JP6672620B2 - 油井用ステンレス鋼及び油井用ステンレス鋼管 - Google Patents
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Fn1=576.5−2660.7×[C]−74.9×[Ni]−37.4×[Cu] (1)
ここで、式(1)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
Fn1=576.5−2660.7×[C]−74.9×[Ni]−37.4×[Cu] (1)
式(1)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
Fn1=576.5−2660.7×[C]−74.9×[Ni]−37.4×[Cu] (1)
ここで、式(1)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
Fn2=[Ni]/[Cu] (2)
ここで、式(2)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
Fn3=0.0211×t+4.4606 (3)
ここで、式(3)中のt(mm)は、油井用ステンレス鋼管の肉厚(mm)を意味する。
本実施形態の油井用ステンレス鋼の化学組成は、次の元素を含有する。特に断りがない限り、元素に関する%は質量%を意味する。
炭素(C)は不可避的に含有される。Cは、焼戻し時に炭化物として析出する。この場合、鋼の高温での耐CO2腐食性及び耐SCC性が低下する。さらに、C含有量が高すぎれば、焼入れ時の残留オーステナイトの生成量が多くなる。この場合、残留オーステナイトの生成量を低減するために、強度及び低温靭性に有効なCu及びNi含有量を低下しなければならない。したがって、C含有量は低い方が好ましい。C含有量は0.04%以下である。C含有量の好ましい上限は0.035%であり、さらに好ましくは0.03%である。実際の操業において、C含有量の下限はたとえば0.001%である。
シリコン(Si)は鋼を脱酸する。Si含有量が低すぎれば、この効果が得られない。一方、Si含有量が高すぎれば、鋼の熱間加工性が低下する。したがって、Si含有量は0.05〜1.0%である。Si含有量の好ましい下限は0.10%である。Si含有量の好ましい上限は0.75%であり、さらに好ましくは0.50%である。
マンガン(Mn)は鋼を脱酸する。Mn含有量が低すぎれば、この効果が得られない。一方、Mn含有量が高すぎれば、焼入れ焼戻し後にオーステナイトが過剰に残留しやすくなり、残留オーステナイトの体積率が20%を超えるおそれがある。この場合、焼戻し後の鋼の強度が低下する。したがって、Mn含有量は0.01〜0.5%である。Mn含有量の好ましい下限は0.05%である。Mn含有量の好ましい上限は0.4%であり、さらに好ましくは0.3%であり、特に好ましくは0.15%未満である。
クロム(Cr)は、高温腐食環境下での耐SCC性を高める。Cr含有量が低すぎれば、この効果が得られない。一方、Crはフェライト形成元素であるため、Cr含有量が高すぎれば、鋼中のフェライト量が過剰に多くなり、鋼の強度が低下する。したがって、Cr含有量は16.0〜18.0%である。Cr含有量の好ましい下限は16.5%である。Cr含有量の好ましい上限は17.5%である。
ニッケル(Ni)はオーステナイト形成元素であり、高温でのオーステナイトを安定化する。そのため、Niは、常温でのマルテンサイト量を増加させ、鋼の強度を高める。Niはさらに、高温腐食環境下での鋼の耐SCC性を高める。Niはさらに、焼戻し時に、室温で安定な残留オーステナイトの生成を促進し、低温靭性を高める。Ni含有量が低すぎれば、これらの効果が得られない。一方、Ni含有量が高すぎれば、焼戻し時に生成される残留オーステナイトが過剰に多くなる。したがって、Ni含有量は4.8〜6.0%である。Ni含有量の好ましい下限は4.9%であり、さらに好ましくは5.0%である。Ni含有量の好ましい上限は5.9%である。
油井において流体の生産が一時停止したとき、油井管内の流体の温度は低下する。この場合、鋼の硫化物応力割れ(SSC)感受性は高まる。モリブデン(Mo)は、耐SSC性を高める。Moはさらに、Crとともに含有されることにより、高温での耐SCC性を高める。Mo含有量が低すぎれば、これらの効果が得られない。一方、Moはフェライト形成元素であるため、Mo含有量が高すぎれば、鋼中のフェライトが過剰に多く生成し、鋼の強度が低下する。したがって、Mo含有量は2.0〜3.0%である。Mo含有量の好ましい下限は2.2%である。Mo含有量の好ましい上限は2.8%である。
銅(Cu)は、焼戻し時に微細なCu粒子として析出して、鋼の強度を高める。Cuはさらに、高温腐食環境下における鋼の溶出速度を低下し、鋼の耐食性を高める。Cu含有量が低すぎれば、これらの効果が得られない。一方、Cu含有量が高すぎれば、焼入れ時にマルテンサイト変態が十分に進行せず、残留オーステナイト量が過剰に多くなる。この場合、鋼の強度が低下する。したがって、Cu含有量は0.7〜3.5%である。Cu含有量の好ましい下限は0.8%であり、さらに好ましくは0.9%である。Cu含有量の好ましい上限は3.0%であり、さらに好ましくは2.7%である。
アルミニウム(Al)は鋼を脱酸する。sol.Al含有量が低すぎれば、この効果が得られない。一方、sol.Al含有量が高すぎれば、その効果は飽和する。sol.Al含有量が高すぎればさらに、介在物が過剰に生成して、鋼の耐SSC性及び低温靭性が低下する。したがって、sol.Al含有量は0.001〜0.1%である。ここで、sol.Alとは酸可溶Alを意味する。sol.Al含有量の好ましい下限は0.005%であり、さらに好ましくは0.010%であり、さらに好ましくは0.015%である。sol.Al含有量の好ましい上限は0.05%未満であり、さらに好ましくは0.035%である。
燐(P)は不純物である。Pは粒界に偏析して、鋼の耐CO2腐食性及び耐SSC性を低下する。したがって、P含有量は0.05%以下である。P含有量の好ましい上限は0.030%であり、さらに好ましくは0.020%であり、さらに好ましくは0.015%である。P含有量はなるべく低い方が好ましい。
硫黄(S)は不純物である。Sは粒界に偏析して鋼の耐SSC性を低下する。Sはさらに、鋼の熱間加工性を低下する。そのため、S含有量は0.002%未満である。S含有量の好ましい上限は0.001%である。S含有量はなるべく低い方が好ましい。
酸素(O)は不純物である。Oは粗大な酸化物を形成して鋼の靭性及び耐SSC性を低下する。したがって、O含有量は0.02%以下である。O含有量の好ましい上限は0.01%であり、さらに好ましくは0.005%である。O含有量はなるべく低い方が好ましい。
窒素(N)は不純物である。Nは粗大な窒化物を形成する。粗大な窒化物は孔食の起点となり、鋼の耐SSC性を低下する。したがって、N含有量は0.02%以下である。N含有量の好ましい上限は0.015%であり、さらに好ましくは0.012%である。N含有量はなるべく低い方が好ましい。
チタン(Ti)は不純物である。本化学組成において、Tiは鋼の低温靭性を低下する。そのため、Ti含有量はなるべく低い方が好ましい。Ti含有量は0.1%以下である。好ましいTi含有量は0.04%以下であり、より好ましくは、0.02%以下であり、さらに好ましくは、0.01%以下である。
ニオブ(Nb)は不純物である。本化学組成において、Nbは鋼の低温靭性を低下する。そのため、Nb含有量はなるべく低い方が好ましい。Nb含有量は0.1%以下である。好ましいNb含有量は0.04%以下であり、より好ましくは0.02%以下であり、さらに好ましくは0.01%以下である。
ボロン(B)は不純物である。本化学組成において、Bは鋼の低温靭性を低下する。そのため、B含有量はなるべく低い方が好ましい。B含有量は0.005%以下である。好ましいB含有量は0.003%以下であり、さらに好ましくは0.001%以下である。
タングステン(W)は任意元素であり、含有されなくてもよい。含有される場合、WはMoと同様に、鋼の耐SSC性を高める。Wはさらに、Crとともに含有されることにより、高温での鋼の耐SCC性を高める。Wが少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、Wはフェライト形成元素であるため、W含有量が高すぎれば、鋼中にフェライトが過剰に生成する。この場合、鋼の強度が低下する。したがって、W含有量は0〜2.0%である。上記効果をより有効に得るためのW含有量の好ましい下限は0.2%であり、さらに好ましくは0.5%である。W含有量の好ましい上限は1.5%である。
バナジウム(V)は任意元素であり、含有されなくてもよい。含有される場合、Vは焼戻し時に微細な析出物として析出して鋼の強度を高める。Vが少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、V含有量が高すぎれば、鋼の耐SSC性及び低温靭性が低下する。したがって、V含有量は0〜0.5%である。上記効果をより有効に得るためのV含有量の好ましい下限は0.01%である。V含有量の好ましい上限は0.2%であり、さらに好ましくは0.1%である。
種以上を含有してもよい。
Mg:0〜0.01%
カルシウム(Ca)及びマグネシウム(Mg)はいずれも任意元素であり、含有されなくてもよい。含有される場合、これらの元素はいずれも、鋼の熱間加工性を高める。これらの元素の1種以上が少しでも含有されれば、上記効果が得られる。一方、これらの元素含有量が高すぎれば、介在物が過剰に生成する。この場合、鋼の靭性及び耐食性が低下する。したがって、Ca含有量は0〜0.01%であり、Mg含有量は0〜0.01%である。上記効果をより有効に得るためのCa含有量の好ましい下限は0.0005%であり、Mg含有量の好ましい下限は0.0005%である。
本実施形態のステンレス鋼の化学組成はさらに、式(1)で定義されるFn1が80以上である。
Fn1=576.5−2660.7×[C]−74.9×[Ni]−37.4×[Cu] (1)
ここで、式(1)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
本実施形態のステンレス鋼のミクロ組織は、体積率で、10〜50%のフェライトと、5〜20%の残留オーステナイトとを含有し、残部はマルテンサイトからなる。
本発明による油井用ステンレス鋼のミクロ組織中のフェライト分率(vol.%)、残留オーステナイト分率(vol.%)及びマルテンサイト分率(vol.%)は次の方法で測定する。
油井用ステンレス鋼からミクロ組織観察用の試験片を採取する。試験片の表面のうち、鋼板の板幅方向に垂直な断面(以下、観察面という)を研磨する。王水とグリセリンとの混合液を用いて、研磨後の観察面をエッチングする。エッチングされた観察面において、フェライトを特定する。特定されたフェライトの面積率を、JIS G0555(2003)に準拠した点算法で測定する。測定された面積率は、体積分率に等しいと考えられるため、これをフェライト分率(vol%)と定義する。
残留オーステナイト分率(残留オーステナイトの体積分率:単位はvol.%)は、X線回折法を用いて求める。油井用ステンレス鋼から15mm×15mm×2mmの試験片を採取する。採取された試験片を用いて、フェライト(α相)の(200)面及び(211)面、オーステナイト(γ相)の(200)面、(220)面及び(311)面の各々のX線強度を測定し、各面の積分強度を算出する。算出後、α相の各面と、γ相の各面との組み合わせ(合計6組)ごとに、次式を用いて残留オーステナイト分率Vγを求める。
Vγ=100/(1+(Iα×Rγ)/(Iγ×Rα))
ここで、式中の「Iα」はα相の積分強度であり、「Iγ」はγ相の積分強度である。「Rα」はα相の結晶学的理論計算値であり、「Rγ」はγ相の結晶学的理論計算値である。上記各面の体積率Vγの平均値を、残留オーステナイト分率(vol.%)と定義する。
上述の化学組成からなる油井用ステンレス鋼のミクロ組織のうち、フェライト及び残留オーステナイト以外の残部は、マルテンサイトからなる。マルテンサイトの体積率(マルテンサイト分率:単位はvol.%)は次の式で求める。
マルテンサイト分率=100−(フェライト分率+残留オーステナイト分率)
好ましくは、本発明による油井用ステンレス鋼はさらに、式(2)で定義されるFn2が2.5以上である。
Fn2=[Ni]/[Cu] (2)
ここで、式(2)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
本発明のステンレス鋼の製造方法の一例として、継目無鋼管の製造方法を説明する。
以上の工程により製造された油井用ステンレス鋼管は、高強度を有し、好ましくは、862MPa以上の降伏強度を有する。油井用ステンレス鋼管はさらに、高温での耐SCC性、常温での耐SSC性及び低温靭性に優れる。
好ましくは、本油井用ステンレス鋼管において、Ni含有量は、式(3)で定義されるFn3よりも高い。
Fn3=0.0211×t+4.4606 (3)
ここで、式(3)中のt(mm)には、油井用ステンレス鋼の肉厚(mm)が代入される。
表1に示す化学組成を有する溶鋼を真空高周波溶解炉にて溶解し、50kgのインゴットを製造した。
各試験番号の鋼板からミクロ組織観察用の試験片を採取した。採取した試験片の表面のうち、鋼板の板幅方向に垂直な断面(以下、観察面という)を研磨した。王水とグリセリンとの混合液を用いて、研磨後の観察面をエッチングした。エッチングされた観察面を用いて、上述の測定方法により、フェライト分率(vol.%)を求めた。
各試験番号の鋼板の厚さ中央部から、丸棒引張試験片を採取した。丸棒引張試験片の長手方向は、鋼板の圧延方向に平行な方向(L方向)であった。丸棒引張試験片の平行部の直径は6mmであり、標点間距離は40mmであった。採取された丸棒引張試験片に対して、室温で引張試験を実施し、降伏強度(0.2%耐力)を求めた。
各試験番号の鋼板の厚さ中央部から、ASTM E23に準拠したフルサイズ試験片を採取した。試験片の長手方向は、板幅方向に平行であった。この試験片を用いて、−60℃においてシャルピー衝撃試験を実施し、吸収エネルギー(J)を測定した。
各試験番号の鋼板から、4点曲げ試験片を採取した。試験片の長さは75mmであり、幅は10mmであり、厚さは2mmであった。各試験片に対して、4点曲げによるたわみを付与した。このとき、ASTM G39に準拠して、試験片に与えられる応力が、試験片の耐力と等しくなるように、各試験片のたわみ量を決定した。
各試験番号の鋼板から、NACE TM0177 METHOD A用の丸棒試験片を採取した。試験片の直径は6.35mmであり、平行部の長さは25.4mmであった。各試験片の軸方向に引張応力を負荷した。このとき、NACA TM0177−2005に準拠して、各試験片に与えられる応力が、各試験材の降伏応力(実測)の90%になるように、調整した。
表2に試験結果を示す。
Claims (8)
- 質量%で、
C:0.04%以下、
Si:0.05〜1.0%、
Mn:0.01〜0.5%、
Cr:16.0〜18.0%、
Mo:2.0〜3.0%、
Cu:0.70〜3.5%、
Ni:4.9〜6.0%、
sol.Al:0.001〜0.1%、
W:0〜2.0%、
V:0〜0.5%、
Ca:0〜0.01%、及び、
Mg:0〜0.01%を含有し、残部はFe及び不純物からなり、
前記不純物のうち、P、S、O、N、Ti、Nb及びBはそれぞれ、
P:0.05%以下、
S:0.002%未満、
O:0.02%以下、
N:0.02%以下、
Ti:0.10%以下、
Nb:0.10%以下、及び、
B:0.005%以下であり、
式(1)で定義されるFn1が80以上である化学組成と、
体積率で、10〜50%のフェライトと、5.0〜20%の残留オーステナイトとを含有し、残部がマルテンサイトからなるミクロ組織とを有し、
降伏強度が862MPa以上であり、
ASTM E23に準拠した−60℃のシャルピー衝撃試験における吸収エネルギーが80J以上であり、
0.01barのH 2 Sと、0.99barのCO 2 とを飽和させた25mass%のNaCl溶液を、0.41g/リットルのCH 3 COONaを含有したCH 3 COONa+CH 3 COOH緩衝液によりpH4.0に調整した25℃の試験浴を用い、NACE TM0177 METHOD Aに準拠した耐SSC性評価試験において、実測の降伏応力の90%を付加して720時間浸漬した後、割れが確認されないことを特徴とする、油井用ステンレス鋼。
Fn1=576.5−2660.7×[C]−74.9×[Ni]−37.4×[Cu] (1)
ここで、式(1)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。 - 請求項1に記載の油井用ステンレス鋼であってさらに、
式(2)で定義されるFn2が2.5以上である、油井用ステンレス鋼。
Fn2=[Ni]/[Cu] (2)
ここで、式(2)中の各元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。 - 請求項1又は請求項2に記載の油井用ステンレス鋼であって、
W:0.2〜2.0%を含有する、油井用ステンレス鋼。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の油井用ステンレス鋼であって、
V:0.01〜0.5%を含有する、油井用ステンレス鋼。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の油井用ステンレス鋼であって、
Ca:0.0005〜0.01%、及び、
Mg:0.0005〜0.01%からなる群から選択される1種以上を含有する、油井用ステンレス鋼。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載の油井用ステンレス鋼から製造される、油井用ステンレス鋼管。
- 請求項6に記載の油井用ステンレス鋼管であってさらに、
Ni含有量(質量%)は、式(3)で定義されるFn3よりも高い、油井用ステンレス鋼管。
Fn3=0.0211×t+4.4606 (3)
ここで、式(3)中のt(mm)は、前記油井用ステンレス鋼の肉厚(mm)を意味する。 - 請求項6又は請求項7に記載の油井用ステンレス鋼管であって、
15mm以上の肉厚を有する、油井用ステンレス鋼管。
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JP2015129610A JP6672620B2 (ja) | 2015-06-29 | 2015-06-29 | 油井用ステンレス鋼及び油井用ステンレス鋼管 |
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