JP6372070B2 - フェライト・マルテンサイト二相鋼及び油井用鋼管 - Google Patents
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有効Cr量=Cr−16.6×C (1)
ここで、式(1)中の元素記号には、対応する元素含有量(質量%)が代入される。
有効Cr量=Cr−16.6×C (1)
式(1)中の元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
有効Cr量=Cr−16.6×C (1)
ここで、式(1)中の元素記号には、対応する元素含有量(質量%)が代入される。
本発明によるフェライト・マルテンサイト二相鋼の化学組成は、次の元素を含有する。
シリコン(Si)は、鋼を脱酸する。Siはさらに、フェライトの生成を促進する。Si含有量が低すぎれば、これらの効果が得られない。一方、Si含有量が高すぎれば、これらの効果が飽和する。Si含有量が高すぎればさらに、鋼の靱性が低下する。したがって、Si含有量は0.05〜3.0%である。Si含有量の好ましい下限は0.10%であり、さらに好ましくは0.15%であり、さらに好ましくは0.20%である。Si含有量の好ましい上限は2.0%であり、さらに好ましくは1.0%であり、さらに好ましくは0.5%である。
マンガン(Mn)は鋼の焼入れ性を高める。Mn含有量が低すぎれば、この効果が得られない。一方、Mn含有量が高すぎれば、Mnは、P及びS等の不純物元素と共に、フェライトとマルテンサイトとの境界及び粒界に偏析する。この場合、耐SSC性が低下する。Mn含有量が高すぎればさらに、介在物であるMn硫化物が生成し、鋼の耐SSC性が低下する。したがって、Mn含有量は、0.1〜1.0%である。Mn含有量の好ましい下限は0.2%であり、さらに好ましくは0.3%であり、さらに好ましくは0.4%である。Mn含有量の好ましい上限は0.8%であり、さらに好ましくは0.7%であり、さらに好ましくは0.55%である。
アルミニウム(Al)は、鋼を脱酸する。Alはさらに、フェライト相の生成を促進する。Al含有量が低すぎれば、これらの効果が得られない。一方、Al含有量が高すぎれば、これらの効果が飽和する。Al含有量が高すぎればさらに、鋼の靱性が低下する。したがって、Al含有量は0.005〜0.10%である。Al含有量の好ましい下限は0.01%であり、さらに好ましくは0.012%である。Al含有量の好ましい上限は0.07%であり、さらに好ましくは0.05%であり、さらに好ましくは0.03%である。本明細書でいうAl含有量は、sol.Al(酸可溶Al)の含有量を意味する。
バナジウム(V)は、不可避的に含有される。Vは、フェライト相の生成を促進する。一方、V含有量が高すぎれば、上記効果が飽和し、さらに、鋼の靱性が低下する。したがって、V含有量は1.0%以下である。V含有量の好ましい下限は0.005%であり、さらに好ましくは0.007%であり、さらに好ましくは0.01%である。V含有量の好ましい上限は0.5%であり、さらに好ましくは0.3%であり、さらに好ましくは0.1%である。
クロム(Cr)は、鋼の耐炭酸ガス腐食性を高める。Cr含有量が低すぎれば、この効果が得られない。一方、Cr含有量が高すぎれば、水素拡散係数Dが著しく低下し、耐SSC性が低下する。したがって、Cr含有量は8〜15%である。Cr含有量の好ましい下限は8.5%であり、さらに好ましくは9%であり、さらに好ましくは10%である。Cr含有量の好ましい上限は14%であり、さらに好ましくは13%であり、さらに好ましくは11.5%である。
炭素(C)は、不純物である。Cは、Cr23C6に代表される炭化物を形成する。この炭化物の形成により、鋼中の有効Cr量が低下し、鋼の耐炭酸腐食性が低下する。この炭化物はさらに、SSCの発生及び伝播の起点となりやすく、耐SSC性を低下する。Cはさらに、フェライトの形成を抑制する。したがって、C含有量は0.07%以下である。C含有量の好ましい上限は0.05%であり、さらに好ましくは0.04%であり、さらに好ましくは0.03%である。C含有量はなるべく低い方が好ましい。しかしながら、脱炭コストを考慮する場合には、C含有量は0.001%以上が好ましい。
りん(P)は、不純物である。Pは、フェライトとマルテンサイト相との境界、及び、結晶粒界に偏析し、鋼の耐SSC性を低下する。したがって、P含有量は0.03%以下である。好ましいP含有量は0.020%以下であり、さらに好ましくは0.015%以下である。P含有量はなるべく低い方が好ましい。
硫黄(S)は、不純物である。SもPと同様にフェライト相とマルテンサイト相との境界や結晶粒界に偏析し、鋼の耐SSC性を低下する。したがって、S含有量は0.01%以下である。好ましいS含有量は0.005%以下であり、さらに好ましくは0.002%である。S含有量はなるべく低い方が好ましい。
窒素(N)は、不純物である。N含有量が高すぎれば、鋼の靱性及び耐SSC性が低下し、鋼の熱間圧延性が低下する。したがって、N含有量は0.1%以下である。N含有量の好ましい上限は0.05%であり、さらに好ましくは0.035%である。N含有量はなるべく低い方が好ましい。
ニッケル(Ni)は、不純物である。Niは、局部腐食を促進し、鋼の耐SSC性を低下する。したがって、Ni含有量は0.5%以下である。好ましいNi含有量は0.20%以下であり、さらに好ましくは0.15%以下である。Ni含有量はなるべく低い方が好ましい。
酸素(O)は、不純物である。Oは粗大な酸化物を形成して鋼の熱間圧延性を低下する。したがって、O含有量は0.01%以下である。好ましいO含有量は0.005%以下であり、さらに好ましくは0.003%以下である。O含有量はなるべく低い方が好ましい。
W:0〜4%
モリブデン(Mo)及びタングステン(W)は、いずれも任意元素であり、含有されなくてもよい。含有された場合、これらの元素はいずれも、P及びSがフェライトとマルテンサイトとの境界及び結晶粒界に偏析するのを抑制する。そのため、PやSによる鋼の耐SSC性の低下が抑制される。しかしながら、これらの元素含有量が高すぎれば、上記効果が飽和し、さらに鋼の製造コストが高くなる。したがって、Mo含有量は0〜2%であり、W含有量は0〜4%である。Mo含有量の好ましい下限は0.05%であり、さらに好ましくは0.1%である。Mo含有量の好ましい上限は1.5%であり、さらに好ましくは1%である。W含有量の好ましい下限は0.1%であり、さらに好ましくは0.2%である。W含有量の好ましい上限は3%であり、さらに好ましくは2%である。
Ti:0〜1%、
Zr:0〜1%
ニオブ(Nb)、チタン(Ti)及びジルコニウム(Zr)は、いずれも任意元素であり、含有されなくてもよい。含有された場合、これらの元素はいずれも、C及びNと結合して炭窒化物を形成する。これらの炭窒化物は、結晶粒を微細化して鋼の耐SSC性を高める。しかしながら、これらの元素の含有量が高すぎれば、上記効果が飽和する。したがって、Nb含有量は0〜1%であり、Ti含有量は0〜1%であり、Zr含有量は0〜1%である。Nb含有量の好ましい下限は0.01%であり、さらに好ましくは0.015%である。Nb含有量の好ましい上限は0.2%であり、さらに好ましくは0.1%である。Ti含有量の好ましい下限は0.01%であり、さらに好ましくは0.03%である。Ti含有量の好ましい上限は0.2%であり、さらに好ましくは0.1%である。Zr含有量の好ましい下限は0.01%であり、さらに好ましくは0.03%である。Zr含有量の好ましい上限は0.3%であり、さらに好ましくは0.2%である。
ホウ素(B)は任意元素であり、含有されなくてもよい。含有された場合、Bは、鋼の焼入れ性を高め、マルテンサイトの生成を促進する。しかしながら、B含有量が高すぎれば、その効果が飽和する。したがって、B含有量は0〜0.01%である。B含有量の好ましい下限は0.0003%であり、さらに好ましくは0.0005%である。B含有量の好ましい上限は0.008%であり、さらに好ましくは0.005%である。
Mg:0〜0.01%
REM:0〜0.50%
カルシウム(Ca)、マグネシウム(Mg)及び希土類元素(REM)はいずれも任意元素であり、含有されなくてもよい。含有された場合、これらの元素は、鋼中のSと結合して硫化物を形成する。これにより、硫化物の形状が改善され、鋼の耐SSC性が高まる。REMはさらに、鋼中のPと結合して、結晶粒界におけるPの偏析を抑制する。そのため、P偏析に起因した鋼の耐SSC性の低下が抑制される。しかしながら、これらの元素の含有量が高すぎれば、粗大な酸化物が形成され、耐SSC性及び靱性が低下する。したがって、Ca含有量は0〜0.01%であり、Mg含有量は0〜0.01%であり、REM含有量は0〜0.50%である。
本発明によるフェライト・マルテンサイト二相鋼のミクロ組織は、体積率で5〜70%のフェライトと、体積率で0〜5%のオーステナイトとを含有し、残部が焼戻しマルテンサイトからなる。
ミクロ組織中のフェライトの体積率(%)は、次の方法で測定される。
Vγ=100/(1+(Iα×Rγ)/(Iγ×Rα)) (1)
ここで、「Iα」、「Iγ」はそれぞれα相、γ相の積分強度である。「Rα」、「Rγ」はそれぞれ、α相、γ相のスケールファクタ(scale factor)であり、物質の種類と面方位とによって、結晶学的に理論計算される値である。
フェライトの体積率は、化学組成中のNi当量(以下、Nieqという)及びCr当量(以下、Creqという)と関係する。Nieqは式(2)で定義され、Cr当量は式(3)で定義される。
Nieq=Ni+30×C+30×N+0.5×Mn (2)
Creq=Cr+Mo+1.5×Si+0.5×Nb (3)
式(2)及び式(3)中の元素記号には、対応する元素の含有量(質量%)が代入される。
上述のとおり、本発明による鋼のミクロ組織は、硬化相(マルテンサイト)と軟化相(フェライト)との混合組織である。一般的に、硬化相と軟化相からなる混合組織では、SSCが発生する場合がある。しかしながら、本発明による鋼では、フェライトの結晶粒が延在する。具体的には、フェライトの結晶粒の平均アスペクト比Rasは2.0以上である。
各結晶粒のアスペクト比=L1/L2 (4)
上述の化学組成及びミクロ組織を有するフェライト・マルテンサイト二相鋼の降伏強度は379〜552MPa未満(55〜80ksi)である。本明細書において、降伏強度は、0.2%耐力を意味する。本発明による鋼の降伏強度は552MPa未満であるため優れた耐炭酸ガス腐食性を有すると共に、優れた耐SSC性を有する。さらに、本発明による鋼の降伏強度は379MPa以上であるため、油井用鋼管としても使用できる。降伏強度の好ましい上限は517MPaであり、さらに好ましくは500MPaである。降伏強度の好ましい下限は395MPaであり、さらに好ましくは410MPaである。
上述のフェライト・マルテンサイト二相鋼の製造方法の一例を説明する。フェライト・マルテンサイト二相鋼の製造方法は、素材を準備する工程(準備工程)と、素材を熱間圧延して鋼材を製造する工程(圧延工程)と、鋼材に対して焼入れ及び焼戻しを実施する工程(熱処理工程)とを備える。以下、各工程について詳述する。
上述の化学組成を有し、式(1)〜式(3)を満たす溶鋼を製造する。溶鋼を用いて素材を製造する。具体的には、溶鋼を用いて連続鋳造法により鋳片(スラブ、ブルーム、ビレット)を製造する。溶鋼を用いて造塊法によりインゴットを製造してもよい。必要に応じて、スラブ、ブルーム又はインゴットを分塊圧延して、ビレットを製造してもよい。以上の工程により素材(スラブ、ブルーム、又は、ビレット)を製造する。
準備された素材を加熱する。好ましい加熱温度は1100〜1300℃である。この場合、加熱中にδフェライトが生成するため、製造された鋼材中のフェライトの体積率が適切な範囲となる。加熱温度の好ましい下限は1150℃である。
減面率=熱間圧延前の素材の横断面積/(熱間圧延前の素材の横断面積−熱間圧延後の素材(鋼材)の横断面積)
ここで、横断面積とは、素材(又は鋼材)の軸方向に垂直な断面での面積(単位はmm2)を意味する。
製造された鋼材に対して焼入れを実施する。焼入れ温度が低すぎると炭化物の固溶が不足する。一方、焼入れ温度が高すぎると結晶粒が粗大化する。したがって、好ましい焼入れ温度は850〜950℃である。焼入れ後の鋼材に対して、焼戻しを実施する。焼入れ及び焼戻しにより、鋼材の降伏強度を379〜552MPa未満にする。
焼入れ焼戻し後の板材を用いて、上述の方法により、ミクロ組織観察試験を実施した。その結果、各試験番号のミクロ組織には、フェライトとマルテンサイトが観察され、一部にオーステナイトも確認された。上述の方法により、ミクロ組織中のフェライトの体積率(%)及びオーステナイトの体積率(%)を求めた。その結果、各試験番号の板材のオーステナイトの体積率はいずれも5%以下であった。各試験番号のフェライトの体積率を表2に示す。
さらに、上述の方法により、平均アスペクト比Rasを求めた。求めたアスペクト比Rasを表2に示す。
焼入れ焼戻し後の板材から、引張試験片を採取した。引張試験片は、平行部径6mm、平行部長さ40mmの丸棒引張試験片とした。この試験片の長手方向は板材の圧延方向とした。この試験片を用いて、常温で引張試験を行い、降伏強度YS(ksi及びMPa)を求めた。降伏強度(MPa)は0.2%耐力とした。得られた降伏強度YSを表2に示す。
各試験番号の焼入れ焼戻し後の板材から、丸棒試験片を採取した。丸棒試験片の平行部径は6.35mmであり、平行部長さは25.4mmであった。丸棒試験片の長手方向は板材の圧延方向とした。
各試験番号の板材から、試験片(2mm×10mm×40mm)を採取した。試験片を試験浴に720時間、無応力で浸漬した。試験浴には、30atmの炭酸ガスを飽和させた100℃の5%食塩水溶液を用いた。試験前後の試験片の重量を測定した。測定された重量の変化量に基づいて、各試験片の腐食減量を求めた。腐食減量に基づいて、各試験片の腐食速度(g/(m2・h))を求めた。腐食速度が0.30g/(m2/h)以下であった場合、優れた耐炭酸ガス腐食性が得られたと評価した。
表2を参照して、試験番号1〜34の化学組成は本発明の範囲内であった。さらに、有効Cr量も適切であった。さらに、Nieq/Creqも適切であった。そのため、これらの試験番号のミクロ組織において、フェライトの体積率は5〜70%であり、オーステナイトの体積率は5%以下であった。さらに、これらの試験番号の減面率はいずれも、55%以上であった。そのため、平均アスペクト比Rasは2.0以上であった。さらに、降伏強度は適切であった。そのため、これらの試験番号のフェライト・マルテンサイト二相鋼は、優れた耐SSC性と耐炭酸ガス腐食性とを有した。
Claims (6)
- 質量%で、
Si:0.05〜3.0%、
Mn:0.1〜0.8%、
sol.Al:0.005〜0.10%、
V:1.0%以下、
Cr:8〜15%、
Mo:0〜2%、
W:0〜4%、
Nb:0〜1%、
Ti:0〜1%、
Zr:0〜1%、
B:0〜0.01%、
Ca:0〜0.01%、
Mg:0〜0.01%、及び、
希土類元素(REM):0〜0.50%を含有し、残部はFe及び不純物からなり、
前記不純物中、
C:0.07%以下、
P:0.03%以下、
S:0.01%以下、
N:0.1%以下、
Ni:0.5%以下、及び、
O:0.01%以下であり、
式(1)により定義される有効Cr量が8%以上である化学組成と、
体積率で5〜70%のフェライトと、体積率で0〜5%のオーステナイトとを含有し、残部が焼戻しマルテンサイトからなり、前記フェライトの結晶粒の平均アスペクト比が2.0以上であるミクロ組織と、
379〜517MPaの降伏強度とを備えるフェライト・マルテンサイト二相鋼。
有効Cr量=Cr−16.6×C (1)
ここで、式(1)中の元素記号には、対応する元素含有量(質量%)が代入される。 - 請求項1に記載のフェライト・マルテンサイト二相鋼であって、
前記化学組成は、
Mo:0.05〜2%、及び、
W:0.1〜4%からなる群から選択される1種又は2種を含有する、フェライト・マルテンサイト二相鋼。 - 請求項1又は請求項2に記載のフェライト・マルテンサイト二相鋼であって、
前記化学組成は、
Nb:0.01〜1%、
Ti:0.01〜1%、及び、
Zr:0.01〜1%からなる群から選択される1種又は2種以上を含有する、フェライト・マルテンサイト二相鋼。 - 請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載のフェライト・マルテンサイト二相鋼であって、
前記化学組成は、B:0.0003〜0.01%を含有する、フェライト・マルテンサイト二相鋼。 - 請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載のフェライト・マルテンサイト二相鋼であって、
前記化学組成は、
Ca:0.0001〜0.01%、
Mg:0.0001〜0.01%、及び、
REM:0.0001〜0.50%からなる群から選択される1種又は2種以上を含有する、フェライト・マルテンサイト二相鋼。 - 請求項1〜請求項5のいずれか1項に記載のフェライト・マルテンサイト二相鋼を用いて製造される、油井用鋼管。
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