JP6675211B2 - 冷蔵庫 - Google Patents

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  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Description

本発明は、冷却器で生成した冷気を冷蔵室に吐出する冷蔵室ダクトを有した冷蔵庫に関する。
従来の冷蔵庫は特許文献1に開示される。この冷蔵庫は前面が開口した断熱箱体を有し、断熱箱体は内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填して形成される。また、断熱箱体は仕切部を介して冷蔵室及び冷凍室に区分けされ、冷蔵室の背後には冷却器で生成した冷気が流通する冷蔵室ダクトを備える。
冷蔵室ダクトは内箱の背壁内側に取り付けられた樹脂成形品のダクト部材により壁面が形成され、ダクト部材には冷蔵室に冷気を吐出する吐出口が複数開口している。また、ダクト部材はダクト部材に設けられた係合爪と背壁に設けられた係合孔を係合して取り付けられ、ダクト部材と背壁との間にシール部材を介在させて冷蔵ダクトから冷気が漏出するのを防止している。これにより、圧縮機の駆動により冷却器で生成された冷気は送風機の運転によって冷蔵室に送出され、吐出口から吐出された冷気により冷蔵室内が冷却される。
特開2012−26677号公報
しかしながら、上記特許文献に開示された冷蔵庫によると、シール部材の厚みにより、ダクト部材が庫内側に突出するため、冷蔵室の容積が減少する問題があった。また、内箱の背壁とダクト部材との間に段差が生じるため、冷蔵室内が掃除し難く利便性が低下する問題があった。
本発明は、利便性を向上するとともに容積効率を向上できる冷蔵庫を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の冷蔵庫は、内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填して形成される断熱箱体と、前記断熱箱体の内部を冷蔵室と冷凍室とに区分けする仕切部と、前記冷凍室の後方に設けられるとともに冷却器を配した冷凍室ダクトと、前記冷蔵室の後方に設けられる冷蔵室ダクトとを備え、前記冷却器で生成した冷気が前記冷蔵室ダクトを介して前記冷蔵室内に供給される冷蔵庫において、前記冷凍室ダクトが前記内箱の前面に設けられるとともに、前記冷蔵室ダクトが前記内箱の背面側に配したダクト部材により形成され、前記冷蔵室の内壁よりも前記冷凍室側で前記冷凍室ダクトと前記冷蔵室ダクトとが連通することを特徴としている。
この構成によると、冷却器で生成された冷気が冷凍室ダクト及び冷蔵室ダクトを流通して冷蔵室に供給される。冷蔵室ダクトは内箱の背面に配したダクト部材により形成され、発泡断熱材の膨張圧力によってダクト部材が内箱に密着して固定される。これにより、内箱とダクト部材との間にシール部材を設けることなく両者間の気密性が確保される。
また、本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記冷凍室ダクトと前記冷蔵室ダクトとを連結する連結ダクトを前記仕切部の内部に設けたことを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記ダクト部材は左右の端部から前方に屈曲する屈曲部と、前記屈曲部の前端から側方に屈曲する延設部とを有し、前記延設部が前記内箱の背面に面接触することを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記内箱が背壁の両側端に傾斜面を有し、前記ダクト部材が前記内箱の背壁全幅に亘って形成され、前記延設部の側端が前記傾斜面に沿って屈曲して前記延設部の一部と前記傾斜面とが面接触することを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記ダクト部材の上端は前記内箱の天壁の上面に沿って前方に延びることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記ダクト部材が前記内箱の背面に接するとともに複数の突出部が後方に突出する本体部と、複数の前記突出部の後端を連結して遮蔽する遮蔽板とを有することを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記内箱が背壁の両側端に傾斜面を有し、前記ダクト部材により前記傾斜面が覆われ、前記冷蔵室ダクトが前記傾斜面及び前記ダクト部材によって壁面を形成されることを特徴としている。
また、本発明は上記構成の冷蔵庫において、前記内箱に前記仕切部が嵌合する凹部を設け、前記ダクト部材の上下方向の一端部が前記凹部の外面の略水平面上に当接して前記ダクト部材が位置決めされることを特徴としている。
本発明によると、内箱の背面側に配したダクト部材によって冷蔵室ダクトが形成され、冷蔵室の内壁よりも冷凍室側で冷凍室ダクトと冷蔵室ダクトとが連通する。ダクト部材は発泡断熱材の膨張圧力によって内箱に密着するため、シール部材を省くことができる。このため、冷蔵庫の容積効率を向上することができる。また、冷却器を配して内箱の前方に突出する冷凍室ダクトから内箱の背面側の冷蔵室ダクトに冷蔵室の外側で連結されるため、冷蔵室の背壁上の段差形成を防止できる。従って、冷蔵室の背壁を容易に清掃することができ、冷蔵庫の利便性を向上することができる。
本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の側面断面図。 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の仕切部の一部を拡大して示す側面断面図。 本発明の第1実施形態に係る冷蔵庫の上面断面図。 図3中のA部を拡大して示す拡大図。 本発明の第2実施形態に係る冷蔵庫の一部を拡大して示す上面断面図。 本発明の第3実施形態に係る冷蔵庫の一部を拡大して示す上面断面図。 本発明の第4実施形態に係る冷蔵庫の上面断面図。 図7中のB部を拡大して示す拡大図。 図7中のC部を拡大して示す拡大図。 本発明の第5実施形態に係る冷蔵庫の一部を拡大して示す上面断面図。
<第1実施形態>
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は第1実施形態の冷蔵庫1を示す側面断面図であり、図2は冷蔵庫1の仕切部6の一部を拡大して示す側面断面図である。
冷蔵庫1は前面が開口する箱状を成す断熱箱体2を有している。断熱箱体2の外面は外箱8により形成され、内面は内箱9により形成される。外箱8は鋼板等の金属板から成り、内箱9は樹脂成形品から成る。内箱9は前面を開口した複数の貯蔵室の少なくとも背面及び両側壁の3面の内壁を形成する。内箱9の背壁9aと側壁9dとの境界には傾斜面9b(図3参照)が形成される。外箱8と内箱9との間には外箱8に接して真空断熱パネル50が配され、発泡ウレタン等の発泡断熱材23が充填されている。これにより、内箱9上に発泡断熱材23が接して配される。
真空断熱パネル50は発泡断熱材23より断熱性が高く、袋状の外包材(不図示)内にガラス繊維等の芯材(不図示)を内包して形成される。このとき、外包材の内部は真空引きにより芯材がスペーサとなって減圧されている。
断熱箱体2には上方から順に冷蔵室3、冷凍室4、野菜室5が設けられる。冷蔵室3と冷凍室4とは仕切部6によって仕切られ、冷凍室4と野菜室5とは仕切部7によって仕切られる。仕切部6、7内には発泡スチロールや発泡ウレタン等の断熱材が充填されている。仕切部6、7は予め断熱材を充填して内箱9に取り付けてもよく、空洞の仕切部6、7を内箱9に取り付けた後に発泡断熱材23を仕切部6、7内に充填してもよい。
冷蔵室3は貯蔵物を冷蔵保存し、前面の開口部3aは回動式の扉3bにより開閉される。冷凍室4は貯蔵物を冷凍保存し、前面の開口部4aは貯蔵物を収納する収納ケース12と一体に形成された引き出し式の扉4bにより開閉される。
野菜室5は貯蔵物を冷蔵室3よりも高温の冷蔵温度で冷蔵保存し、野菜や果物などを収納する。野菜室5の前面の開口部5aは収納ケース10と一体に形成された引き出し式の扉5bにより開閉される。
野菜室5の背面側には機械室16が設けられている。機械室16には冷凍サイクルを運転する圧縮機17が配される。機械室16の背面は機械室カバー(不図示)により塞がれる。
冷凍室4の後方には内箱9の前面側に冷凍室ダクト21が設けられている。冷凍室ダクト21の前面は樹脂成形品のパネル41により壁面が形成され、冷凍室ダクト21の背面は内箱9の背壁9aにより壁面が形成されている。パネル41には冷凍室4に臨む吐出口21a及び戻り口21bが開口し、吐出口21aが戻り口21bよりも上方に配されている。
冷凍室ダクト21には冷却器15及び送風ファン14が配されている。冷却器15は圧縮機17により運転される冷凍サイクルの低温部となり、冷気を生成する。送風ファン14は冷却器15の上方に配され、送風ファン14の運転によって冷気が送出される。
冷蔵室3の後方には内箱9の背面側に冷蔵室ダクト22が設けられている。冷蔵室ダクト22の前面は内箱9の背壁9aにより壁面が形成され、冷蔵室ダクト22の背面はダクト部材28により壁面が形成されている。また、冷蔵室ダクト22の上部は前方に屈曲して内箱9の天壁9cに沿って前方に延びており、内箱9の天壁9c及びダクト部材28により冷蔵室ダクト22の壁面が形成されている。
内箱9の背壁9a、天壁9cには複数の吐出口22a、22bが冷蔵室3に臨んで開口している。冷蔵室ダクト22を流通する冷気は吐出口22a、22bを介して冷蔵室3内に吐出される。なお、天壁9cに設けられた吐出口22bから下方に向けて冷気を吐出することにより、冷蔵庫3の前面側に冷気のカーテンを形成して扉3bを開いた時に冷蔵庫3内の冷気が外部に逃げるのを防止することができる。また、冷蔵室3を流通した冷気は冷蔵室3には野菜室5に連通する連通路(不図示)を介して野菜室5に吐出される。
仕切部6は内箱9の両側壁及び背壁に形成された凹部9dに嵌合して内箱9に固定される(図2参照)。仕切部6の内部には冷蔵室ダクト22と冷凍室ダクト21を連結する連結ダクト61が形成されている。連結ダクト61は上方に向かって後方に屈曲しており、連結ダクト61の上流端はパネル41に設けられた第1開口部42と連通する。第1開口部42は冷凍室ダクト21に臨んで開口している。また、連結ダクト61の下流端は凹部9dに設けられた第2開口部9eと連通し、第2開口部9eは冷蔵室ダクト22に臨んで開口している。
連結ダクト61は内部にダンパ60を有し、送風ファン14の運転時、ダンパ60の開閉量によって冷凍室ダクト21から冷蔵室ダクト22に流入する風量を調整する。なお、連結ダクト61内は仕切部6内の断熱材に囲まれて断熱性が高い。このため、ダンパ60を連結ダクト61内に配することにより、ダンパ60が凍結するのを防止することができる。
また、連結ダクト61が仕切部6内部を通るため、冷凍室ダクト21と冷蔵室ダクト22とが冷蔵室3の底壁よりも下方で連通する。このため、冷蔵室ダクト22は仕切部6よりも下方に延びており、冷蔵室ダクト22を全て冷蔵室3の内箱9外部に配することができる。これにより、冷却器15を配して内箱9の前方に突出する冷凍室ダクト21から内箱9の背面側の冷蔵室ダクト22に冷蔵室3の外側で連結されるため、冷蔵室3の底部の背壁上の段差形成を防止できる。
また、内箱9の前面側にダクト部材28が配されないため、冷蔵室3の背壁上の内箱9及びダクト部材28による段差形成を防止できる。従って、冷蔵室3の背壁を容易に清掃することができる。
なお、ダクト部材28の下端部は凹部9dの下面の水平面上に接して配される。これにより、ダクト部材28を上下方向に容易に位置決めすることができる。
また、仕切部6と凹部9dの当接部分及び仕切部6とパネル41との当接部分にシール部材(不図示)が介在されている。これにより、連結ダクト61と第1開口部42との連結部周辺及び連結ダクト61と第2開口部9eとの連結部周辺における冷気漏れを防ぐことができる。
図3は冷蔵室3の上面断面図であり、図4は図3のA部を拡大して示す拡大図である。冷蔵室ダクト22は冷蔵室3の背面中央部に上下方向に延びており、内箱9の背面側中央部に配したダクト部材28により形成される。
ダクト部材28は背壁9aに接する板状の本体部27と遮蔽部26により形成される。本体部27は発泡スチロール等の断熱材から成り、本体部27の左右の端部には後方に突出する突出部27aが設けられる。遮蔽板26は平板状の樹脂成形品から成り、複数の突出部27aの後端を連結して遮蔽する。これにより、本体部27、突出部27a及び遮蔽部26に囲まれる領域に冷気の流通路が形成される。
また、本体部27の一部には開口部27bが形成され、開口部27bは内箱9に形成された吐出口22aと一致するように配置される。これにより、冷蔵室ダクト22内を流通する冷気が開口部27b及び吐出口22aを介して冷蔵室3に吐出される。
冷蔵庫1の組立時、内箱9の背壁9a及び天壁9cに両面粘着テープ等によってダクト部材28を仮止めし、内箱9を外箱8に組み込み、発泡断熱材23を充填する。
発泡断熱材23の膨張圧力により、ダクト部材28は内箱9に押圧された状態で接着固定される。このため、ダクト部材28と内箱9との間にシール部材(不図示)を設ける必要がなく、冷蔵庫1の容積効率を向上することができる。
本実施形態によると内箱9の背面側に配したダクト部材28によって冷蔵室ダクト22が形成され、冷蔵室3の内壁よりも冷凍室4側で冷凍室ダクト21と冷蔵室ダクト22とが連通する。ダクト部材28は発泡断熱材23の膨張圧力によって内箱9に密着するため、シール部材を省くことができる。このため、冷蔵庫1の容積効率を向上することができる。
また、冷却器15を配して内箱9の前方に突出する冷凍室ダクト21から内箱9の背面側の冷蔵室ダクト22に冷蔵室3の外側で連結されるため、冷蔵室3の背壁9a上の段差形成を防止できる。従って、冷蔵室3の背壁9aを容易に清掃することができ、冷蔵庫1の利便性を向上することができる。
また、ダクト部材28の上端は内箱9の天壁9cの上面に沿って前方に延びることにより、冷蔵室3の上部から下方に向けて冷気を吐出することができる。これにより、冷蔵庫3の前面側に冷気のカーテンを形成して扉3bを開いた時に冷蔵庫3内の冷気が外部に逃げるのを防止することができる。
また、ダクト部材28が内箱9の背面に接して複数の突出部27aが後方に突出する本体部27と、複数の突出部27aの後端を連結して遮蔽する遮蔽板26とを有する。これにより、内箱9の背面に配される冷蔵室ダクト22を容易に実現することができる。
また、ダクト部材28の下端部が内箱9に設けた凹部の略水平面から成る外面上に当接してダクト部材28が上下方向に位置決めされる。これにより、ダクト部材28を容易に位置決めすることができる。
<第2実施形態>
次に、図5は第2実施形態に係る冷蔵庫1の一部を拡大して示す上面断面図である。なお、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態ではダクト部材28は左右端から前方に屈曲する屈曲部28aを有する略コ字状に形成される。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ダクト部材28は発泡スチロール等の断熱材により形成され、左右端から前方に屈曲する複数の屈曲部28aが設けられる。屈曲部28aの前端は背壁9aに当接して内箱9の背壁9a及びダクト部材28により冷蔵室ダクト22の壁面が形成される。また、ダクト部材28は屈曲部28aの外面から背壁9aに亘って接着テープ28eを貼着して内箱9に固定されている。接着テープ28eによりダクト部材28が仮止めされるとともに、冷蔵室ダクト22内の発泡断熱材23が侵入するのを防止することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様に内箱9とダクト部材28との間のシール部材を省いて冷蔵庫1の容積効率を向上できる。また、冷蔵室3の背壁を容易に清掃することができ、冷蔵庫1の利便性を向上できる。
また、ダクト部材28が左右の端部から前方に屈曲して内箱9に接する屈曲部28aを有するので、内箱9の背面に配される冷蔵室ダクト22を容易に実現することができる。また、第1実施形態の遮蔽板26(図4参照)を省くことができるため、部品点数を削減することができる。
<第3実施形態>
次に、図6は第3実施形態に係る冷蔵庫1の一部を拡大して示す上面断面図である。なお、前述の図5に示す第2実施形態と同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態ではダクト部材28に延設部28bが設けられる。その他の部分は第2実施形態と同様である。
ダクト部材28は左右の端部から屈曲部28aが前方に屈曲し、屈曲部28aの前端から延設部28bが側方に延びて形成される。延設部28bは内箱9の背壁(背面)9aに面接触し、両面粘着テープ(不図示)等によって内箱9に仮止めされる。
これにより、ダクト部材28の両側部が内箱9の背面に広く面接触し、発泡断熱材23の充填時にダクト部材28と背壁9aとの間から内部に発泡断熱材23が侵入するのを防止することができる。また、延設部28bが内箱9外面に強く押圧されて冷蔵室ダクト22内の気密性を向上させることができる。
本実施形態によると、第2実施形態と同様に内箱9とダクト部材28との間のシール部材を省いて冷蔵庫1の容積効率を向上できる。また、冷蔵室3の背壁を容易に清掃することができ、冷蔵庫1の利便性を向上できる。
また、ダクト部材28が左右端から前方に屈曲する屈曲部28aと、屈曲部28aの前端から側方に延びて内箱9に面接触する延設部28bとを有する。これにより、冷蔵室ダクト22内へ発泡断熱材の侵入を防止することができる。
<第4実施形態>
図7は第4実施形態に係る冷蔵庫1の上面断面図であり、図8、図9は図7中のB部、C部を拡大して示す拡大図である。なお、前述の図6に示す第3実施形態と同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態は第3実施形態に対してダクト部材28が背壁9aの全幅に亘って形成されている。その他の部分は第3実施形態と同様である。
ダクト部材28は左右の両端から前方に屈曲する屈曲部28aの前端から側方に延設部28bが延び、延設部28bの端部が更に前方に傾斜して屈曲する。延設部28bは内箱9bの背壁9a及び傾斜面9bに面接触する。また、左右の屈曲部28a間には前方に突出する複数の突起部28cが設けられる。
ダクト部材28は延設部28bを両面粘着テープ(不図示)等によって内箱9に仮止めされ、発泡断熱材23が充填される。ダクト部材28の両側部が延設部28bにより内箱9の背面に広く面接触するため、発泡断熱材23の充填時にダクト部材28と背壁9aとの間から内部に発泡断熱材23が侵入するのを防止することができる。
また、延設部28bの側端が傾斜面9bと面接触しており、発泡断熱材23の膨張圧力が延設部28bを背壁9a及び傾斜面9bに押圧する方向に働く。このため、発泡断熱材23の膨張時にダクト部材28の側方への位置ずれを防止することができる。
なお、発泡断熱材23の膨張圧力によりダクト部材28の壁面が背壁9a側へ押圧されるが、突起部28cによりダクト部材28の壁面を支持しており、冷蔵室ダクト22の変形を防止することができる。
本実施形態によると、第3実施形態と同様の効果を得ることができる。また、延設部28bが前方に屈曲して内箱9の背壁9a及び傾斜面9bに面接触するので、ダクト部材28のずれを防止することができる。
<第5実施形態>
次に、図10は第5実施形態に係る冷蔵庫1の上面断面図である。なお、前述の図1〜図4に示す第1実施形態と同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。本実施形態はダクト部材28が傾斜面9b上に設けられる。その他の部分は第1実施形態と同様である。
ダクト部材28は内箱9の傾斜面9bに面し、両端部から傾斜面9bに向けて屈曲部28aが屈曲する。屈曲部28aの先端には傾斜面9bに沿って側方に屈曲した延設部28bが形成される。延設部28bの先端は内箱9の側壁9d及び背壁9aに沿って屈曲する。
ダクト部材28は延設部28bを両面粘着テープ等によって内箱9に仮止めされ、発泡断熱材23が充填される。ダクト部材28の両側部が延設部28bにより内箱9の背面に広く面接触するため、発泡断熱材23の充填時にダクト部材28と背壁9aとの間から内部に発泡断熱材23が侵入するのを防止することができる。
また、延設部28bの一端部が内箱9の傾斜面9b及び背壁9aと面接触し、他端部が内箱9の傾斜面9b及び側壁9dに面接触する。発泡断熱材23の膨張圧力は延設部28bの一端部を傾斜面9b及び背壁9aに押圧する方向に働くとともに他端部を傾斜面9b及び側壁9dに押圧する方向に働く。このため、発泡断熱材23の膨張時のダクト部材28の位置ずれを防止することができる。
本実施形態によると、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。また、ダクト部材22により傾斜面9bが覆われ、冷蔵室ダクト22が傾斜面9b及びダクト部材22によって壁面を形成されるので、内箱9の背面に配される冷蔵室ダクト22を容易に実現することができる。また、断熱箱体2のコーナーのデッドスペースに冷蔵室ダクト22を配置できるので冷蔵庫1の容積効率をより向上することができる。
なお、第1〜第5実施形態において、冷蔵室2の下方に冷凍室4が配されるが、冷蔵室2の上方に冷凍室4が配されていてもよい。この時、冷蔵室2の上壁よりも上方(冷凍室4側)で冷蔵室ダクト22と冷凍室ダクト21とが連通する。
本発明によると、発泡断熱材を充填して形成される断熱箱体を備えた冷蔵庫に利用することができる。
1 冷蔵庫
2 断熱箱体
3 冷蔵室
3a 開口部
4 冷凍室
4a 開口部
5 野菜室
5a 開口部
6、7 仕切部
8 外箱
9 内箱
9a 背壁
9b 傾斜面
9c 天壁
9d 凹部
10 収納ケース
12 収納ケース
14 送風ファン
15 冷却器
16 機械室
17 圧縮機
21 冷凍室ダクト
22 冷蔵室ダクト
23 発泡断熱材
28 ダクト部材
28a 折曲部
28b 延設部
28c 突起部
41 パネル
50 真空断熱パネル
60 ダンパ

Claims (4)

  1. 内箱と外箱との間に発泡断熱材を充填して形成される断熱箱体と、断熱材が充填されており前記断熱箱体の内部を冷蔵室と冷凍室とに区分けする仕切部と、前記冷凍室の後方に設けられるとともに冷却器を配した冷凍室ダクトと、前記冷蔵室の後方に設けられる冷蔵室ダクトとを備え、前記冷却器で生成した冷気が前記冷蔵室ダクトを介して前記冷蔵室内に供給される冷蔵庫において、前記冷凍室ダクトが前記内箱の前面に設けられるとともに、前記冷蔵室ダクトが前記内箱の背面側に配したダクト部材により形成され、前記冷凍室ダクトと前記冷蔵室ダクトとを連結する連結ダクトを前記仕切部の内部に設け
    前記冷蔵室ダクトは前記内箱の背面側に形成された凹部に開口部を有し、前記仕切部が前記凹部および前記内箱の内壁に嵌合して固定されることで前記開口部と前記連結ダクトが連通し、前記冷蔵室ダクトと前記連結ダクトとが連結されることを特徴とする冷蔵庫。
  2. 前記仕切部は、他の領域よりも後端部が上下方向の幅が大きく形成され、
    前記連結ダクトは、前記仕切部の後端部に配されることを特徴とする請求項1に記載の冷蔵庫。
  3. 前記ダクト部材は左右の端部から前方に屈曲する屈曲部と、前記屈曲部の前端から側方に屈曲する延設部とを有し、前記延設部が前記内箱の背面に面接触することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の冷蔵庫。
  4. 前記内箱が背壁の両側端に傾斜面を有し、前記ダクト部材が前記内箱の背壁全幅に亘って形成され、前記延設部の側端が前記傾斜面に沿って屈曲して前記延設部の一部と前記傾斜面とが面接触することを特徴とする請求項3に記載の冷蔵庫。
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