JP6675083B2 - 二元ヒートポンプ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、二元冷凍サイクルの低段側サイクルにおいて、端末の運転状況によって回路内を循環する冷媒量を調整する二元ヒートポンプ装置に関するものである。
従来、この種の二元ヒートポンプ装置は図10に示すように、高段側冷凍サイクル1と低段側冷凍サイクル2とを備えて構成されたものがある。(例えば、特許文献1参照)
高段側冷凍サイクル1は、第1圧縮機10、第1凝縮器11、第1絞り手段12、及び、第1蒸発器13が直列に接続して構成された経路における第1冷媒の循環である。
低段側冷凍サイクル2は、第2圧縮機20、第2凝縮器21、受液器22、第2絞り手段23、及び、第2蒸発器24が直列に接続して構成された経路における、第2冷媒の循環である。
第1蒸発器13と第2凝縮器21とは冷媒−冷媒熱交換器25を構成し、高段側冷凍サイクル1と低段側冷凍サイクル2とは、冷媒−冷媒熱交換器25において、第1冷媒と第2冷媒とが熱交換を行なうように接続することにより、第2蒸発器24にて冷凍室から吸熱し、庫内を冷却する。第2蒸発器24は、アルミフィンと銅管から構成されるフィンチューブ熱交換器が一般的に使用される。
また図11は、特許文献1に記載された従来の二元ヒートポンプ装置の構造を示すものである。図11に示すように、従来の二元ヒートポンプ装置は、第1圧縮機10、第1凝縮器11、第1絞り手段12および、これらが収められた第1筐体30と、第2圧縮機20、冷媒−冷媒熱交換器25、受液器22、第2絞り手段23および、これらが収められた第2筐体31とによって構成され、受液器22が冷媒−冷媒熱交換器25の下方に配設されることにより、低段側冷凍サイクル2の循環が停止した場合に、冷媒−冷媒熱交換器25内の液化した第2冷媒を重力によって迅速に受液器22に流下する。
従って、第2冷媒に二酸化炭素のような臨界温度の低い冷媒を用いた際、低段側冷凍サイクル2の循環が停止した場合に、外気に暖められて第2冷媒が気相状態になることによる、低段側冷凍サイクル2内の圧力上昇を抑制することができる。
特許第5800994号公報
例えば、前記従来の構成において、高段側冷凍サイクル1の第1凝縮器11にて熱媒体の加熱運転を行うような二元ヒートポンプ装置の場合、第2冷媒にR410Aのような臨界温度の高い冷媒を用いられることが一般的なため、外気に暖められて第2冷媒が気相状態になることがない。したがって、液化した第2冷媒を受液器22に貯留する必要がなくなる。その代わりに、第2蒸発器24が外気と熱交換を行うが、低外気温時には、空気中の水分が第2蒸発器24によって冷却されて第2蒸発器24のアルミフィンおよび銅管に結露水が発生し、その結露水が霜となって成長して熱交換できなくなるため、定期的に霜取り運転が行われる。この霜取り運転を、受液器22から冷媒-冷媒熱交換器30の方向に流れる、いわゆる逆サイクルにより行う場合、受液器22より上方に第2冷媒を搬送する必要が生じる。
しかしながら、従来の構成では、第2冷媒が受液器22から冷媒-冷媒熱交換器30の方向へ流れる霜取り運転を行うときに、液化した第2冷媒が受液器22に貯留されたままになり、霜取り運転時に第2冷凍回路を循環する第2冷媒が不足するという課題を有していた。
従来の課題を解決するために、本発明の二元ヒートポンプ装置は、圧縮機、凝縮器、第1絞り手段、蒸発器を配管で環状に接続し、第1冷媒を循環させる第1冷凍回路と、第2冷媒を循環させ、前記蒸発器にて前記第1冷媒と熱交換を行う第2冷凍回路と、前記第2冷凍回路の前記蒸発器の出口側に順に受液器と、第2絞り手段と、を備え、前記第2冷凍回路で前記第2冷媒の循環が停止した場合に、前記受液器内の前記第2冷媒の液面が、前記蒸発器内の前記第2冷媒の液面より上方となるように前記受液器が配設されるものである。
これにより、第2冷凍回路において前記第2冷媒の循環が停止した場合に、蒸発器内の第2冷媒の液面が受液器内の第2冷媒の液面より上方となるように受液器が配設されることとなり、逆サイクルの霜取り運転を行う場合、受液器に貯留された液冷媒が重力によって蒸発器の方へ流下することとなる。
本発明の二元ヒートポンプ装置は、逆サイクルの霜取り運転を行う場合に、加熱運転によって受液器に貯留される液化した第2冷媒が残ることなく、排出されるため、霜取り運転時の第2冷凍回路を循環する第2冷媒の不足を抑制することができる。
本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の冷媒と熱媒体の回路図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置に備えられる熱生成ユニットの内部構造を示す正面図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の第1冷凍回路にて熱媒体の加熱運転のみを行う場合の冷媒と熱媒体の回路図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の第2冷凍回路を暖房運転し、第1冷凍回路にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の第2冷凍回路を冷房運転し、第1冷凍回路にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の第2冷凍回路を冷暖同時運転し、第1冷凍回路にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の第2冷凍回路の室内熱交換器を変更して冷暖同時運転し、第1冷凍回路にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の第2冷凍回路にて室外熱交換器の霜取り運転を行う場合の冷媒と熱媒体の回路図 本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置の冷媒と熱媒体の別の構成図 従来の二元ヒートポンプ装置の冷媒と熱媒体の回路図 従来の二元ヒートポンプ装置の冷媒と熱媒体の構成図
第1の発明は、圧縮機、凝縮器、第1絞り手段、蒸発器を配管で環状に接続し、第1冷媒を循環させる第1冷凍回路と、第2冷媒を循環させ、前記蒸発器にて前記第1冷媒と熱交換を行う第2冷凍回路と、前記第2冷凍回路の前記蒸発器の出口側に順に受液器と、第2絞り手段と、を備え、前記第2冷凍回路で前記第2冷媒の循環が停止した場合に、前記受液器内の前記第2冷媒の液面が、前記蒸発器内の前記第2冷媒の液面より上方となるように前記受液器が配設されるものである。
これによって第2冷凍回路において前記第2冷媒の循環が停止した場合に、蒸発器内の第2冷媒の液面が受液器内の第2冷媒の液面よりも上方となるように受液器が配設されるため、逆サイクルの霜取り運転を行う場合、受液器に貯留された液冷媒が重力によって蒸発器の方へ流下することとなる。
よって、逆サイクルの霜取り運転を行う場合に、加熱運転によって受液器に貯留される液化した第2冷媒が残ることなく、排出されるため、霜取り運転時の第2冷凍回路を循環する第2冷媒の不足を抑制することができる。
前記受液器の下端は、前記蒸発器の上端よりも上方に配設されることを特徴とするものである。
これによって、逆サイクルの霜取り運転を行う場合、受液器に貯留された液冷媒が重力によって蒸発器の方へ流下することとなる。
よって、逆サイクルの霜取り運転を行う場合に、加熱運転により受液器に貯留された液化した第2冷媒が残ることなく、排出されるため、霜取り運転時の第2冷凍回路を循環する第2冷媒の不足を抑制することができる。
第3の発明は、圧縮機、凝縮器、第1絞り手段、蒸発器を配管で環状に接続し、第1冷媒を循環させる第1冷凍回路と、第2冷媒を循環させ、前記蒸発器にて前記第1冷媒と熱交換を行う第2冷凍回路と、前記第2冷凍回路の前記蒸発器の出口側に順に受液器と、第2絞り手段と、制御部と、を備え、前記制御部は前記第1冷凍回路が加熱運転以外の場合に、前記第2絞り手段の開度を加熱運転時より小さくするものである。
第1冷凍回路が加熱運転以外を行う場合に第2絞り手段の開度を加熱運転時より小さくすることにより、例えば、逆サイクルの霜取り運転を行う場合に、第2絞り手段から流出する第2冷媒を気化膨張させて、受液器に貯留された液化した第2冷媒を排出することとなる。
また、第2絞り手段を通過した低圧の液状態の第2冷媒が受液器に流入することを防止することとなる。
よって、受液器での第2冷媒の貯留量が多くなる、第1冷凍回路が加熱運転の沸き終い間際に、逆サイクルの霜取り運転を行う場合でも、受液器に貯留された第2冷媒を速やかに排出して、第2冷凍回路を循環する第2冷媒の不足を抑制することができる。
また、霜取り運転時に、受液器に追加で第2冷媒が貯留されることを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によってこの発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は本発明の第1の実施の形態における二元ヒートポンプ装置500の冷媒と熱媒体の回路図である。図1において二元ヒートポンプ装置500は、第1冷凍回路100と、第2冷凍回路102と熱媒体回路104とから構成される。
第1冷凍回路100は、圧縮機41、凝縮器42、第1絞り手段43、及び、蒸発器44が冷媒配管45を用いて順次直列に接続して構成されるものであり、第1冷凍回路100内には第1冷媒が循環される。
また、圧縮機41の吐出側には、圧縮機41から吐出される第1冷媒の温度を検知する圧縮機吐出温度検知手段46が配設されている。圧縮機41の吸入側には、圧縮機41から吸入される第1冷媒の温度を検知する圧縮機吸入温度検知手段47が設けられている。さらに、圧縮機41の吸入側には、圧縮機41から吸入される第1冷媒の圧力を検知する圧縮機吸入圧力検知手段48が設けられている。さらに、蒸発器44には、第2冷凍回路102における蒸発器44の中間温度を検知する第2冷凍回路蒸発器中間温度検知手段49が設けられている。
蒸発器44は第1冷媒と第2冷媒を熱交換する冷媒―冷媒熱交換器であり、プレート熱交換器や、二重管式熱交換器が用いられる。
熱媒体回路104は、熱媒体貯留手段50と、例えば、ポンプなどからなる熱媒体搬送手段51と、凝縮器42とが配管52によって順次直列に接続された構成となっており、熱媒体回路104には、熱媒体が循環される。
また、凝縮器42は第1冷媒と熱媒体とを熱交換する熱媒体―冷媒熱交換器であり、プレート熱交換器や、二重管式熱交換器、シェルチューブ熱交換器が用いられる。
第2冷凍回路102は、第2圧縮機53、室内空気と熱交換を行う室内熱交換器54a、54b、室内熱交換器54a、54bの一方の入口に配設された室内熱交換器用開閉手段55a、55b、55c、55d、室内熱交換器54a、54bの他方の入口に配設された室内熱交換器用絞り手段56a、56b、室外空気と熱交換を行う室外熱交換器57、室外熱交換器57の一方の入口に配設された室外熱交換器用開閉手段58a、58b、室外熱交換器57の他方の入口に配設された室外熱交換器用絞り手段59が第2冷媒配管60により直列に接続された構成である。
また、蒸発器44の一方の入口に配設された蒸発器用開閉手段61a、61b、蒸発器44、第3絞り手段62、受液器63及び第2絞り手段64が順次直列に接続されている。これら蒸発器用開閉手段61a、61b、蒸発器44、第3絞り手段62、受液器63及び第2絞り手段64は、室内熱交換器54a、54b、室内熱交換器用開閉手段55a、55b、55c、55d、室内熱交換器用絞り手段56a、56bを第2冷媒配管60により並列に接続して構成されている。第2冷凍回路102には、第2冷媒が循環される。
第1冷媒としては、R22、R410A、R407C、R32、R134aなどのフロン系冷媒のほかに、二酸化炭素(CO2)などの自然冷媒が用いられ、特に、高温用途に広く用いられるR407C,R134aや二酸化炭素(CO2)が望ましい。
また、第2冷媒としては、R22、R410A、R407C、R32、R134aなどのフロン系冷媒のような臨界温度の高い冷媒が用いられ、第2冷凍回路102が停止した場合に、外気に暖められて第2冷媒が気相状態になり、過度に第2冷凍回路102内の圧力が上昇することがない。
特に、第1冷媒に臨界温度の低い二酸化炭素を用いる場合、第2冷媒の凝縮温度と、第2冷媒の蒸発温度との温度差が大きくなる為、蒸発器44出口における第2冷媒の過冷却度が大きくなり、液状態の第2冷媒の密度が高くなる為、受液器63が必要となる。
また、第2圧縮機53の吐出側には、第2圧縮機53から吐出される第2冷媒の圧力を検知する第2圧縮機吐出圧力検知手段65が設けられ、第2圧縮機53の吸入側には、第2圧縮機53に吸入される第2冷媒の圧力を検知する第2圧縮機吸入圧力検知手段66が設けられている。
各室内熱交換器54a、54bと各室内熱交換器用開閉手段55a、55b、55c、55dとの間には、第2冷媒の温度を検知する室内熱交換器第1温度検知手段67a、67bが設けられ、各室内熱交換器54a、54bと各室内熱交換器用絞り手段56a、56bとの間には、第2冷媒の温度を検知する室内熱交換器第2温度検知手段68a、68bが設けられている。
また、室外熱交換器57と室外熱交換器用開閉手段58a、58bとの間には、第2冷媒の温度を検知する室外熱交換器第1温度検知手段69と、室外熱交換器57と室外熱交換器用絞り手段59との間には、第2冷媒の温度を検知する室外熱交換器第2温度検知手段70が設けられている。
また、蒸発器44と第3絞り手段62との間には、第2冷媒の温度を検知する第2冷凍回路蒸発器出口温度検知手段71が設けられている。
また、第2絞り手段64の出口側に第2冷媒の圧力を検知する第2冷凍回路中間圧力検知手段72と、第2冷媒の温度を検知する第2冷凍回路中間温度検知手段73がそれぞれ設けられている。
さらに、凝縮器42と熱媒体搬送手段51との間には、凝縮器42に流入する熱媒体の温度を検知する、熱媒体凝縮器入口温度検知手段74が設けられている。
さらに、凝縮器42と熱媒体貯留手段50との間には、凝縮器42に流出する熱媒体の温度を検知する、熱媒体凝縮器出口温度検知手段75が設けられている。
また、本実施形態の二元ヒートポンプ装置500は、第1冷凍回路100、第2冷凍回路102及び、熱媒体回路104の制御手段として制御部200を備えている。
制御部200は、1つまたは複数のマイコンを用いて実現可能である。その場合、マイコンは例えばCPU、ROMやフラッシュメモリ、RAMを含む構成であれば良く、CPUは、ROMに格納されたコンピュータプログラムを、RAMを作業領域として使いながら実行し、第1冷凍回路100、第2冷凍回路102及び、熱媒体回路104の各部を総括的に制御する。
制御部200は、第1冷凍回路100を加熱運転する場合以外のときに、第2絞り手段64の開度を、第1冷凍回路100を加熱運転するときの第2絞り手段64の開度よりも小さくなるように制御する。
図2は本発明の第1の実施の形態における二元ヒートポンプ装置500に備えられる熱生成ユニット300の内部構造を示す正面図である。
熱生成ユニット300は、ケーシング305を備え、このケーシング305の内部には、以下のものが配置される。すなわち、圧縮機41と、凝縮器42と、第1絞り手段43と、蒸発器44とによって構成される第1冷凍回路100、さらに、熱媒体搬送手段51と、配管52とによって構成される熱媒体回路104、そして、ケーシング305には、第2冷媒配管60と、第3絞り手段62と、受液器63と、第2絞り手段64とから構成される第2冷凍回路102である。
図2に示すように、ケーシング305の隅部には、熱媒体搬送手段51を支持する支持台111が配置されている。支持台111の上には、熱媒体搬送手段51が配置されている。支持台111の隣には、圧縮機41を支持する圧縮機支持台112が配置されている。圧縮機支持台112の上には、圧縮機41が配置されている。
蒸発器44を上面に設置するための蒸発器架台301が、圧縮機支持台112および圧縮機41の近傍に配置される。また、蒸発器架台301の位置は、二元ヒートポンプを正面視した際の、支持台111が配置される側とは反対側の隅部でもある。そして、この蒸発器架台301は、ケーシング305の側板部材113に固定されている。
蒸発器架台301の下方には、凝縮器42が配置されている。また、蒸発器架台301の上面には、蒸発器44が配置されている。
蒸発器架台301の上部には、受液器63を上面に設置する受液器架台302が配置されている。この受液器架台302は、ケーシング305の側板部材113に固定されている。
受液器架台302の上面には、受液器63が配置されている。
このように、受液器架台302を隔てて、受液器架台302の下方に蒸発器44が配置され、受液器架台302の上面に受液器63が配置されている。受液器63の下端63Aは、蒸発器44の上端44Aよりも上方に配置されている。
受液器63には、第2冷媒が溜まる。この受液器63に溜まる第2冷媒の液面は、点線により液面Aとして図2に示している。また、蒸発器44内の第2冷媒の液面は、点線により液面Bとして図2に示している。
受液器63は、第2冷凍回路102において第2冷媒の循環が停止した場合の受液器63内の第2冷媒の液面Aが、蒸発器44内の第2冷媒の液面Bよりも上方となるように設置されていればよい。
以上のように構成された二元ヒートポンプ装置500について、以下その動作、作用を説明する。
まず、図3は本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置500の第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転のみを行う場合の冷媒と熱媒体の回路図である。なお、図3の記載において、中が黒く塗りつぶされた開閉手段は閉状態であることを示している(以下同じ)。
図3に示すように、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転のみを行う場合、第2圧縮機53から吐出された第2冷媒は、開状態の蒸発器用開閉手段61bを通って蒸発器44に流入する。また第1冷凍回路100では圧縮機41から吐出された第1冷媒は、凝縮器42にて熱媒体に放熱し、圧縮機吐出温度検知手段46で検知された温度に基づいて第1絞り手段43により絞られて蒸発器44に流入し、第2冷媒から吸熱して圧縮機41に吸入される。熱媒体は熱媒体貯留手段50の下部から熱媒体搬送手段51にて凝縮器42に搬送され、凝縮器42において第1冷媒の熱で加熱された後に熱媒体貯留手段50の上部から積層式に貯留される。
また、蒸発器44にて第1冷媒に吸熱された第2冷媒は、全開の第3絞り手段62を通過した後に、蒸発器44から流出した第2冷媒の圧力と温度に基づいた量の第2冷媒が受液器63に貯留される。受液器63から流出した第2冷媒は、第2圧縮機吐出圧力検知手段65により検知された圧力から算出される凝縮温度と、第2冷凍回路蒸発器出口温度検知手段71により検知された温度との差から求まる過冷却度に基づいて第2絞り手段64により絞られる。第2絞り手段64から流出した第2冷媒は、室外熱交換器用絞り手段59にて第2圧縮機吸入圧力検知手段66により検知された圧力から算出される蒸発温度と、室外熱交換器第1温度検知手段69により検知された温度の差から求まる過熱度に基づいて室外熱交換器57を流通する量を調整され、室外熱交換器57にて室外空気から吸熱する。
そして、室外熱交換器57から流出した第2冷媒は、開状態の室外熱交換器用開閉手段58aを通って、第2圧縮機53に吸入される。この場合、蒸発器用開閉手段61a、室内熱交換器用開閉手段55b、55d、室外熱交換器用開閉手段58b及び、室内熱交換器用絞り手段56a、56bは閉じられており、第2冷媒が流通しないようになっている。
また、室内熱交換器54a、54b内に第2冷媒が溜まらないように室内熱交換器用開閉手段55a、55cは開かれている。
次に、図4は本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置500の第2冷凍回路102を暖房運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図である。
図4に示すように、室内熱交換器54a、54bを凝縮器として利用して第2冷凍回路102を暖房運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合、第2圧縮機53から吐出された第2冷媒は、開状態の室内熱交換器用開閉手段55b、55dを通って室内熱交換器54a、54bに流入し、室内熱交換器54a、54bにて室内空気に放熱する。また第1冷凍回路100においては、圧縮機41から吐出された第1冷媒は、凝縮器42にて熱媒体に放熱し、圧縮機吐出温度検知手段46により検知された温度に基づいて第1絞り手段43により絞られて蒸発器44に流入し、開状態の蒸発器用開閉手段61bを通って蒸発器44に流入する第2冷媒から吸熱して圧縮機41に吸入される。熱媒体は熱媒体貯留手段50の下部から熱媒体搬送手段51にて凝縮器42に搬送され、凝縮器42において第1冷媒の熱により加熱された後に熱媒体貯留手段50の上部から積層式に貯留される。
一方、蒸発器44にて第1冷媒に吸熱された第2冷媒は、全開の第3絞り手段62を通過した後に、蒸発器44から流出した第2冷媒の圧力と温度に基づいた量の第2冷媒が受液器63に貯留される。受液器63から流出した第2冷媒は、第2圧縮機吐出圧力検知手段65により検知された圧力から算出される凝縮温度と、第2冷凍回路蒸発器出口温度検知手段71により検知された温度との差から求まる過冷却度に基づいて第2絞り手段64により絞られる。室内熱交換器54a、54bから流出した第2冷媒は、第2圧縮機吐出圧力検知手段65により検知された圧力から算出される凝縮温度と、室内熱交換器第2温度検知手段68a、68bにより検知された温度との差から求まる、それぞれの過冷却度に基づいて室内熱交換器用絞り手段56a、56bにより絞られた後に第2絞り手段64から流出した第2冷媒と合流し、室外熱交換器57にて室外空気から吸熱する。室外熱交換器用絞り手段59は、第2圧縮機吸入圧力検知手段66により検知された圧力から算出される蒸発温度と、室外熱交換器第1温度検知手段69により検知された温度の差から求まる過熱度に基づいて室外熱交換器57を流通する第2冷媒を調整する。
そして、室外熱交換器57から流出した第2冷媒は、開状態の室外熱交換器用開閉手段58aを通って、第2圧縮機53に吸入される。この場合、蒸発器用開閉手段61a、室内熱交換器用開閉手段55a、55c及び室外熱交換器用開閉手段58bは閉じられており、第2冷媒が流通しないようになっている。
また、図5は本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置500の第2冷凍回路102を冷房運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図である。
図5に示すように、室内熱交換器54a、54bを蒸発器として利用して第2冷凍回路102を冷房運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合、第2圧縮機53から吐出された第2冷媒は、開状態の室外熱交換器用開閉手段58bを通って室外熱交換器57に流入し、室外空気に放熱する。また第1冷凍回路100においては第2冷凍回路102の暖房運転時同様、圧縮機41から吐出された第1冷媒は、凝縮器42にて熱媒体に放熱し、圧縮機吐出温度検知手段46により検知された温度に基づいて第1絞り手段43により絞られて蒸発器44に流入し、開状態の蒸発器用開閉手段61bを通って蒸発器44に流入する第2冷媒から吸熱して圧縮機41に吸入される。熱媒体は熱媒体貯留手段50の下部から熱媒体搬送手段51にて凝縮器42に搬送され、凝縮器42において第1冷媒の熱により加熱された後に熱媒体貯留手段50の上部から積層式に貯留される。
また、蒸発器44にて第1冷媒に吸熱された第2冷媒は、全開の第3絞り手段62を通過した後に、蒸発器44から流出した第2冷媒の圧力と温度に基づいた量の第2冷媒が受液器63に貯留される。受液器63から流出した第2冷媒は、第2圧縮機吐出圧力検知手段65により検知された圧力から算出される凝縮温度と、第2冷凍回路蒸発器出口温度検知手段71により検知された温度との差から求まる過冷却度に基づいて第2絞り手段64により絞られる。室外熱交換器57から流出した第2冷媒は、第2圧縮機吐出圧力検知手段65により検知された圧力から算出される凝縮温度と、室外熱交換器第2温度検知手段70により検知された温度との差から求まる過冷却度に基づいて室外熱交換器用絞り手段59により絞られた後に第2絞り手段64から流出した第2冷媒と合流し、室内熱交換器54a、54bにて室内空気から吸熱する。室内熱交換器用絞り手段56a、56bは、第2圧縮機吸入圧力検知手段66により検知された圧力から算出される蒸発温度と、室内熱交換器第1温度検知手段67a、67bにより検知された温度の差から求まる、それぞれの過熱度に基づいて室内熱交換器54a、54bを流通する第2冷媒を調整する。
そして、室内熱交換器54a、54bから流出した第2冷媒は、開状態の室内熱交換器用開閉手段55a、55cを通って、第2圧縮機53に吸入される。この場合、蒸発器用開閉手段61a、室内熱交換器用開閉手段55b、55d及び室外熱交換器用開閉手段58aは閉じられており、第2冷媒が流通しないようになっている。
また、図6は本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置500の第2冷凍回路102を冷暖同時運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図である。
図6に示すように、室内熱交換器54aを凝縮器として、室内熱交換器54bを蒸発器として利用して第2冷凍回路102を冷暖同時運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合、第2圧縮機53から吐出された第2冷媒は、開状態の室内熱交換器用開閉手段55bを通って室内熱交換器54aに流入し、室内空気に放熱する。また第1冷凍回路100においては、圧縮機41から吐出された第1冷媒は、凝縮器42にて熱媒体に放熱し、圧縮機吐出温度検知手段46により検知された温度に基づいて第1絞り手段43により絞られて蒸発器44に流入し、開状態の蒸発器用開閉手段61bを通って蒸発器44に流入する第2冷媒から吸熱して圧縮機41に吸入される。熱媒体は熱媒体貯留手段50の下部から熱媒体搬送手段51にて凝縮器42に搬送され、凝縮器42において第1冷媒の熱により加熱された後に熱媒体貯留手段50の上部から積層式に貯留される。
また、蒸発器44にて第1冷媒に吸熱された第2冷媒は、第2圧縮機吐出圧力検知手段65により検知された圧力から算出される凝縮温度と、第2冷凍回路蒸発器出口温度検知手段71により検知された温度との差から求まる過冷却度に基づいて第3絞り手段62により絞られた後に、受液器63及び全開の第2絞り手段64を流れる。室内熱交換器54aから流出した第2冷媒は、第2圧縮機吐出圧力検知手段65により検知された圧力から算出される凝縮温度と、室内熱交換器第2温度検知手段68aにより検知された温度との差から求まる過冷却度に基づいて室内熱交換器用絞り手段56aにより絞られた後に合流し、室内熱交換器54a、及び、室外熱交換器57にて室内空気と室外空気から吸熱する。室内熱交換器用絞り手段56bと室外熱交換器用絞り手段59は、第2圧縮機吸入圧力検知手段66により検知された圧力から算出される蒸発温度と、室内熱交換器第1温度検知手段67b、及び、室外熱交換器第1温度検知手段69により検知された温度の差から求まる、それぞれの過熱度に基づいて室内熱交換器54b、及び、室外熱交換器57を流通する第2冷媒を調整する。
そして、室内熱交換器54b、及び、室外熱交換器57から流出した第2冷媒は、開状態の室内熱交換器用開閉手段55cと室外熱交換器用開閉手段58aを通って、第2圧縮機53に吸入される。この場合、蒸発器用開閉手段61a、室内熱交換器用開閉手段55a、55d及び室外熱交換器用開閉手段58bは閉じられており、第2冷媒が流通しないようになっている。
図7は本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置500の第2冷凍回路102の室内熱交換器を変更して冷暖同時運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合の冷媒と熱媒体の回路図である。
図7に示すように、室内熱交換器54aを蒸発器として、室内熱交換器54bを凝縮器として利用して第2冷凍回路102を冷暖同時運転し、第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転も行う場合、室内熱交換器用開閉手段55a、55dを開状態とし、室内熱交換器用開閉手段55b、55cを閉状態として、室外熱交換器用開閉手段58a、及び、58bの開閉状態は変えず運転する。
また、図8は本発明の実施の形態1における二元ヒートポンプ装置500の第2冷凍回路102にて室外熱交換器57の霜取り運転を行う場合の冷媒と熱媒体の回路図である。
図8に示すように、室外熱交換器57を凝縮器として利用して第2冷凍回路102にて霜取り運転を行う場合、第2圧縮機53から吐出された第2冷媒は、開状態の室外熱交換器用開閉手段58bを通って室外熱交換器57に流入し、室外熱交換器57表面に付着した霜に放熱することにより霜を融解して、霜取りを行う。
また、室外熱交換器57を通過した第2冷媒は、全開より若干開度を小さくした室外熱交換器用絞り手段59、室内熱交換器用絞り手段56a、56b、室内熱交換器54a、54b、および、室内熱交換器用開閉手段55a、55cを順次流通して、第2圧縮機53に吸入される。その際、第1冷凍回路100および熱媒体回路104は停止する。
また、第2絞り手段64は開度を小さくして、第2冷媒が流通しないようにされている。
第1冷凍回路100が加熱運転を行う場合に、受液器63に貯留された第2冷媒は、全開の第3絞り手段62を通過して、開状態の蒸発器用開閉手段61aを流通した後に第2圧縮機53に吸入される。
この場合、蒸発器用開閉手段61b、室内熱交換器用開閉手段55b、55d及び室外熱交換器用開閉手段58aは閉じられており、第2冷媒が流通しないようになっている。
以上のような運転状態において、特に、第2冷媒に臨界温度が高いフロン系冷媒(例えば、R410A)、第1冷媒に臨界温度が低い二酸化炭素を用いて蒸発温度を臨界点以下とする場合、第1冷凍回路100の加熱運転のみを行うときに、蒸発器44において第1冷媒と第2冷媒の温度差が大きくなり、蒸発器44から流出する第2冷媒の過冷却度が大きくなる。その場合、第2冷媒の密度が大きくなって、受液器63に貯留される液化した第2冷媒の量が多くなる。
一方で、第2冷凍回路102にて室外熱交換器57の霜取り運転が入ると、蒸発器44、室内熱交換器54a、54bと比べて比較的管内の容積が大きい室外熱交換器57において第2冷媒の圧力を上げて凝縮温度を高めるために多くの第2冷媒が必要になるが、受液器63に液化した第2冷媒が貯留されたままになると、室外熱交換器57において使う第2冷媒が不足して、圧力が上がらないために凝縮温度が上がらず、室外熱交換器57の霜を融解する時間が長期化してしまう。第2冷凍回路102の霜取り運転を行っている間は、第1冷凍回路100の加熱運転が停止するので、加熱された熱媒体が追加されず、例えば、熱媒体を循環して使う床暖房やラジエターでは、第2冷凍回路102の霜取り運転中は熱媒体の温度が低下していくこととなる。
そこで、本実施の形態では、第2冷凍回路102において第2冷媒の循環が停止した場合に、受液器63内の第2冷媒の液面Aが、蒸発器44内の第2冷媒の液面Bより上方となるように受液器63を配置している。すなわち、第2冷凍回路102において第2冷媒の循環が停止した場合に、蒸発器44内の第2冷媒の液面Bが受液器63内の第2冷媒の液面Aより下方となるように受液器63が配設されることになり、逆サイクルの霜取り運転を行う場合、受液器63に貯留された液化した第2冷媒が重力によって蒸発器44の方へ流下することとなる。さらに、蒸発器44から蒸発器用開閉手段61aを通って、室内熱交換器54a、54bから流出した第2冷媒と合流して第2圧縮機53に吸入されて、第2冷媒の圧力を上昇することとなる。
以上のように、本実施の形態においては、第2冷凍回路102において第2冷媒の循環が停止した場合に、受液器63内の第2冷媒の液面Aが、蒸発器44内の第2冷媒の液面Bより上方となるように受液器63が設置されている。すなわち、第2冷凍回路102において第2冷媒の循環が停止した場合に、蒸発器44内の第2冷媒の液面Bが受液器63内の第2冷媒の液面Aより下方となるように受液器63が配設されることになり、逆サイクルの霜取り運転を行う場合、受液器63に貯留された液化した第2冷媒が重力によって蒸発器44の方へ流下することとなる。さらに、蒸発器44から蒸発器用開閉手段61aを通って、室内熱交換器54a、54bから流出した第2冷媒と合流して第2圧縮機53に吸入されて、第2冷媒の圧力を上昇することとなる。
これによって、逆サイクルの霜取り運転を行う場合に、第1冷凍回路100の加熱運転によって受液器63に貯留された液化した第2冷媒が残ることなく、受液器63から排出されるので、霜取り運転時の第2冷凍回路102を循環する第2冷媒の不足を抑制することができ、霜取り運転の長期化を抑制して、機器の快適性を向上できる。
また、本実施の形態では制御部200が第1冷凍回路100が加熱運転以外の場合に、第2絞り手段64の開度を加熱運転時より小さくすることにより、例えば、逆サイクルの霜取り運転を行う場合に、第2絞り手段64から流出する第2冷媒を気化膨張させて、受液器63に貯留された液化した第2冷媒を排出することとなる。
また、第2絞り手段64を通過した低圧の液状態の第2冷媒が受液器63に流入することを防止することとなる。
よって、熱媒体貯留手段50内が第1冷凍回路100において加熱された熱媒体によりほぼ満たされ、熱媒体貯留手段50下部から凝縮器42に搬送される熱媒体の温度が高くなる、いわゆる沸き終いの間際で、受液器63における第2冷媒の貯留量が多くなる時に、逆サイクルの霜取り運転を行う場合でも、受液器63に貯留された第2冷媒を速やかに排出して、第2冷凍回路102を循環する第2冷媒の不足を抑制することができる。
また、霜取り運転時に、受液器63に追加で第2冷媒が貯留されることを防止することにより、霜取り運転の長期化を抑制して、機器の快適性を向上できる。
また、霜取り運転時に蒸発器44において第1冷凍回路100から第2冷媒への吸熱を防止することができ、霜取り運転後に再び加熱運転を行う際の第1冷凍回路100の立ち上がりを早くして、機器の快適性を向上できる。
また、本実施の形態では、受液器63の容積が蒸発器44の容積に比べて大きいことから、受液器63の下端63Aが蒸発器44の上端44Aより高くなるように設置されているが、例えば、受液器63の容積が、蒸発器44の容積に比べて小さい場合は、図9に示すように、第2冷凍回路102において第2冷媒の循環が停止した場合に、受液器63内の第2冷媒の液面Cが、蒸発器44内の第2冷媒の液面Dより上方となるように受液器63が設置されてもよい。
このとき、受液器63の下端63Aが蒸発器44の上端44Aより低い位置に設置されている。受液器63と蒸発器44は架台303上に設置されている。
このように、受液器63の容積と、蒸発器44の容積との差によって、受液器63内の第2冷媒の液面と、蒸発器44内の第2冷媒の液面との位置関係が変化するが、受液器63内の第2冷媒の液面が、蒸発器44内の第2冷媒の液面よりも上方となるように、受液器63と蒸発器44を設置することにより、同様の効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、第3絞り手段62の開度を第1冷凍回路100にて熱媒体の加熱運転のみを行うか否かに基づいて調整しているが、第2冷凍回路中間圧力検知手段72により検知された圧力や、第2冷凍回路蒸発器出口温度検知手段71により検知された温度と第2冷凍回路中間温度検知手段73により検知された温度との差(第2冷凍回路中間温度差)に基づいて調整することで、機器の効率が最適となるように第2冷凍回路102を循環する第2冷媒の量を調整することもできる。
また、本実施の形態では、積層式の熱媒体貯留手段50としたことにより、凝縮器42において熱媒体を使用可能な温度まで一気に加熱することができるので、熱媒体が足りなくなった場合でも、わずかな時間で補充することができ、利用者の使い勝手を向上することができる。
以上のように、本発明にかかる二元ヒートポンプ装置は、二元冷凍サイクルにおける低段側冷凍回路の霜取り運転時間を短縮するもので、空気調和機、チラー、乾燥機、給湯空調複合装置、温水暖房機等の用途に適用できる。
41 圧縮機
42 凝縮器
43 第1絞り手段
44 蒸発器
44A 蒸発器の上端
51 熱媒体搬送手段
62 第3絞り手段
63 受液器
63A 受液器の下端
64 第2絞り手段
100 第1冷凍回路
102 第2冷凍回路
104 熱媒体回路
200 制御部
300 熱生成ユニット
305 ケーシング
500 二元ヒートポンプ装置
A 液面
B 液面

Claims (1)

  1. 圧縮機、凝縮器、第1絞り手段、蒸発器が配管によって環状に接続され、
    第1冷媒を循環させる第1冷凍回路と、
    第2冷媒を循環させ、前記蒸発器にて前記第1冷媒と熱交換を行う第2冷凍回路と、
    前記第2冷凍回路の前記蒸発器の出口側に順に受液器と、第2絞り手段と、
    制御部と、を備え、
    前記制御部は、前記第1冷凍回路の加熱運転以外の場合において、前記第2絞り手段を有する前記第2冷凍回路にて、前記第2絞り手段、前記受液器、前記蒸発器の順で冷媒を流す逆サイクルによる霜取り運転をする場合に、前記第2絞り手段の開度を加熱運転時より小さくすることを特徴とする二元ヒートポンプ装置。
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