JP6673067B2 - 電力ケーブルの保護構造 - Google Patents

電力ケーブルの保護構造 Download PDF

Info

Publication number
JP6673067B2
JP6673067B2 JP2016136979A JP2016136979A JP6673067B2 JP 6673067 B2 JP6673067 B2 JP 6673067B2 JP 2016136979 A JP2016136979 A JP 2016136979A JP 2016136979 A JP2016136979 A JP 2016136979A JP 6673067 B2 JP6673067 B2 JP 6673067B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
power cable
vehicle
reserve tank
tank
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016136979A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018008551A (ja
Inventor
欣生 堀田
欣生 堀田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2016136979A priority Critical patent/JP6673067B2/ja
Publication of JP2018008551A publication Critical patent/JP2018008551A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6673067B2 publication Critical patent/JP6673067B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Description

本発明は、車両に搭載された電動機にバッテリからの電力を供給する電力ケーブルを保護するための構造に関する。
ハイブリッド自動車のように車両駆動用の電動機を搭載した車両においては、バッテリから電動機に電力を供給するための電力ケーブルが備えられている。車両衝突時に電力ケーブルがその周囲の機器により挟まれるなどして損傷する場合がある。下記特許文献1においては、電力ケーブル(パワーケーブル22)の前方にプロテクタ(12p)を配置し、前方から向かってくる機器から電力ケーブル(22)を保護している。なお、( )内の符号は、下記特許文献1で用いられている符号であり、本願の実施形態で用いられる符号とは関連しない。
特開2013−233836号公報
電力ケーブルは、車両前方衝突時に、前後の機器に挟まれて損傷する場合がある。例えば、後方にリザーブタンク、前方にリザーブタンク以外の車載機器が配置され、これらの間に電力ケーブルが位置する場合がある。リザーブタンクは、2個のタンク半体の開口の縁に設けられたフランジを接合して一体に形成される。フランジ部分の強度が高く、またフランジの縁がエッジ状となるため、このフランジと前方の車載機器に電力ケーブルが挟まれると電力ケーブルが損傷する可能性が高まる。
本発明は、前後に車載機器とリザーブタンクが配置された電力ケーブルを車両前方衝突時に保護することを目的とする。
本発明の電力ケーブル保護構造は、車両の前後方向に並ぶ車載機器とリザーブタンクの間に配置される電力ケーブルを保護するものである。リザーブタンクは、2つのタンク半体の開口の縁に設けられたフランジを接合して形成される。電力ケーブルの一部がリザーブタンクの接合されたフランジの一部に対向して配置される。フランジの電力ケーブルに対向する部分近傍のタンク半体の平面部分に対向して衝突突起が配置される。車両の衝突に伴って車載機器とリザーブタンクの距離が縮まる際に、車載機器とリザーブタンクの相対移動により、電力ケーブルが車載機器とリザーブタンクのフランジに挟まれる前に衝突突起がタンク半体に達し、タンク半体を壊す。
リザーブタンクのフランジは強度が高いが、その近傍の平面部分は比較的強度が低く、壊しやすい。フランジの周囲の構造体が壊れれば、フランジは支えを失い、電力ケーブルを損傷させる可能性は低くなる。
リザーブタンクのフランジ周囲が壊れることでフランジによる電力ケーブルの損傷を抑えることができる。
本発明に係る車両のエンジン室内の機器の配置の一例を示す図である。 本発明に係る車両のエンジン室内の機器の配置の他の例を示す図である。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は、ハイブリッド車両のエンジン室10内の機器の配置を示す図である。以下の説明において、前、後、左、右、上および下など向きを表す語句は、特段の断りがない限り、車両を基準とした向きを表す。図中の左側が車両の前方である。
この実施形態の車両は、乗員室の前方にエンジン室10が位置するいわゆるフロントエンジン車である。エンジン室10には、車両駆動用の原動機を含む動力装置が収められている。ハイブリッド車両の場合、動力装置は、原動機として内燃機関と電動機を含む。また、動力装置は、内燃機関と変速機を結合した構成であってよい。車両駆動用の電動機(以下、単に電動機と記す。)は、変速機内に設けることができる。電動機には、車載された駆動用バッテリから電力が供給され、また電動機を発電機として機能させた場合には、発電された電力が駆動用バッテリに充電される。
エンジン室10内の前側に電力制御装置12、後側にリザーブタンク14、これらの間に電力ケーブル16が配置されている。電力ケーブル16を介して、電力制御装置12と電動機の間、または電力制御装置12と駆動用バッテリの間で電力が送受される。電力制御装置12は、電動機と駆動用バッテリの間の電力の送受を制御する。電動機が三相交流電動機の場合、電力制御装置12はインバータを含み、インバータは、駆動用バッテリからの直流電力を三相交流電力に変換し、電動機に供給する。また、インバータは、電動機が発電した三相交流電力を直流電力に変換し、駆動用バッテリに充電する。電力制御装置12は、駆動用バッテリから供給される電圧を昇圧してインバータに供給する昇圧器を含んでよい。さらに、電力制御装置12は、駆動用バッテリの電圧を降圧して電力を電装機器に供給するための降圧器、例えばDC−DCコンバータを含んでよい。前照灯などの灯火類、音響機器、経路誘導装置および電子制御装置(ECU)など、車載された電装機器は、駆動用原動機として内燃機関のみを備えた従前の車両と同様の電圧(例えば12V)で動作する。この電圧は車両駆動用の電動機に供給される電力よりも低く、この電圧を上記電装機器に適合させるために降圧器が備えられている。さらに、電力制御装置12は、インバータ、昇圧器および降圧器の制御を行うための制御回路も含んでよい。
また、インバータ、昇圧器等を冷却するための冷却器を電力制御装置12に設けることができる。冷却器は、液冷とすることができ、別に設けられた放熱器との間で冷却液を循環させてインバータ等の冷却を行う。
電力制御装置12は、上述のインバータ、昇圧器、降圧器、制御回路および冷却器を金属、例えばアルミニウムのケースに収めて一体化されている。ケースの形状は概略的に直方体であってよい。
リザーブタンク14は、内燃機関および電力制御装置12の冷却水の余剰分を蓄え、また冷却水が不足した際にはここから不足分が供給される。内燃機関の冷却系と、電力制御装置12の冷却系が分離されている場合、リザーブタンク14は、いずれか一方の冷却系の冷却水を蓄える。
リザーブタンク14は、樹脂製の2個のタンク半体18,20を接合させて形成される。2個のタンク半体18,20を区別する必要があるときには、上側に位置するタンク半体を上側タンク半体18、下側に位置するタンク半体を下側タンク半体20と記す。タンク半体18,20は、それぞれ1面が開口した容器形状を有し、開口の縁にはそれぞれフランジ22,24が形成されている。2個のタンク半体18,20の開口を閉じ合わせ、フランジ22,24同士を接着、溶着などによって接合して一体にしてリザーブタンク14が形成される。フランジ22,24は全周にわたって接合されて封止される。接合されたフランジ22,24を全体として接合フランジ26と記す。上側タンク半体18の頂部には、キャップ28で閉止可能な補充口が設けられている。キャップ28を閉じることでリザーブタンク14は密閉される。
接合フランジ26は、2枚の板部材(フランジ22,24)が接合されることによって板厚が厚くなっており、単体の板部材に比べ強度が高くなっている。また、接合フランジ26の板厚方向は上下方向であり、前後方向は板部材の面内方向である。このため、接合フランジ26の前後方向の強度は高い。これに対し、タンク半体18,20の前方に向いた平面部分30,32は、板厚方向が前後方向であり、強度が接合フランジ26よりも低い。
電力ケーブル16は、その一部が、接合フランジ26の端縁に対向するように位置している。さらに、電力ケーブル16とリザーブタンク14の間、特に接合フランジ26との間には、保護部材34が配置されている。保護部材34は、接合フランジ26の、電力ケーブル16に対向している部分を覆うように設けられた保護板36と、保護板36からリザーブタンク14に向けて延びる衝突突起38,40とを有する。衝突突起38,40の先端は、接合フランジ26近傍のタンク半体18,20の平面部分30,32に対向している。通常時、つまり衝突前は、保護板36と接合フランジ26の隙間寸法は、衝突突起38,40の先端とリザーブタンクの平面部分30,32の距離よりも大きい。通常時、衝突突起38,40は、その先端をリザーブタンクの平面部分30,32から離した状態として配置することができる。
前方衝突時、電力制御装置12は後方に移動し、電力ケーブル16および保護部材34を後方に動かす。保護板36が接合フランジ26の端縁に当接する前に衝突突起38,40がリザーブタンクの平面部分30,32に衝突し、ここを壊す。接合フランジ26の近傍の平面部分30,32が壊れるため、接合フランジ26は、これを支えている部分を失い、接合フランジ26とその周囲全体の強度が低下する。その後、保護板36が接合フランジ26に当接するが、このときには、接合フランジ26およびその周囲の強度が低下しているため、電力ケーブル16に損傷を与える可能性が低くなる。また、接合フランジ26の端縁を保護板36が覆っているため、エッジ状の接合フランジ26が電力ケーブル16に直接接触する場合よりも力が分散し、電力ケーブル16に損傷を与える可能性が低くなる。
図2は、エンジン室10内の機器の配置の他の例を示す図である。すでに説明した構成については同一の符号を付し、説明を省略する。この例においては、衝突突起42,44が電力制御装置12に直接設けられている。衝突突起42,44の先端は、接合フランジ26近傍のリザーブタンクの平面部分30,32に対向している。衝突前の状態において、電力制御装置12と電力ケーブル16の隙間寸法、および電力ケーブル16と接合フランジ26端縁の隙間寸法の合計は、衝突突起42,44の先端と平面部分30,32の距離よりも大きい。通常時、衝突突起42,44は、その先端をリザーブタンクの平面部分30,32から離した状態として配置することができる。
前方衝突時、電力制御装置12は後方に移動し、電力ケーブル16が電力制御装置12と接合フランジ26に挟まれるより前に、衝突突起42,44がリザーブタンクの平面部分30,32に衝突し、ここを壊す。接合フランジ26の近傍の平面部分30,32が壊れるため、接合フランジ26は、これを支えている部分を失い、接合フランジ26とその周囲全体の強度が低下する。電力制御装置12が更に後方に移動すると、電力ケーブル16が電力制御装置12とリザーブタンク14に挟まれる状態になるが、このときには、接合フランジ26およびその周囲の強度が低下しているため、電力ケーブル16に損傷を与える可能性が低くなる。
電力制御装置12以外の車載機器とリザーブタンク14の間に電力ケーブル16が位置する場合においても、上述の例と同様に衝突突起によりリザーブタンク14を壊すことにより、電力ケーブル16を保護することができる。
10 エンジン室、12 電力制御装置、14 リザーブタンク、16 電力ケーブル、18 上側タンク半体、20 下側タンク半体、22,24 フランジ、26 接合フランジ、28 キャップ、30,32 平面部分、34 保護部材、36 保護板、38,40,42,44 衝突突起。

Claims (1)

  1. 車両の前後方向に並ぶ車載機器とリザーブタンクの間に配置される電力ケーブルを保護する構造であって、
    リザーブタンクは、2つのタンク半体の開口の縁に設けられたフランジを接合して形成され、
    電力ケーブルの一部がリザーブタンクの接合されたフランジの一部に対向して配置され、
    フランジの電力ケーブルに対向する部分近傍のタンク半体の平面部分に対向して衝突突起が配置され、
    車両の衝突に伴って車載機器とリザーブタンクの距離が縮まる際に、車載機器とリザーブタンクの相対移動により、電力ケーブルが車載機器とリザーブタンクのフランジに挟まれる前に衝突突起がタンク半体に達し、タンク半体を壊す、
    電力ケーブルの保護構造。
JP2016136979A 2016-07-11 2016-07-11 電力ケーブルの保護構造 Active JP6673067B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016136979A JP6673067B2 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 電力ケーブルの保護構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016136979A JP6673067B2 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 電力ケーブルの保護構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018008551A JP2018008551A (ja) 2018-01-18
JP6673067B2 true JP6673067B2 (ja) 2020-03-25

Family

ID=60994008

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016136979A Active JP6673067B2 (ja) 2016-07-11 2016-07-11 電力ケーブルの保護構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6673067B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7151113B2 (ja) * 2018-03-22 2022-10-12 マツダ株式会社 電動車両の前部ユニット搭載構造
FR3136719B1 (fr) * 2022-06-17 2024-05-03 Psa Automobiles Sa Véhicule automobile de type hydride ou électrique doté de moyens de protection des câbles d’alimentation de la machine électrique

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012160618A1 (ja) * 2011-05-20 2012-11-29 トヨタ自動車株式会社 車両用機器搭載構造
WO2013014745A1 (ja) * 2011-07-26 2013-01-31 トヨタ自動車株式会社 車両駆動用モータを有する自動車
JP2014117982A (ja) * 2012-12-13 2014-06-30 Suzuki Motor Corp 車両用ハーネスコネクタ保護構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018008551A (ja) 2018-01-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN107487208B (zh) 电力变换器的车载构造
US10604188B2 (en) Protection structure of high voltage electrical equipment unit
US9561762B2 (en) Electric unit
US8622161B2 (en) Installation structure for electrical equipment in rear vehicle body
US10298145B2 (en) Power converter capable of converting direct-current electric power or three-phase alternating-current power
JP2007131237A (ja) 高電圧ケーブルの保護構造
US10479221B2 (en) Vehicle
JP6491703B2 (ja) 車両及び駆動回路ユニット
JP6582025B2 (ja) バッテリユニット
JP2011020624A (ja) 電気自動車の搭載構造
US10682919B2 (en) Electric vehicle
JP2011020622A (ja) 電気自動車の搭載構造
JP2011020625A (ja) 電気自動車の搭載構造
JP2014117982A (ja) 車両用ハーネスコネクタ保護構造
JP6673067B2 (ja) 電力ケーブルの保護構造
JP2019111982A (ja) 電気機器の車載構造
JP2011020623A (ja) 電気自動車の搭載構造
JP2006256442A (ja) 電源装置
JP2013103587A (ja) 電気自動車用パワーコントロールユニットの保護構造
JP2015157534A (ja) 車載機器の搭載構造
US10611230B2 (en) Protection structure for on-vehicle high-voltage component
JP2009159755A (ja) モータ駆動回路
JP6642305B2 (ja) 電力制御ユニットの車載構造
US11979046B2 (en) Vehicle electrical component mounting arrangement
JP6493169B2 (ja) 電子機器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190403

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200130

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200204

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200217

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6673067

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151