JP6670540B2 - 横型ブラインド - Google Patents

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Description

本発明は、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドに関する。
横型ブラインドは、ヘッドボックスから吊り下げられるラダーコードに支持された多数段のスラットを昇降させたり、チルトさせたりすることによって、室内に取り込む日射量の調整が可能となっている。
例えば、ラダーコードの下端にボトムレールが配置され、ボトムレールに取着された昇降コードをヘッドボックス内への引き込み及びヘッドボックスからの引き出しを行うことによって、ボトムレールを昇降させることによりスラットを昇降させることができる。
この横型ブラインドの一種類として、上部スラット群と下部スラット群とを異なる角度で角度調節可能とした横型ブラインドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−235670号公報
前述したように、上部スラット群と下部スラット群とを異なる角度で角度調節可能とした横型ブラインドがある。
このような従来の横型ブラインドでは、上部スラット群を支持する第1のラダーコードと、下部スラット群を支持する第2のラダーコードが設けられ、第1及び第2のラダーコードの上端をそれぞれ取着する複数の吊下げドラムの回転を操作することにより、上部スラット群と下部スラット群とを異なる角度で角度調節することができる。
そして、この角度調節の操作にはヘッドボックスの一端から吊下支持されるチルトポールが用いられている。チルトポールを回転させると、ギヤボックスを介して角度調節軸が回転し、この角度調整軸の回転により空転を伴ってそれぞれの吊下げドラムを回転させることで、上部スラット群と下部スラット群とを異なる角度で角度調節可能としている。
ただし、このようなチルトポールの回転操作は操作者の手首や指に負担が生じることを鑑みれば、ボトムレールの昇降操作と同様に、回転操作でなくチルトコードの移動を可能とする専用のチルト操作コードの引き操作とする形態も考えられる。
一方で、チルト操作コードによる引き操作で構成するには、スラット重量とチルトコードの取り回しのロスが、その引き操作に必要な操作力となってしまうことから、上記の操作負担が少なくなったとしても操作力が増大してしまうという問題がある。
このため、スラットの角度調節操作に関する操作負担を少なくするとともに、操作力を軽減する技法が望まれる。
本発明の目的は、上述の問題に鑑みて、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドを提供することにある。
本発明の横型ブラインドは、ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドであって、
前記ヘッドボックスから当該ラダーコードを介して吊下支持される多数段のスラットのうち1以上で全部ではない所定数のスラットの角度調節を可能に垂下されるチルトコードと、前記ヘッドボックスから前記角度調節を操作可能に垂下されるチルト操作コードと、前記チルトコードの移動負荷を変換して前記チルト操作コードの操作力を軽減するチルト操作負荷軽減装置と、を備え、前記チルト操作負荷軽減装置は、前記チルトコードを巻き取り可能に取着する第1プーリーと、前記チルト操作コードを巻き取り可能に取着する第2プーリーとを備え、前記第1プーリー及び前記第2プーリーは、互いに連動して回転するよう構成され、前記第2プーリーの巻取径は、前記第1プーリーの巻取径よりも拡径しており、前記第1プーリー及び前記第2プーリーは、同一中心軸で連動して回転するよう構成されており、前記チルトコードは、前記ラダーコードの本数よりも少なく、且つ前記多数段のスラットを昇降させるための昇降コードの本数よりも少ないものとして、前記ヘッドボックスの左右両側から垂下されるラダーコードに沿ってそれぞれ垂下されていることを特徴とする。
また、本発明の横型ブラインドにおいて、前記チルトコード及び前記チルト操作コードのいずれか一方に、コードの移動をロック可能なストッパー装置が設けられ、前記ストッパー装置が、前記チルト操作負荷軽減装置のケース内に収容されていることを特徴とする。
本発明によれば、スラットの角度調節操作に関する操作負担を少なくするとともに、操作力を軽減することができる。
本発明による一実施形態の横型ブラインドの概略構成を示す正面図である。 (a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける支持部材の概略構成を示す側面図であり、(b),(c)は、スラットとラダーコード及びチルトコードの連結状態を示す説明図である。 (a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける下降動作の説明図であり、(b)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける水平動作の説明図である。 (a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける全閉動作の説明図であり、(b)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける逆全閉動作の説明図である。 (a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける上部遮蔽・下部採光動作の説明図であり、(b)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける上部採光・下部遮蔽動作の説明図である。 (a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける実施例1のチルト操作負荷軽減装置の周辺構成を示す正面図であり、(b)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける実施例1のチルト操作負荷軽減装置の周辺構成を示す平面図である。 (a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける実施例1のチルト操作負荷軽減装置によるチルトコードの引き出し動作を説明する正面図であり、(b)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける実施例1のチルト操作負荷軽減装置によるチルトコードの引き込み動作を説明する平面図である。 (a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける実施例2のチルト操作負荷軽減装置の周辺構成を示す正面図であり、(b)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける実施例2のチルト操作負荷軽減装置の周辺構成を示す平面図である
以下、図面を参照して、本発明による一実施形態の横型ブラインドを説明する。尚、本願明細書中、図1に示す横型ブラインドの正面図に対して、図示上方及び図示下方をスラットの吊り下げ方向に準じてそれぞれ上方向(又は上側)及び下方向(又は下側)と定義し、図示左方向を横型ブラインドの左側、図示右方向を横型ブラインドの右側と定義する。また、図1の正面図を視認する側を前側(室内側)、及び、その反対側を後側(又は室外側)とし、横型ブラインドの前後方向と称するときは、図1の正面図における図示面に対して垂直な方向を云う。
(全体構成)
図1は、本発明による一実施形態の横型ブラインドの概略構成を示す正面図である。図1に示す横型ブラインドは、ヘッドボックス1の中央部、及び左右両側部から垂下されるラダーコード12を介して多数段のスラット4が吊下支持され、そのラダーコード12の下端にボトムレール14が吊下支持されている。
また、ヘッドボックス1から室外側のラダーコード12に併設して昇降コード15が吊下支持され、その昇降コード15の下端にボトムレール14が取着されている。
ヘッドボックス1内にはラダーコード12及び昇降コード15を吊下支持する支持部材5が配設され、この支持部材5には六角棒状の駆動軸17が挿通されている。
ヘッドボックス1の左右両側部から垂下されるラダーコード12には、チルトコード16の一端が接続されている。より具体的には、スラット4は、上段のスラット群からなる上部スラット領域4Bと下段のスラット群からなる下部スラット領域4Aとして区分され、上部スラット領域4Bと下部スラット領域4Aを区分する位置で、取付部16aによりスラット4の前後幅方向の両端部をそれぞれ支持するラダーコード12のうちいずれか一方のラダーコード12(本例では、室内側)にチルトコード16の一端が接続されている。チルトコード16の他端は、チルトコード16を垂下する支持部材5内のプーリー53(図2(a)参照)を介して、詳細に後述するチルト操作負荷軽減装置10に取着されている。尚、プーリー53の代わりに、チルトコード16を単に案内する案内溝等の形態とすることもできる。
(支持部材)
図2(a)は、本発明による一実施形態の横型ブラインドにおける支持部材5の概略構成を示す側面図であり、図2(b),(c)は、スラット4とラダーコード12及びチルトコード16の連結状態を示す説明図である。図1及び図2(a)に示すように、支持部材5には一体に形成されたチルトドラム52及び巻取軸51がケース20に回転可能に支持され、そのチルトドラム52及び巻取軸51に駆動軸17が相対回転不能に挿通されている。従って、駆動軸17が回転されると、チルトドラム52及び巻取軸51が一体に回転される。
チルトドラム52には弾性を有する捩りコイルスプリング(図示せず)が嵌め込まれ、この捩りコイルスプリングの両端部にラダーコード12が係止されることでラダーコード12がチルトドラム52に掛装される。当該捩りコイルスプリングは、チルトドラム52に対し所定の摩擦力を発生させ、常にはチルトドラム52の回転にともなってラダーコード12の縦糸を昇降する。また、各スラット4がほぼ垂直方向まで回動されて、当該捩りコイルスプリングの一端がケース20内部の突起部に当接して当該捩りコイルスプリングが拡径すると、ラダーコード12の縦糸の同方向への昇降動作が阻止され、チルトドラム52が当該捩りコイルスプリングに対して空回りするようになっている。このような捩りコイルスプリングによるラダーコード12の吊下げ部材の詳細は、例えば、特開2010−150842号公報を参照されたい。
巻取軸51には昇降コード15の上端部が巻着されている。そして、巻取軸51が昇降コード15の巻取り方向に回転されると、昇降コード15が巻取軸51に巻き取られてボトムレール14が引き上げられ、そのボトムレール14で各スラット4が下段のものから順次押し上げられる。また、巻取軸51が昇降コード15の巻き戻し方向に回転されると、昇降コード15が巻取軸51から巻き戻されてボトムレール14が下降し、各スラット4が上段のものから順次ラダーコード12に支持される状態に復帰する。
また、ボトムレール14が下降するとき、チルトドラム52が巻取軸51と同方向に回転され、ラダーコード12を介して各スラット4の凸面が室外側となる全閉方向に回動される。尚、ボトムレール14とともにスラット4が引き上げられるときには、各スラット4はその凸面が室内側となる逆全閉方向に回動される。
図2(a)では、発明の理解を高めるために、チルトコード16がラダーコード12に対して並列して図示しているが、このような形態を実施する際には、図2(b),(c)に示すように、チルトコード16をラダーコード12に編み込むようにするのが美観を向上させる上で好適である。
より具体的には、チルトコード16は、上部スラット領域4Bの各スラット4を支持している横糸12a,12b間を編み込みながら、下部スラット領域4Aのうちの最上位のスラット4の近傍に至り、その一端が取付部16aによりラダーコード12に接続されている。即ち、上部スラット領域4Bにおいて、チルトコード16が、上位のスラット4の横糸12a,12b間を一方向から編み込まれた後、その下位のスラット4の横糸12a,12b間を他方向から編み込まれている。尚、図2(b),(c)に示す例では、チルトコード16を、上部スラット領域4Bのスラット4毎に編み込む例を示したが、スラット4毎でなくとも、2つおき、或いは3つおき等、任意間隔で、チルトコード16を、スラット4の横糸12a,12b間に編み込む態様とすることができる。
図1を参照するに、ヘッドボックス1の右端部には、駆動軸17を回転駆動するための操作装置7が取着されている。操作装置7の基端側にはプーリー3が回転可能に支持され、そのプーリー3には無端状の操作コード(例えば、ボールチェーン)2が掛装されて下方へ垂下されている。そして、操作コード2の操作によりプーリー3を回転駆動可能となっている。
プーリー3には歯車(図示せず)が一体に形成され、その歯車にヘッドボックス1内で回転可能に支持された伝達歯車(図示せず)が噛み合わされている。従って、プーリー3が回転されると、この伝達歯車が回転する。この伝達歯車の回転が駆動軸17に伝達するよう操作装置7が構成されている。また、操作装置7内には、ストッパー装置(図示せず)が設けられ、このストッパー装置は、ボトムレール14の引き上げ操作の後に操作コード2を手放したとき、ボトムレール14の自重降下を防止する公知の作用をなす。
このような構成により、操作コード2を操作すると駆動軸17が回転されて、ヘッドボックス1から吊り下げられるラダーコード12に支持された多数段のスラット4を昇降させたり、全閉状態又は逆全閉状態でチルトさせたりすることによって、室内に取り込む日射量の調整が可能となっている。
例えば、図3(a)に示すように、操作コード2の操作によって、全てのスラット4について室内側を凹面とする方向で垂直方向に回動させ、ボトムレール14を下降させるよう操作することができる。逆に、全てのスラット4について室内側を凸面とする方向で垂直方向に回動させ、ボトムレール14を上昇させるよう操作することができる。
また、図3(b)に示すように、操作コード2の操作によって、ボトムレール14を下限まで下降させた後、全てのスラット4について水平方向に回動させて保持するよう操作することができる。
更には、図4(a)に示すように、操作コード2の操作によって、ボトムレール14を下限まで下降させた後、全てのスラット4について室内側を凸面とする方向で垂直方向に回動させた逆全閉状態や、図4(b)に示すように、ボトムレール14を下限まで下降させた後、全てのスラット4について室内側を凹面とする方向で垂直方向に回動させた全閉状態で保持するよう操作することができる。
また、ヘッドボックス1の左端側から垂下されるチルト操作コード8を操作して、上部スラット領域4Bの各スラット4と、下部スラット領域4Aの各スラット4とを異なる角度で角度調節することができるようになっている。例えば、図5(a)に示すように、操作コード2の操作によってボトムレール14を下限まで下降させ、全てのスラット4について室内側を凸面とする方向で垂直方向に回動させた逆全閉状態から、チルト操作コード8の操作によって、チルトコード16をヘッドボックス1側に引き込み、上部スラット領域4Bの各スラット4を遮蔽状態としたまま下部スラット領域4Aの各スラット4を水平状態(採光状態)とする上部遮蔽・下部採光状態で保持するよう操作することができる。また、図5(b)に示すように、操作コード2の操作によってボトムレール14を下限まで下降させ、全てのスラット4について水平方向に回動させた水平状態(採光状態)から、チルト操作コード8の操作によって、チルトコード16をヘッドボックス1側に引き込み、上部スラット領域4Bの各スラット4を採光状態としたまま下部スラット領域4Aの各スラット4を遮蔽状態とする上部採光・下部遮蔽状態で保持するよう操作することができる。
このようなチルト操作を実現するために、図1に示すように、ヘッドボックス1の左端部には、ヘッドボックス1から垂下されるチルト操作コード8を案内する案内部13、案内部13を介してチルト操作コード8を挿通するストッパー装置11、及び、チルト操作負荷軽減装置10が設けられている。
案内部13は、ヘッドボックス1の一端から斜め下方に突出され、その案内部13からチルト操作コード8が垂下されている。チルト操作コード8の一端には、チルト操作グリップ9が取着されている。
チルト操作コード8の他端は、ストッパー装置11を経てチルト操作負荷軽減装置10に取着されている。ストッパー装置11は、チルト操作コード8を操作してチルトコード16をヘッドボックス1側に引き込んだ後、チルト操作グリップ9を手放したとき、ボトムレール14やスラット4の自重でチルトコード16が移動するのを防止するようロックする公知の作用をなす。尚、チルトコード16をヘッドボックス1側にわずかに引き込む(即ち、チルト操作コード8をヘッドボックス1側から引き出す)ことでストッパー装置11のロックが解除され、ボトムレール14やスラット4の自重でチルトコード16が移動可能となるよう構成されている。
チルト操作負荷軽減装置10は、チルト操作コード8の引き込み操作によってチルトコード16を移動させる際の操作力を所定量軽減させるよう機能する。
以下、チルト操作負荷軽減装置10の各実施例について、詳細に説明する。
(実施例1のチルト操作負荷軽減装置)
図6(a)は、実施例1のチルト操作負荷軽減装置10の周辺構成を示す正面図であり、図6(b)は、その平面図である。実施例1のチルト操作負荷軽減装置10は、主に、そのケース71内に第1プーリー74、第2プーリー73及び複数の案内バー75が収容されている。
ヘッドボックス1の左右両側部から垂下されるラダーコード12にそれぞれ一端を接続した2本のチルトコード16の他端は、チルト操作負荷軽減装置10内の案内バー75で規制されて第1プーリー74に巻き取り可能に取着されている。
また、チルト操作グリップ9に一端を取着したチルト操作コード8の他端は、案内部13及びストッパー装置11を経て、チルト操作負荷軽減装置10内の案内バー75で規制されて第2プーリー73に巻き取り可能に取着されている。
そして、第1プーリー74と第2プーリー73は、中心軸72を基に互いに相対回転不能となるよう併設されており、第1プーリー74が回転すれば第2プーリー73が回転し、第2プーリー73が回転すれば第1プーリー74が回転するようになっている。また、第2プーリー73の巻取り径は、第1プーリー74の巻取り径の略2倍となるよう構成されている。
このように構成された実施例1のチルト操作負荷軽減装置10では、図7(a)に示すように、ボトムレール14やスラット4の自重でチルトコード16が引き出される際には、第1プーリー74及び第2プーリー73は図示上で反時計回りに回転するため、チルト操作コード8は、ヘッドボックス1側に引き込まれ、チルト操作グリップ9の位置も上昇する。
一方、図7(b)に示すように、チルト操作グリップ9を操作してチルト操作コード8をヘッドボックス1から引き出すと、第1プーリー74及び第2プーリー73は図示上で時計回りに回転するため、チルトコード16がヘッドボックス1側に引き込まれる。
このとき、チルト操作グリップ9による引き操作の操作力は、第2プーリー73の巻取り径が第1プーリー74の巻取り径の略2倍となるよう構成されていることから、チルトコード16を直接的に引き込む場合と比較して略半分の操作力で済むようになる。
したがって、チルト操作グリップ9による引き操作の操作力を軽減させて、図5に示す上部遮蔽・下部採光状態、或いは上部採光・下部遮蔽状態を保持するよう操作することができる。これにより、スラット4の角度調節操作に関する操作負担を少なくするとともに、操作力を軽減することができる。
(実施例2のチルト操作負荷軽減装置)
図8(a)は、実施例2のチルト操作負荷軽減装置10の周辺構成を示す正面図であり、図8(b)は、その平面図である。尚、実施例1と同様な構成要素には同一の参照番号を付している。実施例2のチルト操作負荷軽減装置10は、主に、そのケース71内に第1プーリー74、第2プーリー73及び複数の案内バー75、並びにストッパー装置11が収容されている。
実施例2のチルト操作負荷軽減装置10は、その下段側にストッパー装置11を配置させ、ヘッドボックス1内の収容効率を高めるよう構成した例である。
実施例1と同様に、ヘッドボックス1の左右両側部から垂下されるラダーコード12にそれぞれ一端を接続した2本のチルトコード16の他端は、チルト操作負荷軽減装置10内の案内バー75で規制されて第1プーリー74に巻き取り可能に取着されている。
チルト操作グリップ9に一端を取着したチルト操作コード8の他端は、案内部13を経て、チルト操作負荷軽減装置10内の案内バー75で規制されてストッパー装置11内に挿通され、その後、上下の案内バー75で規制されて第2プーリー73に巻き取り可能に取着されている。
実施例2においても、第1プーリー74と第2プーリー73は、中心軸72を基に互いに相対回転不能となるよう併設されており、第1プーリー74が回転すれば第2プーリー73が回転し、第2プーリー73が回転すれば第1プーリー74が回転するようになっている。また、第2プーリー73の巻取り径は、第1プーリー74の巻取り径の略2倍となるよう構成されている。
このように構成された実施例2のチルト操作負荷軽減装置10は、実施例1と同様に動作し、チルト操作グリップ9による引き操作の操作力は、第2プーリー73の巻取り径が第1プーリー74の巻取り径の略2倍となるよう構成されていることから、チルトコード16を直接的に引き込む場合と比較して略半分の操作力で済むようになる。
また、実施例2のチルト操作負荷軽減装置10では、その下段側にストッパー装置11を配置させ、ヘッドボックス1内の収容効率を高めるよう構成していることから、ヘッドボックス1内における支持部材5等の各部材の設置自由度を高めることができる。
以上、特定の実施形態の例を挙げて本発明を説明したが、本発明は前述の実施形態の例に限定されるものではなく、その技術思想を逸脱しない範囲で種々変形可能である。例えば、チルトコード16は、2本でなくとも3本以上で構成してもよいし、特許文献2のように、上部スラット領域4Bと下部スラット領域4Aのスラット4を個別のコードで支持する形態としてもよい。また、スラット4は、アルミニウム製や木製とすることができ、前述の実施形態の例のような凸面を有する形態のほか、平板上の形態としてもよい。
或いはまた、上部スラット領域4Bと下部スラット領域4Aとを区別することなく、ラダーコード12に支持される全てのスラット4の角度調整を行うよう、最上位のスラット4の近傍のラダーコード12にチルトコード16を接続するよう構成してもよい。
また、前述した各実施例では、チルト操作負荷軽減装置10とストッパー装置11との配置関係について特定の例を説明したが、上下・左右の位置関係を変更した形態としてもよい。例えばチルト操作負荷軽減装置10の下段又は上段に、ストッパー装置11を配置するよう構成してもよい。
従って、上下・左右の位置関係を問わず(好適には、上下の位置関係で)、チルト操作負荷軽減装置10のケース内にストッパー装置11を収容する形態とすることで、ヘッドボックス1内の収容効率を高めることができる。
また、前述した各実施例では、チルト操作グリップ9による引き操作の操作力が、チルトコード16を直接的に引き込む場合と比較して略半分の操作力で済むよう構成する例を説明したが、これに限定されず、チルト操作グリップ9による引き操作の操作力が、チルトコード16を直接的に引き込む場合よりも軽減するよう一方のプーリー巻取り径を他方のプーリー巻取り径よりも拡径した形態とすることができる。
また、前述した各実施例では、1本のチルト操作コード8により操作する例を説明したが、無端状のチルト操作コード8を構成し、無端状のチルト操作コード8の操作で、チルト操作負荷軽減装置10によるチルトコード16の移動負荷量を軽減させるようギヤ等の変換機構を設ける構成としてもよい。
本発明によれば、スラットの角度調節操作に関する操作負担を少なくするとともに、操作力を軽減することができるので、ヘッドボックスから多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドの用途に有用である。
1 ヘッドボックス
2 操作コード
3 プーリー
4 スラット
4A 下部スラット領域
4B 上部スラット領域
5 支持部材
7 操作装置
8 チルト操作コード
9 チルト操作グリップ
10 チルト操作負荷軽減装置
11 チルト操作コード用のストッパー装置
12 ラダーコード
13 チルト操作コード用の案内部
15 昇降コード
16 チルトコード
16a 取付部
17 駆動軸
71 チルト操作負荷軽減装置のケース
72 中心軸
73 第2プーリー
74 第1プーリー
75 案内バー
76,77 ギヤ
78,79 滑車
80 ベルト

Claims (2)

  1. ヘッドボックスからラダーコードを介して多数段のスラットを吊下支持する横型ブラインドであって、
    前記ヘッドボックスから当該ラダーコードを介して吊下支持される多数段のスラットのうち1以上で全部ではない所定数のスラットの角度調節を可能に垂下されるチルトコードと、
    前記ヘッドボックスから前記角度調節を操作可能に垂下されるチルト操作コードと、
    前記チルトコードの移動負荷を変換して前記チルト操作コードの操作力を軽減するチルト操作負荷軽減装置と、
    を備え
    前記チルト操作負荷軽減装置は、
    前記チルトコードを巻き取り可能に取着する第1プーリーと、
    前記チルト操作コードを巻き取り可能に取着する第2プーリーとを備え、
    前記第1プーリー及び前記第2プーリーは、互いに連動して回転するよう構成され、
    前記第2プーリーの巻取径は、前記第1プーリーの巻取径よりも拡径しており、
    前記第1プーリー及び前記第2プーリーは、同一中心軸で連動して回転するよう構成されており、
    前記チルトコードは、前記ラダーコードの本数よりも少なく、且つ前記多数段のスラットを昇降させるための昇降コードの本数よりも少ないものとして、前記ヘッドボックスの左右両側から垂下されるラダーコードに沿ってそれぞれ垂下されていることを特徴とする横型ブラインド。
  2. 前記チルトコード及び前記チルト操作コードのいずれか一方に、コードの移動をロック可能なストッパー装置が設けられ、前記ストッパー装置が、前記チルト操作負荷軽減装置のケース内に収容されていることを特徴とする、請求項に記載の横型ブラインド。
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