできる。このように寸法変更を行うことで、横枠の変形を十分に低減できる。
例えば、上述した窓部の長辺の長さAが900mm、横枠の幅Bが100mmである従来の枠体について、横枠の幅Bを125mm以上とすれば、横枠の変位を従来の枠体の約1/2以下にすることができる。横枠の幅Bを180mm以上とし、(B/A)≧0.2を満たせば、横枠の変位を従来の枠体の1/5未満にすることができる。
・縦枠
更に、この例の枠体22は、(縦枠22Cの幅D/窓部22wの短辺の長さC)が0.2以上を満たす((D/C)≧0.2)。定性的には、縦枠22Cは、窓部22wの短辺に対して比較的広幅である。
縦枠22Cの長さCは、横枠22Aの長さAより短く(A>C)、上述のように横枠22Aよりも変形し難い。しかし、上述の曲げモーメントの式から、長さCの絶対値が大きければ、縦枠22Cも変形し易くなる。(D/C)≧0.2を満たす枠体22は、特に縦枠22Cの長手方向に直交する方向(図1では左右方向)の応力を受けても、(D/C)が0.2未満である枠体に比較して、縦枠22Cの変位が小さく、変形し難い。(D/C)≧0.2を満たすことで、長さCの絶対値が大きい場合でも縦枠22Cが変形し難い。上限値0.2の限定理由は、上述の(B/A)の項を参照するとよい。また、梁のたわみの公式から、長さCの絶対値が200mm以上、更に250mm以上、300mm以上である場合に、(D/C)≧0.2を満たすことが好ましい。
(D/C)の値が大きいほど、上述の応力を受けても縦枠22Cの変位が小さく、変形し難い。(D/C)は、0.25以上、0.3以上、更に0.35以上、0.4以上、0.5以上であれば、長さCの絶対値が大きい場合でも縦枠22Cが変形し難い。(D/C)の値が大き過ぎると、上述のようにRF電池10の大型化を招くため、(D/C)の値は、0.6以下、更に0.57以下、0.53以下が好ましい。
・その他の構成
更に、この例の枠体22は、締結軸33が挿通される貫通孔233を備える。この例では、横枠22Aに加えて、縦枠22Cにも複数の貫通孔233を備える。また、枠体22の各角部にも貫通孔233を備える。
貫通孔233の個数、配置位置、大きさ、形状などは適宜選択できる。
貫通孔233の個数が多いほど、貫通孔233に挿通配置される締結軸33によって横枠22A,縦枠22Cが補強されると共に、これら締結軸33によって横枠22A,縦枠22Cの外方への変位が規制される。そのため、枠体22が変形し難くなって好ましい。
横枠22A,縦枠22Cに対して、各貫通孔233を均等配置することができる。又は、横枠22A,縦枠22Cにおいてより変形し易い箇所(例えば、長手方向の中央部など)により多くの貫通孔233を設けて、局所的に剛性を高めることができる。
又は、上記より変形し易い箇所に、太い締結軸33が挿通配置されるように、より大きな貫通孔233を備えることができる。
複数の貫通孔233を備える場合には、形状、大きさを異ならせることができる。横枠22Aの貫通孔233と縦枠22Cの貫通孔233とについて、形状、大きさ、個数を異ならせることもできる。
貫通孔233の形状は、締結軸33に応じて選択する。図1,図2では、丸棒状の締結軸33に対応して、貫通孔233を円穴とするが、四角形状や六角形状などの多角形状、楕円状など適宜変更できる。
貫通孔233は、枠体22におけるシール溝250の形成位置よりも外周縁寄りの領域に備える。ここで、枠体22を備えるRF電池10やセルスタック30では、シール溝250に配置されたシール部材50よりも内側の領域を電解液の充填領域とする。上記外周縁寄りの領域に貫通孔233を備えることで、貫通孔233に挿通配置される締結軸33は、実質的に電解液に接触しない。そのため、酸性の電解液によって溶解し得る金属製の締結軸33であっても利用できる。
・厚さ
枠体22は、その厚さが厚いほど剛性が高くなり変形し難いものの(上述の断面二次モーメントの式における「梁の幅b」参照)、厚過ぎると、枠体22が大きくなり、ひいてはRF電池10の大型化を招く。また、枠体22の厚さは、積層体に上述の締付力が負荷された状態において、正極電極14、双極板21、負極電極15の合計厚さを規制する。従って、枠体22の厚さは、上記三者の合計厚さが所定の大きさを満たし、かつ大型化を招かない範囲で選択することが好ましい。
・構成材料
枠体22の構成材料は、絶縁性に優れると共に、電解液と反応せず、電解液に対する耐性(耐薬品性、耐酸性など)を有するものが好適に利用できる。また、上記構成材料は、適度な剛性を有すると、変形し難い枠体22となる。具体的な構成材料は、塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレンなどが挙げられる。
(双極板)
この例の双極板21は平板状の部材であり、その周縁部が窓部22wの低段部220に配置される。双極板21と低段部220との間にシール部材(図示せず)を介在させて、双極板21の一面側と他面側との間を液密に保持することができる。
双極板21の構成材料は上述の通りである。双極板21の厚さは適宜選択でき、厚いほど剛性、強度に優れ、薄いほど例えば枠体22の厚さも薄くできるため、積層体を小型にできる。
(給排板)
この例のRF電池10及びセルスタック30に備える正極給排板34及び負極給排板35は、図2に示すように枠体22よりも小さく、枠体22の外形とは異なる。
ここで、正極給排板34及び負極給排板35は、一般に、枠体22と同じ外形、大きさとする(特許文献1の図1参照)。実施形態1の枠体22は上述のように幅広であり、比較的大きいため、正極給排板34及び負極給排板35の外形を枠体22の外形に対応して大きくすると、RF電池10及びセルスタック30の大型化、重量の増大を招く。そこで、この例の正極給排板34及び負極給排板35は、積層体における枠体22の横枠22Aの外周縁222が、正極給排板34の外周縁342及び負極給排板35の外周縁352から突出する形状、大きさとする。
この例の正極給排板34及び負極給排板35は、枠体22の長さLと等しい長さを有し、枠体22の高さHよりも短い高さH45を有する横長の長方形状である。高さH45は、正極給排板34及び負極給排板35を積層体に重ね合わせた際、外周縁342,352が積層体における枠体22の横枠22Aの外周縁222よりも内側に位置するように設けられている。この例では、外周縁342,352は、積層体を構成する枠体22の各横枠22Aに設けられた貫通孔233よりも内側で、枠体22上のシール部材50よりも外側に位置する。従って、図2に示すセルスタック30では、正極給排板34及び負極給排板35の上下に枠体22の各長辺側に配置される締結軸33が配置され、正極給排板34及び負極給排板35の配置部分が局所的に凹んでいる。
また、この例の正極給排板34及び負極給排板35は、積層体に重ね合せた際、正極給排板34及び負極給排板35の短辺側の領域と枠体22の短辺側の領域とが実質的に面一である。従って、正極給排板34及び負極給排板35は、その短辺側の領域における枠体22の貫通孔233に重複する位置に貫通孔を備える。この貫通孔に締結軸33が挿通配置されることで、積層体に対して正極給排板34及び負極給排板35が位置決めされ、位置ずれし難い。
(効果)
実施形態1の枠体22は、横長の窓部22wの長辺に対応する横枠22Aの幅Bが窓部22wの長辺の長さAに対して十分に大きく広幅である。そのため、横枠22Aの長手方向に直交する方向の応力、例えば、窓部22wの長辺を外方に押し広げるような応力を受けた場合でも、横枠22Aが変形し難い。この例では、枠体22自体も横長の長方形状であり、横枠22Aが縦枠22Cに比較して変形し易い形状であるものの、横枠22Aが変形し難い。
特に、この例の枠体22は、縦枠22Cの幅Dが窓部22wの短辺の長さCに対して十分に大きく広幅であるため、縦枠22Cも変形し難い。従って、枠体22はその全体が変形し難い。
更に、この例の枠体22は、横枠22Aに締結軸33の貫通孔233を備え、締結軸33が挿通配置されることで、補強されること及び外方への変位を規制されることからも、変形し難い。この例では、横枠22Aだけでなく、縦枠22Cにも貫通孔233を備えており、枠体22全体が締結軸33によって補強される及び外方への変位を規制されるため、より一層変形し難い。
このように変形し難い実施形態1の枠体22を備える実施形態1のRF電池10は、運転時、電解液の流通に伴う液圧などによる応力が作用した場合でも、枠体22が変形し難く、耐圧性に優れる。また、実施形態1のRF電池10は、横枠22Aが電解液の流通方向に直交するように枠体22を配置したり、RF電池10を横長に設置したりするなどしても、枠体22が変形し難い。実施形態1のセルスタック30は、このように枠体22が変形し難いRF電池10を構築できる。
その他、この例のRF電池10及びセルスタック30は、比較的大きな枠体22の積層体を備えるものの、正極給排板34及び負極給排板35の大きさを積層体よりも小さくすることで、軽量化を図ることができる。
[変形例]
実施形態1に対して、以下の少なくとも一つの変更が可能である。
(I)(D/C)<0.2とする。
(II)枠体22及び窓部22wを長方形以外の形状とする。
例えば、角部を丸めた長方形状、長方形と半円弧とを組み合わせてなるレーストラック状、楕円状などであって、包絡する長方形の長辺の長さA>短辺の長さCを満たすものが挙げられる。
(III)貫通孔233を横枠22Aのみ又は縦枠22Cのみに備える。
変形し易い横枠22Aに貫通孔233を備えると、上述のように横枠22Aが変形し難く好ましい。
(IV)貫通孔233を省略する。
(V)正極給排板34及び負極給排板35の長さを枠体22の長さLよりも短くし、正極給排板34及び負極給排板35の貫通孔を省略する。
例えば、正極給排板34及び負極給排板35を積層体に重ね合せた際、正極給排板34及び負極給排板35の短辺側の外周縁が、各縦枠22Cに設けられた貫通孔233よりも内側で、枠体22上のシール部材50よりも外側に位置するように、正極給排板34及び負極給排板35の長さを調整するとよい。
(VI)枠体22が窓部を有する一対の枠片を備え、両枠片における開口縁近傍で双極板21の周縁部を挟む。この形態は、実施形態1と同様に上述の締付力によって維持される。
各枠片における双極板21を挟持する面のうち、開口縁近傍には、双極板21の周縁部を嵌め込む凹部を備えることができる。
本発明は、これらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
本発明のレドックスフロー電池(RF電池)は、太陽光発電、風力発電などの自然エネルギーの発電に対して、発電出力の変動の安定化、発電電力の余剰時の蓄電、負荷平準化などを目的とした蓄電池に利用できる。また、本発明のRF電池は、一般的な発電所に併設されて、瞬低・停電対策や負荷平準化を目的とした蓄電池として利用できる。本発明のRF電池用枠体、本発明のセルスタックは、RF電池の構成部材に利用できる。本発明のRF電池用枠体は、多セル電池だけでなく、単セル電池にも利用できる。
10 レドックスフロー電池(RF電池)
10C 電池セル 11 隔膜 14 正極電極 15 負極電極
16 正極タンク 17 負極タンク 160,170 ポンプ
162,164,172,174 配管
20 セルフレーム 21 双極板 22 枠体
22A 横枠 22C 縦枠 22w 窓部
222 外周縁 22u 上縁 22i 最内縁
24i,25i 給液孔 24o,25o 排液孔
220 低段部 233 貫通孔 250 シール溝
30 セルスタック 300 サブセルスタック
32 エンドプレート 33 締結軸
34 正極給排板 35 負極給排板 342,352 外周縁
50 シール部材
A 長辺の長さ B 横枠の幅 C 短辺の長さ D 縦枠の幅
L 枠体の長さ H 枠体の高さ
400 交流/直流変換器 410 変電設備 420 発電部 440 負荷

Claims (8)

  1. 電極が配置される窓部を備えるレドックスフロー電池用枠体であって、
    前記窓部を包絡する長方形の長辺の長さをA、前記長辺に対応する横枠の幅をB、前記長方形の短辺の長さをC、前記短辺に対応する縦枠の幅をDとするとき、
    A>C、
    B>D、
    (B/A)≧0.2を満たすレドックスフロー電池用枠体。
  2. (D/C)≧0.2を満たす請求項1に記載のレドックスフロー電池用枠体。
  3. 前記レドックスフロー電池用枠体及び前記窓部が長方形状であり、前記レドックスフロー電池用枠体における前記横枠を含む長辺の長さをL、前記縦枠を含む短辺の高さをHとするとき、L>Hを満たす請求項1又は請求項2に記載のレドックスフロー電池用枠体。
  4. 前記横枠は、締結軸が挿通される貫通孔を備える請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のレドックスフロー電池用枠体。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレドックスフロー電池用枠体を備えるレドックスフロー電池。
  6. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレドックスフロー電池用枠体及び前記窓部の内側に配置される双極板と、正極電極と、隔膜と、負極電極とが順に複数積層され、この積層方向に締め付ける圧力によって積層状態が保持される積層体と、
    前記積層体と共に積層される正極給排板及び負極給排板とを備え、
    前記積層体における前記枠体の横枠の外周縁が、前記正極給排板の外周縁及び前記負極給排板の外周縁から突出しているレドックスフロー電池。
  7. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレドックスフロー電池用枠体を備えるセルスタック。
  8. 請求項1から請求項4のいずれか1項に記載のレドックスフロー電池用枠体及び前記窓部の内側に配置される双極板と、正極電極と、隔膜と、負極電極とが順に複数積層され、この積層方向に締め付ける圧力によって積層状態が保持される積層体と、
    前記積層体と共に積層される正極給排板及び負極給排板とを備え、
    前記積層体における前記枠体の横枠の外周縁が、前記正極給排板の外周縁及び前記負極給排板の外周縁から突出しているセルスタック。
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