JP6667366B2 - X線発生管、x線発生装置、およびx線撮影システム - Google Patents

X線発生管、x線発生装置、およびx線撮影システム Download PDF

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Description

本発明は、非破壊X線撮影等に適用できるX線発生装置、および該X線発生装置を備えるX線撮影システム関するものである。
非破壊X線検査システム等のX線発生装置に適用される透過型X線発生管が知られている。透過型X線発生管は、電子ビームが照射される側に配置されたターゲット層と、かかるターゲット層を支持する支持基板と、を有する透過型ターゲットを備える。かかる透過型ターゲットは、透過型X線発生管の陽極の部分を構成し、ターゲット層で発生したX線が支持基板を透過して管外部へ放射される。
透過型ターゲットを端窓として配置するように、収納容器に透過型X線発生管を収納する形態をとることにより、被写体と電子焦点とを近接させ、高い倍率のX線撮影を実現する透過型X線発生管が知られている。一方で、透過型X線発生管は、ターゲット層の層厚方向で制限されるX線の自己吸収を考慮してターゲット層の層厚は15μm以下程度に設定される。
電子焦点で発生する熱負荷は、ターゲット層の層厚方向から基板、ターゲット層の層面方向に放熱させるものの伝熱量に制限があり、ターゲット層の熱損傷に起因して透過型ターゲットの寿命を制限する場合があった。
特許文献1には、電子ビームに対してローレンツ力を及ぼす磁力線を発生する磁気偏向部を備えたX線発生管が開示されている。特許文献1には、さらに、電子ビームをローレンツ力で偏向させて電子焦点の位置を移動させること、さらには、熱損傷を受けていない領域に電子焦点の位置を移動させることで、X線発生性能を回復させることが開示されている。
特開2009−43741号公報
しかしながら、磁気偏向部を有する透過型X線発生管において、磁気による焦点位置移動作用が変動し、所定のX線発生性能にまで回復しない場合、または、X線撮影品質が変動する場合があるという課題があった。かかる、課題は、比透磁率の高い被検体を高倍率で撮影する場合、即ち、比透磁率の高い被検体を端窓に近接して撮影する場合に、多く認められた。
本発明の第一に係るX線発生管は、電子放出部と静電レンズ電極とを有した電子銃を備えた陰極と、ターゲット層と前記ターゲット層を支持し、前記ターゲット層で発生したX線を通過させる支持基板とを備えた陽極と、管軸方向における一端と他端とがそれぞれ前記陰極と前記陽極に接続される絶縁管と、管径方向において前記絶縁管の外側に位置し、管軸方向において前記電子放出部と前記ターゲット層との間に配置される磁気偏向部と、を備え、管軸方向において前記磁気偏向部より前記陽極の側に位置し、管径方向において前記磁気偏向部より内側に位置する部分を有する磁気シールド部をさらに備えることを特徴とするものである。
また、本発明の第二に係るX線発生管は、電子銃と、電子銃を保持する陰極部材と、を有した陰極と、電子の照射を受けてX線を発生する透過型ターゲットと前記透過型ターゲットを保持する陽極部材と、を有した陽極と、管軸方向における一端と他端とがそれぞれ前記陰極と前記陽極に接続される絶縁管と、管径方向において前記絶縁管の外側に位置し、管軸方向において前記電子放出部と前記ターゲット層との間に配置される磁気偏向部と、管軸方向において前記磁気偏向部より前記透過型ターゲットの側に位置し、管径方向において前記磁気偏向部より前記絶縁管の管軸中心に近い側に位置する部分を有する磁気シールド部と、を備えることを特徴とするものである。
さらに、本発明の第三に係るX線発生装置は、電子銃と、電子銃を保持する陰極部材と、有した陰極と、電子の照射を受けてX線を発生する透過型ターゲットと前記透過型ターゲットを保持する陽極部材と、を有した陽極と、管軸方向における一端と他端とがそれぞれ前記陰極と前記陽極に接続される絶縁管と、を備えたX線発生管と、
管径方向において前記絶縁管の外側に位置し、管軸方向において前記陰極と前記陽極との間に配置される磁気偏向部と、管軸方向において前記磁気偏向部より前記陽極の側に位置し、管径方向において前記磁気偏向部より内側に位置する部分を有する磁気シールド部と、前記X線発生管と前記シールド部とを収納する収納容器と、を備え、前記磁気シールド部は、前記収納容器に固定されていることを特徴とするものである。
本発明のX線発生管によれば、磁気シールド部が磁力線を吸収するため、磁気偏向部が発生する磁力線は、曝射の対象物である被検体側へ伸び難くなり、被検体磁気偏向部が発生する偏向磁場による被検体の帯磁が制限される。その結果、比透磁率が高い被検体を拡大撮影する場合においても、被検体が電子ビーム軌道に及ぼすローレンツ力が制限されるため電子線焦点の変動が抑制され、安定してX線撮影を行う被検体ことが可能となる。
本発明の第1の実施形態を説明するための模式図(a)、断面図(b)、(c)である。 本発明の第2の実施形態を説明するための模式図(a)、断面図(b)、(c)である。 本発明の第3の実施形態を説明するための模式図(a)、断面図(b)、(c)である。 本発明の磁気偏向部6の磁石部の配置例(a)〜(d)を示す模式図である。 第1の実施形態の偏向部保持部7を説明するための模式図(a)と断面図(b)である。 磁気シールド効果を説明する第1の実施形態(a)(b)と参考形態(c)(d)の模式図である。 本発明の第4の実施形態に係るX線発生装置を説明するための模式図である。 本発明の第5の実施形態に係るX線発生装置を説明するための模式図である。 本発明の第6の実施形態に係るX線撮影システムを説明するための模式図である。
以下に、本発明に係る実施形態ついて図面を用いて説明する。
<第1の実施形態>
図1(a)〜(c)、図5(a)、(b)は、本発明の第1の実施形態に係るX線発生管1について説明する模式図である。
X腺発生管1は、陰極2、陽極5、絶縁管3により構成される外囲器を備えている。外囲器の内部は、電子放出部とターゲットとの間の距離よりも電子の平均自由行程長を長くするために、真空に排気され気密に保持されている。
<<陰極>>
陰極2は、絶縁管3と接続される導電性の陰極部材2aと電子銃2bとを備えることにより、X線発生管1の陰極電位を規定する電極であり、かつ外囲器を構成する構造部材でもある。電子銃2bは、導電性を有し陰極部材2aに接続される管状部材2eと、管状部材2eの内部において、電子放出部2c、静電レンズ電極2dを備えている。電子放出部2c、静電レンズ電極2dは、管状部材2eの内部において、管軸方向に沿って陰極部材2aから陽極5に向かって順に配置されている。電子銃2bは、管状部材2eにより陰極部材2aに固定されている。陰極部材2aは、外囲器を真空に保持するための強度と、電子銃2bを陰極電位を規定するための導電性と、絶縁管3と気密状態を維持するための線膨張係数と、を備えた材料が適用される。陰極部材2aの具体的な材料としては、モリブデン、タングステン、ステンレス、銅等の高融点金属が適用される。
電子放出部2cは、金属熱陰極、酸化物陰極や、含浸型陰極等で構成され、管径方法における大きさは管電流量に応じてφ0.1mm〜φ5mm等とされる。また、電子放出部2bは、平面状、ピアース型電子銃でみられるような凹面状、ショットキー電子銃のような針状等の形状がとられる。
静電レンズ電極2dは、電子放出部2cから放出された電子を所定の電子線束に集束させターゲット層5cに照射するように、ビームプロファイルを規定するために電子放出部2cと透過型ターゲット5bとの間に設けられた中間電極である。静電レンズ電極2dは、他の電子銃2bを構成する部材と同様に、耐熱性、非磁性、線膨張係数整合等の要請から、モリブデンやタングステ等の金属材料で構成される。
<<陽極>>
陽極5は、絶縁管3と接続される導電性の陽極部材5aと陽極部材5aに電気的に接続される透過型ターゲット5bとを備えることにより、X線発生管1の陽極電位を規定する電極であり、かつ外囲器を構成する構造部材でもある。透過型ターゲット5bは、電子の照射によりX線を発生するターゲット層5cと、ターゲット層5cを支持すとともに、支持した側と反対側に発生したX線を通過させる支持基板5dと、を有している。透過型ターゲット5bは、支持基板5dと陽極部材5aとがろう材を介して接合されることにより一体化される。
陽極部材5aは、外囲器を真空に保持するための強度と、透過型ターゲット5bを陽極電位に規定するための導電性と、絶縁管3と気密状態を維持するための線膨張係数と、を備えた材料が適用される。陽極部材5aの具体的な材料としては、モリブデン、タングステン、ステンレス、銅等の高融点金属が適用される。
陽極5と陰極2との間に印加する管電圧によって、透過型ターゲット5bで発生するX線の所定の放射エネルギーを設定することが可能である。管電圧は、透過方向における厚さ、被検体の大きさ等、ターゲット層5c、支持基板5d等を考慮して適宜設定され、10kV〜200kVが選択される。
ターゲット層5cは、X線発生効率や耐熱性を考慮して、タングステン、レニウム、モリブデン等の高密度、高融点の材料が選択される。ターゲット層5cの厚さは、自己減衰を考慮して、X線を効率よく管外部へ放射するために、0.5μm〜15μmの範囲で設定されている。
支持基板5dは、ターゲット層5cで発生したX線を効率よく管外部へ放射するため、ダイアモンド、グラファイト等の炭素同素体、ベリリウム等の軽元素材料が適用される。支持基板5dの厚さは、真空を維持する耐大気圧性能やX線透過性等から適切に設定すればよく、0.1〜3mmの範囲で設定すればよい。支持基板5dは、ターゲット層5cで発生したX線をX線発生管1の外部に取り出すための、X線透過窓としても機能している。
<<絶縁管>>
絶縁管3は、管軸方向における一端と他端とがそれぞれ、陰極部材2aと陽極部材5aとに接続され、陰極2と陽極5は互いに電気的に絶縁されている。
絶縁管3は、電気的な絶縁性、気密性、耐熱性、陰極2、陽極5との線膨張係数整合性を有するように選択され、マルチフォーム、パイレックス(登録商標)、石英等のガラス材料や、アルミナ、ステアタイト等のセラミック材料を主成分として含有する。
<<磁気偏向部>>
次に、磁気偏向部6について図1(a)〜(c)と図6(a)〜(d)を用いて説明する。
磁気偏向部6は、X線発生管1の管径方向において絶縁管3の管外(外側)であって、かつ、管軸方向において電子放出部2cと透過型ターゲット5bとの間に配置されている。このように磁気偏向部6を配置することにより、電子ビームEBに対してローレンツ力による軌道偏向作用を効果的に働かせることが可能となる。即ち、磁気偏向部6は、図1(b)に記載の管軸中心tc近傍に形成される電子ビームEBに対してローレンツ力を作用させるように配置される。磁気偏向部6は、磁性材料が適用され、フェライト磁石、アルニコ磁石(Al・Ni・Co)、サマリウムコバルト磁石、ネオジム磁石等の永久磁石の他、電磁石が適用される。
また、本実施形態の磁気偏向部6は、図1(b)のように、電子ビームに対して、管径方向の磁力線成分(破線矢印)が発生するよう、X線発生管1の周方向に離散的に配置されていればよい。本実施形態における磁気偏向部6は、管軸中心tcを挟んで対向する位置に、互いが逆極性となる向きに2つの磁気偏向部6が配置されている。2つの磁気偏向部6は、図5(a)、(b)に示すように、陽極部材5aに接続された偏向部支持体7によって、管周方向において180度をなす位置にそれぞれ支持されている。
本実施形態の偏向部支持体7は、磁気偏向部6を支持する支持部材7a、磁石部6a,6bを管径方向の内側に押し付けるばね部材7c、ばね部材7cの反力を保持する固定部材7d、支持部材7aを陽極部材5aと接続支持する接続部材7b、とを有している。支持部材7aは、磁石部6a,6b、ばね部材7cが配置される複数の穴部70a〜70hが設けられている。本実施形態では、磁石部6a,6bが配置される穴部70を変更することにより、45度毎に、電子焦点の位置を変更することが可能となる。また、偏向部支持体を、絶縁管の管軸中心に対して同軸に回転されるように配置されている不図示の形態も、電子焦点の位置を変更させることが可能となる点で、本発明の態様に含まれる。
偏向部支持体7は、磁気偏向部6が発生する磁力線への影響が小さい非磁性材料であることが好ましい。ここで非磁性材料とは、常磁性や反磁性の性質を呈する材料を意味する。非磁性材料の比透磁率は、0.99以上1.01以下の範囲であれば、陽極部材5aより前方にある磁界に対して電子ビームの軌道の変動影響はほとんど受けない。なお、比透磁率とは、材料の透磁率μと、真空の透磁率μにより、μ/μで算出される無次元量である。常磁性を示す材料としては、モリブデンやタングステン、SUS304等の非磁性のステンレス等がある。反磁性を示す材料としては、銅や銀等がある。また、偏向部支持体7は、それらの合金等から構成されていてもよい。なお、図5(a)、(b)に示した偏向部支持体7の構造や構成等は、これに限定されるものではなく、磁気偏向部6が支持されていて、ローレンツ力により電子ビームの偏向量や偏向方向を制御できればよい。
図4(a)〜(d)に、陽極5の所定ピッチで管周方向に磁気偏向部6を複数配置した第1の実施形態の変形例を示す。図4(a)は、直線状に延びる磁力線成分4aが、電子ビーム、即ち、管中心軸tcを通過するように、管中心軸tc側に磁極Sを向けて磁気偏向部6を管外部の管周方向に1つ配置した形態である。同様にして、直線状に延びる磁力線成分4aが、管中心軸tcを通過するように、管中心軸tc側に磁極Nを向けて磁気偏向部6を管外部の管周方向に1つ配置した形態も本発明の態様に含まれる。
また、図4(b)は、管径方向に、極性が異なる磁極N,Sが対向するように、磁石部6a、6bを配置した形態である。本実施形態は、直線性の高い磁力線成分4bを管中心軸tc付近に形成することが出来る点により、管径方向における電子焦点のオフセット量(移動量)を大きくすることが可能となる点で好ましい態様である。
また、図4(c)、(d)は、図4(b)の一対の磁気偏向部6a,6bのそれぞれを、直列に配置した変形例と、併設した変形例を示すものである。図4(c)、(d)に示す変形例はいずれも、管径方向における電子焦点の偏向量をより一層大きくすることが可能となる点で好ましい態様である。
なお、磁気偏向部6の配置形態は、X線発生管1を構成する部品の配置や、必要とするビーム照射位置の移動量等から適切に設定すればよく、これに限定されるものではない。
<<磁気シールド部>>
次に、本発明の特徴である磁気シールド部8について図1(a)、(c)を用いて説明する。
本実施形態の磁気シールド部8は、図1(a)、(c)に示すように、陽極部材5aの真空側において管軸中心tcを囲むように陽極部材5aの真空側に固定された、平板状であって環状の磁性部材である。磁気シールド部8は、管軸方向において磁気偏向部6よりも陽極5の側であって、部材X線発生管1の管径方向において磁気偏向部6よりも内側に配置された部分を有している。また、磁気シールド部8は、X線発生管1の管径方向において磁気偏向部6よりも内側に配置された部分を有している。磁気シールド部8は、図1(c)に示す様に、電子ビームEBが通過可能なように設けられた開口部8aと、開口部8aを囲む環状部8bとを有している。
次に、磁気シールド部8の磁気シールド効果について、図6(a)〜(d)を用いて詳しく説明する。図6(a)は、第1の実施形態における磁力線(6m、9pm、9im)と電子線EBとの相互作用を説明する模式図であり、図6(b)は、本実施形態における電子焦点FS0の移動効果を説明する為にターゲット層5cを拡大した部分拡大図である。また、図6(c)、(d)は、磁気シールド部8を有さない点においてのみ構成が第1の実施形態と相違する参考形態に関する模式図と部分拡大図である。
磁気シールド部8を本実施形態のように配置することにより、管外部の曝射領域に存在する磁力線の一部が磁気シールド部8に吸収され、管軸中心tc近傍に漏れる磁力線が低減される。この結果、被検体9の比透磁率、磁性を帯びた被検体の配置等の影響による電子ビームに及ぼすローレンツ力は抑制され、電子焦点の位置は所定の偏向量だけ移動し、X線発生源の位置に依存せずに再現性よくX線撮影を行うことが可能となる。
ここで、管外部の曝射領域に存在する磁力線9pm、9im、の要因としては、帯磁した被検体9と陽極5との近接配置が考えられる。被検体9の帯磁は、被検体に含まれる高透磁率部材、磁気偏向部6由来の磁場、が考えられる。比透磁率が高く帯磁しやすい材料は、鉄、ニッケル、コバルト等が含まれる。
なお、磁気シールド部8を本実施形態のように配置することにより、磁気偏向部6が発生する磁力線6mの一部は磁気シールド部8に吸収され、電子ビームEBと磁力線6mとの間に働くローレンツ力は僅かながら低減される。しかしながら、電子ビームEBに対して磁気偏向部6が形成する磁力線6mに対して、磁気シールド部8は遮るような配置をとらない為、磁気シールド部8による磁力線6mの低減作用は限定的である。従って、図6(b)のように、磁気シールド部8を設けた形態において、外部磁場9pmの影響を受けずに磁気偏向部6の作用により所定の位置FS1に電子焦点FS0を移動させ、透過型ターゲット5bの実効的な寿命を長くする事が可能となる。
ここで、管外の磁界から陽極部材5aに対して斜めに侵入し管軸中心tc近傍の電子ビームEBにローレンツ力を及ぼす磁力線9imを考える。磁気シールド部8の環状部8bが、磁力線9imの電子ビームEBへの侵入を遮る配置をとることにより、磁力線6mが被検体9に及ぼす磁化作用と、被検体9からの磁力線9imは、磁気シールド部8により減衰される。なお、開口部8aにおいて管外部から漏れ入る磁力線9pmと管軸方向tcとは略平行な関係にあり、電子ビームEBにローレンツ力が発生し難いため、磁気シールド部8は管軸中心tcと交差する領域で開口されている。
一方、図6(c)のように、磁気シールド部を有さない参考形態では、管外部の曝射領域に存在する磁力線の一部9imが磁気シールド部に吸収されずに、管軸中心tc近傍に位置する電子ビームに影響を及ぼす。この結果、被検体9の比透磁率、磁性を帯びた被検体9の配置等の影響により、電子焦点の位置は所定の偏向量に加えて、管外部からの磁力線成分9imのローレンツ力分だけさらに移動する。管外部からの磁力線成分9imのローレンツ力を受けた場合、図6(d)に示すように、磁気偏向部6の有無に対応した電子焦点の位置は、FS51、DS50といずれも不必要な焦点移動が発生する。かかる参考形態では、焦点移動量が変動するため、X線撮影の再現性、安定性が低下するものとなる。
以上説明したとおり、磁気シールド部8を備えた本実施形態のX線発生管1は、磁気偏向部6によるローレンツ力は電子ビーム偏向作用を発現するとともに、選択的に陽極部材5aより前方に位置する被検体からの漏れるローレンツ力の影響は低減される。
磁気シールド部8は、比透磁率が1よりも十分に大きいことが好ましく、10以上の材料で構成される。高透磁率材料は、鉄、コバルト、ニッケルから少なくとも1つ選択された磁性金属、磁性金属の珪素鋼、磁性金属の炭素鋼、SUS420等の磁性ステンレス、モネル等の合金、フェライト磁石、パーマロイ磁石等の永久磁石、及び、それらの組合せが含まれる。
材料の透磁率μは、コイル内部に材料を挿入し、コイルに電流を流すことにより発生する磁界Hに対して、発生した磁束密度Bを磁気センサー等によって検出することで、μ=B/Hから算出できる。磁束密度を検出する磁気センサーとしては、ホール素子や磁気抵抗素子、磁気インピーダンス素子、超伝導量子干渉素子(SQUID)等が用いられる。磁気シールド効果は、一般に磁気シールド部8の透磁率μ[H/m]と、厚さd[m]の積μ×d[H]が大きいほど高くなる。μ×d[H]は1×10−8以上1×10−4以下が好ましい。一方、磁気シールド効果を高くすると、電子ビームEBに対する磁力線6mも低減し、電子ビームの偏向量が小さくなるため、より好ましいμ×d[H]の範囲は1×10−7以上1×10−5以下となる。本願明細書においては、厚さdは、管軸方向(図1のZ方向)に沿った長さで規定される。
磁気偏向部6の磁石の種類や配置形態、磁気シールド部8の材料や厚さ、形状、必要とするビーム照射位置の移動量等から適切に設定すればよく、これに限定されるものではない。
<第2の実施形態>
図2(a)〜(c)は、本発明の第2の実施形態に係るX線発生管1について説明する模式図を示すものである。図2(a)〜(c)に示すように、管軸方向に沿って見た時に、磁気シールド部8が、磁気偏向部6と管径方向において重なる部分16a,16bを有する点において、第1の実施形態と相違する。重なる部分16a,16bは、絶縁管3と気密に接続されている。
本実施形態では、図2(a)〜(c)に示すように、磁気シールド部8が、磁気偏向部6と管径方向に沿って重なる部分16a,16bを有する構成となっている。これにより、第1の実施形態に比べてより大きな磁気シールド効果が得られる。これにより、被検体9の比透磁率や、撮影位置等によらず、X線発生源の位置安定性をさらに高めることが可能となる。
<第3の実施形態>
図3(a)〜(c)は、本発明の第3の実施形態に係るX線発生管1について説明する模式図を示すものである。図3(a)〜(c)に示すように、陽極部材5aが、磁気シールド性を有する材料で構成されている点以外は、第1の実施形態と同様である。
なお、磁気シールド部8は、第1〜第3の実施形態においては陽極5を構成しているが、陽極部材に対して絶縁された中間電極(不図示)としても良い。磁気シールド部が陽極部材に対して絶縁された態様の場合は、外囲器内に配置し、管軸方向において陽極部材より電子放出部側に配置することが、放電を抑制する点において好ましい。
<第4の実施形態>
図7は、本発明の第4の実施形態に係るX線発生装置101の構成図である。X線発生装置101は、第1の実施形態に記載のX線発生管1と、X線発生管1を駆動する駆動回路103と、それらを収納する容器102で構成されている。
駆動回路103には、陽極5と陰極2との間に管電圧回路を印加する管電圧回路(不図示)と、電子銃2bを所定の曝射強度と曝射時間となるように駆動する電子銃駆動回路(不図示)とが含まれる。駆動回路103とX線発生管1を除いた収納容器102の余空間には、絶縁性流体(不図示)が充填されている。絶縁性流体としては鉱油、シリコーン油などの絶縁油や、SF6などの絶縁ガスなどが用いられる。陽極5は収納容器102を介してアース105に接地されている。これにより、被検体の比透磁率や、撮影位置等によらず、X線発生源の位置安定性が高いX線発生装置101を実現することが可能となる。
<第5の実施形態>
図8は、本発明の第5の実施形態に係るX線発生装置110の構成を示す構成図である。X線発生管11は、第4の実施形態のX線発生管1が磁気シールド部8を備えない代わりに、収納容器102の一部に磁気シールド部8が固定されている点が、第4の実施形態と相違する。本実施形態においては、磁気シールド部8が収納容器102に固定されているが、磁気偏向部6を収納容器102に固定する形態も本願発明に含まれる。
<第6の実施形態>
図9は、本発明の第6の実施形態に係る放射線撮影システムの構成図である。システム制御ユニット202は、第4の実施形態で説明した放射線発生装置101と、X線検出器207、信号処理部208からなる放射線検出装置206とを連携制御する。システム制御ユニット202から、X線発生装置101へ出力する制御信号により、X線発生装置101から放射されるX線が制御される。X線発生装置101から放出されたX線は、被検体209を透過して、X線検出器207で検出される。X線検出器207は、検出したX線を画像信号に変換し、信号処理部208に出力する。信号処理部208は、システム制御ユニット202による制御の下、画像信号に所定の信号処理を施し、処理された画像信号をシステム制御ユニット202に出力する。システム制御ユニット202は、処理された画像信号に基いて、表示装置203に画像を表示させるための表示信号を表示装置203に出力し、記録装置205に画像データを保管する。表示装置203は、表示信号に基づく画像を、被検体209の撮影画像としてスクリーンに表示する。
これにより、被検体9の比透磁率や、撮影位置等によらずに撮影品質の再現性、安定性が高いX線撮影システムを構築することが可能となる。
1 X線発生管
2 陰極
2a 陰極部材
2b 電子銃
2c 電子放出部
2d 静電レンズ電極
3 絶縁管
5 陽極
5a 陽極部材
5c ターゲット層
5d 支持基板
6 磁気偏向部
8 磁気シールド部

Claims (22)

  1. 電子銃と、電子銃を保持する陰極部材と、を有した陰極と、電子の照射を受けてX線を発生する透過型ターゲットと前記透過型ターゲットを保持する陽極部材と、を有した陽極と、管軸方向における一端と他端とがそれぞれ前記陰極と前記陽極に接続される絶縁管と、管径方向において前記絶縁管の外側に位置し、管軸方向において前記電子放出部と前記ターゲット層との間に配置される磁気偏向部と、管軸方向において前記磁気偏向部より前記透過型ターゲットの側に位置し、管径方向において前記磁気偏向部より内側に位置する部分を有する磁気シールド部と、を備えることを特徴とするX線発生管。
  2. 前記磁気シールド部は、管軸方向から見たときに、管径方向において前記磁気偏向部と重なる部分をさらに有することを特徴とする請求項1に記載のX線発生管。
  3. 前記磁気シールド部の透磁率μ[H/m]と、管軸方向における厚さd[m]を与えたとき、
    積μ×d[H]は、1×10−8以上1×10−4以下の範囲であることを特徴とする請求項1または2に記載のX線発生管。
  4. 前記磁気シールド部の比透磁率は、10以上であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のX線発生管。
  5. 前記磁気シールド部は、鉄、コバルト、ニッケルから少なくともいずれか1が選択された磁性金属、磁性金属の珪素鋼、磁性金属の炭素鋼、磁性ステンレス、フェライト、パーマロイのいずれかを含むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のX線発生管。
  6. 前記磁気偏向部は、フェライト磁石、アルニコ磁石(Al・Ni・Co)、サマリウムコバルト磁石、ネオジム磁石、および、電磁石のいずれかを少なくとも備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のX線発生管。
  7. 前記磁気偏向部は、管周方向に所定のピッチで複数配置されていることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のX線発生管。
  8. 前記絶縁管の管外であって、管軸方向において前記陰極と前記陽極との間に、前記磁気偏向部を支持する偏向部支持体をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のX線発生管。
  9. 前記偏向部支持体は、前記磁気偏向部が配置される部分を複数、有していることを特徴とする請求項8に記載のX線発生管。
  10. 前記偏向部支持体は、前記絶縁管の管軸中心に対して同軸に回転されるように配置されていることを特徴とする請求項8または9に記載のX線発生管。
  11. 前記偏向部支持体は、0.99以上1.01以下の範囲の比透磁率を有していることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載のX線発生管。
  12. 前記偏向部支持体は、常磁性または反磁性を呈する材料であることを特徴とする請求項8乃至11のいずれか1項に記載のX線発生管。
  13. 前記偏向部支持体は、モリブデン、タングステン、非磁性のステンレス、銅、銀の少なくともいずれかを含むことを特徴とする請求項8乃至12のいずれか1項に記載のX線発生管。
  14. 前記透過型ターゲットは、電子の照射によりX線を発生するターゲット層と、前記ターゲット層を支持し前記ターゲット層で発生したX線を通過させる支持基板と、を備えていることを特徴とする請求項1乃至13のいずれか1項に記載のX線発生管。
  15. 前記電子銃は、電子放出部と、前記電子放出部から放出された電子を所定の電子線束に集束する静電レンズ電極と、を有していることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のX線発生管。
  16. 請求項1乃至15のいずれか1項に記載のX線発生管と、
    前記陽極と前記陰極に電圧を印加する駆動回路と、
    前記X線発生管と前記駆動回路とを収納する収納容器と、
    を備えることを特徴とするX線発生装置。
  17. 請求項16に記載のX線発生装置と、
    前記X線発生装置から放出され、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線発生装置と前記X線検出器とを、連携して制御する制御ユニットと、
    を備えることを特徴とするX線撮影システム。
  18. 電子銃と、電子銃を保持する陰極部材と、有した陰極と、電子の照射を受けてX線を発生する透過型ターゲットと前記透過型ターゲットを保持する陽極部材と、を有した陽極と、管軸方向における一端と他端とがそれぞれ前記陰極と前記陽極に接続される絶縁管と、を備えたX線発生管と、
    管径方向において前記絶縁管の外側に位置し、管軸方向において前記陰極と前記陽極との間に配置される磁気偏向部と、管軸方向において前記磁気偏向部より前記陽極の側に位置し、管径方向において前記磁気偏向部より内側に位置する部分を有する磁気シールド部と、前記X線発生管と前記シールド部とを収納する収納容器と、を備え、前記磁気シールド部は、前記収納容器に固定されていることを特徴とするX線発生装置。
  19. 前記磁気偏向部は、前記収納容器に固定されていることを特徴とする請求項18に記載のX線発生装置。
  20. 請求項18または19に記載のX線発生装置と、
    前記X線発生装置から放出され、被検体を透過したX線を検出するX線検出器と、
    前記X線発生装置と前記X線検出器とを、連携して制御する制御ユニットと、
    を備えることを特徴とするX線撮影システム。
  21. 電子銃と、電子銃を保持する陰極部材と、を有した陰極と、電子の照射を受けてX線を発生する透過型ターゲットと前記透過型ターゲットを保持する陽極部材と、を有した陽極と、管軸方向における一端と他端とがそれぞれ前記陰極と前記陽極に接続される絶縁管と、管径方向において前記絶縁管の外側に位置し、管軸方向において前記電子放出部と前記ターゲット層との間に配置される磁気偏向部と、管軸方向において前記磁気偏向部より前記透過型ターゲットの側に位置し、管径方向において前記磁気偏向部より前記絶縁管の管軸中心に近い側に位置する部分を有する磁気シールド部と、を備えることを特徴とするX線発生管。
  22. 請求項21に記載のX線発生管と、前記X線発生管を収納する収納容器と、を備えることを特徴とするX線発生装置。
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