JP6674878B2 - 乳化化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は乳化化粧料に関する。
皮膚にハリ感を付与する化粧料は、使用者がある種の心地よさを感じるとともに、高級感を演出できるため、使用者に求められる化粧料のタイプの一つであると言える。従来より皮膚にハリ感を付与する乳化化粧料として、ポリエチレングリコール(PEG)や高級アルコールを配合するものが知られている(特許文献1、2)。
特開2012−197253号公報 特開2005−53879号公報
しかしながら、PEGを用いる場合、皮膚から流れ落ちやすく、ハリ感の付与が不十分であり、高級アルコールを用いる場合、経時で剤が増粘してしまい、製剤の保存安定性が良いものではないことが分かった。
本発明の課題は、ハリ感を付与しつつも、保存安定性に優れた乳化化粧料を提供することにある。
即ち、本発明は、
下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dとを含有し、
上記成分Aの含有量が0.2〜3.5質量%であり、上記成分Bの含有量が0.08質量%以上であり、上記成分Cの含有量が0.13〜0.4質量%であり、上記成分Aに対する上記成分Bの質量比(B/A)が0.03〜0.35であり、上記成分Aに対する上記成分Cの質量比(C/A)が0.045以上である、乳化化粧料に関する。
成分A:オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム
成分B:キサンタンガム
成分C:カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー
成分D:水
本発明によれば、ハリ感を付与しつつも、保存安定性に優れた乳化化粧料を提供することができる。なお、上記「ハリ感」とは、肌がのばされるような感触をいう。
本発明の乳化化粧料は、成分A〜Dを含有する。
本発明者らは、成分Aのオクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを水和状態で使用することで、ハリ感を付与する乳化化粧料を製造できることを見出した。しかしながら、成分Aを含有する乳化化粧料を低温(5℃以下)で保存すると、乳化化粧料の弾性が高くなってゼリー化し、安定性が低下することが分かった。この現象は、デンプンの老化により生じるものと推定される。そこで本発明者らは、化粧料分野で使用可能な多種多様の成分の中から、成分Bのキサンタンガム及び成分Cのカルボキシビニルポリマー(又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー)を乳化化粧料に適用することによって、乳化化粧料の低温安定性が改善されることを見出した。保存安定性が改善するメカニズムは定かではないが、かかる成分の適用によってゲルネットワーク(インターカレーション)を形成させ、それによりデンプン分子間で生じる水素結合を抑制し、結果として低温下での構造変化を抑制できたことによるものと推定される。
成分Aは「オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム」である。成分Aにより、乳化化粧料を塗布した皮膚にハリ感を与える効果が発揮される。ハリ感を得ることができるメカニズムは定かではないが、乳化化粧料の塗布後に水が蒸発し、皮膚上に成分Aによる膜が形成されることにより生じるものと推定される。
本発明の乳化化粧料において、成分Aは水和状態で存在する。成分Aを水和状態にする方法としては、例えば、オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを水と共に加温する方法が挙げられる。水と共に加温することで成分Aの構造変化が生じ、疎水性の粉体が親水性に変化して水和状態となる。上記加温における温度は、60℃以上が好ましく、より好ましくは65〜90℃、さらに好ましくは70〜85℃である。
オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムは、デンプンをオクテニルコハク酸でエステル化し、アルミニウム塩を付加したデンプン誘導体である。オクテニルコハク酸デンプンアルミニウムを構成するデンプンとしてはトウモロコシデンプン等が挙げられる。成分Aとしては、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウムが挙げられる。成分Aとしては市販品を用いることができる。成分Aの市販品としては、「DRY−FLO PURE」(AKZONOBEL社製)、「DRY−FLO PC」(NATIONAL STARCH AND CHEMICAL社製)、「オクティエ」(日澱化学社製)が挙げられる。
本発明の乳化化粧料100質量%中の成分Aの含有量は、皮膚へのハリ感を付与する観点から、0.2質量%以上であり、好ましくは0.3質量%以上、より好ましくは0.5質量%以上であり、皮膚への塗布時の塗布カスの発生を抑制する観点から3.5質量%以下であり、好ましくは3.0質量%以下、より好ましくは2.5質量%以下である。なお、成分Aの含有量は、本発明の乳化化粧料中に含まれる全ての成分Aの合計量である。
成分Bは「キサンタンガム」である。成分Bは、成分Cと併用することにより、乳化化粧料に低温安定性を付与する効果を発揮する。キサンタンガムとは、グルコース2分子、マンノース2分子グルクロン酸の繰り返し単位からなる鎖状多糖類である。
成分Bとしては市販品を用いることができる。成分Bの市販品としては、例えば、「エコーガムT」(DSP五協フード&ケミカル社製)、「ノムコートZZ」(日清オイリオグループ社製)等が挙げられる。
本発明の乳化化粧料100質量%中の成分Bの含有量は、低温安定性の観点から0.08質量%以上であり、好ましくは0.1質量%以上であり、ベタつきや皮膚への塗布時の塗布カスの発生を抑制する観点から、0.5質量%以下が好ましく、より好ましくは0.3質量%以下、さらに好ましくは0.2質量%以下である。
本発明の乳化化粧料中の、成分Aに対する成分Bの質量比(B/A)は、低温安定性が低下して乳化化粧料がゼリー状に高弾性化することを防ぐ観点から0.03以上であり、好ましくは0.035以上、より好ましくは0.04以上であり、乳化化粧料が不均一な状態(モロモロな状態:高弾性な部分が混じっている状態)となり、塗布感触が低下することを防ぐ観点から0.35以下であり、好ましくは0.3以下である。
成分Cは「カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー」である。即ち、成分Cは、カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーのうちの一方または両方である。成分Cは、成分Bと併用することにより、乳化化粧料に低温安定性を付与する効果を発揮する。
カルボキシビニルポリマーとは主としてアクリル酸の重合体であり、アルキル変性カルボキシビニルポリマーとは主としてアクリル酸とメタクリル酸アルキルの共重合体である。成分Cは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
カルボキシビニルポリマー及びアルキル変性カルボキシビニルポリマーは市販品として容易に入手することができる。カルボキシビニルポリマーの好ましい市販品としては、例えば、「カーボポール934」、「カーボポール940」、「カーボポール941」、「カーボポール980」、「カーボポール981」、「カーボポール1342」、「カーボポール2984」、「カーボポールUltrez 10」、「カーボポールETD 2050」(いずれも日本ルーブリゾール株式会社);「AQUPEC HV−501」、「AQUPEC HV−504」、「AQUPEC HV−505」、「ハイビスワコー104」、「ハイビスワコー105」(いずれも和光純薬工業株式会社)等が挙げられる。アルキル変性カルボキシビニルポリマーの好ましい市販品としては、例えば、「PEMULEN TR−1」、「PEMULEN TR−2」、「カーボポールETD 2020」、「カーボポールULTREZ 20」(いずれも日本ルーブリゾール株式会社)等が挙げられる。
本発明の乳化化粧料100質量%中の成分Cの含有量は、低温安定性の観点から0.13質量%以上であり、好ましくは0.15質量%以上であり、一方、乳化化粧料が不均一な状態(モロモロな状態:高弾性な部分が混じっている状態)となり、塗布感触が低下することを抑制する観点から、0.4質量%以下であり、好ましくは0.3質量%以下である。なお、成分Cの含有量は、本発明の乳化化粧料中に含まれる全ての成分Cの合計量である。
本発明の乳化化粧料中の、成分Aに対する成分Cの質量比(C/A)は、低温安定性の観点から0.045以上であり、好ましくは0.05以上、より好ましくは0.08以上であり、塗布感触の観点から0.5以下が好ましい。
成分Dは「水」である。成分Dは乳化系を形成するための乳化化粧料の媒体としての役割を有する。化粧料を乳化系とすることで、成分Aを水和状態とすることができ、成分Aによる皮膚へのハリ感付与効果が発揮される。
本発明の乳化化粧料100質量%中の成分Dの含有量は、40.0質量%以上が好ましく、より好ましくは50.0質量%以上、さらに好ましくは60.0質量%以上であり、他の成分を含有させる観点から95.0質量%以下が好ましく、より好ましくは90.0質量%以下である。
本発明の乳化化粧料は、さらに成分Eとして「リン脂質」を含有することができる。成分Eを使用することによって、乳化が促進されるだけではなく、皮膚に柔らかい感触も付与できるため、本発明の乳化化粧料が成分Eをさらに含有することが好ましい。
成分Eとしては、リン酸残基を含む複合脂質であって、天然リン脂質、合成リン脂質、天然由来のリン脂質の不飽和炭素鎖を水素により飽和とした水素添加リン脂質等が挙げられる。上記リン脂質としては、例えば、ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルセリン、ホスファチジルイノシトール、リゾホスファチジルコリン、スフィンゴミエリン、卵黄レシチン、大豆レシチン等の天然リン脂質;ジラウロイルホスファチジルコリン、ジミリストイルホスファチジルコリン、ジパルミトイルホスファチジルコリン、ジステアロイルホスファチジルコリン、ジオレオイルホスファチジルコリン、パルミトイル・オレオイルホスファチジルコリン等の合成リン脂質;水素添加大豆レシチン、水素添加卵黄レシチン、水素添加ホスファチジルコリン、水素添加ホスファチジルセリン等の水素添加リン脂質等が挙げられる。このうち、保存安定性に優れる観点から、水素添加リン脂質が好ましく、水素添加大豆レシチンがより好ましい。成分Eは、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
成分Eとしては市販品を用いることができる。水素添加大豆レシチンの市販品としては、例えば、「COATSOME NC−61」(日油社製)、「NIKKOL レシノールS−10」(日光ケミカルズ社製)、「ベイシス LP−20H」(日清オイリオグループ社製)等が挙げられる。
本発明の乳化化粧料100質量%中の成分Eの含有量は、塗布感触向上の観点から0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.3質量%以上、さらに好ましくは0.5質量%以上であり、経時での変色や臭気の発生抑止の観点から5.0質量%以下が好ましく、より好ましくは3.5質量%以下、さらに好ましくは2.5質量%以下である。なお、成分Eの含有量は、本発明の乳化化粧料中に含まれる全ての成分Eの合計量である。
本発明の乳化化粧料は、さらに成分Fとして「モノステアリン酸グリセリル及び/又はモノステアリン酸ソルビタン」を含有することができる。成分Fを使用することによって乳化をより一層安定化できるため好ましい。特に、成分Fと成分Eとを併用することにより、成分Eによる乳化をより一層安定化できるため好ましい。
本発明の乳化化粧料100質量%中の成分Fの含有量は、乳化安定性向上の観点から0.1質量%以上が好ましく、より好ましくは0.2質量%以上であり、使用感向上の観点から3.0質量%以下が好ましく、より好ましくは2.5質量%以下、さらに好ましくは2.0質量%以下である。
本発明の乳化化粧料は、剤形を乳化系とするために、上記成分A〜F以外に油剤を含有する。上記油剤は、特に限定されないが、例えば、高級アルコール、高級脂肪酸、油脂、炭化水素油、エステル油、シリコーン油、ロウ等が挙げられる。
上記油剤の具体例としては、ラウリルアルコール、ミリスチルアルコール、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、ベヘニルアルコール、セトステアリルアルコール等の高級アルコール;ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸、ベヘニン酸、ウンデシレン酸、ラノリン酸、イソステアリン酸等の高級脂肪酸;ヤシ油、パーム油、水素添加パーム油、アボカド油、ゴマ油、オリーブ油、ククイナッツ油、ブドウ粒子油、サフラワー油、アーモンド油、トウモロコシ油、綿実油、ヒマワリ種子油、ブドウ種子油、ヘーゼルナッツ油、マカデミアナッツ油、メドウフォーム油、ローズヒップ油等の油脂;オレフィンオリゴマー、軽質流動イソパラフィン、スクワラン、流動パラフィン、流動イソパラフィン、ワセリン等の炭化水素油;オレイン酸エチル、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸ミリスチル、パルミチン酸セチル、オレイン酸オレイル、ミリスチン酸オクチルドデシル、オレイン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸エチル、イソステアリン酸イソプロピル、2−エチルヘキサン酸セチル、2−エチルヘキサン酸セトステアリル、トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル、トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル、トリイソパルミチン酸グリセリル、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリトール、オクタン酸イソセチル、オクタン酸イソステアリル、イソステアリン酸イソセチル、イソステアリン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸オクチルドデシル、イソステアリン酸プロピレングリコール等のエステル油;ジメチコン、メチルポリシロキサン、高重合メチルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、オクタメチルトリシロキサン、デカメチルテトラシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、ドデカメチルシクロヘキサシロキサン、メチルシクロポリシロキサン、アルコール変性シリコーン、アルキル変性シリコーン、アミノ変性シリコーン、エポキシ変性シリコーン等のシリコーン油;ホホバ油、ミツロウ等のロウ等が挙げられる。油剤は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明の乳化化粧料100質量%中の油剤の含有量は特に限定されないが、エモリエント効果を付与する観点から、2.0質量%以上が好ましく、3.0質量%以上がより好ましい。一方、べたつき抑制の観点から、上記含有量としては、30.0質量%以下が好ましく、20.0質量%以下がより好ましい。なお、油剤の含有量は、本発明の乳化化粧料中に含まれる全ての油剤の合計量である。
本発明の乳化化粧料は、成分E以外の乳化剤(「その他乳化剤」と略記する。)を含有してもよい。上記その他の乳化剤としては、特に限定されないが、ノニオン性乳化剤が好ましい。「その他乳化剤」は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
上記「その他乳化剤」としては、ソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン脂肪酸エステル、ヒマシ油、硬化ヒマシ油、及びこれらのアルキレンオキシド付加物、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルフェノール、ポリオキシエチレンソルビット脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルホルムアルデヒド縮合物、ポリオキシエチレンステロール及びその誘導体、ポリオキシエチレンラノリン及びその誘導体、ポリオキシエチレンミツロウ誘導体、シュガーエステル類等のノニオン性乳化剤;高級脂肪酸石鹸、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキルエーテルリン酸エステル、アルキルエーテルカルボン酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−アシル−N−メチル−β−アラニン塩、N−アシルグリシン塩、N−アシルグルタミン酸塩、ポリオキシエチレンアルキルカルボン酸塩、アルキルフェニルエーテルスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸及びその塩、N−アシルサルコシン及びその塩、ポリオキシエチレンヤシ油脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩等のアニオン性乳化剤;アルキルアミン塩、脂肪酸アミドアミン塩、エステル含有3級アミン塩等のアミン塩、モノアルキル型4級アンモニウム塩、ジアルキル型4級アンモニウム塩、トリアルキル型4級アンモニウム塩、ベンザルコニウム型4級アンモニウム塩等のアルキル4級アンモニウム塩、アルキルピリジニウム塩等の環式4級アンモニウム塩、塩化ベンゼトニウム等のカチオン性乳化剤などが挙げられる。中でも、ノニオン性乳化剤が好ましく、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステルが好ましい。
本発明の乳化化粧料100質量%中の「その他乳化剤」の含有量は、0.05質量%以上が好ましく、より好ましくは0.1質量%以上、5.0質量%以下が好ましく、より好ましくは3.0質量%以下である。なお、ノニオン性乳化剤が上記範囲を満たすことが好ましい。なお、「その他乳化剤」の含有量は、本発明の乳化化粧料中に含まれる全ての「その他乳化剤」の合計量である。
本発明の乳化化粧料は、上記以外の任意成分がさらに含有されていても良い。上記任意成分としては、特に限定されないが、例えば、低級アルコール;グリセリン、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール;紫外線吸収剤;粉体;酸化防止剤;メチルパラベン等の防腐剤;香料;着色剤;キレート剤;清涼剤;増粘剤;ビタミン類;中和剤;アミノ酸;pH調整剤;美白剤;抗炎症剤;消臭剤;動植物抽出物;エチレンジアミン四酢酸のナトリウム塩等の金属封鎖剤などの添加剤などが挙げられる。その他の成分は、1種のみを用いてもよいし、2種以上を用いてもよい。
本発明の乳化化粧料は、「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」を実質的に含有しない方が好ましい。上記脂肪族アルコールを含有する場合には、乳化化粧料が経時的に硬くなる場合がある。ここで、本発明の乳化化粧料100質量%中の「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」の含有量は0.1質量%以下(即ち、0〜0.1質量%)が好ましく、より好ましくは0.05質量%以下、さらに好ましくは0.01質量%以下である。特に、本発明の乳化化粧料が乳液である場合に上記範囲を満たすことが好ましい。
「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」の具体例としては、例えば、セタノール、ベヘニルアルコール、ステアリルアルコール、セテアリルアルコール等が挙げられる。「炭素数12〜22の1価の直鎖脂肪族アルコール」は、1種のみの場合もあり、2種以上の場合もある。
本発明においては、乳化化粧料中の電解質の含有量が少ないほど、保存安定性が向上するため好ましい。本発明の乳化化粧料100質量%中の電解質の含有量は、保存安定性の観点から0.3質量%未満(即ち、0質量%以上、0.3質量%未満)が好ましく、より好ましくは0.1質量%以下である。なお、電解質の含有量は、本発明の乳化化粧料中に含まれる全ての電解質の合計量である。
本明細書における「電解質」には、上記成分A〜Fは含めない。電解質としては、例えば、一価の金属塩、二価以上の多価金属塩等が挙げられる。上記金属塩は、無機塩であってもよいし、有機塩であってもよい。また、上記金属塩としては、ナトリウム塩、カリウム塩、カルシウム塩、マグネシウム塩、亜鉛塩、アンモニウム塩、アルミニウム塩等が挙げられる。具体的には、パラフェノールスルホン酸亜鉛、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、塩化マグネシウム、硫酸マグネシウム、ミョウバン、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム、塩化アンモニウム、リン酸ナトリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸二水素ナトリウム、クエン酸ナトリウム(クエン酸三ナトリウム)、エデト酸二ナトリウム、硫酸アルミニウムカリウム等を例示することができる。さらに電解質には、塩化ベンザルコニウム及びクロルヒドロキシアルミニウムも包含される。
本発明の乳化化粧料のpHは、特に限定されないが、例えば、25℃において、5.0〜7.5が好ましく、5.5〜7.0がより好ましい。
本発明の乳化化粧料の粘度は、特に限定されないが、例えば、25℃での粘度が500〜80000mPa・sであることが好ましく、1500〜25000mPa・sであることがより好ましい。粘度測定はB型粘度計を用い、粘度に合ったローター、回転数で実施する。なお、上記粘度が500〜25000mPa・sである場合、本発明の乳化化粧料は乳液状である。
本発明の乳化化粧料の剤型としては、特に限定されないが、例えば、クリーム、乳液などが挙げられる。中でも、乳液が好ましい。
本発明の乳化化粧料としては、特に限定されないが、例えば、保湿化粧料、美白化粧料、アクネケア用化粧料、アンチエージング化粧料(例えば、しわ抑制、たるみ抑制等を目的とする)等のスキンケア化粧料などが挙げられる。本発明の乳化化粧料は皮膚化粧料として好ましく用いられる。本発明の乳化化粧料は、例えば、化粧品、医薬部外品、医薬品、雑貨のいずれであってもよい。
本発明の乳化化粧料を適用する部位としては、特に限定されず、顔(例えば、額、目元、目じり、頬、口元等)、腕、肘、手の甲、指先、足、膝、かかと、首、脇、背中などが挙げられる。
本発明の乳化化粧料においては、成分Aが水和状態で含まれていることが好ましい。これにより、皮膚にハリ感を与える効果が発揮される。成分Aを水和状態とするためには、本発明の乳化化粧料の製造工程において、成分Aを少なくとも水と一緒に加温することが好ましい。即ち、本明細書には下記の発明も包含される。
本明細書には、成分Aと、成分Bと、成分Cと、成分Dとを混合する乳化化粧料の製造方法であって、成分Aの含有量が0.2〜3.5質量%であり、成分Bの含有量が0.08質量%以上であり、成分Cの含有量が0.13〜0.4質量%であり、成分Aに対する成分Bの質量比(B/A)が0.03〜0.35であり、成分Aに対する成分Cの質量比(C/A)が0.045以上であり、少なくとも成分Aを60℃以上に加温する工程を含むことを特徴とする乳化化粧料の製造方法、が含まれる。上記製造方法においては、成分Aを65〜90℃に加温することが好ましく、さらに好ましくは70〜85℃に加温することが好ましい。上記製造方法の態様としては、例えば、水性成分(例えば、成分A、成分B、成分C、成分D、電解質等)と、油性成分(成分E、成分F、油剤等)を別個に加温した後、両成分を混合して乳化化粧料を製造する態様が挙げられる。なお、上記加温前の成分Aは疎水性粉体の状態であることが好ましい。
以下、本発明を実施例に基づいて更に詳細に説明するが、本発明はこれら実施例にのみ限定されるものではない。尚、配合量及び含有量は、純分に換算した量であり、特記しない限り「質量%」を表す。
実施例1〜6及び比較例1〜6(乳化化粧料の調製)
表1〜2に記した組成に従い、実施例1〜6及び比較例1〜6の各乳化化粧料を次のようにして調製した。
水相として、成分A、成分B、成分C、成分D、水酸化カリウム、グリセリン、1,3−ブチレングリコール、EDTA−2Na、メチルパラベンを混合して85℃に加温した。また、油相として、成分E、成分F、その他乳化剤、油剤を混合して85℃に加温した。次いで、上記水相及び上記油相を混合し、ホモミキサーで回転数6000rpm、5分間の条件で攪拌して乳化し、35℃に冷却して、乳化化粧料を調製した。
実施例1の乳化化粧料の、25℃のpHは6.5であり、25℃の粘度は6570mPa・sであった。また、他の実施例の乳化化粧料の、25℃のpHは6.5であり、25℃の粘度は6570〜32280mPa・sの範囲であった。なお、実施例5の乳化化粧料はクリーム状であり、その他の実施例は乳液状であった。
試験例1:乳化化粧料の保存安定性(低温安定性、高温安定性)
(低温安定性)
各実施例及び比較例の乳化化粧料を、恒温槽中で−3℃の条件下、28日間保存した。保存後の各乳化化粧料を25℃の条件下4時間放置した後に、下記の方法で各乳化化粧料の低温安定性を評価した。具体的には、各乳化化粧料をガラス板に薄く塗布し、塗布状態を観察した。さらに、乳液状の乳化化粧料については流動性を観察し、クリーム状の乳化化粧料については指で掻き取る際の状態を観察した。均一な塗布状態であり、かつ、乳液状の場合には流動性があるもの、クリーム状の場合には容易に掻き取れるものを低温安定性良好(○)と評価し、不均一な塗布状態であり、かつ乳液状の場合に流動性がないもの、クリーム状の場合に弾性が高く掻き取りが困難なものを低温安定性不良(×)と評価した。
(高温安定性)
各実施例及び比較例の乳化化粧料を、恒温槽中で40℃の条件下、28日間保存した。保存後の各乳化化粧料を25℃の条件下4時間放置した後に、下記の方法で各乳化化粧料の低温安定性を評価した。具体的には、各乳化化粧料の外観を観察した。さらに、乳液状の乳化化粧料については流動性を観察し、クリーム状の乳化化粧料については指で掻き取る際の状態を観察した。分離や明らかな粘度低下がないものを高温安定性良好(○)と評価し、分離や明らかな粘度低下があるものを高温安定性不良(×)と評価した。
結果を表1〜2に示す。
試験例2:乳化化粧料の塗布感触(ハリ感)
専門評価員3名が、各実施例及び各比較例で得られた乳化化粧料を前腕部内側に塗布して、塗布時の感触を、下記の標準処方の乳液と比較して、以下の基準で評価した。
<標準処方(乳液)>
キサンタンガム:0.05質量%
カルボキシビニルポリマー:0.1質量%
水添レシチン:1.0質量%
モノステアリン酸POE−20ソルビタン:0.5質量%
モノステアリン酸グリセリル:0.5質量%
水酸化カリウム:0.05質量%
流動パラフィン:2.0質量%
ジメチコン:0.5質量%
イソステアリン酸PG:2.0質量%
グリセリン:5.0質量%
1,3−ブチレングリコール:5.0質量%
EDTA−2Na:0.08質量%
メチルパラベン:0.2質量%
水:残部
<ハリ感の評価基準>
◎(優れる):標準処方よりも非常にハリ感に優れる。
○(良好):標準処方よりも明らかにハリ感が感じられる。
×(不良):標準処方と比べて明らかなハリ感の差が感じられない。
Figure 0006674878
Figure 0006674878
表2中の評価における詳細は次の通りである。
×1:分離が見られた。
×2:ブルブルした性状であった。
△3:一部にブルブルした箇所が見られた。
−:得られた組成物はボソボソした性状であり、不均一であった。
なお、各成分の詳細は以下の通りである。
オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンAl:AKZONOBEL社製、商品名「DRY−FLO PURE」、オクテニルコハク酸トウモロコシデンプンアルミニウム
キサンタンガム:DSP五協フード&ケミカル社製、商品名「エコーガムT」
カルボキシビニルポリマー:LUBRIZOL社製、商品名「カーボポール980」
アルキル変性カルボキシビニルポリマー:LUBRIZOL社製、商品名「PEMULEN TR−1」
水添レシチン:日光ケミカルズ社製、商品名「レシノール S−10」
モノステアリン酸POE−20ソルビタン:花王社製、商品名「レオドール TW−S120V」
流動パラフィン:SONNEBORN社製、商品名「CARNATION#70」
ジメチコン:東レ・ダウコーニング社製、商品名「SH200C 10CS−JASU」
イソステアリン酸PG:青木油脂工業社製、商品名「イソステアリンサンPG」、イソステアリン酸プロピレングリコール
上記の表1〜2から以下のことが分かった。
成分A、成分B及び成分Cの量が規定範囲に達せず、かつB/A値が規定範囲を超えていた例(比較例1)では、低温安定性及び高温安定性に劣り、かつハリ感にも劣っていた。成分Aの量が規定範囲を超え、成分Bの量が規定範囲に達せず、かつB/A値が規定範囲に達していなかった例(比較例2)では、低温安定性に劣り、高温安定性にやや劣っていた。成分Bの量が規定範囲に遠く及ばず、成分Cの量が規定範囲に達せず、かつB/A値が規定範囲に遠く及ばなかった例(比較例3)では、低温安定性及び高温安定性に劣っていた。成分Cの量が規定範囲に達せず、かつB/A値が規定範囲を超えていた例(比較例4)では、低温安定性に劣り、高温安定性にやや劣っていた。成分Cの量が規定範囲に達せず、かつC/A値が規定範囲に達していなかった例(比較例5)では、低温安定性及び高温安定性に劣っていた。成分Bの量が規定範囲に達せず、成分Cの量が規定範囲を超えていた例(比較例6)では、生成物が不均一なボソボソとした状態であり、明らかに乳化組成物として扱えるものではなかったので、評価そのものを行わなかった。
一方、成分A〜D含有し、成分A、成分B及び成分Cの含有量がいずれも規定範囲内であり、B/A値及びC/A値がいずれも規定範囲内である本発明の乳化化粧料(実施例1〜6)は、低温及び高温での保存安定性に優れ、かつハリ感にも優れていることが分かった。
本発明の乳化化粧料は、皮膚にハリ感を付与できる乳液やクリーム等の化粧料として使用することができる。

Claims (6)

  1. 下記成分Aと、下記成分Bと、下記成分Cと、下記成分Dとを含有し、
    前記成分Aの含有量が0.2〜3.5質量%であり、前記成分Bの含有量が0.08質量%以上であり、前記成分Cの含有量が0.13〜0.4質量%であり、前記成分Aに対する前記成分Bの質量比(B/A)が0.03〜0.35であり、前記成分Aに対する前記成分Cの質量比(C/A)が0.045以上である、乳化化粧料。
    成分A:オクテニルコハク酸デンプンアルミニウム
    成分B:キサンタンガム
    成分C:カルボキシビニルポリマー及び/又はアルキル変性カルボキシビニルポリマー
    成分D:水
  2. さらに下記成分Eを含有する、請求項1に記載の乳化化粧料。
    成分E:リン脂質
  3. さらに下記成分Fを含有する、請求項1又は2に記載の乳化化粧料。
    成分F:モノステアリン酸グリセリル及び/又はモノステアリン酸ソルビタン
  4. 25℃での粘度が500〜80000mPa・sである、請求項1〜3のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
  5. 電解質の含有量が0.3質量%未満である、請求項1〜のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
  6. 皮膚化粧料である、請求項1〜のいずれか1項に記載の乳化化粧料。
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