JP6666589B2 - 蒸煮爆砕装置、及びボイラ装置 - Google Patents

蒸煮爆砕装置、及びボイラ装置 Download PDF

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Description

本発明は、蒸煮爆砕装置、及びボイラ装置に関する。
特許文献1には、木質系バイオマスを複数のミルで段階的に粉砕して微粉化し、微粉炭炊きボイラに燃料として供給するバイオマス粉砕装置及びバイオマス・石炭混焼システムが開示されている。
また、特許文献2には、有機性廃棄物を容器内に収容し、高温・高圧の水蒸気によって廃棄物を加熱(蒸煮)した後、容器内圧力を瞬間的に開放し、水の断熱膨張のエネルギによって固体成分を粉砕(爆砕)する水蒸気爆砕(蒸煮爆砕)方式の廃棄物処理装置が開示されている。
また、特許文献3には、反応容器及び試料受け器がバルブにより遮断された蒸煮爆砕装置が開示されている。この蒸煮爆砕装置では、乾燥させた天然木質(試料)を水とともに反応容器に投入し、反応容器内を高温高圧状態にして試料を蒸煮する。そして、バルブを開として反応容器内を瞬間的に大気圧に開放することにより、高温高圧水反応及び爆砕効果によって分解された試料を試料受け器に回収し、試料を水等で洗浄することにより糸状の天然繊維を得ることができる。
特開2012−83017号公報 特開2010−37536号公報 特開2003−306825号公報
特許文献1に記載の装置及びシステムのように、固形物原料であるバイオマスを例えばハンマーミル、ローラミル、カッターミルといった機械式の粉砕機(ミル)で粉砕し、例えば微粉炭炊きボイラに燃料として供給することがある。このためには、バイオマスをその平均粒度が0.5mm〜1.0mm程度になるまで微粉化しなければならない。
しかしながら、一般に、ミルでバイオマスを大量粉砕した場合、その最小サイズは2.0mm程度にしかならず、バイオマスをさらに微粉化するためには、特許文献1のように複数のミルで段階的に粉砕する等の措置が必要であり、ミルを作動させるための電力等のエネルギ消費量が増大するという問題がある。
特に、原料となるバイオマスが水分を多量に含む(例えば50wt%)、いわゆる湿潤バイオマスである場合、従来はバイオマスの水分が10wt%以下程度になるまで乾燥した乾燥バイオマスを粉砕してバイオマス燃料を生成している。この場合には、バイオマスを乾燥するための前処理設備が必要となるため、乾燥機を作動させるための電力等のエネルギ消費量が増大するとともに、乾燥機という前処理設備を要する。
そこで、特許文献2に記載の廃棄物処理装置のように、バイオマスの粉砕に要するエネルギ消費量を低減するために、ボイラで大量に発生する水蒸気を有効に活用し、バイオマスを水蒸気爆砕により粉砕することが考えられる。
しかしながら、この水蒸気爆砕では、水蒸気をバイオマスと混合することにより蒸煮するため、水蒸気爆砕後に大量の凝縮水が発生する。この凝縮水は、不純物を含むため、ボイラでの水蒸気生成のための用水として再利用できず、中和処理や分離処理等を行った後に装置の系外に排出設備を経て排出しなければならない。したがって、特許文献2の装置では、水蒸気爆砕後の後処理設備を別途要し、設備コスト、及び当該設備を稼働するためのエネルギ消費量が増大するという問題がある。
また、特許文献3の蒸煮爆砕装置は、試料を乾燥するための前処理設備と、蒸煮爆砕後の試料を洗浄して天然繊維を得るための後処理設備とを要する。また、容器に天然木質及び水を導入して蒸煮爆砕を行うため、蒸煮爆砕後に大量の高温となる凝縮水が発生する。この凝縮水は排水されるため、排水のための後処理設備を要するとともに、凝縮水は高温であるため、この熱量廃棄に伴うエネルギロスが発生する。また、容器内では、供給した水を試料とともに高温高圧状態の水蒸気になるまで加熱しなければならないため、その加熱エネルギは膨大となり、蒸煮爆砕装置の運転に係るエネルギ効率が著しく悪化するおそれがある。
本発明はこのような課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、バイオマスを少ないエネルギで効率的に微粉砕して燃料としての微粉化バイオマスを高い収率で生成することができる蒸煮爆砕装置と、当該蒸煮爆砕装置により生成された微粉化バイオマスを用いることでボイラの運転コスト低減、設備コスト低減、及び燃焼効率向上を実現することができるボイラ装置とを提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の蒸煮爆砕装置は、水蒸気が供給されるシェルと、シェル内に配置されるチューブと、チューブの入口側に接続され、チューブ内にバイオマスを供給するフィーダと、チューブの入口側に介装される入口バルブと、チューブの出口側に介装される出口バルブと、入口バルブを開、出口バルブを閉とし、フィーダから入口バルブを経てチューブ内にバイオマスを供給し、入口及び出口バルブを閉とし、バイオマスをチューブ内に密閉し、チューブ内のバイオマスをシェル内の水蒸気で加熱し、保持時間の経過後、入口バルブを閉、出口バルブを開とし、チューブ内のバイオマスをその含有水分で水蒸気爆砕して微粉化バイオマスを生成する制御ユニットと、チューブの出口側に接続され、チューブ内に生成された微粉化バイオマスを受け入れる受入ユニットとを備える。
また、本発明のボイラ装置は、上述した蒸煮爆砕装置と、微粉化バイオマスを燃焼して水蒸気を発生するボイラと、ボイラで発生する水蒸気により回転される蒸気タービンとを備える。
本発明の蒸煮爆砕装置、及びボイラ装置によれば、バイオマスを少ないエネルギで効率的に微粉砕して燃料としての微粉化バイオマスを高い収率で生成することができ、この微粉化バイオマスを用いることによりボイラの運転コスト低減及び燃焼効率向上を実現することができる。
本発明の一実施形態に係るボイラ装置を示す構成図である。 本発明の第1実施形態に係る蒸煮爆砕装置を示す構成図である。 図2のシェルをA−A断面の矢視方向から見た断面図である。 図2の制御ユニットで実行する爆砕制御を説明したフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る蒸煮爆砕装置を示す構成図である。 図5の制御ユニットで実行する爆砕制御を説明したフローチャートである。 図5の制御ユニットで実行する爆砕制御を説明したフローチャートである。
以下、図面に基づき本発明の一実施形態について説明する。
図1に示すように、本実施形態のボイラ装置1は、石炭焚きボイラ2を備え、火力発電所等に設置される。石炭焚きボイラ2は、例えば微粉炭炊きボイラ(PCボイラ:Pulverized Coal boiler)であって、火炉2a、後部伝熱部である過熱器2b、再熱器2c、及び節炭部2dを具備している。節炭部2dから煙突Pに至るまでの排ガス処理煙道3には、脱硝部4、エアヒータ5、集塵装置6、誘引ファン7、熱交換器8、脱硫部9及び押込みファン10が順次配置されている。
エアヒータ5は、押込みファン11により導入される外部空気を脱硝部4から排出される排ガスの熱で暖め、石炭焚きボイラ2のバーナー部2eに燃焼用空気として送り込む。熱交換器8は、誘引ファン7により導かれて集塵装置6を通過した後の排ガスと、押込みファン10により導入されて脱硫部9を通過した後の排ガスとを熱交換する。熱交換器8を経た排ガスは煙突Pから排出される。
石炭焚きボイラ2には、石炭Cを機械式のミル(粉砕機)20により粉砕処理した微粉炭燃料が供給される。この微粉炭燃料は、押込みファン11により導入される燃焼用空気とともにバーナー部2eを経て石炭焚きボイラ2の火炉2aに投入されて燃焼される。
ボイラ装置1の石炭焚きボイラ2で微粉炭燃料が燃焼することで生じる蒸気は、過熱器2bから配管21を通って高圧タービン(蒸気タービン)22に送られ、高圧タービン22を回転させる。高圧タービン22の仕事に供された蒸気は、配管(流路)23を通って再熱器2cに戻されて再度加熱される。そして、再度加熱された蒸気は、配管24を通って中・低圧タービン(蒸気タービン)25に送られ、この中・低圧タービン25の仕事に供された後、配管26及び復水器27を経て石炭焚きボイラ2に戻される。
また、ボイラ装置1は、バイオマスBを水蒸気爆砕により微粉化してバイオマス燃料としての微粉化バイオマスを製造する蒸煮爆砕装置30を備えている。バイオマスBは、例えば木質バイオマスからなる固形燃料である。
<第1実施形態>
図2に示すように、蒸煮爆砕装置30は、水蒸気が供給されるシェル32、及びシェル32内に配置される複数のチューブ34を有するシェル&チューブ構造の熱交換部36と、熱交換部36の上側に配置され、各チューブ34の入口側に接続されて各チューブ34内にバイオマスBを供給可能とするフィーダ38とを備えている。
フィーダ38は、バイオマスBが投入されるホッパ38aと、ホッパ38aから自重で流下したバイオマスBを各チューブ34の入口に向けて搬送する搬送路38bとを備えている。また、蒸煮爆砕装置30の下部には火炉(受入ユニット)2aに接続された搬送路47が設けられている。
シェル32は、円筒状の胴部32aと、胴部32aの上下をそれぞれ密閉する上壁32b、下壁32cとから形成された密閉容器である。胴部32aには、水蒸気の入口部32dと、出口部32eとが形成されている。例えば、入口部32dは胴部32aの上壁32b近傍に、出口部32eは胴部32aの下壁32c近傍に位置付けられている。入口部32dには、配管23から分岐する分岐配管(供給路)28が接続されている。
シェル32には、高圧タービン22を回転させた後に石炭焚きボイラ2の再熱器2cに戻る200℃〜300℃の蒸気(再熱蒸気)の一部が分岐配管28を経て入口部32dから供給される。出口部32eには、配管23における分岐配管28の分岐点の下流側にて配管23に合流する合流配管(返戻路)29が接続されている。シェル32内を流れて各チューブ34、ひいては後述する特定のチューブ34内に供給されたバイオマスBの加熱に供した水蒸気は、合流配管29を経て配管23に戻されて石炭焚きボイラ2で再利用される。すなわち、シェル32内には石炭焚きボイラ2で生成された蒸気が循環されている。
シェル32内には各チューブ34が配置され、各チューブ34はシェル32の上下壁32b、32cからシェル32内の気密性を保持しながらそれぞれ上下に突出して延設されている。また、各チューブ34には、チューブ34毎に入口及び出口バルブ40、42が複数設けられている。
詳しくは、入口バルブ40は、シェル32の上側において、シェル32の上壁32bから突出した各チューブ34にそれぞれ介装されている。また、出口バルブ42は、シェル32の下側において、シェル32の下壁32cから突出した各チューブ34にそれぞれ介装されている。入口及び出口バルブ40、42は、例えばゲート弁(仕切弁)や、バタフライ弁であって、木質チップ等の固形物が開作動時に引っ掛かりなく円滑に且つ瞬時に流通し、閉作動時には詰まり等なく確実に流路を遮断可能なプレート状の弁体を有している。
各チューブ34は、入口バルブ40の上側にシェル32の胴部32aの径方向中央に向けて傾斜した上傾斜管部34aをそれぞれ有している。また、各チューブ34は、出口バルブ42の下側にシェル32の胴部32aの径方向中央に向けて傾斜したそれぞれ下傾斜管部34bを有している。各チューブ34の各上傾斜管部34aと、フィーダ38の搬送路38bとの間には分岐配管(分岐路)44が設けられている。分岐配管44には、各上傾斜管部34aの上端に形成された各チューブ34の入口が接続されている。すなわち、各チューブ34は、分岐配管44、各入口バルブ40、搬送路38bを介してホッパ38aと連通可能に構成されている。
一方、各チューブ34の下傾斜管部34bと、火炉2aに至る搬送路47との間には合流配管(合流路)46が設けられている。合流配管46には、下傾斜管部34bの下端に形成された各チューブ34の出口が接続されている。すなわち、各チューブ34は、各出口バルブ42、合流配管46、搬送路47を介して火炉2aと連通可能に構成されている。
鉛直方向を基準としたときの各上及び下傾斜管部34a、34bの傾斜角は、シェル32の胴部32a近傍に位置する各チューブ34の角度が最も大きく、シェル32の胴部32aの径方向中央に位置する各チューブ34の角度が最も小さい。
これら上及び下傾斜管部34a、34bの傾斜角は、フィーダ38側から各チューブ34に供給されるバイオマスB、及び、各チューブ34から火炉2a側に送出されるバイオマスBが自重で円滑に流下可能な角度に設定されている。これにより、図2に示すように、フィーダ38から供給されたバイオマスBは、分岐配管44及び各上傾斜管部34aに高い充填率で充填され、閉作動された各入口バルブ40により堰き止められている。
入口及び出口バルブ40、42は、蒸煮爆砕装置30の制御ユニット48に電気的に接続されている。制御ユニット48は、入口及び出口バルブ40、42を開閉することにより、蒸煮爆砕装置30で行う水蒸気爆砕を制御する爆砕制御を実行する。
図3に示すように、例えば、シェル32内には24本のチューブ34が離間して配置されている。また、入口及び出口バルブ40、42も、各チューブ34に対応して、それぞれ24個ずつ設けられている。
24本のチューブ34は、例えば、破線で囲った4つの第1〜第4チューブ群34A〜34Dから構成され、第1〜第4チューブ群34A〜34Dは、それぞれ6本のチューブ34から構成されている。また、24個の入口バルブ40は、第1〜第4チューブ群34A〜34Dに対応する4つの第1〜第4入口バルブ群40A〜40Dから構成され、第1〜第4入口バルブ群40A〜40Dは、それぞれ6個の入口バルブ40から構成されている。
また、24個の出口バルブ42も、入口バルブ40と同様に、第1〜第4チューブ群34A〜34Dに対応する4つの第1〜第4出口バルブ群42A〜42Dから構成され、第1〜第4出口バルブ群42A〜42Dは、それぞれ6個の出口バルブ42から構成されている。
以下、図4に示すフローチャートを参照して、制御ユニット48で実行される爆砕制御について説明する。
先ず、制御ユニット48が爆砕制御を開始すると、ステップS1では、先ず第1チューブ群34Aでの爆砕(第n群におけるn=1の場合)を行うべく、第1入口バルブ群40Aの各入口バルブ40を開作動し、第1出口バルブ群42Aの各出口バルブ42を閉作動する。これにより、第1入口バルブ群40Aの各入口バルブ40で堰き止められていたバイオマスBが第1チューブ群34Aの各チューブ34内に供給され、チューブ34内のバイオマスBが予め設定された充填率となるまで充填される。
次に、ステップS2では、第1入口バルブ群40Aの各入口バルブ40を閉作動し、第1チューブ群34Aの各チューブ34に充填されたバイオマスBをこれら各チューブ34内に密閉する。バイオマスBは例えば含水率が30wt%〜60wt%程度の湿潤バイオマスである。
そして、シェル32内を循環される蒸気により、第1チューブ群34Aの各チューブ34を介してこれら各チューブ34内のバイオマスBが間接的に加熱される。すなわち、蒸気は各チューブ34の加熱源としてシェル32に供給されるものであり、各チューブ34内には供給されない。
シェル32内を循環する蒸気の熱によって各チューブ34は高温であるため、第1チューブ群34Aの各チューブ34内に密閉状態で保持されたバイオマスBの含有水分が徐々に蒸発する。これにより第1チューブ群34Aの各チューブ34内は蒸気が充満して昇圧し、バイオマスBの含有水分に基づく蒸気のみがバイオマスBの水蒸気爆砕に利用される。
チューブ34内における水蒸気爆砕の条件は、チューブ34の内径、長さ、材質、厚み等によって異なるが、蒸煮温度は例えば200℃〜250℃程度、保持時間(密閉時間)tは例えば10分〜30分程度、蒸煮圧力(密閉圧力)は1.6MPa〜4.0MPa程度である。また、蒸煮爆砕装置30は、例えば、各チューブ34の外径が100mm、管長が8m程度であるとき、1ton/時程度の微粉化バイオマスの生成能力を実現可能である。
また、保持時間tは、長すぎると爆砕中にバイオマスの粉砕から分解が進行し、逆に燃焼効率が悪化するため、上記範囲の適正な時間に設定される。
こうして、シェル32内を循環される蒸気によってチューブ34を介してバイオマスBが間接的に密閉状態で加熱され、バイオマスBはチューブ34内にてバイオマスBの含有水分のみによって蒸煮される。
次に、ステップS3では、ステップS2から移行した後の保持時間tが経過したか否かを判定する。判定結果がYes(真)である場合には、第1チューブ群34Aの各チューブ34内で好適な水蒸気爆砕が可能な蒸煮が十分に行われたと判定し、ステップS4に移行する。一方、判定結果がNo(偽)である場合には、第1チューブ群34Aの各チューブ34内で水蒸気爆砕が可能な蒸煮が十分に行われていないと判定し、ステップS3に留まって待機する。
次に、ステップS4では、第1出口バルブ群42Aの各出口バルブ42を開作動する。これにより、第1チューブ群34Aの各チューブ34内の圧力が瞬時に開放され、これら各チューブ34内の急速減圧が行われ、水蒸気爆砕によって微粉化されたバイオマス燃料(例えば平均粒度0.5mm〜1.0mm程度)が第1出口バルブ群42Aの各出口バルブ42から噴出して生成される。
生成された微粉化バイオマス燃料は、押込みファン11により導入される燃焼用空気とともにバーナー部2eを経て石炭焚きボイラ2の火炉2aに投入され、ミル20により粉砕処理された微粉炭燃料とともに燃焼される。
次に、ステップS5では、第1〜第4チューブ群34A〜34Dで微粉化バイオマスを段階的に順次生成するべく、上述した第1チューブ群34Aでの爆砕(n=1の場合)に加え、第2〜第4チューブ群34B〜34Dでの爆砕(n=2、n=3、n=4の場合)が全て完了したか否かを判定する。
判定結果がYes(真)である場合には、第1〜第4チューブ群34A〜34Dでの爆砕が全て完了したと判定し、一連の爆砕制御を終了する。一方、判定結果がNo(偽)である場合には、ステップS1に戻り、ステップS1〜S4を再び実行することにより、終えていない第2〜第4チューブ群34A〜34Dでの爆砕を順次段階的に行う。
以上のように本実施形態では、チューブ34内にてバイオマスBを密閉して加熱し、バイオマスBの含有水分でバイオマスBを水蒸気爆砕して水分の少ない高熱量の微粉化バイオマスを生成することができる。従って、バイオマスBの乾燥等の前処理が不要となるため、乾燥機等の前処理設備を要さず、当該前処理に要するエネルギ消費を削減することができる。
また、蒸気や水をチューブ34内に供給しないことにより、バイオマスBをチューブ34内に充填した後はチューブ34を密閉した状態で水蒸気爆砕を行うことができる。したがって、水蒸気爆砕で発生するのはバイオマスBの含有水分に基づく少量の凝縮水だけであるため、この凝縮水は微粉化バイオマスとともにそのまま火炉2aに投入しても、ボイラ2における燃焼効率にそれほど影響しない。
また、シェル32に導入される蒸気はバイオマスBと接触しないため、この蒸気は配管23に戻されて石炭焚きボイラ2の再熱蒸気としてそのまま再利用することができる。したがって、水蒸気爆砕により発生する凝縮水の中和処理、分離処理、排水処理等の後処理が不要となるため、後処理設備を要さず、当該後処理に要するエネルギ消費を削減することができる。
このように、本実施形態では、従来の水蒸気爆砕に比して、大幅に少ないエネルギでバイオマスBを微粉化することができるとともに、蒸煮爆砕装置30ひいてはボイラ装置1におけるエネルギ消費及び設備コストを全体として大幅に削減し、蒸煮爆砕装置30ひいてはボイラ装置1の運転コストを低減することができる。
特に本実施形態の蒸煮爆砕装置30は、シェル&チューブ構造の熱交換部36を備え、シェル32内を循環される蒸気によってチューブ34内のバイオマスBを間接的に加熱している。これにより、チューブ34内のバイオマスBを間接的に加熱するものの、熱交換器の如く高い熱伝達率で効率的な蒸煮爆砕を行うことができる。
具体的には、針葉樹(例えば杉)と、落葉樹(例えば桜)との何れも5mm〜9mmの外径を有する木質チップを用意する。そして、蒸煮爆砕装置30にて、これら木質チップをそれぞれ異なるチューブ34に充填し、220℃の加熱温度で10分間保持して蒸煮爆砕する。この結果、何れの木質チップであっても、外径が1mm以下となる木質の微粉化バイオマスを60%程度の収率で生成できることが実験により判明している。
なお、木質チップは1mm以下に粉砕することで良く燃焼し、燃料効率が高まることが実験により判明している。また、ここでの収率とは、蒸煮爆砕後のチューブ34内における全生成物(水蒸気、凝縮水、木質バイオマス等)において、1mm以下となる微粉化バイオマスが占める割合(重量%)を表している。
一方、同様の木質チップを図示しないハンマーミルで粉砕した場合には、ハンマーミルを作動させるための電力を要するとともに、1mm以下となる微粉化木質バイオマスは40%程度の収率でしか生成できないことも判明している。
このように、本実施形態の蒸煮爆砕装置30は、既存の石炭焚きボイラ2で生成した蒸気を加熱源として利用したシェル&チューブ構造の熱交換部36を備えている。これにより、チューブ34の間接加熱による蒸煮爆砕であるにもかかわらず、単に容器を外部から加熱するだけの場合に比して、熱交換部36の伝熱面積を大きく確保可能である。したがって、上述したように、エネルギ消費を低減しながら、10分程度の短時間で、機械式ミルに比して20%程度高い収率で燃料効率の高い外径1mm以下の微粉化バイオマスを効率的に生成することができる。
また、本実施形態の蒸煮爆砕装置30は、上述した爆砕制御を実行し、第1〜第4チューブ群34A〜34Dで微粉化バイオマスを段階的に順次生成する。蒸煮爆砕装置30における微粉化バイオマスの生成量を容易に調整することができ、蒸煮爆砕装置30で微粉化バイオマスを所定量ずつ段階的に生成して石炭焚きボイラ2で燃焼させることが可能である。
したがって、蒸煮爆砕装置30ひいてはボイラ装置1の運転の自由度を高めることができ、蒸煮爆砕装置30ひいてはボイラ装置1のエネルギ消費及び運転コストのさらなる低減を図ることができる。なお、このような微粉化バイオマスの段階的な生成は、石炭焚きボイラ2で生成された蒸気をシェル32内に連続的に循環させ、当該蒸気を連続供給可能なバイオマスBの加熱源として有効利用することで初めて実現されるものである。
また、本実施形態では、チューブ34の数、ひいてはチューブ34に対応する入口バルブ40、出口バルブ42の数は適宜変更可能である。また、チューブ群の数、チューブ群に対応する入口バルブ群、出口バルブ群の数、ひいては、これら群を構成するチューブ34、入口バルブ40、出口バルブ42の数も適宜変更可能である。すなわち、制御ユニット48で実行される爆砕制御では、入口及び出口バルブ40、42の開閉により、フィーダ38から複数のチューブ34のうちの少なくとも1つ以上に段階的にバイオマスBを供給し、微粉化バイオマスが所定量ずつ段階的に順次生成される。
<第2実施形態>
第2実施形態の蒸煮爆砕装置130は、入口及び出口バルブ40、42の数及び位置、シェル32の形状、及び制御ユニット48が実行する爆砕制御、以外は第1実施形態の蒸煮爆砕装置30と同様の構成をなしている。したがって、以下、これら相違点を主として説明し、第1実施形態と同様の構成は図面に同符号を付して説明を省略することがある。
図5に示すように、本実施形態では、入口及び出口バルブ40、42はチューブ34毎に設けられておらず、分岐配管44に1個の入口バルブ40が介装され、合流配管46に1個の出口バルブ42が介装されている。また、シェル32内には、各チューブ34の上傾斜管部34a、及び下傾斜管部34bが配置され、分岐配管44、合流配管46はシェル32の上下壁32b、32cからシェル32内の気密性を保持しながらそれぞれ上下に突出して位置付けられている。
フィーダ38から供給されたバイオマスBは、分岐配管44の途中位置までに高い充填率で充填され、閉作動された入口バルブ40により堰き止められている。
以下、図6に示すフローチャートを参照して、制御ユニット48で実行される本実施形態の爆砕制御について説明する。
先ず、制御ユニット48が爆砕制御を開始すると、ステップS11では、入口バルブ40を開作動し、出口バルブ42を閉作動する。これにより、入口バルブ40で堰き止められていたバイオマスBが24本の各チューブ34内に一括して供給、充填される。
次に、ステップS12では、入口バルブ40を閉作動し、各チューブ34に充填されたバイオマスBをこれら各チューブ34内に密閉する。
そして、シェル32内を循環される蒸気により、各チューブ34を介して各チューブ34内のバイオマスBが間接的に加熱される。各チューブ34内に密閉状態で保持されたバイオマスBの含有水分が徐々に蒸発し、各チューブ34内は蒸気が充満して昇圧し、バイオマスBの含有水分に基づく蒸気のみがバイオマスBの蒸煮爆砕に利用される。こうして、シェル32内を流れる蒸気によってチューブ34を介してバイオマスBが間接的に密閉状態で加熱され、バイオマスBはチューブ34内にてバイオマスBの含有水分のみによって蒸煮される。
次に、ステップS13では、ステップS12から移行した後の保持時間tが経過したか否かを判定する。判定結果がYes(真)である場合には、各チューブ34内で好適な蒸煮爆砕が可能な蒸煮が十分に行われたと判定し、ステップS14に移行する。一方、判定結果がNo(偽)である場合には、各チューブ34内で蒸煮爆砕が可能な蒸煮が十分に行われていないと判定し、ステップS13に留まって待機する。
次に、ステップS14では、出口バルブ42を開作動する。これにより、各チューブ34内の圧力が瞬時に開放され、これら各チューブ34内の急速減圧が行われ、蒸煮爆砕によって微粉化されたバイオマス燃料が出口バルブ42から噴出して生成され、爆砕制御を終了する。
生成された微粉化バイオマス燃料は、押込みファン11により導入される燃焼用空気とともにバーナー部2eを経て石炭焚きボイラ2の火炉2aに投入され、ミル20により粉砕処理された微粉炭燃料とともに燃焼される。
以上のように本実施形態の蒸煮爆砕装置130では、第1実施形態の場合と同様に、蒸煮爆砕装置130ひいてはボイラ装置1におけるエネルギ消費を削減しながら、高い収率で効率的に微粉化バイオマスを生成することができる。
特に本実施形態では、入口及び出口バルブ40、42は1個で良いため、第1実施形態の場合に比して、入口及び出口バルブ40、42の個数を大幅に削減することができ、爆砕制御の制御システムも簡素化される。したがって、蒸煮爆砕装置130は、その全体構成を大幅に簡素化することができるため、蒸煮爆砕装置130ひいてはボイラ装置1におけるエネルギ消費及び設備コストをさらに削減し、これらの運転コストをさらに低減することができる。
また、本実施形態では、上述した爆砕制御を実行し、入口及び出口バルブ40、42の開閉により、フィーダ38から24本のチューブ34内に一括してバイオマスBを供給し、微粉化バイオマスを生成する。しかも、各チューブ34の上傾斜管部34a、及び下傾斜管部34bにもバイオマスBを充填して蒸煮爆砕を行うことができる。これにより、石炭焚きボイラ2で生成された蒸気を利用しながら、微粉化バイオマスを一度に大量に生成することができ、蒸煮爆砕装置130の爆砕能力を大幅に高めることができる。
以上で本発明の各実施形態についての説明を終えるが、本発明はこれらに限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更ができるものである。
例えば、図7に示すように、蒸煮爆砕装置30(蒸煮爆砕装置130でも良い)は、チューブ34内に生成された微粉化バイオマスを受け入れる受入タンク(受入ユニット)52を備えても良い。この場合には、蒸煮爆砕装置30で生成した微粉化バイオマスを火炉2aに直接投入して燃焼するのではなく、受入タンク52で一旦保管することができるため、蒸煮爆砕装置30の運転の自由度をさらに高めることができる。
また、上記各実施形態では、各ボイラ装置1が備える蒸煮爆砕装置30、130で蒸煮爆砕を行うことでバイオマスBの含水量のみで微粉化バイオマスを生成する場合について説明した。この場合には、各ボイラ2で生じている高温の蒸気のうちの再熱蒸気(高圧タービン22を回転させた後に再熱器2cに戻る蒸気)の一部をチューブ34の加熱源として利用している。
これにより、新たな電力消費を要さずに、少ないエネルギでバイオマスBを微粉化することができる。しかし、これに限らず、上記加熱源として、中・低圧タービン25の仕事に供された後の蒸気を利用しても良いし、各ボイラ2で発生する水蒸気を直接利用しても良いし、各ボイラ2で発生する排ガスを蒸気で追い焚きして利用しても良い。
また、各ボイラ装置1以外の他の装置や設備に、蒸煮爆砕装置30、130の態様をなす微粉化バイオマス製造装置を設け、蒸気以外の加熱源を利用してチューブ34を加熱して微粉化バイオマスを生成しても良い。
また、本発明で微粉化可能なバイオマスは、水分を含む潤湿バイオマスであれば良く、木質系に限らず草木系を含む未利用バイオマスであっても良いし、廃棄物系バイオマスであっても良い。
1 ボイラ装置
2 石炭焚きボイラ(ボイラ)
2a 火炉(受入ユニット)
21,23,24,26 配管(流路)
22 高圧タービン(蒸気タービン)
25 中・低圧タービン(蒸気タービン)
28 分岐配管(供給路)
29 合流配管(返戻路)
30、130 蒸煮爆砕装置
32 シェル
34 チューブ
36 熱交換部
38 フィーダ
40 入口バルブ
42 出口バルブ
44 分岐配管(分岐路)
46 合流配管(合流路)
48 制御ユニット
52 受入タンク(受入ユニット)
B バイオマス

Claims (5)

  1. 水蒸気が供給されるシェルと、
    前記シェル内に配置されるチューブと、
    前記チューブの入口側に接続され、前記チューブ内にバイオマスを供給するフィーダと、
    前記チューブの入口側に介装される入口バルブと、
    前記チューブの出口側に介装される出口バルブと、
    前記入口バルブを開、前記出口バルブを閉とし、前記フィーダから前記入口バルブを経て前記チューブ内に前記バイオマスを供給し、前記入口及び出口バルブを閉とし、前記バイオマスを前記チューブ内に密閉し、前記チューブ内の前記バイオマスを前記シェル内の水蒸気で加熱し、保持時間の経過後、前記入口バルブを閉、前記出口バルブを開とし、前記チューブ内の前記バイオマスをその含有水分で水蒸気爆砕して微粉化バイオマスを生成する制御ユニットと、
    前記チューブの出口側に接続され、前記チューブ内に生成された前記微粉化バイオマスを受け入れる受入ユニットと
    を備える、蒸煮爆砕装置。
  2. 前記チューブは複数設けられ、
    前記入口及び出口バルブは前記複数のチューブ毎にそれぞれ設けられ、
    前記制御ユニットは、前記入口及び出口バルブの開閉により、前記フィーダから前記複数のチューブのうちの少なくとも1つ以上に段階的に前記バイオマスを供給し、前記微粉化バイオマスを生成する、請求項1に記載の蒸煮爆砕装置。
  3. 前記チューブは複数設けられ、
    前記複数のチューブと前記フィーダとの間に設けられ、前記複数のチューブの入口が接続されるとともに前記入口バルブが介装される分岐路と、
    前記複数のチューブと前記受入ユニットとの間に設けられ、前記複数のチューブの出口が接続されるとともに前記出口バルブが介装される合流路と
    を備え、
    前記制御ユニットは、前記入口及び出口バルブの開閉により、前記フィーダから前記複数のチューブ内に一括して前記バイオマスを供給し、前記微粉化バイオマスを生成する、請求項1に記載の蒸煮爆砕装置。
  4. 請求項1から3の何れか一項に記載の蒸煮爆砕装置と、
    前記微粉化バイオマスを燃焼して水蒸気を発生するボイラと、
    前記ボイラで発生する水蒸気により回転される蒸気タービンと
    を備える、ボイラ装置。
  5. 前記ボイラで発生する水蒸気、又は前記蒸気タービンを回転させた後の水蒸気が流れる流路と、
    前記流路から分岐して前記シェルに接続され、前記シェルに前記流路の水蒸気を供給する供給路と、
    前記シェルに接続されて前記流路に合流し、前記シェルを流れた水蒸気を前記流路に戻す返戻路と
    をさらに備える、請求項4に記載のボイラ装置。
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